海未「森のうさうみ」

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海未-アイキャッチ27
1: ここ安価(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:12:18.13 ID:6+pxjaqr.net
海未「ここが、あの……!」

海未(私は海未。うさぎです。今日は私の単身引越しです)

海未(自然豊かで、私たち草食動物にとっては楽園のような森で生活することになりました)

海未(まあ、それは肉食動物にとっても同じですから、警戒するに越したことはないのですが……)

海未(もう夜ですので、はやくご飯を食べましょう)

海未「~~♫」

ガサッ

海未「!?」ビクッ

海未(おそるおそる、音がした方向に振り返ります)

海未(夜なのに、ギラリと光る眼。あれは間違いなくフクロウ🦉です)

元スレ: 海未「森のうさうみ」

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2: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:12:58.75 ID:6+pxjaqr.net
海未(首がびっくりするくらい回って、光る目も同じように……恐怖以外のなにものでもありません)

海未(う、うさぎはさすがに食べないですよね?こう見えて私、大きい方ですし

ガシッ

海未「かふっ……!?」

海未(突然、腹に鋭い痛みが走……らない?)


バッサバッサ

海未(体の重心が安定しません。なにが起こっているのでしょうか)

海未(なにかに……持ち上げられて……?)パチ

海未「っ!!???ひゃああああぁぁっ!!?」バタバタ

海未(ど、どうして!?あんなに大きな木々が、どうして下に見えるのですか!?)バタバタ

「わっ、暴れないでくださ~い!落ちちゃう~!」

海未(頭上から聞こえる声。首をどうにか動かして、なんとか視界の端で捉えたのは……)

海未「羽……!?」

「暴れないでねうさぎさん♡ことりはうさぎさんが落ちちゃっても死肉を食べるからいいけど、ぐちゃぐちゃになると痛いよ?」

海未「ひっ……」
3: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:13:39.41 ID:6+pxjaqr.net
バッサ……バサ……

海未(掴まれていた背中を解放され、数分ぶりの地上に降り立ちます)

海未(いえ、地上というよりは……木や葉を組み合わせて作られた『巣』でしょうか)

フクロウ「いらっしゃい~♡」

海未「ひっ」

海未(声をかけてきたそれは、紛れもなくフクロウ。うさぎの私よりひとまわりほど大きい、猛禽類です)

フクロウ「どうしてここまで運ばれたかわかるかなぁ?」

海未「わ、わたしを……食べるつもりなのでしょう?」

フクロウ「正解♡捕まえてすぐ食べるのは、マナーに欠けるから、ことりのお家に連れかえっちゃいました」

海未(ことり……?どう見たってことオオトリでしょう!親は成長した時を考えなかったのですか!)
4: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:14:00.67 ID:6+pxjaqr.net
ことり「いまから準備するけど、逃げないでね♡」

海未「うさぎは、木登りは苦手なんです……」

ことり「そっかぁ、なら焦らず準備しちゃおっと」ガリガリ

海未(なにかを削るような不気味な音。ことりというフクロウの方を見てみると……)

ことり「んー、これくらいかな?」ギラ

海未「ひ……」

海未(ただでさえ鋭いクチバシが、さらに鋭く、刃物のようなものになって、声を失います)

ことり「では失礼して……♡」ガシッ

海未「ぅあっ!?」

海未(脚で掴まれ、仰向けに倒されてしまいます。もう、抵抗することはできません)

ことり「一番おいしい、お腹から切り開いて食べちゃおうかなぁ……♡すごくおいしそう……♡♡」ギラギラ

海未(可愛らしい声とは裏腹の、捕食者の目。私は、いまから死んでしまいます)

海未(………いいえ、まだ、手段が残っています。最後の手段です。通じるかどうかはわかりませんが、やるしかありません)

海未「……あのっ、フクロウさんっ」

ことり「んー?お話ししたいの?うさぎさんって寂しいと死んでしまうって聞いたことあるけど……」

海未「……して」

ことり「え?」

海未「ゆるしてっ♡ゆるしてくださいっ♡♡なんでも、しますからぁっ♡♡」

ことり「」
5: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:14:35.78 ID:6+pxjaqr.net
海未(草食動物である私(たち)が、肉食動物と対峙した際に生き残る手段。サバンナのガゼルならその素早い動き、ヌーであれば重さと強靭な体で身を守ります)

海未(ではうさぎは?人間の間では早いと言われても、所詮自然界では簡単に捕まってしまいます。ならば捕まってからの交渉で生き残るに他はありません)

海未(そう、捕食者にせいいっぱい媚びること。うさぎが生き残る道です)

海未「フクロウさん、わたし、今日引っ越してきたばかりなのです。そんなわたしを食べるだなんてあまりにも非人道……非猛禽道的だと思いませんか?」

海未「おねがいしますっ♡ほんとうに、なんでもしますよ……♡♡」ピクピク

海未(耳をぴくぴく動かして、捕食者に精一杯のアピールをします。お腹を向けたままこんなことをして……すごく惨めですが、最大の服従アピールです)

海未(どう、でしょうか……)

ことり「」ギラギラ

海未(だ、だめです!目が鋭くなってます!やはり初めてなので何か間違っていたのでしょうか、あぁもう死を覚悟するしか

ことり「かンわいいぃぃぃ~~♡♡♡」キュンキュン

海未「」
6: ここ安価(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:15:40.87 ID:6+pxjaqr.net
ことり「いままでことり、たくさんの小動物さんを口に放り込んできたけど、あなたみたいな食べられる間際にそんな顔する人初めて見ちゃった♡」

ことり「いーよ、食べないであげる♡♡」

海未「ほ、ほんとうですかっ!?」

ことり「うん、ことりは約束を守りますっ。……うさぎさんも、約束守ってくれる?」

海未「え?」

ことり「なんでもするって」

海未「あ……は、はいっ!なんでもします!」

ことり「ふーん……♡」ニヤ

ことり「じゃあ……毛繕いしてもらっちゃおうかなぁ……♡」
7: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:16:31.66 ID:6+pxjaqr.net
海未「毛繕い……ですか?」

ことり「うん。さっきうさぎさんを連れ去ったみたいにすごい速度で空飛んでると、小さな虫さんを轢いちゃったりして、死骸がそのままくっついちゃうの。だから、一度綺麗にしてもらえないかな?」

ことり「あ、それとも虫とか苦手?ことりはちょっと苦手かな……」アハハ

海未「大丈夫ですよ、見慣れていますから。むしろそれくらいでいいのなら大歓迎です」

海未「それでは、始めていきますね」

ことり「うん♡」ワクワク

海未「ん、ちゅ……」ペロ

ことり「ひぁんっ!?///」
8: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:17:39.33 ID:6+pxjaqr.net
海未「あっ、らいじょうぶ、れふかぁ?痛くしてしまった、でしょうか……♡」チュッチュ

海未(う、無意識に媚びてしまって上擦った声が出てしまいました)

ことり「う、ううん。うさぎさんの舌、ざらざらしててびっくりしただけだから……///」

ことり「……かわいい声だね♡」

海未「フクロウさんも、すごく癒されます……♡んっ……」チュッ

海未(捕食者相手に、癒されるだなんて自分で言っておかしいとは思いますが)

ことり「やぁん♡そういうこと言われるのはじめて……♡うれしい♡♡」

ことり「あと~……ことりのことは『ことり』って呼んで欲しいな?」

海未「んぅっ、こ、こひょり……」

ことり「くわえながら喋ったら、くすぐったいよぉ♡」

ことり「うさぎさんの名前も、教えてくれる?」

海未「んっ……んみれふ……」

ことり「んみちゃん?」

海未「っぷぁ……海未です」

ことり「海未ちゃん?いい名前だね♡」
10: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:18:31.59 ID:6+pxjaqr.net
海未「んっ……んむ……」チュッチュッ

海未(あぁ、自然のにおいです……)

海未(木の葉のにおいに隠れた、血なまぐさいにおい)

海未(ことりは今まで、もしかしたらついさっきもかもしれないですが、ねずみや、私の仲間を幾匹も食べてきたのでしょう)

海未(わたしも、あと少しで食べられていたかと思うと……すごく、どきどきします……♡)キュン

海未「んぷ……くぽっ……」チュッチュッ

ことり「う、うみちゃん?そろそろ綺麗になったんじゃないかなって……」

海未(もっと、このにおいを嗅いでいたいです。私の脅威である、このにおいを……♡)

海未「んぁ……はぁむっ……」チュプ

ことり「ちゅんっ!?♡♡」ビクンッ

海未「んっ!?」ビクッ
11: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:19:44.49 ID:6+pxjaqr.net
海未「あ、あの、すみません!歯は立てていないつもりだったのですが……」

ことり「うみちゃん……」

海未「ひっ……(食べられる……)」

ことり「きもちよかった……♡」クタッ

海未「こ、ことり!?」

ことり「おやすみ~……♡」ギュッ

海未「あ、あのっ、私、あなたに寝られると離れられなっ……お、おもい……」

ことり「重いとか女の子に言わないの……」スヤァ
12: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:20:12.23 ID:6+pxjaqr.net
ホッホーホホーッ

海未「はっ!?」バッ

海未「っ!?動けな……あ……」

ことり「……」スヤスヤ

海未「そういえば、昨日……」

海未(…1日経って、冷静に考えると恐ろしいです)

海未(自分が死ぬ間際で、捕食者と一緒に一夜を共にするだなんて……)

海未(……今のうちに、逃げ出してしまいましょうか)

海未「よい、しょっ……」グイ

海未(大きな羽を退かして、外が見えるようにします。守られているように覆われていたのは気のせいでしょう)

