【園田ト和解セヨ】

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海未-アイキャッチ22
〜園田家・自室〜


海未「はぁ…」


海未「今日も疲れました…」


海未「最近、やたらと相談や愚痴を聞かされるのは何故なんでしょう…」

海未「その都度思ってもいない事を口に出したり、その勢みで変な嘘をついてしまったり…」


海未「今日だって…」


【園田のハッピーライフ!】

pixiv: 【園田ト和解セヨ】 by しくしく

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穂乃果「最近雪穂がお茶淹れてくんなくてさ〜」

園田100%「まぁ!それは由々しき事態です!」

穂乃果「でしょ〜?穂乃果お姉さんなのにさぁ」

園田80%「μ'sリーダーの沽券に関わります!」

穂乃果「ゆっきー反抗期なのかなぁ?」

穂乃果「あーもーお茶淹れて〜!餡子はいらな〜い!」


【園田のハッピーライフ?】


にこ「次のライブは新必殺技引っさげて行くわよ!!」

園田60%「部長!」

にこ「必殺!!」

にこ「にっこにっこにこるそ〜ん♪」

園田40%「お疲れ様でした」


【園田のハッピーライフ…】


真姫「今年はトマトが熱いわ」

園田20%「それはそれは…」

真姫「バジルと一緒に育てた甲斐もあってね?」

真姫「とってもフレッシュに仕上がったのよ!」

園田1%「…」

真姫「ネバーエンディングトマトよ!!」

園田のなれの果て「」



海未「はぁ…」

海未「モヤモヤします」

海未「…」

海未「寝ましょう」ゴロッ

海未「この時間だけは、全てを忘れられますから…」モゾモゾ

海未「ん…」パフッ

海未「…」

海未「……明日は…」

海未「どうか明日は…本音で接する事が…でき…」

海未「…」



海未「…zzZ」




〜ユメノトビラ・開園〜



【¥だShe】……


【¥だShe】……ここは…、


【¥だShe】遊園地?


hey!そこのトントンガール!


【¥だShe】?


矢澤にこ(2.5頭身)
「すったもんだもリンゴのうちよ!!」

あやせーり
「Все богини!」

音ノ木やんやん!
「あかんあかん、スイッチ切れてた」


【¥だShe】…


【¥だShe】お手伝いさんですか?


あやとりえ
 「послушно!」

スピリタス
「あかんあかん、めっちゃ緊張しとる」

矢澤にこ(10頭身)
「自分探しも此処からよ!」


pipipipipipipi!


【¥だShe】…


【¥だShe】たいむいずらぶです


チャウチャウちゃうんちゃう?
「あかんあかん、お歌の時間や」

矢澤にこ(0.2頭身)
「明日から本気出すわ!」

あやややややや
「Это ответ!」


【¥だShe】眩しいです


さんはい!


矢澤にこ(36頭身)
「まだだーれもー!」

トラよりトラ柄
「しらーないー!」

絢瀬乃森 絵里近
「そーのだーうみー!」


【¥だShe】園田?


関西アッキュー
「さーがーしーてるー!」

絢瀬乃もんとれーる
「ほーんねをー!」

矢澤にこ(367頭身)
「きーみーがー!」


「「「ラブアローシューッ!!」」」


【¥だShe】こんにちは



【¥だShe】園田海未


…………


…チュンチュン、


海未「…」パチッ


海未「…ん」モゾモゾ

ムクッ

海未「………」ボー


海未「…ふあ〜ぁ…」


海未「……なにか…」


海未「変な夢を…見てた様な…」


海未「…確か……絵里と…希と……あと…」


海未「…」


海未「…マントヒヒ?」


海未「…あぁ、もうこんな時間ですか」

海未「支度しなければ」ゴソゴソ



〜通学路・待ち合わせ場所〜


ことり「海未ちゃ〜ん!」パタパタ

海未「ことり、おはようございます」

ことり「おはよう海未ちゃん」

ことり「今日もいいお天気だね〜」

海未「そうですねぇ」

ことり「そうだ海未ちゃん!ことり昨日チーズレモンカスタードシフォンパイ作ったんだけどね?」

海未「はい」

ことり「ことりパイシート買うの忘れちゃって、しょうがないからパイ生地作ろうとしたの…そしたら!」

海未「…はい」モヤ


海未(あぁ…またですか…)


ことり「今度は無塩バターが無いって気付いてね?これじゃあパイ生地も作れないよ〜って事で」ペラペラ

海未「…」モヤモヤ


(…チュンチュンチュンチュンと)


ことり「なにか代わりに使えないかな〜って探しててぇ」

ことり「そしたらね?」


『やかましい野鳥だなぁ』


ことり「チーズが……って…」

海未「っ!!?!?」バッ


ことり「え…」

海未「ち、違うんですことりっ!!今のは!」

ことり「野…鳥……?」


海未『ヤバイヤバイ!なんで本音が!?』


海未「っっ!!?」ムググッ

ことり「…本音…」

海未「んんーんっ!!」フルフル


ことり「……ごめんね」

ことり「ことり…うるさかったね」

ことり「もう静かにするから…」

海未「プハァッ!!」

海未「ことりっ!!」


「海未ちゃーん!!こっとりちゃーん!!」タタタタタッ


穂乃果「おはよーっ!」

穂乃果「遅くなってごめ…」


穂乃果「…え?」


海未「」ドヨ〜ン

ことり「」ドヨヨ〜ン

穂乃果「…?」

穂乃果「…どうしたの?」

海未「なんでも無いんです…なんでも…」

ことり「私は小汚い野鳥です」

海未「あぁあぁぁ…ごめんなさいごめんなさい」ガクッ

穂乃果「ちょっ、海未ちゃん!?」

海未「うぅ…」


海未「すみません…私先に行きます」

トボトボ…


穂乃果「え、ちょっと!海未ちゃーん!!」

ことり「…」ブツブツ



〜校門前〜


海未「はぁ……」トボトボ

海未「…おかしいです」

海未「思っている事がそのまま口に出てしまう…」

海未「これでは、まともに会話さえ出来ません…」

海未「…どうすれば」

絵里「あら、おはよう海未!」

海未「っ!お、おはようございます…」

絵里「どうしたの?なんだか暗い顔してるけど?」

海未「い、いえ」

海未「…大丈夫です」

絵里「そう?…あ、それより聞いてよ〜!」

海未「え?」

絵里「昨日の夜ね?なんだか変な夢見ちゃったのよ」

絵里「ぼや〜んとしてて良く覚えてないんだけど」

海未「…はぁ」

海未(うわ…こんな時に)

