穂乃果「え?お互いの妹を取り替えっこ!?」絵里「ええ、そうよ」

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ほのえり-アイキャッチ6
15: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/04/30(木) 23:20:07.13 ID:NXgN9IpX.net
絵里「亜里沙も日本に来てまだ短いから色んな経験をさせてあげたいのよね」

穂乃果「なるほどねー。だったら大歓迎だよ!雪穂なんて持ってって持ってって!」

絵里「そんな風に言わないの。じゃあ明日の9:00くらいにお邪魔するわ」

穂乃果「雪穂達とはもう話したの?」

絵里「えぇ。後は穂乃果だけよ」

穂乃果「私の知らない間に……全ての物事が決まってる…」

絵里「しょうがないわ。突然だったもの」

穂乃果「まったく…。可愛げの無い妹なんだから!」

絵里「ふふっ。まったく、穂乃果ったら」

元スレ: 穂乃果「え?お互いの妹を取り替えっこ!?」絵里「ええ、そうよ」

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16: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/04/30(木) 23:26:37.56 ID:NXgN9IpX.net
(・8・)次の日

ピンポーン


穂乃果「んにゃ…。お客さん……?」

穂乃果「ゆきほー!…出てよー…」

シーン

穂乃果「んん…?雪穂ー!いないのー…?」

シーン

穂乃果「うぅ…一体なんなのさ…こんな朝から…」


ガラッ


穂乃果「ふぁ〜い…どちら様ですか〜…?」

亜里沙「あ、おはようございます!穂乃果さん!」

穂乃果「…へ?」
18: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/04/30(木) 23:32:05.49 ID:NXgN9IpX.net
穂乃果「あ、亜里沙ちゃん!?」

亜里沙「はいっ!亜里沙です!今日からよろしくお願いします!」

穂乃果「え!?あ、はい!こちらこそ!」

亜里沙「ところで…随分ハラショーな格好ですが…もしかして来るの早過ぎました?」

穂乃果「え?あ…//」パジャマー

穂乃果「ご、ごめん!!ちょっと待ってて!!!」ピューッ

亜里沙「…?」





穂乃果「いやー…ごめんね?朝からバタバタさせちゃって」

亜里沙「いえいえ!こういうのも新鮮で凄く面白いです!」

穂乃果「あはは…そう言ってもらえると助かるよ…」
19: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/04/30(木) 23:38:02.76 ID:NXgN9IpX.net
穂乃果「あ、お菓子食べる?お店の残りしかないけど…」

亜里沙「食べたいです!!……あっ…」シュン

穂乃果「…?どうしたの?」

亜里沙「お姉ちゃんに教えてもらったんです。日本ではこういう時『お構いなく』ってお断りするんですよね…」

穂乃果「あー…あったなぁ…そんなの」

亜里沙「失礼のないようにって言われてたのに…ごめんなさい、穂乃果さん」

穂乃果「え!?あ、いいんだよ?どうせお店の余りものだし」

亜里沙「でも…」
21: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/04/30(木) 23:42:30.12 ID:NXgN9IpX.net
穂乃果「いいんだよ!穂乃果なんて生まれてこの方そんなこと言ったことないし!」

亜里沙「え!そうなんですか!?」

穂乃果「そうだよ!海未ちゃんの家に行くとねいっつも美味しいお菓子をだしてくれたり」

穂乃果「ことりちゃんの家なんて穂乃果の大好きなショートケーキとかまで…」エヘヘ

穂乃果「そんな素晴らしいものをさ、食べられないなんて勿体無いもん!」

亜里沙「穂乃果さん…」

穂乃果「だからさ、食べよ?亜里沙ちゃん」

亜里沙「…はいっ!」
23: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/04/30(木) 23:48:04.25 ID:NXgN9IpX.net
亜里沙「…」ŧ‹"ŧ‹"

穂乃果「…」ŧ‹"ŧ‹"

亜里沙「…すっごく美味しいです!」

穂乃果「そう?喜んで貰えたなら嬉しいな」

亜里沙「はい!こんな美味しいのなら毎日でも食べられます!」

穂乃果「いやー…。ほんとに毎日食べてると飽きるものだよ…」

亜里沙「そうですか…?こんなに美味しいのに…」ŧ‹"ŧ‹"

穂乃果「亜里沙ちゃんだって、毎日ボルシチだったら飽きるでしょ?」

亜里沙「!確かに飽きますね…」

穂乃果「そんなもんだよ」

亜里沙「そんなもんですか…」
24: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/04/30(木) 23:53:32.57 ID:NXgN9IpX.net
穂乃果「ふー…食べた食べた」ゴローン

亜里沙「ごちそうさまでした!」

穂乃果「わゎ!そうだった…亜里沙ちゃんがいたんだった…」

亜里沙「あ、お構いなく?お姉ちゃんもよくやってますし」

穂乃果「え!?あの絵里ちゃんが!?」

亜里沙「…?はい。お姉ちゃん、おばあ様の作るペリメニが大好きで。よく食べ過ぎちゃうんですが…」

亜里沙「食べた後、『もう食べられないチカァ…』って横になっちゃいますよ」

穂乃果「へー…意外だなぁ。絵里ちゃん、そういうのは厳しいのかと思ってたよ」

穂乃果「ふふっ。でもいいこと聞いちゃった♪絵里ちゃんの意外な一面発見だ〜!」
27: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 00:01:36.01 ID:/sLRRqJq.net
穂乃果「あー…お茶でも飲もっか」

亜里沙「いいんですか?」

穂乃果「雪穂が淹れてくれるよ。おーい!ゆきほー!お茶ーー!!」

シーン

穂乃果「…あら?」

亜里沙「あの…穂乃果さん」

亜里沙「雪穂なら私の家に居ると思うんですけど…」

穂乃果「あぁ!?そうか、忘れてた…。亜里沙ちゃんがここにいるってことは、雪穂は絵里ちゃんの家にいるんだね」

亜里沙「丁度私が家を出るあたりに来てすれて…あ、そうそう」

亜里沙「伝言を頼まれてたんでした。えっと…『お店番よろしく』って」

穂乃果「」

穂乃果「」ヒヤアセ

亜里沙「?穂乃果さん?」
28: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 00:07:09.94 ID:/sLRRqJq.net
穂乃果「……た」

亜里沙「…た?」

穂乃果「た、大変!!お、お店開けなきゃ!!」ダッ

亜里沙「ほ、穂乃果さん!?」ダッ


ガラガラガラ

穂乃果「えーっと、カウンター拭いて、レジチェックして、ボード出して…」

亜里沙「ほ、穂乃果さん…」

穂乃果「あー!今日お届けのやつもあったんだった!急がなきゃ…あーでも…」

亜里沙「穂乃果さん!」

穂乃果「うわぁ!?あ…ご、ごめん。亜里沙ちゃん。急いでてつい…」

亜里沙「私にも何か手伝えることありませんか?」

穂乃果「え?亜里沙ちゃん、手伝ってくれるの?」

亜里沙「元はと言えば私のせいでもありますし…。それに、せっかく穂むらに来たんだから穂乃果さんの役に立ちたいです!」
29: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 00:10:04.09 ID:/sLRRqJq.net
穂乃果「亜里沙ちゃん…」

亜里沙「…ダメ、ですか?」

穂乃果「ううん!むしろ大歓迎!よーしっ!一緒に頑張ろう!!」

亜里沙「はいっ!」



(・8・)一方、その頃



雪穂「…」

絵里「…」

雪穂「…」

絵里(…え?なにこの空気…?)
30: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 00:13:50.03 ID:/sLRRqJq.net
雪穂「…」

