ノゾミ「あいどる?」桂「μ'sだよ♪」

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希-アイキャッチ1
1: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/02(金) 19:05:06.93 ID:wS50hpRE.net
※『ラブライブ!』×『アカイイト』

【八月丗一日】

ノゾミ「ガッコウ?」

桂「うん。夏休みも終わりだし、明日からね。だからノゾミちゃん、昼間はおとなしくしててね?」

ノゾミ「躾の悪い犬みたいに言わないで欲しいわ。そもそも私、太陽は嫌いよ」

桂「そうだったね。…でも、前よりは昼間も元気そうだけど…」

ノゾミ「だって、夜しか桂と話せなくてはつまらないもの。折角、桂が私だけのものになったのだから」

桂「いつ私がノゾミちゃんだけのものになったの?」

ノゾミ「出会った時から。そうでしょう?」

桂「…あのときは、同じ顔の誰かさんがいたよね?」

ノゾミ「それで?…どこの薬師寺へ仏像を見に行くのかしら?」

桂(スルーされた…ミカゲちゃんのことは話したくもないみたい)

『姉さまは、もう要りません』
『このっ…ミカゲぇー!!』

桂「いや、月光菩薩じゃなくて学校。私が通ってる高校だよ」

ノゾミ「よくわからないけれど、桂が行く場所なら私も興味はあるわね」

桂「授業中に電話するわけにいかないから、返事しないときは我慢してね?」

ノゾミ「普通に話せばいいのではなくって?」

桂「だめだよ。普通の人にはノゾミちゃんは見えないんだから…私が一人で喋ってても授業中は怒られるし」

ノゾミ「じゃあ、喋りたくない時は文字でも書いて返事なさいな」

桂「ん。そうする」

【九月】

ノゾミ「あいどる?」

桂「うん。私たちの学校にもいるんだ。スクールアイドル…」

\ダイスキ♪/

ノゾミ「何やら奇妙な歌と珍妙な舞ね…こういうのが桂は好みなの?」

桂「私だけが好きってわけじゃ…流行ってるし、人気もあるんだよ。…μ'sは、ラブライブには出られなくて残念だったけど」

ノゾミ「油売り?」

桂「ラブライブ。…説明が難しいから、家に帰ってから教えるよ」

ノゾミ「別に、私はどちらでも構わないけれど…」

元スレ: ノゾミ「あいどる?」桂「μ'sだよ♪」

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4: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/02(金) 19:07:56.84 ID:wS50hpRE.net
「のぞみ!」

「任せといてー♪」

ノゾミ「…?」

「うわぁー!?…のぞみちゃん!」

桂ノゾ「えっ」

希「ぼんやりしてたら、次はアグレッシブなのいくよー?」

穂乃果「い、いえ…結構です…」

ノゾミ「…私のことではなかったようね」

桂「アハハ…当たり前だけど、私も一瞬焦ったよ…東條希先輩だね。μ'sの」

ノゾミ「みうず…さっき見た、あいどる…とかの九人?」

桂「そう。名前呼んでたのが、高坂穂乃果先輩」

ノゾミ「皆、桂より年嵩なの?」

桂「年嵩ってほどじゃ…私より一つか二つ上の人がいるだけだよ。音ノ木坂は一年…私と同い年の人は少ないんだ」

ノゾミ「ふーん…」

希「…?」

絵里「希?…どうかした?」

にこ「あんたまで穂乃果のボケがうつったの?」

希「い、いや…そんなことないけど」

希(なんやろ…ものすごくスピリチュアルな気配を感じた気がする…)

ノゾミ「それで?…桂は、九人の中で誰が好みなの」

桂「えっ。…私は、園田海未先輩かなぁ…あと、同じクラスの西木野さんと星空さんと小泉さんは、やっぱり応援したくなるよね」

ノゾミ「ずいぶん欲張りなのね」

桂「欲張りって…でも、九人みんな好きだよ♪」

ノゾミ「…」

桂「ため息つかないでよ…」

「はとちゃん。おはよ!」バシッ

桂「ひゃあ!?…よ、陽子ちゃん…おはよう…」
5: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/02(金) 19:11:47.63 ID:wS50hpRE.net
陽子「浮気相手と朝から堂々と電話なんて…そんな子に育てた覚えはないわよ?」