絵里「確か、遊園地みたいなとこにいた気がするの」

海未「はい…」モヤモヤ

海未(あぁもう、朝からなんなんですか)

絵里「それからね?」

絵里「希とか」


海未『ホントどうでも良い』


絵里「にことか……へ?」

海未「わああああなんでもないですうぅぅぅっっ!!!!」

絵里「ど、どうでもいいって…」

海未「どうでも良くなんかないですうぅぅっ!!」

海未「そ、それで!?その後は!!?」

絵里「え?あ…そ、それでね?希がスイッチがどうとか…」

絵里「あとは…確か私、ロシア語で喋ってた様な」

海未『やっぱりどうでもいい』

絵里「〜っ」ジワッ

海未「んーんーっ!!」チャック!

絵里「…ヒグッ……」グスッ

絵里「……ここまで…来ちゃったけど……」


絵里「エリチカ…帰るね…?」

トボトボ…

海未「え、絵里ぃ!!」


海未「あぁぁ…」ガクッ

海未「一体…一体何がどうなっているのですか…っ」

海未「どうして思った事がそのまま出てしまうんです!」

海未「と、とにかく…今日は極力喋らずに過ごすしか…っ」

海未「話し掛けられても、なるべく身振り手振りで応答する様心がけましょう」

海未「…はぁ」


海未「どーしてこんな目に…」


トボトボ…



〜2年生教室〜


穂乃果「海未ちゃーん!さっきはどーしちゃったのー?」

海未(そうだった…穂乃果の事を忘れていました…)

穂乃果「ことりちゃんは何だかずーっとあんな感じだしさぁ」クルッ

ことり「そう…産毛のことりが育って…それで巣立って行ったんだから……ふふっ…やっぱり野鳥で間違いないんだよ…」ブツブツ

海未(あぁ…ごめんなさいことり…)

穂乃果「ねぇねぇ、どうしたの〜?」

海未「っ」シッシッ

穂乃果「ひっど〜い!シッシッて穂乃果犬じゃないんだよ!?」プンスカ

穂乃果「教えてくれるまでここ動かないもーん!」

海未「〜っ」モヤ…

海未(喋ったらダメ、絶対にダメです!)

穂乃果「ねぇ!どうしたの?」

海未(今思ってる事を口に出したりした…ら……)モヤモヤ

海未「っ!?」ググッ

穂乃果「無視しないでよ〜っ!」

海未(な、なんですかこれ!?この、咳したいのを我慢してる様な感覚…)

