凛ママ「十一月二十四日は」凛「かつおぶしの日?」

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凛-アイキャッチ31
1: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2016/11/24(木) 00:00:49.64 ID:V+NK5f5d.net
1ねん1くみ ほしぞら りん

りんは、ねこさんがすきです。でも、りんは、ねこアレルギーなので、ねこさんといっしょに、くらすことができません。
りんは、おさかながキライです。さかなは、なまぐさいし、ほねがあるから、ささったりしてあぶないです。
イルカや、あざらし、ペンギンなど、うみにすむいきものたちは、おさかながだいすきです。りんは、すいぞくかんでイルカやペンギンをみて、かわいいな。とおもいました。
だから、りんはペンギンさんといっしょにすみたいです。りんのキライな、おさかなをペンギンさんがよろこんでたべてくれて、りんもペンギンさんも、しあわせになるとおもいます。

【九年前】

花陽ママ「ふふっ…凛ちゃんったら、そんなにお魚が苦手なのね。ふふふ」

凛ママ「もう。他人事だと思って…私は何とか凛にお魚を食べさせようと日々努力してるっていうのに」

花陽ママ「まあ栄養のバランスを考えたら、食べないより食べたほうがいいのはわかるけど…」

凛ママ「そうでしょ。幼稚園のときに克服できなかったのは、あなたの責任でもあるんだからね」プクー

花陽ママ「そうは言っても、お魚苦手な子は少なくないし…そういう子でも食べられる物を食べさせたほうが無駄もなくていいのよ。何より子供たちが喜んでくれるし♪」

凛ママ「でも骨がなくて魚くさくない魚となると、だいぶ限られてくるわよ…ツナ缶なんかほとんど脂肪分でしょ」

花陽ママ「そうねー。ツナは高カロリーだし…カルシウムとか摂るならツナ缶よりは、ちりめんじゃこみたいな小さくて丸ごと食べられるお魚が基本かしら…」

凛ママ「カルシウム以外はどうなの?…DHAとかEPAとか、ちりめんじゃこで摂れるの?」

花陽ママ「魚の種類でいえばイワシの稚魚だったりするみたいだから、DHAやEPAも含まれてると思うわ。マグロの赤身や鰹なんかより遥かに多いはずよ」

凛ママ「鰹って栄養ないの?」

花陽ママ「そんなことないわよ。たとえば…かつおぶしはタンパク質、カルシウム、カリウム、ビタミンD、Eとか栄養が豊富で、ツナと違って脂肪分も少ないし消化もいいから子供に食べさせるにはすごくいいみたい」

凛ママ「なるほど。かつおぶし…それなら魚っぽくないし、ちりめんじゃこより抵抗なく食べてくれるかも?」

凛(小1)「おむぎり!なかみ、なにー?」

凛ママ「おむすび。中身は食べてみてのお楽しみ♪」

元スレ: 凛ママ「十一月二十四日は」凛「かつおぶしの日?」

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3: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2016/11/24(木) 00:04:32.60 ID:V+NK5f5d.net
凛「わー♪」キャッキャ

凛ママ「手、洗ってきなさい」

凛「はーい♪」タタタ

ママりん「いただきます♪」

凛「…?」モグモグ

凛ママ「凛のおむすびの中身、なーんだ?」

凛「えーとね…おしょうゆのおむすり…?」

凛ママ「確かにお醤油も入れたけど…かつおぶしよ。おかか」

凛「おかか?」モグモグ

凛ママ「そうよ。おいしい?」

凛「うん。おいしい♪」

凛ママ(海苔も一緒に食べられていいけど…これだと、ちょっと塩分が多いかしら?)

