希「五月」花陽「十三日」海未「は」穂乃果「愛犬の日♪」

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穂乃果-アイキャッチ31
1: 名無しで叶える物語 2017/05/13(土) 00:03:25.38 ID:1w7RiMrw.net
希(ウチの占いはよく当たるって評判なん。広くはないけど田んぼで花陽ちゃんがお米を作って…子供はいないけど、可愛いわんこと一緒に暮らしてるよ)

穂乃果「わんわんわん!」

花陽「穂乃果ちゃん。どうしたの?…おなか空いた?」

穂乃果「くーん…」スリスリ

花陽「よしよし…どこも悪くないみたいだけど」ナデナデ

希「ただいまー」

花陽「おかえり。希ちゃん…」

穂乃果「わんわんっ><」

希「どうかしたん?」

花陽「穂乃果ちゃんが…ごはんも食べないで、さっきから吠えてるの」

希「んー?ウチら以外誰もいないのに、何に向かって吠えてるんやろ?」

花陽「さあ…カラスとかも近くにいないみたいだし」

希「まあいいや。パン買ってきたよ。これなら食べるんやない?」

花陽「そうだね。穂乃果ちゃん、パン好きだし…はい、穂乃果ちゃん」

穂乃果「わふっ♪」パク

希「アハハ。やっぱりごはんよりパンが好きなんかな?」ナデナデ

穂乃果(今日もパンがうまいっ♪)ハグハグ

花陽「私は、ごはんのほうが好きだけど…」

希「そやね。花陽ちゃんのお米は美味しいし、ごはんだけは毎日食べられるし♪」

穂乃果「(って、そうじゃなくて!)わんわんわん!」

花陽「あれっ、また吠え始めた…どうしたの?穂乃果ちゃん」

希「何もいないところに向かって吠える…まさか!?」

花陽「な、なに?」

希「ウチらには見えない何かが…そこに“いる”んやない?」

花陽「や、やめてよぉ…」

穂乃果「(ちがうよー!気づいてよー)わんわんっ><」

元スレ: 希「五月」花陽「十三日」海未「は」穂乃果「愛犬の日♪」

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2: 名無しで叶える物語 2017/05/13(土) 00:05:34.33 ID:1w7RiMrw.net
穂乃果(あ…そうだ。地面を掘ってみせれば…)ザカザカ

穂乃果「(ここ掘れ)わんわん!」

花陽「…おトイレ?」

希「早すぎない?…まあ、ウチらは向こう行ってようか」

花陽「そうだね…じっと見られてたら恥ずかしいよね」

穂乃果(ちがうよー!全然伝わらない…)シクシク

穂乃果(はぁ…どうすれば希ちゃんと花陽ちゃんに言いたいことをうまく伝えられるのかな)クスン

穂乃果(人間みたいに喋れたらいいのにな。希ちゃんと花陽ちゃんに、大好きって言いたいよ)

「うふふ。お困りのようね?」

穂乃果(えっ…誰!?)

「私は優木あんじゅ…人魚姫の声を奪った魔女よ」

穂乃果「(うわぁ、怪しい人だ…)わんわんわん!」

あんじゅ「しーっ。静かにしないと、あなたも声が出なくしちゃうわよ?」

穂乃果「うーっ…」グルル

あんじゅ「もう。私はあなたを助けに来てあげたのよ。ご主人様とお話できるようになりたくないの?」

穂乃果(…お話?)ピク

あんじゅ「声を奪うことができるんだから、その逆だってできるわ。あなたが人間の言葉を喋るようにするくらい簡単よ♪」

穂乃果「(怪しい…)わんわん!」

あんじゅ「もちろんタダ…とは言わないけど。代償として、あなたは一生パンを食べられなくなるわ」

穂乃果(じゃあいらないよ。帰って)プイッ

あんじゅ「あらら、ダメ?…パンを一生食べないだけで、自由にお喋りできるのよ?悪い条件じゃないと思うけど」

穂乃果「…」ツーン

あんじゅ「しょうがないわね…まあいいわ。…ほら、これ」カラン

穂乃果(…スコップ?)

あんじゅ「後悔しても知らないわよ。…じゃあね」

穂乃果(魔女とかいう怪しい人はスコップを置いて、煙のように消えてしまった)
3: 名無しで叶える物語 2017/05/13(土) 00:07:57.34 ID:1w7RiMrw.net
穂乃果「わんわん!わんわんわん!」

花陽「ど、どうしたの?穂乃果ちゃん…」

希「もうおなか空いたん?」

穂乃果「…」ガシッ

花陽「スコップをくわえてる…それは食べられないよ。穂乃果ちゃん」

穂乃果「くーん…(ちがうよー!気づいて!><)」

希「もしかして…穴を掘りたいんかな?」

穂乃果(そうそう!)パタパタ

花陽「えーと…おトイレ?」

穂乃果(ちがうよー)ガクッ

希「まあ、穂乃果ちゃんはスコップ使えないし…ウチらが掘ってみようか」

穂乃果「(やった!)わんっ♪」カラン

ザッ バサッ

花陽「でも、庭に穴を掘ってどうするの…?」

希「んー?…わんこ用のプールでも作るとか?」

花陽「子供用のビニールプールじゃダメなのぉ?」

希「んー。あとは何やろ…木でも植えてみる?」ビシャ

穂乃果「わんわんっ♪」

花陽「なんか水が出てきた…?」

希「魔女の婆さんの呪いかっ!?」

花陽「じゃなくて…これ、お湯?」

希「もしかしてウチら、温泉を掘り当てたんかな!?」

穂乃果(希ちゃんと花陽ちゃんは副業として温泉宿を始めて、前よりちょっとお金持ちになった!)

