穂乃果「絵里ちゃん・・・海未ちゃんにまたがって」

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穂乃果-アイキャッチ1
1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/27(火) 23:19:24.80 ID:GRGkmO050.net
穂乃果「何してるの・・・?」

絵里「見て分からない?穂乃果」ドガッドガッ

海未「ぐ・・・うぅ・・・」グィ・・・グィ・・・

絵里「ぶっ飛ばしてるのよ」ボコッ

海未「が・・・あ・・・」ビクンッ

絵里「このキレイな顔を・・・ね!!」ドゴォッ

海未「えぶっ!!」

穂乃果「止めて絵里ちゃん!!」

絵里「糞女が!!」

海未「・・・こ、殺す・・・殺してやる・・・」ハァハァ

穂乃果「ヒッ・・・!」

元スレ: 穂乃果「絵里ちゃん・・・海未ちゃんにまたがって」

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5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/27(火) 23:24:16.02 ID:GRGkmO050.net
絵里は海未を執拗に殴り続けていた

穂乃果がそれを目撃したのはたった今

その時点で両者の顔には生傷が多数見受けられた

長い間二人はお互いを傷付けあっていたと推測される

「止めてよ!二人とも」

穂乃果は叫んだ

それは無意識の行動だった

再び海未の顔面に絵里の拳がめり込んだ
7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/27(火) 23:29:13.94 ID:GRGkmO050.net
絵里は拳を振り上げる

ややねはついた液体が付着しているのを穂乃果は見た

(海未ちゃんの唾液だ)

穂乃果はそう解釈した

その光景は以前見たことのあるテレビの総合格闘技の試合よりリアルに感じられた

「殺す・・・殺す・・・」

海未はただ呟いていた

その表情は穂乃果の位置からは伺えなかったが声には確かに殺気が込もっていた
9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/27(火) 23:35:22.72 ID:GRGkmO050.net
海未は反撃に出た

絵里が拳を振り上げ体勢を崩した一瞬の隙を狙ったのだ

馬乗りにされている状態からただがむしゃらに腕を振り回す

(まるで子供)

穂乃果も絵里もそんなことを漠然と思っていた

その時絵里の顔がのけぞる

海未の腕にはいつの間にか赤い何かが付着していた

おそらく絵里の皮膚か肉片だろう

園田海未の伝家の宝刀「引っ掻き」である
10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/27(火) 23:40:19.25 ID:GRGkmO050.net
絵里は怯んだ

すかさず海未は絵里の体を蹴り上げる

二人は馬乗りの関係を終え絵里は5メートル程吹き飛ばされた

海未はゆらりと立ち上がる

そこで穂乃果は初めて海未の顔を見た

「ば、化け物・・・」

度重なる打撃による腫れと怒りによる歪んだ表情はまさに人外のそれであった
13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/27(火) 23:47:55.56 ID:GRGkmO050.net
海未はふらつきながらも絵里の元へと近づいた

そして仰向けになって横たわっている絵里の胸ぐらを掴み上げた

自分の目の前に絵里を引き寄せその勢いで顔面に一撃

「ぅえぐ・・・!!」

たまらず絵里はうめく

カウンターの要領で繰り出された一撃によって絵里の鼻の骨は折れた

続けて海未は絵里の顔面を殴り続ける

何度も何度も何度も何度も

穂乃果は目をそらした

いつの間にか凛が隣にいた

「やりやがるぜ」

凛は海未のワンダフルラッシュを冷静に分析した

テリーマン

場酔いであった
16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/27(火) 23:53:01.96 ID:GRGkmO050.net
繰り返し殴打を繰り出す海未

いつしか絵里の体はカエルのように痙攣していた

「そういえば、蛙の肉は鶏肉と似たような食感らしいんよ」

希だった

穂乃果はそれを無視した

凛は希を殴った

希は微動だにしなかった

凛は己の未熟さを感じジム通いを決意した
17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/27(火) 23:57:12.10 ID:GRGkmO050.net
絵里の表情は分からない

