にこ「やっぱあんたのこと嫌いだわ」

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にこ-アイキャッチ44
にこぱな


放課後 部室


にこ「寒いわねぇ」ダラーン


花陽「もう冬だねぇ」グデーン


にこ「練習休みなんだし帰ったらー?」プラーンプラーン


花陽「あーにこちゃん、はなよに帰ってほしいんだー」


にこ「別にそういうわけじゃないけどぉ」


花陽「にこちゃんと一緒にいたいなぁって思ってですねー」ガサゴソ


にこ「あんた、今からおにぎり食べようとしてるでしょ」


花陽「ぎくっ」

pixiv: にこ「やっぱあんたのこと嫌いだわ」 by ぺんまる

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にこ「なーにが一緒に居たい、よ」


にこ「どーせ海未の目の届かないところに逃げてきただけでしょ」


花陽「もぉにこちゃん意地悪です」プクッ


にこ「ふふっ、お餅みたいにほっぺ膨らんだ」


花陽「むきぃぃぃぃ!!」


にこ「ねぇ花陽」


花陽「なんですか、話かけないでください」プンスコ


にこ「よっこいせ」ガタタッ


花陽「?」


にこ「...」テクテク


ガチャ


花陽「どうしてドアの鍵閉めるの?」


にこ「...うぅ、寒い寒い」ブルブル


ピトッ


花陽「わわっ」


にこ「んー」スリスリ


花陽「もぉにこちゃん」クスッ


にこ「花陽...あったかい」ギューッ


花陽「ふふっ、そうかな」ナデナデ


にこ「んーんー」ギュゥギュゥ


花陽「あはは、苦しいよぉにこちゃん」


にこ「冬はやっぱり一家に一台欲しいわねぇ花陽」


花陽「もぉ、私は人間なんですけど」プクッ


にこ「ほれほれ」ムニュッ


花陽「にゃにゅ」


にこ「こどもみたくほっぺた膨らまさないの」ムニムニ


花陽「にこちゃんに言われたくないです」


にこ「なによぉ」


花陽「幼児体型のにこちゃんには言われたくないです」ムスッ


にこ「なに、喧嘩売られてる?」


花陽「ふんっ、です」プンスコ


にこ「もぉ拗ねないの...ほら、こっち向いて」


花陽「...」プクッ


にこ「ねぇ」


花陽「なんですか」


にこ「続き」


花陽「?」


にこ「さっきの続き、して」グイグイ


花陽「...もぉ、仕方ないなぁにこちゃんは」ナデナデ


にこ「ん」ギュッ


花陽「頭撫でられるの好きなの?」ナデナデ


にこ「...」


花陽「好きなんだね」ニコニコ


にこ「別に...そんなことないわよ」


花陽「ならもうやーらない」パッ


にこ「むぅ」ムスッ


花陽「はい、どいてくださーい」


にこ「んー」グイグイ


花陽「んーじゃわかんないよ、ちゃんと言って?」


にこ「...」


花陽「ね?」


にこ「...撫でて」ボソッ


花陽「なんですか?よく聞こえませんね」


にこ「むっ...頭撫でなさいよ」


花陽「ふふっ、はいはい」ナデナデ


にこ「ん」


花陽「いい子いい子」ナデナデ


にこ「んー」ギュッ


花陽「こっち見て?」


にこ「や」


花陽「耳真っ赤だよ?」


にこ「うっさい」


花陽「だれか来ちゃったらどうしよっか」


花陽「なんで鍵かけてるんだーって叱られちゃったり」


にこ「...」


花陽「なんだかはなよたち悪いことしてるみたい」ニコニコ


にこ「何言ってんのよ」


花陽「にこちゃんにやれって言われたから仕方なく...ぐすん...ってします」


にこ「悪いことなんてしてない」


花陽「ねぇねぇにこちゃん」


にこ「なに?」


花陽「なんで鍵閉めたの?」


にこ「...」


花陽「なんでにこちゃんはドアの鍵かけたのかなぁ...はなよ聞きたいかも」


にこ「さぁね」


花陽「あーそういうの良くないと思います、はなよは知りたがってます」


にこ「知らん」


花陽「そういうこと言うんなら絵里ちゃんと希ちゃんに言いつけます、チクってやります」


にこ「...」


花陽「にこちゃんが後輩を部室に閉じ込めてー...破廉恥なことさせてましたーって」ニコッ


にこ「...へぇ、先輩を脅すなんて案外いい度胸してるわねあんた」ギロッ


花陽「睨まないでよぉ...ついうっかり言っちゃうかもってだけだよぉ」ニコニコ


にこ「ぐぬぬ」


花陽「ねぇにこちゃん」ピトッ


にこ「うっ」


花陽「どうしてドアの鍵かけたの?」


にこ「...」


にこ「後輩に頭撫でられてるとこ...誰にも見られたくなかったから」ボソッ


花陽「...違うよ?」


にこ「?」


花陽「違うよぉそれ、ほんとはこうでしょ」


ピトッ


花陽「はなよに"甘えてるとこを"ね...見られたくなかったんでしょ?」ボソッ


にこ「うぅ...」ドキドキ


花陽「もぉ、にこちゃんは甘えんぼーさんですねぇ」ニコニコ


にこ「し、しらない!」プイッ


花陽「ふふっ、拗ねちゃうにこちゃん、ほんとにこどもです」


にこ「むきぃ!!花陽のくせに調子にのってー!」プンスコ


花陽「事実でーす」クスッ


にこ「いじわるな花陽なんて嫌い!」


花陽「あぁー...にこちゃんに嫌われちゃいました...がーんです」シュン


にこ「ふんっ」


花陽「残念です...はなよはにこちゃんのことこんなに大好きなのに」


にこ「...」


花陽「でもにこちゃんが嫌いって言うなら仕方ないよね...ぐすんぐすん」


にこ「そのあからさまな嘘泣きやめなさいよ」


花陽「こうなるともうナデナデもしてあげられないです」


にこ「...」


花陽「甘やかすこともできません...非常に残念ですが」


