ことり「実は留学することに……」海未「私もです」穂乃果「私もーっ!」

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ことり-アイキャッチ6
1: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/07(月) 21:20:13.72 ID:3m+dkiUO.net
ことり「えっ?」

海未「えっ?」

穂乃果「えっ?」

元スレ: ことり「実は留学することに……」海未「私もです」穂乃果「私もーっ!」

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3: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/07(月) 21:24:23.50 ID:3m+dkiUO.net
ことり「えっ、留学?」

ことり「海未ちゃんも、穂乃果ちゃんも?」

海未「はい、実はそうなんです」

穂乃果「あれれ、穂乃果もだよ。なんだか奇遇だね」

ことり「でも、なんで2人まで……?」

海未「そういうことりこそ、何故なのですか?」

ことり「うん……ことりはね、前からデザイナーの勉強がもっとしたいなぁって思ってたんだけど」

ことり「海外にそういう学校があって、よかったら来ませんかって誘われてて……」

穂乃果「海外の学校から誘われるなんて、凄いよことりちゃん!」

ことり「ありがとう穂乃果ちゃん」

ことり「でもね、ちょっと迷ってるんだ……」

ことり「そういう穂乃果ちゃんまでどうして留学なの? 海未ちゃんは?」

海未「はい、実は私はですね」

ことり「うん……」


海未「世界中の山を制覇しようと思いまして」

ことり「はい?」
6: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/07(月) 21:27:11.19 ID:3m+dkiUO.net
穂乃果「おおー! 海未ちゃんも凄いね!」

海未「いえ、それほどでもありません」

ことり「ね、ねぇ海未ちゃん?」

海未「ことり、どうかしましたか?」

ことり「なんで世界中の山に登りたいのかな?」

海未「ふふ、ふふふ」

海未「ことりには分からないかもしれませんが、それは男のロマンというものですよ」

ことり「……海未ちゃんはオンナノコだよ?」

海未「何故山に登るのか、それは山がそこにあるからです」

ことり「質問に答えてないよぉ」

海未「高いところがあるなら登りたくなる。それは人間として当然の心理ではないでしょうか」

ことり「そうなのかなぁ……」

海未「ええ。とにかくスポンサーもついたので、もう引くに引けないのです」
8: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/07(月) 21:30:34.94 ID:3m+dkiUO.net
ことり「ウミチャアン……」

海未「こっ、ことり!?」

ことり「なんでそんなこと言うのぉ」

海未「うぐっ……ことり、卑怯ですよ」

ことり「ことり寂しいよぉ」

穂乃果「でも、ことりちゃん。ことりちゃんも留学するんだよね」

ことり「あっ、そうだった」ケロッ

海未「くっ。ナイスです穂乃果。危なく引き込まれるところでした」

穂乃果「もうっ、穂乃果がいるところでいちゃいちゃしないでよね!」

海未「はい、すいませんでした。お見苦しいところを……」

ことり「ごめんね、ホノカチャン……」

海未「それで、ところで穂乃果までどうして留学なのですか?」

穂乃果「うんっ、それはね」

穂乃果「私、高坂穂乃果はさすらいの歌唄いの旅に出ることにしたのです!」

ことり「……え?」
11: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/07(月) 21:34:15.21 ID:3m+dkiUO.net
ことり「それって、前にニューヨークにライブに行った時にホテルで言ってた」

海未「はい。結局私たちに会うことはありませんでしたが、例の穂乃果が迷子になったときに」

海未「道案内をしてホテルまで案内してくれた、ストリートミュージシャン」

穂乃果「そうそう! 穂乃果すーっごい感動しちゃってね」

穂乃果「ステージでライブするのもいいけど、ああいう道端で歌うのもいいかなぁって」

穂乃果「ずっと思ってたんだよね」

ことり「ホノカチャン……」

海未「穂乃果……気持ちはわかりますが、それでさすらいの旅というのはちょっと無謀な気が」

穂乃果「大丈夫だよ! 海外っていってもジェスチャーでけっこう通じるところもあったし」

穂乃果「生活してれば勝手に言葉なんて覚えるものだよ」

海未「しかし、女性の一人旅、ましてや海外なんて危険そのものですよ」

海未「思いつきで行動するのは相変わらずですが、今回ばかりは賛成できません」

ことり「そうだよ、穂乃果ちゃん。やめたほうがいいよ」

穂乃果「むー、ことりちゃんまで……」

穂乃果「でも2人だって海外に行くんでしょ、穂乃果に言えたことじゃなくない?」

海未「それもそうですが……」
13: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/07(月) 21:37:41.94 ID:3m+dkiUO.net
ことり「……やっぱり、やめない?」

