雪穂「三月十六日は」穂乃果「十六団子だよっ!」

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ほのゆき-アイキャッチ6
1: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/03/16(木) 00:08:19.78 ID:tUB7fVMK.net
雪穂「十六団子?」

穂乃果「そう。春になると田んぼの神様が山から帰ってくるんだって。その神様を迎えるためにお団子をお供えするんだよー」

雪穂「へー」

穂乃果「でも十六団子って東北地方の風習らしいから、東京では全然知られてないんだよね…」

雪穂「まあ、この辺りに田んぼなんてないし…山もないし」

穂乃果「でも要はお団子をたくさん作るイベントでしょ。穂むらとしては無視できないと思わない!?」

雪穂「そもそも誰に聞いたの。そんな話…」

穂乃果「お母さん」

雪穂「そうなんだ…でもお母さんも東京出身だよね?」

穂乃果「そのはずだけど…」

雪穂(お母さんは東北地方の風習をどこで知ったんだろう?)

穂乃果「とにかく!お団子はお父さんとお母さんに任せて、私たちは十六団子のことをみんなに知ってもらわなくちゃ!」

雪穂「みんなって…うちに来るお客さんはほとんど地元の人でしょ。田んぼがあるところに住んでる人は滅多に来ないと思うけど…」

穂乃果「でもみんな毎日お米は食べるでしょ。日本人なら、田んぼの神様が全く無関係ってことはないはずだよ!」

雪穂「まあね…」

穂乃果「よーし。じゃあ早速、協力してくれそうな人を集めよう!」

雪穂(大丈夫かなぁ…)

穂乃果「ことりちゃんも海未ちゃんもおだんごは好きだよね」

雪穂「おだんご嫌いな人なんてそうそういないと思うけど…」

穂乃果「特に海未ちゃんは日本の伝統文化には興味がありそうだし」

雪穂「まあ、海外よりは日本のことが好きそうな感じがするね」

ことり「十六団子?」

穂乃果「そう。おだんごをたくさん作ってお供えするんだよー♪」

ことり「へー。お月見みたいな感じかなぁ?」

穂乃果「んー?…まあ、そうかも」

ことり「でもお花見にはまだ早いよね…東京の桜は咲いてないし」

穂乃果「特に何かを見たりするイベントじゃないから…田んぼの神様を迎えるためのおだんごだよ」

ことり「田んぼは近くにないけど…」

穂乃果「そ、そうなんだけど…お米は食べるでしょ?一応っていうか、田んぼの神様には感謝したほうがいいのかなって」

ことり「そっか。そうだね♪」

元スレ: 雪穂「三月十六日は」穂乃果「十六団子だよっ!」

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2: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/03/16(木) 00:12:07.27 ID:tUB7fVMK.net
理事長「へえ。十六団子ね…何だか久しぶりに聞いた気がするわ」

