千歌「Shit?」果南「違う、嫉妬」

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千歌-アイキャッチ16
.....

ワイワイ
ガヤガヤ
キャッキャッ

千歌(うっ…)ズキッ

千歌(まただ…なんなんだろう、この気持ち)

千歌(私じゃない誰かと仲良くしてるのを見てると胸が苦しくなる…)

千歌(何で…?)

pixiv: 千歌「Shit?」果南「違う、嫉妬」 by TAKEZO

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果南「それで相談って何?」

千歌「実はね、ある人が誰かと話してるのを見てると苦しくなるんだ…」

果南「…うん、わからん」

千歌「えぇ~?」

果南「もうちょっと具体的に説明してもらってもいい?差し支えない範囲でいいからさ」

千歌「何て言えばいいのかな~…そのある人っていうのも誰かっていうのも両方とも私の友達なのね」

果南「うん」

千歌「友達だし二人とも大好きなんだけど、その人たちが仲良くしてるのを見てると…こう…胸が苦しくなる、というか…」

果南「…例えばだけど、それを仮に千歌と私と曜の三人だとする」

果南「千歌と曜は仲良し、そして私と千歌も仲良し」

果南「だけど私と曜が仲良くしているのが嫌だ、って感じでいいのかな?」

千歌「嫌とまでは言わないけど…うん、でもそんな感じで合ってると思う」

果南「なるほど…多分わかったよ、その気持ちの正体」

千歌「えっ!何々、教えて!」

果南「それは嫉妬だよ」
.....

千歌「Shit?」

果南「違う、嫉妬。ジェラシー」

果南「っていうかその単語の意味もわかってないでしょ?」

千歌「えへへ」

果南「それはさておき、要するに私に曜を奪われたく無いと思ってるんだよ」

千歌「あ、今のは要するにのようと曜ちゃんのようを…」

果南「千歌、まじめに」

千歌「はい」ショボン

果南「両方とも友達なのにその二人が仲良くしてるところを見るのが辛いって事はそういう事なんじゃないかな」

千歌「そう…なのかな…?」

果南「私は千歌じゃないから本当にそうかは解らないけどね、参考程度に頭の隅にでもおいといて」

千歌「ん~…まだよくわかってないけど、とにかく相談にのってくれてありがとう」

果南「困ったらまたいつでも相談に乗ってあげるよ」
.....

千歌(って事があったのがだいたい一週間前の事)

千歌(果南ちゃんに言われてからじっくり考えてみたけど…うん、多分合ってる)

千歌(この気持ちはきっと嫉妬)

千歌(そして嫉妬してるんだという事に気付いた時、もう一つの気持ちにも気付いた)

千歌(私は『恋』してるんだ…!)
.....

果南「休日に呼び出すって事は例の件での相談?」

千歌「うん、あれから私なりに考えて結論が出たんだ」

千歌「嫉妬で正解、そして…私はその人の事が好き」

千歌「あの時の例えで言うと、果南ちゃんに対して嫌な気持ちは全く無いの」

千歌「でも曜ちゃんが果南ちゃんに取られちゃうんじゃないかって考えると、すっごく苦しくなった」

千歌「だから…私は恋してるんだと思う」

果南「…うん、私の考えも同じかな」

果南「その相手が誰かは解らないけど、きっと千歌はその人の事を好きなんだよ」

果南「だから千歌、頑張って!」





千歌「え?」

果南「え?」
.....

千歌「えっと…頑張るって…何を?」

果南「いやいやいや、その人に告白しないの?」

千歌「こっ、ここここここここここ告白ぅ!?///」

果南「そんなに驚く事!?さっきの話の流れだったらそうなるよね!?」

果南「誰かに取られちゃうのが嫌なら告白しないと」

千歌「わ、私が…告白…///」

果南「告白して、付き合って、そして…チュ、チューとか…///」

千歌「チュー!?///」

果南「それくらいで照れるな!」

千歌「自分だって言いながら照れてたじゃん!」
.....

