絵里「十二月六日は」亜里沙「姉の日?」

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亜里沙-アイキャッチ5
1: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2016/12/06(火) 19:11:42.89 ID:ZAHLxwwl.net
※http://karma.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1479567713/とhttp://karma.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1479826975/の続き

亜里沙(亜里沙のお姉ちゃんはキツネさんなの。穴を掘ったり、もともとある穴を巣にしたりして暮らします)

絵里「亜里沙。私、狩りに行ってくるわ」

亜里沙「え?…でも、どんぐりいっぱいあるよ?」

絵里「どんぐりはほかに食糧がないときのために蓄えておきましょう。動けるうちに、できるだけ外で食糧を探したほうがいいわ」

亜里沙(私は、どんぐりだけで充分だけど…お姉ちゃんはお肉のほうが好きみたい)

亜里沙「亜里沙も一緒に行っていい?」

絵里「そうね…でも天敵がいたり、危ないときはすぐに隠れるのよ?」

亜里沙「お姉ちゃんがいるから大丈夫よ♪」

ドバババ

亜里沙「寒いわ。お姉ちゃん…」フルフル

絵里「この滝の上まで駆け上がれば魚がたくさんいるの。亜里沙はここで待ってて」

亜里沙「でも…お姉ちゃんと一緒に行きたいな」

絵里「亜里沙…」

亜里沙「お、お姉ちゃん」ギュ

絵里「しっかりつかまってて。一気に行くわよ!」タタッ

ピョーン スタッ

亜里沙(お姉ちゃんはまるでダンスのように身軽な動きで崖を登っていった)

亜里沙「Хорошо♪」

絵里「ふふふ。まだまだ…獲物を手に入れなくちゃ、ここまで来た意味がないもの」

亜里沙「でも冬の川って、とても冷たそうよ…大丈夫?」

絵里「水に長時間浸かっていなくても魚は獲れるわ。頭を使えば…」

バササッ

亜里沙「?」

絵里(鳥がいるわね…魚を獲りに来たのかしら?)

理事長「うふふ。いるいる…いただきます♪」シュバッ

絵里(魚より鳥のほうが大物ね…)ギラリ

亜里沙(お姉ちゃん、あの鳥さんを狙ってるの…?)ドキドキ

元スレ: 絵里「十二月六日は」亜里沙「姉の日?」

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2: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2016/12/06(火) 19:15:24.64 ID:ZAHLxwwl.net
絵里「ハラショー!」クワッ

理事長「!」バササッ

絵里「あっ><」バシャ

理事長「絢瀬さん。思いつきで行動したところで状況は変わりません」

絵里「くっ」

亜里沙(鳥さん…飛んで行っちゃった)

亜里沙「大丈夫?お姉ちゃん…」

絵里「平気よ。魚を獲って帰りましょ」

亜里沙「うん…頑張って。お姉ちゃん♪」

絵里(亜里沙にカッコ悪いところ見せちゃったわ…魚を獲って挽回しなくちゃ!)

絵里「はっ!」バシャ

亜里沙「…」

絵里「こ、こんな感じで捕まえるのよ。もちろん今のは練習よ?」

亜里沙「うん」

絵里(こう寒いと、魚も動きが鈍くなるはず…相手の死角から意表を突いて素早く捕らえれば…)

絵里「ハラショー!」バシャ

亜里沙(どうして動く前に叫ぶのかしら…?)

絵里「全然獲れなかったわ…」シュン

亜里沙「お姉ちゃん…元気出して。帰って一緒にどんぐり食べよう?」

絵里「そうね…ありがとう亜里沙」ナデナデ

亜里沙「えへへ。お姉ちゃんのしっぽ、ふさふさであったかいから大好き♪」モフモフ

絵里「亜里沙もね。ふふふ…くすぐったいわ」パタパタ

亜里沙(狩りはうまくいかないこともあるけど…いつも頑張ってるお姉ちゃんのために、亜里沙も何かしてあげたいな)

絵里「…」ガリゴリ

亜里沙「どんぐり美味しいね。お姉ちゃん♪」

絵里「そうね(明日こそ…)」
3: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2016/12/06(火) 19:17:46.40 ID:ZAHLxwwl.net
チュン(・8・)チュン