桂「浮気じゃないよ」

陽子「なにー?…まさか私のほうが浮気相手だったってオチ!?」

桂「私、陽子ちゃんとは何もないし…」

陽子「あっ、さりげなく電話の相手とは関係があったって認めた!?」

桂「はいはい」

ノゾミ「ふふふ」

【一年教室】

凛「羽藤さん、聞いた!?」

桂「おはよう星空さん。…何を?」

凛「なくなったんだよー♪」

桂「誰が亡くなったの?」

真姫「…いや、そのテンションで訃報はおかしいでしょ…廃校の件よ」

桂「じゃあ、やっぱり廃校になっちゃうんだ…」

花陽「ち、違うよぉ…なくなるのは学校じゃなくて…」

陽子「廃校が撤回されたってことね」

桂「そうなんだ。よかったね♪」

陽子「これもひとえにμ'sの活躍のおかげです。ありがたやー」

真姫「別に私たちだけってわけじゃ…」

花陽「応援してくれたみんなのおかげだよね♪」

ノゾミ「…何か善い事?」

桂「うん」

ノゾミ「そ」

真姫「…?」

花陽「みんなにも教えてあげよう」

凛「いっくにゃー♪」

真姫「…ねえ」

花陽「どうしたの? 真姫ちゃん」

真姫「…あんな子いたっけ?」

りんぱな「えっ」
6: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/02(金) 19:14:16.48 ID:wS50hpRE.net
【屋上】

のぞえりにこ「憑いてる!?」

穂乃果「廃校を回避できてラッキー!っていう…」

真姫「そうじゃなくて、霊みたいなものが憑いてるって意味」

凛「でも、ホントに幽霊!?」

花陽「悪そうな感じはしなかったけど…」

にこ「つーか、そんなのいるわけないじゃない。バカバカしい…」

絵里「で、でも凛たちは三人とも見たのよね?…その、憑いてるっていう人を…」

希「じゃあ…もしかして、さっきのスピリチュアルな気配は…」

穂乃果「希ちゃん、何か感じたの?」

希「うん。明らかに人のものではない気配…でも、ウチは姿までは見えなかったのに、なんで凛ちゃんたちには見えたんやろ?」

にこ「だから、凛たちが見たのは霊とかじゃないってことでしょ。そんなのが本当にいるっていうなら連れて来なさいよ」

穂乃果「海未ちゃんはどう思う?」

海未「…」

のぞほのえりにこまきりんぱな「?」

穂乃果「海未ちゃん?」

海未「え。…あ、はい。何でしょう?」

穂乃果「…あれ、そういえば…ことりちゃんは?」

海未「ことりなら、さっき電話をかけに行くと言って…」

【中庭】

ノゾミ「不思議な樹ね。…柱の樹ほどではないけど、力を感じる…」

桂「そうなんだ?…かなり古い木なのかな?…何かいるの?」

ノゾミ「少なくとも悪いものは居ないわね。鬼とか、そういった類のものは」

ことり「…?」

桂「ノゾミちゃんみたいに、いい子だったらいるかもしれないってこと?」

ことり(…のぞみちゃん?)

ノゾミ「いい子って…つい数日前まで私を見てはあんなに怯えて、泣きわめいていたのは誰だったかしら?」

桂「うぐっ…数日じゃないでしょ。経観塚から帰ってきて、もう二週間くらいだよ」
8: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/02(金) 19:19:49.17 ID:wS50hpRE.net
ノゾミ「そんなに信じきってしまっていいの?…私が桂の血を狙っていることに変わりはないのだけれど?」

ことり(あの女の子…着物?…茶道部かなぁ?)