穂乃果「ねぇねぇねぇったら〜!」

海未(うぅぅっ、もう…限界ですっ)モヤモヤモヤモヤ

穂乃果「海未ちゃーん!」

海未「〜っ!!」モヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤッ

穂乃果「ねぇっ!!」

穂乃果「海未ちゃ」

海未『うるさいっ!!』

穂乃果「ッッッ」ビクッ

海未『キャンキャンキャンキャン犬と一緒だ!!』

穂乃果「!!?!?」

海未『おすわりっ!!』

穂乃果「っ!」

海未「はぁっ…はぁっ…」


海未「はぁ……」



海未「ッ!!」バッ

シーン…


海未「しまっ」

穂乃果「ぁ…」

海未「っ!」グルッ

穂乃果「ぁ…あの……」フルフル

海未「あ…ち、違うんですよ?穂乃果」

海未「さっきのは決して…」

穂乃果「うぅ…」

ことり「そう、ことりは犬…小汚いわんわんなの」ブツブツ

穂乃果「…」

ストッ

海未「ほ、穂乃果?何故しゃがんで…」

穂乃果「…」

海未「ほの…か?」


穂乃果「…いぬだから」


海未「は、はい?」


穂乃果「おすわりって…言われたから…」

グスッ

穂乃果「ほのが…いぬだがらっ…っ!…ヒグッ」グスッグスッ

海未「っ!」キュン

海未「や、やめて下さい…ね?」

海未『なんて可愛い犬なんだ』

海未「っ!!」バッ

海未「んーんーんっ!!」フルフル

穂乃果「うぅぅぅ…」メソメソ

穂乃果「…ありがどね…?ご主人ざま…うぐっ」グスッ

「ご主人様って…」ヒソヒソ

「園田さんってそう言う…」コソコソ

「通りでいつも…」ヒソヒソ

「穂乃果ちゃん可愛い…」ヒソヒソ

海未「〜っ」

海未「くっ!!」ダッ

ガタンッ

タタタタタ…

フミコ「園田さん!」

ミカ「穂乃果ちゃ〜んヨシヨシ〜♪」

ヒデコ「いい子だから泣き止んで〜」

穂乃果「わぅ…」シクシク


ことり「そうだ…ペットショップに行こう…そしてみんなの心を癒すんだ…」ブツブツ


〜屋上〜


海未「ハァハァッ…ハァッ……はぁ」

海未「…………」

海未「うぅぅ…」ガクッ

海未「私は…」

海未「私は一体…どうしてしまったんですか…」

海未「このまま、一生こんな生活なのですか…?」

海未「このまま……」

海未「〜っ」ブルッ

海未「冗談じゃないですっ!!!」

海未「だってこんな…っ」

ガチャ

海未「っ!?」バッ


「ん?海未?」


にこ「アンタ、なにやってんの?」

希「あれま…海未ちゃん一人なん?」

海未「にこ…希…」

海未『電波コンビだ』

にこ「あん!?誰が電波よっ!!」

希「にこっち、ウチらあのイメージ強過ぎるんやって…」

海未「…」

海未「2人とも」

海未「私に…近づかないで下さい」

にこ「はぁ?なんで」

海未『間合いに入ったら…』

希「?」

海未『切るっ!』

希「」

にこ「」

海未「…」

海未「さようなら」ダッ

にこ「ちょちょちょっ!待ちなさいっ!!」ガシッ

希「なんやの今の!?サムライごっこ!?」ガシッ

海未「離して下さぁい!!飛びますっ!!そこから飛ぶんですーっっ!!」グイッグイグイッ

にこ「バッ!?何考えてんよアンタ!!」

希「アカンよ!?絶対させへんからねっ!!」

海未「いやあああああああっ!!」


〜十分後〜

希「…落ち着いた?」

海未「……はい」

にこ「二度とあんな真似するんじゃないわよ?」

海未「…申し訳ありません」

にこ「はぁ」

にこ「…で?なんであんな事したのよ?それと、さっきのはなに?」

海未「…」

希「あのお侍ごっこといい、普段の海未ちゃんなら絶対やらん事やと思ったけど」

希「何かあったん?」

海未「……思った事が」

希「ん?」

海未「思った事が…そのまま出てしまうんです」

にこ「…は?」

海未「だから、思った事をそのまま言ってしまうんです!」

希「…」ポカーン

にこ「…」

にこ「…そーゆーのはポエムだけにしときなさい?」

海未「嘘じゃありません!!」

海未「本当なんですっ!!」

海未「あとポエムの話はしないで下さいっ!!」

にこ「て言われても…」

希「」ポカーン

海未「嘘なんかついてないんです!」

海未『このくらい受信しろ電波コンビッ!!』

にこ「」ポカーン

希「」ポカーン

海未「わあぁああぁんっっっ!!」

海未「もう嫌ですうぅぅぅっっ!!!」

バッ

海未「やっぱり飛びますうぅぅぅっ!!」ダッ

にこ「っ」ハッ

希「っ」ビクッ

ガシッ

にこ「だからぁっ…やめなさいって…っ!!」ググッ

希「くうぅっ!!」グッ

海未「いやあああああああっっ!!!」グイグイッ

海未「このままみんなに嫌われるくらいならっ!!」

海未「ここで終わりにしたいんですっっ!!!」

希「っ!」

海未「みんなに嫌われるだけの毎日なんて!!」

海未「独りぼっちの明日なんてええええっっ!!!」

にこ・希「ふんっ!!」グイッ

ドサッ

海未「うぎゅんっ!」

にこ「はぁっはぁっ…お、大袈裟なのよアンタッ…はぁ…」

希「ひ、一人になんて…ゴホッ…する訳ないやん!…ケホッ…」

海未「うぅ…」

にこ「も、もうちょっと…はぁっ…私らの事…っ」

にこ「し…信用しなさいよ…コホッ」

希「ウチらも…ふぅ…信じてるから…」

海未「う……うぅぅっ…」

にこ「……まぁね」

にこ「最初にあんな態度とった私たちも悪かったわ」

にこ「正直、まだ頭ん中混乱してるけど……まぁ…」

にこ「仲間の言ってる事だしね」

海未「はぃ…」グスッ

希「…海未ちゃん?」

希「あんな寂しいこと…もう二度と言わないって」

希「約束して?」

海未「ごめんなざぃ…のぞみぃ…」

ギュッ

希「もうええんよ」ナデナデ

海未「うえぇぇぇん」メソメソ

希「よしよし」ナデナデ

にこ「ふぅ…」


にこ「で?なんか心当たりとかないわけ?」

海未「それが…全く…」

希「う〜ん…スピリチュアルな事件はウチの十八番やと思ってたんやけど…」

にこ「なら、先ずはどう言う時にそのけったいな本音が漏れるのか調べないとね」

希「そうやね、ここで少し検証してみよっか」

海未「え…」ズズッ

海未「言わないと…ダメ…ですか?」

にこ「当たり前でしょ!試さなきゃ分かんないんだから!」

希「ウチらは事情も分かってるんだし何言われても平気やで?」

海未「うぅ…し、しかし…」

にこ「しかしもしかこもないわよっ!!」

希「今からウチらが色々話しかけてみるから、海未ちゃんは口塞いだりしたらアカンで?」

海未「で、でも…」

にこ「行くわよ!」

デデン!

にこ「最近天気いいわね?」

海未「え?」

海未「え、えぇ…そうですね…」

希「新曲の方はどう?良いの書けそう?」

海未「…どうでしょう、今の所は滞りなく書けていますが…」

にこ(…あ)

にこ(本音がどーの言ってるんだからこんな会話じゃ…)


にこ「アンタさ…」

海未「?」

にこ「本当のとこ、私の事どう思ってるの?」

海未「っ!」

海未「そ、それは…」モヤ

希「色々ちっちゃ人!」

にこ「うっさい!!」


にこ「…で?どうなのよ?」

海未「うぐっむむむぅっ」モヤモヤ


にこ(お、これは…)


にこ「さぁ」

海未「うにににににっっ!」モヤモヤモヤ

にこ「海未!」

希「?」


海未「うにょーーーーっっ!!!」モヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤ

にこ「とっととブチまけなさいっ!!」

希「もしかして…っ!」


にこ「園田海未っ!!!」

海未「〜っ」スゥッ



海未『貧乳で困ってる人っ!!』

にこ「」ボゥッ!!!


海未「あぁあぁぁ……」ヘナヘナ

にこ「」シュンシュンシュンシュン

希(あかん…メッチャ光っとる…)

にこ「…うふ…うっふふふふふふふふ」シュンシュンシュンシュン

海未「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいぃ!!」ペコッペコッ

にこ「よぉーーっく、分かったわ…」シュンシュンシュンシュン

にこ「アンタのそれ…不自然に心の声を抑圧しようとすると…」シュンシュンシュンシュン

にこ「そのファッキンな本音が出るみたいね…」シュンシュンシュンシュン

希「今のでわかったん?」

にこ「伝説のスーパーアイドル戦士だからね」シュンシュンシュンシュン

海未「かしこみっ!!かしこみぃっ!!」ズゴッズゴッ


プシュン

にこ「…なるほどね」

希(あ…治った…)

にこ「本音が出る条件は大体分かったわ」

にこ「対処法も…まぁ何とかなるでしょ」

にこ「問題は…原因ね」

にこ「それが分からない事には、根本的な解決は難しいかも…」

海未「うぅ…」

海未「原因…ですか…」

希「本当に何か心当たりないの?」

海未「う〜ん…心当たり…」

ガチャ


絵里「…はぁ」


にこ「絵里?アンタ今日休みじゃなかったの?」

希「しょんぼりしとる」


絵里「わたし…元生徒会長だから…」

絵里「サボるとか…賢くないから…」

にこ(…何言ってんの?)

