海未「十一月」穂乃果「八日は」にこ「刃物の日」

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穂乃果-アイキャッチ30
1: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/08(火) 00:04:56.54 ID:5XyqxOum.net
【四月】

理事長「廃校」

穂乃果(このままじゃダメだ)

ことり「えっ」

海未「剣道をやめる…?」

穂乃果「うん。…頑張って結果出しても、音ノ木坂の生徒数は減る一方だし…」

ことり「それは穂乃果ちゃんのせいじゃないと思うけど…」

穂乃果「とにかく、もう決めたの。もっと派手なことをして注目を集めるよ!」

海未「何をするつもりなんですか?」

穂乃果「たとえば…居合!」

海未「一年生の皆さん、入学おめでとうございます」

穂乃果「それは祝い」

ことり「南の島のお猿さん。見た目がちょっと怖いから、悪魔とか死神とか言われて嫌われてるんだって…可哀想」

穂乃果「それはアイアイ」

海未「動物園でも始めるつもりですか?」

ことり「童謡を歌うんでしょ?うたのお姉さんみたいに♪」

穂乃果「違うよ!居合って言ってるでしょ!竹刀なんかじゃなくて、本物の日本刀を使うの」

ことり「えぇ!?そんな大きな刃物なんて危ないよ。穂乃果ちゃん…」

穂乃果「でも目立つし、カッコいいと思わない?きっと生徒も集まるよ♪」

海未「ですが入学希望者を増やすなら女子中学生にアピールしなくては意味がありませんよ」

穂乃果「そういうの好きな女の子だっているでしょ?」

ことり「でも、そんな物騒なものが好きな人ばっかり集めるのは…」

海未「そうですね。竹刀より日本刀のほうが目立つから剣道をやめるというのは、あまりにも…」

穂乃果「まあ、別に剣じゃなきゃダメってことでもないけどさ」

キーンコーンカーン…

穂乃果「今日もパンがうまいっ♪」パク

ことり「またランチパック?」

海未「派手なことがしたいという割には地味な食事ですね」クス

穂乃果「そんなことないよ。今日はツナだよ。ツナといえば、まぐろ!大きくて、ものすごく速く泳ぐ、高級なお魚なんだから!」

ことり「確かに、生きてるマグロだったらインパクトありそうだけど…」

元スレ: 海未「十一月」穂乃果「八日は」にこ「刃物の日」

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2: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/08(火) 00:08:47.45 ID:5XyqxOum.net
海未「そもそも安い量産品のツナはマグロよりカツオを使っているほうが多いのでは?」