海未「ことり?」

穂乃果「ことりちゃん?」

ことり「やっぱり、ことりは寂しいな」

ことり「海外でデザイナーの勉強がしたいって気持ちは確かに本物だけど」

ことり「今の、みんなと一緒にいる時間を失ってまですることかなってずっと悩んでたんだ」

ことり「この音の木坂を穂乃果ちゃんと海未ちゃんと一緒に卒業した後でもいいんじゃないかなって」

ことり「やっぱりことりはまだみんなでスクールアイドルやっていたいの」

ことり「だからことりはお誘いを断ろうと思いますっ」

海未「……ことり。そうですか」

海未「それがあなたの本当の気持ちなのですね」

ことり「うん、困らせるようなこと言ってごめんね」

ことり「だからね、2人も今回の話はなかったことに――」


穂乃果「あー! もうこんな時間!」

ことり「ホノカチャン?」
14: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/07(月) 21:40:18.59 ID:3m+dkiUO.net
ことり「穂乃果ちゃんどうしたの?」

穂乃果「飛行機! もう行かないと飛行機に乗り遅れちゃうよ!」

ことり「穂乃果ちゃん……今のことりの話聞いてなかったのかな」

穂乃果「どうしよう! 支度もぜんぜんできてなかったのにー」

ことり「あのぉ、ほのかちゃあん」

海未「飛行機の時間ですか……」

海未「はっ、いけません、私の飛行機もそろそろ出てしまいます!」

ことり「えー!?」
16: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/07(月) 21:44:16.15 ID:3m+dkiUO.net
海未「穂乃果、もしかして穂乃果が乗る飛行機はこれではないですか」

穂乃果「そう、それだよ!」

穂乃果「ってもしかして海未ちゃんも同じ便で?」

海未「そうです、奇遇ですね」

海未「穂乃果の支度は私が手伝いますから、急いで行きましょう!」

穂乃果「ありがとう海未ちゃん! 善は急げだね!」


ことり「えっ、ちょっ、ちょっと待ってよぉ~」

ことり「海未ちゃん、さっき穂乃果ちゃんの留学は賛成できないって」

海未「確かに言いましたが、撤回します。向こうでは私が穂乃果の面倒を見ます」

海未「すいません、ことり」

海未「それに今は飛行機のほうが大事なのです」

穂乃果「ごめんねことりちゃん!」

ことり「ウミチャン! ホノカチャン! 待ってってば!」

ことり「ことりはまだみんなと一緒にいたいよ!」

ことり「だからお願い、行かないで。もうちょっとみんなでスクールアイドルやりたいよ!」
17: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/07(月) 21:47:04.50 ID:3m+dkiUO.net
ことり「まっ、まってぇ、まってってばぁ……」


ことり「あっ――」クラッ


ことり「――!!」ビターン


ことり「…………」


ことり「ううぅ、ホノカチャン……。ウミチャアン……」
18: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/07(月) 21:49:00.99 ID:3m+dkiUO.net
ことり「……結局1人ぼっちになっちゃった」

ことり「穂乃果ちゃんも、海未ちゃんも、遠いところに行っちゃった」

ことり「お願い、聞いてくれなかったなぁ……」

ことり「ことりを置いて、遠いところに……」

ことり「うう、ぐず……ひっく……」

ことり「……でも、あれ? なんか2人ともおかしいこと言ってたような」


真姫「ことり? こんなところでなにやってるのよ」

ことり「ま、真姫ちゃん!?」

ことり「いつから後ろにいたの?」

真姫「……別に、細かいことはいいじゃない」

真姫「それよりどうして泣いてるのよ」

ことり「それがね、実は穂乃果ちゃんと海未ちゃんが――」
19: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/07(月) 21:52:49.52 ID:3m+dkiUO.net
ことり「――ということなの」

真姫「なるほどね。それで2人は海外に旅立ってしまったと」

ことり「そうなの……」

真姫「ふうん……」

ことり「真姫ちゃんはどう思うかな」

真姫「どうって言われても、まあ残念だけど、過ぎたことをどうにかできるものじゃないでしょ」

ことり「そうなのかなあ」

真姫「……で、ことりはどうするつもりなの?」

真姫「自分から留学はしないって言った手前もあるけど、その2人が揃っていなくなっちゃったわけし」

ことり「ことりは……」

ことり「やっぱりここに残ることにする」

真姫「そうなの? 以外ね、てっきり2人の後を追うと思ったけど」

ことり「うん……。海未ちゃんと穂乃果ちゃんに約束した手前もあるし」

ことり「なにより、2人とも諦めて帰ってくることもあるかもしれないし」

ことり「その時の拠り所に、ことりがなってあげられればなって」

真姫「そう……。偉いのね、ことりは」

ことり「えへへ。そんなことないよ」
20: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/07(月) 21:57:12.76 ID:3m+dkiUO.net
真姫「まあ、それにしても偶然って重なるものなのね」

