梨子「好きっていう文字は女の子って書くでしょ?」

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1: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/20(月) 00:50:14.13 ID:sz2Vf+5c.net
曜「うん」

梨子「つまりこれは好き合うのは女の子同士っていうのを表してるんだよ」

曜「......そうかな?」

梨子「そうよ。そうとしか考えられない」

曜「う、うん......いやでも、実際は女の子は男の人に惹かれるよね?」

梨子「いいえ。男の人は男の人に惹かれるのよ」

曜「えぇ......」

元スレ: 梨子「好きっていう文字は女の子って書くでしょ?」

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3: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/20(月) 00:51:26.27 ID:sz2Vf+5c.net
梨子「曜ちゃん、百合ってそれはそれは美しいの。部外者が立ち入ることは許されない聖域なのよ」

曜「よく分からないけど......」

梨子「じゃあ考えてみて。ツルツルでスベスベでムニムニモニュモニュした二人の女の子が、人の手が及んでいない砂丘のように美しい曲線の果実を揺らしながら滴る果汁で艶めかしく輝いてる様子を。どう?美しいでしょ?」

曜「語彙力があるのかないのかハッキリしてよ」

梨子「どう!?」ズイッ

曜「わっ、近いよ!......いやまぁ、回りくどくて何言ってるか分かんなかった」

梨子「つまりレズセックスよ」

曜「ストレートに言えばいいってわけでじゃないんだなぁ」

梨子「レズセックスは美しい!!つまりレズは正義!!」

曜「声大きいよ!!」
5: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/20(月) 00:52:14.71 ID:sz2Vf+5c.net
梨子「つまるところ、私はレズよ」

曜「言い切ったなぁ......まぁ知ってたけど」

梨子「男女の恋愛なんて余計な面倒ごとを増やすだけで何の得もないわ。男は全員ゲイ、女は全員レズになればこの世界は平和になると思うの」

曜「人類は滅亡しちゃうけどね」

梨子「曜ちゃんは同性愛についてどう思う?」

曜「うーん......恋愛なんて人それぞれだからね。好きになった人が同性だった、ってこともあるだろうし」

梨子「知ってる?同性愛者って今10人に1人いるんだよ」

曜「へぇーそうなんだ」
6: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/20(月) 00:52:59.81 ID:sz2Vf+5c.net
梨子「そうなの。まだまだ同性愛に対して偏見が強い世の中だけど、認める人も多くなってきてるのよ」

曜「うんうん」

梨子「つまり!将来的には皆が同性愛者にらなるってこと」

曜「それは言い過ぎなんじゃ」

梨子「いいえ、私はそうなると確信を持ってる」

曜「あ、そう......」

梨子「どう?少しはレズについて分かった?」

曜「うーん......」
8: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/20(月) 00:54:19.84 ID:sz2Vf+5c.net
梨子「ちょっと難しかったかな。まぁ、何が一番言いたかったというとね」


 





梨子「曜ちゃんのことが好きです」

曜「へ?」


 






梨子「あ、もちろんライクじゃなくてラブよ。私レズだから」

曜「え?いや......へ?」
10: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/20(月) 00:55:08.21 ID:sz2Vf+5c.net
梨子「良かったら付き合ってくれないかな、結婚前提で」

曜「いやいやちょっとぉ!待って待って!」

曜「付き合う!?結婚!?え!?何言ってるの!?」

梨子「返事は今すぐじゃなくていいから」

曜「いやそもそも私レズじゃないし!!」

梨子「大丈夫。曜ちゃんは潜在的レズだよ。私の目に狂いはない」

曜「狂いまくりだと思うよ!今すぐ手術することをオススメするよ!」

梨子「じゃあ私帰るね。また明日」

曜「何でこの流れでいつも通り別れようとするの!?待って!梨子ちゃあああん!!」
14: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/20(月) 00:57:36.53 ID:sz2Vf+5c.net
ーーーー

曜「はぁ~びっくりした」

曜「明日からどんな顔して会えば......っていうか梨子ちゃん通常運転過ぎるよ......」

曜「何で私が悩んでるんだろ...普通告白した方が悶々するんじゃないの?」

曜「......はぁ~あ......」

 




ザザッ

曜「ん?」

「よーう、渡辺」

「どうしたぁ、浮かない顔して」

曜「......何、なんか用?」
15: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/20(月) 00:58:23.62 ID:sz2Vf+5c.net
「そんな睨むなよ。ちょっと遊ぼうぜ」

「暇なんだろ?付き合えよ」ポン

曜「暇じゃないから。触んないで」ベシッ

「いいから付き合えっつってんだろ!」グイッ

「スカしてんじゃねぇぞ!!」ブン

曜「......はぁ」


ドゴッ!バキッ!


「ぐあっ!」ドサッ

「げふっ!」ドサッ

曜「弱いくせに向かってこないでよ......」



曜「ああ、もう......制服汚れちゃった」

曜「はぁ~あ......」

曜「なんか溜息凄いな私......」

曜「...帰ろ」
16: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/20(月) 00:59:12.37 ID:sz2Vf+5c.net
曜「んー次は30分後か......田舎はバスの本数が少なくて嫌だなー」

善子「ホントね、嫌になっちゃうわ」

曜「あ、善子ちゃん」

善子「ヨハネよ。今帰り?」

曜「うん、善子ちゃんも?」

善子「ちょっと浄めの儀式に手こずってね......リトルデーモン達と悪戦苦闘してたの」

曜「花丸ちゃんとルビィちゃんと掃除当番だったんだね」

善子「......そういうことにしておいてあげるわ」
18: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/20(月) 00:59:53.42 ID:sz2Vf+5c.net
曜「善い子だねーちゃんと掃除して。よしよし」ナデナデ

善子「頭撫でないで!.........ん?」ガシッ

曜「わっ、何?」

善子「......あなたまた喧嘩したでしょ」

曜「!」

善子「手、少し痣できてる。それに制服汚れてるわよ」

曜「......ちょっと殴り方失敗しちゃって」

善子「殴り方ってあんた......」
19: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/20(月) 01:00:54.89 ID:sz2Vf+5c.net
曜「しょうがないじゃん、あっちから吹っかけてきたんだから」

善子「あれほど喧嘩はするなって言ったのに......」

曜「あはっ、普段闇のーとかラグナロクーとか物騒な事言ってるのに喧嘩はダメって、善子ちゃんはやっぱり善い子だねー」ナデナデ

善子「だから撫でるんじゃないわよ!」

曜「あはは、ごめんごめん」

善子「......衣装係なんだから、手は大事にしなさい」

曜「うん、分かってる......」
22: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/20(月) 01:02:17.91 ID:sz2Vf+5c.net
善子「......」

曜「......ね、善子ちゃん」

善子「ん?」

曜「えっと......」


 


『曜ちゃんのことが好きです』





曜「......!」

善子「何よ一体」

曜「いやその......ヨーシコーの頭の団子は食べられるの?」

善子「はぁ?食べられるわけないでしょ!それにヨハネ!!」

曜「なんとなく美味しそうだよね」

善子「どこがよ!!」
24: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/20(月) 01:03:28.68 ID:sz2Vf+5c.net
ーーー

千歌「おはよーちゃん!」

曜「おはヨーソロー!」

梨子「おはよう、曜ちゃん」

曜「あ、おはよう......」

千歌「あ、それ新しい衣装デザイン?」

曜「うん。まだ途中だけど」

千歌「見せて見せてー」

曜「いいよ、はい」

梨子「私も見ていい?」

曜「え?あ、う、うん。もちろん」

曜(梨子ちゃん普通だ......なんで私の方が動揺してるんだろ)
25: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/20(月) 01:04:03.54 ID:sz2Vf+5c.net
千歌「わぁ~!かーわいい!」

梨子「さすが曜ちゃん」

曜「あ、ありがとう」

梨子「あれ、曜ちゃん手どうしたの?」

曜「ああ、これは......昨日衣装作ってる時にちょっと」

梨子「え、大変!大丈夫なの?」

曜「大したことないよ」

梨子「それならいいけど......」
26: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/20(月) 01:04:33.52 ID:sz2Vf+5c.net
千歌「気をつけてね、曜ちゃん」ズイッ

曜「!う、うん......」

千歌「...また喧嘩したでしょ」ボソッ

曜「......バレてたか」

梨子「どうしたの?」

千歌「ううん、何でもない。ちょっとトイレいってくる」

梨子「あ、私も」



曜「......千歌ちゃんには敵わないなぁ」
27: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/20(月) 01:05:23.51 ID:sz2Vf+5c.net
ーーー

曜「千歌ちゃんはみかんジュースで梨子ちゃんはミルクティー、と。私は何飲もうかな......」

バシャッ

曜「冷たっ!?」

「ほれジュースだ渡辺」

「喉潤ったか~?ギャッハッハッハ!!」

曜「何すんの?」ギロッ

「なんだよ、あたしらの奢りだぜ?喜べよ」

「昨日ツレが世話になったらしいからな、お礼だ」
28: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/20(月) 01:06:11.53 ID:sz2Vf+5c.net
ザザザッ

曜(5人......か。まぁ、何とかなるかな)

バキッ!

曜「ぐっ!?」

「後ろからごめんなすって~」

「ふぅー!やるー!」

曜「......」シュッ

ドゴォ!

「がふっ!」

曜「あ、そうか。手は大事にって善子ちゃんに怒られたんだっけ」

「何ごちゃごちゃ言ってんだァ!」

「全員でかかれぇ!」

曜「よっこいせ」ブン!

ドゴゴゴォ!

「「ぎゃあああ!!」」

ドササッ

曜「おおっ、回し蹴りって案外簡単なんだね」

曜「さてと、2人のところに戻らないと......あーあ、また制服汚れちゃったよ。ジャージに着替えるか......」
29: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/20(月) 01:06:50.39 ID:sz2Vf+5c.net
千歌「よーちゃん!」ヒョコッ

曜「わぁ!?千歌ちゃん!」

千歌「はい、ジャージ」

曜「あ、ありがとう......見てたんだ」

千歌「うん。相変わらず強いねー曜ちゃん」

曜「そんなことないよ......」
31: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/20(月) 01:09:24.78 ID:sz2Vf+5c.net
千歌「うん。相変わらず強いねー曜ちゃん」

曜「そんなことないよ......」

千歌「...ごめんね、いつも何も出来なくて」

曜「千歌ちゃんが気にする必要は無いよ。これは私の問題なんだから」

千歌「でも......」

曜「さ、梨子ちゃんのところに戻ろうか」

千歌「曜ちゃん......」
32: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/20(月) 01:10:31.72 ID:sz2Vf+5c.net
ー渡辺家ー

梨子「何を手伝えばいいかな?」

曜「手伝いに来てくれたのは嬉しいんだけど、ひとつ聞いてもいいかな?」

梨子「なぁに?」

曜「なんでその......ナース服なの?」

梨子「曜ちゃん喜ぶかなぁって」

曜「えぇ......いや別に喜ばないけど......」

梨子「そんな事言わずに、ほら♡」バサッ

曜「いや見せすぎ見せすぎ!普通にパンツ見えてるから!」

梨子「興奮した?」ハァハァ

曜「興奮してるのは梨子ちゃんでしょ」
33: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/20(月) 01:11:58.07 ID:sz2Vf+5c.net
梨子「じゃあ早速やろうか」

曜「何だか心配だなぁ......」

ヌイヌイ チクチク

梨子「ねぇ、曜ちゃん」

曜「ん?」

梨子「ここがちょっとわかんないんだけど......」ススッ

曜「うん、教えてあげるからちょっと離れて?」

梨子「ここの縫い方がちょっと...」ピトッ

曜「話聞いてる?」

梨子「もっと耳元で囁くように言ってくれないと聞こえない」

曜「聞いてないね」

曜(通常運転だと思ってたけど家に来てから急に大胆になった......)
34: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/20(月) 01:12:57.04 ID:sz2Vf+5c.net
梨子「よーちゃん、早く教えてってば~」スリスリ

曜「わ、分かったから頭を擦り付けないで...!」

フワッ

曜(ん?何だか甘い匂いが)

曜「...!」ドキドキ

曜(な、何だか体が熱く......何これ!)