にこ「...あの、花陽」


花陽「はなよ、帰ります」


にこ「え?」


花陽「帰ります、嫌いな人と二人きりなんてツラいでしょうしにこちゃん」


花陽「いやぁ、はなよはにこちゃんのこと大好きだけどこれはほんと仕方ないです仕方ないですねぇ」


にこ「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」


バタンッ


にこ「...行っちゃった」


にこ「...」


にこ「...」


にこ「もぉ!」


ガチャ バタンッ


-----
---
-


花陽「なんですかにこちゃん?はなよのこと嫌いならわざわざ一緒に帰らなくても」


にこ「謝るから意地悪言わないでよ」


花陽「知りません」


にこ「はなよぉ」グイグイ


花陽「知りません」


にこ「手、繋いであげるから」


花陽「...」


にこ「だめ?」


花陽「にこちゃんが繋ぎたいだけではないですか?」


にこ「んなわけ...」


花陽「...」ジトッ


にこ「...うん、にこが花陽と繋ぎたいからです」


花陽「ふふっ、仕方ないなぁ」ニコニコ


ギュッ


にこ「はぁ」


花陽「にこちゃん」


にこ「なによ」


花陽「顔赤いよ?」


にこ「知らない...夕焼けのせいでしょ」


花陽「そっか」クスッ


にこ「なにがおかしいのよ」


花陽「可愛いです、にこちゃん」


にこ「...知ってるし」


花陽「素直じゃないですね」


にこ「ふんっ」


花陽「好きです」


にこ「私はあんたのこと嫌いだけどね」


花陽「なら手繋ぐのやめますか?」


にこ「むぅ...」


花陽「ん?」ニコニコ


にこ「やめない」


花陽「おかしいですねぇ、嫌いな人と手繋ぎたいなんて」ニコニコ


にこ「あんたこんな意地悪なやつだったっけ」


花陽「さぁ?」


にこ「...」


花陽「なんだか」


にこ「なに?」


花陽「にこちゃんといると...楽しいです」


にこ「私のこと弄って遊んでるだけでしょ」


花陽「そう思うの?」


にこ「...」


花陽「そっかぁ...」


にこ「...」


にこ「ねぇ花陽」


花陽「なんですか?」


にこ「明日さ、暇?」


花陽「?...暇ですけど」


にこ「うちに泊まりにきなさいよ」


花陽「にこちゃんのお家にお泊まり?」


にこ「ま、まぁ...あんたさえ良ければだけど...」


花陽「...」


にこ「無理しなくていいから」


花陽「おっけーです、おふこーす」


にこ「突然の英語」


花陽「にこちゃんに大胆にもお家デートに誘われてしまいました...」


花陽「いったい何をされてしまうのか、花陽の運命やいかに」デデン


にこ「なに...襲われたりしたいわけあんた」


花陽「破廉恥なにこちゃん...それもアリですね」


にこ「妹たちの前でそういう発言は気を付けなさいよ」


花陽「わかってます、ジョークです、はなよじょーく」


にこ「はぁ...あんたさ」


花陽「うん」


にこ「嬉しいんだろうけど、ウキウキし過ぎなの、すごい伝わってくるわ」


花陽「だって、だってですよ、恋人のお家に誘われてしまいましたし」


にこ「いつ私らが恋人関係になったのよ」


花陽「もぉ、そういう設定があってもいいじゃないですか」


にこ「設定って...」


花陽「にこちゃんは分からず屋さんですまったく!」プンスコ


にこ「ほら、あんたんち着いたわよ」


花陽「うん、送ってくれてありがとうにこちゃん」ペコリッ


にこ「へいへい、そんじゃ明日ね」ノシ


花陽「そこまで送っていきますよ?」


にこ「てい!」ペシッ


花陽「ぴゃっ」


にこ「いいからとっとと家に入りなさい」


花陽「えへへー、はーい...ばいばい」ノシ


にこ「ん」


にこ「...」テクテク


にこ「んー...」


にこ「...よし」


にこ「~♪」タッタッタ


-----
---
-


---夜---


にこにー:はなよー


にこにー:もう寝た?


花陽:はなよは寝てます、ぐぅぐぅ


にこにー:お腹の音かな?


花陽:違います、いびきです


にこにー:あんたいびきするのね


にこにー:うるさそう


花陽:デリカシーがないです!


にこにー:起きてるじゃない


花陽:ぐぅぐぅ


にこにー:さっきのアイドル特集スペシャル番組見た?


花陽:あっ、見てません


にこにー:( ;-`д´-)


花陽:明日のお泊まりのせいです!


花陽:楽しみすぎて忘れてました( :゚皿゚)


にこにー:え、そんな?


にこにー:そんなに?


花陽:録画してますので大丈夫にゃ


にこにー:凛かな?


花陽:騙されましたねにこちゃん


花陽:実は凛てゃんではなくはなよだったのでした


にこにー:知っとるわ


にこにー:凛てゃん


にこにー:りんてゃんって誰?


花陽:見逃してください



花陽がスタンプを送信しました



にこにー:なによそのスタンプ(笑


花陽:可愛いです


にこにー:いや、全然(^^;


花陽:にこちゃんが、です


にこにー:まぁね!



にこにーがスタンプを送信しました



花陽がスタンプを送信しました



花陽がスタンプを送信しました



花陽がスタンプを送信しました



にこにー:うっさい!


花陽:眠くなってきました


花陽:はなよは良い子なので早寝なのです


にこにー:もう日付変わるんですがそれは


にこにー:明日お昼に待ち合わせでいい?


にこにー:ほんとに寝ちゃった?


にこにー:明日の朝でいいから返事送って


にこにー:おやすみ


花陽:ぐぅぐぅ


にこにー:起きてるんかい!


