鞠莉「でもさダイヤ、キスの経験がないのってやっぱり恥ずかしいことだよ」

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鞠莉-アイキャッチ3
1: 生えてる注意(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/24(木) 23:32:16.02 ID:5kFYKEi/.net
ダイヤ(綺麗な人……ですわね)

ダイヤ(身長が高くて……鼻筋も通っていて、一体どこのハーフなんでしょうか)

ダイヤ(わたくしとは、正反対のタイプ……)

ダイヤ(でもなんだか派手な感じですし、あまり関わらないで過ごした方が、よさそうですわね)


鞠莉「――ねえ」


ダイヤ「っ」ビク

鞠莉「あなた、ダイヤちゃんって、言うんだあ♡」


ダイヤ「い、いきなりなんですの」キリッ


鞠莉「そんな警戒しないでよ♡ ふぅん、可愛い身長に、そのキリッとした目……とってもベリーキュート、ねっ♡」


ダイヤ「なっ……会ってそうそう! 人の身体的特徴を馬鹿にするなど、言語道断ですわ!!!」

ダイヤ「あなた! 名前はなんというのっ!」

鞠莉「馬鹿になんてしてないよ! かわいいなって思ったから、声かけただけ♡」

ダイヤ「な……いいから名前を!」


鞠莉「小原鞠莉だよ、よろしく♡」

ダイヤ「……小原……」

元スレ: 鞠莉「でもさダイヤ、キスの経験がないのってやっぱり恥ずかしいことだよ」

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4: アニメ2話くらいの時から書いたやつなので設定ごちゃ混ぜ注意(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/24(木) 23:36:19.80 ID:5kFYKEi/.net
鞠莉「あら、流石は黒澤のお嬢さん!」

鞠莉「淡島のホテルの小原よ」

ダイヤ「……なるほど」

鞠莉「ああ、あとねさっきのは馬鹿にしたんじゃなくって褒めたつもり、なんだけど」

ダイヤ「褒めたことになっているわけないでしょう」

鞠莉「どうして? 可愛いって言ったのに」

ダイヤ「身長のことですわ!」

鞠莉「気にしてるの?」


ダイヤ「していません!! 身長程度で何か変わるとでもっ!」


鞠莉「じゃあいいじゃん」

鞠莉「ほんとうにキュート♡うちで飼っちゃいたいくらい♡」ナデナデ


ダイヤ「気安く触らないでくださいます?」

鞠莉「もう、せっかくのお顔が怖いよダイヤ」


ダイヤ(な、なんですのこの人は……)


ダイヤ(初対面のくせに、こんな失礼なことを……)
6: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/24(木) 23:38:23.29 ID:5kFYKEi/.net
◇――――◇

ルビィ「おかえり、おねえちゃん」

ダイヤ「ただいま」

ルビィ「高校はどうだった?」

ダイヤ「まあ、特に問題はありませんわ」

ルビィ「そっか、お友達はできた?」

ダイヤ「前からの友人もいますし……その辺りも特に心配は……」


鞠莉『チャオー、ねえねえそこの小さい彼女!!』


ダイヤ「……」ピキ…

ダイヤ「ルビィ、わたくしは身長が伸びたと思います?」

ルビィ「うえぇ……え、と……あ、あんまり、かわらない、んじゃ」


ダイヤ「そ、そんなわけないですわ! まだわたくしは、成長期ですわ! そんなの納得がいきませんわ!!」


ルビィ「うぇぁ……」


ダイヤ「あの人に馬鹿にされるのが、一番納得いきません」

ダイヤ「どうすれば身長が伸びるんですの……」

ルビィ「でも、ルビィより大きいし……」


ダイヤ「それでは意味がないの!」


ダイヤ「160cm以上……いえ、せめて、155cm……」
7: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/24(木) 23:42:06.85 ID:5kFYKEi/.net
◇――――◇

鞠莉「ダイヤー、チャオー♡」ギュッ ナデナデ

ダイヤ「朝っぱらから……なんですの!!」

鞠莉「怒らない怒らない」

鞠莉「よく眠った? カルシウム足りてる? 身長伸びないぞ?」ナデナデ

ダイヤ「あなたのことを思い出すたび、怒りで眠れませんでしたわ」

鞠莉「そんなに想われても困っちゃうよ」

ダイヤ「なんでそうなるんですの!」

鞠莉「ほらほら、ちゃんと眠らないと……」

鞠莉「――こっちも成長しないよ♡」モニュッ

ダイヤ「ひゃぁっ///」

鞠莉「お、身長の割には……」モミモミ…

ダイヤ「やめなさい!」ブンッ

ダイヤ「……あ、あなた、なにを、したか……わかっています、の……」///

鞠莉「あ、他人に胸触られるの初めてだった?」クスクス

ダイヤ「あ、あなたのような人にそんなことを言う必要はありませんっ!!!」///

鞠莉「えぇ、マリーに教えてー?」

鞠莉「と、いうか。マリーって呼んでよマリーって」

ダイヤ「いやですわ」

鞠莉「えー、私たち、もうマインドの友でしょっ!」
8: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/24(木) 23:44:28.04 ID:5kFYKEi/.net
ダイヤ「……」


鞠莉「ほら、マリーって」

ダイヤ「鞠莉さん」

鞠莉「マリー」

ダイヤ「鞠莉さん」

鞠莉「……むぅ、つまんないの」

ダイヤ「あなたとは違うだけですわ」スタスタ


果南「お、ダイヤおはよう」

ダイヤ「果南さん、おはようございます」

果南「どうしたの、なんかイライラしてる?」


ダイヤ「イライラなんてしていません」

鞠莉「ダイヤー!!」


ダイヤ「……また」

果南「ん?」

ダイヤ「いえ、変な人に付きまとわれているんですわ」

鞠莉「あ、果南!」


ダイヤ「……知り合いなんですの?」

鞠莉「私、果南と同じ島に住んでるから♡」

鞠莉「引っ越してきたのは最近なんだけどね

鞠莉「その中でも、果南はスタイルもベリーグッドだし、なんだか覚えやすかったよ」


果南「そ、そうかな……ありがとう」


果南「よろしくね」
11: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/24(木) 23:47:58.46 ID:5kFYKEi/.net
◇――――◇
淡島ホテル


鞠莉「えー……なに、欲しいんでしょ」


鞠莉「ほーら、キュートにおねだり、してみて♡」

鞠莉「そう、可愛い子ね♡」ギュッ


鞠莉「ちゅっぅ……ふふっ♡」


鞠莉「うふふ、私も……ちょっと、我慢出来なくなってきちゃった……」ビンビンッ…

鞠莉「え、初めてなの?」


鞠莉「そっかぁ、じゃ、マリーがあなたのヴァージン、もらってあげる……♡」

鞠莉「うふっ」


鞠莉(高校に入って、一人目、いただきっ……♡)
14: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/24(木) 23:50:53.47 ID:5kFYKEi/.net
◇――――◇

鞠莉「あー……」

ダイヤ「眠そうですわね」

鞠莉「うーん、昨日ちょっとねー」

鞠莉(二週間ぶりだったし、気持ちよかったなあ……♡)

鞠莉(気持ちよかったけど、もう飽きちゃったし……次は誰をターゲットしようかな)

鞠莉「ダイヤー」

ダイヤ「なんですの」

鞠莉「ダーイヤー」

ダイヤ「だからなんだと」

鞠莉「呼んでみただけー」

ダイヤ「……」ピキ

ダイヤ「用もないのになんでいちいちいちいち名前を呼ぶんですの!」

鞠莉「呼びたくなる名前だなあって」

ダイヤ「馬鹿にしてるんですの!?」キッ

鞠莉(うーん……この下から見上げられる感じ、たまんない♡)


鞠莉(ダイヤとえっちしたら、楽しいかな。どんな声聞かせてくれるかな♡)


ダイヤ「な、なんですの」
15: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/24(木) 23:52:09.94 ID:5kFYKEi/.net
鞠莉(……きーめた♡)




鞠莉「ううん、とっても可愛い名前だと思う」

ダイヤ「……」

鞠莉「ほんとだよ?」

ダイヤ「そ、それなら……まあ」

鞠莉「ねえねえダイヤ、今度ふたりで遊ぼうよ」

ダイヤ「遊ぶ……?」

鞠莉「うんっ、どこか行こ♡」

ダイヤ「――お断りしますわ」

鞠莉「えーっ?」

ダイヤ「あなたといると疲れてしょうがありません。それにわたくしは家のことで忙しいんですの」

鞠莉「ケチー!」

ダイヤ「け、ケチとはなんですの! わたくしはケチなどではありません!」

ダイヤ「妹にだって自分のプリンを……」

鞠莉「プリンが好きなの?」

ダイヤ「嫌いではないというだけですわ」

鞠莉「……ダイヤ、否定しかできないの?」

ダイヤ「あなただから否定したくなるんですわ!」
17: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/24(木) 23:54:36.68 ID:5kFYKEi/.net
鞠莉「えーひどーい」

鞠莉「で、いつ遊びに行く?」

ダイヤ「話を聞いてましたのっ……!」



果南「あーまた喧嘩してる」

鞠莉「ちゃおー」


果南「チャオー」

ダイヤ「あぁ果南さん、聞いてください……この方が」

鞠莉「なんで果南が来るとそんな柔らかい表情するのっ!」

ダイヤ「自分の言動を振り返ってから言ってくださいます?」

果南「まあまあ」

ダイヤ「……」イライラ

鞠莉(うーん、これは一筋縄じゃいかなそう……うちに連れ込んでなし崩し的に……もできないし)

鞠莉(いいね♡久しぶりにハードモードも、面白いかも♡)
18: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/24(木) 23:57:10.76 ID:5kFYKEi/.net
◇――――◇

ダイヤ「ふぅ、今日は特に予定もないし……なにをしようかしら」

ルビィ「おねえちゃん、お買い物いかない?」

ダイヤ「何か欲しいものでも?」

ルビィ「いや特にないんだけど……でも」

ダイヤ「はぁ、わかりましたわ。では付き合ってあげますわ」

ルビィ「やったっ!」


鞠莉「――チャオー!!!」


ルビィ「?」

ダイヤ「まさかそんな……」


鞠莉「ダーイヤー! マリーが遊びに来たよ!!」

鞠莉「ダーイヤーダーイヤー! 遊ぼうよー」

ルビィ「お、おねえちゃん出た方が……」

ダイヤ「……」ピキピキ…


スタスタスタッ

ガララッ



鞠莉「シャイニー、ダイヤ今日もラブリーだね♡」


ダイヤ「――鞠莉さん!!!」


ダイヤ「あなたは本当になにを考えているんですの! 不法侵入ですわよ不法侵入!!」

ダイヤ「だいたいあなたはっ――」
20: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/24(木) 23:59:30.83 ID:5kFYKEi/.net
◇――――◇

10分後


鞠莉「あーもう、うるさい!!」

ダイヤ「うるさいとはなんですの!」

鞠莉「いいから、私と遊ぼうよ」ナデナデ

ダイヤ「触らないでください」

鞠莉「はぁ、ツンツンしちゃって」


ルビィ「――お、おねえちゃん?」

鞠莉「ん?」

ダイヤ「ルビィ、家にいていいわ」

鞠莉「あれ、もしかしてシスター?」

ダイヤ「だったらなんですの」

鞠莉「ひゃーっ!!! ダイヤよりもっ、とっ、小さくってキューット!!」ギュゥ

鞠莉「飼っちゃいたいくらい!」

ルビィ「ひ」

ダイヤ「あ」


ルビィ「――ぴ……ぴぎぃぃぃいいいいいい!!!!!!」
21: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 00:00:39.18 ID:FqXBaqvI.net
◇――――◇

ダイヤ「お茶でいいですわよね?」


鞠莉「オカマイナクー!」

鞠莉「ダイヤ! 私ね、これ言ってみたかったの!」

ダイヤ「はいはいそうですか」

ルビィ「あ、あの……さっきは」

鞠莉「いいっていいって、初めて会う人と話すのって怖いもんね」

ルビィ「……え、鞠莉さんも?」

鞠莉「うーん、怖いっていうかちょっと心の中で準備はする、かな?」

ルビィ「……」

鞠莉「だから、いきなり直そうとしなくても大丈夫!」


鞠莉「マリーと一緒にがんばろ!」

ルビィ「は、はい……」

ダイヤ「ルビィに変なことを吹き込まないでくださる?」

鞠莉「変なことじゃないってば」

鞠莉「はあぁ、もう、ダイヤがぷりぷり怒るから遊びに行く時間なくなっちゃったよ」

ダイヤ「私のせいと言いたいの?」

鞠莉「うん」

鞠莉「だからぁ、せっかく来たし、ダイヤのお部屋にいこっ!」

ダイヤ「はぁぁ!?」


鞠莉「ね、ね? どこかなどこかな? レディゴー!!」
22: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 00:06:04.23 ID:FqXBaqvI.net
◇――――◇

鞠莉「なんにもないね」

ダイヤ「あなた勝手に上がりこんでおきながら、いちいち人を挑発しますのね」

鞠莉「そんなことないって、すっごい綺麗」

ダイヤ「毎日掃除をしていますから」フフン

鞠莉「ねーダイヤ、やっとふたりきりになれたねー」

ダイヤ「いきなりなにを言ってますの」

鞠莉「ううん」



鞠莉「……ふふ」ペロ……


鞠莉「ねえダイヤ?」ズイッ

ダイヤ「な、なんですのいきなり……」

鞠莉「ダイヤって、ほんとに可愛いよね」ジッ

ダイヤ「と、当然ですわ。ど、どうしたというの」//

鞠莉「ううん、可愛いから……ずっと見ていたくなって」

ダイヤ「ち、近いですわ……」プイッ

鞠莉「ねえねえ、ダイヤはキス、したことある?」

ダイヤ「へ////」

ダイヤ「は、破廉恥ですわ……き、きききす……なんて///」カァァアアアッ

鞠莉(あーもう……かわいいなぁ……♡♡)

鞠莉「黒澤家の長女が、そんなのでいいのかな?」

ダイヤ「どういう意味ですの」

鞠莉「だって、黒澤家の長女なのに……なんにも経験がないまま大人になっちゃうつもり? それ、大人って言えるのかな。身体が大きくなった子供なんじゃ、ないのかな」


ダイヤ「……し、しかし」
23: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 00:09:11.26 ID:FqXBaqvI.net
鞠莉「うん、わかってる。この時代……男の人が少ないもんね、女の子の方が圧倒的に多くって……相手が見つからないのも、仕方がないよ」

ダイヤ「……母体が多い方が種の繁殖が円滑になる。進化の定めですわ」

鞠莉「うんそうだね、仕方がないね」


鞠莉「でもさでもさ。ねえ、ダイヤは……キス……してみたくならないの?」


ダイヤ「な、なんですの。あなたは、したことがあるような言い方……」


鞠莉「――あるよ?」


ダイヤ「え」

鞠莉「キスくらい、普通だと思うよ?」

ダイヤ「……」

鞠莉「まあ、いいけどね♡ダイヤにはダイヤの考えがあるんだろうし」

ダイヤ「き、キスをしたことがないのが……そ、そんなにおかしいこと、なんですか」

鞠莉「おかしいとは思わないけど、それでいいのかなって」


鞠莉「果南だって、男の人とキス、したことあるってさ?」

ダイヤ「!?」

鞠莉「キスだけじゃないよ……そのさき、までだって……」ウフフ
24: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 00:10:57.74 ID:FqXBaqvI.net
ダイヤ「つ、つまり……わたくしが遅れている、と……」

鞠莉「そう♡」

ダイヤ「……し、しかしキスというものは……お互い愛し合ってからするものだと……認識していますわ」

鞠莉「相手がいないの?」

ダイヤ「……いるわけありません」

鞠莉「ダイヤは彼氏、できたことないんだ?」


ダイヤ「そもそも……ほ、欲しいとおもったことなど、ありませんから」

鞠莉「ふぅん」


鞠莉(うわー……やった、ヴァージンだよぉ♡♡)

鞠莉(ぜったい、食べるぞお……♡)

鞠莉「でもさダイヤ、キスの経験がないのってやっぱり恥ずかしいことだよ」

ダイヤ「そ、そんなこと!」

鞠莉「相手がいないのは仕方ないし、よくわからない男の人といきなりするのは嫌でしょ?」

ダイヤ「当たり前ですわ」


鞠莉「ダイヤはこれからお家の関係でいろんな大人の人と関わっていかなければいけません。その席で、色恋沙汰について聞かれることもあるでしょう!」


ダイヤ「……なにがいいたいの」
26: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 00:13:24.90 ID:FqXBaqvI.net
鞠莉「そんな時、今みたいに生娘丸出しの反応をしてたら、笑われちゃうよ?」

ダイヤ「そ、そんな……わたくし、は……」


鞠莉「うんうんそんなの嫌だよね、じゃあさ」

鞠莉「私とキスの練習、してみない?」サワ


ダイヤ「ひ」ゾクゾク


鞠莉(この初々しい感じがたまらない♡)


鞠莉「ね、ダイヤ……ダイヤが可愛いから、私もちょっとだけダイヤとしてみたいって思ったの」


ダイヤ「――い、いやですわ!」

鞠莉「えー」

鞠莉(鞠莉まあ、これくらいじゃだめかあ……このままいける人もいるんだけどなあ)

ダイヤ「だいたいなんであなたとしなくてはいけませんの!」グイッ

鞠莉(まーたはじまった)


鞠莉(がみがみうるさいなあ)

グイッグイッ


鞠莉(ん、なんか、近くない?)

鞠莉(近いよね、これもうキスできちゃうよ)


ダイヤ「鞠莉さん! あなた! 聞いていますの!!」グイッッ
27: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 00:14:47.83 ID:FqXBaqvI.net
鞠莉「――んっ」チュゥッ

ダイヤ「!?」


鞠莉「ふふっ」

ダイヤ「あ……あっ」

鞠莉(やー、っちゃったぁ……うぅ、またがみがみくるぞー……)


ダイヤ「……な、な……////」

鞠莉「あれ?」

ダイヤ「ふぁ、ふぁ……ファースト、キス……」////カァァアアアアアッ


ダイヤ「わ、わたくしの……初めて、が……///」

鞠莉「だ、ダイヤー……?」

ダイヤ「ぅ……」

鞠莉「ご、ごめんねダイヤ! ソーリーソーリー!!ね、そんなに大切にしているだなんて思わなかったの!」

鞠莉「だ、大丈夫だよ私たちは女の子同士! ノーカウント、だよ!」


ダイヤ「……」キッ

鞠莉(ああ、泣きそうなこの目この目……♡)

ダイヤ「出て行ってくださる?」

鞠莉「え、でもお……」


ダイヤ「出ていきなさい!!」
28: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 00:16:42.61 ID:FqXBaqvI.net
◇――――◇

淡島ホテル


鞠莉「ったくーキスくらいであんなに怒らなくてもいいのに」

鞠莉「だーかーら彼氏出来ないんだよダイヤはー」

鞠莉「はぁぁ、もう押し倒すつもりで行ったのにー」

鞠莉「あぁ、我慢できなくなってきた……」

鞠莉「もう……なんで、こん、なに……」ビンビン…

鞠莉「誰か適当な人を……」


鞠莉「――あ、もしもし先輩!」
30: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 00:19:45.21 ID:FqXBaqvI.net
◇――――◇

果南「ん……なんだか熱くなってきたかな」


「あ、あの」

果南「はい……?」

「淡島ホテル、ってあっちですか?」

果南「え、ああそこですよ」

果南(なんか見たことあるような)


「ありがとうございます!」

果南「あの」

「?」

果南「もしかして、あなたは浦女の方ですか?」

「あ、二年生です……あなたも?」

果南「一年生なんです」

「あ、そうなんだ」

「じ、じゃあ小原鞠莉さんも、知ってる……?///」

果南「あ、はい」

「どんな、人……なのかな」

果南「どんな人……賑やか、ですかね」

「賑やか……」

果南「もしかして鞠莉に会いにいくんですか?」


「え、まあ、そんな感じかな」

果南「そうなんですか、私はこの辺りに住んでるんで見かけたら声かけてください」

「ええ」


果南(先輩ともう仲良くなったんだ)

果南(可愛いひとだったなあ)


果南(鞠莉の家はなにがあるんだろ……ホテルだから……きっと豪華なんだろうな)
31: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 00:21:36.19 ID:FqXBaqvI.net
◇――――◇
淡島ホテル


鞠莉「はぁっ、はぁ♡」

鞠莉「どう? 年下の、で……はぁっ♡きゃんきゃん鳴き声、出しちゃう気持ちは♡」

鞠莉「うふふ、そうよ、もっと声を聞かせて」

鞠莉「あは……♡さいこぉ、ね♡」


◇――――◇


鞠莉「あ゛ぁぁ……」

ダイヤ「下品ですわ」

鞠莉「眠いよーダイヤー」フニャフニャ

ダイヤ「やめてください」

鞠莉「もうキスした仲でしょー?」


果南「え?」

鞠莉「果南聞いてー、私ね、ダイヤのファーストキス、うばったの!」

鞠莉「がみがみ言ってきたからうるさいなーって思ったから、ちゅーって」

鞠莉「顔真っ赤にして黙っちゃって、ラブリーだったよダイヤ♡」

ダイヤ「あなたというひとは、少しも反省していないようですわね!!」

鞠莉「ジョークだよジャパニーズジョーク!」


ダイヤ「キスをした事実は変わらないでしょう!?」
32: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 00:25:37.51 ID:FqXBaqvI.net
果南「ほんとにしたんだ……」アハハ…

鞠莉「ぁぁ、腰がいたーぃ……たた」

果南「どうしたの?」

ダイヤ「どうせ眠りすぎたとかでしょう?」


鞠莉「まあ――寝すぎたって方が正しいけど」


ダイヤ「?」

果南「そういえば昨日ここの先輩が鞠莉の家に行ってたよね。なにしにいったの?」

鞠莉「え……」

鞠莉「えーと」

鞠莉(さすがにずっとセックスしてたなんて言えないし……いやーすっきりして、脳みそが働いてるって感じね♡)


鞠莉「そ、それよりーほら次の時間はテスト、返されるよ?」

ダイヤ「次の中間考査の範囲ですから、取れていないと、まずいですわね」

果南「そうだねー自信ないなあ」

果南「ダイヤは?」

ダイヤ「わたくし、勉強は得意なつもりですわ」

果南「すごいなあ」

果南「鞠莉は?」

鞠莉「わたし? わたしはとーぜんっ」

鞠莉(あれ)

鞠莉(100点じゃないかってくらい良くできたと思うけど、いいこと考えちゃった、かも)

鞠莉「来てからのお楽しみね♡」

ダイヤ「なんですのそれは……」


ダイヤ(まあ、一応帰国子女ですし……頭は良いんでしょうけど)
33: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 00:28:31.89 ID:FqXBaqvI.net
◇――――◇

鞠莉「……」ズゥゥンッ

ダイヤ「さて、次の時間は」


鞠莉「――ちょぉっと! なんで声かけてくれないの!」

ダイヤ「なんですの、悪かったのでしょう? 努力不足ですわ」

鞠莉「ひどいっ」

果南「ちなみに何点?」

鞠莉「……さ、さんじゅう、はち……」

ダイヤ「……ひどいですわね」

鞠莉「だーってわからないんだもん!」

ダイヤ「あなた、帰国子女でしょう? 勉強は得意なんじゃなくって?」

鞠莉「それは偏見! 英語なら満点とれるよ絶対!」

ダイヤ「あなたこのままだと数学は、赤点ですわよ」

鞠莉「うん」

ダイヤ「うんって、あなた」

鞠莉「だからぁ、ダイヤ! わたしにお勉強教えてっ!!!」

ダイヤ「はあ?」

鞠莉「いいでしょダイヤ! もうダイヤは余裕でしょ、ならお願いっ」

ダイヤ「し、しかし」

鞠莉「ダイヤわたし、このままじゃ留年しちゃう」

ダイヤ「いやですわ」

鞠莉「なんで!」

ダイヤ「あなたとふたりきりになるなど、なにが起こるかわかりません」


鞠莉「なにそれ、意識してるってこと?」

ダイヤ「はあ!?」
34: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 00:29:08.90 ID:FqXBaqvI.net
鞠莉「と、いうか。誰もふたりでやるなんね言ってないもん」

