花陽「九月二日は靴の日」

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花陽-アイキャッチ6
1: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/02(金) 01:48:44.73 ID:wS50hpRE.net
【六年前】

花陽「うぅ…いたいよぉ」グスッ

凛「かよちん。ちょっと、足見せて」

花陽「うん…」

凛「あー。やっぱり、くつずれができちゃってるにゃ。新しい靴が合わなかったんだねー」

花陽「でも…お母さんが買ってくれたのに」シクシク

凛「あのね、くつずれの原因は靴だけじゃないんだって。歩き方が悪くてもなったりするみたいだよー?」

花陽「歩き方…?」

凛「そう。かよちんはもっと運動して、外で遊んだりして、たくさん歩いたほうがいいと思うよ」

花陽「でも…痛くて歩けないよぉ…」グス

凛「しょうがないにゃ…凛がかよちんをおんぶしてあげるから、靴はしまっておいて」

花陽「えっ…で、でも…花陽、重いよ…?」

凛「そんなことないにゃ。凛は鍛えてるから、へーきへーき♪…ほら、つかまって」

花陽「凛ちゃん…うん。ありがと…」ギュ

花陽(ちょっと恥ずかしかったけど…大好きだった靴が苦い思い出にならなかったのは、凛ちゃんがいてくれたから…)

【三年前・中学校廊下】

ガシャ

花陽(中1)「ピャァ!?」

中3女子「あっ、動かないで!危ないから…」

花陽「は、はい…ごめんなさい…」

中3女子「通り道だから仕方ないわよ。すぐ拾っちゃうから、ちょっとだけ待って」

花陽「あ、あの…私も…」

中3女子「ん、ありがと。そこに入れといてくれる?」

花陽「は、はい」

※ 前作記事へのリンクです(管理人)

穂乃果「8月31日は野菜の日」

元スレ: 花陽「九月二日は靴の日」

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2: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/02(金) 01:52:53.52 ID:wS50hpRE.net
カツン カツン

りんぱな「…ん?」

凛(中1)「なんか変な音がするにゃ…」

花陽(何か踏んでる…?)

凛「かよちん…ちょっと上履き見せて」

花陽「え?」

凛「靴底だよ。裏側!」

花陽「う、うん…」

凛「画ビョウが刺さってる…」

花陽「それで歩くと音がしたんだ…」

凛「中学生にもなって、こんなことする人がいるなんて…誰の仕業!?」

花陽「ちょ、ちょっと待って凛ちゃん。…たぶん、私がやったの…」

凛「え!?」

花陽「あのね、さっき廊下で先輩が使ってた画ビョウを、私がぶつかってひっくり返しちゃって…そのときうっかり踏んだんだと思う」

凛「ってことは…なーんだ、いじめとかじゃなかったんだ…」

花陽「そ、そんなのないよぉ…」

凛「でも、もし何かあったら言ってね?…かよちんをいじめる人がいたら、凛がお仕置きしちゃうから!」

花陽「いないと思うけど…ふふふ。ありがと、凛ちゃん♪」

【今年・四月】

凛「この靴って走りにくいよねー」

花陽「そうだね…走るつもりだったら、他のに履き替えたほうがいいかも…」

凛「凛は持ってるけど、かよちんも用意したほうがいいにゃ」

花陽「体育で使う靴でもいいかなぁ…私は今日は持って来てないけど…」

凛「体育の靴ってグラウンド用でしょ?…かよちんも新しい靴、買ったら?」

花陽「でも靴って安くないし、履き慣れるのに時間かかるし…」

凛「もう。そんなこと言ってるから運動不足になるんだよー?」

花陽「そ、そうかなぁ…?」

凛「そうだよ。凛はいっぱい走るから、靴なんて消耗品だよ」

花陽「凛ちゃん、走るの好きだもんね…陸上部に入るの?」

凛「サッカー部が廃部になっちゃったみたいだから、まだ決めてないけど…陸上か水泳部かなー?」
3: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/02(金) 01:55:31.20 ID:wS50hpRE.net
花陽「水泳…それなら靴いらないね」

凛「かよちんも水泳部に入る?」

花陽「えっ。…わ、私は…」

凛「あのね、凛みたいにたくさん走ってるより、あまり走らないほうが水泳には有利なんだって」

花陽「そ、そうなの…?」

凛「うん。走ると余計なところに筋肉がついて水泳には邪魔になるらしいよ。…だから水泳始めたら、かよちんのほうが速くなっちゃうかもねー♪」

花陽(私が凛ちゃんに勝てる?…それってすごいかも…)

