フミコ「五月三日は」穂乃果「ゴミの日!?」

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1: 名無しで叶える物語 2017/05/03(水) 00:08:32.24 ID:asyzMLtD.net
【四月】

穂乃果「今日もパンがうまいっ♪」

絵里「あなたたちが気にすることじゃないわ」

穂乃果(パンまつりのシールは台紙に貼ったし…食べ終わったランチパックの袋と、いちごミルクの紙パックを捨てに行こっと)

穂乃果「あ、あれ?…ここにあったゴミ箱は?」

花陽「さあ…?」

穂乃果(まあいいか。教室にもゴミ箱あるし…)

【二年教室】

穂乃果「ゴミ箱、ゴミ箱…あれっ?」

ヒデコ「どうしたの?穂乃果」

穂乃果「ゴミ箱がないんだけど…」

ミカ「美化委員が中身捨てに行ったんじゃない?」

穂乃果「えっと…ピンクの丸っこいやつに手足が生えた」

ミカ「それはカービィ」

ヒデコ「ライオン株式会社のロングセラー歯ブラシのシリーズでしょ」

ミカ「それはビトィーン」

穂乃果「ギース・ハワードの側近で、六角棍を自在に操る棒術の使い手。身長は179cmとアメリカ人にしてはやや小柄」

ミカ「それはビリー・カーン」

穂乃果「うちのクラスの美化委員って誰だっけ?」

ヒデコ「さあ…?」

穂乃果(もー。ゴミ箱は置いといてくれなきゃ困るよ)

【廊下】

理事長「ほ…高坂さん」

穂乃果「穂乃果でいいですよ。…あの、美化委員の人ってゴミ箱をどこへ持って行くんですか?」

理事長「それなら、校舎裏の…」

元スレ: フミコ「五月三日は」穂乃果「ゴミの日!?」

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2: 名無しで叶える物語 2017/05/03(水) 00:11:17.24 ID:asyzMLtD.net
【校舎裏】

凛「あれー?…いなーい><」

穂乃果(一年生だ…誰か探してるのかな?)

穂乃果「あなた、どうしたの?」

凛「かよちんを見ませんでしたか?」

穂乃果「えっと…緑黄色野菜に含まれるっていう」

凛「それはカロチン」
※英語読みではカロテン

穂乃果「708年に発行され、主に平城京で使われたという硬貨」

凛「それは和同開珎」

穂乃果「カップラーメン“ホームラン軒”で有名な食品メーカー、テーブルマークホールディングスの旧社名」

凛「それは加ト吉」

穂乃果「ホームラン軒おいしいよね♪」

凛「うん。凛も大好き♪…って違うよー!凛が探してるのは、かよちん!><」

穂乃果「そうなんだ…お友達?」

凛「はい。凛と同じ一年生で、メガネかけた女の子なんですけど…」

穂乃果「あ…メガネかけた一年生なら、さっき向こうで見かけたよ」

凛「向こう…どのへんですか?」

穂乃果「こっちだよ。ついて来て」

凛「はい」

【中庭】

穂乃果「…って、ずっと同じ場所にいるわけないよね」

凛「でも、ありがとうございました。凛、もうちょっと探してみます」

穂乃果「あ。そうだ!」

凛「にゃ?><…な、なにー?」

穂乃果「いい方法があるよ♪ちょっと来て!」

凛「はあ」
3: 名無しで叶える物語 2017/05/03(水) 00:13:12.62 ID:asyzMLtD.net
【生徒会室】

コンコン

希「はーい。どうぞ」

ほのりん「失礼します」ガチャ

絵里「あなたは、さっきの…どうしたの?」

穂乃果「希ちゃ…えっと、副会長さんにお願いがあるんですけど」

希「希でいいよ。ウチにお願いってことは…ひょっとしてコレ?」パラララ

穂乃果「はい。占ってほしいんです♪」

希「いいよ。何を占えばいいのかな?」

穂乃果「えっと…誰を探してるんだっけ?」

凛「かよちん」

希「栃木県のスーパーマーケットやな」

穂乃果「それって、かましん?」

絵里「諸王の都に一本だけある最強の曲刀でしょう。でもドラゴンルーラーを倒したらセーブしないほうがいいわよ」

希「それはカムシーンやな」

穂乃果「ドラゴンボールに出てくるモヒカン頭の神様でしょ。ちょっと無能な感じの…」

凛「それは界王神!凛が探してるのは、かよちん!」

穂乃果「メガネをかけた一年生のお友達だそうです」

希「ふむふむ…その子が今どこにいるか占えばいいのかな?」シュタタタ

穂乃果「はい。お願いします♪」

凛(大丈夫かにゃ?この先輩たち…)

絵里「…ところで、どうしてあなたはゴミを持っているの」

穂乃果「あ…そういえばゴミ箱を探してる途中だった。ここにはないんですか?ゴミ箱」

絵里「あるはずだけど…変ね。見当たらないわ」

スッ パタ

希「最初のカードは…小アルカナ。ワンドの8、逆位置や」

凛「それで、かよちんはどこにいるんですかー?」

希「このカードが示す意味は…停滞、妨害、思い違い」

絵里「…妨害?」

穂乃果「ど、どういうこと?」
4: 名無しで叶える物語 2017/05/03(水) 00:17:20.32 ID:asyzMLtD.net
希「探し物は簡単には見つからないかもしれないね。…次のカードを見てみようか」スッ