-----
---
-


にこ「遅いわね花陽...」


花陽「にこちゃーん」タッタッタッ


にこ「ん、おはよ」


花陽「待ったかな?」


にこ「ええ、とても」


花陽「だめだよー、そういうときは嘘でも待ってないよって言ってあげないと」


にこ「は?」


花陽「待ったかな?」


にこ「ええ、とてつもなく」


花陽「さっきよりひどい!」


にこ「冗談よ、私も今来たばかりだから」


花陽「ほんと?」


にこ「ほんとほんと」


ニギッ


花陽「あっ、にこちゃん...」


にこ「ほ、ほら...とっとと行くわよ、にこお腹空いちゃったにこー」プイッ


花陽「ふふっ、そだね」


テクテク


-----
-----


カランカラン


花陽「わぁ、おしゃれなお店だねぇ」


にこ「あんたこういうとこ平気?」


花陽「んー、ちょっと緊張しちゃうね」エヘヘ


にこ「まだまだ子供ねぇ」ドヤッ


花陽「さすがにこちゃんです」ニコニコ


にこ「...」


にこ「ま、まぁね」


花陽「はなよこれにします、おいしそう」ジュル


にこ「決めるの早っ」


-----
-----


カランカラン


にこ「美味しかったわね」


花陽「うん!にこちゃんの奢りで食べるお昼は美味しいです」


にこ「奢った覚えはない」


花陽「後輩に奢らせるなんて悪い先輩です」プンスコ


にこ「奢られた覚えもない」


花陽「記憶喪失?」


にこ「んなわけあるか」ビシッ


花陽「いてっ」


にこ「あのさ、私行きたいとこあるんだけど、少し付き合ってくれる?」


花陽「仕方ないですねぇ...はなよはにこちゃんよりお姉さんなので、仕方ないです」


にこ「へいへい」テクテク


花陽「もぉにこちゃん」


にこ「なによ」


花陽「ん」


にこ「ん?」


花陽「早くしてください、いつまではなよの右手を放っておくつもりですか、放置プレイですか?」


にこ「なによそれ、素直に言えばいいでしょ」


ニギッ


花陽「ふふっ、にこちゃんと手繋いじゃいました...これは完全にデートですね」


にこ「さっきだって繋いでたでしょ...あとデートではない」


花陽「だからー」


にこ「はいはいそういう設定なんでしょ、知ってる知ってる」


花陽「どこ行くの?」


にこ「アクセのお店、この前開店したとこの」


花陽「あっ、はなよも行ってみたかったです!」


にこ「よし、なら決定ね、あんたは行きたいとこないの?」


花陽「うーんとね、はなよは...」


-----
---
-


にこ「ゲーセンも久しぶりね」


花陽「にこちゃんにこちゃん」グイグイ


にこ「ん?」


花陽「あれやりたいです」


にこ「...プリクラか」


花陽「にこちゃんと撮りたいなぁ...なんて」エヘヘ


にこ「ふふっ、いいわよ...乙女の実力見せてあげるわ」


花陽「ううん、そういうのいいから」テクテク


にこ「......あそ」ボソッ


花陽「どれにしようかなぁ」


にこ「花陽も女の子ね」


花陽「?」


にこ「その機体にしない?お絵かきのフォントが豊富なのよ」


花陽「さすがにこちゃん、詳しいです」


にこ「ん、入るわよ」


花陽「ドキドキします」


にこ「花陽ったら、にこと二人っきりでプリなんて意識しちゃってるわけぇ?」


花陽「違います」キッパリ


にこ「なによ、そんな即答しなくても」


花陽「ん」ギュッ


にこ「わわっ!」


花陽「始まりますよにこちゃん」