ことり「お母さんは知ってるの?」

理事長「ええ。きぃちゃんと一緒によくおだんご食べたわよ。ふふふ…」

ことり「おだんご食べるだけの日なの?」

理事長「私は和菓子屋さんじゃないし、自分でおだんごを作ることは滅多にないし…別に作らなくても、きぃちゃんのところで美味しいおだんごが食べられるし」

ことり「結果的に食べるだけなんだ?」

理事長「まあ、そうね。お米から作る美味しいおだんごを食べて、田んぼの神様に感謝する気持ちになればいいんじゃないかしら?」

ことり「そっか」

※回想
ほの母「十六団子だよっ♪」

真姫ママ「え?…なあに?きぃちゃん」

ほの母「今日は三月十六日でしょ。だから十六団子の日なの」

理事長「団子って、おだんご?」

ほの母「そうよ。穂むら特製、十六団子!」

真姫ママ「きぃちゃん、一人でそんなにたくさん食べるの?」

ほの母「いや、節分の豆じゃないんだから…食べるのは十六個じゃなくてもいいんだけど」

海未母「確かお供えするんでしたね。山の神様とか…」

ほの母「春になると田んぼの神様が山から降りてくるの。そして秋の稲刈りが終わると山へ帰っていく。だから毎年、おだんごをお供えするんだよー」

ヒデコ「へー」

ミカ「聞いたことないなぁ」

穂乃果「フミコは知ってるでしょ?」

フミコ「三月十六日がお迎えの団子で、十月十六日が見送りの団子※」
※地域によっては十一月とも

穂乃果「そうそう!田植えの前と、稲刈りの後!」

ヒデコ「それって東北地方の行事なんだよね?」

ミカ「穂乃果はともかく、なんでフミコが知ってるの?」

フミコ「え。…あれ、なんでだっけ?」

穂乃果「さあ…?」
3: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/03/16(木) 00:14:47.42 ID:tUB7fVMK.net
ミカ「よくわかんないけど…どうして十六なの?」

穂乃果「それは…十六日だから、かな?」

ヒデコ「十六団子だから十六日なんじゃないの?」

穂乃果「そ、そうなのかな?」

フミコ「ニワトリが先か、タマゴが先か…みたいな話だね」

穂乃果「うーん。日付以外に十六の理由があるとしたら…」

ミカ「神様が十六人いるとか?」

ヒデコ「いや、多すぎない?田んぼの神様だけなんでしょ?」

穂乃果「でも田んぼって日本中にあるし、田んぼの神様一人だけだと全部回れないんじゃないかな?」

フミコ「東北地方以外でも十六団子やるの?」

穂乃果「あ…どうだろ。聞いたことないかも」

ほの母「十六の意味?」

穂乃果「うん。お母さんは知ってる?」

ほの母「そうね…十六団子の起源は諸説あるけど…室町時代とか、平安時代とか」

雪穂「そんなに古い風習なの?」

ほの母「でも、どれもそのときのお菓子が十六個だったからとかいう話ばかりで、じゃあ何故それが十六個だったのかってことまではわからないみたい」

穂乃果「そ、そうなんだ…謎は謎のままかぁ」ガクッ

雪穂「神様十六人説も完全に否定はできないかもね」

ほの母「確かに、何の理由もなく十六個になったとはちょっと考えにくいし…」

穂乃果「神様が十六人いたとして…小さいおだんご一人一個ずつ?」

海未「一世帯あたり団子一個と考えれば、昔はどこでも供えていたとすると…」

ことり「あちこち回ればものすごい量になるね」

穂乃果「そ、そっか。百軒回れば百個だもんね」

雪穂「百軒も回ったらカロリー消費的にはトントンじゃない?一度に食べられるおだんごは一個だけだし」

ほの母「神様もカロリー消費するのかしら…?」

穂乃果「わかんないけど…田んぼがなくても神様が毎年来たくなるくらい、美味しいおだんごを作ろう!」

きぃゆき「おーっ」

ことり「ふふふ。頑張って、穂乃果ちゃん♪」
4: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/03/16(木) 00:17:32.51 ID:tUB7fVMK.net
穂乃果「えーと…お団子の生地なら上新粉でいいんだよね?」

雪穂「でも、いわゆる“だんご粉”って上新粉と白玉粉のミックスでしょ?」

ほの母「そうね。市販の“だんご粉”でも配合がいろいろ違ったりするみたい」

ミカ「そもそも上新粉とか白玉粉って、どう違うの?」

ヒデコ「見比べても粉にしか見えないからよくわかんないね…」

穂乃果「それは簡単だよ。ごはんのお米と同じ粳(うるち)米から作るのが上新粉。粘りが少なく、お餅じゃなくてお団子っぽい生地になるの。柏餅なんかがこれだよ」

雪穂「そうそう。柏餅は餅とは言うけど餅じゃないんだよね。一方、完全に糯(もち)米から作るのが白玉粉」

ヒフミ「へー」

ミカ「そういえば、うるち米の“うるち”って何なの?」

穂乃果「粳質って言って、デンプンの成分が違うんだよ。アミロースを含まない、アミロペクチンだけのお米が糯米。一般的な粳米のデンプンはアミロースが2割くらいで、残りがアミロペクチンなの」

