真姫「十一月三日は…サンドイッチの日?」穂乃果「ハンカチと、みかんの日!」

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ほのまき-アイキャッチ1
1: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/03(木) 19:10:41.35 ID:t8kfUlIx.net
【四月】

理事長「廃校」

雪穂「みんな言ってるよ。そんな学校、受けてもしょうがないって」

穂乃果「そんなことない!ことりちゃんと海未ちゃんとで、なくならないように考えてるの!だからなくならない!」

【翌日・音楽室】

\アイシテル バンザーイ♪/

穂乃果(ここでよかった…そうだよね)グスッ

パチパチパチ

真姫「ヴェぇ…」

穂乃果「ありがとう…誰だか知らないけど…感動しちゃった…」ポロポロ

真姫「そこまで!?…ちょ、泣きすぎ!」

穂乃果「私、間違ってないよね…? 音ノ木坂に入ってよかった…あなたも、そう思ってくれてたら嬉しいな…」

真姫「わかったから、涙拭いてください…ほら」

穂乃果「(高そうなハンカチ…)ありがと」

真姫「…大丈夫?」

穂乃果「うん…ハンカチ、洗って返すね。私、高坂穂乃果」

真姫「…西木野真姫。別にいいですよ、そのままで…」

穂乃果「にしきの…さん?…でも」

真姫「何なら、そのまま持っててください。返さなくていいですから」

穂乃果「そう?…ありがと。じゃあ何かお礼させてよ!」

真姫「いらないわよ。別に何も…」

穂乃果(優しくて素敵な人だなぁ…後輩なのに、ちょっぴり大人っぽくて)

穂乃果「ニシキノさんは何か部活やってるの?」

真姫「まだ何も。…誰も居なかったから使わせてもらってるだけ」

穂乃果「そっか。…ここへ来たら、また会えるかな?」

真姫「さあ…また来るつもりだけど、いつ会えるかはわかりませんよ」

穂乃果「また聴きたいな。あなたの歌♪」

真姫「…気が向いたら」

穂乃果「うん♪」

元スレ: 真姫「十一月三日は…サンドイッチの日?」穂乃果「ハンカチと、みかんの日!」

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3: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/03(木) 19:14:53.51 ID:t8kfUlIx.net
【翌日・一年教室】

真姫「ヴェぇ…」

穂乃果「西木野さん♪」

真姫「何ですか?…わざわざ教室まで来て…」

穂乃果「あ…ごめんね。迷惑、かな?」シュン

真姫「別に…それで何の用ですか?」

穂乃果「よかったらお昼、一緒に食べない?」

真姫「先輩と?…二人で?」

穂乃果「うん。天気もいいし、中庭とかどうかな?」

真姫「…いいけど」

【中庭】

穂乃果「大好きだっ、ばんざーい♪」

真姫「先輩のお弁当…それだけ?」

穂乃果「パン好きなんだ。おいしいよ♪」

真姫「そんなんじゃ栄養が偏りますよ」パカ

穂乃果「わあ、美味しそうなサンドイッチ!」キラキラ

真姫「…食べたいの?」

穂乃果「うん。…えへへ」

真姫「どうぞ。食べていいわよ」

穂乃果「いいの?…あ、じゃあ交換しよっ♪」

真姫「いや、私は別にそれは要らないんだけど…」

穂乃果「えー?…でも、おなか空くでしょ?」

真姫「先輩が私のサンドイッチ食べ過ぎなければ…半分くらいで足りるわよ」

穂乃果「どれも美味しそう…どれにしようかなー♪」

真姫(サンドイッチくらいでこんなに喜ぶなんて…)クス

キーンコーンカーン…

【放課後】

真姫「…今度は何ですか?」

穂乃果「一緒に帰らない?…お礼もしたいし…」

真姫「そんなの別にいいって」
4: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/03(木) 19:17:30.91 ID:t8kfUlIx.net
穂乃果「でも、もらってばっかりじゃ悪いし。私も、西木野さんに喜んでもらいたいの!」

真姫「何をするつもり?」

穂乃果「もし時間あったら、ちょっと寄り道しない?」

【穂むら】

真姫「…和菓子?」

穂乃果「うん。甘い物は好き?」

真姫「まあ…嫌いじゃないけど」

穂乃果「じゃあ入って♪」ガララ

真姫「古そうな店ね」

穂乃果「うん。古いだけが取り柄っていうか…」

ほの母「何か言った?」

穂乃果「いいえ」

ほの母「いらっしゃいませ♪」

真姫「どうも…こんにちは」

ほの母「あら。もしかして穂乃果の…?」

真姫「?」

ほの母「うふふ。ゆっくりしてってください♪」

穂乃果「さ、上がって上がって。西木野さん♪」

真姫「ヴェぇ…ちょ、ちょっと」

パタン

真姫「ここ、先輩の家なの?」

穂乃果「うん。穂乃果の穂は、穂むらの穂」

真姫「…なるほど」

穂乃果「何か食べたい物があったら遠慮なく言ってね!…和菓子ばっかりだけど」

真姫「この部屋は…漫画ばっかりね」

穂乃果「そんなに多いかなぁ?…西木野さんは漫画とか読まないの?」

真姫「…のだめカンタービレ」

穂乃果「ああ、これ…西木野さんも好きなの?」

真姫「まあね。一応、全部読んだけど」

穂乃果「じゃあ少なくとも25冊分は私と一緒だね♪」
5: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/03(木) 19:19:52.56 ID:t8kfUlIx.net
真姫「まあ…私は漫画は処分しちゃったから、もう持ってないけど」

穂乃果「そうなんだ?もったいない…」

真姫「スマホでも読めるでしょ。電子書籍とかで…」

穂乃果「でもそれってお金かかるし…本として手に取って読むほうが私は好きだな」

真姫「そうね…」

穂乃果「読みたくなったら、いつでも私の部屋に来てよ♪」

真姫「勝手に入るわけにはいかないでしょ?」

穂乃果「それはそうだけど…じゃあ、連絡先教えておくから!」

真姫(…同級生ともほとんど話さないのに、先輩に…なんだか懐かれたって感じ)

穂乃果「漫画が読みたいとき、和菓子が食べたいとき、私に会いたくなったときも♪」

真姫「ならないわよ」

穂乃果「えー!?><」

真姫「…ふふっ」

真姫(高坂先輩って、なんか可愛い。犬みたいに懐いてくれて…会いたくなるっていうより、連れて帰りたい)

