希「五月六日は」穂乃果「コロッケの日?」

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のぞほの-アイキャッチ2
1: 名無しで叶える物語 2017/05/06(土) 00:06:07.83 ID:sUpuMStE.net
【四月・東條家】

希「ふふふっふっふっふっふーん♪」

ジュワー パチパチ

希(衣サクサク♪コロッケはやっぱり揚げたてに限るなぁ)ハフハフ

ガサッ ペラ

希「お。冷凍食品、半額やん。また多めに買っとこ♪」

【都内某スーパー】

穂乃果(えへへ。アイスも買っちゃお♪)タタッ

ドン

穂乃果「あっ><」
希「おっと。…大丈夫?」

穂乃果「は、はい。ごめんなさい…」

希「危ないから走ったらアカンよ?…そんなに急がなくても、アイスは逃げないよ」

穂乃果「アハハ。そうですよね…って、わかるんですか?」

希「んー?」

穂乃果「私がアイス買おうとしてるって…」

希「まあね。カードがウチにそう告げるんや」

穂乃果「カード?…えっと、スーパーの会員カードですか?」

希「いや、違うよ…タロットカード。ウチの占いで、今日ここでアイスを買う女の子とぶつかるって出てたん」

穂乃果「へー。占い…って、そこまでわかるんですか!?」

希「うん。…まあ、冗談やけどね」

穂乃果「な、なーんだ…びっくりしたぁ」

穂乃果(なんか面白いお姉さん…美人だけど)

希「雪見だいふく、好きなん?」

穂乃果「はい!…これって、二個入ってるじゃないですか」
希「そやね」

穂乃果「だから、好きな人と一緒に食べられるし♪」

希(もっとたくさん入ってるやつとか、単品でも二個買うか半分こで一緒に食べられると思うけど…なんか可愛い)クス

元スレ: 希「五月六日は」穂乃果「コロッケの日?」

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2: 名無しで叶える物語 2017/05/06(土) 00:09:27.61 ID:sUpuMStE.net
【翌日・音ノ木坂】

絵里「ちょっといい?」

穂乃果「あ…(昨日のお姉さん)」

希「お(…雪見だいふくの子や)」

ことうみえり「?」

絵里「そう…ありがとう」

希「ほなー」

穂乃果「あ、あのっ!…お昼、一緒に食べませんか?」

希「いいy」
絵里「悪いけど、そんな気分じゃないの」

穂乃果「…」シュン

スタスタ

希「あ、ちょっとエリち!…ごめんね」

穂乃果「いえ…」

【三年教室】

希「エリち」

絵里「なに?」

希「後輩にはもっと優しくしてあげなアカンよ。エリち、怖い顔してたよ?」

絵里「そういうのは得意じゃないのよ。希に任せるわ」

希(せっかくあの子が誘ってくれたのに…エリちも今よりちょっとだけ肩の力を抜いたら、もっと友達ができると思うんやけど)

【翌日・屋上】

穂乃果「いい考えだと思うんだけどな…」

希「…」ジーッ

穂乃果「?(視線を感じる…ドアが開いてる?)」

穂乃果「誰!?」グイ

希「わぁ!?」ズル

ドサ

穂乃果「あ、あなたは…」

希「アハハ…ごきげんよう。穂むらちゃん」

穂乃果「こんにちは…ほむらちゃん?」
3: 名無しで叶える物語 2017/05/06(土) 00:12:15.54 ID:sUpuMStE.net
希「キミ、穂むらの子やろ?和菓子屋さんの…」

穂乃果「は、はい。知ってるんですか?」

希「まあ、地元じゃ有名なお店やし…百年くらい前からあるんやったっけ?」

穂乃果「三百年です!」ドヤァ

希「そか。…ウチは東條希。生徒会の副会長さんや。生徒会長さんの次に偉いんよ」ドヤァ

穂乃果「はあ。…私、高坂穂乃果です。…あ、あのー」

希「ほのかちゃんね。なに?」

穂乃果「お昼…まだだったら、よかったら一緒に…どうですか?」

希「ん、いいよ。…ここでいい?」

穂乃果「はい♪」

希「ほのかちゃんは今日もランチパック?」

穂乃果「はい。今日はメンチカツですよ♪」

希(昨日は中庭で南さんたちと一緒やったけど、今日は一人か…なんかあったんかな?)

