梨子「普通の子」

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梨子-アイキャッチ11
梨子(私の名前は桜内梨子。私立浦の星女学院に通っている、ごく普通の高校生…………………だと思っていた。)

梨子(確かにピアノで賞を取ったことはあるし、千歌ちゃんに誘われてスクールアイドルもしている。だけど、みんなが普通じゃないっていう。多分わたしはじぶんをただの「高校2年生」にしたかった。)

梨子(壁ドンにあこがれること。犬が嫌いなこと。そして…)



同じグループにいる津島善子ちゃんに恋をしたことさえも


pixiv: 梨子「普通の子」 by とっきー

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ダイヤ「1.2.3.4.5.6.7.8… はい、休憩にしますわ。ところで梨子さん、最近調子がよろしくありませんよ?」

梨子「はい。すいません。」

鞠莉「もしかしてtestで赤点とか取ったりした?」

果南「いや、鞠莉じゃないから。でも、ほんとうに大丈夫?」 

梨子「大丈夫です。新しい本を買っちゃったから、それでつい読みふけっちゃて…」

ルビィ「本って東京に行ったときに買ってた…」

花丸「あれって何の本ずら?」

梨子「い、いや、普通の本よ。」タラタラ…

ダイヤ「と・に・か・く!アイドルは体が資本ですからね。体調管理には気を配るように。いいですか?」

一同「はーい」

そう言いながらよっちゃんのほうを横目で見つめる。控えめながらもしっかりと主張している胸、美人な顔。やっぱり今日もよっちゃんで、(r-18)や(オトナのあれ)ができそう♡
でもそれ以上に、普通でない性格を受け入れているところに私は惹かれたのだと思う。

善子「二人ともラブラブね……」

曜「恋人なら普通だと思うけど。ねえ千歌ちゃん」イチャイチャ

千歌「うーん……普通だと思うよ、曜ちゃん」イチャイチャ

善子「砂糖吐きそうなんだけど。」ウッッ

普段ならいつものことだと流せたはずなのに、今日はよっちゃんを取られたこともあって気が立っていたのだろう。

梨子「二人とも普通なわけないじゃない!」

梨子「それが普通だったらわたしはどうしたらいいのよ!」

曜「い、いきなり何なの?」

千歌「千歌たち何か変なこといった?」

梨子「私、体調不良になったので帰ります。」

ダイヤ「え、ええ。かまいませんが…。」

梨子「失礼します。」スタスタ

リリーチョットマッテ。ネエ。ネエッタラ







梨子ママ「今日は部活ないの?もう10時よ~。」トントン

梨子「今日休む。気分悪い。」

梨子ママ「わかったわ。善子ちゃんに伝えておくわ。とりあえず朝ご飯は下に置いておくからね。お母さんはお父さんとデートに行くから家で寝ておきなさい。」(もしかして昨日の晩御飯がピーマンづくしだったから?肉、筍抜き青椒肉絲ver.3,7,5は自信作だったのに……

梨子(昨日はどうやって家に帰ったかも覚えてない)

梨子(どうして私は普通でいられないの。アレをやるしかないのかな……。)ドサッ

善子「ねえ、リリー。この段ボールに入ってる「悩み事討伐者」って何?某スクールアイドルに似た、ロリで黒髪のツインテの女の子と赤髪のミディアムヘアで棒読みっぽい女の子の表紙のやつだけど、見てもいいかしら?てゆーか何がとは言わないけど日本語にするとダサいわね。」

梨子「あ、それ?その本は有名なやつで、『ニコニコペッタン&Dr.マッキー』っていうシリーズなんだけど、作者さんは昔スクールアイドルをやってて、その中のある二人の話をもとにした実話らしいよ。r-18版もあるけどそれは全年齢対象だから大丈夫よ。それに、同人誌にしては異例の………………よっちゃん!?どうしてここに?」

善子「あと、『よしりこ』って書いてある段ボールを見たんだけど、何百冊くらいあるのかしら?」

梨子「さあ?数えたこともないから分からないわ。それは静岡のスクールアイドルが元ネタなんだけど…って違うわよ!ちゃんと質問に答えてよ!なんでよっちゃんが家にいるの?」