【後日】

真姫「…作曲?」

穂乃果「うん。西木野さんならできるんじゃないかなって…どう?」

真姫「まあ、できるけど…どうするつもり?」

穂乃果「実は…私、アイドルやってるの♪」

真姫「アイドル?」

穂乃果「そう。スクールアイドル!…といっても、まだ体力つけるための練習始めただけで曲も衣装も何もできてないんだけど…」

真姫「ふーん…」

穂乃果「興味ないって顔してる?」

真姫「だって、まだ何もないんでしょ。体力系のトレーニングなんて興味ないし」

穂乃果「うぐっ…まあ、そこは私も特に好きでやってるんじゃないけどさ…」

真姫「そこまでしてアイドルになりたいの?」

穂乃果「っていうか…音ノ木坂を廃校にしたくないの」

真姫「高坂先輩がアイドルになったら、音ノ木坂が廃校にならないんですか?」

穂乃果「えーと…これから頑張って人気が出れば、入学希望者が増えるかなーって…」

真姫「…いや、無理でしょ?」
6: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/03(木) 19:23:16.52 ID:t8kfUlIx.net
穂乃果「私たちだけじゃ無理かもしれないけど…だから西木野さんの力が必要なの!」

真姫「私の曲にだってそんな力があるとは思えないんだけど」

穂乃果「そんなことないよ!…私、初めて西木野さんの歌とピアノを聴いたとき…すっごく感動したもん」

真姫「…曲は作ってもいいけど、それ以外は責任持てないわよ?」

穂乃果「作ってくれるならそれだけで…いや、あと一つだけお願いしてもいい?」

真姫「何ですか?」

穂乃果「…そばに、居てほしいな」

真姫「え」

穂乃果「いろいろ、不安になっちゃうこととか…あるかもしれないでしょ。そういうとき…西木野さんが居てくれたら、きっと大丈夫って気がするんだ♪」

真姫「そ、そう?」

穂乃果「うん!…あのときも、西木野さんの歌のおかげで、すっごく励まされたから♪」

真姫「ふーん…///」

真姫(そばに居てほしい…なんて、まるで…///)

【夕方・神田明神】

穂乃果「」グッタリ

真姫「お疲れさま」スッ

穂乃果「ひゃぁ!?…あ、あれ?…西木野さん!…来てくれたんだ?」

真姫「ちょっと見に来ただけ。すぐ帰るわ」

穂乃果「えー!…せっかく来てくれたのに」

真姫「作曲もあるし、私がここにいても時間の無駄でしょ?」

穂乃果「もう一つ、お願いしたよね?」ギュ

真姫「…いいけど///」

穂乃果「えへへ。ジュースありがと♪」プシュ

ゴクゴク…

海未「作曲を引き受けてくれたんですね」

ことり「西木野さん、ありがとう♪」

真姫「別に…あの歌詞、先輩が…?」

海未「は、はい。私ですけど…あまり追及しないでください」

ことり「いい歌詞だと思うけど♪」
7: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/03(木) 19:30:07.63 ID:t8kfUlIx.net
真姫(作詞は高坂先輩じゃないのね…“共同作業”じゃなくてちょっと残念)

真姫(…って、別にそこまで…これってある意味、独占欲みたいなものかしら?)チラ

穂乃果「ん、なに?」

真姫「あ…いや、高坂先輩は作詞とかしないんですか?」

ことり「穂乃果ちゃんは…」

海未「穂乃果に作詞を任せるのは少し不安だったので」

真姫「ふーん…」

穂乃果「もう帰っちゃうの?…うちに寄ってってくれればいいのに」

真姫「家でじっくり作曲したいから。…あまり遅くなると困るでしょ?」

穂乃果「そっか。…じゃあ、また明日ね」

『穂乃果』
『穂乃果ちゃん♪』
『ことりちゃん!海未ちゃん!』
『西木野さん』

真姫「…」

【夜・高坂家】

\レッツゴー! ドゥー!/

穂乃果「西木野さん!どうしたの?」

『…真姫』

穂乃果「え?」

『名前で呼んでくれない?…私も、穂乃果先輩って呼ぶから』

穂乃果「うん。いいけど…じゃあ、真姫ちゃん?」

『…それだけ。じゃあね』

穂乃果「えー!せっかくだから、もうちょっとお話したいな。まだ全然名前も呼んでないし…」

『穂乃果先輩』

穂乃果「なに?真姫ちゃん」

『呼んだからいいでしょ。切るわ』

穂乃果「ちょっとー!」

『…なによ』

穂乃果「えへへ。真姫ちゃん♪」

『用がないなら…』

穂乃果「名前呼んでくれないの?」
8: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/03(木) 19:33:03.66 ID:t8kfUlIx.net
『…穂乃果先輩』

穂乃果「はーい。真姫ちゃん♪」

『曲、まだできてないから…』

穂乃果「うん。頑張って、真姫ちゃん」

『まあ、それなりに。…じゃあ、おやすみ。穂乃果先輩』

穂乃果「おやすみなさい。真姫ちゃん…また明日、学校でね!」

穂乃果(いつまでも話していたい…これって、あれだよね…)

穂乃果「…真姫ちゃん」

穂乃果「…///」ドキドキ

【翌日・音ノ木坂】

真姫「はい」

穂乃果「ありがと…ちょ、真姫ちゃん?」

タタタ…

穂乃果「…行っちゃった」

穂乃果(なんだろ…嫌われちゃったのかな?)

【屋上】

\アイセー♪/

穂乃果(真姫ちゃんの声だ…やっぱり素敵だなぁ♪)

ヴヴヴ

穂乃果「ん?」

キーンコーンカーン…

【昼・中庭】

穂乃果「真姫ちゃんから誘ってくれるなんて…」

真姫「い、いやほら…曲、あれで良かったか聞こうと思って。…聴いた?」

穂乃果「うん!すっごくいい曲だね♪真姫ちゃんの歌声も素敵だし…」

真姫「いや、本番は私が歌うんじゃないし。先輩たちが歌って初めて完成よ」

穂乃果「それはそうだけど…でもありがと!真姫ちゃんのおかげで、ちゃんとしたスクールアイドルに一歩近づいた気がするよ♪」

真姫「…そ」

穂乃果「えへへ。真姫ちゃーん♪」ギュ

真姫「ヴェぇ!?…な、何してるのよ///」
9: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/03(木) 19:36:01.80 ID:t8kfUlIx.net
穂乃果「今朝すぐ行っちゃうから、嫌われちゃったのかなって…」

真姫「そんなわけないでしょ。…ただ、あんまり目立ちたくないからとにかく渡すだけ渡して、話は後にして曲だけ聴いてもらおうと思っただけ」

穂乃果「そっか。…なーんだ、心配して損した」ホッ

真姫(嫌いどころか、むしろ…)