亜里沙「この木は冬でも実がなるのよ」

絵里「へー。誰から聞いたの?」

亜里沙「ことりさん。この木の実は鳥の好物なんだって」

絵里「なるほどね(木登りなら私より亜里沙のほうが得意だけど…)」

亜里沙「じゃあ、ちょっとだけ木の実をもらっていこうよ♪」

カサカサ

絵里「!…待って亜里沙、この木には登らないほうがいいわよ」

亜里沙「どうしたの?お姉ちゃん…」

絵里「今、あの辺りが揺れたのよ。何かいるわ」

亜里沙「風で揺れただけじゃないの…?」

絵里「いいえ。ほら…あれ、枝にしては変よ」

亜里沙「えっ」

絵里「やっぱり…ヘビだわ」

亜里沙(お姉ちゃんはキツネさんだから、すごく耳がいいの。蛇が動く音も聴こえるみたい)

絵里「木の実を食べに来る小鳥やネズミを狙って待ち伏せしてるんだわ」

亜里沙「それじゃ、ことりさんと希さんにも教えてあげなくちゃ!」

絵里「そうね…いえ、いっそヘビを捕まえてしまいましょう♪」

亜里沙「えっ。でも…大丈夫?」

絵里(亜里沙はいいけど、私がお腹いっぱいになるまで食べたら木の実がなくなっちゃうわ。ヘビのほうが大物だし♪)

絵里「亜里沙はここで待ってて」

亜里沙「う、うん…気をつけてね。お姉ちゃん」

絵里(ヘビは捕食者としてはなかなか狡猾で隙がないようだけど…天敵の私に対しては無防備なものね。素人にしか見えない)フッ

亜里沙(お姉ちゃんも木登り、意外と上手ね。あっという間に蛇の近くまで…)

絵里(…よし。あとは一気に仕留める!)クワッ

バキ

絵里「!?(しまった、枝が)」

亜里沙「お姉ちゃん!」
4: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2016/12/06(火) 19:21:27.02 ID:ZAHLxwwl.net
絵里(こうなったらヘビを命綱がわりに…)グイ

蛇「!」カプ

絵里「いたたた!><」ジタバタ

亜里沙「そ、そんなに動いたら危ないわ。お姉ちゃん!」

バキッ ガサガサ

絵里「Ой!?」ドサ

亜里沙「だ、大丈夫…?」

絵里「このっ…離れなさい!」ドタバタ

亜里沙(ヘビがお姉ちゃんのしっぽに噛みついて離れない…)

亜里沙「お姉ちゃん、止まって!木にぶつかっちゃう」

絵里「うぅ…亜里沙ぁ」グス

亜里沙「えいっ!」ガブ

絵里「(亜里沙がヘビに噛みつくと…しっぽから離れた!)ハラショー!」バシッ

蛇「」

亜里沙「お姉ちゃん。ケガはない…?」

絵里「大丈夫よ。ありがとう亜里沙♪」ナデナデ

亜里沙「えへへ」

絵里「枝を折っちゃったわ…」

亜里沙「でも木の実がいっぱいついてるよ♪」

絵里「そうね…このまま持って帰りましょうか」

亜里沙(ちょっと大変だったけど、お姉ちゃんのおかげで今日は食糧もたっぷり採れた♪)

希「エリちがヘビを退治してくれたおかげで…」

ことり「私たちも安心だね♪」

絵里「私だけじゃないわよ。亜里沙が助けてくれたの」ナデナデ

亜里沙「いつもお姉ちゃんが守ってくれるから…亜里沙もお姉ちゃんを守ってあげる♪」

希(仲良しやなあ…)

ことり「素敵♪」
5: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2016/12/06(火) 19:24:37.85 ID:ZAHLxwwl.net
チュン(・8・)チュン

絵里「道具…?」

海未「ええ。冬の川に飛び込むのは危険です。効率よく魚を捕らえるには道具を使うべきです」

絵里「でも私たちは人間みたいに釣りなんてできないわよ?」

真姫「釣りだけが道具の使い方じゃないわよ」

穂乃果「たとえば…こんな空きビンにお饅頭をひとかけら入れておくと、アリさんがいっぱい集まってくるでしょ?」

亜里沙「亜里沙?」

雪穂「亜里沙じゃなくてアリだよ。アリを食べる動物なら、この方法はかなり有効だと思う」

英玲奈「賢いな」ゲコゲコ

絵里「つまり、魚が集まってくるような仕掛けをして待っていればいいってこと…?」

にこ「入った魚が逃げられないようにできればベストね」

凛「凛はお魚は要らないけどにゃー」

絵里(人間が森に捨てていった物があれば役に立つかしら?)