絵里(亜里沙と入れ替わりにやってきた雪穂ちゃん…)

絵里(家に招いて私の部屋に入れたのは良かった。ここまでは良かった)

絵里(問題は…そこから会話がまったく始まらないということ…)

絵里(原因はわかる。あまりにも接点がなさすぎて会話の種が見つからないんだわ)

絵里(迂闊だった…。一度家に招いた時は生徒会のスピーチなんて聞かせてしまったし変なイメージを持たれてるのでは…)

絵里(くっ…どうすれば…!どうすればいいの……穂乃果ぁ!)
31: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 00:17:20.44 ID:/sLRRqJq.net
絵里「…」

雪穂(しまった…。この空気どうしよ…)

雪穂(亜里沙と立ち代りで家に招かれたのはいいものの…かれこれ30分もうこの状態)

雪穂(原因はわかる。きっと前のスピーチを寝ちゃったからだよねこれ…)

雪穂(音乃木の生徒会長様の大切なお仕事中に寝てしまったあの罪は…ここまで重かったのか)

雪穂(絵里さんさっきから滅茶苦茶私のこと見てるし…絶対怒ってるよね…)

雪穂(くっ…どうすれば…!どうしたらいいの…亜里沙ぁ!)
34: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 00:33:04.31 ID:/sLRRqJq.net
絵里(しかしこのままというわけにもいかないわ。ここは1つ、大人の余裕ってものを…)

絵里「…ゴホン。あー、雪穂ちゃん?」

雪穂「!は、はいっ!」ビクッ

絵里(あー…緊張してるみたいね。優しく、優しくしてあげないと…)

絵里「その…大丈夫だからね?(歳の差とか)気にしなくていいから」

雪穂「え、えぇ!?(スピーチの件)き、気にしますよ…!」

絵里「でも、今日(のお泊り)も長いし…」

雪穂「えぇ…(長いスピーチは)勘弁して欲しいというか…」

絵里「そう…?まぁ無理に(会話しよう)とは言わないけど」

雪穂「あ、いや!やっぱり(スピーチ)お願いします!頑張りますから!」

絵里「?そう…。じゃあトークを始めましょうか」

雪穂「スピーチはお手柔らかにお願いします…」


「「…え?」」
35: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 00:43:48.64 ID:/sLRRqJq.net


雪穂「はー…そうだったんですか…」

絵里「まさかそんな風に思われたとはね…」

雪穂「すいません…。早とちりしちゃって」

絵里「ううん、いいのよ。私ももっと早く話しかけたら良かったんだし」

雪穂「あ、いや…絵里さんは悪くないですよ…」ショボ-ン

絵里「…ふふっ」

雪穂「な、なんですか…?」

絵里「あぁ、ごめんなさい。なんか落ち込んでる姿が穂乃果にそっくりでね…。つい」

雪穂「お姉ちゃんも…絵里さんに謝まることとかあるんですか…?」

絵里「しょっちゅう、なんて言うと言い方が悪いかもしれないけど、それだけ仲がいいのかもね」

雪穂「姉がいつもすいません…」

絵里「いいのよ…。私も穂乃果に謝らなきゃいけないことばっかりだし」
36: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 00:50:01.23 ID:/sLRRqJq.net
雪穂「絵里さんが?」

絵里「えぇそうよ。何故なら私は元々…廃校を阻止しようなんて考えてなかったもの」

絵里「いえ…逆に廃校を阻止しようとする穂乃果達の邪魔をしてた…。あの事は謝っても謝りきれないと思うわ」

雪穂「でもそれは絵里さんが生徒会長だからで…!」

絵里「…形はどうであれ、私は一人の夢を貶し、捨てさせようとしたの。あそこで穂乃果が辞めてしまう可能性も…充分にあった」

絵里「そしたら今のμ'sは無かったし、雪穂ちゃん達が音乃木坂学院に入ることも…無かったでしょうね」

絵里「だから…本当は私なんて穂乃果に謝られる権利すら無いのかもしれないわね」

雪穂「絵里さん…」
40: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 01:02:16.55 ID:/sLRRqJq.net
絵里「…ごめんなさい。いきなりこんな話して」

スクッ

絵里「今紅茶でも淹れてくるわね?少し楽にしてて────」

雪穂「……ですよ」

絵里「…え?」

雪穂「そんなの、おかしいですよ!」

雪穂「どうして…!どうして一生懸命やってた絵里さんが謝らなきゃいけないんですか!」

雪穂「色んな中学校を回ったり、入学説明会とか必死に仕事してるの、私知ってます!」

雪穂「あのスピーチだって…凄く音乃木が好きなんだって…伝わってきたのに……」

絵里「雪穂ちゃん…」

雪穂「…お姉ちゃんも言ってました。絵里さんは凄い人だって…」


穂乃果『生徒会の仕事もあるのに、音乃木復興のために活動できるなんて…そんなの、音乃木が大好きじゃなきゃできないもんね!』

穂乃果『だから…尊敬してるんだ。生徒会長のこと。』


絵里「…穂乃果が……そんなこと…」

雪穂「だから…もっと自信を持ってください」

雪穂「謝られる権利が無いなんて…悲しいこと言わないでください…」グスッ
43: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 01:18:28.48 ID:/sLRRqJq.net
絵里「…雪穂ちゃん……」

ギュ

絵里「…ごめんなさい。泣かせるつもりはなかったのだけど…」

雪穂「ううぅ…え、絵里さぁん…」グスッ

絵里「そうね…。どうやら私の考え過ぎだったみたい。音乃木のことを考え過ぎて、それが勝手に重みになってたのね」

絵里「それが…雪穂ちゃんのお陰で軽くなったわ…。ありがとう、雪穂ちゃん」

雪穂「絵里さん……約束、してください…」

絵里「ん?何を?」

雪穂「絶対私…いえ、亜里沙と二人で…絶対に音乃木坂学院を守ってみせます…」

雪穂「だから絵里さんは…もう、一人で抱え込まないでください…!お姉ちゃん達だけじゃなくて、私達ももっと頼ってください…!」

雪穂「頑張りますから…!絵里さんが安心出来るように…本気で…!!」

雪穂「だから…一緒に頑張ってほしいです!スクールアイドルとして…!」


『一緒に歌ってほしいです。スクールアイドルとして────』


絵里「…やっぱり、貴女達はよく似てるわね…」

絵里「約束、ね。」
54: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 23:29:51.20 ID:/sLRRqJq.net
……

穂乃果「よしっ!それじゃあお店開店だー!」

亜里沙「頑張りますっ!」

穂乃果「それにしても…」ジーッ

穂乃果「亜里沙ちゃん割烹着似合うね!」

亜里沙「ほんとですか!?この服装、とっても動きやすくてハラショーです!」

穂乃果「うんうん!なかなか様になってるよ〜!」

穂乃果「もううちに就職しちゃえば?お給料は…穂むらのおまんじゅうで!」ナンチャッテ

亜里沙「え!?いいんですか!亜里沙おまんじゅう好きだから嬉しいです!」ピョンピョン

穂乃果(冗談のつもりだったんだけどなぁ…)
55: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 23:30:46.35 ID:/sLRRqJq.net
穂乃果「じゃあまずは穂乃果と一緒に売り子からやろう!」

