俺「アイスブルーの瞬間」

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絵里-アイキャッチ15
1: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 19:41:56.89 ID:yk5TPXRP.net
俺「音乃木坂?」


絵里「ええ、そうよ」


帰り道。いつものように自転車を手で押しながら僕らは坂道を登る。


俺「なんだって音乃木坂に?あそこ結構古くないか?」


絵里「そうね。でも音乃木坂は私のおばあさまの母校なの。」


俺「ああ、そういう…」


音乃木坂学院…か。

元スレ: 俺「アイスブルーの瞬間」

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2: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 19:42:38.32 ID:yk5TPXRP.net
俺「まあでも良さそうなとこだな」


絵里「ふふ、なによそれ。本当にそう思ってるの?」


俺「嘘ではないと言っておく」


絵里「もう!あんまり興味無いのバレバレよ?」


俺「んなことぁねーよ!」


2年間半も片思いをしていた相手の志望校だ。興味が無い訳ない。ただ僕はその時音乃木坂学院という学校そのものを上手く捉えられずにいた。


俺「たしか女子校だよな?あそこ」
3: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 19:43:22.35 ID:yk5TPXRP.net
絵里「そうよ。」


俺「そうかそうか女子校かぁ…ふふ」


絵里「?何笑ってるの?…あ!さては…」


俺「な、なんだよ!」ぎくっ


絵里「あなた…女の子がたくさんいるところを想像してにやにやしてるんでしょ?」


俺「は?!ちげーよ!!」


絵里「じゃあどうして?」


俺「そ、それは…」
4: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 19:44:05.46 ID:yk5TPXRP.net
そうこうしているうちに絢瀬の家のマンションの近くに着いた


俺「あ、もうこんなとこかよ!じゃあ、また明日な!」


絵里「結局質問には答えてくれないのね。まあ十中八九いかがわしいことなんでしょうけど…」


俺「だから違うって…」


絵里「うふふ、わかったわよ。じゃあまた明日ね!俺君!」


俺「お、おう!またな絢瀬!」
5: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 19:45:55.04 ID:yk5TPXRP.net
テクテクテク…


俺「…………」


マンションの自転車置き場に向かう彼女の後ろ姿を見届けながら僕は思う…


女子校なら…しばらくは絢瀬に彼氏とか出来ないんじゃないか?とか考えたらニヤけてしまった…


なんてキモイこと言えるわけないよな
6: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 19:47:06.20 ID:yk5TPXRP.net
初めて自分の気持ちを意識したのはこの日みたいな蒸し暑い日の帰り道だった


僕と絢瀬はたまたま帰る方向が一緒でおしゃべりしながら歩いていた


実を言うとそれまで何度も顔を合わせていたしその時に何か特別な出来事があったわけでもない
7: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 19:47:45.62 ID:yk5TPXRP.net
例えば道にある何かにつまずいて間違って絢瀬を押し倒す様な形になったとかそういうラブコメ的なハプニングはもちろんなかった


ただその帰り道で…


何気ないいつもの帰り道で僕は彼女の整った美しい横顔を見て確信した


「ああ、俺はこの人に恋をしている」と。
8: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 19:48:40.61 ID:yk5TPXRP.net
人を好きになるきっかけなんてそういうあやふやな物で、むしろハプニング的な要素の方が珍しいと思う


だけどそんなことはどうでもよくて、何はともあれ僕は彼女に強く心を惹かれてしまった


絢瀬は美人だけど一見クールでお高くとまってると思われがちなところがある
9: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 19:49:09.05 ID:yk5TPXRP.net
僕も実はほんの少しだけ最初はそう思っていた


だけどアバタもエクボ。好きだという気持ちに気づいた時から彼女のそういう(本当であれ偏見であるにせよ)いろんな要素は全て僕にとって魅力的な様にしかうつらなくなってしまった


そして話してくと本当はとても優しい女の子なんだということも知った
11: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 19:50:52.53 ID:yk5TPXRP.net
…………

……


俺「ふっ…!うっっ!おっ?!」シコシコ


俺「はぁ、はあ、ど、どうだ絢瀬?!俺のビッグプーチンはよ!!?」シコシコ


俺「あっ!あっ!やばっ!!イ…いく!!!」シュッシュッ!