曜「り、梨子ちゃん。今日なんか付けてる?」

梨子「あ、分かった?いい感じの香水を手に入れてね」

曜「それって普通の香水?」

梨子「うん、普通の香水だよ」

曜「......ちなみにどこで買ったの?」

梨子「鞠莉さんから貰ったの」

曜「Go To シャワールーム!」
36: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/20(月) 01:14:04.79 ID:sz2Vf+5c.net
梨子「え、いきなりシャワー?もーう、曜ちゃんたら......ダ・イ・タ・ン♡」

曜「そういう意味じゃないから!早くその香水落としてきて!」

梨子「えー?せっかく付けてきたのに」

曜「早く!」グイグイ

梨子「んもう、よーちゃんたらせっかちだなぁ♡」

バタン

曜「はぁ...はぁ...なに考えてるの鞠莉ちゃんは......!」
37: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/20(月) 01:15:21.53 ID:sz2Vf+5c.net
梨子「おまたせー」

曜「...ねぇ、私普通の着替えを置いてたんだけど」

梨子「あのシャンプーっていつも曜ちゃんが使ってるやつ?」

曜「話聞こうよ!......まぁそうだけど」

梨子「ふふ......これが曜ちゃんの匂い......うふふふ」

曜「明日から梨子ちゃんを見る目が変わりそう......」
38: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/20(月) 01:16:51.98 ID:sz2Vf+5c.net
ヌイヌイ チクチク

梨子「...」チラッ

曜「~♪」チクチク

梨子「曜ちゃんはホントに器用だね」

曜「そうかな?」

梨子「うん。こんなに素敵な衣装を作れて......絵も上手で。尊敬しちゃうなぁ」

曜「...そんなことないよ」

梨子「謙遜しないの」

曜「...」ヌイヌイ

梨子「あー照れてるの?」

曜「て、照れてないよ!」

梨子「うふふ、そんなにムキにならなくても」

曜「もう......」

梨子「ふふっ」

曜「...」
40: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/20(月) 01:18:40.18 ID:sz2Vf+5c.net
梨子「よしよし、曜ちゃんはかわいいぁ」ナデナデ

曜「あいたっ」

梨子「えっ、大丈夫?」パッ

曜「あ、うん平気......」

梨子「よく見たらおっきなたんこぶが......どうしたの?」

曜「ちょっとね......机の角でぶつけちゃって」

梨子「大変!すぐ冷やさないとダメじゃない!氷持ってくるね」スクッ

曜「あ、梨子ちゃん!」

梨子「ナース桜内に任せてドッキュン♡」

曜「えぇ......」

梨子「ちょっと待っててね」タタタッ

曜「...なんかキャラおかしくない?」
41: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/20(月) 01:20:42.12 ID:sz2Vf+5c.net
ーーー

バン!

曜「鞠莉ちゃん!」

鞠莉「オウ!どうしたの曜?ビックリするじゃなーい」

曜「一体何考えてるの!?梨子ちゃんにあんなもの渡して!」

鞠莉「昨日はhotなnightをお過ごしで?」

曜「バッ......!するわけないでしょそんなこと!」

鞠莉「あら勿体ない。梨子とナースプレイ楽しめばよかったのに」

曜「しないから!そもそも私はレズじゃ......」

鞠莉「ホントに~?」
42: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/20(月) 01:21:30.87 ID:sz2Vf+5c.net
曜「もう!というか梨子ちゃんにあんなもの渡してどういうつもりなの!?」

鞠莉「恋する乙女の背中を後押しした迄よ」

曜「ってことは、まさか」

鞠莉「ええ、梨子が曜のことを好きなのは知ってるよ」

曜「...梨子ちゃん本気なのかな」

鞠莉「曜には冗談に見えたの?」

曜「いや......」

鞠莉「後輩を手助けしてあげるのは先輩としてトーゼンじゃない?」

曜「やり方が極端すぎるんだよ鞠莉ちゃんは」
44: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/20(月) 01:25:55.57 ID:sz2Vf+5c.net
鞠莉「で、どうなの?」

曜「何が?」

鞠莉「梨子のことよ。どう想ってるの?」

曜「......正直よくわかんないよ。あんなこと言われたの初めてだし。それに......女の子だし」

鞠莉「あら、女の子じゃダメなの?」

曜「いやそういうわけじゃ......」

鞠莉「恋愛に異性も同棲も関係ないわ。誰かを好きになればそれは立派な恋。そしてそれはとても素晴らしく美しいものよ」

曜「......」


 


『あんたさえ......あんたさえいなければ!!』

『消えてしまえこの泥棒!!』





曜「......そう、なのかな」
46: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/20(月) 01:26:55.07 ID:sz2Vf+5c.net
鞠莉「まだ曜には早かったかしら?」

曜「......」

鞠莉「ま、いずれ分かる時がくるわ。一人で解決できそうにないなら相談してきてね」

曜「うん、分かった」

鞠莉「あなたはすぐ一人で解決しようとしちゃうんだから」

曜「わ、分かってる......ちゃんと相談するよ」

鞠莉「うん、よろしい!」
48: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/20(月) 01:27:34.55 ID:sz2Vf+5c.net
曜「あ、そうだ鞠莉ちゃん」

鞠莉「What?」

曜「梨子ちゃんにナース服教えたのも鞠莉ちちゃん?」

鞠莉「もっちろん!とってもエロティックでシャイニーだったでしょ?」

曜「いや別に......というか梨子ちゃんナース服のままうちに来たんだけど。バスに乗って」

鞠莉「...そこまでしろとは言ってないデース」
49: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/20(月) 01:28:21.07 ID:sz2Vf+5c.net
曜「じゃあまた練習で」

鞠莉「ええ、シャイニー!」

パタン

鞠莉「......」

トントン

鞠莉「はーい」

ダイヤ「失礼します」

鞠莉「あーら、ダイヤ」

ダイヤ「書類を提出にきました。チェックお願いします」

鞠莉「はいよー!」
51: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/20(月) 01:29:03.19 ID:sz2Vf+5c.net
ダイヤ「今日は抜けがないようにお願いしますわよ」

鞠莉「だーいじょーぶ!私を誰だと思ってるの?」

ダイヤ「この前散々チェック漏れをした人が何を言ってるんですか」

鞠莉「覚えがありまセーン」

ダイヤ「鞠莉さん!」

鞠莉「わーかったわーかった。もう、ダイヤはうるさいなぁ」

ダイヤ「...今日の練習を増やして貰いたいみたいですね」

鞠莉「さーあ!張り切ってやりまショー!」

ダイヤ「全く......」
52: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/20(月) 01:29:48.73 ID:sz2Vf+5c.net
鞠莉「ああ、さっき曜が来たわ」

ダイヤ「あら、そうですか」

鞠莉「.....ダイヤ、もしかしたら曜は」

ダイヤ「やはり......少し監視してみる必要がありますわね」

鞠莉「ええ......果南にも言っておきましょう」

ダイヤ「そうですね。宜しくお願いします」
53: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/20(月) 01:30:21.45 ID:sz2Vf+5c.net
ダイヤ「ところで......あなたは昨日言っていたアドバイスとやらを梨子さんに?」

鞠莉「もっちろん!私の期待以上のことを梨子はしてくれたみたいよ!」

ダイヤ「なっ......!ハレンチですわ!お説教です!」

鞠莉「ダメよ。一応梨子のことは内緒っていう体で相談に乗ったんだから」

ダイヤ「相談相手を間違えてます!何故よりにもよってこの人なんかに!」

鞠莉「ひどい言い草ね~傷ついちゃう☆」

ダイヤ「ふざけてますね......」グイッ

鞠莉「く、苦しい苦しいダイヤ!」

ガチャ

果南「おーい、鞠莉ー。そろそろ授業はじま......わっ、何してんの?」

鞠莉「かなーーん!ヘルプーー!」

ダイヤ「待ちなさい!今日という今日はその腐った性根を叩き直してやりますわ!」

果南「わわっ、ちょっと二人共落ち着いて......」
80: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/21(火) 01:49:21.69 ID:f3KpuD52.net
ーーー

ドササッ

「ぐっ...」

「こんのぉ...!」

曜「ふぅ......毎日毎日めんどくさいなぁ」

曜「ん、今日は制服汚さなかった。良かったぁ」
81: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/21(火) 01:49:48.41 ID:f3KpuD52.net
花丸「...」ペラッ

曜「はーなまーるちゃん♪」

花丸「わっ......あ、曜ちゃん」

曜「遊びに来たでありますっ」

花丸「しーっ、図書室では静かに」

曜「あ、ごめんね」

ルビィ「あ、曜ちゃん。こんにちは」

曜「こんにちは、ルビィちゃん」
82: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/21(火) 01:50:53.17 ID:f3KpuD52.net
花丸「......今日はどんな話を持って来たずら?」

曜「えっとね......いつも通り不器用な女の子の話なんだけど」

花丸「うん」

ルビィ「今日もお話してくれるの?」

曜「うん、良かったら聞いてね」
83: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/21(火) 01:51:50.37 ID:f3KpuD52.net
曜「その子にはいつも通り度々雨が降ってくるの。その子の周りだけ。傘をさして凌いでたんだけど、なにせ不器用だから傘をさすのが下手くそで濡れちゃうんだ」

曜「その度に友達のみかんや白い羽根に心配されるの。でね、濡れたところを優しく拭いてくれるんだ」

曜「ある日、いきなり傘に一人の女の子が入りたいって言ってきた。とっても綺麗な女の子」
84: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/21(火) 01:52:44.36 ID:f3KpuD52.net
曜「不器用な女の子はビックリしちゃって。でも、残念なことに傘は一人用だから入ることは出来ないんだ」

曜「だから、その子の隣にいたら濡れちゃう」

曜「それでも綺麗な女の子は今すぐじゃなくていいから、入れてくださいって頼んでくるんだ。そんなに言われても傘には入れないんだけど......」

曜「その女の子は困っちゃいました...ってとこで今日は終わり」
85: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/21(火) 01:53:51.30 ID:f3KpuD52.net
ルビまる「」パチパチ

曜「いつも聞いてくれてありがとうね」

ルビィ「ううん、ルビィ曜ちゃんのお話大好きです」

曜「ホント?嬉しいなぁ」

花丸「...ん、曜ちゃんちょっと後ろ向いて」

曜「え?なになに?」クルッ

花丸「ちょっと汚れちゃってるずら、ほら」ポンポン

曜「ありゃ、気がつかなかった......」

花丸「......」ポンポン

曜「......」

花丸「...またお話に来てくれるずら?」

曜「...うん、二人がいいなら」

ルビィ「待ってますよ、いつでも」

花丸「マルも」

曜「ありがとう、二人とも」
86: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/21(火) 01:55:09.14 ID:f3KpuD52.net
ーーー