桂「…いいよ。ノゾミちゃんなら…」

ことり(…これって、もしかして…お取り込み中?///)

【一年教室】

陽子「はとちゃん?」

凛「うん」

花陽「イエニカエッチャッタノ?」

陽子「まだ帰ってないと思うけど…たぶん、外じゃない?」

真姫「外?」

陽子「中庭の大きな木、お気に入りみたいだから」

【アルパカ小屋】

桂「な、なにこれ!?」

ノゾミ「いや、私が訊きたいんだけど。…子馬…にしては奇妙な姿だし…いったい何なの?」

桂「たぶん、アルパカさん…のはずだけど、ものすごく痩せた?」

ノゾミ「ある墓?」

花陽「アルパカさんは毎年一回、毛刈りをしないといけないの。そのままだと夏は暑すぎて体調をくずしちゃうから…」

桂「じゃあ、毛を刈ったからこんなに細くなっちゃったんだ?」

アルパカ「メ゙ェ♪」ドヤァ

花陽「ふふふ。涼しそうでしょ?」

りんまき「…」ジーッ

ノゾミ「…ん?」

凛「透けてるにゃ」ヒソヒソ

真姫「しかも着物って…」ヒソヒソ

ノゾミ「…ねえ、桂」

桂(いまダメ)

ノゾミ「あの子たち…私が見えてるんじゃない?」

桂「え…うそ!?」

まきりんぱな「…」ジーッ

桂「あ、アハハ…毛が短くなったアルパカさんも可愛いね…」
9: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/02(金) 19:26:29.15 ID:wS50hpRE.net
【屋上】

凛「連れて来たよー」

桂「こ、こんにちは…羽藤桂です」

真姫「…で、どうなの?希」

ノゾミ「?」

桂「…」フルフル

希「えーと…」

穂乃果「私、高坂穂乃果。…って、もう知ってるよね…あなたは?」

ノゾミ「…私?」

穂乃果「うん」

希「…えらい普通に話してるね」

絵里「は、ハラショー」

ノゾミ「私はノゾミ」

穂乃果「希ちゃん?…と、同じ名前?」

ノゾミ「ええ。望月の望」

にこ「あ、あれでしょ?…その着物に何か仕掛けがあって、透けてるみたいに見えるっていう…」

ノゾミ「!…桂、下がって」

桂「えっ」

ノゾミ「こんなところまで追ってくるなんて…それとも、この地に隠れ棲む鬼かしら?」

九人「おに?」

桂「ど、どういうこと?」

ノゾミ「私と同じ…赤い瞳」

穂乃果「にこちゃんのこと?」

ノゾミ「私に気取られず、ここまで近付いた…どれほどの手練か知らないけれど、桂には指一本触れさせない」

にこ「は、はぁ?」

桂「ちょ、ちょっと待って。矢澤先輩はμ'sのメンバーだよ?」

ノゾミ「みうず…人にまぎれて暮らしているの? あの観月の出来損ないの娘のように…」

桂「っていうか、普通の人間だと思うよ…矢澤先輩の姿は、誰にでも見えるし」

ノゾミ「…確かに、それらしき力は感じないけれど…」

海未「いったい何の話ですか?」
10: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/02(金) 19:30:18.37 ID:wS50hpRE.net
桂「え、えーと…(どうしよう)」ヒヤアセ

ことり「悪い霊とかじゃないと思うよ」

希「そやね。穂乃果ちゃんと普通に話したりしてるし…羽藤さんを護る守護霊みたいな感じなんかな?」

絵里「でも、どうして希だけじゃなく、私たち全員見えるの…?」

希「んー。ウチと一緒に行動してるせいか…あるいは」

海未「あるいは?」

希「ウチのわしわしでスピリチュアルパワーを注入したから!?」

真姫「バカなこと言ってないで…どうするの?」

ノゾミ「…ほら、みんな私が見えるみたいよ。みうずって鬼切りとかの一族なの?」

桂「う、うーん…?」

海未「混乱を招いてもいけませんし、私たちだけの秘密にしておきましょうか」

桂「あ、はい。できればそうしていただけると…助かります」

にこ「…にしても、いまだに信じられないわね」ジーッ

ノゾミ「別に、信じていただかなくても結構よ。私は桂さえいればいいの」

桂「の、ノゾミちゃん…」

花陽「大好きなんだね。羽藤さんのこと…」クス

凛「二人だけの世界にゃ♪」

桂「…///」

希「カードも、悪いものやないって言ってるみたいや」スッ

海未「ことり。今なら…」

ことり「で、でも…」

海未「皆、もう多少の事には驚かないと思いますよ」

ことり「確かに私のほうが現実的な話ではあるけど…」
11: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/02(金) 19:33:51.30 ID:wS50hpRE.net
【中庭】