ダイヤ「?」

鞠莉「果南も一緒!」

果南「え、わたし? わたしは一人でも……」


鞠莉「だーめっ! ダイヤの家でちょっと勉強しよ!」

ダイヤ「わ、わたくしの家ですの?」

鞠莉「だって広いし」

ダイヤ「しかし……」

果南「鞠莉、ダイヤにも少し迷惑だし、ウチにする?」

鞠莉「あ、果南の家か」

ダイヤ「いえ、それでは果南さんに迷惑がかかりますわ」

鞠莉「なんで果南ばっかりー」

ダイヤ「あなたが言い出したのですから、場所はあなたが提供すべきではなくって? 幸い……わたくしの家とは、比べものにならないほど大きな家らしい、ですし」


鞠莉「うえぇ……」
35: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 00:31:32.55 ID:FqXBaqvI.net
◇――――◇

ダイヤ「ホテルに住んでいるというのは……本当のようですわね」

鞠莉「疑ってたの?」

ダイヤ「ええ」

ダイヤ「それにしても……景色が綺麗ですわ」

果南「こんなところに住んでるって、なんだかお姫様みたいだね」

鞠莉「プリンセス! じゃあダイヤは王子様ね」

ダイヤ「はあ?」

ダイヤ「そんなことを言ってるから39点など取るんですわ」

鞠莉「それを言われたら、つらいよねー」

ダイヤ「はぁ、お手洗いはどこですの?」

鞠莉「んー、部屋でて左だよ」

ダイヤ「わかりました。それまでに勉強の準備をしていますのよ」


鞠莉「はいはいわかったよー」

果南「ん、トイレは部屋の外なんだ」

鞠莉「ううん、中にあるよ」

果南「え、ならなんで」

鞠莉「ちょっと話があるの!」

果南「?」
36: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 00:32:32.50 ID:FqXBaqvI.net
鞠莉「これ、見て!」

果南「えっ……98点、これ鞠莉の?」

鞠莉「イエース!」ブイッ

果南「あの、どういうこと?」


鞠莉「――あのね果南、私ね……ダイヤのことが好きになっちゃったの!」


果南「へ?」

果南「あの、えっと、どういうこと?」

鞠莉「そのまんまの意味だよ」

鞠莉「Loveだよ、Love!!!」

果南「え? ま、鞠莉は女の子のことが、好きだったの?」

鞠莉「うん」

果南「そ、そうなんだ。それで、ダイヤのことが」

鞠莉「そうなの! だから、協力して?」

果南「だから口実作るために低い点数で言ったんだ」

鞠莉「そう!」


果南「まあ協力は構わないけど、なんだか未だに信じられないっていうか」


鞠莉「うーん、そっかあ。そうだよねえ」
37: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 00:35:26.03 ID:FqXBaqvI.net
鞠莉「どうしようかな……でもでも、果南に見せるのはちょっと恥ずかしいな……」ボソボソ

果南「うん? なに?」

鞠莉「……」スルスル

果南「ちょ、鞠莉どうしたの!?」

鞠莉「えいっ」ズルッ

果南「きゃぁっ!」


果南「な、なんで下着脱いでるの! み、見てないから……見てないから早く着て!!」


鞠莉「――いいから、見て。これを見たら、信じてもらえる」

果南(な、なに急に真面目な感じに……み、みる? どういうこと、わけがわからないよ……)


鞠莉「果南、お願い」

果南「み、みるよ? みるからね!?」


果南「――!?」


鞠莉「どう? これ、本物なんだよ」


果南(ち、ちいさいけれど……お、男の人の、が!?!?)
38: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 00:36:19.67 ID:FqXBaqvI.net
鞠莉「///」

鞠莉「その……生まれつきでね。男の人のと、ほとんど同じ機能をもってる。精子は作れないから……射精は出来ても、妊娠は、させられないんだけど。それ以外は、ほぼ同じ」

果南「同じ……」

果南「///」

鞠莉「そう、女の子と一つになることだって、できる。コレから来る、男の人特有の攻撃的な性欲だって、ある」

鞠莉「なんでだろう、それはね女の子にしかわかないんだ。コレの本能、かな。だからなのか……恋愛対象は、女の子なの」

鞠莉「……ごめん、びっくりさせちゃったね」

果南「……えっと、うん」

鞠莉「あはは……そんなに深刻な表情しないでよ」

果南「いや……ごめん」

果南「でも、信じるよ」

果南「今の世の中、男の人は少ないし……同性愛に走る人が多いのも事実だしね」


果南(そっか、だから鞠莉は着替えの時とかバレないようにどこかに行っちゃうんだ)

鞠莉「果南はどっち?」

果南「私は……多分ストレートだと、思うけど……」
39: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 00:39:05.14 ID:FqXBaqvI.net
鞠莉「果南くらいスタイルが良かったら、男の人は飛びついてくるよ♡」モミモミ

果南「ちょっとー!!!」ブンッ


鞠莉「……そろそろ戻ってくるかな」スルスル

果南(あれ、下着を履いたらほとんどわからないね……まあ多分大きくはなかったし)


鞠莉「あー言えてすっきりした!」

鞠莉「……気持ち悪い?」

果南「き、気持ち悪くなんかない!!」

鞠莉「ほんとう? よかった」

鞠莉「普通の状態なら誰にでも興奮するわけじゃないから、安心して」

果南「うん、私も出来る限り協力するね」

果南「それにしても、ダイヤかあ……難しそうだね」ムムム

鞠莉「そうなの、ガード硬くってさー。あんな人初めて」

果南「って……キスしたって言ってなかった? 勢いあまりすぎだよ……」

鞠莉「えーそうかな。だって好きなんだもん」

果南「でもほら、それだけじゃ……」

鞠莉「駆け引きとか、我慢とか、そういうのは考えない!!」

鞠莉「どうやってダイヤに好きになってもらえるかだけ!」

鞠莉「がんがん攻めるの! アタックあるのみ!」

鞠莉「だってダイヤはとってもキュートだから、早い者勝ち、でしょ?」

鞠莉「やだやだ、他の人に盗られたくないっ!」


果南「う、うーん、それはいいと思うんだけど、さ」

鞠莉「?」

果南「というかダイヤ遅くない?」
40: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 00:40:07.91 ID:FqXBaqvI.net
鞠莉「だってトイレ、この階の端っこだもん♡」

果南「あぁ……」

鞠莉「で?」

果南「相手が異性ならそれでいいと思うけど……同性でしょ? まずダイヤが同性にアタックされて響くかどうか……」

鞠莉「うーん、今までは全然攻めてれば……」

果南(……今まで?)

鞠莉「でもそっかー、どうせなら攻撃を効果的にしたいもんね」

ガチャッ

鞠莉「なんとかする! とりあえず、協力して!」



ダイヤ「――もう、どこまで歩かせるんですの」


鞠莉「おかえりダイヤ。仕方ない仕方ない♡」

ダイヤ「はぁ……鞠莉さん、わたくしがいない間、時間がありましたわよね?」

鞠莉「え?」


ダイヤ「勉強の準備がされていないようですけれど……」

鞠莉「あ、いやーこれは、あはは」

ダイヤ「果南さんもいたというのに、なにをしていたんですの」


果南「あ、いやほら……勉強に対する心構えを」

鞠莉「そう! なにごともメンタルは大事でしょ?」

ダイヤ「……まあいいですわ」


果南(鞠莉、ダイヤより点数いいのに……教えてもらうことできるのかな)
41: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 00:41:08.54 ID:FqXBaqvI.net
◇――――◇

鞠莉「んぅ……これは?」

ダイヤ「それはさきほどやったでしょう」

鞠莉は 「そうだっけ……」


果南(本当は余裕なくせに……)クスッ…


鞠莉「あ、思い出したよ!」

ダイヤは「そう、そうですわ」

鞠莉「すごい?」

ダイヤ「普通ですわ」

鞠莉「ご褒美にハグして?」

ダイヤ「意味がわかりませんわ」

鞠莉「ねえダイヤー、ハグしてくれないとモチベーションがでないよ」スリスリ

ダイヤ「あなたね……」

果南「――いいじゃんダイヤ、それくらいしてあげたら?」

ダイヤ「か、果南さんなにを……」


果南「鞠莉も、ダイヤがハグしてくれたら頑張るよね?」

鞠莉「……うんっ!!」
42: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 00:42:15.65 ID:FqXBaqvI.net
果南「あ、私もトイレに行ってくるね」

鞠莉(果南……)


バタン

鞠莉「ダイヤ♡」

ダイヤ「な、なんですのその目は……」

鞠莉「お願い」

ダイヤ「ハグをしたら……ほ、本当に勉強を頑張るんですの?」

鞠莉「誓う!」

ダイヤ「……わかりましたわ」

鞠莉「じゃあ後ろからお願い」

鞠莉「ほらほら、ハグ魔の果南を思い出して」ワクワク

ダイヤ「後ろから……こ、こうですの?」ギュッ…

鞠莉「……ん」

ダイヤ「……」

ダイヤ(鞠莉さん……いい香り……)

鞠莉「なんだか、安心するね。とってもホットな気分になるよ」

鞠莉(ど、ドキドキしてきた……///)

鞠莉(しかもだ、ダイヤの胸当たってる……///)

ムク…

鞠莉「やば……も、もう大丈夫!!!」スッ

ダイヤ「……わたくしにこんなことをさせたのですから、きちんとするように」

鞠莉「わかってるって、ダイヤ大好き♡」
43: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 00:42:46.20 ID:FqXBaqvI.net
ダイヤ「……」

鞠莉(果南の言ったとおりだなあ。全然効かないや)

果南(何か距離を縮められることでもあればなあ……)


ダイヤ「……ん、鞠莉さん、この雑誌は」

鞠莉「スクールアイドルっていうのがあるんだけど――」

ダイヤ「知っています!! µ’s! 鞠莉さんこそご存知ですの!?」

鞠莉「え、うん」

ダイヤ「いいですわよねµ’sの皆様。特にこのエリーチカ、とってもクールですわぁ……」ウットリ

鞠莉「……もしかして、好きなんだ? 私はよくわからないけど」

ダイヤ「知らないんですの?」

ダイヤ「これはですね――」
44: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 00:45:04.23 ID:FqXBaqvI.net
◇――――◇


果南「ふー……いい感じになってるかな?」

ガチャ

ダイヤ「そう! あの、伝説のアライズとの最終決戦……! 思い出すだけで涙が……っ」

鞠莉「なるほど!」



果南(……な、なんか仲良くなってる……)

果南「ちょちょちょ、どうしたの一体?」

ダイヤ「スクールアイドルですわ」

果南「き、きいたことはあるけど」

ダイヤ「鞠莉さんも好きだと言うことなので」

鞠莉(あれまだ好きだなんて……ま、いっか)

果南「勉強は……」

ダイヤ「あ……そうですわ鞠莉さん、こんなところをしている場合では!」

鞠莉「あーごめんダイヤ! わたし、嘘ついてた!」

ダイヤ「? こ、これ鞠莉さんの答案ですの!?」

鞠莉「うん……わたし、ダイヤと一緒に居たくて……ご、ごめんね?」

ダイヤ「……わ、わたくしよりも高い点数……」

ダイヤ「……わかりました、心配はないようですわね」

ダイヤ「鞠莉さん、わたくしがあなたより低いだなんて納得が行きませんわ」

鞠莉「別にどっちでもよくない?」

ダイヤ「よくありません!! 本番、あなたに勝ってみせます」

鞠莉「なるほど勝負だね! わかった、じゃあ――ダイヤが私に負けたら、デートしてね?」

ダイヤ「はああ!?」

鞠莉「だって私に勝つんだから問題ないよね?」

ダイヤ「ぐぐぐ……わかりましたわ。望むところです」


鞠莉(やったぁ……どさくさに紛れてデートの約束しちゃった、あとは勝てばいいだけね♡)

果南(したたかというかなんというか……)
45: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 00:47:14.00 ID:FqXBaqvI.net
◇――――◇


鞠莉「もう少しでテストかあ。まあ余裕だろうし……」

鞠莉「ぅぅ。まただ……シたくなってきちゃった……」

鞠莉「あーあ、ダイヤと出来たらどれくらい気持ちいいのかなあ」

鞠莉「ぁぁ……想像するだけでゾクゾクしてきた……♡」

鞠莉「……今日はこの子、来てくれるかなあ?」

プルルルルルルッ

鞠莉「もしもーしっ、マリーだよ。ねえねえ今から来れない?」

鞠莉「うん、待ってるよー」

鞠莉「あー♡はやくしたいなぁ♡」
46: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 00:48:59.86 ID:FqXBaqvI.net
◇――――◇

テスト当日


果南(最近よく浦女の生徒が鞠莉の家に出入りしてる気がする)

果南(大体違う子だけど、そんなに仲良いのかなあ)

果南(まあ、色々あるのかな? 鞠莉は人と話すの得意そうだし)


鞠莉「よーしっ、ダイヤ、勝負だ!」

ダイヤ「ええ、勝つのはわたくしです」

鞠莉「あ、ちなみに私、英語は100点だよ絶対♡」

ダイヤ「え、英語は今関係ありませんわよね」ピキピキ

ダイヤ(え、英語はともかく、他のもので負けるなど許されませんわ。こんな、こんなちゃらんぽらんな人に……)

ダイヤ「英語だって、小さい時からレッスンをしているんですのっ!!」

鞠莉「……」ニコニコ

ダイヤ「むっ……」
47: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 00:50:55.94 ID:FqXBaqvI.net
◇――――◇


鞠莉「国語96点」

ダイヤ「……95点」

鞠莉「英語100点♡」

ダイヤ「……94点」

鞠莉「世界史97点」

ダイヤ「……96点」

鞠莉「生物97点」

ダイヤ「……95点」


鞠莉「じゃあ、数学……」

ダイヤ(うそ、うそですわ……わたくしが、わたくしが負けるなんて……そんなの、ありえませんわ……)プルプル…


鞠莉「98点」

ダイヤ「! ……98点」

鞠莉「え、同点?」

ダイヤ「そのよう、ですわ」

果南(ふたりとも頭よすぎでしょ……60点取って喜んでる私が馬鹿みたいだよ……)

鞠莉「うーん同点かあ」

ダイヤ「……」


ダイヤ(ひ、ひとつも勝てないだなんて……)ウルウル…
48: おやすみ。(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 00:53:27.88 ID:FqXBaqvI.net
鞠莉「えーどうしよっか。でもダイヤ、私にひとつも勝ってないんだから……デートしようよ」

ダイヤ「……こ、こんなの違いますわ! こんな、こんな……っ!!!」ウルウル

鞠莉(泣きそう……♡負けたのが悔しいんだあ♡かわいい♡)

ダイヤ「納得が行きませんわ! なんで、なんであなたの様な人に、わたくしが……っ」

果南「ま、まあまあダイヤ。ダイヤも凄い点数取れてるよ」

ダイヤ「……」

鞠莉「酷いこと言わないでよー、私だって頑張ったんだから」


鞠莉「――ダイヤと二人で遊べるって思ったら、勉強も辛くなかったよ♡」ニコッ


ダイヤ「……な、何を言ってますの//」


鞠莉「――決まりね、勉強終わった息抜きに、遊びにいこ♡」


ダイヤ「い、行くなんて一言も……」

果南「行ってあげたら? 鞠莉、頑張ってたみたいだし」

鞠莉「……」ニコニコ

ダイヤ「……」

ダイヤ「果南さんが、言うなら……」

鞠莉「やった♡」
60: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 17:00:33.65 ID:FqXBaqvI.net
◇――――◇

沼津市


ダイヤ「……鞠莉さん、まだですの」

ダイヤ「もう、2分も遅刻してますわ」


ダイヤ「自分から誘っておいてこれとは許せませんわね」イライラ


ダイヤ「わたくしなんて30分前から待っていますのに」

ダイヤ「なんですの、これではわたくしが待ちわびているようではありませんか」


ドンッ

ダイヤ「きゃっ――す、すみません」

ダイヤ「え……な、なんですの」

ダイヤ「……いえ」


ダイヤ(男の人の二人組……男の人と話すのは久しぶりですわ)


ダイヤ「え、これから遊びに?」

ダイヤ「あなたたちと?」


ダイヤ「あ、いえわたくしはこれから予定が」


ダイヤ「か、彼氏!? そ、そんなの……い、いませんわ……」//


ダイヤ「だ、だからわたくしはこれから予定があると!」

ダイヤ「か、かわいい? わ、わたくし、が?」
61: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 17:04:05.24 ID:FqXBaqvI.net
ダイヤ「だ、だめですわ! やめて、やめてください!!」


鞠莉「――ちょーっとちょっと、なにしてるの?」


ダイヤ「あ、鞠莉さん……」

鞠莉「えーダイヤばっかりイケメン二人組に声かけられて羨ましい♡」

鞠莉「え、可愛い? ふふ♡私のこと褒めてもなにもでないってばー」

鞠莉「でもごめんなさい! この子、私と付き合ってるのー」

鞠莉「だから、他の女の子に声かけてみてね♡」

鞠莉「ほら行くよダイヤ」


ダイヤ「え、あ……」

グイッ

鞠莉「チャオー」


タッタッタッ


鞠莉「ここまで来れば大丈夫かな? ダイヤ、平気?」

ダイヤ「……どうして遅刻したんですの」


鞠莉「あーいや、それは」
62: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 17:07:07.84 ID:FqXBaqvI.net
鞠莉「ごめんねっ!」


ダイヤ「それに、なんですの! あ、あなたとわ、わたくしが……付き合っている、だなんて」

鞠莉「あれはあの場所を切り抜けるための言葉だってー」

ダイヤ「な、納得ができませんわ! 変な噂が広まったらどうするんですの!!」

鞠莉「こうやって手を繋いで歩いてたらきっと他の人からもそういう風に思われるよ♡」

ダイヤ「なっ……」ブンッ

ダイヤ「そもそも、わたくしは黒澤家の人間ですわ。同性愛など、認められるわけがありません!!」

鞠莉「えー……黒澤家っていうのはケチンボばかりだね」

ダイヤ「なんですって?」

鞠莉「それよりダイヤ、少しくらい警戒心持った方がいいよ」

ダイヤ「?」


鞠莉「ダイヤは可愛いんだから、いくら男の人が少なくたって、声かけられちゃうよ」
63: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 17:13:48.72 ID:FqXBaqvI.net
ダイヤ「か、かわ……///」


鞠莉「わかった? ほっとけないよ、どこかへ行ったら困るもん。だから――手、繋ぐね」ギュッ

ダイヤ「ち、ちょっと……」

鞠莉「ね、お願い」

鞠莉「それに、可愛いのはとーぜん、なんでしょ?」

ダイヤ「あ、当たり前……ですわ///」

鞠莉(かわい……やば、本気で好きになっちゃった、かも……)


ダイヤ「……」


ダイヤ「……す、少しだけですわよ////」

鞠莉「うん♡」

ダイヤ「……」ドキ…ドキ


鞠莉「?」

ダイヤ「……」プイッ


ダイヤ(わ、わたくし、何を考えて!!)ブンブン
64: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 17:23:27.01 ID:FqXBaqvI.net
◇――――◇

鞠莉「あーん」

ダイヤ「……」

鞠莉「たべてよー」

ダイヤ「嫌ですわ」

鞠莉「はぁ、せっかくのデートなのにさー」

ダイヤ「デートだなんて、わたくしは一言も言っていませんわ」

鞠莉「照れちゃって」

ダイヤ「照れていません」

鞠莉「照れてる」

ダイヤ「うるさい」


鞠莉「ねーねー、ダイヤは、µ’sが好きなんでしょ?」

ダイヤ「まあ、そうですけれど」

鞠莉「エリーチカ?」

ダイヤ「ええ!」

ダイヤ「あのクールな表情……たまりません……」

鞠莉「じゃあじゃあ、エリーチカに告白されたら付き合う?」

ダイヤ「な……そ、そそそそそんなことあるわけがありません////」

ダイヤ「わたくしなんかが、あの方とだなんて……///」

鞠莉「仮だってば!」

ダイヤ「えっと、それは……」


鞠莉(付き合いたいってことかあ……)


鞠莉(なら私に魅力が足りないってことだねえ、だめだなー)
65: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 17:28:00.12 ID:FqXBaqvI.net
鞠莉「私、結構似てると思わない?」

ダイヤ「その髪色だけですわ、一緒にしないで」

鞠莉「はぁ、そっかぁ……」


鞠莉「µ’sの人たちも、女の子が好きだったんだってね」

ダイヤ「!?」

鞠莉「あれ、知らなかったの?」

鞠莉(デタラメだけど)

ダイヤ「そんな」

鞠莉「ただでさえ男の人が少なくて実質一夫多妻で、それなのに女子校通うなんて、大体そうなんじゃないかな?」

ダイヤ「……」


鞠莉「ま、ダイヤはダイヤの考えがあるんだと思うけど」

ダイヤ「あなたは、女性が好き……なんですの」


鞠莉「……」


鞠莉「うん!」
67: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 17:31:43.26 ID:FqXBaqvI.net
◇――――◇

ダイヤ「では、また」

鞠莉「うん、ありがとうダイヤ!」

鞠莉「ダイヤと一緒にいるの、楽しかったよ! また遊ぼう!」

ダイヤ「……」

ダイヤ「今日は、ありがとうございます。助けていただいて」

鞠莉「ああ、全然大丈夫! それより、ダイヤが男の人に話しかけられてて、ジェラシーだった!」

ダイヤ「意味がわかりませんわ」

鞠莉「ダイヤがおこちゃまだから?」

ダイヤ「わ、た、く、しは! 子供じゃありません!!」

ダイヤ「子供というのならあなたのその落ち着きのない性格と、遅刻をするという傲慢さが――」グイッ


鞠莉「ちゅっ♡」


ダイヤ「んんっ!?」


鞠莉「ふふっ、またダイヤとキスしちゃった♡」
68: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 17:36:37.37 ID:FqXBaqvI.net
ダイヤ「あ、あなた……/////」

鞠莉「海の向こうじゃこんなの、普通なんだよ?」

鞠莉「休み時間は恋人同士でキスばっかり♡」

鞠莉「わたしもしてみたかったんだー♡」

ダイヤ「わ、わたくしたちは恋人ではありませんわ!」

鞠莉「まあまあ、ありがと♡素敵な日になったよ♡ばいばい!!!」


鞠莉(押すのはこのくらいでやめようかなあ……)


ダイヤ「……」


ダイヤ「なん、ですのあの人……わたくしの唇を、2度も……」

ダイヤ「……」ドキドキ
69: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 17:39:32.66 ID:FqXBaqvI.net
◇――――◇

鞠莉「さあさあ、ダイヤとのデート楽しかったし、次は夜のエクササイズ、よね♡」

鞠莉「ほんと我慢できない……なんとかしたいけど……」

鞠莉「……」


鞠莉「あの子はいるかなー?」


鞠莉「初めての子だし、楽しみ♡」


果南「――鞠莉!」

鞠莉「あ、果南! シャイニー!」

果南「ダイヤとのデート、楽しかった?」

鞠莉「パーフェクト! 最高だった♡」

果南「それは良かったね――そうそう、鞠莉に用があって淡島ホテルへの入り方がわからないって、子が来てるよ」

鞠莉(普通にホテルだしねー、確かに入りにくいよね)

鞠莉「ああ、どこにいるの?」

果南「とりあえずうちの店の中を見てるけど、呼んでこようか」

鞠莉「お願いっ」


果南「呼んできたよー」

鞠莉「ありがとー」

鞠莉「ごめんねーわかりにくかったよねー」



鞠莉「――さ、いこ」グイッ…ササヤキ


果南(腰に手を回して……あんなべったり……)

果南(毎回思ってたけど、鞠莉……何かしてるんじゃ……訪ねてくる女の子も毎回可愛くて違う子だし)


果南「……」
70: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 17:41:30.75 ID:FqXBaqvI.net
◇――――◇


ダイヤ「女性が好き……」

ダイヤ「ほ、本当なんですの? こんな身近にそういう人がいたなんて」

ダイヤ「確かに最近多いとは聞いていましたけれど」

ダイヤ「……鞠莉さん、もしかして、わたくしのことが……好き、なんですの?」

ダイヤ「冗談だと、思っていましたが」


ダイヤ「そ、そんなわけありません! だとしても、わたくしは同性愛だなんて……」


ダイヤ「キス……二回も……」


ドキドキ


ダイヤ「や、やはり変ですわ。どうかしていますわ、今のわたくしは」
71: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 17:46:52.24 ID:FqXBaqvI.net
◇――――◇

鞠莉(いやー日本人の女の子って良いよね、なんだか奥ゆかしくって、本当にかわいい……最高だったなあ♡)



鞠莉「チャオー果南」

果南「おはよー」

鞠莉「ダイヤも」

ダイヤ「……お、おはようございます……//」

鞠莉(お?)