にこ「ぐぬぬぬぬ…なんであいつらだけ…」

希「にこっち。温泉に入りに来たん?」

にこ「つーか、どうやって温泉なんて見つけたのよ?…あんたの怪しい占いで、そんなことまでわかるとは思えないんだけど」

希「まあ、ウチが見つけたっていうより…穂乃果ちゃんやな」

にこ「穂乃果って、あんたん家の犬?」

希「そ。わんこは鼻がきくやろ?たぶん温泉の匂いがわかったんやろね。ここ掘れって吠えて教えてくれたん」

にこ「マジ!?」
4: 名無しで叶える物語 2017/05/13(土) 00:11:24.36 ID:1w7RiMrw.net
【翌日】

希「じゃあ行ってくるよ」

花陽「うん。行ってらっしゃい…気をつけてね」

希「花陽ちゃんもね」

花陽「え…?」

希「ほら、このカード…大アルカナの1番、魔術師の逆位置や。詐欺や窃盗を暗示するカードなん」

花陽「そ、そんなのあるんだ…気をつけるよ」

穂乃果「くーん…(行っちゃうの?)」

希「またパン買ってくるから…いい子でお留守番してて」ナデナデ

穂乃果「わんっ♪(行ってらっしゃい)」

にこ(希は出かけたわね…)ガサ

にこ「花陽!」

花陽「にこちゃん…温泉に入りに来たの?」

にこ「違うわよ。それより、あんたん家の犬。ちょっと私に貸しなさいよ」

花陽「えぇ!?…穂乃果ちゃんを連れてってどうするの?」

にこ「犬って鼻がきくでしょ。ほかにも温泉がないか探すのよ!」

花陽「でも見つかるとは限らないと思うけど…」

にこ「見つかるまで探せばいいのよ。ほら穂乃果、来なさい!」グイ

穂乃果「きゃぅん><(やだよー!)」

花陽「乱暴にしないで。穂乃果ちゃんは私たちの大切な家族なんだから…」

にこ「温泉さえ見つかれば用はないわよ。すぐ返すわ」

花陽(行っちゃった…大丈夫かなぁ?)

穂乃果「あぉーん…(希ちゃん、花陽ちゃん…帰りたいよー)」

にこ「どこに向かって吠えてんのよ。バカ犬!」

穂乃果「くーん…」

にこ「ほら、どこを掘ればいいの?私にも教えなさいよ」

穂乃果「わんわん」

にこ「ここ?」

穂乃果(…知らないよ)プイッ
5: 名無しで叶える物語 2017/05/13(土) 00:14:28.96 ID:1w7RiMrw.net
にこ「ったく…ほら、これ」ガサ

穂乃果「わふっ♪(パンだ♪)」

にこ「食べたければ教えなさい。どこを掘ればいいの?」

穂乃果「わんわん!(ちょうだい♪)」

にこ「ここでいいのね?…よし、掘りなさい!」

穂乃果「わんわん!(早くパンちょうだい><)」

にこ「あー!もう。いいわよ自分で掘るから…パンは温泉が出るまでおあずけ!」

ザッ バサッ

穂乃果「わんわん!(パンはー?><)」

にこ「邪魔よ!手伝わないなら向こう行ってなさい!」

ザクッ ガシャ

にこ「お。…なんか出た!?」

穂乃果「わふっ?」

にこ「割れた空きビン?…なんだ、ただのゴミじゃない!」ポイ

穂乃果(それ、にこちゃんが割ったんじゃないの?)

にこ「ったく、使えないバカ犬ね。飼い主のインチキ占いと同じだわ」

穂乃果「わんわん!(希ちゃんをバカにしないで><)」

にこ「うっさい。これでも食らいなさい!」

ビシッ

希「これは…大アルカナの12番、刑死者の逆位置や。意味は、無意味な犠牲…つまり、犬死に?」

希(まさか、穂乃果ちゃんに何か…)

