花陽「四月十四日は」穂乃果「オレンジデー?」

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ほのぱな-アイキャッチ3
1: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/04/14(金) 00:13:06.92 ID:jFRQ+PpK.net
【二月十四日】

弓道部員「はい、園田さん♪」

海未(一年)「ありがとうございます」ニコ

弓道部員(やった、渡せた!喜んでくれたみたいだし、好感触!?)ドキドキ

穂乃果(一年)「…」

海未「お待たせしました。…ことり、穂乃果は?」

ことり(一年)「えーと…さっきまで一緒にいたんだけど…」

スタスタ

穂乃果(海未ちゃんってやっぱり女の子にモテるんだ…いろんな子にお菓子とか貰ってたし)

穂乃果「もう!海未ちゃんにはあげないっ」プンプン

ドン

穂乃果「あっ><」
「ピャァ!?」

穂乃果「ご、ごめんね。大丈夫?」

「は、はい。こちらこそ…ごめんなさい」ペコ

アルパカ「メ゙ェ?」

穂乃果「いや、そっちはアルパカさんだから…ぶつかったのは私だよ」

「す、すみません…メガネがないとよく見えなくて…えっと…メガネ、メガネ」アタフタ

穂乃果(中学の制服だ…かわいいなぁ♪)

穂乃果「これだよね?はい、メガネ」

「あ、ありがとうございます…」フキフキ

穂乃果「あなた、もしかして…音ノ木坂の新入生だったりする?」

「は、はい。四月からお世話になります。小泉、花陽…です」カチャ

穂乃果「小泉さん。よろしくね!私、高坂穂乃果♪」

花陽(?…何だろう…甘い香りがするような…?)

穂乃果「小泉さん?」

花陽(中3)「あっ…は、はい。こちらこそ、よろしくお願いします…」ペコ

穂乃果「ふふふ。そんなにかしこまらなくてもいいよ…そだ、これあげる♪」

花陽「えっ。えーと…?」

元スレ: 花陽「四月十四日は」穂乃果「オレンジデー?」

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2: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/04/14(金) 00:16:36.35 ID:jFRQ+PpK.net
穂乃果「ほら、今日ってバレンタインデーでしょ?」

花陽「そうですけど…私が貰っていいんですか?」

穂乃果「うん!お近づきのしるしに♪…あと、ぶつかったお詫びも兼ねて」

花陽「あ、ありがとうございます…でも、それなら私も先輩に何かあげないと…」

穂乃果「そうだね。じゃあ来月、お返し期待しちゃってもいいかなぁ?」

花陽「はい!…えっと、じゃあとりあえず…」

穂乃果「穂むらってわかる?神田の古い和菓子屋なんだけど…」

花陽「あ、わかります。母が、穂むらのお菓子が好きで…」

穂乃果「そっか。お母さんにも、いつもありがとうございますって伝えておいてよ♪」

花陽「え?…それはどういう…」

穂乃果「穂むらって私の家なんだ♪たまにお店の手伝いもしてるよ」

花陽「…なるほど」

花陽(そっか。それで…この子、お菓子の匂いがするんだ)

穂乃果「そういえば…小泉さんは何してたの?音ノ木坂で…」

花陽「あ、はい。ちょっとアルパカさんに会いに来たっていうか…」

アルパカ「メ゙ェ♪」

穂乃果「アルパカ…好きなの?」

花陽「はい。動物とか植物とか、好きで…ここ、花とか木も多いし」

穂乃果「そうだね。都会にしてはちょっと珍しい感じかなぁ?敷地も広くて…生徒は少ないけど」

花陽「…でも」

穂乃果「ん、なあに?」

花陽「い、いえ…なんでもない、です…」

穂乃果「えー?」

花陽(…今日は先輩に会えたことが一番、よかった…かも///)

「かよちーん!」

花陽「あ…凛ちゃん」

穂乃果「友達?」

花陽「はい。凛ちゃんも一緒に音ノ木坂に入るんです」

穂乃果「そっか」

穂乃果(すごく仲良しって感じだなぁ。ことりちゃんや海未ちゃんと私みたいに、幼なじみだったりするのかな?)
3: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/04/14(金) 00:18:53.32 ID:jFRQ+PpK.net
『はい、園田さん♪』
『ありがとうございます』ニコ