果南(反応が違う……)

鞠莉(よーし最高のタイミングだ)


鞠莉「ねえねえ果南きいてよー」


鞠莉「ちょっといいこと思いついたから協力して」ササヤキ

果南「?」

果南「またなにかするの?」ササヤキ

鞠莉「うんっ」


ダイヤ(鞠莉さん……果南さんとなにを話しているんですの……)

ダイヤ(べ、別に鞠莉さんが何を話していようと勝手ですわ!)
72: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 17:55:03.62 ID:FqXBaqvI.net
◇――――◇

果南「へー」

鞠莉「でねでね」ペチャクチャ


ダイヤ「……」チラ

鞠莉「なにそれー!」アハハ


果南『引くの?』

鞠莉『押してダメなら、引いてみる作戦!!!』

果南『うまくいくのかな』

鞠莉『王道だよ! 王道!』

鞠莉『日本人は面倒だねえ』

果南『郷に入れば郷に従えってね』

鞠莉『なるほどねえ』

鞠莉『ちょっとダイヤに興味なくすフリするから……果南に話しかけるね』

果南『ん、わかったよ』



果南(ほんとにちらちらこっちみてるし……)

果南(相当鞠莉のこと意識してるってことかなあ……すごいや、あのダイヤがあんな反応……)

果南(……鞠莉って、こういうこと慣れてるのかな)


果南(……どう考えても一回や二回付き合ったことがあるってレベルじゃない気がする。いや……世間の人たちはこれが普通で私がそういうのに疎いだけかもしれないけど……)
73: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 18:01:14.41 ID:FqXBaqvI.net
果南(昨日の女の子のこともあるし……)

果南(そういえば鞠莉ってどれくらい恋愛経験あるんだろ)


ダイヤ「……」モヤモヤ

ダイヤ「ま、鞠莉さん!」

鞠莉「んー、どうしたのダイヤ」

ダイヤ「あ、いえ……そ、その、昨日のことですが」

鞠莉「どのこと?」

ダイヤ「え、えっと……」


ダイヤ「……」


ダイヤ(か、考えていませんでしたわ……)

鞠莉「もーなにダイヤったら、わけわかんないのー」

ダイヤ「わけがわからないとはなんですの!」

果南(鞠莉と話したかっただけなんじゃ……あはは、確かにかわいいや)
74: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 18:03:11.23 ID:FqXBaqvI.net
◇――――◇

鞠莉「果南、あーん♡」

果南「え、ええ?」

鞠莉「いいから♡」


ダイヤ「!?」

果南「あむ、はぁ、こんなの初めてだよ」

鞠莉「たまにはいいでしょ」

ダイヤ「……」モヤモヤ

鞠莉(……想像以上に効くみたいね♡なんだ、ダイヤにはこっちの方が良かったんだ♡)

鞠莉(効果的だと気持ちいいよね♡)
75: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 18:04:05.38 ID:FqXBaqvI.net
◇――――◇

昼休み


ダイヤ「ん、あれは鞠莉さん、と……あの方は、先輩?」


ダイヤ「べ、別に、あの人が誰と話してようが関係ありませんわ!」

ダイヤ「……わたくし、どうしてあの人のことばかり」

ダイヤ「……」


果南(あの人は確か……この前話した先輩)


果南(……鞠莉が連れていった感じに見えたけど)


果南「ごめんダイヤ、先に行ってて!」


ダイヤ「え、ちょっと」

果南「トイレ行ってくる!」

ダイヤ「……はい」
76: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 18:22:48.20 ID:FqXBaqvI.net
◇――――◇

鞠莉「まいったなぁ……えと、わたし、付き合うとか、そういうつもりじゃなかったっていうか……」

鞠莉「な、泣かないで?」


果南(……なるほど、大体わかったよ)

鞠莉「ソーリー……ほ、ほんとにごめんなさい」

鞠莉「ね、だからお願い」

鞠莉「あと、私の身体のことも……うん、黙っててくれるんだ……ありがと」



果南(話を聞いてた感じ、あの人は鞠莉に手を出されて……)

果南(この調子じゃ、あの先輩一人だけってことはなさそうだね)

果南(もしかして、毎回違う女の子をホテルにつれこんでるのって……)

果南「……」


鞠莉「はぁ、もう。後腐れがないようにしてたつもりなんだけどな、難しいね」


スタスタ


鞠莉「ん、果南」

果南「さっきの人となにか話してたの?」

鞠莉「世間話だよ」ブイッ

果南「そっか」

鞠莉「……」


鞠莉「聞いてたの?」
77: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 18:27:16.65 ID:FqXBaqvI.net
果南「……」

鞠莉「はぁぁ、果南も趣味が悪いぞ」

果南「ちょっとだけ、気になったから」

果南「ねえ、やめなよ。そういう、こと」

鞠莉「……」

果南「ダイヤのことが好きなんでしょ!? それなのに、昨日も女の子連れ込んで!!」

果南「……ダイヤのことが好きなら……やめてあげて」

鞠莉「……べつに、まだダイヤと付き合ってないし」

果南「っ、そ、そうだけど!」


鞠莉「っ……うそうそ、こういうことはもうやめるよ。最低よね……。最初はダイヤとえっちしたいだけだったけど、今は――本気でダイヤのこと、好きだし」

果南「そう……」



鞠莉「いいよね、果南は」

果南「え?」

鞠莉「――普通の体でさ」


果南「……」


鞠莉「それじゃ!」ニコッフリフリ 
78: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 18:31:39.84 ID:FqXBaqvI.net
◇――――◇


鞠莉「……」

鞠莉「はぁぁ、今日も誰か呼んでしようと思ってたのに……なんだかそんな気分じゃなくなっちゃった」

鞠莉「……まあ、確かに誠実さとは真反対だったわね」

鞠莉「……」

鞠莉「でも……付き合うって、なにかしら」

鞠莉「わたしはちゃんと付き合ったこととかないしなー」

鞠莉「いっつもセックスしたら飽きちゃうし、みんななんだかんだ言ってさせてくれたし」


鞠莉「……ダイヤ、どうしたら私と付き合ってくれるかな」

鞠莉「それとも、こんな汚い私じゃ……」


鞠莉「……だめだなあ、こんなこと考えてても意味ないよ!」
79: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 18:34:32.78 ID:FqXBaqvI.net
◇――――◇


同性愛 世間体
クリック


ダイヤ「……」


同性愛 周りの目
クリック


ダイヤ「……わたしは、なんてものを検索して……」


ダイヤ「……」


プルルルルルッ

ダイヤ「……な、なんですのこんな時間に――ま、鞠莉さん……」


ダイヤ「……ごく」

ダイヤ「な、なにを緊張していますのわたくしは。電話対応も練習をしているでしょう」

ダイヤ「い、いえあの方には丁寧にしなくても」


ダイヤ「――もしもし」

鞠莉『ハロー』

ダイヤ「こんばんは、どうしたんですのいきなり」


鞠莉『んー……ダイヤの声が聞きたくなった!!』
80: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 18:38:15.93 ID:FqXBaqvI.net
ダイヤ「そんな理由でかけてきたんですの? 声は聞けましたね、じゃあ切りますわよ』

鞠莉『うんわかった、じゃあね』

ダイヤ「へ、ち、ちょっと待って」

鞠莉『?』

ダイヤ「ほ、ほんとに切るつもりなんですの!?」

鞠莉「え? だってダイヤが」

ダイヤ「……いえ、まあそうですけれど……」

鞠莉「ふふっ、ねーねーダイヤ。今度またダイヤの家に行っていい?」

ダイヤ『……どうして?』

鞠莉「私ね、思ったの。着物が着てみたいの!!!」


ダイヤ「着物? どうして急に……」

鞠莉「さっきテレビでやってたから! ねーねー、わたし小さい頃に一回着ただけでよく覚えてないの」

ダイヤ「……なるほど、お着物は余っていますし、わたくしも着付自体はできますし……」

鞠莉『ほんと!? お願いダイヤ』

ダイヤ(鞠莉さんの着物姿……)

ダイヤ「そ、そういうことなら仕方ありませんわね」//

ダイヤ「都合がよろしい日はいつですの?」


鞠莉「明日!」
81: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 18:40:09.54 ID:FqXBaqvI.net
ダイヤ「あ、あした? 相変わらず非常識ですわね……でも、まあ、明日なら昼以降なら問題ありませんわ」

鞠莉「14時ごろでいい?」

ダイヤ「ええ」

鞠莉「じゃあ、その時間に行くから!」

鞠莉「じゃあねー!」

プツッ

ダイヤ「はぁ……準備をしないとですわ」

ダイヤ「わざわざあの方のために、こんな手間を……」


ダイヤ「でも、悪くない、かもしれませんわね……」
82: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 18:42:12.24 ID:FqXBaqvI.net
◇――――◇


ルビィ「おねえちゃん、どうしてお着物着てるの?」

ダイヤ「わたくしの友人が、着てみたいと言うの。ですからその準備でわたくしも一応着てみたの」

ダイヤ「まあ、普段から着てるから新鮮味はないとは思うけど」

ルビィ「うん」

ダイヤ「ルビィもたまには着てみなさい」

ルビィ「ええ、でもルビィは……」


鞠莉「――ダイヤー!!」

ルビィ「この声は……」

ダイヤ「はぁぁ……相変わらず頭に響く声ですわ」


スタスタ

ガララ
84: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 18:43:59.97 ID:FqXBaqvI.net
ダイヤ「お待ちしておりましたわ。また遅刻をするのかと」

鞠莉「……おお」

ダイヤ「?」

鞠莉「着物姿、ね……グレイト……」

ダイヤ「そういえば、見せるのは初めててましたわね。普段から着ていて、わかりませんでしたわ」


鞠莉「ダイヤ、すっごく綺麗」


ダイヤ「と、当然ですわ///」

ダイヤ「さ、こちらへ」


鞠莉「大和撫子ってやつ?」

ダイヤ「どうでしょうか」


鞠莉「きっとそうだよ」
86: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 18:50:16.17 ID:FqXBaqvI.net
◇――――◇


ダイヤ「はい、これで終わり」

鞠莉「これでいいの?」

ダイヤ「ええ、あちらに鏡がありますから見てみるといいですわ」

鞠莉「どうかな、似合ってるかな?」キャッキャッ


ダイヤ(かわいい……)ドキドキ

ダイヤ「え、ええ、とても似合っていますわ」

鞠莉「本当? じゃあみちゃおうかな」

スタスタ

鞠莉「おぉ……」

ダイヤ「どう?」

鞠莉「うん、すごい……着物、だね。初めて着たよ」

鞠莉「ふふ、ありがとう、こんなの着られる機会ないもんね」

鞠莉「あ、すごい髪の毛もアップスタイルに……美容師さんみたい!」

鞠莉「私もこういうの得意だけど、ダイヤも出来るんだ」

ダイヤ「ええ、意外と得意なんですの」

鞠莉「いつもストレートなのに」

ダイヤ「場面によっては変えています」

鞠莉「ふぅん……すごいっ」ジロジロ

ダイヤ「あなたこそ、毎日毎日編み込み、大変そうですわ」

鞠莉「もう慣れちゃったよ!」
87: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 18:50:52.14 ID:FqXBaqvI.net
鞠莉「それにしても、私が着ると外国人観光客みたい!」

ダイヤ「ふふっ、そうですわね。外国の方もお着物が着たいということで日本に来る人もいますもの。やはり女性として……一度も着ないというのもかわいそうだと思いましたから」


鞠莉「えへへありがとう! ねね、写真撮ろ!」

ダイヤ「撮って差し上げましょうか」

鞠莉「ううん、ふたりで映るの!」

鞠莉「ほら、もっと寄って」ギュッ

ダイヤ「////」

鞠莉「スマイルスマイルー」

ダイヤ「ち、ちょっと、近い……ですわ//」ドキドキ

カシャッ


鞠莉「うん、いい感じ! あとで送っておくね」

鞠莉「これ着てるときちっとしなきゃって気持ちになるね! だからダイヤはいつでもきちんとしているんだ!」

ダイヤ「それもありますわ、着物を着ると気持ちが引き締まりますから」


ルビィ「――お茶とお菓子持ってきたよ」

ダイヤ「ありがとうルビィ」

鞠莉「みてみてルビィちゃんどう!?」


ルビィ「わ……す、すっごく、綺麗です……」

鞠莉「えへへ、嬉しいなあ」
90: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 20:35:55.89 ID:FqXBaqvI.net
◇――――◇

ダイヤの部屋


鞠莉「んー、着物着るのって、ちょっと疲れるね」

ダイヤ「慣れていないとそうかもしれませんわね」

鞠莉「ちょっと眠くなってきちゃった、ふぁぁ」

コテン

ダイヤ「ま、鞠莉さん、私にくっついて眠らないでいただけます?///」

鞠莉「んぅ……」ウトウト

ダイヤ「……」ドキドキ

鞠莉「ダイヤ」

ダイヤ「……なんですの」


鞠莉「……好き」ギュッ


ダイヤ「な……なっ////」

ダイヤ「あなた、いきなりなにを!!」

鞠莉「ほんとのことだよ、私ダイヤのことが本気で、好きなの」ジッ


ダイヤ「……っ///」ドキドキバクバク


鞠莉「ダイヤ、嘘だと思うなら、私の目を見て」

鞠莉「わたしと、付き合ってよ」



ダイヤ「……だ、だめですわ」
91: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 20:39:34.58 ID:FqXBaqvI.net
鞠莉「なにが?」

ダイヤ「女の人同士なんて、だめに、決まって……」

鞠莉「そんなの、誰が決めたの」

鞠莉「外国では、結婚だってできるよ。この調子なら日本でだって、時間の問題」

ダイヤ「だめ、だめに決まってる! わたくしは、わたくしがそんなことに、染まってはいけないの! わたくしは、黒澤……」


鞠莉「ダイヤだよ、名字なんて、関係、ないよ」

ダイヤ「やめ、て……」

ダイヤ「あなたといると、わたくし、おかしくなってしまう。考えてはいけないことを、考えてしまう。気持ちが、ぐちゃぐちゃに、なってしまう」

ダイヤ「もう、やめて……わたくしを惑わせないで……」

鞠莉「ダイヤの気持ちが知りたい、だめとかそういうのは後で考えようよ」

ダイヤ「わたくしの……」

鞠莉「うん」

ダイヤ「……気がついたら、あなたのことを考えていますわ」

ダイヤ「話している時も、心が、高鳴ります」

ダイヤ「なにをしているのかが、無性に気になりますわ」

鞠莉「うん」


ダイヤ「――そう……これが、恋なのですね」


鞠莉「……それってダイヤも、私のことが好きってこと?」
92: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 20:43:48.84 ID:FqXBaqvI.net
ダイヤ「……///」


ダイヤ「……ええ、そう、ね。認めたくは、ありませんわ」


ダイヤ「こうして抱きしめられていると、どうにかなってしまいそう……」ドキドキ

鞠莉「じゃあ私たち、付き合おうよ」

ダイヤ「い、いけませんわ……わたくしは、遊びで恋愛などするつもりは……ありません」

鞠莉「なにそれ、私、遊びのつもりなんてないよ、本気だよ」

鞠莉「ダイヤは、結婚するって決めた相手とだけ恋愛するつもり?」

ダイヤ「……」

鞠莉「……恋愛、しないつもりなの? この辺の有名なお家同士でお見合いでもして、好きでもない相手と結婚するの。それもいいかもしれないね。でもね、その人は何人も奥さんがいるかもしれないよ。ダイヤのこと、全然愛してくれないかもしれないよ」

鞠莉「一生愛されないってことも、考えられるよ。それに、結婚しちゃったら、今ダイヤが抱いてる気持ちは、本当の意味で一生抱いちゃいけない気持ちになるよ」

ダイヤ「っ……」

鞠莉「私ならダイヤだけを愛せる」

鞠莉(ダイヤ、だけ……)


鞠莉「黒澤の名前だけじゃなくて」

鞠莉「黒澤ダイヤを愛すよ」


鞠莉「……誓うから」


ダイヤ「……わたくし、だけ」


鞠莉「うん」
94: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 20:47:21.41 ID:FqXBaqvI.net
鞠莉「ダイヤ、ダイヤは自分が思っている以上に、自由だと思うの。自分で、自分のことを縛り付けているだけよ」

ダイヤ「……あなたと、そういう関係になったら、わたくしは、どうすればいいんですの」

ダイヤ「なにも、わかりませんの」

鞠莉「何も変えなくていいよ、わたしが教えてあげる」


ダイヤ「……鞠莉さん」

鞠莉「ダイヤがお家のために、お見合いで結婚したいってどうしてもどうしてもって、言うなら、それは止められない、かもしれない。でも、それまでに一回くらい……恋愛、してみない?」

ダイヤ「……」

ダイヤ「本当にわたくしで、いいんですの」

鞠莉「うん」

ダイヤ「じゃあ……」

ダイヤ「――お願いしても……いい、んですのね」

鞠莉「……うん」

鞠莉「いよっし! わたし帰るね!」スッ

ダイヤ「へ」


鞠莉「ダイヤと恋人になれたし! な、なんかこのままいると、恥ずかしいし……」

鞠莉「ふふっ、とりあえずまた学校でってことで!」

ダイヤ「随分急ですのね……」

鞠莉「もっとくっついてたかった?」

ダイヤ「そ、そういうわけでは!」


鞠莉「まったくダイヤちゃんたらラブリーなんだからあ♡」ナデナデ


ダイヤ「……触らないでいただけますか」
95: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 20:47:57.77 ID:FqXBaqvI.net
鞠莉「いいでしょ、もう私たち、カップルなんだから」

ダイヤ「か、カップル……」///

鞠莉「そうそう、カップルだよ」


鞠莉「じゃ、帰るから! 本当に今日はサンキューだよ!!」


ダイヤ「お見送りを……」

鞠莉「いいっていいって!」

ダイヤ「そういうわけにはいきません。客人の方は最後までおもてなし致しませんと」

鞠莉「頑固なんだから」

ダイヤ「褒め言葉として受け取っておきますわ」

スタスタ


ダイヤ「ルビィ、鞠莉さんがお帰りよ」
96: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 20:48:46.53 ID:FqXBaqvI.net
ルビィ「は、はい!」

鞠莉「ルビィちゃんまで」

ルビィ「あの、鞠莉さんお着物姿、綺麗でした!」

鞠莉「ふふ、ありがと」

ダイヤ「また学校であいましょう」ペコリ

鞠莉「うん、私たちもう恋人なんだから、会いたかったら遠慮なく言ってね♡」

ルビィ「恋人?」

ダイヤ「ま、鞠莉さんあなたなにを!!!」



鞠莉「チャオー!!!」


ダイヤ「くっ……最後の最後まで」

ルビィ「おねえちゃん、鞠莉さんと恋人、なの……?」

ダイヤ「る、ルビィにはまだ早いですわ」

ルビィ「……」
97: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 20:54:26.26 ID:FqXBaqvI.net
◇――――◇


鞠莉「はぁっ、はぁっ、ダイヤ、ダイヤ♡」


鞠莉「あっ……♡♡ぅ……♡」

鞠莉「はぁ、はぁ」

鞠莉「やっぱり、一人でするのは物足りないわね……」

鞠莉「付き合えたはいいけど、コレどうしよう」

鞠莉「前まではすぐにセックスまで持ち込むことしか考えていなかったけれど……」

鞠莉「なんで、なんで怖いって思うのかしら……」

鞠莉「こんなに嫌われたくないって、思うなんて」


鞠莉「はぁぁ、だめね、いつだってポジティブシンキングを貫いてきたのに」


鞠莉「……どうしよう、他の人に手を出すわけには、いかない、し……」
98: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 20:57:48.69 ID:FqXBaqvI.net
◇――――◇

鞠莉「ダイヤー! シャイニー!」ギュッ

ダイヤ「もう、朝からなんですの」

鞠莉「あれ、どうしてそんなに冷静なの?」

ダイヤ「ここは学校です、いちいいそんなことで揺さぶられるわけにはいきませんから。学校であんな風にベタベタしないで」

鞠莉「またあのかわいい顔が見たかったのに」ナデナデ

ダイヤ「また今度にして」

鞠莉「ちぇっ」


鞠莉「あ、果南チャオー」

ダイヤ「おはようございます」

鞠莉「ねーねー果南! わたしダイヤと付き合えたよ!」

ダイヤ「ちょっと!!」

鞠莉「果南は大丈夫、そのこと知ってるから」

果南「本当に!?」

鞠莉「うんっ」

ダイヤ「え、えっと///」


果南「鞠莉から相談受けててね、ダイヤと鞠莉がふたりきりになれるようにしたり、私なりに色々サポートしてきたつもりなの」

鞠莉「うん、私達がこうやって付き合えてるのも、果南のおかげ!」
99: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 21:01:12.07 ID:FqXBaqvI.net
果南「そこまでではないと思うけどね」アハハ…


ダイヤ「な、なるほど……」

果南「まさか本当にダイヤと付き合っちゃうなんてね」

果南「鞠莉ねずっと好き好きって言ってたんだよ」

ダイヤ「そ、そうなんですの////」

鞠莉「もうっ、そういうこと言うのはナンセンスだよ!」


果南「ごめんごめん、私も嬉しくって」

ダイヤ「……」

鞠莉「世間はダイヤが思ってるより、厳しくないでしょ」

ダイヤ「……」

鞠莉「もう、そんな暗い顔、しないでよ!」ギュッ

ダイヤ「ぅ//学校でそういうことはやめなさいっ」


鞠莉「えー、けちー」


果南「ふふふ」
100: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 21:05:26.73 ID:FqXBaqvI.net
◇――――◇


2週間後



鞠莉「……」

鞠莉「ねえ、果南……」


果南「なに?」

鞠莉「……」

果南「どうしたのさ、急に。ダイヤが待ってるよ」


鞠莉「……あ、あれ何言おうとしたか忘れちゃった!!!」

果南「え?」

鞠莉「うーん、また思い出すよね!」

果南「……」

果南(なんか変……なにか、言いたそうだった)


鞠莉「ダイヤ! お待たせ」

ダイヤ「忘れ物をするだなんて、抜けすぎですわ」

鞠莉「ダイヤのことばっかり考えてたからだって」

ダイヤ「そ、そんなこと言っても、だめですわ」

鞠莉「ねえ、今日さちょっとでいいからダイヤのうちに寄らせてよ」

ダイヤ「なにか用ですの?」

鞠莉「用はないけど、ダイヤとふたりきりになっていたいっていうのじゃだめかな」

ダイヤ「……わ、わかりましたわ」

ダイヤ「///」

鞠莉(かわいい♡)
101: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 21:11:11.89 ID:FqXBaqvI.net
◇――――◇