絵里「また小アルカナね」

希「剣の7、正位置。“欺く”とか“単独行動”って意味かな」

凛「かよちんは一人でいるってことですかー?」

穂乃果「でも、欺くっていうのは?」

希「何か、キミたちに内緒で単独行動する理由があるんやないかな?」

絵里「占いでそんなことまでわかるものなの?」

希「ウチの直接の知り合いやないから、具体的なことまではわからないけどね」スッ

希「三枚目は…またワンドか。4の正位置…居場所、出会い?」

穂乃果「単独行動で、誰かに会いに行ったってこと?」

絵里「居場所っていうのは?」

希「このカードはキミたちの行動にかかわるカードや。…つまり、今いる場所で尋ね人に出会える」

凛「かよちんは音ノ木坂にいるってことですかー?」

希「その可能性が高いと思うよ」

穂乃果「よし、探しに行こう!」

凛(…結局よくわからなかったにゃ)

【アルパカ小屋】

絵里「…誰もいないわね」

穂乃果「アルパカさんがいますよ♪」

アルパカ「メ゙ェ?」

凛「ここじゃなかったにゃ…」

【図書館】

凛「かよちーん…」

穂乃果「図書館に来るだけだったら、秘密にする必要ないんじゃ…」

絵里「そうね。周りにほかの生徒も結構いるし…」

希「で、穂乃果ちゃんはいつまでゴミ持ってるん?」

穂乃果「あ、そうだった…すみません。ここ、ゴミ箱ってあります?」

司書「館内は原則、飲食禁止ですので。そういったゴミは持ち込まず、他の場所のゴミ箱に捨ててきてください」

穂乃果「アハハ…ですよね。ごめんなさい…」

絵里「万が一、本にいちごミルクがはねたりしたら良くないし」
6: 名無しで叶える物語 2017/05/03(水) 00:20:42.00 ID:asyzMLtD.net
【本校舎・廊下】

凛「どこ行っちゃったのかにゃ…」

穂乃果「ねえ。…何か聴こえない?」

えりりん「えっ」

ミズガー ナクチャターイヘン♪

【音楽室】

真姫「みんなのーゆめーの木ーよ育てーー♪」

花陽(きれいな歌声…素敵♪)キラキラ

凛「あー!かよちn」
のぞほのえり「しーっ」

花陽「り、凛ちゃん…」

凛「かよちん、探したよー。何してたのー?」

花陽「ご、ごめんね」

絵里「…誰かがピアノを弾いてるわね」

穂乃果「あの子に会いに来てたの?」

花陽「会うっていうか…ただ、西木野さんの歌、聴きたくて…」

希「うーん。上手い…ピアノだけやなくて、歌も本格的なレッスンを受けてるんかな?」

真姫「ふー」

パチパチパチパチ

真姫「ヴェぇ…何事!?」

ガラッ

凛「えへへ。お邪魔しまーす♪」

花陽「ご、ごめんなさい…」

穂乃果「歌、すっごく上手だね!」

絵里「それにピアノも…」

希「キミ、何の部活動なん?」

真姫「…いや、私はまだ何も部活やってないですけど…あなたたちは?」

凛「凛たちもまだ部活やってないよー」

花陽「う、うん」

絵里「私たちは生徒会よ」

希「エリちが会長、ウチは副会長や」
7: 名無しで叶える物語 2017/05/03(水) 00:27:57.40 ID:asyzMLtD.net
穂乃果「私は水泳部。高坂穂乃果だよ♪」

真姫「…西木野真姫」

真姫(学年も部活もバラバラ…いったいどういう集まりなのかしら?)

穂乃果「ねえ、ここってゴミ箱ないの?」

真姫「ないと思いますけど…多分」

絵里「まあ、音楽の授業では普通、ゴミは出ないわよね」

希「花粉症の人がいたらティシュは使うんやない?」

花陽「そういう個人的なゴミなら自分で持ち帰るしか…」

凛「自己責任ってやつにゃ」

穂乃果(星空さんは無事、お友達に会えたけど…私の探し物はまだ続くみたい)

真姫「ゴミ箱なら教室にあるんじゃないですか?」

穂乃果「それが、運悪く誰かが中身を捨てるために持ってっちゃったみたいなの」

花陽「でも確か、二年は2クラスありますよね?…隣の教室なら…」

穂乃果「そっか。その手があった」

凛「よーし。次はゴミ箱を探しに行っくにゃー♪」

絵里「ええ」
希「うん」

穂乃果「え?みんなついて来るの?」

【二年教室】

穂乃果「あ、あれぇ?…ここにもゴミ箱がないや」

真姫「本当…隣と同じタイミングで中身を捨てに行ったのかしら?」

花陽「もしかして、美化委員会で回収して回ってるんじゃ…」

絵里「そういえば生徒会室のゴミ箱も無かったわね…」

凛「じゃあ音楽室にも、もともとはゴミ箱あったんじゃないかにゃ?」

真姫「さあ…使わないから知らないわ」

花陽「じゃあ、私たちの教室のゴミ箱はどうかな…?」

【一年教室】

凛「ここにもゴミ箱がないよー?」

花陽「さっきまではあったはずなんだけど…」

真姫「やっぱり美化委員会とかが持って行ったんじゃない?」

穂乃果「もー!何も一斉に持ち出さなくてもいいのに…」
8: 名無しで叶える物語 2017/05/03(水) 00:30:26.79 ID:asyzMLtD.net
希「三年は3クラスあるし、さすがに一つくらいは残ってるんやないかな?」

