穂乃果「ニコちゃんてMだよね?」

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穂乃果-アイキャッチ20
1: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2015/05/06(水) 09:56:48.34 ID:WRuKF9hg.net
放課後――部室


にこ「はあ、何よいきなり?消費期限切れのパンでも食べた?」

穂乃果「2、3日過ぎたのなら大丈夫だよ!保存料たっぷりだし」

にこ「ちゃんと冷蔵庫に入れて保存しときなさいよ。それで、私がMって何の話?」

穂乃果「SかMかって言われたらMだよねニコちゃんは、って話かな」

にこ「あんたの口からSMの話が出るなんてね・・・っていうか、SとMの意味ちゃんと知ってるんでしょうね?」

穂乃果「Sはいじめるのが好きでMはいじめられるのが好きってことでしょ?
    それくらい私も知ってるよ!」

にこ「そう、じゃあなんで私はMなのよ?
   別に私はいじめられるのが好きってわけじゃないわよ」

穂乃果「ニコちゃんってさ、目標のために自分を追い込むところあるでしょ?
    理想のために努力は惜しまないっていうか」

にこ「・・・まあ、ね」

元スレ: 穂乃果「ニコちゃんてMだよね?」

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2: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2015/05/06(水) 09:57:44.29 ID:WRuKF9hg.net
穂乃果「それってさ、ある意味自分をいじめるのが好きってことだと思うんだよね。
    それを考えたらニコちゃんはMの中のM、ドM――あ痛っ!」

にこ「人を変態みたいに言うな!」

穂乃果「何も叩かなくても・・・」

にこ「声が大きいのよあんたは!」

穂乃果「でも、自覚はあるでしょ?」

にこ「・・・無いわけではないわね」

穂乃果「ニコちゃんみたいなタイプの人のすごいところは、
    そのMオーラを周りに広げられるところなんだよ」

にこ「Mオーラって言い方やめなさいよ」

穂乃果「じゃあマゾオーラ」

にこ「・・・Mオーラでいいわ」
3: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2015/05/06(水) 09:59:05.69 ID:WRuKF9hg.net
穂乃果「Mオーラなんて言い方したけど、目標を達成するまでに必要な努力を
    自分だけでなく周りにまで求めちゃうんだよ。だから場合によっては
    周囲の人と対立しちゃうけど、Mの集団の中では力を発揮するんだよね」

にこ「それって褒めてるの?貶してるの?」

穂乃果「褒めてるよ!μ’sってどっちかって言うとMの子が多そうだから、
    ニコちゃんはなくてはならない存在なんだよ」

にこ「微妙に嬉しくない言い回しね・・・そういうアンタはSでしょ?」

穂乃果「えっ、なんでなんで〜?」

にこ「そのグイグイ来るところがSっぽいのよ!あーもう鬱陶しいわね離れなさいよ!」

穂乃果「グイグイ行ったらSなの?」

にこ「相手を自分の思うようにしたいと思ったらSでしょ?」

穂乃果「私、そんな風に思ったことないけど・・・」

にこ「無自覚Sって奴ね、それもとびきりのタチの悪い」

穂乃果「まあ、確かにSって相手を自分の言う通りにさせたいイメージかも」

にこ「ほら見なさい。そう意味ではアンタはSよ。でも、その一方でM要素もあるのよね」
6: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2015/05/06(水) 10:00:35.49 ID:WRuKF9hg.net
穂乃果「どういうこと?」

にこ「スクールアイドルになって学校を廃校の危機から救おうなんて発想、
   M以外の何物でもないってこと」

穂乃果「ニコちゃんひど〜い」

にこ「フン、お返しよ」

にこ(でも、そのタチの悪さに救われたのよね・・・言わないけど)

穂乃果「じゃあ、他の子達、絵里ちゃんと希ちゃんは?」

にこ「絵里は日誌で自分をSとか言ってたけど、MよM。Sぶってるけど生粋のMよ。
   苦労してる私可哀想!でも輝いてる!とか思っちゃうタイプ」

穂乃果「そっそれは言い過ぎかな・・・」

にこ「絵里はね、自分より弱いMに対しては強く出れるけど、Sに対しては弱くなるタイプなの」

穂乃果「あーわかるかも。なんか振り回される姿が似合うよね、絵里ちゃんって。
    トホホ・・・みたいな言葉も似合うし」

にこ「ほんと無自覚Sねアンタは・・・」

穂乃果「?」
7: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2015/05/06(水) 10:02:11.23 ID:WRuKF9hg.net
にこ「希に振り回されてやれやれとか仕方が無いわねーとか言ってるけど、内心ウキウキよあれは。
   尽くすことに快感を感じてるのよ」