穂乃果「でも、このメンチカツってお肉っぽくなくて…なんかコロッケみたいですよね」

希「あー、そうかも…コロッケは好き?」

穂乃果「はい。コロッケも大好きですよ。コロッケパンも美味しいし♪」

希「そか」パク

穂乃果「あ。副会長さんのお弁当にも入ってますね」

希「うん。…まあ、冷凍食品のクリームコロッケだけどね」

穂乃果「クリームコロッケって、上手に作るの難しそうですよね…」

希「そやね。ウチは作ったことないけど…ほのかちゃんはお料理するん?」

穂乃果「私もクリームコロッケは作ったことないけど、メンチカツならできますよ♪」

希「へー。手作りメンチカツ…」

穂乃果「でも手間かかるから、お弁当に持って来ることは滅多にないですけど…」

希「あー、まあお弁当作るのも結構大変だよね。ウチも割と冷凍食品とか使ってるし」

穂乃果「副会長さんはお弁当、自分で作るんですか?」

希「うん、まあね。…コンビニさんのお世話になることも多いけど」

穂乃果「そうなんだ…でもコンビニのパンも美味しいですよね♪」
4: 名無しで叶える物語 2017/05/06(土) 00:15:50.35 ID:sUpuMStE.net
希「ほのかちゃんも食べない?」

穂乃果「え?」

希「クリームコロッケ」

穂乃果「もらっちゃっていいんですか?」

希「どうぞ♪」

穂乃果「ありがとうございます♪…じゃあ代わりに、これどうぞ!」

希「え?…でもそれウチにくれたら、ほのかちゃんのお昼が足りなくない?」

穂乃果「大丈夫です!こんなこともあろうかと…じゃーん!」

希「お。一口クリームパン…」

穂乃果「はい♪これも一緒に食べましょう!」

希(パンが大好きな穂乃果ちゃん…しかし!その食生活が劇的に変わる日が刻々と迫っていた!)

キーンコーンカーン…

【都内某スーパー】

希(…冷凍食品のコロッケも美味しいけど、中身がなぁ。お店のお惣菜のコロッケに比べてボリューム不足は否めない)

希(よかった、クリームコロッケもまだ残ってた。両方買っとこ♪)

【東條家】

希「今日はスーパーのお惣菜コロッケや!揚げたてじゃなくても中身ぎっしり!オーブントースターで温め直せば衣もサクッと…」

希(…あちち)ハフハフ

希「うーん。ボリューム満点ではあるけど…」

希(おいもさん以外の具が…これ、どう見ても冷凍食品のミックスベジタブルやんな)

希(クリームコロッケは満足♪)モグモグ
5: 名無しで叶える物語 2017/05/06(土) 00:19:33.94 ID:sUpuMStE.net
【翌朝・生徒会室】

希「何度やっても、そうしろって言うんや。カードが…」

穂乃果「カードが?」

絵里「高坂さん…まだ何か?」

穂乃果「あ、はい。あの…お昼、今日も一緒に食べたいなーって」

絵里「今日“も”?」

希「ああ、昨日ウチは穂乃果ちゃんと屋上で食べたん」

絵里「そう…」パタ←窓閉めた

希「今日はエリちも一緒やな♪」

絵里「私は、まだ何も…」

のぞほの「…」ジーッ

絵里「…わかったわ」ハァ

希「ふふっ」
穂乃果「えへへ」

キーンコーンカーン…

にこ「…何?」

希「この子は高坂穂乃果ちゃんや」

『あらいず?』

にこ「ああ、昨日の…あんた希の知り合いだったの」

穂乃果「きのう?」

にこ「あ…な、何でもないわよ」

『そのパンフレットにも書いてあるわよ。どこ見てんの』

穂乃果「あぁー!あのサングラスの…」

にこ「うるさい。大声出すんじゃないわよ。…まったく」

穂乃果「す、すみません…」

絵里「矢澤さんも知り合いだったのね…」

穂乃果「生徒会長さんのお友達だったんですね!」
6: 名無しで叶える物語 2017/05/06(土) 00:21:43.70 ID:sUpuMStE.net
にこ「別に友達ってわけじゃ…昨日の昼、たまたま希がいなくて絢瀬がぼっちだったみたいだから」