亜里沙「売り子ってどんな感じなんですか?」

穂乃果「んー…。どうっていうものでもないけど、注文を取って、それを箱に詰めて…って感じかな?」

亜里沙「亜里沙に出来ますかね…?」

穂乃果「大丈夫大丈夫!間違えても穂乃果が着いてるから!」

穂乃果「楽しく笑顔で、ファイトだよ!」

亜里沙「穂乃果さん…!はいっ!」
56: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 23:31:36.15 ID:/sLRRqJq.net
ガラガラ

穂乃果「あ、言ってるそばから…いらっしゃいませー!!」

亜里沙「いらっしゃいませー!」

希「おや?可愛い店員さんやね。亜里沙ちゃん」

穂乃果「あ!希ちゃん!いらっしゃい!」

亜里沙「希さん!お久しぶりです」ペコッ

希「今日はどうして亜里沙ちゃんがおるん?」

穂乃果「実はねー…」


希「…な〜るほどなぁ。それは随分スピリチュアルやね」

穂乃果「でしょー!?もう、すっごいスピリチュアルなんだからー!」

亜里沙(…スピリチュアルってなんだろ?)
57: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 23:35:53.96 ID:/sLRRqJq.net
希「うふふ。じゃあ今は亜里沙ちゃんが穂乃果ちゃんの妹なんやね」

穂乃果「あ!そっか。亜里沙ちゃんが妹かぁ」

亜里沙「そ、そんな…。私が穂乃果さんの妹なんて失礼です…」

希「えー?そんなことないやん?ねぇ、穂乃果ちゃん」

穂乃果「そうだよ!亜里沙ちゃんは穂乃果のこと嫌い?」

亜里沙「そ、そんなことないです!むしろ大好きです!!」

亜里沙「…ぁ//」

穂乃果「そ、そっかぁー//それは嬉しいなぁ!」アハハ
58: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 23:40:46.77 ID:/sLRRqJq.net
希「あははっ。ええもん見せて貰ったわ!」

亜里沙「うぅ…//」

穂乃果「の、希ちゃん…からかわないでよぉ…」

希「いやーごめんごめん。つい、なぁ?」

希「でもこういうのも新鮮でええなぁ。うちも妹が欲しくなってきたやん」

穂乃果「…!だ、ダメだよ!?亜里沙ちゃんはもう穂乃果のものなんだからね!?」ギュ

亜里沙「ほ、穂乃果さん…っ//」

希「えー…穂乃果ちゃんのいけずぅ」

穂乃果「ふーんだ!さっきのお返しだよーっと!」
59: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 23:45:28.39 ID:/sLRRqJq.net
希「おっと。そろそろバイトの時間や」

希「穂乃果ちゃん、いつもの包んでくれる?」

穂乃果「うん!ほむまん3つでいいんだよね?」

希「せやね。あそこの神主さんはここのほむまんが大好きなんよ」

穂乃果「そうなんだ!嬉しいなぁ…」ツメツメ

穂乃果「あ、亜里沙ちゃんレジお願いできる?」

亜里沙「は、はい!えーと…300円になりますっ」

希「はい300円」

亜里沙「ありがとうございます!」

穂乃果「希ちゃんお待たせ〜」

希「ありがと。穂乃果ちゃん、亜里沙ちゃん。お店のお仕事頑張ってな〜」

ほのあり「「ありがとうございました〜!」」
60: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 23:51:20.30 ID:/sLRRqJq.net
ガラガラ…ピシャ


穂乃果「ふぅ。希ちゃん、嬉しそうだったね」

亜里沙「あんな感じで大丈夫でしたか?」

穂乃果「うん!ばっちし!」b

亜里沙「良かったぁ…。初めてだったから緊張しちゃいました…」

穂乃果「えー初めてであれだけ出来れば大したもんだよー。穂乃果なんて未だに値段間違えちゃうしね」アハハ

亜里沙「…クスッ」

穂乃果「あー!今笑ったなぁ!?」

亜里沙「あぁ…ごめんなさい。なんか穂乃果さんのイメージが全然違くて…つい」

穂乃果「穂乃果のイメージ?」
61: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 23:59:58.02 ID:/sLRRqJq.net
亜里沙「穂乃果さんって…音乃木を廃校にしないように常に全力で…。すっごくキラキラしてて…」

亜里沙「μ'sを引っ張るリーダーとして…ずっと憧れだったんです」

亜里沙「なんだか雲の上の存在見たいに思ってたから…すっごく意外だなぁって」

穂乃果「…幻滅させちゃった?」

亜里沙「いえ!むしろもっと好きになれました!」

亜里沙「だから亜里沙…ほんとに穂乃果さんの所に来れて良かったって思うんです!」

穂乃果「亜里沙ちゃん…」

亜里沙「でもまだ始まったばっかりですもんね!もっと色々教えてください、穂乃果さん!」

穂乃果「…うんっ!頑張ろ、亜里沙ちゃん!」
62: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 00:03:51.49 ID:64FlCSiN.net
穂乃果「あ、そうだ」

亜里沙「?」

穂乃果「良かったらさ、お姉ちゃんって呼んでみない?」

亜里沙「…えぇ!?そ、そんな…//」

穂乃果「なんか穂乃果さんって呼ばれるの慣れなくって…。堅苦しいというか、ひっかかるというか…」

穂乃果「それに、今は穂乃果の妹なんだからさ!せっかくだし、どう?」

亜里沙「…いいんですか?」

穂乃果「むしろ穂乃果がお願いしたいなぁ」

亜里沙「…うぅ……//」


亜里沙「ほ、穂乃果……お姉ちゃん?」
63: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 00:09:04.73 ID:64FlCSiN.net
穂乃果「可愛いなぁ〜!亜里沙ちゃんは!!」

亜里沙「は、恥ずかしいです…!」

穂乃果「えぇ〜?そうかなぁ」

亜里沙「せめて二人の時だけ…。二人でいるときだけにしませんか??」

穂乃果「んー…。まぁ亜里沙ちゃんがそうしたいならそれでいいよ」

亜里沙「ありがとうございます…」ホッ

亜里沙(か、顔赤くなってないかなぁ…。火照っちゃって恥ずかしい…)


穂乃果(そんなにお姉ちゃんって呼ぶの恥ずかしいのかなぁ?)

穂乃果(今度絵里ちゃんのことお姉ちゃんって呼んでみようかな…)ムムム
64: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 00:14:09.56 ID:64FlCSiN.net
ガラガラ

亜里沙「あ!お客さんですよ!いらっしゃいませー!」

穂乃果「あ、うん。いらっしゃいませー!」


海未「あぁ穂乃果。おはようございます……と、亜里沙…ですか?」

亜里沙「海未さん!」

海未「おはようございます亜里沙。それにしつも何故亜里沙がここに?そしてその格好…」

亜里沙「あ、これはですね…」

海未「…いえ、亜里沙。言わなくてもわかります」

ガシッ

穂乃果「わぁ!?な、なにさ海未ちゃん!」

海未「穂乃果…!貴女は最低です!いくら働くのが面倒だからとあろうことか亜里沙に手伝わさせるとは!」

穂乃果「えぇ〜!?ご、誤解だよ海未ちゃん〜!」
65: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 00:19:52.31 ID:64FlCSiN.net
海未「誤解もへったくれもありません!どうせ穂乃果のことです、開店が間に合わなくてバタバタと忙しくなってしまったのでしょう!」