花陽「希ちゃん?…おかえり。早かったね?」

希「花陽ちゃん。穂乃果ちゃんは!?」

花陽「え?…あ。さっき、にこちゃんが連れて行ったけど…」

ドタバタ

希「穂乃果ちゃん!」
7: 名無しで叶える物語 2017/05/13(土) 00:19:42.36 ID:1w7RiMrw.net
にこ「」チーン

穂乃果「わふっ♪(にこちゃんのデコピンなら五話で一度くらったし。もう私には通用しないよ!)」ドヤァ

花陽「にこちゃんをKOしちゃったのぉ!?」

希「にこっち…穴も掘ってあることやし、ウチらが手厚く葬っておこう」

花陽「そうだね…ううっ。さようなら…にこちゃん」グス

にこ「って、埋めようとしてんじゃないわよ!?私は死んでないっての!」

希「なんや、生きてるやん…しぶといなぁ」

にこ「まったく、人間様を足蹴にするなんて躾がなってないバカ犬ね!」

花陽「でも、にこちゃんをKOしちゃうなんてすごいなぁ…穂乃果ちゃんって強いんだね」

穂乃果「わんわん♪」

希「あれ?…このビン、何やろ…割れてるけど、何かの紙が入ってるやん」

にこ「はぁ?…紙?」

花陽「これって、地図…かなぁ?」

希「もしかして…宝の地図」バッ

にこ「私が見つけたのよ!私ん家の庭に埋まってたんだから、宝も私の物だからね!」

花陽「まだ宝の地図って決まったわけじゃ…」

希「そやね。悪魔の顔?みたいなマークが描いてあるし…むしろ怪物の居場所でも記した地図なんやない?」

にこ「そんなこと言って宝を横取りする気でしょ?私は騙されないわよ!」

穂乃果(さっきはゴミだって言ってたのに…)

にこ「そうと決まれば…穂乃果。あんたも連れてってあげる」

穂乃果「くーん?」

にこ「鼻がきくし、強いでしょ。あんたがいれば宝も探しやすくて、横取りされる心配もないわ」

花陽「ま、また穂乃果ちゃんを連れてっちゃうのぉ?」

希「連れて行くんやったら穂乃果ちゃんを大事にして。ちゃんと毎日ごはん…できればパンをあげてよ」

にこ「わかってるわよ。宝が手に入ればパンなんて一生食べ放題だし」

穂乃果(一生、パン食べ放題!?)キラキラ

にこ「さ、行くわよ穂乃果!」

穂乃果「わんっ♪」

希「変なもの食べたらアカンよ?にこっちが変なことしようとしたら、引きずってでも帰ってくるんや」

花陽「危険なところへ行っちゃダメだよ。車とかに気をつけて、それから…」
8: 名無しで叶える物語 2017/05/13(土) 00:22:20.19 ID:1w7RiMrw.net
穂乃果「わんわん!(行ってきます)」

にこ「さてと…まず、旅には食糧が必要ね」

穂乃果「わんわん♪(パン!?)」パタパタ

【穂むら】

にこ「きびだんごを1kg用意してくれる?」

雪穂「はあ。きびだんご…1kgも!?」

にこ「そーよ。早くして」

雪穂「あのー。本当に全部きびだんごでいいんですか?…ほかにも、いろいろありますけど」

にこ「高いのは要らないわよ。とりあえず量があればいいの」

雪穂「(変わったお客さんだなぁ…)わかりました。少々お待ちください」

【外】

穂乃果「くーん…(パン、まだー?><)」

【再び店内】

雪穂「それでお客さん、お支払いのほうは…」

にこ「これで」スッ

雪穂「…花湯温泉、お食事つき無料宿泊券?」

にこ「そーよ。最近オープンしたばかりの温泉宿!(花陽から分捕ったタダ券よ)」

雪穂「あのー。現金かカードは…」

にこ「ないわ」キッパリ

雪穂「ちょ、ちょっと待ってください。これだけできびだんご1kgっていうのは、さすがに…」

絵里「さすがにこね」

雪穂「えっ」

絵里「ハラショー!見たこともないお菓子がいっぱいあるわ♪」キラキラ

雪穂「は、はあ。何をお探しですか?」

にこ(今のうちに…)ソソクサ

ピシャ

にこ「待たせたわね。行くわよ」

穂乃果「わんっ」

にこ「食糧は調達できたし…とりあえず一旦、希のとこに戻りましょ」

穂乃果「わんわん♪(ねえねえ、パンは?)」
9: 名無しで叶える物語 2017/05/13(土) 00:25:08.54 ID:1w7RiMrw.net
【花湯温泉(東條家の庭)】

にこ「ん?…あれは」

凛「んーっ。気持ちいいにゃー♪」

にこ「猫が温泉に入ってる…?」

凛「猫じゃないよ。凛はおサルさんにゃ」

にこ「はぁ?…サルがにゃーにゃー言うわけないでしょ!」

穂乃果「わんわん♪(ねこーねこー)」

にこ「まあいいわ。きびだんごあげるから、あんたも私と一緒に来なさい!」

凛「えー?どこ行くのー?」

にこ「宝探しよ。…ほら、ここに宝の地図があるわ」

凛「わあ、面白そう♪よーし、凛も行っくにゃー!」ザバ

にこ「こ、こらっ。服着なさいよ。服!」

凛「着ないよ。凛は野生のサルだから服なんか持ってないにゃ」

にこ「穂乃果は犬なのに、ちゃんと服着てるじゃない!」

凛「穂乃果ちゃんは希ちゃんちの飼い犬だからでしょ。わんこに服着せる人ってたまにいるんだよねー」

にこ「とにかく裸のままじゃ連れて歩けないわよ!ったく、しょうがないわねー」

穂乃果「わんわん♪」バシャバシャ

にこ「あんたも泳いでんじゃないわよ。服を作ってくれそうな奴のところへ行きましょ」

凛「服を作ってくれる人…?」

【花陽の畑】

にこ「米だけじゃなく野菜も作ってんのね…」

チュンチュン(・8・)