絵里「お、お互い様でしょ」

希「優しいエリちが、にこっちに手を差しのべたんやね」

にこ「はぁ!?逆よ、逆!途方に暮れる絢瀬に、この私が救いの手を…」

絵里「途方に暮れてたわけじゃないわよ…ただ、希がどこにいるのかわからなかっただけで」

穂乃果「ふふっ…ふふふ」
希「あははっ」

にこ「笑ってんじゃないわよ!そのパン、寄越しなさい!」バッ

穂乃果「あー!私のランチパック…」

にこ「なんで一個だけ残してんのよ」パク

希「お昼前に食べちゃったん?」

『またパンですか?お昼前に…太りますよ』

穂乃果「アハハ…実はちょっと寝坊しちゃって、朝ごはん食べられなかったから」

にこ「しょうがないわねー。ほら、これ食べなさいよ」

穂乃果「あ、ありがとうございます…」

希「もやし…の、ベーコン巻き?」

にこ「そーよ。悪い?」

穂乃果「おいしい!」シャキシャキ

にこ「でしょ」

穂乃果「お料理上手なんですね!えっと…やざわ、先輩?」

にこ「にこでいいわよ」

穂乃果「にこ先輩!」

絵里「…」モグモグ

穂乃果「生徒会長さんは…可愛いお弁当ですね♪」

絵里「…そう?」

希「もしかして、亜里沙ちゃんが作ったん?」

絵里「ええ。まあ…」

穂乃果「ありさちゃん?」

絵里「妹」

穂乃果「へー。あ、私も妹いますよ!」

絵里「そう…」
7: 名無しで叶える物語 2017/05/06(土) 00:30:11.82 ID:sUpuMStE.net
穂乃果「もしかして、妹さんも音ノ木坂にいたりします?」

絵里「いえ…まだ中学生よ。…音ノ木坂に入りたいみたいだけど」

穂乃果「そうなんだ…いいなぁ」

絵里「何が?」

穂乃果「雪穂なんて…あ、うちの妹ですけど。UTX受けるっていうんですよ。音ノ木坂受けてもしょうがないとか言って…」

絵里「…?」

『お姉ちゃん!』

『なあに亜里沙。学校で何かいいことあった?』

『お友達ができたの!えっと…コーカサス?…コサカ?』

『同じクラスだったら、名簿に名前が載ってるんじゃないかしら?』

『そっか。エヘヘ…』

『えーと…あ。もしかして、高坂雪穂さん?』

『そう!ユキホ♪』

絵里「高坂雪穂…」

穂乃果「はい。もう雪穂ったら、廃校になるの確定みたいに言うんですよ!」

にこ「いや、廃校でしょ?」

穂乃果「そんなことないもん!絶対に廃校を阻止するんだから!…ね、生徒会長さん」

絵里「そうね。このまま何もしないわけにはいかないわね…」

にこ「フン…生徒会ならまだしも、あんたに何ができるっていうのよ?」

穂乃果「アイドルです」

にこ「はぁ?…アイドル?」

穂乃果「スクールアイドルですよ。にこ先輩が教えてくれたじゃないですか」

『そ、学校で結成されたアイドル。聞いたことないの?』

にこ「あんたがスクールアイドルねえ…」モグモグ

希「まあ…可能性は未知数ってところやな」スッ

にこ「希の占いなんていつもそんな感じじゃない。…いいわ。私に任せなさい」

穂乃果「え?」

にこ「協力してあげるって言ってんの。どうせ何も知らない素人なんでしょ?」

『あの人たちって、芸能人とかなんですか?』

穂乃果「うぐっ…ま、まあそうなんですけど…」
9: 名無しで叶える物語 2017/05/06(土) 00:34:48.22 ID:sUpuMStE.net
にこ「あんた一人じゃ何もできっこないわよ。特別に私のアイドル研究部に入れてあげる」

穂乃果「別に一人ってわけじゃ…アイドルけんきゅーぶ?」

にこ「そ。…この私が音ノ木坂のスクールアイドルのパイオニアなんだからね!」ドヤァ

穂乃果「よくわかんないけど…ありがとうございます!」ギュ

絵里「…あなたが成功した姿を見たことがないけど」

にこ「うっさい。必要な戦力が整えば、まだやれるわよ」

穂乃果「よーし!みんなで頑張りましょう!」ギュ

希「そやね」

絵里「ちょ、ちょっと…私はあなたたちに協力するなんて言ってないわよ?」

穂乃果「絶対に廃校を阻止しましょう!」

のぞにこ「おー!」

希(にこっちとエリちも穂乃果ちゃんと仲良くなれそう…かな?)