希(二限目までサボってたやん…)

海未「え、絵里!」

絵里「っ!?」

海未「先ほどは、あの…っ」

絵里「あぁ…えぇっと…」


絵里「……どうでもいい絢瀬です…」

海未「」


にこ「どうでもいいって…」

希「なんかあったん?」

絵里「なんかあったんよ…」


海未「」


海未「…?」


海未「この光景…何処かで…」


海未「……あっ」


にこ「どーしたの?」

海未「…今日、変な夢を見まして…」

絵里「夢?」

海未「貴方達三人が出て来たんですよ」

にこ「へぇ、それで?」

海未「今の今まで忘れていたのですが…」

海未「何故か今、急に思い出したんです」

希「ほぉ…」

希「もしかしたら…何かの手掛かりになるかも知れへんね」

にこ「夢がぁ?あり得ないでしょ?」

希「そんな事言ったら、今海未ちゃんに起こってる事だって充分あり得ない事やない?」

にこ「それはまぁ…そうだけどさ…」

絵里「…」

絵里「…かの名探偵は言ってたわ」

にこ「は?」

絵里「論理的な事が全て当て嵌まらない場合…」

絵里「非論理こそが真実である、と」

にこ「ふぅ〜ん…」

にこ「で?」

絵里「え?」

にこ「だからなに?」

絵里「え…だ、だから!」

絵里「非現実的な事こそ、この現状に置ける解なんだって!」

にこ「だから、その非現実的な事の詳細を教えなさいよ」

絵里「そ、それは…」

にこ「さぁ、教えてちょうだい?」

絵里「ぅ…」タジ…

にこ「さぁさぁ」ズイッ

にこ「賢い可愛いエリチカちゃん?」

絵里「うぅ…」


絵里「希〜!」バッ

モギュ

希「わぁ!?」

絵里「にこも私のことイジメるのーっ!」グリグリ

希「あ〜はいはい」ナデナデ

希「話進まんから後でな?」

海未「…」

海未「…続けていいですか?」

希「ごめんな海未ちゃん、頼むわ」

絵里「うぅぅぅ…」グリグリ

海未「はい…」

海未「…確か、遊園地の様な所にいた気がします」

海未「そこでフラフラ歩いていると、突然声を掛けられたんです」

海未「貴方達っぽい三人に」

にこ「…ぽい?」

希「なんて言ってたの?」

海未「…申し訳ありません、会話の内容まではよく覚えていないんです…」

海未「ただ、この二つだけは覚えています」

にこ「…なによ?」

海未「最後に貴方たち三人が歌を歌っていた事と…」

希「うた?」

海未「はい」

海未「アレは多分"タカラモノズ"だったと思うのですが…」

海未「何だか…歌詞が微妙に違っていました」

希「その歌詞は覚えてる?」

海未「え…は、はい」

にこ「歌ってみてくれる?」

海未「えっ!?」

海未「歌うんですか!?ここで!?」

にこ「当たり前じゃないのっ!!そーしないと何も解決しないのよ!?」

希「海未ちゃん?鼻歌みたいに歌ってくれればええんよ?」

海未「うぅ…」


海未「…ま」


海未「まだだーれもーしらーないー♪」


海未「そーのだーうみー♪」

希「え?」

にこ「…なんでアンタなのよ」

海未「し、知りません!!///」

希「その後は?」

海未「…はい」コホンッ


海未「さーがーしーてるー」

海未「ほーんねをー」

希「っ!」

にこ「おっ」


海未「きーみーがー!」


海未「らぶあ…」

海未「…っ」


希「…ん?」

海未「…」

にこ「らぶあ?なにそれ?」

海未「………」


海未「ここまでです」


希「え?」

にこ「はぁ!?中途半端過ぎないそれ!?」

海未「所詮は夢ですから…」

にこ「何よそれっ!!」

希「…まぁええわ」

希「そんで、残り一つは?」

海未「はい、それは」


海未「絵里だけずっと"ロシア語"で喋っていました」

にこ「…」

にこ「ヒントのヒントが欲しいわ…」

希「その、夢の中のえりちが喋ってたロシア語って…覚えてる?」

海未「す、すみません…流石にロシア語はちょっと…」


「それ知ってる…」


希「っ!」

にこ「絵里!?」

海未「どーゆー事ですか!?」

絵里「だってそれ…私もおんなじ夢みたもん…」ビロ〜ン

希(うわぁ…ウチの制服に鼻水が…)

海未「そ、そう言えば今朝、そんな話をしていましたね!」

絵里「えぇ…そんな"どーでもいい話"を聞かせたわね…」

海未「あぁぁ赦したまえ大西多摩恵…」ヘタ…

にこ「謝る気あんの?」

絵里「まぁいいわ、顔をあげて?」

海未「うぅ…」パッ

絵里「私もそこまで正確には覚えてないんだけど」

絵里「たしか…」


絵里「"全ての女神"」

絵里「"素直に"」

絵里「"それが答え"」


絵里「だったと思うわ」

希「っ!」

海未「おぉっ!」

海未「それはもしやっ」

ボンッッ

海未「え?」


にこ「…」シュンシュンシュンシュン


にこ「分かったわ…」シュンシュンシュンシュン

希(…どうして?)