にこ「あーあ。野鳥に苗を食べられてるじゃない…」

穂乃果「わんわん!(食べちゃダメだよー)」

凛「鳥さんは虫でも食べてればいいにゃ」

ことり「私はキジだよ。国産のお野菜しか食べないの♪」

にこ「バカね。野菜の苗なんかより美味しい物があるわよ。ほら、きびだんご」

ことり「それ、穂むらのきびだんご?…くれるの?」

にこ「そのかわり、あんたも私と一緒に来なさい!」

ことり「どこ行くの?」
11: 名無しで叶える物語 2017/05/13(土) 00:32:51.68 ID:1w7RiMrw.net
にこ「っと、その前に…凛に着せる服を作ってくれる?」

ことり「いいけど…(どうして凛ちゃんだけ裸なんだろう?)」

パタン カラカラ…

ことり「できました♪」

にこ「鳥のくせに器用ね…」

凛「“鶴の恩返し”みたいだよねー♪」

ことり「みーたーなぁー!?」クワッ

穂乃果「きゃぅん!?><」

にこ「いや、それ違う話でしょ…ほら凛、さっさと服着て!」

ことり「待って。凛ちゃんにぴったりの下着も選んでおいたから♪」

凛「ぴったりって…いつサイズ測ったのー!?」

ことり「花陽ちゃんが教えてくれたの♪」

穂乃果「わんわん!(いいなー)」

ことり「ふふふ。穂乃果ちゃんのもあるよ♪」

にこ「とりあえず深くはツッコまないでおくわ…」

穂乃果「わんわん!(こっちだ♪)」

ことり「どこへ向かってるの?」

にこ「宝のある場所に決まってんでしょ」

凛「道案内は鼻がきく穂乃果ちゃんに任せれば楽々たどり着けそうにゃ♪」

穂乃果「わんわん!(やっぱあっちです♪)」

ことり「なんだか、でたらめに走ってるような気がするけど…」

にこ「ことり。あんた飛べるでしょ。先に行って確かめてきてよ」

ことり「えぇ…わかったよ。じゃあ何か見つけるか、何も無かったら戻ってくるね」

凛「頼んだにゃ」

穂乃果「くーん…(行っちゃうの?)」

ことり「すぐ帰ってくるから大丈夫だよ。行ってきます♪」ナデナデ

穂乃果「わんっ(行ってらっしゃい)」

バササッ
12: 名無しで叶える物語 2017/05/13(土) 00:36:01.40 ID:1w7RiMrw.net
にこ「凛。この地図の、この部分って…何だと思う?」

凛「んー。何もないっぽいし、海とか川とか…水があるんじゃないかにゃ」

にこ「じゃあ、周りが全部海とすると…この宝の場所は離島ってこと?」

凛「宝かどうかはわかんないけど、たぶんそこは島だねー」

にこ「ことりに運んでもらうしかないのかしら…」

穂乃果「わんわん!(泳ぐの得意♪)」

凛「ピョーンって跳べば渡れるんじゃないかにゃ?」

にこ「いや、無理でしょ。そのへんの水たまりじゃないんだから…」

穂乃果「わんわん♪(ことりちゃんの匂いだ)」

バサバサッ

凛「ことりちゃん。もう帰ってきたのー?」

にこ「どうだった?」

ことり「すごく大きな木があったよ。向こう…ちょっと行ってみない?」

凛「大木の根元にお宝が眠る!?」

にこ「あり得るわね。行ってみましょうか…」

穂乃果「わんわん♪(パンもあるかな!?)」ワクワク

【世界樹】

にこ「つーか、ここって私ん家の庭じゃない!?…何なの、このバカでかい木は!?」

凛「さっきは、こんなの無かったよねー?」

穂乃果「わんわん!(大きいねー)」

花陽「あ、にこちゃん。おかえり」

にこ「花陽。この木は何なのよ!?」

花陽「うん…庭に大きな穴があいてたから、木でも植えようかなって希ちゃんと話してて…」

にこ「なんで人ん家の庭に…まさか、これをあんたたちが植えたっていうの?」

花陽「う、うん。でも小さな苗だったんだよ。それが急に、ぐんぐん伸びて…あっという間に大木になっちゃったの」

凛「トトロみたいだにゃー♪」

ことり「でも、あれは夢の中の話じゃ…?」

希「科学で解明できないものは…存在しないと思うかね?」

にこ「そんなのどうでもいいわよ。こんな大木があったら陽当たりが最悪で洗濯物が乾かないじゃない!」

花陽「この木に干しちゃえばいいんじゃないかな…」
13: 名無しで叶える物語 2017/05/13(土) 00:39:22.70 ID:1w7RiMrw.net
凛「でも、こんなに大きな木だから…鳥さんとか、たくさん来そうだよねー♪」

