ほのにこ「二人きりで一晩を過ごしてみた話」

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ほのにこ-アイキャッチ6
絵里「合宿するわよ!」

ことり「賛成!」

花陽「いいと思います!」

海未「となると、どこがいいですか?」

真姫「山にあるうちの別荘は?」

凛「山!?」

希「大丈夫。冬山登山は校則で禁止されてるから」

花陽「そんな校則あったんだ…」

絵里「日程は…冬休み最後の金曜、土曜、日曜は?」

真姫「移動で片道4時間くらいはかかるから、賢明な判断ね」

希「決まりやね」

pixiv: ほのにこ「二人きりで一晩を過ごしてみた話」 by tsugarulefthors

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ほのにこ「ちょっと待った」

ことり「どうしたの?」

真姫「今更わがまま言わないでよ」

穂乃果「にこちゃんも穂乃果も、一言もしゃべってないよ!?」プンスカ

にこ「なんで7人で決めてしまっているのよ!」ウガー

凛「ラブライブ!に向けて、一致団結する必要は大事だと思うにゃ」

花陽「それとも、にこちゃんは最後の冬休みをぼっちで過ごす予定?w」ケラケラ

にこ「花陽、あんたが煽るとは思わなかったわ」

海未「みんなで練習しておくべき時期です。穂乃果、にこ」

希「お願い!」

穂乃果「…わかった。合宿しよう」

にこ「ええ。行きましょう」

絵里「これで確定ね」



~下校時刻~

穂乃果「じゃあみんな、また明日」

にこ「お疲れ様」

穂乃果「にこちゃん、一緒に帰ろう?」

にこ「ええ」

海未「…行きましたね」

ことり「穂乃果ちゃんとにこちゃんがあんな感じになって1か月…」

希「何も進展なしやね」

凛「最初は、仲がとてもよくなったとだけ思ってた」

花陽「こないだも…」


~とある日の昼休み・部室~

穂乃果『にこちゃん!手作りお弁当だよ!』

にこ『待ってたわよ、穂乃果。じゃあ早速』

ほのにこ『いただきます』

穂乃果『にこちゃん♪あーん♪』

にこ『あーん♪』

にこ『ウインナーおいしー♪』

穂乃果『わーい♪』

にこ『穂乃果♪あーん♪』

穂乃果『あーん♪』

にこ『お味はいかが?』

穂乃果『卵焼きおいしいよ♪』

にこ『ありがとう♪』

ことうみまきりんぱなのぞえり『…』



真姫「…これで付き合っていない、っていうのよ!?」

海未「しかしそこがミソでもあったのです」

ことり「先週…」



海未『穂乃果…にこには…その…』

ことり『告白…しないの…?』

穂乃果『告白?”私がやりました”って?』

海未『それは自白のような…』

ことり『にこちゃんに…す、好きです、って…言った方がいいんじゃないかな?』

穂乃果『そのこと?告白する予定は、ないよ』

ことうみ『え?』

穂乃果『確かに、穂乃果はにこちゃんのことが好きだよ』

穂乃果『でも、にこちゃんに告白しても振られるのがわかってるから』

穂乃果『”アイドルはみんなのものだから、恋愛はできない”ってね』

穂乃果『穂乃果達だってスクールアイドルだし、にこちゃんの考えもわかってあげないと』

穂乃果『それに、今の時点でにこちゃんと十分仲が良いでしょ?』

穂乃果『海未ちゃんやことりちゃんに”好き”って毎日言ってないけど、仲良しだよね?』

穂乃果『…そういうこと』



海未「つまり、穂乃果は片思いのままにしておくという意思です」

真姫「ところが、これを聞いた絵里が反応した」

絵里「ええ。にこも穂乃果に好意を抱いていたから」



絵里『単刀直入に聞くわよ。穂乃果のこと、好きでしょ?』

にこ『ええ。好きよ』

希『えらく素直やなあ』

にこ『いいでしょ。それで?』

絵里『にこは、穂乃果に…告白しないの?』

にこ『ええ、するつもりはないわ』

希『にこっち?』

