善子「リリーの弱点ビシっと見えたわ!」

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善子-アイキャッチ10
花丸「また善子ちゃんが妙なことを言い始めたずら…」

善子「ヨハネ!」

ルビィ「けど、急にどうしたの?ヨハネちゃん」

善子「わたしは気付いたのよ。いっつも意地悪してくるリリーだけど、実は弱点があるの!」

花丸「梨子さんに意地悪されたことある?」

ルビィ「ううん、ルビィにはいつも優しいよ?」

善子「意地悪してくるの!」

花丸「善子ちゃんにだけ意地悪するんだと思うずら」

善子「嘘!?なんでよ!」

ルビィ「ヨハネちゃんが何かして梨子さんを怒らせたとか?」

善子「わたしなんにもしてないわよ!」

花丸(好きな子ほど…ってやつに違いないずら)

ルビィ(いじると可愛い反応するからね)

pixiv: 善子「リリーの弱点ビシっと見えたわ!」 by しずく饅頭

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善子「とにかく!リリーは意地悪なの!」

花丸「そういうことにしとくずら」

善子「そこで、負けてばかりじゃいられないと思ったわたしは独自に研究を重ね、ついにリリーの弱点を発見したわ」

ルビィ「最近梨子さんにべったりだったのはそういうことなの?」

善子「ええ、苦労したわ。リリーの行動パターンを把握するためにリリーの家に泊まったり、逆に泊まりに来させたときに儀式と称してリリーのことを根掘り葉掘り聞き出したり」

花丸「ん…?」

善子「普段とは違うシチュエーションでの思考パターンのデータをとるために遊園地でいろんなアトラクションに乗ったりもしたわね」

ルビィ「ぅゅ…?」

善子「外的要因に対する反応を確認するために贈り物をしたりもしたわよ。自腹切ってまで用意したかいあっていい反応が得られたわ」ウンウン

花丸「あの、善子ちゃん…」

善子「なんたってあのリリーが嬉し泣きするくらいだったのよ?何をあげたら喜ぶか、わたしの研究成果が間違ってなかったって証明もできたわ!」

ルビィ「いや、それは多分もらった物が嬉しかったというより…」

善子「あ、そうそう!それでリリーの弱点なんだけどね…」

ガラッ

梨子「よっちゃーん」

善子「り、リリー!?」ビクッ

梨子「あ、ごめん。花丸ちゃんたちとお話してたかな?」

ルビィ「あ、今ヨハネちゃんが梨子さ…むぐっ」

花丸「善子ちゃんのいつものやつずら。連れて行ってください」

善子「ちょ、ずら丸!?」

梨子「そうなの?じゃあ悪いけどよっちゃん借りてくね」ガシッ

善子「へ?ちょっとリリー?な、なんで引きずっていくのよ!?」ズルズル

花丸「ごゆっくり~」


~空き教室~

梨子「ここでいいかな」

善子「こんなところに連れて来て何の話?」

梨子「えっと、その…この間、よっちゃんプレゼントしてくれたよね?」

善子「ええ」

善子(リリーの反応が研究成果と合致するか調べるためにね)

梨子「だから、あの…お返しがしたいなって…」モジモジ

善子「そんなのいいわよ。わたしが好きでやったことだし」

善子(いいデータとれたし)

梨子「それじゃあわたしの気がすまないの!だからお返しさせてくれないかな?」

善子「まあ、この堕天使ヨハネに感謝の意を表すというのならば殊勝な心がけね。快く受け入れるわ」

梨子「よかった!じゃあ今度の土曜日予定空いてるかな?」

善子(その日はリリーの研究データをまとめるつもりだったけど…)

善子「予定はないわね」

梨子「なら一緒に映画見に行かない?お母さんがくれたチケットがあるの」

善子「もちろんOKよ!」

梨子「えへへ、楽しみにしてるね!」


~教室外廊下~

「ふむふむ…」


~土曜日~

善子「さてと、待ち合わせまでまだ1時間あるけど…もうついちゃったわね」

善子(よく寝れなかったおかげで早起きするのも楽だったし、結果オーライかしら?)