ヒデコ「な、なんか穂乃果が頭良さそうに見える…」

ヒフミ「おおー。しんじられぬー」

穂乃果「ちょっとー!どういう意味!?」プンプン

ほの母「じゃあ、配合を変えていろいろ試してみたらいいんじゃないかしら?」

穂乃果「そうだね。よーし、頑張るぞー!」

穂乃果「だんごっ、だんご、大家族♪」コネコネ

雪穂「そういえば…田んぼの神様十六人説だと、やっぱり十六人家族なの?」

穂乃果「えっ。…うーん、どうだろ? 神様も結婚して子供が生まれたりするのかな?」

ほの母「でも結婚するんだったら元は別々の家族ってことでしょ」

穂乃果「あ、そっか。じゃあ田んぼの神様も全部同じじゃなくて、高坂さんと南さんと園田さんがいたりするのかなぁ」

雪穂「…お姉ちゃんは南さんか園田さんと結婚するの?」ジトー

穂乃果「いや、たとえ話だってば。アハハ…そもそも私は田んぼの神様じゃないし」

理事長「ふふふ。田んぼの神様って、どんな神様なの?」

ほの母「んー。やっぱり、おだんごが好きな子かしら?」

穂乃果「いらっしゃい、神様!おだんご、今年もいっぱい作りましたよ♪」

希「うむ。ご苦労であった」ナデナデ

穂乃果「えへへ♪…雪穂、お茶!」

雪穂「はいはい」
5: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/03/16(木) 00:29:16.62 ID:tUB7fVMK.net
希「じゃあ早速、いただきま…」

穂乃果「あ、あのー」

希「ん、どうしたん?穂乃果ちゃん」

穂乃果「今年も豊作になるかどうか占ってくれませんか?」

希「いいよ。占いは得意やし」

雪穂「お茶です」コト

希「ありがと」

穂乃果「…」ジーッ

希「…」フー フー

穂乃果「ど、どうですか…?」

希「うむ。お茶が熱い…今年の夏は暑くなるやろな」

穂乃果「それで…?」

希「いや、それだけ」パク

穂乃果「えぇ…田んぼはどうなるんですか?」

希「おいしい♪」モグモグ

穂乃果「神様ー!」

希「いやぁ、それはウチにもわからんよ。そもそもウチ、田んぼの神様やないし」

穂乃果「そんなぁ!?」

ほの母「ああ、そういえば…元々は山の神様が田んぼに降りてくるって話だったような気もするわね」

雪穂「なんか適当だなぁ…」

希「ウチの占いによると…穂乃果ちゃんとウチは相性がぴったりや♪」

穂乃果「へ?」

希「というわけで、穂乃果ちゃんがウチのお嫁さんになれば穂むらは末長く繁盛する…と、カードは言うてるよ」

穂乃果「えぇ!?」

雪穂「それはダメ!お姉ちゃんは私のお嫁さんになるんだから!」ギュ

穂乃果「あ、アハハ。雪穂…」
6: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/03/16(木) 00:31:54.17 ID:tUB7fVMK.net
希「じゃあ、きぃちゃんがウチのお嫁さんやな♪」