果南「まぁチュウはともかくさ、告白はしないの?」

千歌「こっ、ここここここここここ告白ぅ!?///」

果南「それはさっきやったからもういい」

千歌「でも告白だなんて…恥ずかしい…」

果南「いいの?そんな悠長なこと言ってて?」

千歌「え?」

果南「千歌がうじうじしてる間にもその誰かさんは他の人と仲良くし続けるよ?」

果南「それどころか、さっきも言ったけど他の誰かに先を越されちゃうかも…」

千歌「!」

果南「奪われるのが嫌なら、その前に自分のものにしちゃいなよ」

千歌「でも相手が私を好きかどうかわかんないし…」

果南「大丈夫、上手くいくよ」

千歌「何でそんな事が言えるの?」

果南「勘」

千歌「勘!?」

果南「おや、知らないのかなん?私の勘は当たるんだぞ~?」

千歌「そんなに当たるの?ま、まさか善子ちゃんと契約して悪魔の力を!」

果南「それは無い。そして善子にそんな力も無い」





クシュン!

花丸「善子ちゃん、風邪?」

善子「いいえ、今のくしゃみだと誰かに噂をされた時に出る方のくしゃみだわ」

花丸「善子ちゃんはくしゃみで違いがわかるの!?」スゴイズラー!!
.....

果南「私が嘘をついた事があった?」

果南「もちろん些細な嘘はあるけど、でもこんな大事な事で千歌に嘘をついた覚えはないよ」

千歌「…うん、そうだね」

千歌「昔から果南ちゃんは私が困った時にいつでも支えてくれたよね」

千歌「だから、今回も果南ちゃんを信じる!」

果南「千歌…」

千歌「果南ちゃん、今回もありがとう!私、今から言ってくる!」ダッ

果南「今から!?…うん、頑張ってきな」





果南「相手が誰かはわからないけど、か」

果南「最近の千歌の様子を見てればわかるよ」

果南「まぁ…千歌に想われてる本人は気付いてないみたいだけどね」フフッ

果南「千歌、頑張れ…!」
.....

千歌(思えば一目惚れだったのかもしれない)

千歌(凛とした貴女の姿に目を奪われた)

千歌(徐々に交流を持つようになった)

千歌(最初はもしかしたら仲良くなれないかと思った、でも今ではこんなに仲良くなれた)

千歌(仲良くなるにつれ、凛々しいだけじゃなくて可愛い一面も見られるようになった)

千歌(困った時、折れそうになった時に助けてくれた)

千歌(そういう理由でスクールアイドル始めたわけじゃにけど、でも一緒にやれてすごく嬉しい)

千歌(でもそれだけじゃ我慢できない…もっと、もっと近くにいたい)

千歌(『友達』より、『仲間』より、もっと近くに!)
.....
――部室――

ガチャッ

千歌「ありゃ、まだ来てないか…」

千歌「よし、来るまでに告白の言葉を考えよう!」

千歌「歌詞担当チカの腕の見せどころだね!」

ガチャッ

千歌「!?」

千歌(ヤバい、まだ何も考えてないよどうしよう!)ドキドキ

千歌(鼓動がすごい…落ち着け、落ち着け…)ドキドキドキドキ



「休日だというのに急に学校に呼び出すなんて…」



ダイヤ「一体どういうつもりですの?千歌さん」
.....

千歌「ダイヤさん…でも来てくれたんだね」

ダイヤ「今日は特に予定もありませんでしたし、それに後輩のお誘いを無下にもできませんわ」ニコ

千歌「やっぱり優しいね、ダイヤさん…そういうところに惹かれたのかな」

ダイヤ「千歌さん…?」

千歌「ダイヤさん、聞いてください…」



――私、高海千歌は黒澤ダイヤさんの事が好きです

  友達としてではなく、一人の女性として愛しています――



千歌(言っちゃった…言っちゃったよ///)バクバク

千歌(恥ずかしくて前向けない…っていうか心臓うるさい)バクバク

千歌(…あれ、ダイヤさん…?)チラッ

ダイヤ「」
.....