花陽(…でも、私のやりたいことは…)

【昼】

花陽「嗚呼…うなぎのタレと、ごはん…全く違う環境で生まれたのに、こんなにも強くひかれ合って…」ウットリ

凛「なんでうなぎなのー?><」

花陽ママ「二人の高校入学のお祝いだから、滅多に食べられない物を食べようと思って♪」

凛ママ「凛も今日くらい、ラーメン以外の物を食べてもいいのよ?」

凛「うなぎはいらないよー。凛、お魚は苦手だし…やっぱりラーメンがいいにゃ♪」

花陽「おいしいのに…」

花陽ママ「じゃあ、凛ちゃんおすすめのラーメン屋さんを検索しておいてくれるー?」

凛「わかったにゃ!」

凛ママ「うな重には、やっぱりうなぎの肝のお吸い物よね♪」

花陽ママ「肝だけの串焼きもいいわよー♪」

凛ママ「それって、お酒の肴でしょ?…昼間から飲むつもり?」

花陽ママ「お酒の後のラーメンもいいわねー♪」

凛ママ「これで太らないのが不思議ね…」

花陽(うらやましい…)モグモグ

花陽(うなぎは足がないから、靴の悩みもなくていいね…でも可愛い靴が履けなくて、ちょっと残念かな?)

【翌朝】

凛「かよちん!…あんまり無茶すると、また足が痛くなっちゃうよー?」

花陽「あ、そうだ…靴持ってきたんだ。履き替えようかな…」

凛「どこまで行くのー?><」

花陽「秋葉原!」
5: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/02(金) 01:57:38.42 ID:wS50hpRE.net
『UTX高校へようこそ!』

花陽「A-RISE…」キラキラ

\♪キャナイドゥーアイテーキベービ/

凛「かよちんは相変わらずだよねー。…あの三人の中で誰が好きなのー?」

花陽「えっ。…そうだなぁ…誰か一人って言われると、迷うけど…やっぱり、あんじゅ…かな?」

『そう行っちゃうのー?』

花陽「…ほら、今歌ってる子」

凛「ふーん…(凛とは全然違うタイプだよね。…当たり前だけど)」

花陽(やっぱりA-RISEのダンスはすごいな…そういえば、靴も…今まであまり気にしてなかったけど)

花陽(そうだよね…裸足でステージに立つわけないんだから。衣装には靴も欠かせないんだよね)

キーンコーンカーン…

花陽(統堂英玲奈…へえ。背は高いけど、意外と足は小さいんだ…)

凛「かよちん?…何してるのー?」

花陽「凛ちゃん。…ちょっとA-RISEのプロフィールを見てたの…」

凛「もー。学校でもアイドルばっかり?…それより部活どうするのー?」

花陽「どうしようかな…(音ノ木坂にはいないのかな。スクールアイドル…)」

凛「ねえねえ、弓道場に行ってみない?」

花陽「弓道?…凛ちゃん、弓道部に入りたいの?」

凛「たぶん入らないと思うけど、ちょっと見てみたいなーって。なんかカッコイイ先輩がいるって、みんなが噂してたんだー」

花陽「へー(凛ちゃんも、そういうの興味あるのかな…女の子だもんね)」

【弓道場】

花陽(これって…下駄?草履?…みたいな履き物がたくさんある…)

凛「かよちーん!…何してるの?」

花陽「…弓道部の人って、みんなこういうの履いてるのかな?」

海未「雪駄ですね。もちろん絶対に雪駄でなければいけないというわけではないのですが…」

花陽「そうなんですか?」

海未「ええ。足袋か裸足でなければ雪駄は使えませんし…雨の日などは、雪駄で出歩くと足袋が濡れてしまいますから。弓道場に色とりどりのレインブーツが並んだりするんですよ」

りんぱな「へー」

海未「道着に雪駄は作法といいますか、一種のファッションですね。たとえば学校指定のローファーも、運動靴に履き替えてしまったほうが動きやすく脱げにくく、安全でしょう?」

花陽「そ、そうですね…」
7: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/02(金) 02:05:29.08 ID:wS50hpRE.net
海未「ですから必ずそれを履かなければいけないのではなく、制服ならローファー、道着なら雪駄というように、その衣装ならではの履き物も楽しみたいと思う人が多いからこそ、こうして雪駄が並んでいるんだと思います」

凛「なるほどにゃ…うな重と一緒に出てくる、うなぎの肝のお吸い物みたいな感じですか?」

海未「そうそう。きっとそんな感じです」クス

花陽(走りにくくて、歩いても疲れるローファーだけど…今しか履けないって思うと、貴重な物なのかな?)