絵里「そうね…行ってみましょう」

【三年教室】

にこ「な、なによ。あんたたち…」

希「いや、ゴミ箱があるかどうか見に来たん」

絵里「ここにも無いわね…」

穂乃果「先輩。ここのゴミ箱ってどうしたんですか?」

にこ「知らないわよ。さっきから無かったんじゃない?」

真姫「これで三年の教室も全滅ね…」

花陽「あとは職員室くらいしか…」

にこ「たかがゴミ箱ひとつ探すために職員室まで行くの?」

絵里「まあ、職員室なら生徒が勝手にゴミ箱を持ち出すことはなさそうだし…」

凛「じゃあ行ってみるかにゃ」

【職員室】

教師「ゴミ箱?…そういえば見当たらないな」

穂乃果「うそ!?」

希「まさかの展開やね…」

絵里「誰がどこへ持って行ったかわかりませんか?」

教師「ゴミ箱の管理をしてるわけじゃないからな…無いことにも今まで気づかなかった」

凛「ほかの先生はー?」

英語教師「ゴミ箱?私は見てないけど…」

国語教師「さあ…ごめんなさい。私にもわからなくて」

花陽「あ、あとは…」

にこ「さすがに理事長のところにはあるんじゃない?」

【理事長室】

理事長「穂乃果ちゃん…まだゴミを持ち歩いてたの?」

穂乃果「アハハ…なんか、どこを探してもゴミ箱がなくて」

希「まさか…ここにも無いんですか?」

理事長「ええ。今は無いわね…」

絵里「それで、ここのゴミ箱は今どこに…?」
9: 名無しで叶える物語 2017/05/03(水) 00:32:37.51 ID:asyzMLtD.net
理事長「それが…」

パタン

真姫「どういうことよ。理事長室のゴミ箱まで誰かが持ち出したっていうの?」

凛「凛に訊かれても困るにゃ」

花陽「学校じゅうのゴミ箱が消えたってこと…ですよね」

穂乃果「でも図書館のゴミ箱だけはあるみたいだったけど…」

絵里「そうね…例外はあるってことなら…」チラ

にこ「…ん?」

【アイドル研究部・部室】

真姫「ヴェぇ…何これ?」

花陽「わぁ…!」キラキラ

穂乃果「…物置?」

凛「部屋全体がゴミ箱にゃ」

にこ「失礼ね!どう見ても宝の山でしょ!?」

希「相変わらずやね…」

絵里「これはちょっと…部室を私物化しすぎじゃないかしら?」

にこ「う…い、今はそういう話じゃないでしょ!」

穂乃果「そうだ、ゴミ箱…ありますか?」

にこ「あるに決まって…な、ない!?」

のぞほのえりまきりんぱな「えっ」

にこ「嘘でしょ!?部室は鍵かけておいたのよ。私がいない間は完全な密室のはず…」

希「これは…事件やな」

凛「密室トリック!?消えたゴミ箱の謎!」

真姫「いや、ゴミ箱なんて盗んでどうするのよ?」

花陽「ゴミ箱そのものじゃなくて、中身…とか」

穂乃果「まさか…変態さんが侵入したとか!?」

絵里「なるほど。…図書館のゴミ箱だけが無事な理由も…」

にこ「犯人が欲しがる物が捨てられてる可能性が低いからってわけ?」

のぞほのえりにこまきりんぱな「…」
10: 名無しで叶える物語 2017/05/03(水) 00:39:07.92 ID:asyzMLtD.net
真姫「…いや、無いでしょ?ゴミ箱以外何も盗まれてないんだから」

凛「中身だけならともかく、ゴミ箱なんかそんなに幾つも持って歩いたら目立ちすぎるにゃ」

花陽「そもそも一人で持てる数じゃないし…」

穂乃果「一個ずつ車に積み込んだとか?」

希「誰もいない夜とかならまだしも、白昼堂々怪しい人物が歩き回ったらさすがに…」

絵里「誰にも気づかれないというのは無理でしょうね」

にこ「まあ、ゴミは家に持って帰って捨てればいいけど…」

真姫「じゃあ、もう帰りましょ」

凛「帰るにゃー」

花陽「うん」

穂乃果(みんな帰るみたい…私は)

『それなら、校舎裏の…』

穂乃果(もう一度だけ行ってみよう)

【校舎裏】

穂乃果(あれ?…あの後ろ姿は…)

穂乃果「フミコ!」

フミコ「穂乃果ちゃん。どうしたの?」

穂乃果「あのね、教室の…っていうか、学校じゅうのゴミ箱が見当たらないんだけど。うちのクラスの美化委員って誰?」

フミコ「美化委員なら私だけど…」

穂乃果「フミコだったんだ…ゴミ箱は?」

フミコ「後ろ…」

穂乃果「後ろ?」

穂乃果「わぁ!?…な、なにこれ?」

グラグラ

フミコ「穂乃果ちゃん。動くと危ないよ…崩れてきちゃう」

穂乃果(たくさんのゴミ箱が塔みたいに積み上げられてる…こんなの、さっきまで無かったよね!?)