キーンコーンカーン…

穂乃果「コロッケ…ですか?」

希「うん」

穂乃果「それなら、私がよく行く商店街のお肉屋さんがオススメです♪」

希「なるほど。お肉屋さんのコロッケかぁ…」

【東條家】

希(な、なんとかギリギリ買えた…まさか最後の一個なんて。人気あるんやなぁ…)

希(大きくてボリューム満点…スーパーのお惣菜よりさらに1ランク上って感じがするね)

希「いただきます…」パク

希「…!」

『ごめんね。今日はこの一個で最後なんですよ…揚げたてじゃないけどいいですか?』
『はい。買えるんやったら…』

希(冷えてはいない、まだほのかに温かいコロッケ…試しに温め直さずそのまま食べたけど、充分おいしい!)

希(衣はサクっと、厚すぎず…粗くつぶしたホクホクのじゃがいもがギッシリ。ひき肉は少量でも、ちゃんとお肉の存在感が際立ってる。お肉に対してベストの火加減を熟知した肉屋さんならではのコロッケや)

希「このコロッケなら、あるいは廃校の運命も変えられる──!?」

希(…って、そんなわけないけど)モグモグ
10: 名無しで叶える物語 2017/05/06(土) 00:37:20.90 ID:sUpuMStE.net
【翌朝・神田明神】