にこ「え、ええ...」ドキドキドキ


花陽「笑ってください!」


にこ「え!?」


花陽「はい、せーのっ」


にこ「にっこにっこにー☆」


パシャリ


花陽「さすが矢澤プロ...突然の振りにも即座に対応しますね」


にこ「なにそれ」クスッ


花陽「次来ます!」


3...2...1... ダキッ


パシャリ


にこ「っ!?」


花陽「えへへ」ニコニコ


にこ「んなっ、抱きつくなら先に言いなさいよ」


花陽「だってにこちゃん嫌がりそうですし」


にこ「...んなことないわよ」ギュッ


花陽「あっ、にこちゃん」


パシャリ


にこ「あれ?」


花陽「あはは、全然ダメだったね今の」


にこ「もぉ早すぎなのよ撮るペースが」


花陽「もう一回来ます!!」


にこ「にこっ☆」


花陽「あ、もうおしまいでした」


にこ「なんなのよ!!」ビシッ


-----
---
-


花陽「~♪」


にこ「...」


花陽「はいっ、これにこちゃんの分ね」


にこ「ん、ありがと」


花陽「ふふっ」


にこ「嬉しそうね」


花陽「うんっ」ニコッ


にこ「うっ」ドキッ


花陽「はなよはねー...これがいいですね」


花陽「これがお気に入りです」


にこ「にこが抱きついたやつ...全然上手く撮れなかったじゃない」


花陽「そうなんだけどね、わかってないなぁにこちゃんは」


にこ「全然わからん」


花陽「この自然体なのがいいんです...にっこにっこにーしてなくたって、にこちゃんは可愛いんです」


にこ「...さいですか」


花陽「にこちゃんは?」


にこ「私?お気に入り?」


花陽「うん」


にこ「んー......これ」


花陽「え...」


にこ「これ好き...主に花陽の変顔が」


花陽「むぅ」プクッ


にこ「いや、今変顔しなくていいわよ?」クスッ


花陽「にこちゃん嫌いです!」テクテク


にこ「あーもぉ待ちなさいよ」テクテク


花陽「まったく...にこちゃんはほんとにまったくです...まったく」プンスコ


-----
---
-


にこ「帰りに晩ご飯の食材買わないと...」


花陽「籠持ちます!」


にこ「ん、お願い」


花陽「いったいにこちゃんはどんな料理を花陽に振る舞ってくれるのでしょうか...わくわくです」


にこ「んーそうねぇ...寒くなってきたし鍋にしようかしら...」


にこ「近頃野菜全般高いのよねぇ...白菜なんか特に」ブツブツ


花陽「鍋ですかぁ」


グゥゥウウウウウ


にこ「ぷっ...くくっ...」


花陽「むかっ」


にこ「フフッ...すっごい音した...あははっ」


花陽「今日の晩御飯はお鍋ですって」


花陽「解説の星空さん、お願いします」


にこ「なんか始まった」


花陽「『にこちゃんは存在が寒いから年中お鍋で決まりにゃー』だそうです」


にこ「わかった、花陽は今晩ご飯抜きね」


花陽「そんなぁ...凛ちゃんのせいです」


にこ「凛が理不尽すぎる...」


-----
---
-


にこ「ただいまー」


花陽「おじゃまします」


にこ「ん、今日誰もいないから」


花陽「そうなの?」


にこ「だから変な気遣わないでよね」


花陽「あーもしかしてにこちゃん」ニヤニヤ


にこ「な、なによ」


花陽「ふふふ、はなよのこと家に呼んで」


花陽「ひとりぼっちなの寂しかったんですね」


にこ「うっさい、追い出すわよ」テクテク


花陽「あーごめんなさい」テクテク


...