海未(これは一体…)

絵里「ハラショー!にこも金髪ね!」

にこ「要するに、あんた以外のμ'sメンバー全員に本音ブチまければいいんでしょ?」シュンシュンシュンシュン

希(頭の回転は速いんだけど…)

海未(どうしてでしょう…全く賢そうに見えません)

絵里「凄いわにこ!金色の炎が見える!」キャッキャッ

にこ「取り敢えず、私ら三人に本音で話してみなさいよ?」シュンシュンシュンシュン

海未「し、しかし…」

にこ「早くしなさいよ!」シュンシュンシュンシュン


にこ「この、ポエマー!!」プシュン

海未「」


海未「……にこ」

にこ「なによ」

海未『…さっきまでおさげが逆さになってたよね?』

にこ「は?」


海未『なんか…』


海未『クワガタみたいだった』

希「ブッw」

ドシュンッッッ

にこ「」バチバチバチバチッ


絵里「ハラショー!バチバチしてて綺麗〜!」パチパチ

スゥ…

海未「…あ」

海未「な、なんだか少し…スッキリした様な…」

にこ「そう」バチバチバチバチッ

にこ「よかったね…」バチバチバチバチッ

希「にwにこっち?ww少し落ち着いて?www」

にこ「笑ってんじゃないわよ」バチバチバチバチッ

にこ「次、アンタの番よ」バチバチバチバチッ

希「え、ウチ?」

にこ「早く」バチバチバチバチッ

希「う〜ん…」


希「海未ちゃん?何でも言ってええんやからね?」

海未「そ、そう言われましても…」

にこ「言ってやりなさいよ」バチバチバチバチッ

にこ「じゃないと一生このままよ?」バチバチバチバチッ

海未「っ」

希「…」ドキドキ

海未「あの…」

希「…はい」ドキドキ

海未「い…」

海未「何時も私達のこと…」

希「…」

海未『見守ってくれてありがとね!』

希「〜っ」ジ〜ン

にこ「…え」プシュン

絵里「消えちゃった…」

海未『私知ってるよ?』

希「え?」

海未『μ'sが出来るまで…そして出来た後も、ずぅっと影から支え続けてくれた事』

希「…うぅっ」グスッ

にこ「なんで私の時だけ…」ブツブツ

希「海未ちゃん…」

希「…大好きやでっ!」グスッ


海未『でもさぁ…』

希「…?」


海未『のんたんさぁ』

希「の、のんたんだなんてっ//」


希「恥ずかしいやん…っ///」モジモジ


海未『最近さぁ』

希「///」クネクネ

絵里「…?」



海未『太った?』

希「卍ッッッ解!!!」


ズゴォオオオオオオオッッッ!!!


にこ「うっくっくっくっwwww」

希「」ゴォオオオオオオッ

絵里「あ、アナタ誰よ!?」


希「…園田海未……」ゴォオオオオオッ

希「ふっふっ…」ゴォオオオオオッ

スゥ…

海未「あ…スッキリした…」

希「それはそれはうっふっふっふ…」ゴォオオオオオッ


希「……次…えりちやで…?」ゴォオオオアオオ

絵里「えっ?」ドキッ

絵里「で、でも…」オドオド

希「…早く」ズゴォオオオアアアアアッッッ

絵里「ハイィィィッッ!!」ビシィ

海未「この後…私はどうなるんでしょう…」

ソロソロ…

絵里「う、海未?」

海未「はい…」

絵里「正直に言ってね?」

海未「まぁ、それが目的ですので…」

絵里「海未」

海未「なんですか?」

絵里「本当のところ…」

海未「…」

絵里「私のこと…」

海未「…」


絵里「好き?」

海未「…」


海未『好き』


絵里「は…」


絵里「ハラショーーーッッッ!!!」

海未『そーゆーとこ以外』

絵里「ハラーラーーッッ!!!」

スゥ…

海未「あ…」


海未「スッキリしました」



海未「…しかし」チラッ


にこ「…」ブツブツ

希「うっふっふっふっふ…」ゴォオオオオオオオッッッ

絵里「ウラーエリーチカーーッッ!!」


海未「……」


海未「さて」



海未「それじゃあ私は…」ソロ…

ガチャ

海未「っ!?」


凛「おっ昼っだにゃ〜!」

花陽「わぁ、いいお天…気…?」

海未「あぁ…」

海未(お昼…?)

凛「あ!」

凛「海未ちゃんだぁ!」

花陽「あれ?海未ちゃんもここでお昼?」

海未「え、えぇ…まぁ…」

凛「おぉ?にこちゃん達もいるね!」

にこ「私は私は…」ブツブツ

希「ふっはっはっはっはっ!!」ゴォオオオアオオッッ

絵里「Ты самая лучшая!!」

凛「希ちゃん?包帯グルグルだよ?」

花陽「さ、三人ともどーしちゃったの?」

海未「触れてはいけません」

花陽「え…」

凛「絵里ちゃんはなんて言ってるのかな?」

海未「アレはですね、宇宙と交信しているんで…」モヤ

海未「っ!!?」

花陽「宇宙?」

海未(ま、まずいっ!!)モヤモヤ

凛「え!?じゃあアレ宇宙語なのっ!!?」

海未(弾みで変な嘘を…っっ)モヤモヤモヤ

海未「すっとととととととっ!!」

花陽「えぇっ!!?海未ちゃん!?」

海未(あぁあぁぁやめられない止まらないぃっ!!)モヤモヤモヤモヤモヤモヤ

凛「あっははははwwwすっととととととー!ww」

海未(が、我慢すればするほど…っっ!!)モヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤッ

海未「くるりん!ぱりん!しっとりん!!」

凛「おっ!凛の自己紹介かな!?」

花陽「ど、どーしたの海未ちゃん!?」アセアセ

海未(もうダメェーーッッッ!!!」モヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤッッッ

花陽「海未ちゃ」

凛「くるりん!ぱり」

海未『アンタらの昼飯はっ!!』

花陽「っ!!?」

凛「にゃ!?」

海未『稲とキャットフードッ!!』

スゥ…

海未「あ」


海未「スッキリ…」



海未「ハッ!」


花陽「凛ちゃん…」

凛「かよちん…」


海未「あ、あの…」

花陽「いっしょに…稲食べよ…?」グスッ

凛「うん……キャットフードも…あるから……ヒック…」グスッ

海未「ち、違うんです!!花陽!凛!」

花陽「ヒグッ……きっと田んぼの味がするよぉ…」シクシク

凛「うぅ……」シクシク

凛「ねこ缶買ってくるぅ…」メソメソ

海未「ど、どーすれば…」

ガチャ

海未「え…」

真姫「あっ」

真姫「アンタ達!こんなトコにいたのね!!」

花陽「うぅ…」シクシク

凛「うぇ〜ん!」メソメソ

真姫「なんで私置いて先に行っちゃうのよ…って」

真姫「…」

真姫「…どうしたの?」

海未「真姫…」

真姫「あら、海未じゃないの」

真姫「貴方もここでお昼するのかしら?」

海未「い、いえ…」

真姫「…て言うか」

海未「はい?」

真姫「奥の三人も、なんだか様子が変ね」


にこ「にこはにこでもニコラス・ケイジ…」ブツブツ

希「全員太ればデブじゃなぁいっ!!」ゴォオオオアオオッッッ

絵里「Выходи за меня!!」


海未(あぁ…)