俺「うっ!!!!!!」ドピュルルルル!!


俺「…………」


俺「ふぅ…………」
13: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 19:51:46.96 ID:yk5TPXRP.net
俺「……あぁ、今日も俺の精子ちゃん達を儚く散らせてしまった」


俺「今まで放出された精子ちゃん達は…あの世で絢瀬の卵子ちゃん達にたどり着く夢を見ているんだろうか…」


俺「…………」
14: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 19:52:40.02 ID:yk5TPXRP.net
俺「何言ってんだろ。おれは…」


俺「………女子校だったらしばらく絢瀬は俺以外の男に取られる心配もないとか考えたけど…」


俺「逆に言えばどうあがいても俺と絢瀬が同じ高校で同じスクールライフを送ることも絶望的になったんだよな…」
15: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 19:53:32.71 ID:yk5TPXRP.net
俺「まあもともと俺の学力じゃ音乃木坂は無理か…」


俺「…………つーかさ第一」


俺「……女子校に行ったって男との出会いなんていくらでも作れるよな」


俺「…………おーう!まい!がっ!!」


俺「…………あぁ」ばふっ
16: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 19:54:17.12 ID:yk5TPXRP.net
俺「好きだ絢瀬。好きなんだ。君が好きだ。愛してるんだ。全部好きなんだ。大好きなんだ。欲しい。君が欲しい。キスしたい。なんでもしたい。君は…」


こうやって1つ1つ言葉を紡いで潰していけばいつかこの気持ちにぴったりの言葉が見つるんじゃないかって思った


そしてそんな言葉が見つかればもうこういう苦しい気持ちにならずに済むんじゃないかとも思った。だけど…
17: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 19:56:06.06 ID:yk5TPXRP.net
俺「ダメだ」


俺「やっぱりダメだ」


俺「この気持ち…」


俺「伝えてーなぁ…」


俺「絢瀬は…」


俺「俺のことどう思ってるんだろ」
18: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 19:57:18.38 ID:yk5TPXRP.net
俺「絢瀬も」


俺「…………俺のこと好きだったりしてくれねーかな」


2年半という年月が長いのか短いのかはわからないけど


僕の気持ちはこの期間のうちに確実に熟成され大きくなっていった


もう何度仮想シミュレーションをしたかわからないのに


その時僕は今だに気持ちを絢瀬に伝えられずにいた
19: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 19:58:01.95 ID:yk5TPXRP.net
それから何日か経ったある日の帰り道…


この日は僕にとって忘れられない日になった


この時の自分をもう責めないでいられるかと言えば嘘になる


でも


何回その瞬間をやり直したってやっぱりこういう結末になったんじゃないかとなんとなく思うんた
20: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 19:58:50.11 ID:yk5TPXRP.net
俺「ふぃ~…今日も暑いなぁ。暑すぎるぜよほんま」


絵里「くすくす、もうなんなのよその喋り方」


俺「そりゃあ、絵里ちゃんや!こんな暑けりゃあ喋り方もおかしくなるぜよ!」


絵里「そうかしら?私はいたって普通だけど?もともとちょっとおかしいのに暑さのせいにしてない?」
21: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 19:59:18.10 ID:yk5TPXRP.net
俺「あ!てめー!言いやがったな!」


絵里「冗談ぜよ♪なんてね!うふふ」


絢瀬は俺のくだらない冗談にも付き合ってくれる。こんな些細ことも本当に素晴らしい瞬間だったんだと今では思う。
23: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 19:59:49.05 ID:yk5TPXRP.net
俺「……なぁ、絢瀬」


絵里「ん?」


俺「ちょっとそこの公園で休んでかない?この後なんか用事あるか?」


絵里「特に無いからいいわよ。まぁでもあんまり遅くならない様にはしたいわね。」
24: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:00:51.41 ID:yk5TPXRP.net
俺「大丈夫大丈夫!そんな遅くはならねーから!最近お互い勉強やら行事やらなんやらでゆっくり話せてなかったからさ」


絵里「そうね。私も俺君に話したいこと結構あるかも。家もすぐそこだしたまにはいいわね!」
25: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:01:41.50 ID:yk5TPXRP.net
そして僕らは公園内をぶらぶらした後木製のベンチに2人で腰掛けてお互いの近況報告やらくだらない話をした