ほの母「そ、それはちょっと…私、既婚者だし」

希「何度やっても、そうしろっていうんや…カードが、カードがウチにそう告げるんや!」ビュォォォ

ほの母「そんな意味ありげに言ってもダメよ」

希「フフフ…今日のところはこれで帰るよ。おだんご、ごちそうさま♪」

雪穂「ありがとうございました」ペコ

穂乃果「また来てねー♪」フリフリ

ことり「…結局、田んぼの神様じゃなかったの?」

穂乃果「そうみたい…」

雪穂「田んぼといえば…田園だよね」

フミコ「田園って、田んぼや畑のこと…だっけ?」

穂乃果「田園といえば…園田!」

海未「えっ。…私ですか?」

穂乃果「いらっしゃい、神様!おだんご、いろいろ作りましたよ♪」

海未「はあ。ありがとうございます」ナデナデ

穂乃果「えへへ。雪穂ー!お茶!」

雪穂「はいはい…」

穂乃果「これが黒ごま、こっちはくるみです♪」

海未「いただきます」パク

穂乃果「神様!今年も豊作にしてください!」

海未「…」モグモグ

雪穂「お茶どうぞ」コト

海未「ありがとう。…ですが」

穂乃果「はい?」

海未「穂乃果。それは違います」

穂乃果「えっ。…違うって、どういう…?」
7: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/03/16(木) 00:35:42.49 ID:tUB7fVMK.net
海未「せっせと田んぼの世話をして、実りを得るのは人の力です。私ではありません」

穂乃果「そ、そうなのかな?」

海未「そもそも私は田んぼの神様ではありませんし…」

ヒフミ「な、なんだってー!!」

ことり「海未ちゃんだから…」

穂乃果「海の神様…とか?」

希「やぁ~~~まのかぁーみー♪」

海未「う~~~みのかぁーみー♪」

雪穂「なるほど。神様十六人説といっても全員田んぼの神様とは限らないんだ…」

ほの母「それもそうね」

海未「おだんご、美味しかったです。ごちそうさまでした」

穂乃果「あ、うん。またね、海未ちゃん」

海未「…っと、大事なことを忘れていました」

穂乃果「なに?」

海未「穂乃果をお嫁に貰っていきます」ギュ

穂乃果「え」

海未「穂乃果が私の妻になれば、穂むらは海の恵みによって末長く繁盛しますよ」

穂乃果「海の恵みって…うちは和菓子屋だから、お魚とかは使わないけど」

ほの母「塩…とか?」

雪穂「お姉ちゃんは私のお嫁さんだからダメ」グイ

穂乃果「雪穂///」

海未「今日のところはこれで帰りますが…音ノ木坂で穂乃果と一緒に過ごすのは私です。フフフ…」

穂乃果「う、海未ちゃん…」

ほの母「はい、塩」

雪穂「お姉ちゃんは渡さないからねー!」バサー

フミコ「それで結局、田んぼの神様は…?」

穂乃果「うーん。…あ、そういえば神道では鶏が神の使いだったりするんだっけ」

希「そやね。神社には鳥居もあるし」

雪穂「とり…」

ことり「…え?」
9: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/03/16(木) 00:39:55.54 ID:tUB7fVMK.net
穂乃果「神様!おだんごどうぞ♪」

