理亞「雪かきで勝負!」

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1: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 02:59:58.69 ID:skBdaBXt.net
聖良『優勝おめでとうございます』

――つきましては、私の家で祝勝会を行いたいと思います。よろしければぜひ。

千歌「っていう内容のメールが届いたんだけど……」

曜「祝勝会って、もう冬だよ? 今さら?」

梨子「しかも優勝おめでとうって言われたの、これが初めてよね」

千歌「確かラブライブ本選の後、二人とも俯いて帰っちゃったよね」

曜「呼びかけても無反応だったし」

梨子「肩を震わせて、洟啜ってた気が……」

元スレ: 理亞「雪かきで勝負!」

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3: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 03:04:59.40 ID:skBdaBXt.net
千歌「でも、理亞ちゃんは審査員の人に『ワンモア! チャンスタイム!』って訴えかけて
たっけ」

千歌「九位だったし、何回やってもあまり変わらないと思うけど」

曜「ルビィちゃんとかは、理亞ちゃんの真剣な表情に感動して『ダンスモア! ダンスモア!』ってインタビューのときに言ってたよね」

梨子「ほんと良い子よね、ルビィちゃん……ふひ」

千歌「……? それで、どうする?」

曜「うーん、あの時はこっちから呼び出しちゃったし。行くしかないのかなぁ」
4: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 03:06:48.94 ID:skBdaBXt.net
梨子「ぜひ、行きましょう」ガタッ

曜「ずいぶん乗り気だねぇ……」

千歌「まあ、交通費はマリさんに出してもらうとして……」

曜「自腹で行ったら格安でも数万かかっちゃうしね」

梨子「とりあえず、皆に召集かける?」

千歌「うん、そうしよう!」
5: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 03:09:21.08 ID:skBdaBXt.net
招集後

千歌「ええと、道連れに出来たのは善子ちゃんだけかぁ」

千歌「マリさんは交通費だけ出してくれるって。値段のこと話したら
少し青ざめてたけど」

曜「皆、予定あるんだねー」

梨子「花丸ちゃんは修行、果南さんは遠征、ダイヤさんとルビィちゃんは
ライブを観に行くのね」

千歌「皆、明らかに嫌がってるよね……」

曜「善子ちゃんは生放送が〜って言ってたけど、追求したら
『時間は作れるけど……』ってボロ出してたし」

千歌「可哀想な善子ちゃん……」
8: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 03:11:15.05 ID:skBdaBXt.net
梨子「まあ、とにかくこのメンバー+善子ちゃんで北海道旅行ね」

梨子「楽しみだわ……理亞ちゃん」ジュルリ

曜「見境ないなー」

千歌「……んん?」
9: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 03:12:12.20 ID:skBdaBXt.net
‐そして当日 新千歳空港からタクシーで移動中‐

善子「これが、凍てついた大地の洗礼……っっ」がくがくぶるぶる

千歌「車内なのに、この寒さ……!」ぶるぶるっ

善子「あぁ、このままでは堕天してしまう……っ」

千歌「堕天よりも半纏が欲しいよぉ……」

曜「よ、ようそろ〜〜〜っ」ぶるぶるっ

梨子「ああぁっ、理亞ちゃん……っ!」ゾクゾクゾクっ!
10: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 03:14:18.86 ID:skBdaBXt.net
千歌「皆寒がってるねぇ〜〜、うぅ、早く着かないかなぁ……」

曜「もうそろー、のはず」

千歌「」ぶるぶる

善子「」ぶるるっ

曜「あ、ここだ。すみませーん、ここで下ろしてください」

千歌「……うぅぅ、やっと着いたぁ」

善子「はぁ、やっとなのね……」
11: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 03:15:02.94 ID:skBdaBXt.net
曜「……でも、なんか足の踏み場がないっていうか……」

梨子「辺り一面、雪よね?」

千歌「わぁ、すっごい。少しテンション上がって来たかも!」

善子「淡雪降り積もる中、堕天使、降臨!」

理亞「……やっと来た」ザク、ザクッ

聖良「皆さん、お待ちしていました」ザク、ザクッ
12: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 03:16:48.81 ID:skBdaBXt.net
千歌「あ、聖良ちゃんたちだ! お久しぶりです! いやぁ、
寒いですねー」白い息