ことり「……え?」

ことり「真姫ちゃん、もしかしてだけど」

真姫「そのもしかしてだけど、実は私もそろそろ留学する予定なのよ」

ことり「……」

ことり「じょ、冗談だよね~」

真姫「冗談でこんなこと言わないわよ」

ことり「……じゃあ、どうして」

ことり「もしかしてお父さんの病院の関係とか、海外の医学部のある学校に転入するとか」

真姫「普通はそう思うかもね。でも残念ながら違うわ」

ことり「だったらどうして」

真姫「そうね、別に隠すことでもないし、そのまま言うけど」

真姫「海外にトマト農園を作るのよ」

ことり「えー……」
21: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/07(月) 22:00:48.46 ID:3m+dkiUO.net
ことり「あのね真姫ちゃん、意味がわからないかな」

ことり「そもそもそういう路線って花陽ちゃんのほうが専門じゃない?」

真姫「なに言ってるのよ、ことり」

真姫「花陽はお米専門でしょう。あれは農園じゃなくて、米農家よ」

ことり「うーん、言われてみればそうかもだけど……」

ことり「でもなんで真姫ちゃんがトマト農園なの?」

真姫「そうね、どこから説明しようかしら」

真姫「質問するけど、病院の屋上ってどうなってる?」

ことり「病院の屋上……?」

ことり「う~ん、真っ白なシーツが干してあるとか」

真姫「不正解。昔はそうだったみたいだけど、今は全てリネンサプライよ」

真姫「最近の都会の病院はね、屋上に庭園があるの」

真姫「外に出ても緑が少ないでしょう。それに病院の敷地から出られない患者もいるし」

真姫「病院の屋上はそういった人たちの憩いの場でもあるのよ」

ことり「へぇそうなんだぁ、すごいねっ」

真姫「デッショー」
22: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/07(月) 22:03:14.94 ID:3m+dkiUO.net
真姫「私の夢はね、世界中の病院の屋上をトマトでいっぱいにすることなの」

ことり「あー、そうなんだー」

真姫「……なにその微妙な反応」

ことり「ソ、ソンナコトナイヨー?」

ことり「でも、病院の屋上が真っ赤ってどうのかなぁって」

ことり「食べても血の色だし……」

真姫「でもトマトはビタミンたっぷりだし、血液もサラサラになるのよ」

真姫「パパも大好きだって言ってたんだから!」

ことり「あはは、それでなんだ」

真姫「……」

ことり「……」

真姫「真面目に言ったのに馬鹿にされるなんて、シンジラレナイ」

ことり「こ、ことりは別に馬鹿にしてないよぉ」
24: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/07(月) 22:09:07.76 ID:3m+dkiUO.net
ことり「でも、ねぇ真姫ちゃん、考え直そう?」

ことり「世界中の病院の屋上をトマト園にしたらどうなるの?」

ことり「それより立派なお医者さんになってお父さんの後を継いだほうが」

真姫「ことりまでそんなこと言うのね」

ことり「えっ?」

真姫「ママと同じこと言ってる……」

真姫「もういい! 誰も私の気持ちなんて分からないんだから」

真姫「私、もう行くから。さよなら、ことり」

ことり「え、ほんとに行っちゃうの……」

真姫「行くわよ。夜道とトマトには気をつけるのよ」

ことり「真姫ちゃん! ほんとに行っちゃうの真姫ちゃん?」

真姫「じゃあね」フォン

ことり「……え、消えた?」
26: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/07(月) 22:18:09.40 ID:3m+dkiUO.net
ことり「なんで急に消えちゃったんだろう……」

ことり「でも、これで穂乃果ちゃんと海未ちゃんに続いて真姫ちゃんもいなくなっちゃった」

ことり「9人いたはずのμ'sが今は6人……」

ことり「作詞作曲してくれる人も、リーダーになれる人もいない」

ことり「こんなことになって、私たちやっていけるのかなぁ……」

ことり「それとも、もしかして他のみんなも……」


凛「あ、ことりちゃんだ。こんなところでなにしてるんだろう」

花陽「ことりちゃん? もしかして、泣いてたのかな」
27: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/07(月) 22:25:19.16 ID:3m+dkiUO.net
ことり「あっ! 凛ちゃんにかよちゃん!」