善子「まあ、さすがにリリーもまだ来てないだろうしどこかで時間を潰しましょう」

「…」コソコソ

善子「ん?」フリムキ

「」サッ

善子「…気のせいかしら」


~1時間後~

善子「リリー来ないわね…」

善子「わたしの研究データからするとリリーは待ち合わせ30分前くらいには到着するように行動するはずよ。だとしたら、うっかりバスを乗り逃したとかかしら?向こうからだと本数少ないし…」

梨子「よっちゃーん!」テテテ

善子「リリー!」パアア

梨子「ご、ごめんね…待たせちゃったよね?」ハァハァ

善子(おぉ…白基調のワンピースに桜色のカーディガンとオシャレなポーチ…息が上がってるのとうっすら汗かいて上気した顔が色っぽい…)ジー

梨子「よっちゃん?」

善子「え、あ、いや、なんでもないわ!それに、待ち合わせ時間までまだ5分あるし、遅刻じゃないし」

梨子「それでも、よっちゃんは先に来てくれてたんだよね?待たせちゃったことに変わりは無いよ」

善子「待ったって言っても5分くらいよ。悠久の時を生きる堕天使にとってその程度の時間など一瞬にも等しいわ」

梨子「ふふっ…ありがとう」

善子「でも、リリーの性格ならもっと早く着いてると思ってたわ。もしかしてバス乗り逃しちゃった?」

梨子「えと、そうじゃなくて…」

善子「歯切れ悪いわね。何かあったの?」

梨子「わたしって地味だから、可愛いよっちゃんに見劣りしないようにってがんばってお洒落してたらいつの間にか時間が過ぎちゃってて…///」

善子「なによ、そんなこと?」

梨子「そ、そんなことって!わたしにとっては大事なことで…」

善子「そんなこと気にしなくても、リリーは最初から可愛いわよ」ニコ

梨子「っ!」ドキッ

梨子「…そういうところずるいよ」ボソッ

善子「?」

梨子「な、なんでもないよ!さあ、映画館に行こう?」

善子「え、ええ!そうね!」


~映画館~

梨子「この映画、CMを見てからずっと見に来たいって思ってたんだ~」キラキラ

善子(目がキラキラしてる…なるほど、リリーはこういうの好きなのね)

梨子「今すごい人気で、クラスでも話題になってたの」

善子「そういえば、ルビィも見たいって話してたわね」

梨子「主人公の女の子が二人いるんだけど、その子達の中身が入れ替わっちゃうっていう内容らしくてね」

善子「それは…いろいろと大変そうね」

梨子「楽しみだなぁ…あ、よっちゃんジュース何にする?」

善子「わたしはカル○ス」

梨子「じゃあ買ってくるね」

善子「お願いね」

善子(ここでジュースを何選ぶかでリリーの性格がわかるわね。わたしのデータではおそらく炭酸を避けてオレンジジュースを飲みたいけどわたしがみかん苦手なの知ってるから変に気を使ってカ○ピスで合わせてくると思うわ)

梨子「お待たせー」

善子「リリーは飲み物何にしたの?」

梨子「よっちゃんとお揃いだよ」

善子「よっしゃあ!」ガッツポーズ

梨子「へ!?そ、そんなにお揃い嬉しかった…?」

善子「あ、いえ…う、嬉しいわよ」

善子(あぶな…わたしがリリー対策をしてることは感づかれちゃいけないものね)

梨子「そっか…そっかぁ」ニコニコ

善子「よし、じゃあ入りましょ?」

梨子「うん」

「…」

善子「っ!」バッ

梨子「?」

善子「気のせい…よね」

梨子「よっちゃん?」

善子「ごめんなさい。なんでもないから」スタスタ

梨子「あ、もう…待ってよ~」


──
───

「嘘っ…!」

「わたしたち…!」

「「入れ替わってるぅー!?」」

善子(へぇ…面白いわね)

「これじゃ…名前分かんないよ…!」

善子(いいシーンね…)ジーン

善子(リリーは?)チラッ

梨子「うっ…」グスッ

善子(うわ、泣き顔すごい綺麗…)ジー

───
──


善子「いやー…よかったわね」

梨子「うん…うんっ!」グスッ

善子「もう、泣きすぎよリリー」

梨子「だって…むしろよっちゃんが何事もなくいられるのが不思議だよ…」

善子(泣けるシーンでほとんどリリー見てたせいだけど…まあそのおかげでリリーの気に入りそうなシチュエーションは理解できたわ)

善子「ほら、お昼御飯食べに行きましょう」

梨子「…うん」キュッ

善子「!?」ビクッ

善子(り、リリーが手を…!)

梨子「…///」ギュッ

善子(え?どういうこと?リリーはそんなことする性格じゃないと思ってたのに…)

梨子「ど、どうしたの?早く…行こ?///」

善子「そ、そうね」ドキドキ

善子(映画の影響よね?一時の気の迷い的なあれよね?)