梨子「はい、あ~ん♡」

曜「あの、梨子ちゃん」

梨子「あ~ん♡」

曜「梨子ちゃんってば」

梨子「あ~ん♡」

曜「なんで私の話聞いてくれないの!?やめてってば!」

梨子「照れないの。ほら口開けて」

曜「ちょ、ほんとに......」
87: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/21(火) 01:55:38.77 ID:f3KpuD52.net
梨子「......そんなに私にあーんされるのが嫌なの?」

曜「嫌っていうわけじゃ......でもほら何ていうか...わからない?」

梨子「分からない。嫌じゃないならいいでしょ?」

曜「うっ......でも」

梨子「はい、あ~ん♡」

曜「あ、あ~ん」

パクッ

梨子「どうかな?」

曜「...うん、美味しい」モグモグ

梨子「良かった」ニコッ

曜(は、恥ずかしい......)
88: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/21(火) 01:56:43.46 ID:f3KpuD52.net
曜「そういえば千歌ちゃんは?」

梨子「千歌ちゃんは今日は一年生とご飯食べるんだって」

曜「あ、そうなの......」

梨子「ってことで今日は......二人きりよ♡」ボソッ

曜「いちいち耳元で囁かなくても聞こえるよ」

梨子「ナニしようか?」

曜「何もしなくていいよ...っていうか何する気だったの」

梨子「それ聞いちゃう~?」クネクネ

曜「やっぱ言わなくていいや」
89: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/21(火) 01:57:15.64 ID:f3KpuD52.net
梨子「あ、そうだ。曜ちゃん」

曜「なに?」

梨子「今週末空いてる?」

曜「...特に何も無いけど」

梨子「だったら私とお出かけしない?」

曜「お出かけ?...それって」

梨子「んもう、女の子の口からそれ言わせちゃう?デートよデート」

曜「私も女の子なんだけど」
90: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/21(火) 02:00:01.93 ID:f3KpuD52.net
梨子「で、してくれるの?」

曜「んー......まぁ、いいよ」

梨子「ホント?ありがとう!」

曜(デートか......何だか本格的になってきたな......)

梨子「うふふ...曜ちゃんとデート...」

曜(...凄く嬉しそう)
91: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/21(火) 02:00:40.40 ID:f3KpuD52.net
ーーー

善子「沼津駅の周りで遊ぶところ?」

曜「うん、善子ちゃん家駅の近くだし詳しいかなって」

善子「...あなたも近いでしょ」

曜「参考に聞きたいなぁって。私が知らないことを知ってそうだし」

善子「なに、誰かと遊びに行くの?」

曜「うん、まぁちょっとね」
92: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/21(火) 02:01:14.60 ID:f3KpuD52.net
善子「デートとか?」

曜「へ?い、いや!違うよ!」

善子「怪しいわね......」ジーッ

曜「ちちち違うよ......そんなんじゃないから!」

善子「...まぁいいわ。そんなに興味無いし」

曜「え、それはそれでショック......」

善子「めんどくさっ。自分で考えて」

曜「ごめんごめん。一緒に考えてくださいヨハネ様」

善子「調子いいわね全く」
93: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/21(火) 02:02:06.28 ID:f3KpuD52.net
曜「で、どこがいいと思う?」

善子「デートなら......そうねぇ」

曜「だからデートじゃ......」

善子「それはもういいから。それより一つ聞きたいんだけど」

曜「何?」

善子「このお出かけとやらは向こうが誘ってきたの?それともあなたが?」

曜「向こうだけど」

善子「だったら向こうが考えてるんじゃないの?」

曜「いやでも、少しは私も考えないと。あっち任せだと悪いし」

善子「はーっ、相変わらず無駄にお人好しねぇ......分かったわ、途中で降りて下見に行きましょうか」

曜「ホント?ありがとう善子ちゃん!」ダキッ

善子「抱きつかないで!それとヨハネ!」
94: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/21(火) 02:02:39.95 ID:f3KpuD52.net
善子「ーーで、次はこことかいいんじゃない?」

曜「なるほど......」

善子「ど、どう?少しは参考になった?」

曜「うんバッチシだよ!やっぱ善子ちゃんに聞いて正解だった!」

善子「ヨーハーネ!あったりまえでしょ?私を誰だと思ってんの?」

曜「善い子の善子ちゃん」ナデナデ

善子「撫でるなっ!」

曜「それにしても善子ちゃん詳しいね」

善子「......別にいいでしょ。悪い?」

曜「んーん、そんなこと言ってないよ~」

善子(リア充目指すために色々詮索してたのがこんな時に役立つとは......なんか不本意)
95: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/21(火) 02:03:16.46 ID:f3KpuD52.net
曜「......」

善子「なに、どうしたの?」

曜「いや......こうして二人で遊んでると、あの時思い出すなぁって」

善子「ああ......」

曜「ごめんね、雰囲気悪くなること言っちゃって」

善子「別に......そういえば、あれがきっかけで話すようになったんだっけ」

曜「そうだったかな?」

善子「ええ、そうよ」

曜「善子ちゃんがAqoursに入った頃だったっけ。クラスにまだ馴染めてなくてソワソワしてたころだったよね~」

善子「それは言わない約束でしょ!」

曜「あははっ、ごめんね」

善子「もう...!」

善子(...そういえば、そんなに前だったかしら)
96: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/21(火) 02:04:02.02 ID:f3KpuD52.net
ーーーー
ーーー
ーー

善子「...」キョロキョロ

善子(誰もいない......わよね?)

善子「よし!」ダダッ

善子(このまま家に逃げ切る!)


「でさー、そこでセンセーがねー」

「えー?マジ?ありえないわー」


善子「!」ピタッ

善子(あれは...クラスメイト!まずいわね......)

善子(裏道から帰りましょ)タタタッ
100: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/21(火) 02:06:47.81 ID:f3KpuD52.net
善子「ふぅ...危うく悪魔ショップから出て来たところを見られるところだったわ」

善子「せっかく馴染めてきたのに...こんなところ見られたらまた学校行けなくなっちゃう」


コツコツコツ


善子(薄暗いし狭い.....さっさと抜けよ)


ギャーハッハッハ!


善子「ん?」
101: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/21(火) 02:07:50.35 ID:f3KpuD52.net
「おい酒無くなったぞ!早く寄越せよ!」

「お前飲みすぎなんだよ。あたしの分無くなんだろ」

「ケチケチすんなって!」

「無くなったらまたパクってくりゃいいじゃねーか」


善子(げっ、ヤンキー?こんなところに?ウソでしょ......)

善子(引き返そう......)

ズルッ

善子「あたっ!」ドテン

「ああ?」

「だれだ!」

善子(バレた!)
102: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/21(火) 02:08:30.85 ID:f3KpuD52.net
「誰だオメー?」

「この制服ウラジョじゃね?」

「しかも一年坊だぜコイツ」

善子(なんでこんな時にもツイてないのよ!)

「へー新入生か。なーんでこんなとこ来てんだ?」

「こいつなんか持ってんぞ」バッ

善子「あっ!」

「金になるもんか?」

「さぁー...あ?なんだこれ」

「黒い羽根?ドクロのキーホルダー?」

「はっ!お前中二病ってやつか?」

「ギャッハッハッ!高校生にもなって!?」

善子「そ、それは堕天使ヨハネの儀式グッズよ!気安く触んじゃ...」

「あ?」

善子「ぁ......」
103: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/21(火) 02:09:09.28 ID:f3KpuD52.net
「ぶー!おいおい聞いたか?堕天使ヨハネ様だってよ!」

「そりゃすげーー!」

「ギャッハッハッ!なんだこいつおもしれーぞ!」

善子(どうしようどうしようどうしよう!)

「なぁおいヨハネちゃんよ」ガシッ

善子「ひっ!」

「ちょっとさぁ、酒切れちまったから買ってきてくんねぇか?」フー

善子(うっ、タバコ臭い......)

「あ、あたしの酒もよろしくー」

「うちのタバコもな!」

「な?」

善子「いやでも...私未成年ですし」

「あぁ?」

善子「ひっ!」
104: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/21(火) 02:10:29.49 ID:f3KpuD52.net
「堕天使なんだろ~?酒とタバコくらい買ってこれんだろ」

善子「いやでも...」

「買ってこいつってんだろぉ!」

善子「きゃあ!」ビクッ

「言う事聞けねーなら...分かってんだろうな」

善子「は、はい!」

善子(何これ...何これ!何でこんなことに!)


「買ってこなくていいよ」


善子「え?」

ドゴォ!
105: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/21(火) 02:11:16.65 ID:f3KpuD52.net
「ぎゃあ!」

曜「大丈夫?善子ちゃん」

善子「曜先輩!」

「誰だてめぇ!」

「おいこいつ渡辺だ!」

「渡辺ってウラジョの!?」

曜「ちょっと待っててね」クルッ

「やれ!全員でかかれ!」

曜「...ふん」
107: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/21(火) 02:12:02.94 ID:f3KpuD52.net
ーーー

曜「大丈夫?怪我はない?」

善子「うん...平気」

善子(凄い......五人をたった一人で......)

曜「良かった。はいこれ」

善子「あ......堕天使グッズ」

曜「中身は無事みたいだよ」

善子「あ、あのホントにありがとう......助かった」

曜「いいよ、これくらい。馴れてるし」

善子「馴れてる...?」
108: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/21(火) 02:13:30.03 ID:f3KpuD52.net
曜「ここはあんまり通らない方がいいよ。不良の溜まり場だから」

善子「あ、曜先輩。手から......」

曜「ん?......あ、血が出てる」

善子「すぐ手当しないと!」

曜「大丈夫だよ、これくらい」

善子「いいからじっとしてて!」

善子「これでよし...」

曜「わぁ、手当て上手だね善子ちゃん」

善子「私よくものにぶつかったり転んだりするから......」

曜「ありがとう善子ちゃん!」ニコッ

善子「!...いえ」
109: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/21(火) 02:14:07.02 ID:f3KpuD52.net
曜「じゃ、帰ろうか。家まで送るよ」

善子「そ、そこまでしてくれなくていいから」

曜「いいからいいから、ね?」ギュッ

善子「わっ、ちょ、手は繋がなくてもいいじゃない!」

曜「出発ヨーソロー!」

善子「ちょっとーー!」

ーー
ーーー
ーーーー
110: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/21(火) 02:15:40.55 ID:f3KpuD52.net
善子「......あなたには本当に感謝してる」

曜「え、どうしたの急に」

善子「千歌から聞いたけど、高校に入ってから喧嘩の回数増えたらしいわね」

曜「...!」

善子「助けられた分際でこんな事言うのもなんだけの......喧嘩はダメよ」

曜「......」

善子「確かに向こうから吹っかけられるからどうしようもないのかもしれない......でも」グイッ

曜「!」

善子「自分の手を傷つけるようなことはして欲しくないの」

曜「善子ちゃん......」
112: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/21(火) 02:16:38.67 ID:f3KpuD52.net
善子「荒事に関して私はどうにも出来ないけど......他に七人もいるんだから」

善子「一人で背負い込もうとしないで。必ずあなたの力になれるはずよ」

曜「......うん」

善子「それに、こういうことなら私でも力になれると思うから相談しなさい......頼りないけど」

曜「ううん、そんなことないよ」

善子「堕天使ヨハネとの約束よ?」

曜「うん、分かった」

善子「破ったら呪ってやるからね!」

曜「うん!......ありがとう善子ちゃん」

善子「ヨハネよ。じゃあ帰りましょ」

曜「そうだね......あ、今日のお礼にパフェ奢ってあげる」

善子「え?いいわよそんなの」

曜「いいからいいから、ほら!」グイッ

善子「わっ、引っ張らないでって!」
141: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/22(水) 03:54:02.40 ID:nuYZgTvz.net
ーーー

鞠莉「でね、そこで......」

梨子「ふむふむ」メモメモ

鞠莉「いい?何よりもムードが大事よ」

梨子「なるほど......」メモメモ

鞠莉「どう?しっかり頭に刻み込んだ?」

梨子「はい、バッチリです!」

鞠莉「じゃあしっかり実践するのよ!」

梨子「はい!さすが鞠莉さん、相談して良かった」

鞠莉「んもう!褒めても一つ千円のチョコしかでないわよ!」

梨子「へ、へぇ......あ、ありがとうございます」

鞠莉「じゃあ健闘を祈ってるわ、梨子」

梨子「はい、頑張ります!じゃあ、また」

鞠莉「チャオ~♪」

パタン
142: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/22(水) 03:55:30.89 ID:nuYZgTvz.net
鞠莉「...うふふ、楽しみね」

バーン!