凛「ことりちゃーん、おいでー、こっちだよー」

ことり「今そっちにいくよ~」

ことり「はぁはぁ……今度は遠いよぉ」


ことり「ふぅ、でも2人がいてくれてよかったぁ」

花陽「ことりちゃん、なにかあったの?」

ことり「うん、ちょっと色々あって」

ことり「いきなりだけど聞きたいことがあるんだ。特にかよちゃん」

花陽「わ、わたし?」

ことり「うん、かよちゃん、真面目な話なんだけど」

花陽「はいっ。な、なんでしょうか……」

ことり「正直に答えてくれると嬉しいんだけど」


ことり「海外でお米農家やりたいなんて言い出さないで! おねがいっ!」

花陽「えー!?」
28: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/07(月) 22:29:06.23 ID:3m+dkiUO.net
凛「ちょっと寒くないかにゃー」

ことり「がーん」

花陽「あのねことりちゃん」

花陽「確かに花陽はお米大好きだけど、さすがにそれはないかな」

ことり「ほんとっ?」

花陽「うん。さすがに自分で作りたいとまでは思わないかなぁ」

花陽「農業とか難しそうだから花陽になんてできないと思うし……」

花陽「どちらかというと、私は食べる方専門だから。えへへ」

ことり「よかったぁ~」

凛「そうそう。体動かすよりご飯食べてるほうがよっぽどかよちんらしいよ」

花陽「もぉ、凛ちゃん。言い方がちょっと酷いよぉ」

凛「ごめんにゃ」

花陽「むうー」

ことり「あはは、よかったぁ。凛ちゃんとかよちゃんはいつも通りなんだね」

花陽「あ、ことりちゃん、でもね……」

ことり「うん?」


花陽「海外に行くっていうのは本当なんだ」
29: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/07(月) 22:34:12.83 ID:3m+dkiUO.net
ことり「え……どうして?」

ことり「お米農家はやらないんだよね? それならどうして」

花陽「うん、説明するとね」

花陽「最近、学校前にできた定食屋さんって知ってるかな?」

ことり「うん、知ってるよ。入ったことはないけど」

花陽「そこのお店はね、大食いチャンレンジでA定食とB定食とC定食の大盛りを30分で食べきると」

花陽「なんとお代がタダになるんだよ!」

ことり「へえ~。そうなんだ」

花陽「もちろんご飯も大盛りっ。はあぁ、また行きたいなぁ」

凛「そして今やかよちんはプロにも負けないフードファイターなんだよ」

ことり「急に話が飛んじゃったよ? それに、かよちゃんがふーどふぁいたー!?」

ことり「ことりそんなこと全然知らなかった」

花陽「今まで黙っててごめんね、ことりちゃん」

花陽「でもね、最近はそういうチャレンジもできなくなっちゃったんだ……」

凛「そうなの! かよちんがことごとくチャンレンジを成功させるから」

凛「噂がどんどん広がっちゃって、今や日本中のお店からブラックリストにされちゃったんだ」

凛「どこに行ってもかよちんを入店拒否するんだよ。まったくひどいよね!」

ことり「へぇ、そうなんだぁ……」
30: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/07(月) 22:40:49.49 ID:3m+dkiUO.net
花陽「だから決めたんです。花陽は世界の大盛りチャレンジに挑戦しようって」

凛「さすがかよちん!」

ことり「……」

凛「あっ、ちなみに凛はというとね」

ことり「凛ちゃんの事情は話してくれなくてもわかるかな」

凛「がーん!」

花陽「キカナクテイイノォ!?」

ことり「かよちゃんと一緒にラーメンの旅に出るとか、そういう感じだよね」

凛「そう、そうなんだよ、ことりちゃん!」

凛「よく分かったね。もしかしてエスパー?」

ことり「エスパーかなぁ、あはは」

凛「そう、凛はラーメンの旅に出ることにしたの!」

凛「かよちんと一緒に世界中の美味しいラーメンを根こそぎ食べつくすにゃー」

花陽「うんっ。楽しみだね、凛ちゃん」

凛「だねっ、かよちん」

ことり「あははー……」
32: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/07(月) 23:11:31.70 ID:3m+dkiUO.net
凛「というわけで、そろそろ凛たち行くから」