穂乃果「むーっ…」

ことり「まあ、お昼のパンの中身で廃校が防げるわけじゃないし…」

穂乃果「あ…そうだ!まぐろの解体ショーってあるでしょ?あれをやろうよ!」

ことり「んー。派手といえば派手かもしれないけど…それで生徒が集まるかなぁ?」

穂乃果「居合と違って、さばいたマグロは食べられるでしょ。人気も出るんじゃないかな?」

海未「確かにマグロは人気があると思いますが…そんな大きなマグロをどうやって手に入れるんですか?」

ことり「それに、マグロの解体って刀みたいな大きな刃物を使うんだよね?…あれも高そうだし、危なくない?」

穂乃果「普通の包丁でやれば大丈夫でしょ?」

海未「家にあるような包丁では難しいと思いますが…」

穂乃果「うーん。ダメかぁ…」

【後日】

ことり「ふふふふん♪ふふん♪ふふふふふん♪」カチカチ

サクサク

海未「ことり?何してるんですか?」

ことり「投書箱を作ったの。穂乃果ちゃんに頼まれて…」

穂乃果「カッターナイフ…」

ことうみ「え?」

穂乃果「カッターって使いにくいよね。ハサミで済むならそうしたい…」

海未「まあ…物によっては下に何かを敷かないといけませんし、ハサミよりは何かと神経を使いますね」

ことり「そうだね。雑に扱うと切りたいところをきれいに切れなくて余計なところを切っちゃったり…ハサミよりちょっと危ないね」

海未「…日本刀に比べたら、まだ扱いやすいと思いますけど」

穂乃果「それはまあ…用途も全然違うし。ことりちゃんが日本刀で工作してたらびっくりだよ」

ことり「そんなことしないよ。…ふふふ」

【後日・高坂家】

雪穂「μ'sって書いてあるけどー?」

穂乃果「よし。とりあえず開けてみよう…」ベリッ

雪穂「ちょ、ハサミあるのに…」

穂乃果「大丈夫だよ。刃物が仕込んであるわけじゃないし…ほら。中身はCDみたい」

雪穂「でも差出人不明でしょ。少しは警戒したほうがいいんじゃない?」
3: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/08(火) 00:16:07.79 ID:5XyqxOum.net
穂乃果「そんなの、フィクションの中でしか見たことないよ。この町の人はみんないい人だからそんなことしないよ♪」

雪穂「誰の仕業かわからないんだから、この町の人とは限らないんじゃない?」

穂乃果「もーっ。実際そんなの入ってなかったんだからいいの。…まあ、カッターナイフよりはハサミを使うけどね」

雪穂「そうだね。中身を傷つけるといけないし…」

穂乃果「あとはペーパーナイフとかあるけど」

雪穂「あるね。特になくて困ることもない物だけど…」

穂乃果「うん。あれは便利グッズっていうより、飾りに申し訳程度の機能がある感じ?」

雪穂「そんな感じかな。料理以外で刃物なんてほとんど使わないよね」

穂乃果「っと、早く学校行かなくちゃ。遅刻しちゃう!」

雪穂「お姉ちゃん!これ持って行かないの?」

【五月】

穂乃果「…」

雪穂「ちょっ…お姉ちゃん!?何考えてるの!」

穂乃果「え?…どうしたの雪穂?」

雪穂「どうしたのじゃないよ。包丁なんか持って…ライブがうまくいかなかったくらいで、バカなこと考えちゃダメだよ!」

穂乃果「バカってなによ。私だって料理くらいするもん」

雪穂「へ?…料理?」

穂乃果「当たり前でしょ。包丁はお料理に使う物だよ?」

雪穂「アハハ…そうだよね」ホッ

穂乃果「ピーラー使おうかなって一瞬考えたけど…やっぱり包丁のほうがお料理してるって気分になるし、私は好きだな♪」

雪穂(それで包丁持って考えてたのか…)

穂乃果「ピーラーの刃って何気に鋭くて危ないよね。包丁と違って鞘とかないし」

雪穂「まあね…でも包丁も鞘がない物は多いんじゃない?…ピーラーもカバーとかついてるのもあるかもしれないし」

穂乃果「あるの?」

雪穂「いや、私は知らないけど…」

穂乃果「ふーん…まあいいや。雪穂、ヒマなら手伝ってよ」

雪穂「別にヒマってわけじゃ…」

穂乃果「いいから。雪穂と一緒にやったほうが楽しいし♪」

雪穂「そ、そう?」
4: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/08(火) 00:19:51.86 ID:5XyqxOum.net
【六月】