【八年前】

凛(小2)「おかかー?」

凛ママ「そうよ。お野菜も一緒に食べてね」

凛「これなに?みどりいろ!」

凛ママ「そうね。これは、ほうれんそうっていうのよ」

凛「ほうれんそう!りん、しってるよ♪きゆしょくにもあったの」

凛ママ「そっか。凛、ちゃんと残さないで食べた?」

凛「うん!(おさかないがいは)たべたよー♪」

凛ママ「そう…凛はいい子ね」ナデナデ

凛「えへー♪」キャッキャ

凛「おかかのほうれんそう、おいしいね♪」モグモグ

凛ママ(これなら、たっぷりかけても食べてくれるし…野菜も一緒に摂れていいわね。塩分も、おかかのおむすびよりは少なくて済むし)
4: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2016/11/24(木) 00:07:09.80 ID:V+NK5f5d.net
【七年前】

凛(小3)「りんがやくー!」

凛ママ「こぼさないでね」

凛「だいじょーぶ!にゃ♪」

ジュー

凛ママ(キャベツたっぷり、小麦粉少なめ。山芋を使った生地で…)

凛「できたー♪」キャッキャ

凛ママ「ふふふ。上手ね、凛♪」ナデナデ

凛「えへへ…半分こしよっ。お母さん♪」

凛ママ「ありがと。かつおぶしをたっぷりかけて食べましょ♪」

凛「うん。りん、おかか大好き♪」

凛ママ(お好み焼きなら、自分で作って楽しく食べられるわね♪まだ全部任せるのは不安だから、キャベツ切ったりするのは私だけど…)

凛「おこのみやきは、好きってかくのー♪」

凛ママ「そうね。好きっていう漢字ね…私も凛が大好きよ♪」ギュー

凛「りんも、おこのみー?」

【六年前】

凛(小4)「お母さん…」グス

凛ママ「あらら、どうしたの凛?」ナデナデ

凛「あのね…りん、おむすび上手にできなくて…」グチャァ

凛ママ(おかかのおむすび作ってくれたのね。私のお弁当に…)

凛ママ「大丈夫にゃ!」

凛「えっ」

凛ママ「お弁当箱に入れちゃえば平気よ。ありがと、凛♪」

凛「お母さん…でも」

凛ママ「私が帰ってきたら、一緒に練習しましょ?」ナデナデ

凛「…うん」

凛ママ(焼けば何とかなるお好み焼きに比べて、きれいな三角おむすびを作るのは最初は難しいのよね…私も今の凛くらいの頃は上手にできなかったし)シミジミ
5: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2016/11/24(木) 00:09:44.30 ID:V+NK5f5d.net
【五年前】

凛(小5)「お母さん。できたよー♪」

凛ママ「ありがと凛。おいしそうねー♪」

凛「今食べちゃダメだよ。お昼に食べて」

凛ママ「ふふふ。そうね…お昼が楽しみ♪」

凛ママ(おかかをきっかけに凛が少しずつお料理に興味もってくれて…今日はおかかの海苔弁当♪)

【四年前】

凛(小6)「お母さん。おかえりなさい♪」

凛ママ「ただいま。りーん♪」ギュー

凛「お、お母さん…抱きつかないでよー><」

凛ママ「うふふ。凛はお母さんの栄養なんだから…たっぷり補充しなくちゃ♪」スリスリ

凛「もー。しょうがないにゃ///」

凛ママ「あら?…なんだか、いい匂い…」クンクン

凛「あーっ!?忘れてたぁ><」

ドタバタ

凛「ふきこぼれちゃってる…」ガクッ

凛ママ(お料理をしてたみたいね)

凛ママ「今日は何作るの?」

凛「お味噌汁。学校の調理実習でやったの」

凛ママ(かつおぶしでちゃんとしたダシをとるのね…本格的ね)

凛「お母さんは向こう行ってて!」

凛ママ「凛ひとりで大丈夫?」

凛「大丈夫にゃ!」
8: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2016/11/24(木) 00:12:56.31 ID:V+NK5f5d.net
【三年前】

凛(中1)「ほうれんそう、冷奴、お味噌汁♪」

凛ママ「かつおぶしがいっぱいね♪」

凛「うん。…あのね、おかかにはリンが含まれてるんだって!」

凛ママ「凛?」

凛「そうだよ。だからお母さんに、凛をいっぱい食べてもらうの♪」

『うふふ。凛はお母さんの栄養なんだから…たっぷり補充しなくちゃ♪』

凛ママ「りーん!もう、ホントに食べちゃいたいわ♪」ギュー

凛「お、お母さん…ちがうよー?かつおぶしに入ってるリンのことだよ><」ジタバタ

凛ママ(凛はお魚は相変わらず苦手だけど、栄養のことをいろいろ覚え始めたみたい。おかかだけじゃなく、ちりめんじゃこも前よりよく食べるようになったわ)