穂乃果「快感・・・」

にこ「さっきの理論じゃないけど、でなきゃ生徒会長なんて大変な仕事引き受けないでしょ?」

穂乃果「なるほど。絵里ちゃんがMなら希ちゃんはSだね」

にこ「そうね。あいつはよく人を見てる、人の弱いところを見抜くセンスに長けてるし。
   ・・・コンプレックスに敏感なのは正直考え物だけど」

穂乃果「えっ、どうして?」

にこ「あいつ自身がコンプレックスを持っているからよ。私はSって本当の自分――自分の弱さを
   見せたくないってイメージがあるんだけど、希は自分の弱さを隠すために、ああいう風に
   振る舞ってるように見えるのよね」

穂乃果「弱い自分を見せたくないからS、か・・・確かにMな希ちゃんってイメージできないかも」

にこ「ところがどっこい」

穂乃果「どっこい?」

にこ「希みたいなタイプは押してくるくせに、逆に押されると意外と弱かったりするのよ」

穂乃果「そうなの?」

にこ「そうなのよ。そのための仮面なんだしね」
8: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2015/05/06(水) 10:03:04.51 ID:WRuKF9hg.net
穂乃果「胸をわしわししてくるのも?」

にこ「あれは、出るとこ出たら勝てるような気がするわ・・・」

穂乃果「出るとこ・・・」

にこ「・・・どこ見てんのよ?」

穂乃果「まだ出てないね!」

にこ「笑顔で言うな!」

穂乃果「一年生達はどうだろう、凛ちゃんもSっぽいけど」

にこ「そうね、確かにSっぽいわね凜は」

穂乃果「イタズラ好きだし」

にこ「ナチュラルに毒吐くし」

穂乃果「ナチュラルS?」

にこ「無自覚Sなアンタといい勝負だわ」
10: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2015/05/06(水) 10:11:13.62 ID:WRuKF9hg.net
穂乃果「でもさ、真姫ちゃんといる時の凛ちゃんってMっぽいんだよね。
    よく真姫ちゃんにちょっかい出して怒られてるけど、怒られることまで
    楽しんでるというか・・・」

にこ「それってつまり、ちょっかいを出すためなら怒られることを躊躇わないってことでしょ。
   攻めに全振りしてるようなもんじゃない?」

穂乃果「そうだね。ある意味Sが怖れるSだよ凛ちゃんは」

にこ「アンタにそこまで言わせるなんて・・・というか、その凜を相手にしないと
   いけない真姫と花陽はほんと苦労してそうね」

穂乃果「二人はザ・M!って感じだもんね」

にこ「真姫なんかはかわし方も知らなさそうだし、だから凛にちょっかい出されても
   期待通りの反応をして凛を楽しませることになってしまうのよ。凛だけじゃないわ。
   希やMだけど攻め方を知っている絵里に手玉に取られてしまう。ただ悠然と構えてる
   だけでいなせる相手なのに。そのプライドの高さが仇となっているのよ」

穂乃果「でもそこが真姫ちゃんのいいとこでもあると思うんだ」

にこ「そうね。気位が高いのは悪いことじゃないわ。向上心や原動力となるものだし。でも、ちょっと、
   一呼吸間に挟んで行動するだけで余裕が出るのに、ちゃんとできるのに、実にもったいないったら
   ありゃしない。自分を守る鎧を着っぱなしなのよ。だから息が詰まってる。空気を替えないと酸欠になっちゃうのに」
12: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2015/05/06(水) 10:12:43.80 ID:WRuKF9hg.net
穂乃果「・・・」

にこ「何よ?」

穂乃果「いや、ずいぶん語るなぁって真姫ちゃんのこと」

にこ「べっ別に、意味は無いわよ。・・・ただ」

穂乃果「ただ?」

にこ「なんか放っておけないのよね、あの子は」

穂乃果「ふーん・・・真姫ちゃんが自分の弱さを知らないMなら、
    花陽ちゃんは弱さを知ってるMって感じがする」

にこ「そうね、花陽はああ見えて強いもんね」

穂乃果「うん、なんていうか・・・」

にこ「弱い自分を受け入れる強さ、と言ったところかしら?」
14: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2015/05/06(水) 10:16:17.64 ID:WRuKF9hg.net
穂乃果「そう、それ。誰だって自分の弱さを受け入れるのは怖い。