全く意味のないことだけど通りかかった人達にカップルだと思われたらどんなに素敵なことだろうと思った


もちろん今になってわかるのは


絢瀬はこの時点でと僕が考えていた様なことなど微塵も考えてなかったということだ
26: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:02:35.69 ID:yk5TPXRP.net
俺「そんでその時な、田中の奴勢いあまって思いっきり転びやがったのよww」


絵里「ちょっと何よそれ!あんまり笑わせないでよ!」


俺「いやいや、まじで田中らしいとおもうわw」


絵里「うふふ、ほんとにね。」


俺「…………なぁ、絢瀬」


絵里「ん?」
27: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:04:20.57 ID:yk5TPXRP.net
俺「………本当に音乃木坂…行くんだよな」


絵里「……ええそうよ。とてもいい学校だっておばあさまから聞いているの。」


絵里「他にもいい学校はいろいろあるし、私も考えたけど…」
29: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:05:29.03 ID:yk5TPXRP.net
絵里「やっぱり私は音乃木坂に行きたい。そういう強い気持ちが私にはあるの!」


…強い気持ち…か


俺「……そっかぁ。そっかそっかぁ!」


絵里「?どうかしたの?」
30: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:06:06.34 ID:yk5TPXRP.net
俺「あ…いやぁ…その」



俺「いやぁ~!女子校に行く友達がいて良かったなぁって思ってさ!デュフフw」


絵里「はぁ??どうして??」


俺「だって絢瀬が音乃木坂行くんだったら女の子とわんさか知り合うわけだろ?」


ああ やめろ


俺「だったら女の子たくさん紹介してもらおうかなって思ってさ!」


だから やめろよ
31: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:06:49.95 ID:yk5TPXRP.net
俺「それに女子校の女の子だって男に飢えてるに違いないよなぁ!」


なんて


俺「今から楽しみでしかたねーわ!!」


…なんて滑稽なんだろうか俺は
33: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:07:41.28 ID:yk5TPXRP.net
絵里「はぁーあ…」


俺「な、なんだよ…」


絵里「もう!あきれたっ!やっぱりそんなことばっかり考えてたのねあなた」


俺「わ、わりぃかよ!中学三年生の男子としてはいたって健全な考えだと思うけどなぁ」


絵里「まるであなたが中学三年生の代表みたいなこと言わないでよね。まあでも…」


俺「え?」


あ…
34: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:08:54.55 ID:yk5TPXRP.net
絵里「そういうのがあなたらしいのかもね!うふふ」


ああ


絵里「俺君ってちょっとドジだしエッチなとこあるけど…」


ああ…それじゃない


絵里「でもなんていうのかな…俺君のそういう明るい所に…」


違う違う違う違うんだ


絵里「私もずいぶん励まされたと思う。だから」


僕が欲しいのはそういうのじゃない


絵里「俺君!改まって言うのも変だけど…」


僕は君に


絵里「ありがとう。俺君♪」


僕は君に


嫉妬して欲しかったんだ
35: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:09:49.33 ID:yk5TPXRP.net
俺「よ…」


俺「よせやい!」


俺「ま、まあでもそんくらい言われて当然だよなぁ!なんて!」


僕はまた強がりで態勢を整えた
38: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:10:36.36 ID:yk5TPXRP.net
絵里「まーたそうやって茶化すんだからぁ」


俺「別に茶化してなんかねーぜよっ!」


絵里「ほら茶化す…あ、もうこんな時間そろそろ行きましょ?俺君。」


俺「…あ、ああ」
39: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:12:01.78 ID:yk5TPXRP.net
彼女はそういうとベンチから腰を上げ先立って歩いた


僕は彼女について行こうとして彼女の後ろ姿を見た


そしてその時だった
40: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:12:33.50 ID:yk5TPXRP.net
彼女のその見慣れたはずの後ろ姿はいつもとは何かが違って見えた


金髪のポニーテールが揺れて動くとわずかに見えるうなじ


この歳の女の子にしてはやや大きいお尻
42: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:13:54.87 ID:yk5TPXRP.net
いつも見ているはずなのにこの時は何かが際立って見えた


そしてそれらの要素はジェットコースターが勢いよく落ちていく様に僕をあまりにも急激に寂しく、そして愛おしい気持ちにさせた

愛おしく


愛おしく


愛おしくさせた


ああ


こんなに


こんなに近くにいるのに
43: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:14:33.25 ID:yk5TPXRP.net
絢瀬

僕は

本当に

君のことが


絢瀬…


絢瀬!


