【ss】モノパカ「投票の結果クロに選ばれたのは、高坂穂乃果さんです!」

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アルパカ-アイキャッチ1
1: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 18:19:00.05 ID:Nyoc/Lul.net
ダンガンロンパss
安価ありだけど分岐はしない
ゲーム未プレイの方はネタバレ注意
勿論、死ネタ

元スレ: 【ss】モノパカ「投票の結果クロに選ばれたのは、高坂穂乃果さんです!」

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2: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 18:20:48.72 ID:Nyoc/Lul.net
『私立希望ヶ峰学園』
廃校なんて言葉とは縁遠い、超が付くエリート校。
そのエリート校に私は降り立った。
3: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 18:22:47.92 ID:Nyoc/Lul.net
穂乃果(あ、自己紹介がまだだったね)
穂乃果(私は、高坂穂乃果!「超高校級の和菓子屋」なんて呼ばれてます!)
穂乃果(そこまで大層なものじゃないと思うんだけどな~)
4: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 18:23:42.98 ID:Nyoc/Lul.net
穂乃果(「超高校級の和菓子屋」って何?と言われても穂乃果は答えられません。)

穂乃果(何故なら、穂乃果もよく分かってないからです!)

穂乃果(待ちに待ったこの日、ついに私は…)

穂乃果(この…学園に………足、を…踏み入、れ………)

穂乃果(あら…た……なる………す……てー………じ…………へ……t………………)

プツッ
10: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 19:13:58.44 ID:Nyoc/Lul.net
穂乃果「………ん?」

穂乃果(机?私、机で寝てたの…?…ここは?どこかの教室?………音ノ木、じゃないよね。ってことは………ここ、希望ヶ峰!?)

どうやら私は学校の玄関で倒れてしまったようです。床に打ち付けたのか、頭が痛いです。

穂乃果(昨日、楽しみで全然眠れなかったからかな…)
11: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 19:14:43.18 ID:Nyoc/Lul.net
見覚えのない教室は電気が点いてるのにどこか暗くて、そこで私は気付きます。

穂乃果(窓が…ない?)

窓がないせいで教室は全体的に暗くなっています。
私はそれから、この教室の探索を続けました。

穂乃果(…これって、監視カメラ?何でこんな物が教室に…?)

探索の中で私はある事に気が付きます。

穂乃果(わぁ!時間!!)

壁に掛けられた時計の針は、9時を示しています。

穂乃果(確か、入学式は8時半からだったよね…、遅刻だぁ~~~!!)

入学初日から遅刻だなんて、ついてない…
12: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 19:15:24.37 ID:Nyoc/Lul.net
校舎にも窓がついてなく、朝と夜を混濁してしまうぐらい廊下は暗くいけど、私はその中を頑張って進んでいきます。

穂乃果(入学式なら体育館、だよね…?)

着いたものの体育館は開いておらず、止む無く教室に戻る事にしました。

教室へ向かう最中、私は、今朝自分が倒れた所が気になり、入ってみる事にします。

穂乃果(そういえば、誰が穂乃果を教室まで運んでくれたんだろう…?)

穂乃果(その人には後で、お礼しないとね!)

私は、玄関口への扉を開けました。
13: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 19:15:54.85 ID:Nyoc/Lul.net
ー玄関ホール

玄関口には既に、何人かの人が集まっていたようです。

???「あなたで最後ね」

???「はぁ…、やっと揃ったのね」

穂乃果「…えっと~………」

???「穂乃果ちゃん!」
14: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 19:16:36.13 ID:Nyoc/Lul.net
穂乃果「!!ことりちゃん!海未ちゃん!」

海未「よかったです。穂乃果だけ居なかったので何かあったのでは…と心配していました」

穂乃果「あ…何かあったっていうか~…、穂乃果、倒れちゃったみたいなんだ」

???「…あんたもなのね」

穂乃果「え?」

ことり「ここにいる皆、この玄関口で気を失って、気付いたら教室にいたんだよ」

穂乃果「皆!?」
15: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 19:17:25.79 ID:Nyoc/Lul.net
???「ねぇ、入学式はまだ始まらないの?もう予定の時間から30分も経ってるんだけど!」

???「まあまあ、落ち着きましょう?」

???「恐らく、ここに集まったメンバーは同じクラスになると思うの」

???「クラスメートと今のうちに自己紹介を済ませておくのも悪くないと思うわ」

???「そうやね。じゃあ皆、式が始まるまでの間、自己紹介し合おうよ?」

こうして、各々で自己紹介する事になった。
16: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 19:18:14.28 ID:Nyoc/Lul.net
穂乃果(んー、まずは…)

穂乃果「海未ちゃん!自己紹介しよ!」

海未「身内で改めてするようなものではないと思いますが…」

穂乃果「まあまあ、海未ちゃんの超高校級の才能って何だっけ?」

海未「私の才能…と言うほどのものではありませんが、それは、『超高校級の弓道部』です」

園田海未
~超高校級の弓道部~

穂乃果「あぁ、そういえばそうだったっけ?」

穂乃果(海未ちゃんは東京であった弓道の大会でベスト4に入ったらしい!どのくらい凄いかは分からないけど…)
17: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 19:19:26.52 ID:Nyoc/Lul.net
ことり「じゃあ、次はことりの番だね!」

ことり「『超高校級の保健委員』をしております、南ことりです!」

南ことり
~超高校級の保健委員~

穂乃果「ほぇ~、ことりちゃん保健委員が才能なんだ~」

ことり「そうみたいなんだ。怪我した時はいつでもことりに言ってね♪」

ことりちゃんの自己紹介は、まるで他の人にする時の予行練習みたいなあどけなさでした。
18: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 19:20:01.86 ID:Nyoc/Lul.net
海未「では、次は穂乃果です」

穂乃果「私?」

海未「はい、あなたはどんな才能でこの学校に入れたのですか?」

穂乃果「え~おほん、高坂穂乃果、超高校級の和菓子屋です。趣味はシール集めで、最近飽きてきたものは和菓子です!」

ことり「あはは…超高校級の和菓子屋なのに和菓子飽きたんだ…」

海未「でも、穂乃果らしいです」

穂乃果(この2人以外にも自己紹介しないといけないよね…?)
20: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 19:27:32.28 ID:Nyoc/Lul.net
穂乃果(じゃあ最初は誰にしようか…)

安価>>21

1 赤毛の子(真姫)
2 猫っぽい子(凛)
3 内気そうな子(花陽)

穂乃果(まずはあの子から…!)
21: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 19:28:05.57 ID:pNE0hRi5.net
1
23: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 19:31:18.29 ID:Nyoc/Lul.net
穂乃果「ねぇ!あなた名前なんて言うの?」

???「まき…」

穂乃果「え?」

真姫「真姫よ!『超高校級の脳外科医』、西木野真姫!」

西木野真姫
~超高校級の脳外科医~

穂野果「の、脳外科医!なんか凄そう!」

真姫「当たり前でしょ?だって私は真姫ちゃんなんだもん」

穂乃果(………はい?)
24: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 19:32:09.08 ID:Nyoc/Lul.net
穂乃果「あ、そうだ。私の自己紹介がまだだったね!」

真姫「別にいいわよ、さっき聞いたし」

穂乃果「ほえ?」

真姫「さっきあの2人にしてるのを聞いたから大丈夫なのよ!」

穂乃果「…?聞いてたんだ…」

穂乃果「西木野さん、皆に話しかけられるのを待ってるだけじゃダメだよ?」

真姫「!?ま、待ってなんかないわ!自分から話しかけられるわよ!!」

穂乃果「あ、行っちゃった…」
25: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 19:33:47.74 ID:Nyoc/Lul.net
穂乃果(次は誰にしようか…)

安価>>27

1 猫っぽい子(凛)
2 内気そうな子(花陽)
27: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 19:46:18.83 ID:ske/59LX.net
2
28: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 19:48:51.31 ID:Nyoc/Lul.net
穂乃果(あの子に決めた!)

穂乃果「ねぇ、あなた!」

???「えぇ!?はい!!」

穂乃果「!?」

花陽「小泉花陽!『超高校級の美食家』です!」

小泉花陽
~美食家~

穂乃果「美食家!?それってどんな才能なの!」

花陽「!?えっと…ごはんを…食べるんです…」

穂乃果「………え?」

花陽「わ、私は美食家なんて大それたものではないんです!!」
29: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 19:50:03.78 ID:Nyoc/Lul.net
花陽「あの~、あなたは…?」

穂乃果「私は高坂穂乃果!超高校級の和菓子屋…だよ!」

花陽「!それは作る専門ですか!?食べる専門なんですか!?」

花陽「それとも両方行けちゃうんですか!!?」

穂乃果「うわぁ!!急にどうしたの…小泉さん…?」

花陽「わっ、すみません!似たような才能の人と会えたのが嬉しくて…」

花陽「私はごはんを炊くのも、盛り付けるのも、食べるのもいけます!あと、生産過程もいけちゃいます!!」

穂乃果(…凄いなぁ、人が変わるタイプなのかな?)

穂乃果(次は誰にしようか…)
30: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 19:51:57.26 ID:Nyoc/Lul.net
穂乃果(君に決めた!)

穂乃果「ねぇ、あなた!自己紹介しよ?」

???「にゃ?いいよ!」

凛「凛の名前は星空凛!『超高校級のアスリート』なんだ!」

星空凛
~超高校級のアスリート~

凛「アスリートって略されてるけど、凛は陸上が専門だよ!」

穂乃果「はぁ…すごいね~…穂乃果とは大違いだ…」
31: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 19:52:54.28 ID:Nyoc/Lul.net
凛「あ、そういえばあなたの名前は?」

穂乃果「高坂穂乃果だよ。よろしくね!」

凛「?…高坂さんは何でこの学校に入れたの?」

穂乃果「私の才能は…超高校級の和菓子屋…です…」

凛「わ、和菓子屋…」

穂乃果「うん、笑ってくれていいよ?私自身、笑っちゃう話だもん…」

凛「わわっ!大丈夫だよ!クラスに一人か二人はそんな才能でも問題ないよ!」

穂乃果「ぐはっ!!」

穂乃果(この子、結構きついこと言うな…)
32: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 19:55:35.20 ID:Nyoc/Lul.net
穂乃果(まだ挨拶してないのは3人だね)

穂乃果(じゃあ次は誰にしようか…)

安価下

1 黒髪ツインテールな人(にこ)
2 関西弁な人(希)
3.14 金髪の人(絵里)
33: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 20:00:21.56 ID:w3VOtAOL.net
3.14
35: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 20:06:28.75 ID:Nyoc/Lul.net
穂乃果「あの!」

???「!」

穂乃果「私、高坂穂乃果です!超高校級の和菓子屋で…、あなたは?」

絵里「超高校級のロシアン………」

絵里「絢瀬絵里の絢に絢瀬絵里の瀬に絢瀬絵里の絵に絢瀬絵里の里で絢瀬絵里よ!」

穂乃果「………………え?」
36: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 20:07:01.46 ID:Nyoc/Lul.net
穂乃果「ロシアン…って何…?」

絵里「…ごめんなさい、実は私、自分が何の才能だったか覚えてないのよ…」

絵里「きっと、私の危なすぎる才能を組織が警戒して、私たちの記憶を消去したんでしょうね…!」

穂乃果「」

絢瀬絵里
~超高校級の???~

穂乃果(自分の才能を覚えてない…?それどころか色々と人として大事なものまで失われてる気がするよ、この人…)
37: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 20:08:24.90 ID:Nyoc/Lul.net
穂乃果(次は誰にしようか…)

安価>>40

1 黒髪ツインテールな人(にこ)
2 関西弁な人(希)
40: 名無しで叶える物語(WiMAX)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 20:19:23.98 ID:lVejyYwD.net
2
41: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 20:21:52.52 ID:Nyoc/Lul.net
穂乃果(よし、この人だ!)

穂乃果「あの、自己紹介まだしてませんよね?」

???「ん?あーそうやね。じゃあしようか」

希「うちは東條希。超高校級の占い師や!」

東條希
~超高校級の占い師~

穂乃果「占い師?」

希「そうや、水晶からタロットまで色んなジャンルの占いをマスターしてるから、占って欲しい時はいつでも声かけてな!」

希「うちの占いは3割当たる!って評判なんよ!」

穂乃果「さ、3割…」

穂乃果(凄い、のかな…?)
42: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 20:22:22.72 ID:Nyoc/Lul.net
希「で、あなたは?」

穂乃果「私は高坂穂乃果です!超高校級の和菓子屋って言われてます!」

希「和菓子屋か~、それは便利な才能やね!」

穂乃果「え?な、なんで…?」

希「だって、和菓子食べたくなった時、いつでも食べれるんやろ?めっちゃいいやん!」

穂乃果「えぇ…、私は和菓子製造機じゃないからいつでもは無理だよ…?」

希「まあ、それでも和菓子作れるなんていい才能やん!」

穂乃果(この人はなんだか不思議な感じ…、スピリチュアル、なのかな?)
44: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 20:39:16.18 ID:Nyoc/Lul.net
穂乃果(最後は…)

穂乃果「あの!私、高坂穂乃果です!超高校級の…」

???「…和菓子屋。実家は穂むらという和菓子屋を経営していて、長女のあなたと次女の高坂雪穂は店の看板娘として…」

穂乃果「わぁ!!何で知ってるの!?」

???「当然でしょ。私、エスパーだから」

穂乃果「えぇ!?あ、あなたもしかして超高校級のエスp…

にこ「違うわよ!私は『超高校級のアイドル』!!矢澤にこよ!!」

矢澤にこ
~超高校級のアイドル~

穂乃果(でもこの人アイドルっぽくないような…)

にこ「む、悪かったわね!アイドルっぽくなくて!」

穂乃果「エスパー!?」
45: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 20:40:05.16 ID:Nyoc/Lul.net
にこ「エスパーっていうのは冗談よ。そんな情報は希望ヶ峰スレで簡単に拾えるわよ」

にこ「毎年入学予定の生徒を特定して晒してるのよ。ここにいる7人の情報は全部把握済みだわ」

穂乃果「え?ここに集まってるのって矢澤さんを除いても8人じゃ…」

にこ「………1人だけ、招かれざる客がいるってわけ。見て、あそこにいる金髪。絢瀬って名乗ってたけどそんな情報どこにもなかったわ」

にこ「才能も超高校級のロシアンルーレットとか意味わかんないこと言い出すし…、気を付けなさいよ、一般人」

穂乃果「その言い方は酷いよ!?」

穂乃果(なんだか怖い人だったな…)
46: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 20:41:12.26 ID:Nyoc/Lul.net
希「とりあえず皆挨拶し終わったみたいやね」

真姫「…この学校は新入生をいつまで待たせれば気が済むのよ」

絵里「そろそろ何かしらの連絡ぐらい送ってくるはず…」

自己紹介が終わった後、突如、モニターに映像が映し出された。

それは獣のようなシルエットだった。

???『え~マイクテスッ、マイクテスッ。聞こえますか~?聞こえますか~?』

???『お前ら、長らくお待たせしました。只今より入学式を行いますので至急、体育館にお集まりください』
47: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 20:41:52.52 ID:Nyoc/Lul.net
海未「…今のは……?」

真姫「やっとね。この私を待たせた分の慰謝料はきっちり払ってもらわないとね!」

にこ「なっ!あんたらほんとに行くつもり!?あからさまに怪しいでしょ!」

希「なんか変やな~って思ってたけど、流石天下の希望ヶ峰学園やね!こんな手の込んだレクリエーション用意してくれてるなんてな!」

絵里「本当にそうかしらね…」

海未「とにかく、ここにいても仕方ありません。皆さん、先程の放送の通り体育館へ向かいましょう」

そうして私たちは体育館へ向かいます。
48: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 20:42:30.71 ID:Nyoc/Lul.net
ー体育館

真姫「ここね」

ガラララ

穂乃果(あれ?さっきはここ開いてなかったよね…?)