にこ「そーよ。洗濯物に鳥のフンとか、毛虫とかついたり、ハチの巣を作られでもしたら…」

ことり「アハハ…まあ、木だからあり得るよね」

にこ「こうなったら伐採して、その木材で舟かイカダでも作るわよ!」

凛「宝の島へ渡るための舟?」

にこ「そーよ。邪魔な木はなくなって、お宝も手に入る…一石二鳥でしょ?」

希「鳥はことりちゃんだけやろ?」

穂乃果「わんわん!(伐っちゃダメだよ><)」

花陽「待って。穂乃果ちゃんが何か言いたそうだよ…」

穂乃果「わんわん!(この木に…)」

凛「根元を掘れってこと?」

ことり「でも穂乃果ちゃん、上に向かって吠えてるみたいだけど…」

花陽「木の上に何かいるってこと?」

凛「鳥さんの巣とかー?」

にこ「そんな短時間で作れるもんなの?」

ことり「私に訊かれても…」

穂乃果「わんわん!(登ってみようよ♪)」

希「さっきの地図…もしホンマに宝があるとしたら、この木も何か関係ありそうやね」

花陽「珍しい鳥のタマゴとか?」

凛「羽根が貴重な物ってパターンもあるよねー?」

ことり「珍しい木の実とか…」

にこ「そういうことなら…ことり!」

ことり「え?」

にこ「あんた飛べるでしょ。見てきてよ」

凛「木登りだったら凛も得意だよー♪」

花陽「猫…だから?」

凛「凛は猫じゃないよ。おサルさん!」

にこ「どっちでもいいから、凛は私を木の上まで運びなさい!」

ことり「じゃあ、私は穂乃果ちゃんを連れてってあげるね♪」

穂乃果「わんっ♪」
15: 名無しで叶える物語 2017/05/13(土) 00:42:47.72 ID:1w7RiMrw.net
希「あ、あれ?…ウチらは?」

花陽「木登りなんて無理だよぉ…」

にこ「あんたたちは温泉宿と田んぼや畑の仕事があるでしょ!とっとと帰りなさい」

穂乃果「わんわん!(希ちゃん花陽ちゃん、行ってきます♪)」

【25分後】

ことり「飛んでも飛んでも、まだ先がある…どこまで続いてるのかなぁ?」

穂乃果「くーん」ギュー

にこ「ほら、まだまだ続いてるわよ。どんどん登りなさい!」

凛「疲れてきたにゃ…少しは自分で登ってよー><」

ことり「お月さまが、あんなに大きく見える…」

穂乃果「あぉーん…」

にこ「…まさか、天まで続いてるなんて言うんじゃないでしょうね?」

凛「そんなことあるわけないにゃ」

穂乃果「わんわん!」

ことり「なに?穂乃果ちゃん」

にこ「なんか見つけたの?」

凛「宝物!?」

ことり「お月さまに向かって…飛べばいいの?」

穂乃果「わんわんっ」

ことり「わかったよ。穂乃果ちゃん…しっかりつかまってて!」バササッ

にこ「あっ、こらっ!凛、私たちも行くわよ!」

凛「凛は飛べないよー!?><」

【月】

ことり「ここって…まさか」

穂乃果「わんわん!」パタパタ

海未「おや?…あなた方は」

ことり「海未ちゃん!?」

海未「ことり、穂乃果…どうやってここまで来たのですか?」
16: 名無しで叶える物語 2017/05/13(土) 00:45:16.52 ID:1w7RiMrw.net
ことり「地上に、ものすごく大きい木があって…みんなで登ってきたの」

穂乃果「わんわん♪(海未ちゃーん)」スリスリ

海未「そうですか…」ナデナデ

にこ「や、やっと着いたわ…」

凛「もう限界にゃ…おやすみなさーい」パタ

海未「歓迎したいところですが…あいにく、お餅がありません」

ことり「おもち?」

にこ「ああ、月ではウサギが餅つきしてるってやつ?」

海未「ええ。…ですが今、一緒に餅つきをする相方が不在なのです。私一人では…」

にこ「誰かいるでしょ?適当に一人呼んで手伝わせればいいじゃない」

海未「確かに、一度きりならそれで済みます。しかし長い間、月が出ているときは毎日、ひたすら餅つきを続けるとなると…よほど互いに心を許した、気が合う相手でなければ長続きしません」

