穂乃果「わたし、4月1日に引っ越しするの!」 海未「……はい?」

シェアする

穂乃果-アイキャッチ19
1: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 01:26:10.01 ID:ccXuJFPK.net
穂乃果「隠しておこうとも思ったんだけど、やっぱり海未ちゃんには言っておこうと思って」

海未「…………」

穂乃果「急にこんなこと言われても困るよね。でも……」

海未「一応言っておきますが、嘘をついていいのはその日の間だけですよ」

穂乃果「えっ!?」

海未「午前中だけ、という話も聞いたことがありますが」

穂乃果「そ、そうなんだ。……ってそうじゃなくてっ! うそじゃないからねっ!」

海未「はいはい。……それでは、ことりは遅くなるようですし、学校に向かいましょう」

穂乃果「あっ! ぜったい信じてないでしょっ! ほんとにほんとなんだからねっ!」

元スレ: 穂乃果「わたし、4月1日に引っ越しするの!」 海未「……はい?」

スポンサーリンク
2: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 01:27:26.88 ID:ccXuJFPK.net
学校

ことり「おはよう! ごめんね。遅くなっちゃって」

海未「おはようございます。もう授業もありませんし、気にする必要はありませんよ」

穂乃果「ことりちゃん、聞いてよ! 海未ちゃんさ、私が引越しするってはなし信じてくれないんだよぉ!」

ことり「えっ!? あっ、そ、そうなんだぁ……」

海未「穂乃果、そんなつまらない嘘にことりまで巻き込んでいるのですか?」

穂乃果「だっ、だからうそじゃないってば!」
3: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 01:28:20.61 ID:ccXuJFPK.net
海未「ことり、こんなことに付き合う必要はありませんよ」

ことり「あ、あはは……」

絵里「練習始めるわよー!」

海未「それでは、行きましょうか」タッタッタッ


穂乃果「……」

ことり「……」
4: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 01:29:33.70 ID:ccXuJFPK.net
穂乃果「ふぅ、海未ちゃん、疑り深いなぁ」

ことり「穂乃果ちゃん、やっぱり正直に言っちゃったほうがいいと思うけど……」

穂乃果「いーや! 今年こそは海未ちゃんを騙してみせる! 去年も、その前も、ずーっと失敗してるんだから!」

ことり「でもぉ……」

穂乃果「だから、ことりちゃんもよろしくね。一生のお願いだから」

ことり「う、うん。穂乃果ちゃんがそこまで言うんなら……」

穂乃果「ありがとう! よーし、がんばるぞー!」
5: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 01:30:37.88 ID:ccXuJFPK.net
絵里「海未、お疲れさま。はい、飲む?」

海未「ありがとうございます」ゴクゴク

絵里「どうしたの? 浮かない顔して。何か悩み事?」

海未「いえ、大したことではないのですが。穂乃果が突然、4月1日に引越しするなんて言い出しまして」

絵里「ああ、そういうこと」

海未「絵里も知っているのですか?」

絵里「ええ」
6: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 01:32:02.36 ID:ccXuJFPK.net
絵里「協力してなんて言われたけれど、わたしはそもそも乗り気じゃなかったし。それに、その様子だともうバレちゃってるんでしょ」

海未「……まぁ、本人はバレてないつもりらしいですが」

絵里「ふふふ。いいじゃない。付き合ってあげたら。明日で3月も終わりだし、明日明後日の辛抱でしょ?」

海未「それはそうなのですが。……はぁ、そんなくだらないことをするくらいでしたら、勉強の一つでもすればよいでしょうに」

絵里「まっ、そういうところもあった方が穂乃果らしいんじゃない?」

海未「そうでしょうか……」
7: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 01:33:12.16 ID:ccXuJFPK.net
帰り道

穂乃果「……ということで明後日の朝早くに引っ越ししちゃうから、明日は久しぶりに三人でわたしの家で遊ばない? 練習もお休みだし」

ことり「うん。いいよ!」

海未「わたしも構いません。ですが……」


絵里『いいじゃない。付き合ってあげたら』


海未「…………」
8: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 01:33:54.86 ID:ccXuJFPK.net
穂乃果「海未ちゃん、なに?」