鞠莉「一時間しかいられないのかー」

鞠莉「ま、ダイヤは忙しいし仕方ないよね」

ダイヤ「あなたこそ、色々なことをしているんでしょう」

鞠莉「大丈夫大丈夫!」


ダイヤ「そういえば鞠莉さん――」

鞠莉「マリーだよ!」

ダイヤ「? わたくしがあなたの名前を間違えていると?」

鞠莉「そういうことじゃなくって!」

鞠莉「せっかく恋人になったんだよ、さん付け、やめようよ!」

ダイヤ「い、いえしかし……わたくしが敬称をつけないのはルビィだけで……それ以外の方には失礼ですし」

鞠莉「一回だけ!」

ダイヤ「だめです」

鞠莉「なんで!」

ダイヤ「……今までしてきたことを急に変えるのは……」

鞠莉「……けち」

ダイヤ「ケチじゃありませんわ」

鞠莉「唐変木」

ダイヤ「なんですか?」

鞠莉「だってそうだよ!」

ダイヤ「わたくしは――」

鞠莉「ま、そういうところも好きだけどね」

ダイヤ「……な、なにを////」

鞠莉「ねえねえ、ダイヤからハグ、してよ」

ダイヤ「え」
102: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 21:13:51.95 ID:FqXBaqvI.net
鞠莉「キスも、いつも私からだよ」

ダイヤ「し、しかし……」

鞠莉「たまには、ね?」

ダイヤ「……わたくしには、そんなの……」

鞠莉「……そっか」

ギュッ

鞠莉「じゃ、いつも通りちょっとこうしてようね」

ダイヤ「……はい」//

鞠莉(いい香り……)



鞠莉(最近セックス、してないなあ。ひとりでしてばっかり……)

鞠莉(ダイヤとしてみたい……きっと、可愛いよね)

鞠莉「はぁ……はぁ……」

ダイヤ「鞠莉さん?」

鞠莉(この綺麗な顔、どんな風に歪めてくれるんだろう……どんな声を聞かせてくれるんだろう)

鞠莉(いつもみたいにキスをして、身体を触って――)


スッ…サワッ

ダイヤ「――な、なんですの!?」バッ!
103: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 21:18:17.75 ID:FqXBaqvI.net
鞠莉「え、いや……」

鞠莉(ほ、本気で嫌がられた気がする……)

鞠莉(困ったなあ……これじゃ無理やりになる気しかしない……私のコレ見せられるわけ、ないね……絶対嫌われる)

ダイヤ「……」

ダイヤ(先ほどの触り方……今までとは明らかに違いましたわね……ねっとりしている、といいますか……一体……)


ダイヤ(そういえばこういう関係になってから身体を触られるのは初めてでしたわ……。以前まではことあるごとに胸を触られていたような気がしますけど)

鞠莉「……」

ムラムラ…

鞠莉(だめ……このままここにいたら、抑えられなくなる……)


鞠莉「ごめんダイヤ、わたし帰るね!」

ダイヤ「いきなりどうしたのです?」


鞠莉「用事思い出しちゃって! また学校でね!」

ダイヤ「はぁ、落ち着きがないんですのね」

ダイヤ「わかりましたわ、行きましょうか」
104: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 21:25:43.48 ID:FqXBaqvI.net
◇――――◇

鞠莉「……」

鞠莉「あ、もしもし果南グッドナイト?」

果南『うーん、普通かなあ。鞠莉はいつも楽しそうだけど』

鞠莉「ふふふ、そうだよいつもハッピーだよ!」

果南『あはは、羨ましいよ。で、どうしたの電話なんて珍しい』

鞠莉「あ、うん……」

果南(あれ、なんか様子が変……今日の帰り際もそうだったし)

鞠莉「あの、さ……果南は私のアレを見て、どう思った?」

果南『アレ? ……あ、ああ……アレのこと///』

鞠莉「うん……」

果南『びっくりした、かな?』

鞠莉「それだけ?」

果南『それだけって、えっと、不思議だなあ、とか……は、初めて見たなあ、とか……//」

鞠莉「あ、初めてだったんだ?」

果南『//へ、へんなこと聞かないで!」
105: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 21:32:40.92 ID:FqXBaqvI.net
鞠莉「あはは、ソーリーソーリー」

果南『……どうしたの? なにかあったの?』

鞠莉「……ううん、なんでもない。ありがとね果南!」

果南『本当に大丈夫?』


鞠莉「平気平気! 私に悩みなんてないのー!」

鞠莉「じゃあね果南! また!」

果南「あ、うん。またね」


鞠莉「はぁぁ……」

鞠莉「シたい……今まではしようと思えばいつでも出来たのにーっ!!」


鞠莉「だめね、本気で好きになっちゃうとこんな風になるのね、私……」



鞠莉「……」ムラムラ
106: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 21:33:46.10 ID:FqXBaqvI.net
◇――――◇

二週間後


鞠莉「はぁ……」

ダイヤ「あの、果南さん」

果南「?」

ダイヤ「ま、鞠莉さんのことなんですが……」

果南「最近なんだか元気ないよね……なんか抑えてるっていうか」

ダイヤ「落ち着きがあるのは良いことですが、今の状態は少し変ですわ」

ダイヤ「果南さん、何か心当たりはありませんの?」

果南「……心当たり、か」

果南(アレのこと、かな……? でもこれはまだ言っちゃだめだよね)

果南「ごめん」

ダイヤ「そうですか……。鞠莉さんが悩んでいることがあるなら力になってあげたいのですが……なんだかわたくしと会う度元気がなくなっているようで、わたくしが鞠莉さんに何かしてしまっているのかもしれませんわ……」ソワソワ
107: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 21:37:58.27 ID:FqXBaqvI.net
果南「そんなことはないと思うんだけど……」

ダイヤ「そうでしょうか……」シュン

ダイヤ「わかりました、何かあったら教えてください」

果南「うん……」


ダイヤ「鞠莉さん」

鞠莉「ん、どうしたの」

ダイヤ「あの……今日、鞠莉さんの家に行っても、よろしいですか?」

鞠莉「いきなりなに?」

ダイヤ「……特に用はないんですけれど」

鞠莉「……」

鞠莉「うん、わかった」
108: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 21:38:38.86 ID:FqXBaqvI.net
◇――――◇

船の上


鞠莉「ダイヤは私のことが大好きなんだからー」

ダイヤ「たまたま時間があっただけですわ。ほら、そういう時でないと、鞠莉さんの家に行くことなんて出来ないでしょう?」

鞠莉「素直になりなよ♡」

ダイヤ「わたくしは素直ですわ」

鞠莉「ふぅん?」

ダイヤ「鞠莉さんの家に行くと、ホテルに来た感覚になれますし、ね」

鞠莉「それが目的?」

ダイヤ「いえ、鞠莉さんと、二人きりになること……ですわね」

鞠莉「え」

ダイヤ「……」

ダイヤ「な、なんですの、わたくしがそういうことを言ったら、変?」

鞠莉「う、ううん///」



鞠莉(襲っちゃう……絶対、襲っちゃう、よ……)
109: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 21:42:24.96 ID:FqXBaqvI.net
◇――――◇

鞠莉「紅茶、好きなんだね」

ダイヤ「家では普通のお茶ばかりですから」

鞠莉「飲みたいって言えば?」

ダイヤ「親があまり好きじゃないんですの」

鞠莉「じゃあ、あげよっか?」

鞠莉「これ、まだあるから」

ダイヤ「でも……」

鞠莉「いらない?」

ダイヤ「……鞠莉さんが良いというのなら、是非頂きたいですわ」

鞠莉「ん、じゃあ帰りにもたせてあげる」

ダイヤ「ありがとうございますわ。ルビィも、喜びます」

鞠莉「ルビィちゃんにも好きになられたらどうしよう♡」

ダイヤ「くす、何を言っているんですの」


鞠莉「そしたら嫉妬する?」

ダイヤ「あなたが私のことを好きと言ってくれるのなら、そんな感情は起こりません」

鞠莉「なんだ、じゃあダイヤはずっと嫉妬してくれないんだ」

ダイヤ「……鞠莉さん次第、ですわね」

鞠莉「ふぅん」

ダイヤ「わたくし、あなたのことを信頼しているつもりですから」

鞠莉「そっかそっか♡」ナデナデ
110: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 21:43:26.87 ID:FqXBaqvI.net
ダイヤ「……」

鞠莉「怒らないんだ」

ダイヤ「……悪い気は、しませんから」

ダイヤ「あの鞠莉さん」

鞠莉「?」

ダイヤ「わたくし、何かしましたか?」

鞠莉「ど、どういう意味?」

ダイヤ「鞠莉さん、最近元気がないようなので……わたくしに何かできることがあれば、と……」

ダイヤ「でも、鞠莉さんはわたくしと一緒にいると、何か、思い詰めてしまっているようで……」

鞠莉「ダイヤ……」



鞠莉「そんな風に、考えてくれてたんだ……」

鞠莉(やばい……私、最低じゃない……)


ダイヤ「……」スッ

鞠莉「?」
111: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/25(金) 21:49:58.33 ID:FqXBaqvI.net
鞠莉「なにこれ、写真?」

鞠莉「あ、二人で着物着た時の……」

ダイヤ「形として、残すのがいいかと思ったのですわ」

鞠莉「写真立てまで……もしかして、これ」

ダイヤ「鞠莉さんに差し上げますわ。想い出として、残して頂けるならとても嬉しいですわ」

鞠莉「……ダイヤ」

ダイヤ「それに、その日は……私と鞠莉さんが……今の関係になった日……ですから」

鞠莉「///」

ダイヤ「ぜ、絶対に忘れないように、と」///

鞠莉「だ、ダイヤのくせになにロマンチックなこと言ってるの!」

ダイヤ「どういう意味ですの!?」

鞠莉「ふーんだ……じゃあ私も、ダイヤにいいものあげるね」

ダイヤ「?」

鞠莉「はいこれ、どーぞ」

ダイヤ「これは……オルゴール?」

鞠莉「うん、私ねオルゴールが好きなんだ」

ダイヤ「初耳ですわ」

鞠莉「私のパパはビジネスで忙しくて、私と中々会えなかったの。そんな時、オルゴールをプレゼントされてね……それ以来色んなオルゴールを集めたのよ」
115: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 00:08:35.92 ID:YeODkHxZ.net
ダイヤ「これはその中のひとつ、ということですのね」


 

鞠莉「――そうっ、ダイヤがマリーと離れてる時でも音色を聴いて思い出せるようにっ!」


 