【後日】

絵里「希?…何してるの?」

希「んー。ちょっと占ってみようかなって」

絵里「何を?」

花陽(アルパカさん見に行こうかな…)

花陽(…あれ、三年生は体育だったのかな?)

希「ほら、ウチの靴の紐が解けてるやろ?…これ、何かの予兆かもしれないやん?」

絵里「いや、ただの偶然でしょう?…変なこと言ってないで…いいわ。私が結んであげる」

希「別に、自分でできるけど…」

絵里「いつも希ばっかり私にお節介してるんだから、たまには私にもさせてよ」

希「お節介て…まあいいけどね」

花陽(あっ…あの人、もしかして…)

『あっ、動かないで!危ないから…』

花陽(金髪の人なんてそうそういないし…生徒会長さんが、あのときの先輩…?)

絵里「…はい、できたわよ」

希「ありがと」

花陽(あのときも素敵だなって思ったけど…ますますキレイになったっていうか…)

絵里「ふふ…どういたしまして。じゃあ行きましょ」

花陽(生徒会長さん、可愛いな…声かけてみたいけど…覚えてないよね。私のことなんて…)

花陽「はぁ…」

アルパカ「メ゙ェ?」

花陽「あ…ううん。なんでもないよ…ありがとね」ナデナデ

アルパカ「メ゙ェー♪」

花陽(アルパカさんは靴は履かないけど…野生では天敵から逃げたり、よく走ってるんだよね)
8: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/02(金) 02:07:57.93 ID:wS50hpRE.net
【五月・講堂】

\アイセー♪/

凛「かーよちん!」

花陽「…」

凛(かよちん、凛が来たのも気づかないくらい夢中なんだねー。スクールアイドルかぁ…)

絵里「どうするつもり?」

花陽(凛ちゃんが来たときは全然気づかなかったけど、曲が終わって静かになると…靴音がすごく響くよね)

花陽(生徒会長さん…アイドルが嫌いなのかなぁ?)

【後日】

花陽「…」ゼーハー

凛「二人とも遅いよー?」

真姫「う、うるさいわね…これって速さを競うんじゃなくて、体力をつけるためでしょ?」

花陽(まさか、石段を走ることになるなんて…靴が傷みそうだし、体育の靴じゃ心配だから中学の時の靴を履いてきたけど…)

凛「あーあ。早くダンス練習やりたいにゃ…凛は今更、基礎体力トレーニングなんていらないし」

真姫「そんなに自信があるんだったら、ほかの運動部にでも入れば?」

凛「二食のわらび餅ってやつ?」

花陽「それを言うなら、二足のわらじ…じゃないかなぁ」

真姫「草鞋なんて履いてる人、神田でも今時見かけないわよ」

凛「わらじと草履って、どう違うのー?」

花陽「草履は、海未先輩が履いてた雪駄みたいに、足に固定しないサンダルのような履き物。草鞋は紐の部分を結んで脱げないように固定するから、草履よりも長時間歩いたり走ったりするのに向いてるの」

凛「へー」

真姫「そういえば、海未先輩は弓道部と掛け持ちなのよね。スクールアイドル…」

凛「二足の雪駄だねー♪」

花陽(草鞋なんて私も履いたことないなぁ…確かに草履や雪駄のほうが、まだイメージしやすいかも)

【六月】

凛「うぅーっ、テンション上がるにゃー!>ω<」ズシャァ

花陽「り、凛ちゃん…危ないよぉ…」

ことり「でも、これから雨も多くなるし…降ってないときに練習しておかないと、全然できなくなっちゃうよね」

海未「そうですね…でも濡れた床を毎回拭いてというのも、きりがないですし…」
9: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/02(金) 02:12:03.62 ID:wS50hpRE.net
穂乃果「いっそ裸足で練習すれば、濡れてても滑りにくいんじゃない?」