穂乃果「じゃーん!今日は私も、ちゃんとしたお弁当!」

真姫「へえ」

穂乃果「一応年下の真姫ちゃんに負けてらんないもんね♪」

真姫「何の勝ち負けよ?」

穂乃果「真姫ちゃんのサンドイッチ、すっごく美味しかったから…私だってお料理できるとこ見せようと思って」

真姫「自分で作ったの?…穂乃果先輩が?」

穂乃果「そうだよ!」ドヤァ

真姫「そのチキンナゲットも?」

穂乃果「いや、これはニッポンハムの人が…」

真姫「ニッポンハム?」

穂乃果「で、でも…たまご焼きとか、きんぴらごぼうとか作ったもん」

真姫「美味しそうね。おにぎりは?」

穂乃果「もちろん私が作ったよ♪」

真姫「中身は?」

穂乃果「それは食べてみてのお楽しみ♪…真姫ちゃん、アレルギーや苦手な物とかある?」

真姫「アレルギーは無いわ。苦手な物は…みかん」

穂乃果「えっ」

真姫「なんでもない。っていうか、私が食べるの?」

穂乃果「うん。せっかく作ったんだから真姫ちゃんに食べてもらいたいし♪」

真姫「いいけど…じゃあ、いただきます」パク

真姫「…鮭ね」モグモグ

穂乃果「ど、どうかな?」

真姫「おいしい。…鮭、自分で焼いたの?」

穂乃果「いや、鮭はお父さんが焼いてくれたけど」

真姫「じゃあ、ごはん炊いておにぎりにしただけ?」

穂乃果「お米といだのはお母さんで、炊飯のスイッチ入れたのは雪穂」
10: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/03(木) 19:42:07.09 ID:t8kfUlIx.net
真姫「炊いてもらったごはんと焼いてもらった鮭をおにぎりにしただけ…」

穂乃果「たまご焼きときんぴらごぼうも作ったもん」プクー

真姫「…ふふっ」

穂乃果「もーっ。おかずも食べてよ!」

真姫「じゃあチキンナゲット」

穂乃果「怒るよ!?」

真姫(…かわいい)クス

穂乃果「真姫ちゃんのお弁当も美味しそうだね♪」

真姫「まあ、私が作ったんじゃないし…」

穂乃果「そうなの?」

真姫「ええ。料理とか、あまりしないから」

穂乃果「こないだのサンドイッチも?」

真姫「ええ。…あのパン、フォカッチャだったでしょ。あんなの自分で作らないわよ」

穂乃果「サンドイッチのパンって買ってくるのが普通じゃない?」

真姫「そうなの?…うちのパンは職人が作ってるから…」

穂乃果「職人?…パン屋さんのパンを買ってるってこと?」

真姫「買うっていうか、契約?」

穂乃果「?」

真姫「とにかく、私はお弁当自分で作らないし…穂乃果先輩のほうが料理上手だと思うわ」

穂乃果「おいしかった?」

真姫「ええ。特にチキンナゲットが」

穂乃果「…」

真姫「冗談よ。おにぎりもたまご焼きもきんぴらごぼうも、全部おいしかった」

穂乃果「ホントかなぁ…」

真姫「本当よ。毎日私のごはん作ってほしいくらい」

穂乃果「え」

真姫「もっといろいろ作れるんでしょ?」

穂乃果(毎日…それって)

穂乃果「…///」プシュー

真姫「穂乃果先輩?」
12: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/03(木) 19:44:20.25 ID:t8kfUlIx.net
穂乃果「あ、あのさ…真姫ちゃんって」

真姫「なに?」

穂乃果(恋人とか…いるのかな。美人だし、モテそうな感じはするけど)

キーンコーンカーン…

穂乃果「あ…も、もう行かなくちゃ」カチャ

真姫「ちょっと。言いかけてやめないでよ」

穂乃果「あ、あとでね!」

真姫「穂乃果先輩。今日、放課後時間ある?」

穂乃果「練習があるけど…そのあとでもいいんだったら」

真姫「わかったわ。後で連絡するから、ちゃんと返事してよ?」

穂乃果「うん」

真姫(スクールアイドルか…練習さえなければ、もっと一緒に居られるのに)

『…そばに、居てほしいな』

真姫(ほかの人にも言ってるの?…それとも)

【夕方・神田明神】

穂乃果「疲れたぁー」ドサ

海未「今日はここまで…」

穂乃果「あ」

ことり「どうしたの?穂乃果ちゃん」

『ちゃんと返事してよ?』

穂乃果(…まずい)ヒヤアセ

真姫「…穂乃果先輩」

穂乃果「ま、真姫ちゃん。迎えに来てくれたの?」

真姫「いつまで経っても返事がないから仕方なく来たのよ!」

海未「練習中で気づかなかっただけでは…」

真姫「ちょっと穂乃果先輩を借ります!」グイ

穂乃果「わわっ、引っ張らないでー!><」

ドタバタ

ことり「…行っちゃった」

海未「私たちも帰りましょう」
13: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/03(木) 19:47:42.58 ID:t8kfUlIx.net
【高坂家】

真姫「まったく…今日は私の家に来てもらおうと思ってたのに」

穂乃果「う、うん。…そう書いてあった」

真姫「ついさっき初めて見たのね?」

穂乃果「ごめんなさい…練習中だったから。…でも」

真姫「でも、何?」

穂乃果「真姫ちゃん、心配して来てくれたのかなーって…」

真姫「ヴェ、別に…返事がないから直接話すしかないでしょ!」

穂乃果「アハハ…ごもっとも」

真姫「はぁ…もういいわ。うちに来るのはまた今度で…そのかわり」

穂乃果「な、なに?」

真姫「お昼に中庭で言いかけたこと。今度こそ聞かせてもらうわよ!」

『あ、あのさ…真姫ちゃんって』

穂乃果「…言わなきゃダメ?」

真姫「だめ」

穂乃果「えーと…真姫ちゃんって、その…こ、恋人…とか、いたりするのかなって」

真姫「は?」

穂乃果「だ、だから…もう。真姫ちゃんは彼女いるの?いないの?」

真姫「い、いないわよ。そんなもの!…私は、こう見えても彼女いない歴17年なんだから」ドヤァ

穂乃果「え?…真姫ちゃんって私より年下だよね?…なんで17年なの?」

真姫「うるさいわね。文句があるなら、穂乃果先輩が私の彼女になればいいのよ」

穂乃果「私!?…またまたぁ。ご冗談を」

真姫「バカにしてるの?…なら、なんでそんなこと訊いたのよ」

穂乃果「い、いや…それは…やっぱり、彼女いないんだったら私が…って、思わないこともないっていうか」

真姫「だからそう言ってるでしょ。おとなしく私の彼女になりなさいよ」

穂乃果「いいの?…私で」

真姫「穂乃果先輩がいいの。じゃなかったら言わないわよ。こんなこと…」

穂乃果「真姫ちゃん…」フルフル

真姫「な、なに?」

穂乃果「だーい好きっ!」ギュー
16: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/03(木) 19:53:36.12 ID:t8kfUlIx.net
真姫「ヴェぇ///…そ、それより返事は?」