皆は体育館に入り、前に詰め寄っていきます。

真姫「誰もいないじゃない…!」

絵里「ちょっと落ち着きなさい。いずれ姿を現わすはずよ」

凛「っ!何かいる!!」

???「よっこらしょ」

「!」

突如として教壇の後ろから現れたのは、右半身が白い毛、左半身は黒く染められた毛が覆っている獣…アルパカだった。
49: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 20:43:21.44 ID:Nyoc/Lul.net
モノパカ「お前ら、おはようございます!」

花陽「お、おはようございますっ!!」

凛「かよちん!?」

モノパカ「いやー天気は快晴!絶好の入学日和だね!」

海未「な、なんですかあなたは!」

ことり「アルパカ…?」

モノパカ「僕はモノパカ、この学園の学園長なのです!」

絵里「モノ…パカ…!」
50: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 20:44:04.28 ID:Nyoc/Lul.net
にこ「ちょっと待ちなさい!アルパカが校長だなんて聞いたことないわよ!」

モノパカ「常に新しい事に挑戦する気持ちこそが次の時代を切り開いていくのに必要な素質なんだよ!」

真姫「…意味わかんない………」

希「なはは、凄いな~希望ヶ峰は!」

穂乃果「…モノパカ!」

モノパカ「ん?」

穂乃果「これ…ほんとに入学式なの?他の人とかは?」

モノパカ「はい、その通り。今から行うのはお前らの入学式です!」

モノパカ「ただ、希望ヶ峰学園への入学式ではございません!」

「!!?」
51: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 20:45:13.57 ID:Nyoc/Lul.net
真姫「な…、どういう事よ!説明しなさい!」

モノパカ「うぷぷぷ…まあ詳しい話は最終章までとっておいて…」

にこ「はぁ!?あんたさっきから何言ってんのよ!」

モノパカ「も~これから説明するっていうのに余計な口を挟まれるせいで話が全く進まないよ!グダグダだよ!」

モノパカ「今から言う事は1度しか言わないので耳の穴かっぽじってよ~く聞いてください!」

モノパカ「お前らには、これからの一生をこの学園で過ごしてもらいます!」

穂乃果「………え?」
52: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 20:45:42.78 ID:Nyoc/Lul.net
モノパカ「お前らには、これからの一生をこの学園で過ごしてもらいます!」

モノパカ「大事なことなので2回言いました!大事なことなので2回言いました!」

にこ「はぁぁ!?!ふざけるんじゃないわよ!何でそんなこと…」

モノパカ「うぷぷ、残念ながらお前らには拒否権なんて元から存在していません!」

モノパカ「この学園と言う名の監獄で死ぬまで共同生活を送ってください!」
53: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 20:46:15.58 ID:Nyoc/Lul.net
海未「…そんな………!」

真姫「バカみたい!そんなの警察を呼べばすぐに終わるわよ!」

絵里「…でも、どうやってその警察を呼ぶつもり?」

真姫「はぁ?別に態々警察署まで行かなくても電話すればいいだけ………あれ?」

私たちは自分の携帯、それどころかこの学園に足を踏み入れた時に所持していた物全てが無くなっていることにこの時、やっと気がつきました。

にこ「うそ…、全部無い!いつ盗られたの!?」

海未「…私たちが、気を失っている間でしょうか…」
54: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 20:47:34.42 ID:Nyoc/Lul.net
モノパカ「僕は抜かり無いことで有名だからね!外への連絡手段は全て切断済みだよ!」

花陽「助けが、呼べない!?」

海未「私たちは本当にこの学園から………!」

絵里「…」

モノパカ「…しかし!僕も鬼ではありません!アルパカです!なので、お前らに、この学園から出ることのできるチャンスを与えます!」

にこ「!どうすればいいの!?」

モノパカ「それは………」

モノパカ「この中の誰かを、殺すことです!!!」
55: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 20:48:30.09 ID:Nyoc/Lul.net
穂乃果「……………は?」

モノパカ「誰かを殺した人が現れたならこの学園を『卒業』ということで外へと出してあげます!」

にこ「何よ……それ…」

海未「誰かを殺したら…ここから出られる…」

「ふざけないで!!」

モノパカ「ポヨッ!?」

西木野さんは舞台に上がり、モノパカの毛を毟ろうとしていました。
56: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 20:49:05.65 ID:Nyoc/Lul.net
真姫「私はそんなことしてる暇なんてないのよ!早く携帯を返しなさい!こんなとこ、これ以上いる意味がないわ!」

モノパカ「きゃ~!やめて~!…そんなことされたら…僕………」

絵里「!逃げなさいっ!!」

真姫「…え?」

凛「」

星空さんが西木野さんを掴み、飛び降りるように舞台から距離をとった…その瞬間、モノパカが突然爆発を起こしました。
57: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 20:49:58.19 ID:Nyoc/Lul.net
真姫「…??…………はぁ!?」

凛「いてて、でも何とかセーフ…」

モノパカ「うぷぷぷぷ~、今のはただの余興だよ!でも次はないから…それだけは覚えておいてね!」

穂乃果「モノパカ!?何体いるの!?」

モノパカ「こら~!何体とかメタ発言はやめなさい!モノパカは常にオンリーワンなんだよ!」

穂乃果「ご、ごめんなさい…」

にこ「何よ…爆発とか反則でしょ…」

ことり「うぅぅ………」
58: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 20:50:49.33 ID:Nyoc/Lul.net
モノパカ「さっきみたいに校則を破ろうとしたものが現れれば、すぐにそれ相応の処分を下すのでお気をつけて!」

穂乃果「校則…?」

絵里「校則は全て、この電子生徒手帳に載ってるわよ?」

穂乃果「…え?穂乃果もらってないよ…?」

希「うちもそんなもの貰ってないよ?」

絵里「あら?玄関ホールに置いてあったのに…」

にこ「…」
59: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 20:51:20.62 ID:Nyoc/Lul.net
モノパカ「え~というわけで、外に出たかったら誰かを殺してください。誰も殺さないなら一生この学園で過ごしてください!それじゃあ!」

言いたいことだけ言うと、モノパカは教壇裏に収納されていきました。

花陽「…行っちゃた」

希「あ、あはは…、やっぱり凄いなぁ…こ、この後、ネタばらしがあるん…やんな?」

にこ「…これがドッキリだったらいいわね。さっきのあいつ、完全に殺しに来てたわよ…」

ことり「ここから出られない…!?嘘だと言ってよ………!」

穂乃果「ことりちゃん…」
60: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 20:52:18.01 ID:Nyoc/Lul.net
………そんな事ないって分かってる。…でも、もしも、誰かが殺意を持ってしまったのなら…

真姫「…じゃあ私は帰るから」

海未「どこに行くつもりですか…?」

真姫「さっきのモノパカとか言う奴の話聞いてなかったの?」

真姫「『誰かを殺せばここから出られる。』これを間に受けて殺人を犯す可能性のある人間たちと一緒にいるメリットがないわ」

真姫「それに、本当に脱出口がないか調べないといけないし。それじゃ、あんたたちは精々馴れ合ってなさい」

にこ「…何よあいつ、感じ悪いわね」

絵里「でも、ずっとここにいる訳にもいかないわ」

にこ「…そうね、私も抜穴とかないか探してくる…」
61: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/22(水) 20:53:44.27 ID:Nyoc/Lul.net
ことり「…穂乃果ちゃんも行こ……?」

穂乃果「…うん」

海未「穂乃果…」

ガシッ

穂乃果「!!?」

海未「大丈夫です!私が必ず、穂乃果をここから出させてあげます!」

穂乃果「海未ちゃん…!」

ことり「ことりも頑張るよ………だから、穂乃果ちゃんも頑張ろう?」

穂乃果「うん!行こう!きっとどこかに隠し扉があるはずだよ!」

それから暫く校内を探索したけど、脱出の糸口はつかめずじまいでした。
74: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/23(木) 14:55:32.34 ID:vYvIgD1h.net
海未「こちら側の校舎は一通り探索しましたね」

穂乃果「じゃあ、次は…」

『絶望ホテル』

穂乃果「………行こう!」

私たちは、その通路を抜けます。

そして、通路を抜けた先のホールに絢瀬さんが佇んでいました。

絵里「!やっと来たわね。今、皆集めてるから、あなたたちもすぐに食堂に来て!」

穂乃果「?」
75: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/23(木) 14:56:05.17 ID:vYvIgD1h.net
ー食堂

絵里「皆集まったわね!」

真姫「もう!何なのよ急に拉致してきて!」

希「ほら、落ち着いて落ち着いて」

絵里「皆、モノパカの言っていた『コロシアイ』のこと、どう思ってる?」

海未「異常、ですかね…」

希「笑えない冗談やな~って…」

にこ「ほんと、頭おかしいわよ、あいつ…!」
76: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/23(木) 14:57:14.19 ID:vYvIgD1h.net
絵里「そうね、コロシアイは絶対に起こしてはいけないわ」

絵里「だから、毎朝この食堂に集まりましょう。お互いの様子を確認するためにね」

にこ「面倒ね…」

凛「ん~朝起きれるかな~…」

花陽「大丈夫だよ。花陽が毎日起こしに行くから!」

希「うん、そうやな。それがいい」

海未「私も賛成です。皆が毎日、同じ時間に集まるのは良い案だと思います」

真姫「…」
77: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/23(木) 14:58:00.42 ID:vYvIgD1h.net
絵里「じゃあ決定ね!明日からは毎朝、ここに集合!いいわね?」

にこ「私はいいけど…、矢澤が…ね?」

にこ「そもそも、あんたがリーダーぶってるのが気にくわないわ!」

希「まあまあ、仲良くしていこうや?」

にこ「ふんっ!」

真姫「話はそれだけ?なら私は部屋に戻るわ」

絵里「ええ、ごめんなさいね。どうしても皆を集めて話したかったから…」

真姫「…」
78: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/23(木) 14:58:40.94 ID:vYvIgD1h.net
絵里「じゃあ私たちも解散しましょう。皆、電子生徒手帳にも書いてあるけど『個室以外での就寝』は校則違反とみなされるからくれぐれも部屋を間違わないようにね!」

こうして、各々自分がすべき事を探しに行きました。

穂乃果「私たちはどうしよっか?」

海未「まだ寄宿舎の方は探索していないので、そちらを優先しましょう」

ことり「そうだね。まずはこの食堂から見て回ろっか?」
80: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/23(木) 15:50:46.66 ID:vYvIgD1h.net
私たちは食堂の奥にある調理場を覗いてみます。

穂乃果「ほわぁ~凄いね…!調理器具が何から何まで揃ってるよ!」

海未「冷蔵庫は業務用の物ですか…、かなり幅をとっていますね」

ことり「電子レンジにミキサーに…、これは…」

穂乃果「炊飯器…」

海未「しかし、包丁などの危険物を誰にでも触れる状態にしておくのはどうなのでしょうか…?」

穂乃果「ん~、でも料理には必要だもんね…」
81: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/23(木) 15:51:15.35 ID:vYvIgD1h.net
穂乃果「あれ?よく考えてみたらここに閉じ込められるって事は、ごはんが食べれないってことになるよね…!?」

海未「いえ、モノパカは私たちを餓死させる事が目的だとは思えません。きっとどこかに食料があるのでしょう」

ことり「でもここには無いみたいだね。別のところに行こうか?」

穂乃果「そうだね!」

私たちは食堂を後にし、隣の部屋へ移動します。
82: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/23(木) 15:51:48.33 ID:vYvIgD1h.net
ー食料庫

穂乃果「おぉー!!食べ物がこんなに…!」

海未「この量なら私たち9人でも一カ月は事足りますね!」

ことり「見て見て!マカロンがある!」

穂乃果「…生の鶏肉が丸ごと置いてあるよ…」

海未「缶詰や即席料理ならいいのですが、この様な食品はどうすれば…」

ことり「み、皆で料理頑張ろうよ!」
83: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/23(木) 15:52:20.98 ID:vYvIgD1h.net
私たちは食料庫を出た後、焼却炉へ入りました。

ートラッシュルーム

海未「ここは…ごみ捨て場の様ですね」

穂乃果「フタを閉めないと火が付かないんだ!」

ことり「この焼却炉、人1人も入れ無いくらい小さいね…」

穂乃果「その分よく燃える!」
84: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/23(木) 15:53:03.93 ID:vYvIgD1h.net
モノパカ「うぷぷぷぷ」

穂乃果「わぁ!モノパカ!?」

ことり「海未ちゃん…」

海未「大丈夫です。私が一撃で仕留めてみせます」

モノパカ「うわぁ!タンマ、タンマ!」

海未「…それで、何かご用ですか?」

モノパカ「うん…、ゴミ捨て当番について説明をね」

穂乃果「当番?」

モノパカ「ほら、一人だけ毎日ゴミ捨て担当、とかイジメじゃん!同情するじゃん!」

モノパカ「同情するなら金
85: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/23(木) 15:53:44.03 ID:vYvIgD1h.net
海未「なるほど、当番制にして皆を平等にすると言う事ですね」

モノパカ「…うん、…当番は僕がすでに決めています。こんな事で喧嘩されても困るしね」

モノパカ「まず、記念すべき1人目の当番は…、園田さんです!明日からよろしくね!」

海未「私ですか…」

モノパカ「はい、シャッターを開けるためのキーだよ」

モノパカ「因みに明日からはシャッターが降りて、キーを持ってる人以外焼却炉まで入って来られないようになってますので」
86: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/23(木) 15:54:35.34 ID:vYvIgD1h.net
モノパカ「そんじゃ、僕はこの辺で」

ヒョン

穂乃果「…消えた」

私たちは焼却炉を出た後、銭湯に向かいました。

穂乃果「ここ、お風呂だよね?…バリケード張ってあるけど…」

海未「どうやら入れないみたいですね…」

ことり「これで一通り探索したのかな?」

海未「何か気になったところはありますか?」

穂乃果「ん~、やっぱりシャッターが降りた階段だよね」

ことり「どこかに鍵とかあるのかな…?」
89: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/23(木) 22:26:35.10 ID:vYvIgD1h.net
結局、何も分からないまま私たちは自分の部屋へと向かいました。

穂乃果(部屋の扉にご丁寧なことにネームプレートがついてるよ…)

穂乃果(…部屋を間違えたりしないからいいんだけどね)

ー穂乃果の部屋

部屋の鍵が内側から閉められることを確認し、私はベッドにダイブします。

穂乃果(もうこの数時間で何日も過ごした気分だよ…)

穂乃果(なんか…眠くなってきた………)
90: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/23(木) 22:27:28.33 ID:vYvIgD1h.net
ドン ドン ドン

穂乃果「!!?」

部屋の扉から物凄い音がします。

穂乃果「えっと…、誰ですか~?」

私も危機意識はあります。無用心に扉を開けたりしません。

ドン ドン ドン

穂乃果「…」

ガチャ

穂乃果「どちら様…」

海未「穂乃果ぁ!!!」

穂乃果「うわぁ!!」
91: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/23(木) 22:35:47.99 ID:vYvIgD1h.net
ー食堂

穂乃果「ごめん、グッスリだったみたい…」

海未「部屋が防音なのはいいのですが、穂乃果を起こせないのは問題ですね…」

穂乃果「!ちゃんと起きたじゃん!」

海未「私が呼び始めてから5分後に、ですがね」

穂乃果「…だって防音なんだもん……」

にこ「ほら、料理できたから自分の分くらい運びなさい」
92: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/23(木) 22:36:11.30 ID:vYvIgD1h.net
穂乃果「…矢澤さん、料理できるんだ!」

にこ「ええ、私は超高校級のシェフと呼ばれてた頃もあったのよ!」

穂乃果「すごい!どんな料理なんだろう…!」

にこ「まあ、ここにある材料の種類が少ないからメニューはあまり代わり映えないと思うけど、そこは気にしないで、ニコッ!」

「…え?」

にこ「…何にもないわよ!」
93: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/23(木) 22:36:47.49 ID:vYvIgD1h.net
穂乃果「ふぅ…美味しかった~!」

凛「もうこれからの料理担当は矢澤さんで決定だね!」

希「いや~、よかったよかった。毒は入ってないんやね」

にこ「料理に毒を仕込むなんて超高校級のシェフとして恥ずべき行為よ!」

絵里「じゃあそろそろお開きにしましょうか。明日、ちゃんと集まってね?」

「ごちそうさまでした~!」
94: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/23(木) 22:37:39.38 ID:vYvIgD1h.net
ー穂乃果の部屋

私は部屋にあるシャワーを浴びた後、特にすることもなく、かといって外に出て行く勇気もなく、そのまま引きこもっていました。

ピンポンパンポーン

穂乃果「!な、何?」

部屋に付けられたモニターにモノパカが映し出されます。

モノパカ「えー、校内放送です。 午後10時になりました。 ただいまより『夜時間』になります。 間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま~す。 ではでは、いい夢を。おやすみなさい…」
95: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/23(木) 22:38:57.79 ID:vYvIgD1h.net
穂乃果(夜時間?)

あっ、と思い出し、私は電子生徒手帳を懐から取り出します。

穂乃果(えーなになに、『夜10時から朝7時までを夜時間とする』か…)

穂乃果(この時間は食堂が開いてないんだね)

私はそっと電子生徒手帳を直し、ベッドへダイブします。

穂乃果(…)

コロシアイなんて…起きるわけないよね…?
98: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/24(金) 20:47:39.33 ID:YCVZbodA.net
ピンポンパンポーン

モノパカ「オマエラ、おはようございます! 
朝です、7時になりました! 起床時間ですよ~! 
さぁて、今日も張り切っていきましょう~! 」

穂乃果(…結局眠れたの何分くらいだろ……)

ドン ドン

穂乃果「…海未ちゃん早いよ……」
99: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/24(金) 20:48:09.96 ID:YCVZbodA.net
ー食堂

矢澤さんの料理を囲み、皆で朝食会が始まります。

穂乃果「いや~、態々放送してくれるなんてありがたいね~」

海未「穂乃果?隈ができてますよ?ちゃんと夜更かしせずに寝ましたか?」

穂乃果「もー!海未ちゃん保護者みたいだよ!」

絵里「ねえ、皆。少し気になってたことがあるんだけど…」

「?」
100: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/24(金) 20:49:40.90 ID:YCVZbodA.net
絵里「これから私たちは一緒に暮らしていくわけでしょ?」

「………」

絵里「だから、お互いにもっと仲良くするべきだと思うの」

真姫「私はそう思わないけど」

希「まあまあ」

絵里「手始めに皆のこと名前で呼び合いましょう!」

穂乃果「そうだね!仲良くした方が楽しいもんね!」
101: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/24(金) 20:50:10.63 ID:YCVZbodA.net
絵里「決定ね!これからはお互いのことを名前で呼ぶのよ!分かった?」

「は~い!」

真姫「…バカみたい」

希「真姫ちゃんはノリ悪いね~!」

真姫「な!?馴れ馴れしいからやめてよ!」

朝食後、私は自分の部屋に戻りました。

穂乃果(皆のことを名前で呼ぶのか~、なんか面白そう!)
103: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/24(金) 20:53:34.45 ID:YCVZbodA.net
ー穂乃果の部屋

穂乃果(さて、暇になっちゃったけどお昼までどうしよっか?)

ー自由時間ー

安価>>109

誰と一緒にいるか
穂乃果以外の8人からどうぞ
1が特定できないような名前や関係ないもの、(既に死んでいる人物)の場合は休みにする

基本1人1回きりなので悪しからず
110: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/04/24(金) 22:14:56.51 ID:59ImoPEe.net
絵里
111: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/24(金) 22:26:24.68 ID:YCVZbodA.net
穂乃果「絵里ちゃん~!」

絵里「穂乃果!」

穂乃果「絵里ちゃん。穂乃果と何かお話ししよう?」

絵里「ええ、いいわよ」
112: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/24(金) 22:27:09.05 ID:YCVZbodA.net
ー絵里の部屋

穂乃果「私、絵里ちゃんと話したい事いっぱいあるんだ~!」

絵里「そう?例えばどんなのがあるの?」

穂乃果「ん~、絵里ちゃんの知られざる過去!とか?」

絵里「ごめんなさい、昔の事は覚えてないのよ」

穂乃果「ん~そっかぁ…」
113: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/24(金) 22:27:56.59 ID:YCVZbodA.net
絵里「私の才能…一体何なのかしらね。これから分かるなんてことあるのかしら」

穂乃果「…絵里ちゃんはハーフなの?」

絵里「ハーフじゃなくてロシアのクォーターなの。超高校級のロシアンっていうのもおかしいわよね…」

穂乃果「………超高校級の軍人、……とか?」

絵里「!?」

穂乃果「あ、ごめん!今の冗談だよ!忘れて!」

絵里「え、えぇ…。驚いたわ…急にそんな事…」

穂乃果「あははは…」
114: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/24(金) 22:29:24.92 ID:YCVZbodA.net
絵里「ねえ、穂乃果。あなたはどうしても守りたい人っている?」

穂乃果「え?う~ん、どうだろう…、そんなこと考えたこと無いから…」

絵里「穂乃果は今を大事にしなさい。あなたなら、きっと素敵な未来を切り開いていけるはずよ!」

穂乃果「うん!ありがとね、絵里ちゃん!」

穂乃果(私よりも小さいのに私よりもずっと大人びてる…。凄いな~、絵里ちゃん)

穂乃果(私も後輩の子に人生を諭すことなんてあるのかな…?…なんてね)
115: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/24(金) 22:30:18.12 ID:YCVZbodA.net
ー穂乃果の部屋

穂乃果(ん~夕方まで暇だけど、どうしようか…?)