海未「ひっ」スクッ

海未(そういえば、木の上でした……おとなしく食べられるのを待つしか……)

ことり「んぅ……」パチ

海未「っ」

ことり「あ、おはよう。海未ちゃん♡」

海未「おはよう、ございます」

ことり「元気ないね、大丈夫?お互い夜型だから辛いのはわかるけど、挨拶くらいは元気にしないと」

海未「……食べるのでしょう?」

ことり「え?朝ごはん?……うん、ちょっとお腹空いてるの///」グゥー

海未「っ……」キュッ

ことり「よいしょ」ガシッ

海未「ひ……」

海未(ことりは、またもや脚の爪で私の背中を鷲掴みにしました。あぁ、今度こそ──)ストン

海未「え……?」

ことり「海未ちゃん、何食べるかわからないから自分で探してきてね。ことりも、なにか探してくるから一緒に食べよう♡」バサッ

海未「たべない、のですか?わたしを……」

ことり「うん?どうして?」

ことり「約束したんだから食べません♡海未ちゃんがどうしてもって言うなら……おいしくいただくけど」

海未「い、いえっ!私も朝食を探してきます!」タタタ
13: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:20:53.67 ID:6+pxjaqr.net
海未(とはいえ……歩き回らなくても、自然が豊かすぎて目に見える限りの野草でずっと生きていけそうな心地がするのですが……)

プチップチッ

海未「このくらいで、いいでしょうか」

「……」テクテク

海未(あ、ねずみさんです。これからこの森で生活するのですから、挨拶くらいはするべきですよね)

海未「あの、すみま

ズザアァァァァ

海未「……せ、ん……」

ことり「あ、海未ちゃん。ここで採ってたんだね。ことりも今ご飯が見つかったから、ここで食べよっか♡」

海未「は、い」

「……」ピクピク
14: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:21:38.69 ID:6+pxjaqr.net
海未「……」ムシャムシャ

ことり「~~♡」ミヂッブチィ

海未(つい数分前まで元気に歩いていたソレは、原型をとどめていなくて、目を取り除かれ、腹から切り開かれ、小分けされ……)

ことり「うん?」

海未「な、なんでもありませんっ」サッ

海未(自分が、あの時媚びていなければ……ことりに、この姿にさせられて……お腹の中に……///)キュン

ことり「顔赤いよ?」

海未「気にしないでください……///」

海未(食べられるって、どのような気分なのでしょう)
16: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:22:54.34 ID:6+pxjaqr.net
ことり「お腹いっぱい……♡」

海未「わたしも……」

ことり「海未ちゃんって少食なんだね」

海未「うさぎはみんなそうですよ……」

海未(あんな光景を見せられては……)

ことり「海未ちゃん、引っ越してきたばかりって言ってたよね?」

海未「あ、はい。そうです」

ことり「じゃあ、お家作らないといけないね。検討はついてる?」

海未「いいえ、今から探すところです」

ことり「そっかぁ。それじゃあことりは目を閉じてるから、その間にどこかに行ってね」

海未「えっ?それはどういう……」

ことり「ことりが海未ちゃんのおうち知ってたら不公平でしょ?だって、そこにいけばいつでも餌があるってわかっちゃうんだから……♡」

海未「……っ」ゾク

ことり「なんていうのは今は冗談にしても、いつそうなるかわからないから、ね?」

海未「……はい、ありがとうございます」

ことり「それじゃあ、またね」

海未「はい、また」

海未(……またって、次会うときは食べられるのでは……?)
17: ここ安価(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:24:34.57 ID:6+pxjaqr.net
何日か後


海未「ふぅ……こんなところでしょうか」

海未「雨風を避けるための巣穴を作って、完璧です!」

海未(他の草食動物さんたちがいらっしゃるところでもよかったのですが……付き合いがあまり得意ではないですし、いいですよね。うさぎは寂しいと死んでしまうなんて迷信ですから)

海未(食料も豊富にありますし、最高です!さて、今日の晩御飯を探しに

ガサッ

海未「………」

ガサガサ

海未(あぁ、どうして)

海未(わたしはこんなにも不運なのでしょう)クルッ

海未(わたしの視界に映ったもの。それは紛れもなくキツネ🦊でした)
18: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:26:16.49 ID:6+pxjaqr.net
海未「……」クルッ

海未(私が振り返ったのに気づいて、わざと歩みを遅めるキツネ。少し、笑みを浮かべているようにも見えます)

キツネ「逃げないの?この距離ならまだ、振り切れるかもしれないわよ?」

海未(うそです。本当はその後脚を蹴って飛びかかれば、一瞬にして私を押さえつけることができるくせに)

海未(キツネはずる賢くて、狡猾で……もう、退路は無くなっているでしょう)

海未(ならば……生き残る道はこれしかありません)コロン

キツネ「えっ?」

海未「おねがいしますっ♡わたしをたべないでください♡♡あなたのようなかしこくてかわいいキツネさんに、私のような貧弱でお肉もない動物なんか似合いませんよ♡♡」ピクンピクン

キツネ「ふーん……そういうことしちゃうわけね」ジリッ

海未「な、なんでも、しますからぁっ♡♡」ピクピク

海未(耳をぴくぴく動かして、必死にアピールします。私はあなたに抵抗する気はないのだと、あなたに服従するのだと)

海未(けれどキツネは歩みを止めずに、じりじりと反応を楽しむように詰め寄ります)

海未「お、おねがっ♡なんでも……っ♡うぅ……」ポロポロ

海未(媚びても媚びても、薄ら笑いを浮かべたまま詰め寄るキツネに恐怖を感じ、泣いてしまいました)
19: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:26:50.99 ID:6+pxjaqr.net
キツネ「わざわざ自分から横になってくれて、食べられ慣れてるみたいね。……ってそんなワケないわよね」ギシッ

海未(キツネは倒れている私を抑えつけ、口を近づけます)

キツネ「耳、ぴくぴくしててかわいいわ……♡」

海未「っ……///」カァァ

海未(はずかしい。本当は安易に見せる行動ではないのに……///)

キツネ「いただきます……♡」

海未「ひっ……」

カプッ

海未「ぐぅっ!……ぅ?」

カプ

海未「ひぁぁっ……!?」

海未(いわゆる、甘噛みというものでしょうか。親愛な方への愛情表現……ですが、捕食者にそれをやられたって、恐怖以外の何者でもありません)

キツネ「あむっ……ぐる、じゅぅぅ……」

海未「ふっ……ぐぅぅぅっ……///」ピクンピクン

キツネ「ん……呻き声あげてるけど、顔は赤いし、耳は相変わらずぴくぴくしてるわね。痛いの?気持ちいいの?」

海未「………///」

キツネ「答えないとこのままあなたのかわいい耳を噛みちぎるわ」

海未「ひっ……こたえます、こたえますから!」

海未「そ、その……いたきもちいい……です////」カァァ

キツネ「いた、きもちいい?ぷっ……あははっ、初めて聞いたわ、そんなの」クスクス
20: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:27:17.20 ID:6+pxjaqr.net
キツネ「ねえ、あなたの言う通りにしてあげるわ。私に食べられたい?それとも、食べられたくない?」

海未「え……」

キツネ「選ばせてあげるって言ってるの。ちなみに私はあなたを食べたい。昨日からずっと食べていないんですもの」

キツネ「もし食べさせてくれるのなら、丁重に扱ってあげる。肉も皮も、全部食べて、骨だけにして……お墓も作ってあげるわ」

海未「っ」ゾク

キツネ「なるべく痛くないようにするわよ?神経も私の鋭い牙で綺麗に切断して、痛みをなくしてあげる」ギラッ

海未「あ……///」

海未(月の光に照らされ、ギラギラ輝くキツネの鋭利な牙。私の命を奪うそのものだというのに、とても美しく見えました)

海未(キツネさんの口に放り込まれて、私の部位を丁寧に、一つ一つ味わわれながら咀嚼されるって、どれほど幸せなことなのでしょう)

海未(『食材』としては、これほど嬉しいことはありません。自然に、かみさまに、そしてなにより私に感謝して食べてくださるのですから)

海未(キツネさんの白い息……口の中、暖かそう……///)ドキドキ

キツネ「ぼーっとしてないで。お腹が空いててイライラしてきたわ」

海未「あ、あのっ、わ、私はっ……!!」


海未「……食べられたく、ないです……」
21: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:28:14.07 ID:6+pxjaqr.net
キツネ「……そう。残念ね」

海未「……すみません。あなたに食べられたいと、さっきまで思っていたのに……」

キツネ「生存本能が勝っちゃった?」

海未「……おそらくは。まだ生き続けて、おいしいものをたべて、楽しく過ごしたい。そう思いました」

キツネ「いいことよ。生存本能のない動物なんて人間に飼われてる動物だけでいいもの」

キツネ「絵里よ、今回は食べないであげる」

海未「あ、ありがとうございます……!え、えっと、私は海未です。先日、この森に……」

絵里「新人さんね。楽しく過ごすといいわ」

海未「……あの、絵里は他のキツネとは違いますね」

絵里「そう?」

海未「はい、普通のキツネはもっとずる賢くて、狡猾ですから。絵里は、私に選択させてくれましたし、正直なキツネさんなのかなと」

絵里「はいそうです。とは言えないわね。ネタバラシすると、さっきのは誘導尋問みたいなものよ。あなたの口で『私を食べてください♡』って言わせるためのね」

海未「ひっ……」

絵里「まあ、海未の意思が強かったから、私は二日連続でご飯にありつけなさそうなのだけれど……」チラッ

海未「……う、すみません……」

絵里「片耳だけでも食べさせてもらえないかしら?さっき甘噛みした時コリコリしてすごくおいしそうだったの」

海未「だ、だめですっ!」バッ

絵里「冗談よ」クスクス
22: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:28:39.93 ID:6+pxjaqr.net
海未(今気づきました)

海未(私、捕食者と普通に会話しています)

海未(絵里……に惹かれているのでしょうか。それとも、これも絵里の考えのうち……?)