海未「……いえ、なんでもありません。それでは、明日はことりといっしょに穂乃果の家に行くということでいいですか?」

穂乃果「うん! 楽しみだなぁ!」


海未(まぁ、穂乃果が楽しいならそれもよいのでしょうか)
10: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 01:36:39.07 ID:ccXuJFPK.net
翌日 穂乃果の部屋

穂乃果「ほら! これ、小学校のかけっこの時の写真だよ!」

ことり「穂乃果ちゃん、一位だったんだよね! かっこよかったなぁ」

海未「よく覚えていますね。わたしはもうほとんど記憶にありません」

穂乃果「この時ね、海未ちゃん途中で転んじゃってびりになっちゃったんだよね! それで、終わったあとわんわん泣いちゃって……」

海未「ちょ、ちょっと! 本当ですか!? 覚えていないと思って適当なことを言っているのではありませんか!?」

穂乃果「ほんとだよぉ! ねっ、ことりちゃん」

ことり「うん! あの時の海未ちゃんかわいかったなぁ……」
12: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 01:38:05.36 ID:ccXuJFPK.net
穂乃果「あっ! 海未ちゃんが泣いてる写真あったよ! これこれ!」

ことり「きゃあぁぁぁ!!! 海未ちゃんかわいいぃぃぃ!!!」

海未「穂乃果! なぜこんなところを撮っているのですか!」

穂乃果「いや、わたしに言われても……。撮ったのお父さんだし」

ことり「穂乃果ちゃん! この写真あとでコピーさせてほしいな!」

穂乃果「いいよ!」

海未「ダメに決まっているでしょう! ことりも少し落ち着いてください!」


ギャーギャーー

…………
………
……
14: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 01:39:46.03 ID:ccXuJFPK.net
穂乃果「はぁ、楽しかったぁ」

海未「まったく、穂乃果もことりも騒ぎすぎです」

ことり「でも、海未ちゃんも楽しそうだったよ?」

海未「そ、それは」

穂乃果「あはは! ……こんな風に三人でずっと一緒にいられれば良かったなぁ」

海未「……!」

海未「……あの、もうやめにしませんか? そういうこと言うの。わたし、嘘でも穂乃果にそんなことを言ってほしくありません」

穂乃果「……っ!」
16: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 01:40:52.04 ID:ccXuJFPK.net
ことり「あのっ! わ、わたし、そろそろ帰るね。じゃあねっ!」

海未「ことり? でしたらわたしも一緒に……」

穂乃果「……」ニギッ

海未「ちょっと穂乃果、手を離して……」

穂乃果「もう少しだけ一緒にいて」

海未「……え?」

穂乃果「お願いだから」

海未「……穂乃果?」
17: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 01:41:52.60 ID:ccXuJFPK.net
帰り道

海未(あの時、穂乃果は泣いているように見えました。それにことりのあの態度……)

海未(ま、まさか本当に……?)

海未(…………)

海未(いえ、絵里も言っていたではありませんか。引っ越しは嘘であると)

海未(きっとあれも二人の演技でしょう。わたしにバレそうになったからあそこまで……)

海未(…………)


海未 ピッピッピ 
19: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 01:43:14.57 ID:ccXuJFPK.net
真姫『海未? めずらしいわね、こんな時間に。何かあったの?』

海未「突然すみません。あの、少し聞きたいことがあるのです。穂乃果の引っ越しについてなのですが」

真姫『ああ、あのこと? まったく、趣味悪いわよね。同情するわ』

海未「ということは、もちろんあれは嘘なのですよね?」

真姫『当たり前じゃない。あんなの子どもにだってばれちゃうわよ』

海未「……そうですよね」
20: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 01:43:59.64 ID:ccXuJFPK.net
海未「真姫、ありがとうございます」

