「 地の文 」一覧

なんでもない私たちの夏

なんでもない私たちの夏

ピンポーン。次、止まります。
機械的な音声がバスの中に響く。
いつものことだけど、遠いと家に行くまでが大変なんだよね。
その分、会えるときのワクワクが大きいのかもしれないけど……隣に住んでる梨子ちゃんが羨ましいや。


「あっつ…」

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偶像に紅を

偶像に紅を

顔の表面をメイクブラシが何度も行き交う
何十、何百もの種類のあるあるパウダー、チーク
その内からこの日、この時に合った最良のものを選び、取り出す
パールベージュのファンデーションを一つ、撫でる様に上瞼に広げる
パッチリとした目に線を引くように、ダークカラーで丁寧に両瞼をなぞりあげる
筆が、ハケが、頬をたどるたび顔が一つ一つ、確かな色を持つ

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鞠莉「私とルビィちゃんだけの秘密」

鞠莉「私とルビィちゃんだけの秘密」

1: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2017/07/24(月) 20:07:13.86 ID:md0RZBmK.net
私の知ってるルビィちゃんは人見知りで内気な女の子

まるで小動物みたいでじーっと見つめているとなんだか軽くつんつん…って突いてみたくなる

「ねぇ、ルビィちゃん」

二人きりの部室、暇になった私は唐突にルビィちゃんに話しける

「は、はい…?」

するとルビィちゃんは少しビクッと肩を揺らして返事をする
 

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千歌「もっともっとー!ほら!勢いよく挿れて!」 曜「……っ!」ヌプッ!ヌプヌプヌプヌプ!

千歌「もっともっとー!ほら!勢いよく挿れて!」 曜「……っ!」ヌプッ!ヌプヌプヌプヌプ!

1: 名無しで叶える物語(pc?)@\(^o^)/ 2017/07/23(日) 22:36:06.47 ID:OAYQZZzH.net
今となっては昔のことですが、海の底には人魚姫の姉妹が暮らしていました。
姉妹たちは退屈をしらず、毎日楽しくあそんでいました。


果南「曜ー! もう終わりなのー?」くすくす

曜「ちょっ、すぐ追いつくからっ!」ばしゃばしゃ

鞠莉「あともう少しよっ、ガンバッテ!」


そこでは、空を飛びかう鳥の代わりに、お魚が自由に泳ぎまわっています。
世にもめずらしい水草や、うつくしいさんごもたくさんありました。
金色の砂がゆらゆらと揺れ、海面からは光がさしこみ、まるで舞踏会のようでした。

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From:園田海未 To:南ことり

From:園田海未 To:南ことり



To:南ことり

近況を連絡しておきますね、といっても変わったことはありませんが。
穂乃果は本格的に実家、穂むらの家業を継ぐ準備をし始め、たまにひぃひぃ言っています。

私は…今大学で国文学を学んでいます。そういえば言ってなかったですよね。
両親の思い描いている最高学府である大学と、今の時代の大学ではかなり現実的な差があり、私も多少苦労はしています。



――ことり、あなたはどうしているのですか?

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にこ「大銀河宇宙No.1アイドルにこにー」

にこ「大銀河宇宙No.1アイドルにこにー」

にこにーは、みんなのアイドル。


笑顔を配って幸せにさせるのが私の仕事よ。


応援してくれるファンの人たちのためにも、今日も頑張るわ。



「にっこにっこにー!」

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SS 矢澤にこの誕生日

SS 矢澤にこの誕生日

1: 名無しで叶える物語(しか)@\(^o^)/ 2017/07/22(土) 21:57:54.41 ID:pM6yREB4.net
今日は7月22日

世間一般では特になんてことのない普通の日
毎日なにかしらの意味を無理やり作りたがるこの国の風習にあててみても、意識するような日ではない
一部この日に騒ぐ人達がいるが、世界規模でみるとやっぱり普通の日なのである

しかしその一部騒ぐ人達と同じように、私にとっても普通の日ではなくなった特別な日だったりする
 

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ことり「前略 木漏れ日の貴女へ」

ことり「前略 木漏れ日の貴女へ」

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/21(金) 18:45:20.12 ID:+NyjqKO10


『東京のスクールアイドル、山で事故?』

4年前のその記事は、当時ちょっとした騒ぎになった。

彼女たちはまだ無名だったが、美しい少女たちを襲った悲劇に、世間は同情し興奮した。

怪我をしたのは9人のうち1人だけだった。

事故の際ずっと近くにいたという少女は、引きこもったままついぞ出てこなかった。

本当に事故だったのかと訝る声も少なくなかった。

怪我をした少女は、立ち入り禁止の場所に入り、足を滑らせただけだったと発表された。


少女は意識不明の重体のまま、病院で眠っていた。

記事が騒がれたのはここまでだった。


少女の意識は戻らなかった。

世間は真相がただの事故だったことに落胆していた。


彼女はまだ眠っている。

もはや彼女が世間話の種になることはない。


彼女はまだ眠っている。

数人の影がやせ細った腕にゆらゆら落ちた。



「私ね、一年前に、日本に帰ってきたの」

「もうすぐ戻らないといけないんだけどね。今は夏の終わりだけれど、ロシアって涼しいのよ。……って、こんな当たり前のこと言ってたら、私がポンコツみたいね」

「今日はね、話があってきたの。信じられる? あの娘がお見舞いに来たのよ」

「ね、海未?」

「もう、絵里ったら、人が悪いですよ……」

「……」

「……」

「「くふっ」」


くつくつと押し殺した笑い声が病室を浸し、煙のように消えた。


「ああ、そう、そうだったわね、話よ。話があるの。どこから話そうかしら……」

彼女の長い髪の一房に、金の髪が触れる。


「そうね、ここから始まったのよ。遅すぎるくらいだけれど」






「夏の終わりにね、海未から手紙が来たの」





      *



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1500630319

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千歌「よ、曜ちゃん…///」ギュッ…

千歌「よ、曜ちゃん…///」ギュッ…

1: 名無しで叶える物語(こんにゃく)@\(^o^)/ 2017/07/21(金) 01:49:28.12.net
好きな子に袖を掴まれた

曜「ん?どしたの?千歌ちゃん」

千歌「えっと……///」

曜(可愛いなー)

千歌「き、キスしてよ///」

曜「へぇ?」

情けない声が出たよ?

自分の声だった。

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ワンピースを着た凛ちゃんが皆から逃げる話

ワンピースを着た凛ちゃんが皆から逃げる話

ワンピースを着た凛ちゃんが皆から逃げる話

 もっと可愛くなりたい。

 女の子だったら誰もが一度は悩むこの難問に、μ'sでもわりと元気で女の子らしくない凛でも週一くらいでは考える。他の子に比べるとちょっと少ないかもしれないけど。

 痩せればいいのかな? 

 おっぱいをもっともっと大きくしたらいいのかな? 

 背を伸ばせばいいのかな? 

 考えても答えの出ない凛の苦手な数学の問題に似たこの難問に、最近ようやく一つ答えを見出した気がするんだ。今日はその事をお話しようと思っているの。あれは先週の土曜日……いや、金曜日から話してあげるね。

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