見えないのではない

海未の拳に重なって見えないのだ

対照的に海未は笑顔であった

(あんな海未ちゃんの顔、知らなかったな)

穂乃果は思った

それは彼女が初めて見る海未の本当の笑顔のように思えた

絵里の金色の髪は既に所々赤黒く染まっており海未もそれは同じだった
18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/28(水) 00:01:37.05 ID:qMi7t0ph0.net
海未は攻撃を止めた

「飽きちまったんだろうな・・・動かない肉塊に拳を振るう価値はねぇ」

凛はそう分析した

絵里がふらふらと手を動かす

「ほう・・・絵里ちめ、あれほどの猛攻を受けてまだ意識があるんか」

希は感心した

穂乃果は無視した

凛は希に飛び蹴りを浴びせた

真夏のせいだった
21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/28(水) 00:05:51.67 ID:qMi7t0ph0.net
そのまま絵里は海未の顔にそっと手を当てた

おそらくはパンチのつもりだろう

もちろん海未にダメージはない

海未はそれを見て満足げに微笑んだ

全身を使って絵里にタックルをかます

絵里は14.36メートル程吹き飛び壁に叩き付けられた

その体が激しく痙攣する

絵里はゆるやかに倒れこんだ
22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/28(水) 00:11:30.32 ID:qMi7t0ph0.net
穂乃果は顔を歪めた

絵里が嘔吐したからだ

周囲は悪臭に包まれた

「・・・そういえば、最近この近くでもんじゃ焼きの美味しい店が」

穂乃果は希を蹴りで浮かせた

すかさず凛のエリアルコンボが炸裂

まさにマーメイドフェスタvol.2

希は幻だった

海未はゆらりと絵里の方へ向かった
25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/28(水) 00:16:34.29 ID:qMi7t0ph0.net
絵里は動かない

海未の足元には絵里の顔

そのまま足を振り上げる

(エリチカ、サッカーボールになるの巻)

穂乃果は忍たまが既に始まっていることに気付き見逃した事実を後悔した

突然絵里が動き出す

誰もが予測できなかった行動

それは思ったよりずっと機敏で海未には想定外のことだった

だから簡単に振り上げていない方の足を掴まれるしそれに引っ張られて海未は倒された
26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/28(水) 00:22:07.30 ID:qMi7t0ph0.net
絵里は笑顔を浮かべた

「思い通りになるって嬉しいことなのよ」

にこだった

しかし希だった

穂乃果は目頭を軽く押さえた

やはりにこだった

(疲れているんだな)

穂乃果は明日の生徒会の業務をサボることを静かに決意した

それは頑張った自分へのご褒美であったので何も問題はない

どうせ仕事はことりがおやつにするのでハピーホリデイなのだった
27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/28(水) 00:27:50.59 ID:qMi7t0ph0.net
絵里は海未の髪を乱暴に掴んだ

海未はたまらずうめく

髪は女の命

今の海未は心臓をわし掴みにされるような苦痛を受けていた

勢いあまって絵里の腕がすっぽ抜ける

海未の数千本の髪の毛も同じようにすっぽ抜け海未の頭には十円ハゲができてしまった

つまり髪の毛数千本の価値は十円

メロスは激怒した

二人はそのままイモムシのようにモゾモゾとうごめいていたが先に立ち上がったのは海未だった
30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/28(水) 00:34:34.24 ID:qMi7t0ph0.net
海未は絵里がしたのと同じように彼女の髪を掴んだ

髪は全て抜けた

その場にいる全ての人間が呆気に取られた

しかし絵里は素早く海未にタックルをかます

海未は何もできずに吹き飛んだ

よろよろと立ち上がった絵里の登頂部には立派な馬鹿の尻尾

絵里は事前にカツラを被っていたのだ

これぞうつせみの術

絵里は海未に再び馬乗りになる

そのまま髪を乱暴に掴み海未の頭を引き上げる

その力を利用して顔面に一発

絵里は光悦の表情を浮かべていた
32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/28(水) 00:42:16.04 ID:qMi7t0ph0.net
絵里は海未を殴り続ける