ー自由時間ー

安価下

誰と一緒にいるか
穂乃果以外の8人からどうぞ
1が特定できないような名前や関係ないもの、(既に死んでいる人物)の場合は休みにする
116: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/04/24(金) 22:42:15.86 ID:7lRFy3Vy.net
マッキー
117: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/24(金) 22:51:45.56 ID:YCVZbodA.net
穂乃果「真姫ちゃん~!」

真姫「…何か用?」

穂乃果「うん!穂乃果とお話ししよう?」

真姫「…いいわ、付いて来なさい」
118: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/24(金) 22:52:28.20 ID:YCVZbodA.net
ー教室

穂乃果「…真姫ちゃんは何か将来の夢とかあるの?」

真姫「私は両親の病院を継いで医者になるつもりよ」

穂乃果「へ~、あ!だから超高校級の脳外科医なのか~!」

真姫「…何よ、悪い?」

穂乃果「い、いや、そういう訳じゃ…」
119: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/24(金) 22:53:05.86 ID:YCVZbodA.net
穂乃果「私はちゃんと将来のこと考えたことないからさ、真姫ちゃんみたいな人が羨ましいよ!」

真姫「…親の後を継げるってこと…?」

穂乃果「そうじゃないよ。穂乃果も親の後を継ぐのも一つの道なんだけどね…、でも周りに流されて後悔なんてしたくないって思ってさ」

真姫「…、私も他になりたいものがないわけじゃないわよ。だけど私が医者にならないと病院の跡取りが…」
120: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/24(金) 22:53:39.47 ID:YCVZbodA.net
穂乃果「そっか~、真姫ちゃんも大変なんだね」

真姫「!!何で私こんなことをあなたに…!!」

穂乃果「…真姫ちゃんの本当になりたいものって何?穂乃果が何か手伝えるもの?」

真姫「言うわけないでしょ!それに何で穂乃果が私の夢を手伝うのよ!」

穂乃果「…何でって、友達だからだよ?」

真姫「!!?ぅ…、知らない!!」

穂乃果「あ~!真姫ちゃんちょっと待って~!」

穂乃果(皆、色々な葛藤してるんだな~…)

穂乃果(穂乃果も頑張らないとね!)
121: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/24(金) 23:03:39.15 ID:YCVZbodA.net
ー穂乃果の部屋

モノパカ「えー、校内放送です。 午後10時になりました。 ただいまより『夜時間』になります。 間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま~す。 ではでは、いい夢を。おやすみなさい…」

穂乃果(今日は何も起きなかったね)

穂乃果(…でも、もしかしたら明日……)

穂乃果(…大丈夫だよね!絶対に皆でここから出るんだ!)
125: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 10:51:19.61 ID:23LUdYoR.net
モノパカ「オマエラ、おはようございます! 
朝です、7時になりました! 起床時間ですよ~! 
さぁて、今日も張り切っていきましょう~! 」

穂乃果(朝…食堂に行かないと…)

ー食堂

絵里「穂乃果、海未…、おはよう。あなたたちで最後ね」

にこ「とっくにご飯出来てるわよ!早く席につきなさい!」

朝から自称超高校級のシェフであるにこちゃんの料理を食べ、眠気を吹き飛ばしました。

「ごちそうさまでした~!」
126: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 10:52:28.51 ID:23LUdYoR.net
ー穂乃果の部屋

穂乃果(ん~…暇だ。これからどうしようか…?)

ー自由時間ー

安価>>128

誰と一緒にいるか
1 海未
2 ことり
3 凛
4 花陽
5 にこ
6 希

これ以外は全て休みにする
128: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 11:06:55.42 ID:HxPjvurc.net
うみみ
130: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 11:28:24.52 ID:23LUdYoR.net
穂乃果「海未ちゃん~!」

海未「!穂乃果!どうかしましたか?」

穂乃果「海未ちゃん!穂乃果と一緒にいよ~!」

海未「はい!ちょうど私も穂乃果と話がしたかったので!」
131: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 11:29:22.69 ID:23LUdYoR.net
ー穂乃果の部屋

穂乃果「そういえば海未ちゃんと2人きりって久しぶりだよね?」

海未「そうですね、中学の頃からは2人になることも無かったですから」

穂乃果「海未ちゃんは中学の時は弓道部頑張ってたもんね!」

海未「はい、お陰様でこうして希望ヶ峰学園に入学することができたのですが…、まさかこんなことに…」

穂乃果「うん…、海未ちゃん、中学の頃からモテてたよね」

海未「!?!?」
132: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 11:29:47.92 ID:23LUdYoR.net
海未「な、何を急に…!」

穂乃果「クラスの男の子たち、海未ちゃんのこと狙ってたんだよ?でも海未ちゃんの方がカッコいいから誰も告白できなかったんだよね~!」

海未「そ、そんなことありません!私がモテてただなんて…!」

穂乃果「ええ~!穂乃果も海未ちゃんカッコいいな~、って思ってたんだよ?」

海未「…私には、『好き』が何かよくわかりません…」

穂乃果「…海未ちゃん?」
133: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 11:30:21.16 ID:23LUdYoR.net
海未「私には弓道があります。それに、穂乃果やことりも側にいてくれます。今はそれだけでいいんです…」

穂乃果「うん、私も…。ここから出た後も、私と、海未ちゃんと、ことりちゃんも、ずっと一緒だよ!」

海未「はい!そのためにもまず、皆で無事に帰りましょう!」

穂乃果「うん!」

穂乃果(絶対にここから出るんだ…!絶対に…!)
135: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 11:31:48.20 ID:23LUdYoR.net
ー食堂

私たちはお昼ご飯を食べ、部屋へ帰ろうとすると、放送が流れ出します。

モノパカ『お前ら、お昼だからって昼寝なんてさせないぞ~!』

モノパカ『今から体育館へお集まりください!』

穂乃果(…)

嫌な予感がする…

そして、その予感は的中する。
138: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 18:04:28.06 ID:23LUdYoR.net
ー体育館

モノパカ「うんうん、皆揃ってるね。僕は嬉しいよ…!学園長やってて良かったよ…!」

真姫「前置きはいいから早く本題に入りなさい」

モノパカ「…じゃあ本題に入りたいと思います………」

モノパカ「僕はね、非常に遺憾なんだよ!このままじゃイカンのだよ!」

モノパカ「何ですか!このヌルい学園生活は!華の女子高生たちがヌルヌルしてる絵なんて見てても面白くないよ!」
139: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 18:05:02.47 ID:23LUdYoR.net
モノパカ「僕が欲しいのはね…、ドロドロで、グチャグチャ…そんな真っ赤な液体なんだよ!イチャイチャなんて需要ないよ!」

モノパカ「そこで僕は考えました!どうすればお前らが殺人を犯してまで外へ出たいと思うのか…」

絵里「!まさか…」

モノパカ「なんと、また新しい動機を用意しました!」

モノパカ「誰かを殺しても許されてしまう免罪符…それをお前らに授けよう!今すぐ視聴覚室まで来てね!」
140: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 18:05:31.35 ID:23LUdYoR.net
ー視聴覚室

「……………」

モノパカ「今、お前らに渡したディスクが、お前らの新しい動機なのです!」

モノパカ「そこには、お前らが知りたいと思うことが映し出されています!」

穂乃果「…」

私は、静かにそのディスクを再生機にセットしました。
141: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 18:05:58.19 ID:23LUdYoR.net
穂乃果(私が今、知りたいのは…)

ボタンを押して、再生が始まります。

ザッ………ザァ………

そして、そこに映し出されたのは…

穂乃果母「穂乃果~!入学おめでと~!」

穂乃果(お母さん!?)

お母さんとお父さん、そしてその間に妹の雪穂が座っています。
142: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 18:06:26.67 ID:23LUdYoR.net
雪穂「お姉ちゃん!入学おめでとう!まさかお姉ちゃんが希望ヶ峰に入れるなんてね~…世の中何があるか分からないもんだね!」

穂乃果(…雪穂…!)

穂乃果父「穂乃果、オメデトウ」

穂乃果(お父さん…)

穂乃果母「穂乃果、転入した後も調子に乗らず、しっかり勉強するのよ?あなたはまだ未熟者なんだから!」

穂乃果(お母さん…!)
143: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 18:06:56.09 ID:23LUdYoR.net
雪穂「お姉ちゃん~、たまには帰って来なよ?お父さん寂しがってるから~!」

穂乃果父「ナ、ソンナコト…」

穂乃果母「体調には気をつけるのよ!あまり無理しすぎちゃダメよ!分かった?」

穂乃果(うん…ありがとう、お母さん!雪穂!お父さん!)

ザ………ザァァァ………

穂乃果(ん?)

画面が砂嵐に覆われ、そして、新しく映り出されたのは…
144: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 18:07:51.21 ID:23LUdYoR.net
穂乃果(…………え?)

家族がいなくなった部屋だった。

まるで強盗でも入ったかのような荒れ具合で部屋の各所に硝子や血が飛び散っています。

穂乃果(な…誰がこんなこと…!)

???『高坂さんの家に、そして高坂さんの家族に、一体何があったのでしょうか?』

『正解は卒業の後で!』

穂乃果「………え…お母さん………?」

穂乃果「お父さん…!雪穂!!」

穂乃果「そんな………嘘でしょ………」
145: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 18:08:20.75 ID:23LUdYoR.net
私は絶望に打ちひしがれたまま周りを見渡します。

それぞれ別のDVDを渡されており、皆、別々の反応を見せています。

泣いている人、発狂している人、ただ静かに見ている人。

しかし、皆の顔は雲行きが怪しいです。

私はふと考えてしまいます。

穂乃果(…お母さんたちを助けるには…卒業しないと…)

穂乃果(!…ダメだよ!人を殺すなんて絶対ダメだ!!)
146: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 18:09:02.69 ID:23LUdYoR.net
私が葛藤していると、ことりちゃんが泣き叫びながら部屋を飛び出ました。

穂乃果「!ことりちゃん!!」

私はすぐに追いかけ、辿り着いたのは教室でした。

ー教室

穂乃果「………ことりちゃん」

ことり「穂乃果、ちゃん…?」

私は何も言えません、「何を見たの?」なんて私にはとても言えません。

ことり「…」タッ

穂乃果「…え」

ことりちゃんは突然、私に抱きついてきます。
147: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 18:10:59.33 ID:23LUdYoR.net
ことり「私…さ、家に忘れ物してたんだ…」

ことり「それは…お母さんとの仲直り…、ケンカしてたんだ…お母さんと…」

ことり「それで結局、何も言わずにここに来て…そしてこんな事になって…」

ことり「ちゃんと謝りたかった…!ごめんなさいって、謝りたかった!!」

穂乃果「え…それってどういう…」

ことり「…」
148: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 18:11:40.29 ID:23LUdYoR.net
ことりちゃんが何を見たのか、私には容易に想像ができました。

恐らく…

ことり「…お母さんが、家で血を流してたの」

穂乃果(!?)

違う。私よりももっと直接的なものだったんだ…

ことり「お母さん、全然動かなくて…血も床まで落ちてて…それで…」

ことり「私はこんなとこにいる場合じゃないの!!早く、ここから出ないと…」

穂乃果「ことりちゃん…」
149: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 18:12:06.05 ID:23LUdYoR.net
ことり「もう嫌だよ…こんなの…」

穂乃果「ことりちゃん!」

ことり「!」

穂乃果「きっと大丈夫…穂乃果が一緒にいる…海未ちゃんだって!」

穂乃果「ずっと一緒にいるから、穂乃果が守ってあげるから!だから、泣かないで…?」

ことり「………穂乃果ちゃん…!」
150: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 18:12:37.57 ID:23LUdYoR.net
モノパカ「いや~たってますね~、ビンビンにたってますね~」

穂乃果「!?な、何が!」

モノパカ「フラグがビンビンにたっちゃってるよ~!…あれ?一体何を想像したのかな?」

穂乃果「う、うるさい!!」

穂乃果(…大丈夫、穂乃果が守ってみせる…必ず…!)

ことり「…」
151: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 18:13:09.72 ID:23LUdYoR.net
皆であまり食欲が進まないまま夕食を食べ、部屋に戻ってからどのくらいの時間が経っただろう…

時刻は午後9時45分…夜時間になる前だ。

私はさっきから、落ち着かないでいる。ことりちゃんのことだ。

穂乃果(ことりちゃん…!)

嫌な予感がした。それを感じるとすぐに、ことりちゃんの部屋へと向かいました。
152: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 18:14:17.60 ID:23LUdYoR.net
ーことりの部屋前

ガチャガチャガチャ

穂乃果「あれ!?開かない!」

ガチャ

ことり「?穂乃果ちゃん…?どうしたの?」

穂乃果「!ことりちゃん……はぁぁぁ~…良かった~…」

ことり「?」
153: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 18:14:49.34 ID:23LUdYoR.net
穂乃果(そっか…内鍵を閉めてたんだね…)

穂乃果「ことりちゃんの無事を確認できたし、穂乃果はもう戻るよ!じゃあね!また明日!」

ことり「うん?バイバイ、穂乃果ちゃん」

ガチャ

そして、これが私とことりちゃんの、最後の会話となった。
155: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 21:31:50.25 ID:23LUdYoR.net
モノパカ「オマエラ、おはようございます! 
朝です、7時になりました! 起床時間ですよ~! 
さぁて、今日も張り切っていきましょう~! 」

穂乃果(食堂…行かなきゃ…)

ー食堂

絵里「穂乃果、おはよう」

穂乃果「おはよう…」

そこは静かな世界でした。

穂乃果(やっぱりまだ昨日のことが…)
156: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 21:32:26.12 ID:23LUdYoR.net
にこ「料理できたわよ~!」

凛「すごい!至る所鳥尽くしにゃ!」

にこ「鳥の唐揚げに焼き鳥…鳥のソテーに鳥の串刺しよ!」

海未「…朝からこの量は重たいですね…」

穂乃果(…鳥………?)

絵里「あと来てないのは真姫とことりね…」

穂乃果(………え?)

凛「凛、真姫ちゃん呼んでくるよ!」

穂乃果「私はことりちゃん呼んでくる!!」
157: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 21:33:00.62 ID:23LUdYoR.net
絵里「穂乃果、私も行くわ」

穂乃果「うん、分かった」

ーことりの部屋前

ガチャガチャガチャ

穂乃果「開かない………って、開いた!?…またやっちゃったよ」

絵里「?」

ーことりの部屋

穂乃果「ことりちゃん!!」

絵里「ことり!!」
158: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 21:33:44.50 ID:23LUdYoR.net
綺麗な部屋は、特に荒らされた形跡もなく、物凄く生活感にあふれていました。

穂乃果「ことりちゃん~!」

私たちは部屋の中を探し回ります。

穂乃果「ことりちゃん!」

絵里「穂乃果…流石にベッドの下にことりは入れないわよ…」

そして、最後に残った場所は…

絵里「シャワールームね」
159: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 21:34:38.73 ID:23LUdYoR.net
穂乃果「!?」

シャワールームのドアノブを握った瞬間、私をとてつもない悪寒が襲います。

絵里「穂乃果、大丈夫?」

穂乃果「う、うん、大丈夫だよ…きっと…!」

私はドアを、勢いよく開けました。

そしてそこには、裸のことりちゃんが壁にもたれて座っていました。


………顔に、血を流して。

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
164: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 22:57:44.93 ID:23LUdYoR.net
ー体育館

「…のかちゃ………ほのか……!」

「穂乃果!!」

穂乃果「ん……?あれ、ここは……?」

海未「穂乃果…ようやく目を覚ましてくれましたね…!」

穂乃果「え?………な~んだ!ただの夢か~!」

モノパカ「うぷぷ、夢じゃないんだな~これが!」

穂乃果「…え?」
165: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 22:59:05.74 ID:23LUdYoR.net
穂乃果「あれ?そういえばことりちゃんは…?」

この体育館には今、ことりちゃんを除く8人とモノパカがいます。

「………」

穂乃果「ことりちゃん…?何で、いないの…?」

絵里「穂乃果、落ち着いて聞いてね…。ことりは………死んだわ」

穂乃果「…」

私の頭に浮かんだ絵は、シャワールームで座っている、ことりちゃんの死体だった。
166: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 22:59:52.81 ID:23LUdYoR.net
穂乃果「…嘘、だよね?ドッキリ…なんだよ…」

モノパカ「もー!何回言わせんの!これは夢でも嘘でもドッキリでもないんだよ!ただの悪夢なんだよ!」

ことりちゃんが…死んだ?何で?殺された?誰に?
…この中に犯人が………!?