海未「しかもおまんじゅうで雇いましたね!?亜里沙がほむまん好きなのをいいことに…貴女という人は…!」

穂乃果「うっ…!一部確かにその通りだから上手く反論できない…」

亜里沙「う、海未さん違うんです!これには他の理由があって!」

海未「他の理由、ですか?」

亜里沙「実はですね…」


海未「成程。つまり亜里沙の社会訓練だった、ということですね」

亜里沙「すみません…。誤解させるようなことしちゃって」

海未「いえいえ…!むしろはやとちりしてしまった私が悪いのです。すみません亜里沙。穂乃果」

穂乃果「いやー…まぁ…。わかってくれればいいよ。うん。」
74: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 00:37:30.53 ID:41SsR6mB.net
亜里沙「ところで、海未さんは今日お買い物に?」

海未「えぇ。祖母が昔からここのおまんじゅうが好きなんです」

亜里沙「すごーいっ!穂むらのおまんじゅうってやっぱり凄い人気なんですね!」

海未「長い老舗ですから。私も穂乃果と同じくここのお菓子を食べながら大きくなりました」

海未「ですから…私もここのおまんじゅうが大好きですよ」

亜里沙「ハラショー…亜里沙、感動です」

穂乃果「あはは。海未ちゃんはほむまん大好きだもんね〜」

穂乃果「昔海未ちゃんが泣いちゃった時もね、ほむまんあげれば泣きやんだくらいなんだよ!」

海未「ちょっ!?それは亜里沙の前では…!」

亜里沙「あははっ。海未さん可愛いです!」

海未「もう…穂乃果ったら」
75: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 00:44:40.39 ID:41SsR6mB.net
穂乃果「いいじゃん!穂乃果はそんな海未ちゃが大好きだよ?」

海未「なっ…!//」

海未「そ、そういうことはもっとむ、ムードというものを…ですね」ゴニョゴニョ

穂乃果「え?何か言った?海未ちゃん」

海未「な、なんでもありませんっ!とにかく急いでますので、ほむまんください!早く!」

穂乃果「わわっ!?わ、わかった!わかったら怒らないで海未ちゃん!」

亜里沙「…」

穂乃果「あー亜里沙ちゃん!レジ!レジお願い!!」

亜里沙「あ、はい!えーと300円です」

海未「丁度です!!」バンッ

亜里沙「ま、毎度ありがとうございます…」

穂乃果「はいお待ちどうっ!おばあちゃんによろしくね?」

海未「わ、わかってますっ!!//それではっ!」

ピシャ

穂乃果「んー?一体どうしたのかなぁ海未ちゃん」

亜里沙(海未さん…)
77: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 01:42:21.16 ID:41SsR6mB.net
穂乃果「はー…急に暇になっちゃったねー」

亜里沙「そうですね…」

穂乃果「もう少しゆっくりしてけばよかったのにー。海未ちゃんの役たたずー」

亜里沙「…あのっ」

穂乃果「ん?どうかした?」

亜里沙「あの……穂乃果さ……ううん。穂乃果お姉ちゃんは、好きな人とかいるんですか?」

穂乃果「えぇ!?き、急にどうしたの??」

亜里沙「あ、いや!……その、暇ですし恋バナでもどうかなーって」アハハ

穂乃果「あーそっか!んー…穂乃果の好きな人かぁ」

亜里沙「…」ドキドキ

穂乃果「…いるよ。穂乃果にとって凄く大事な人」
78: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 01:45:58.88 ID:41SsR6mB.net
亜里沙「そ、それって…どんな人なんですか?」

穂乃果「どんなって…。うーん…。一口では言いきれないなぁ」

穂乃果「でもね。凄く優しくて、仲間思いで…。穂乃果の大切な人だよ!」

亜里沙「そ、それって…」

穂乃果「うん。それはみゅ────」

ガラッ

ことり「穂乃果ちゃあああん!!亜里沙ちゃんが働いてるってほんと〜!?」

穂乃果「こ、ことりちゃん。いきなりどうしたの?」

ことり「さっき海未ちゃんが亜里沙ちゃんがここで働いてるって……あっ!」

亜里沙「っ!」ピクッ

ことり「かわいい〜〜!!♡亜里沙ちゃんすっごく似合ってる〜!」
82: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 21:14:27.76 ID:41SsR6mB.net
ことり「や〜ん♡割烹着にも似合うね亜里沙ちゃん!」

亜里沙「あ、ありがとうございます…//」

ことり「ねぇ穂乃果ちゃん〜。亜里沙ちゃんはおいくらかな〜?」

亜里沙「えぇ!?//」

ことり「亜里沙ちゃんすっごく可愛いから割烹着だけじゃなくて、他のもすっごく似合うと思うんだ♪メイド服とかチャイナ服とかナース服とかぁ…♡」

ことり「もちろんコスプレだけじゃなくても着物とか私達のライブ衣装とかでも…」

穂乃果「亜里沙ちゃんは売り物じゃないよ…ことりちゃん」

ことり「はっ…ふふ、冗談だよ〜。」

穂乃果(冗談には見えなかったけどなぁ…)
86: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/05(火) 21:47:11.12 ID:TRr7H7Fo.net
ことり「そういえはどうして亜里沙ちゃんがここに?」

亜里沙「あ、それはですね…」

ことり「…まさか」

亜里沙「え?」

ことり「いいんだよ、亜里沙ちゃん。ことりわかっちゃったから」

亜里沙「え…?あの、ことりさん…?」

ガシッ

ことり「穂乃果ちゃん…!ことり、穂乃果ちゃんのこと信じてたのに!」

ことり「亜里沙ちゃんの……!亜里沙ちゃんのどんな弱みを握ったの!?//」
87: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/05(火) 21:47:48.60 ID:TRr7H7Fo.net
穂乃果「よ、弱み!?」

ことり「ダメだよ穂乃果ちゃん!人には誰にだって他人に知られたくないことがあるんだよ…!?」

ことり「あの海未ちゃんだって人に言えないような事してるのに…//」

穂乃果「突然の爆弾発言!?」

ことり「あ、これ言わない約束だった…」

穂乃果「えーーなにそれ!??そんなの聞きたくなかったよー!気になるけど考えたくないいい!!」

ことり「知りたい…?」

穂乃果「えっ…?//」

ことり「あのね…海未ちゃんはね……おしりをね……」ボソッ
88: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/05(火) 21:48:20.04 ID:TRr7H7Fo.net
亜里沙「す、ストーーップ!!ストップです!!!」

亜里沙「な、なに話始めてるんですか!//」

ことり「えへへ〜…冗談だよ、冗談//」

亜里沙「別に弱みとか握られたわけではありませんから!」

亜里沙「亜里沙はちゃんと、自分の意思でお手伝いさせてもらってます!」

穂乃果「そうだよ!海未ちゃんといいことりちゃんといい…穂乃果のことなんだと思ってるの!?」

ことり「あはは…ごめんね?でも、なんだか不思議だったから…」
89: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/05(火) 21:48:50.03 ID:TRr7H7Fo.net
ことり「でも、そうやって並んでると本当の姉妹みたいで可愛いね〜♡」

亜里沙「し、姉妹…っ//」

穂乃果「今は穂乃果の妹だもん!ね?亜里沙ちゃん!」

亜里沙「え!?あ…う、うん…//」

ことり「どういうこと?」

穂乃果「あのね〜…」
90: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/05(火) 21:49:28.55 ID:TRr7H7Fo.net
ことり「なるほど〜。つまり、絵里ちゃんと穂乃果ちゃんで妹交換したんだね〜」