にこ『穂乃果は、自分やにこの立場が何かわかっているんじゃないかしら』

にこ『私達はアイドルだってこと』

にこ『アイドルはみんなのもの…誰かひとりの、穂乃果のためのものにはなれない』

にこ『この信念は譲れない』

にこ『もし仮に穂乃果が告白しても、すぐに振るわよ』

にこ『…私が穂乃果に好意を寄せていても、ね』

にこ『今現在穂乃果とは仲良くしているし…穂乃果との関係は今のままで満足しているわ』



花陽「両片思い…」

凛「お互い好きで、だからこそ伝えられない…」

真姫「そこで、私の別荘に2人きりにして、告白させようという作戦が考えだされた」

ことり「うまくいくかな…」

海未「ことり。穂乃果もにこも、きっと大丈夫です」



~金曜日~

真姫「はい、新幹線のチケットよ」

海未「何から何まで手配させてしまいましたね…」

真姫「気にしないで、さあ乗りましょう」

穂乃果「にこちゃんと席が隣じゃない…」

にこ「穂乃果。我慢したらあとでご褒美あげるにこ♪」

穂乃果「ほんと!?わかった!」

凛「…バカップルだにゃ」

絵里「そうだ!みんなチョコレート食べる?」

にこ「あら、いいわね」

希「えりち、たげ買ったぁど(いっぱい買ったんやって)」

ことり「津軽弁にしなくてもいいよ…」

海未「食べ過ぎないでくださいよ?」

絵里「じゃあ、穂乃果。3人分」

穂乃果「ありがとう!」

穂乃果「凛ちゃん。絵里ちゃんからチョコだよ」

凛「絵里ちゃんありがとう!」

真姫「ってこのチョコ…最近有名な店のものじゃない!」

花陽「…噂のチョコレート」

ことほのまきりん「おーいしい!」

絵里「並んでみたよ♪」

のぞにこ「とーろけるね♪」

穂乃果「ほろ苦さが恋と♪」

ことうみまきりんぱな「いっしょ♪」

9人「だから♪だから♪甘くせつなく♪」

海未「…そういえば車内でしたね…///」

絵里「…でもこのチョコ、買うのに1時間並んだのよね」

穂乃果「それにしても…恋って苦いものなのかな?穂乃果は苦いの嫌なんだけど」

ことり「さ、さあ…」

穂乃果(そんなことを思っていたら、真姫ちゃんの別荘に着きました)

ことほのうみりんぱなのぞにこえり「あれ?」

真姫「今回はあえて、それほど広くない別荘をチョイスしたわ」

真姫「この方が、よりみんなが一致団結できると思わない?」

海未「なるほど、そういうことですか」

絵里「もちろん、レッスン用の大部屋もあるそうよ」

穂乃果「みんなの部屋は…」

凛「それよりも、ご飯にしない?」

花陽「おなかが減りました…」

ことり「あはは…」

希「そうやね、お昼ご飯をみんなで食べよう」

にこ「真姫ちゃん、荷物は?」

真姫「ああ、とりあえず居間に置いてちょうだい」

にこ「はあ…」

真姫(にこちゃんと穂乃果の丼に…サッー!)

真姫「お待たせ!味噌カレー牛乳ラーメンしかないけどいいわよね?」

絵里「なぜどこかで聞いたことのある台詞風なのかしら」

凛「ラーメン…だよね?」

希「青森県青森市にある、文字通りカレー粉と牛乳を入れた味噌ラーメンなんよ」
※実在します(作者@青森県在住)

絵里「食べてみたいような遠慮したいというか…」

ことり「にんにくは入ってないよね?」

真姫「もちろん。辛さも控え目だから、にこちゃんも食べられると思うわ」

にこ「…ものは試しね。」

穂乃果「それじゃあみんな揃ったし」

μ’s「いただきます」

凛「おいしいにゃー!」trtr

花陽「ご飯にも合うんだね!」mgmg

ことり「ご飯の銘柄は?」

花陽「青天の霹靂!」※青森県の特A米です

真姫「正解!」

希「花陽ちゃんさすがや…」

絵里「なるほど、カレーが味噌と牛乳でマイルドになってる!」

ことり「結構いい組み合わせだね!」

海未「なるほどおいしいです…?」

にこ「穂乃果♪あーん♪」

穂乃果「あーん♪」

ことうみまきりんぱなのぞえり(始めやがったか…)