桂「留学…ですか?」

ことり「うん…羽藤さん…と、ノゾミさんは、どう思う?」

ノゾミ「私に訊かれても…龍楽ってどんな芸なの?」

桂「何か違う気がする…南先輩、海外…えっと、異国へ渡るんだって」

ノゾミ「遣唐使みたいなもの?」

海未「いつの時代ですか…」

桂「ノゾミちゃん、平安時代くらいの人なんです」

海未「はあ」

桂「みんなで行くわけじゃないから、離ればなれになっちゃうってこと…ですよね?」

ことり「…うん」

ノゾミ「成る程ね。私なら、意地でも桂を一人で異国へやったりしないけれど」

桂「まあ、私が行くとしたらノゾミちゃんもついて来るもんね」

海未「やっぱり、ことりが行きたくないならやめるべきじゃないですか?…少なくとも、穂乃果に黙ったままというのは…」

ことり「うん…でも、どうやって話せばいいか…」

ノゾミ「…混乱を招いてもいけないし」

ことうみ桂「えっ」

ノゾミ「…なら、人数は少ない程いいのではなくて?」

ことり「それって、つまり…」

ノゾミ「一番伝えたい相手と、一対一で話しなさいな」

ことり「穂乃果ちゃんと…」

海未「そうですね。私も賛成です」

桂「うん。私も、それがいいと思います」

【正門】

穂乃果「買い物?」

ことり「うん」

穂乃果「いいよ。一緒に行こっ♪」
13: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/02(金) 19:40:49.62 ID:wS50hpRE.net
【翌日・廊下】

桂「お祝い?」

凛「そう。祝・音ノ木坂存続決定♪」

桂「でも、μ'sの打ち上げに私が行っていいの…?」

真姫「ええ。あなた…たちさえよければ」チラ

ノゾミ「いいじゃない。行きましょうよ」

花陽「うん。是非来てほしいな♪」

桂「じゃあ…お言葉に甘えて」

【アイドル研究部・部室】

\カンパーイ!/

凛「こうだよ。できるー?」

ノゾミ「それくらい簡単よ」

花陽「へみづか?」

桂「うん。すごい田舎で、自然以外は何もないって感じなんだけど…」

希「きっとロマンチックな出会いやったんやね♪」

桂「どうかなぁ…最近まで忘れてたんですよ。小さい頃、お屋敷の蔵で鏡を見つけて…」

真姫「わかるわ。ダメって言われると、余計気になるのよね…」

ノゾミ「何か違って?」

凛「基礎ができてないから動きにムラが出るのよ」ドヤァ

絵里「凛…それ、誰の真似?」プルプル

ノゾミ「…ねえ、桂」

桂「どうしたの?」

ノゾミ「ことりと穂乃果…何かあったわね」

桂「そうなの?」

ノゾミ「仲がいいはずなのに、あんなに離れて座って…目も合わせないし」

希「でも昨日、二人で買い物に行ったみたいやったよ」

絵里「ケンカでもしたのかしら?」

海未「…話したのですね」

ことり「うん…」

海未「行かない、と…言わなかったのですか?」
14: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/02(金) 19:44:03.96 ID:wS50hpRE.net
穂乃果「これ美味しいよー♪ノゾミちゃんも食べる?」

希「どっちの?」

穂乃果「えーと、小さい方のノゾミちゃん」

ノゾミ「…どこを見て言っているのかしら?」

穂乃果「ち、違うよ。誤解だよ!?」

桂「ふふふ」

ことり「…話してみて、それから決めるつもりだったの…でも」

『なんか海未ちゃんとコソコソしてたの、それだったんだね』

海未「私にだけ、ずいぶん前に話していたと…気づいたんですね」

ことり「…うん」

海未「まさか…行くつもりなのですか?」

ことり「やっぱり…ちょっと遅かったみたい。…エヘヘ」

海未「ことり…」

桂「んー。私がノゾミちゃんに内緒で、サクヤさんと一緒に暮らす相談するような感じ?」

ノゾミ「…桂?」

桂「たとえばの話だよ。そんなことないから…」

ノゾミ「紛らわしい事云わないで頂戴。全く…」

桂「でも、あの二人が…もし、ノゾミちゃんと私くらいお互いのことが好きで、それでも離れることになったら…」

ノゾミ「…ただでは済まないわね」

【翌日・屋上】

絵里「ことりはもっと凄いのよ」ペタン

ノゾミ「ふーん…本当かしら?」

希「エリちも怖がらなくなったみたいやね?」

絵里「こ、怖がってないわよ。最初から…」

桂ノゾまきぱな「ふふふ」
のぞにこりん「あははっ」

ほのうみ「…」
15: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/02(金) 19:47:34.19 ID:wS50hpRE.net
絵里「そ、そうだ…九人で最後にライブをやろうと思ってるんだけど」