花陽「ことりちゃん、しばらく会えなくなるけど元気でね」

ことり「えっ? もう行っちゃうの?」

凛「善は急げっていうしね」

ことり「それさっき穂乃果ちゃんも言ってた」

ことり「じゃなくて、2人とも考え直してみない」

ことり「μ'sはもう6人しかいないんだよ。凛ちゃんとかよちゃんが抜けたら4人になっちゃうよ」

花陽「あう、それは心苦しいです。でも……」

花陽「お腹がいっぱいにならないほうがもっと苦しいの!」

凛「そういうことだにゃ」


ことり「待って! 凛ちゃんかよちゃん、待ってよぉ!」

ことり「待ってよぉ」

ことり「……よぉ」
34: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/07(月) 23:15:56.23 ID:3m+dkiUO.net
ことり「はぁ、また行っちゃった……」

ことり「これでμ'sももう4人……」

ことり「でも、これだけ人数が減っちゃったらもうμ'sなんて呼べないよね」

ことり「後、残ってるのはことりと三年生の3人だけ」

ことり「はあぁ、どうしようぅ……」


にこ \にこっ/ 

ことり「わっ、なんか生えてきたよ!?」
35: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/07(月) 23:18:25.63 ID:3m+dkiUO.net
ことり「あ、にこちゃん!」

にこ「ことりじゃない。なーにやってるの、こんなところで」

ことり「ちょっとね……。色々あって」

にこ「いろいろ?」

ことり「うん。あのね、穂乃果ちゃんたちみんなが海外に行っちゃって」

にこ「ああ、そんな話もあったわね」

ことり「にこちゃん知ってたの?」

にこ「まあ、聞いてたけど。ことりは知らなかったの? てっきり分かってたかと思ってたわよ」

ことり「……しゅん」

にこ「まー、そんなに落ち込まないで元気出しなさいよ」

にこ「ことりを心配させたくないからギリギリまで言えなかったのよ、きっと」

ことり「そうなのかなぁ……」

ことり「でも、ありがとう。にこちゃんってこういう時優しいよね」

にこ「それほどでもないわよ」
36: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/07(月) 23:21:59.22 ID:3m+dkiUO.net
ことり「でも……にこちゃんもみんなを心配させちゃだめだよ」

にこ「みんなを心配? それってどういう意味?」

ことり「にこちゃん、年下のきょうだいいるんだよね。それにお母さんも忙しく働いてるみたいだし」

ことり「もしにこちゃんまで海外に留学なんてことになったら、家族のみんなは心配すると思うなぁ」

にこ「……はぁ? まったくことりは妄想が過ぎるんじゃない?」

ことり「えっ、それじゃあ」

にこ「もしかして私までみんなを置いてけぼりにして海外に飛び立とうーなんて妄想してたわけ?」

にこ「残念ながらハズレよ」

ことり「よかったぁ」


にこ「にこだったら家族みんな連れて行って心機一転やっていくわよ」

ことり「よくなぁい!」
37: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/07(月) 23:24:43.93 ID:3m+dkiUO.net
にこ「詳しく言うとうちのマm……母が再婚することになってね」

にこ「その再婚相手が海外の人なんだけど、その人の故郷にみんなで引っ越すことになったのよ」

ことり「うそ、だよね?」

にこ「本当よ。はじめはにこも胡散臭いと思ったんだけど、会ったらこれがなかなかいい人でね」

ことり「でもにこちゃん、アイドルになりたいって夢はどうなるの?」

ことり「にこちゃんアイドル好きなんだよね。日本から離れたらそれも難しくなるんじゃ……」

にこ「まー、難しくはなるでしょうね」

にこ「でも最近はネットだけで活躍してる人も多いから、なんとかなるわよ」

にこ「それに、にこの魅力に国境はないと証明する絶好の機会でもあるわ!」

ことり「にこちゃん、前向きなんだね……」

にこ「まあね。それくらいの度量でないとアイドルなんてやれないわ」

ことり「でもμ'sは……」

にこ「そうね……」
38: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/07(月) 23:27:58.17 ID:3m+dkiUO.net
にこ「でも、これもいい機会だと思うわ」

ことり「にこちゃん……?」

にこ「ねえ、ことり。結局私たち――μ'sはスクールアイドルの集まり」

にこ「時期がきてしまえば三年生は卒業するし、新入生は入ってくる」

にこ「それでたまに考えちゃうのよ。もし私たち三年生が卒業して、新しい子が入ってきて」

にこ「それでも『μ's』っていうグループ名は続いていくのかどうか」

にこ「にこは正直、それは嫌だなって思ってる。μ'sはこの9人でこそなんだって」

ことり「うん……ことりも同じ気持ちだよ」

にこ「まあこんなの都合よく考えてるだけなんだけど」

にこ「いずれはみんなバラバラになる。それはそう遠くない未来のこと」

にこ「みんなに理由ができて、少し早まっただけなのよ」

ことり「そうだよね……みんな理由があるんだよね」
39: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/07(月) 23:30:08.41 ID:3m+dkiUO.net
にこ「じゃあそろそろ荷造りしないといけないから、行くわね」

