希「十二月一日は」花陽「鉄の記念日♪」

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希-アイキャッチ31
1: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2016/12/01(木) 20:14:10.50 ID:B7z5ouws.net
【十一年前】

凛ママ「はいっ、みんな注目!」

のぞえりにこ「?」

凛ママ「この中で磁石にくっつくもの、どーれだ?」

にこ(小1)「くぎ!」

絵里(小1)「おでんの、あきかん!」

希(小1)「えーと…えーと…ぜんぶ?」

凛ママ「じゃあ、実際にやってみましょう♪」

希(鉄は磁石にくっつくんや。でも磁石にくっつくものが全部鉄ってわけやないんよ)

絵里「ハラショー♪」キャッキャ

希「スピリチュアルやね」

にこ「すぴ…?」

凛ママ「みんな、磁石の使い方はわかったかなー?」

のぞえりにこ「はーい♪」

凛ママ「じゃあ、みんなで砂場へ行ってみよう♪」

のぞえりにこ「わー♪」キャッキャ

凛ママ「廊下は走らないでねー?」

のぞえりにこ「はーい!」

にこ「のぞみ。スピなんとかってなによ?」

希「かがくではかいめいできないふしぎなチカラや」

絵里「じしゃくって、かがくのチカラじゃないのー?」

【八年前】

希(小4)「お。てつのツメを売れば、はがねのキバが買えるみたいや…」

希(鉄の爪のほうがカッコよくて強そうなのに…鉄と鋼鉄ってどう違うんやろな?)

元スレ: 希「十二月一日は」花陽「鉄の記念日♪」

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2: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2016/12/01(木) 20:17:03.74 ID:B7z5ouws.net
【六年前】

凛(小4)「ちょっと寒くないかにゃー?」

花陽(小4)「そうだね。今日は特に冷えるね…」

凛「なんか、あったか~~~い飲み物でも買っていこー♪」

花陽「ふふふ。あったか~~~~いって書いてあるね」

チャリン

凛「冬はやっぱりコーンスープ!」

ガコン

花陽「私は…ココアにしようかな。鉄分も多いっていうし…」

パカッ

りんぱな「ふー」

凛「コーンの粒が残っちゃった…めんどくさいからポイ」
花陽「ま、待って凛ちゃん。もったいないよ…」

凛「じゃあ、かよちんの空き缶と交換ね♪」

花陽「うん。いいよ…(私のはココアだから何も残ってないと思うけど)」

凛「そういえば…コーンスープもココアもスチール缶だよねー?」

花陽「うん」モグモグ

凛「スチールと鉄ってどう違うのー?」

花陽(鉄なのに銅ちがうとは、これいかに…いや、鉄だから銅とはちがうで正解かな)

凛「かよちーん?」

花陽「あ、うん。スチール缶は鉄を含む合金…だったと思うよ」

凛「鉄じゃないのー?」

花陽「鉄を使ってるから磁石にくっつくんじゃなかったっけ…アルミ缶とスチール缶を分別するときに磁石を使ったりするみたいだし」

凛「へー。…よーし、いっくにゃー!」カコン

花陽「り、凛ちゃん…空き缶を蹴飛ばしたりしたらダメだよぉ…」

凛「ココア戦場にゃ!殺られる前に殺るしかないっ」

花陽「意味がわからないよぉ…」

「いたっ><」

凛「あ、今頃落ちてきた」

花陽「ほ、ほら…危ないからダメだよぉ…」
3: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2016/12/01(木) 20:18:28.96 ID:B7z5ouws.net
希(小6)「いたた…なるほど。杯の5のカードが出たんは、これやったんやな」