花陽「よかったら羽藤さんも見に来てくれる…?」

桂「私も…ってことは」

真姫「もれなくノゾミがついて来るわね」

ノゾミ「騒がしくなりそうね…」

希「そういうの嫌い?」

ノゾミ「いいえ。…悪くはないわ」

桂(…でも)

にこ「あんた…それ本気で言ってる?」

穂乃果「辞めます」

ノゾミ(…ひび割れた鏡は、元には戻らない…)

海未「最低です!」

ノゾミ「…脆いものね。人と人の繋がりなんて…」

桂「そんなこと…」

ノゾミ「あんなに仲良く、楽しそうに踊っていた九人が…こんなことになるなんて。桂には想像できて?」

桂「それは…でも、このまま終わりなんてこと…」

ノゾミ「血の繋がりも契りもなく、何ら縛るものはない…ただそこに居合わせただけの他人。だから簡単に別れられる。風に舞う砂粒のように」

桂「…」

【音楽室】

真姫「…穂乃果?」

ノゾミ「はずれ」

真姫「羽藤さん…と、ノゾミ」

桂「小泉さんと星空さん、練習してるよ。矢澤先輩と…神田の明神さまで」

真姫「…そう」

桂「西木野さんは行かないの?」

真姫「私が行っても…」

ノゾミ「穂乃果って言ってたわね。ここで逢い引き?」

真姫「そんなんじゃ…来ないわよ穂乃果は。ここには…いえ、ここにも」

桂「じゃあ、どうして…?」
16: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/02(金) 19:51:08.06 ID:wS50hpRE.net
真姫「ここで初めて会ったの。私と穂乃果は…私がピアノを弾いて歌ってたら、向こうから勝手にやって来て」

『すごいすごいすごい!感動しちゃったよー♪』

真姫「アイドルなんて興味ない。作曲もやりたくない。断っても断っても、しつこく穂乃果が来て…結局、一ヶ月後には私も一緒に神田の石段を走ってた」

桂「穂乃果先輩じゃなきゃダメなの?」

真姫「どうなのかしら…ただ、少なくともμ'sには、穂乃果が必要だった」

ノゾミ「…ややこしい関係だこと」

桂「アハハ…恋愛かどうかはわからないけど、きっと西木野さんも穂乃果先輩が好きなんだと思うよ…」

ノゾミ「そうね…来ないとわかってて、名前を呼ぶくらいには」

桂「なんとかして穂乃果先輩を連れ戻せないかな…」

ノゾミ「もう私たちがどうにかできる問題ではないんじゃなくて?」

桂「そうかもしれないけど…経観塚でも私じゃ太刀打ちできない鬼とかが現れても、何か行動しないと気が済まなかったし…やっぱり今も、じっとしていられないっていうか」

ノゾミ「…ま、鬼に喰われる心配がないだけ、今は幾らか嵩張らないかもね」

桂「嵩張らないって…私、そこまでお荷物扱い!?」

ノゾミ「冗談よ。守るものを傍に置いていたほうが、やる気が出るわ」チュ

桂「ノゾミちゃん…えへへ///」

【正門】

桂「音ノ木坂のため?」

亜里沙「はい。お姉ちゃんもそうだけど…音ノ木坂の廃校を阻止したくて頑張ってきたから…」

ノゾミ「守りたかったものは、守る必要がなくなったと…」

桂「…そっか」

絵里「亜里沙」

亜里沙「お姉ちゃん!」

絵里「あら、羽藤さんにノゾミちゃん…」

桂「こんにちは」

亜里沙「希さん?」

絵里「い、いえ…(亜里沙には見えないのね)」

桂(それから…μ'sのメンバーに会って話したりしたけど、解決には至らないまま…ことり先輩の出発の日が近づいて…)
17: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/02(金) 19:58:20.28 ID:wS50hpRE.net
【後日】