モノパカ「では、早速…『学級裁判』の説明をしていきましょう!」
167: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 23:00:20.81 ID:23LUdYoR.net
モノパカ「学園内でコロシアイが起きた時に、その犯人を暴くため、学級裁判が開かれます!」

モノパカ「学級裁判では誰が殺人を犯した『クロ』なのかを議論し合ってもらいます」

モノパカ「そして多数決を取り、誰がクロなのかを投票してもらいます」

モノパカ「最も票数が多かったのがクロだった場合、そのクロだけが『おしおき』となります」

モノパカ「逆にシロが最も票数を集めた場合、クロは卒業となり、クロ以外は全員おしおきとなります」
168: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 23:00:56.18 ID:23LUdYoR.net
モノパカ「ふぅ、ザッと説明したけどこんなもんかな」

真姫「ちょっと、さっきから言ってる『おしおき』って何なのよ!」

モノパカ「うぷぷ、それはね~…」

モノパカ「簡単に言うと、処刑だよ」

にこ「…処刑!?」

真姫「…つまり」

モノパカ「そう!ザックザック殺しちゃうんだよ!」
169: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 23:01:28.00 ID:23LUdYoR.net
海未「犯人が分からなければ…全員が処刑される…!?」

モノパカ「うん、だから犯人探し頑張ってね~!」

穂乃果「モノパカ!」

モノパカ「ほい?」

穂乃果「…その犯人って、本当にこの中にいるの…?」

モノパカ「はい!勿論です!それは僕の目が証明します!」

穂乃果(誰かが…殺した…?そんな…)
170: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 23:01:56.35 ID:23LUdYoR.net
絵里「…」

モノパカ「お前らは今から捜査を始めるんだろうけど、生の死体なんて見たことないゆとり世代でしょ?」

モノパカ「だから僕が、プロも顔負けの検死結果を纏めてあげたよ!」

モノパカ「その名も…『モノパカファイル』!」ザモノクマファイルゥ

モノパカファイルと名付けられた端末には、被害者の情報が載っていました。
171: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 23:02:27.35 ID:23LUdYoR.net
被害者
南ことり
超高校級の保健委員

鈍器のようなもので頭を殴られ死亡
即死ではない
死亡推定時刻は昨晩10時から11時頃


穂乃果「…」

モノパカファイルに貼られていた被害者の写真を見て、本当にことりちゃんが殺された、ということを再認識した。

希「どうするん!このままやとうちら…!」

真姫「どうするも何もやるしかないでしょ。死にたくないならね」
172: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 23:02:58.30 ID:23LUdYoR.net
穂乃果(やらなきゃ…私たちが…私が!)

穂乃果(犯人を、見つけるんだ!)

ー捜査時間ー

穂乃果(…って言ってもどうすればいいんだろう…)

海未「穂乃果」

穂乃果「え、何…?」

海未「皆、ことりの部屋に集まっていますので私たちも行きましょう」

穂乃果「…うん」
173: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 23:03:29.21 ID:23LUdYoR.net
ーことりの部屋

部屋に入ると、皆は部屋の中を捜索していた。そして、真姫ちゃんはことりちゃんの死体を観察していました。

海未「私たちも何か重要な手がかりでも探しましょうか」

穂乃果「そうだね」

皆、どうすればいいか分からず、ただ部屋の中をウロウロと歩き回っているだけだった。

たまにシャワールームの方を見てはすぐに目をそらす。
174: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 23:04:19.76 ID:23LUdYoR.net
真姫「このモノパカファイルとかいう奴の通り、頭部の打撲が致命傷みたい。他に目立った傷は残ってないわね」

絵里「ねえ、もし犯人が自分の残した証拠を消したりしたら大変だから、何人かこの現場の警備をしてくれないかしら?」

凛「!それ、凛がやる!」

絵里「1人だとその人が犯人だった時に証拠隠滅されるから、2人以上がいいわ」

花陽「じゃあ私も!私じゃ何もできそうにないから…」

にこ「私もやるわ。捜査なんてアイドルの仕事じゃないし」
175: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 23:04:47.76 ID:23LUdYoR.net
絵里「ありがとう、じゃあここは任せたわね」

そう言うと絵里ちゃんはどこかへ行きました。

穂乃果(よし!私も頑張らないと!)

意を決して、シャワールームへと足を踏み入れます。

目の前にある光景は悲惨なもので、つい数時間前まであんなに元気だった少女は、2度と目を覚ますことはありません。

穂乃果「ぅっ…」

腹をくくり、捜査を始めます。
176: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 23:05:20.61 ID:23LUdYoR.net
海未「…何故、ことりは服を着ていないのでしょうか?」

穂乃果「それは…シャワーを浴びてたから?」

海未「やはりそうなりますね…」

海未「ことりは、シャワーを浴びている間に、何者かに殴られた、ということでしょう」

穂乃果「…一体誰が…」

頭から流れた血は、首を伝って、上半身まで黒い川を作っていました。
177: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 23:05:49.44 ID:23LUdYoR.net
穂乃果「?」

ことりちゃんの左手の人差し指の先に血が付いています。

穂乃果(黒くなってるってことは、付いてからかなり時間が経ってるってことだよね…?)

そして、ことりちゃんの背後の壁にも血が付いていました。

穂乃果「これ…何だろう?」

海未「…もしかすると、これはダイイングメッセージかもしれません…!」

穂乃果「!?」
178: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 23:06:18.45 ID:23LUdYoR.net
『0>1111』

海未「数字…何かの暗号でしょうか?」

穂乃果「…」

穂乃果(ことりちゃんは何を思って、この暗号を残したんだろう…?)

穂乃果(…あれ?)

私は、最後から2番目の『1』の上から、最後の『1』の下にかけて、斜めの線が薄っすらとある事を見つけました。
179: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 23:09:46.50 ID:23LUdYoR.net
穂乃果「ねえ、3人は何か昨日のこと知らない?」

凛「う~ん…昨日…っていうより、ここに来てからほとんどかよちんの部屋にいるから分からないな~」

花陽「あ、そういえば昨日の夜ご飯の後、ことりちゃんがお皿洗ってたよね…ね?にこちゃん」

にこ「そうね、今までは暇そうな人捕まえて手伝って貰ってたのよ」

にこ「でも昨日の晩は皆誘い辛くて仕方なかったわ」

にこ「そしたら、ことりが手伝いに来てくれて…正直助かったわよ」

穂乃果(ことりちゃん…)
180: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 23:10:11.76 ID:23LUdYoR.net
ートラッシュルーム

海未「…何もありませんね」

穂乃果「何でここに来たの?」

海未「焼却炉といえば、証拠隠滅にうってつけだからですよ」

穂乃果「ふ~ん…」
181: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 23:11:08.00 ID:23LUdYoR.net
その後も、食堂、調理場、食料庫、ランドリーと見て回ったけど、何も証拠は得れませんでした。

海未「シャワールームは夜時間の間でも使えたのでしょうか?」

穂乃果「うん、10時以降も普通に使えたよ?」

モノパカ「ご都合主義だね!」

穂乃果「うわぁ!モノパカ!」

海未「くっ…弓があれば倒せるのですが…!」

モノパカ「園田さんは狩猟民族か何かなんだね」
182: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 23:11:37.29 ID:23LUdYoR.net
結局、犯人を特定する証拠を掴む事はできませんでした。

ピンポンパンポーン

モノパカ『もう捜査の方は一通り終わったみたいだね!』

モノパカ『では、学級裁判を開きますので、校舎1階にある赤い扉の部屋にお集まりください!』

穂乃果「…終わり!?まだ分からない事だらけだよ!」

海未「とにかく、今は行くしかありません…」
183: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 23:12:13.83 ID:23LUdYoR.net
ー赤い扉の部屋

8人が揃うと、モノパカによるアナウンスがなりました。

モノパカ『皆、揃ったみたいだね』

モノパカ『お前ら、覚悟はできてるか…?僕はできてるよ!』

モノパカ『今から裁判場へ向かってもらいますので、部屋の奥にあるエレベーターにお乗りください!』

「………」

沈黙の中、最初に一歩を踏み出したのは、真姫ちゃんだった。
184: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 23:12:40.24 ID:23LUdYoR.net
穂乃果「ねえ、真姫ちゃん。何か証拠は見つけられた?」

真姫「…いいえ。それに今教えるわけにはいかないわ」

穂乃果「え?」

真姫「この話は、裁判で話し合いましょう」

私たちを乗せたエレベーターは降下を始め、しばらくの後、扉が開いた。
185: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 23:13:12.03 ID:23LUdYoR.net
ー裁判場

穂乃果「ここが…裁判の場所…!」

ポップでクールでキュートな内装は、とても裁判場を彷彿させるものではありませんでした。

モノパカ「ようこそ、いらっしゃ~い!」

凛「これを作った人の趣味最悪だよ…」

モノパカ「コラー!僕の悪口を僕がいるところでしないでよ!泣いちゃうよ!僕!」
186: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 23:13:47.26 ID:23LUdYoR.net
真姫「いいから、さっさと案内して」

モノパカ「分かりました~!では、自分の名前の札が付いている席へ移動してください!」

モノパカの指示に従い、私たちは自分の席に立ちます。

法廷は円を囲んでおり、皆の疑惑の目線がぶつかり合います。

穂乃果「……あれ…」

モノパカ「ん~?どうかした?」

穂乃果「…ことりちゃんの、写真…」
187: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 23:15:04.39 ID:23LUdYoR.net
モノパカ「あ~、気付いちゃった?それは死んだ人だけ省いたら、イジメじゃん?かわいそうじゃん?同情するじゃん!」

モノパカ「同情するならかね

穂乃果(…ことりちゃんのあんな写真…いつ撮ったのだろう?何でモノパカがそれを…)

モノパカ「君たちは9人でワンセットだからね、まあ気にしなくていいよ!」

絵里「…」
188: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/25(土) 23:15:35.16 ID:23LUdYoR.net
モノパカ「それより、とっとと始めちゃいましょう!」

モノパカ「学級裁判を!!」

穂乃果(…始まる………私たちの…学級裁判が…!!)

ー学級裁判 開廷ー
202: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 12:10:24.42 ID:kHepOzlP.net
モノパカ「まずは、学級裁判の簡単な説明から始めましょう!」

モノパカ「学級裁判の結果はオマエラの投票により決定されます。」

モノパカ「正しいクロを指摘出来れば、クロだけがおしおき。」

モノパカ「だけど…もし間違った人物をクロとした場合は…」

モノパカ「クロ以外の全員がおしおきされ、みんなを欺いたクロだけが晴れて卒業となります!」

モノパカ「まず最初は、事件の要約から始めちゃいましょう!」

ー議論開始ー
204: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 12:27:07.71 ID:kHepOzlP.net
真姫「まず犯人はことりの部屋へ浸入し」

真姫「ことりを鈍器で殺害した」

真姫「これくらい分かるわよね?」

海未「犯人はどうやって部屋に入ったのでしょうか」

凛「普通に『ドアから入った』んじゃないの?」

にこ「ドア以外に侵入口なんてないでしょ!」

花陽「ことりちゃんに開けてもらった…のでしょうか」

希「『ドアを壊した』」

希「…は流石にないな!」

にこ「普通に『鍵が開いてた』んじゃないの?」

穂乃果「それは違うよ!!」論破
205: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 12:27:50.23 ID:kHepOzlP.net
にこ「え?!」

穂乃果「あ、ごめん…」

穂乃果「でもそれは違うんだよ!」

にこ「な、何が違うのよ!」

穂乃果「えっと~………」

絵里「穂乃果は昨晩、ことりの部屋に行ったのよね?」

「!!」

穂乃果「!何で知ってるの!?」
206: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 12:28:18.50 ID:kHepOzlP.net
絵里「今朝、ことりの部屋へ向かった時にあなたはまず、ノックをする前にドアを開けようとしたでしょ?」

絵里「そしてその時、『またやってしまった』みたいな事を言ってたわよね」

穂乃果「う、うん!昨日の夜時間の前にことりちゃんの部屋へ行った時もノックせずに開けようとたんだよ!」

穂乃果「で、その時はことりちゃんの部屋には鍵がかかってたんだ!私が自分の部屋に戻る時もちゃんと鍵を閉めてた…と思うよ!」
207: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 12:28:52.53 ID:kHepOzlP.net
真姫「つまり、ことりは夜時間前からずっと部屋の鍵を閉めてて、気付かれずに浸入するのは不可能、ってことね」

海未「では、ピッキングをして入ったのでしょうか?」

モノパカ「ピッキングは無理だよ!だって、そういう設計になってるんだもん!」

絵里「…だ、そうよ」

花陽「なら、どうやって入ったんだろう…」
208: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 12:29:34.33 ID:kHepOzlP.net
希「合鍵…はどうやろ?」

真姫「そんなのあったかしら?」

モノパカ「夜這いなんかがあったら堪ったもんじゃないからね!合鍵は、ありません!」

にこ「…じゃあいよいよどうやって入ったのよ」

「………」

穂乃果「あ!ねえねえ、皆の『アリバイ』はどうなの?まだ聞いてないよね!」

絵里「それは…たぶん、誰もないわよ?」
209: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 12:30:18.61 ID:kHepOzlP.net
穂乃果「え、何で?」

真姫「アリバイを証明する証拠がないわ。証明する人もいないし」

絵里「皆、無意識的に夜の外出は避けてるのよ。皆が寝静まった頃は、殺人を考えてる人間が動き出す時間だもの」

穂乃果「じゃあ、皆アリバイないの…?」

「………」
210: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 12:30:54.23 ID:kHepOzlP.net
海未「行き詰ってしまいましたね…」

絵里「…一旦、議題を変えましょう」

穂乃果「そうだね、じゃあ次は…」

真姫「凶器について話したいわ」

絵里「そうね。結局凶器は見つかったの?」

真姫「…色々探し回ったけど、人を殺傷できる物は見つからなかったわ」

海未「机だとシャワールームに入れない上に、そもそも持つことすらできません…」
211: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 12:31:38.57 ID:kHepOzlP.net
にこ「そういえば、何でことりがシャワールームで殺されたことになってるの?」

真姫「血痕が付いてないか他の場所も探したけど見つからなかったわ」

穂乃果「シャワーを浴びてて油断してる時なら…」

希「あ!犯人はことりちゃんがシャワーを浴びてる時に部屋へ浸入したんじゃない?!」

にこ「その話は終わったでしょ!引きずってこなくていいのよ!」
212: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 12:32:05.46 ID:kHepOzlP.net
凛「でも、シャワールームにいたらドアの音聞こえないみたいだよ?」

穂乃果「!そうなの?」

花陽「はい、私がシャワーを浴びてる時に凛ちゃんが部屋に入ってたそうなんですが、全然気付きませんでした!」

絵里「ふむふむ…」

真姫「犯人はことりがシャワーを浴びてる時に浸入した、ということで間違いないわね」

にこ「でも鍵はどうしたのよ?」

海未「凶器も分かりませんし…」

「………………」
213: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 12:32:35.43 ID:kHepOzlP.net
モノパカ「おや?議論行き詰まっちゃったの?早いけどもう投票タイムに…」

絵里「いえ、まだよ!」

「!」

絵里「ことりに気付かれず、部屋の鍵を開ける方法ならあるわ!」

真姫「鍵を使わずに鍵を開ける…一体どうすればできるのよ!」

穂乃果(鍵を開けるには正攻法しかないんだよね…?)

穂乃果(…犯人はどうやって鍵を開けたの…?)

ー議論開始ー
214: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 12:33:14.88 ID:kHepOzlP.net
絵里「鍵を開ける方法ならあるわ!それは…」

にこ「『超高校級の強盗』が紛れ込んでるんじゃないの?」

絵里「それは…」

凛「実は全部の部屋の『鍵が一緒』だったりして!」

絵里「…それは…」

海未「やはり『ドアを破壊』したのでしょう」

絵里「……それは…」

希「犯人は『時空を捻じ曲げた』んやな!」

絵里「もう!人の話聞きなさいよ~!」
215: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 12:33:52.93 ID:kHepOzlP.net
穂乃果(犯人は正攻法で開けたんだ…)

穂乃果(ということは…)

絵里「鍵を開ける方法ならあるわ!それは…」

真姫「ドアを『すり抜けた』…とか?」

絵里「それは…」

凛「部屋の壁を『くり抜いた』んだよ!」

絵里「…それは…」

花陽「隣の部屋から『通り抜けフープ』をつかったんです!」

絵里「…それは……」

にこ「やっぱり鍵は『開いてた』んじゃない?」

穂乃果「それは違うよ!!」論破
217: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 12:37:41.22 ID:kHepOzlP.net
にこ「なによ!また…」

穂乃果「穂乃果分かったよ!どうやって鍵を開けたのか!」

絵里「…そうなの、…よかったわね」

穂乃果「犯人は…」

穂乃果「内鍵から開けたんだよ!」

真姫「つまり、犯人は現場に潜んでたってこと?」

海未「しかし、隠れる場所などありませんでしたよ?」

にこ「それなら、ことりから鍵を盗んだ、っていう推理の方が100倍マシよ!」
218: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 12:38:13.46 ID:kHepOzlP.net
花陽「シャワールームに隠れてたのぉ!?」

凛「ベッドの下は狭いから入れないよ?」

真姫「そもそも、どうやって部屋に入ったのかが解決してないわ」

絵里「いえ、穂乃果の推理は正しいはずよ」

にこ「な、どこがよ!」
219: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 12:38:43.20 ID:kHepOzlP.net
穂乃果「皆、強引に入った~とか思ってるみたいだけど、もっと簡単に入る方法ならあるよ!」

海未「それはどのような?」

穂乃果「ことりちゃんに入れてもらうんだよ!」

真姫「昨日のお通夜状態で、しかも誰かを殺す動機がある人間を部屋に入れるわけないでしょ!」

穂乃果「う~ん、そこは分かんないんだけど…」

穂乃果「でも、それなら部屋に入れるし、更にことりちゃんがシャワーを浴びてる間に抜け出して、隠しておいた凶器を取り出せるよ!」
220: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 12:39:15.02 ID:kHepOzlP.net
海未「なるほど!凶器になるものを持ってないことを示せば部屋に入れてくれるはずです!」

真姫「そう上手くいくかしら?」

絵里「上手くいかなかったら、また後日にすればいいのよ」

真姫「それに証拠がないわ」

絵里「ええ、何も証拠はないわ。だからこの推理が正しいと仮定して議論を進めましょう?きっと答えが見えてくるわ」
221: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 12:39:53.40 ID:kHepOzlP.net
絵里「じゃあ次は…凶器が何か、ね」

海未「やはり、隠せない物なのでしょうか」

花陽「わざわざ取りに出ないといけないもの…」

にこ「…頭突きとかは?」

希「にこちゃんはどっかで頭打ったみたいやね」

にこ「…」

穂乃果(犯人が使った、隠せない凶器…それは…)

ー議論開始ー
222: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 12:41:05.70 ID:kHepOzlP.net
凛「凶器は隠せないくらい大きな物か~…」

凛「『金属バット』とか?」

にこ「そんな物無かったでしょ!」

希「模擬刀で殴ったんとちゃう?」

希「『模擬刀の先制攻撃』だべ!」

にこ「だからそんな物無かったでしょ!」

花陽「持てなくても動かせれられればいいんですよね?」

花陽「『トラクターで突っ込む』というのはどうでしょう?」

にこ「もう疲れた…」
223: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 12:41:43.74 ID:kHepOzlP.net
穂乃果(私たちでも持てる、硬くて手頃な大きさの物…)

穂乃果(常識に囚われちゃダメだ…!)