にこ「はぁ、よいしょっと」


花陽「にこちゃんのお部屋...」


にこ「あんまりジロジロ見ないの」


花陽「にこちゃんのお部屋新鮮でつい」


にこ「お風呂沸かしたから、もう少しで入れるわよ」


花陽「がびーん!!」


にこ「え?」


花陽「がびーんです...大変なことに気がついてしましました...」


にこ「どうしたの...なに、ゲーセンに財布でも忘れたとか?」


花陽「...お泊まりセット、お家に忘れました」


にこ「...」


花陽「着替えがないです...」


にこ「はぁ...にこのやつ貸すから」


花陽「ほんとですか?さすがにこちゃんです」ニコニコ


にこ「いきなりだから何事かと思ったわよ」


花陽「でも大丈夫かな...」


にこ「なにが?」


花陽「にこちゃんの服、小さいかも...」


花陽「いろんな意味で」ボソッ


にこ「わかった、素っ裸で夜越しなさいあんた」


花陽「にこちゃぁぁん」グズグズ


にこ「はぁ...ちゃんと大きめのあるわよ...ほら、とっととお風呂に入っちゃって」


花陽「にこちゃんも一緒に」


にこ「いや」


花陽「一緒に入ります」


にこ「イーヤ」


花陽「入りましょ?」


にこ「嫌よ」


花陽「はなよと入りたいくせに」


にこ「入りません」


花陽「ほんとは?」


にこ「入らない」


花陽「やったぁ♪」ニギッ


にこ「手握るな!」ペイッ


花陽「ぐすん...ならはなよ、今日はお風呂入りません」


にこ「めんどくさ!」


花陽「...」


にこ「...」


花陽「ちらっ」


にこ「だーもぉわかったわよ」


花陽「ふふっ、初めから素直になればいいんです」


にこ「うっさい、その胸にぶら下げてる脂肪揉みほぐすわよ」


花陽「変態さんと一緒にお風呂に入ることになってしまいました...後悔」


にこ「なら一人でどーぞ」プイッ


花陽「嘘です、はなよジョークです」


にこ「まったく...」


-----
---
-


チャポン


にこ「もっとそっち寄りなさいよ」


花陽「げ、限界です」ウゴゴ


にこ「体勢的に良くないのかも」


花陽「あはは、二人で入るのは無理がありましたね」


花陽「はなよやっぱり後から入ります」チャポン


にこ「待ちなさい」ニギッ


花陽「にこちゃん?」


にこ「ほら、こうして...」


花陽「ん」


にこ「にこがあんたの胸に背中預ければ...まぁなんとか入るでしょ」チャポン


花陽「ふふっ」


にこ「なによ」


花陽「なんでもないでーす♪」


にこ「変なの」


花陽「もっと寄りかかってもいいよ?」


にこ「遠慮しとく」


花陽「にこちゃん軽いから大丈夫ですよ?」


にこ「そういう問題じゃない」


花陽「ほらほら」ギュッ


にこ「抱きつくなー!」


花陽「にこちゃんの背中...小さい」


にこ「うっさい」


花陽「可愛いです...はなよとは大違いです」


にこ「胸、当たってるから...離して」ドキドキドキ


花陽「嫌です」


にこ「なんでよ!」


トクンッ トクンッ トクンッ


にこ「あれ?」


花陽「...」


にこ「花陽?」


花陽「なーににこちゃん?」


にこ「...」


にこ「なんでもない」


花陽「?」


にこ「あんた、肌真っ白ね」


花陽「えへへ、お米譲りです」


にこ「なぁにそれ」クスッ


花陽「にこちゃん」


にこ「ん?」


花陽「後でお背中流しますね」


にこ「...別にいいわよそんなの」


花陽「むぅ」


にこ「...」


花陽「ほんとはしてほしいんだよね、にこちゃん」


にこ「さぁね」


花陽「にこちゃん、はなよに背中流してほしいですか?」


『うん!』


花陽「ほら」


にこ「ほら、じゃない」


花陽「返事してくれました」


にこ「何故私の後ろから返事が聞こえるのか」


花陽「にこちゃんは背中にも口があるからです、ファイナルアンサー」


にこ「んなわけあるか!」クワッ


花陽「あははは」ニコニコ


にこ「ふふっ、もぉなんなのよ」


...