花陽「だ、大丈夫ですか…?」

凛「ごめんなさいにゃ」

希「あはは…キミ、ココア好きなん?」

凛「ココアはかよちんが飲んだの」

花陽「あ、空き缶を蹴ったのは私じゃないんですけど…」

希「わかってるよ。ふふふ…これはウチと缶けりで勝負しようっていう挑戦状と受け取っていいのかな?」

凛「三人だけで缶けりするのー?」

花陽「え…私もやるの!?」

穂乃果(小5)「いっしょに帰ろー♪」

あんじゅ(小6)「いいよ♪」

にこ(小6)「行きましょ。絵里」ギュ

絵里(小6)「いや、私まだ何も言ってないんだけど…」

希「にこっち、エリち、あんじゅ、穂乃果ちゃん」

ほのえりあん「えっ」
にこ「はぁ?」

希「あわせて七人や♪」

にこ「缶けりなんてやらないわよ。そんな子供っぽい遊び…」

絵里「かんけりってなに?」

穂乃果「えーと…かくれんぼみたいな遊び…かな?」

あんじゅ「希ちゃんと穂乃果ちゃんがやるんだったら、付き合ってあげてもいいわよ♪」

絵里「やってみたい…」ジーッ

にこ「しょうがないわね…私たちが勝ったらジュースくらいおごりなさいよ!」

穂乃果「おだんごでもいい?」

にこ「…おだんごね。泥で作ったとかだったら怒るわよ?」

穂乃果「本物だよ。ちゃんと食べられるおだんご♪」

希「フフフ…にこっちには悪いけど、穂むらのおだんごはウチがいただくよ♪」

凛「凛たちも負けないにゃ!」

花陽「だ、大丈夫かなぁ…」

花陽(でも年上の子と遊ぶことって今までほとんどなかったし…ココアの缶と凛ちゃんのおかげ?で、六年生の希ちゃんたちと少し仲良くなれた♪)
4: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2016/12/01(木) 20:22:10.50 ID:B7z5ouws.net
【三年前】

にこママ「砂鉄が磁石にくっつく…というのは小学校の理科でやったと思いますが」

凛(中1)「いつやったっけ?」ヒソヒソ

花陽(中1)「えーと…一年生の時かな?」

にこママ「砂鉄と呼んでいますが、これは鉄ではなく…磁鉄鉱などが砕けて細かい粒になった物です」

真姫(中1)「…」カリカリ

にこママ「磁鉄鉱の性質はどちらかといえば磁石に近く、ごく小さな磁石の粒のようなものが砂鉄で…」

凛「砂鉄って鉄じゃなかったんだにゃ」

花陽「そうだね…」

にこママ「その多くは酸化鉄、つまり酸素と鉄の化合物です。これは使い捨てカイロにも入っていたりしますね」

凛「やっぱり鉄なのー?><」

花陽「えーと…鉄も含まれてるってことじゃないかな?」

真姫(…どうでもいいわね)カキカキ

【調理実習】

真姫(食品に含まれる鉄は…必須栄養素の一つ)

花陽「特に女子は鉄を摂取しないとダメなんだって」

凛「へー」

花陽「この煮干しも鉄を豊富に含む食品だよ♪」

凛「でも凛、お魚はキライだし…煮干しはダシをとった後はそのへんの猫にでもあげればいいにゃ」

花陽「えーと…ダシだけで鉄分って摂れるの?」

真姫「無理ね。ゼロではないけど実質、無に等しい数値…千分の一くらいじゃない?」

花陽「凛ちゃん。煮干し千匹分のダシ汁を飲めば煮干し一匹食べたことになるかも」

凛「ものすごく無駄遣いにゃ」

真姫(くだらない…)クス
5: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2016/12/01(木) 20:24:15.13 ID:B7z5ouws.net
【二年前】

にこ(一年)「ひじきや切干大根も鉄分が豊富なのよ」

絵里(一年)「この黒いの…食べても大丈夫なの?」

にこ「ひじきっていう海藻よ。あんた、そんなことも知らないの?」

絵里「し、知らないわけじゃないのよ。ただ食べたことがないだけで…」

にこ「つべこべ言わずに食べなさいよ。私が作ったお弁当に何か文句あるの?」

絵里「っていうか、矢澤さんにお弁当作ってもらう理由がないと思うんだけど…」

にこ「海苔がダメだっていうから、ひじきにしたの。あらゆる食品で一番鉄分が多いのは青のりらしいわ」

絵里「そうなの?…でもお弁当に入れるような物じゃないと思うけど…」

にこ「ひじきならいいでしょ。青のりに次いで二番目に鉄分が多いのよ」

絵里「へー」

にこ「ほら、食べさせてあげるから…あーん」

絵里「自分で食べられるわよ///」

希(お弁当作ってくれる子がいて…正直ちょっとうらやましいわ)