真姫「鈍器に成り得そうな物なんて無かったわ」

絵里「でもことりは確かに」

絵里「『何かで殴られて』死んでいるの!」

海未「壁に頭をぶつけた可能性もあります」

にこ「エキセントリックなドジっ子ね…」

真姫「『食べ物じゃ無理』だし…」

穂乃果「それは違うよ!!」論破
224: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 12:42:23.46 ID:kHepOzlP.net
真姫「ええ!?何が間違ってるのよ!トマトじゃ人は殺せないわ!」

凛「食べ物アレルギーならできなくもないけど…」

絵里「この殺人に使われた凶器は鈍器なのよ?食べ物でそれができたのかしら?」

穂乃果「うん、できたはずだよ!たぶん!」

真姫「たぶんって…」

穂乃果「昔、テレビで見たことあるんだよ。ほら、バナナを液体窒素に入れると、釘が打てるようになるって」

海未「つまり…食べ物を凍らせたのですか!?」
225: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 12:43:03.95 ID:kHepOzlP.net
穂乃果「それなら、簡単に凶器が作れちゃうでしょ?」

穂乃果「前々から凍らせておいて、いつでも使えるようにしてたんじゃないかな?」

絵里「そうね。それに食べ物なら食べてしまえば証拠隠滅できるのよ!」

「!!?」

真姫「人を殺すならそれなりのサイズは必要だわ…そうなると凶器は…」

穂乃果「凶器は凍らせた鶏肉の塊だよ!たぶん!」
226: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 12:43:40.66 ID:kHepOzlP.net
凛「ええ!?鶏肉ってあの鶏肉!?」

花陽「…もしかして、私たちが今朝に食べた、あの鶏肉ですか…?」

穂乃果「あ…、そうだね…」

真姫「うぅぅ!!?」

凛「真姫ちゃん!?頑張って耐えて!!」

絵里「こらこら、何小芝居してるのよ。今朝は誰も朝ごはん食べてないでしょ?」

真姫「………そうだったわね」
227: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 12:44:15.04 ID:kHepOzlP.net
穂乃果「ことりちゃんが殺された翌日の朝に、あの鶏肉料理が出されたっていうことは…」

穂乃果「犯人は、にこちゃん…なんだね?」

にこ「…はぁ?何言ってんのよ。たまたま鶏肉料理を作ったら犯人扱い!?ふざけないで!」

絵里「その料理を作ったのが犯行の翌日、っていうところが問題なのよ。にこ、分かる?」

にこ「ちょっと待ちなさい!」
228: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 12:45:45.39 ID:kHepOzlP.net
にこ「何でその鶏肉が凶器ってことになってるのよ!証拠はないでしょ!」

穂乃果「でも、他の食べ物は凍らせても人を殺せないと思うし…」

にこ「思う~って何よ!憶測でにこを疑うのは止めてくれない?!」

絵里「ねえ、にこ。あなたは今朝のご飯を鶏肉料理にした理由は何?」

にこ「そんなの…たまたまよ」

絵里「それに血は付着してなかった?」

にこ「してるわけないでしょ!」

絵里「それはどこに保存していたの?」

にこ「冷蔵庫に入れてたわ。それが何?」
229: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 12:46:29.32 ID:kHepOzlP.net
海未「調理場はにこに任せていたので、証拠にはなりませんね」

にこ「だ・か・ら!何度も言ってるけど私は犯人じゃないわ!」

絵里「…」

にこ「何で私がことりを殺さないといけないのよ!」

真姫「…」

にこ「…穂乃果、ね」

穂乃果「え?」

にこ「あんたがことりを殺したのよ!そして自分が犯人にされないように私に罪を擦りつけてる!そうでしょ!」
230: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 12:47:06.05 ID:kHepOzlP.net
穂乃果「違うよ!私は私なりに推理しただけで…」

にこ「推理ぃ?ただの妄想でしょ!凶器は証拠もないし!動機もないし…」

真姫「動機なら、皆とびきりのがあるわよ」

にこ「………」

にこ「とにかく、穂乃果!あんたは私が犯人って証拠があって議論してるのよね?なら今すぐ証拠を出しなさい!」

穂乃果「え!?……それは…」

にこ「できないの…?」
231: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 12:47:58.70 ID:kHepOzlP.net
にこ「じゃあやっぱり、あんたは私に濡れ衣を着せて、自分だけここから逃げようとしてたってことね!」

穂乃果「ち、違う…ちょっと待って!」

にこ「待たないわ!あんたの犯行を最初から振り返ってやるわ!そこで証明してあげる!」

穂乃果「私は…犯人じゃ……」
232: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 12:53:44.81 ID:kHepOzlP.net
にこ「あんたとことりは幼馴染みなのよね?だからことりはあんたを疑うことなく部屋へ招いた」

にこ「そして夜時間になってからシャワーを浴びさせるように上手く捕まえ、そして夜時間になると…」

にこ「シャワーを浴びてることりを、背後から殴り殺した」

真姫「凶器はどうしたのよ」

にこ「そんな物なんとでもなるでしょ。例えばシャワーノズルなんかで…」

絵里「シャワーを浴びてる人の後ろからそのシャワーノズルで殴るっていうのは流石に無理があるわ」

にこ「うっ…だから例えばよ!椅子なんかでも殺せるはずよ!」

真姫「あの強さで殴ったら、椅子が壊れてるはずよ」

にこ「例えばよ!」
233: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 12:54:34.50 ID:kHepOzlP.net
にこ「何よ…寄って集って私のことを………あんたたち、グルなの?」

真姫「…はあ………」

絵里「自分の命がかかってるのよ?それなら犯人に協力したりしないわ」

にこ「…共犯も犯人と一緒に卒業できるんでしょ…?」

モノパカ「誰もそんなこと言ってないよ?」

モノパカ「それに!もし皆が共犯で1人を殺したなら、1人を除いて皆卒業しちゃうじゃん!先生悲しい!」

にこ「…」
234: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 12:55:03.83 ID:kHepOzlP.net
穂乃果「にこちゃん。ことりちゃんが残してくれたダイイングメッセージ…あれ、どういう意味か分かる?」

にこ「知らないわよ…どうせ犯人が付けたってオチでしょ」

穂乃果「そうかもね、そうかも。でも、解いてみるのもいいと思うんだ。どうかな?」

にこ「…別にいいわよ。あんたも一分一秒でも長く生きたいでしょうし…付き合ってあげるわ」

穂乃果「…ありがとう」
235: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 12:55:40.09 ID:kHepOzlP.net
海未「『0>1111』でしたね」

凛「0は1111よりも大きい…?あれ?そうだっけ?」

真姫「そんなわけないでしょ。これは暗号よ」

穂乃果「待って、海未ちゃん。暗号が間違ってるよ」

海未「そんなはずは…」

穂乃果「正しくはね…」

『0>111\1』

希「スラッシュ?」

穂乃果「これは数字じゃなくて、アルファベットだったんだよ」
236: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 12:56:38.42 ID:kHepOzlP.net
花陽「O>II…最後のは大文字のNですか?」

穂乃果「うん、でもあの状況を考えてみて」

穂乃果「ことりちゃんは殴られた後、体勢を変えて壁にもたれ、その状態であれを書いたんだ」

絵里「だから上下左右反転するってことね」

凛「?そうなの??」

真姫「そうなるのよ」
237: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 12:57:44.28 ID:kHepOzlP.net
穂乃果「それで考えると…」

『NIKO』

穂乃果「…NIKO、つまりにこちゃんのことになるんだ」

にこ「…これが私を犯人にするための証拠?ふっ、笑わせないでよ」

穂乃果「ううん、私は凶器の鶏肉が1番の証拠だと思ってる」

にこ「だぁかぁらぁぁ!たまたま鶏肉料理にしたい気分でそれがたまたま犯行の凶器にもなり得るってだけで私を犯人だって言ってるんでしょ!?」
238: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 12:58:46.40 ID:kHepOzlP.net
モノパカ「女子高生がたまたま言わないの!視聴者がドン引きだよ!」

にこ「は?視聴者?…そんなことより!」

にこ「穂乃果、あんたは自分が犯人じゃないって証拠はある?アリバイはあるの?!」

穂乃果「…私のアリバイを証明してくれるのは…ことりちゃんだよ」

にこ「はぁ!?ことりは死んだでしょ!それにあんたが昨日ことりの部屋に来てすぐ帰ったとかなにも証拠なんて無い

絵里「待ちなさい!」

にこ「な、何よ…」

絵里「にこ。今のは穂乃果とことりしか知り得ないはずの情報よ!」
239: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 12:59:24.96 ID:kHepOzlP.net
にこ「はぁ!?何が?ことりの部屋に行ったっていうのは穂乃果が言ってるでしょ!」

絵里「…『穂乃果がことりの部屋に入った後、すぐに帰った』ってところよ」

にこ「な、それがどうしt………!!?!?」

絵里「そんなこと、穂乃果は言ってなかったわよ?ね、穂乃果」

穂乃果「うん、言ってないよ」

にこ「はぁぁぁぁ…!何よ………意味分かんない………」
240: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 13:00:13.79 ID:kHepOzlP.net
絵里「穂乃果とことりしか知らない事を知っていた、ということは、にこがことりの部屋にいた、ってことよね?」

にこ「わ、私は外から…」

穂乃果「私はにこちゃんのこと見なかったよ」

にこ「か、監視カメラの映像を見て…」

希「にこちゃんがモノパカやったん!?」

にこ「違う…そうじゃない…私は………違うのよぉぉぉ!!」
241: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 13:00:45.93 ID:kHepOzlP.net
絵里「にこ!冷静さを失ってはダメよ!」

にこ「うるさいうるさい!!あんた達全員私を犯人にしようとして…!」

にこ「バカバカバカバカバカバカ!!」

穂乃果「にこちゃん!」

にこ「バカバカバカバカバカバ~カ!!!」
242: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 13:01:15.21 ID:kHepOzlP.net
真姫「あ、そういえば!」

にこ「バカバカバ~カバカバカバ~カバ~カ!!!!」

真姫「電子レンジの中に、血が付着してたわ!」

にこ「バカバカバカバカバカバカバ~カ、バ…カ………」

にこ「………………………………パカ?」

モノパカ「モノパカ!!」
243: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 13:26:25.16 ID:kHepOzlP.net
穂乃果「それって……!」

真姫「恐らく、冷凍した鶏肉を解凍するために電子レンジで温めたのでしょうね」

絵里「そして、鶏肉に付いた血が電子レンジにも付いた…」

にこ「…………………」

真姫「さあ、どうなの。答えてみなさい!」

にこ「…………………」

にこ「…………………」

にこ「…そうよ…、私がことりを殺したのよ………」
244: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 13:27:05.32 ID:kHepOzlP.net
穂乃果「にこちゃん…」

にこ「…………………」

絵里「ねえ、真姫。あなたさっき、血痕は見つからなかったって言ってたわよね?」

真姫「…血痕を見つけたっていうのは嘘よ」

「!!?」

にこ「ハメられ…た…!?」

モノパカ「さて、議論の方は済んだみたいですね!では、お手元の投票パネルからクロだと思う人間に投票してくださ~い!」

モノパカ「それではいきましょう!投票タイム~!」
245: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 13:29:25.96 ID:kHepOzlP.net
『矢澤にこ』

モノパカ「じゃじゃ~ん!出ました!満場一致で矢澤さんに決まりました!」

モノパカ「正解です!矢澤さんが、超高校級の保健委員であり男を惑わす小悪魔、南ことりさんを殺したクロなのでした~!」

穂乃果「にこちゃん…何で…?」

にこ「………」

にこ「しょうがないじゃない」

穂乃果「え?」
246: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 13:30:44.34 ID:kHepOzlP.net
にこ「うちの家族が!お母さんや妹たち…お父さんが、私の帰りを待ってるのよ!!」

にこ「あんなことになっても…絶対どこかで生きてる…だから、私は…!」

「………………」

海未「何故、ことりだったのですか?」

穂乃果「海未ちゃん…?」

海未「動機は分かります…。ですが、それでことりを殺さないとダメだったんでしょうか?」

にこ「………………」
247: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 13:32:07.79 ID:kHepOzlP.net
にこ「別に、殺せるなら誰でも良かったわ」

海未「!!?」

にこ「ことりがあの日、自分からお皿洗いを手伝いに来てくれたから」

にこ「私はあの日手伝ってくれた人を流れに乗じて殺すつもりだったのよ」

にこ「だから、ことりは運が悪かったのね」

海未「にこ……あなたは……!!」

穂乃果「海未ちゃん!落ち着いて!」
248: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 13:33:17.17 ID:kHepOzlP.net
にこ「モノパカ、さっさと『おしおき』とやらを始めてくれない?さっきから外野の声がうるさいのよ」

モノパカ「分っかりました~!ではいきましょうか!」

モノパカ「超高校級のアイドル、矢澤にこさんのために、スペシャルなおしおきを用意しました~!」

にこ「ことりのこと、悪かったわね」

モノパカ「それでは、張り切っていきましょう~!」

にこ「あんたらは、ちゃんとここを出るのよ!分かったわね!?」

モノパカ「おしおきタイム~!!」

絵里「にこ!!」
249: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 13:36:21.27 ID:kHepOzlP.net
『ヤザワさんがクロにきまりました。
おしおきをかいしします。』

にこちゃんはステージの上に立たされ、人形にマイクを渡されます。そして、曲が流れ出しました。この曲名は…

『IDOLB@STER』

バックダンサー8人は、歌い、踊り回っているけど、にこちゃんは曲も振り付けも何も知りません。

にこちゃんは必死についていくけど段々ミスが目立っていき…そして、体力が0になり、ライブ失敗となります。

青ざめるにこちゃんを他所に、背後からバックダンサーが殺虫剤をにこちゃんに吹きかけ、蜂の巣にします。

体勢を崩したにこちゃんはステージから足をずらし、暗闇へと落ちていきました。
250: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 13:37:20.15 ID:kHepOzlP.net
モノパカ「エクストリームゥ!!!」

穂乃果「……にこちゃん…!」

凛「え…死んじゃった…の?」

モノパカ「うぷぷ、あの暗闇は某バライティ番組みたいに『本当は床が浅いけど奈落に見せるために黒いCGを使ってます!』、じゃなくて本当の奈落だよ!」

絵里「にこーー!!」

希「うわぁぁぁ!!こ、こんなん…ありえへん………」

花陽「そんな………本当に……!?」
251: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 13:37:47.23 ID:kHepOzlP.net
真姫「…自業自得ね」

海未「はい、当然の報いです」

穂乃果「な、2人とも!!人が、死んでるんだよ…!?」

海未「殺人を犯した人間に、情け容赦など不要です」

穂乃果「海未ちゃん………」
252: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 13:38:16.52 ID:kHepOzlP.net
ー穂乃果の部屋

コン コン

穂乃果「………」

ガチャ

絵里「穂乃果、ちょっといいかしら?」

穂乃果「…うん」
253: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 13:38:56.06 ID:kHepOzlP.net
絵里「…穂乃果、もしかして気づいてた?」

穂乃果「…なんとなく……」

絵里「この前、ことりはお菓子を作って持ってきてくれたのよ。いい子よね」

穂乃果「…うん」

絵里「…でも、作る時に冷蔵庫、使うはず…よね?」

穂乃果「…うん」
254: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 13:39:49.74 ID:kHepOzlP.net
絵里「ことりはやっぱり気付いてたってことよね…」

絵里「自分からお皿洗いを手伝いに行ったのも、にこを部屋に入れたのも、全部…」

穂乃果「…ことりちゃんに渡されたDVD、見た?」

絵里「………ええ…」

穂乃果「…ことりちゃんは………」

「お母さんのところへ行こうとしてたんだね」
255: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 13:41:30.65 ID:kHepOzlP.net
残りメンバー
7 人

To be continued
272: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 21:59:31.25 ID:kHepOzlP.net
モノパカ「オマエラ、おはようございます! 
朝です、7時になりました! 起床時間ですよ~! 
さぁて、今日も張り切っていきましょう~! 」

穂乃果「………」

ドン ドン

穂乃果「………」

ガチャ
273: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 22:00:22.83 ID:kHepOzlP.net
朝起きたら、今までの事が全部「夢」だったらいいな、と淡い希望を持っていたが、それは泡となって弾けてしまった。

穂乃果「………」

ことりちゃんは、私たちの日常から消えた。

海未「穂乃果…」
274: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 22:00:59.31 ID:kHepOzlP.net
ー食堂

絵里「おはよう、穂乃果。海未」

花陽「おはよう…」

海未「おはようございます」

穂乃果「…」

私たちの日常は狂い始めていた。

…そう、この学園にきた時から。
275: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 22:02:31.81 ID:kHepOzlP.net
海未「他の方は?」

絵里「今日は集まりが悪いのよね…」

花陽「凛ちゃんは今朝の朝食会は参加しないって…言ってました」

海未「希と真姫も来ておりませんね…」

「………」

絵里「…私たちだけでも朝食をいただきましょうか」

花陽「じゃあにこちゃんに…、あ」

海未「わ、今日は私が作りますので!当番制にするのはどうでしょう?!」

絵里「い、いいわね!そうしましょう!」
276: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 22:03:06.91 ID:kHepOzlP.net
あの9人なら、どんな困難でも乗り越えられる。…なんて、勝手に思ってた。

現実は違う。人が死んだ、人が殺したんだ。

私たちの間にあったのは仮初めの友情。そして、それもあの事件によって引き裂かれた。

たぶん、第二、第三の殺人はいつか起きる。その時、私たちはどうなっちゃうんだろう…
277: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 22:03:34.72 ID:kHepOzlP.net
海未「できました~!」

「………」

絵里「朝からチャーハン…ハラショーね…」

海未「すみません、私ではどうしてもこれが限界なんです…」

花陽「にこちゃん…」

「………」

…もう、皆暗いよ。

穂乃果「うおぉぉぉぉぉ!!!」

「!!?!?」
278: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/26(日) 22:04:30.62 ID:kHepOzlP.net
穂乃果「皆どうしたの!?元気ないよ!ほら、笑って!」

海未「穂乃果…?」

穂乃果「笑って!!」

絵里「…ええ!」

花陽「うへへ」

海未「穂乃果…!!」

穂乃果「よーし!ご飯食べたら皆で散歩に行こう!」

「おー!」

皆から光が消えたのなら、穂乃果が灯火になるよ!