亜里沙「一緒に探そう。お姉ちゃん」

絵里「そうね…」

タタタ…ドン

絵里「Ой!?><」

亜里沙「お姉ちゃん!」

絵里「いたた…このトゲトゲは…大きな栗?」

亜里沙「ウニじゃないかな?」

絵里「でもウニって森の中にはいないでしょ?」

亜里沙「じゃあ…サボテン?」

絵里「サボテンって食べられるのかしら?このトゲトゲさえ取っちゃえば…」

「うふふ。イタズラしちゃダメよー?」

えりあり「!」
6: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2016/12/06(火) 19:31:33.81 ID:ZAHLxwwl.net
絵里「あ、あなたは…ハリネズミの」

あんじゅ「そう…私は優木あんじゅ」

ツバサ「あなたたち…こんなところでウロウロして、何か探しているの?」

あんじゅ「森にサボテンなんて無いわよ」

絵里「別にサボテンじゃなくても…食糧になる物を探しているのよ」

亜里沙(お魚を捕まえるための道具も…)

ツバサ「食糧ねえ?」ジーッ

亜里沙「」ビクッ

絵里「ちょっ…亜里沙は渡さないわよ!」

あんじゅ「むしろ私たちより、あなたのほうが肉食性が強いんじゃないかしら?」クス

絵里「私は亜里沙を襲ったりしないわ。大切な妹なんだから」

亜里沙「お、お姉ちゃん…」

ツバサ「あなたたち…人間の道具を探してるんじゃないの?」

絵里「どうしてそれを…」

あんじゅ「偶々近くを通ったら、あなたたちの話が聞こえたのよ」

亜里沙(ホントかなぁ…)

ツバサ「こう見えても私、人間のことには詳しいのよ♪」

あんじゅ「ツバサは猫だから人間の住む町にもよく行くみたいだし…」

絵里「道具がある場所を知ってるの?」

ツバサ「ふふふ…すぐそこにあるわよ。ほら」

亜里沙「それは何?光る石?」

ツバサ「これはカビンっていうの。水をためておく物よ」

えりあり「へー」

あんじゅ「ここにヒビが入ってて…水がこぼれちゃうから捨てられたみたいね」

絵里(あれなら…使えそうね)
7: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2016/12/06(火) 19:33:39.60 ID:ZAHLxwwl.net
ツバサ「これが欲しければ…私たちと勝負してもらうわ」

絵里「あなたたちを倒せばいいの?」

あんじゅ「慌てないで。私たちはアイドルなんだから…」

絵里「また歌で勝負?」

ツバサ「いいえ。今回は…このカビンを転がして目的地まで運ぶのよ!」

絵里「はあ。…それだけ?」

あんじゅ「途中で力尽きたり、動かせない状況に陥ったら、あなたの負けよ」

絵里「まあ、それくらいなら…」

ツバサ「ただし!亜里沙さんがカビンに乗って、落ちないように運ぶのよ。もちろん亜里沙さんが落ちたらあなたたちの負け」

亜里沙「え!?」

あんじゅ「物を転がして運ぶだけじゃ、あまりアイドルに関係ないでしょ?」

ツバサ「でも、この方法ならバランスを保つ能力も必要になる」

絵里「でも亜里沙はアイドルじゃないし…」

ツバサ「そう…じゃあ諦める?」クス

亜里沙「お姉ちゃん。私なら大丈夫よ」

絵里「亜里沙…」

あんじゅ「どう思う?ツバサ」

ツバサ「失敗するほうにニボシ三匹賭けるわ」

あんじゅ「あら。それじゃ賭けが成立しないわね」

クスクス

絵里「行くわよ亜里沙」

亜里沙「いつでもいいよ。お姉ちゃん」

ゴロゴロ…

亜里沙「はわわ」トテテテ

絵里「だ、大丈夫?」

亜里沙「うん。そのまま続けて」

ツバサ「これじゃ日が暮れちゃうわね」

あんじゅ「その前に落ちちゃうんじゃない?」ファー

亜里沙(お姉ちゃんと二人なら…負けないもん)
8: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2016/12/06(火) 19:37:33.69 ID:ZAHLxwwl.net
ゴロンゴロン…