にこ「それから…タンニンは鉄の吸収を妨げるんですって。食事のときに紅茶やコーヒーは禁止ね」

絵里「え…飲み物くらい自由に選ばせてよ…」

にこ「食事のときくらい我慢しなさい。ほら、これ飲んで」

絵里「これは…?」

にこ「タンポポ茶よ。これにも鉄分が含まれてるの」

絵里「タンポポって…雑草の?」

にこ「別に私がそのへんの雑草引っこ抜いて煮たわけじゃないわよ。タンポポの根っこを加工した物で、普通の市販品」

絵里「そうなの?…あら、意外といい香りね」

にこ「結構おいしいわよ。美容にもいいし」ゴク

絵里「本当ね…クセもないし、飲みやすいわ」

にこ「ちなみに、ごく微量のタンニンが含まれてたりもするみたいだけどね。紅茶やコーヒーより遥かに少ないから問題ないわよ」

絵里「ふーん…タンニンって体に良い物だと思ってたのに」

にこ「タンニンはタンニンで効能もあるけど、鉄分との相性は最悪みたいね」

絵里「タンニンは良くないのね…」

理事長(担任が最悪?…あの子たち一年生ね)

キーンコーンカーン…
7: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2016/12/01(木) 20:34:14.62 ID:B7z5ouws.net
【一年教室】

ザワザワ

にこ「…なんで理事長が来てんの?」ヒソヒソ

絵里「さ、さあ…?」

教師「あの…理事長?」

理事長「気にしないで、続けてください」キリッ

教師「はあ(理事長がHR見に来るって…うちのクラスに何か問題あったのかしら)」ヒヤアセ

希(理事長って美人さんやなあ♪)ソワソワ

【グラウンド】

凛(中2)「いっくにゃあー!」ドカッ

ザッ

モブ一年「おぉー!」パチパチパチ

花陽(高校生に混じってサッカーなんて…凛ちゃんは相変わらずだなぁ)

希(一年)「花陽ちゃん」

花陽(中2)「あ、希ちゃ…えっと、東條先輩」

希「ふふふ…呼び方変えなくてもいいんよ。よかったら一緒に帰らない?」

花陽「は、はい」

希「東京の片隅でココアの空き缶を蹴ってた子が、ブルーのユニフォームで世界を相手に大活躍!なんてことになるんかな?」

花陽「ど、どうかなぁ…凛ちゃん、まだ陸上とサッカーで迷ってて、何ならほかのスポーツにも興味あるみたいだし…」

希「音ノ木坂には来るの?」

花陽「はい。たぶん凛ちゃんも私も…」

希「そか。じゃあ一年だけ一緒や♪」

花陽「楽しみです…エヘヘ」

希「花陽ちゃん、今日このあと時間ある?」

花陽「はい?…えーと、特に予定はないですけど…」
8: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2016/12/01(木) 20:37:09.95 ID:B7z5ouws.net
希「はい。熱いから気をつけて」

花陽「たこやき…美味しそう♪」

希「青のりはほとんどの食材の中で一番鉄分が多いんやって」

花陽「でも青のりって、そんなにたくさん食べないし…」

希「まあね。実際に食べる量で考えたら、煮干しをおやつ感覚で食べるか、ひじきや切干大根を常備菜にしたほうがいいかもね」

花陽「青のりは…たこやき以外だと、お好み焼きと焼きそばくらいかなぁ」

のぞぱな「…」ハフハフ

【東條家】

花陽「一人暮らし!?」

希「うん」

花陽「えっと…じゃあ、家事とか全部一人で…?」

希「もちろん。…まあ、完璧には程遠いけどね…たとえば」

花陽「普通のフライパン…ですよね?」

希「そう見える?」

花陽「あ…もしかして…鉄?」

希「そう。やっぱり、ちょっと高くてもしっかりした物のほうが長く使えると思ってこれにしたんやけど…」

花陽「確か、鉄のフライパンって手入れが必要で、焦げつきやすくて…」

希「そうなんだよね…初心者には使いこなすのは難しいんよ。料理の鉄人への道は遠い…」シクシク

花陽「実際に使ってみたんですか?」

希「まず最初に油を馴染ませるのが大事なんやって。焦がしても構わないような野菜くずとかを、たっぷりの油で炒めて…」

花陽「それから…?」

希「洗剤を使わずにお湯で洗い流して、よく拭いて乾かす!」

花陽「えーと…お料理は…?」

希「焦げつかない表面加工の一般的なフライパンに比べて、多めの油が必要なんやって」

花陽「つまり…」

希「油の分、当然カロリーが高くなっちゃうやん?…怖くて使えないんよ」

花陽「アハハ…女の子には難しいんですね…鉄のフライパン…」

希「せめて、可愛い女の子がウチのために作ってくれた料理やったら…カロリーも気にしないで喜んで食べるんやけど」チラ

花陽「へ?」
9: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2016/12/01(木) 20:39:55.76 ID:B7z5ouws.net
希「ウチのために鉄分…いや、愛情たっぷりのお弁当作ってくれる女の子…いないかなぁ」ジーッ