にこ「ことり、元気でね」

ことり「うん、にこちゃんも元気でね」

ことり「向こうについたらちゃんと連絡してね!」

にこ「分かってるわよ。ことりは大丈夫だろうけど、寂しくてもしっかりやるのよ」

ことり「うん。ばいばい、にこちゃん」


ことり「……行っちゃった」
40: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/07(月) 23:33:53.46 ID:3m+dkiUO.net
ことり「そうだよね、みんな理由があるんだよね」

ことり「トマトを作るとか食べ放題のためとかラーメンとかよく分からない理由もあったけど」

ことり「みんなそれなりの事情があったってことなんだね」

ことり「うんうん……」

ことり「これで9人が3人になっちゃった」

ことり「残るのは――」


ことり「希ちゃん、絵里ちゃん、そこにいるんだよね」

希「あ、ことりちゃん」

絵里「こんなところにいたのね」
41: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/07(月) 23:38:24.59 ID:3m+dkiUO.net
ことり「希ちゃん……絵里ちゃん……」

絵里「ことり、もう話は聞いてるかもしれないけど実は」

ことり「ううん、いいの。ことり分かってるから」

絵里「ことり……?」

ことり「どんなに下らない理由でも、どんなに理解できない理由でもいいの」

ことり「その人にとっては、それが一番大切なことなんだって分かったから」

ことり「私、もうどんなことを言われても引いたり軽蔑したりしないよ!」

ことり「だから、言って?」

絵里「えーと……ことり? どうしちゃったのかしら」

希「少し見ない間に達観キャラになっちゃったん? これはいかんね」

ことり「ことりなら大丈夫だよ。だからね、ねっ?」

絵里「そういう前置きされると逆に言いづらくなるわね……」

希「仕方ないなぁ、エリチより先に言ってあげようか」

希「ことりちゃん、あのね、実はうち――」


希「ヒンドゥー教に改宗することにしたんよ」

ことり「えー……」ドンビキ
42: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/07(月) 23:40:47.89 ID:3m+dkiUO.net
希「そもそもことりちゃんはヒンドゥーて教わかる?」

ことり「うーん、インドで一番信仰されてる宗教っていうことはわかるけど……」

希「せやね。でもインドで一番なんて言い方すると狭い宗教みたいなイメージあるけど」

希「実際には世界で三番目に人口が多い宗教なんよ」

希「ちなみに一番がキリスト教、二番がイスラム教。三番目がヒンドゥー教」

ことり「へ、へぇ……」

希「まあ日本にいる私たちには関わりが少ないから、ことりちゃんも詳しくないと思うけど」

希「インドには長い歴史と奥の深い宗教があるんよ」

希「そしてなにより、スピリチュアルやん」

ことり「最後の台詞はなんとなく想像できたけどね」

絵里「希ったら最近その話ばかりしてくるのよね、私も詳しくは知らないんだけど」

絵里「でもそれだけ希が本気なんだってわかったから、背中を押してあげることにしたの」

ことり「そうなんだ……」

ことり「もうことりは止めないよ、みんなやりたいことを見つけて、それに一生懸命になってるなら」

ことり「それを止める権利は私にはないし、応援しなくちゃって思うから」

絵里「ことり……」

希「ことりちゃん、ありがとね」
43: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/07(月) 23:53:51.88 ID:3m+dkiUO.net
ことり「あっ、でも絵里ちゃんは?」

ことり「やっぱり……祖国のロシアに帰っちゃうのかな」

絵里「そうね、留学の話をするとだいたいみんなそういう風に考えるだろうけど」

絵里「残念ながら全然違うのよ」

ことり「ぜんぜん違うんだ?」

希「うちも最初に聞いたときは驚いたなぁ」

絵里「あのねことり、あまり公にしたくないから今まで言わなかったんだけど」

絵里「私、寒いところだめなのよ」

ことり「……え、そうなの?」

絵里「そうなの! 寒いところなんて行きたくない! 冬来ないで! って感じよ」

絵里「ロシアに帰る? 確かにお祖母様には会いたいけれど……」

絵里「できたらお祖母様にこっちに来てもらいたいくらいなの」

ことり「そうだったんだぁ」

ことり「絵里ちゃんって子どもっぽいところもあるんだね」

絵里「こ、子どもって、もう……だから言いたくなかったのよ」

希「おっ、エリチが照れてる照れてる」

絵里「照れてないわよ!」
44: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/08(火) 00:04:41.31 ID:R3VAEpFk.net
ことり「でもそしたら絵里ちゃんはどこに行くの?」