花陽「ごしごし...」


にこ「...」


花陽「ごしごし...」


にこ「...」


花陽「力加減どうですか?」


にこ「ん、悪くないわ」


花陽「それはようござんす」ゴシゴシ


にこ「なにその口調......あいだだだだだ!!」


花陽「おっと、気合いを入れすぎました」


にこ「え、にこなんか悪いことした?」


花陽「ついうっかりです、ごめんなさい」ゴシゴシ


にこ「...まぁいいけど」


花陽「にこちゃんどうしてこんなにお肌きれいなの?」


にこ「そうねぇ...早寝早起きで、健康管理万全な上にとてつもなく良い子だからよ」


花陽「にこちゃんどうしてこんなにお肌きれいなの?」


にこ「あれ、無視された?ねぇ無視した?」


花陽「早寝とか嘘つくからです、昨日にこちゃんが夜遅くまで起きてたでしょ?」


花陽「はなよには筒抜けなのでした」


にこ「え、こわ...」


花陽「監視してます...にこちゃん監視技能がびんびん」


にこ「引くわ...」


花陽「嘘だよ?花陽ジョークです」


にこ「知ってるわよ、っつーか昨日はLINEしてたしね」


花陽「後輩がウトウトしてるときに無理やり起こして用件を伝えようとする先輩、ひどいです」


にこ「あれ?ウトウトしてたんじゃなくてお腹すいてるのかと思ってたわ、ぐぅぐぅって」クスッ


花陽「むっ、にこちゃん嫌いです」


にこ「ちょうど良いわね、私もあんたのこと嫌いだし」


花陽「そうでした」


にこ「...」


花陽 ゴシ...ゴシ...