花陽「…わ、私!?」

希「えっ。花陽ちゃんが作ってくれるん?」

花陽「えーと…私、そこまでお料理上手ってわけじゃないし…」

希「大丈夫や。何度も作ってくれるうちに上手になっていくよ。その過程も楽しめて、食べる度に美味しくなっていく愛妻弁当とか最高やん?」

花陽「愛妻って…あの、希ちゃんは彼女とか好きな人とかは…」

希「恋人はいないけど、好きな娘なら目の前にいるよ♪」

花陽「そ、そんなこと…今まで何人くらいの女の子に言ったんですか?」ジトー

希「んー。花陽ちゃんで三人目やな」

花陽「…お邪魔しました」ガチャ

希「わ…待って、待って。花陽ちゃんで最後にするから」

花陽「本当に…?」パタン

希「もちろんや。今ウチが好きな人は花陽ちゃんやし」

花陽「ちなみにそれは何人…」ジトー

希「も、もう。今は今だけやから、花陽ちゃんだけ!」

花陽「ふーん。じゃあ、信じてあげてもいいかなぁ…」

希「花陽ちゃんがウチの彼女になってくれたら、浮気はしません」

花陽「私が、希ちゃんの…」

希「そう。今から花陽ちゃんはウチの彼女さんや♪」ギュ

花陽「今から…いつまで?」

希「カノジョから、ウチのお嫁さんになるまでやな♪」チュ

花陽「…希ちゃん///」ドキドキ
11: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2016/12/01(木) 20:41:40.02 ID:B7z5ouws.net
【後日】

希「でかっ!?」

花陽「え?…いつも私が食べてるおむすびだけど…」

希「そ、そうなん?」

花陽「煮干しよりは少ないけど、焼き海苔にも鉄分が含まれてるの」

希「なるほどね。鉄分量断トツの青のりとも親戚みたいなものやし…いただきます」

希「中身は…おかかやね」

花陽「海苔の半分くらいだけど、かつおぶしにも鉄分が含まれてるから…」

希「普段からよく食べる物やし、これなら無理なく美味しく鉄が摂れるね」

花陽「うん。豚や鶏のレバーは鉄分が豊富で吸収率もいいっていうけど…レバーを買ってきてお料理するのは、やっぱりハードル高いっていうか…」

希「レバーはなかなかのクセものやから苦手な人も多いよね。ウチは平気やけど」

花陽「私も大丈夫。東京で普通に買える物だったら苦手な食べ物ってほとんどないと思う…」

希「ウチも♪何でもいけるからいろいろ作ってほしいな」

花陽「今日のお弁当はどうかなぁ?」

希「おいしいよ。きくらげとタマゴの中華風の炒め物に、和風の切干大根…どっちもウチ好みの味付けやし♪」

花陽「きくらげは確かキノコでは一番鉄分が多いんだったかな。卵も黄身に鉄分が多いし…」

希「切干大根と、一緒に入ってるアブラアゲにも結構多かったよね?鉄分」

花陽「そうそう。これだけ食べれば、かなり鉄分を摂れると思うけど…」

希「ウチも、こんなの持ってきたよ♪」

花陽「水筒に…お茶?」

希「これはマテ茶。日本茶より鉄分が多くて、タンニンが少ないらしいよ。ほかにも疲労回復とか、いろいろ効能があるみたいやし」

花陽「そういえば…あれから鉄のフライパンは使ってみたの?」

希「え、えーと…昨日は焼きそば作って食べたよ。野菜は鉄分の多い小松菜を使って、目玉焼きものせて…青のりをたっぷりかけて」

花陽「鉄のフライパンで?」

希「使おうかなーと思ったんやけど…焦げ付きそうやし、ホットプレートにしたわ」

花陽「結局使わなかったんだ…」

希「ま、まあ…そのうちね。もともと油を多めに使う物で、焦げ付きにくい料理なら…」

花陽「じゃあ…揚げ物とか?」

希「あぁ!その手があった…今度やってみようかな?」

花陽(フライパンの使い方としてはどうかと思うけど…使わないよりいいよね?)
12: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2016/12/01(木) 20:45:21.43 ID:B7z5ouws.net
【今年・春】