「うぅ…目が回る…」

えりあり「!?」

「ダメだ…もう限界だ…」

ツバサ「勝負あったわね?」

絵里「私は何も言ってないわ。今のは…」

「転がすのを止めてくれ。私たちの負けだ」

あんじゅ「なに?…まさか」

「うぅ…酔った」ピョコ

あんツバ「英玲奈!?」

亜里沙「カビンの中に入ってたの…?」

英玲奈「冬眠するのに丁度いい物があったから使わせてもらおうと思って…あの毛袋より広いし」

絵里「私たちの勝ちでいいの?」

英玲奈「ああ。先にギブアップしたのは私だ。名残惜しいが、これは君たちに差し上げよう」

ツバサ「ちょっとー!勝手に決めないでよ!」

あんじゅ「まあ、私たちは三人でチームだし…仕方ないわね」

英玲奈「ワレワレハヒトツ!」

絵里「やったわね、亜里沙♪」

亜里沙「お姉ちゃん♪」ギュー

英玲奈「さて…私たちはカエルか」ゲコゲコ

ツバサ「くっ。覚えてなさい!次はこうはいかないわよ!」

あんじゅ「うふふ。魚が獲れたら教えてね♪」

スタコラサッサー

絵里「でも、これ運ぶの結構大変そうね…川まで遠いし」
9: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2016/12/06(火) 19:39:07.25 ID:ZAHLxwwl.net
穂乃果「くまーっ!」

亜里沙「穂乃果さん!」

雪穂「亜里沙。何か見つけたの?」

絵里「A-RISEと勝負して、これを貰ったのよ」

穂乃果「くまくま♪」

亜里沙「川まで運びたいんだけど…」

雪穂「お姉ちゃんなら簡単だね」

穂乃果「くまっ♪」

亜里沙「ありがとう穂乃果さん♪」

雪穂「でも仕掛けを置いても、すぐに魚が獲れるわけじゃないし…」

花陽「み、みんな!大変なの…すぐ来て!」

絵里「花陽…何事?」

花陽「美味しい葉っぱがある場所を見つけたの♪」

絵里「葉っぱか…私は別にいらないけど…」

雪穂(私も葉っぱは要らないなぁ)

穂乃果「くまくま♪(行く行く)」

亜里沙「どんな葉っぱかな?」ワクワク

絵里(まあ…亜里沙が嬉しそうだから良しとしましょう♪)

海未「美味しいです」モグモグ

亜里沙「Хорошо」モグモグ

花陽(ごはんも食べたいなあ…)モグモグ

にこ「草食動物も大変ね…」

凛「冬は食べ物が少ないからにゃ」

絵里「お肉は保存には向いてないけど、生き物さえいればいつでも食べられるのが強みね♪」

亜里沙「…」
10: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2016/12/06(火) 19:40:06.71 ID:ZAHLxwwl.net
【夜】

亜里沙「ねえ、お姉ちゃん…」

絵里「なあに亜里沙?」

亜里沙「どうして亜里沙とお姉ちゃんは、姉妹なのに全然違うの…?」

絵里「穂乃果と雪穂ちゃんもそうでしょ?…私と亜里沙のほうが、まだ近いわよ。穴に棲んだり、雑食だったり…しっぽもフサフサだし♪」

亜里沙「そうだけど…お姉ちゃんは葉っぱや木の実よりお肉のほうが好きなんだよね?」

絵里「まあね。お魚も獲れたら食べるけど…」

亜里沙「亜里沙を…食べたいって思う?」

絵里「そんなことしないわよ」ナデナデ

亜里沙「でも…亜里沙だって雑食よ?」

絵里「知ってるわよ。リスは夏は虫とかを…」

亜里沙「お姉ちゃんを食べちゃうかも?」チュ

絵里「あ、亜里沙!?///」カァァ

亜里沙「えへへ…だって亜里沙、お姉ちゃんが大好きだから♪」ギュー

絵里「私も亜里沙が大好きよ♪」

亜里沙「お姉ちゃんのしっぽも好き♪」モフモフ

絵里(くすぐったい)パタパタ

亜里沙(キツネさんの巣穴は、亜里沙にはちょっぴり広くて…お姉ちゃんが居ないと落ち着かないけど)

絵里(寒い冬を越すためには、食べ物だけじゃなくて…こうやって身を寄せて過ごす相手が必要ね♪)

亜里沙(おいしい木の実も好きだけど、亜里沙はお姉ちゃんが一番大好き♪)



おわり
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