希「きみたち」

穂乃果「副会長さん!?…どうでした?コロッケ」

ことり「コロッケ?」キョトン

希「買えたよ。めっちゃ美味しかった!」

穂乃果「でっしょー!私も何度か作ってみたけど、あのコロッケにはかなわないなーって思いますよ」

希「ウチもちょっと無理かなぁ…何だろうね、素材と技術以外の何かが違うって気がするよ」

穂乃果「ところで、そのかっこう…巫女さん?」

希「ああ、ウチ時々ここでお手伝いさせてもらってるん」

【音ノ木坂・生徒会室】

にこ「…なんだ、あんた一人か」

絵里「希に用事?」

にこ「別に大した用じゃないけどね」

絵里「そう…」

にこ「…んで、そっちはどうなってんのよ?」

絵里「何の話?」

にこ「廃校を阻止するとか言ってたじゃない。何か考えがあるんじゃないの?」

絵里「いえ…今のところ何も」

にこ「はぁ?…あ、わかった。希が何か企んでるんでしょ?」

絵里「どうかしらね…希は、あなたたちに協力するつもりみたいだけど」

にこ「ふーん…まあいいわ。お昼、今日も一緒に食べるでしょ?」

絵里「…高坂さんと?」

にこ「そうそう。希と、穂むらと、そのオマケ」

絵里「おまけ?」
11: 名無しで叶える物語 2017/05/06(土) 00:39:17.63 ID:sUpuMStE.net
【屋上】

穂乃果「待って!」ギュ

真姫「…もう!何なんですか。やらないって言ってるでしょ!」

穂乃果「そうじゃなくて…お昼、一緒に食べない?」

真姫「なんで私が…名前も知らない先輩とお昼を食べる理由がないんですけど」

穂乃果「私、高坂穂乃果!」

ことり「南ことり♪」

海未「あ…そ、園田海未です」

真姫「…西木野真姫」

キーンコーンカーン…

【昼・中庭】

穂乃果「いてて…早速筋肉痛かも…」

にこ「だらしないわねー。まだ始めたばっかりで、そんな調子で大丈夫なの?」

海未「他人事のように言ってますけど、矢澤先輩も今日の放課後から参加してもらいますからね」

にこ「…マジ?」ヒヤアセ

ことり「でも、にこ先輩のおかげで部室もあるし…」

海未「ずいぶん手狭ですけどね…あの部室では、歌以外の練習は無理ですね」

穂乃果「しばらくは明神さまのお世話になるしかないかなぁ…」

真姫「ミョージンサマ?」

希「そ。江戸総鎮守、神田明神」

真姫「…先輩たち、全員スクールアイドルやるんですか?」

絵里「いえ、私と希は違うけど…」

希「うん。ウチらは見てるだけ」

にこ「何か企んでるんでしょ?…何もないなら私たちに協力しなさいよ」

穂乃果「七人いれば、きっと廃校を阻止できるよね!」

真姫「…いや、私はやらないわよ」

希「お。今日は穂乃果ちゃんもお弁当やね」

穂乃果「はい!…あ、あの。副会長さん」

希「美味しそう♪…ん、何?」
12: 名無しで叶える物語 2017/05/06(土) 00:41:16.30 ID:sUpuMStE.net
穂乃果「このコロッケ、私が作ったんですけど…よかったら一つ、どうですか?」

希「え。…ウチが食べちゃっていいの?」

にこ「へー。穂むら、あんたも料理できるのね」

穂乃果「穂乃果ですってば!…まあ、私が作ったのはコロッケだけですけど」

にこ「何だったら私も味見してあげてもいいわよ」ドヤァ

穂乃果「副会長さんに食べてもらいたいなーって…お肉屋さんのコロッケには負けるけど」

にこ(スルーされた…)

希「そっか。じゃあ遠慮なく…いただきます♪」サク←箸で割った

真姫(手作りのコロッケか…)ジーッ

絵里(おいしそうね)ジーッ

ことり(いいなあ…)ジーッ

穂乃果「ど、どうですか…?」

希「おいしい!」

穂乃果「ホントですか!?…よかったぁ♪」

にこ「半分いただき…あっ」ガチ

希「エリちも食べてみてよ♪」

絵里「…もらっていいの?」

穂乃果「は、はい。どうぞ」

絵里「ありがとう」サク

にこ「ちょっと!私の分はー!?」

絵里「…はい、西木野さん」

真姫「どうも。…いいですか?」

穂乃果「うん♪」

えりまき「…」モグモグ

真姫「…おいしい」

絵里「お肉が…ひき肉じゃないのね」

穂乃果「はい。こま切れの牛肉を使いました♪」

希「お肉にしっかり味がついてるね。…これ、もしかして」

にこ「私にも食べさせなさいよー!」
13: 名無しで叶える物語 2017/05/06(土) 00:43:22.45 ID:sUpuMStE.net
穂乃果「エヘヘ。…実は、ゆうべの肉じゃがです」