穂乃果(…いや、海未ちゃんは誰にでも優しいみたいだけどさ)プクー

凛(中3)「…」チラ

穂乃果「?」

凛「行こ。かよちん」グイ

花陽「ピャァ!?り、凛ちゃん…引っ張らないで><」

穂乃果「またね。小泉さん♪」フリフリ

花陽「は、はい。また…」ズルズル

【正門】

凛「かよちん。あの先輩と知り合いなの?」

花陽「穂むらの子だよ。…ほら、お母さんが好きな和菓子屋さん。知ってるでしょ?」

凛「ふーん…」

『これあげる♪』

花陽(バレンタイン…えへへ)

【小泉家】

花陽(かわいいラッピングだなぁ…色つき和紙を使ってるんだね。さすが和菓子屋さん…)

花陽「…」パク

花陽(…か、変わった味…かも)モグモグ

花陽(さすがにバレンタインのお菓子は和菓子じゃなくて普通のチョコ…と思ったら、あんこが入ってた…)

【高坂家】

雪穂「え?…何、結局海未ちゃんに渡せなかったの?」

穂乃果「渡せなかったんじゃなくて、あげなかったの」

雪穂「ふーん…ケンカでもした?」

穂乃果「そんなことないよ。…でも」

『動物とか植物とか、好きで…』

穂乃果(あの子、可愛かったな♪…ホントにお返し、くれるのかなぁ?)

穂乃果(でもあれ、海未ちゃん用の予定だったから…あんこ入りチョコなんだよね)
5: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/04/14(金) 00:21:47.61 ID:jFRQ+PpK.net
【翌日】

にこママ「このとき方広寺の鐘に刻まれていたのが、有名な…」

花陽(高坂先輩には、お店へ行けば多分会えるよね。お返し、何をあげたらいいかなぁ…)

にこママ「小泉さん」

花陽「は、はい!あんこも好きです!」

にこママ「あんこじゃなくて“国家安康”よ」

クスクス

凛「かよちん…おなか空いてるのー?」

花陽「あ、アハハ…」

花陽(和菓子では専門家にはかなわないし…あげるならやっぱり洋菓子かなぁ?)

キーンコーンカーン…

凛「ふー。今日も冷えるにゃー」ギュ

花陽「り、凛ちゃん…」

凛「音ノ木坂にいたアルパカさんはフワフワもこもこであったかそうだったよねー」

花陽「そうだね…アルパカさんの毛は種類によっては羊毛より高級だったりするみたいだし」

凛「毛糸のセーターとか着てるみたいな感じなのかにゃ?」

花陽「!」

花陽(一ヶ月後は三月だけど…まだ寒い日はありそうだよね)

【小泉家】

花陽(毛糸とか買ってきちゃったけど…高坂先輩、受け取ってくれるかな?…恋人でもないのに)

『行こ。かよちん』
『またね。小泉さん♪』

花陽(でも、優しい子なのは間違いないよね。…凛ちゃんがちょっと失礼したけど、全然気にしてないみたいだったし)

花陽(よ、よーし…頑張ってみようかな)

花陽ママ「あらー。編み物?いいわねー♪」

花陽「う、うん。…あのね、こんな感じにしたいんだけど」

花陽ママ「それなら、親指のところを…」

【夜】

花陽「ふー。まだまだ先は長いなぁ…(続きは明日にしよう)」

花陽ママ「ふふふ…お疲れさま。可愛い彼女でもできたのかしらー?」

花陽「えっ。…ど、どうして?」
6: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/04/14(金) 00:24:32.02 ID:jFRQ+PpK.net
花陽ママ「凛ちゃんはお母さんに買ってもらったお気に入りがあるでしょ。猫さんの…花陽のでもないみたいだし」