にこ「...ほら、いつまで背中洗ってるつもりよ、もう十分」


花陽「嫌です、やめてあげません」


にこ「なんでよ!」


花陽「いじわるなにこちゃんなんて擦れて消えてなくなっちゃえばいいんです」


にこ「なにそれ残酷!?」


花陽「はい、次にこちゃんの番です」


にこ「助かった...」


花陽「寝静まったとき、それがにこちゃんの最後です」


にこ「え?」


花陽「にこちゃんが寝てる間、先輩思いの後輩は日々の疲れを落としてあげようとせっせと頑張ります」


花陽「パジャマをめくり、背中をごしごしごしごし...」


花陽「次ににこちゃんが目を覚ましたとき、もうにこちゃんは擦れて消えてしまっているのでした」


にこ「恐すぎるわ!」


-----
---
-


にこ「はぁ...こんなにゆっくりお風呂入ったの久しぶりかも」


花陽「大丈夫にこちゃん?」


にこ「へーき」


にこ「ほら花陽、こっち来なさい」


花陽「?」


にこ「髪、乾かしてあげるから」


ブォォオオオオ


花陽「わぁああああああ」


にこ「あんたの髪ふさふさねぇ...」ワシャワシャ


花陽「きもちいぃ...」


花陽「あああぁぁぁぁあ」


花陽「あっ...あぅ...ああんっ」


にこ「変な声出すんじゃないの!」


花陽「だって気持ちいいんだもん」


にこ「はいおしまい」


花陽「...」


にこ「おしまいだってば、避けなさいよ」


花陽「もっとしてほしいです」


にこ「だめよ、やりすぎるとせっかくの良い髪が痛むわ」


花陽「ちぇー」ヨイショッ


にこ「喉乾いたでしょ、なにか飲む?」


花陽「にこちゃんにこちゃん」


にこ「ん?」


花陽 ポンポン


にこ「なにそれ」


花陽「お風呂で逆上せちゃったにこちゃんに大サービスです...はなよ特性膝枕を差し上げます」


にこ「いらない」


花陽「なんでですか!」


にこ「...」チラッ


花陽「...」


花陽「ねぇにこちゃん」


にこ「なに」


花陽「今ははなよと二人っきりだよ」


にこ「だから?」


花陽「回りに誰もいないの、メンバーのみんなも、お母さんも、妹ちゃんたちも」


花陽「にこちゃんとはなよだけ...なら少しくらいはなよに甘えても良いんじゃないかな?」ポンポン


にこ「...」


花陽「ね?」


にこ「...」


にこ「...遠慮しとくわ」


花陽「にこちゃん...」


にこ「後で...」ボソッ


花陽「?」


にこ「後でゆっくりしてほしい...かも///」


花陽「ほんと!?」


にこ「い、今は晩御飯作らなきゃいけないでしょ!だからよ、そんなのあとあと!」プイッ


花陽「ふふっ、にこちゃん耳真っ赤っか」


にこ「うっさい!晩ご飯抜きにするわよ」


-----
---
-


にこ「お風呂も入ったし、ご飯も食べたし...あとはゆっくりできるわね」


花陽「だらーん」ボフンッ


にこ「食べた後すぐに横ならないの」


花陽「にこちゃんのお布団は良い匂いですねぇ」スンスン


にこ「こらっ、嗅ぐんじゃないの」ペシッ


花陽「あいたっ」


にこ「恥ずかしいからやめなさい」


花陽「こういうのなんていうかわかりますか?」


にこ「え?」


花陽「DVっていうんです...恋人から暴力を受けてしまいました」ヨヨヨ


にこ「違う、それに恋人ではない」


花陽「ん」グイグイ


にこ「なに?」


花陽「おいで、にこちゃん」


にこ「...」


花陽「ほら、こっちおいで?」


にこ「...」フラッ


花陽「ん」ダキッ


にこ「んー」ヌクヌク


花陽「素直になったね」ナデナデ


にこ「知らない」


花陽「ふふっ」


にこ「花陽...あったかい」


花陽「一家に一台だもんねー」


にこ「んっ...花陽」ダキッ


花陽「はい」ナデナデ


にこ「花陽...花陽...」ギュゥッ


花陽「甘えんぼさんモードですねにこちゃん」


にこ「あんたが悪いのよ...」


花陽「えー」


にこ「あんたが甘やかすから悪い」ギュッ


花陽「ちゃんとお顔見せて?」


にこ「...」


花陽「ほら」


にこ「嫌」


花陽「なんで?」


にこ「...」


花陽「にこちゃーん」ナデナデ


にこ「んーっ」ギュッ


花陽「ふふっ、どうしてですかー?」ワシャワシャ


にこ「わぁー髪の毛ぐちゃぐちゃになる!」


花陽「にこちゃんのお顔、見たいな」


にこ「だめよ」


花陽「いいじゃん」


にこ「真っ赤だから...絶対真っ赤になってるからダメ」


花陽「照れすぎだよぉ」アハハ


にこ「うっさい」


花陽「でも、甘えてくれるとはなよは嬉しいです」


花陽「にこちゃん、いつも我慢してるんだもん...はなよと二人きりの時くらい、素直になってほしいのに」


にこ「...」


花陽「どう思いますか?」


にこ「...がんばる」


花陽「うんっ、ならお顔あげて見せて?」


にこ「それは無理にこー」


花陽「むぅ」


にこ「...」


花陽「いつまではなよのお腹にお顔埋めたままでいるの?」


にこ「永遠」


花陽「それは名案です、はなよたち一緒におばあちゃんになれますね」


にこ「やっぱ嘘で、にこにージョークです」


花陽「なんでですかー」


にこ「よいしょっと」


花陽「もういいの?」


にこ「キリないしね」


花陽「はなよ、少し寂しいかも」


にこ「知らんわ」


花陽「...」


にこ「...」


花陽「ちらちらっ」


にこ「あーもぉ」ダキッ


花陽「やったぁ♪」ナデナデ


にこ「...好き」


花陽「告白されちゃいました、どきどき」