ことり「寒いのが嫌だったら――」

絵里「インドね」

ことり「そういう発想なの!?」

絵里「だっていいじゃない、インド。赤道も近いし、暖かそうじゃない」

絵里「寒い思いをすることもなさそうだし、それに……希もいるから」

希「ふふ、そうやね。うちがいれば寒い思いなんてさせないよ」

絵里「ありがとう、希」

希「感謝するのはこっちのほう。えりちが気付いてないだけで、うちは色々もらってるんよ」

絵里「もう、そんなこと……」

ことり「ことり、なんか場違いみたい」

絵里「あ、ごめんなさい、つい」
45: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/08(火) 00:12:02.46 ID:R3VAEpFk.net
絵里「ということでそろそろ私たちは行くわね」

希「ことりちゃんも元気でね」

ことり「うん、元気でね……」

絵里「そんなに暗い顔されたら行くに行きにくいわね」

絵里「そういえば、理事長からこっそり聞いたんだけど、海外の学校から誘いを受けているんでしょう」

絵里「そういうチャンスがあるなら迷わず挑戦するべきよ。ことりならきっとできるわ」

ことり「うん、ありがとう絵里ちゃん」

希「えりち、そろそろ行かないと飛行機に遅れるよ」

絵里「そうね。それじゃ」

希「ばいばーい」

ことり「ばいばーい」
46: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/08(火) 00:22:10.19 ID:R3VAEpFk.net
ことり「とうとうひとりぼっちになっちゃった」

ことり「みんなはもう飛行機の中……」

ことり「新しいところに期待してうきうきしてるのかなぁ」

ことり「ことりのことなんて、きっと考えてないよね」

ことり「はぁ~……」

ことり「穂乃果ちゃん、海未ちゃん」

ことり「今頃2人で楽しそうにおしゃべりしてるのかなぁ」

ことり「……」

ことり「これから私は、どうしたらいいんだろう」

ことり「絵里ちゃんはことりの留学を応援してくれたけど……」

ことり「もう音の木坂にμ'sの8人はいないし、引き止めてくれる人もいない」

ことり「なのに、どうしてだろう」

ことり「気持ちを切り替えられないよ……」
47: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/08(火) 00:25:56.87 ID:R3VAEpFk.net
ことり「でも、ううん」

ことり「ちゃんと決めなきゃ」

ことり「みんなの後を追うわけではないけど」

ことり「私も次の一歩を踏み出さなくちゃだめだよね」

ことり「穂乃果ちゃんの真似みたいだけど、ふぁいとだよ!」

ことり「うんっ、なんだか頑張れそうな気がしてきた」


理事長「あら、そこにいるのはことり?」

ことり「あっ、お母さん!」
48: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/08(火) 00:28:24.84 ID:R3VAEpFk.net
理事長「ちょうど良かった。少し前に高坂さんと園田さんと話をしたんだけど」

ことり「うん、ことりもはなしできたよ、それでね――」

理事長「ことりは留学を断ると聞いたわ」

ことり「えっ!?」

理事長「意外だったわ。悩むとは思ったけど、てっきり行きたいって言い出すかと」

ことり「うん、すっごい悩んだよ。でもね」

理事長「でも、ことりが日本に残ってくれるなんて嬉しいわ」

ことり「……えっ?」

理事長「実は私にも海外から、うちの理事長になりませんかって話がきててね」

理事長「でも今の学園のこともあるし、ずっと悩んでたの」

理事長「だけどことりが残ってくれるなら安心して行けるわ」

ことり「えーと……」

理事長「明日からあなたは理事長兼生徒よ!」

ことり「えー!?」
50: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/08(火) 00:33:45.95 ID:R3VAEpFk.net
理事長「こんなこともあろうかと委任状は用意しておいたわ」

理事長「音の木のことはあなたに一任するわ。しっかりやるのよ」

ことり「お母さん待って、なんでそんなに早く動けるの?」

ことり「あ、あれ? 走りたいのに体が浮いたみたいでうまく走れないよぉ」

ことり「ねぇお母さん、ことり留学したいよ。みんなとは離れ離れになっちゃうけど」

ことり「私もみんなと一緒に新しい夢追いかけたいよ!」

ことり「ひとりぼっちで音の木に残ったって、全然嬉しくないよぉ」

理事長「だめよ、ことり。女に二言はないわ」

ことり「そんなぁ!」


ことり「お母さーん!」


ことり「おかあさーん」


ことり「……ぁさーん」
51: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/08(火) 00:35:28.19 ID:R3VAEpFk.net
――――――――