ことり「そっか。海未ちゃんと一緒にお餅つきができる人といえば…」チラ

穂乃果「?」

にこ「…いや、犬でしょ?」

ことり「アハハ…そうだね」

「うふふ。お困りの様子ね?」

穂乃果「わんわん!(また出た…)」

にこ「あ、あなたは…!」

ことり「…誰?」

「」ガクッ

海未「穂乃果たちのお知り合いですか?」

にこ「優木あんじゅ…」

あんじゅ「そーよ。私は人魚姫の声を奪った魔女。あなたたちの助けとなるか、災いとなるか…それはあなたたち次第」クス

海未「あ、あなたが…私と一緒にお餅つきを?」

あんじゅ「違うわよ。誰でもいいわけじゃないって、あなたが言ってたんじゃない」

海未「それはそうですが…では何のためにわざわざ月まで?」

あんじゅ「あなたに必要なのは、ここで一緒にお餅つきをしてくれるパートナー。私は、その望みをかなえてあげるために来たの」

海未「それなら…」チラ

穂乃果「わんわん!(この人、怪しい!)」

あんじゅ「そうね。あなたが誰とお餅つきをしたいのか…その相手は、もう決まっているんでしょ?」
17: 名無しで叶える物語 2017/05/13(土) 00:51:34.96 ID:1w7RiMrw.net
海未「…穂乃果」

穂乃果「わふっ?」

海未「穂乃果はウサギではありません…でも私は、穂乃果に…そばにいてほしいと思っているんです」

穂乃果(…海未ちゃん///)

にこ「あ、あんた…相手は犬よ?」

あんじゅ「ふふふ。種族の壁くらい、私の力をもってすれば…ただ、あなたにも相応の代償を支払ってもらうことになるけど」

穂乃果「わんわんわん!(騙されちゃダメだよ、海未ちゃん!)」

海未「代償とは…何ですか?」

あんじゅ「そうね…あなたは一生、炭酸飲料を飲めなくなる」

海未「はあ。…それだけですか?」

あんじゅ「だけって…全部よ?一生よ?コーラも、ラムネも、ファンタも、クリームソーダも!」

にこ「な、なんてこと…」アワワワ

ことり「おそろしい…!」ガクブル

穂乃果「くーん…(こわいよー)」フルフル

海未「それだけで済むなら構いませんよ。是非お願いします」ニコ

あんじゅ「ホントにいいのね?後悔しても知らないわよ…えいっ!」

穂乃果「わふっ!?」バチッ

ことり「穂乃果ちゃん!?」

凛「んー?…今の音、なにー?」←起きた

キラキラ

海未「穂乃果!?」

穂乃果「海未ちゃん…!><」ギュー

海未「ほ、穂乃果…なんという///」

穂乃果「あ、あれっ?…服がなくなっちゃった…」

あんじゅ「うふふ。じゃあ、これは私からのプレゼント♪」キラキラ

穂乃果「あ…(音ノ木坂の制服)」

にこ「…下着もちゃんとあるわね」ピラ

穂乃果「わぁ!?…にこちゃんのエッチ!><」バシッ

にこ「どわぁ!?…ちょっ、何これ!?落ちry
18: 名無しで叶える物語 2017/05/13(土) 00:53:41.55 ID:1w7RiMrw.net
海未「私と…たぶん今の穂乃果以外は、あまり長時間、月に居ることができないんです。ことりと凛もそろそろ帰ったほうがいいと思います」

穂乃果「そういえば…あの魔女さんもいないね」

ことり「にこちゃーん!」バササッ

凛「穂乃果ちゃん、ウサギさんになったのー?」

穂乃果「人間みたいな姿だけど…っていうか、喋れる!?」

海未「魔女との契約が成立したようですね」

穂乃果「そんな…海未ちゃん、私のために…」フルフル

海未「気にしないでください。炭酸飲料は所詮、嗜好品ですし…私には穂むらの饅頭がありますから♪」

凛「な、なんか…しっぽがムズムズするにゃ」

海未「もう行きましょう。私もお供します。地上へ行って挨拶しなくては」

穂乃果「あいさつ?」

海未「穂乃果を育ててくれた大切な人に…穂乃果をくださいとお願いするんです」

穂乃果「…海未ちゃん///」

凛(聞いてて恥ずかしくなってくるにゃ)

にこ「うぅ…死ぬかと思ったわ」

穂乃果「ご、ごめんね。にこちゃん…力加減がわからなくて」

にこ「ま、犬から人間になるなんてそうそうできる体験じゃないわよね」

凛「うさぎさんじゃないのー?」

海未「たぶん今の穂乃果は月の民と同じか、それに近い能力を持っているはずです」

穂乃果「大丈夫かな…希ちゃんと花陽ちゃん、私が穂乃果だってわかるかな?」

ことり「んー。喋れる以外は、あんまり変わってないように見えるけど…」

にこ「そーよ。服まで着せてバカみたいに可愛がってたあいつらが、そう簡単に穂乃果のことわからなくなるわけないでしょ」

穂乃果「バカって言わないでよー」プクー

ことり「あ…地上が見えてきたよ」

希「穂乃果ちゃーん!」
花陽「ほ、穂乃果ちゃん!?」

穂乃果「希ちゃん!花陽ちゃーん!」タタッ

希「え」
花陽「!?」
19: 名無しで叶える物語 2017/05/13(土) 00:56:10.65 ID:1w7RiMrw.net
穂乃果「ただいま!会いたかったよー><」ペロペロ