花陽「そっか。…で、でも彼女ってわけじゃ…先輩だよ。音ノ木坂の」

花陽ママ「まあ。高校生?…花陽もすみにおけないわねー♪」

花陽「お、お母さーん…」

花陽(でも高坂先輩が私の彼女に…そんな可能性があるとしたら…)ゴクリ

穂乃果「小泉さん!」

花陽「高坂先輩。…あ、あの…よかったら一緒に…」

穂乃果「うん♪…えへへ。小泉さんと一緒に帰れるなんて嬉しいな♪」

花陽「わ、私も…」

穂乃果「そだ、うちに寄ってかない?お菓子とかサービスするよ♪」

花陽「とか?」

穂乃果「和菓子によく合う玄米茶とか♪」

花陽「お持ち帰りは…」

穂乃果「え?…おもち?」

花陽「じゃなくて…高坂先輩をお持ち帰り…なんて、ダメですか?」

穂乃果「…小泉さん///」

「かよちん」

花陽「花陽って呼んでください!」ギュ

凛「…なに言ってるの?かよちん…」ジトー

花陽「えっ。…り、凛ちゃん!?」

凛「かよちんが学校で居眠りなんて珍しいにゃ。休み時間だからいいけど…」

花陽「あ、アハハ…(夢か)」ガクッ

花陽(夜おそくまで編み物してたから…まだちょっと眠いかも)ファー

凛「いったいどんな夢みてたのー?」

花陽「え、えーと…///」
8: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/04/14(金) 00:31:08.33 ID:jFRQ+PpK.net
【三月】

花陽(…き、緊張する)ドキドキ

ガララ

穂乃果「いらっしゃいませー♪…あ」

花陽「こ、こんにちは…高坂、先輩」

穂乃果「小泉さん!ホントに来てくれたんだ!?」

花陽「は、はい。…連絡先とか聞いてなかったし…すみません。急にお邪魔しちゃって…」

穂乃果「アハハ。うちはお店なんだから、いつ誰が来ても困らないよ♪…それに」

花陽「それに…?」

穂乃果「私も…小泉さんに会えて嬉しいし」

花陽「!」キュン

穂乃果「それにほら、約束してたし。今日、ホワイトデーだよね?」

花陽「あ…はい。持ってきました。お返し…」

穂乃果「やった♪…えへへ。じゃあ、私の部屋に来てよ♪」

花陽「は、はい!」

穂乃果「ゆーきほー!こうたーい!」

雪穂(中2)「えー!?」

花陽「えっと…?」

穂乃果「妹なの。中学生だよ」

花陽「へー」

パタン

花陽(高坂先輩の部屋…)ドキドキ

穂乃果「なにがでるかな♪」ワクワク

花陽「ふふふ。じゃあ早速…あんまり自信ないですけど」

穂乃果「ってことは、小泉さんの手作り!?」

花陽「はい。一応…これ、なんですけど」

穂乃果「えーと…この中にお菓子が入ってるの?」

花陽「ち、違いますよぉ…お菓子は入ってないです。手袋ですから…」

穂乃果「すごい!可愛い♪もらっちゃっていいの!?」

花陽「は、はい。高坂先輩に使ってもらえると嬉しいなって…」
9: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/04/14(金) 00:33:38.58 ID:jFRQ+PpK.net
穂乃果「わー!あったかい♪オレンジ色なんだね」

花陽「はい。好きなんです。オレンジ…あったかそうで、元気な色って感じがして…高坂先輩に似合いそうだなって」

穂乃果「そうかな?…ありがとね♪」

花陽(よかった。喜んでもらえたみたい♪)

穂乃果「小泉さんのマフラーもオレンジだね。一緒だ♪」

花陽(同じ色を身につけたら、気持ちも近づいたり…しないかなぁ?)

穂乃果「なんか早速使ってみたくなっちゃうね!ちょっと二人でお出かけしない?」

花陽「え。…今から!?」

穂乃果「ちょっとだけだよ。すぐそこまでお参りに」

花陽「おまいり?」

【神田明神】

穂乃果「はい、小泉さん」

花陽「小銭ならありますけど…」

穂乃果「五円玉がいいの。これ使ってよ」

花陽「何をお願いするんですか?」

穂乃果「二人のご縁がありますように♪」

花陽「え!?」

穂乃果「…小泉さんと、もっと仲良くなりたいし」

花陽「高坂先輩…///」

穂乃果「だって、小泉さんとは学年が違うでしょ。同じ部活とかじゃないと、一緒に居られる時間もそんなにないのかなって…だから」

花陽(それって…つまり)ドキドキ

花陽(そ、そうだ…今こそ言わなくちゃ!)