曜「マイナスいってるんじゃないの、これぇ……」

梨子「確かに、この寒さではあえなく温め合いっこするしかないのでは……?」

理亞「ふっ、寒い? これが普通だけど(笑)」

聖良「私たちは慣れているので」

理亞「この程度で寒いって、東京民じゃあるまいし(笑)」

理亞「もしかして、雪が積もってるのって珍しい?」

千歌「うん、内浦じゃ滅多に降らないし……」
13: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 03:19:01.22 ID:skBdaBXt.net
千歌「ていうか、二人とも何してるの?」

理亞「ふん、見れば分かるでしょ? 雪かきよ」

聖良「昨晩から積雪が凄まじくて……もしよろしければ、手伝って
いただけませんか?」

千歌「いいよっ、面白そうだし!」

梨子「千歌ちゃん、そんな安請け合いしちゃって大丈夫?」

千歌「大丈夫だって。簡単そうだし。ただ雪を運ぶだけでしょ?」

理亞「後悔しても遅いから……」ニタァ


理亞「雪かきは、遊びじゃない」ドン!
15: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 03:22:57.73 ID:skBdaBXt.net
千歌「えぇ……?」

善子「ふふ。堕天使ヨハネにかかれば、雪かきなど造作もない」

曜「それって死亡フラグなんじゃ……」

善子「降り積もる結晶たちを魔具で運んで……ぐぬぬっ、お、重いぃ……」

善子「うっ、バランスが崩れて……!? あわわ、んんぅ〜〜」

梨子「……」

善子「ひゃう!」ツルン!

千歌「ああぁっ、善子ちゃんが! 逝った!?」

善子「逝ってない! いったた……もう、何なのよぉ」
17: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 03:26:05.51 ID:skBdaBXt.net
理亞「無様ね。本当は勝負でもしようかと思ったけど、結果は見えてるようだし」

千歌「勝負? 良いよ、乗った!」

理亞「正気? にわかは相手にならないよ」

曜「千歌ちゃんがそう言うんなら、雪かきようそろー!」

聖良「面白爽ですね。人数的にハンデもあるので、いい勝負が出来るかと」

梨子「決まりね。では、負けた方は勝った方の言う事を何でも一つ聞くという
ことで。ファイ!」

聖良 理亞「!!??」

曜「すかさずブッ込んで来たねこのレズ」

梨子「モノはないけどね」ファサッ
18: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 03:28:54.25 ID:skBdaBXt.net
千歌「……?」

理亞「ま、まあ私たちが負けることは皆無に等しいし。その条件、呑んであげる。
今スコップで線を引いたとこが、わたしたちの陣地ね。反対側があんたたち。
制限時間は一時間!」

梨子「(ふ、まんまと釣れたわね勢いづいちゃったワカサギが!)」

梨子「千歌ちゃん! 全力で挑みましょう!」

千歌「うん! いっくよぉ! おりゃ〜〜!」ザクッ

千歌「んぎぎぎ、重いぃぃ……」ふらふら

梨子「千歌ちゃんっ、一度にそんな多く持ち上げたら……っ」
20: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 03:34:26.42 ID:skBdaBXt.net
千歌「わ、わわ……」

梨子「このままじゃ善子ちゃんの二の舞に……くっ、間に合え!」DASH!!

梨子「今度こそ、救って見せる!!」

善子「いや、わたしのとき静観してたでしょ」

梨子「はああああぁっ! ――えいっ、捕まえた!」

千歌「わわっ、梨子ちゃんありがとー」

梨子「良いのよ、これくらい」ワキワキ、サワサワ

梨子「〜〜〜〜っっ」

千歌「ひゃう! ちょ、くすぐったい……」

梨子「はあ、はあ」白い息
22: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 03:40:51.79 ID:skBdaBXt.net
梨子「(手のひらに馴染む、千歌ちゃんのくびれ。ワイングラスのように華奢で
ありながらも、程よい肉付きが心地良い。沈み込む五指を押し返す絶妙な質感、
鼻先に香る甘やか香りが理性を揺する。直に伝わって来るのは、女の子特有の
精緻な造り。服越しとはいえ、強く意識してしまう。このまま強く抱きしめて
いたら、どうなってしまうのだろう? 千歌ちゃんの熱い輪郭を感じたまま、
腰に添えられた両手は図らずも上向きにずれて――)