真姫「肉じゃがをそのままコロッケにしたんですか?」

穂乃果「完全にそのままってわけじゃないけど…じゃがいもはいたみやすいから、お肉のとこだけ使ったの」

絵里「ハラショー」

希「これは…お肉屋さんのコロッケにも負けてないかも」

穂乃果「そ、そうですか?…本当はコロッケパンがいいかなって思ったけど、しばらくパン禁止って海未ちゃんが…」

海未「当然です!…ただでさえ油と糖質の塊のようなコロッケに、パンまで追加なんて言語道断です!」

ことり「私もチーズケーキ禁止だし…」クスン

希「穂乃果ちゃん!」ギュ

穂乃果「はい!?」

希「ウチのお嫁さんになって!」

ことほのうみ「えぇ!?」

キーンコーンカーン…

ミカ「クラスのみんなも応援しようって言ってるよ♪」

穂乃果「今日から私たちはμ'sだ♪」

【一年教室前・廊下】

花陽「頑張ってください…アイドル…」

穂乃果「うんっ。頑張る♪…あ、そうだ」

りんぱな「?」

穂乃果「二人とも、よかったら明日──」

【夕方】

希「…売り切れやって」シクシク

真姫「バチが当たったんじゃないですか。巫女さんのかっこうで、あんなことするから…」

『まだ発展途上といったところやな』

希「西木野さんにも食べてもらいたかったんやけど…」

真姫「コロッケくらい自分で作ればいいじゃない」

希「簡単に言ってくれるけど…西木野さんは作れるん?」

真姫「いや、私は料理なんてしないし」

希「あ、そうなん…」
15: 名無しで叶える物語 2017/05/06(土) 00:53:41.00 ID:sUpuMStE.net
【翌日・中庭】

にこ「アイタタ…完全に筋肉痛だわ」

ヒデコ「そっち、もっと詰めて」

フミコ「ほら、もっとこっちおいでよ♪」

花陽「は、はい」

にこ「つーか、バカじゃないの?…屋上とかあるのに、なんでわざわざ一箇所に集まるのよ」

穂乃果「廃校を阻止するために集まった仲間だからです!」

にこ「…あっそ」

真姫「私は別に興味ないけど」

凛「凛は楽しければ何でもいいにゃ♪」

ミカ「十二人でお昼なんて…」

ことり「中学の給食以来っていうか…」

希「遠足みたいやな♪」

にこ「穂乃果。これを見なさい!」

穂乃果「そ、それは…まさか!?」

にこ「手作りのクリームコロッケよ!」ドヤァ

のぞほのりんヒフミ「おぉー!?」

穂乃果「にこ先輩が作ったんですか?」

にこ「そーよ。これが欲しければ…あんたの手作りコロッケと交換よ!」

穂乃果「いや、今日はコロッケないです」

にこ「…あ、そう」ガクッ

希「でも今日のお弁当も美味しそうやね。穂乃果ちゃんはどれを作ったん?」

穂乃果「いやぁ、それが…昨日から一日二回もきつい練習するようになったじゃないですか」

海未「当たり前です。ライブまで日数も少ないのですから…まだ足りないくらいです」

穂乃果「…それで、疲れててお料理どころじゃなくて。だから今日は何も作ってないです」トホホ

希「な、なるほどなぁ…」

穂乃果「こんなんじゃ…無理ですよね」

絵里「…今頃わかったの?」

にこ「どーいう意味よ!?」

穂乃果「そ、そうじゃなくて。…もちろん廃校を阻止するまではμ'sは全力で頑張りますよ」
16: 名無しで叶える物語 2017/05/06(土) 00:56:14.51 ID:sUpuMStE.net
凛「じゃあ、何が無理なんですかー?」

穂乃果「だ、だから…お嫁さんって」

のぞえりにこまき「えっ」

穂乃果「な、何でもないです///」

希「…穂乃果ちゃん」

穂乃果「え、えーと…にこ先輩。私が作ったのじゃなくてもいいですか?」

にこ「しょうがないわねー。せっかく作ってきたし、今日だけ特別よ」

穂乃果「やった♪…これなんてオススメなんですけど。全部いっちゃってください!」

にこ「いや、さすがに全部は取らないわよ…はい、クリームコロッケ」

ことり「穂乃果ちゃん…それ、青椒肉絲」

穂乃果「ぎくっ」

海未「わかりやすいですね…」クス

まきりんぱな「?」

絵里「どういうこと?」

フミコ「穂乃果ちゃん、ピーマンが苦手だから…」

希「へー」

にこ「あんたねぇ…」

穂乃果「い、いや別に、嫌いだからってわけじゃないよ。ピーマン以外の部分は美味しいし…」

にこ「あ、そう。じゃあ穂乃果のオススメのお肉とたけのこだけ貰おうかしら♪」

穂乃果「ちょっとー!?にこせんぱーい!><」

えりまき「ふふっ」
のぞりん「あははっ」

絵里「…そ、それ…全部一人で食べるの?」

花陽「え?」

にこ「何かと思ったら、おにぎり…何の冗談よ。そのサイズ…」

穂乃果「ホントだ!?すごーい!こんな大きいおむすび初めて見たよ…」

希「えーと…体を張ったドッキリとか?」

真姫「イミワカンナイ」

花陽「い、いえ。私、ごはんが好きなんです…だから」

凛「かよちんはいつもこれくらい食べてるんだよねー」

希(お弁当も人それぞれやなぁ…)モグモグ
17: 名無しで叶える物語 2017/05/06(土) 00:59:18.17 ID:sUpuMStE.net
穂乃果「にこ先輩のクリームコロッケ、すっごく美味しかった♪」