花陽「あ、あのー。よかったら、名前で…」

穂乃果「え?」

花陽「花陽って、呼んでください!」

穂乃果「はなよ…ちゃん?」

花陽「は、はい!(…やった♪)」グッ

穂乃果「じゃあ、私も穂乃果って呼んでほしいな♪」

花陽「!…は、はい。じゃあ…ほ、穂乃果…先輩」

穂乃果「うん。花陽ちゃん♪」
10: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/04/14(金) 00:36:09.83 ID:jFRQ+PpK.net
花陽「穂乃果、先輩…」ドキドキ

穂乃果「さ、寒くなってきたね。手袋手袋♪」

花陽(もう夕方だし…そろそろ帰らないといけないかな)

穂乃果「ほら、あったかいよ♪」ギュ

花陽「!」ドキ

穂乃果「ね?」

花陽「は、はい」ドキドキ

穂乃果「えへへ。じゃあ帰ろっか♪」

花陽(手をつないだまま…ちょっと恥ずかしいけど、嬉しい♪)

穂乃果「なんかさ…こういうのって」

花陽「はい?」

穂乃果「恋人、みたい…だよね」

花陽「こ…っ!?///」カァァ

穂乃果「こ?」

花陽「こ、ここここコビトですかっ!?」

穂乃果「いや、小人じゃなくて恋人…ふふっ」

花陽「あ、アハハ…」

穂乃果「ふふふ。…あのさ、花陽ちゃんは…か」

花陽「か?」

穂乃果「彼女…とか、居たりするのかなって」

花陽「えぇ!?」

穂乃果(たとえば…あの子、とか)

『行こ。かよちん』

穂乃果(今思えば…花陽ちゃんは私の!って主張してるみたいだったような気もするし)

花陽「そ、そんなのいませんよ…私、恋人がいたことって一度もないし」

穂乃果「…ホント?」

花陽「ほ、本当です…」

穂乃果「そっか。…じゃ、じゃあ…さ」

花陽「はい?」
11: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/04/14(金) 00:41:26.14 ID:jFRQ+PpK.net
穂乃果「あ…えっと、とりあえず連絡先!交換しておこっ」

花陽「あ。そうですね…」

花陽(でも穂乃果先輩は、どうなんだろう…私にそんな質問したってことは、もしかして…?)

【高坂家】

雪穂「へー。…よかったね。可愛いじゃん」

穂乃果「えへへ。いいでしょー?」

雪穂「ふーん。お姉ちゃんにも春が来たか…」

穂乃果「も?…まさか、雪穂にもそんな相手が!?」

雪穂「いや、いないけどさ…私はお姉ちゃんひとすじ十四年だもん」

穂乃果「…雪穂」

雪穂「それで?どこ行くの?」

穂乃果「へ?…行くって?」

雪穂「手袋の彼女に決まってるじゃん。春休みにデートの約束くらいしたんでしょ?」

穂乃果「いや、何も予定ないけど…別に、付き合ってるわけじゃないし」

雪穂「はぁ!?…何、まさか告白もまだしてないわけ?」

穂乃果「だ、だって急にそんなの…まだ二回しか会ってないし」

雪穂「四月から音ノ木坂行くんでしょ。だったらいずれ毎日会うようになるでしょ」

穂乃果「まあ、そうだったらいいなって思うけど…」

雪穂「音ノ木坂って生徒少ないし、可愛い子が入ったら目立つよ。ライバルが増える前に差をつけといたほうがいいんじゃない?」

穂乃果「そ、そうなのかな…?」

雪穂「まあ頑張ってよ。ふられちゃったら私がお姉ちゃんをもらってあげるからさ♪」

穂乃果「あ、アハハ…ありがと雪穂」

【小泉家】

花陽「和菓子…ですか?」

『うん。春ならではの期間限定商品とか、いろいろあるよ♪』

花陽(そういえば…せっかく“穂むら”へ行ってきたのに、何も買ってこなかったんだよね)

※回想
花陽ママ「そんなぁ…」シュン

花陽(お母さん、ちょっとガッカリしてたなぁ…)

