我慢しないで

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ダイヤ-アイキャッチ17
ルビィ「はぁ…おトイレ暗い…早く部屋に戻ろう…あれ?」

ダイヤ「ふぅ…やはり、緊張しますわね…大丈夫ですわ。黒澤ダイヤ。あなたなら、きっとやり切れます。」

pixiv: 我慢しないで by massue

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ルビ「おねえちゃん?」

ダイヤ「ピギャ!?る、ルビィ!?何故こんな所に!?部屋の中にいたのでは!?」

ルビィ「なんでって、お手洗いに行ってたからだけど。」

ダイヤ「な、なるほど。それもそうですわね。」

ルビィ「おねえちゃんこそ、ルビィの部屋の前で、何してるの?」

ダイヤ「え!?そ、そうですわね。それは…ええと…」

ルビィ「おねえちゃん?」


ダイヤ「はぁ〜〜ふぅ〜〜…よしっ。」

ルビィ「おねえちゃん???」

ダイヤ「ルビィ。あなたに話したい事があリます。これから少し、よろしいかしら。」

ルビィ「え?う、うん。大丈夫だけど。話って?」

ダイヤ「それは、出来れば部屋の中で、落ち着いてしたいの。構いませんか?」

ルビィ「うん。じゃあ、どうぞ。」



ダイヤ「ルビィの部屋に、こうして居るのも久しぶりかしら。」

ルビィ「えへへ。そうだね。おねえちゃんとゆっくりお話が出来るの、ルビィも嬉しい。」

ダイヤ「そう言ってもらえて、私も嬉しいわ。」

ルビィ「それで、お話って?」

ダイヤ「ルビィ…その…ええと…」


ダイヤ「ごめんなさい!」

ルビィ「えっ!?どうしたの!?」

ダイヤ「この2年間。私達の都合の為に、関係の無いあなたまで苦しめる事になってしまった。あなたの愛して止まないスクールアイドルを、あなたから取り上げてしまう所だった。本当に、ごめんなさい!」

ルビィ「そんな!頭をあげてよ!!」

ダイヤ「いいえ!言わせてください。これは私のけじめなのです。そうでなければ、私の気持ちが収まりません。」

ルビィ「そんな事ないよ!ルビィ、そんなつもりでやったんじゃないよ!」

ルビィ「それに、おねえちゃんが、鞠莉さんや果南さんのために我慢してたのはわかってるし、ルビィはちゃんとスクールアイドルになれたんだから。」

ダイヤ「ルビィ…」

ルビィ「ね?だから、もう顔上げて。」

ダイヤ「ありがとうございます。あの階段であなたから決意を聞いたときは、本当に驚きました。成長したのですね、ルビィ。」

ルビィ「そんな事ないよ。だって、歌も踊りも全然出来ないし、勉強だって、ギリギリだし。習い事だって全部投げ出して…おねえちゃんだって、ルビィがダメダメなの、知ってるでしょ?」

ダイヤ「ルビィ。そうではありません。」

ルビィ「え?」

ダイヤ「本当に困難な事は、逆境にあっても自分の想いを持ち続けること。そして、そのために自分を乗り超える事。あなたには、大切なもののために、自分を超えられる強さがあった。」

ルビィ「そんな」

ダイヤ「私は、もうスクールアイドルからは身を引く積もりでした。ですが、そんな私の手も、あなたは迷わず引いてくれた。本当に嬉しかった」

ルビィ「おねえちゃん…」

ダイヤ「いけませんわ。謝って、晴れやかな気持ちで、スクールアイドルを再開する予定でしたのに…湿っぽくなってしまって…」



ルビィ「おねえちゃん!」

ダイヤ「は、はい?」

ルビィ「はい!」

ダイヤ「えっと…?どうしたのです?両手を広げて。」

ルビィ「えっと。ルビィが東京から帰ってきたときに、おねえちゃんはルビィを抱きしめてくれたでしょ。だから今度はルビィの番だって。」

ダイヤ「それは…一体どういう…」


ルビィ「おねえちゃん。もう我慢しないでほしいの。うれしい事も、悲しい事も、好きな事も。あの頃のおねえちゃんに、スクールアイドルを一緒に楽しんだ、あの時のおねえちゃんに戻ってほしいの!」