海未「あの、ちょっと待っててくださいますか?」

絵里「あら、どこに逃げるの?あなたのお家ここでしょう?」

海未「逃げませんよ。……あなたが、約束してくれたのですから」

絵里「………」

海未「どうかしました?」

絵里「キツネの言うこと鵜呑みにする子、初めて見たわ」

海未「絵里は、特別です」

海未「とにかく、待っていてくださいね」タタタ

絵里「………」

絵里(最初の変な服従の主張?とか、今のもだけれど、私よりキツネっぽいわよね……)
23: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:29:58.47 ID:6+pxjaqr.net
海未「お待たせしました」

絵里「本当に戻ってきたんだ?……って、すごく歩きにくそうね」

海未「すみません、取りすぎてしまって」

絵里「華奢なのに、意外と食いしん坊さんね」クスクス

海未「あなたの分ですよ」

絵里「えっ」

海未「お腹が空いているのでしょう?果実は……食べられるのかどうかわかりませんでしたが、ないよりはマシかと」

絵里「……ありがとう、嬉しいわ海未」ニコ

海未「はいっ」
25: ここ安価(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:30:58.82 ID:6+pxjaqr.net
海未(絵里と色んな話をしました。この森のルールや、彼女についての人生などです)

絵里「──だから私は余計なおせっかいで猟銃で撃たれることもないし、間違ってキツネの手を出すこともないのよ」

海未「ふふふっ……」

絵里「………」

海未「絵里?」

絵里「ねえ、今思い出したのだけれど」

海未「はい」

絵里「あなた、さっき何でもするって言ったわよね?」

海未「!!」ドキッ

絵里「ほら、あなたが私にお腹見せて耳をぴくぴくしてたとき」

海未「ぅ……はい…///」

絵里「私は……ていうかここの森の肉食動物は、そういう言葉に敏感なの」

絵里「ホントになんでもしてくれる?」

海未「は、はいっ!約束、ですから」

絵里「そういう健気な子、だいすきよ♡そうね、生殺与奪を握ってるくらいなんだから、すごいことを頼んでもいいのよね……♡」

絵里「たとえば、うさぎぴょんぴょんエロダンスとか……♡」ニヤ
26: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:32:24.02 ID:6+pxjaqr.net
海未「……」

絵里「やっぱり恥ずかしすぎて死んじゃいそうかしら?」

海未「酔ってるんですか?」

絵里「普通よ。で、やってくれるの?」

海未「わ、わかりました。やります、ですが……」

海未「うさぎぴょんぴょんエロダンスってなんなのですか」

絵里「難しいことは考えなくていいわ、私を誘惑してみせて?」

海未「誘惑って……///」

絵里「あら、海未にとっては簡単なことだと思うのだけれど。さっきだって私を誘惑してたじゃない」

海未「あれは、生きるために必死で……!」

絵里「じゃあ今も必死になりなさい。ちゃぁんとやらないと海未を晩御飯にするわ」

海未「ひっ」
27: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:32:48.05 ID:6+pxjaqr.net
海未「そ、それでは、失礼して……///」スッ

海未「絵里、私のこと、ちゃんと見ていてくださいね……?」

絵里「っ!」ドキッ

海未「んっ……///」クイ

海未「えりぃ……ちゃんと、見ていますか……?」カクカク

絵里「え、えぇ、見てる。瞬きもしていないわ」ドキドキ

絵里(海未は私の前に立って、秘部を強調するように腰を振ったり、突き出したりする。もちろん衣服に隠れているけれど私の目の前で揺れるソレは、本能を刺激するもので……)

海未「こんなかんじ、でしょうか……」フリフリ

絵里「お尻、すごく綺麗ね。よく引き締まってて、いつも動いてることがよくわかるわ。とっても健康体ね♡」

海未「ぅ、あ……///」

海未(恥ずかしい……!///)ピクンピクン

絵里「耳、またぴくぴくしてるわ。かわいい……♡」

海未「やぁぁっ///見ないでくださいっ!」パッ

絵里(耳を隠す方が秘部を隠すことより重要なのかしら)
28: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:33:41.01 ID:6+pxjaqr.net
海未「んっ、あ……くふ……♡」クイッ

海未「あっ……♡はぁぁ……♡」ジュン

海未(っ!?///)

絵里「!」ツン

絵里(へぇ、美味しそうなメスのにおい出すじゃない……♡)ジュル

絵里(ってダメよ、食べない約束なんだから)

海未「……///」サッ

絵里「ちょっと、なに離れようとしてるの」グイッ

海未「ひゃんっ!///」

絵里「もっと近くで海未の素敵な踊りを、誘惑を見せて……♡」

海未(に、におい、バレてないですよね……?)ドキドキ

絵里「あと私、些細なにおいの変化に気づくくらいには鼻が効くから」

海未「っ~~~!!////」カァァ
29: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:34:13.74 ID:6+pxjaqr.net
絵里「ねえ、やっぱり海未って発情してるの?」

海未「え?」ピョンピョン

絵里「よく言うじゃない、うさぎは万年発情期だって」

海未「確かによく言われますが、ずっと発情しているわけではないですよ」

絵里「ふーん、でも今は発情してるでしょう?」

海未「し、してないです」

絵里「……そういえばさっきからメスのにおいっていうの?本能を刺激するにおいが……」

海未「し、しています!発情してますっ!///」

絵里「やっぱり。もしかして耳をぴくぴくって動かすのも発情してるから?」

海未「ち、ちがっ、これは……っ!」ピクピク

絵里「捕食者の前で発情するってすごいわね……♡変態よ。まあある意味、正しい反応なのかも知れないけれど」

海未「そんなこと、言わないでください……///」
30: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:34:40.63 ID:6+pxjaqr.net
絵里「でも、いくら正しいとは言っても、私とあなたじゃ種類が違うんだからアピールしたって仕方がないのに」

海未「じ、自分でもそれはわかっているのです。でもなぜか身が危険になると、体が熱くなって……///」キュンキュン

絵里「けれど、その発情アピールやさっきみたいに媚びたりするのは少なからず影響はあると思うわ。海未、私の顔をよく見て」

海未「え……っ!」

海未(絵里の顔、すごく真っ赤です……息も荒いですし……これ、私を見て……?)

絵里「食欲なのか繁殖欲なのかしらないけど、あなたを見てすごく興奮してるみたいなのよ……♡」

絵里「海未がいやらしく突き出してるソコ、きっとやわらかいんでしょうね……♡」

海未「やっ…///そんな、こと……♡」クイッ

絵里「噛み付いたらどんな感触なのかしら……♡ねえ、耳がダメならこっちはいいでしょう……?」

海未「だ、だめ……ぜったい、だめですから……♡」ドキドキ

絵里「だーめ♡なんでも聞くって言ったでしょう?……がぶっ♡」

海未「んひぃっ!?♡♡♡」ビクビクビクッ
31: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:35:28.64 ID:6+pxjaqr.net
絵里「……なんて、冗談。噛んだフリよ……って、あら?」

海未「はっ……♡あぁぁ……♡」

絵里「どうしたのそんな体反らせて……」

海未「ん……///」フルフル

絵里「もしかして、本当に噛まれたと思ってイっちゃった?」

海未「っ///」コクコク

絵里「呆れた……大丈夫?立てる?」

海未「腰が、抜けて……♡」

絵里「……そう、それは好都合だわ」ギシッ

海未「え……」

海未(どうして、覆いかぶさって……)

絵里「こんな美味しそうで、熟した獲物が無抵抗でいるんですもの。食べない方が失礼だと思わない?」ハアハア

海未(ぎらりと煌めく絵里の牙。あぁ、今度こそ、この牙に体を、肉を引きちぎられるのですね……)

海未「……」スッ

絵里「ん?」

海未「……ください」

海未「わたしを、食べてください……♡」

絵里「っっ♡♡」ゾクゾク

絵里「ええ、いいわ。食べてあげる……♡綺麗に、跡形も残さずに、ね♡」スッ

海未「ぁ……♡」ドキドキ

ちゅっ
32: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:37:23.55 ID:6+pxjaqr.net
海未「………え?」

絵里「やっぱりやめるわ、海未、美味しくなさそうなんですもの」

絵里「もっとたくさん食べて、太って、幸せになりなさい。そうしたら、食べに来てあげるから……」ナデナデ

絵里「それまでは、のんびりこの森で過ごしなさい。エリチカとの約束よ?」

海未「あ、え……はいっ」

絵里「いい返事ね。じゃあ、またどこかで。見かけたら……お腹が空いていない時に寄ってくれると嬉しいわ。さようなら、かわいいうさぎさん♡」タタタ

海未「ぁ……」

海未(キツネ……絵里に、食べられる約束をしてしまいました……)

海未(……おいしく食べられるために、今から太りましょう)
33: ここ安価(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:39:24.13 ID:6+pxjaqr.net
さらに数日後


海未(だいぶ、この森での生活も慣れて来ました)

海未(草食動物さんたちとも仲良くなり……肉食動物の方とも少しお知り合いになっていますが……)

海未(食物も困ることのなく、太ろうとしなくても自然と太ってしまうくらいです)

海未(とはいえ、習慣と言うべきか習性というべきか、夜中に走り回ってしまうのですが……)

海未(昼行性のみなさんには申し訳ないと思いつつ、私も夜の方が居心地がいいみたいで……ついつい走り過ぎてしまいます)

海未「風が気持ちいいです……♡」スタスタ

ガサッ!