にこ「フフン。感謝しなさいよ。今度あんたの手作りコロッケも持ってきたら私に一番に食べさせてよね!」

穂乃果「アハハ…いつになるかわからないですけど…」

にこ「何だったら、穂乃果ん家にコロッケ食べに行くわよ」

穂乃果「そこまで!?」

【四月三十日・高坂家】

穂乃果「ふふんふんふんふんふんふふふふん♪」パタパタ

希「穂乃果ちゃん。何か手伝」
穂乃果「もー!いいから、おとなしく向こうで待っててください」

希「はーい…」

雪穂「アハハ…なんかすみません」

希「ううん。ウチがお願いしたようなものやし…」

雪穂「はあ。そうなんですか?」

『ウチのお嫁さんになって!』
『こんなんじゃ…無理ですよね』

希(…穂乃果ちゃんがお料理に燃えるようなったんは、ウチに美味しいコロッケを食べさせたいからやって///)

『お料理上手なんですね!えっと…やざわ、先輩?』
『クリームコロッケよ!』ドヤァ
『教えてくれませんか!?』
『…あとは、ポテトコロッケができるなら簡単でしょ』

『そ、そうなん?』
『そーよ。…明日はライブの前日だから練習は休みにするわ。…あとは、あんた次第ってとこね』
『えーと…じゃあ、一日だけ穂乃果ちゃんを借りてもいい?』
『だから、穂乃果に直接言いなさいっての』クス

ジュワー パチパチ

穂乃果「ふー。…よし、できた♪」

希「…そろそろかな?」ソワソワ

穂乃果「お待たせしました!できましたよ♪」

希「待ってました…おなかすいた」グー

穂乃果「ふふふ。たくさんありますから、どんどん食べてください♪」

雪穂「私も食べていいでしょ?」

穂乃果「いいよ。…私はもう味見しちゃったから」シクシク

『穂乃果は、コロッケは一日一個までにしてください!』
『一個!?…じゃあ、クリームコロッケは?』
『ポテトでもクリームでも、全部あわせて一個までです!』
『そんなぁ!?』ガーン
18: 名無しで叶える物語 2017/05/06(土) 01:01:46.86 ID:sUpuMStE.net
きぃのぞゆき「いただきます♪」

サクッ

希(にこっち直伝のクリームコロッケに、お母さんに教わったらしい和風の味付けの肉じゃがコロッケ)

雪穂「…」ハフハフ

ほの母「…」モグモグ

希「すっごく美味しい!」

雪穂「確かに美味しい…」

ほの母「だいぶ上達したわね」

穂乃果「えへへ。…お嫁さんになれる?」

希「…穂乃果ちゃん///」

穂乃果「ま、まあ…まずは廃校を阻止しなくちゃね」

希「そ、そやね…」

穂乃果「私、頑張りますから…応援してくれますか?」

希「うん。…何もできなくて申し訳ないけど」

穂乃果「そんなことないですよ。…副会長さんが居てくれるから、頑張れるんです。お料理だってそうでしょ?」

希「そ、そうなん?」

ほの母「穂乃果がコロッケ作るって言い出したのも…」

雪穂「東條先輩と知り合った頃だよね」

希(でも…やっぱり、ウチも穂乃果ちゃんに何かしてあげたいなぁ)

【穂乃果の部屋】

希「ふー。ごめんね穂乃果ちゃん…ちょっと、ひと休み…」

穂乃果「ずっと居てくれてもいいですよ♪」

希「できればウチもそうしたいところだけどね♪」

穂乃果「副会長さん…えへへ///」

希「あ、あの…穂乃果ちゃん」

穂乃果「はい?」
19: 名無しで叶える物語 2017/05/06(土) 01:03:38.42 ID:sUpuMStE.net
希「ウチのことも名前で呼んでくれないかな?」