真姫『なによ、そんなこと聞くために電話したの?』

海未「少し気になることがありまして。すみませんでした。それでは、また」

真姫『あっ! べっ、べつに怒ってるわけじゃないのよ! 電話するのが嫌だとかそんなんじゃないんだからっ!』

海未「ふふっ、分かっていますよ。それでは、おやすみなさい」プツッ

海未「……真姫も絵里と同じですね」

海未(やはり考えすぎです。はやく帰りましょう)
21: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 01:45:28.73 ID:ccXuJFPK.net
海未の部屋

海未「…………」

海未(しかし、穂乃果のあの態度は……)

海未(かといって、絵里や真姫が嘘をついているとも思えませんし……)

海未(何か、裏があるのでしょうか)

海未「…………」

海未「ああっ、もうっ!」


海未 ピッピッピ
23: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 01:46:32.98 ID:ccXuJFPK.net
希『はいはーい! 希ですよー』

海未「すみません、夜分遅くに。実はどうしても聞きたいことがありまして」

希『ウチは夜行性やからね。気にしなくていいんよ。それで、何かあったん?』

海未「あの、穂乃果の引っ越しのことなのですが」

希『引っ越し? なんのことやろ?』

海未「えっ……!?」
24: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 01:47:43.93 ID:ccXuJFPK.net
希『ウチ、そんなはなし聞いとらんよ』

海未「そ、そんなことっ……! 穂乃果から、嘘をつくために協力してほしいと相談されたのではないのですか!?」

希『んー? そんなことされとらんけどなぁ』

海未「う、うそですっ! 絵里と真姫は確かにそう言いました!」

希『えっ? あの二人言ってもうたん? あーあ。まぁ、二人は最初から乗り気やなかったしなぁ』

海未「え?」
25: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 01:49:26.89 ID:ccXuJFPK.net
希『なら、ウチが嘘をつく理由もないか。えりちと真姫ちゃんの言う通り、一昨日の夜、穂乃果ちゃんから連絡が来たんよ。海未ちゃんに引っ越しするって嘘をつきたいから、みんなも口裏を合わせてくれって』

海未「……そうだったのですか。すみません、へんなことに付き合わせてしまって」

希『いやいや! ウチは楽しかったからええんよ! ……でも、すぐにバレちゃうと思ってたのに、海未ちゃんがそんなに焦ってたってことは、穂乃果ちゃんはなかなかうまくやったってことやんな』

海未「そ、それは……!」

希『それとも、海未ちゃんが穂乃果ちゃんのことをあまりにも大好きすぎたんかなぁ?』

海未「なっ……///」

希『うふふ、怒られないうちに退散しよーっと! ばいばーい!』プツッ
27: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 01:50:07.70 ID:ccXuJFPK.net
海未「もうっ! 希ったら!」

海未「……しかし、思い返したら恥ずかしくなってきました」

海未「わたしはみえみえの嘘に引っかかりそうになるくらい穂乃果に依存していたのでしょうか……」

海未「…………」

海未「考えてもしかたありません。今日はもう寝ましょう」
35: 修正(かぶらずし)@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 01:54:23.31 ID:ccXuJFPK.net
>>28

翌日 

海未「ことり、おはようございます」

ことり「おはよう、海未ちゃん」

海未「それでは、穂乃果の家に迎えに行きましょうか」

ことり「えっ? あ、あの、穂乃果ちゃんはもう……」

海未「ああ、もういいのですよ。全て知っていますから」

ことり「う、うん」
33: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 01:53:31.75 ID:ccXuJFPK.net
穂乃果の家

海未「あら? この時間に閉まっているなんておかしいですね。どうしたのでしょうか?」

ことり「あ、あのね……」

海未「うん? ドアに紙があってあります。えーっと、『休業のお知らせ』……?」

ことり「海未ちゃん! 本当はね……!」

海未「まったく、家の方にまで迷惑をかけて。ほら、穂乃果! 行きますよ!」コンコン

ことり「穂乃果ちゃん、もういないの! 今日の朝早くに引っ越ししちゃって……!」

海未「だから、そういう嘘でしょう? それはもう知っていますよ。穂乃果! 悪ふざけもほどほどにしないと怒りますよ!」ガンガン!