海未(……まさか)

ガサガサ

海未(気のせいです、今日は風が強いですから)

海未(しかし私は、直感でそれを感じ取っていました。この気配は……あれ?感じたことのない気配です)
34: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:41:08.38 ID:6+pxjaqr.net
海未(気配が大きい……?熊さんでしょうか。ですが、この時間なら普通寝ているはず……)

ガサガサ

海未(足が速い……?やはり熊さんでしょうか)

ガサガサガサ

海未(というか、足音がどんどん大きく……いえ、近づいて……!?まさか──)クルッ

ガブッ

海未「かひゅっ……!?」

ドタドタドタ

海未(なにが……浮いて……?こんな風に意思とは関係なしに体が運ばれるのは2度目な気がします)

海未(痛っ……これ、牙!?鋭すぎるのではありませんか!?)

海未(一体私、なんの動物に連れ去られているのでしょう……わかるのは、この方が肉食だと言うことだけです)
35: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:42:38.93 ID:OV2x2zE7.net
「ぺっ」

海未「ぅあっ!」ゴロン

「はぁ……はぁ……やっと、みつけた……おにく……!」

海未(息が絶え絶えの様子で言葉を絞り出すその動物。振り向いたら食べられそうでしたが、振り向かなければ始まりません)クルッ

海未「えっ……!?」

海未(それは、本来ここにいるはずのない動物でした)

海未「ひ、ヒョウ🐆……!?」

パンサー「ん?えぇ、ヒョウでもピューマでもどっちでもいいわ。違いなんて私もわかんないケド」

海未「ど、どうしてこんな森に!?というかどこから……」

パンサー「知らないわ、いつの間にかここに居たの」

パンサー「というかあなたの声、空腹に響くから食べていい?」ギラッ

海未「ひっ」

海未(絵里よりずっと鋭くて、頑丈な牙。あんなのに咀嚼されては、きっとすごく痛いのでしょうね)
36: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:43:29.14 ID:zInvixFU.net
パンサー「………」クンクン

海未(っ……におい、嗅がれてます。食事前にこう言うことされるのが一番こわいです……)

パンサー「………」ジーッ

海未(そ、そんなにジロジロみて……私が怖がっているのを楽しんでいるのでしょうか?うぅ、ヒョウだったことへの驚愕もあって媚びることもできません……)

パンサー「……どうやって、食べればいいのかしら」

海未「えっ」

パンサー「まず皮を剥ぎ取ることからやらないとダメなのかしら、次はブロック状に肉を形成して……」

海未(な、なにを言っているのですかこの方は……と、とにかく、いまがチャンスです!)

海未「あ、あの、ヒョウさん?」

パンサー「なに?」

海未「わたし、ヒョウを実際に見るのは初めてなんです……///」

海未「上品な毛並みで……伝聞したものよりずっと素敵です……♡」サワッ

パンサー「ゔぇっ?!」ビクッ
37: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:44:29.96 ID:zInvixFU.net
海未「ヒョウさん、とっても大きくて、逞しい……♡」スリスリ

パンサー「ちょ、やめっ……!」

海未「ココなんか……特に立派ですよね。太くて、すごく凶暴そうな牙……♡♡私なんてきっと骨ごと噛み砕かれてしまいます」ツー

パンサー「ひっ……!」

海未「ヒョウさんはこんなに立派なのですから、食べる場所が少ない私なんてきっと満足しませんよ。ですからどうかなんでもしますので………」

パンサー「うぅ……」ジワ

海未「えっ」

パンサー「なんなのよぉ……」ポロポロ
38: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:45:02.90 ID:zInvixFU.net
海未「え?えっ?」

パンサー「どうしてそんなべたべた触ってくるのよぉ……同じケージの仲間にもそんなことされたことないのに……」

海未「あ、あの、すみませんでした(?)泣き止んでください……?」

海未「あ、あそこにりんごが生っていますよ!……夜分遅くにすみません、あちらのりんごをお一つ取っていただけないでしょうか」

「………」ポトッポトッ

海未「ありがとうございます。……ほら、ヒョウさん。りんご、食べられますか?」

パンサー「え、えぇ。よくお昼にもらってたから……」パク

パンサー「……おいしい」ニコ

海未「ふふ、よかったです♡」
39: ここ安価(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:45:31.64 ID:zInvixFU.net
海未「話せますか?」

パンサー「なんとか……」

海未「えっと、自己紹介、ですよね。私は海未と言います、見ての通りうさぎで、まだ引っ越してきたばかりの新人です」

パンサー「私は……真姫ちゃんって呼ばれていたわ。なにかよくわかんないけど、ずっと走ってて……さっき気づいたらこの森に……」

海未「先ほどこの森に入ったばかりなのですね。ここの森は、みんな優しい方ですから安心していいですよ」

真姫「………」

海未「……もしかして、コミュニケーションを取るのが苦手、とか……」

真姫「だって、誰とも話す機会なんてなかったんだから仕方ないじゃない……」

海未「……?真姫は一体、どこから来たのです?」

真姫「わからないわよ、檻があって、人がたくさんいて……」

海未「それって、もしかして動物園では……!?」

真姫「そう、なのかしら。たまに象とかが運ばれるのを見たことあったけど……」

海未「絶対そうですよ。……ですが、どこの動物園でしょうか……ここ周辺には動物園はおろか人すらいませんから」

真姫「だからわからないって言ってるじゃない……!」ポロポロ

海未「わっ、あぁっ、真姫、泣き止んでください。そ、そうです。なにか私にしてほしいことはありませんか?助けになれることや、とにかく今すぐにでもしてほしいこと。なんでも構いませんよ」

真姫「……なんでも、いいの?」

海未「はい、私に手伝えることであれば、なんでも」

真姫「じゃあ……一発芸、して……」
40: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:46:08.26 ID:zInvixFU.net
海未「い、一発芸!?」

海未(あまりにも予想外のお願いに、夜分だというのに声を荒げてしまいました)

真姫「楽しい気分に、なりたいの」

海未(真姫はふざけて言ったわけではなく、本気で困っているようです)

海未(肉食動物とはいえ、困っている方を放っては置けません。一発芸などしたことなく、やれるかはわかりませんが、全力を尽くしましょう!)
41: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:46:35.77 ID:zInvixFU.net
海未「………」パンッ

海未「みんな~♡こんばんわ~♡うさぎのうみだよっ♡♡」

真姫「」

海未「今日は、きてくれたみんなのために、たくさん楽しませてあげるからねぇ~!」

海未「じゃあみんな、私の耳を見てくれるかな?そう、長くて、ふわふわのこの耳だよ♡」

海未「今からこれが……」クイッ

真姫「!」

海未「こんな風にひとりでに動いちゃいます!」
42: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:47:21.89 ID:zInvixFU.net
海未「これ、私の意思とは関係なしに動くんですよ~!ふしぎなふしぎな耳です♡」クイックイッ

海未(小さく震えるように動かすのはとても恥ずかしいことなのですが、大きく動かすと逆に恥ずかしくないという不思議な感覚なのですが……喜んでくれているのでしょうか)

真姫「わ、わ……!すごい……!」キラキラ

海未(すごく喜んでもらえているみたいです!よかった……)

海未「あれ~?右耳と左耳で喧嘩を始めちゃったね?」ピシピシ

真姫「……」ドキドキ

海未「でもすぐに仲直り♡親愛の証のキスをしましょう♡」チュッ

真姫「わぁ……ホントに動かしてないの?」

海未「はいっ、耳が自由な意思を持っているのです」

海未(ということはないのですが、他者を喜ばせるための嘘はなんだか気持ちがいいです)

真姫「も、もうちょっと近くで見せて」ズイ

海未「っ」ビクッ

海未(ああでもやはり、怖いです。いくら無邪気で、動物園の動物とはいえ……こんな大きな捕食者……)ピクピク

真姫「はむっ」パクッ

海未「っひゃ!?♡」ビクン
43: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:47:52.57 ID:zInvixFU.net
真姫「んむ……あむ……」ペロペロ

海未「ひゃ……あっ♡んんぅ♡」ビクビク

海未「ま、まき、これはおもちゃでは……ああんっ♡」

真姫「すごい……ゴムボールより楽しい……」ペロペロ

海未(真姫の舌、すごくざらざらしていて、すごい……♡気持ちいいところに引っかかって……)

海未「ひぐぅっ♡」ピクンッ

真姫(またピクってなった……)

真姫(なんでだろう……海未の耳がぴくんってなると、不思議な気持ちになる……お腹がすいてくるのかしら?)ペロペロ

海未(や、やめさせないと……ここは舐めてはダメなのだと教えなければ……)

海未(あぁ、でも……)

真姫「んっ、ちゅぷ……はむはむ……」

海未(こんなに熱心に、無邪気に舐められて、どう止めろというのです)

海未(ですが、このままだと私が……)

真姫「んぅ……」レロ

海未「あぁっ♡♡」

海未(だめ、もう、がまんできな──♡声、でちゃう……♡)

海未「い、いく……♡ふぁああぁぁぁぁぁっっ♡♡」ビクンビクンッ

真姫「ゔぇ!?」
44: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:48:23.56 ID:zInvixFU.net
海未「あ……ぁ…♡」ヘタッ

真姫「え?え?」オロオロ

海未「まき……♡」

真姫「う、海未、大丈夫、なの?なにか、よくわかんないけど、ごめんなさい……?」

海未「だ、大丈夫ですよ真姫。でも、よければ次から……耳を舐める時は一言声をかけていただけるとうれしいです……♡」ハアハア

真姫「っ!///」ドキ

真姫(なんなのよこの意味わかんない感じ……さっきから……)グゥゥ

真姫「あ……」

海未「っ!」ビクッ

真姫「ずっと食べてないの、忘れてたのに……」

海未(ま、まずい、です。腰が抜けて動けない……このまま、私は真姫に……)