善子「ああ、普通にリリーのお母さんが入れてくれたわ。それにしてもおばさんお料理上手よね。下にあったピーマンの炒め物(肉、筍抜き青椒肉絲ver.3,7,5)とサンドイッチ(梨子の朝ご飯)を食べたんだけどめちゃくちゃ美味しいわね。リトルデーモンのくせに贅沢よ。」

梨子「そんなこと聞いてなんかいないわよ。今日は練習日でしょ。よっちゃんは練習にいかないと。」

善子「リリーがああなったんだし休みにもなるわよ。」

梨子「…ごめん。」

善子「じゃあ次はこっちの番ね。なんで段ボールに同人誌が入ってるの?」

梨子「本を捨てようとおもって。」

善子「………………は?」

梨子「この同人誌を捨てようと思ったの。もしかして欲しいの?いいよ。全部あげるよ。そのあとはピアノを処分して、犬を飼うつもり。」

善子「リリー…。それ本気?」

梨子「私ね、普通になりたかったの。どこにでもいる『普通の女の子』にね。普通の女の子はスクールアイドルなんかしないでしょ。だから……………。よっちゃんにも分かるわよね、私の気持ちを。」

善子「リリーは全然分かっていないわ。何もかも。確かに私も普通になりたいとは今でも思うわ。でもね、aqoursのみんなはどんなリリーでも受け入れてくれるわ。だからね、心配しなくてもいいのよ。」

梨子「本当?フフッ。そこまで言うなら正直に話すわ。…私には好きな子がいるの。acoursの中に。どう?驚いた?これを聞いてさっきと同じこと言えるの?」

善子「へ~、そうなんだ。…それだけ?」

梨子「『それだけ?』……よっちゃんも人のこと言えないじゃない!私がこんなに苦しんでるのに…『それだけ』で済ますなんて。そのせい私がどれだけ苦労してきたか知らないでしょ!

善子「分かるわよ!だってわたしは人間界に降りてきた堕天使ヨハネよ。リリーよりもたくさん苦労はしてきたわ。だからこそこんなことでaqoursを辞めて欲しくないのよ!だってリリーはスクールアイドルが、aqoursが大好きなんでしょ!」

梨子「だったら…。だったら!よっちゃんは私の気持ちに答えてくれるっていうの?」

善子「ええ。もちろんよ。」

梨子「…本当によっちゃんは優しいんだね。そんな嘘はいらないよ…」

チュッ

梨子「えっ⁉」

善子「やっぱりリリーは分からず屋ね。いつからリリーのことを思っていたのか知らないでしょ。」

梨子「嘘じゃないよね?」

善子「そんなわけないわ。堕天使は正直者なのよ。」

梨子「こんなオカシな子だけどいいの?」

善子「それを言ったら私はどうなるっていうのよ…。大丈夫、どんなリリーも大好きよ。」

梨子「……ねえ、よっちゃん。ハグしてもいい?」

善子「いいわよ。こっち来なさい。」スッ

梨子「うん。」

善子「よし善子。やっと素直になったのね。もう自分に嘘をつかなくてもいいのよ。」

梨子「うん。今からそうしてみる。」

善子「っていうかリリーって案外重いのね。胸は薄……バチバチ   ドサッ







善子「んっ…。ここは地上?」

梨子「あ、目が覚めたんだね。おはよう。でも残念ながらここは地下よ。」ゴソゴソ

善子「おはよう…じゃなくて、どうして私は両手足を手錠で縛られているのよ⁉」ガチャガチャ

梨子「だってさっきよっちゃんが言ったんだよ。『自分に嘘をつかなくてもいいのよ』って。だから私のしたいことをしようと思って。」

善子「リリー…目が怖いんだけど。まさか胸の薄さを気にしてたとか…」

梨子「どうやらよっちゃんは私の自由にされたいみたいだと思って。あ、お父さんとお母さんのことなら心配しなくてもいいよ。今夜は二人とも帰って来ないから安心してね。」(怒)

善子「え、ちょっとまって。もしかしてさっきのことやっぱり怒って…いやビデオカメラとかいらないし、(ピ――)を(ピ――――)とかどんなプレイよ…。ほんとにやるの…って ぎゃああぁぁぁぁ!!普通のリリーに戻ってよぉぉぉ…  」

彼女たちの夜はまだまだ続く。

終わり
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