穂乃果「何秒息を止められるかな」

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穂乃果-アイキャッチ11
1: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/07/11(土) 15:03:18.42 ID:P0XObaNa.net
穂乃果「やってみよう」


穂乃果「せーの」


穂乃果「いーち、にーい、さーん、しーい…」



5分後


穂乃果「304、305、306…」




穂乃果「穂乃果すごい」


彼女はこの特技を
みんなに自慢しに行こうと思い立った

元スレ: 穂乃果「何秒息を止められるかな」

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7: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/07/11(土) 15:08:20.84 ID:P0XObaNa.net
穂乃果「海未ちゃーん」


海未「ん?どうしたのですか」


穂乃果「穂乃果は永遠だよ」


海未「意味がわかりませんね」


穂乃果「見てて」

海未「はい」



10分後


穂乃果「601、602…」


海未「すごい」パチパチ

海未「弟子にしてください」




穂乃果は園田を弟子にした
そして新たな弟子を作るため
また自慢へと向かう
9: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/07/11(土) 15:12:48.29 ID:P0XObaNa.net
ピンポーン

真姫「何の用かしら」


ガチャ


彼女がドアを開けると
数を数えている穂乃果と
青白い顔でプルプルしている海未がいた


海未「…う、ぶへぁ…!!」ハァハァ


穂乃果「1268、1269…」


海未「穂乃果は本当にすごいです」

真姫「あんたたちなにしてんのよ」


穂乃果「穂乃果はすごいんだよ」


真姫「?」


穂乃果「まあ見ててよ」
11: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/07/11(土) 15:16:39.92 ID:P0XObaNa.net
20分後



穂乃果「1200、1201…」


真姫「はんぱないわね」


穂乃果「でしょう?」


海未「今なら入会金安めですよ」


真姫「入るわ」


真姫は
穂乃果道場へ入会することになった
-道場への入会の条件は園田の機嫌による-
彼女達は道場の人数を増やすべく
新たな場へと向かう
16: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/07/11(土) 15:25:41.58 ID:P0XObaNa.net
ことり「おかえりなさいませ~」

ことり「あ、穂乃果ちゃん達だ」


穂乃果「オムライス3つ」

海未「私もです」

真姫「私も」


ことり(9個になっちゃう)


ことり「かしこまりました、少し時間がかかりますがよろしいでしょうか」

真姫「ことり、大まかでいいから、どのくらいかかるのかしら?」

ことり「50分くらいかなあ」


海未「…師匠」


穂乃果「楽勝だよ」


海未「さすが師匠です!」


ことり(師匠?)


ことり「くつろいでいってね~」

穂乃果「1、2、3…」

ことり「?」


ことりには、この数字がなにを指しているのかがわかっていなかった
その分、わかったときの驚きは凄絶であろう(真姫の心中)
19: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/07/11(土) 15:35:20.19 ID:P0XObaNa.net
いつからか
喫茶店は数を数えるコールであふれていた

「3300!!」「3301!!」

ことりには何が起こっているのか分からなかった
厨房からオムライスを受け取り
穂乃果達へと届けにいった際
はじめてその意味がわかった


穂乃果「3305、3306…」

ことり「もしかしてこれって…」

海未「そう、穂乃果師匠は息を止めているのです」


ことりは涙した
氷河期を乗り越え、様々な種と戦い生き抜いてきた人間の能力は
ここまでに進化していたのかと

穂乃果「ふぅ、1時間も簡単だね」

観衆「うおおおおお!」

ことり「入信させて…」ポロポロ

穂乃果「いいけど、オムライスを食べた後だよ」

穂乃果「9個もいらないけどね」

海未「私が8個食べます」

真姫「…」


ことりは
穂乃果教に入信することになった
22: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/07/11(土) 15:47:25.55 ID:P0XObaNa.net
テクテク

花陽「あきたこまち食べたい~♪」

花陽「あ、穂乃果ちゃん達だ」


穂乃果「花陽ちゃんだ」

花陽「何してるの?」


穂乃果「実は穂乃果には特技があるんだよ」

花陽「特技?」

穂乃果「今、花陽ちゃんが両手で持ってるそのおにぎり」

花陽「うん」

穂乃果「食べるのにどのくらいかかるかな」

花陽「約2時間だよ」


花陽は味わって食べるのだ


ことり「穂乃果様、流石に2時間は…」

穂乃果「1、2、3…」

ことり「!!」


海未「花陽、今穂乃果様は息を止めておられます」

花陽「いひはんほほへるほ!?」モグモグ

>>2時間も止めるの!?
26: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/07/11(土) 15:55:21.64 ID:P0XObaNa.net
-約2時間後-


穂乃果「6058、6059…」


花陽「ごちそうさまでした!」

穂乃果「ふう」

花陽「今まで食べたおにぎりで一番美味しかったよ…」

それもそのはずである
穂乃果の並外れた力に感動した花陽は
知らずの内に涙を流していたのだ
そこに含まれた塩分と水分は、また知らずの内におにぎりをお粥にしていたのだ