穂乃果「これ、なくなったゴミ箱全部?…フミコが積んだの?」

フミコ「ううん。私じゃないけど…」
12: 名無しで叶える物語 2017/05/03(水) 00:42:46.33 ID:asyzMLtD.net
穂乃果「これじゃゴミを捨てられないよ。どれがうちのクラスのゴミ箱かわからないし…」

フミコ「適当に一つだけ取ればいいんじゃないかな?」

穂乃果「適当って…一番上しか取れないでしょ?…高すぎて届かないけど」

フミコ「海未ちゃんならできるかも…」

穂乃果「そっか。…よし、海未ちゃんを呼びに行こう!」

【弓道場】

穂乃果「うーみちゃーん!」フリフリ

海未「…穂乃果?」

穂乃果「大変なの!今すぐ来て!」

海未「は、はあ。…どこへ?」

【再び校舎裏】

穂乃果「あ、あれ?…なくなってる」

フミコ「さっきまであったのに…」

海未「何があったんです?」

穂乃果「ゴミ箱だよ。学校じゅうのゴミ箱が消えて、さっきそこに積まれてたの!」

海未「積まれて?」

フミコ「ゴミ箱の上にゴミ箱を乗せて…塔みたいに全部積み上げてあったの」

海未「そんなことが…本当ですか?」

穂乃果「ホントだよ!フミコと二人で見たんだから。ね、フミコ」

フミコ「うん」

海未「でも誰がそんなことを…穂乃果の話が本当だとしても、ゴミ箱は結局どこへいったのですか?」

穂乃果「ここにないんだから、誰かが別の場所へ持って行ったんじゃない?…ゴミ箱が勝手に動くわけないし」

フミコ「そうだね…探してみようか」

【二年教室】

ほのフミ「あった!」

海未「はあ。…ありますね」

穂乃果「誰が戻したんだろう…?」

フミコ「とりあえずゴミを捨てたら?」

穂乃果「あ、そうだね」ポイ
13: 名無しで叶える物語 2017/05/03(水) 00:44:58.69 ID:asyzMLtD.net
穂乃果「やっとゴミから解放されたよ。長い旅だったなぁ…」

海未「大袈裟ですね」

フミコ「ふふふ」

穂乃果「本当に大変だったんだよ!みんなであちこち探し回って…生徒会室や職員室、理事長室のゴミ箱までなくなってたんだから」

海未「そんなに!?」

穂乃果「フミコが全部持って行ったの?」

フミコ「ううん。私、理事長先生のところは行ったことないし…職員室や生徒会室にも今日は行ってないよ」

穂乃果「そうなんだ…誰の仕業だったんだろう?」

海未「さあ…?」

【高坂家】

ほの母「お店に聞こえるじゃない!」

穂乃果「ごめんなさーい…」

ピシャ

穂乃果(っと、チョコの包み紙を捨てなくちゃ)

穂乃果「あれ?…ねえ、雪穂。ゴミ箱は?」

雪穂「え?…そこにあるでしょ?」

穂乃果「ないよ」

雪穂「えー?…ホントだ。お母さんが持って行ったのかな?」

ガラッ

穂乃果「お母さんお母さーん!」

ほの母「なーに?」

穂乃果「ゴミ箱がないんだけど。お母さん持ってった?」

ほの母「ゴミ箱ならそこに…あら、無いわね」

きぃほのゆき「んー?」

穂乃果「ま、まさか…家のゴミ箱まで全部!?」

雪穂「部屋のゴミ箱はあるでしょ。行こ」

穂乃果「う、うん」

トトトトン
14: 名無しで叶える物語 2017/05/03(水) 00:46:57.29 ID:asyzMLtD.net
雪穂「あれ?…ゴミ箱がない」

穂乃果「こっちもないよ!?」

雪穂「お父さん…いや、ゴミ箱なんか持ってくわけないか」

穂乃果「ど、どうしよう!?」

雪穂「なんで無くなったのかわかんないけど…探して見つからなかったら新しく買えばいいんじゃない?」

穂乃果「で、でも…学校でもこんなことがあったんだよ」

雪穂「こんなことって?」

穂乃果「学校じゅうのゴミ箱が消えたの!みんなで探し回ったけど図書館以外は一つも無くなってて…」

雪穂「えー?ホントに?」

穂乃果「ホントだよ。雪穂のところは無事だったの?」

雪穂「別にいつもと変わらないよ。ゴミ箱も普通にあったし」

穂乃果(音ノ木坂と私の家だけ…共通点は何だろう…古くからある場所、とか?)