穂乃果「うん。穂乃果を真姫ちゃんの彼女にしてください♪」

真姫「何年契約?」

穂乃果「とりあえず千年から!」

真姫「イミワカンナイ…そんなに生きられないわよ」

穂乃果「百年経って死んじゃっても、生まれ変わっても、ずーっとだよ!」

真姫「あと百年生きるつもりでいるの?…なら、パンだけの食事は今日で卒業ね」

穂乃果「そんなに体に悪いかなぁ?」

真姫「お料理してくれるんでしょ?…私のために」

穂乃果「うん///…できるだけ頑張るよ♪」

真姫「スクールアイドル以上に?」

穂乃果「廃校を阻止するまではスクールアイドル優先!」

真姫「…まあ、そうなるわよね」ハァ

穂乃果「ご、ごめんね。…ライブ終わったら、もうちょっと時間できるかもしれないし…そしたらデートとかしたいな♪」

真姫「穂乃果先輩がお弁当作って?」

穂乃果「うん。あと、真姫ちゃんちにも行ってみたい♪」

真姫「何なら今から来る?」

穂乃果「もう夜だよ?…っていうか真姫ちゃん、帰らなくて平気?」

真姫「あら、彼女になったらあっさり帰してくれるのね?」

穂乃果「そ、そうじゃないけど。真姫ちゃんのご両親にも嫌われたくないし…」

真姫「多少遅くなっても迎えに来させるから問題ないわよ。何だったら泊めてもらうわ」

穂乃果「泊まるの?」

真姫「そちらに差し支えなければ」

穂乃果「私は嬉しいけど…じゃあ、お母さんに言ってくるね」

真姫「お構いなく」

穂乃果「真姫ちゃんもお家の人に連絡しなきゃダメだよ?」

真姫「わかってるわよ」
17: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/03(木) 19:56:14.12 ID:t8kfUlIx.net
真姫「…というわけだから」

『え?』

真姫「穂乃果先輩の家に泊まるわ」

『まあ。…えーと、穂むらさん?』

真姫「そ」

『ちょっと待ってて。きぃちゃんに電話するから』

真姫「いや、もう来てるんだけど…今、穂乃果先輩の部屋にいるの」

『あら、そうなの?…そういえば、今日はまだ真姫ちゃんが家に帰って来てない気がするわ』

真姫「…いや、気のせいじゃなくて本当に帰ってないのよ」

『もしかして…真姫ちゃん?』

真姫「当たり前でしょ!?じゃあ今まで誰と話してると思ってたのよ!?」

『うふふ…冗談よ。真姫ちゃんは個性のある素敵な声だから、間違えたりしないわ♪』

真姫(ボケてるのか天然なのかわかりにくいからやめてほしい…)

【西木野邸】

真姫ママ「こんばんは。きぃちゃん…大好きよ♪」

『い、いきなり何!?///』

真姫ママ「何となく言ってみただけよ。若いっていいわね♪」

『穂乃果と真姫ちゃんのこと?』

真姫ママ「ええ。…なんだか私たちまで恋してみたくならない?」

『そんなのんびりした口調で危険な発言はやめてよ…』

真姫ママ「愛してるわきぃちゃん世界で一番大好きよ」(1秒)

『早口になってもダメなものはダメ』

真姫ママ「冗談よ」

『あんな早口で本気の告白だと思うほど私はボケてないわよ』

真姫ママ「恋に時間は関係ないと思わない?」

『恋じゃないから時間が気になるの。もう切るわよ?』

真姫ママ「ついでに真姫ちゃんをよろしくね♪」

『何のついでよ。そっちが用件じゃないの?』

真姫ママ「私は、愛しいきぃちゃんの声が聞きたかっただけだから…」

『おやすみ』
19: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/03(木) 20:02:29.81 ID:t8kfUlIx.net
真姫ママ「チュッてしてくれないの?…あら、もう切っちゃったのね」

真姫ママ「うふふ。きぃちゃんったら…照れ屋さん♪」

【高坂家】

雪穂「本気の告白?」

穂乃果「…恋?」

ほの母「何でもないから気にしないで。…真姫ちゃんのお母さんよ」

雪穂「仲良しなんだ?」

ほの母「うーん…少なくとも穂乃果と真姫ちゃんみたいな関係じゃないわよ」

穂乃果「それはそうだろうけど///」

ほの母「だろうじゃなくてそうなの。…ほら、穂乃果は真姫ちゃんとお風呂でも入ってきなさい」

穂乃果「うん」パタパタ

穂乃果「…え!?」

真姫「…なによ?」

穂乃果「お、お風呂…どうする?」

真姫「できれば入りたいけど」

穂乃果「一緒に?」

真姫「一緒って…何、穂乃果先輩と私が一緒に入るの?」

穂乃果「う、うん」

真姫「まあいいけど…」

穂乃果「いいんだ?///」

パサ

穂乃果「…///」

真姫(意外と…)ジーッ

穂乃果「は、早く入ろうよ」

真姫「そーね」

パタン

真姫「…狭くない?」

穂乃果「そう?…雪穂とは一緒に入ったりするけど」

真姫(こんな距離じゃ…なんか急に恥ずかしくなってきたわ///)
22: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/03(木) 20:09:09.10 ID:t8kfUlIx.net
穂乃果「真姫ちゃん。背中洗ってあげる♪」

真姫「ん、ありがと」

ゴシゴシ

穂乃果「かゆいところはないですかー?」

真姫「なにそれ…じゃあ、足の裏?」

穂乃果「どっち?」

真姫「どっちだと思う?」

ほのまき「…」

穂乃果「じゃあ両方洗っちゃうぞー♪」

真姫「や、やめなさいよ…ふふふっ」

穂乃果「えーい♪…あ」ムギュ

真姫「ほ、穂乃果…先輩///」

穂乃果「あ、あのー。こんなときに何だけど」

真姫「なに?」

穂乃果「私、真姫ちゃんの彼女だし…先輩ってつけないで呼んでくれないかな?」

真姫「あ…そうね。…穂乃果」

穂乃果「えへへ。…真姫ちゃん♪」ムギュ

真姫「な、なんで抱きつくのよ///」

穂乃果「大好きだから♪」

真姫「…そ///」

穂乃果「真姫ちゃんは?…私のこと好き?」

真姫「そんなの…当たり前よ」

穂乃果「ちゃんと言ってよー」

真姫「そ、そんなことわざわざ言わなくても…」

穂乃果「むーっ…」

真姫「わ、わかったわよ…まったく」ギュ

穂乃果「わ」

真姫「好きよ。穂乃果」チュ

穂乃果「!…///」プシュー

真姫「ほ、ほら。今度は私が洗ってあげる///」カァァ
23: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/03(木) 20:11:50.22 ID:t8kfUlIx.net
ほのまき「…」ジーッ