「感動したね…」ギュッ
「うん♥」ギュッ

善子(え?)

「ずっと好きだったの♥」
「わたしも…♥」

善子(ちょっと…)

「シャイニ~♥」イチャイチャ
「仕方ないなぁ…ハグしよ♥」イチャイチャ
「あんっ!手つきが破廉恥ですわ♥」イチャイチャ

「わたしたちの出会い…奇跡だね♥」イチャイチャ
「よーそろー♥」イチャイチャ

善子(映画館出たばかりなのにそこら中ピンクムード1色じゃない!あの映画なんなのよ!淫魔の呪いでもかけられてるの!?)

梨子「お昼どこで食べる?」ギュッ

善子「わひゃぁ!?」

梨子「きゃっ!変な声上げないでよ~」

善子(これはまずいわ…腕に抱きついてきたリリーが柔らかいしいい匂いだし周囲がそういうムードだしでわたしまでおかしくなりそう)クラクラ

善子(あの恥ずかしがりやのリリーがここまで大胆になるなんて…想定外よ!)

梨子「うふふ…よっちゃーん」スリスリ

善子(はわわわわわ!?からかわれてるの!?ガチなの!?今日のリリーが分からない!)

梨子「なんだか、幸せな気分…」ギュ―

善子(ヤバい。堕天(直喩)する。これは奥の手を使うしかないわ!)

善子(見てなさい淫魔め!堕天使ヨハネの美貌で呪いなんで吹き飛ばしてやるんだから!)

善子「リリー…」ウルウル

梨子「!?」ビクゥッ

善子「ご飯…行こ?」ウルウル

梨子「そ、そうだよね!お腹すいちゃったよね!」パッ

善子(よしっ!わたしの研究成果、リリー最大の弱点!それは涙よ!)

善子(例え意地悪されても涙を見せればリリーはすぐにやめてわたしの頭を撫でたがるのよ)

善子「リリーは何が食べたい?」

梨子「わたしはなんでもいいけど、よっちゃんは?」ナデナデ

善子「撫でないで!」

梨子「…」シュン

善子「う、ご、ごめんなさい…」

梨子「よっちゃんはいい子だね」ナデナデ

善子「演技だったのね!?」

梨子「よっちゃんだって泣き真似したじゃない。おあいこだよ」

善子「ぐぬぬ…」

善子(やっぱりリリーは意地悪!さっきまでのも全部からかってたのね!)


~ファミレス~

梨子「よっちゃん」

善子「何よ」

梨子「なんでそんなに離れて座ってるの?」

善子「意地悪なしこから身を守るためよ」

梨子「む」

善子「ふん」

梨子「…」←ススス

善子「…」←ススス

梨子「なんで!?」

善子「なにされるか分からないし…」

梨子「別に変なことしたりしないよ?」

善子「ほんと?」

梨子「うん。だからこっち来て?」テマネキ

善子「じゃあ…」ススス→

ピトッ

梨子「くっついてとは言ってないんだけど…」ニコニコ

善子「はっ!?///」カアア

梨子「ああもう可愛いなぁ!」ナデナデナデナデナデナデ

善子「うにゃあああああ!なでなでするなあああ!///」

梨子「嫌でーす♪」モッギュー

善子(迂闊だわ!主導権を握られた…!)

善子(こんなときこそ研究成果を見せるとき!くらいなさいリリー!)

善子「…」ギュッ

梨子「うふふ」ナデナデ

善子「もうこのまま、ずっと離れないでいてほしいな…」

梨子「へ?」ピタッ

善子「その手が、その声が…わたしを虜にする。もう逃げないから」イスドンッ

梨子「よ、よっちゃん!?」ドキドキ

善子「あなたも、逃がさない」アゴクイ

梨子「は、はひ…///」プシュー

善子(ふふふ…効果抜群ね!リリーの好みは把握してるんだから!)

梨子「よっちゃん…」スッ

善子(あ、あれ?そういえばこのあとどうしたらいいのかしら?なんかリリーが目を閉じてるんだけど…)

梨子「…」ドキドキ

善子(あ、ダメだこれ)

───
──


善子「研究結果が出たわ」

花丸「まだ言ってたずら」

ルビィ「研究結果って?」

梨子「よっちゃーん♪」ギュッ

善子「知れば知るほど好きになった」ギュッ

花丸「あたりまえずら」



おわり
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