ことり「ふっふんふふん♪ふふふふーんふふん♪」ズダダダ

にこ「気が遠くなるような作業ね…」チクチク

ことり「衣装は七人分に増えたけど、にこ先輩が手伝ってくれるから…すごく助かってます♪」

にこ「…ま、仕方ないわ。あいつらじゃ戦力になんないし」

凛「穂乃果先輩!お命頂戴致すにゃ!」シャキン

穂乃果「なんのっ!ここで討たれるわけにはいかんのじゃ!」スチャ

花陽「あ、危ないよぉ…」

にこ「こらっ。ハサミで遊ぶんじゃないの!小学生か、あんたたちは…」

穂乃果「っていうか、この小さいハサミって使うの?」

ことり「それは糸切りバサミだよ」

凛「こっちの大きいハサミがあれば、他のは要らないと思うけどにゃ」

穂乃果「ダイヤは超お金かかる…ってやつだね」

花陽「大は小を兼ねる、じゃないかなぁ?」

にこ「それは裁ちバサミ。細い糸を切るのにそんな大きいの、一々使ってらんないわよ。切りにくいし…」

穂乃果「そっか。ちゃんと大小そろってたほうがいいんだ…この小さいのだけだと、布とか切るの大変そうだもんね」

ことり「そうだよ。だから返してくれる?」

ほのりん「はーい」

【七月・オープンキャンパス】

ザワザワ…

雪穂「お姉ちゃんたちのライブまだかな?」

亜里沙「楽しみだねー♪」

モブ二年「のこぎり…持ってた…」

モブ三年「ホントに!?…校内に…侵入…」

モブ二年「大丈夫でしょうか…μ's…」

雪穂「!?」

亜里沙「雪穂?」

雪穂(なに、今の話…まさか、ヤバい人が校内に侵入したの…?)

雪穂(お姉ちゃんたちも一応アイドルだし、だいぶ有名になってきたから…狙われる可能性も…?)
5: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/08(火) 00:27:20.58 ID:5XyqxOum.net
雪穂「亜里沙!絵里さんに連絡して!」

亜里沙「えっ。お姉ちゃんに…?」

プルルル

亜里沙「…出ないね」

雪穂「直接話したほうが早いか…行こ、亜里沙!」

ドタバタ

ことり「だ、大丈夫?穂乃果ちゃん…」

真姫「骨は…平気みたいね。立てる?」

雪穂「お姉ちゃん!何があったの!?」

穂乃果「いててて…な、何でもないよ。これくらい平気、平気!」

海未「クワガタを捕まえようとして木に登って…足を滑らせたんです」ハァ

亜里沙「くわがた?」

穂乃果「そうだよ。ほら、立派なノコギリクワガタでしょ?」

亜里沙「Хорошо」

凛「穂乃果ちゃんと一緒に木から落ちてきたにゃ」

花陽「この子も無事でよかったね。ふふふ…」

にこ「もうそんな季節なのねー」

雪穂「…じゃあ、さっきの話って…」

『高坂さんがノコギリクワガタ持ってたんです。中庭で捕まえたんですって』

『ホントに!?…校内にクワガタが侵入してくるなんて…珍しいわね』

『でも大丈夫でしょうか…μ'sのライブがあるのに、高坂さん木から落ちたみたいで…』

雪穂「もーっ。まぎらわしい!」

穂乃果「へ?…な、何が?」

絵里「持ってきたわよ。クワガタが飼えるケース!」

穂乃果「ありがとうございます。絵里先輩♪」

雪穂「絵里さん…まさか今まで、それを探して…」

絵里「え?…なに?」

穂乃果「でも、この辺りじゃ…きっと友達が少なくて寂しいよね?」

希「そうかもしれないね(…誰かが飼ってたのが逃げたのかも)」
6: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/08(火) 00:33:13.72 ID:5XyqxOum.net
穂乃果「夏休みに栃木か埼玉にでも行って、森や山とかに連れてってあげようかな?」

凛「逃がしちゃうのー?><」

海未「山ですか!それなら是非、私も連ry」
真姫「そんなことより、もうすぐライブの時間よ」

亜里沙「お姉ちゃん。頑張って♪」

絵里「ハラショー♪」

【夏合宿】

絵里「さすがにこね」

花陽「でも…すいか割りって、刃物みたいにきれいには割れないよね」

にこ「…まあ、道具がそれならそうなるわね」

凛「どうせ割れたあとで包丁で切り分けるにゃ」

海未「いえ…穂乃果ならできるはずです」

ことのぞえりにこりんぱな「えっ」

穂乃果「そうだね。…海未ちゃんもできるでしょ?」

ほのうみ「フフフ…」

海未「では勝負です。穂乃果!」

穂乃果「よーし。負けないよっ!」

ことり「二人とも…危ないことはしちゃダメだよ?」

花陽(…な、何が始まるの…?)ドキドキ

穂乃果「やあーっ!」ブン

海未「なんの!」シュバッ

シャキーン

穂乃果「!」バラバラ

希「穂乃果ちゃんの木刀がバラバラに…」

絵里「ど、どういうこと?…海未は何も道具を持ってないのに…」

穂乃果「手刀、だよ」

にこ「鰹の塩辛?」

海未「それは酒盗です」

真姫「ドライフルーツをたっぷり使ったドイツの菓子パン」

穂乃果「シュトーレンだね」
7: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/08(火) 00:38:00.02 ID:5XyqxOum.net
希「212cm、130kgの巨漢。オランダ出身。K-1ルールでは強いが、ファイトスタイルは堅実で地味なため試合がつまらないと言われ、あまり人気がなかった」