真姫「って、見つめ合ったままじゃ洗えないでしょ!こっちに背中向けなさいよ」

穂乃果「そ、そうだね…」

真姫「…それとも、前を洗ってほしい?」

穂乃果「それは…今は遠慮しとく///」

ゴシゴシ

真姫「かゆいところは?」

穂乃果「このへん」

真姫「頭?」

穂乃果「髪の根元っていうか…頭皮?…ほら、こっち側でいつも結んでるから」

真姫「ああ、そういえばいつも同じ髪形ね」

穂乃果「うん。…変かな?」

真姫「似合ってて可愛いと思うけど…なんで右なの?」

穂乃果「それは…企業秘密」

真姫「は?」

穂乃果「えへへ。でも真姫ちゃんが可愛いって言ってくれるんだったら、いろいろやってみようかなー♪」

真姫「そうね。いいんじゃない?…アイドルなんだし」

穂乃果「それもあるけど…ねえ、真姫ちゃんは興味ないの?」

真姫「スクールアイドル?」

穂乃果「うん」

真姫「穂乃果は可愛いし、好きだけど…私がアイドルやりたいとは思わないわよ」

穂乃果「そうなんだ…真姫ちゃんのほうがモテそうだし、人気も出そうなのに」

真姫「穂乃果以外にモテてどうするのよ。…むしろ練習なんかなければ、もっと穂乃果と…」

穂乃果「え?」

真姫「…なんでもないわ」ワシャワシャ

穂乃果(あ、気持ちいい♪)

トプン ザバー

ほのまき「ふー」
25: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/03(木) 20:14:50.38 ID:t8kfUlIx.net
真姫「…やっぱり狭いわ」

穂乃果「でも、おかげでこんなにぴったりくっついちゃう♪」ムギュ

真姫「…そうね///」

真姫(ママ達が仲いいみたいだから…いずれ知り合ったとは思うけど。…でも)

『感動しちゃった…』

真姫(あの日、あの場所で…ああいう形で出会ったおかげで、穂乃果とこうなったのかも)

フォーン…

穂乃果「…よし、乾いた♪」

真姫「ちょっと貸して」

穂乃果「真姫ちゃんも髪結んだりするの?」

真姫「しないけど…できるわよ。これくらい」

穂乃果「そっちじゃないよ?」

真姫「いいの」キュ

真姫「…ほら、できた」

穂乃果「ふふ…ありがとう」チュ

真姫「!?…ちょっ、穂乃果?///」

穂乃果「なあに?真姫ちゃん…」

真姫(な、なにこれ…お風呂上がりだから?)

ペタ

穂乃果「あ」

真姫「熱は…ないわよね?」

穂乃果「そんなことより…もう寝ましょ?」

真姫(やっぱり何かおかしい…いつもの穂乃果じゃない)

パタン

真姫「ヴェぇ!?」ドサ

穂乃果「うふふふ…真姫ちゃん。かわいい」チュ

真姫(こ、これって…もしかして///)

真姫「穂乃果!」バッ

穂乃果「え?」シュル

穂乃果「!?…ま、真姫ちゃん…何してるの!?///」カァァ
27: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/03(木) 20:16:50.31 ID:t8kfUlIx.net
真姫「…いや、穂乃果に押し倒されたんだけど?」

穂乃果「そ、そんなこと…あれっ、して…ないよね?」

真姫(いつもの穂乃果ね。…何だったのかしら?)

真姫「…で、このまま一緒に寝るの?」

穂乃果「えっと…真姫ちゃんが嫌じゃなければ…」

真姫「そ。じゃあ、おやすみ穂乃果」

穂乃果「うん。…真姫ちゃん」

真姫「?」

穂乃果「大好き♪」ギュ

真姫「穂乃果…私も///」

穂乃果「えへへ。おやすみなさい♪」

ほのまき「…」Zzz

チュン(・8・)チュン

\レッツゴー! ドゥー!/

真姫(ん…あれ、私のじゃない?)

穂乃果「…」スヤスヤ

真姫「穂乃果。鳴ってるわよ穂乃果」ペチペチ

穂乃果「んぅ…まきちゃん…」ムニャムニャ

真姫「起き…てないわね。…しょうがない」

『今日も朝練ですよ穂乃果。支度できていますか?』

真姫「今起こすわ」

『!?…雪穂…じゃない、その声は──』

真姫「…」コト←切った

真姫「こらっ、穂乃果!…起きないと…」モゾモゾ

穂乃果「ひゃぁあ!?…え、真姫ちゃん!?…な、なんでいるの?」

真姫「いや、泊まって一緒に寝たでしょ…大丈夫?」

穂乃果「あ、あれ?…そっか。って、もう朝!?」

真姫「園田先輩から電話あったわよ。今日も朝練だって」

穂乃果「遅れたらやばいよ!また三倍走らされる!」ドタバタ

真姫「着替えないで行くつもり?」
29: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/03(木) 20:24:30.48 ID:t8kfUlIx.net
穂乃果「そ、そうだった…真姫ちゃん、ちょっと後ろ向いてて!」

真姫「手伝ってあげるわよ」

穂乃果「え!?…でも///」

真姫「なに今更恥ずかしがってるの。お風呂も一緒に入ったでしょ」

穂乃果「そ、それはそうなんだけど…」

真姫「いいから、おとなしく脱ぎなさい」ガバッ

ガララ

穂乃果「行ってきまーす!…真姫ちゃん、また後で連絡するから!」

真姫「はいはい。…お邪魔しました」ピシャ

真姫(一緒に寝て、一緒に出かける…悪くないわね///)