そうすれば、きっと………
285: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/27(月) 21:57:39.77 ID:LMt1QHWn.net
朝食後、皆を部屋から引っ張り出し、7人揃って校内を散策することにしました!

真姫「もう…何でこんなことに…」

凛「凛、まだ10時間しか寝てないよ…」

海未「充分寝てるじゃないですか!!」

絵里「もしかしたら今まで入れなかった場所が入れるようになってたりね」

希「なはは、そんなわけ…っうわぁ!」

ガラララ

穂乃果「保健室が開いた!?」
286: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/27(月) 21:58:20.97 ID:LMt1QHWn.net
真姫「待って!それよりもあれ…!」

海未「階段を塞いでたシャッターが…」

穂乃果「今まで行けなかったところが行けるようになってるよ!!」

穂乃果「よーし!皆で探索だ~!」

花陽「凛ちゃん、2階に行こう!」

凛「うん!」

穂乃果「海未ちゃん!先に保健室から見て回ろう!」

海未「はい!」
287: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/27(月) 21:59:01.81 ID:LMt1QHWn.net
ー保健室

穂乃果「…ザ・保健室だね」

海未「希望ヶ峰といえどもそこは普通の学校と同じなのでしょう」

ベッドが2台あり、それを取り巻くカーテンもついてます。

棚には、怪我を手当てするための薬品が置いてありました。

穂乃果「毒薬…はないね?」

海未「専門知識がないとなんとも言えません…」

真姫「そこには毒薬も劇薬もないわよ」
288: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/27(月) 21:59:43.26 ID:LMt1QHWn.net
穂乃果「真姫ちゃん!?居るならいるって言ってよ!」

真姫「何で態々報告しなきゃいけないのよ」

海未「それより真姫、あなたはこの薬品がどういう物か分かるのですか!?」

真姫「ええ、奥のビン以外は普通の傷薬とかよ」

穂乃果「じゃあ奥にあるのは?」

真姫「これも致死性の物じゃないけど…、簡単に言うと睡眠薬ね」

真姫「遅効性のようね。3時間位で効いてくるみたい」
289: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/27(月) 22:00:25.42 ID:LMt1QHWn.net
海未「それでも危険ですね…破棄した方がいいのでは?」

真姫「そうね。明後日、私がゴミ捨ての当番みたいだから、私が責任を持って捨ててくるわ」

海未「…」

穂乃果「大丈夫だよ、ほら、もし睡眠薬が使われたら真姫ちゃん以外の人は容疑者から除外されるしさ」

海未「そうですね、では真姫に任せます」

真姫「ええ、任されたわ」

穂乃果(ゴミ捨て本当にやってる人いるんだ…)
290: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/27(月) 22:01:33.79 ID:LMt1QHWn.net
ー2階

穂乃果「海未ちゃん!プールだよプール!!」

海未「はしゃぎ過ぎですよ」

ープール前更衣室

穂乃果「更衣室1つしか無いんだね」

海未「そうですね…普通は男女で分かれてるはずなのですが…」

穂乃果「…っていうことは、男女共有?」

海未「破廉恥です!!それなら私はプールの授業を放棄します!!」

穂乃果「…今は男の子いないよ…?」

モノパカ「僕がいるy
291: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/27(月) 22:02:19.56 ID:LMt1QHWn.net
ープール

穂乃果「わぁぁ!!プールだ!!」

海未「ここも普通の学校らしいですね」

穂乃果「でも大きさが全然違うよ!」

海未「それはプールサイドの大きさ
、ですよね?」

穂乃果「そうだけど…」

凛「にゃんにゃにゃ~~~!!!」

花陽「ま、待って!凛ちゃ…」ボゴボゴボゴ

海未「!花陽!!」ザバーン
292: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/27(月) 22:02:46.36 ID:LMt1QHWn.net
凛「!?かよちん!」

海未「はぁ!花陽!大丈夫ですか!?」

花陽「う、うん…」

話を聞くと、どうやら凛ちゃんが花陽ちゃんを強引にプールへ引っ張ったそうです。

海未「凛!まずプールへ入る前にすることがあるでしょう!」

凛「にゃ~…ごめんなさい…」

穂乃果「大丈夫?花陽ちゃん」

花陽「うん…一応…」
293: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/27(月) 22:03:18.58 ID:LMt1QHWn.net
穂乃果「花陽ちゃんは泳ぎ苦手なの?」

花陽「はい…」

凛「う~ん…かよちん泳げるようになった…ような気がしたんだけどな~」

花陽「私もそんな気がしたんだけど…やっぱり気のせいだったみたい」

穂乃果「?」
294: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/27(月) 22:04:00.59 ID:LMt1QHWn.net
ー図書室

穂乃果「本が一杯…でも漫画がない…!」

海未「穂乃果はたまにぐらい絵の付いていない本を読んではどうですか」

穂乃果「やだよ~!眠くなっちゃう!」

希「おー、海未ちゃんに穂乃果ちゃん。」

穂乃果「あ、希ちゃん!何してるの?」

希「面白そうな本があったから読み漁ってるとこなんよ~」

穂乃果「へ~…どれどれ」

『読めば絶対億万長者になれる本!』

穂乃果(あからさまに怪しい…)
295: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/27(月) 22:04:45.22 ID:LMt1QHWn.net
海未「穂乃果、これ見てください!」

穂乃果「ん?」

海未ちゃんの指した先にあったのは、古いパソコンでした。

穂乃果「電源は!?」

海未「つきました!」

表れたのは、パスワードの入力画面でした。

穂乃果「パスワード…?海未ちゃん、何か打ってみて!」
296: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/27(月) 22:05:13.84 ID:LMt1QHWn.net
海未「…いえ、もしかすると、1度でも間違えると2度と打てなくなるなんとかウイルスがあるかもしれません!」

穂乃果「えっと~、『Honoka』っと」

海未「穂乃果!?人の話を…、何故自分の名前なのですか…」

穂乃果「試しに打ってみただけ!海未ちゃんもパスワードが何か考えてみて!」

海未「…と言われましても………」

『KIBOUGAMINE』

穂乃果「そのまま過ぎるよ…」
297: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/27(月) 22:05:38.60 ID:LMt1QHWn.net
穂乃果「そうだ!こういうのは大抵持ち主の誕生日だったりするんだよ!」

海未「そんな単純なわけありません」

『0803』

海未「だから何故穂乃果なのですか!!」

穂乃果「ね、念のためだよ!」
298: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/27(月) 22:06:07.24 ID:LMt1QHWn.net
海未「では、私は凛の誕生日を」

『1101』

穂乃果(あれ?)

穂乃果「海未ちゃんは凛ちゃんの誕生日知ってたの?」

海未「いえ…?……何故これが凛の誕生日だと思ったのでしょう…?」

穂乃果「?」
299: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/27(月) 22:06:48.43 ID:LMt1QHWn.net
『0912』

ことりちゃんの誕生日を打ち込むと、パスワードが解除されました。

穂乃果「嘘!?なんで!!?」

海未「これはことりの物なのですか?!」

穂乃果「知らないよ!あ、何かある!」

ホームページに出てきた唯一のアイコンをクリックします。

穂乃果「うわ、文字化けひどいね…」

海未「断片しか読めませんね…」
300: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/27(月) 22:07:47.45 ID:LMt1QHWn.net
『希望…峰…二…… 報告書
前……音無…は………と……会は判…した。
よっ……の……長…我々委員………断で……さ……も……た。
か…て…………の……………いた…………が…より……………に………だろ……………取り………人間…………長……………………………』

海未「………」

穂乃果「………この辺は文字化けが酷くて読めないね…」
301: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/27(月) 22:08:40.34 ID:LMt1QHWn.net
海未「穂乃果、…最後の行、見てください」

穂乃果「えー…、……新理事長……南のり………?」

穂乃果「南ってもしかして…」

海未「ただ方角の話をしているだけかもしれません」

海未「でも、可能性はあります…」

穂乃果「ことりちゃんのお母さん…?」
305: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/28(火) 15:05:01.74 ID:swE4aQlQ.net
ファイルを閉じると、また新たなファイルが表れました。

穂乃果「あれ?またパスワードがでてきたよ…」

海未「このファイルを開くために必要になるのでしょう」

穂乃果「ことりちゃん関連なんだよね…?」

『Kotori』

穂乃果「んー…違うか…」

『Bird』

海未「これも違いますか…」

穂乃果「ことりちゃんは鳥じゃないよ!?」

海未「おや、穂乃果は英語できたのですね」

穂乃果「穂乃果のことバカにしすぎだよ!」
306: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/28(火) 18:24:03.95 ID:swE4aQlQ.net
ー弓道場

海未「~~~!!!」

穂乃果「海未ちゃんの聖地だね」

海未「はぅぅ!!弓が!弓ががあります!」

絵里「海未は…確か超高校級の弓道部だったわね」

海未「はい!まさかこの学園でまた弓道ができるとは
思ってもみませんでした…!」
307: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/28(火) 18:26:10.06 ID:swE4aQlQ.net
絵里「しかし…いいものね。
日本の風情を感じられる場所は」

穂乃果「絵里ちゃんはロシアのクォーターだもんね!」

絵里「小学生の頃はまだ向こうにいたから、
こういう風景が新鮮に感じられるのよ!」

弓道場には桜が咲き乱れていました。

穂乃果(製作期間がもっとあれば、
ここで海未ちゃんとのイベントがあったんだろうな~…)
308: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/28(火) 18:26:48.57 ID:swE4aQlQ.net
ー教室

一階にある教室と完全に内装が一致していました。まあ当然だけどね。

穂乃果「!」

黒板にはモノパカに乗った穂乃果…つまり私が、
何かの冒険に出ようとしている絵が描かれていました。

真姫「ふふん、この絵を描いた人はすごい芸術センスの持ち主ね!」

穂乃果「…これ、真姫ちゃんが描いたの?」

真姫「はぁ!?な、何言って…」

穂乃果「右下に『真姫 作』って書いてあるよ…」

真姫「!?し、知らないわ!陰謀よ!!」

海未「真姫…」
309: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/28(火) 18:27:19.12 ID:swE4aQlQ.net
穂乃果(ん?)

綺麗に並べられた机の間に、1枚の写真が落ちていました。

その写真には、私と海未ちゃんと…
そして、ことりちゃんが写っています。

服装はとても日常生活で身に付けるようなものではなく、
まるでそれは、アイドルみたいな…

モノパカ「パカーーー!!!!!」

穂乃果「うわぁ!!モノパカ!」
310: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/28(火) 18:28:22.71 ID:swE4aQlQ.net
海未「穂乃果!すみません、弓を取ってきます!」

モノパカ「高坂さん!学校に不必要な物を持ってきたら、
それは教師の私物になるのです!さあ、回収!」

穂乃果「ああ!待ってー!」

モノパカ「待ちません!
反省するまで返しません!
反省しても返しません!」

穂乃果「今の写真!あれ、私たちの…」

モノパカ「僕は知りません!では、さようなら!」
311: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/28(火) 18:28:49.45 ID:swE4aQlQ.net
穂乃果(…行っちゃった……)

今の写真…あんな写真、いつ撮ったんだろう…?

…きっと、コラージュだよね…?

海未「モノパカ!覚悟!」

穂乃果「もう行っちゃったよ」

海未「そうですか……」

穂乃果「海未ちゃん!やっぱり弓が似合うね!」

海未「…ありがとうございます」
312: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/28(火) 18:29:17.76 ID:swE4aQlQ.net
穂乃果「2階は一通り見て回ったね」

海未「何か気になる点はありましたか?」

穂乃果「…パソコン、かな?」

海未「あのパソコンは鍵になりそうですね…」

絵里「おーい!海未~!穂乃果~!」

穂乃果「あ、絵里ちゃん!」

絵里「今、皆集めてるのよ!寄宿舎の方に来て!」

穂乃果「?」
313: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/28(火) 18:30:20.90 ID:swE4aQlQ.net
穂乃果「これって…」

絵里「そう!銭湯が開放されたのよ」

絵里「そしてこれからは、夕食会後にお風呂タイムと称して皆で親睦を深め合う時間を設けることにしたわ!」

絵里「…嫌な人もいるそうだから強制はしないけどね」

穂乃果「お風呂って久しぶりだよね!」

海未「ここ数日はずっとシャワーだけでしたから…!」

絵里「もう皆入れてるからあなた達も早く!」
314: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/28(火) 18:31:55.25 ID:swE4aQlQ.net
ー銭湯前更衣室

穂乃果「あれ?海未ちゃん胸大きくなった?」

海未「…穂乃果こそ数日見ない間にこんなに成長して…!」

穂乃果「まるで毎日見てたみたいな言い方だね…」

絵里「あなたたち、先入っちゃうわよ?」

穂乃果・海未「………」

穂乃果「桁が違うのかな…?」

海未「格が違うんです…」
315: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/28(火) 18:32:46.18 ID:swE4aQlQ.net
ー銭湯

真姫「花陽、タオルをお湯につけるのは行儀悪いわよ」

花陽「うぅ…、じゃあ立ってます…」

真姫「そういう事じゃないでしょ…」

真姫「それより…」

凛「にゃははははぁ~!!」バシャバシャ

真姫「あの幼馴染みを止めてきてよ」

花陽「凛ちゃん~!ここはプールじゃないよ~!」
316: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/28(火) 18:33:50.39 ID:swE4aQlQ.net
希「ええな~…こういうの」

絵里「どうしたのよ急に…希らしくないわね?」

希「んー…、こういう話あんまりしたくないんやけどな…」

希「うち、中学まで転校続きで友だちっていなかったんよ」

希「『高校入ったら絶対友だち作る!』って意気込んでたんやけど、すぐに希望ヶ峰に転入する事になって…」

希「不謹慎やけど、この学校に来れてよかったな~って思ってるんよ」

希「皆、うちのこと友だちって言ってくれるしな!」

絵里「希…」
317: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/28(火) 18:36:05.38 ID:swE4aQlQ.net
海未「穂乃果、お背中流させていただきます」

穂乃果「うむ、苦しゅうない」

海未「ふふっ、何ですか、それは…」

穂乃果「海未ちゃんの真似だよ」

海未「…」

穂乃果「痛たたっ!!海未ちゃん力強いよ!!」

海未「すみません、つい…」
318: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/28(火) 18:37:09.73 ID:swE4aQlQ.net
穂乃果「…こうして海未ちゃんと2人でお風呂に入るの、
久しぶりだよね…」

海未「正確には2人ではないですけど」

穂乃果「まあまあ、細かいことはいいじゃん!」

穂乃果「…こうやって、時間とともにどんどん世界は変わっていくんだね…」

穂乃果「私たちの関係もだんだん変わっていく…
もしかしたら明日には海未ちゃんと会えなくなるかもしれない…」

海未「縁起でもないこと言わないでください!」
319: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/28(火) 18:37:40.45 ID:swE4aQlQ.net
海未「それに、もし会えなくなったとしても、
穂乃果なら私がどこにいても探し出してくれるでしょう?」

穂乃果「どこでも…は、分かんないけど、見つけ出してみせるよ!」

海未「ありがとうございます…」

花陽「ふぇ~…」

凛「かよちん!逆上せちゃったの!?」

真姫「まったく…すぐに上がりなさい…私が、見てあげる…」

希「真姫ちゃんも顔真っ赤やで?」

真姫「誰がトマトよ!!」
320: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/28(火) 18:38:06.94 ID:swE4aQlQ.net
穂乃果「いや~極楽極楽!」

海未「久しぶりのお風呂ですね…」

穂乃果「ほぇ~…」

海未「穂乃果?逆上せたのならもう上がりましょうか?」

穂乃果「うん…」

ガラララ

海未「しかし、ここも男女で分かれていないとは…
一体どういうつもりなのですか!」

穂乃果「ん~…ん?絵里ちゃん?」

絵里「2人とも上がったのね」
321: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/28(火) 18:38:47.16 ID:swE4aQlQ.net
穂乃果「絵里ちゃん何してるの?」

絵里「2人のおバカさんを看てるのよ」

凛「にゃ~…」

真姫「まきよ~…」

穂乃果「…」

海未「では、私は先に失礼させてもらいます」

穂乃果「うん!また明日ね!」
322: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/28(火) 18:39:15.55 ID:swE4aQlQ.net
凛「凛、部屋に帰るよ…」

真姫「私も自分の部屋でシャワー浴びてくる…」

穂乃果「ふぅ、じゃあ穂乃果も」

絵里「穂乃果」

穂乃果「?」

絵里「実は、更衣室には監視カメラが付いてないのよ」

穂乃果「あ、ほんとだ…」

絵里「だから、モノパカに聞かれたくない話はここでするわ…」
323: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/28(火) 18:39:41.12 ID:swE4aQlQ.net
絵里「ねえ、穂乃果は『μ's』、って知ってる?」

穂乃果「ミューズ?石鹸?」

絵里「あ…、いえ、何でもないわ!気にしないで…」

穂乃果「?変な絵里ちゃん…」

絵里「また明日会いましょう」

穂乃果「うん!また明日!」
324: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/28(火) 18:40:05.03 ID:swE4aQlQ.net
モノパカ「えー、校内放送です。 午後10時になりました。 ただいまより『夜時間』になります。 間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま~す。 ではでは、いい夢を。おやすみなさい…」

穂乃果(…結局、あのパソコンのことは何も分からなかったなぁ…)

穂乃果(また明日、パスワード解析しないと…!)
329: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 09:32:07.76 ID:r7ovsNHm.net
モノパカ「オマエラ、おはようございます! 
朝です、7時になりました! 起床時間ですよ~! 
さぁて、今日も張り切っていきましょう~! 」

穂乃果「朝…食堂…」

食堂で朝食を食べた後、私と海未ちゃんは図書室へ向かいました。
330: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 09:32:33.23 ID:r7ovsNHm.net
ー図書室

『South』

海未「…全く手掛かりが掴めませんね…」

穂乃果「ん~今、無理して解く必要はないんじゃないかな~?」

海未「いえ、私はもう少し粘ってみます」

穂乃果「うん、じゃあ穂乃果はどこか行っちゃうね?」

海未「はい、解けたらすぐに連絡しますので」
331: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 09:33:10.34 ID:r7ovsNHm.net
ー穂乃果の部屋

穂乃果(…といっても、特にしたい事もないんだよね~…)

穂乃果(誰か誘おうかな…)


ー自由時間ー

安価>>

誰と一緒にいるか
1 凛
2 花陽
3 希

これ以外は全て休みにする
332: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 09:51:55.11 ID:r7ovsNHm.net
寝ぼけてた

再安価>>333
333: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 10:01:43.03 ID:vZC9YqAV.net
1
334: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 10:14:27.39 ID:r7ovsNHm.net
穂乃果「凛ちゃん~!」

凛「穂乃果ちゃんだ!どうしたの?」

穂乃果「凛ちゃん~穂乃果とお話ししよう!」

凛「うん!」
335: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 10:15:05.56 ID:r7ovsNHm.net
ー凛の部屋

穂乃果「凛ちゃんは超高校級のアスリートなんだよね?もしかしてオリンピックとか出るつもりなの?」

凛「凛はそのオリンなんたらには興味ないよ!目指すはプロだから!」

穂乃果「こ、志が高い!」

凛「もし出るとしたら、大体10種目ぐらいかなぁ?」

穂乃果「?凛ちゃんは陸上専門じゃなかったっけ?」

凛「そうだよ、陸上競技は走るだけじゃないからね!短距離長距離ハードル走幅跳棒高跳び円盤投げ…」
336: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 10:15:43.57 ID:r7ovsNHm.net
凛「とにかくすごい種目数が多いんだ!でも凛は全部マスターしてるけどね!」

穂乃果「ほぇ~…、凛ちゃんは50m何秒で走れるの?」

凛「ん~、大体5秒くらいかな」

穂乃果「速い!速すぎるよ!」

凛「凛はスタートダッシュに定評があるから!」

穂乃果「流石、超高校級と言われるだけはあるね…大人も超えちゃってるよ…」
337: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 10:16:14.69 ID:r7ovsNHm.net
凛「でもここに来てから全然走り込んでないからタイム落ちてるかも知れないね」

穂乃果「やっぱり、校舎だと走りづらいとかあるんの?」

凛「ううん、一緒に走ってくれる人がね~…、あっ!穂乃果ちゃん、凛と一緒に付き合ってよ!」

凛「ほら、早速校舎10周するよ!よーいドン!」

穂乃果「!?待って、凛ちゃん~!」

穂乃果(結局凛ちゃんに終始振り回されたけど、楽しかったな~!)