鞠莉「ワオっ!」

ダイヤ「鞠莉さん!あなたまたチェック漏れを!」

鞠莉「もう、ビックリするじゃないダイヤ」

ダイヤ「あれほど注意するように言ったのに......!」

果南「まま、落ち着いてダイヤ」
144: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/22(水) 03:56:26.82 ID:nuYZgTvz.net
>>143ミス

ダイヤ「それと」

鞠莉「今度はなにー?」

ダイヤ「さっき梨子さんとすれ違いましたけど、また変なこと吹き込んだのですか?」

鞠莉「変なことって...酷いなぁダイヤは。ねぇ、果南?」

果南「否定はできないかも」

鞠莉「果南までそんな事言うの!?」

ダイヤ「もっと至極まっとうな助言をですね......」
145: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/22(水) 03:57:06.18 ID:nuYZgTvz.net
鞠莉「あーら、私は本気のアドバイスをしたつもりだけど?」

ダイヤ「本気かどうかではなく、内容の問題であって」

鞠莉「いーの!私の応援するあつーいハートが梨子に伝わったのなら」

ダイヤ「だからそうではなくて......」

鞠莉「ごちゃごちゃうるさいわねぇ」

ダイヤ「何ですって?」

果南「ほらほら、怒らないの。まぁ鞠莉らしくていいんじゃないの?」
146: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/22(水) 03:58:12.10 ID:nuYZgTvz.net
ダイヤ「全く......」

鞠莉「大丈夫よ梨子なら、心配いらない。それより心配なのは......」

果南「曜の方、だね」

ダイヤ「......こちらの方は少し厄介ですわね」

果南「やっぱり私たちが動くしかないよ」

ダイヤ「あまり気が進みません。騒ぎが大きくなるのは必須ですし」

鞠莉「それでもやらなきゃいけないわ。曜は絶対に私達を巻き込まないって思ってるはずだし」
147: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/22(水) 03:58:50.41 ID:nuYZgTvz.net
果南「千歌にさえ相談しないからね。私達じゃ尚更してくれないかな」

ダイヤ「鞠莉さんの言う通り、曜さんが周りを巻き込みたくないって思っているのなら梨子さんとのことはかなり難しいのでは?」

鞠莉「分かってる。だから私たちが何とかするんじゃない」

ダイヤ「はぁ......」

鞠莉「渋らないの!これも可愛い後輩のためよ。困ってる後輩を全力でサポートするのも先輩の務めでしょ?」

果南「そうだね。一肌脱ごうか」

ダイヤ「...そうですわね。やりましょうか」

鞠莉「そうこなくっちゃ!」
148: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/22(水) 03:59:23.10 ID:nuYZgTvz.net
ーーー

曜「...」

梨子「曜ちゃーん!」

曜「あ、おはヨーソロぉぉぉおお!?」

梨子「ごめんね、待った?」

曜「な、何その格好!?」

梨子「あ、どうかな?似合う?」

曜「何でチャイナ服来てるの!?」

梨子「セクシーでしょ?うっふん♡」
149: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/22(水) 04:00:23.16 ID:nuYZgTvz.net
曜「やめてセクシーポーズとらないで!ここ駅前だから!変な目で見られてるから!」

梨子「見て、ここスリット入ってるの」チラッ

曜「脚見せなくていいから!というかその格好でバス乗ってきたの?」

梨子「もちろん。登場はインパクトが大事って鞠莉さんから言われて......」

曜「鞠莉ちゃんから教わるのやめよう!ほら、服屋に行くよ!」

梨子「あ、待って。組んできたデートコースではお洋服屋さんはもっと後に......」

曜「いいから行くよ!」グイッ
150: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/22(水) 04:01:12.70 ID:nuYZgTvz.net
曜「どう?着替えた?」

梨子「うん、いいよ」

シャッ

曜「......おぉ」

梨子「似合う...かな?」

曜「うん、バッチリ。梨子ちゃんにはそういう清楚な服が似合うよ」

梨子「でもこれじゃ、いつもの私服とあんまり変わらない......」
151: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/22(水) 04:01:38.30 ID:nuYZgTvz.net
曜「いつものでいいよ。いつもの梨子ちゃんが私は好きだな」

梨子「え......」

曜「あ、いやそう意味じゃなくてね!」

梨子「じゃあそういう意味でワンモア」

曜「言わないから......鞠莉ちゃんに影響受けすぎだよ」
152: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/22(水) 04:02:13.97 ID:nuYZgTvz.net
曜「...」キョロキョロ

梨子「曜ちゃん、落ち着きないよ」

曜「あ、ごめんね。こういうオシャレなカフェって入ったことないから」

梨子「注文するね」

曜「あ、うん。じゃあ私は......」

梨子「このカップル専用パフェで」

曜「有無を言わさず!?」
153: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/22(水) 04:02:44.16 ID:nuYZgTvz.net
梨子「はい、あ~ん♡」

曜「り、梨子ちゃん...さすがにここでは」

梨子「あ~ん♡」

曜「相変わらず話を聞いてくれないね」

梨子「あ~ん♡」ズイッ

曜「くっ、こうなったらヤケクソだ!」

パクッ

梨子「どう?美味しい?」

曜「う、うん......」モグモグ

アラアラ カーワイイー!

曜(死ぬほど恥ずかしい......)
154: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/22(水) 04:03:24.39 ID:nuYZgTvz.net
梨子「じゃあ次は私に」

曜「鬼だ......鬼がいる......」

梨子「...」

曜「...じゃあ、はい」スッ

梨子「...」シラーッ

曜「あ、あの~......口開けてくれないと......」

梨子「...」シラーッ

曜「桜内さん?」

梨子「...」シラーッ

曜「...あ、あ~ん」

梨子「あ~ん♡」

パクッ

梨子「うん、美味しい!」

曜「一生分の恥をかいた気がする......」
155: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/22(水) 04:04:23.41 ID:nuYZgTvz.net
梨子「次はね......」ピトッ

曜「もうちょっと離れてくれると助かるんだけど......」

梨子「んーと......」

曜「もういいか......今更恥ずかしいも何もありゃしないし......ん?」

キューンキューンチャラララン♪

曜「...ねぇ、梨子ちゃん」

梨子「なぁに?」

曜「次はあそこ行こうよ」
156: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/22(水) 04:05:13.41 ID:nuYZgTvz.net
梨子「うーん......ここかな」ポン

ウィーン

梨子「やった!」

ポロッ

梨子「ああっ!」

曜「あ~残念」

梨子「取れそうだったのに......」

曜「もう少し右だったかな」
157: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/22(水) 04:05:53.26 ID:nuYZgTvz.net
梨子「あんまりやったことないから分からない......」

曜「じゃあ私と一緒にやってみようか。いくよ」ピトッ

梨子「ひゃっ」

曜「どうしたの?」

梨子「い、いや......ちょっと近いなって」

曜「さっきまで自分から抱きついてきたくせに......」

梨子「え、えと......」
158: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/22(水) 04:06:26.66 ID:nuYZgTvz.net
曜「ほらいくよ。ボタン準備して」チャリン

梨子「う、うん」

ウィーン ガシッ

ようりこ「おおっ!」

シューン

ようりこ「ぉおおおお!」

ポロッ

ようりこ「ああっ!」

ヒューン...

ようりこ「あぁ~......」

曜「......惜しかったね」

梨子「......うん」

ようりこ「...ふふっ」
159: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/22(水) 04:06:57.60 ID:nuYZgTvz.net
梨子「結局一つも取れなかったね......」

曜「うん......ごめんね、無駄なお金使わせて......」

梨子「いいよ、楽しかったから」

曜「だったらいいけど......」

梨子「それより、曜ちゃんゲームセンターに行くんだね」

曜「うん、まぁたまにね......」

曜(この前善子ちゃんにオススメされたんだけど......)
160: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/22(水) 04:09:01.10 ID:nuYZgTvz.net
梨子「じゃあ次はね......」ギュッ

曜「...!」

梨子「ちょっと歩くけどいいかな?」

曜「う、うん」

曜(あれ......?)
161: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/22(水) 04:09:32.92 ID:nuYZgTvz.net
ーーー

ツギハー...

曜「最後ってどこに行くの?」

梨子「ついてからのお楽しみ♪」

曜「......変なところじゃないよね?」

梨子「あら、変なところって?」

曜「......知らないっ」

梨子「うふふっ、大丈夫よ」

曜(まぁ、最初の格好には驚いたけど......デートコース自体は普通だったし......大丈夫かな)
162: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/22(水) 04:10:21.65 ID:nuYZgTvz.net
マモナクー...

梨子「あ、降りなきゃ」ピンポーン

曜「え、ここって...」



曜「ねぇ、勝手に入っていいの?」

梨子「うん、鞠莉さんには許可とってるから」

曜「何で最後が学校なの?」

梨子「いいからいいから、ね?」
163: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/22(水) 04:11:17.46 ID:nuYZgTvz.net
曜「まさか人気のない校舎で変なことする気じゃ......」

梨子「曜ちゃんって意外とスケベなんだね」

曜「スケッ......!?」



梨子「はい、着いたよ」

曜「スケベ......私ってスケベなの......?」ブツブツ

梨子「よーちゃん!」

曜「え、あ......音楽室?」

梨子「うん」
164: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/22(水) 04:12:09.00 ID:nuYZgTvz.net
曜「何するの?」

梨子「えっとね......」ストン

 

ポーン......