ダイヤ「……本当にいいんですの?」

ダイヤ「高価なもののような気も、しますが」

鞠莉「遠慮しないでいいよっ」

鞠莉「あっ、タダより高いものはないってやつだね!」

ダイヤ「そ、そんなところですわね」

鞠莉「失礼ねえ、あ、ならなら……それ、預かっててよ」

ダイヤ「え?」

鞠莉「いつになるかわからないけど、返してね」

ダイヤ「……」

ダイヤ「わかりましたわ、相変わらず強引なんですのね」

鞠莉「今更ね」

ダイヤ「この音、聴いてみてもいいでしょうか?」
116: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 00:10:53.14 ID:YeODkHxZ.net
鞠莉「うんっ、箱をあけて……巻いて……」

~~~♪♪


ダイヤ「……綺麗な音色ですわね」

鞠莉「そうでしょ」

ダイヤ「……わたくし、あなたに出会えて……本当に良かったと、思っていますわ」

鞠莉「どうしたのよ急に///」

ダイヤ「いえ……」


ダイヤ「鞠莉……」ギュッ


鞠莉「!?!?/////」

鞠莉「だ、ダイヤから……こ、こんな……ハグしてくれるの、初めて……ね?」

ダイヤ「そうかも、しれませんわね」ドキドキ

鞠莉「……」///

鞠莉(やばい、やばい………////)

鞠莉「……ハァ……ハァ」

ダイヤ「あの、鞠莉……。わたくしにできることがあったら、言って」ムニュッゥ…


鞠莉(ダイヤ、いい匂い……も、う)

鞠莉「だ、いや……」ムクムク


ダイヤ「……?」
117: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 00:12:19.97 ID:YeODkHxZ.net
鞠莉「っっ!!」


鞠莉「――で、出て行って!!!!」


ダイヤ「え……?」

鞠莉「お、お願い、お願いだから……っ」プルプル…


ダイヤ「ぁ……すみ、ません……」スッ…

ダイヤ(一体、なにが……)

ダイヤ(わたくしに、抱きつかれるのが……嫌だったのでしょうか……)

ダイヤ「……また、学校で」

鞠莉「ダイヤ」

鞠莉「……ごめんね」

ダイヤ「……いえ」


バタン…




鞠莉「最悪ね……」
118: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 00:14:03.91 ID:YeODkHxZ.net
◇――――◇

鞠莉「お、おはよーダイヤ!」

ダイヤ「おはようございます」

鞠莉「あ、えーと……」

ダイヤ「昨日はすみませんでした、わたくしが余計なことをしたばかりに」

鞠莉「な、なんでダイヤが……ほんとにごめんっ」

ダイヤ「いえ……」

果南「――おはよ、二人とも」

ダイヤ「おはようございます」

鞠莉「チャオー」

鞠莉「……」

ダイヤ「……」

果南「……?」
119: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 00:15:34.54 ID:YeODkHxZ.net
◇――――◇

果南「なにかあったの……?」


鞠莉「……えっと」

鞠莉「わたしのせいで……」

果南「話してくれる……?」

鞠莉「……うん」

◇――――◇

果南「確かに、それは……ちゃんと話し合った方がいいかもね」

鞠莉「でも、これを知られたらっ……」

果南「……」

鞠莉「ダイヤに、拒絶されちゃう」

果南「拒絶、か」

果南(ないとは、いえないよね……ダイヤの場合貞操を保とうと、するだろうし)

果南(それとも、ダイヤは優しいから鞠莉を見兼ねて……させてくれるかも、しれない)

果南(五分五分ってところ、かな……)


果南「とりあえず様子見して、謝った方がいいのかもしれないね」
120: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 00:22:25.65 ID:YeODkHxZ.net
鞠莉「そうする……」

鞠莉「果南……」

果南「?」


鞠莉「――我慢出来なくなったら、どうしよう……」ブルブル…


鞠莉「今も、誰かとシたくて、たまらないの……いうダイヤを襲っちゃうか、わかんない……。でも、もうこれ以上ダイヤを裏切りたく、ないっ……わたしっ」

果南「鞠莉……」

鞠莉「私のこれ、普通の男の人のと、違うの……快楽の度合いが、全然違うの……だから脳みそが、おかしく、なるんだって」


鞠莉「病院で診てもらったことあって、その、私は中毒に、近いって……っ」


鞠莉「でも、切除とかしちゃうと……色々繋がってて、女の機能もダメになっちゃうみたいでっ……どうしようも、なくて」

果南「……っ」

鞠莉「いっそのこと、切っちゃおっか……今の私、女って、言えるかどうか……」

果南「鞠莉……」

果南「ダイヤに、話してみる……? わたしも、一緒に話してあげるよ……」



鞠莉「いま言ったことは話さないでっ!!」
121: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 00:26:31.00 ID:YeODkHxZ.net
果南「うん、鞠莉にソレがあることだけ、あとは、鞠莉に任せる」

鞠莉「……」

鞠莉「……うん、お願いしていい?」

果南「おっけ、じゃあどうしよっか……」

果南(中毒に近い、か……だから、鞠莉は定期的に女の子を連れ込んで)

果南(今は我慢してる状態……)

鞠莉「ならダイヤの家に泊まろう! やっぱり深夜の方がそういう話、したくなるでしょ!」


果南「あはは、まあね……」


鞠莉「よしっ、そうと決まったらっ」
122: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 00:30:37.26 ID:YeODkHxZ.net
◇――――◇
ダイヤの家


ダイヤ「騒がないこと、いいですわね」

鞠莉「大丈夫だよ、ねえ果南」

ダイヤ「心配なのはあなたですわよ、鞠莉さん」

鞠莉「もーいちいちうるさいなあ、果南もそう思うよね」

果南「い、いやあ……」


◇――――◇




果南「そういえばさあ」

ダイヤ「?」

果南「ふたりの惚気話、聞かせてよ」

ダイヤ「え!?」

鞠莉「お、ガールズトークってやつねっ」


鞠莉「でもでも、果南には時々聞かせてたと思うけど」

ダイヤ「な!? なにを言っていたんですの!?」

鞠莉「んー、なにかな♡」

ダイヤ「い、いいなさいっ……」

果南「手を繋いだとかそういうの、だよ」

鞠莉「わたしたちキスも早かったもんねー」


ダイヤ「あなたが無理やりしたんではありませんか!」
123: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 00:35:57.87 ID:YeODkHxZ.net
果南「へえ……」


鞠莉「あ、そうだダイヤ、どうして私のことさん付けなの!?」


果南「確かに」

鞠莉「聞いてよ果南、この前呼び捨てしてくれたんだよ、鞠莉って!」

ダイヤ「そ、それは!! 空耳、ですわ……////」

果南「顔真っ赤、くす」


ダイヤ「なっ///」

鞠莉「また鞠莉って呼んでよダイヤー」

ダイヤ「き、気が向いたらにしますっ!」

鞠莉「えー」


ダイヤ「わたくしたちのことなんてどうでもいいんですっ!」

ダイヤ「果南さんはどうなんですの? 色恋沙汰は……」

果南「わたし? 全然っ、気配もないよ」

ダイヤ「でも、殿方と……き、キスや……せ、性行為も、したことがあるんですわよね?」


果南「――は?」


鞠莉「あ……」

果南「なにそれ、どういうこと? 私が? あ、あるわけないじゃん」///

ダイヤ「でも鞠莉さんが……」

鞠莉「あはは……」

ダイヤ「……うそ、ですわね?」
124: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 00:51:26.56 ID:YeODkHxZ.net
果南「鞠莉な、なに言ったの!?//」

果南「大体どうして」

鞠莉「いやー、ダイヤと付き合う前にね、キスがしたいなーって思って……。キスやセックスなんて普通だよってことを、言いたくて果南を……あはは」

果南「もお……デタラメばっかり……」

ダイヤ「あなた、どんなウソをついてるんですの……」

鞠莉「だって好きなんだもん、なにしてでも手に入れたいでしょ?」


ダイヤ「はいはい」


果南「ふふっ、お腹いっぱい見せてもらいました」

ダイヤ「な、なにをですのっ!!」

果南「ふふ、ダイヤはそういうことしたことあるの?」

ダイヤ「わ、わたしはっ///」


ダイヤ「――結婚までするつもりはありませんわ」


鞠莉「……」

果南「そっか……ダイヤらしいね、なんか」

鞠莉「キスは私としたよねー?」

ダイヤ「鞠莉っ!!!」

鞠莉「あ、鞠莉って呼んだ♡」

ダイヤ「っ……」 //


ダイヤ「もう、……お水を飲んできますわ。ふたりはいりますか?」


鞠莉「いや、いいよ」
125: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 00:53:37.98 ID:YeODkHxZ.net
果南「わたしもへーき」

ダイヤ「では行ってまいります」


鞠莉「……」


果南「で、いつ言うの? もうちょっとで眠っちゃうと思うけど」

鞠莉「……言わなくて、いいかな」

果南「え」

鞠莉「だって、結婚までする気ないって言ってたし……結婚は出来ないし……」

果南「……」


鞠莉「……1人で収めるから、平気……」


果南「そっか……ほんとにいいの?」

鞠莉「いいの、ごめんね……付き合わせたのに」

果南「ううん、私は構わないけど……」

鞠莉「……」
126: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 00:56:45.67 ID:YeODkHxZ.net
◇――――◇

鞠莉「あさ……ぅぅ、おさまんない……」ハァハァ////

鞠莉(ダイヤの寝顔可愛い……♡♡)

鞠莉(ん、果南?)

鞠莉(なんで起きたのかな、こんな朝早く。あ、走り行くのかな)

鞠莉(こ、ここで着替えるのね///)


鞠莉(う、ウエスト引き締まってて、だから胸もサイズよりおっきく、みえて……お尻も、きゅって、なってて//)

鞠莉(や、やば……興奮してきた……///)

鞠莉(……シたい、シたいシたいシたいシたいっ……果南とっ)

鞠莉(気持ちいいんだろうな……どんな風に喘ぐのかな……)ビンビンッ

鞠莉(運動着に着替えて、外へ行った……そっか、走るんだ)

鞠莉(……早朝だし、外って、だれもいない、よね)

鞠莉(……)ゴクッ…
127: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 01:00:16.67 ID:YeODkHxZ.net
◇――――◇
ダイヤの家の外


果南「……うんしょ、うんしょ……」

鞠莉「ハァハァ……」

鞠莉「か、なん……」

果南「……鞠莉? どうした、の?」

鞠莉「ハァハァ……たす、けて……わ、たし……も、我慢できないっ……」

果南「え……?」

ビンビンッ

果南(な、なにこれっ!? 鞠莉の股、あ、あんなに膨らんでっ……)

果南「ち、ちょっと鞠莉っ、まずいよっ……」

鞠莉「……ね、わたし、ほんとにもうっ……///」

果南「……」アトズサリ…

鞠莉「果南……///」ギュッ


果南「///」


鞠莉「んっ……ハァハァ……いい匂い……果南♡果南♡」
128: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 01:03:29.51 ID:YeODkHxZ.net
果南(鞠莉、全然冷静じゃないっ……鞠莉じゃない、みたい……)


果南「ちょっと鞠莉っ、しっかりしてっ! 鞠莉にはダイヤが!」

鞠莉「っ!! ご、ごめんわたし、なに、考えて――」


ダイヤ「――鞠莉……さん?」


鞠莉「え……?」


鞠莉「だ、ダイヤ……ぁ、あの、これは……」

ダイヤ(あの、股のふくらみは、なんですの……!?)

鞠莉(み、みられたっ……そ、それにわたしかなんに、ぁ、あああっ)


鞠莉「違う……ちがうのっ……わたしはっ!!」

ダイヤ「鞠莉さん……」


鞠莉「こ、来ないで、来ないでっ……ぁ、あああああああっ!!!!!」ダッッ



ダイヤ「鞠莉さんっ!」

果南「鞠莉!」


果南「追いかけようっ!」
129: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 01:06:17.88 ID:YeODkHxZ.net
ダイヤ「はいっ!」


鞠莉「はぁっ、はぁっ、隠れなきゃ……っ」

鞠莉「ぁ……こ、ここにっ」


鞠莉(人の家の庭……の茂みの中……ここなら)

鞠莉(ダイヤに、また不法侵入だって怒られちゃう……今回は本当だし)


鞠莉「……どう、しよう」

鞠莉(ダイヤに、全て見られた。私のコレがこうなってるところも、抑えきれなくなって、果南に迫ったところも……)

鞠莉「もう、だめ、ね……全部、終わり、よ」


鞠莉「ひっぐ……ダイヤ、ごめん、なさい……」


鞠莉(そこから結局、一時間くらい、私はここを離れることが、できなかった)
130: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 01:11:05.91 ID:YeODkHxZ.net
◇――――◇

ダイヤ「結局、見つかりませんでしたわ、……」

果南「……これ、鞠莉のサイフ……携帯は?」

ダイヤ「持って行ったよう、ですわね……」


果南「携帯持ってかれたなら、もう迎えを呼んでるかも、しれない」

ダイヤ「……」


果南「サイフと着替えは私が届けにいくよ」

ダイヤ「わ、わたくしもいきますわっ!」

果南「それはいいけど……なにも、聞かないの」

ダイヤ「……」

ダイヤ「今は、聞きません。鞠莉さんが、わたくしに直接言う時が来るまで」

果南「そっか……」

ダイヤ「わたくしは、これでも信頼しているつもりなんですのよ」


果南「うん……私から言えることは一つ、受け止めて、あげて欲しい……鞠莉も、苦しんでた」


ダイヤ「……はい」
133: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 01:18:24.47 ID:YeODkHxZ.net
◇――――◇

ダイヤ「え……」

果南「会えない……?」


果南「あの、忘れ物を」

果南「……わかりました、渡しておいてください」


ダイヤ「あの、本当に鞠莉さんに会えないのですか? どうして……」

ダイヤ「……会いたく、ない、から?」


ダイヤ「そんなっ、わたくしはっ!!!」


果南「待ってダイヤ……。この人は鞠莉の言うことを伝えてくれただけ……はい、また、来ます……」

スタスタ…


ダイヤ「……」

ダイヤ「果南さん、わたくしは、どうすれば……」


果南「とりあえず、土日あけるまで、待ってみよ。鞠莉が学校へ来て……それから、だよ」


ダイヤ「……わかりましたわ」
134: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 01:20:41.79 ID:YeODkHxZ.net
◇――――◇

 ――それから。


 土日が明け、月曜日。いつものように聞こえるはずの甘ったるい声が、聞こえて来ませんでした。


 机全体を眺めてみても、乱雑に入れられた教科書の類が目に入ってくるだけ。わたくしはあんな人に勉強で負けたのかと思うと、未だに恥辱の念が湧き上がってくるのを、感じました。


 あの時の、鞠莉さん。……明らかに異常な表情で、果南さんに……。あれは、発情、といえば良いのでしょうか。理性がなくなったような、獣じみた、目。

 触れないでおこうと、月曜日に会って直接話を聞こうとした私はそれが出来ないことを知って、すぐさま携帯電話を取り出しました。授業中だというのに、机の下で打ち慣れたパスワードを打ち込んでいきます。


 一番上に来ているのが当たり前になった、鞠莉さん宛のメール。一瞬、止まりそうになったけれど……すぐに、その戸惑いは消えていきましたわ。何があったのか、それよりも……大丈夫なのか、わたくしは……鞠莉さんの声が……聞きたい。


 たかが、二日間。会えなかっただけ、その二日間がまるで永久のように感じられて。このような感覚に陥るのはもちろん初めてでしたので、わたくしはいつものように、いえ、今までのように鞠莉さんがいない時間を潰しました。この月曜日を目掛けて。
135: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 01:21:44.06 ID:YeODkHxZ.net
 そして……今日も、明日も……3日後も……メールと電話が返ってくることはありませんでした。

 それ以降も鞠莉さんの自宅がある淡島へ学校帰りに行ってはプリントを届け、果南さんの家で……談笑をする日々が続きました。果南さんは、わたくしの話をいつまでも聞いてくれましたわ。鞠莉さん、鞠莉さんが……いなくなってしまった私の非日常を、なんとか……楽しい非日常にしてくれようとしていたのかも、しれません。

 鞠莉さんが学校から姿を消して10日が経った頃でした。いつものように……そう、いつものようになってしまった、鞠莉さんの机を眺める行為を朝一番にしていると……違和感に気がつきました。

 

 ――教科書が、ない……。

 

 その違和感は……すぐにある結論に辿り着きましたわ。そう、昨日鞠莉さんがここへ来て……教科書を、持ち帰った……。


 つまり……どういう、こと? 教科書を学校に置いておく必要がなくなった? 教科書を家に持ち帰る必要があった? どうして、なぜ?

 わからない……わからないこと、だらけでしたわ。
136: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 01:24:22.62 ID:YeODkHxZ.net
 その日のお昼休み、果南さんは職員室で鞠莉さんの名前が囁かれているのを、聞いたようでした。……正確な内容まではわからなかったようですが……。


 いやな、予感が……とても、とても……嫌な予感がしましたわ。とにかく……鞠莉さんに会いたい、鞠莉さん……わたくしはあなたに、なにをすれば……。


◇――――◇

鞠莉「ハッ……ハッっ……♡あっ♡あああっぁぁ♡♡」

鞠莉「ぅ……ぁ」

 頭がクラクラして、そのまま視界が暗転してしまうのをなんとか堪える。もう薄くなって、ほとんど透明な液体と化したものが……ぐっしょりとふとももやお腹に散乱している。

 今日だけで何回この光景を見ただろう。ううん、昨日、一昨日、3日前……ダイヤに見られた日から……私は、ずっとこの景色ばかりみている。コレに支配されて、ダイヤにあんなところを見られてっ……!!

 幻滅、されただろうな。


 携帯電話に入ってくるダイヤと果南からの電子文字の羅列は、いかにも綺麗なことを並べている。そう、これが……あの2人の本心なんだと思う。だって、あの2人は私が今まで出会った人の中で一番、真っ直ぐで素直で優しくて綺麗で……っ。


 許して、くれるかもしれない。私が果南と、最後までしようとしたことすらも、ダイヤはその寛容な心で全てを包み込んでくれるかもしれない。
137: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 01:26:14.23 ID:YeODkHxZ.net
 でも、でもっ……そんなの、だめに決まってる。平気なふりして、傷つけたに決まってる……っ。そして、ダイヤの優しさに包まれた瞬間……私はその優しさを、内部から傷つけて、しまうだろう。優しさを与えることは、傷つくことでも、ある。

 私はダイヤとは、果南とは、違う。汚くて、醜くて……触れたら、彼女たちを汚してしまう。


 コレがなければっ、こんなの、なければ!! 普通の女の子に生まれていればっ……。

 コレに手を当てると、快楽よりも、痛みが全身を駆け巡っていく。また抑えられなくなるより、ずっといい……これで血が出てきて、私はそれでも、やめない……なくなってしまえばいいのに。

 何度かカッターナイフを持って見て、結局それすら出来ない私には……何も出来ないってことも、わかってる……。

 わかってる。


鞠莉「わかってるよっ!!!!」



鞠莉「ぅぅ……ひっ、ぐ……ごめんね……」

鞠莉「わたし、だめだ……」

鞠莉「こんなのだから、みんなを傷つける……」

鞠莉「だからっ――ごめんねっ」


 最後の最後まで逃げてしまった私を……どうか、許してください。
138: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 01:28:17.01 ID:YeODkHxZ.net
◇――――◇

果南「おはよ、ダイヤ」

ダイヤ「おはようございます」

ダイヤ「そろそろ、夏ですわね」

果南「うん、あっついったらないね」

ダイヤ「もう海に入っているのですか?」

果南「もっちろんっ! 毎日飛び込んでるよ」

ダイヤ「ほどほどにしてくださいね」

果南「ダイヤもしようよっ!」

ダイヤ「わたくしが? 無理ですわ、見るからに難しそうですし」

果南「そんなことないよ、あ、教養になるかもよ?」

ダイヤ「教養?」

果南「ほら、この辺ダイビングが趣味の大人って結構いるからさ、知ってると話のネタになるかも」

ダイヤ「なるほど……この地域特有の教養、と」

果南「そういうこと」

ダイヤ「ホームルーム、始まりますわよ」
139: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 01:31:01.57 ID:YeODkHxZ.net
 いつもの、ように。新しい、いつもを今日もまた繰り返します。鞠莉さんの机をぼーっと、わけもなく眺めて、少しずつ薄れていくあの人の笑顔を、思い出す。

 そうやって私は……初めて心から愛した人のことを想うのです。

 そんな日常を――先生の言葉が、貫いていきました。

 最初はよくわかりませんでした。あとから、周囲が一気にざわつくのを感じて……わたくしも後になって……先生が言った言葉の意味を、理解しました。


ダイヤ「鞠莉が、留……学? う、そ」

 呆然失然。


 それが本当に現実なのかよくわからないまま、わたくしは勢いよく両手で机を叩きつけながら立ち上がりました。周囲の視線をぐっと集めて、先生がどうしたと問いかけてきます。


 首をふるふると降ってみせて、わたくしはまだそれが本当のことではないと、この現実に降りかかった出来事ではないと、自分に言い聞かせました。


ダイヤ「間違いない、のですか?」

 先生は貫くようであったわたくしの視線を、正面から受け止めて――静かに頷いてくれましたわ。


 そして続けて、もうこの国を発っているということも。発つまで言わないで欲しいと、言われ――先生がそう続けたところで、わたくしは教室の床を、全身を持って蹴りつけます。

 制止の言葉を振り切って、わたくしは教室を飛び出しました。


果南「ダイヤ待って!!!」


 後ろから果南さんの声も聞こえました。でも振り返れません、そんなことより、いまは、いまはとにかくっ――。
140: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 01:33:01.08 ID:YeODkHxZ.net
 いくつかの空き教室を突っ切って、階段も、普段はしない一段飛ばしで駆け上がります。やがて見えてくる屋上への扉。息を切らして駆け上がってきた勢いをそのまま両手で扉に叩きつけます。

 どんっと、激しい音が響いてじんじんするはずの両手の平も今は、何も感じませんでしたわ。一気に視界が開け、ほとんど来たことがない屋上の景色に見とれる暇もなく、わたくしは端まで駆け抜けました。

ダイヤ「はぁっ、はぁっ……」

 ようやく屋上の端、一番景色が見渡せるところまで来て、空を見上げます。そこにはとても、広くて青い空がありました。


果南「ダイヤっ! 早まらないでっ!!!」


 果南さんの叫び声とともに、勢いよく走ってくる音も聞こえました。果南さんは、何か勘違いしているのでしょうか。それも無理はありません、わたくしはほとんど屋上に来たことなどありませんし……ここは満足にフェンスもありません。

 飛びこもうと思えば、飛んでしまえる。


 違うんですのよ果南さん……わたくしは。

果南「ダイヤ……」


 ピタリと動きを止め、空を見上げるわたくしを見て、飛ぶ気はないと察したのか……果南さんは柔らかい声色をわたくしの背中に投げかけました。
141: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 01:36:49.69 ID:YeODkHxZ.net
ダイヤ「……空は広い、ですわね」

果南「……うん」

 改めてみると、素直にそう思えました。何も邪魔するものなどない、悠久の世界がそこにはあるようで。

 雲ひとつない青空に迎えられて、わたくしは……もう鞠莉さんはいないのだと、確信してしまったのです。

ダイヤ「……飛行機雲もない」

ダイヤ「……もう、鞠莉さんはいない」

果南「ダイヤ……」

 空を見るのが、辛くなりました。まるで吸い込まれてしまいそうな蒼穹を見上げていると……まざまざと現実を突きつけられているようでした。

 歯で唇を噛み締めると、少しだけ血の味がしました。夏の気配が忍び寄る熱気で、コンクリートは熱せられており、わたくしの目から溢れた液体の染みを、すぐに消していってくれました。

 しかし……肩が震えだし血の味も濃くなって……涙が頬を伝って地面に落ちていくスピードの方が早くなっていました。

 やがて嗚咽が漏れ出し、視界が歪み、どうしようもない無力感に包み込まれました。

 なぜ、言ってくれなかったんですの? わたくしは、あなたの中で大切な人だったんじゃなかったの?

 少なくとも、わたくしはそうでした。あなたが大切で、あなたのことを知りたくて、あなたのことを支えたくて、あなたの笑顔が、見たくて……っ。わたくしが、だめだったから? こんなつまらない人間だったから?

 膝の力が抜け、崩れ落ちるように、しゃがみ込んでしまいます。目から溢れるものがまるで止められなくて、ルビィのようにぐしゃぐしゃに手で拭って……っ。


ダイヤ「鞠莉っ……!!」

 赤ん坊のように、叫びました。


 しかし、セミが鳴き始めた夏の暑さの中心で……その答えが返ってくることはありませんでした。
142: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 01:37:54.16 ID:YeODkHxZ.net
◇――――◇

二年後



ダイヤ「はい、そろそろ復学してください」

果南「ごめんごめん」

果南「かき氷食べる?」

ダイヤ「……え、季節外れでは」

果南「いいからいいから食べていきな」

ダイヤ「では、頂きますわ」


――――

果南「春だねえ」

ダイヤ「五月ですわよ」

ダイヤ「かき氷というには、少し早すぎる気が」

果南「気にしない気にしない」


果南「そういえば、ルビィちゃんも同じ高校に入ったんでしょ」


ダイヤ「ええ、人見知りが治ると良いのですが……」

果南「まあなんとかなるんじゃない?」


ダイヤ「最近は千歌さんがルビィのことを付け回しているようで」
143: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 01:41:06.15 ID:YeODkHxZ.net
果南「ああ、スクールアイドル?」

ダイヤ「そうですわ、µ’sのように、なんてなれっこありませんのに」

果南「そういえばダイヤも好きだったよね」

ダイヤ「……まあ」

果南「ダイヤ可愛いし、やってみたら?」

ダイヤ「なっ/// もう三年生ですし、そんな暇はありません」

果南「ま、そうだよね」