ことり「ありがと。穂乃果ちゃん…いただきます♪」

穂乃果「こしあん、みたらし、三色団子に草だんご♪」

雪穂「なんか、行事のお供えっていうより普段のうちの定番だよね。…はい、お茶」

ことり「ありがとう。お供えのおだんごって、いつものおだんごとは違うの?」

ほの母「お供えを前提に作ってる場合、長時間置いてもかたくならないように特別な材料を混ぜたり…」

穂乃果「カボチャとか、とうふを入れたりするよね」

ヒフミ「へー」

ことり「おいしい♪」モグモグ

穂乃果「豊作…は置いといて、神様!穂むらをもっと繁盛させてください!」

雪穂「もう目的すら変わってるし…」

ことり「んー。私より海未ちゃんのほうが和菓子の消費量は多いんじゃないかなぁ?」

ほの母「海未ちゃんはおだんごよりお饅頭派って感じかしら」

穂乃果「あ、そういえばそうかも…つぶあんが好きなのかな?」

雪穂「でも、なんでおだんごにはこしあんなんだろうね?」

ほの母「それは、やっぱり“だんご粉”の配合をいろいろ試行錯誤するくらい、生地の食感にこだわりがあるから…じゃないかしら?」

穂乃果「なるほど。おだんご自体の食感に集中できるように、あんこはなめらかなこしあんがいいのかな?」

ミカ「へー!…私、そこまで考えて食べてなかったかも…」

ヒデコ「私も…こしあんとつぶあんって、単純に個人の好き嫌いの差だけだと思ってたよ」

ほの母「まあ、つぶあんのおだんごも普通にあるけど」

ことり「どっちも美味しいです♪」

穂乃果「おだんごを食べることりちゃん…鶏団子?」

ことり「えぇ!?」

雪穂「それだと米粉じゃなくて鶏ひき肉みたいだよね…」

穂乃果「そっか。共食いになっちゃう…」

ことり「って、ことりはニワトリさんじゃないよぉ…」

穂乃果「まあ、ことりちゃんはニワトリより鶴のイメージだよね」

海未「ああ、鶴の恩返しですか」

穂乃果「そうそう。いろんな衣装とか作ったりするでしょ?」

ことり「アハハ。そもそも私は鳥じゃないんだけど…」
10: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/03/16(木) 00:43:11.92 ID:tUB7fVMK.net
穂乃果「じゃあ…織姫さまかな?」

ことり「私が織姫さまなら、穂乃果ちゃんが牽牛?」

雪穂「牛っていうほどじゃ…」

穂乃果「って、どこ見て言ってるの!?」

海未「牛ではなくて牛飼いのほうでは?」

ほの母「でも七夕の話だと、二人の仲を引き裂くのが神様よね?」

穂乃果「あんまりありがたくない神様だなぁ…」

フミコ「っていうか、織姫は神様の娘じゃなかったっけ」

海未「ええ。確か天帝の娘だったと…」

ことり「ってことは…」

穂乃果「神様!数学のテストをなくしてください!」

理事長「そんなこと言われても…」

穂乃果「三年間、おだんご食べ放題!」

理事長「そんなに食べたら太っちゃうわ」

ほの母「穂乃果。バカなこと言ってないで、ちゃんと勉強もしなさい」

穂乃果「数学さえ無ければ、ほかの教科の勉強に専念できて成績も上がりそうなのにー」ブー

理事長「じゃあ、きぃちゃんが私のお嫁さんになってくれたら♪」

ほの母「え!?」

ことり「お、お母さーん…」

理事長「うふふ。冗談よ♪」

ヒデコ「神といえば!」

ミカ「私たちも“神モブ”って呼ばれてたりするし」

フミコ「私たちが神様!?」

穂乃果「えー。それって非公式でしょ?」

海未「まあ、基本的に作中では言いませんし…」

ミカ「でも功労者には違いないでしょー?もっと敬ってよー!」

穂乃果「しょうがないなー。じゃあ神様、おだんごどうぞ」

ヒデコ「いただきます♪」

フミコ「いいのかなぁ?」

ミカ「おいしい♪」モグモグ
11: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/03/16(木) 00:46:58.34 ID:tUB7fVMK.net
穂乃果「でも三月の十六団子のあと、田植えの季節にファーストライブでしょ」