にこ「頭撫でられるのがね」


花陽「ちょっぷ」ペシッ


にこ「痛い」


花陽「にこちゃんのおバカ」プクッ


にこ「今みたいなの、なんていうか知ってる?」


花陽「?」


にこ「DVって言うのよ」クスッ


花陽「あーはなよの真似っこ」


にこ「ふふっ、そろそろ寝よっか」


花陽「もしかして、にこちゃんと同じお布団ですか!」


にこ「そのつもりだけど?」


花陽「一緒のお布団なんて...」


にこ「嫌だった?」


花陽「ううん、にこちゃんとくっつけるから嬉しいです」ヌクヌク


にこ「さいですか」


花陽「早くしてくださーい」


にこ「消すわよ、電気」


花陽「うん」


カチッ


にこ「よいしょーっと...あれ?」


花陽「ぐぅぐぅ」


にこ「なによ、ベッドもっと奥のほういきなさいよ、にこ入れないじゃない」


花陽「ぐぅぐぅ、はなよはもう寝たのでした」


にこ「ほぉ...」


花陽「...」


にこ「なら私は床で寝るわ、おやすみ」


花陽「ならはなよも床で寝ます」


にこ「おい」


花陽「ごめんなさい、ほらおいで」バサッ


にこ「私のベッドなんだけど...」モソモソ


花陽「ふふっ、お隣です」


にこ「そうね」


花陽「なんのお話しますか?」


にこ「お話はしない、もう寝るの、おっけー?」


花陽「ノー」


にこ「んじゃおやすみ」


花陽「ぎゅっ」


にこ「暑苦しいわよ」


花陽「ねぇにこちゃん」


にこ「なに?にこ眠いんだけど」


チュッ


にこ「なっ......え!?」


花陽「やっちゃいました...」ボソボソ


にこ「いや...あんた今...ほっぺ...」ドキドキドキ


花陽「嫌だったら...ごめんね」


ドクンッ ドクンッ ドクンッ


にこ「...花陽」


花陽「うぅ...///」


にこ「ふふっ」


花陽「んなっ、なんで笑うんですか!」


にこ「あんたのここ...すっごいうるさいわよ、ドキドキって」ツンツン


花陽「っっっ///」


にこ「暗くて見えなくても、花陽の顔真っ赤だって分かるわ」


花陽「聞かなかったことにしてください!」


花陽「はなよの鼓動を盗み聞きなんて先輩として恥ずかしくないんですか!」


にこ「そんな怒られ方したの初めてだわ」


花陽「まったくもぉにこちゃんはまったくもぉです、まったくまったく...はなよぷんすこです」


にこ「まぁお風呂に入ってるときもうるさかったわよ、どんだけ緊張してんだよってくらい」クスッ


花陽「にこちゃん嫌いです!!」プイッ


にこ「ふふっ、拗ねてやんの、私の方が大人ね」


花陽「ばか...にこちゃんのばか...」ブツブツ


にこ「子供みたいに拗ねてないでこっち向きなさいよ」


花陽「拗ねてません」クルッ


にこ「はやっ」


花陽「ん」グイグイ


にこ「なに?」


花陽「にこちゃんは...」ボソボソ


にこ「あ?」


花陽「その...にこちゃんは...どうなんですか」


花陽「はなよだけが恥ずかしい目にあうなんてズルいです」


にこ「...」


花陽「ねぇねぇ」グイグイ


にこ「知らん」プイッ


花陽「あ、卑怯です!勝ち逃げですそんなの!」


にこ「あんたが勝手にしたことでしょーが」


花陽「はなよ...こんなににこちゃんのこと...うぅ...なのに」グスッ


にこ「ちょ、泣いてんの?ごめん、私ちゃんと...」


花陽「ぐすんぐすん」


にこ「嘘泣きかい!」ビシッ


花陽「ちょろいです、にこちゃんはチョロイで有名です」


にこ「喧嘩売ってんの?」


花陽「売ってません、はなよは愛を無料配布してます」


にこ「安い愛なのね」


花陽「そーいう言い方は良くないと思います」


にこ「ほら、いい加減寝るわよ」


花陽「にこちゃんの気持ち聞くまで寝れません」


にこ「うわっ、めんどくさあんた」


花陽「お互い様だと思います」


にこ「好きよ」


花陽「え?」


にこ「花陽のこと、好きかもね」


花陽「...」


にこ「なんか言いなさいよ」


花陽「...」グスッ


にこ「また嘘泣き?」


花陽 ギュッ


にこ「花陽?」


花陽「ありがと、にこちゃん」ボソッ


にこ「なによ、今のでいいの?」


にこ「ほっぺにキスまでしてくれたから、私もやらなきゃいけないのかと思ってたわ」


花陽「...」


にこ「ねぇ、聞いてるの?」


花陽「...」


にこ「ん?」


花陽 スースー


にこ「寝てるし...」


にこ「はぁ...なんだったのよ」


花陽 スースー


にこ「私も寝なきゃ...なんだかんだ日付変わりそうだし」


にこ「明日の朝ごはんはパンじゃなくてお米炊いて...おかずは...」


にこ「...朝考えよ」


にこ「...」


にこ「んー」モゾモゾ


にこ「...」


にこ「なんか...」


にこ「ドキドキして寝れない...」ボソッ


クルッ


にこ「...花陽」


花陽 スースー


にこ「まったく...自分だけ気持ち良さそうに寝て」


にこ「ドキドキして私だけ寝れないなんて馬鹿みたいじゃない...あーなんか腹立ってきた」


花陽 スースー


にこ「...もぉ」 ピトッ


にこ「ふふっ、やっぱ私...あんたのこと嫌いだわ、花陽」スッ


チュッ


おわり
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『にこ「やっぱあんたのこと嫌いだわ」』へのコメント

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