真姫「このまま私、飢え死にするのかしら……」ジワッ

海未「え……」
45: ここ安価(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:49:19.23 ID:zInvixFU.net
真姫「なにを食べていいのかわからないし、捕り方もわかんない……どうしよう……」

海未(真姫……もしかして私が食べ物だということをわかっていない……?いいえ、最初に会った時飛びかかってきましたから、食べられるものだということは理解しているはず……)

海未(動物園で、人と暮らしていたせいで本能が薄いのでしょうか……だから、私を餌とみなさなくなって……)

真姫「海未、私、このまま死んじゃうのかしら……」シュン

海未「っ!!絶対に死なせません!」

真姫「!」

海未「あなたも、この森の仲間です。私が、きっと守りますから……」ギュッ

真姫「海未……///」キュン

海未(とはいえ、どうしましょうか)

海未(ねずみを獲ることは私にはできませんし、かといって私の腹の食べてもいいなんて言えませんし……)

海未「ぁ……」

海未(一つだけ、方法があります。肉食動物の方に助けを求めれば良いのです)

海未(それなら、獲物を分けてくれるか、もしくは狩りの方法を真姫に教えてくれるかもしれません)

海未(ですが、肉食動物の知り合いは………いいえ、真姫のためです。背に腹は変えられないでしょう)

海未(……あの方を呼びましょう)
46: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:49:50.32 ID:zInvixFU.net
海未「この辺りに……いそうな予感はするのですが」

バッサバッサ

海未「いました!ことりぃ!」

ことり「………」ジーッ

バッ

海未「ことり、こっちですよ。ここです!」

ビューン

海未「こ、ことり?何故だかとても速い気がするのですが……地面にぶつかりますよ?」

ガシッ

海未「ひゃあっ!?」

真姫「う、海未っ!?」

ビューン

真姫「ま、待って!」タタタ
47: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:50:29.58 ID:zInvixFU.net
ドサッ

海未「ぁうっ」ゴロン

海未「ここは……ことりのお家……」

ことり「いただきまぁす……♡」

海未「っ!?ま、待ってくださいことり!私ですよ!!」

ことり「海未ちゃんのことなんかしりませーん♡ことりはトリ頭だからね♡」

海未「名前言えているではありませんか!さてはことり、なにも食べていませんね!?」

ことり「確かに覚えてるし何もたべてないけどぉ……海未ちゃん自分がどれだけ魅力的な食べ物かわかってるのかな?そんないやらしいエサのにおいさせて……♡」ギラ

海未「っ……///」ドキ

ことり「食べて欲しくなかったら……することがあるよね?」

海未「ぅ……」

海未(本当はあまりやりたくないです。ですが、体は生を求めて服従しかけています。いつものように……)コロン

海未「ことりっ♡たべないでください、おねがいしますっ♡♡」

ことり「あはっ♡これが見たかったんだぁ♡」
48: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:51:07.04 ID:zInvixFU.net
海未(耳をたくさん動かして、ことりに媚びます)

海未(ことりは私のこれのどこがいいのかわかりませんが、いろいろな感情が溢れて悶えているようです)

海未「ことりの逞しいそのクチバシで私の腹を抉るのもぉ……もっと太ってからの方が絶対きもちいいですよ♡」ピクンピクン

ことり「うーん、確かにそうだよね。でもぉ、ちょっと弱いよね」

海未「ぇ……」

ことり「大事な言葉、聞いてないんだけどなあ……」

海未「ぁ……」

海未「……なんでも」

ことり「ん?」

海未「なんでもっ、しますっ♡♡ことりのために尽くしますっ♡だからこんな非力で、あなたに媚びるしかない情けない私をゆるしてください♡♡♡」

ことり「……完璧だよ、海未ちゃん♡♡」

ことり「じゃあ、お腹は空いてるけど食べないでおきます♡」

海未「……!よかった……」ヘタッ

海未「はぁ……♡はぁ……♡」

海未(……最初は、演技でやっているはずだったのに、いつの間にか心の底から服従を誓うようになっている気がします。声に出して誓うのが、たまらなく気持ちいい……♡)
49: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:51:45.46 ID:zInvixFU.net
ことり「それで、海未ちゃん。用件は何かな?」

海未「え……♡」

ことり「わざわざ呼び止めたってことは話さなきゃいけないことがあったんでしょ?」

海未「あ、はい!そうなのです!えっと……」

真姫「海未ー!」

ことり「ぴぃっ!?」

海未「真姫!こちらです!」

真姫「待ってて、今行くから!」ガシッバッ

ことり「ま、待って!登らないで!お家壊れちゃうからぁ!!」

真姫「あ……ごめん」シュン

ことり「あなた……ヒョウ、だよね?どうしてこの森に……」

海未「動物園から逃げてきたのかはぐれたのか……わかりませんがいつの間にかここにきていたようなのです」

海未「それで、どうにもお腹を空かせているみたいで……」

ことり「ふーん、じゃあなんで海未ちゃんは生きてるの?」

海未「えっ」

ことり「まさかことりにしたみたいに媚びたんじゃないよね」

海未「それは……しました///」

ことり「へぇ……ことり以外にあんな情けない姿しちゃうんだ?海未ちゃんってプライドないのかな?」

海未「ぅ……」

ことり「ことり以外にあんな姿見せちゃダメだよ。海未ちゃんはことりのエサなんだから……」グリッ

海未「あぅ……おなか、やめてください……」ズキズキ
50: ここ安価(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:53:23.29 ID:zInvixFU.net
海未「そ、それでですね」

ことり「まだ話終わってないのに……もういいよ」

海未「真姫は動物園で人の手によりご飯をもらっていましたから、狩りの方法を知らないのです」

海未「ですから、ことりに狩りの仕方を指導していただきたく………」

ことり「……ねえ海未ちゃん、肉食動物は草食動物より食べるものが少ないの」

ことり「肉食動物のご飯である草食動物がたくさんいるからこの森にはやっぱり多いけど……特にこの子、まきちゃんはたくさん食べるだろうし、そうなるとことりのご飯も減っちゃうの」

ことり「そんな面倒なこと、してあげられると思う?」

海未「それは………」

海未(ことりの言うことは正論です。本来いるはずのない動物がここに住み着いてしまえば、生態系が乱れる恐れもあって、バランスが崩れてしまいます。動物全員に影響を及ぼすのです)

海未(それでも私は真姫を助けたい。私たちと同じ、まだ未来のあって、知ることがたくさんあるこの子を、助けてあげたい)

海未「……私が、ぜんぶ、責任取りますから」

ことり「え?」

海未「どうか、真姫をこの森で生活させてあげてください……!」

真姫「海未……」

ことり「責任って言っても……私たち三匹だけの問題じゃないんだよ?」

海未「それは、わかっています。でも……!」

ことり「海未ちゃん、頑固なんだね。……わかりました、その後のことはことりはわからないけど、狩りの仕方は教えます」

海未「ほ、ほんとうですか!?」

ことり「但し……♡」

ことり「海未ちゃんが、ことりのことを、それも真姫ちゃんの目の前で、ご主人様って呼んでくれたら。だけど……♡」
51: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:54:16.44 ID:zInvixFU.net
海未「ご、ご主人様、ですか?今……?」チラ

真姫「海未……」

ことり「真姫ちゃんの見てる前で、だよ♡」

海未「っ……///わかりました、ご主人様……///」

ことり「~~~っっ!!!♡♡♡」キュンキュン

海未「これでいいでしょうか、ご主人様……」

ことり「うーん、呼び方変えるだけじゃつまらないよね。ご主人様に仕える召使いか、奴隷かは知らないけど、それらしい振る舞いをしてもらわないと」

海未「一体、どのようにすれば……」

ことり「じゃあ、跪こうか♡」

海未「ぇ」

ことり「ことりの脚、舐めて?」
52: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:54:47.70 ID:zInvixFU.net
海未「あ、脚を舐める……!?///」

ことり「簡単でしょ?それとも海未ちゃん、なんでもやるって言った時はなんでもするのに、真姫ちゃんのためにはそんなことできないとか?」

海未「で、できます!ことりの脚を舐めればいいのでしょう!?」

ことり「……」グリッ

海未「あぅ……」

ことり「ご主人様」

海未「ご主人様……どうか私にあなたの脚を舐めさせてください……///」

ことり「捕食者の脚を舐めさせてなんて、海未ちゃんは変態さんだね……♡ほら、いいよ♡」スッ

海未「……っ」スッ

海未(すごく綺麗な脚……これが私の命を奪う凶器でことりの最大の武器であるとは思えません)

海未「んちゅっ……」

ことり「ふぁ……♡」
53: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:56:02.65 ID:zInvixFU.net
海未「ちゅっ……ちゅっ」

海未(やさしく、くちびるで触れて慣れさせるところから始めようと思いました。ことりの脚は硬いのに柔らかいと言った言葉では形容できない感触で、癖になってしまいそうでした)

ことり「ふふ、すごくいい眺め……♡真姫ちゃん、見てる?」

真姫「海未……///」ドキドキ

ことり「海未ちゃんはことりのモノなの。真姫ちゃんは海未ちゃんに気に入られてるみたいだけど、これだけは譲れない」

ことり「そもそも好きな子を食べられない肉食動物なんていたらダメだよ」

真姫「ゔぇ、べつに海未のこと好きだなんて……!」

海未(なにか勘違いしていることりを傍目に、キスを続けます)

海未(そろそろ舐めたくなってきちゃいました……)

海未(っ!!ち、違います!舐めろと命令されたからやるのです!そうしないと、真姫が……!)