ダイヤ「ルビィ…ですが…」


ルビィ「えいっ!」

ダイヤ「ひゃあ!ルビィ!?」

ルビィ「大丈夫。もう、我慢しなくていいんだよ。どんなおねえちゃんの事も、好きだから。」

ダイヤ「ルビィ…うう…くぅっ…」

ルビィ「おねえちゃん…泣いてるの?」

ダイヤ「お恥ずかしいですわ…でも…私嬉しいんですの…あなたと、果南さんや鞠莉さんと…また…いっしょになれて…本当に…ほんとうにぃ…」

ルビィ「うん…」

ダイヤ「果南さんと、鞠莉さんは...泣いていました...でも、私は、ちゃんと見届けなくてはと、思って...泣いてはいけないと、思って...」

ルビィ「おねえちゃん...やっぱり、カッコいいね」

ダイヤ「そんな事ありません...意地を張っているだけ...だって、私はずっと、こうして...うぅ」

ルビィ「いいよ...」

ダイヤ「うわあああああああああああああ!!!」



ダイヤ「もう、放しませんわ…何があっても…」

ルビィ「うん。大好きだよ。お姉ちゃん」

ダイヤ「ルビィ…嗚呼!可愛い我が妹!!」

ルビィ「えへへ。おねえちゃん。苦しいよぅ。」

ダイヤ「今まで厳しく当たってごめんなさい!!これからは、いっぱいいっぱいかわいがってあげますからね!」

ルビィ「ほんとう!?」

ダイヤ「ええ!あなたと共にスクールアイドルになれた事が、どれだけ嬉しい事か!」

ルビィ「ルビィもうれしい!ずっとずっと、おねえちゃんと一緒にスクールアイドルになりたかったもん!」

ダイヤ「ルビィ...なんて、なんていい子なんでしょう!」

ルビィ「えへへ...」


ダイヤ「はぁ…気分が高揚してしまいましたわ…はっ!そうですわ!ルビィ!ちょっと待っていて下さい。」

ルビィ「うん?」

ダイヤ「お待たせしました。」

ルビィ「どうしたのおねえちゃん…?って!!それは、まさか!?」

ダイヤ「そう!!「μ'sLIVE COLLECTION」!!これまでのμ'sの楽曲が、映像付きで収められているという、至高のBDですわ!」

ルビィ「で、でもそれ、発売されてから、数分で売り切れになって。ルビィも探してみたけど、全然なかったのに…」

ダイヤ「いつか、あなたと共に見る日が来る事を信じて、あの時に入手していたのです。今これを見ないで、何時見ると言うのですか!?」

ルビィ「おねえちゃん!!」

ダイヤ「ルビィ!!直ぐに準備なさい!これまでたまりに溜まった鬱憤を晴らさせて頂きますわ!!」

ルビィ「うん!!」


ダイヤ「はあっ…はあっ…」

ルビィ「はあっ…あううう…もう、動けない…」

ダイヤ「し、少々…はしゃぎすぎましたわ…μs…恐るべし」

ルビィ「μs…最高だよぉ…」

ダイヤ「はぁっ…少し…休憩しましょう。もう、立ち上がれませんわ…」

ルビィ「さん…しぇい…」

ダイヤ「ふうっ…しかし、思い切り泣いて、笑って、はしゃいで…こんなに忙しくしたのは、いつぶりかしら…」


ルビィ「えへへ、おねーちゃん!」

ダイヤ「あん!ちょっと、ルビィ。抱きつかないで下さい。重いですわ…」

ルビィ「ルビィね、今までのおねえちゃんも大好きだけど、今のおねえちゃんが一番好き!」

ダイヤ「あら、どうしてです?」

ルビィ「だって今のおねえちゃんは、優しくて、カッコよくて、一緒にはしゃいでくれるから!」

ダイヤ「何ですの、それ。子どもじゃあるまいし。」

ルビィ「えへへ」

ダイヤ「ルビィ…しかしまあ、子どもでもいいのかも知れませんわね。」

ルビィ「そうかな?」


ダイヤ「ええ。何にも捕われず、思い切り感情を開放するのは、いいものですわ。」

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