穂乃果(………でも明日は筋肉痛だね…)
338: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 10:17:59.40 ID:r7ovsNHm.net
私たちは昼食を済まし、部屋に戻ってきました。

ー穂乃果の部屋

穂乃果(ん~…暇だ。これからどうしようか…?)


ー自由時間ー

安価>>400

誰と一緒にいるか
1 花陽
2 希

これ以外は全て休みにする

モノパカ「最後の自由時間!
くれぐれも悔いの残らないように過ごしましょう!」
339: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 10:29:24.94 ID:mBPfyB6E.net
安価遠すぎワロタ
2
343: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 10:43:56.55 ID:r7ovsNHm.net
穂乃果「希ちゃん~!」

希「おー、穂乃果ちゃん。どうしたん?」

穂乃果「穂乃果、希ちゃんとお話ししたいな~って思ってさ!」

希「そうやね~、じゃあ立ち話もなんやし移動しよか!」
344: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 10:44:50.56 ID:r7ovsNHm.net
ー食堂

穂乃果「ねえ、希ちゃんは占いできるんだよね?じゃあさ、穂乃果のこと占ってくれる?」

希「なんや~穂乃果ちゃん、もしかして恋の悩みか…!」

穂乃果「!?そういうのじゃないよ!///」

希「ふふ、冗談や。占うのはいいけど当たる確率は3割なんよ?」

穂乃果「それって10回占えば3回は当たるってことだよね!凄いよ!」

希「そうかそうか~、穂乃果ちゃんは良い子やな~」

穂乃果「えへへ」
345: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 10:45:27.01 ID:r7ovsNHm.net
穂乃果「あれ?希ちゃん、道具は使わないの?」

希「ああ、うちの占いはスピリチュアルだから道具は使わなくてもいけるんよ」

穂乃果(どういう理屈なんだろう…?)

希「むむっ!来たよ!穂乃果ちゃんの未来がズズッ、と見えたよ!」

穂乃果「本当!?教えて~!」

希「うちの頭の中に見えたのは…穂乃果ちゃんがアイドルになって歌って踊ってる姿や!」
346: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 10:46:02.18 ID:r7ovsNHm.net
穂乃果「穂乃果がアイドル?そんなまさか~」

希「う~ん、この占いはどうやろうな~」

希「でも穂乃果ちゃん、この占いが当たるかどうかは穂乃果ちゃん自身なんや」

穂乃果「…ていうと?」

希「穂乃果ちゃんが本当に叶えたい!って思うなら、きっと神様が助けてくれはるよ!」

希「つまり、嘘みたいものでも信じることが大事ってことや!なはは!」

穂乃果(そっか…穂乃果がアイドルに…)

穂乃果(そんな未来が来るのかも知れないね)
347: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 11:49:58.40 ID:r7ovsNHm.net
海未「穂乃果!」

穂乃果「!海未ちゃん!パスワード解けたの?」

海未「いえ…ことりの身長、体重、3サイズなども試してみましたがダメでした…」

穂乃果「…海未ちゃんは何でも知ってるんだね」

海未「今日は断念しましたが、明日こそ必ず…」

穂乃果「うん…とりあえず食堂に行こうか?」
348: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 11:50:34.72 ID:r7ovsNHm.net
ー食堂

「ごちそうさまでした~!」

絵里「皆、話があるの!」

穂乃果(?)

絵里「実は明日…」

絵里「プール開きをする事に決まったわ!!」

真姫「…また変な事言い出したわね」

絵里「ちょっと待って!これは皆の親睦を深め合うための…」

真姫「なら私はパス。
そんなことに時間を費やすくらいなら、私は絵を描きたいわ」
349: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 11:51:02.74 ID:r7ovsNHm.net
凛「きっと泳げないんだよ。クスクス」

花陽「凛ちゃん!聞こえちゃうよ!」

真姫「…」

絵里「できれば全員参加して欲しかったんだけど…それなら仕方ないわね」

希「他の皆はどうなん?」

凛「凛いくよ~!」

花陽「私も、行きます!」

穂乃果「穂乃果もいくよ!」

海未「では、私も」
350: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 11:51:35.43 ID:r7ovsNHm.net
絵里「真姫以外は全員参加…っと」

真姫「…何よ」

絵里「ごめんね、無理に誘ったりして」

真姫「…」

穂乃果「絵里ちゃん!そのプール開きはいつするの?」

凛「明日でしょ!」

絵里「そう、明日よ!明日は朝食会が終わったらすぐにプールへ集合よ!」
351: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 11:51:57.23 ID:r7ovsNHm.net
ー穂乃果の部屋

モノパカ「えー、校内放送です。 午後10時になりました。 ただいまより『夜時間』になります。 間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま~す。 ではでは、いい夢を。おやすみなさい…」

穂乃果(皆でプール…楽しみだな~!)

穂乃果(凛ちゃんたちは既に入ってた気がするけど…)
352: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 20:42:05.98 ID:r7ovsNHm.net
モノパカ「オマエラ、おはようございます! 
朝です、7時になりました! 起床時間ですよ~! 
さぁて、今日も張り切っていきましょう~! 」

朝食後、約束通りにプール開きが行われました。

ープール

凛「凛が1ば~…」

海未「まずは準備体操からですよ?」ニコ
353: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 20:42:38.23 ID:r7ovsNHm.net
希「スクール水着、あんま大きいサイズは無いんやな~…おかげさまでピチピチやん…」

絵里「」

希「ちょっ!?絵里ちゃん!無言で触るのやめて!!」

穂乃果「海未ちゃんすごい!体のラインが…とにかくすごい!」

凛「うんうん!海未ちゃんかわいいよ~!」

海未「うぅ…///」

穂乃果・凛「よし、今d

海未「次はストレッチですよぉ?」ニコ
354: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 20:43:03.57 ID:r7ovsNHm.net
穂乃果「かれこれ30分は準備運動してるんじゃないかな…?」

海未「そうですね…では、あと30分したらプールに入りましょう!」

凛「ええ!?まだ入れないの?!」

花陽「海未ちゃん…もう充分に運動したと思うから、そろそろいいんじゃないかな?」

海未「…ですが」

穂乃果「隙有りぃ!」ザバーン

海未「穂乃果!!」

穂乃果「!?おぼっ…ごぼ…」
355: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 20:43:38.79 ID:r7ovsNHm.net


海未「穂乃果は反省するまでプールには入れさせません」

穂乃果「そんなぁ…」

絵里「足がつく、と思って入ると確かにパニックになるわね」

凛「ざっと、水深3mはあるよ!」

花陽「ここ、ただのプールだよね…?」

希「溺れて学級裁判、とかシャレにならんからな~」
356: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 20:44:07.46 ID:r7ovsNHm.net
花陽「浮き輪って置いてあるのかな…?」

海未「どこかにあるかもしれませんね。探しに行きましょうか?」

花陽「うん!ありがとね!」

海未「用具室の方でしょうか…」

絵里「穂乃果~」

穂乃果「ん、なあに?」

絵里「今のうちに入っちゃいなさい。私が許すわ」

穂乃果「うん!じゃあ遠慮なく…、って足付かないんだった…」

絵里「もう、穂乃果ったら…」
357: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 20:44:34.18 ID:r7ovsNHm.net
穂乃果「プールってこんなに深かったっけ…」

希「うちの学校は1mちょっとやったけど」

凛「へ~、希ちゃんはどこの学校だったの?」

希「…ここに来る前は音ノ木坂学院ってとこ行ってたんよ」

穂乃果「希ちゃんも音ノ木!?」

凛「凛とかよちんもだよ?」

穂乃果「…どうなってるの?」

絵里「…皆、音ノ木坂出身なのよ」
358: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 20:45:02.06 ID:r7ovsNHm.net
穂乃果「絵里ちゃんも…?」

絵里「ええ、そうよ。真姫もにこもことりも…音ノ木坂よ」

「!!?」

穂乃果「そんなこと、ありえるの…?」

絵里「偶然なわけがない。これは明らかに仕組まれたことよ」

穂乃果「誰に…?」

絵里「それは、この学園の…」

ピンポンパンポーン

モノパカ『お前ら!プールでテンション上がるなんて小学生までだよ!今すぐ体育館に来やがれ!』
359: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 20:45:51.84 ID:r7ovsNHm.net
絵里「…モノパカ………」

花陽「…もしかして!?」

凛「だ、大丈夫だよ!きっと…」

海未「行くしかありません…」

穂乃果「…うん」

希「もう着替えなあかんのか…」

私たちは服に着替え、体育館へと向かいました。
360: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 20:47:51.57 ID:r7ovsNHm.net
ー体育館

体育館に入った私たちの目を釘付けにしたのは、白と黒に塗り分けられた2m四方の箱でした。

希「なんや!?UFOか?!」

真姫「そんな訳ないでしょ!」

絵里「あれは…」

モノパカ「…そろそろ僕の存在に気付いてくれてもいいんじゃないかな?」

穂乃果「うわ!モノパカ!?居たんだ!」

モノパカ「僕のココロがハートブレイク
しちゃったよ…」
361: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 20:48:27.19 ID:r7ovsNHm.net
絵里「モノパカ、あれは何なの!?」

モノパカ「そこの奥さん、お目が高い!!」

絵里「誰が奥さんよ…」

モノパカ「あれは…ずばり!次の動機です!」

「!!?」

花陽「あれが…動機!?」

モノパカ「はい!殺人衝動にかられること間違いなしの動機なのです!」
362: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 20:48:53.41 ID:r7ovsNHm.net
凛「あの箱が欲しかったら、殺しあえ…っていうの?!」

モノパカ「そんな訳ないでしょ!
最先端技術の結晶をあげる訳ないでしょ!」

絵里「…そんなに凄いものなの…?」

モノパカ「はい!なんとなんと!あの箱の中に入ると…」

モノパカ「失くした記憶が、戻ってきます!!」

穂乃果「……………はい?」
363: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 21:00:53.63 ID:r7ovsNHm.net
真姫「何言ってんのよ、このアルパカは…」

モノパカ「もー!僕はただのアルパカじゃないんだよ!モノパカ
なんだよ!」

海未「…つまり、幼少期の記憶が思い返される…ということですか?」

モノパカ「何言ってんの?お前らが音ノ木坂に入学してから、
今に至るまでの記憶を返すんだよ?」

穂乃果「…何、言ってるの…?」

私には思い当たる節が幾つもあった。
それはたぶん、皆も同じなんだと思う。
364: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 21:01:19.51 ID:r7ovsNHm.net
もしかしたら…とは思っていた。だけど、
まさかね…と否定し続けてきた。

…でも、現実は………

モノパカ「うぷぷぷぷ~!記憶喪失ネタなんて最終章まで引っ張っていくほどのものじゃないからね!」

穂乃果「私たちは…」

海未「記憶が、抜けてる…!?」

モノパカ「そういうこと!」

真姫「はぁ…?ありえないでしょ…」
365: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 21:01:47.28 ID:r7ovsNHm.net
モノパカ「かわいそうだね~!
『記憶をなくしたこと』も記憶にないから
戸惑うよね?絶望するよね?」

モノパカ「しかし!この『箱』に入れば、
お前らの知っているのに知らないことが
思い出せるようになります!」

モノパカ「…ただ、もし箱を使うのならば
その代償に、誰かを殺してもらいます!」

絵里「…そんな!?」

モノパカ「もし使った後で、殺意がなくなったなぁ…と、僕が判断したら、すぐにその人をおしおきしに行きますのでよろしく!」
366: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 21:02:26.16 ID:r7ovsNHm.net
モノパカ「ちなみに、1回しか使えないから早い者勝ちだよ!」

「……………」

穂乃果(あ…)

私は気付いてしまいました。

この感覚は、最初にモノパカがコロシアイを提示した時…
映像の動機を見た時と同じだ。

殺意を持ってしまったんだ。
もう、私にはその思いを止めることはできない。

近いうちに、またコロシアイが起きる…
371: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/30(木) 18:51:47.66 ID:TJIW6Cn0.net
ー食堂

「……………」

穂乃果「…」

黙々とご飯を食べる皆を見ていて、私は悲しくなりました。

絵里「…ねえ皆。あの箱に近づくのは、止めましょう?」

真姫「当たり前でしょ。
あれを使ったらクロになる以外、生き残る方法はないんだし」

凛「そうだよ!そんな危ない事するくらいなら記憶なんてなくていいよ!」

希「そうやな。もしかしたら記憶を消した~っていうのも嘘かもしれへんしな」

穂乃果「…」

皆、騙し合ってる…お互いを出し抜こうと考えてる…
372: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/30(木) 18:52:27.07 ID:TJIW6Cn0.net
ー図書室

海未「…これもダメです………」

穂乃果「ん~本当にことりちゃん関係なのかな?」

海未「ノーヒントなのでそれすらも分からないですから…」

絵里「穂乃果、それに海未まで。どうしたの?」

穂乃果「あ、絵里ちゃん!実は今、穂乃果たちは困ってるんだよ…」

絵里「そう、だったら私に言ってみなさい!」
373: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/30(木) 18:52:55.50 ID:TJIW6Cn0.net
絵里「ことり関連…ね」

海未「それもあくまで推測なので、確証はありません」

絵里「こういうのは誕生日、その人の数字、女性なら3サイズなんかが使われるものよ」

穂乃果「それは全部試したよね?」

海未「はい。体重は正確には出せなかったのですが…」

絵里「ちょっと私に打たせてちょうだい~!」

『805880』

穂乃果・海未「開いた!?」
374: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/30(木) 18:53:52.10 ID:TJIW6Cn0.net
海未「何ですか!この数字は!?」

絵里「うふふ、そんな事よりほら」

穂乃果「また文字化けしてる…」

『希…ヶ峰第…… 報告書
予……り音ノ…………に………ヶ峰学園の………じと……超高校……才能を………せ……た………ノ木……9人…………た超高…級の才……いるそう……
……う……南を…………招……て…………続き………予………
南を…………る……も………入れ……る。音ノ…………校を………た………人材だ………か……未来……………いる。』
375: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/30(木) 18:55:14.22 ID:TJIW6Cn0.net
穂乃果「ん~…あの文字化けはどうにかならないのかな~…」

絵里「音ノ木…9人…」

海未「2人はこれからどうしますか?」

穂乃果「私は部屋でゴロゴロしてるよ」

絵里「私も」

海未「…そうですか。では、私はまたプールに行きますので。それでは」

穂乃果「海未ちゃんまた泳ぐの!?」
376: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/30(木) 18:56:03.44 ID:TJIW6Cn0.net



ー体育館

モノパカ「やあ、待ってたよ」

???「…」

モノパカ「まさか、君が来るとはね…うぷぷ、面白くなりそうだよ…!」

???「…」

モノパカ「ああ、そうだね。じゃあ早速、記憶を戻してあげるよ!箱の中に入って!」

???「!?」

モノパカ「痛いだろうけど我慢してね~!
そうしたら…君の欲しがっていた記憶が戻るんだから…」

???「…」
377: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/30(木) 18:56:45.53 ID:TJIW6Cn0.net
ー穂乃果の部屋

穂乃果(…ん?)

穂乃果(あれ?もしかして寝ちゃってた?)

ドン ドン ドン

穂乃果(わっ!もうこんな時間!)

ー19:30
378: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/30(木) 22:11:34.03 ID:TJIW6Cn0.net
ー食堂

穂乃果「ごめん皆~!ゴロゴロしてたらほんとに寝ちゃったよ~」

海未「全く、いつも穂乃果は…」

穂乃果「わ~!もう説教しないでよ~!」

絵里「穂乃果が来たから…後は真姫だけね」

穂乃果(え?)