【神田明神】

海未「穂乃果!どういうことです!?」

穂乃果「えっ。…間に合ったよね?」

ことり「うん。時間ぴったり♪」

海未「そういうことではなく…穂乃果はどこにいたんですか!?…電話に出たのは雪穂ではありませんよね?」

穂乃果「あ…え、えーと。お母さん風邪気味みたいで」

ことり「お母さんだったの?」

海未「…本当ですか?」ジーッ

穂乃果「そ、それより練習始めようよ。せっかく間に合ったんだから…」

【五月】

穂乃果「今日!ライブだよっ!」

真姫「何度も聞いたわよ。頑張って」

穂乃果「絶対!見に来てね!」

真姫「だから行くって言ってるでしょ。ほかに予定もないし、あるとしたら相手は穂乃果で、その穂乃果のライブなんだからそれ以外選択肢がないの」

穂乃果「そっか。…えへへ」ギュ

真姫「まったく…もっと気楽にしてなさいよ。充分練習したでしょ?」ナデナデ

穂乃果「うん。…でもドキドキして…あれ、もしかして真姫ちゃんのせい?」

真姫「ヴェぇ…なんでよ?」

穂乃果「だって、真姫ちゃんと一緒にいるといつもドキドキするから♪」
30: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/03(木) 20:28:33.29 ID:t8kfUlIx.net
真姫「…お互い様」カミノケクルクル

穂乃果「えっ」

真姫「なんでもないわ」

穂乃果「衣装着たとこ、早く見てもらいたいなー♪」

真姫「衣装の写真なら見せてもらったじゃない」

穂乃果「あれは衣装だけで、中に私が入ってないもん」

真姫「そうだけど、だいたい想像つくわよ。…可愛かったし、穂乃果に似合うんじゃない?」

穂乃果「実際に着てるとこ見せて、想像以上に可愛いって言わせちゃうからね!」

真姫「期待してるわ。…ふふふ」

【午後】

ミカ「μ'sのライブ、始まりまーす!」

【講堂】

真姫(…ん?…まだ誰も来てない…時間、間違えてないわよね?)

真姫(まあ、有料のイベントじゃないし…そこまで時間厳守ってほどでもないのかしら)

【舞台裏】

穂乃果(…大丈夫。真姫ちゃんが居るんだから)ギュ←ハンカチ

真姫(…時間ね)

ことほのうみ「」

真姫「穂乃果…?」

穂乃果「…そんなに」

真姫「え?」

穂乃果「…私のこと、独り占めしたいって思ってくれるのは嬉しいよ?」

真姫「な、なに言ってるのよ?」

穂乃果「でも、ちょっとやり過ぎじゃないかなぁ?…ほかの人をみんな追い出しちゃうなんて」

真姫「そんなことするわけないでしょ!…最初から私しか居なかったわ」

穂乃果「…ぅ」フルフル

真姫「かわいい」

穂乃果「え…?」

真姫「想像以上に可愛いわよ。穂乃果」

穂乃果「真姫ちゃん…」
31: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/03(木) 20:33:09.56 ID:t8kfUlIx.net
真姫「あいせーぃ♪」

真姫「ヘイ!ヘイ!へいすたーだっ♪」

穂乃果(私の…私たちのために、真姫ちゃんが作ってくれた曲…)

海未「…穂乃果」

ことり「穂乃果ちゃん」

穂乃果「歌おう!」

海未「はい!」
ことり「うん♪」

\アイセー♪/

花陽「はぁ、はぁ…(もう始まっちゃってる…)」

真姫(同じクラスの…小泉さんね)

真姫(始めて一ヶ月も経ってないとはいえ…ずっと練習してきただけあって、悪くないわ)

真姫(でも…見てもらえなければ、廃校を阻止することには繋がらない…)

凛「あ…いたいた。かーよちん♪」

にこ「…」

真姫(少しずつ人が集まってきたけど…)

\ヘイスターダッ♪/

パチパチパチ…

真姫(…終わったわね。結局来たのは──)

絵里「…」スタスタ

真姫(…生徒会長?)

絵里「どうs」
真姫「穂乃果!」

穂乃果「えっ。…な、なに?…真姫ちゃん」

真姫「ライブは終わったんだから、約束どおりデートしてもらうわよ!」

ことうみ「!?」

穂乃果「う、うん。…いいけど///」

絵里「…あなたたち、そんなk」
真姫「とりあえず、私の家に来なさい!」

穂乃果「うん。…待ってて、着替えてくるから」タタッ

絵里「待ちn」
真姫「いいじゃない、そのままで。すごく可愛いわよ!」
32: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/03(木) 20:35:16.48 ID:t8kfUlIx.net
穂乃果「ありがと。でもダメ!」

パタパタ

絵里「…」

希「エリちもライブ見に来たん?」

絵里「いえ、私は…南s」
海未「どういうことですか!?約束って…」

真姫「言葉通りの意味よ」

ことり「海未ちゃん」

海未「ことりは知ってたんですか!?」

ことり「具体的に聞いたわけじゃないけど…(二人の様子を見てたらわかるよね)」

海未「どうなんですか!?」

絵里「わ、私は何も知らないわよ。それより」
ことり「海未ちゃん。私たちも着替えて帰ろ?」

ドタバタ

絵里「…」

希「ウチも帰ろーっと。…にこっち」

にこ「」ビクッ

タタタ…

希「あ、逃げた」

凛「帰るにゃー♪」

花陽「うん」

【外】

真姫「もったいないわね」

穂乃果「衣装?」

真姫「じゃなくて…今日のライブ。ちゃんとしてたのに、五人くらいしか見に来なかったでしょ」

穂乃果「…うん」

真姫「園田先輩とか人気ありそうなのに。…何がいけなかったのかしら?」

穂乃果「も、もういいよ。ちゃんと練習の成果は出せたし…」ギュ

真姫「それ…まだ持ってたのね」

穂乃果「うん。真姫ちゃんのハンカチ…お守りがわりに持ってたの♪」

真姫「ふーん…」
34: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/03(木) 20:38:30.73 ID:t8kfUlIx.net
穂乃果「神田の明神さまのところへ持ってって、お祈りもしたんだから!御利益はバッチリだよ♪」

真姫「その割には人が来なかったけど…」

穂乃果「アハハ…そのせいかも」

真姫「何が?」

穂乃果「あのね…真姫ちゃんと、ずーっと一緒に居たいなって…お祈りしたんだ♪」

真姫「ヴェぇ…ライブや廃校の件はどうしたのよ?」

穂乃果「もちろんそれもお願いしたよ。…ただ、それ以上に真姫ちゃんのことで頭がいっぱいだったから…」

真姫(穂乃果に想われるのは嬉しいし、もちろん私も負けないくらい穂乃果を想ってるつもり…だけど)