花陽「穂乃果ちゃん、本当にすごいよ!」

穂乃果「でしょ」



花陽は、また知らずの内に
穂乃果部へ入部していた
31: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/07/11(土) 16:03:35.28 ID:P0XObaNa.net
絵里「…ハラハラハラハラショー」


絵里「8000回ね」


絵里「もっと増やさないと」


絵里「ハラハラハラハラハラハラハ「絵里ちゃん」


絵里「…ん?穂乃果達じゃない」

穂乃果「穂乃果、自慢しにきたよ」

絵里「自慢?」


真姫「穂乃果キャップ、提案があります」

穂乃果「聞かせて真姫ちゃん」


真姫「はい……………というようなものなんですが」

穂乃果「面白そう!」

穂乃果「絵里ちゃんに伝えてみるよ」
34: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/07/11(土) 16:15:16.76 ID:P0XObaNa.net
穂乃果「絵里ちゃんの特技ってさ、ハラショーのやつだよね」

絵里「ええ、限界までハラショーを貯めるあれよ」

絵里の最高ハラショー貯めは、8300であった

穂乃果「絵里ちゃんのハラショーが放出されるまで、穂乃果は息を止められるよ」


絵里「なっ…」

それは普通に考えて有り得ないことだった
ハラショー貯めはハラを言うのに早すぎると舌を噛み、死んでしまうケースが世界で相次いでいる
なので絵里は遅めにハラを言うので、例えば1000回言うだけでも1000秒は掛かるのである

絵里(有り得ない、できっこないわ)

絵里(やれるもんならやってみなさいよ…!)


絵里の闘志に火が灯される
そして、その目は煌々でメラメラとしていた



花陽「あの目は…やるつもりだね」

花陽「カウントダウン始めます!!」

「3.2.1…」

「GO!!」



絵里「ハラハラハラハラ…」


穂乃果「1、2、3、4…」



……………………………………
37: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/07/11(土) 16:33:33.08 ID:P0XObaNa.net
絵里「ハラハラハラハラハラハラハラ…」


穂乃果「12007、12008…」


ここは、いつもは人気のない筈の寂れた青果店
それが今日はまるで、通勤ラッシュ時の電車のような密度になっていた
みんなが世紀の対決を見に来たのである
-人は熱狂し、野菜が踊る-
しかし勝負にはいつか終わりがくるものだ


絵里(もう我慢できない)


絵里「ハラショーーーーーー‼︎!!!!!!!!」


穂乃果「ふぅ、結構長かったね」



絵里「穂乃果、感謝しているわ」


穂乃果「?」

絵里「あなたのお陰で、自分の最高記録を更新できたもの…」


突然、観衆の中の一人が、叫んだ

「世界記録更新だ!」




絵里「世界記録…!」


絵里は感謝した
どれもこれも穂乃果のお陰である


絵里は、穂乃果支援募金会に入金することを決めた
40: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/07/11(土) 16:44:14.43 ID:P0XObaNa.net
穂乃果「次は希ちゃんに自慢しに行こう」


ヒョコッ


希「ウチから会いに来たよ」


穂乃果「うわぁいきなり希ちゃんだ」


希「今のところ何秒間止められるん?」


穂乃果「12008秒でも全然余裕だったよ」


希「すごいなぁ…フフッ」



希は、何やら含みのある笑いをしていた




希「穂乃果ちゃんは凛ちゃんに会うべきやな」


穂乃果「え?」


希「凛ちゃんのところ行って、その特技を自慢してみるんよ」


希「ウチはもう穂乃果ちゃんがすごいこと分かってるから、凛ちゃんに自慢すれば全員なんよ」


穂乃果「そっか!」

穂乃果「みんな、行こう」


タッタッタ






希「スピリチュアルは終わるんやで…」
43: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/07/11(土) 16:54:04.15 ID:P0XObaNa.net
タッタッタ


にこ(にこが忘れられてるにこが忘れられてる)


にこ(…いた!!)


にこ「あんたたち!!」


穂乃果「…あ」


にこ「私を忘れてるわよ!!!」


穂乃果「1、2、3…」


穂乃果「60」


穂乃果「どうかな」


にこ「60秒でみんなあんなに騒いでたの?馬鹿じゃないの…見てなさい」


にこ「1、2、3…」
44: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/07/11(土) 16:58:37.62 ID:P0XObaNa.net
にこ(あ、自分で数えたら息できちゃうじゃない…)

にこ(…ん?)