穂乃果「あ…そうですね。じゃあ…希、先輩?」

希「もうひと声!」

穂乃果「えぇ!?…じゃあ、希ちゃん?」

希「よろしい」ナデナデ

穂乃果「いいのかなぁ…先輩なのに」

希「二人きりのときはそう呼んでよ。敬語も無しで」

穂乃果「はーい。…エヘヘ。希ちゃん♪」ギュ

希「穂乃果ちゃん?」

穂乃果「こうやって…希ちゃんと一緒に居られて嬉しいけど。でも、ちょっとだけ不安もあるんだ…こんなことしてていいのかなって」

希「…明日のこと?」

穂乃果「うん…練習はしてきたけど、お料理と違って…これで合格って、みんなが思ってくれるかどうかわからないし」

『そんなことで本当に生徒が集まると思いますか?』
『やってみたけどやっぱりダメでした…となったら、みんなどう思うかしら』

希「大丈夫や。穂乃果ちゃんは頑張ってるよ。ウチ、いつも見てるし」ナデナデ

穂乃果「希ちゃん…///」

希「…まあ、やるだけやったら…最後は神頼みかな?」

穂乃果「神頼み?」

【夜・神田明神】

にこ「…んで、どうだったのよ」ツンツン

穂乃果「バッチリです♪」

にこ「そ」

ことうみ「?」

にこ「さて…じゃあ、神頼みでもしときますか」

穂乃果「そんな言い方したらダメだよ。ご利益がなくなっちゃう」

にこ「はいはい」

パン パン

穂乃果「ライブが成功しますように…いや、大成功しますように!」

海未(緊張しませんように…)

にこ(私が一番目立って、一番人気が出るように)

ことり(穂乃果ちゃんのコロッケ、私も食べたいなぁ…)
21: 名無しで叶える物語 2017/05/06(土) 01:10:42.57 ID:sUpuMStE.net
【五月一日】

絵里「高坂さん」

穂乃果「生徒会長さん…と、真姫ちゃん」

真姫「…どうも」

絵里「体調は万全?」

穂乃果「はい。見ての通り元気です!」

絵里「そう…」

真姫「しっかりやってよ。先輩」

穂乃果「う、うん。二人とも見に来てね?」

絵里「ええ。もちろんそのつもりだけど…」

真姫「気が向いたら行きます」

穂乃果「えー!?真姫ちゃーん!」

絵里「…ふふっ」
希「ふふふ」

にこ「穂乃果!サボってないで、あんたも手伝いなさい!」

穂乃果「はーい!」

【講堂】

凛「穂乃果せんぱーい!」フリフリ

えりまきぱな「…」

海未「…何でしょう、この安心感」

ことり「あ…わかった。いつもお昼一緒に食べてる人しか居ないんだ」

穂乃果「…あ、アハハ…」

にこ「ったく、他の奴らはどうしたのよ…」

海未「もう時間ですし…始めましょうか」

希(…頑張って。穂乃果ちゃん)

穂乃果(希ちゃんが見ててくれるから…大丈夫!)

穂乃果「1」
にこ「2」
ことり「3」
海未「4」

\アイセー♪/
22: 名無しで叶える物語 2017/05/06(土) 01:11:12.09 ID:sUpuMStE.net
穂乃果「はぁ、終わった…いろんな意味で」シクシク

希「まあ、まあ…まだ始まったばかりやろ?」

穂乃果「…そうだね」

希「ウチと穂乃果ちゃんも♪」ギュ

穂乃果「希ちゃん…うん///」

【五月六日】

穂乃果「はぁ…連休も明日で終わりかぁ。…全然お休みって感じがしなかったけど」

希「お疲れさま。穂乃果ちゃん」ナデナデ

穂乃果(私が始めるって言い出したことだし…廃校を阻止するまでは、学校が休みの日も毎日練習)

穂乃果「あーあ。希ちゃんと一緒に茨城とか、静岡とか、北海道とか行きたかったなー」

希「それって…全部コロッケが有名なところ?」

穂乃果「そうそう。日本全国…いや、世界中の名物コロッケを食べ尽くしたいよね!」

希「言うほどコロッケって世界中にあるんかなぁ?」

穂乃果「無ければ無くてもいいの。そしたら私が作ってあげるから♪」

希「そやね。穂乃果ちゃんが作ってくれるコロッケが一番好き♪」

穂乃果「…コロッケだけ?」ギュ

希「ううん。…穂乃果ちゃんが好き///」

穂乃果「えへへ。私も希ちゃんが一番、だーい好きっ♪」

希(μ's…ウチの占いのとおりなら、これから人数が増えていくんやろな)

希(その中にウチが居るかもしれないし、居ないかもしれない…ううん。ホンマは誰よりもウチが穂乃果ちゃんのそばに居たいから)

【七月】

希「九人や。ウチも入れて」

穂乃果(どっちがポテトか、クリームか…)

希(一緒に揚げたコロッケみたいに…中身は違って、衣装はお揃い♪)

穂乃果「…希ちゃんが」

希「穂乃果ちゃんが」

\ダイスキ♪/



おわり
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『希「五月六日は」穂乃果「コロッケの日?」』へのコメント

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