『花陽ちゃんが来てくれたら、サービスしちゃうよー♪』

花陽「ふふふ。楽しみにしてます♪」
12: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/04/14(金) 00:44:18.38 ID:jFRQ+PpK.net
【再び高坂家】

雪穂「お菓子で釣るなんて…古典的というか何というか」ハァ

穂乃果「釣るって言わないでよー。せっかくだからお菓子も食べてもらいたいってだけだよ」

雪穂「で、お菓子もお姉ちゃんも食べられちゃうわけだ」

穂乃果「ゆ、雪穂…やめてよ///」

穂乃果(今日はあんまりゆっくりできなかったけど、土曜からは三連休だし…花陽ちゃんも卒業だもんね)

【三月十七日】

穂乃果「花陽ちゃん!卒業おめでとう♪」

花陽「ありがとうございます…この紅白まんじゅうって」

穂乃果「あ、うちで作ってるやつだ…」

花陽「やっぱり!(“ほ”って書いてあるし…)」

穂乃果「まさか、来る前にうちのお菓子を入手済なんて!?」

花陽「ふふふ…穂乃果先輩のお父さんが作ってるんですか?」

穂乃果「うん。私もお母さんも同じ中学だったし、雪穂もいるし…私たちと一番関わりが深い中学校だからね。よその学校にはない特別な紅白まんじゅうだよ♪」ドヤァ

花陽「でも、これだけでおなかいっぱいになっちゃいそう…」

穂乃果「アハハ…まあ、ご家族皆さんでどうぞってことで」

花陽「あ、そうですね…お母さんにもあげようかな♪」

穂乃果「お菓子は、ほかにもいろいろあるよー♪うぐいす餅でしょ、苺大福でしょ。三色団子に、二種類の桜餅♪」

花陽「わあ、春っぽいお菓子がいっぱい…桜餅って、確か関東と関西で違うんですよね?」

穂乃果「そうそう。このつやつやしたつぶつぶのが道明寺。大阪・藤井寺のご出身でいらっしゃいます」

花陽「そうなんだ…ふふふ」

穂乃果「それで、このくるっと巻いてあるのが墨田区生まれの長命寺。中身のあんこもつぶあんとこしあんで違うけど、生地も全然違うよ」

花陽「いい香り…どっちも美味しそう♪」

穂乃果「まあ、桜はまだ花も咲いてないから…ぶっちゃけ、葉っぱも去年のやつだけど」

花陽「アハハ…でも塩漬けだから大丈夫ですよね?」

穂乃果「うん。品質には万全を期しております!」

花陽「ふふふ。それなら安心ですね」
14: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/04/14(金) 00:48:44.38 ID:jFRQ+PpK.net
穂乃果「桜が咲いたらお花見もしたいね♪一緒に…」