真姫「それって余計危険じゃない?…転ばなくてもケガしそうなんだけど」

花陽「やっぱり雨の日は練習もお休みにしたほうが…」

花陽(靴は大切だけど、安全と動きやすさ…さらに雨天にも対応となると、難しいよね…)

【後日】

\マーダマダマダマダコレカラ♪/

花陽(ライブじゃないけど、私たちの初めての衣装♪…靴も可愛いし)

凛「この衣装って、もう使わないんですかー?」

ことり「ライブがあれば着る機会もあると思うけど…」

穂乃果「うん…もちろんライブもやりたいし、いつかやるつもりだよ。…もうちょっと人気が出たら」

真姫「ファーストライブに誰も来なかったこと、まだ気にしてるんですか?」

穂乃果「誰もって…花陽ちゃんと凛ちゃんが来てくれたよ!」

凛(…凛は、かよちんを探しに行っただけだけど…)

【また後日】

花陽「た、大変…!」タタタ

ドン

「きゃ」
花陽「ピャァ!?」

バラバラ

花陽「あっ…生徒会長さん。…ご、ごめんなさい…」

絵里「別にいいわ。…そこ、どいてくれる?」

花陽「ああっ!?(何かの資料?踏んじゃった…)す、すみません…」

花陽(私の靴のあとがついちゃった…しかも、生徒会長さんが持ってた何かが床に散らばって…)

絵里「…いつまで見てるの?…もう行っていいわよ」

花陽「で、でも…私も手伝います」

花陽(何かのCD…いや、DVDかな?)

花陽「あ…これ、部活動紹介の」

絵里「そうよ。あなたの靴底の模様がついた紙は、そのリスト」

花陽「ご、ごめんなさい…」

絵里「作業のとき確認するための物で、配布するわけじゃないから読めれば問題ないわ」

花陽(…なんか、これって…あのときと同じ?)
11: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/02(金) 02:19:51.43 ID:wS50hpRE.net
『すぐ拾っちゃうから、ちょっとだけ待って』

絵里「…画鋲」

花陽「えっ」

絵里「あなた、一個持っていっちゃったわよね。…踏んづけたまま」

花陽「!…覚えてたんですか!?」

絵里「去り際に音がするのは気づいたんだけど、廊下で呼び止めて言うのも失礼かと思って…」

花陽「そ、そうじゃなくて…もう三年も経って…わからないと思ってたから」

絵里「…あなた、前はメガネかけてたでしょ。春に見かけたとき、面影があって…もしかしたらって思ってたのよ」

花陽「生徒会長さん…ごめんなさい。私、また迷惑かけちゃって…」

絵里「気にしてないわ。三年前も、今も…それより、あなたも覚えててくれたのよね?」

花陽「は、はい。もちろんです…だって」

絵里「また会えてよかったわ。…もし音ノ木坂が、一年早く…こうなっていたら、会えなかったかもしれないし」

花陽「わ、私も…そう思います…でも、生徒会長さん…私たちのこと…」

絵里「スクールアイドルの活動は理解できないけど、あなたのことは…」

花陽「え?」

絵里「…いえ、何でもないわ。…気にしないで」

スタスタ

花陽「ま、待って…生徒会長さんっ」

絵里「…あなた、急いでいたんじゃないの?」

花陽「あ」

絵里「…じゃあね」クス

花陽(また会えて…覚えててくれて、嬉しい…生徒会長さんも、そう思ってくれてるのかな?)

『あなたも覚えててくれたのよね?』
『また会えてよかったわ』

花陽(…そうだといいな)

【また後日】

花陽「バレエといえば、トウシューズですよね」

絵里「なに?突然…」

花陽「生徒会長さん、バレエやってたって…」

絵里「そうだけど…希ね」

花陽「は、はい」
12: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/02(金) 02:23:08.50 ID:wS50hpRE.net
絵里「まったく…あなたならいいけど、あんまり誰にでも喋らないでほしいわ」