【二年前】

凛(中2)「お母さん、先にお風呂入っていいよ」

凛ママ「え?一緒に入らないの?」

凛「一人で入れるもん。凛だって子供じゃないんだから…」

凛ママ「…そっか」シュン

凛ママ(そういえば凛も、十四歳になったのね…胸とかはあんまり成長してないけど、この歳でお母さんとお風呂はやっぱり恥ずかしいのかしら…)

凛「ねえねえ。凛、明日はラーメン食べたいな♪」

凛ママ「私が作るの?」

凛「うん。お母さんが作ってくれるラーメン、おいしいから大好き♪」

凛ママ「スープは、いつものかつおだし?」

凛「うん♪」

凛ママ(特に反抗期ってわけじゃないみたい…)ホッ
10: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2016/11/24(木) 00:20:21.19 ID:V+NK5f5d.net
【昨年】

凛(中3)「自分で作れるよー?」

凛ママ「いいから。凛は勉強、頑張って。花陽ちゃんと一緒に音ノ木坂に入るんでしょ?」

凛「うん…でもね」

凛ママ「なあに?」

凛「…なんでもない」

凛ママ「?…あとで凛の部屋に持ってくから」

凛「うん。…ありがと、お母さん」

凛ママ(梅干しと…あとはやっぱり、凛の大好きなおかかね♪)ギュ

【凛の部屋】

凛(かよちんだけじゃないよ。お母さんと同じ学校だもん…だから凛、絶対音ノ木坂に行くんだ)

凛「…」ウトウト

ガチャ

凛ママ「凛。おむすび…」

凛「…」Zzz

凛ママ(寝ちゃってる…しょうがないわね)クス

凛ママ「よいしょ…ふー。(すっかり大きくなっちゃって…おかかとちりめんじゃこのおかげかしら?)」

凛「…」スヤスヤ

凛ママ「おやすみ。凛♪」チュ
11: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2016/11/24(木) 00:22:38.40 ID:V+NK5f5d.net
【今年・六月】

希「真姫だけはインタビューに応じてくれなかった…」

凛(副会長さんって優しくて素敵な人だよねー。面白いし♪)

【夏合宿】

穂乃果「そーれっ!」バシ

キャッキャ

希「どこまでも青い海!広い砂浜!そして美しい水着の女神たち…♪」

凛「希ちゃん、視線がいやらしいにゃ」

希「ただひとつ、悔やまれるのは…」

凛「悔やまれるのは…?」

希「お魚はいっぱいいるけど、お肉は泳いでないことかな」

凛「あははは!牛やブタさんが海で泳いでたらみんなびっくりしちゃうよー」

希「そやね。ウミウシ、海豚じゃ違う生き物になっちゃうし」

凛「イルカさんは可愛いから好き♪」

希「凛ちゃん、お魚は苦手やったっけ?」

凛「水族館とかで見てるだけならいいけど…生臭くて骨があるから、食べるのは苦手なの」

希「そか。せっかく海に来てるのに、もったいないなぁ…」

絵里「なに言ってるの。釣りをするために来たんじゃないのよ。μ'sの合宿なんだから」

希「お、早速可愛い女の子が掛かったやんな。凛ちゃん、捕まえて!」

凛「がってんにゃ!」ピョーン

絵里「ちょ、ちょっと…凛!///」

【キッチン】

グツグツ…

凛「ここでかつおぶしとか使った和風だしを入れると、おそば屋さんのカレー丼みたいになるんだよねー♪」

にこ「あんたも料理なんてするのね?」

凛「昔はおむすびもちゃんと作れなかったけど、今はちょっとずつ練習してるよ」

にこ「ふーん…」
12: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2016/11/24(木) 00:25:47.33 ID:V+NK5f5d.net
【翌朝】

凛「ど、どうかにゃ…?」

希「うん、美味しい!ダシがきいてて…なんか、おふくろの味って感じがするよ」シミジミ

凛「そこまで!?」

にこ「なかなかやるわね」

絵里「ハラショー♪」

花陽「ホントに美味しい♪」

凛「えへへ。照れるにゃ♪」

凛(希ちゃんもほめてくれたし…よかったぁ♪)