希「ちょっ///…ホンマに穂乃果ちゃん…?」

花陽「喋って…わぁ!?///」

穂乃果「いつもありがとー!大好きだよ!」ペロペロ

にこ「コミュニケーションの仕方が犬のままなのね…」

ことり「アハハ…すぐに人間っていうのは、やっぱり難しいのかも」

希「な、なるほどなぁ…魔女と契約…」

花陽「見た目は犬っぽくないけど、確かに穂乃果ちゃんだね」

穂乃果「希ちゃーん♪」スリスリ

希「そ、それで…穂乃果ちゃんは月へ行っちゃうん?」ナデナデ

穂乃果「えっ。…そうなの?」

海未「お餅をつくのは、地上から月が見える夜だけです。それ以外は…穂乃果が地上に帰りたいのなら、できる限りそうします」

穂乃果「じゃあ、花陽ちゃんと希ちゃんとも一緒に居られるね♪」スリスリ

花陽「穂乃果ちゃんは、それでいいの…?」ナデナデ

穂乃果「だって、私…希ちゃんと花陽ちゃんと、いっぱいおしゃべりしたいし。これからはもっと二人のお手伝いもできるよ♪」

希「まあ、それは海未ちゃんのおかげでもあるし…お餅つきを優先してあげて」ナデナデ

穂乃果「うん!頑張るよー♪」パタパタ

のぞうみぱな「…ん?」

凛「しっぽがまだあるにゃ」

にこ「犬っぽい耳も…」

ことり「やっぱり、まだちょっと犬っぽいね…」

穂乃果「えへへ。だって穂乃果は希ちゃんと花陽ちゃんのわんこだもん♪」

海未(やはり…まだ、穂乃果を独り占めというのは難しいかもしれませんね)クス

ドーン!

ことほのうみのぞにこりんぱな「!?」

にこ「な、何事…?」

穂乃果「びっくりしたぁ…」ギュー

ことり「近くに雷が落ちたみたいな音だったね…」
21: 名無しで叶える物語 2017/05/13(土) 01:01:44.40 ID:1w7RiMrw.net
海未「ああっ!?世界樹が…そんな」