ことり「うそじゃないの! 穂乃果ちゃん、海未ちゃんにだけはどうしても言い出せなくて、それで……!」
39: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 01:56:53.30 ID:ccXuJFPK.net
海未「まったく早く行かないと遅れてしまうでしょうに」ピッピッピ

『お掛けになった電話は電源が入っていないか、電波の届かないところに……』

ことり「でも、どうしても直接お別れの挨拶がしたいって、それで、みんなに協力してもらって、海未ちゃんに嘘をつくってことにして……!」

海未「何を馬鹿なことを言っているのですか! ん? ほら、穂乃果からメッセージが来ていますよ! どうせこのメールで嘘だということを……」


海未ちゃん、最後まで言い出せなくてごめんね。

今までありがとう。これまでも、これからも、ずっと大好きだよ


海未「…………」

ことり「だから、穂乃果ちゃんは、もう……」
42: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 01:58:02.97 ID:ccXuJFPK.net
海未「……うそ、ですよね?」

海未「ことりっ! これもうそなんですよね!?」

ことり「海未ちゃん……」

海未「うそ、です、こんなの、うそです」

海未「ほのかが、いなくなるなんて、そんなの、うそにきまってます!」
47: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 01:59:31.16 ID:ccXuJFPK.net
海未「うそでなければ、ゆめ……、そう! これは夢です! ことり、ほっぺたをつねってもらえませんか!?」

ことり「…………」

海未「……い、いやです、ほのかが、いないなんて、そんなのいやです。ぜったいにいやです」

海未「きのうまで、あんなにたのしかったじゃないですか、いっしょだったじゃないですか、これからも、ずっといっしょがいいと……」

海未「それなのに、きゅうにこんな、こんなことって……」
51: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 02:01:06.33 ID:ccXuJFPK.net
海未「うえ……、うええぇぇぇ……、ほのかぁぁぁ、ほのかぁぁぁ……!」

海未「もうべんきょうしなくてもおこりませんからぁぁぁ……、しゅくだいもぜんぶみせてあげますからぁぁぁ……!」

海未「ほのかぁぁぁ、かえってきてぇぇぇ……わたしをおいていかないでぇぇぇ……!」


穂乃果「うーみちゃんっ!」


海未「うええぇぇぇ……ほのかぁぁぁ……!」

穂乃果「うーみーちゃんっ!」

海未「うええぇぇぇ……ぇぇ……ぇ……?」
56: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 02:02:31.24 ID:ccXuJFPK.net
穂乃果「ただいまっ!」

海未「ほ、ほのか……ですか……? ほんもの……?」

穂乃果「うん! 正真正銘、本物の高坂穂乃果だよっ!」

海未「ほ、ほのかぁぁぁ!」ギュウッ

穂乃果「わあっ!?」

海未「ほのかぁぁぁ! ほのかぁぁぁ!」

穂乃果「ちょ、ちょっと! ことりちゃんたすけてぇ!」

…………
………
……
57: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 02:03:40.56 ID:ccXuJFPK.net
穂乃果・ことり「本当に申し訳ありませんでしたっ!」

海未「……」ムッスー

ことり「あ、あのね、わたしは最初やめようって言ったんだよ。でも、穂乃果ちゃんが……」

穂乃果「あっ! ちょっと、ことりちゃん!? 後半は海未ちゃんの泣き顔を見るんだってノリノリだったじゃん!」

ことり「ち、ちがうのっ! それは……」

海未「言い訳は聞きたくありません」

穂乃果・ことり「はいいぃぃぃ……!」
60: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 02:04:45.66 ID:ccXuJFPK.net
海未「それで、この落とし前はどうつけてくれるのですか?」

穂乃果「う、海未ちゃん、言葉選びが怖いよ……」

海未「とりあえず、主犯の穂乃果には四月からの宿題をすべて自力でやってもらいます。受験生なのだから当然でしょう」

穂乃果「……さっきは全部見せてあげるって言ってたくせに」

海未「は?」

穂乃果「なっ、なんでもないです!」
61: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 02:06:01.03 ID:ccXuJFPK.net
海未「それと、生徒会長としての新学期からの抱負を書いてもらいましょうか。原稿用紙十枚ほど」