穂乃果「…ことりちゃんも?」

『うん。…お母さん、もっと困ってるのかと思ったけど、むしろ明るいくらいで…どこにゴミ箱買いに行こうかなーとか言ってて』

穂乃果「そんなもんなのかなぁ…」

『でも、やっぱりおかしいよね…陰謀のにおいがする』

穂乃果「陰謀!?」

【一階】

穂乃果「お母さん?」

ほの母「…」ペラ

穂乃果「おかーあさん」

ほの母「え!?…あ。なによ、急に…」

穂乃果「さっきからいたよ。…それ、通販のカタログ?」

ほの母「そうよ。…ほら、これなんて良さそうでしょ?」

穂乃果「わあ、これゴミ箱なんだ…なんか、観光地のおみやげ屋さんにありそうな工芸品って感じだね」

ほの母「いい機会だから、お店の雰囲気にあわせて買い換えちゃおうかしら」

穂乃果「でも、なんで急にゴミ箱がなくなったんだろう…」

ほの母「さあ…?」
15: 名無しで叶える物語 2017/05/03(水) 00:55:37.29 ID:asyzMLtD.net
【翌朝・秋葉原】

穂乃果「おぉー!す、すごい…!」ベター

「外へ出てどうする?」

「まだ探してないところもたくさんあるわよ?」

「でも何となく、探しても無駄って気がするのよ」

穂乃果「ん?」

三人「?」

穂乃果「あ、あのー。何かあったんですか?」

「ゴミ箱がなくなっちゃったの」

「あなた、知らない…わよね」

「その制服…君は音ノ木坂の生徒か」

穂乃果「は、はい。っていうか、ここもですか…」

「ここも?」

【UTX一階】

「統堂英玲奈」

「優木あんじゅ」

「綺羅ツバサよ」

穂乃果「はあ。私、高坂穂乃果です」

英玲奈「UTX内のゴミ箱が一つも見当たらないんだ」

ツバサ「あなた、何か知ってるの?」

穂乃果「えっと…UTXの事情はわからないんですけど、音ノ木坂でも昨日、同じことがあったんです」

あんじゅ「ゴミ箱がなくなったってこと?」

穂乃果「はい。図書館以外は、たぶん全部…」

英玲奈「まだ見つかっていないのか?」

穂乃果「私たちの教室のゴミ箱は戻ってきました。他は確認してないから、まだわからないけど…」

ツバサ「不思議な偶然ね…」

あんじゅ「まさか、私たちのゴミ箱も同じ人が持っていった…とか?」

穂乃果(UTXが加わると、古くからある場所っていう共通点はなくなるよね…どういう基準なんだろ?)

英玲奈「とにかく、もう少し探してみよう」

あんじゅ「無駄だと思うけど…」
16: 名無しで叶える物語 2017/05/03(水) 00:57:54.80 ID:asyzMLtD.net
穂乃果「あ、あのー。私はそろそろ…」

ツバサ「あ、そうね。遅刻しちゃうといけないし」

あんじゅ「あら。じゃあ送ってあげるわよ♪」

穂乃果「えっ」

バタン

穂乃果「す、すごい車…これって」

穂乃果「イーヤーサーサ♪」

あんじゅ「それを言うならハイヤーじゃないかしら?…でも、これはリムジンよ」

穂乃果「餃子のお店ですよね?」

あんじゅ「それはテムジン」

穂乃果「たんぱく質を作るアミノ酸の…」

あんじゅ「それはリジン」

穂乃果「フォロン!タマゴサンドはまだか!?」

あんじゅ「それはウェイワード・クリムゾン」

穂乃果「ん?…あれ、このゴミ箱って」

あんじゅ「ゴミ箱?」

穂乃果「これだ…見つけた!」

\ラブライブ!/

【音ノ木坂】

穂乃果「あったんですよ!うちのゴミ箱!」

理事長「はあ。…どこに?」

穂乃果「それが…UTXから来るとき車で送ってもらったんですけど」

理事長「穂乃果ちゃん、UTXにいたの?」

穂乃果「はい。話すと長くなるんですけど…」コンコン

理事長「はーい?」

絵里「失礼します」ガチャ

希「あれっ、穂乃果ちゃんも来てたん?」

穂乃果「希ちゃんに生徒会長さん…」

絵里「ちょっと待って。…どうして希だけ名前なのよ?」

穂乃果「えーと、それも話すと長くなるんですけど…」
18: 名無しで叶える物語 2017/05/03(水) 01:02:50.96 ID:asyzMLtD.net
希「入学希望者が定員をうま、うわまま…」

理事長「上回れば、ね」

絵里「絢瀬絵里よ。絵里は絵画の絵に、里芋の里」

希「里芋って…またえらく牧歌的なチョイスやな」

理事長「まあ、里っていう字は単体で見ればそういうイメージじゃないかしら?」

穂乃果「えっと…里芋さん?」

絵里「絢瀬絵里!」

穂乃果「ご、ごめんなさい。たけのこの里の里ですよね?」

絵里「たけのこじゃないわよ。絢瀬の絢は糸へんに旬。たけのこ(筍)は竹かんむりでしょ」

理事長「微妙に話が噛み合ってないわね」

希「理事長はどっちが好きですか?」

理事長「たけのこと里芋?」

希「じゃなくて、きのこの山とたけのこの里です」

理事長「そうね…どっちも好きだけど、どちらかといえば…きのこの山かしら」

のぞほの「へー」

絵里「…」

穂乃果「えっと…じゃあ、絵里さん?」

絵里「なに?高坂さん」

穂乃果「って、私は苗字のままなんですか…」

絵里「悪いけど後にしてくれる?私たち理事長に用があって来たの」

穂乃果「絵里さんが先に言い出したのに…」

理事長「確かに…ですが、そう簡単に生徒が集まらないからこそ、この結果なのです。何か良い方法があるんですか?」

穂乃果「はい」

のぞえり「えっ」

穂乃果「里芋だったら芋煮が好きです♪」

希「芋煮って…東北地方の?」

穂乃果「そう。お外で、こーんな大きな鍋にたっぷり作って、みんなで食べるんだって!」

絵里「それで廃校を阻止できるの?」

穂乃果「んー。わからないけど…楽しそうじゃないですか?」

理事長「思いつきで行動しても、簡単に状況は変わりません。生徒会は今いる生徒の学園生活をより良くすることを考えるべきです」
19: 名無しで叶える物語 2017/05/03(水) 01:05:36.26 ID:asyzMLtD.net
穂乃果「いや、私は生徒会役員じゃないし…」