凛「あんな大きな木が…」

花陽「ひ、ひどい…」

希「これは…ただの雷やないね。何者かの悪意を感じる」

「ご名答。しかし、この木が自然に生えたものでない事も、また明白だ」

「自然の理から外れた…地上にあってはならない、禁断の樹」

海未「あなた方は…」

「統堂英玲奈」

「綺羅ツバサ」

英玲奈「あの地図を掘り出したようだから警戒はしていたが…」

ツバサ「まさか、こんな方法で私たちを挑発してくるなんて」

希「ウチらは何もしてないよ。ただ、にこっちの掘った穴に苗木を植えただけ」

英玲奈「そうかもしれない。…だが、この樹は三つの異なる目的で偶然に出来上がった、異質な力の産物だ」

『ちがうよー!全然伝わらない…』
『ぐぬぬぬぬ…なんであいつらだけ…』
『んー。あとは何やろ…木でも植えてみる?』

海未「あなた方の目的は…地上から月への道を断つことですか」

ツバサ「そうね。…だって、天地を自由に行き来できるなんて自然な状態じゃないでしょ?」

穂乃果「でも…海未ちゃんと、希ちゃんと花陽ちゃんと…みんなと一緒に居られなくなっちゃう」

英玲奈「ならば、どちらか選択することだ。それが世の理というもの」

海未「ですが、いずれ地上の人々は自由に月との行き来を可能にしますよ」

ツバサ「まだその時ではない…と言えば納得していただけるかしら?」

希「ひとの恋路を邪魔する奴は…」スッ

凛「猫に蹴られて地獄へ落ちるにゃ!」ブンッ

ことり「おサルさんじゃなかったっけ?」バササッ

ヒラリ

ツバサ「無駄よ。…この樹は、もうもたない」

英玲奈「せめて綺麗に葬ってやろう」カッ

穂乃果「!…みんな、離れて!」

バリバリ
22: 名無しで叶える物語 2017/05/13(土) 01:04:09.54 ID:1w7RiMrw.net
にこ「…っ」クラクラ

穂乃果「み、みんな…大丈夫?」

希「なんとか…間に合ったみたいや」

凛「あの人たち…もういないね」

花陽「イエニカエッチャッタノ!?」

海未「ああ…世界樹が…」ガクッ

ことり「灰になっちゃった…」

真姫「この灰だけでも、力を秘めているわ。世界樹は何度でも蘇る」

にこ「つーか、誰よアンタ…」

真姫「西木野真姫。新薬の研究をしている者よ」

穂乃果「しんやく?」

真姫「この辺りに、異常な速さで異常な成長をした樹があるって聞いて…まあ、少し遅かったみたいだけど」

海未「でも世界樹は蘇ると…それは本当ですか?」

真姫「ええ。…マイナスにマイナスをかけるとプラスになるのよ」

穂乃果「えーと…何の話?」

にこ「…私に訊かないでよ」

真姫「ここでいいかしら…よく見てて」

ブワッ

真姫「」ゲホゴホッ

穂乃果「ま、真姫ちゃん…?」

にこ「あんたが灰を吸い込んでどーすんのよ…」

真姫「い、今のは無しで…もう一回」ケホッ

サラサラ…

凛「何が起こるのー?」

希「ことりちゃんに食べられて枯れた野菜の苗が…」

花陽「元通りに…ううん、それどころか…」

ことり「お花が咲いてる!?」

真姫「これが世界樹の生命力よ。自身の再生だけでなく、ほかの植物をも蘇らせる…」

穂乃果「すごーい!灰をふりかけるだけで、お花が咲いちゃうなんて…」

希「スピリチュアルやね」
23: 名無しで叶える物語 2017/05/13(土) 01:07:15.77 ID:1w7RiMrw.net
花陽「か、枯れ木に花陽…」

凛「かよちん。恥ずかしがってないで、もっとパーッといくにゃ!」

花陽「そ、そう言われても…そんなにたくさん撒いたら、みんな吸い込んじゃうかもしれないし…」

真姫「マスクとゴーグルをつけたから大丈夫よ」ドヤァ

凛「怪しい人みたいだにゃ…」

希「カードがウチにそう告げるんや!」バサー

にこ「…なにそれ?」

希「いや、何となく言ってみただけ」

亜里沙「わあ…!お花が咲いたよ!?お姉ちゃん!」

絵里「本当ね…とってもキレイ♪」

真姫「会長。この灰は非常に価値がある物です」

絵里「そうね…理事長に報告しましょう」

ヒデコ「灰の」

フミコ「回収作業を」

ミカ「始めるよ♪」

にこ(大木の灰で埋まった私ん家の庭が、あっという間に片付いて…)

希「お。根っこが生きてる…」

海未「でも、あんなに大量の灰がかかっていたのに、世界樹は蘇らなかった…」

真姫「ただ灰が乗っかってるだけじゃダメなのよ。想いをこめて人の手で灰をふりかけないと意味がないわ」

凛「猫の手でもいいのかにゃ?」

ことり「おサルさんじゃなかったっけ…」

海未(穂乃果を…月へ連れて帰りたいです)サラサラ

穂乃果(月へ行っても、また希ちゃんと花陽ちゃんに会えるように)サラサラ

ポンッ

にこ「…なにこれ?」

凛「小っちゃくて可愛いお花だねー♪」

海未「花が咲いただけで、全然伸びませんでした…」ガクッ

真姫「まあ、時間はかかるけど…いつか天まで伸びるわよ。きっと」
24: 名無しで叶える物語 2017/05/13(土) 01:09:32.93 ID:1w7RiMrw.net
穂乃果「海未ちゃん…お月さまへ帰れなくなっちゃったの?」

海未「しばらくは自由に行き来というわけにはいかないでしょうね…ですが」ギュ

穂乃果「わ」

海未「何も問題はありません。…だって、穂乃果はここにいるのですから」ニコ

穂乃果「海未ちゃん…えへへ///」ギュー

【穂むら】

英玲奈「…それを教えてどうするつもりだ?」

あんじゅ「さあ?…あなたたちはどうするの?」

ツバサ「あの樹、異常な成長力は失ったみたいね」

英玲奈「目的が一致したことで正常な状態に戻ったのだろう」

ツバサ「なら、とりあえず始末する必要は無いんじゃない?」

英玲奈「…今のところはな」

あんじゅ「あら、そう。派手なバトルが見られると思ったのにー」

ほの母「あのー?…お客さん?」

英玲奈「おすすめのお菓子はどれですか?」

ほの母「あ、はい。そうですね…こちらの苺大福が、もうすぐ終わりで──」
25: 名無しで叶える物語 2017/05/13(土) 01:10:09.57 ID:1w7RiMrw.net
【東條家】

穂乃果「花陽ちゃーん♪」スリスリ

花陽「穂乃果ちゃん…希ちゃんと一緒に行かなかったの?」ナデナデ

穂乃果「うん。今日は花陽ちゃんのお手伝い♪」パタパタ

花陽「んー。じゃあお留守番お願いしてもいいかなぁ?」

穂乃果「え。…花陽ちゃんと一緒じゃないの…?」ウルウル

花陽「畑とかあるし、でも宿にもお客さん来るでしょ?」

海未「私が留守番しますから、穂乃果も連れて行ってあげてください」

花陽「海未ちゃん…でも」

海未「月へ行ったら、簡単には会えなくなるかもしれませんし」

花陽「あれぇ?…私、許可した覚えはないんだけどな」

うみぱな「フフフフ…」バチバチ

穂乃果「え、えーと…とりあえず行こうよ」ヒヤアセ

希(わんこでも、人間でも?…穂乃果ちゃんは、ウチらの大事な家族やし。まだ、そう簡単にはお嫁にやれないかなぁ♪)



おわり
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『希「五月」花陽「十三日」海未「は」穂乃果「愛犬の日♪」』へのコメント

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