海未(昨日見た夢も…こんな感じでしたね…)

真姫「ねぇ海未」

海未「は、はい?」

真姫「お昼、食べないの?」

海未「あの…私は」

真姫「花陽、凛」

真姫「貴方達も早く来なさい」

真姫「お昼終わっちゃうわよ?」

海未(この状況でよく…)

花陽「わぁ、素敵な稲穂ですぅ」(シロメ)

凛「今日はね?豪勢に金の猫缶なんだよ〜?」(シロメ)

海未「あぁ…胃が痛い…」キリキリ

真姫「花陽はオーガニック思考なのね、中々素敵だわ」

海未「オーガニックと言うか…」

海未「もはやバッタです」

真姫「凛、インスタントばかりじゃ駄目よ?身体を壊しちゃうわ」

海未「身体よりも先に心が壊れます」

真姫「今日はね?みんなで食べようと思って…」ゴソゴソ

真姫「これを作って来たの」ゴトッ

真姫「良かったらどうぞ?」

海未「…え」

海未(作ったって…)

花陽「頂きまぁす」(シロメ)

凛「美味しそうだにゃ!」(シロメ)

海未「あの…」

真姫「なに?」

海未「…これは」

真姫「あぁコレ?」

真姫「これはね」

真姫「トマトのトマトによるトマトの為の…」

真姫「トマトよ」

海未「…はい」

真姫「今回は自信作よ、私もまだ食べてないの」

真姫「さぁ、召し上がれ」

海未「…それでは」

海未「頂きます…」

パクッ

海未(う…)


海未「お…」

海未「美味しいで」

モヤ

海未「っ!!?」

真姫「?」

海未(や、やっぱり!!)モヤモヤ

花陽「はむっ」モシャ

凛「ムグッ」モグッ

真姫「??」

海未(そんな気はしていたのですが…っ!)モヤモヤモヤ

海未「らららら〜いぶ♪」

真姫「海未?」

海未(このまま吐き出さなければ、何も解決しない…)モヤモヤモヤモヤモヤ

海未(分かってはいるのですが…」モヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤ

真姫「歌いたくなる程美味しかったの?」

花陽「稲穂美味しいよぉ」(シロメ)モシャモシャ

凛「味薄いにゃ〜」(シロメ)モグモグ

海未「一度限りのセンセ〜ショ〜ン♪」

真姫「深いわね」

海未(コレは…言いたくないっ!!言いたく…)モヤモヤモヤモヤモヤモヤッ

海未「リコピンの渦に〜飲まれて〜♪」

真姫「夢の様だわ…」

海未(うわぁああああああああっっっ!!!)モヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤッッッ

真姫「ところで」


真姫「今回のトマトだけど」


真姫「どうだったかしら?」

海未『不味い』


真姫「」ギシッ

スゥ…

海未「…」


海未「スッキリ…」

真姫「」

海未「…っ!」


海未「あ、あの…」

真姫「」

海未「真姫…?」


真姫「」



いつだったかしら…

パパが地方の病院へ研修に行った時

お土産に買って来てくれた

箱詰めのトマト


海未「え…」


夏の陽光を一身に浴び

豊富な土壌の上で育った真っ赤な宝石

その輝きに、私は一瞬で心を奪われた


海未「あの…」


本当に食べ物なのかと疑いたくなる程の、あの光沢が

今も私の脳裏に焼き付いて…

離れない


海未「真姫!」


真姫「そんな、ある夏の思い出…」

海未「気を確かにっ!」

真姫「第一話」

海未「へ?」

真姫「真姫ちゃんと田舎のスタールビー」

真姫「完」

海未「はい?」


ガチャ


「あ!いたいた!」



穂乃果「海未ちゃーん!!」

海未「えっ!?」クルッ

真姫「第二話」

穂乃果「やっと見つけたよーっ!」

穂乃果「もしかしてずっと屋上にいたの?」

海未「は、はい」

海未「…穂乃果」

穂乃果「なに?」

海未「さっきはその……」

穂乃果「ん?」

海未「すみませんでした…」

穂乃果「ん〜?」

海未「犬だなどと言ってしまって…」

穂乃果「…」

海未「…っ」


穂乃果「わん!」

海未「へ?」

穂乃果「えへへ」

穂乃果「穂乃果、昔から犬っぽいってよく言われてたから」

穂乃果「全然気にしてないよ!」

穂乃果「大丈夫!」エッヘン

海未「穂乃果…」

海未「…ふふ」クスッ

ジャラ…

海未「ん?」


穂乃果「だからね?」

海未「何ですかそれ?」


穂乃果「どうか私を…」

海未「鎖…?」

穂乃果「お散歩に…連れてって…?」

海未「ほ、ほの…か…?」


穂乃果「お願いだよ…」



穂乃果「ご主人さま…」ハァハァ

海未「」


海未(昨日までは、何処にでもいるただの幼馴染と言う関係だった二人が…)

海未(今では…立派な飼い主とペットの関係となってしまいました…)

穂乃果「ねぇねぇご主人さま〜」クネクネ

海未「あぁ…諸行無常です…」

穂乃果「お散歩連れてって〜」スリスリ

海未「…」

穂乃果「ご主人さま〜」

海未「っ」


海未『…おすわり』


穂乃果「わぅ!」ストッ

海未『お手』

穂乃果「わん!」パッ

海未『おかわり』

穂乃果「わぅん!」パッ

海未『…ちんちん』

穂乃果「わ…っ///」カァ

海未『ちんちん』

穂乃果「っ///」モジモジ

海未『ちんちん!』

穂乃果「うぅっ///」モジモジ

スゥ…

海未「あ」

穂乃果「わかったよっ!!」ダンッ

海未「っ!?」

穂乃果「いまスカート脱ぐからっっ!!」ジィィ

海未「待ちなさいっ!!」

穂乃果「ご主人さまの言いつけだもん!!!」スルッ

海未「そーゆー意味じゃありません!!」

ガシィッ

穂乃果「へ?」

海未「あ…」


「貴方たち…」


理事長「何をやってるのかしら?」

海未「りり、理事長っ!!?」

穂乃果「…わぅ」

理事長「園田さん」

海未「え?は、はい!」

理事長「色々と聞きたい事はあるのですが…」

理事長「貴方…高坂さんに何をやっていたの?」

海未「え?…あ」ジャラ

理事長「貴方はもう少し常識のある子だと思っていたのですが…」

海未(…え)