ダイヤ「何度も何度も生徒会室に来て……困りましたわ」

果南「あはは……でもさ、鞠莉だったら……やろって言うかもね」

ダイヤ「……」


果南「……ごめん」


ダイヤ「いえ、もう二年も前の話ですから」

果南「……」
144: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 01:42:11.78 ID:YeODkHxZ.net
ダイヤ「それに、わたくしは俗に言うフラれたという形になるんでしょう?」

果南「そう、なのかな」


ダイヤ「鞠莉さんがいないと知らされた後、メールで私のことは忘れてください……これはそういうことですわよね」

果南「……」

ダイヤ「申し訳ありません、気を遣わせましたわね……」

ダイヤ「本当に、もう、気にしていません。向こうで元気でやっているのなら、それで」

果南「……わたしは、許せない」

ダイヤ「……許してあげてください」


果南「――なんでっ!! ダイヤを裏切って、逃げたのにっ……」

ダイヤ「……果南さんは言いましたわよね、受け入れて、と」

ダイヤ「あなたがあのあと真実を話してくれましたわね、鞠莉さんはそのことで逃げたのかもしれません――でも鞠莉さんの、その選択をわたくしは受け止めたつもりですの」


果南「ダイヤ……っ」


ダイヤ「……」
145: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 01:45:16.60 ID:YeODkHxZ.net
ダイヤ「まあ、今でも信じられません……男の人のものがあったなど」

ダイヤ「……世界は知らないことがたくさんありますわ」

ダイヤ「まあとにかく、中間テストも一ヶ月後には控えていますわ。その頃には復学してくださいね」

果南「……うん」

果南「そういえばダイヤさ、身長伸びたよね」

ダイヤ「ええ、二次性徴が終わってからここまで伸びるとは正直思っていませんでしたわ」

果南「いくつ?」

ダイヤ「162cmです」

果南「うそ……一緒じゃん」

果南「前は見下ろしていた気がするんだけど」

ダイヤ「わたくしも見上げていた記憶があります」

ダイヤ「これで……馬鹿にされませんわね」

果南「……」

ダイヤ「すみません……では、わたくしはこれで」

果南「……うん、ありがとね」

ペコリ…

果南「っ……鞠莉、あなたは一体……なにをしてるの」


果南「……ん?」

果南「あれは、小原のヘリコプター……」

果南「まさか、鞠莉!?」

果南「……そんなわけない、か」
146: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 01:48:46.90 ID:YeODkHxZ.net
◇――――◇

果南「ありがとうございましたー」

果南「学校からの手伝いは疲れるなあ」

果南「あー課題出てたんだっけ、明日ダイヤに見せてもらって……って、できるわけないよねえ」

果南「自分でやるかあ……」

果南「て言っても……授業なんてまともに聞いてないし、適当にやるしかないよね……」

果南「あー、次のテストまずそうだなあ……」ハァ…



「――私が教えてあげよっか?」


果南「え……」

果南(この、声……まさ、か)

鞠莉「シャイニー!! 久しぶりだね、果南! 私のこと、覚えてるかしら」

果南「ま、り……」


鞠莉「……」


鞠莉「相変わらず勉強嫌いなんだぁ、なんか安心しちゃった♡」
147: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 01:51:38.17 ID:YeODkHxZ.net
鞠莉「久しぶりだしさ、果南の家いこーよ! 勉強もそこで――」

 

果南「――今までなにしてたのっ!!!!」

 

鞠莉「っ……」

果南「なん、なの……なにいきなり、戻ってきてるの……っっ」

鞠莉「……」

鞠莉「……ダイヤに、会いに来た」

果南「!?」

鞠莉「あっちの学校も、やめてきた」

果南「なに、言ってるの……? わけ、わかんないよ……」

鞠莉「わけわかんなくないよ、またダイヤと一緒に居たくなったから、来ちゃったの」

果南「鞠莉っ、自分が何を言ってるかわかってるの!?」

果南「あなたはあの日……私たちに何も言わないまま、海外に行った。しばらく後、私とダイヤの携帯にメールで、ばいばいって……それっきりだった!!!」

果南「私はともかく、鞠莉は……ダイヤを裏切った!!」

鞠莉「……」

果南「ダイヤがどんな気持ちだったと思う!?」

鞠莉「……ごめん」
148: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 01:52:58.13 ID:YeODkHxZ.net
果南「っ……」

果南「私のことなんか、どうだっていいよ……それより、会って、どうするの」



鞠莉「――私、ダイヤのことがまだ好きなの」

果南「!?」

果南「……っ、あんなに傷つけておいて……」ギリリッ

果南「許さない……」

鞠莉「……そうだよね、でも私は本気だよ」

鞠莉「またダイヤと恋人になりたい、そのために戻って来た。果南にもまた、協力してほしいの」


パァァンッ!!!!


鞠莉「いっ……っ」フラッ…

果南「ばか、言わないでよ……」

果南「ダイヤはまだ鞠莉のことが好きだよ、よく話すからね、わかるんだよ」

果南「きっと鞠莉が戻ろうって言ったら、喜ぶよ。そりゃそうだよ、ダイヤは今でもきっと、鞠莉のことが好きなんだもん」

果南「でも、さ……私は、今の鞠莉のことが信用できない……っ」

果南「ダイヤのことを傷つけたくなかったとか言うんでしょ。でも……一番傷つけること、したんだよ鞠莉は」

鞠莉「っ」

果南「傷つけたくないだなんて言ってっ、自分が一番傷つきたくなかっただけっ!! ダイヤを言い訳にしないでよ!」

鞠莉「ごめん、なさい……」


鞠莉(逃げた、だけ……っ)
149: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 01:54:57.82 ID:YeODkHxZ.net
果南「……また何かの拍子に、ふらっとどこかへ行っちゃうかもしれない。そうしたらダイヤはまた、悲しい顔をする。毎日、どこか悲しそうにする……」

果南「小さい頃から今日まで、なんだかんだ一緒にいたからね……わかるんだよ」

鞠莉「今度は……裏切らないよ、絶対」

鞠莉「本当に後悔してる。私が弱かったから……あんなこと、しちゃった」

果南「一体……あれは、なん、だったの?」

鞠莉「何って、我慢出来なくなったんだよ。わたし、自分の欲求がコントロール出来ないの」

鞠莉「ある種の依存性で……病気だった」

鞠莉「ダイヤと恋人になる前はね、その……頻繁に色んな女の子とえっち……してたの」

果南「……」

鞠莉「これは知ってるんだったけ? ……でもダイヤと恋人になってからは、そういうことはしてないよ」

鞠莉「だから……」

果南「私を襲おうとした?」

鞠莉「……うん、ごめんね……言い訳するつもりは、ないから」

果南「……」

鞠莉「……向こうで病院に行ってね、治したの」

果南「治した? アレ、無くなったの!?」
150: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 01:56:51.74 ID:YeODkHxZ.net
鞠莉「残念だけど……無くなってはないの。欲求をコントロールする方法って、言うのかな……」

鞠莉「いやらしいことを考えた時に電気を流して、痛みを脳に記憶させる。それを繰り返すと性衝動と一緒に痛みの記憶が蘇って……性衝動が起こりにくくなる」

果南「……」

鞠莉「脳を正常にするリハビリみたいなものね」

鞠莉「だからもう、前みたいに暴走したりなんかしない……本気なの、わたし、本気でダイヤのことが好きなのっ!!」

鞠莉「そのためなら辛い思いしたっていい!!!」

果南「……わかったよ」

果南「わたしも、応援する……また二人が前みたいに戻れるように」

鞠莉「果南……」

果南「叩いちゃって、ごめんね……冷静に考えられなくて」

鞠莉「手が出ちゃうタイプ?」

果南「そう、なのかな……本当にごめん」

鞠莉「ううん、悪いのは私だから」


鞠莉「ありがとう果南……改めて久しぶりだね」

ギュッ

果南「うん……なんか、大人っぽくなったね」

鞠莉「果南も。ハグ魔は相変わらずみたいだけど」
151: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 01:57:42.36 ID:YeODkHxZ.net
果南「鞠莉さ、ダイヤのこと見たらきっと驚くよ?」

鞠莉「……どういう意味? ギャルになっちゃった!?」

果南「ううん、そうじゃないけど、良い意味で」

鞠莉「ど、どういうことかしら……」

果南「見てのお楽しみね。で、私が協力するって話だけど……」

鞠莉「協力して!」

果南「でも、なにを協力しようか……」

鞠莉「どうやってダイヤに顔合わせていいか、わからない……」

果南「そうだよね……」


鞠莉「自分がしたことは、わかっているつもり……どうやって、謝ればいいんだろう……」

果南「……あんまり考えすぎない方がいいよ」


果南「鞠莉は色々強引なんだからさ、最後までそれを貫いて見た方が、きっといい」

鞠莉「……」


果南「ダイヤのことが忘れられなくて、結局戻ってきちゃったんでしょ。あっちの学校もやめて。なら、それを伝えなよ」
152: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 01:58:33.59 ID:YeODkHxZ.net
果南「私を襲おうとした理由も、あっちへ行った理由も全部隠さないで話してあげて」


果南「ダイヤはさ……良い子だから、鞠莉じゃなくって自分を責めちゃうんだよ」

鞠莉「え……」

果南「私が鞠莉のことを許せないって思ったのは、そのせいかもね……」

果南「ダイヤね、全然鞠莉のこと、悪く言わないんだよ。私に許してあげて欲しいなんて、言うくらい」

果南「とっても寂しそうだったんだよ、本当に……」

鞠莉「っ……」

鞠莉「謝らなきゃ……っ」

果南「……大丈夫そう?」

鞠莉「うん、やってみる……」

果南「うん……」

果南「あ、話変わるんだけどさ」

鞠莉「?」


果南「宿題あるんだけど……教えてくれない?」
153: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 02:00:33.87 ID:YeODkHxZ.net
◇――――◇

ダイヤ「果南さん、珍しいですわね宿題をやってくるだなんて」

果南「ふふん、あたりまえだよー」

ダイヤ「普段から聞きたいものですわ」

果南「そんなことばっかり言わないでよ、今度は教えてね」

ダイヤ「今日のように自分でやってくださいな」

果南(いやー、鞠莉助かったよ……ナイスタイミング)

果南「そういえばさ、二年生の転校生って……なんだっけ、あのμ'sっていうのがいた高校から来たんだってね」

ダイヤ「……そうらしいですわね」

果南「好きだったよね?」

ダイヤ「まあ、昔は……」

果南「そっか……」

果南(スクールアイドルの話をするのは鞠莉とだったもんね……あんまり思い出したくないって、ことか)

ダイヤ「どうしてそんなことを知っているのですか?」

果南「ほら、千歌が」


ダイヤ「またあの人……困ったものですわね」
154: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 02:01:27.66 ID:YeODkHxZ.net
◇――――◇

放課後



鞠莉「書類も出したし……帰ろ」

鞠莉「それにしても、懐かしいわね」

鞠莉「放課後でもほとんど人に会わないのは……より廃れた結果なのかしら。……流石に廃校するなんて聞いたときはびっくりしたけど……」


鞠莉「みんな案外普通にしてるのね」


千歌「――んー……いないね」

鞠莉「……?」

梨子「帰っちゃったのかもね」

曜「また明日来ようよ、というか、いないなら練習も出来ちゃうね」

千歌「おっ、流石曜ちゃん!」

梨子「だ、だめだよ怒られちゃうよ……」

鞠莉(生徒会室……? 生徒会室っていえばダイヤは生徒会長になっているらしいけど……)

鞠莉(あの子たちなにしてるのかしら)


千歌「――ん?」

千歌「はっ……」

鞠莉「っ」

鞠莉(目合っちゃった……)


千歌(き、きれーな人……)キラキラ…
155: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 02:02:29.85 ID:YeODkHxZ.net
千歌「あ、あの!!」

鞠莉「what!?」

千歌「うぇ……英語……」

千歌「あ、えと……なんだっけ、ないすちゅみーちゅ……マイネームいず……」


鞠莉「ああごめんなさいっ、日本語で大丈夫よ、咄嗟だったから」

千歌「は、はいっ」


曜「千歌ちゃん?」

千歌「あの、ここの生徒さんですか!?」


曜「でも見たことないよ」

鞠莉「近いうちに転校してくるの、二年前ここに通ってたんだけど事情があって離れてたのよ」

梨子「事情……もしかして留学とかですか?」

鞠莉「まあ、そうね」

鞠莉(三人とも可愛い……)


千歌「留学……帰国子女……ハーフ? こ、こんな可愛い人が……き、奇跡だよ……」

千歌「私高海千歌って言います!! あのっ、名前は!?」

鞠莉「小原鞠莉よ」

千歌「あの!! スクールアイドルやりませんか!?」

鞠莉「へ……?」
156: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 02:05:11.38 ID:YeODkHxZ.net
◇――――◇

鞠莉「ごめんなさい……うん、楽しそうだとは思うんだけど向いてないと思うし」

千歌「そこをなんとかっ」

曜「千歌ちゃん流石にもうやめよ、鞠莉さんのことも考えないと」

千歌「そ、そうだよね……ごめんなさい」

鞠莉「ううん気にしないでください」

鞠莉「µ’sみたいになれるといいね」

千歌「はいっ! あ、ちなみにここの梨子ちゃんはµ’sがいた高校から転校してきたんですよ!」

梨子「ちょっと」

鞠莉「へぇ」

千歌「あの制服を見た時感動したもん!」

鞠莉「音ノ木の制服……」

鞠莉(そういえばダイヤも見て見たいって……)

鞠莉(……あれ、いいこと考えちゃったかも)

鞠莉「梨子ちゃんだっけ、あの、お願いがあるのっ!!!」
157: また。(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 02:06:15.79 ID:YeODkHxZ.net
◇――――◇


後日



ダイヤ「あの、果南さん……」

果南「どうしたの?」

ダイヤ「わたくし、ついに、ついにやりましたの……」

果南「?」

ダイヤ「生徒の声を聞いて何か出来ればと思って設置したお悩み投函箱に、ついに……」

果南「片付けてね☆BOX?」

ダイヤ「それですわ……今までわけのわからない、そう、それこそ毎日毎日千歌さんの手紙ばかりが入っていて」

果南(千歌は何してるのさ……)


ダイヤ「昨日も千歌さんの手紙が入っていると思ったら、なんともう一つ別の方から!!」

ダイヤ「直接あって話したいとのことなので……重要そうですわ」

果南「……ああいうのに入れる人っているんだね」

ダイヤ「……今こそわたくしは全力で解決してみせます!」

果南「あはは……がんばって」


果南(なんか楽しそう、だね)
165: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 23:36:50.02 ID:YeODkHxZ.net
◇――――◇

ダイヤ「学校の下のバス停で待ってます……なぜ校内ではだめなのでしょうか」

ダイヤ「聞かれるとまずいことでもあるのかもしれませんわね」

ダイヤ「バス停の辺り、この辺りに生徒の誰かが……」


ダイヤ「――!?」

ダイヤ(なん、ですの……あれは)

ダイヤ(防波堤の上に人が、立っています。見たことがあるような、金色の髪の毛が風に靡く後ろ姿……)

ダイヤ(そして、そして……あの、制服。音ノ木の、制服……金色のポニーテール)


ダイヤ「そんな、そんな、はずは……え、えええ――あのお方が、こんなところに……いるはずが」ガタガタ…

ゴクッ

ダイヤ「声を……か、かけて……」

ダイヤ(頭が、冷静に働き、ません……と、とにかくっ)

ダイヤ「あ、あのっ!!!」
166: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 23:39:08.48 ID:YeODkHxZ.net
「……!!」


ダイヤ「!!!!」

ダイヤ(金髪、碧眼……音ノ木の、制服……!!)

ダイヤ(ま、まさかっ、ほんとに、本当に……あの……っ)

ダイヤ「あ、ぁぅ……あ、あの」カァァアアアツ

「……っ」

鞠莉(――そっか……果南が言ってた意味、わかったよ。……背、伸びたんだね。もう、私とほとんど変わらないじゃない)

鞠莉(って、いうか……ダイヤこんな顔するんだ……。カラコンバッチリだしポニーテールにしたし、制服は梨子ちゃんから借りれたし……見た目だけならかなり近くなってるとは思ってたけど……案外バレないのね)


ダイヤ「あ、ぁあの……」


鞠莉(というか、顔まともに見てくれないし……わからないか。さすがに声出したらバレちゃうよねえ)

ダイヤ「あなたは、ひょっとして――」


鞠莉「――久しぶりダイヤ!!!」ギュッ


ダイヤ「……」

鞠莉「シャイニー!! 背、伸びたね!! それに大人っぽくなって!!」


鞠莉「私のこと、覚えてるわよね!?」



ダイヤ「――え?」
167: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 23:41:52.75 ID:YeODkHxZ.net
ダイヤ(これは、一体……どう、いう)


鞠莉「あら、大丈夫? どうかな、この格好……制服は噂の転校生ちゃんに借りて、カラコンでしょ、それにポニーテールにしたら……案外似てると思わない?」

鞠莉「ダイヤも一瞬わからなかったでしょー」

ダイヤ「……」

鞠莉「あの、ダイヤ?」

鞠莉「ま、鞠莉だよ……忘れてない、よね?」


ダイヤ「――ふざけないで……ください」

ダイヤ「あなたは、なんで……どうして、いつもいつも、そんなにふざけて……」

ダイヤ「ついに、ついに……戻ってきたかと思えば、そんな格好をして、わたくしの気を引いて……一体何がしたかったんですの!?」

鞠莉「あ、や……えっと……」

鞠莉(ほ、本気で怒ってる……)

ダイヤ「っ……今日は帰りますわ……ついて来ないでください!!!」

鞠莉「ぁ……」

鞠莉(まっ、て……)

鞠莉「っ……」
168: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 23:43:51.92 ID:YeODkHxZ.net
◇――――◇

ダイヤ「知っていたのなら、教えてくださればよかったのに……」

果南『そこは鞠莉に任せようと思って』

果南『任せた結果がそれとは、流石に思わなかったけど……はぁ、なにやってるんだか』

ダイヤ「……あの、果南さん。思わず怒鳴ってしまいましたわ……こ、混乱していたのもあって……」

ダイヤ「あ、謝らないと……」

果南(いや、良い子すぎ……)

果南『いやいや、悪いのは鞠莉だし……というか、なんか鞠莉らしいというか……』

ダイヤ「あの方の真似をしたのも、わたくしと会いにくかったからだったのでしょうか……鞠莉さんなりの、サプライズのような」

ダイヤ「だとしたら、わたくしは」

果南『自分を責めない』


ダイヤ「……すみません。本当に、戻ってきたのですね」


ダイヤ「実感がまるで湧きませんわ――一体なぜ、今更になって」
169: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 23:46:26.00 ID:YeODkHxZ.net
果南『鞠莉に直接聞いたほうが、早いと思うな。なんで戻ってきたか、あの日、何があったのか』

ダイヤ「……」

果南『会いたいでしょ?』

ダイヤ「……はい」

果南『じゃあ私が場所を取り付けてあげる、それでいいかな?』

ダイヤ「いいんですの?」

果南『任せて』

ダイヤ「……お願いします」

果南『じゃ、また連絡するね。ばいばい』

ダイヤ「おやすみなさい」

プチッ


ダイヤ「……本当に、鞠莉さんが」ウルッ…


ダイヤ「鞠莉……っ」
170: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 23:47:35.34 ID:YeODkHxZ.net
◇――――◇

鞠莉「――こんなのっ、いらないっ!!!」


鞠莉「なんで、カラコンなんて買ってるのよ。なに……制服なんか借りちゃってるのよっ」

鞠莉「また同じこと、してるじゃない……素で会うのが怖いからって、絢瀬絵里のマネして……気を引こうとして」

鞠莉「意味、ないのに……」


鞠莉「ばかっ、ばかっ、ばか!!!」


鞠莉「鞠莉だって気が付いてない時のダイヤ……可愛かった……昔は私にあんな顔、してくれてた」

鞠莉「今は……っ」

鞠莉「仕方がないわよね……あんなこと、したんだもの……」

鞠莉「ぐす……」


果南「――鞠莉ー」コンコンッ


鞠莉「!? か、果南!?」

果南「ちょっと話があるんだけどいいかな?」

鞠莉「い、今開けるわね」


果南「こんばんは」

果南(目、腫れてる……)
171: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 23:50:03.19 ID:YeODkHxZ.net
鞠莉「入って」

果南「お邪魔します」

鞠莉「どうしたのよこんな時間に」

果南「いやー、ダイヤから話聞いちゃった」

鞠莉「え」

果南「失敗、みたいだね?」


鞠莉「……」

鞠莉「だ、ダイヤのこと怒らせちゃった……わたしっ」

果南「……鞠莉さ、鞠莉の良いところは深く考えないで行動するところだって言ったよね」

果南「今回はそれが悪く出ちゃったってだけ、こういうこと、今までだってあったはずだよ」

鞠莉「……」

果南「だから鞠莉は、鞠莉らしくあって欲しいって、思うな」

鞠莉「でも、そのせいで私はダイヤのこと傷つけてばっかりなのっ!!」

鞠莉「やっぱり私じゃ……」


果南「……なんかさ、ダイヤも鞠莉も……自分一人で完結しちゃわない方がいいよ」
172: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 23:52:16.52 ID:YeODkHxZ.net
果南「相手がどう思ってるか聞いてみなよ、案外……思ってることと違うかもしれないよ?」

鞠莉「ダイヤ、怒ってなかったってこと?」

果南「知りたい?」

鞠莉「……うん」

果南「じゃ、ダイヤと会ってみよ」

鞠莉「え」

果南「今度の土曜日の夜……ここにダイヤが来ます。オッケー?」

鞠莉「へ……ち、ちょっとタイム!!」

鞠莉「え、ほ、本当に? 果南も居てくれるのよね?」

果南「それじゃ意味ないでしょ……二人きりで、今までのことぜんぶ言葉にするの」

果南「全部話し合った後じゃないと、察することなんて……出来ないよ」

鞠莉「……」

果南「今日はそれを伝えに来たんだ、じゃあ今日はもう――あれ、これ……写真?」


鞠莉「ああ……前にダイヤから貰ったんだ」


果南「へえ、でも写真立て割れちゃってるよ」
173: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 23:54:25.73 ID:YeODkHxZ.net
鞠莉「向こうで落としちゃって……でもね、そのお陰でわたしは……戻ろうって決意したのよ」

果南「?」

鞠莉「写真立てから写真を移そうと思ったらね――裏から手紙が出て来たの」

果南「手紙?」

鞠莉「そう……ダイヤが書いてくれた手紙」

果南「なにが書いてあったの?」

鞠莉「……秘密」

果南「……そっか」

鞠莉「ダイヤが良いっていったら、果南にも見せてあげよっかな」


果南「そこまで言われたら気になっちゃうじゃん」


鞠莉「そうかもね……だから、今度こそ頑張るわ」
174: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 23:57:12.65 ID:YeODkHxZ.net
鞠莉「果南にこれ以上迷惑かけられないし……今度の土曜日、がんばるわね」

果南「うんっ」

鞠莉「もし果南に好きな人が出来たら教えてね! 絶対くっつけてみせる! キューピットマリーよ♡」

鞠莉「好きな人が出来たら、付き合う前にまずは身体の相性確認しておく?」

果南「は、はあ!?」

果南「す、するわけないでしょ///」

鞠莉「しないんだ? ……果南はギャンブラーなのね?」

果南「どうしてそうなるのっ! 冗談でも最低」

鞠莉「そ、そうよね……今はもうそんな風に考えてないから……ごめんなさい」


果南「はぁ、本当に大丈夫?」


鞠莉「う、うん……」
175: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 00:00:52.69 ID:Tc2d43z7.net
◇――――◇

土曜日

鞠莉「やば……風邪引いた……もう、こんな時に限って……」

鞠莉「うぅ、果南に連絡しても返事ないし。予定変更しようにも、ダイヤの電話番号もアドレスも変わっちゃってるし……」

鞠莉「ちょっと熱もあるし、うつしちゃう……」

鞠莉「そろそろ時間、ね……どうしよう、帰ってもらった方がいい、かしら」

コンコンッ

鞠莉「っ……」

ダイヤ「――黒澤ダイヤです」


鞠莉「あ、あのダイヤ……っ、今日風邪引いちゃって」

ダイヤ「え?」

鞠莉「だから、ここ開けちゃうと……うつっちゃうから」

ダイヤ「……いいから、開けてください」

鞠莉「でも」

ダイヤ「お願いします」

鞠莉「……わかった」

鞠莉「ごく……」ドキドキ…
176: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 00:09:04.25 ID:Tc2d43z7.net
ガチャ

ダイヤ「……っ」

鞠莉「……っ」

ダイヤ「――鞠莉……さん」

鞠莉「……久しぶりね」

ダイヤ「風邪というのは、本当みたいですわね」

鞠莉「え?」

ダイヤ「顔がとても赤いですわ」

鞠莉(風邪のせいだけじゃ、ないけど)

鞠莉「じゃ、入って」

ダイヤ「お邪魔します」

ダイヤ「ここも、二年ぶりですか」

鞠莉「そうだね、座って」

ダイヤ「……」

鞠莉「……あ、あの、この前は……」

ダイヤ「申し訳ありませんでした」

鞠莉「え」

ダイヤ「あれも、鞠莉さんなりの……サプライズ? だったのでしょう?」

ダイヤ「それをわたくしは、いきなり怒鳴りつけて……驚いてしまって、なにも、考えられなくなって」

鞠莉「だ、ダイヤが謝らないでよっ……全部わたしが」

鞠莉「サプライズとか、そう言えば綺麗だけど……実際は、怖かっただけ。ダイヤが好きだったあの人のマネをしたら、ちょっと安心出来たの」
177: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 00:09:53.87 ID:Tc2d43z7.net
鞠莉「嫌われちゃった私を、あなたの前に出したくなくって、でも――会いたくて……」

ダイヤ「……」

ダイヤ「鞠莉さん、どうして……戻って来たんですの」

鞠莉「……ダイヤに会うために」

ダイヤ「会って……どうしたいの」

鞠莉「……」

鞠莉「また、付き合いたい」

ダイヤ「――え……?」

鞠莉「本気だよ」