絵里「それは…シュルト?」

海未「や、やりますね…穂乃果」

パカッ

ことのぞえりにこまきりんぱな「!」

花陽「スイカが…」

凛「割れてるにゃ!」

穂乃果「木刀がこんなになるだけの時間があれば…スイカを割るのは簡単だったよ」フッ

にこ「刃物で切ったみたいな切り口…」

真姫「イミワカンナイ」

穂乃果「…でも、素手では私は勝ち目がないし…海未ちゃんの勝ちだね」

にこ「…ま、素手で木刀をバラバラにする奴が相手じゃね」

海未「いいえ。あくまでスイカ割りの勝負ですから…やはり穂乃果の勝ちです」

絵里「どっちも凄いと思うけど…」

凛「もしかして…ことりちゃんも、あんなことできたりするのー?」

ことり「ううん。私は二人と違って普通の人だよ」

にこ(何もないって、そういう意味だったのか…)

ことり「それよりスイカ、切り分けてみんなで食べよう♪」

真姫「じゃあ包丁持ってくるわ」

穂乃果「海未ちゃんの手刀でいいんじゃない?」

海未「ダメですよ。木刀を粉砕した後、手を洗っていないのですから」

花陽「そこ!?」

ことり(今思えば…穂乃果ちゃんと海未ちゃんの技なら、スクールアイドルじゃなくても充分目立つ気がする…)
8: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/08(火) 00:40:47.86 ID:5XyqxOum.net
【九月】

穂乃果「辞めます」

のぞえりにこまきりんぱな「!」

ガシッ

穂乃果「いたっ」

海未「え(…まだ何もしてませんが)」

穂乃果「海未ちゃん。爪のびてる」

海未「あ…すみません」

穂乃果「しばらくμ'sの練習ばっかりで、弓道やってなかったでしょ?」

海未「そうですね…」

穂乃果「はい。爪切り」

パチ パチ

にこ「って、そんなことより!辞めるってどういうことよ!?」

穂乃果「うん…私、海未ちゃんみたいに器用じゃないし。剣道とスクールアイドル、両立するのは難しいから」

希「まだ続けてたん?…剣道」

穂乃果「うん。だから、どっちか辞めるしかないかなって」

にこ「だったら剣道のほうを辞めなさいよ!」

穂乃果「でもスクールアイドルだと、ライバルを直接叩きのめすことができないでしょ?」

真姫「当たり前よ。そういう競技じゃないんだから…」

海未「そういえば…爪切りも一応、刃物と呼んでいい物でしょうか」

にこ「は、はぁ?」

穂乃果「そうだね。たまにハサミのかわりに使ったりするよ。小さくて便利だし…」

にこ「あー。確かに、買った服とかについてるアレを切り取ったりするには丁度いいのよね」

凛「白っぽいプラスチック?みたいな、あれのこと?」

穂乃果「そうそう!」

花陽「あれって…何ていう物なのかなぁ?」

絵里「さ、さあ…?考えたことなかったわ」
9: 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/11/08(火) 00:42:05.78 ID:5XyqxOum.net
【十一月】

にこ「ほうれん草や白菜とか、葉物の野菜が美味しい季節になったわね」

穂乃果「はもの…?」

にこ「葉っぱの葉よ」

穂乃果「あー、そっち…」

にこ「まあ、その葉物を刃物で切るわけだけど」トントン

凛「ちょっと寒くないかにゃー?」

にこ「だからお鍋が美味しいんでしょ」

穂乃果「そうだね。ふふふ」

グツグツ…

ほのにこりん「いただきます♪」



おわり
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