花陽「トウシューズって、つま先で立つ靴なんですよね?…ちょっと履いてみたいかも」

絵里「サイズや足の形に合わない靴だと、足に良くないわ」

花陽「はあ」

絵里「…って、別に私のを借りたいわけじゃないわよね」

花陽「そ、それって…私が生徒会長さんの家にお邪魔するんですか?」

絵里「なんでそんな話になるのよ…靴だけ持って来るんじゃダメなの?」

花陽「そ、それは…どうせなら靴以外も、といいますか…」ゴニョゴニョ

絵里「…今日でもいい?」

花陽「は、はいっ!お邪魔していいんですか!?」

絵里「あんまり人に言わないでよ?」

花陽「内緒ですね。わかりました」ヒソヒソ

絵里「…///」

【絢瀬家】

花陽「こんなにたくさんあるんですね…」

絵里「小さい頃からやってたからね。…足が少しでも大きくなったら、買い換えないと良くないし」

花陽「私が履けるの、あるかなぁ…?」

絵里「大きい方から試してみたら?…でも足の形も違うでしょうし、痛いようなら無理しないでね」

花陽「はわわわ…ピャァ!?」フラッ

絵里「だから言っ…きゃあ!?」ドサ

花陽「いたたた…す、すみません…」

絵里「い、いえ…私こそ、ごめんなさい…」

えりぱな「…」

絵里「ちょ、ちょっと待って。すぐどくから…ケガはない?」

花陽「は、はい。なんとか…ん?」ムギュ

絵里「ちょっ…な、何を…///」
13: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/02(金) 02:27:04.03 ID:wS50hpRE.net
花陽「あわわわ…ご、ごめんなさい!?わざとじゃなくって…」

絵里「わかってるわよ。…もう///」

ガチャ

亜里沙「ただいま。お姉ちゃん、今日ごは…ん」

えりぱな「あ」

亜里沙「…Хорошо」ドキドキ

絵里「あ、亜里沙…これは…違うのよ!」

亜里沙「日本人、ヤマシイのときはチガウって言います♪」

花陽「アハハ…よく知ってるね…」

絵里「本当に何もないってば!小泉さんも何とか言って!」

花陽「トウシューズって面白いですね」

絵里「今そこなの!?」

【さらに後日】

絵里「全然ダメじゃない!」

凛「痛いにゃあー!><」

絵里「これくらい、できて当たり前!」

花陽「…っ」フラフラ

絵里「倒れそうになったら、私が支えてあげるから…怖がらないで、思いきってやってみて」

花陽「は、はい…」

絵里「大丈夫。あなたならできるわ」ニコ

穂乃果「…なんか、花陽ちゃんにだけ妙に優しくない?」

凛「納得いかないにゃ…」
14: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/02(金) 02:29:56.75 ID:wS50hpRE.net
【夏合宿】

凛「今日はみんな、いろいろな靴を履いてるにゃ」

花陽「そうだね。私服で集まることって今までなかったし…」

穂乃果「にこちゃん、意外と普通だね」

にこ「今プライベートなんで。悪い?」

穂乃果「いつかのアレみたいに、すごいかっこうで来ると思ったのに」

『ちょっと派手すぎたかしら…』

にこ「あ、あれは変装のために仕方なく…蒸し返さないでよ!」

ことうみえりまきぱな「ふふふ」
のぞほのりん「あははっ」

凛「そういえば、ビーチサンダルって草履みたいな形だよねー?」

花陽「うん。もともと日本の草履を参考に、濡れても平気な素材で作った物なんだって」

ほのりん「へー」
15: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/02(金) 02:30:59.28 ID:wS50hpRE.net
【九月・中学校】

雪穂「学校の噂って…七不思議みたいなやつ?」

亜里沙「うん。ほら、こういう画鋲がたくさん入ったケースあるでしょ?」

雪穂「あるけど…中身は別に普通の画鋲だよ」

亜里沙「最初は全部同じ数なんだけど、少しずつ移動してるんだって」

雪穂「移動?」

亜里沙「一個足りなかったり、逆に多かったり」

雪穂「ああ…それも別に普通じゃない?」

亜里沙「その“はぐれ画鋲”が誰かの上履きの裏とかに刺さって運ばれて、そのまま元のケースに戻ってこないと…」

雪穂「どうなるの?」

亜里沙「恋が成就するんだって♪」

雪穂「えぇ…誰と?」

亜里沙「さあ…?」

【音ノ木坂】

絵里「花陽。…その、一緒に…」

花陽「絵里ちゃん…うん。帰ろ♪」ギュ

絵里「今日は花陽の家にお邪魔してもいい?」

花陽「え?…うん。いいけど…珍しい靴はないよ?」

絵里「どうして靴なのよ…ふふふ」

花陽「えへへ♪」



おわり
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