花陽「私もそう思ってたんです。穂乃果先輩とお花見したいな♪」

穂乃果「花陽ちゃん…えへへ。お菓子もいいけど、お花見ならやっぱりお弁当かなぁ?」

花陽「そうですね。重箱にいろんなおかずと、おむすびいっぱい詰めて…」

穂乃果「花陽ちゃん、お料理は?」

花陽「時々しますよ。おむすびとか、巻き寿司とか…」

穂乃果「いなり寿司は?」

花陽「あ、はい。結構得意…かな」

穂乃果「そっか。いいなー!あれって案外難しいんだよね。油揚げを柔らかく煮たほうが美味しいけど、そうするとごはんをつめるときに破れちゃったりしてさぁ…」

花陽「確かに…私もよく失敗しましたよ」

穂乃果「だよねー!きれいにできると嬉しくなっちゃうよね♪」

花陽「穂乃果先輩もお料理、好きですか?」

穂乃果「そんなに上手じゃないけど、楽しいから好きだよ♪肉じゃがとか得意!」ドヤァ

花陽「へー。食べてみたいです♪」

穂乃果「そ、そう?じゃあ今度作ってあげるね♪…私も花陽ちゃんの手料理、食べてみたいなぁ♪」

花陽「じゃあお弁当作ってお花見、行きましょうか?」

穂乃果「いいねー!…あれ、でも桜っていつ咲くのかな…咲き始めの頃だとまだちょっと見た目が貧相だよね?」

花陽「そこは、お弁当を豪華にして補いましょう♪」

穂乃果「花よりだんご…っていうか、ごはん?」

花陽「はい♪花陽のごはんです!」

穂乃果「ふふふ。楽しみだなぁ♪」

雪穂「…それで、二人の関係に進展はあったの?」

穂乃果「えっ」

雪穂「あのね…お菓子食べて雑談しただけで帰しちゃってどうするの。好きとか付き合ってとか結局何も言ってないんでしょ?」

穂乃果「すっかり忘れてた…」

雪穂「花陽さんはどうなんだろうね?…あんまり積極的にグイグイくるタイプじゃなさそうだけど」

穂乃果「そうかも…でも、この間はホワイトデーのお返し渡すために家まで来てくれたよ」

雪穂「まあね。いきなり手編みの手袋渡すくらいだから度胸はあるのかな」

穂乃果「誰にでもするわけじゃないよね?…私だけ特別なのかなぁ!?」

雪穂「まあ、手間かかる物だし…気合い入ってる感じだし」
15: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/04/14(金) 00:54:41.31 ID:jFRQ+PpK.net
穂乃果「よ、よーし。当たって砕ける覚悟で、今度こそ…!」

雪穂「砕けた破片くらいは拾ってあげるよ」

穂乃果「砕けないように応援してよー!」

雪穂「だって、うまくいったらお姉ちゃんが他人のものになっちゃうじゃん」

穂乃果「ダメだったら、雪穂が私をもらってくれるんでしょ?」

雪穂「それは、もちろん」

穂乃果「だから安心して頑張るよ♪」

雪穂(ちょっと複雑だけどね…なかなか進展しないけど、うまくいきそうな気がするんだ。何となく)

【翌日】

花陽「わあ、いい匂い…美味しそう!」

穂乃果「えへへ。結構うまくできたと思うよ…食べてみて♪」

花陽(念願の…っていうか、昨日の今日だけど…穂乃果先輩の手料理!)

ほのぱな「いただきます♪」

花陽(じゃがいもはホクホク…お肉もしっかり味がしみてるけど、脂っこくなくて…)

穂乃果「どう…かな?」

花陽「すっごく美味しいですっ!」

穂乃果「えへへ。やったね♪」

花陽「いいお嫁さんに…っていうか、私のお嫁さんになってくれませんか!?」ギュ

穂乃果「え」

雪穂(…な)

雪穂&母(なんだってー!!)

ほの母(ほ、穂乃果…いつの間にそんな)フルフル

穂乃果「えーと…あの、でも花陽ちゃん確か十五歳…」

ほの母(問題はそこなの!?)

花陽「あ…そ、そうですね…えっと、じゃあ…」

穂乃果「とりあえず、その…花陽ちゃんのカノジョとか…ポジションに空きがありましたら、ひとつ」

花陽「いいんですか!?」

穂乃果「う、うん。是非」

花陽「じゃ、じゃあ…よろしくお願いします!」

穂乃果「こちらこそ…よろしくね♪」ギュ
16: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/04/14(金) 00:57:34.28 ID:jFRQ+PpK.net
雪穂(料理で胃袋をつかむ…か。ベタだけど効果的だったみたいだね)

穂乃果「あとさ…気になってたんだけど」

花陽「は、はい。何ですか?」

穂乃果「それ。敬語、なしにしようか?…あと、先輩もつけなくていいから」

花陽「は、はい…じゃなくて、えっと…うん。穂乃果…ちゃん?」

穂乃果「うん♪…えへへ。ありがと、花陽ちゃん♪」

花陽「?…お料理、作ってくれたのは穂乃果ちゃんだけど…」

穂乃果「いいの♪」

穂乃果(あの日、私と出会ってくれて。押しつけみたいなチョコ、受け取ってくれて…素敵なお返しもくれて。それから…///)