海未「んれろぉ……」ペロッ

ことり「ひゃぁっ!?♡」ビクンッ
54: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:57:03.54 ID:zInvixFU.net
海未「んぁ、ぷ……///」ペロ

海未(ことりの脚は柔らかいですが、一方で爪はとても鋭く、舌を当てただけでも出血してしまいそうなくらいです)

海未(切ってしまわないように、慎重に舐めないと……)チロチロ

ことり「ふぁ……♡海未ちゃん、焦らしてるの……?♡」

海未「っ!そ、そういうわけではありません!私はご主人様に精一杯尽くそうと……!」

ことり「別に焦らしてもいいんだよ♡そういうのも悪くないから……んぁ♡」ピクンッ
55: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:57:45.64 ID:zInvixFU.net
ことり「海未ちゃんの舌……すごく小さいんだね。ちゃんとご飯食べてるの?」

海未「私は……主食が草なので口を大きくする必要はないのです。ご主人様こそ、ちゃんと食べているのですか?食べられる側の私がいうのもおかしいですが……」

ことり「心配してくれてるの?……うれしい♡」

海未「……ご主人様は、私がこの森に来て初めて出会った方ですから。……大事なお友達だと思っています」ペロ

ことり「ひゃあんっ♡うみちゃんにそんなこと言われたらぁ……ココのところが熱くなって来ちゃう……♡」キュンキュン

ことり「大丈夫だよ、海未ちゃん♡意外とことりは腹持ちがいいのです、ねずみ一匹で2日は持つからね」

ことり「でもぉ……海未ちゃんがことりのことを大切って思ってくれるなら、ことりに食べられてくれないかなぁ?そうしたらことり、もう何も食べなくても生きていけそう♡」

海未「……続けますね、ご主人様」ペロ

ことり「あぁんっ♡突然舐めちゃだめぇ♡♡」ビクンッ

海未(先ほどまでの高圧的な振る舞いは何処へやら、ことりは私の舌の虜になっているようです。……少し、嬉しいと感じてしまいました)
56: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:58:18.44 ID:zInvixFU.net
海未「んむ……ちゅぽっ、はぁ……」ペロペロ

海未(ことりの脚を舐めるのに特に不快感もなく、むしろこの感触が癖になってきて……一心不乱に舐めていました)

ことり「海未ちゃん、ことりの脚、そんなに好き……?くひぃっん♡」

海未「はいっ……すき、です。ご主人様の脚……大好き……♡」ペロペロ

海未(心からの言葉でした。真姫のためということも忘れ、自分の天敵であることりに、最大限の服従をしていました)

海未(まき……?そ、そういえば真姫が見ているではありませんか!私はなにを……///)チラ

真姫「はぁ、はぁ……///海未……///」ドキドキ

海未(す、すごく熱い視線を受けています!///こんな、完全に服従している姿見られているだなんて、恥ずかしいっ……///)カァァ

ことり「なに、休んでるの?♡奴隷さんは、ちゃんと舐め続けないとダメなんだよ……♡」グイッ

海未「んぅっ!?♡」ジュポ
57: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:58:44.64 ID:zInvixFU.net
海未「んぁっ、ちゅぷっ♡♡」

ことり「あぁ……っ♡いいよ、うみちゃん……♡素敵だよ……♡」

真姫「………///」

真姫(海未……あの、しっかりしてそうな海未が、自分より強い相手にはこんな簡単に服従しちゃうのね……///)

真姫(私も、海未より強い生き物だから……ちゃんと捕食の仕方を覚えたら海未にあんなこともできるのかしら……ってなに考えてるのよ私……///)
59: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:59:09.12 ID:zInvixFU.net
海未「こひょり……♡こひょりぃ……♡」ハムハム

ことり「やぁぁっ♡うみちゃん、激しいよぉ♡♡」ジュン

海未「っ!!///」ドキ

海未(あれ、なんでしょう、このにおい……なんだかドキドキするような……///)

ことり「ふふ、うみちゃん、こんなに近いともう気づいちゃってるのかな……♡」グイッ

海未「ん゛っ!?」

ことり「ことりのココ、海未ちゃんに脚を舐められてもう凄いことになってるの……♡海未ちゃんはどんな風に感じるかわからないけど、ことりたちからすればこれを『おいしそう』って感じるんだよ」

海未(おいしいそう……少し独特ですが……なんだか癖になりそうな……///)

ことり「海未ちゃんは、このにおいをずーーーっと振りまいてるの♡どれくらいことりが食べたいかわかってくれた?」

海未「っぷぁ……わ、私が、このにおいを……?そんなのウソです……///」

ことり「ウソじゃないよ。ほら……♡」クニッ

海未「あ゛ひっ!?♡」ビクンッ
60: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 14:59:58.77 ID:zInvixFU.net
ことり「舐めてるだけでこんなにぐしょぐしょにしちゃうなんて……海未ちゃんは変態うさぎさんなんだね♡」

海未「ち、ちがっ♡わたし、へんたいうさぎじゃないぃ……♡」

ことり「そんなにトロけた声で言っても説得力ないよ。……ねえ、もう、イッちゃおうか……♡」

海未「ぇ……いや、です……♡」

ことり「ことりも、一緒にイくから……♡一緒なら、恥ずかしくないよね?」

海未「ぁ……う……///」コクン

ことり「ありがとう♡特に……なにもする必要はないよね。海未ちゃんは舐め続けて、ことりは舐められ続けてるだけでいいんだから……♡」

海未「ごしゅじんさま……♡」ペロ

ことり「っひゃ♡♡」

海未「ご主人様、……ことり、好きです……♡」

ことり「っ!?♡す、好きなんて、言われたらぁっ♡♡」

海未「イキそう……ですか?わたしも、もう……♡」ペロペロ

ことり「あっ♡だ、めっ♡うみちゃ♡♡あぁっ♡♡」ビクッビクッ

海未「~~~っ♡♡♡」ビクッビクンッ

ことり「ふぁあああぁぁぁぁっっっ♡♡♡」ガクガクッ
61: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 15:00:30.10 ID:zInvixFU.net
ことり「はっ……あぁ…♡うみちゃん……♡」ギュッ

海未「ことり……♡」キュッ

真姫「……///」

真姫(なによ、あれ……///)キュンキュン

海未「ことり、綺麗な羽を地面に着けていると汚れてしまいますよ、んっ……」ペロッ

ことり「やぁ、んっ♡海未ちゃんのソレ、癖になっちゃう……♡」

ことり「よい、しょっと」スク

海未「あ……」

ことり「海未ちゃんも立てる?」

海未「は、はい。平気です!」

ことり「じゃあ、約束は守らないとね」

海未「え?」

ことり「え?」
62: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 15:01:21.42 ID:zInvixFU.net
ことり「あの、真姫ちゃんに狩りを教えるって約束……」

海未「ぁ……あ、あぁ!そうですね、ありがとうございます!」

ことり「海未ちゃん……」ニヤ

海未「な、なんですか?」

ことり「お耳貸して♡」スッ

海未「!」ピクンッ

ことり「また舐めたくなったら……いつでも舐めさせてあげるからね……♡」ボソ

海未「っ~~♡♡」ゾクゾク

ことり「その時は、命の保障はできないけど……そっちの方がきっとドキドキしちゃうよね♡♡」

海未「ぅ、あ……♡」キュンキュン

真姫「………」イライラ

真姫(なに二人きりで話してるのよ……ていうかなんでこんなモヤモヤしてるのよ……)

ことり「じゃあ真姫ちゃん、こっちに付いてきて?」

真姫「え、えぇ」
63: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 15:02:05.04 ID:zInvixFU.net
ことり「いた……!」

ことり「まきちゃん、こっち来て。静かにね……」

真姫「……」ゴクリ

ことり「ラッキーだね。あそこにねずみさんが二匹いるのわかる?」

真姫「うん、見える……」

ことり「今からことりがお手本見せるから、ことりが捕まえたらもう一匹をすぐに追いかけて仕留めて♡」

真姫「仕留める……」

ことり「大丈夫だよ♡お手本って言っても、飛びかかるだけだから。ここまで気づかずにこれたらほとんど成功してるようなものです♡」

ことり「じゃあ、行くよ?」バサッ

「!」ビクッ

ガシッ

海未「う………」ピクンッ

「………」ピクピク

ことり「わ……♡おっきぃ……♡」ジュル

「!!」ダッ

ことり「まきちゃん、早く捕まえないと逃げちゃうよ?」

真姫「わ、わかってるわよ!」ダッ
64: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 15:02:40.36 ID:zInvixFU.net
ダッダッダッ

ガブッ

海未「………っ」ピクピクッ

真姫「っ!!と、獲れた……!」

ことり「やったね、まきちゃん!」

真姫「えぇ、ありがとう!」

ことり「もっと経験を積んでいけば、音も消せるようになるから、頑張ってね」

真姫「海未、見て!私、自分で獲ったわよ!」

「……」ピクッ

海未「ぅ……すごいですよ、真姫」ピクピク

ことり「自分で獲ったエサの方が、人間から与えられたものよりきっとおいしいから、新鮮なうちに食べちゃいましょうね♡」

真姫「ぁ……食べ方も、わからないの」

ことり「え……?あはは、そのままだよ。こんな風に……♡」グブッ

海未「っ……///」ゾクッ

真姫「皮もそのまま食べていいのね……んぐっ」ガブッ

海未(あ……真姫の牙……やっぱり逞しい……♡)キュンキュン
65: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 15:03:16.27 ID:zInvixFU.net
真姫「んっ……ご馳走様でした」