穂乃果「いたたた…意外と難しいなぁ」

穂乃果(ちょっと練習しただけでこれだから…上手くなる頃には全身傷だらけなんてことも…)

【後日】

ことり「穂乃果ちゃん。ステージ衣装のデザイン…」

穂乃果「ねえ、ことりちゃん。鉄の鎧って何kgくらいになるのかな!?」

ことり「えっ。…て、鉄の…ヨロイ?」

穂乃果「うん。…ほら、ドラクエだと商人なら女の子でも鉄の鎧を装備できるでしょ。私も商人の娘だし、ドラクエの商人の女の子って小っちゃくて、あんまり強そうじゃないし」

ことり「えーと…鉄の鎧を作ってほしいの?」

穂乃果「ステージ衣装や練習着が頑丈な防具だったら、重くて鍛えられるし身を守れるんじゃないかな!?」

海未「それはゲームの中の話です。全身に鉄の防具なんてつけたら、まともに動けない上に余計ケガをしますよ…」

ことり「アハハ…そうだね…普通の衣装なら喜んで作るけど、鉄の防具なんて作れるかどうかわからないし…」

穂乃果「うーん、やっぱりダメかぁ…」

【夏合宿】

花陽「そういえば電車も鉄道っていうけど…なんで鉄なの?」

希「線路が鉄製だったんやない?ウチも詳しくは知らないから、今はどうだかわからないけど」

海未「鉄を含む合金じゃないですか?」

凛「スチール缶と同じだねー♪」

真姫「いや、さすがに缶と同じ材質ってことはないと思うけど…」

穂乃果「アハハ…同じだったら真姫ちゃんが片手で破壊できちゃうもんね」

真姫「しないわよ。そんなこと…危ないでしょ」

花陽「希ちゃん。おなか空かない…?」

希「お。愛妻弁当!?」

花陽「エヘヘ…今日はサンドイッチ作ってきたの」

凛「かよちんが…ごはんじゃない!?」

にこ「何、天変地異の前兆?」

ことり「真夏に吹雪とか…」

絵里「は、ハラショー」

花陽「ちょっ…みんな私を何だと思ってるのぉ!?」
13: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2016/12/01(木) 20:51:34.24 ID:B7z5ouws.net
希「おいしそうやね。いただきます♪」

花陽「鉄分の多いライ麦パンを使ったの。中身はもちろんタマゴ♪」

希「おいしい♪」モグモグ

穂乃果「いいなぁ…」ジーッ

花陽「えーと…穂乃果ちゃんも食べる?」

真姫「飲み物はこれがいいわよ。アーモンドミルク」

花陽「あ…確か、鉄分が豊富で…ビタミンも…」

真姫「そう。鉄分の吸収を助けるのよ」ドヤァ

穂乃果「こんなに鉄を食べ続けたら、鉄の鎧がなくても鉄みたいに頑丈になるかな!?」

ことり「ならないと思うけど…」

希「まあ、摂らないよりは摂ったほうがいいんやない?」
14: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2016/12/01(木) 20:53:19.79 ID:B7z5ouws.net
【十二月】

希「ふー。すっかり冬やなあ…」

花陽「希ちゃん。はい、ココア」

希「ありがと。やっぱり冬はココアやね。鉄分もたっぷりやし」

花陽「そうだね…ねえ、希ちゃん…覚えてる?」

希「ココアの話?」

花陽「うん」

希「凛ちゃんが蹴ったスチール缶がウチに当たった話…かな?」

花陽「アハハ…あのときはゴメンね…」

希「いや、花陽ちゃんはココアを飲んで空き缶を凛ちゃんに渡しただけやん?…もう何年も前の話やし」

花陽「そうだけど…」

希「そのおかげで花陽ちゃんと仲良くなったんやから…いい思い出だよ♪」

花陽「うん…私も、希ちゃんと一緒に居られて…嬉しい♪」

希(卒業まで、あと三ヶ月…μ'sの皆と過ごせる時間は残りわずか)

希(頑丈そうに見える鉄も、錆びたり折れたりするように…これからのウチらがどうなるか、わからないけど)

花陽「鉄だけじゃダメだよ…?」ギュ

希「えっ」

花陽「希ちゃんが食べるごはんには、これからも…花陽の愛情が入ってなくちゃダメ」

希「花陽ちゃん…うん///」

希(鉄だけやない…きっと線路みたいに強くて。花陽ちゃんとウチの絆は、どこまでも続いていくよ♪)



おわり
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