~10分後~

穂乃果「…眠い…」

にこ「ZZZ」スヤスヤ

海未「まったく、穂乃果は」

ことり「寝かせてあげよう?」

穂乃果「…いや…起きる…から…ZZZ」スヤスヤ

真姫「それじゃあ、みんな」

ことうみりんぱなのぞえり「うん」



~16時~

穂乃果「…ん…」

穂乃果「あ…穂乃果寝てたんだっけ…」

穂乃果「海未ちゃん相当怒っているだろう…ん?」

穂乃果「にこちゃん!にこちゃん!」ユサユサ

にこ「なによ…」

穂乃果「みんながいないよ!」

にこ「いない?そんなわけないでしょ!」

穂乃果「でも、にこちゃんも寝てたでしょ?」

にこ「穂乃果は?」

穂乃果「寝てた…ってそれどころじゃないよ!」

にこ「確かに様子が変ね…あら、これは…メモとタブレット?」

真姫『この番号にテレビ電話してちょうだい』

穂乃果「…かけるよ」

真姫『だいたい予定通りの進行ね』

にこ「予定通りって何がよ!今あんたたちはどこにいるのよ!?」

絵里『まあそう興奮しないで落ち着きなさい』

希『どこにいるかって?真姫ちゃんちの別の別荘、やな』

穂乃果「まだ別荘があるんだ…」

花陽『でも探そうとしないでね?』

凛『山の中に入ったら、遭難してしまうからね』

にこ「…つまり、穂乃果とにこを置き去りにした、ってことね」

真姫『置き去りとはひどいわね!一晩そこで過ごしてもらうだけよ!』

にこ「置き去りじゃない!今すぐ迎えに来なさい!」

海未『そうはいきません』

穂乃果「海未ちゃん…?」

ことり『実はこれ、μ’sメンバーの素顔を撮影しよう、って企画で…』

希『穂乃果ちゃんとにこっちを一晩2人きりにさせることにしたんよ』

凛『ほら、2人とも仲良しだから』

絵里『ぴったりだと思うわ』

にこ「…あんたたち」

花陽『大丈夫、ここは真姫ちゃんの別荘だから不審者は来ないし』

穂乃果「あ、そうか。何かあったら真姫ちゃんに連絡すればいいもんね」

真姫『そう。必要なものは一通り用意したから衣食住には困らないと思うわ』

真姫『キッチンやお風呂も自由に使っても構わないわよ』

海未『ただし、あくまでも合宿だから練習はしてもらいますよ?』

凛『隠しカメラで撮影しているから、練習したかどうかもばっちりわかるからね』

にこ「…そういえば、素顔の撮影だったわね」

絵里『とはいっても、練習の中身は普段とそう変わらない内容よ』

花陽『明日のお昼12時に迎えに行くからね』

希『説明はこれくらいやけど…質問ある?』

穂乃果(“睡眠薬を盛ったよね?”なんてことは、あえて聞かないことにしよう)