桂「きゃ!?」

穂乃果「わわっ…ごめん羽藤さん!急ぐから!」ダッ

ノゾミ「どこへ行く気?」

穂乃果「空港!」

\ススーメ トゥモーロー♪/

桂「ま、間に合うのかなぁ…」

ノゾミ「昨日のうちに言えば済んだ話なのに…全く」ハァ

キッ

「桂!」

桂「あっ、あの車…サクヤさん!?」

サクヤ「大丈夫かい?…現身をもたないそいつが見える人間が九人もいるって聞いたけど…」

ノゾミ「今、その一人…いや、二人を追っているのよ」

サクヤ「そういうことなら…乗りな。桂」

桂「う、うん」

\ターシーカーメーターイチーカーラー♪/

ノゾミ「穂乃果ー!」
桂「穂乃果せんぱーい!」

穂乃果「!?」

サクヤ「鬼…には見えないねえ」

穂乃果「…お、鬼?」

桂「とにかく乗って!」

穂乃果「う、うん…すみません」

サクヤ「いいよ。…で、もう一人はどこだい?」

【空港】

穂乃果「もう時間が…!」

サクヤ「走るしかないねえ…」

穂乃果「ありがとうございました!」バタン

桂「大丈夫かな…」

ノゾミ「心配ならついて行く?」
18: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/02(金) 20:02:29.58 ID:wS50hpRE.net
サクヤ「しょうがないから、待っててあげるよ…」

桂「ありがとうサクヤさん!帰りもお願い!」バタン

サクヤ「はいはい」

ドタッ

桂「穂乃果先輩!?」

ノゾミ「何やってるのよ…」

穂乃果「いたたた…もう間に合わない…」グス

ノゾミ「まったく…桂。針」

桂「うん…」プス

桂「っ…どうぞ。ノゾミちゃん…」

穂乃果「な、何してるの…!?///」

ノゾミ「…ごちそうさま。行くわよ!」

桂「あっちだよ」

穂乃果「…消えた!?」

桂「ノゾミちゃん、私の血を飲むとパワーアップするんです♪」

穂乃果「パワーアップ?」

ことり「わぁ!?…ノゾミちゃん?」

ノゾミ「穂乃果が怪我して大変なの。すぐ来て」

ことり「えっ…で、でも」

ノゾミ「二度と会えなくなってもいいの?」

【外】

ことり「穂乃果ちゃん!…ケガしたって」

穂乃果「あ、うん。そこで転んじゃって…」

ことり「…」

ノゾミ「嘘は言っていないわよ」

桂「あはは…」

穂乃果「ことりちゃん!」

ことり「ほ、穂乃果ちゃん…」

穂乃果「行かないで!」ギュー

ことり「うん…間に合わないし」
20: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/02(金) 20:03:47.24 ID:wS50hpRE.net
パシャ

ことほの「!」

サクヤ「こっちはまだ間に合うんだろ?」

穂乃果「そうだった…ライブ!」

【車内】

桂「血の繋がりも、何もない…」

ノゾミ「え?」

桂「他人だからこそ…出会って、集まって…一緒に居ることが、奇跡なんじゃないかな?」

『この学校だから、このメンバーと出会い…この九人が揃ったんだと思います!』

ことり「…」ギュ

穂乃果「そうだね♪」

【音ノ木坂】

ことり「ありがとうございました」ペコ

サクヤ「写真は後で送っとくよ」

穂乃果「ことりちゃん、早く!」

桂「客席で待ってます」

ことり「ありがとう。羽藤さん、ノゾミちゃんも」

ノゾミ「ま、精々頑張りなさいな」

【講堂】

\アイセー!/

サクヤ「恩人に特等席くらい用意する気はないのかい?」

桂「遅れて来たから仕方ないよ…遠いけど、ちゃんとわかるよ」

ノゾミ「そうね。…皆、いい笑顔に戻ってる」

陽子「ヘイ!ヘイ!」ブンブン

桂「最前列の席に陽子ちゃんがいる…」

ノゾミ「…納得いかないわ」

\ヘイスターダッ♪/



おわり
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