その光景が冒頭の場面と作画使い回しのように思えたので穂乃果は自分がファミコンの世界の住民なのでかないかと邪推してしまう

「カヒュー・・・カヒュー・・・」

海未の呼吸は弱々しかった

「このままじゃ、死んじまうかもな」

凛が言った

戦いの中で死ねる

戦士ならそれで本望なのだろう

「でも、穂乃果たちはアイドルなんだ・・・」

「アイドルだって戦ってるわ。差別しないで」

にこの発言に穂乃果は感心し納得した

海未という戦士はここで死んでしまうのかもしれない

しかしそれはもはや誰にも止められないのだと悟った

海未はその死中の中でラブレスワールドの歌詞を閃いたそうだ
33: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/28(水) 00:46:12.79 ID:qMi7t0ph0.net
海未は賭けに出た

自分に残るありったけの力で絵里を押し退けた

そのまま突進

二人はそのまま窓を突き破り落下した

穂乃果はただそれを呆然と眺める

ふと窓の外を見る

ことりだ

どうやら散歩をしていたらしい

しかしそれはあまり関係なかった
35: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/28(水) 00:51:39.21 ID:qMi7t0ph0.net
海未と絵里は落ちていた

落下先には花陽がいた

花陽はパリィを閃いた

二人は地面に激突しそこには半径10メートル程のクレーターが出来ていた

クレーターの中心で何かがモゾリと動く

それを穂乃果たちは見た

絵里だった

絵里はスカートのポケットの中をまさぐる

その手は嫌な方向に曲がっているように見えた

絵里がポケットから取り出したのはノコギリだった
38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/28(水) 00:57:00.86 ID:qMi7t0ph0.net
穂乃果は激怒した

武器の使用

それはこのレギュレーションマッチにおいて禁じられている行為だったからだ

絵里は笑顔を浮かべ海未の腕を取る

海未はされるがままになっていた

体は時おり小さく痙攣するだけでそこに戦士としての闘志はない

あれは既にただの乙女だった

絵里は海未の腕を左腕で固定し右腕に握ったノコギリを静かにそれに当てた

絵里は右腕に力を込めた
39: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/28(水) 01:05:06.83 ID:qMi7t0ph0.net
その時何かが絵里の狂喜を止めた

その右腕を止めたのは逞しい誰かの手

希だった

二人は見つめ合っていた

静かに時間だけが過ぎていった

絵里の口元がかすかに動く

醜く変容した彼女の顔のかすかな変化など分かりそうもなかったが希には理解できた

「負けないこと」

希は静かに言葉をかけた

それはかすかに焼肉のタレの香りがした
41: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/28(水) 01:14:11.45 ID:qMi7t0ph0.net
「投げ出さないこと」

絵里はまともに動かない歪んだ唇で言った

言葉にならないかすれた風の囁きのようであったが希には確かにそれがそう言っていると理解できた

二人の信頼関係がそうさせたのであった

「逃げ出さないこと」

焼肉の香りが風に乗る

穂乃果はそれに春の訪れを感じた

「もう夏だにゃー」

穂乃果の隣で凛が言う

「・・・うん」

穂乃果はそれとなく声を出したつもりだったがその音は震えていた

にこは静かにハンカチを彼女に差し出す

そうして気づいた

穂乃果の頬には涙がつたっていた
42: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/28(水) 01:17:07.53 ID:qMi7t0ph0.net
「信じ抜くこと」

「だめにっなーりそぉーなーとーき」

「それがぁいちばんだいじぃー」

大事MANブラザーズオーケストラ

長い間μ'sを支え続けてくれたいたメロディーである

絵里は泣いていた

希は焼肉のタレを飲んでいた

全てが、解決したのだった
43: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/28(水) 01:22:56.37 ID:qMi7t0ph0.net
終わりなのであった
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