ダイヤ「ち、ちょっと待ってください……わけが、わかりませんわ……」

鞠莉「そうよね、そうだと思う」

鞠莉「写真立ての中のあの手紙、見たんだ」

ダイヤ「!!!」

鞠莉「一カ月くらい前ね、写真立て割っちゃって……ほら、あそこ」

鞠莉「それで、中の写真を移そうと思ったら」

ダイヤ「……」

鞠莉「本当、ばかね……最悪よね……」
178: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 00:16:50.64 ID:Tc2d43z7.net
鞠莉「忘れよう忘れようって思ってた、もう日本になんか帰らないで一生向こうで暮らそうとも思ってた……でも、結局忘れられなくて……あの写真をずっと、飾ってた」

鞠莉「……本当に後悔したわ、あの時間はなんだったの? ダイヤのこと傷つけないとか言っておきながら、傷つけて、そして、実際は……私が傷つきたくなかった、だけ」

鞠莉「全部話すより、全部黙ってた方が……楽だったから」

ダイヤ「一体、どうして……向こうへ行ってしまったんですの」

鞠莉「それは……」

ダイヤ「あるはずのないものが、ある、から?」

ダイヤ「それが見られたくなくって? 襲ってしまうのが怖くて? 嫌われると思って? わたくしが傷つくと思って?」

鞠莉「……病気みたいなものだったから、迷惑かけたく、なかった」


ダイヤ「――そんな心遣い……最高の、ご迷惑ですわ!!」


鞠莉「っ……」

ダイヤ「なんで、話してくれなかったの……?」

鞠莉「ごめん……」

ダイヤ「わたくしのせい? わたくしが、そんな雰囲気を出していたから?」

鞠莉「そうじゃない……さっきも言ったけど、怖くて」


鞠莉「本当に好きになった相手に自分を見せるのが、なにより、怖くて……っ」
181: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 00:29:14.03 ID:Tc2d43z7.net
ダイヤ「わたくしはあなたのことが、もっと知りたかった……」

鞠莉「うん……」

鞠莉「――わたしね、ダイヤと付き合う前は……色んな女の子とセックス、してた」

ダイヤ「……果南さんから、聞きましたわ」

鞠莉「そっ、か……身体だけ借りてたみたいなもの、ね」

鞠莉「本当、最低だった……」

ダイヤ「ええ、最低ね」

鞠莉「っ……」

鞠莉「私ね、ダイヤもその一人にしちゃおうって思った……でも、出来なくて」

鞠莉「途中からダイヤのこと、本気で好きになっちゃって、それでついに付き合えて……でも、それを、ぶつけられるわけ、なくて」

鞠莉「ごめんなさいっ……わたしがっだめな、せいで」

ダイヤ「……寂しかった」


ダイヤ「鞠莉が過去にどんな人と関係を持っていても、わたくしは気に致しませんわ」


ダイヤ「だって、わたくしと恋仲になった後は……わたくしだけを見ようとしてくれてたのよね?」
182: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 00:32:37.58 ID:Tc2d43z7.net
ダイヤ「鞠莉は、弱くなんかないわ。……頑張ってくれましたわ」

鞠莉「ぅ……」

ダイヤ「あなたがいないと、ぽっかり穴が開いてしまったようで……でも、預けてくれたオルゴールの音が、わたくしを支えてくれました」

鞠莉「ダイヤ……」


ダイヤ「戻ってきてくれて……本当に、嬉しい……こんなに嬉しいことが、あるのね……」


鞠莉「ぅ……」

鞠莉「ごめんなさい……わたしっ、わたしっ!」

ダイヤ「果南さんに襲いかかろうとしたことは、許しません」

鞠莉「……っ」


ダイヤ「だから……わたくしがあなたのことを許すまで……隣に居させて、ください。一番近くで、見張らせて頂きますわ」

鞠莉「え……それっ、て」


ダイヤ「鞠莉……」ギュッ


鞠莉「っ……」//


ダイヤ「――おかえりなさい」



鞠莉「ぅ……うぅ……ひっぐ……ぅ、ただい、ま……っ」
183: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 00:35:02.48 ID:Tc2d43z7.net
◇――――◇


鞠莉「げほっげほっ……」

ダイヤ「あんなに泣くからですわ」

鞠莉「ダイヤだって」

ダイヤ「わたくしは健康なので」

鞠莉「うつっちゃうよ」

ダイヤ「鞠莉さんのなら構いません」

鞠莉「//」

ダイヤ「プリンを買ってきたんですの、後で食べてください」

鞠莉「ありがとう!」

ダイヤ「鞠莉さん……話したくはないかもしれませんが、鞠莉さんのアレは……いまもまだ?」

鞠莉「うん……」

鞠莉「前みたいに精神がおかしくなってないから、暴走はしないよ。それようの治療は受けたから」

鞠莉「まあ……まだ反応はするんだけど、我慢するのは全く問題ないから」

ダイヤ「そうなんですの……」

鞠莉「安心して、絶対ダイヤのことは傷つけないから」

ダイヤ「わかりました……」

鞠莉「ねえねえ、私たち、前みたいに戻ったって考えて……いいんだよね?」//
184: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 00:37:11.96 ID:Tc2d43z7.net
ダイヤ「え?」

鞠莉「あ、あれ?」

鞠莉「違う、の?」


ダイヤ「……ふふ、ウソですわ。好きよ、鞠莉」

鞠莉「////」

鞠莉「そっか……えへへ、私も好きだよ」

ダイヤ「///」


ダイヤ「……わたくし、あなたの、何も考え無しに行動するところ、大嫌いですわ」

鞠莉「……私もダイヤの硬いところだいっきらい!!!」

鞠莉「でも……それがないと私って感じしないでしょ? 硬くないとダイヤじゃないし!」

ダイヤ「……そうかもしれませんわね」

鞠莉「ダイヤが硬いのを、私が和らげなくちゃ!」

ダイヤ「お互いさま?」

鞠莉「そういうこと!」

鞠莉「げほっ、げほっ」


ダイヤ「……今日はもう眠った方がいいですわ」

鞠莉「えー」
185: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 00:40:39.47 ID:Tc2d43z7.net
ダイヤ「いいから眠りなさい、よくなりませんわよ」

鞠莉「ダイヤと話したい」

ダイヤ「だめ」

鞠莉「じゃあプリン食べたら寝る」

ダイヤ「それなら……」

鞠莉「食べさせて♡」

ダイヤ「え」

鞠莉「怠くて口以外動きません、食べさせてくれないと何も出来ないよ」

ダイヤ「鞠莉さん、あなたね……」

鞠莉「あーん」

ダイヤ「もう……わ、わかりましたわ」

ダイヤ「はい」

鞠莉「あむ、んー……デリシャス♡」


ダイヤ「調子が良いんだから」
186: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 00:46:30.37 ID:Tc2d43z7.net
鞠莉「えへへ♡」

鞠莉「あむ……ダイヤさ、身長伸びたよね」

ダイヤ「ええ、自分でもびっくりしましたわ」

ダイヤ「これで対等になれたと、嬉しかったんですの」

鞠莉「いくつ?」

ダイヤ「162cmです」

鞠莉「あれ、まだ私の方が高いのね♡」

ダイヤ「ほ、ほとんど同じですわ!」

鞠莉「だめだめ、相変わらずダイヤは可愛いんだから」ナデナデ

ダイヤ「腕、動いてますわよ」

鞠莉「あら、これはまあ……」

ダイヤ「はぁ……美味しかった?」

鞠莉「うん」

ダイヤ「ほら、横になって」

鞠莉「ん……」

ダイヤ「眠るまで、わたくしはここにいます」


鞠莉「……起きたらいないの、寂しい」
187: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 00:49:34.70 ID:Tc2d43z7.net
ダイヤ「それは……鞠莉さんの風が治ったらにしましょう」

鞠莉「それって、なに?」ニヤニヤ

ダイヤ「そ、それは///」

鞠莉「添い寝? ベッドイン?」

ダイヤ「早く眠ってください!」

鞠莉「もープリプリしないでよ」


ダイヤ「……ようやくこれが返せますわね」

鞠莉「オルゴール……」

ダイヤ「もう一生返せないかと、思いましたわ」

鞠莉「……返して欲しいなんて言ってないよ」


鞠莉「だからそれ、まだ預けておくね」


ダイヤ「しかし……」

鞠莉「返してって言った時に返してよ。それを持ってれば……私のこと思い出してくれるでしょう?」

ダイヤ「……」

鞠莉「それを返される時は、最後の時ね。その時まで、持ってて」

ダイヤ「わかりましたわ……」


~~♪♪

ダイヤ「この音に、どれだけ助けてもらったか」

ダイヤ「いえ、苦しめられた……の方が正しいでしょうか」

ダイヤ「このオルゴールを、聴くたび、あなたのことを想っていましたわ」

鞠莉「うん……」


ダイヤ「――もう、どこにもいかないで」


鞠莉「うんっ……」

ダイヤ「わかりました……」


ダイヤ「おやすみなさい」
189: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 00:52:58.88 ID:Tc2d43z7.net
◇――――◇


学校

鞠莉「ってことで、今年度もよろしくね」

ダイヤ「また落ち着けなくなりそうですわね」

果南「あははっ、いいじゃん楽しそうで」

果南「ふたりも前みたいに戻れたみたいだし」

鞠莉「果南のおかげっ」

ダイヤ「ええ……本当に感謝しています」

果南「そ、そんなあ……褒めても何も出ないってば」

果南「あ……なら今度の中間テストさ、どっちか私の面倒見てよ。もー全然わかんない」

ダイヤ「少しは自分の力で……」

果南「勉強は勘弁して!」

鞠莉「じゃあ私が教えてあげよっか」

果南「本当?」


鞠莉「うんっ、ふたりっきりで
190: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 00:57:47.83 ID:Tc2d43z7.net
ダイヤ「ちょ……」

鞠莉「んー?」

ダイヤ「そ、それならわたくしも」

鞠莉「大丈夫だよね果南、ふたりっきりでも」

果南「あんまりダイヤをいじめないで」

鞠莉「えー、だってなんか楽しいんだもん」

鞠莉「向こうにいた時より、ずっと」

鞠莉「こんな見た目だけど、日本の方があってるのかも♡」

鞠莉「ふたりっきりでやると、ダイヤちゃんが嫉妬しちゃうから、三人でやりましょうか♡」

ダイヤ「し、嫉妬だなんて!」

鞠莉「えーしてくれないのお?」

ダイヤ「そ、そういう問題じゃ」

鞠莉「ふふっ♡」
191: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 00:59:06.58 ID:Tc2d43z7.net
◇――――◇
鞠莉の家


ダイヤ「今日のことはあまり……よくないとおもいますわ」

鞠莉「?」

ダイヤ「人前で、恋人らしい会話をすることです」

ダイヤ「それによって果南さんが疎外感を感じてしまったら」

鞠莉「あーそっか……考えすぎだと思うけど、無くはない、よね」

鞠莉「……わかった」

ダイヤ「前の鞠莉さんなら、自然に行っていましたわ」

鞠莉「ダイヤ成分が枯渇してるみたいね」


ダイヤ「なんですのそれは」

鞠莉「ふたりきりじゃないとチャージ出来ないよ、人前でいちゃいちゃするのがだめなら……ふたりきりの時は覚悟してよね?」


ダイヤ「ぜ、善処いたしますわ……」

鞠莉「おっけー、じゃ……ハグハグ♡」


鞠莉「果南のがうつったね、えへへ」


ダイヤ「……////」


鞠莉「ほら、おいで」
192: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 01:03:21.06 ID:Tc2d43z7.net
鞠莉「来ないならこっちからっ♡」ギュッ

ダイヤ「っ///」

鞠莉「……ダイヤ」

ダイヤ「あ、あの」ドキドキッ//

鞠莉「ん?」

ダイヤ「い、いえ……」

鞠莉「本当に幸せ……ドキドキしすぎて、寿命が縮まっちゃいそう」


ダイヤ「わ、わたくしもです……あの、鞠莉……お願いがあるんですの」

鞠莉「なあに?」


ダイヤ「――しばらく、こうしていても良いでしょうか?」


鞠莉「……うんっ、私も気がすむまで離さないつもりだったし」


ダイヤ(幸せ……)
193: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 01:09:22.50 ID:Tc2d43z7.net
◇――――◇

鞠莉「……キス、していい?」

ダイヤ「え///」

鞠莉「ご、ごめんなさい……久しぶりだから、聞いたほうがいいかと、思って……こういうのは聞くべきじゃないって、わかってるんだけど」

ダイヤ「……わ、わたくしは……構いません」

鞠莉「……そ、そっか」

ダイヤ「……」ドキドキッッ

鞠莉「目、閉じて……」

ダイヤ「ん……」


鞠莉「…………ちゅっ」

ダイヤ「んっ……ぅ、ふっ」

ダイヤ「~~~////」

鞠莉「可愛い♡」

ダイヤ「あ、穴があったら入りたい気分ですわ!!! ぅぅ……」

鞠莉「うふふ、ねえダイヤ……私幸せすぎてどうにかなっちゃうかも」

ダイヤ「どうにか、とは?」

鞠莉「きゅん死に?」

ダイヤ「訳がわかりません」

ダイヤ「……」

ダイヤ「……鞠莉さん、わたくしはあなたのことをもっと知りたいんですの」

鞠莉「もっと?」


鞠莉「質問タイムでも設けちゃう?」
194: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 01:10:37.78 ID:Tc2d43z7.net
ダイヤ「ならそうしてください」

鞠莉「じゃあどうぞ♡際どいクエスチョンも、マリーがお答えしちゃうよ」

ダイヤ「……」

鞠莉「?」

ダイヤ「あなたの身体を、わたくしに、見せてください」

鞠莉「――え」

ダイヤ「私たちが離れてしまった原因になった、鞠莉さんの特殊な身体……それを知りたいのですわ」

鞠莉「で、でも……」

ダイヤ「鞠莉さんがどんな身体をしていようと、わたくしが鞠莉さんのことを嫌いになることなどありません。誓いますわ、全て受け入れる覚悟は出来ています」

鞠莉「……」

ダイヤ「怖い?」

鞠莉「ダイヤを信用していないんじゃないの……でも、やっぱり……」


ダイヤ「……そう、ですわよね。申し訳ありません、土足で踏み込んでしまって」


鞠莉「……」
195: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 01:16:14.97 ID:Tc2d43z7.net
鞠莉(でも、私の身体がどうなってるか知らないと……ダイヤは不安、よね……。いつ襲われるかもわからなくて、どうなってるかもわからない相手に心を預かるなんて、無理、だよね……)

鞠莉(結局、逃げようとした……)

鞠莉「ダイヤ……本当に、嫌いにならない?」

鞠莉「わたし、もうダイヤと離れたく、ないの……ダイヤに嫌われたら、わたし」

ダイヤ「っ……ええ、大丈夫ですわ、絶対」

鞠莉「わかった……見せる、ね」

ダイヤ「ごく……」

スルスル…

鞠莉「っ……」

ズルッ



ダイヤ「……?」////

鞠莉「あ、えと……///」

ダイヤ「だ、男性器など無いように、見えますが///」

鞠莉「あ、あの実はね……」

鞠莉「ホルモンとか、他の治療も色々して……興奮してないときは、く、クリトリスが人より少し大きいくらいで……」
196: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 01:17:06.87 ID:Tc2d43z7.net
ダイヤ(言われてみれば、少し大きい……?///)

鞠莉「興奮しても前の半分くらいの大きさにしかならなくなったの……」

鞠莉「その分、敏感になっちゃった、んだけど」ボソッ…

ダイヤ「興奮しない限り男性器の形にはならない、ということですの?」

鞠莉「うん、その興奮も前に比べたらしなくなったよ。時々はしちゃうけど」

ダイヤ「……それは、わたくしでも?」

鞠莉「え」//

ダイヤ「男性は愛した方に性的興奮を感じやすいのでしょう? 鞠莉さんのそれも、そうだとするなら」


鞠莉「ち、違う違う! 違く、ないけど……でも、ダイヤには……危害与えないから……がんばる、から……絶対ダイヤの前で興奮しないように、するから……」ウルッ…

ナデナデ

鞠莉「?」


ダイヤ「ありがとうございます、勇気を出してくれて」

ダイヤ「だから、そんなに怯えないでください……鞠莉が本気なのは、伝わりましたわ」

鞠莉「ダイヤ……ごめんね、わたしが、こんなで……」
197: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 01:20:22.52 ID:Tc2d43z7.net
ダイヤ「気にしないで、どんな鞠莉も……愛していますわ」

鞠莉「////」

ダイヤ「鞠莉さんのソレは興奮すると男性器になるんでしたわね。妊娠はさせられないんですの?」

鞠莉「それは無理だって、ベースは女の身体だから……。射精は出来るけど、中に精子は入ってないの」

ダイヤ「……なるほど」


ダイヤ「――その一連の流れをみたい、と言ったら……だめ、でしょうか」


鞠莉「なに言ってるの!? ダメだよ、流石に……抑えられない、よ」

ダイヤ「――わたくしに対しての煩悩が、ですか?」

鞠莉「////」


ダイヤ「……わたくしは、鞠莉さんにならそのように思われても……嫌な気はしませんわ」


ダイヤ「それを自ら抑圧することで、前のように、鞠莉さんが鞠莉さんらしく振る舞えないのが……一番、嫌ですの」


ダイヤ「がんばって、抑圧して……わたくしに壁を作られたく、ありません。だったら、わたくしは鞠莉の全てを知って……それで、一番近くにいたい」
199: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 01:28:26.18 ID:Tc2d43z7.net
鞠莉「……でも」

ギュッ

ダイヤ「お願いいたします……鞠莉」

ムニュゥ…

鞠莉(だ、ダイヤの胸が)////


鞠莉「ぅ、なに、考えてるの……」ムクムク…

ダイヤ「前もこんな風に、抱きしめたら……鞠莉さんは壁を作りましたわ。今も、そう……わたくしが鞠莉さんのことを知らなかったから、知らない、から……だから知りたいんですの」

ダイヤ「……わたくし、考えましたの」

ダイヤ「鞠莉になら、わたくしの全てを……捧げてもいいって」

鞠莉「どういう、意味?」

ダイヤ「このままでは、近隣の家に嫁ぐか、婿を貰うかをするでしょう。それも、近いうちに」

ダイヤ「鞠莉さんが言った通り、わたくしはもう恋愛などすることはないのだと思いますわ。鞠莉さんのように、心から愛してくれることもないでしょう」


ダイヤ「この辺りでは黒澤の苗字は、大きな力を意味しますわ。黒澤に魅せられた男の寵愛を受けるだけ、わたくしの意思とは関係、なく」
200: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 01:30:31.71 ID:Tc2d43z7.net
ダイヤ「決して恨んでいるわけでは、ありませんの。黒澤もわたくし、でも……ダイヤも、わたくし……鞠莉さんは、黒澤ダイヤとして……愛してくれたのだと、思っています」


ダイヤ「恋愛など、愚か者のすることだと思っていました。なんの生産性もない、ただの乳繰り合い……。今では考えられませんわね、わたくしも、愚か者でしたわね」


ダイヤ「古来より、女性は愛した人に、その全てを捧げます。わたくしは、あなたに……わたくしの全てを、捧げたい」

ダイヤ「受け取って、貰えませんか?」


鞠莉「で、でも……ダイヤ、結婚まで、しないって……」

ダイヤ「……未来のよくわからない方のためより、今あなたが満足してくれる方が、ずっと嬉しいから」

ダイヤ「////」



ダイヤ「い、いやなら……すみません……軽率な発言をたくさん、してしまいましたわ……そもそもわたくしの、貧相な身体では……」
201: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 01:34:46.37 ID:Tc2d43z7.net
鞠莉(わ、わたしは勿論したいけど……夢見るくらいしたいけれど……でも)

鞠莉(ううん……ここまで言わせたなんて、最低ってことよね、わたし……)

ギュッ


鞠莉「ありがとうダイヤ……わたしのこと、いっぱい考えてくれて、嬉しいわ」

鞠莉「我慢するって言ったけど、どうせ多分……時間が経つにつれて、我慢出来なくなってたと思う、イケない気持ちが溢れちゃてたと思う」

鞠莉「――言い訳にするつもりは、ないんだけど……ダイヤが、可愛いから……」

ダイヤ「そ、そんな……わたくしは、可愛くなんか……」

鞠莉「ううん、可愛いよっ……本当に可愛い」

ダイヤ「///」

鞠莉「わたし……ダイヤの全部が欲しいの……ずっと、ずっと、欲しかったの」

ダイヤ「ええ……」


鞠莉「……ちゅっ」


ダイヤ「んっ……」
202: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 01:36:46.19 ID:Tc2d43z7.net
鞠莉「舌、だして?」

ダイヤ「?///」

ダイヤ(こ、これ……もう、は、始まってる……?)///

ダイヤ「あ、あの鞠莉」

鞠莉「?」

ダイヤ「わ、わたくしはその……性行為のことは本当に、ほとんどわからなくて……だから、あの……」

鞠莉「大丈夫、私に任せて」


ダイヤ「……卑怯ですわ、あなたばかり、経験豊富で」


ダイヤ「あなたは、他の女の子とわたくしを比べてしまう……わたくしなんかでは」

鞠莉「比べないよ、ダイヤはダイヤだよ。私が好きになったのはダイヤだけ、だから。比べられないの」

ダイヤ「///」


ダイヤ「すみません……気にしないと、言ったのに」
204: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 01:46:17.77 ID:Tc2d43z7.net
鞠莉(嫉妬してくれたんだ……♡)

鞠莉「ダイヤは可愛いんだから、普段みたいに自信たっぷりもたないと」

ダイヤ「……努力します」

鞠莉「オッケー、じゃ……舌出して? べーって」

ダイヤ「こ、こうれすの?」

鞠莉「うんっ、じゃあ舌と舌を」

鞠莉「れろっ……」

ダイヤ「んんっ!?」ビクッッッ

鞠莉「引っ込めないで」

ダイヤ「は、はい」

ダイヤ(なん、ですの今の感覚は……)

鞠莉「ちゅっ……んっ♡れろっ……♡」

ダイヤ「んっっ♡んっぅ♡」ビクビク…

鞠莉(ダイヤ可愛い……♡なんかとっても反応が良いし……ぁぁ……溶けそ♡)
205: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 01:49:32.72 ID:Tc2d43z7.net
鞠莉「ちゅっぅ♡んっぅ♡」

ダイヤ(舌が絡まって……な、んだか頭が、ふわふわ、しますわ……)トロン…

鞠莉「ぷは……」ツ-…

ダイヤ「///」トロ-ン…


鞠莉「今のがディープキス、だよ」

ダイヤ「ディープ、キス……///」

ダイヤ「ほ、本当に恥ずかしいことを平気でする、んですのね……」///



鞠莉「――平気、じゃないよ……」

ダイヤ「え?」

ダイヤ「っ!?!?」

鞠莉「ごめん、ね……だめだ、やっぱここまでしたら抑えられない、よ」ビンビンッ…

ダイヤ「こ、これが鞠莉さん、の……」


ダイヤ(本当に、男性器の形に……つ、つまり今ので、わたくしに興奮、して)///


鞠莉(さ、流石にキスだけでこんなになるなんて、思わなかった……うぅ、初々しいのはどっちだって話よね///)
206: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 01:53:53.24 ID:Tc2d43z7.net
ダイヤ「そ、想像した以上にリアルで……驚きましたわ」

鞠莉「そ、そうだよね」

ダイヤ「これで、二年前の、半分……?」

鞠莉「は、半分は言い過ぎたかも……ほら、普段こんなに……昂ぶること、ないし……」

ダイヤ「なるほど///」

ダイヤ(鞠莉さんを傷つけないように、しませんと……)

ダイヤ「……触ってもいい?」

鞠莉「え……いいけど……いいの?」

ダイヤ「鞠莉のこと、全部知りたいの」

鞠莉「///」

ダイヤ「失礼します」//

スッ

鞠莉「っ」ドキドキッ//


鞠莉(な、なに初めての子に攻められてるのよ///乙女になってる場合じゃなくてリードしないとっ!)

鞠莉(でもなんか、肝心な時に動けないって、いうか……)
207: また一時間後(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 01:59:49.89 ID:Tc2d43z7.net
サワ…ギュッ

鞠莉「ぅぁ……♡」

ダイヤ(い、一気に表情が///そ、それに、あつ、い……)

鞠莉「い、いきなり握るなんて大胆、ね」ハァハァ…

ダイヤ「えと、どうするかわからなくて……間違って、いますか?」

鞠莉「ううん、それでいいよ……ぁ、ぅ……ダイヤの手、つめた……♡」ビクビク…

ダイヤ「ま、鞠莉のが熱いんですの///」

鞠莉「ハァハァ……んっ♡」


ダイヤ「こ、ここからはどうすれば……」

鞠莉「ハァハァ……♡」ビンビンッ…

ダイヤ(手の中でびくびく震えてますわ///気持ちがいい、ということ?)

ダイヤ「ま、鞠莉?」

鞠莉「あ、えと……上下に、んっぅ……動かし、て///」


鞠莉(なん、か……ダイヤに触られてるだけで、気持ち、ぃ)///
208: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 03:10:04.37 ID:Tc2d43z7.net
ダイヤ「こ、こう?」シュッ…シュッ

鞠莉「ん、ぁあ……♡♡」ヘニャヘニャ…

ダイヤ(鞠莉、す、すごい表情ですわ)///

鞠莉(やっ、ぱ……前より敏感に、なって、る)///

ダイヤ「これが……き、きもちいい……んですの?」シュコシュコ…

鞠莉「う、ん……や、ば……」ビク

ダイヤ「わ……な、なんですのこの透明なねばねばしたものは……」グチュゥ…

鞠莉「ぁ、気持ちよくなってきた証拠、で……」

ダイヤ「な、なるほど///」

ダイヤ(……刺激を与えると潤滑油の役割のこの液体が出てきて……よく出来てるんですのね……)グチュグチュ…

鞠莉「ハッ……ぅ♡や……んっ♡」

鞠莉「す、すとっぷ……」

ダイヤ「?」

鞠莉「このまま続けてたら出ちゃうから……」
209: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 03:10:58.89 ID:Tc2d43z7.net
ダイヤ「わ、わかりました///」

鞠莉「ありがとうダイヤ……私を受け入れようと、してくれて」

ダイヤ「当然のことですわ」

鞠莉「……そっか」

鞠莉「私も、ダイヤの全部、知りたいな」

ダイヤ「……か、覚悟は出来ています」

鞠莉「うん」ギュッ


プチプチッ…

ダイヤ「////」

鞠莉「下も、スカート脱がせるわね」


スルルッ…

鞠莉「可愛い下着、ダイヤは淡い色が好きなの?」

ダイヤ「そ、そんな風に考えたことは……」

鞠莉「そうなんだ、でもこういう方がダイヤに合ってると思う」


鞠莉(ダイヤの下着、姿)///


鞠莉「肌真っ白……本当に綺麗……」サワワ…

ダイヤ「ん……♡」

鞠莉「ちゅ……♡かわいい」


カチコチッ

鞠莉「そんなに緊張しないで? リラックス、だよ」
210: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 03:22:34.99 ID:Tc2d43z7.net
ダイヤ「し、しかし……こんな姿……肉親以外に、見せたことが……ぅぅ」