穂乃果「…ないかな」

にこ「にこもないわよ」

真姫『じゃあ、明日の朝までごゆっくり』



絵里「…これから2人きりの生活がスタートね」

ことり「これで穂乃果ちゃんとにこちゃんが結ばれればいいけど…」

海未「そうは問屋が卸すかどうか」

希「タロットは…ハッピーエンドやって」

凛「うまくいってほしいにゃ」

花陽「大丈夫だよね…?」

真姫「まあ、気になるけどこっちも練習しましょう」



穂乃果「…にこちゃん」

にこ「なによ」

穂乃果「とりあえず練習する?」

にこ「ええ、そうしましょう」

穂乃果「メニューは…え?」

一、準備体操、ただし体を密着させること

一、発声練習、『愛してるばんざーい!』『大好きだばんざーい!』各10回
ただしお互い向き合い、名前を読んでから発声すること

一、パート練習その1、『KiRa-KiRa Sensation!』各自2回ずつ
ただし一方は観察すること。終了後お互いの好きなところを挙げること

一、パート練習その2、『僕らは今のなかで』各自2回ずつ
ただし一方は観察すること。終了後お互いの好きなところを挙げること

一、ダウン運動。ただし体を密着させること

ほのにこ「」



穂乃果「…背中ににこちゃんの胸が当たってる…///」

にこ「密着なんだからしょうがないでしょ///」

海未(モニタ監視)「きちんと密着して準備体操していますね」

希(モニタ監視)「この時点ですでに顔が赤いやん」

穂乃果「次は…発声練習だね///」

にこ「私からやるわよ///」

にこ「ほ、穂乃果…愛してるばんざーい!///」

穂乃果「///」

穂乃果「にこちゃん…愛してるばんざーい!///」

にこ「///」

希(モニタ監視)「これ、練習が成立しているん?」

海未(モニタ監視)「…埋め合わせを検討します」

~♪

穂乃果「終わったよ。さあにこちゃん、穂乃果の好きなところ…///」

にこ「そうね…今のかわいかったわ///」

~♪

にこ「穂乃果…にこの好きなところ…///」

穂乃果「にこちゃん、今ステージにいるようなかわいさだったよ///」

海未(モニタ監視)「…見ていられません///」

希(モニタ監視)「こっちまで恥ずかしくなるやん///」

ことり(モニタ監視)「ちゅん…///」

絵里(モニタ監視)「ハラショー…///」



~練習終了~

ほのにこ「…///(どうしてこんなにどきどきするの!?)」

真姫『もしもし、にこちゃん?』

にこ「…なによ」

真姫『夕食は、冷蔵庫にあるものを食べていいから』

にこ「…わかったわ」

にこ「というわけで、冷蔵庫にある食材は…」

にこ「ふむ…じゃあこれで…」

穂乃果「すごーい!さすがにこちゃん!オムライスだ!」

にこ「これくらい当然よ!」

花陽(モニタ監視)「実際おいしそうです…!」

凛(モニタ監視)「こっちはカレー用意しているんだけどね…」

ほのにこ「いただきます」

穂乃果「おいしー!」

にこ「喜んでくれたならありがたいわ♪」

穂乃果「にこちゃん、あーん♪」

にこ「あーん…おいしいわ。じゃあ穂乃果、あーん♪」

穂乃果「あーん…おいしー♪」

真姫(モニタ監視)「砂糖を吐きそうなくらい甘いわね」



真姫『もしもし、お風呂のことなんだけど…穂乃果と一緒に入ってくれない?』

にこ「ぬぁんでよ!?」

真姫『パパから連絡があって、ボイラーの調子が悪いことをうっかりしていたみたいで』

真姫『だからあまり長く使うと火事になるかもしれない、だって』

にこ「はあ…それなら仕方ないわね…」

真姫『2人で入れる広さだから不自由はしないはずよ』

にこ「わかったわよ」

穂乃果「…///」

にこ「なんで赤くなってんのよ」

穂乃果「にこちゃんと一緒にお風呂に入ることになるって考えたら…///」

にこ「もう!さっさと入るわよ!///」



真姫「もちろん、ボイラーは正常。単に2人で入ってほしいだけ」

海未「嘘も方便、ですね」

希「それじゃあ、にこっちと穂乃果ちゃんのお風呂を見よか?」

凛「…あれ?」

絵里「おかしいわね。モニタが真っ暗なまま」

花陽「赤いランプがついた…」

真姫「…故障よ、それ」

ことり「じゃあ、入浴シーンは…」

真姫「お預け…」

ことうみまきりんぱなのぞえり(仕方なく30分ほど、チョコを食べながら待機しました)