ことり「うん」

『クラスのみんなも応援しようって言ってるよ♪』
『ごめん…頑張ったんだけど…』

穂乃果「あまり御利益がありそうな気がしないんだけど…」

ヒデコ「あ、秋には豊作になるよ。多分…」

「こんにちはー♪」

ほの母「あ、小泉先生。いらっしゃいませ♪」

穂乃果「(和菓子好きの)小泉先生といえば…」

花陽ママ「こんにちは。穂乃果ちゃん♪なあにー?」

穂乃果「花陽ちゃんって、ごはん大好きだよね」

凛「(食べ過ぎて)危険なくらいだもんにゃーぁ…」

花陽「えっ」

穂乃果「あ、あなたが…田んぼの神様?」

花陽「えーと…? 私、ごはんが好きってだけで、別に神様ってわけじゃ…」

凛「羽二重粉って何?」

花陽「白玉粉よりきめの細かい上等な糯粉。求肥や大福を作るのに向いてるの」

ヒフミ「おぉー」パチパチ

穂乃果「今日はおだんごだけど…」

花陽「う、うん。おだんごも好きだよ」

穂乃果「じゃあ、どうぞ。神様♪」

花陽「ありがと…いただきます♪」

ヒフミ「…」ゴクリ

花陽「おいしい♪」モグモグ

海未「見事な食べっぷりです…」

希「千代田区一のおだんご好きを自負するウチの上を行くかもしれない…まさに」

ほのりん「神!」

真姫「イミワカンナイ」

花陽「とっても美味しいよ。このおだんご、穂乃果ちゃんが作ったの?」

穂乃果「うん。雪穂とお母さんにも手伝ってもらったけど…」

雪穂「まあ、今日はお姉ちゃんが一番頑張ったかな」
12: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/03/16(木) 00:55:02.87 ID:tUB7fVMK.net
花陽「穂乃果ちゃん!」ギュ

穂乃果「な、なに?」ドキ

花陽「私のお嫁さんになって!」

花陽ママ「あらあら♪」

穂乃果「えーと…」

雪穂「お姉ちゃんはもう私と結婚してるんです。ほら、苗字も一緒でしょ」

花陽「そ、そうなんだ?」

凛「姉妹だからじゃないのかにゃ?」

雪穂「本当ですよ。もうすぐ子供も生まれる予定だし」

穂乃果「ゆ、雪穂///」

真姫「いや、無理でしょ?」

ほの母「そういえば、おだんごの“ご”は“子”って書くわね」

穂乃果「そういう意味なの!?」

花陽ママ「医学の神様にお願いしないと~」

穂乃果「そっか。じゃあ…お願いします。神様!」

雪穂「おだんごとお茶どうぞ」

真姫「ヴェぇ…いや、私はまだ中学生だし」

真姫ママ「とっても美味しいわ♪」モグモグ

ほのゆき「…」ジーッ

真姫ママ「わかりました♪」

まきりんぱな「えっ」

真姫ママ「素敵な十六団子を世界に広めて、地球外からも穂むらにお客さんが来るようにしてあげましょう♪」

ほの母「ありがとう…地球外?」

亜里沙「ワレワレハ宇宙人ダ」

穂乃果「おぉ!?」

絵里「いや、日本人よ。祖母がロシア人なの」

海未「はあ」

にこ「私は宇宙ナンバーワンアイドルよ!」

こころ「美味しそうなおだんごですね♪」

ここあ「おだんご、くださいなっ♪」
13: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/03/16(木) 00:56:02.54 ID:tUB7fVMK.net
穂乃果「お客さんがいっぱい…」

ほの母「大盛況ね♪」

あんじゅ「こんにちは♪」

希「あれっ、あんじゅ」

ここあ「あんじゅってなにー?」

こころ「“天使”ですよ」

ほの母「ということは…」

雪穂「神様の使い?」

穂乃果「神様。音ノ木坂の生徒を増やしてください」

英玲奈「オコトワリシマス」

絵里「このままでは廃校になってしまうわ」

亜里沙「どうしよう…お姉ちゃん!」

ツバサ「私たちと勝負して勝つことができたら…少しは人気が出るかもしれないわね」クス

穂乃果「よ、よーし…スクールアイドルだよっ!」

絵里「思いつきで行動したところで状況は変えられないわ」

理事長「何か良い方法があるんですか?」

花陽「私たちの田んぼを作ってお米を育てて、もっとたくさんおだんごを作ろう!」

凛ママ「こうして、穂むらはとても繁盛して…」

亜里沙「穂乃果さんは雪穂と末長く幸せに暮らしました。Хорошо♪」



おわり
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