梨子「......最後は、私のピアノを聴いてもらおうと思って」

曜「ピアノ......」

梨子「聴いてくれる、かな?」

曜「...うん......」

梨子「ありがとう。じゃあ......」スッ
165: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/22(水) 04:12:45.62 ID:nuYZgTvz.net
ーー♪ーー♪


曜「......」


ーーー♪


曜(......綺麗だなぁ)



ー♪ーーー♪


曜(とっても落ち着く......)
166: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/22(水) 04:13:15.20 ID:nuYZgTvz.net
ーーー♪ーーー♪


曜「......」

梨子「~♪」


ーー♪ーーーー♪


曜(......ホントに、綺麗だ......)


ーーポーン......
167: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/22(水) 04:13:45.36 ID:nuYZgTvz.net
梨子「......ふぅ」

パチパチパチ

曜「......素晴らしいよ、梨子ちゃん」

梨子「ありがとう」

曜「......」

梨子「...あのね、曜ちゃん」

曜「ん?」

梨子「今日、楽しかったかな?」

曜「!」
168: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/22(水) 04:14:28.57 ID:nuYZgTvz.net
梨子「私はもちろん楽しかったんだけど.....曜ちゃんはどうだったかなって......もしかしたら」

曜「......」

梨子「......」キュッ

曜「...楽しかったよ」

梨子「ほ、ほんと?」

曜「うん、少し恥ずかしかったけど......楽しかった」

梨子「よかったぁ......」

曜「......」
169: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/22(水) 04:15:16.14 ID:nuYZgTvz.net
梨子「...あの、ね?もしよかったら......また、二人でお出かけしてくれる?」

曜「え......」

梨子「曜ちゃんが......いいなら......」

曜「えと......」

梨子「......」ギュウウウ

曜「......うん、もちろん」

梨子「ほんと!?やったぁ!」

曜「でも今度はチャイナ服でこないでよ」

梨子「うん!鞠莉さんに何着ていいか聞いておくね!」

曜「それだと繰り返しになるから!」
170: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/22(水) 04:15:49.57 ID:nuYZgTvz.net
梨子「えへへ......やったぁ......またデートできる......えへへ」

曜(すっごい嬉しそう......)

曜(私なんかと出かけて......そんなに喜んでくれるなんて......)

曜「......」
171: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/22(水) 04:16:20.53 ID:nuYZgTvz.net
ーーー

曜「ーーでね、その綺麗な女の子に引っ張られるようにお散歩に出かけたんだけど」

曜「不器用な子はいつ雨が降ってくるか不安だったんだけど、運良く雨は降ってこなくてね」

曜「綺麗な女の子はホントに楽しそうで......不器用なその子もなんだか楽しくなってきちゃって」
172: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/22(水) 04:16:44.89 ID:nuYZgTvz.net
曜「綺麗な女の子は、とっても綺麗な歌声でね。不器用なその子の心配してた心を忘れさせてくれたんだ」

曜「また散歩してくれますか?って綺麗な女の子は言ってきたから、ちょっと迷ってからいいよって不器用な子は返したの」

曜「ってとこで今日のお話は終わり」
173: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/22(水) 04:17:09.63 ID:nuYZgTvz.net
ルビまる「」パチパチパチ

曜「今日も聞いてくれてありがとう」

ルビィ「曜ちゃん、今日はなんだかいつもより楽しく話してたね」

曜「そ、そうかな?」

ルビィ「うん。聞いててルビィも楽しかったです」

曜「ホント?それは嬉しいなぁ......」
174: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/22(水) 04:17:41.67 ID:nuYZgTvz.net
花丸「......曜ちゃん」

曜「うん?」

花丸「例え雨が降ってきても......心配いらないずら」

曜「......」

花丸「どんなに激しくても......必ず雨は止むから」

曜「そう、かな......そうだといいな......」

花丸「そうだよ」

ルビィ「うんっ」

曜「......うん」
198: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:16:32.54 ID:0/ZFstGO.net
ーーー

千歌「やっぱり善子ちゃんもそう思う?」

善子「ええ」

千歌「そっかぁ、そうだよねぇ。じゃあ梨子ちゃんが鞠莉ちゃんに相談してたのもそういうことかぁ」

善子「鈍いくせによく気づいたわね」

千歌「あー!バカにしたでしょー!」

善子「事実じゃない」

千歌「ふん、どうせ私はニブチンですよーだ」
199: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:17:15.93 ID:0/ZFstGO.net
善子「......で、どうするつもりなの?」

千歌「もちろん全力で力になってあげるよ。私でもやれることがあるはずだから」

善子「そう......」

千歌「...これなら私でも力になれるかもしれない」

善子「ま、頑張りなさい。空回りしないようにね」

千歌「善子ちゃんはどうするの?」

善子「嫌よ、面倒くさそうだし」

千歌「ふーん......」ジーッ

善子「...何よ」

千歌「...うふふ、善子ちゃんは善い子だね」ナデナデ

善子「はぁ?何でそうなるのよ!ってか撫でないで!」
200: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:18:22.35 ID:0/ZFstGO.net
千歌「...いつもありがとうね、曜ちゃんのこと心配してくれて」

善子「...何もしてないわよ。私には何も出来ない......恩を返すことさえも」

千歌「ううん、そんなことないよ」

善子「......千歌」

千歌「......」

善子「似たもの同士ね......あなた達って。さすが幼馴染み」

千歌「そうかな......」

善子「ええ、とっても似てるわ」

千歌「...そういう善子ちゃんも似てるんじゃない?」

善子「ふん、人間の分際で堕天使と同等なんて身の程を弁えなさい」

千歌「あはははは」

善子「乾いた笑いやめて」
202: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:23:27.31 ID:0/ZFstGO.net
千歌「......よし、じゃあ早速行動だ」

善子「何するつもり?」

千歌「善子ちゃんも手伝ってね。私一人じゃ不安だから」

善子「だから私は......」

千歌「じゃあ今からうちに行こう!作戦会議だ!」

善子「話聞きなさいよ!」
203: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:24:29.99 ID:0/ZFstGO.net
ーーー

曜(遅くなっちゃった......早く帰らないと終バス終わっちゃう)タタッ

曜「...ん?」


ーー♪


曜「ピアノの音......」


ーー♪ーー♪


曜「......いた」
204: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:25:00.34 ID:0/ZFstGO.net
ーーー♪ーー♪


梨子「~♪」


ーーーー♪


曜「......」


ーーー♪ーーー♪
205: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:26:18.50 ID:0/ZFstGO.net
梨子「......曜ちゃん」

曜「!」

梨子「こっちに来てくれる?」

曜「...うん」


ー♪ーーーー♪
206: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:26:46.68 ID:0/ZFstGO.net
曜「...まだ残ってたんだね」

梨子「うん。少し弾いて帰ろうと思って」

曜「そう......」


ーー♪ー♪


曜「......」
207: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:27:10.83 ID:0/ZFstGO.net
ーー♪ーーーー♪


曜(やっぱり......綺麗だ)


ーーー♪ーー♪


梨子「~♪」


ーーーーーー♪


曜(ホントに......)


ーーーー♪
208: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:27:53.31 ID:0/ZFstGO.net
ポーン......


梨子「...次の日曜」

曜「...」

梨子「また......私とお出かけしてくれませんか?」

曜「...うん、もちろん」

梨子「ありがとう......楽しみにしてる」

曜「......こちらこそ」

梨子「もうこんな時間......帰りましょうか」

曜「うん......あ、終バス来ちゃう」

梨子「大変。少し急ぎましょう」
209: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:28:29.58 ID:0/ZFstGO.net
ーーー

花丸「......」ペラッ

ルビィ「花丸ちゃん、そろそろ帰ろうか」

花丸「うん」パタン

ルビィ「...ん、花丸ちゃん栞挟み忘れてるよ」
210: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:29:49.47 ID:0/ZFstGO.net
花丸「あぁ、それは」

ルビィ「あれ?挟んでるね。じゃあこれは......」

花丸「それはね、曜ちゃんの栞ずら」

ルビィ「曜ちゃんの?」

花丸「うん」

ルビィ「...これって何の押し花?」

花丸「みかんの花だよ」
211: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:30:07.04 ID:0/ZFstGO.net
ルビィ「みかん......あ、裏に白い羽が付いてる」

花丸「うん、マルが作ったんだ」

ルビィ「へぇ......ここに直しておけばいい?」

花丸「うん、ありがとう」

ルビィ「じゃあ帰ろっか」
212: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:30:34.12 ID:0/ZFstGO.net
ーーー

ピピピッ ピピピッ

カチッ

曜「うーん......ふぁあ......」

曜「......」ゴシゴシ

曜(あぁ、そうか......今日は梨子ちゃんと)

曜「...顔洗わなきゃ」
213: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:31:17.95 ID:0/ZFstGO.net
トントン

曜「はーい......」

ガチャ

千歌「おはよーちゃん!」

善子「起きてる?」

曜「え?千歌ちゃんに善子ちゃん?」

千歌「ノンノン!今日は千歌ではなく......」

スチャ

千歌「ドン高海と呼びなさい!」

曜「......はぁ?」
214: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:31:47.30 ID:0/ZFstGO.net
千歌「ちょっとちょっと、反応悪いよ」

善子「寝起きでそんなことされたらそりゃこうなるわよ」

曜「な、なに?話が見えないんだけど......」

千歌「善子ちゃん!」

善子「ヨハネだってば!」ゴソゴソ

曜「......それって衣装ケース?」

千歌「今から曜ちゃんを飛びっきり可愛くします!」

曜「え?」
216: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:33:06.23 ID:0/ZFstGO.net
千歌「そして最高に可愛い状態で梨子ちゃんの元へ送り出すのが本日の私たちの任務です!」

善子「任務って、勝手に決めたくせに」

曜「し、知ってたの?」

千歌「まあねー。二人ともすぐ態度に出るんだから、何かあったんだなって丸わかりだったし」

善子「あなたがそれ言う?」

千歌「善子ちゃんうるさい!」

善子「ヨハネ!......ってことで寝巻き脱いでちょうだい」

曜「え、ちょ」

千歌「ほいっと」グイーッ

曜「ちょ、まっ......きゃあああああ!!」
217: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:33:52.10 ID:0/ZFstGO.net


千歌「出来たー!」

善子「うん、完璧ね!」

曜「......これ......」

千歌「かわいいよ曜ちゃん!」

曜「ひ、ヒラヒラして動きずらい......」

善子「デートに動きずらいも何もありゃしないわよ。何、スポーツする気なの?」

曜「だからデートじゃ」

善子「それはもういいから」
218: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:34:50.22 ID:0/ZFstGO.net
千歌「曜ちゃん」ポン

曜「!」

千歌「しっかりね。自分の気持ちに素直に、楽しんでおいで」

曜「......千歌ちゃん」

善子「このヨハネが直々にコーディネートしたんだから!デート失敗しましたーなんて許さないわよ!」

曜「善子ちゃん......」
219: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:35:15.23 ID:0/ZFstGO.net
千歌「ほら、待ち合わせの時間でしょ?行っておいで」

曜「うん、ありがとう二人とも。行ってきます」

千歌「あ、運動靴履いちゃダメだよー!ちゃんと靴も用意してるからねー!」

曜「うん!ありがとー!」

タタッ
220: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:36:33.49 ID:0/ZFstGO.net
千歌「......最近ね、よく曜ちゃんと梨子ちゃんよく一緒にいるんだけど」