――――――

――――


ことり「……はっ!」

ことり「あれ、今のは、夢?」

ことり「私、夢見てたんだぁ」

ことり「ここは自分の部屋。背中もびっしょりだし、まだ日の出前……」

ことり「よかったぁ、怖かったよぉ……」

ことり「……」

ことり「寂しい」
52: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/08(火) 00:37:14.81 ID:R3VAEpFk.net
 prrrr

海未「ううん……うーん……」

prrrr

海未「なんですか、着信? こんな時間に」

 prrrrr

海未「……ことり、ですか。どうしたんでしょう」

 pi

海未「もしもし、ことりですか?」
53: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/08(火) 00:39:35.55 ID:R3VAEpFk.net
ことり『あ、海未ちゃんごめんね、寝てたよね』

海未「はい、寝てましたが、そろそろ起きる時間なので」

海未「大丈夫ですよ」

ことり『ありがとう、海未ちゃん』

ことり『あのね、さっき凄い怖い夢見ちゃって……』

海未「怖い夢、ですか?」

海未「ふふっ、だから電話してきたのですか」

ことり『うん……。でも笑わないでよお』

海未「すいません。でもことりにも意外と子どもっぽいところがあるんですね」

ことり『あー、ちょっとばかにしてるでしょー』

海未「ばかにしてないですよ。可愛いな、と思っただけです」

ことり『かわいい……? それほんとに思ってるのかなぁ』
54: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/08(火) 00:42:01.72 ID:R3VAEpFk.net
ことり『そうそう、ことりね、決めたことがあるの』

海未「決めたこと、ですか?」

ことり『うん。あのね、ことりは留学するのやめようと思います!』

海未「……はい? 留学?」

ことり『海外でデザイナーの勉強がしたいって気持ちは確かに本物だけど』

ことり『今の、みんなと一緒にいる時間を失ってまですることかなってずっと悩んでたんだ』

ことり『この音の木坂を穂乃果ちゃんと海未ちゃんと一緒に卒業した後でもいいんじゃないかなって』

ことり『やっぱりことりはまだみんなでスクールアイドルやっていたいの』

ことり『だからお誘いは断ろうと思いますっ』

海未「すいませんことり、話が読めないのですが……」

ことり『……あっ、そっか。現実の海未ちゃんには言ってなかったんだ!』
56: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/08(火) 00:51:10.69 ID:R3VAEpFk.net
ことり『あのね、昨日お母さんから手紙を渡されたんだけど』

ことり『海外のデザイナー学校から、うちに来ませんかってお誘いを受けたんだ』

海未「そうなのですか? すごいですね、ことり」

ことり『ううん、そんなことないよ』

ことり『それでずっと悩んでたんだ。留学するか、それともお断りするか』

ことり『寝るまでずっとそのことばかり考えていたから、夢に出ちゃったんだと思う』

海未「そうだったのですか。ちなみにどんな夢を?」

ことり『うん。夢の中でだけど、みんながどんどんいなくなっていって』

ことり『最後にはひとりぼっちになっちゃうの。それで気付かされたんだ』

ことり『ことりはまだみんなでスクールアイドルやってたいって!』

海未「ふふ、そういうことですか」

海未「相談の電話かと思いきや、ことりの中では結論が出てしまったのですね」

ことり『あはは、そういうことになるね。ごめんね、一方的で』
58: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/11/08(火) 01:01:52.23 ID:R3VAEpFk.net
ことり『それでね、明日みんなに正直に話したいの』

ことり『留学の手紙が届いたこと、変な夢を見ちゃったこと』

ことり『笑われるかもしれないけど、ことりの正直な気持ち、聞いて欲しいから』

ことり『だから海未ちゃんお願い! ことりの側にいてくれないかな』

ことり『海未ちゃんが支えてくれてたら、ちゃんとみんなに伝えられると思うから……』

海未「もちろん、それくらいお安い御用ですよ」

海未「でも、そのかわり……」

ことり『そのかわり……』

海未「まずその夢の内容を洗いざらい、今すぐに話してください」

ことり『えーっ!? は、恥ずかしいよ』

海未「みんなの前で言う前に、私に言えなくてどうするんですか」

海未「幸い稽古の時間までまだ少しあります。こんな時間に電話してきたんですから最後まできっちり話してもらいますよ」

ことり『わ、わかったよぉ』

ことり『でも、ありがとね』

ことり『う~ん、まずなにから話そうかな? そうそう、海未ちゃんが何故か山に登るなんて言い出してね――』


おわり
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『ことり「実は留学することに……」海未「私もです」穂乃果「私もーっ!」』へのコメント

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