穂乃果「そうだよ!亜里沙ちゃんの社会勉強も兼ねてね!」

亜里沙「そうなんです。穂乃果さんには今朝からお世話になってます!」

ことり「あれ〜?じゃあお姉ちゃんって呼ばないの〜?」

亜里沙「え!?」

穂乃果「呼ばないの〜?」ニヤニヤ

亜里沙「そ、それは2人の時だけって…!」

ことり「え〜?ことり、聞きたいなぁ♡」

ことり「亜里沙ちゃんお願いっ!」

亜里沙「えぇ……うぅ…」チラッ

穂乃果「穂乃果も聞きたいな!ね、亜里沙ちゃん!」
91: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/05(火) 21:49:57.13 ID:TRr7H7Fo.net
亜里沙「い、1回だけ…ですからねっ」

亜里沙「……ほ……っ//」

穂乃果「ほ?」

亜里沙「穂乃果……お姉ちゃん…っ//」

ことり「」バタッ

穂乃果「こ、ことりちゃん!?しっかりして、ことりちゃん!」

ことり「し、しゃんぐりーらーしゃわー…」ガクッ

穂乃果「ことりちゃーーーん!!」

亜里沙(穂乃果さんのバカバカバカ…っ!…すっごく恥ずかしい…っ)
92: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/05(火) 21:50:25.32 ID:TRr7H7Fo.net
ことり「お邪魔しました〜…♪」

ピシャ



穂乃果「いやー…一時期はどうなるかと思ったよ〜」

穂乃果「でもおわびに、って結構買ってくれたね!今日も売上アップだよ!」

亜里沙「…」ツーン

穂乃果「…あちゃー…」
93: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/05(火) 21:51:02.48 ID:TRr7H7Fo.net
穂乃果「亜里沙ちゃん…機嫌なおして?」

亜里沙「…いやです」

穂乃果「どうして…?」

亜里沙「2人の時だけって…言ったじゃないですか」

穂乃果「あー…確かにね」

穂乃果「ごめんね。そんなに嫌だとは思わなくて」

亜里沙「…」

穂乃果「…やめよっか、姉妹」

亜里沙「!」
94: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/05(火) 21:51:29.12 ID:TRr7H7Fo.net
穂乃果「今から絵里ちゃんに電話してさ…。絵里ちゃんに向かいに来てもらうから…」

亜里沙「…ぅ」

穂乃果「ごめんね、亜里沙ちゃん…」グスッ

亜里沙「わわ、ほ、穂乃果さん!?な、泣かないでください!」

穂乃果「こんなんじゃ…雪穂にも飽きられるわけだよね…。お姉ちゃんとして…失格だよ…」

亜里沙「そ、そんなことありません!ちょっと強引なとこもありますけど…私、穂乃果さんのことが…」

亜里沙「穂乃果お姉ちゃんのことが、好きです!」
95: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/05(火) 21:51:58.00 ID:TRr7H7Fo.net
穂乃果「亜里沙ちゃん…」

亜里沙「…亜里沙です」

穂乃果「え?」

亜里沙「その、今は穂乃果お姉ちゃんの妹なわけですから…その……//」

亜里沙「あ、亜里沙…って呼んで欲しい…です//」

亜里沙「駄目…ですか?//」
96: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/05(火) 21:52:28.68 ID:TRr7H7Fo.net
穂乃果「…そんなことないよ!」

穂乃果「こんなお姉ちゃんでごめんね!でもこれからも仲良くして欲しいな、"亜里沙"!」

亜里沙「はい!こちらこそ、不束者ですがよろしくおねがいします!穂乃果お姉ちゃん!」

穂乃果「…ぷっ」

亜里沙「ふふっ」

ほのあり「「あははははは!!」」
118: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/26(火) 00:54:34.08 ID:+uIGfIRl.net
雪穂「…」ギュ

絵里「…泣きやんだ?」

雪穂「…はい」

絵里「そっか…」

雪穂「…すみません。みっともない所を」

絵里「いいのよ。頼ってもらえて嬉しいわ」

雪穂「そう言ってもらえると、嬉しいです…」

絵里(うーん…まだ少し固いわね…)
119: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/26(火) 00:55:01.89 ID:+uIGfIRl.net
絵里「もう、終わりにする?」

雪穂「へ?」

絵里「なんだか湿っぽくなっちゃったし…雪穂ちゃんも私といるの苦しいんじゃないかなって」

雪穂「そ、そんなことありません!だって、私は絵里さんのこと凄く尊敬してますし!」

雪穂「絵里さんが本当のお姉さんだったら良かったのになー…なんて」アハハ

絵里「…穂乃果が聞いたら泣いちゃうわよ?」

雪穂「あはは。じゃあ私と絵里さんの秘密にしておいてください」
120: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/26(火) 00:55:36.49 ID:+uIGfIRl.net
絵里「どうしようかなー。私口が滑っちゃうかも。ロシアの氷のように」

雪穂「ど、どうすればいいんですか?」

絵里「じゃあ……ほむまんでも奢ってもらおうかしら」

雪穂「ほむまん…ですか?」

絵里「私と亜里沙はほむまんが大好物なの。あの甘いあんこと皮のモチモチ感が…ハラショーよ」

雪穂「亜里沙が好きのは知ってましたけど…絵里さんもだったなんて。なんていうか────」
121: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/26(火) 00:56:05.81 ID:+uIGfIRl.net
絵里「イメージと違う?」

雪穂「あぁ!いや、そんなこと。大事なお客様ですし女の子なんだから、甘いものが好きなのはいいと思います」アセアセ

雪穂「ただ…絵里さんって紅茶を飲みながら優雅にケーキを食べるイメージがあったから……」

絵里「実際はこたつに入りながら緑茶を飲みつつ、ほむまんを頂いてるわ」

雪穂「……あはは!まるでウチみたいですね」

絵里「日本の文化だもの。ウチの家も雪穂ちゃんの家も何も変わらないわ」
122: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/26(火) 00:58:21.03 ID:+uIGfIRl.net
雪穂「そうですね。すいません、なんだか偏見みたいなのを持ってたみたいで」

絵里「ううん、気にしなくていいわ。さて、そろそろ買いに行きましょうか?」

雪穂「い、今から行くんですか?」

絵里「もちろん、善は急げよ。それに……」

絵里「亜里沙のことも、気になるしね」

雪穂「…そうですね。じゃあ行きましょうか」


絵里「……手でも繋ぐ?」

雪穂「え、えぇ!?///」

絵里「だって私達今日は姉妹でしょ?亜里沙も昔はよく手を繋いでいたのよ?」ギュ

雪穂「……もう繋いでるじゃないですか」

絵里「寂しそうな手だったから、つい」

雪穂「…もう///」
124: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/26(火) 01:42:57.89 ID:+uIGfIRl.net




穂乃果「ふー……もうすぐ閉店だね」

亜里沙「お疲れ様です!穂乃果お姉ちゃん!」

穂乃果「亜里沙ちゃんもお疲れ!初めてやった割には凄くよくできてたよ〜!」

亜里沙「でも、レジだけですし……」

穂乃果「穂乃果なんてしょっちゅう間違えてたもん!最初の頃は私じゃなくて雪穂がレジやってたくらいだし」
125: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/26(火) 01:43:25.88 ID:+uIGfIRl.net
亜里沙「雪穂が?」