【小泉家】

凛ママ「凛、みんなとうまくやってるかなぁ…」

花陽ママ「昨日、電話したばかりでしょー?」

凛ママ「そうだけど…やっぱり何日も凛がいないのは寂しいわよ」クスン

花陽ママ「ふふふ。なんだか、あなたのほうが子供みたいね」ナデナデ

凛「だって…」プクー

花陽ママ「そんな顔しないの。そうだ、あれ作ってよ。かつおだしのラーメン♪」

凛ママ「…夏よ?」

花陽ママ「真夏に冷房のきいた部屋で、あつあつのラーメンを食べる…しかも好きな娘の手作り♪最高の贅沢でしょ?」

凛ママ「…いいけどね///」

【九月】

凛「ことりちゃんが海外へ行かなくなってよかったにゃ…」

希「そやね。留学はともかく、チリにはウチも一度行ってみたい気がするけど…」

凛「チリってどんな国なのー?」

希「ウチも詳しくは知らないけど…チリの料理は味付けがシンプルで、日本人にはつらいって聞くよ」

凛「つらい?」

希「日本と違って、お醤油や味噌を使わないやろ。乾物でダシをとったりもしないみたいやし…だいたい何でも似たような味付けで飽きちゃって、地元の人でも外国の料理のほうが好きって人も多いんやって」

凛「そっかぁ…かつおだしのラーメンやお味噌汁がないのは凛にはつらいにゃ」

希「ふふふ。そやね…ウチもかつおだしのおうどんさんが恋しくなりそう♪」

凛「そうだ!凛、希ちゃんの手料理も食べてみたいな♪」

希「そう?…まあ、ウチの料理でよければ…凛ちゃんのために頑張るよ♪」
13: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2016/11/24(木) 00:29:56.46 ID:V+NK5f5d.net
【小泉家】

凛ママ「…凛、晩ごはん食べてくるって」クスン

花陽ママ「よしよし」ナデナデ

花陽(凛ちゃん、最近希ちゃんとすごく仲がいいみたい…)

【十月】

凛「今までー♪素直になれずにい・た・のー?」

凛ママ(凛…なんだか最近、手の込んだ料理の練習してるみたい…希ちゃんのために作るのかしら?)

凛ママ(私の料理では食べてくれなかったお魚も…好きな娘の手料理だったら何でも美味しいって食べるのかな…)

凛「できたよー♪お母さん、味見してみて!」

凛ママ(…おいしい)モグモグ
14: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2016/11/24(木) 00:31:10.32 ID:V+NK5f5d.net
【十一月】

凛「お母さん!おかえりなさい♪」

凛ママ「ただいま…あら、いい匂い」

凛「えへへ。今日はサンクスギビングデーだから…じゃーん♪」ガタ

凛ママ「わ…すごいわね。凛が作ったの?」

凛「うん。あのね、昨日は勤労感謝の日で、いいファミリーの日だったけど、何もできなかったから…」

凛ママ「それで今日?」

凛「希ちゃんが教えてくれたんだけど、サンクスギビングデーは家族で過ごす日なんだって♪」

凛ママ「もしかして、最近練習してたお料理…」

凛「えへへ。これからクリスマスとかいろいろあるからにゃ♪もっとお母さんがびっくりするような料理、作っちゃうんだー♪」

凛ママ「凛…」フルフル

凛「えっ。どうしたのー?」

凛ママ「りーん!大好き!愛してる!」ギュー

凛「にゃぁ!?ちょっ、お母さん…///」

凛ママ「たべちゃうぞー♪」チュゥー

凛「や、やめてよー。食べるなら料理にして><」

ママりん「いただきます♪」

凛ママ「こ、これは…まさかの、かつおだし!?」

凛「えへへ。こってりした味付けだけど、意外と合うでしょー?」

凛ママ(最高級の本枯節は、表面にびっしりカビが生えるまで熟成させるのよね)

凛ママ(私の凛への愛情だって年季が違うんだから…まだまだ、凛は誰にもあげないわよ♪)



おわり
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