善子「確かによく二人でいるわね」

千歌「梨子ちゃんといるとね、曜ちゃんすっごく優しく笑ってるんだ。柔らかーい笑顔でね」

千歌「曜ちゃんのあんな顔、初めて見た」

善子「......」

千歌「それがすっごく嬉しくてね......曜ちゃんにはああいう顔をもっとして欲しいなって思ったんだ」

千歌「険しい顔じゃなくて」

善子「千歌......」

千歌「今日のデートは目一杯楽しんでほしい」

善子「......大丈夫よ、心配いらない」

千歌「うん、そうだね」
221: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:37:10.83 ID:0/ZFstGO.net
ーーー

梨子「......」

曜「梨子ちゃーん!」

梨子「あ、曜ちゃ......!?」

曜「ごめんね、遅くなっちゃった。この靴走りにくくて.....良かった、今日は普通の格好だね」

梨子「ど、どうしたのその格好......?」

曜「あ、うん。えっとね......」

梨子「...」ジッ

曜「...へ、変かな?」
222: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:37:33.59 ID:0/ZFstGO.net
梨子「ううん」ダキッ

曜「わっ!?」

梨子「すっごく可愛いよ!」

曜「そ、そう?ありがとう......」

梨子「さ、行こうか」ギュッ

曜「う、うん」

曜(ビ、ビックリした......)ドキドキ
223: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:39:59.87 ID:0/ZFstGO.net
曜「今日はどこ行くの?」

梨子「えっとね、実は決めてないの」

曜「え、そうなの?」

梨子「うん。曜ちゃんとどこ行くか話し合いながらデートするのも楽しいかなって」

曜「そ、そう......」

梨子「とりあえず喫茶店でも入らない?」

曜「うん、分かった」
224: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:40:26.78 ID:0/ZFstGO.net
曜「ね、ねぇ......ここって」

梨子「じゃあ注文するよ?」

曜「店員さんニヤニヤしてるよ......覚えられてるじゃん......」

梨子「このカップル専用ジュースで」

曜「あぁ......」
225: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:41:01.69 ID:0/ZFstGO.net
梨子「はい、じゃあ一緒に飲もう」

曜「う、うん...」

梨子「ほら、もう一つのストローに口付けて」

曜「......」パクッ

梨子「そうそう......」パクッ

曜(近っ?!)

梨子「」チュー

曜(こ、これは何かダメだ!)バッ
226: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:41:30.84 ID:0/ZFstGO.net
梨子「もう、離れちゃダメだよ」

曜「ご、ごめん......」

曜(はぁ...ビックリした...)

梨子「じゃあもう一度」

曜「え、もう一回やるの?」

梨子「もちろん。ほら」パクッ

曜「うっ......」

曜(何か......この前よりやりづらい......)
227: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:43:05.08 ID:0/ZFstGO.net
曜「」プシュー

梨子「そ、そんなに恥ずかしかった?」

曜「......今あんまり顔見ないで」

梨子「う、うん...分かった」

曜(な、何これ......顔が熱い)
228: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:43:31.79 ID:0/ZFstGO.net
曜「...ん?」

梨子「どうしたの?」

曜「......」ジーッ

梨子「コスプレショップ、かな?」

曜「......」ジーッ

梨子「行きたいの?」

曜「へ?あ、いや」

梨子「いいよ、行こう」グイッ

曜「わっ」
229: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:43:57.70 ID:0/ZFstGO.net
シャッ

梨子「どうかな?」

曜「おおー!いいよ梨子ちゃん!」

梨子「ミニスカポリスってホントにあるんだね......」

曜「いいよー!それで『逮捕しちゃうぞ♡』って言ってみて!」

梨子「こ、ここで?」

曜「うん!早く!」
230: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:44:23.58 ID:0/ZFstGO.net
梨子「...た、逮捕しちゃうぞ♡」

曜「いやーたまんない!梨子ちゃん最高!!」

梨子「なんか変なスイッチ入ってない?」

曜「じゃあ次は......」
231: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:44:55.48 ID:0/ZFstGO.net
曜「ごめんね......つい興奮しちゃって」

梨子「ううん、大丈夫」

曜「私何してるんだろう......梨子ちゃんにあんなことを」

梨子「気にしてないから、ね?むしろ楽しかったし」

曜「ホント?無理してない?」

梨子「してないってば。ほら、元気だして」

曜「うん......」
232: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:45:25.61 ID:0/ZFstGO.net
梨子「うふ、落ち込むよーちゃん可愛い」

曜「か、からかわないでよ......」

チャララララ シュイーンシュイーン♪

梨子「...ん」

曜「ん?」

梨子「よーちゃん」グイッ

曜「わっ、何?」

梨子「この前のリベンジしよう」
233: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:45:51.99 ID:0/ZFstGO.net
チャリン

ウインウイン

梨子「......よしっ」

ウイーン

曜「いい感じいい感じ」

ガシッ

ようりこ「おおっ」

ポロッ

梨子「ああっ」

曜「ああ~...」
234: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:46:46.64 ID:0/ZFstGO.net
梨子「また取れなかった......」

曜「惜しかったね......」

梨子「...よしもう一回」チャリン

曜「またやるの?」

梨子「今度は取れる気がするの......」


梨子「よーちゃんと一緒にやったら」


曜「えっ」

梨子「...この前みたいに一緒にやってくれたら取れる気がする」

曜「え、えと......」

梨子「......」

曜「......分かった」
235: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:47:22.47 ID:0/ZFstGO.net
ピトッ

曜「...よし行くよ」

梨子「うんっ」

ポチッ

曜(なに......これ)

梨子「......」

ウィーン

曜(すっごいドキドキする......!)
236: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:47:58.02 ID:0/ZFstGO.net
ガシッ

曜(ちょ、心臓が......全然落ち着かない......!っていうか梨子ちゃんいい匂いする......!)ドキドキ

梨子「......」

曜(ん?)

ウィーン

曜(あ......梨子ちゃんも真っ赤だ......)

シューン

パッ ガタン

曜「...えっ」

梨子「あっ」

曜「......取れた、ね」

梨子「うん......」

曜(動かした記憶が全くない......)
237: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:49:15.24 ID:0/ZFstGO.net
曜「ちょっと休憩しようか」

梨子「うん」

曜「そこのベンチで待ってて。飲み物買ってくる」

梨子「うん、分かった」


曜「......」チャリン

ガコン

曜(...なんか今日やばい......梨子ちゃんの顔がまともに見れない)

曜(どうしちゃったんだろ、私......)

曜「......」
238: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:49:43.36 ID:0/ZFstGO.net
ザザッ


曜「ん?」

「よう、似合わねぇカッコしてんじゃねえか」

「デートか?きゃははっ!」

曜「...時間ないんだ、また今度にして」
239: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:53:02.14 ID:0/ZFstGO.net
「まぁ待てよ」

「アタシらも暇なんだ。遊んでくれよ」

ゾロゾロ

曜(十...十五かな.....梨子ちゃん待ってるから早めに終わらせないと......)

「今日こそぶっ潰してやる!」

「やれぇ!!」

曜「...ふっ!」

ドゴォン!バキィ!
240: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:53:31.05 ID:0/ZFstGO.net
ーー

曜「はぁ......はぁ......」

「ちっ......こいつ......!」

曜(あと一人.....あぁ、服がボロボロに......時間もかかっちゃってる......)

「くそっ.......」

曜(梨子ちゃんになんて言おう......あと千歌ちゃん達に謝らないと......)ダダッ

「...手を打っておいてよかったぜ」
241: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:55:11.75 ID:0/ZFstGO.net
ゾロゾロ

「おっ、まじでボロボロじゃん」

「うぃー渡辺やれんぞー!」

「リンチだリンチ」

曜(まだいたのか......さっきよりさらに多い...流石にこの人数は......!)

「...つーわけだ。わりーな渡辺」

「はっは!いつもの威勢はどしたぁ!」

「じゃああたしからだ!」

曜「...くそっ」

ドゴォォン!!
242: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:55:44.78 ID:0/ZFstGO.net
曜「......あれ?」

鞠莉「ハァイ、曜!」

果南「ごめんね、遅くなって」

ダイヤ「大丈夫ですか?曜さん」

曜「え、三人とも......え?」

「おい何だてめぇら!」

「邪魔すんじゃねぇよ!」

ダイヤ「あら、わたくし達のことをご存知ないようですわ」

果南「じゃあちゃんと自己紹介しないとね」
243: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:56:13.77 ID:0/ZFstGO.net
鞠莉「曜」

曜「!」

鞠莉「ここは私たちに任せて......ほら、早く梨子の元へ」

曜「ま、鞠莉ちゃん!」

鞠莉「早くしなさい!レディを待たせるんじゃないわよ!」

曜「......わ、わかった」

タタタッ
244: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:57:42.39 ID:0/ZFstGO.net
ダイヤ「...曜さんもレディではなくて?」

果南「あははっ、曜にレディはちょっと似合わないなぁ」

鞠莉「そうねぇ......まぁ、ジェントルマンでもないけど」

ダイヤ「そもそも女性ですから」


「何ゴチャゴチャ言ってんだ!」

「クソッタレが!やっちまえ!」

「おい待て!こいつらはーー」


ドゴォン!


「ぎゃあああ!」

鞠莉「...ふぅ!さて、久しぶりに暴れるわよ」

果南「OK」

ダイヤ「なるべく騒ぎが大きくならないようにしますわよ」

鞠莉「はいはい♪」
245: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/24(金) 05:58:14.29 ID:0/ZFstGO.net
ーーー

梨子「......」

タタッ

梨子「!よーちゃん」

曜「遅くなってごめん、梨子ちゃん」

梨子「その怪我...!」

曜「...喉、かわいたでしょ?」
267: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/26(日) 03:52:45.24 ID:jHj71pF/.net
梨子「はい、終わったわよ」

曜「ありがとう。手当上手だね」

梨子「......それで?話してくれる?」

曜「うん」カシュッ

梨子「...」カシュッ
268: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/26(日) 03:53:26.44 ID:jHj71pF/.net
曜「...私ね、結構モテるんだ」

梨子「へ?」

曜「あ、いや、自慢とかじゃなくてね。昔から手紙とかプレゼントとか......告白も度々されてたんだ」

梨子「それはその......」

曜「うん、もちろん男の子からね。でも女の子もいたよ」

梨子「へぇ......」
269: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/26(日) 03:54:04.20 ID:jHj71pF/.net
曜「だからね、梨子ちゃんがレズビアンって知った時もそんなに驚かなかった。そういう子がいるって身をもって知ってたから」

梨子「......」

曜「誰かから好意を寄せられることは全然嫌じゃなかった。むしろ私なんかを好きになってくれて嬉しかった」

曜「でもね、それらの好意を受けたことは一回無いんだ」

梨子「一回も?」

曜「うん。こないだ梨子ちゃんからその......えと...」

梨子「ああ、私が曜ちゃんに告白した時かな?」

曜「そ、そう。その時にね、レズじゃないって言ったけど......そもそも恋愛っていうのがよく分かんなくて。全部断ってきたの」

曜「相手が男の子だろうが女の子だろうが、誰かに恋するっていうのが私は分からない」
270: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/26(日) 03:54:47.01 ID:jHj71pF/.net
曜「だから、全部断ってきた。そんな良く分からないのに人と付き合うなんて出来なかったから」

曜「でもやっぱり全部断ってるといい目で見られないよね。私のことよく思ってない子達がいて」

曜「ちょっとしたイザコザは結構あってて......どうにか折り合いを付けてたつもりだったんだけど」

梨子「千歌ちゃんに相談したりしなかったの?」

曜「千歌ちゃんはね、私のこと心配してくれてたんだ。相談にも乗ってくれて、私の悪口言ってる子達に直接抗議しに行ってくれたり......ホントに千歌ちゃんには助けてもらった」

曜「でもある日、とうとう呼び出されたんだ」
271: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/26(日) 03:55:16.12 ID:jHj71pF/.net
ーー
ーーー

曜「話って何?」

「あんたまた男フッたんだってな」

曜「まぁ......」

「一体何様のつもりなんだ?なぁ、おい。モテるからって調子乗りやがって」

「渡辺さんの理想はすっごくお高いんだなぁ。来る男来る男片っ端からフッて」

曜「別にそんなこと......」

「うるさい!!」

バキッ!

