空想文学少女【短編ss】

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花丸-アイキャッチ14
1: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/10/07(金) 04:38:08.83 ID:F//sDv7Z.net
丸は空想が好き 例えば・・・

ある日の帰り道


家まで歩いていて突然視界が真っ暗になったら

もうすぐ着くのに真っ暗で方向感覚が無くなり一歩踏み出すことさえ出来なくなる

でも暗くなる前と暗くなった後
体の向きは変えてないからそのまま家までの道を思い出しながら歩くことはできる

何歩 歩いて曲がればいいかは分からない

でも真っ直ぐ歩けばブロック塀に突き当たる
それから曲がれば間違えなくて済むかな

元スレ: 空想文学少女【短編ss】

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2: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/10/07(金) 04:39:30.09 ID:F//sDv7Z.net
、、、そうそう。こうして手を前に出しながら歩けば、、、??

…なに?

手に変な感触がするずら
塀じゃなくて…人の様な 人の頭の様な…


 
コッチニ コイ


    
花丸「っ!…」パチッ

花丸「夢……。って…遅刻しちゃう!」
3: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/10/07(金) 04:40:45.58 ID:F//sDv7Z.net
夢の事なんてすっかり忘れて今日も1日が終わる

バス停から家までの道

丸は走るよりも歩く方が好きずら
、、、それはみんなそうかも

こうして歩きながら色々空想するのが好き


例えば、、、
この角を曲がると見かけない小さな女の子が居てぶつかりそうになる

でも避けることが出来て話すキッカケになって、、
女の子にこう言うの


気をつけて帰ってね

うん、ありがとう
4: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/10/07(金) 04:41:42.28 ID:F//sDv7Z.net
そんな会話をする空想を広げる


ドスッ


花丸「あっ、ごめんなさい」


女の子「コッチニ コイ」


ーーーーーーー


ルビィ「花丸ちゃん……だ、大丈夫?」

花丸「え?どうしてずら?」

善子「そんな事考えてるなんて私よりイタイかも」

花丸「えぇ〜?そんなことないよ。ひどいずら」
5: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/10/07(金) 04:42:49.96 ID:F//sDv7Z.net
ルビィ「あははは…。じゃあ着いたから。善子ちゃんまた明日」

花丸「また明日ずら〜」

善子「じゃあね」


 
ルビィ「そうだ。さっきの話、試してみようよ」

花丸「さっきの?…あぁ」


最近は暗くなるのも少しずつ早くなってきて練習がない日でも帰り道は薄暗い

さっきまで夕陽が綺麗だって思ってたのに
6: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/10/07(金) 04:44:00.21 ID:F//sDv7Z.net
ルビィ「この道だね?」

花丸「うん」

ルビィ「じゃあ…」タッタッタッ

ルビィ「ここにいるから〜!そこから目を瞑って歩いてみて〜、ぶつかりそうになったりしたら言うから〜!」

花丸「わ、分かったずら!」

目を閉じる、こうすれば真っ暗になる

家の近くのこのT字路
真っ直ぐ歩くと塀にぶつかるから、、

ゆっくり ゆっくり、、、


 
そろそろ塀にぶつかる頃かな?
手を前に出して歩く
7: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/10/07(金) 04:45:52.80 ID:F//sDv7Z.net
歩く


 
歩く


    
歩く、、、


     
あれ、、、?


      
まだ?


          
花丸「ル、ルビィちゃん…?ま、まだ塀のとこじゃない…??」

花丸「………ルビィ…ちゃん……………?」パチッ


そこには
ルビィちゃんが居るはずの場所には 誰も居なかった

ルビィちゃんは?
あれ、、、これも夢?
8: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/10/07(金) 04:47:37.73 ID:F//sDv7Z.net
辺りを探しても姿は見当たらない

もしかしたら驚かそうとしてどこかに隠れてる?
でもそんな場所はない

まさか勝手に人の家の敷地に入ったりしないよね


え?


スマホを取り出して連絡してみる


繋がらない


どうして居ないの?


     
ルビィ「わっ!」

花丸「っッギャアアア!!!!!」
9: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/10/07(金) 04:48:13.02 ID:F//sDv7Z.net
ルビィ「…くくく… 。ごめんね花丸ちゃん」

花丸「っ、び、びっくりしたずら〜!」

ルビィ「ふふふ…花丸ちゃんが近づいて来てから目を瞑ってる隙に花丸ちゃんの後ろに隠れたんだぁ」

花丸「えぇ?!全然気づかなかったずら…」

ルビィ「花丸ちゃん、まさか電話までするとは思わなかったよっ…くく」

花丸「だって〜」

ルビィ「で。どうだった?感想は」

花丸「意外と距離が長い気がしたかな…。あとはやっぱり方向感覚が分からなくて…」
10: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/10/07(金) 04:49:20.24 ID:F//sDv7Z.net
ルビィ「でも、やれてよかったね!」

花丸「うん。ありがとうずら」

ルビィ「じゃあ、帰るね」

花丸「あ、じゃあ途中まで送るよ」

ルビィ「わ〜い!ありがと!」


こうして丸の空想はひとつ、より現実的なイメージを膨らませることが出来た

ルビィちゃんを見送って、またさっきの道に戻る頃には外灯も点いていてすっかり暗くなった
11: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/10/07(金) 04:51:55.43 ID:F//sDv7Z.net
そういえば、、、


     
前に覚え始めのネットで見た怖い話に、こんなのがあったな


   


 


目を閉じて、家の中の窓を全部開けて廻って
次にまた閉めて廻る想像をする

その間に誰かとすれ違うと

霊感があるんだって話


      

別に家じゃないけど
丸の空想には小さな女の子が出てきたなあ

どんな顔でどんな洋服を着てるかはぼんやりだけど、、、

家だと長くなりそうだから 試しにこの道で試してみよう

またT字路のあの場所から
12: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/10/07(金) 04:53:29.81 ID:F//sDv7Z.net
目を瞑って塀に当たるまでゆっくり歩く
それから曲がると小さな女の子が


 
小さな、、女の子、、、が、、。

あっ


     
花丸「………?」パチッ


    
丸と同じ背丈、丸と同じ格好、丸とは違う声、丸とは違う顔
青白い肌で目がくり抜きの様になって唇の薄い女が目の前に居た

いきなり くり抜きの目に血眼の眼球が剥き出しになって奥から出てきた


「コッチニ コイ」
13: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/10/07(金) 04:54:19.01 ID:F//sDv7Z.net
丸は怖くて家まで走った


後ろを振り返らずに走った


想像してしまう


丸の中のその怪異は地を這いずって追いかけてきて


丸の足を掴んでくる


とにかく走った


もうすぐ、、もう家に着く
14: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/10/07(金) 04:55:19.95 ID:F//sDv7Z.net
小さな女の子って自分の小さい頃を無意識に映してたのかな


あの頃の自分の事を今の丸はそう映してるんだ


「コッチニ コイ」


本を読むのは楽しい 好き


でも今は他に楽しい事がある


だからそっちにはいけないよ


あなたがこっちに来るんだよ
15: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/10/07(金) 04:55:47.15 ID:F//sDv7Z.net
終わり
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