穂乃果「いやー!何故か穂乃果がやると、うまく計算が合わないんだよねぇ」アハハ

穂乃果「挙句の果にレジが締まらなくなっちゃったりして!あの時はお母さんに凄く怒られたなぁ……」

亜里沙(一体どんな使い方をしたんだろ……)


穂乃果「亜里沙ちゃんは今日お手伝いしてみて、何か掴めた?」
126: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/26(火) 01:43:57.19 ID:+uIGfIRl.net
亜里沙「うーん…よくわからないんですけど」

亜里沙「穂乃果お姉ちゃんと凄く仲良くなれた気がします!海未さんやことりさん、希さんの知られざる一面も知れたし…」

亜里沙「亜里沙、ますますμ'sのことが好きになりました!」

穂乃果「そっかぁ……えへへ!」ギュ

亜里沙「わぁ!?///ちょ、ちょ穂乃果お姉ちゃん!?」

穂乃果「亜里沙ちゃんいい子すぎるよ〜!お願いだから穂乃果の本当の妹になって〜!」
127: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/26(火) 01:44:23.78 ID:+uIGfIRl.net
亜里沙「でも、穂乃果お姉ちゃんには雪穂が……」

穂乃果「だってー、雪穂ったらちっとも穂乃果に優しくしてくれないんだもん」

穂乃果「呆れられてるんだよーきっとー」ム-


ガラッ


穂乃果「雪穂の鬼ー!悪魔ー!それに比べて亜里沙ちゃんの天使ぶりといったら────」

雪穂「誰が悪魔だって?」
128: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/26(火) 01:44:52.79 ID:+uIGfIRl.net
穂乃果「へ?」

亜里沙「ゆ、雪穂……」

穂乃果「雪穂!?」ザッ

絵里「貴女達…店先で何してるのよ……」

穂乃果「え、絵里ちゃん……??」

穂乃果「ど、どうして…!」

絵里「どうしてもこうしても……ほむまんを買いに来るついでに、二人の様子を見に来たのよ」
129: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/26(火) 01:45:35.50 ID:+uIGfIRl.net
雪穂「ってか、なんで亜里沙を手伝わせてるのさ!亜里沙はバイトに来たんじゃないんだよ!?」

亜里沙「違うの雪穂!これは亜里沙が自分で頼んだことなの!」

絵里「亜里沙が…?」

亜里沙「日本の文化について勉強するなら、穂むらで働くのが一番いいと思ったの」

亜里沙「少し大変だったけど…いい経験ができてすごく嬉しいんだ」

穂乃果「亜里沙ちゃん……」
130: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/26(火) 01:46:02.77 ID:+uIGfIRl.net
亜里沙「…あれ?雪穂、目赤いけどどうしたの?」

雪穂「え!?あ、いやちょっと……」

亜里沙「涙の跡…。お姉ちゃん、雪穂のこと泣かせたの??」

絵里「え!?あー……少し、ね」

亜里沙「どうして!?また昔みたいに冷たい態度とったりしたの!?海未さんの時みたいに!」

雪穂「違うよ、亜里沙!!これは私が勝手に泣いちゃっただけ!」

雪穂「思わず感極まっちゃって…。だから絵里さんは関係ないよ!」

絵里「雪穂ちゃん……」
131: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/26(火) 01:46:31.65 ID:+uIGfIRl.net
穂乃果「まぁまぁ。二人とも落ち着いて…」

亜里沙「大体雪穂は穂乃果さんのこと下に見すぎだよ!穂乃果さんの凄さがわかってない!」

雪穂「お姉ちゃんのどこがいいっていうのさ!ぐうたらでおっちょこちょいで、無鉄砲なわんぱくお姉ちゃんのさ!」

穂乃果「グフッ!?」
132: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/26(火) 01:46:58.75 ID:+uIGfIRl.net
雪穂「それを言うなら亜里沙だって!絵里さんがそんな酷いことするような人じゃないじゃん!」

亜里沙「雪穂は知らないんだよ!自分のやりたいことを隠して周りを冷たくあしらうコミュ症なお姉ちゃんのことを!!」

絵里「ガハッ!?」
133: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/26(火) 01:47:25.53 ID:+uIGfIRl.net
雪穂「絵里さんはそんな人じゃない!自分の意思を貫き通す強さを持ったかっこよくて、綺麗な私の憧れなんだよ!?」

亜里沙「穂乃果さんだって!優しくて明るくて、周りを笑顔に変えてくれるような凄い人なんだから!!」

ゆきあり「「ぬぬぬ……!」」

ゆにあり「「ふんっ!」」

亜里沙「さ、穂乃果さん!もう時間ですしお店片付けましょ?」グイッ

穂乃果「わわっ!?あ、亜里沙ちゃん!」

雪穂「絵里さん!もう店仕舞いらしいですし私達も帰りましょう?」グイッ

絵里「ゆ、雪穂ちゃん……!」

穂乃果(あ、後でLINE送るね……絵里ちゃん!)ヒラヒラ

絵里(わかったわ穂乃果…。後でね)ヒラヒラ


ピシャッ
140: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/27(水) 00:34:32.92 ID:B73NhsEH.net


亜里沙「もう…雪穂ってば」プンプン

穂乃果「まぁまぁ。穂乃果は慣れっこだから気にしなくて大丈夫だよ」

亜里沙「それがいけないんです!」ビシッ

亜里沙「穂乃果お姉ちゃんは褒められることはあっても悪口を言われるような人ではないと思うんです!大体雪穂は口を開けば悪口ばかりで────」

穂乃果「あはは…。あ、お茶入れてくるね?」

亜里沙「あ、亜里沙がやります!」
141: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/27(水) 00:34:59.66 ID:B73NhsEH.net
穂乃果「いいのいいの!今日は手伝ってもらっちゃったし、座ってて?」

亜里沙「でも…」

穂乃果「好意に甘えるのも、礼儀の一つだよ?」

亜里沙「あ…」

穂乃果「すぐ淹れてくるから、待っててね!」


ピシャッ
142: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/27(水) 00:35:25.60 ID:B73NhsEH.net
亜里沙(はぁ…穂乃果お姉ちゃんに迷惑かけちゃったかなぁ……)

亜里沙(でも雪穂があんなこと言うなんて思わなくて…自分でもびっくりするくらい強く言っちゃった……)

亜里沙「はぁ…」


バタンッ


亜里沙「っ!」ビクッ
143: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/27(水) 00:35:52.70 ID:B73NhsEH.net
亜里沙「……あれ?これなんだろう?」ペラ

亜里沙「…アルバムだ。穂乃果お姉ちゃんと雪穂の…」ペラ

穂乃果「お待たせー!」バンッ

亜里沙「きゃ!?」

穂乃果「あれ?それ、穂乃果のアルバムだよね?」

亜里沙「あ!……そ、その…勝手に見てごめんなさい!」

穂乃果「ううん、別に気にしてないよ!にしても懐かしいなー!まだ雪穂が小さかった時のだね」
144: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/27(水) 00:36:19.96 ID:B73NhsEH.net
亜里沙「あの…見ても、いいですか?」

穂乃果「いいけど…面白いものじゃないよ?」

亜里沙「凄く興味があって……穂乃果お姉ちゃんの小さい頃とか見てみたいです!」

穂乃果「な、なんか恥ずかしいなぁ///…じゃあ一緒に見ようか?」

亜里沙「はいっ!」
145: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/27(水) 00:36:46.49 ID:B73NhsEH.net
穂乃果「あはは!これ懐かしいなぁ。雪穂が転んで怪我しちゃった時のだ」