一瞬、ほんの一瞬
にこには、なにかが見えた
そのなにかは刹那、蓋を閉ざされ
もう一度見えることはなかった

にこ「誰か、数を数えて頂戴」

海未「しかたないですねぇ…いーち」


30秒後


にこ「…プハァ!ふぅー…」


にこ「穂乃果、あんたすごいわ」


穂乃果「へっへーん」




一行は
凛を探しに向かう
47: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/07/11(土) 17:06:54.59 ID:P0XObaNa.net
凛は公園にいた
砂場で、音の木坂学院を創っていた


穂乃果「おーい、凛ちゃーん」

凛「あ、穂乃果ちゃん達にゃ」

造りかけの学院をあとにして
彼女は穂乃果たちのところへと向かう

穂乃果「凛ちゃん、穂乃果は自慢をしにきたんだよ」

凛「自慢?」

穂乃果「穂乃果はね、ずーっと息を止められるんだよ」

凛「え」

海未「そう、穂乃果はすごいのです」

ことり「穂乃果ちゃんは本当にすごいよ」

真姫「わたしも習得したいけど、きっと難しいわね」

花陽「凛ちゃんもびっくりしちゃうと思うなぁ」

絵里「ハラショーなのよ」

希「そうやねぇ…」

にこ「さっきこの目で見たわ、60秒も止めてたわよ」

凛「え、60秒?」

海未「ああ、それはにこ用です、本来なら12000秒は軽いです」

にこ「にこ用ってどういうことよ!?」


凛(12000…)


希「…」
52: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/07/11(土) 17:22:43.11 ID:P0XObaNa.net
凛「…じゃあ見せてもらっていいかにゃ」


穂乃果「いいよ」


穂乃果「いーち、にーぃ、さーん、「ちょっと待つにゃ」


海未「止めるなんて失礼ですよ凛!!」


凛(…)


凛「えっと、凛が数えてあげるにゃ」


凛「穂乃果ちゃんは口を閉じて、息を止めるんだにゃ」


希(…)


穂乃果「わかった」


凛「いーち、にーぃ、さーん…」


穂乃果(簡単簡単…)


凛「19、20…」


穂乃果(…!?)



穂乃果は驚いていた
一体自分の身になにが起こったのか
20秒時点で、既に見える
見えてしまう
おそらくは残り数十秒で、息を吸ってしまうであろう自分が
57: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/07/11(土) 17:31:18.31 ID:P0XObaNa.net
凛「39、40…」

穂乃果(な、なんで…苦しい…)


凛「52、5「プハッ…」


穂乃果「…はぁ、はぁ」

真姫「…え?」

絵里「ま、まってよ、なによ今の」

花陽「あはは…穂乃果ちゃん、本気だしていいんだよ?」


穂乃果「も、もう一回…」


にこ(あっ…)


この時、にこの中で蓋が開けられた
そして思う


にこ(ここからは見るのきついわね…)



「いーち!!にーぃ!!…」

穂乃果を信じる海未たちは、必死にコールを始めた


しかし


「50!51!5「…ン、ハァッ」


穂乃果「はぁ…はぁ…」



「…」



海未「…穂乃果?」
61: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/07/11(土) 17:37:38.77 ID:P0XObaNa.net
穂乃果「お、おかしいよ…なんで…!」

絵里「私との勝負はなんだったの…?」

穂乃果「ち、ちがうよ!これは…ちがうから!ちゃんとできるから!も、もういっ「凛は」


凛「…凛は、12000秒以上…それどころか、もっと止められるよ」



凛「1、2、3…


凛は唐突に数を数えだした

その間、一同は身動きも取らず、ただ静かに終わりを待っていた

そして

…13000」



穂乃果「な、なんで凛ちゃん…」

ことり「あ…わかった!!」

ことり「凛ちゃん、穂乃果ちゃんの能力を奪ったんでしょ!!!」

ことり「ねえ!!そう「凛はそんなことできないよ」


凛「…凛は数を数えてただけだよ」


真姫「…え?」


凛「それから、それは…」


彼女は、残酷な真実を告げてしまう


凛「穂乃果ちゃんも同じことだよ」
64: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/07/11(土) 17:46:47.74 ID:P0XObaNa.net
凛「数を数えることが、なんで息を止めていることになったのか、凛はわからないけど…」

凛「みんなもやってみればわかるでしょ…いや、やらなくても」

凛「口を開けて、数を数えていたら」

凛「それは呼吸をしているんだよ」




海未「…1、2、3」

ことり「4、5、6」


「130、131…」


一同の声には
数が大きくなるにつれ
涙をすする音が混ざっていった

「568、569…」


神を崇めるもの、信者が
神に等しい力を持ってしまうことは


「6095…」


それは


「9754…」


この世の、禁忌なのである


「12008」
66: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/07/11(土) 17:54:18.34 ID:P0XObaNa.net
………………


穂乃果「みんなー!!今日はライブに来てくれてありがとう!!」


穂乃果「突然ですが、私には特技があります!!それを今からやりたいと思います!」

穂乃果「私は何秒でも息を止められます!!いきますよー?」

穂乃果「いーち、にーい、さーん…」


海未「ちょっと!!自分で数えたら呼吸ができちゃうじゃないですか!!」


観客「あはははははははははははは」


穂乃果「あちゃー、そうだったね」

穂乃果「…うぅ」ポロポロ


海未「ちょっ、」

穂乃果「あ、あ!ごめ、んなさい!ちょっと、色々思い出しちゃって!」

凛(…)

凛「穂乃果ちゃんは情緒不安定だにゃ~」


穂乃果「まだおばさんじゃないもん!」


観客「あはははははははははははは」


穂乃果「…」







おわり
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