【四月】

理事長「廃校」

にこ「あんた、そんなことも知らないの?」

穂乃果「スクールアイドルって、今すごく人気があるんですよ。だから…」

絵里「認めるわけにはいかないわね」

花陽「あ、アイドル…」

穂乃果「ごめんね花陽ちゃん。ことりちゃんと海未ちゃんと相談しなくちゃいけないから…」

花陽(穂乃果ちゃんは可愛いし、アイドルはぴったりだと思うけど…一緒に居られる時間が減っちゃう)シュン

凛「かよちん。帰るにゃー」

花陽「凛ちゃん。…うん」

凛「高坂先輩は今日も忙しいんでしょ?」

花陽「そうだね…」

凛「…心配?」

花陽「えっ」

凛「スクールアイドル。人気が出たらモテモテだよねー」

花陽「そ、そう…だよね」

凛「まあ、高坂先輩は今までかよちんにベッタリだったし…ちょっと会えないくらいのほうがいいんじゃない?」

花陽「そんなぁ…」

凛「メリハリっていうか、緩急っていうか…美人は三日で飽きるっていうし」

花陽「他人事だと思って…」シクシク

凛「それでも心配だったら、かよちんの方から何か仕掛ければいいにゃ」
17: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/04/14(金) 01:00:38.72 ID:jFRQ+PpK.net
花陽「お休みの日にデートに誘うとか?」

凛「そうだね。アイドルにお休みがあれば」

花陽「うぅ…」

花陽(でも、お花見に行こうって話してたし…このままじゃ桜が散っちゃうよ)

凛「桜もきれいだけど、この花壇もいろんなお花が咲いてるにゃ♪」

花陽「うん。春の花が終わっても、今度は夏の…」

花陽「それだ!」

凛「にゃ!?…な、なにー?><」

花陽「ありがと、凛ちゃん!」ギュ

凛「?…う、うん」

花陽(春の花だって、桜だけじゃない…アイドルとしての穂乃果ちゃんを応援するだけじゃなくて、私は私だけの想いを…)

【四月十四日】

花陽「穂乃果ちゃん!」

穂乃果「花陽ちゃん…お花?」

花陽「これ、オレンジの花なの。花嫁さんに飾ってあげるお花なんだって」

穂乃果「オレンジって、果物のオレンジ?…へー。なんか白くて可愛いお花…って、花嫁!?」

花陽「私の気持ちは変わってない…ううん。前より、もっと強く想ってるよ。穂乃果ちゃんのこと…」

『私のお嫁さんになってくれませんか!?』

穂乃果「花陽ちゃん///」

花陽「だから、これを穂乃果ちゃんに」

穂乃果「あ、ありがと。でもそれって…プロポーズ?///」

花陽「そうだよ。…これも作ってきたんだ♪」

穂乃果「指輪!?…え、でも作ったって…花陽ちゃんが?」

花陽「びっくりするかもしれないけど…私、折り紙得意だから」

穂乃果「おりがみ?…え、これ折り紙!?」

花陽「そう。折り紙で作った指輪♪」

穂乃果(ホントだ…銀色の折り紙なんだね。宝石の部分はオレンジ色で…)
18: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/04/14(金) 01:02:03.36 ID:jFRQ+PpK.net
穂乃果「ふふ…なんか、懐かしいね。金や銀色の折り紙って、一枚しか入ってなくて…昔、これがすごく欲しかったっけ…」

花陽「穂乃果ちゃんが今、一番欲しい物は…私の力では、あげられないけど…でも」ギュ

花陽「それを手に入れるために頑張る穂乃果ちゃんを…ずっと、一番近くで応援しててもいいかな?」

穂乃果「花陽ちゃん…」フルフル

花陽「大好きだよ。穂乃果ちゃん…」

穂乃果「わ、私も…私でよかったら、花陽ちゃんに…そばにいてほしいな///」

ほのぱな「…///」ドキドキ

チュッ

【五月】

花陽「アイドルへの想いは誰にも負けないつもりです!」

真姫「つもり?」

花陽「つもり、です…でも」

ことうみりん「?」

花陽「穂乃果ちゃんへの想いは、誰にも負けません!」ギュ

穂乃果「花陽ちゃん///…私も負けないよ!花陽ちゃんへの想いなら」

花陽「穂乃果ちゃん…エヘヘ///」

真姫「…何?あのバカップルは」

希「めでたし、めでたし♪」



おわり
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