絵里「わかりました。そこまで言うなら…高坂さんも生徒会に入ってもらいます」

穂乃果「えぇ!?」

パタン

穂乃果「ちょ、ちょっと絵里さん…なんでそんな話になるんですか!?」

絵里「あなた一人で、そんな大きな鍋と大量の食材を用意できるの?」

穂乃果「そ、それは…無理かも」

希「みんなでやったほうがいいやろ?…というわけで、今から穂乃果ちゃんが生徒会長や♪」

穂乃果「生徒会“長”!?」

絵里「そう。あなたが生徒会長よ!」

穂乃果「なんとっわったっしっがー。生徒会長にー♪」

希「ところで穂乃果ちゃん、なんでゴミ箱なんか持ってるん?」

穂乃果「あ、そうだった…家のゴミ箱が意外なところにあったんだけど」

絵里「意外なところ?」

穂乃果「はい。UTXの…なんだっけ?車で送ってもらったんですけど」

希「ゴミ箱を?」

穂乃果「じゃなくて、私が乗せてもらって…そのときゴミ箱を見つけたの。車の中で」

絵里「どうして高坂さんちのゴミ箱が他人の車の中にあるのよ?」

希「それ、ホンマに穂乃果ちゃんちのゴミ箱なん?」

穂乃果「うちのだよ。…ほら、ここにラクガキがあるでしょ?」

絵里「本当ね…だんご、だいかぞく?」

穂乃果「はい。誰が描いたのか、わからないけど…」

希「あ…これウチが描いたやつやん」

絵里「えぇ…どうして希が高坂さんちのゴミ箱にラクガキするのよ?」

希「ま、まあ昔の話やし」

穂乃果「家に持って帰ってる時間がなかったから、そのまま持ってきちゃった」
20: 名無しで叶える物語 2017/05/03(水) 01:08:48.69 ID:asyzMLtD.net
【二年教室】

穂乃果「アイドルだよ!アイドル♪」バサ

海未「はあ。…竹細工のゴミ箱?」

ことり「こっちは藺草を編んだゴミ箱だね」

穂乃果「そうそう、畳の香りがするやつ…って、これ昨日のカタログじゃん!」

海未「伝統工芸品で廃校を阻止しようという話ですか?」

ことり「面白そう♪私も、こういうオシャレなの作ってみたいと思ってたんだ♪」

海未「いいですね。私も挑戦してみましょうか…」

穂乃果「いや、あの、アイドル…」

ことり「え?」
海未「はい?」

穂乃果「なんでもないです…」クスン

【グラウンド】

ザッザッ…\ファイッ↓トォー↑/

にこ「はぁ?…伝統工芸?」

穂乃果「なんか、ことりちゃんと海未ちゃんが張り切ってて…」

希「芋煮会やなかったん?」

穂乃果「まあ、どっちもできればいいかなって…」

絵里「確かに、選択肢は多いほうがいいわね」

花陽「あ、あのぉ…どうして私たち、走ってるんですか…」ハァハァ

凛「かよちんは運動したほうがいいよ。いっぱい走ればカロリーも消費できるし♪」

にこ「なんで私まで…」

【翌朝】

希「カードがウチにそう告げるんや!」

ビュォォォ…バサバサ

絵里「希!ゴミが散らかったじゃない…」

希「あ、ゴメン」パタ

絵里「まったく…ゴミ箱が戻ってきたのはいいけど」

希「フタつきのゴミ箱に替えたほうがいいかなぁ?」

絵里「そうね…そもそも、どうしてフタがないゴミ箱が多いのかしら」
21: 名無しで叶える物語 2017/05/03(水) 01:11:45.15 ID:asyzMLtD.net
希「フタがないほうがゴミを簡単に捨てられるからやない?」

絵里「大差ないでしょう?…山盛りになるくらいゴミを溜めるんじゃなければ」

希「んー。でも、ほら」ポイ

ストン

希「こうやって投げて、きれいに入るとテンション上がらない?」

絵里「私はしないわよ。そんなこと…失敗したら恥ずかしいし」

希「まあね。…ってことは、やってみたことはあるんやね?」

絵里「昔の話よ」

『エリーチカ。ゴミを投げちゃダメよ』

『ごめんなさい…』

【中庭】

海未「またパンですか?お昼前に…太りますよ」

穂乃果「えへへ。今日も1点追加っと♪」ペタ

穂乃果「さて、ゴミ捨ててこよーっと」

穂乃果「ゴミ箱、ゴミ箱…あ、あれ?」

ヒデコ「穂乃果?…何してるの?」

穂乃果「ここのゴミ箱って、この間からずっと無いままなの?」

ミカ「んー?どうだったかな…昨日なかったっけ?」

ヒデコ「あったような、なかったような…?」

海未「またですか?…教室のゴミ箱があるでしょう?」

穂乃果「なんか、嫌な予感がするんだけど…」

【アイドル研究部・部室】

にこ「高坂…何の用?」

穂乃果「あの、ゴミ箱ありますか?」

にこ「今、作ってもらってるわ」

穂乃果「作って?…あ、小泉さん」

花陽「高坂先輩。こ、こんにちは…」オリオリ

穂乃果「わあ、折り紙?」

花陽「は、はい。びっくりするかもしれないけど…私、折り紙が得意なので」

穂乃果「びっくり?」
22: 名無しで叶える物語 2017/05/03(水) 01:18:35.24 ID:asyzMLtD.net
にこ「そーよ。私たちが今いる、この部室は…小泉が折り紙で作ったのよ!」