曜「友情ヨーソロー!!」バキっ

梨子「がっ!」ばたん

曜「危なかったね、千歌ちゃん」

千歌「え、何なに??」

曜「あはは、ちょっとスコップが滑っちゃって」

梨子「」
23: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 03:41:58.76 ID:skBdaBXt.net
曜「代わりに、わたしが支えてあげるからさ!」

千歌「う、うん。梨子ちゃん大丈夫かなぁ……」

梨子「」ぴくぴく

梨子「(レズは、何度でも蘇る……!)」がばぁっ!

梨子「その手を離せええええええ!」ブン!

曜「くっ、このぉ!」ガキン!
24: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 03:46:12.87 ID:skBdaBXt.net
千歌「えええっ!? ちょ、二人とも、喧嘩はダメ!」

曜「あっ……」

梨子「う……」

善子「協力しないと、勝てないわよ」

梨子「……そうね、見くびっていたわ」

曜「敵は姉妹でありながら、強大だね」

千歌「」ぶるぶる

善子「」ぶるるっ

梨子「すごい、もうあんなに雪を……!?」
25: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 03:47:46.58 ID:skBdaBXt.net
聖良「いささかスピードが遅くないですか?」ザクザク!

理亞「もっと真剣になったらどう?」ザクザク!

梨子「くっ……! こうなったら共同戦線よ、曜ちゃん」ザクッ!

曜「友情(?)ヨーソロー!」ザクッ!

千歌「(二人の協力もあってペースは速まったけど……)」

千歌「くしゅん!」

千歌「(指先の感覚が、無くなってきた)」

千歌「(スコップを握る手に、力が入らない……!)」

千歌「はあ、はあ……」

千歌「わたしたちに比べて、あの二人はあんなに……!」
26: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 03:49:15.88 ID:skBdaBXt.net
聖闘士雪「――――ッ!」ザクザク、シュッシュ――!

千歌「洗練されたあの動きに比べ、わたしたちは……っ」ふらふら

善子「千歌ちゃん、あれ!」

千歌「えっ!」

善子「あの二人、妙な道具を使ってる!」

千歌「あ、あれは……!」
27: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 03:51:48.48 ID:skBdaBXt.net
理亞「ふっ、気付いたようね。これはプッシャー」

理亞「これを用いることによって、広範囲に広がった雪を一カ所に集めることが
出来る!」

聖良「そして、スノーダンプを用いることによってまとめて雪を運べます!」

理亞「これぞ、私と姉様の連携技! あなたたちには出来ない技巧よ!」

千歌「くっ、私たちだって同じ道具を使えば! 曜ちゃん!」

曜「ヨーソロー!」ガガガガッ!

千歌「よし、一カ所に集めた雪をダンプで……!」

千歌「んんっ……ん、あれ?」

千歌「重いぃぃ〜〜」
28: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 03:52:35.80 ID:skBdaBXt.net
理亞「甘い。大切なのは、セルフコントロール!」ぐいっ

千歌「あんな小さい身体で、あの物量を……!」

善子「いや、違う。足元を見て!」

千歌「あ、あれはっ……!」

理亞「んしょっ」ぐいっ

千歌「足だ! 腕の力だけじゃなく、脚の力をも使って雪を持ち上げてる!」
29: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 03:59:39.80 ID:skBdaBXt.net
千歌「それに、良く見ると……震えてる?」

理亞「(まだまだ、大丈夫)」

理亞「(震える指先……知ってても、見ないで!)」

理亞「わたしはまだ、大丈夫!」

千歌「そっか……本当は、寒さを感じてるんだ」

千歌「道民だからって、寒さに適応してるわけじゃないんだ」

千歌「ただ、見栄を張ってるだけなんだ!」

千歌「わたしたちも、あの方法で頑張るよ!」

曜「ヨーソロー!」ザクザクザクッ!
31: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 04:03:48.27 ID:skBdaBXt.net
理亞「あ、そろそろこっちの方に投げて」

曜「え?」

理亞「あっちは雪でいっぱいだから」

曜「ん? おっけー。投げるよーそろー!」ブンッ!