    勇気がいることだから目を逸らそうとするけど、花陽ちゃんはちゃんと目を逸らさずに向き合い、

    受け入れることができるんだ。きっとμ’sで一番強いのは花陽ちゃんだよ。どれだけ辛くても、

    どれだけ苦しくても立ち向かう。そして、そんな花陽ちゃんを見て周りも頑張ろうと立ち上がる。

    まるで・・・」

にこ「まるでひまわりね、花陽は・・・」

穂乃果「あっ、ニコちゃんずるい!私が言おうと思ってたのに!」

にこ「言うならさっさっと言いなさいよ」

穂乃果「花陽ちゃんの背中を押したのは凛ちゃんと真姫ちゃんだけど、
    
    二人の背中を支えてるのは花陽ちゃんなんだよ」
15: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2015/05/06(水) 10:18:20.08 ID:WRuKF9hg.net
にこ「・・・これで、残りは海未とことりね。幼馴染なら簡単でしょ?好きに語っちゃいなさいな」

穂乃果「それが意外と難しいんだよ。幼馴染だからこそ見えない部分もあるというか・・・」

にこ「何最もらしいこと言ってんのよ。私はことりと海未は両方ともMだと思うけど」

穂乃果「うーん、ことりちゃんもMかなぁ?」

にこ「違うの?」

穂乃果「ことりちゃんってメイドさんがすごく似合ってたでしょ?」

にこ「伝説の、だしね」

穂乃果「世間では、メイドさんってMみたいなイメージがあるみたいだけど、私は逆だと思うんだ」
16: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2015/05/06(水) 10:21:35.22 ID:WRuKF9hg.net
にこ「なんで?命令される側だからMなんじゃないの?」

穂乃果「うん、一見そう見えるんだけど、相手のために何かしたいって気持ちはSに通じるんじゃないかなって」

にこ「サービスのSってこと?」

穂乃果「そう!Mがされる側、Sはする側でしょ?だから、サービスをする側のメイドさんはSなんだよ本当は」

にこ「なるほど、一理あるわね」

穂乃果「でもね、ことりちゃんがメイドさんを始めたのは自分を変えたいという気持ちからなんだ」

にこ「言ってたわね、アンタや海未と違って自分には何もないとか。

    相手じゃなく自分を変えたいってM寄りの思考なんじゃないの?」

穂乃果「うん、そうなんだけど、絵里ちゃん、花陽ちゃん、凛ちゃんが誰かに背中を押してもらって変わっていったの対し、
     
     ことりちゃんは背中を押してもらわずに自分から変わろうと行動を起こした。

     それって自分のために何かしたいという気持ちが強かったからできたことだと思うんだ。
     
     自分さえも尽くす相手として行動したんだよ」
17: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2015/05/06(水) 10:24:21.27 ID:WRuKF9hg.net
にこ「・・・いつも不思議に思ってたのよね。私も手伝ってるとはいえ、
   ことりって九人分の衣装のほとんどを一人で作ってるじゃない?
   それが苦にならないのかって」

穂乃果「衣装作りが好きって気持ちが根底にあるんだろうけど、それに加えて誰かのために何かしたい、
    そう思える優しい子だからねことりちゃんは」

にこ「そうね・・・で、最後。海未だけど・・・」

穂乃果「海未ちゃんはわかりやすいぐらいにMだよ!
    もはやMが服を着て歩いていると言っても過言ではないよ」

にこ「なんか『これも修行です』の一言でどんなことでも受け入れそうな感じがするのよね海未は」

穂乃果「そう、それ!自分に厳しくできるし、周囲にもそれを求めることができる。
    こうして見るとニコちゃんと同じなんだけど、ニコちゃんは自分がしたくないことや
    間違ってると思うことはきっぱりと言えたり、拒否できたりするじゃない?」