理事長「こんな事をする子だとは思いませんでした」

海未(……常識…?)モヤ

理事長「おまけに昼前の授業をサボる始末…」

海未「…」

理事長「もう少し高校生としての自覚を持って下さい」

海未「…」


理事長「さぁ穂乃果ちゃん、こっちにおいで?」

穂乃果「…きゅぅん」


理事長「怖かったでしょう…もう大丈夫よ?」ナデナデ

穂乃果「わぅ」ナデナデ

理事長「〜っ」ハァハァ

穂乃果「ん〜」ナデナデ


理事長「っっっ」ハァハァ

海未「…」


穂乃果「…あの」ナデナデ

理事長「っっっ!!!」ハァハァハァ


海未「」プチ


パシッ

穂乃果「っ!」

穂乃果「う、海未ちゃん?」シーン


海未「ちっちゃな頃から撫子で〜♪」

理事長「っ!?」

海未「15で園田と呼ばれたよ〜♪」

理事長「元からでしょう!?」

穂乃果「な、なんで穂乃果の耳塞ぐの!?」

海未『私知ってるよ』

理事長「え?」

海未『この間うちの部室で』

海未『こっそり穂乃果の練習着をクンクンしてたの』

理事長「っっっ!!?!?」ドクンッ

穂乃果「海未ちゃん?」シーン

海未『常識とは』

理事長「う、海未ちゃん?あのね」

海未『私知ってるよ』

海未『何回かことりの振りして』

海未『穂乃果に電話掛けてた事』

理事長「待ってっ!!待って下さいっ!!!」

海未『常識とは』

スゥ…

海未「…ふぅ」

パッ

穂乃果「もう!なんで耳塞ぐの!?」

海未『おすわり』

穂乃果「わう!」ストッ

理事長「あ、あの…園田様?」

海未「なんでしょう?」

理事長「授業はおサボりにならない方が…」

海未「そうですね、それについては猛省しております」

海未「今後はこの様な事が無いよう、学生の本分に殉じますので」

海未「どうかご容赦下さい」

理事長「は、反省してくれればそれで良いのよ?だからね?」

コソコソ

理事長「…この件はどうかご内密に……」コソ

海未「…お互い悔い改めましょう」

海未「それと」

海未「ことりをここに呼んできて貰えませんか?」

理事長「え?わ、分かったわ」

理事長「じゃあ、宜しくね?」

ガチャ


海未「…はぁ」


海未「それにしてもこの惨状…」


にこ「にっこにっこにこるそ〜ん…」ブツブツ

希「アス比がどうのやかましいんやーッッッ!!!」ゴォオオオアオオッッ

絵里「Любимая!!」

花陽「素材の味だね〜」(シロメ)ゴリゴリ

凛「次はカルカンだよ!」(シロメ)

真姫「震えた手で、私はその宝石を手にしたの…その瞬間」

穂乃果「お散歩お散歩〜♪」



海未「…」


海未「…園田海未」


海未「貴方は一体…何がしたかったのですか?」


海未「…いえ」

海未「本当は途中から…薄々分かっていました」


海未「私の中で陽の目を見る事無く押し殺され、消えて行った声たち…」

海未「湧き上がった感情と、それに追随する様に出てくる筈だった言葉…」


海未「原初の園田海未」


海未「…」


海未「…いいでしょう」

海未「次で最後だと言うのなら」

海未「派手に散ろうじゃありませんか」

海未「ねぇ?」


海未「『園田海未」』

穂乃果(相変わらずポエマーだね…)


海未「決着を付けましょう」


ガチャ



ことり「…」


海未「…来ましたか」


ことり「これはこれは」

海未「…」

ことり「この小汚い野鳥に」

海未「え」

ことり「何かご用ですか?」

海未「うあぁぁ…」ヘナヘナ

海未「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」ペタッ

穂乃果(カッコよかったのにな〜)

ことり「どうして謝るんですか?」

ことり「私は野鳥…それに間違いは無いんです」

海未「そんな事ありませぇん…」メソメソ

ことり「じゃあ犬?私は小汚い犬ですか?」

海未「違いますぅ…」シクシク

ことり「やっぱり野鳥なんだ…」

スタスタ

海未「…ことり?」

カンッ

ことり「野鳥なら…やっぱり飛ばなくちゃね?」グッ

海未「え」

穂乃果「は?」


ことり「行くよ〜!」

海未「ちょっと!!」

ことり「あ〜い、きゃ〜んと!」グッ

海未「やっ!やめっ」ダッ

穂乃果「ことりちゃん!!」ダッ


ことり「ふらっ」

ガシッ

ことり「えっ!!?」クルッ

海未「あ…」


にこ「この…っっ」グググッ

希「確かに!ことりやけど…っ!!」ググッ

絵里「飛べるわけ…ないでしょーがっ!!」ググッ

花陽「ことりちゃんっっ」ヒシッ

凛「にゃにゃにゃにゃーーっっ!!」ポコポコ

真姫「まだ第五話の途中なのよ!聞きなさい!!」ビシィッ

穂乃果「みんな…」

にこ「なんで二年生組は揃いも揃ってポンポンポンポン飛びたがるのよぉ!!」

穂乃果「私飛んでないよ!?」

にこ「くっ!」ググッ


にこ「せーのっ!!」グイッ

ドサッ

ことり「ふぎゅん!」

にこ「はぁっはぁっ…はぁ…」

希「全く…海未ちゃんといい…」

花陽「はぁっはぁっこ、ことりちゃん…どーしちゃったの?…はぁ…はぁ…」

凛「て、て言うか…はぁ…海未ちゃんも何だかおかしいって…」

にこ「そ、そーいや、アンタらにはまだ説明して…はぁ…無かったわね」

絵里「そ、そうね…先ずはその話しないと…コホッ」

希「今更やけどね……ケホッ…」


真姫「だ、第五話…ゴホッゴホッ…はぁ…」


真姫「く、口の…ゲホッ…中に広がって行くゴホッ…爽やかでジューシーなゴホッゲホッ!」

凛「後にしよう後に」ポンポン

花陽「ちゃんと聞くから…」サスサス


海未「ことり…」

ことり「…」

ことり「海未ちゃんに…やかましいって…」ジワッ

ことり「野鳥だって言われて…」グスッ

海未「っ」

ことり「海未ちゃんにとってのことりって…」

ことり「そんなものなのかなって考えたら…私…」ウル

ことり「わたじぃぃぃっっ」

ことり「うえぇぇぇぇん!!!」

海未「ことり…」

海未(あんな事言った手前…」

海未(なんと声を掛けていいのやら皆目見当がつきません)