千歌「え、ダ、ダイヤさん?」

千歌(動かなくなるなんて予想外!成功か失敗かしか考えてなかったよ!)

千歌(こういう場合はどうしたら!?)ダレカタスケテー

ダイヤ「まさか先に言われてしまうとは思いませんでしたわ…」

千歌「え…?」

ダイヤ「近々私から言おうと思い、シチュエーションや台詞を考えていたのですが無駄になってしまいましたね」

千歌「という事は…」

ダイヤ「はい、私も千歌さんの事を愛しています…不束者ですが、よろしくお願いいたします」ニコッ

千歌「!…良かった…本当に良かった…」ジワ

千歌「あれ、嬉しいはずなのに涙が…おかしいな」ポロポロ

ダイヤ「千歌さん…」ギュッ

千歌「ダイヤさん…」ギュッ
.....

ダイヤ「落ち着きましたか?」

千歌「うん、もう大丈夫!」

ダイヤ「なら良かったです…しかしながら未だに信じられません」

千歌「いや~、それは私も同じだよ」

ダイヤ「今でこそこのような関係を築きましたが、私がアイドル部に入るまでは対立していましたしね」

千歌「ね、あの頃はちょっと怖かったな~」

ダイヤ「うっ…ですので、この気持ちは伝えずにいるつもりでしたわ」

ダイヤ「ですが、先日果南さんに相談したところ『絶対に伝えた方がいい!』と強く言われまして…」

千歌「え、果南ちゃんに?」

ダイヤ「はい、私の様子がおかしい事に気付いた果南さんに追求され、白状させられたのです」

千歌(果南ちゃん何が勘だよ!答え知ってたんじゃん!)

ダイヤ「千歌さん、どうしました?」

千歌「あの、実は私も果南ちゃんにこの事で相談してて…」

ダイヤ「なんと!なるほど、だから果南さんは私に強く勧めてきたのですね」

千歌「あ、でも私は誰が好きとは言ってないんだよ?」

ダイヤ「それでも果南さんにはバレバレだったようですわね、お互いに」

千歌「何だか恥ずかしいような…でも、そのおかげで今こうしていられるんだよね」

ダイヤ「そうですわね、果南さんには感謝しませんと」
.....

千歌「じゃあこの事を報告しにこれから果南ちゃんの家に行こうよ!」

ダイヤ「あら、では初デートは果南さんの家って事になりますわね」

千歌「え~、そこはカウントしないでおこうよ~」

ダイヤ「冗談ですわ」フフッ

千歌「そうだ!時間はまだまだあるし、果南ちゃんの家に行ったあとでそのままデートしようよ!」

ダイヤ「そうですわね、それでは参りましょうか」スッ

千歌(あ、手…)スッ

ギュッ

千歌(恥ずかしい…でも嬉しい///)ニヘラ

ダイヤ「では参りましょう」
.....

千歌(こうして私の悩みは呆気なく解決した)

千歌(果南ちゃんはとっても喜んでくれた)

千歌(ルビィちゃんも「お姉ちゃんがもう一人増えるんだね!」って笑顔で言ってくれた)

千歌(曜ちゃんと梨子ちゃんは涙を流して喜んでくれた…んだよね?)

千歌(ダイヤさんがこんな事を言っていた)

ダイヤ『私の好きな曲にこんな歌詞がありますの』

ダイヤ『―心から愛する人に愛される そんな奇跡を幸せと呼んだ―』

ダイヤ『今ならその意味がすごくわかります』

千歌(私もそう思う…この奇跡を、幸せを、いつまでもダイヤさんと一緒に捕まえていたい)





おわり
マジメな感じのSSを書くのは初めてで難しかったです。
なので途中でギャグを挟まずにはいられませんでした。
俺にはオールシリアスは無理でした。

※ カップリングカテゴリーはあえて付けていません(管理人)
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