穂乃果「えぇ!?…う、うそ!?」

花陽「そ、それはさすがに…嘘ですけど」

穂乃果「な、なんだ…びっくりしたぁ」

にこ「ほら、びっくりしたでしょ」

穂乃果「あ、アハハ…」

花陽「ふふふ。でも今、高坂先輩が座ってる…その椅子は私が折り紙で作ったんです」

穂乃果「えぇ!?…これ、折り紙!?」

花陽「はい。厳密には、紙は全部が普通の折り紙ってわけじゃないんですけど…厚さや材質の違う紙を折った物を組み合わせて作りました」

穂乃果「ホントだ。紙でできてる…す、すごいなぁ」

にこ「人が座れる椅子ができるくらいだから、ゴミ箱くらい余裕ってわけ」

花陽「そうですね…ただ、ゴミ箱には椅子とはまた違う耐久性が必要なので」

穂乃果「いちごミルクの紙パックとか捨てても大丈夫?」

にこ「内側にビニール袋か何か入れとけばいいんじゃない?」

花陽「そうですね。基本的にはそれで…紙自体に表面加工を施した物もありますけど、やっぱり袋があったほうが安心です」

穂乃果「なるほど。ことりちゃんたちが作ってる工芸品のゴミ箱も、そうやって汚さないように使ったほうがいいのかな」

にこ「そーね。せっかくの手作りだし、長持ちさせたいならね」

穂乃果「それにしても、小泉さんって器用だよね!一人で学校じゅうのゴミ箱を作れちゃう感じ!?」

にこ「それどころか、校舎がひとつ作れちゃうわよ」

穂乃果「え。…ホントにできるの!?」

花陽「そ、それはちょっと…紙が全然足りないと思います」

にこ「材料さえあれば作れるってこと?」

花陽「は、はい。…たぶん」

穂乃果「じゃあ…もし廃校になっちゃっても、折り紙の音ノ木坂を作れば…!?」

にこ「いや、廃校になったらダメでしょ。校舎があっても…」

穂乃果「…やっぱり?」
24: 名無しで叶える物語 2017/05/03(水) 01:22:32.46 ID:asyzMLtD.net
【廊下】

穂乃果「これでよし!」

海未「穂乃果…それ、ゴミ箱ですよね?」

穂乃果「うん。でもフタがついてるし、まだ使ってないから汚くないよ」

海未「いや、ゴミ箱が置いてあったらゴミを入れられるのでは…?」

穂乃果「えー?でも、ちゃんとグループ名募集中!って書いてあるでしょ?」

海未「そもそもどうしてゴミ箱なんですか?」

ことり「えーと…話すと長くなるんだけど」

【南家】※回想

ことり「できた♪」

理事長「あら、きれいね。今日は何を作ったの?」

ことり「手作りのゴミ箱だよ。最近よくゴミ箱が無くなって、みんな困ってるでしょ?」

理事長「へえ…よくできてるわね」

ことり「籐で作ったカゴに色つき和紙を貼ってみたの♪」

理事長「籐細工…東京の伝統工芸品ね」

ことり「えへへ。どうかなぁ?初めて作ったんだけど…」

理事長「いいわね。…それ、誰が使うか決まっているの?」

ことり「え?…ううん。まだだけど…」

【再び音ノ木坂】

ことり「…というわけで、お母さんが買ってきたフタつきのゴミ箱がいらなくなったの」

穂乃果「ことりちゃんが作ったゴミ箱、よっぽど気に入ったんだね。お母さん…」

海未「じゃあ、今は理事長室にあるんですか?」

ことり「うん」

穂乃果「そして…平凡なプラスチックのフタつきゴミ箱は、私たちの運命を決める投書箱に生まれ変わった!」

海未「いや、そこにゴミ箱を使う必要はないと思いますけど…」

ことり「っていうか、何のグループ名を募集するの?」

穂乃果「生徒会」

海未「そういえば、穂乃果が生徒会長になったんでしたね…でも生徒会にグループ名って必要なんですか?」

穂乃果「あったほうがいいでしょ?カッコいいし♪」

ことり「可愛いのがいいなぁ。私は生徒会役員じゃないけど…」
25: 名無しで叶える物語 2017/05/03(水) 01:24:52.77 ID:asyzMLtD.net
【校庭】