絢瀬!!!
45: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:15:55.14 ID:yk5TPXRP.net
僕は後ろから彼女を


思いきり抱きしめた
46: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:16:23.07 ID:yk5TPXRP.net
絵里「!!!!!!」


俺「絢瀬!!俺ずっと絢瀬のこと…」


絵里「ちょっ…やめてっ!!!」


ドンっ!!!


俺「…っ!」


僕は彼女に突き放されよろめき、尻もちをついた
48: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:17:46.50 ID:yk5TPXRP.net
俺「あっ……あやせ…」


絵里「…あ、俺君…その…」


絵里「ごめんなさいっ………!!!」タッタッタ


俺「……」


俺「………」


僕は彼女が走り去っていくのをただ見つめているしかなかった
49: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:18:48.66 ID:yk5TPXRP.net
僕を突き放して尻もちをついた僕のことを見下ろした時の絢瀬の表情を僕は忘れない


忘れることはできないだろう


あの瞬間


まさにあの瞬間に僕の隣に氷の魔女がやってきたんだ
51: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:19:25.30 ID:yk5TPXRP.net
その氷の魔女は氷の様に冷たい腕を伸ばし僕の体内に手を入れて僕の心臓を鷲掴みした


その瞬間僕の心臓は縮みあがり一瞬にして氷漬けにされてしまった


そして氷の魔女は僕の心臓を強く握りしめたまま僕の耳もとでこうつぶやいた
53: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:20:09.78 ID:yk5TPXRP.net
「お前は間違ったんだ。もう絢瀬絵里は戻ってこない」


氷の魔女の言う通りその日の出来事は


絢瀬にとって俺君が「俺君だったもの」に変わり僕にとって絢瀬が「絢瀬だったもの」に変わった日だったんだ


とにかくもう


僕は2人の関係が以前の様にはいかないということを悟ってしまった
54: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:20:40.02 ID:yk5TPXRP.net
その晩に絢瀬から「びっくりして突き放してしまってごめんなさい。これからも友達として仲良くしたい」という類のメールが来た


それでも…あの日の出来事を境に僕らは以前の様に一緒に帰ったりということをほとんどしなくなった


たまに話すくらいでどこかで長話をしたりということもなくなった
55: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:21:19.48 ID:yk5TPXRP.net
そしてそれは絢瀬にとって僕がどういう存在だったのかということを決定づけることでもあった


結局絢瀬にとって僕は絢瀬があの日ベンチで語った僕に対しての気持ち以上は特別な気持ちを持っていなかったんだ
56: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:22:27.72 ID:yk5TPXRP.net
そして時は流れ…


今、高校三年生の僕の目の前のパソコンの中でアイドルの衣装を着て楽しそうに踊っている絢瀬がいる


俺「まっさか」


俺「スクールアイドルになるなんてなぁ」
58: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:22:50.90 ID:yk5TPXRP.net
俺「しかも…」


俺「なんかすげーデカい大会出てんじゃんよ!」


俺「なにがあるかわからんもんだねぇ。世の中」

俺「それにしても」


俺「相変わらず…可愛いなぁ」
59: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:23:47.44 ID:yk5TPXRP.net
俺「……」


なんだか複雑な気持ちになった


もしかしたらもっと絢瀬と仲良くなれる方法があったんじゃないかとか


ありえないことを考えてしまう
60: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:25:13.99 ID:yk5TPXRP.net
それでも


心底楽しそうな表情をして踊っている絢瀬を見ていると


本当に嬉しい気持ちにもなった
61: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:29:39.10 ID:yk5TPXRP.net
あの日以来


僕は心臓を氷の魔女に凍らされたままだ


好きな人もいない


それでも輝く絢瀬を見ていると


いつかは凍った心が溶け出して


またあの時の様に恋をする日が来ればいいなと思うんだ
62: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/11/22(火) 20:30:30.51 ID:yk5TPXRP.net
終わり!!


くぅ~疲!
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