【西木野邸】

穂乃果「うわぁ…なにこれ!?」

真姫「家よ」ピンポーン

穂乃果「これ、全部真姫ちゃんちなの?」

『はーい♪』

真姫「そうだけど…ただいま。穂乃果を連れて来たわ」

ガチャ

穂乃果「こ、こんにちは。お邪魔します」ペコ

真姫ママ「いらっしゃい穂乃果ちゃん。大きくなったわね♪」

真姫「ん、会ったことあるの?」パタン

穂乃果「えーと…?」

真姫ママ「だいぶ小さい頃だから、覚えてなくても仕方ないわね。私も言われなければ気づかないくらい、穂乃果ちゃんも成長したし…」

穂乃果「そうなんですか。…じゃあ、お久しぶりです」

真姫ママ「うふふ。そうね…とっても久しぶり♪」

穂乃果「すごい!広い!迷子になりそう!?」

真姫「ならなくていいから…手でも繋ぐ?」ギュ

穂乃果「真姫ちゃん///…えへへ。ありがと♪」

真姫ママ「それにしても、きぃちゃんの娘が真姫ちゃんのお嫁さんになるなんて…不思議な巡り合わせね♪」

穂乃果「お、お嫁さん!?」

真姫「まだ結婚したわけじゃないけど…」
35: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/03(木) 20:43:30.59 ID:t8kfUlIx.net
穂乃果「…お母さん、全然反対とかしないんだね」

真姫「まあ、ああいう人だから…よく穂乃果のお母さんを口説いたりしてるでしょ」ハァ

穂乃果「アハハ…冗談なのかと思ってたけど」

真姫「っていうか…穂乃果のお母さんが絶対落ちないってわかってるから、いくら本気で口説いてもいいと思ってるんじゃない?」

穂乃果「な、なるほど…ガラス越しにキスしてるような感じなのかな」

真姫「そんなところね」

【穂むら】

ほの母「」クシュン

雪穂「お母さん…大丈夫?」

ほの母「へ、平気よ。断じて私は花粉症じゃないんだから!」

【再び西木野邸】

穂乃果「す、すごい…これ全部使っていいの?」

真姫「いいわよ。…何なら中身だけ準備しておいて、パンは明日の朝焼きたてのを使ってもいいけど?」

穂乃果「朝練がなければゆっくり出られるし、早起きして作れば大丈夫…かな?」

真姫「そうね。一緒に寝れば私が穂乃果を起こせるし」

穂乃果「いつも寝坊してるわけじゃないんだからね!」

真姫「どうかしら?…雪穂ちゃんに起こしてもらってるんじゃない?」

穂乃果「うぐっ…た、たまにそういう日もあったってだけだよ!」

真姫「一緒に寝てるの?」

穂乃果「んー、最近は時々かな?…もう少し暑いくらいだし。冬とか寒い日は一緒に寝たりするよ」

真姫「仲いいのね…」

穂乃果「そうかな?…真姫ちゃんは一人っ子だっけ?」

真姫「ええ。おかげで自由があったり、なかったり」

穂乃果「どういうこと?」

真姫「長くなるわよ。どこから話そうかしら…」

【五分後】

真姫「…だから、音ノ木坂に入ったのはせめてもの…」

穂乃果「…」Zzz

真姫「って寝てるし…こらっ、穂乃果!」グイ

穂乃果「いたっ><…ほのまげ引っ張らないで!」
36: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/03(木) 20:51:21.46 ID:t8kfUlIx.net
真姫「まったく…疲れてるの?」

穂乃果「んー。そうかも…四月から毎日練習ばっかりだったから…」

真姫「じゃあ、早めにお風呂入って寝ましょ。明日も早起きするんでしょ?」

穂乃果「うん」

ドバババ

穂乃果「えーと…どこのホテル?」

真姫「家のお風呂よ」

穂乃果「こんなのテレビでしか見たことないよ…何この彫刻」

真姫「ドラゴンよ」

穂乃果「普通はライオンとかじゃない?」

真姫「ライオンは口から何か吐いたりしないでしょ?」

穂乃果「知らないけど…」

真姫「穂乃果。もっと近くに来なさいよ」

穂乃果「えっ。…でも、こんなに広いよ?」

真姫「いいから」

穂乃果「うん。…えへへ♪」

真姫「ふー(…あったかい♪)」

【後日・音ノ木坂屋上】

海未「まだまだメンバーは募集中ですよ♪」

真姫(結局…廃校を阻止するまでは、穂乃果の生活はμ's中心になってしまう)

真姫「…やるわ」

ほのりんぱな「えっ」

真姫「私も、μ'sに入る」

穂乃果「真姫ちゃん…ホントに?」

真姫(そうすれば…穂乃果と一緒に居られる時間が増えるし)

【六月】

真姫「もう…ホントにバカなんだから」

穂乃果「ひどーい!悪いのは雨でしょ!?」

真姫「何も持たずに雨の中にいたら濡れるのは当たり前よ。降水確率60%なら降るのも当たり前!」

穂乃果「むーっ。…じゃあ真姫ちゃんは私が悪いっていうの!?」
37: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/03(木) 20:54:35.00 ID:t8kfUlIx.net
真姫「そうね。練習が中止になれば、穂乃果と二人きりで過ごせるし…雨は歓迎よ♪」

穂乃果「それはいいけど…練習もしなきゃダメだよ。真姫ちゃん、歌は上手だけどダンスはまだまだだし」

真姫「穂乃果だって四月に始めた初心者みたいなものでしょ。そのうち追い越しちゃうわよ…ほら、脱いで」

穂乃果「後ろ向いてて///」

真姫「恥ずかしいことないでしょ?どうせお風呂も一緒に入るんだし」

穂乃果「でも、ここ学校…」

真姫「風邪ひくわよ。いいから早く脱ぐ」グイ

穂乃果「ま、真姫ちゃんのエッチ…///」

【七月】

\ダイスキ♪/

穂乃果「じゃーん!部室が広くなりました♪」

真姫(とりあえず廃校は回避したとはいえ…まだ安心とは言い難い。ラブライブ出場を目指すとなると…また練習の日々ね)ハァ

穂乃果「どうしたの真姫ちゃん?…私の部屋より狭いわ。…とか思ってる?」

真姫「別に…」クス

穂乃果「あ、やっと笑ってくれた。…えへへ♪」

真姫「え?」

穂乃果「だって、せっかく廃校も阻止して、いいことずくめなのに…真姫ちゃん難しい顔してるんだもん」

真姫「まだ安心はできないでしょ?」

穂乃果「そうだけど…小さな成功でも一つ一つ喜んだほうが、また頑張ろうって気持ちになれると思わない?」

真姫「まあ…ね」

グイ

穂乃果「わ。…真姫ちゃん?」

真姫「私は…一番欲しいものは、ここにあるし」ギュ

穂乃果「真姫ちゃん…///」

【夏合宿】

絵里「ねえ、お布団…もうひと組ないかしら?」

真姫「え?…足りるでしょ?」

海未「八人分しかないみたいですけど…」

真姫「だって穂乃果の分は…」

穂乃果「ちょ、ちょっと…真姫ちゃん」アワワワ
38: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/03(木) 20:58:08.47 ID:t8kfUlIx.net
真姫「…あ」