曜「いっ!?」
272: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/26(日) 03:55:53.20 ID:jHj71pF/.net
「お前のせいでアタシはアイツに捨てられたんだ!」ドゴッ!

「あんたさえ......あんたさせいなければ!」バキッ!

「消えてしまえこの泥棒!」ドムッ!

曜「ぐっ......いっ!や、やめ......」



千歌「やめろーーーーーー!!」
273: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/26(日) 03:56:36.35 ID:jHj71pF/.net
バキッ!

「いたっ!?」

「なによ高海!」

「邪魔すんじゃねーよ!」

千歌「何してんの!?3人がかりでこんな......!」

曜「ち、千歌ちゃん...?」

千歌「曜ちゃん大丈夫!?」

「どけ高海!アタシらはそこのクソ女に用があんだよ!」

「そいつのせいで振られたんだ!」

千歌「なにそれ!?言いがかりにも程があるよ!」
274: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/26(日) 03:57:36.98 ID:jHj71pF/.net
「うるせえ!今回だけじゃねぇ、毎度毎度フッてくる理由は渡辺が好きだから......聞き飽きたんだ!」

「こいつさえいなきけりゃ!」

千歌「そんな!曜ちゃんはそんなこと」

「黙れ!」

バキッ!

千歌「あっ!」ドサッ

曜「千歌ちゃん!」

「邪魔なんだよ!」

「大人しくしてろ、しゃしゃり野郎」

ドゴッ

千歌「ぐっ!」

曜「...ぅぁあああああああ!!!」ダッ

ドゴォォン!
275: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/26(日) 04:00:21.27 ID:jHj71pF/.net
ーーー
ーー

曜「気がついたら三人とも伸びてて」

曜「その子達は学校でも有名なヤンチャだったから......あっという間に私の噂は広がって」

曜「そっから絡まれることが多くなって......なんか無駄に私喧嘩強くてさ。勝ったら次はまた違う人が...って繰り返して今に至るんだ」
276: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/26(日) 04:01:24.81 ID:jHj71pF/.net
曜「私ね、あの三人に呼び出された時思ったんだ。恋愛ってこんなにも人を傷つけのかって」

曜「あの三人は心に傷を負ってた。私も殴られて傷を負った。止めようしてくれた千歌ちゃんも傷を負った」

曜「恋愛がよく分からないものから傷つけるものになった」

曜「...梨子ちゃんに告白された時、とても驚いた後に怖くなったんだ。もしかしたら梨子ちゃんを傷ついてしまうんじゃないかって」

曜「......怖いんだ、また誰かが傷つくんじゃないかって」

曜「私一人が傷つくならいい......けど、また大切な友達が.......って思うと」
277: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/26(日) 04:02:23.43 ID:jHj71pF/.net
梨子「......曜ちゃん」

ギュッ

曜「!梨子ちゃ......」

梨子「......あのね」


「みーつけた♡」


曜「!!」

梨子「え......」
278: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/26(日) 04:02:50.09 ID:jHj71pF/.net
「こーんなところにいたのか」

「探したんだぜー?」

「お、ツレがいんじゃん。なんだ?彼女か?」

「はっは!お前レズってやつか!?」

曜(クソッ、まだいたのか......!)

「さて、今日こそ死んでもらうぜ渡辺」

「いい加減くたばれよ」
279: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/26(日) 04:03:19.16 ID:jHj71pF/.net
曜「梨子ちゃん、下がってて」

梨子「......」スッ

曜「梨子ちゃん?」


バッ


梨子「来なさいっ!」

「お、なんだこいつ。やれんのか?」

「へぇー、弱そうだけどな」
280: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/26(日) 04:03:57.66 ID:jHj71pF/.net
曜「梨子ちゃん!?何して」

梨子「......あのね、曜ちゃん」

曜「下がって!危ないから!」

梨子「恋愛って言うのはね、覚悟がいることなんだよ」

曜「!」

梨子「好きになって、付き合うには告白する覚悟がいる。振られる覚悟がいる」

梨子「傷つけられる覚悟がいる。傷つける覚悟がいる」

梨子「その人を守る覚悟がいる」

梨子「色んな覚悟をしなきゃいけないんだ」
281: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/26(日) 04:05:11.01 ID:jHj71pF/.net
梨子「曜ちゃんに当たってきた三人は覚悟が足りなかったと思うの。振られて、傷つく覚悟が」


梨子「私は......できてる」



曜「梨子ちゃん!」

梨子「曜ちゃんは私が守る」

曜「やめて!」

「なんかゴチャゴチャうるせーな」

「邪魔だからさっさとどかそーぜ」

「そーだな。よいしょっと」ブン!

曜「!あぶなー」

梨子「...!!」ギュッ

ドゴッ!
282: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/26(日) 04:05:41.45 ID:jHj71pF/.net
「ぎゃあああ!!」

梨子「......え?」

曜「あっ!」

鞠莉「間に合った間に合った。危ないところだったわね!」

ダイヤ「まさかこっちにもいるとは......」

果南「大丈夫?怪我ない?」

梨子「え、ええ......」

曜「三人とも!」
283: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/26(日) 04:10:24.84 ID:jHj71pF/.net
鞠莉「パッパと片付けるわよっ!」

ダイヤ「はい」

果南「りょーかい」

「なんだこいつら...!」

「やっちまえぇ!」

鞠莉「...シャイニー!」

ドゴゴォン!
284: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/26(日) 04:11:05.71 ID:jHj71pF/.net
ーー

鞠莉「ふぅ...」

ダイヤ「口ほどにもないですわね」

果南「そうだねー」

梨子「す、すごい......」

曜「あの人数を一瞬で......」

鞠莉「さてと」クルッ

曜「!」
285: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/26(日) 04:11:31.55 ID:jHj71pF/.net
鞠莉「話は済んだかしら?曜」

曜「う、うん。それより」

鞠莉「聞きたいことは分かってるわ。でもそれはまた今度。それより今は......」ポン

梨子「!」

鞠莉「まだデート中でしょ?」

曜「鞠莉ちゃん......」

鞠莉「ほら、早く行きなさい。日が沈んじゃうわ」

曜「...うん、分かった」
286: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/26(日) 04:11:55.35 ID:jHj71pF/.net
梨子「ありがとうございます」ペコリ

鞠莉「ええ......梨子」スッ

梨子「はい?」

鞠莉「よく頑張ったわね。あなたなら絶対大丈夫よ」ボソボソ

梨子「......はい」

鞠莉「じゃあ、行ってきなさい」

梨子「はい!ありがとう鞠莉さん!」

タタタッ
287: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/26(日) 04:12:23.45 ID:jHj71pF/.net
ダイヤ「...知りませんでしたわ。梨子さんがあんなに強かだったなんて」

鞠莉「そーなのよ!梨子は強い子なの!」

果南「ふふっ、頑張れ二人共」

ダイヤ「ああ、騒ぎの火消しは......」

鞠莉「ノープロブレム!しっかりしてるわよ」

果南「いつも悪いね、鞠莉」

鞠莉「これくらいどうってことないわよっ」
308: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/27(月) 04:13:14.38 ID:/qcntu0w.net
ーーー

曜「......」

梨子「......」

曜「...あの、梨子ちゃん」

梨子「なぁに?」

曜「その......幻滅したでしょ?」

梨子「......何で?」

曜「......私、怖がりで......暴力奮って......逃げてきて......」

曜「挙げ句自分のせいで梨子ちゃんを危ない目に合わせて......結局助けてもらって......」

曜「ホント......ダメだよね......」

曜「こんなん...じゃ......」

梨子「......」
309: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/27(月) 04:13:36.01 ID:/qcntu0w.net
プニッ

曜「ひゃん!?」

梨子「あ、間違えた」

曜「ななな、何するの!?いきなり胸つついてきて!」

梨子「狙い外れちゃって......ここか」トン

曜「!」
310: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/27(月) 04:14:06.46 ID:/qcntu0w.net
梨子「ここの中に......心の中に隠れてる曜ちゃんを......私は全部知りたい」

曜「......!」

梨子「それがどんな曜ちゃんでも私は受け入れる覚悟が私はある」

曜「りこ...ちゃん」

梨子「ね?」

カバッ!

梨子「!」

曜「...ありがとう......わたし......!」ギュゥウウ

梨子「......よしよし」ナデナデ

曜「りこちゃん......!」ギュゥゥウ

梨子「ふふ......苦しいよ、よーちゃん」
311: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/27(月) 04:14:43.15 ID:/qcntu0w.net
ーーー

千歌「...私ね、善子ちゃん」

善子「ん?」

千歌「昔から曜ちゃんに憧れてたんだ」

善子「!......」

千歌「いつも元気で、笑顔が眩しくて、優しくて、運動神経抜群で......とっても可愛くて」
312: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/27(月) 04:15:10.74 ID:/qcntu0w.net
千歌「友達も多くて、みんなの人気者で......曜ちゃんと幼なじみなのが誇らしかった」

千歌「みんなの人気者、渡辺曜は私の幼なじみなんだぞー!大きな声で叫びたくてたまらなかった」

千歌「でもね、心のとこがでは普通な私じゃ釣り合わないって思ってた。このまま私といると曜ちゃんの評価が下がるんじゃないかって」

千歌「もしかして、曜ちゃんは私といるのが嫌になってるんじゃないかって」

千歌「バカだよね。曜ちゃんがそんなこと思う筈ないのに」

善子「......」
313: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/27(月) 04:16:01.01 ID:/qcntu0w.net
千歌「だから、曜ちゃんから相談された時......ホントに嬉しかった。私を頼ってくれるんだって」

千歌「一生懸命だったんだ、曜ちゃんの為にって。少しでも曜ちゃんのことを悪く言ってる子達がいたらすぐ飛んでいった。誰彼構わず食いついた」

千歌「だけど、結局私じゃどうにもならなかった」

千歌「悔しかった......何でこんなに私は何も出来ないんだろうって」

千歌「それから、曜ちゃんは相談してくれることは無くなった」

千歌「傷を隠しながら笑って、全部一人で抱え込むようになった」

千歌「その笑顔を見るのが、私はとても辛いの」
314: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/27(月) 04:16:32.68 ID:/qcntu0w.net
千歌「でも、私じゃどうにも出来ないって......そう、思ってたんだけど」