ナデナデ

鞠莉「それがもったいないくらい綺麗だよ」

鞠莉「ちゅ……んっ」

ダイヤ「んっぅ……ま、り……」

鞠莉「ちゅ、るる……れろ……んむ♡」


サワワッ…

ダイヤ「んっ、ふっ……♡♡」

プチッ…スルッ

ダイヤ「!?」

ダイヤ(こんな自然に、し、下着をっ)バッ

鞠莉「隠さないでよ、私に見せて?」

ダイヤ「ぅ……で、でも」ムニユッ

鞠莉「ダイヤは私のことを受け入れてくれたでしょ? 私も、ダイヤのこと受け入れたいの」

ダイヤ「……わ、わかりましたわ……っ」

プルンッ…

鞠莉「っ////」

鞠莉「き、きれー……ね♡」

鞠莉(先っぽピンクで、上むいてて///)

鞠莉「ハァハァ……」ビンビンッッ///

ダイヤ(鞠莉のがあんなにびくびくして……先っぽから透明なのがどくどく、出てきてますわ……そ、そんなにわたくしなんかの身体で、興奮するもの、なの? なんだか変な気分ですわ///)
211: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 03:23:07.50 ID:Tc2d43z7.net
鞠莉「触るね……」

サワワ…ムニュッ

ダイヤ「っ……♡♡」ビク

鞠莉「♡♡」

鞠莉「身長は伸びたけど、ここは相変わらず、ね♡」

ダイヤ「どういう、意味っ」

鞠莉「相変わらずちょうどよくてキュートなサイズってこと♡」ムニュゥムニュッ

ダイヤ「っ……ふ、っ……言葉は便利、ですわね」

鞠莉「ほんとにね」サワサワ…

鞠莉(弾力すご……♡)

ダイヤ「ぅ、う……恥ずかし、すぎて……死んでしまいそう、ですわ」

鞠莉「もう、すぐ力いれるんだから。リラックス、ね」

ダイヤ「は、はい」カチコチ

鞠莉「じゃあこれでどうかな」クニックニッッ

ダイヤ「――~~っ!?!?」ビクビク…ヘニャ…

鞠莉「ふふ、ちょっと力抜けたね」

鞠莉「ここ、けっこーいい感じみたいだね?」クニックニッ

ダイヤ「ぅ……っ、そ、こは……♡」ビクビク…
212: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 03:23:56.70 ID:Tc2d43z7.net
鞠莉(先っぽこりこりしてて……きもちいいみたいだし♡)

鞠莉「かわいい♡」クニックニッカリックリッ

ダイヤ「ふ、っ……くぅ……んっ♡」

鞠莉「声、我慢してるの?」

ダイヤ「っ♡ぅ……♡」フルフルッ

鞠莉「我慢しなくてもいいんだよ、ダイヤの声が聞きたいな」

ダイヤ「こ、こえ、なんて……ふっ――ぁぁあ……っ♡」

ダイヤ「っ……」

鞠莉「♡♡」

鞠莉「そう♡私以外聞いてる人なんていないし、我慢しないで……抑えない方が気持ちいいんだよ」コリコリッ…

ダイヤ「ふ、ぁ……んっ、ぁ……ぁぁっ」ビクビクッッ…///

ダイヤ「ま、りにきかれるのが、一番……恥ずかしい///」

鞠莉「なんで? ダイヤのかわいいところ見せてよ」キュックリクリッッ

ダイヤ「――ああっっ……♡っ……や、そ、そんなつよ、くっ♡」

鞠莉「……ダイヤ、ひょっとして敏感?」

ダイヤ「しら、ないっ……」フルフルッッ
213: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 03:26:28.35 ID:Tc2d43z7.net
鞠莉「敏感だと思うな、ほら……力入らなくてリラックスしてきたでしょ」

ダイヤ「そう、なの?」

鞠莉「うん、へにゃへにゃじゃない」

ダイヤ「///」

鞠莉「つぎは……」

鞠莉「ねえダイヤ、恥ずかしいかもしれないけど……正直に答えて欲しいの」

ダイヤ「?」

鞠莉「ひとりでしたことある?」

ダイヤ「は、はあ!?!?」


ダイヤ「あなた、な、なにをっ!?」

鞠莉「答えて」


ダイヤ「ぅ……あ、あるわけないでしょうっ!!」

鞠莉「ほんと?」


ダイヤ「ほ、本当……ですわ。そんな、快楽を得るための淫乱な行為……」


鞠莉「そっか、わかった」


ダイヤ「いまのでなにがわかりましたの!?」
214: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 03:28:51.30 ID:Tc2d43z7.net
鞠莉(じゃあ刺激に慣れてないってことだから……ちょっと色々難しいかも……痛くしないようにしないと)

サワサワ

ダイヤ(ぅ……ふとももをこんな風に、触られるなんて)

鞠莉「ダイヤがイメージ通りのお堅い人だってわかったから。マリーがほぐしてあげないと」

ダイヤ「っ……ぅ」

ダイヤ(わたくし、本当に女の人と……同性、同士で……)

グチュッ…

ダイヤ「ひっ……♡」

鞠莉「わ……」

鞠莉(び、びちょびちょ……////)

鞠莉(これなら……)

鞠莉「お尻あげて?」

ダイヤ「あ、あんまり……見ないで……お願い」

鞠莉「うん、大丈夫だよ」

スルルッ…ツ-ッ…


鞠莉(こ、こんなに……い、糸引いてる)////


ダイヤ「ゃ……////」
215: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 03:31:38.32 ID:Tc2d43z7.net
鞠莉「ちゅ……んっ♡」

ダイヤ「んっ……ぅ♡」

鞠莉「はぁ……かわいい♡」

サワ…クチックチッ…

ダイヤ「ぅぅっ……♡♡」ビク

ダイヤ(こんな、いやらしい音……わたくしじゃないっ、ちがい、ますわ……)フルフルッ

鞠莉(ぬ、濡れすぎじゃない?///ダイヤ濡れやすい、のかな)

鞠莉「大丈夫、痛くない?」クニックニッ

ダイヤ「ぁ♡くっ……だ、いじょぶ……ですわ」ハァハァ…

ダイヤ「な、んだか……ぅ♡びりびり、して……ぁっ♡♡」ビク

鞠莉「それが気持ちいいってことだよ」

鞠莉(表情いやらしすぎだよ)///

鞠莉(奥からどんどん溢れて来てる……やっぱりダイヤ濡れやすいし、かなり感じやすいみたい、ね)クニックニッ

ダイヤ「やっ♡ま、り……♡」


鞠莉「ここ、いいんだ?」コリコリッ
216: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 03:37:14.58 ID:Tc2d43z7.net
鞠莉(ダイヤのここ、ちょっとおっきいから、触りやすい♡)

ダイヤ「ぁ……♡ぅっ♡♡」

鞠莉「ここ、気持ちよくなるためだけにあるんだって♡ダイヤも、そうなんだよ♡そう考えるとちょっといやらしいね」ササヤキ…

ダイヤ「ぁっ♡うっ♡んっぅぅ♡♡」ゾクゾ
クッ

鞠莉「ハァハァ………♡かわいい♡」

鞠莉「指、挿れるね?」

ヌプッヌププ…

ダイヤ「――っ……やっ♡♡」


鞠莉「……ほら、入ったよ♡痛くない?」


ダイヤ「大丈夫、ですわ……」ハァハァ…


鞠莉(ダイヤのなかすごい……♡うねうねしてて……きゅうきゅう吸い付いてくる♡)

鞠莉(なにこれ、ひだひだいっぱいあって……こんなの……他の人と全然違う)

鞠莉(挿れたら絶対きもち、いい……♡)

グチュッグチュ


ダイヤ「はぅ♡んっ♡なに、これ♡」

鞠莉「痛かったら言ってね?」

ダイヤ「はっ♡ぁっ♡♡」クネクネ


鞠莉(ダイヤも興奮してる♡あのダイヤが、気持ちよくて興奮しちゃってる……♡)
217: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 03:40:02.86 ID:Tc2d43z7.net
ダイヤ「んっくっ♡ま、り♡まっ、て♡なん、かへんなのっ♡♡」

鞠莉「?」グチュグチュッ

鞠莉「へん?」

ダイヤ「ぁっ♡あっぅ♡ちかちか、して♡なに、これ♡♡」

鞠莉「……」

鞠莉(え、もしかして……いっちゃう、の? は、初めて気持ちよくなってるのに?)///

ダイヤ「ぁぅ♡♡」///

鞠莉「力抜いて♡大丈夫だから、変なことじゃないよ」

ダイヤ「ま、り……♡まって、怖い……っ」ボ-ッ…

鞠莉「自然なことなの、抵抗しないで私に任せて」グチッグチッ

ギュッ

鞠莉(クリも触ってあげた方がいいかも……こっちの方が敏感みたいだし)クリクリッ

ダイヤ「っっ♡♡そ、こ♡や、めっ♡♡」


ダイヤ「あっ♡あっ♡……やっ♡ら、めっ……♡っぅ♡♡」ギュッゥゥッ



ダイヤ「――っ~~~~!?!?♡♡♡♡」ビクビクッッッガクガクッッッ…


ダイヤ「はあっ♡ひ、っ……はぁっ……♡」ビクビク…
218: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 03:49:01.01 ID:Tc2d43z7.net
鞠莉「……♡」

ダイヤ「ま、り……ぅ、なんですの、いまの、は……」ハァハァ

鞠莉(ダイヤ……ほ、本当にイっちゃった……)///

ヌプ…

鞠莉「一番気持ちよくなっちゃう状態だったんだよ、どうだった?」

ダイヤ「////」

ダイヤ「これが、気持ち、いい……」

鞠莉「うん」

ダイヤ「初めての感覚で……驚いています」

鞠莉「そりゃそうだよねえ、初めて指挿れられてイっちゃうなんて思わないよ」

鞠莉「ダイヤ、えっちなのかも」

ダイヤ「そ、そんなっ///」

鞠莉(少なくともさっきのダイヤはいやらしいことしか考えてなかったわけで……ぅぅ、かわいい♡)

鞠莉(ダイヤ最初でこんな敏感なんだから、開発したらすごいことになるんじゃ……)ゴクッ…


鞠莉「ね、ダイヤ……まだ大丈夫そう?」ビンビンッドクドクッ…

ダイヤ「ぁ……」
219: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 03:50:55.96 ID:Tc2d43z7.net
鞠莉「ごめん……やめようかと思ったけど、我慢できそうに、ないの……」

ダイヤ(先ほどよりも、ぱんぱんに膨れ上がって……さ、先っぽから透明な液体が////)

ダイヤ「ええ、元からそのつもり、でしたわ」

ダイヤ「鞠莉の……好きなように、していいから……」

鞠莉「////」キュンッ

鞠莉「私も上脱ぐね……」スルスル…プルンッッ…

ダイヤ「////」

ギュッ

鞠莉「……痛いかもしれないよ」

ダイヤ(暖かい……)

ダイヤ「構いませんわ」

鞠莉「私でいいの?」

ダイヤ「どうして、今更」

鞠莉「……わかった」ゴクッ



ピトッ…


鞠莉「ぁ……♡」

ダイヤ「あつ……」

グニュッグチッ


ダイヤ「ひ、ん♡っぅ♡♡」ゾクゾク…

鞠莉(ダイヤ、敏感になってるんだ///)


鞠莉(なんか忘れてる気がするけど、いっか……)


鞠莉「挿れる、ね……」ググッゥ

ダイヤ「っぅ……」


ググクッズンッッ……
220: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 03:51:52.60 ID:Tc2d43z7.net
鞠莉「はぁぁ……♡♡♡」

ダイヤ「っ……ぅ」

鞠莉「い、痛い?」

ダイヤ「すこし、だけ……思ったよりは、痛くないですわ……」

ダイヤ「だから、気にしないで?」

鞠莉「ハァハァ……♡」

鞠莉「やば……きも、ちぃ……♡」

鞠莉(やっぱり全然ちがうっ……なんなのこれっ……生き物みたいに絡みついてきて)

鞠莉(ひだひだがすごくて、ひょっとして、名器って、やつ……?)

鞠莉(私も敏感になってるとはいえ、こんな気持ちいいのはじめて♡)

鞠莉(と、いうか)


鞠莉「ごめ、ダイヤ……ぅ、全然余裕……持てないかも」

ダイヤ「はぁっはぁ……変に余裕を持たられるより、一緒になった気分になれる方がいい、ですわ」

鞠莉「あり、がと……」


鞠莉(ぅうやばいっ、本当に好きな人とするセックスってこんなに気持ちいい、んだ)

鞠莉「うごく、ね」

グチュッグチュッッ
221: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 03:53:29.63 ID:Tc2d43z7.net
鞠莉「あっ♡ぁぁ……♡♡」

ダイヤ「っ……ぅ」

鞠莉「はっぁ♡す、ご♡ダイヤの……きもちいい♡♡」

ダイヤ「ぅっ……まりっ」

鞠莉「ダイヤっ……すきっ♡」パンパンッ

鞠莉(ぜ、ぜんぶ吸い取られちゃい、そ♡)

鞠莉(ぅぅ、絶対長く保たない、よ)

鞠莉(十分もしないで、イっちゃう、かも……)

鞠莉「あっぅ♡ふっぅ♡♡」

ダイヤ(鞠莉……本当に気持ち良さそう///)

鞠莉「あっぅ♡ダイヤっ♡♡」グッチュグッチュ

鞠莉「ぁ♡も、イっちゃう、かも♡♡」ゾクゾクッ

鞠莉(気持ちよすぎ、て、全然我慢、できない……♡♡)


鞠莉「ちゅっ……♡んむっ♡」

ダイヤ「んっぅ♡んむぅ♡むっ♡ちゅる、る♡ぷはっ♡」

ギュッッ


鞠莉「あ♡で、でる♡ダイヤっ♡ダイヤっ♡♡」パンパンッ///
222: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 03:54:38.01 ID:Tc2d43z7.net
ダイヤ「鞠莉っ♡♡」

鞠莉「あっ♡あっ♡ぁぁぁっっっ♡♡♡」


鞠莉「――~~っっ♡♡♡」ビュクビュクッビュルルルルルルッッッ!!!!!


ダイヤ「っ♡♡♡」

鞠莉「ぁ……ハッ……ハッ♡」ピュ…ピュ…ガクカクッッ…


ダイヤ(鞠莉、全身が痙攣してとても、気持ち良さそう……唾液を垂らして、な、なんて顔をしていますの///)

鞠莉「ハァハァ……ダイヤ……ありがと」グッタリ…

ダイヤ「んっ……大丈夫?」

鞠莉「気持ちよすぎておかしくなっちゃうかと思った……」

ダイヤ「そ、そんなに?」////

鞠莉「えへへ、好きな人とするの初めてだったし」

ダイヤ「な、なら対等だった、と///」

鞠莉「もちろんっ」


ヌプ……


ドロッ…


鞠莉「わ……////」
223: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 03:55:54.37 ID:Tc2d43z7.net
ダイヤ「だ、だしすぎですわよ……鞠莉っ……ぅぅ、ドロドロ……」


鞠莉「シーツがぐちゃぐちゃね……ぁ」

鞠莉「――思い出した、ゴム、してない」

ダイヤ「あ……で、でも妊娠はしないのでしょう?」

鞠莉「そうだけど、もしダイヤが病気とかなっちゃったら……少しでも可能性は減らしたいし」

ダイヤ「鞠莉……」

鞠莉「ごめんねダイヤ……」

ダイヤ「次からつけてくれればいいんですわ」

鞠莉「次……次もしてくれるんだ///」


ダイヤ「だ、だって……鞠莉が我慢出来なくなってしまったら困るでしょう///」


ダイヤ「他の人のことを見られても嫌、ですし……それなら、我慢出来なくなったら……わたくしに言ってくれれば……ち、力になってあげたいって、そう思いますわ////」
224: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 03:57:17.63 ID:Tc2d43z7.net
鞠莉「う、うん///」

鞠莉(こ、これからもダイヤと出来るとか最高////)

ダイヤ「将来鞠莉さん以外の人と、する時も……鞠莉さんのことを思い出せば、頑張れる気がしますわ……」

鞠莉「……それ、どういう意味?」

鞠莉「わたし、ダイヤとずっと一緒がいい」

ダイヤ「……」

鞠莉「ダイヤの初めて貰ったんだから、責任取らせてよ」

ダイヤ「責任、て……」

鞠莉「家も全部飛び出してっ、海の向こうへ行くの!!」

ダイヤ「!?」

鞠莉「向こうなら結婚も出来るし、大丈夫! 私とずっと一緒にいよ!!」

ダイヤ「し、しかしっ」

鞠莉「やだやだっ、わたしダイヤが他の人と一緒になるなんて考えられないっ!!!」

鞠莉「マリーと愛の逃避行、よ!」

ダイヤ「もうっ……」

ダイヤ「でも……それもいいかもしれない、と少しでも思ってしまうのは……わたくしもあなたに変えられたから、なのでしょうね」

鞠莉「少し? 私は本気だよっ!!」

ダイヤ「ふふっ、考えておきますわね」

ダイヤ「……ありがとう、鞠莉」


鞠莉「うん……」ギュッ
225: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 03:59:17.37 ID:Tc2d43z7.net
◇――――◇

数週間後


ダイヤ「ぅっ、あぅ……も、だめっ……♡♡」ガクガクッッッ////

鞠莉「ねえねえ何回イっちゃうの? まだ動かしもてない、のに♡」ハァハァ

ダイヤ「ハァハァ……んっ♡」

鞠莉「全身性感帯だもんねえ♡」フ-ッ…

ダイヤ「ぁ……////」ビクッ

鞠莉「ほんと、かわいい♡」


鞠莉(ダイヤとするのは多くても一週間に一回だけど……それくらいがちょうどいいってわかった♡)

鞠莉(最初に思った通り、回数重ねる度ダイヤはえっちになってくし……♡)


鞠莉「今日は二週間ぶり、だし……はぁ♡いっぱい気持ちよくなろうね♡♡」
226: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 04:00:07.73 ID:Tc2d43z7.net
◇――――◇

ダイヤ「わたくしの家でしてはいけないとあれほどっ、うぅ2回目ですわ……」

鞠莉「だって、先週してなかったし……予想はできたでしょ?」

ダイヤ「それとこれとは……」

ルビィ「――おねえちゃん、誰か来てるの?」

ダイヤ「る、ルビィ……帰ってきたのね」

鞠莉「よかったね、えっち中に帰ってこなくて♡」

ダイヤ「っ……」

ダイヤ「鞠莉さんが来ているの」

ルビィ「鞠莉さんが? 入っていい?」

鞠莉「どうぞー!」

ガチャッ

ルビィ「わ、鞠莉さん!」

鞠莉「今日もキュートだねルビィちゃん」

ルビィ「そ、そんな」

ルビィ「あれ……なんでお布団敷いてるの?」

ダイヤ「っ////」


ダイヤ「こ、これはっ……る、ルビィにはまだ早いんですのっ!!」
227: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 04:02:56.56 ID:Tc2d43z7.net
ルビィ「ど、どういう、こと?」

鞠莉「……まだルビィちゃんに言ってないんだ」

鞠莉「ルビィちゃん私とダイヤね――恋人なんだあ」

ダイヤ「ちょっと!!!」

ルビィ「へ?」

ルビィ「で、でもおねえちゃんと鞠莉さんは女の子同士で」

ダイヤ「っ……る、ルビィ信じてはいけません」

鞠莉「――本当だよ、女の子同士だけど恋人だよ」


鞠莉「ねえダイヤ、私は本気なの……ルビィちゃんにくらい言ってもいいでしょ?」

ルビィ「本当、なの?」

鞠莉「ルビィちゃんには早すぎるってよく言うけど、ダイヤがルビィちゃんくらいの時には私たち付き合ってたじゃない」


ダイヤ「っ、ええ……」

ルビィ「……」

ルビィ「女の子同士も増えて来たって聞いてたけど、ほ、ほんとに?//」


鞠莉「うんっ♡海外で結婚するっ」
228: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 04:04:31.70 ID:Tc2d43z7.net
ルビィ「へ///」

ダイヤ「するなんて言っていませんわっ」

ダイヤ「ごめんね、ルビィ……おねえちゃんが、こんな人で」

ルビィ「う、ううん……素敵、だと思う」

ルビィ「でもお父さんもお母さんも、おねえちゃんには高校でたらお見合いさせるって言ってるし……」

ダイヤ「……」

ダイヤ「大学にいけば、まだしなくても良いと言うので……とりあえずはそうしたいのですが」

ルビィ「ごめんなさいっ……ルビィがだめだからっ、おねえちゃんにばかりっ」

ダイヤ「いいのよ……気にしないで……」

鞠莉「……もしかして、ダイヤが海外に言ったら……ルビィちゃんがお見合いを?」


ダイヤ「それは、わかりませんの。わたくしが逃げ出したら、もしかしたら諦める可能性も」


ダイヤ「でも、ルビィには……普通に恋をして……結婚をして、幸せになってもらいたい」

ダイヤ「だからわたくしは」

鞠莉「……」
229: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 04:05:34.06 ID:Tc2d43z7.net
ダイヤ「だから、わたくしが逃げ出すわけにはいきませんの」

ルビィ「おねえちゃん……」

ルビィ「いいよっ、ルビィのことは気にしないでっ……おねえちゃんもしたいこと、してよっっ……」

鞠莉「そうだよっ、わたしが無理矢理にでも向こうに連れてくからっ! ルビィちゃんの件だってなんとかしてみせるっ!!」

鞠莉「そうやってうじうじ考えてっ、鬱陶しいんだから!! そういうところも、まとめてわたしがなんとかしてやるっ!」

ダイヤ「……鞠莉」

ダイヤ「まだ、先の話ですわ……」

鞠莉「じゃあそれまでに、逃避行の準備、しておくからね」

鞠莉「ルビィちゃんは、ダイヤのために彼氏作ってね」

ルビィ「へ///」

鞠莉「マリーが良い人紹介しよっか、ルビィちゃんは可愛いからモテるよ♡」

ルビィ「る、ルビィは……そんな」

ダイヤ「ちょっとルビィに変なことをしないでいただける?」

鞠莉「それともお姉ちゃんみたいに彼女がいい?」

ルビィ「わ、わかりません////」

ダイヤ「はぁぁ……全く」
230: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 04:06:14.02 ID:Tc2d43z7.net
ダイヤ「ただでさえ千歌さんがルビィにまとわりついて大変なのに」

鞠莉「スクールアイドル?」

ダイヤ「ええ」

鞠莉「……ダイヤも始めたら?」

ダイヤ「は?」


鞠莉「常識ばかりに囚われてるからダメなんだよ! もう三年生なんだから新しいこと始めよう!!」

ルビィ「そうだよ、おねえちゃんしてみようよっ」

鞠莉「スクールアイドル好きなんでしょ、ダイヤは可愛いしするしかないっ!!」


ダイヤ「ば、バカなことを言わないでくださる!?」

ダイヤ「わたくしは忙しいんですの、ただでさえやることがあるのに……」


ダイヤ「お茶を持って来ますわ、ここで待っていて」
231: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 04:06:45.64 ID:Tc2d43z7.net
バタンッ

鞠莉「はぁ、硬いねえ……」

ルビィ「……そうですけど、おねえちゃんはルビィのせいで忙しくて」

ルビィ「ごめんなさい……鞠莉さんにまで、迷惑かけて」

鞠莉「……大丈夫よ、ルビィちゃんは気にしないで」ナデナデ

ルビィ「……」

鞠莉「そうだ、私とルビィちゃんで生徒会の仕事だけでも手伝っちゃおうか? 今の生徒会は実質ダイヤしか仕事してないみたいだし」

鞠莉「そうすれば時間も出来るはずよ!」

ルビィ「っ!!」コクコクッ!!

鞠莉「いっそのこと生徒会にでも入る?」

鞠莉「まあそれは冗談として……ルビィちゃんはスクールアイドル、したいの?」

ルビィ「や、やってみたいけど……おねえちゃんが」

鞠莉「……」

鞠莉「おっけー、マリーがグッドアイデアを思いついたわ!」

ルビィ「?」

鞠莉「まあとにかくっ、作戦開始ね♡」
232: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 04:11:30.60 ID:Tc2d43z7.net
◇――――◇


数日後


鞠莉「ねえねえダイヤ、今日の放課後は暇だよねえ?」

ダイヤ「な、なんですの」

鞠莉「わたしとルビィちゃんが生徒会の仕事手伝ったもんねえ?」

ダイヤ「……何を企んでいますの?」

鞠莉「べっつにー」

ダイヤ「……」イラッッ

果南「あ、鞠莉持って来た?」

鞠莉「あ、持って来たよー! はいこれっ」

果南「わ……五枚もある」

鞠莉「ふふ、すごいでしょー♡」

ダイヤ「なんですのそれは……」


ダイヤ「――それは!?」サァァアアア…


果南「ダイヤが鞠莉のために書いた手紙でしょ? こんなに書いたんだ」

果南「今度見せてって言って忘れてたんだよね」


果南「鞠莉がこっちへ帰ってくるのを決めた内容かぁ、楽しみだなあ♡」
233: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 04:12:06.97 ID:Tc2d43z7.net
ダイヤ「だ、だめですわ!!!」///

ダイヤ「鞠莉さん何を考えていますの!? あ、あれはダメですわっ!!」


ダイヤ「果南さん返してっ!!!」

鞠莉「だーめっ! 今の私たちがあるのも果南のおかげなんだよっ、果南には見てもらいたいっ!」

ダイヤ「……で、でも」

果南「……本当にいいの?」

ダイヤ「確かに、そうかもしれませんが……」

ダイヤ「わ、わかりましたわ……果南さんだけですからっ!」

鞠莉「やったね果南♡」

ダイヤ「その代わりっ、ここではなくて……家で読んでくださいっ」

果南「うん、わかった」

果南(こんな手紙を書くなんて、ダイヤってなかなか重いんだなぁ……)

果南(ちょっと楽しみ……)

ダイヤ「……////」



千歌「――たのもー!!!」
234: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 04:15:00.81 ID:Tc2d43z7.net
ダイヤ「?」

鞠莉(お、きたきたっ)

千歌「ダイヤさんっ!」

ダイヤ「なんですの……スクールアイドルならやっていいと……」

千歌「ルビィちゃんを人質にとりました!!!」

ダイヤ「は?」


千歌「――ルビィちゃんも、スクールアイドルを始めましたっ!!!」

ダイヤ「――は?」

千歌「ルビィちゃんがしたいって言ったからです!!!」

ダイヤ「る、ルビィをそんなことに巻き込まないと約束しましたわよね!?」

ダイヤ「だからあなたたちの活動にも目を瞑ると!!」

ダイヤ「ふざけないで!」

鞠莉「ほらほら、そんなアングリーモードはやめて」

ダイヤ「鞠莉さん、あなたも何か知っていますわね?」

鞠莉「そんなことどうでもいいでしょ。ダイヤは、ルビィちゃんがしたいって本気で言って、行動に移したことを否定するの?」


ダイヤ「そういうわけでは、なくて……ルビィのためを考えると……」

千歌「見たんですか」
235: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 04:17:07.79 ID:Tc2d43z7.net
ダイヤ「え……」

千歌「踊ってる時のルビィちゃん、本当に楽しそうなんですよ……それをダイヤさんは見たことがあるんですか?」

ダイヤ「それは……」

鞠莉「しばらく見てからでもいいんじゃない?」

ダイヤ「そう、ですわね……」

千歌「それでダメなら、ルビィちゃんのことは諦めます」

ダイヤ「……わかりましたわ」


千歌「――よしっ、じゃあ体験入部ってことで!!」

鞠莉「ってことで!♡」


ダイヤ「はぁ!?」

鞠莉「いいじゃん♡細かいことは考えないで!!」

果南「そうだよ、とりあえず行ってみよ」


ダイヤ「あ、あなた達、最初からこのつもりでっ……!!」


鞠莉「どうかなあ?」クスクス

鞠莉「ほらいいからっ!♡」グイッ


ダイヤ「ちょっ……全くっ……あなたという人は……」

鞠莉「なあに?」

ダイヤ「……」

ダイヤ「はぁ……いえ、全く持って鞠莉らしいと、思っただけですわ」

鞠莉「そうでしょそうでしょ♡」



鞠莉「ほら、屋上だってさ、ダイヤ!!」

 


 

 
おわり。
236: 名無しで叶える物語(おにぎり)@\(^o^)/ 2016/11/27(日) 04:19:23.78 ID:Tc2d43z7.net
鞠莉留学後から、ダイかなまりドロドロモノにするか今回のにするか死ぬほど迷いましたが…こっちにしました…

見てくれた方はどうもありがとうございました。
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『鞠莉「でもさダイヤ、キスの経験がないのってやっぱり恥ずかしいことだよ」』へのコメント

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