希「ほほう。これは興味深い…」ニヤニヤ

凛「どういうことー?」

真姫(穂乃果と一緒に寝るのが当たり前のような気がしてたけど…みんな居るんだった)

真姫「と、取りに行くわよ。穂乃果」

パタン

穂乃果「この別荘にも、また来る機会があるのかな?」

真姫「あるでしょ。また穂乃果が海に行きたいって言い出して」

穂乃果「そうだね。…えへへ」

真姫(穂乃果が、そして私も…卒業した後も。毎年、二人で来るのもいいかもね)

【後日】

ザァァァ…

穂乃果(雨…だけど)

真姫「穂乃果」ザッ

穂乃果「真姫ちゃん…」

真姫「帰るわよ」グイ

穂乃果「ちょ、ちょっと…真姫ちゃん!」

ピシャ

真姫「どこへ行こうとしてたの?」

穂乃果「どこっていうか…練習?」

真姫「何の練習よ?…雨の日は休むって約束したわよね?」

穂乃果「そ、そうだけど…そんな怖い顔しないでよ」

真姫「言ってもわからない子には…」

穂乃果「」ビクッ

真姫「はい」スッ

穂乃果「…ハンカチ?」

真姫「そうよ。前のやつは返して」

穂乃果「な、なんで?」

真姫「この白いハンカチに私との約束事を書いて持たせるから。もちろん破ったらペナルティよ」

穂乃果「そ、そんなことしなくても…ちゃんと約束は守るよ」
39: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/03(木) 21:00:12.39 ID:t8kfUlIx.net
真姫「二度とバカな真似はしない?」

穂乃果「バカって…」

真姫「雨の中にわざわざ濡れに行くのはバカのする事よ。海未にも言われたでしょ!」

穂乃果「うぅ…でもそのハンカチ、あのとき返さなくていいって…」

真姫「穂乃果が約束を守るんだったら、私も守るけど?」

穂乃果「わ、わかったよ…もうしません」

真姫「よろしい」ナデナデ

穂乃果「えへへ」

真姫「不安になる気持ちはわかるけど…約束したでしょ」

『…そばに、居てほしいな』

穂乃果「そっか。…そうだね」ギュ

真姫「…でも、いまだにそのハンカチ持ち歩いてるわけ?」

穂乃果「うん。初めて出会ったときの思い出だから…やっぱり特別だし」

真姫「まだほんの数ヶ月前じゃない」

穂乃果「そうだけど…あの日、音楽室で出会ってなかったら…こうして一緒に居られたかどうかわからないし」

真姫「…まあね」

【九月】

穂乃果(学園祭のライブは成功したけど…結局、ラブライブには出られなかった)

真姫(出場グループ決定の直前に順位の変動があって…)

海未「このルールの問題点はネット上などで以前から指摘されていたが、(中略)これを受けて第二回大会ではルールが大幅に変更される見通し。…だそうです」

にこ「ったく…わかってたならもっと早くやれってのよ」

希「まあ、廃校は阻止できたんやし…」

真姫(そう…本来の目的は達成された)

真姫「これからどうするの?…穂乃果」

穂乃果「うん…あのね。真姫ちゃん」

真姫「そっか。…そうね」

【十一月】

真姫(二人きりの時間も欲しいけど…それは卒業してからでも遅くないし)

穂乃果(みんなと過ごす時間を…今しかできないμ'sを続けることにしたんだ♪)

真姫(そして…第二回ラブライブが開催され、μ'sは一次予選を突破!)
40: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/03(木) 21:03:29.23 ID:t8kfUlIx.net
穂乃果「でも、とりあえず今日はお休み♪…あれ、なんで休みなんだっけ?」

真姫「文化の日よ」

穂乃果「何する日なの?」

真姫「さあ?…文化といえば、包丁?」

穂乃果「そ、そうかなぁ?」

真姫「包丁といえば料理でしょ。だから穂乃果の手料理を楽しむ日よ」

穂乃果「言うほど包丁使ってないけど…」

真姫「まあいいじゃない。穂乃果のサンドイッチ、楽しみにしてたんだから♪」

穂乃果「えへへ。お出かけにはやっぱりお弁当がつきものだよね♪」

真姫「いただき…ま」

穂乃果「ま?」

真姫「…なにこれ」

穂乃果「フルーツサンド」

真姫「…この、オレンジ色の物は何?」

穂乃果「みかん」

真姫「…いらない」

穂乃果「ひどい!?」

真姫「普通、フルーツサンドって言ったらイチゴとかでしょ!?穂乃果、いちご好きだって言ってたじゃない!」

穂乃果「もちろんイチゴも好きだけど、高いし日保ちしないし…それに私の色といえばオレンジでしょ?」

真姫「これ、オレンジじゃなくてみかんでしょ!」

穂乃果「みかんもオレンジ色だよ。美味しいよ♪」

真姫「みかんは嫌いよ!」

穂乃果「えぇ!?…そ、そんなこと聞いて──」

『アレルギーは無いわ。苦手な物は…みかん』

穂乃果「…聞いてた!?」

真姫「でしょ」
41: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/03(木) 21:04:23.26 ID:t8kfUlIx.net
穂乃果「なんで嫌いなのー?みかん嫌いな人なんて聞いたことないよ…」

真姫「私一人いれば充分よ。穂乃果は私のために料理するんだから」

穂乃果「だから真姫ちゃんのために作ったのに…」シュン

真姫「ぅ…ほ、ほかのは食べるわよ。頂戴!」

穂乃果「ないよ。全部みかん」

真姫「うそ!?」

穂乃果「うそー♪」

真姫「穂乃果ー!」

穂乃果「もう。いい機会だから好き嫌い克服しようよ。何でも美味しく食べられたほうが楽しいよ♪」

真姫「そういうことはピーマンを美味しく食べながら言ってくれる?」

穂乃果「うぐっ…真姫ちゃんの手料理だったら、ピーマン入ってても食べるもん。…たぶん」

真姫「言ったわね?…じゃあ帰ったら早速作ってあげる」

穂乃果「いや、ほらピーマンは旬じゃないし。あれ夏野菜でしょ?」

真姫「ずるいわよ穂乃果!」

穂乃果「そんなことより、サンドイッチ食べようよー」

真姫(でも…穂乃果が作ってくれる料理も、もちろん穂乃果も。独り占めできるのは私だけ♪)

真姫「…みかんは、やっぱりいらないけど」

穂乃果「おいしいのに…」モグモグ



おわり
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『真姫「十一月三日は…サンドイッチの日?」穂乃果「ハンカチと、みかんの日!」』へのコメント

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