海未「おや、この姿は」

真姫「ようやく上がったようね」

ことり「では再開です」

絵里「お風呂では何もなかったようね」



穂乃果「ふぶいてきたね」

にこ「そうね。風が強いわね」

穂乃果「…壊れないよね?」

にこ「真姫ちゃんの別荘よ?壊れないわよ」

穂乃果「でもなんか…遭難したみたい」

にこ「変なこと言わないでよ」

穂乃果「このまま、もし天国に行ったら」

にこ「…穂乃果!」

穂乃果「後悔するのかな」

にこ「穂乃果!やめなさい!」

にこ「なによいきなり天国だなんて!”後悔する”って何のことよ!」

にこ「そんなににこと一緒にいるのが嫌なの!?」

にこ「ここが、にこといるのが地獄だっていうの!?」

穂乃果「そんなこと言ってないでしょ!?」

穂乃果「にこちゃんこそ、穂乃果と一緒にいたくないんでしょ!?」

穂乃果「本当は真姫ちゃんとか希ちゃんとかといたいんでしょ!?」

にこ「はあ!?にこがいつ言ったっていうのよ!」



真姫「まずい…ふとしたことで突然喧嘩が始まってしまったわ」

絵里「止めにいかないと…!」

ことり「それはできないよ!」

海未「山を夜間に、しかも吹雪の中出歩いたら、それこそ天国行きです」

凛「でも穂乃果ちゃんとにこちゃんが!」

花陽「どうすることもできないなんて…」

希「…電話にも出てくれんね…」



穂乃果「穂乃果だって、いきなりにこちゃんと2人きりになるとは思わなかった!」

穂乃果「でもにこちゃんとなら安心だと思ったのに!」

にこ「それはあんたが勝手に期待しただけでしょうが!」

にこ「にこだって、穂乃果と一晩過ごすことになるとか聞いてなかった!」

にこ「穂乃果のことだから一筋縄ではないと思ったら、案の定よ!」

穂乃果「やっぱり穂乃果と一緒にいたくないんじゃん!」

にこ「一筋縄ではないってだけで、いたくないとは言ってないでしょ!」

穂乃果「ふん!どうせにこちゃんは穂乃果の苦しみなんて知らないくせに!」

にこ「苦しみですって!?笑わせないでよ!何が苦しいのよ!」

穂乃果「…穂乃果はにこちゃんに”好きだ”って言いたかった!」

にこ「!」

穂乃果「穂乃果は、にこちゃんのことが好き!本当は、付き合ってほしかった!」

穂乃果「だけど言えなかった!なんでかわかる!?」

穂乃果「アイドルだからだよ!アイドルだから恋愛禁止だ、ってにこちゃんが言うのわかってた!」

穂乃果「だからずっと隠してきたし、これからも隠していこうとしたんだよ!?」

穂乃果「でももしかしたら、言えなかったことを後悔するかもしれない!」

穂乃果「どんなに苦しいことだったか、にこちゃんにわかる!?」

にこ「…わかるわよ!」

穂乃果「!」

にこ「私も、穂乃果のことが好きよ!付き合ってください、って言いたかった!」

にこ「でもね、告白するわけにはいかなかったのよ!?」

にこ「だって私も穂乃果もアイドルだもの、恋愛するわけにはいかなかったからよ!」

にこ「だから穂乃果には秘密にしてた!これからも秘密にするつもりだった!」

にこ「穂乃果こそ、にこがどんなに辛かったか、わからないでしょ!?」



穂乃果「…え?」

にこ「…あれ?」

穂乃果「にこちゃん、穂乃果のこと…」

にこ「穂乃果は、私のこと…」

ほのにこ「好きなの!!??」

にこ「つまり…事実上は両思い」

穂乃果「でも…アイドルは」

にこ「…そういうこと」

穂乃果「待って!」

にこ「どうかした?」

穂乃果「同時に告白して、同時に返事をしない?」

にこ「…やってやるわよ」

穂乃果「じゃあ…いくよ。せーの」

ほのにこ「好きです!!付き合ってください!!」

にこ「…」

穂乃果「…」

にこ「…返事よ。せーの」

ほのにこ「はい、お願いします!!」

にこ「…」

穂乃果「…」

にこ「…ありがとう」ポロポロ

穂乃果「にこちゃん…なんで泣いてるの?」ポロポロ

にこ「辛いのは私だけじゃなかったのね…」

にこ「穂乃果のことが好きだったのに、穂乃果が辛い思いをしていることをわかってあげられなくて…」

にこ「好きな人のことを理解できなかったにこが悪かったわ…」

にこ「それに穂乃果こそ、泣いてるわよ」

穂乃果「にこちゃんは悪くないよ」

穂乃果「穂乃果こそ、自分だけ苦しいんだって、思ってたから…」

穂乃果「にこちゃんも苦しかったんだって、気づいてあげられなかった…」

穂乃果「ことりちゃんの留学のときと同じことしちゃった…」

穂乃果「ごめんなさい…」

にこ「…謝ることはないわよ」

にこ「私が言うのもなんだけど…お互い様じゃない?」

にこ「2人とも、相手のことを考えたからこそ言い出せなかった。辛い思いもした」

にこ「でも今、2人の気持ちが同じだってこともわかった」

にこ「それでいいんじゃないかしら?」

穂乃果「…そうだね」

穂乃果「にこちゃんは穂乃果のことが好きで、穂乃果もにこちゃんのことが好き」

穂乃果「それだけでいいんだよね」

穂乃果「でも…いいの?アイドルなのに付き合っても」