穂乃果「えぇっ!?」

海未「何か?」

穂乃果「じゅ、十枚は多すぎるよ! せめて三枚とか……」

海未「何か?」

穂乃果「うぅ……なんでもないですぅ……」
63: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 02:07:17.23 ID:ccXuJFPK.net
海未「それからことり」

ことり「ぴぃっ!」

海未「とりあえず、昨日コピーしたわたしの写真を没収します」

ことり「……はい」

海未「それから、さきほど隠し撮りしていた写真のデータもすべて消去してください」

ことり「えっ!? な、なんで知ってるの!?」

海未「やはりですか……」

ことり「あっ!?」

海未「ことり」

ことり「……分かりましたぁ」
65: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 02:08:11.05 ID:ccXuJFPK.net
海未「もしかして、隠しているものがまだあるのではないですか?」

ことり「も、もうなにもないよぉ」

海未「……とにかく、今後わたしの写真を撮る時は許可を取ってからにしてください」

ことり「えぇっ!? そ、そんなのひどいよぉ!」

海未「どこがひどいのですか! ごく当たり前のことでしょう!」

ことり「あうっ、そんなぁ……」
66: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 02:09:13.01 ID:ccXuJFPK.net
穂乃果「あーあ、原稿用紙十枚かぁ……」

ことり「海未ちゃんを隠し撮りできないなんてぇ……」

海未「まったく。……それにしても、穂乃果のご家族はどちらに行かれたのですか?」

穂乃果「お母さんとお父さんは旅行に行ったの。たまには夫婦水入らずで過ごしたいって。雪歩は友達の家でお泊りだよ」

海未「そうだったのですか」

穂乃果「でも、ようやく海未ちゃんにうそをつくことができたよ! 今回のは間違いなく成功だよね!」

ことり「ちょ、ちょっと穂乃果ちゃん!」

海未「……原稿用紙二十枚にしてほしいのですか?」

穂乃果「そ、そんなのほのか死んじゃうよ!」
67: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 02:10:07.63 ID:ccXuJFPK.net
穂乃果「結局、十五枚になっちゃった……」

ことり「じゃあ、学校行こう。もう遅くなっちゃったし」

穂乃果「そうだね」

海未「あ、あの」

穂乃果「え? ま、まだ何かあるの!? もう勘弁してよぉ!」

海未「ちっ、違います! そのことではなくて……」

ことり「なぁに?」
68: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 02:12:07.63 ID:ccXuJFPK.net
海未「その、二人とも、……手をつないでもらえないでしょうか?」

穂乃果・ことり「えっ?」

海未「先ほどの動揺がまだおさまらなくて……、それで、その……///」

穂乃果・ことり「……」

穂乃果「いいよっ!」

ことり「やっぱり、海未ちゃんかーわいいっ!」

海未「か、からかわないでくださいっ!」
69: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 02:14:29.98 ID:ccXuJFPK.net
穂乃果「あーあ。お芝居でもこんなになっちゃうのに、いつか本当にお別れの時が来たらどうなっちゃうんだろうなぁ」

海未「へ、へんなこと言わないでください!」

ことり「でも、この三人はずーっといっしょって気がするよ! 別れるのなんて想像できないっ!」

穂乃果「だったら、おばあちゃんになるまでずっと一緒だね! えへへ!」

海未「ふふっ、そうかもしれませんね」



おわり
スポンサーリンク

シェアする

フォローする

『穂乃果「わたし、4月1日に引っ越しするの!」 海未「……はい?」』へのコメント

コメントの投稿には初回のみDisqusへのアカウント登録が必要です。Disqusの登録、利用方法を参考に登録をお願いします。
表示の不具合、カテゴリーに関する事等はSS!ラブライブ!Disqusチャンネルにてご報告下さい。

現在実験的にゲストでのコメント投稿が可能となっています(実験につきノーフォローです)。