理亞「へぶっ!?」ビチャッ!

千歌「ああっ、スコップ満杯の雪が理亞ちゃんの顔面に!」

理亞「」バタリ

曜「え、だって投げてって言ったし……」
32: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 04:04:40.41 ID:skBdaBXt.net
聖良「……こちらの方言で、捨てるという意味です」

曜「へえ……。ええと、ごめんね、理亞ちゃん」

理亞「」

千歌「でも、ナイスだよ曜ちゃん! これで四対一だ!」

曜「何気に鬼畜発言多いよね、千歌ちゃん」

千歌「……?」

梨子「ともかく、今がチャンスよ! てきぱき動いて!」

曜「う、うん」

千歌「いっくよー! これから逆転だ!」

善子「堕天使の秘めたる力が覚醒する……!」
33: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 04:05:45.60 ID:skBdaBXt.net
千歌「(四人のコンビネーションもあって、徐々に追い上げてきた)」

千歌「(だけど、理亞ちゃんはわずか十分で起き上がって来た!)」

千歌「(元のペースを取り戻してしまうSaint Snow)」

千歌「残り時間は……あまりない」

千歌「くっ……」

わたしの手から、スコップが滑り落ちる。

ダンプを押し進めていた曜ちゃんが、その手を放す。

プッシャーで雪を集めていた梨子ちゃんは、勇ましい歩みを止める。

震えていた善子ちゃんは、驚きに目を見開く。
34: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 04:07:12.03 ID:skBdaBXt.net
善子「そんな……まさか……」

梨子「千歌ちゃん!?」

曜「嘘……だよね?」

千歌「…………」

震える手を、ぎゅっと握りしめる。

千歌「……無理、だよ。雪かきでは、彼女たちの足元にも及ばない(積雪量)」

千歌「だから……、こうする!」DASH!!

曜「ええっ!?」

理亞「くっ、不意打ち!?」

聖良「でも、遅いです」ヒュンッ
35: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 04:11:00.46 ID:skBdaBXt.net
千歌「それは、どうかな!」

――ビュンッ!

理亞「なっ――ぶっ!」

理亞「これは……雪玉っ」

理亞「ふん、舐められたも同然ね。雪合戦は、私たちの得手!」ビュンっ!

聖良「道民の聖戦で挑もうとは、笑止です!」ビュンビュンっ!
36: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 04:13:07.13 ID:skBdaBXt.net
千歌「わたしたちも、負けないよ――ッ!」ビュンビュン!

曜「ヨーソロー!」

梨子「YRYYYYYYッ!」

善子「暗黒のエネルギーを集束させし堕天の――いだぁっ!」

そうして、両チームの闘いは激化の一途を辿る。

飛び交う雪玉、響き渡るヨハネの絶叫……そして。
37: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 04:14:53.55 ID:skBdaBXt.net
千歌「ぐっ! ……あぁっ」ドサッ

理亞「ふふふ。勝った……勝ったんだ!」

理亞「これで文字通り、雪辱を果たせた!!」

理亞「長かった……。一期最終回では出番を奪われ、ラブライブ本選では
惨敗し……」

理亞「だけど今日! 今、この瞬間! わたしたちは勝利者となった!」

理亞「もう、九位なんて呼ばせない!」

千歌「……それは、どうかな」

理亞「ふん、見苦しい。まだ息があったか」
38: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 04:20:25.42 ID:skBdaBXt.net
千歌「勝つのは、わたしたちだよ」