にこ「まあ、そうね」
18: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2015/05/06(水) 10:26:55.21 ID:WRuKF9hg.net
穂乃果「ニコちゃんと海未ちゃんは同じMでも決定的に違うところが一つあって、
     ニコちゃんが『こうあるべき』という義務的な考え方なのに対し、海未ちゃんは
     『こうしてはならない』という禁止を中心にした考え方なんだよ。
     言うなれば、能動的と受動的の違いかな」

にこ「時々暴走してるけど」

穂乃果「実は海未ちゃんって、意外と流されやすいというか、
     嫌だと思っても身体が拒否できなかったりすることがあるんだよね」

にこ「なんか嫌らしい言い方ね・・・」

穂乃果「ちゃんと抵抗しようとする意思はあるんだよ?
     でも、押しに弱いから私やことりちゃんに丸め込まれてしまう。
     もう仕方ないですね、と妥協してしまう。この辺は絵里ちゃんと一緒かな」
19: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2015/05/06(水) 10:28:51.52 ID:WRuKF9hg.net
にこ「フリフリのかわいい衣装とかも最初は恥ずかしがって嫌がるのに、
最後には着ちゃってるしね」

穂乃果「頭ではわがままを言って和を乱したらいけないってわかってるんだよ。
     でも、プライド、と言えるほどのものじゃないけど、恥ずかしいという価値観が
     拒否してしまう。理性と感情のジレンマに立たされてるんだよね海未ちゃんは」

にこ「九割方はアンタ達のせいでしょ?」

穂乃果「そうかなぁ、自分から穴に落ちに行ってるんだと思うんだけど、まあ、それは置いといて、
     そう考えると海未ちゃんってすごいんだよ。絵里ちゃん、ニコちゃん、真姫ちゃんの三人分の
     Mっ気を持ってるってことなんだから。ニコちゃんのドMを超えた、まさにMの――」

海未「穂乃果!ニコ!」

穂乃果「うわっ!」

にこ「うっ海未!?」

海未「あなたたちはさっきから何を破廉恥なことばかり言って、それも廊下まで聞こえるような声で・・・」
20: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2015/05/06(水) 10:30:10.32 ID:WRuKF9hg.net
穂乃果「ごっごめん、話が盛り上がっちゃって・・・」

にこ「私は関係ないわ!穂乃果が勝手に・・・」

穂乃果「ああっ!ずるいニコちゃん!一人だけ逃げるなんて!」

ニコ「ニコ、なんのことだかわかんな〜い♪」

穂乃果「ニコちゃん!」

海未「まっまったく、私がエッMとか、よくも破廉恥な・・・」

穂乃果・にこ「・・・」

海未「なんですか二人とも、私の方をじっと見て」

穂乃果「ねえ、海未ちゃん、どうしてSとかMとか言ってただけなのに、破廉恥なことになるの?」

海未「!?」
21: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2015/05/06(水) 10:31:43.85 ID:WRuKF9hg.net
穂乃果「ニコちゃんわかる?」

にこ「さあ、わかんないニコ〜♪でも、海未ちゃんなわかるニコね」

穂乃果「だよね!海未ちゃんが破廉恥って言い出したんだもんね!

ねえ?なんでSとかMとかが破廉恥なの海未ちゃん?」

にこ「海未ちゃん、なんでニコォ?」

海未「そっそれは、その・・・」

穂乃果・にこ「それは?」

海未「・・・・・・す」

穂乃果「えっ何?聞こえないよ海未ちゃん」

海未「・・・・・・です」

ニコ「もっと大きな声で言うニコよ?」

海未「破廉恥なものは破廉恥だからです!もう今日は二人だけ特別メニューです!」

穂乃果・にこ「ええ〜!そんな〜!」
22: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2015/05/06(水) 10:32:42.48 ID:WRuKF9hg.net
海未「二人のことなんか知りません!」

穂乃果「海未ちゃ〜ん!」

にこ「まったくアンタのせいで私まで巻きこまれたじゃない!」

穂乃果「ニコちゃんだってノリノリだったくせに!」

海未「まずはうさぎ跳びでグラウンド十周!」

穂乃果・にこ「」

穂乃果「・・・もしかして」

にこ「そうね、もしかすると」

穂乃果・にこ「μ’sで一番ドSでドMなのは海未(ちゃん)なのかもしれない・・・」


おわり
23: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2015/05/06(水) 10:38:23.10 ID:WRuKF9hg.net
人にはS的側面とM的側面の両方があるから、
自分のイメージと違ってもあまり気にしないでいてくれたら助かります
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