ことり「おいしかったでしょ?」

真姫「生臭かったわ。満腹ってわけでもないし……」

ことり「ここで生活してると慣れてくるよ♡今まで牛さんのお肉を食べてたのかわからないけど、ここではそうはいかないから」

海未「………///」ドキドキ

真姫「……」ジッ

海未「っ!!」ピクンッ

真姫(海未なら、ねずみなんかよりもっと美味しく食べられるのに……)

海未「あ、あの……何か…?」

真姫「っ!う、ううん、なんでもないわ」

真姫(なに考えてるのよ……)
66: ここ安価(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 15:04:07.13 ID:zInvixFU.net
ことり「ふぁぁ……よく動いたから眠くなって来ちゃった。そろそろことりは帰ります」

海未「すみません、今日はありがとうございました」

ことり「海未ちゃん……」ギュッ

海未「こ、ことり!?///」

ことり「『なんでも聞く』が、まだ一回あるからね。次に会った時は、無条件で従ってもらいます……♡」

海未「っ……はい///」ゾクゾク

ことり「それじゃあ真姫ちゃん、楽しくすごしてね」バサバサ

真姫「………」

海未「さて、真姫。どうしますか?」

真姫「え?」

海未「この森で暮らすのであれば、お家が必要でしょう」

真姫「そう、ね……」

海未「真姫と同じ種族の方はおそらくいないと思いますが、きっとみなさん仲良くしてくれます。なので……」

真姫「海未」

海未「はい?」

真姫「私、海未と近くのところで生活したい」

海未「えっ………」

真姫「その、友達……できるか不安で……海未と一緒がいいの……」

海未「っ……」

海未(大丈夫、なのでしょうか。まだ、野生に目覚めているわけではありませんし、私が食べられるなんていうことは……しかし、こんな無邪気なお願いをされては……)
67: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 15:04:38.05 ID:zInvixFU.net
海未「……真姫」ギュッ

真姫「あ……///」

海未「一緒に、暮らしましょうか」

真姫「い、一緒に!?いいの!?」

海未「はい。真姫なら……きっと大丈夫です」

真姫「海未……本当にありがとう」

海未「どういたしまして。さあ、こっちですよ」タタタ

海未(誰でも、ひとりぼっちは寂しいものです。……私だって、いくら死なないとはいえ寂しいものは寂しいですから)

海未(まして、自然界になにもわからず放り出された真姫は尚更でしょう。私が、支えになってあげたいです)
68: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 15:05:09.34 ID:zInvixFU.net
海未(それから、真姫との生活が始まりました)


海未「んぅ……」スヤスヤ

真姫「………」ジーッ

海未「ぁ……」パチ

真姫「おはよう、海未」

海未「ひゃっ!?」ピクンッ

真姫「あ……ご、ごめんなさい、驚かせるつもりじゃ……」シュン

海未「い、いいえ、寝ぼけていて真姫だと気づくのに時間がかかっただけです。朝が早いのですね」

真姫「海未は苦手なの?」

海未「恥ずかしながら夜行性で……起きられないというわけではないのですが、少しぼーっとしてしまいますね」

真姫「そう。私は……この時間になると人間が来てたから」

海未「……動物園に戻りたいですか?」

真姫「ううん。海未と出会えたんだから、これから海未と、ずっと生きて行くわ」ニコリ

海未「……そうですか。楽しい生活を築いていきましょうね」

真姫「えぇ」
69: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 15:05:43.36 ID:zInvixFU.net
海未(私と真姫は、時々一緒に散歩に出かけます)

海未(とは言っても、捕食者と被食者ですから誰かに見られると変に思われますし、みなさんが寝静まった、それも誰も通らないような道を通っています)

海未(まるで秘密の逢瀬みたいで……なんだかドキドキしてしまいます)

海未(いいえ、ドキドキしているのは……おそらく捕食者と隣り合わせだからだと思うのですが)

真姫「大丈夫?」

海未「え?」

真姫「息上がってる」

海未「あ……気づきませんでした。そんなに歩いていないのに……」ハアハア

真姫「……歩幅、私の方が大きかったわね。気が利かなくてごめんなさい」

海未「い、いえっ!それほど疲れているというわけではないので………!」

ギュッ

海未「っ!///」ピクン

真姫「手を繋いで、歩きましょ」

海未「………はい」
70: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 15:06:10.95 ID:zInvixFU.net
海未「……」フルフル

ギュッ

真姫「冷えるわね」

海未「……はい///」

真姫「ん……」スリスリ

海未「っ!!///」ピクピクッ

真姫「海未の体、すごくふわふわしてるし……温かい」

海未「真姫の体も……とても不思議なにおいがして、もっと近くにいたいです」ギュ
71: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 15:06:45.18 ID:zInvixFU.net
真姫「月が綺麗ね」テクテク

海未「そうですね。もう少し、雲がかかっていなければ………」

真姫「こんなに月が明るいって思ったのは初めてかも」

海未「そうですか?」

真姫「人の作った町は、明かりが多いから」

真姫「……ねえ、海未」

海未「はい」

真姫「私にこの景色を見せてくれて、ありがとう。海未が私にここまでしてくれなかったら、こんな素敵なことを知ることもなかったわ」

海未「そんな。私はなにも……動物園から出て来たのも真姫自身の力ですし、森へたどり着いたのはきっと運命です」

真姫「じゃあ、海未と出会ったことも運命ね?」

海未「ふふ、どうでしょうか」

真姫「………海未、こっち向いて」

海未「はい?」クルッ

真姫「っ……///」チュ

海未「!!??////」
72: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 15:07:18.17 ID:zInvixFU.net
真姫「はっ……///」

海未「ま、真姫……今のは……///」

真姫「わからない、けど……してみたくなったの。イヤ、だった?」

海未「い、いいえ。……真姫に触れられた瞬間に、なんだか心が浮かび上がるような感覚になって……その、ですから……」

海未「もう一度、してほしいです……///」ピクピク

真姫「……♡」キュン

チュ

海未「んぁ……♡」ピク

真姫「んちゅ、ぅ……み……」チュウ

海未「まきっ………んぷ、ま、きぃ……」チュッチュッ

海未(その行為の意味はわかりませんでした。けれども、それは真姫と関係をより深くするための行為で、幸せで……)

海未(月が照らす中、私たちは抱き合い、ずっとこうしていました)
73: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 15:07:54.69 ID:zInvixFU.net
海未(わたしと真姫は、親密な関係です)

海未(本当はもっと相応しい言い方があるのでしょうが、食べるものと食べられるものという関係のうえ、少し言い方が曖昧になってしまうのです)ポケー

真姫「朝の海未を見るのは毎日の元気の源ね」

海未「!!お、おはようございます真姫」

真姫「えぇ、おはよう。でも最近あなたがぐっすり眠るところはそんなに見なくなったわ。私も夜型になってきてるのかしら」

海未「あ……す、すみません。私が散歩に行こうというばかりに……」

真姫「いいわよ。海未と生活パターンが同じになってくるって思うと、なんだかすごくうれしいの」

真姫「さて、朝ごはん獲ってくるわ。一緒に食べましょ」

海未「いってらっしゃ……あ、少し、いいですか?」

真姫「どうかした?」

海未「わ、わたしの、ここに……///」フニフニ

真姫「ん……♡」チュ

海未「……♡いってらっしゃいませ、真姫」

真姫「いってきます」
74: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 15:08:35.87 ID:zInvixFU.net
海未(真姫は、本当にいい方です。いつも私のことを考えてくれて、自分より私のことを優先しようとさえします)

海未(ですが最近、彼女について少し、悩みが……)

真姫「戻ったわよ、海未」

海未「お帰りなさい、最近は早く………ひゃぁ!?」ピクンッ

真姫「どうかしたの?」

海未「そ、それ……」

真姫「え?あぁ、これ?シカよ、一匹でウロついてたから幸運だったの」

海未(口元を血……恐らくは返り血だらけにして、こちらににこりと笑いかけてくる真姫。彼女が捕食者であるということを嫌が応にも思い出させます)

真姫「さっ、一緒に朝ごはんにしましょ」

海未「は、はい、そうですね……ぅ……」クラッ

海未(最初の頃は、小さなネズミ……それでも私とそれほど身長差のない獲物をとっては食べていたのですが……)

海未(最近の真姫は、狩りに慣れてきたようなのです)
75: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 15:09:00.35 ID:zInvixFU.net
真姫「ごちそうさまでした」

海未「ごちそう、さまでした」

真姫「食欲ないの?」

海未「き、気にしないでください。昨晩食べ過ぎてあまり入らないだけですから。少し、腹ごなしに歩いてきますね!」

真姫「そう?私も一緒に行きたいけど……昨日激しく動き過ぎて疲れてるの。ちょっと、げん、かい……」パタッ

海未「ま、真姫っ!……ゆっくり休んでくださいね」
76: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 15:09:34.08 ID:zInvixFU.net
海未「昼間に歩くのもいいものですね……」

海未(それに……)

海未(真姫がいないというのも、なんだか新鮮です。ここ最近は、ずっと真姫と一緒でしたから)

海未(真姫が獲物を見せびらかすように見せてくるのは、私もまた食べているものと同じ獲物であるのだと認識していないからでしょうか)

海未(それとも……私が怯える姿を見て楽しんでいる……は、ないですね。真姫ですから)

海未(もしかして、褒めて欲しいのでしょうか。真姫、よく頑張りましたね、ごほうびになんでもいうことを聞いて差し上げます……♡なんて)ピクピクンッ

海未(あぁ、いけません。余計なことを考えていたら遠くまで来てしまいました、家の周りをくるりと回るだけのつもりだったのに……)

バッ

海未「えっ……!?」

海未(突然視界が奪われ、真っ暗になります。誰かに、塞がれている……!?)