亜里沙「可愛い…!二人とも小さくて可愛いです!」

穂乃果「まだ5歳くらいの時かなぁ」

穂乃果「こっちは二人でお祭り行った時のだねー」

亜里沙「お揃いの浴衣…ハラショーです!」

穂乃果「雪穂と一緒にお祭りに行ったのこれが最後だったなぁ」

穂乃果「昔はずっと一緒にいたのにね…」
146: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/27(水) 00:37:32.69 ID:B73NhsEH.net
亜里沙「そういえば…2人はどれも一緒に写ってますね」

穂乃果「小さい頃はね?雪穂はお姉ちゃんお姉ちゃんって穂乃果にくっ付きっぱなしだったんだよ」

亜里沙「ゆ、雪穂が?」

穂乃果「そうだよ。凄く泣き虫で私がいなくなるとすぐ泣いちゃうから…ずっと一緒にいたかなぁ」

亜里沙「想像できないです…あの雪穂がそんな────」

穂乃果「……ずっと一緒にいたから、かな」

亜里沙「え?」
147: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/27(水) 00:37:59.78 ID:B73NhsEH.net
穂乃果「雪穂がね、私の悪口を言うのは……きっと、一緒に居すぎたからだと思う」

穂乃果「二人でずっと居て…どっちかが大人にならなきないけなかったんだ」

穂乃果「でも穂乃果ってこんな性格でしょ?お姉ちゃんのくせに頼りないから…雪穂はきっと、大人になったんだと思う」

亜里沙「…」

穂乃果「雪穂の言ってることは本当のことだもんね。海未ちゃんにもよく言われるし」
148: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/27(水) 00:38:26.55 ID:B73NhsEH.net
穂乃果「私はね……きっと、周りに甘えすぎちゃったんじゃないかな」

穂乃果「そのせいで雪穂には辛い役回りをさせちゃったなぁって…よく思うの」

穂乃果「だから、雪穂が穂乃果の悪口を言っても、怒らないで欲しいんだ」

穂乃果「辛いのはきっと…雪穂のほうだと思うから……」
149: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/27(水) 00:38:52.89 ID:B73NhsEH.net
亜里沙「……私、明日雪穂に謝ろうと思います」

亜里沙「雪穂も…本当に嫌ってるわけじゃないってわかりましたから」

穂乃果「うん!それがいいよ。亜里沙ちゃんは怒ってる時より笑ってる時の方が可愛いもん!」

亜里沙「え、えぇ!?///い、いきなりなんですか?///」

穂乃果「思ったことを言っただけだよー」

亜里沙「うぅ…///穂乃果お姉ちゃん卑怯です…!」
150: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/27(水) 00:39:37.58 ID:B73NhsEH.net
穂乃果「あはは!あ、そうだ。そろそろお風呂沸くから入ろうよ」

亜里沙「……入ろうよ、とは?」

穂乃果「何言ってるのさ、亜里沙ちゃん♪姉妹なんだからお風呂も一緒に決まってるよね!」

亜里沙「えええ!!?///そ、そんなの恥ずかしいからダメです!!」

穂乃果「よいではないかよいではないか〜!」

亜里沙「だ、ダメですからね!///一人で入れますから!絶対入ってきちゃダメです!!」

穂乃果「むー…わかったよ亜里沙ちゃん。なら今回は諦めてしんぜよう」

亜里沙「もう…///……じゃ、先入ってきますね」

穂乃果「うん。後でタオル持っていくから」

亜里沙「ありがとうございます!ではお先失礼します」


ピシャッ
151: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/27(水) 00:40:04.70 ID:B73NhsEH.net
穂乃果「…ふぅ。なんとかなったかな?」

穂乃果「これで後はちゃんと仲直りしてくれるといいんだけど……ま、大丈夫だよね!」

穂乃果「っと。絵里ちゃんにLINEしなきゃ。こっちは大丈夫です……そっちはどうですか……っと」

穂乃果「…よし!これでOK!それじゃあ亜里沙ちゃんとのお泊りを楽しむとしよう!」


バタンッ
152: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/05/27(水) 00:40:31.28 ID:B73NhsEH.net



亜里沙「〜♪」ジャ-

亜里沙(今日も疲れたなぁ…。でも凄く充実した日だった)

亜里沙「明日ちゃんと謝れるかな────」

穂乃果「亜里沙ちゃんお待たせー!」ガラッ

亜里沙「きゃあああああ!??///な、何やってるんですか!!?」

穂乃果「何って…お背中流しに来たんだよ♪いや〜お客さん、いい体してますね〜」モミモミ

亜里沙「ど、どこ触ってるんですかぁ…!や、やめてくださぃ穂乃果お姉ちゃん……っ!///」

穂乃果「うわ〜…亜里沙ちゃんお肌スベスベ…///手が止まらないよぉ〜」

亜里沙「だ、誰か助けてぇ〜!!///」
159: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/06/02(火) 01:35:01.73 ID:sU9/v28S.net



雪穂「……」ムクー

絵里「あ、あの…雪穂ちゃん?」

雪穂「…なんですか」ムクー

絵里「どうしてそんなに怒ってるのかしら」

雪穂「…亜里沙が絵里さんのことを酷く言ったからです」

雪穂「絵里さんがコミュ症だなんて…!言っていいことと悪いことがあると思うんですよね!」バンッ

絵里「うっ……でも、そう言われる理由がないわけじゃないの」
160: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/06/02(火) 01:35:28.27 ID:sU9/v28S.net
雪穂「どういうことですか?」

絵里「ほら、スピーチの時にも亜里沙が言ってたでしょう?私のやりたいことは何なのか、って」

絵里「私自身学院のためになることなら……ううん。本当は穂乃果達が羨ましかったのね」

絵里「自分たちの夢に向かって、本気になって頑張れるあの子たちが…私には眩しすぎて」

絵里「でも簡単には認められなかったわ。だってそれは…今まで自分のやってきた事を否定しているような気がしたから……」
161: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/06/02(火) 01:35:54.42 ID:sU9/v28S.net
絵里「そんな事無かったのにね。少しでも穂乃果達とちゃんと話せてたら…もっと早くわかり合えてたと思うわ」

雪穂「だから…コミュ症だと?」

絵里「えぇ…まぁ、亜里沙も本気で言ってるわけじゃないから、ね?」

雪穂「絵里さんは亜里沙に甘すぎますよ…。第一お姉ちゃんに賛同できないなんて当たり前です。無計画で当てずっぽで……いつもそうなんです!」

雪穂「そのせいでどれだけ私や海未さんが苦労してるか────」グゥ
162: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/06/02(火) 01:36:42.87 ID:sU9/v28S.net
絵里「あら、お腹すいたの?」

雪穂「ぁ……///す、すいません……」

絵里「謝る必要は無いわ。お饅頭食べ損ねちゃったものね」

絵里「まだ言い足りないかもしれないけど。ひとまず夕飯にしましょうか」スクッ

雪穂「あ!て、手伝います!ていうか、手伝わせてください!///」

絵里「そう?じゃあお言葉に甘えて。二人で作ればすぐ出来るはずよ」

雪穂「ちなみに今日は何を?」

絵里「勿論私の得意料理の……ペリメニよ!」
163: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/06/02(火) 01:37:09.05 ID:sU9/v28S.net
絵里「……」ペリペリ