穂乃果「ここだと邪魔になりそうだね…」

【体育館】

穂乃果「ここも全部使ってる…」

【空き教室】

ガラッ

穂乃果「あれ?…開いた」

ことり「ここはダメだよ。穂乃果ちゃん」

穂乃果「え?…どうして?」

海未「入口のドアに看板が掛けてありますね…コトリのアトリエ」

穂乃果「ことりの…アトリエ?」

ことり「そうだよ。ここは私のアトリエなの♪」

【屋上】

海未「ここしかないようですね…」

ことり「でも何の場所を探してるの?穂乃果ちゃん…ゴミ箱作りなら教室とか家でもできると思うけど」

穂乃果「芋煮会に決まってるでしょー。こーんな大きい鍋で芋煮を作って、みんなで食べるんだよ♪」

海未「はあ。芋煮…でもそれって、秋や冬にやるものでは?」

穂乃果「えっ」

【高坂家】

ことり「おだんご美味しいね。穂乃果ちゃん♪」モグモグ

穂乃果「うん。…でも」

ことり「どうしたの?穂乃果ちゃん」

穂乃果「おだんご食べた後の串ってさ…そのままゴミ箱に捨てるのはちょっと抵抗あるんだよね」

ことり「カビが生えたりしそうだから?」

穂乃果「うん。でもきれいに洗うと、捨てるのが勿体無くなるし…」

ことり「え。…じゃあ、まさか再利用?」

穂乃果「といってもお店の商品には使わないよ。ちょっと問題あるし…だから、家で食べる物にだけ使ったりするんだ」

ことり「そっか」

穂乃果「うん。串カツ、味噌田楽、五平もち、やきとり…とか」

ことり「へー」
26: 名無しで叶える物語 2017/05/03(水) 01:26:49.54 ID:asyzMLtD.net
穂乃果「やきとり…」

ことり「え!?」

【翌朝・神田明神】

希「スピリチュアルな場所やからね」

穂乃果「っていうか、朝から巫女さんのバイトって…希ちゃん、生徒会はいいの?」

希「…降格」

穂乃果「え?」

希「穂乃果ちゃんが生徒会長になって、エリちが副会長やろ。だからウチの役職がまだ決まってないんよ」シクシク

穂乃果「あ、アハハ…やっぱり私が生徒会長って無理があると思うんだけど」

希「でもウチ、この間…」

『入学希望者が定員をうま、うわまま』

希「ああいうセリフが上手く言えないと副会長はつとまらないよね…」シュン

穂乃果「まあ、入学希望者だけでも結構言いにくいし…私も噛みそう」

穂乃果「ところで…気になったんだけど」

希「え。…穂乃果ちゃん、エリちよりウチのことが気になるん?///」ポ

穂乃果「いや、そういうことじゃなくて…さっきから竹ぼうきで掃いてるけど、全然ゴミとか落ちてないよね?」

希「うん。まあ落ち葉の季節でもないし…毎日こうやってお掃除してるからキレイなん」

穂乃果「そっか」

【音ノ木坂・二年教室】

海未「入ってた?」

穂乃果「うん…ギッシリ」パカ

ことり「うわぁ、普通にゴミが詰まってるね…」

海未「だからゴミ箱はやめておいたほうがいいと…ただでさえ最近よくゴミ箱がなくなるのですから」

穂乃果「うぅ…でも一枚くらい入ってないかな!?」

ことり「生徒会のグループ名って言われても、あんまりピンとこないし…」

海未「ゴミをあさってまで探すんですか?」

穂乃果「あさってじゃないよ!今でしょ!?」

ヒデコ「うわぁ、今更そのモノマネを顔芸つきでやるんだ」

ことり「全然似てないけど…」
27: 名無しで叶える物語 2017/05/03(水) 01:28:53.22 ID:asyzMLtD.net
【翌朝】

雪穂「お姉ちゃーん!これ、お姉ちゃんの?」

穂乃果「!」

雪穂「こんな大量のこんにゃく、何に使うの?うちは和菓子屋だけど…」

穂乃果(芋煮会に使うこんにゃくが届いた♪)

雪穂「でも、これだけあるとビニールごみも大量に出るよね」

穂乃果「そうだね…お芋やネギと違って何も包装しないわけにはいかないし」

雪穂「まあ、里芋も皮むかないといけないから大量の生ゴミが出るけど」

穂乃果(ゴミの問題まで考えてなかった…生徒会長として、もっとしっかりしなくちゃ)

『芋煮…でもそれって、秋や冬にやるものでは?』
『串カツ、味噌田楽、五平もち、やきとり…』

穂乃果「そうだ!」

雪穂「わっ。…な、なに?」
28: 名無しで叶える物語 2017/05/03(水) 01:29:21.96 ID:asyzMLtD.net
【五月】

穂乃果「“のぞほのえり”の味噌田楽、いかがですかー!」

凛「かよちんの、びっくり折り紙!こちらでーす♪」

ことり(みんなで作った工芸品を売ることになったよ♪)

海未「芋煮会は結局やらないんですね…」

雪穂「予算の都合もあって味噌田楽に変更だって」

亜里沙「Хорошо!これ何?」

絵里「竹細工のゴミ箱よ」

亜里沙「こっちは?」キラキラ

にこ「折り紙で作ったゴミ箱」

雪穂「…なんか、やたらゴミ箱が多いね」

希「四月にゴミ箱が一斉になくなったりしたから、念のためみんなで多めに作ったん」

亜里沙「こんなに可愛いゴミ箱があったら、ゴミを捨てるのも楽しくなるね。お姉ちゃん♪」

絵里「うーん。…そうかしら?」

絵里(まあ、亜里沙が楽しそうだから良しとしましょう)

【後日】

穂乃果(イベントも終わったし、ポスターとか剥がして回らないと…)

フミコ「穂乃果ちゃん」

穂乃果「あ、フミコ。ビリー・カーンのお仕事お疲れさま!」

フミコ「いや、棒術じゃなくてお掃除だよ…美化委員だから。それより」

穂乃果「どうしたの?」

フミコ「ゴミ箱、見かけなかった?」

穂乃果「え」



おわり
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『フミコ「五月三日は」穂乃果「ゴミの日!?」』へのコメント

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