千歌「この前、見ちゃったんだ」

善子「何を?」

千歌「梨子ちゃんを見る曜ちゃんが、見たことない表情してたのを」
315: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/27(月) 04:16:53.63 ID:/qcntu0w.net
善子「...どんな?」

千歌「えっとね、なんて言ったらいいか分かんないんだけど......すごく、曜ちゃんの内面が出てた......ように見えた」

千歌「もしかしたら、梨子ちゃんといると曜ちゃんはまた笑うようになるかもしれないって思った。傷を隠す笑顔じゃなくて」

千歌「心からの笑顔で」
316: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/27(月) 04:17:20.21 ID:/qcntu0w.net
千歌「...なんて、私の想像だけど......でも、動かずにはいられなかった。些細なことでもいい、とにかく何かしたかった」

千歌「ごめんね善子ちゃん。巻き込んじゃって」

善子「...ふふっ。やっぱり似てるわね、あなた達」

千歌「え?」

善子「あなた達はもっと周りを頼ることを覚えなさい。何のために私たちがいると思ってるの?」

千歌「でも......これは」

善子「私の問題、とか言うんじゃないわよ?」

千歌「!」
317: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/27(月) 04:17:57.98 ID:/qcntu0w.net
善子「何のための仲間よ。七人もいるんだから、ね?」

千歌「うん......」

善子「それに......」

千歌「ん?」

善子「あなたの想像は間違ってないわ」

曜「ーーー千歌ちゃん」

千歌「!曜ちゃん......」

梨子「二人とも......」

善子「...どうだったの?デートは」

曜「...うん」

曜「すっごく、楽しかった」ニコッ
318: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/27(月) 04:19:41.16 ID:/qcntu0w.net
ーーー

鞠莉「んー、こうやって三人で暴れると中学の頃を思い出すわね」

ダイヤ「そうですわね......」

果南「ホントよく喧嘩してたよねぇ」

鞠莉「あの頃はあの頃で楽しかったけど......ま、喧嘩なんかより楽しいことが高校で見つかったから」

ダイヤ「アイドルが不良なんて論外ですから」

果南「でもでも、不良系アイドルっていうのも新しいんじゃない?」

ダイヤ「そんなのダメに決まってるでしょう!」
319: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/27(月) 04:20:28.60 ID:/qcntu0w.net
鞠莉「んふふ、『鉄鉱頭のダイヤ』は現在のようね♪」

ダイヤ「そのあだ名で呼ばないでください!!」

果南「あはははっ、いつ聞いてもピッタリなあだ名だよねー!」

ダイヤ「果南さん!」

鞠莉「鉄パイプでも割れない石頭......中身も全く融通が効かなくてカッチコチ」

果南「あははは!」

ダイヤ「鞠莉さん!!」

鞠莉「ソーリィソーリィ♪」

ダイヤ「全く......」

鞠莉「ふふっ......」
320: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/27(月) 04:20:54.45 ID:/qcntu0w.net
果南「......喧嘩なんてもう二度としないと思ってたけど」

ダイヤ「...ええ」

鞠莉「可愛い可愛い後輩の為に先輩は身体を張るもんよ」

果南「鞠莉って意外と古臭い考え方してるよね」

鞠莉「えーー?古臭いのはダイヤだけで十分だよー」

ダイヤ「何ですって!?」

鞠莉「あはっ、まーた怒った♪」

ダイヤ「鞠莉さん!!」

果南「ほらほら、落ち着いてダイヤ......」
322: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/27(月) 04:22:13.22 ID:/qcntu0w.net
ーーー

ガラッ

曜「こんにちは」

ルビィ「曜ちゃん、こんにちは」

花丸「...そろそろかなって思ってたずら」

曜「そうなの?」

花丸「うん」

曜「そっかぁ......」
323: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/27(月) 04:23:01.56 ID:/qcntu0w.net
ルビィ「今日のお話は?」

曜「うん......えと」

ルビィ「......」

曜「......」

花丸「......雨は止んだずらか?」
324: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/27(月) 04:23:56.90 ID:/qcntu0w.net
曜「......うん」

花丸「雲は晴れた?」

曜「......うん」

ルビィ「じゃあもう傘はいらないね!」

曜「......うんっ」
325: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/27(月) 04:24:22.14 ID:/qcntu0w.net
花丸「じゃあ、あとはみかんと白い羽根に教えてもらった道を歩いて」

ルビィ「綺麗な女の子を迎えにいくだけだね!」

曜「うん......うん!」

花丸「途中で雨が降っても大丈夫」

ルビィ「強ーい北風達が吹き飛ばしてくれるから」

曜「うん......!」
326: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/27(月) 04:27:10.82 ID:/qcntu0w.net
花丸「じゃあこれ持って、気をつけて行っておいで」

曜「これは......」

花丸「曜ちゃんの栞」

曜「栞...」

ルビィ「またいつでも来てね」

曜「うん」

花丸「待ってるずら」

曜「うん......」

ルビィ「......曜ちゃん?」
327: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/27(月) 04:27:52.31 ID:/qcntu0w.net
曜「......ありがとう......いつも、見守ってくれて......」ポロッ

曜「...雨が降ってても......変わらず、雲の上から照らしてくれて......ホントに、ありがとう......!」ポロポロ

花丸「...雨が降ってても、雲の上ではいつも通りの空がある」

花丸「おらはいつでもここにいるずら。また気が向いたら来てね」

ルビィ「ルビィも!またお話してね曜ちゃん!」

曜「うん...!」
328: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/27(月) 04:28:15.41 ID:/qcntu0w.net
ーーー

曜「はい、これ」

善子「...綺麗に直ってる...」

千歌「さすが曜ちゃん!」

曜「ううん、私がボロボロにしたんだから当たり前だよ」
329: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/27(月) 04:28:39.73 ID:/qcntu0w.net
善子「心の準備はできた?」

曜「えと......もう少し」

千歌「えー!まだなのー?」

曜「だ、だって......」

善子「肝心なところでヘタレなんだから」

曜「へ、ヘタレって...ひどい」

善子「だって結果は分かってるのにどこに怖がる必要があるのよ」

曜「そ、そういうことじゃなくて......」
330: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/27(月) 04:29:05.25 ID:/qcntu0w.net
千歌「よーちゃん!」

曜「な、何?」

千歌「だいじょーぶだよ!」

曜「千歌ちゃん......」

千歌「ね?」

曜「...うん、ありがとう」
331: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/27(月) 04:31:12.12 ID:/qcntu0w.net
千歌「ほら、早く行かないと。梨子ちゃん待ってるよ」

善子「しっかりね、曜」

曜「ありがとう千歌ちゃん、善子ちゃん」

善子「ヨハネよ!」

千歌「頑張って曜ちゃん!」

曜「ヨーソロー!!」ダダダッ
332: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/27(月) 04:31:35.78 ID:/qcntu0w.net
ーーー

ガラッ

曜「はぁ......はぁ......」

梨子「曜ちゃん」

曜「梨子ちゃん......」

梨子「良かった、来てくれて」

曜「......来ないかもって思ってたの?」

梨子「そうね......少しだけ」

曜「そっか......」
333: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/27(月) 04:33:44.35 ID:/qcntu0w.net
梨子「......」

曜「......」

梨子「......曜ちゃ」

曜「あのね、梨子ちゃん!」

梨子「!」
334: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/27(月) 04:34:58.67 ID:/qcntu0w.net
曜「私、色々考えてきてたんだけど......もう、面倒臭いから簡単に言うね!」ビシッ

梨子「よ、曜ちゃん?」

曜「私、渡辺曜は!桜内梨子ちゃんのことが!」





曜「大好きでありまーーーーーす!!」





曜「で、でありますから!この前のお付き合いの申し出!謹んで、お受け致します!!」

梨子「.........」

曜「......」バックンバックン
335: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/27(月) 04:35:38.51 ID:/qcntu0w.net
梨子「......」スッ

曜「!!」ドキィッ

ガバッ

曜「......!」

梨子「ふふふっ、すごい心臓の音......」

曜「り、梨子ちゃん......」

梨子「あははっ、何で返事をする方がこんなに緊張してるの?」

曜「だ、だって」

梨子「それにあの返事の仕方......あはははっ!」

曜「も、もう!笑わないでよ......!」

梨子「ふふふっ、ごめんね」

曜「......」
336: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/27(月) 04:36:03.95 ID:/qcntu0w.net
梨子「......嬉しい」

曜「梨子ちゃん......」

梨子「ホントに......ホントに嬉しい」ギュッ

梨子「こんな私だけど......これからよろしくお願いします」

曜「...こちらこそ、よろしくお願いします」

梨子「...ふふっ」

曜「...えへへっ」
337: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/27(月) 04:37:22.83 ID:/qcntu0w.net
梨子「...あら」

曜「ん?」

梨子「これは......栞?」

曜「あぁ......それは花丸ちゃんに貰ったんだ」

梨子「へぇ......これってみかんの花ね」

曜「あ、なるほど......見たことあると思ったんだ」

梨子「この羽根は......」

曜「......多分......天使の羽根」

梨子「ふふっ......そうかも」
338: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/27(月) 04:37:54.94 ID:/qcntu0w.net
梨子「......ねぇ、みかんの花言葉知ってる?」

曜「え?......知らない」

梨子「『清純』『純白』『親愛』。それと...」





梨子「『花嫁の喜び』」


 


曜「......!」

梨子「......」
339: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/27(月) 04:38:50.48 ID:/qcntu0w.net
曜「......女の子同士、だし」

梨子「大丈夫よ、きっと出来るわ。お互いを想い合う気持ちがあれば」

曜「...そう、かな」

梨子「えぇ。だって」
340: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/27(月) 04:39:18.31 ID:/qcntu0w.net
 





梨子「好きって言う文字は女の子って書くでしょ?」


 


341: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/27(月) 04:40:07.71 ID:/qcntu0w.net
梨子「つまり、好き合うのは女の子同士ってこと」

曜「......ぷっ、あははっ」

梨子「笑ってないでちゃんと聞いて、よーちゃん」

曜「ごめんね、でも......そっか、そうだよね」

曜「きっと大丈夫......うん」

梨子「...うん」

ガシッ

曜「ん?」

梨子「ってことで今からうちに行きましょう」
342: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/27(月) 04:40:37.19 ID:/qcntu0w.net
曜「え、ちょ。急にそんな」

梨子「早く行くわよ。やることやりに」

曜「え!?何!?怖い!!やることって!?」

梨子「決まってるじゃない。セックスよ」

曜「ストレート過ぎる!!」

梨子「よーちゃんには今からレズセックスの極意をじっくりと教えるから」

曜「いやいやちょっと待って!大人階段飛ばしすぎだよ!」

梨子「レズの階段はレズセから始まるの」

曜「そんな馬鹿な!!!」

梨子「ほらほら、よーちゃん早く!!」グイグイ

曜「いや、ちょ、待って梨子ちゃああああ!!」ズルズルズル
343: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/27(月) 04:41:27.56 ID:/qcntu0w.net
ルビィ「そろそろ帰ろっか、花丸ちゃん」

花丸「うん」パタン

ギャアアアアア!! オカサレルゥゥゥウウウ!!

ルビィ「ん?曜ちゃんの声が......」

花丸「...めでたしめでたし、ずら」
344: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2017/03/27(月) 04:41:58.23 ID:/qcntu0w.net
終わり
見てくれた人、レスしてくれた人ありがとう
ではでは
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