理亞「そんなボロボロの身体で、勝てるとでも?」

理亞「それとも、敗走して罰ゲームを無効にする気?」

理亞「道外に逃げる? ここは場内みたいに狭くない!」

理亞「ふふ、まあそれも無理ね。立っているだけで、精一杯のくせに」

理亞「しかも、そんなに震えて。今日なんて特にしばれるから、顔なんて寒さで
真っ赤」

千歌「……?」

理亞「――ッ! ともかく、あなたたちはもう負けて――」

千歌「負けてるのは、理亞ちゃんだよ」

理亞「……え?」
39: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 04:22:19.33 ID:skBdaBXt.net
曜「……夢中になりすぎたようだね」

梨子「道民としての性が、仇になったわね」

理亞「な、何を強がって……」

善子「――定刻よ。あなたたちは、堕天する」

理亞「……堕天?」チラっ

理亞「え……嘘? 足元に雪がない……あっ」

千歌「そう。雪合戦の時、入れ替わってたんだよ!」

理亞「な、ななな……」

千歌「つまり理亞ちゃんたちは、わたしたちの陣地の雪を自分たちの場所へ
送り込んでいた。つまり――」

理亞「……そん、な」ガクッ

千歌「ちょうど一時間、経ったね」

千歌「タイムアップ。私たちの、勝ちだよ」
40: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 04:23:32.72 ID:skBdaBXt.net
理亞「くっ……こんな、ことって……」うるうる

理亞「わたしたち、次こそ、次こそはって……」

千歌「理亞ちゃん……大丈夫だよ。ゆっくりで良いから、立ち上がって」すっ

理亞「え……?」

理亞「こんなに、意地悪したのに……?」

千歌「泣かないで、理亞ちゃん」

理亞「ち、千歌……ちゃん?」キュン
41: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 04:24:19.18 ID:skBdaBXt.net
千歌「わたしたちに負けたとしても、二位だよ。九位じゃないから!」

理亞「……ぅ、うわぁああああああん!!」

理亞「こ、こんなのってひでーべ! この悪魔ぁ!」

善子「ヨハネのことね……」ファサッ

……こうして、雪かき勝負は千歌たちが制した。
43: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 04:25:16.48 ID:skBdaBXt.net
‐その夜‐

聖良「昼間は、妹が取り乱してすみません」

理亞「ごめん……なさい」

聖良「今夜はご馳走です。たくさん用意しましたので、好きなだけどうぞ!」

千歌「やったー! お肉だ!」

梨子「焼き肉……ですか? それにしては、妙な匂いが……」

曜「善子ちゃん……先に食べて」

善子「な、なんでこのヨハネが……」
44: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 04:26:39.14 ID:skBdaBXt.net
理亞「何よ。わたしたちの料理が、食べられないって言うの?」

理亞「別に、毒なんて仕込んでない」ヒョイ、パクパク

善子「まあ、安全なようね。匂いは気になるけど……じゃあ、いただきます」パクっ

善子「――うぅっ!?」

善子「――――――っ!!」堕天中


千歌「うわ、吐いた……」

曜「えぇ……」

千歌「ちょっと癖はあるけど、美味しいよ。これ」
45: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 04:27:28.93 ID:skBdaBXt.net
曜「うん、意外といける! 癖になる味だね。お肉柔らかいし」

聖良「これはジンギスカンという料理です。ラム肉を焼いているんですよ」

千歌「へえ、羊なんだ!」パクパク

曜「タレとお肉が絶妙だねぇ〜」パクパク

理亞「ふん、当たり前でしょ。姉様の手作r……」とんとん

理亞「ん?」くるっ

梨子「――今夜、空いてるわね?」

理亞「ぁ…………」
46: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 04:28:54.69 ID:skBdaBXt.net
‐深夜‐

梨子「ぺろぺろ、れろぉ、くちゅくちゅくちゅ!」

理亞「ああ、ひぅっ、何か来て……んんッ、あっ、ひゃあああああ!」プッシャー!

チラっ

善子「えっろ」


おわり
47: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/09/25(日) 04:36:54.53 ID:skBdaBXt.net
以上です。初めてssを書いてみました
至らぬ点などありましたらすみません

最終回、とても良かったです!
道民の星の出番がなかったので書いてみました
こんな夜遅くに読んでくれた方がいればとても有難いです
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