海未(今の私では、何を言っても説得力が…)

モヤ…

海未「っ!?」

ことり「…ねぇ、海未ちゃん?」グスッ

海未(え!?な、なんで!!?)モヤモヤ

ことり「今もことりの事…」

海未(抑えるどころか言葉ひとつ思い浮かばないのにっ!!)モヤモヤモヤ

ことり「そう思ってるの?」メソメソ

海未(どうして…っ)モヤモヤモヤモヤッ


ことり「おしえて?」

海未「くっ」


ことり「おねがぁい…」チラッ


海未「」プツ


海未「〜」スゥッ




海未「あった〜らし〜い〜あ〜さがっきった!」


ことり「へ?」

穂乃果「ラジオ体操?」


海未「きぃぼ〜おの〜あ〜さ〜!」


海未「はい!」


にこ「…なに?とうとうぶっ壊れたの?」

希「一貫性がなさ過ぎて…」



海未「南ことり」


ことり「は、はい?」


海未『私は君の事が』


ことり「え」


海未「『大好きです』」


ことり「」


ことり「〜っっっ///」ボンッ


海未「『そして…』」



海未「『高坂穂乃果』」

穂乃果「わん!」


海未「『矢澤にこ』」

にこ「なによ」


海未「『東條希』」

希「ウチ?」


海未「『絢瀬絵里』」

絵里「へ?」


海未「『小泉花陽』」

花陽「は、はい」


海未「『星空凛』」

凛「点呼?」


海未「『西木野真姫』」

真姫「フルネームも斬新ね」



海未「『貴方達の事も』」


海未「『私は大好き』」

ことり「なんだ…」シュン


海未「『てゆーか』」


海未「『愛してる』」


にこ「あ、あい…っっ//」

絵里「結婚っ!!?」

穂乃果「ご主人さま…///」

ことり「ゼクシィ買って来なきゃ…」


海未「『ばんざ〜い』」

希「…」

花陽「あ、あはは」

凛「ばんざーい!」

真姫「いいセンスしてるわ」


海未「『あんな悪口を言ってしまった私だけど』」


海未「『この愛だけはどうか』」


海未「『忘れないで』」



海未「『おねがぁい♪』」


スゥゥゥ……


海未「…」


にこ「はぁ…」

希「海未ちゃん?」

絵里「…もう、大丈夫なの?」

海未「…えぇ」

海未「私の中のモヤモヤは、どうやら消え去ったようです」

凛「?」

穂乃果「なんの話?」

絵里「後で説明してあげるから」

海未「皆さん…」

海未「この度は大変ご迷惑をお掛けしてしまい…申し訳ありませんでした」

海未「あんな酷いことを思い、言ってしまった私ですが…」

海未「これからも…どうか…」


海未「と、友達で…いて下さい…」


海未「…っ」


穂乃果「…」


穂乃果「…ひとつ」

海未「…」

穂乃果「ひとつ、先に進んだね!」

海未「え…?」

穂乃果「…心の底にある言葉を言って、それでもまだ友達なんだから」

穂乃果「私達、最強の親友だよ!!」

海未「穂乃果…」

海未「…ありがとう」

穂乃果「えへへ!」

にこ「今だけは、本音で言ってあげるわ」

にこ「私もあんたの事…その…」

にこ「す、好き…よ?///」

穂乃果「っ」ムッ

海未「にこ…っ!」パァ

にこ「ア、アンタにだけペラペラ本音言わせるのもあれだったしっ!」

にこ「あほのかに良いとこ持って行かれるのもなんだか癪だし…」

穂乃果「なぁっ!?」

穂乃果「こ、このちんちくりん!!」


穂乃果「貧乳っ!!」


ひんにゅう!ぃんにゅう!んにゅう、にゅう…ゅう…ぅ……


にこ「」


ドシュンッッッ


にこ「ぬぁああんですってぇえええっっっ!!」バチバチバチバチバチバチバチバチッッッッ

穂乃果「やるかー!!」


絵里「ハラショー!金ピカーっ!」

希「うふふ♪」


希「えりちは何時になったらポンコツさんが治るんやろね〜?」ナデナデ

絵里「」ムカッ

絵里「…三段腹三段腹……」ボソッ


希「卍ッッッッ解!!!!」ドゴォオオオオオオオッッ


イテマウドオラーッ!!

ヒイィィィオタスケーッ!


真姫「…さて!」

真姫「それじゃあ第五話、始めるわよ?」

真姫「準備はいいかしら?」


凛「正直興味無いです」

花陽「トマト抜いて米植えよう米」

真姫「」


海未「…」ボー…


ことり「海未ちゃん!!」

海未「は、はい!?」

ことり「結婚して下さいっ!!」

海未「え…えぇえええっ!!?」

海未「こ、ことり!?」

ことり「コレがことりの本音です!!」

ことり「今まで押し殺して来た本音です!!」

海未「ほ、本音って…」

ことり「さぁ海未ちゃん!!」

海未「うぅ…」

ことり「さぁさぁ!!」

海未「あの…」タジ…


ことり「明日から私…っ」


ことり「園田ことりですっ!!」


海未「…」

ことり「和服!?ドレス!?どっちがいいっ!?」

ことり「もちろん私お手製のだからね!?」

ことり「キラッキラでフリッフリにしてあげ」

海未『うっざいなぁ』


ことり「」


海未「あ…」



カンッ


ことり「…あ〜い」



ことり「きゃ〜んと…」



バッッ


ことり・真姫「ふらーーーいっっっ!!!」



『THE END』
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