「だーれだ……?♡」ボソッ

海未「ひっ……」
78: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 15:10:34.24 ID:zInvixFU.net
海未(近頃真姫と一緒に行動ばかりしていたので、襲われるといったようなことも久々でした)

海未(いつものように媚びることもできず、あごをがちがちと鳴らし震えるだけの、憐れなうさぎになってしまったのです)

海未「い、いや……ゆるして、たべないで……ください……」ガタガタ

「食べ……って、食べないわよ。そんなに怯えることないじゃない」

海未「え……その声、真姫ですか?」

真姫「今気づいたの?」

真姫「寝ようと思ったケド、やっぱり心配になって追いかけてきたの。そうしたら後ろ姿が見えたからすこし、いたずらしようと思って……」

海未「い、いたずらにしては手が混み過ぎです!あなた気配を消して近づいたでしょう!?」

真姫「ぇ……そんなことしてないんだけど」

海未「えっ」

海未(……私が、気づかなかった?いいえ、今は真姫の気配も感じられますし、遠くで昼寝をしている熊だって感じられます)

海未(まさか真姫、無意識に……?自然に還り始めているのでしょうか)

ギュッ

海未「!!」ピクン

真姫「随分、不安な思いをさせたみたいで……ごめん」

海未「……はい、怖かったです」
79: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 15:11:04.52 ID:zInvixFU.net
真姫「………」ナデナデ

海未「ん……///」ピクッピクンッ

真姫(すごい耳動いてる……かわいい……)

真姫(前に、耳はひとりでに動いてるって言ってたっけ。くわえても、いいのかしら。……あぁでも、なにか言われてたような……」

海未「まき……///」トロン

真姫(……まあ、いいわよね)カプ

海未「ひゃうんっ!?♡」ビクッ

真姫「あ」

真姫(思い出したわ、耳をいじるときは一言かけないといけないのよね)

海未「ま、真姫……///み、みみはぁ…♡耳はらめなんれす……♡」トロー

真姫「いま、嘘つくトコロ?」

海未「え……♡」

真姫「すごく嬉しそうな声よ」

海未「っ////」カァァ

真姫「海未がウソついてるところは、見たくないわ。正直に話して」

海未「……も、もっと、シてほしい、です……♡」ピクピク
80: 名無しで叶える物語(アラビア)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 15:11:33.93 ID:zInvixFU.net
真姫「よく言えたわね」ペロ

海未「ぅ、あぁっ♡も、もうひとつ……」

真姫「え?」

海未「この耳、ほんとは自立なんてしてないんです。気を許している時、身を委ねたいと感じた時……少し、興奮している時…動くんです」

真姫「そうだったの…」

海未「隠し事を全部話しておこうと思って……///」

真姫「じゃあ今は、すごく興奮してるってこと?」

海未「あ……////」ピクッピクッ

真姫「んぁ……」カプッ

海未「ひううぅぅぅっ♡♡」

真姫「ん……おいひ……♡」ペロ

海未「ま、待ってください真姫、あんまり舐められると……♡」

真姫(コリコリしてる……)ガブッ

海未「い゛っ!?♡♡くぅぅぅぅぅぅっん♡♡♡♡」ビクンッビクッビクッ
82: ここから新規(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 15:14:19.48 ID:3ypg0gRm.net
海未「あはぁ……♡」グタッ

真姫「大丈夫?」

海未「は、い……♡その、腰が抜けてしまって……///よかったら、このまま……」

真姫「わかったわ」ギュッ

海未「ん……♡」

真姫(……あれ?このにおい……すごく……)スンスン

真姫(あぁ、これがことりの言ってた『おいしそう』なにおいなんだ……)

真姫(顔をぐったりさせて、こっちからは首筋が丸見え……♡すごくおいしそう♡)キュン

真姫(こんなこと思っちゃうのっておかしい……絶対ダメなのに……♡)ハアハア

ダラァ

海未「ひゃっ!?首筋に生温かいものが……」

真姫「……食べたい」

海未「え?」

真姫「海未のこと、食べたいわ」
83: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 15:18:28.95 ID:3ypg0gRm.net
海未「……お腹が空いているのですか?」

真姫「いいえ、満腹よ」

海未「冗談ですよね?」

真姫「……自分でも変だと思ってる。大切なあなたを食べたいだなんて……」

真姫「海未のにおいがすごくおいしそうで、首筋を見て『ここに牙を突き刺して柔らかいお肉を抉り出したらどれだけ気持ちいいんだろう』って思っちゃって……」

海未「っ……♡」ピクッ

真姫「ごめん、冗談よ。忘れて……///」ハアハア

海未(冗談というわりには、真姫は息を荒げます。真姫のなかで、何かが変わり始めているのでしょう)

海未「……もし、私を食べるとしたら」

海未「肉を全て食べて、綺麗な骨だけにすると約束してくれますか?」

真姫「ぇ………」

海未「もしもの話です」

真姫「それは、もちろん………」

海未「それでしたら、食べてみますか……?///」ドキドキ
84: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 15:27:44.83 ID:3ypg0gRm.net
真姫「う、海未っ、あなた自分で何言ってるかわかってるの!?」

海未「本来、肉食動物が食べたければ食べる。あるべきカタチです」

真姫「でも私は、もともと人に育てられたの動物で……!」

海未「しかし真姫は、もう野生に戻ってきています。気配もなく近づいたり、口の周りの返り血を気にしなくなったのもそうでしょう」

真姫「それでも、海未は私にとって大切な存在だから……」

海未「大切な存在だからです。私も、真姫のことを大切に思っています。大切な人には幸せになってほしいと思うのは当然のことです」

海未「それに、食べられてもいいかな。なんて思っています」

海未「真姫が私を食べてくれれば、ずっと一緒に居られる。そうしたい気分なのです」

真姫「海未、でも……私は……」ドキドキ

海未「食べたくて食べたくてたまらないのでしょう?本能に従ってください……♡」ヌギッ

真姫「っ!!!」バッ
85: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 15:35:04.60 ID:3ypg0gRm.net
真姫「う、海未……海未っ!!」ハアハア

海未「はい……♡逃げませんよ、好きなところから、どうぞ……♡」

真姫「海未のお腹……素敵……♡」ペロペロ

海未「あっ、ん……♡」ピクッ

海未「いい、ですよ。あなたの大きくて、太くて、逞しいもので私のお腹を一気に貫いてください……♡」

真姫「………」

海未「悲しい顔をしないでください。ずっと一緒にいることになるだけですから」

真姫「っ……んぐっ」ガブッ

海未「ぐっ!!!???」ズキッ
86: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 15:44:13.86 ID:3ypg0gRm.net
海未「っは……はぁ……!!」

海未(思ったより……痛くありません)

海未(ですが、身体中に飛び散った自分の血と、風が滲みていることから、穴がぽっかり空いているのはみなくてもわかります)

海未「まき………」

海未(声を絞り出して、口が血まみれになった真姫に話しかけます。もちろん、私の血です)

真姫「海未……ごめん、ごめんなさいっ……!!」ポタポタ

海未「なにを、あやまるのです。さあ、新鮮なうちに食べてください……♡」

真姫「はぁっ……はぁっ……!んぐ……んっ……ぅ……」モグモグ

海未「おいしい、ですか?」

真姫「わかんない、わよっ…そんなの……!」

真姫「でも……すごく、幸せなの……」ポロポロ

海未「はい、わたしも、幸せ……ですよ」
88: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 15:57:36.75 ID:3ypg0gRm.net
海未「まき、のこりの部位も……♡このまま失血死は、少し怖いですから……」

真姫「ぅ、あ……ああぁぁっ!」グブッ

海未「か、はっ………!」ピクン

ビチャ

真姫「んぐっ、んむ……」モグモグ

真姫「おいしい………」

海未(そうですか、よかったです)カヒュー

海未(……声が出ませんね、喉を切られましたか)

海未(耳をぴくぴくさせて、もっと食べてと伝わるでしょうか)ピクッピクッ

真姫「うん、うん……!食べるから……!」ガブッ

海未「~~~ッッ!!!」ビクビクッ

海未(幸せです。大好きな方と、こうして最大の愛情表現ができるだなんて……)

海未(大好き……あぁ、そうです。この感情はそういうことだったのですね)

海未(真姫に、伝えないと……うぅ、声が……)

海未(ま、き……♡)パクパク

真姫「海未、なにか言いたいの?」

海未(あいしています)

真姫「っ!!!」

真姫「うん、私も、愛してる!海未のこと!」ポロ

真姫「だから、ちゃんと残さず食べるから……!」ポロポロ

海未(ありがとう、ございま………♡)

ガブッ グブッ
89: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 16:02:02.84 ID:3ypg0gRm.net
「まきちゃんさん、これだけでいいの?」

真姫「えぇ、私が食べすぎると生態系が乱れるから」

「そんなんじゃ大きくなれないよ」

真姫「もう十分大きくなってるわよ。それに、あまり食べなくてもいつも満腹みたいなものだから」

「ふーん、子供は作らないの?」

真姫「私と同じ種族が居たら紹介してほしいわ。でも、多分オコトワリね」

「どうして?まきちゃんさんみたいな美人さんなら誰でも……」

真姫「もう、心に決めた人がいるの」

「え?誰々?この森の人?」

真姫「ずっとそばにいるわよ♡」


真姫 ハッピーエンド💕
90: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2017/02/16(木) 16:02:51.16 ID:3ypg0gRm.net
キリがいいところで終わらせたかったので建て直しましたもうしわけない
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『海未「森のうさうみ」』へのコメント

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