にこ「実は、穂乃果が告白してきても振るつもりだった」

にこ「アイドルだから恋愛はできない、ってね」

にこ「でも穂乃果の苦しみを考えたら考えが変わったわ」

穂乃果「え?」

にこ「あくまでも、”男の人との恋愛”はだめ。スキャンダルになってしまう」

にこ「でも、同性同士ならいいんじゃないかしら?」

にこ「場合によっては”友達です”って言えるし」

にこ「何より、自分も穂乃果も苦しめるような信念は、いらないわ」

穂乃果「にこちゃん…」

にこ「…勝手かしら。都合よく考えを変えてしまって」

穂乃果「ううん、そうは思わないよ」

穂乃果「穂乃果のためにしてくれたんだもん。受け入れるよ」

穂乃果「にこちゃん、これからも穂乃果のこと…よろしくね?」

にこ「穂乃果こそ、これからも私のことよろしくね」

ほのにこ「…」ポロポロ



絵里「…2人が、正面からぶつかった」

ことり「初めて、お互いに気持ちを伝えあった」

花陽「…これで、いいんですよね」

海未「なぜでしょう。こちらも涙が出てくるのですが」

凛「にこちゃんと穂乃果ちゃんが抱きあってる…」

真姫「…ハッピーエンドね(ご都合主義感があるけど、野暮ね)」

希「おめでとう…2人とも」



穂乃果「…そろそろ寝よう?」

にこ「…ええ」

穂乃果「ベッドは…ダブルだね」

にこ「一緒に入ることになるわね」

穂乃果「にこちゃん」

にこ「どうしたのよ」

穂乃果「…寒い」

にこ「…抱いてあげたほうがいい?」

穂乃果「お願い」

にこ「しょーがないわねー」ギュー

穂乃果「あったかい…」ギュー

にこ「穂乃果まで抱き着いちゃう?」

穂乃果「別にいいでしょ?」

にこ「…うん。穂乃果のぬくもりを感じて気持ちいい…」

穂乃果「恋人同士、って感じだよね」

にこ「そうね。こんなに温かいものなのね」

穂乃果(こうして、にこちゃんと一緒に一晩を過ごしました)



~翌朝~

ほのにこ「いただきます」

穂乃果「…にこちゃん。これからどうする?」

にこ「そうね…当分、今まで通りでもいいんじゃないかしら」

穂乃果「それもそっか!急に何かを変えることもないよね」

にこ「そういうこと。あ、でもμ’sには報告しないと、ね」

にこ「たぶん、みんな受け入れてくれるわよ」

穂乃果「そうだね!」

にこ(その後は午前の練習をこなし、約束通り昼に真姫ちゃん達が迎えにきた)

穂乃果(こうして、にこちゃんとの生活は終わりました)



~その夜~

ことうみまきりんぱなのぞえり「おめでとうございます!」

ほのにこ「ありがとう」

海未「にこのためにも、だらしない生活は慎んでくださいよ」

ことり「あんまりにこちゃんを困らせないでね」

穂乃果「は、はい…」

真姫「だけどにこちゃんがまさか穂乃果と付き合うなんて…意味わかんない」

凛「でも真姫ちゃん、結構やきもきしてたよね?」

真姫「凛!///」

にこ「でも、アイドルなのに付き合うだなんて花陽には…」

花陽「これくらい何でもありません!」

にこ「ありがとう…」

希「一件落着、やね」

絵里「あ、そうだ。2人に特別なチョコをあげるわ」

にこ「あら、ありがとう」

穂乃果「絵里ちゃんありがとう」

絵里(実はそれ、カカオ94%という苦いチョコよ)

希(買った本人のえりちが顔をしかめたチョコなんよ)

海未(凛に至っては悶絶していましたからね)

ことり(嫌いな食べ物がない花陽ちゃんでさえ「もういいです…」って言ったくらいだもん)

花陽(結局7人全員「おいしくない」って感想で一致したよね…)

凛(もうあのチョコはごめんだにゃ…)

真姫(さて、そのチョコを2人が食べたらどうなるかしら?)

ほのにこ「…」モグモグ

ことり「穂乃果ちゃん、お味は?」

穂乃果「…苦いけど、いけるかな」

ことうみまきりんぱなのぞえり「!?」

海未「しかし穂乃果、ピーマンは苦手では」

穂乃果「確かに、ピーマンは嫌いだよ」

穂乃果「でもこれ、チョコなんでしょ?だったら大丈夫だよ」

真姫「…にこちゃんは?」

にこ「にこも平気ね」

ことうみまきりんぱなのぞえり「!!??」

希「にこっち…味覚障害?」

にこ「ぬぁんでよ!いたって健康よ!」

にこ「ま、これだけビターなチョコもいいんじゃないかしら」

ことうみまきりんぱなのぞえり(どういうこと…?)



穂乃果(好きな人に好きだと伝えられないこと)

にこ(本当はとても”苦い”思い出かもしれない)

ほのにこ(だけど、私達にとってこの”苦さ”も)

二人の恋の、隠し味―





あとがき
皆さん、ほのにこはいいですぞ…。
喧嘩の件は突貫とはいえシナリオがひどい…反省しております。
最後のチョコの件は作者が実際に高カカオチョコを食べて思いつきました。

私の作品をご覧になり評価していただき、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。(了)
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