雪穂「……」メニメニ

絵里「…上手ね、雪穂ちゃん」

雪穂「お饅頭を包むのと似てますから…」

雪穂「でもやっぱり絵里さんには敵いませんね」

絵里「そうかしら…凄く良く出来てるわ」
164: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/06/02(火) 01:37:44.34 ID:sU9/v28S.net
絵里「……」ペリペリ

雪穂「……」メニメニ

絵里「…亜里沙、そこのお水……あっ。」

雪穂「あはは…」

絵里「ごめんなさい…つい……」

雪穂「いえいえ。よく一緒に作るんですか?」

絵里「えぇ…。ロシアにいた頃はよく作ってたわ」

絵里「亜里沙はペリメニ作るのが好きでね。どっちが多く作れるかとか競争したりしたわ」

雪穂「仲がいいんですね」

絵里「妹だもの。なんだかんだ言っても可愛いものよ」

雪穂「そうですか……」
165: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/06/02(火) 01:38:11.05 ID:sU9/v28S.net
絵里「……」ペリペリ

雪穂「……」メニメニ

絵里「…そんな感じだと思うの。姉妹って」

雪穂「え?」

絵里「確かに長く一緒にいる分お互いの悪いところが見えてしまうものよ」

絵里「でも、私にとって亜里沙は世界でたった一人の妹なの。大切な私の可愛い妹だわ」

絵里「それはどんなに悪口を言われても、どんなに嫌われても変わらない」
166: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/06/02(火) 01:38:37.60 ID:sU9/v28S.net
絵里「姉妹ってそんな感じだと思うの。大切だからこそ言いたいことはちゃんと言って欲しい」

雪穂「…」

絵里「雪穂ちゃんもそうなんじゃない?嫌いだから穂乃果の悪口を言ってるわけじゃないんでしょう?」

雪穂「…」
167: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/06/02(火) 01:39:04.11 ID:sU9/v28S.net
雪穂「…お姉ちゃんは無鉄砲で…お調子者もので…周りの気持ちなんか全然気にしないのに…」

雪穂「人の気持ちに敏感で、悩みなんて吹き飛ばしてくれるような笑顔を見せてくれるんです」

雪穂「昔からずっと憧れてて。どんなに辛いことがあってもお姉ちゃんに助けて貰ってました」

雪穂「だから…これからは私がお姉ちゃんを助けなきゃって。お姉ちゃんに少しでも恩返しがしたいって思ったんです」グスッ

雪穂「でも…でも…私っ。いっつも強く言い過ぎちゃってて……」グス

雪穂「こんなんじゃ…お姉ちゃんに嫌われちゃう…!」
168: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/06/02(火) 01:39:30.42 ID:sU9/v28S.net
絵里「心配しないで。穂乃果が雪穂ちゃんのことを嫌いになるなんてありえないわ」

雪穂「でも…!」

絵里「大丈夫。ちゃんと雪穂ちゃんの気持ちは伝わってるから」

絵里「だって…穂乃果も雪穂ちゃんのお姉さんだもの」

雪穂「……っ!」ギュ
169: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/06/02(火) 01:39:56.65 ID:sU9/v28S.net
雪穂「…な、泣いてないんですから…っ!これは、ちょっとペリメニの粉が目に入っただけで…っ!!」グス

絵里「わかってる」

雪穂「うぅ……うわああああああんん!!!ああああ…!!!」

絵里「よしよし…」
170: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/06/02(火) 01:40:23.34 ID:sU9/v28S.net
*

雪穂「……」zzz

絵里「泣き疲れちゃった、か…」ナデナデ

絵里「相当悩んでたのね。穂乃果も愛されてるじゃない、まったく」

絵里「…あら?穂乃果から…。そう。そっちはなんとかなったみたいね」

絵里「こっちも、大丈夫…。明日はペリメニパーティよ…っと。送信」

絵里「うふふ。たまにはこうやってゆっくりさせてあげないとね…おやすみ、雪穂ちゃん」チュ
172: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/06/02(火) 01:40:55.57 ID:sU9/v28S.net


(・8・)翌朝

ガラッ

絵里「おはよう、穂乃果、亜里沙」

穂乃果「おはよー!絵里ちゃん!雪穂!」

亜里沙「…」

雪穂「…」
173: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/06/02(火) 01:41:26.60 ID:sU9/v28S.net
穂乃果「ほら、亜里沙ちゃん」

絵里「雪穂ちゃんも。ね?」

亜里沙「…ごめんね、雪穂。雪穂のこと何にも知らないのにあんなこと…」

雪穂「いや!私こそ…。なんだか突っかかっちゃったみたいでほんとごめん」

亜里沙「雪穂…!」ギュ

雪穂「心配かけてごめんね…」

穂乃果「これで一件落着だね!」

絵里「そうね。一時はどうなるかと思ったけどなんとかなってよかったわ」
174: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/06/02(火) 01:41:53.12 ID:sU9/v28S.net
亜里沙「穂乃果お姉ちゃん、ありがとう!」

雪穂「ほ、穂乃果お姉ちゃん!?」

亜里沙「あ…えへへ///そうだよ、私は穂乃果お姉ちゃんの妹なんだもんっ」

穂乃果「あはは…///」

雪穂「な、ななな……!」

絵里「えー?じゃあ私達も姉妹になりましょうか、雪穂ちゃんっ」ギュ

雪穂「え、絵里さんまで!」
175: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/06/02(火) 01:42:21.38 ID:sU9/v28S.net
穂乃果「いっそのこと、みんなで姉妹になろう!」

雪穂「お姉ちゃん!?」

絵里「うふふっ…妹が沢山増えて嬉しいわ!」

亜里沙「わーいっ!雪穂も姉妹だね!!ハラショー!」

雪穂「…はぁ。もう好きにしてください」

穂乃果「いえーい!それじゃペリメニパーティ始めようよ!」
176: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/06/02(火) 01:42:53.36 ID:sU9/v28S.net
絵里「そうね。今日のペリメニは雪穂ちゃんと私の自信作よ」

亜里沙「わぁ…雪穂ペリメニ作るのうまいね」

穂乃果「えーいいなぁ。今度穂乃果も一緒に作らせてー?」

絵里「えぇ。みんなで一緒に作りましょうね」

穂乃果「よーし!早速食べようー!」ダッ

雪穂「あぁ、待ってよお姉ちゃん!お姉ちゃんお皿の場所とかわかんないでしょ!」ダッ


「流石にそれくらい…あれ?」

「やっぱりわかんないんじゃん!」

「あはは…教えて?雪穂」

「もう…しょうがないなぁ、お姉ちゃんは…」
177: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/06/02(火) 01:43:21.58 ID:sU9/v28S.net
絵里「…亜里沙」

亜里沙「なに?お姉ちゃん」

絵里「今回のお泊りは勉強になったかしら」

亜里沙「うん!すっごい色んなことが学べて…楽しかった!」

絵里「そう…よかった」
178: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/06/02(火) 01:43:49.12 ID:sU9/v28S.net
亜里沙「…お姉ちゃん!」

絵里「ん?」


亜里沙「ほんとに…ありがとう!」

おわり
180: 名無しで叶える物語(雨が降り注ぐ世界)@\(^o^)/ 2015/06/02(火) 01:45:21.13 ID:sU9/v28S.net
ありがとうございました。
叱咤激励感謝です。お陰で書き切れました。
本当にありがとうです
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『穂乃果「え?お互いの妹を取り替えっこ!?」絵里「ええ、そうよ」』へのコメント

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