希「まさか……はないやろうけど…」

絵里「今、花陽に探しに行ってもらってるんだけど…流石に遅いわね…」
379: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/30(木) 22:12:13.13 ID:TJIW6Cn0.net
嫌な予感がした。そして、私の予感は的中する。

バンッ!

花陽「た、たすけてぇぇぇ!!!」

凛「どうしたの!?かよちん!?」

真姫「はぁはぁ…」

絵里「真姫もどうしたのよ…?」

真姫「…いいから、今すぐ皆、体育館に来なさい!!」
380: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/30(木) 22:12:38.69 ID:TJIW6Cn0.net
ー体育館

お昼に来た時と同じ、大きな箱が隅に置いてあった。

しかし…

『Sold out』

絵里「な、何よこれ…!?」

海未「…売り切れ?!」

モノパカ「はい!お前らの記憶は売り切れました~!」

真姫「つまり…」

モノパカ「この中の誰かが、記憶を取り戻しました!!」

「!!」
381: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/30(木) 22:13:06.34 ID:TJIW6Cn0.net
真姫「誰よ!抜け駆けしたのは!!」

花陽「わ、私じゃないよ!」

凛「凛も違うよ!」

絵里「やめなさい!犯人探しなんてする必要ないわ」

真姫「…絵里、もしかしてあんたが…」

穂乃果「ストォォォップ!!」
382: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/30(木) 22:13:36.00 ID:TJIW6Cn0.net
真姫「…何よ」

穂乃果「誰かが記憶を取り戻したんでしょ?なら、その人に、私たちが何を忘れてるかを聞けばいいんだよ!」

穂乃果「そしたら、抜け駆けとかなくなるでしょ?」

真姫「…教えるはずないわ、だって…」

「次の事件の犯人になるのだもの」
383: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/30(木) 22:14:26.10 ID:TJIW6Cn0.net
真姫「今回の動機は、記憶なんかじゃない…」

真姫「記憶を取り戻した、その代償が本当の動機なのよ!」

「……………」

皆、固まってしまった。

もし、その人が何もしなければ、その人だけが犠牲になる。

でも、そんな事はありえない…。記憶を取り戻して死を受け入れられる人なんているはずない…
384: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/30(木) 22:15:15.33 ID:TJIW6Cn0.net
ー食堂

希「どうするん…これからずっと皆で一緒におるん…?」

真姫「そんなこと、出来ると思ってるの?」

真姫「犯人は確実に誰かを殺すわ」

海未「犯人が自分以外を全員殺してしまう、というのが最悪な展開です…」

花陽「ひぃぃっ!!そんな…」

絵里「同一犯が殺せるのは1人じゃないの…?」
385: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/30(木) 22:15:43.53 ID:TJIW6Cn0.net
真姫「出て来なさい!モノパカ!」

モノパカ「はいよ!呼ばれて飛び出てジャジャジャーン」

真姫「1人が殺せるのは最大で何人まで?」

モノパカ「う~ん…、迷っちゃうところだよね…」

モノパカ「じゃあ1人だと面白くないので、2人までにします!」

穂乃果「…」

真姫「とりあえず全滅は無くなったわね」
386: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/04/30(木) 22:16:16.06 ID:TJIW6Cn0.net
絵里「…今日のところは解散しましょうか?」

希「でも、危ないんやない?」

絵里「朝になるまで部屋を出なければいいのよ」

穂乃果「…」

こうして私たちは各自、部屋へ解散となった。

モノパカ「えー、校内放送です。 午後10時になりました。 ただいまより『夜時間』になります。 間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま~す。 ではでは、いい夢を。おやすみなさい…」
394: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 19:59:35.28 ID:VvdqFLKU.net
モノパカ「オマエラ、おはようございます! 
朝です、7時になりました! 起床時間ですよ~! 
さぁて、今日も張り切っていきましょう~! 」

穂乃果「…」

いつも通りに食堂に向かおうとすると、真姫ちゃんに遭遇しました。

穂乃果「!真姫ちゃんおはよう!」

真姫「…」

無視されちゃいました…

穂乃果「真姫ちゃん?どこ行くの?!」

真姫「…」

穂乃果(あれぇ……?)
395: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 20:00:32.52 ID:VvdqFLKU.net
ー食堂

絵里「…揃わないわね」

海未「…まさか………」

穂乃果(さっきの真姫ちゃん…何か様子がおかしかったよね?)

絵里「…」

………分かっていた。コロシアイはまた起こる。
でも、できることなら起きて欲しくなかった…

ープール前更衣室
396: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 20:01:01.34 ID:VvdqFLKU.net
更衣室の床に倒れている花陽ちゃん。
顔にシワが入り、胸には矢が刺さっていた。

希「いやぁぁぁ!?!」

絵里「くっ………」

海未「花陽………?花陽ぉぉぉ!!」

穂乃果「花陽ちゃん……!!」

凛「…」

現実は非情だった。
397: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 20:02:13.33 ID:VvdqFLKU.net
ピンポンパンポーン

モノパカ『死体が発見されました!
一定の捜査時間の後、学級裁判を行ないます!』

穂乃果「…え?何?!」

モノパカ『今すぐ体育館までお集まりください!』

絵里「穂乃果は覚えてないのね」

海未「3人以上が遺体を見つけた時にあの死体発見アナウンスが流れるそうなんです」

穂乃果「へー…」
398: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 20:02:42.19 ID:VvdqFLKU.net
ー体育館

モノパカ「うぷぷ~!はい、モノパカファイル2!」

真姫「またこれね…」

穂乃果「…」


被害者
小泉花陽
超高校級の美食家

心臓を貫かれたことによる失血死。
傷口は真っ直ぐに空いている。
402: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 20:36:32.39 ID:VvdqFLKU.net
海未「また、起きてしまったのですね…」

希「…何でこんな事になるんや…!」

絵里「…」

モノパカ「いや~、矢澤さんが口火を切ってくれたおかげで、コロシアイが再び起きてくれたよ!」

モノパカ「この調子でガンガン殺していってね!」

絵里「…モノパカぁぁぁ!!」
403: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 20:37:56.96 ID:VvdqFLKU.net
絵里ちゃんはモノパカを倒し、首元を踏みつけました。

絵里「いい加減にしなさい!!もうあなたの思う通りにはいかないわ!!」

モノパカ「や~ん!こんな事されるなんてご褒美…はぅ!!」

穂乃果「絵里ちゃん!ダメだよ!」

絵里「…モノパカ!死になさい!!!」

モノパカ「や~ん………」

「死ぬのは君の方だよ」
404: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 20:38:37.82 ID:VvdqFLKU.net
絵里「……………え…?」

モノパカの口から出てきた刀が、絵里ちゃんの腹部を貫きました。

絵里「………なんで…?」

穂乃果「絵里ちゃん!!」

絵里「………………ほの…か……、よく、聞きなさい……」

絵里「あなたた…ち……9人…は………ミュー…」

モノパカは刀を回転させ、絵里ちゃんの肉を抉ります。

ドサッ
405: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 20:40:08.83 ID:VvdqFLKU.net
絵里「」

穂乃果「絵里…ちゃん……」

希「い、いや…こんなん……」

海未「絵里ぃぃ!!」

真姫「何よこれ…」

凛「…」

モノパカ「うぷぷぷぷ~、学園長に逆らった罰だよ!全く、反抗期の子供を手懐けるのは厄介だね…」ヤレヤレ

穂乃果「絵里ちゃん………!!」
406: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 20:40:39.78 ID:VvdqFLKU.net
モノパカ「いつまで泣いてるんだ!事件はここで起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」

モノパカ「早くしないとクロ以外処刑なんて事になるかも…それはそれで面白いんだけどね!」

穂乃果「モノパカ…!」

海未「穂乃果!今は事件の究明が先です!」

穂乃果「…」

私たちは体育館をあとにします。
…絵里ちゃんを残して。

ー捜査開始ー
407: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 20:47:42.32 ID:VvdqFLKU.net
ープール前更衣室

「……………」

真姫「矢が刺さってる…」

希「…ってことは」

真姫「犯人はあなたね!海未」

海未「…」

穂乃果「な、そんなわけないよ!海未ちゃんが人殺しなんて…」

海未「いいんです、穂乃果。学級裁判で決着をつけますので」
408: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 20:48:48.86 ID:VvdqFLKU.net
真姫「凶器はこの矢で間違い無いわね」

希「穴にぴったし入ってるもんな」

穂乃果(海未ちゃんが花陽ちゃんを殺した犯人…?)

穂乃果(だとしても、何で…)

『花陽に刺さった矢』コトダマゲット
409: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 20:48:55.79 ID:VvdqFLKU.net
真姫「次はプールの方を見に行くわよ」

穂乃果「…」

皆がプールへ向かうのを確認した後、私は花陽ちゃんに刺さった矢を調べてみます。

まず、矢を押し込もうとしましたが、床に当たってこれ以上は刺さりませんでした。

次に矢を抜こうとします。
血の付いてない部分を掴んで、引っこ抜いていきます。

穂乃果(あれ?結構簡単に抜けた…)

私は矢を元に戻し、皆の元へ行きました。

『矢尻』コトダマゲット
410: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 20:50:25.16 ID:VvdqFLKU.net
ープール

海未「穂乃果、どうしたのですか?」

穂乃果「ううん、何でもないよ?それより、何か見つかった?」

真姫「…おかしいわね……、絶対どこかにあるはず…」

穂乃果「…真姫ちゃん?」

真姫「…………何」

穂乃果「…何でもない」
411: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 20:50:37.02 ID:VvdqFLKU.net
海未「ところで、証拠を残すために見張りをつけた方がいいのではないでしょうか?」

真姫「…そうね、じゃあ…」

真姫「凛と希。頼んだわよ」

希「うん、うちに任しとき!」

凛「…」

海未「あの、私も…」

真姫「海未には任せられないわ」

海未「…そうですか」

海未「…私は1人で行動します。それでは」

穂乃果「海未ちゃん…」
412: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 20:52:48.28 ID:VvdqFLKU.net
真姫「穂乃果、私に付いて来なさい」

穂乃果「うん…どうしたの?」

真姫「…いいから早く来なさい」

穂乃果「あ、待ってよ!」

ー用具室

真姫「ここに何か手掛かりが…」

穂乃果「あ、浮き輪だ」

真姫「ちゃんと捜索しなさい!」

穂乃果(ん~…といっても何もないよね…?)
413: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 20:53:17.62 ID:VvdqFLKU.net
真姫「何でこんなところに鉄パイプなんて置いてあるのよ…!凶器として使えってこと!?」

穂乃果「確かに…使わないね…」

穂乃果(あれ?この鉄パイプ…)

ある鉄パイプだけ、何故か濡れていました。

真姫「ちょうど矢が入るくらいのサイズなのね」

穂乃果「…」

『濡れた鉄パイプ』コトダマゲット
414: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 20:54:22.03 ID:VvdqFLKU.net
ープール前更衣室

穂乃果「ねえ、2人は花陽ちゃんのことで何か知らない?」

真姫「何故、花陽はこんなとこにいたのか…とかね」

凛「…」

希「花陽ちゃんは確か、泳げるようになるため、夜に練習しに来てたんやろ…?」

真姫「1人で?」

希「どうやろうな?うちも詳しいことは何も知らへんから…」

真姫「…そう」

『夜の水泳教室』コトダマゲット
415: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 20:54:48.33 ID:VvdqFLKU.net
真姫「遺体が動かされた形跡はなし…つまり、この状態で殺されたということね」

穂乃果「寝てる状態で?」

真姫「態々寝かせてから殺した、ってことね」

穂乃果(睡眠薬とかを使ったのかな…?)

穂乃果(そういえば真姫ちゃん。あの睡眠薬、あの後どうしたんだろう?)

『眠り姫』コトダマゲット
416: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 20:55:39.31 ID:VvdqFLKU.net
ー弓道場

真姫「あの矢は絶対にここの物よ」

穂乃果「すごい自信だね」

真姫「ここ以外に矢が置いてあるような場所なんてないでしょ」

穂乃果「それもそうだね」

真姫「ねえ穂乃果。ここに置いてある弓は元々いくつだったか覚えてる?」

穂乃果「いや…全く…」

真姫「もし無くなっても、誰も気付けない状態なわけね」

穂乃果(凶器があの矢なら、ここの弓を使ったって事になるけど…)
417: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 20:56:26.62 ID:VvdqFLKU.net
真姫「穂乃果は弓道したことある?」

穂乃果「え?ないけど…?」

真姫「なら試しにやってみてちょうだい」

穂乃果「え、え?ええ!?」

パスーン

真姫「素人が撃つと的まで届かないのね」

穂乃果「それは仕方ないじゃん!真姫ちゃんがやってもこんな感じだよ!!」

真姫「ええ、そうでしょうね…」

穂乃果「?」

『超高校級の弓道部』コトダマゲット
418: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 20:56:59.26 ID:VvdqFLKU.net
ートラッシュルーム

真姫「焼いてしまえば証拠は残らないのよね…」

穂乃果「あ、真姫ちゃんはこの間の睡眠薬。あれ捨てたの?」

真姫「ええ、昨日の朝すぐにここで捨てたわ」

真姫「今日は誰が当番なのかしら…」

穂乃果(昨日の当番が真姫ちゃんだったなら、昨日ここで証拠隠滅するのは、真姫ちゃん以外無理だね)

『焼却炉』コトダマゲット
420: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 20:58:02.31 ID:VvdqFLKU.net
ー海未の部屋前

真姫「後はここね…」

穂乃果「!?ダメだよ!勝手に人の部屋に入っちゃ…」

真姫「今は仕方ないでしょ。
出て来なさい、モノパカ!」

モノパカ「はいはーい!モノパカ登場だよ!」

真姫「海未の部屋を開けなさい」

モノパカ「ラジャー…ってコラー!モノパカは召使いじゃないんだよ!」
421: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 20:58:42.68 ID:VvdqFLKU.net
モノパカ「そもそも部屋の主が生きてる限り、
無許可で他人の部屋を開けるのは僕が許さないよ!」

真姫「…仕方ないわね、じゃあ諦めるしか

「入っていただいて結構ですよ」

穂乃果「海未ちゃん!!」

真姫「…いいの?入っても…」

海未「ええ、気が済むまで見ていってください」
422: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 20:59:10.86 ID:VvdqFLKU.net
ー海未の部屋

真姫「…何もない………!?」

穂乃果「よかった…これで海未ちゃんは犯人じゃなくなる…」

真姫「そんなはずないわ…」

穂乃果「え?」

真姫「必ず証拠になるものが隠れてるはず…!」

穂乃果「真姫ちゃん…」

しかし、どれだけ探しても、何も証拠は見つかりませんでした。
423: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 21:00:03.90 ID:VvdqFLKU.net
ープール前更衣室

穂乃果(あれ?凛ちゃんがいない…)

真姫「ちょっと希!!凛はどうしたのよ!」

希「プールで泳いでるよ?うちは止めたんやけどな…」

真姫「…全く、好き勝手して…」

ープール

凛「…」プハー

穂乃果「居た…」
424: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 21:01:40.99 ID:VvdqFLKU.net
真姫「何してるのよ、凛は…!」

穂乃果「…もしかして、何だけどさ」

真姫「?」

穂乃果「真姫ちゃんって泳げないの?」

真姫「はあ?何を急に…」

真姫「………悪い?」

穂乃果「いや、私はかわいいと思うよ?」

真姫「!?///」
425: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 21:02:13.20 ID:VvdqFLKU.net
穂乃果「昨日のプール開きに来なかったのもそういうこと?」

真姫「…水が、怖いのよ…」

穂乃果「なら、言ってくれればよかったのに」

真姫「…何でこんな恥ずかしいこと言わなきゃいけないのよ」

穂乃果「え?そしたら泳ぐ練習とかできたでしょ?」

真姫「別にいいわよ。泳げるようになんてならないし」
426: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 21:02:34.73 ID:VvdqFLKU.net
ピンポンパンポーン

モノパカ『もう~待ちくたびれちゃったよ!そろそろイイよね?』

モノパカ『では、これより学級裁判を行ないます!赤い扉の部屋に集合だ~!』

真姫「…行くわよ」

穂乃果「…うん」

凛「…」
427: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 21:03:12.24 ID:VvdqFLKU.net
ー赤い扉の部屋

真姫「…」

海未「…」

モノパカ『皆揃ったみたいだね。じゃあエレベーターにさっさと乗り込んでちょうだいな』

私たちは無言のままエレベーターへと乗り込み、裁判場へと向かいます。

穂乃果(海未ちゃんは本当に犯人なのかな…)

穂乃果(私がそう思いたくないだけ…?)
428: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 21:03:47.38 ID:VvdqFLKU.net
裁判場

モノパカ「ようこそ!いや~随分と減ったね!」

穂乃果「…」

裁判場は模様替えをしていました。
でもやっぱり、場違いな派手さです。

穂乃果「…海未ちゃん……」

海未「大丈夫ですよ、穂乃果。安心してください」

穂乃果「……うん」

穂乃果(始まる、命をかけた、学級裁判が…!)

ー学級裁判開廷ー
434: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 10:43:44.51 ID:714lrkd1.net
モノパカ「まずは、学級裁判の簡単な説明から始めましょう!」

モノパカ「学級裁判の結果はオマエラの投票により決定されます」

モノパカ「正しいクロを指摘出来れば、クロだけがおしおき」

モノパカ「だけど…もし間違った人物をクロとした場合は…」

モノパカ「クロ以外の全員がおしおきされ、みんなを欺いたクロだけが晴れて卒業となります!」

モノパカ「んじゃあ最初は…」
435: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 12:59:53.65 ID:714lrkd1.net
真姫「犯人はもう決まってるわ」

穂乃果「!真姫ちゃん…!」

海未「…」

真姫「私には、海未を犯人だと示す証拠がある!」

穂乃果(真姫ちゃんは海未ちゃんのこと疑りかけてる…)

穂乃果(私がなんとかしないと…!)

ー議論開始ー
436: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:00:26.04 ID:714lrkd1.net
真姫「今回の犯行に使われた凶器は『弓矢』よ」

真姫「海未以外に使える人間は誰もいない…」

真姫「つまり『犯人は海未』で決まりなのよ!」

穂乃果「それは違うよ!!」ロンパ
437: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:01:14.19 ID:714lrkd1.net
穂乃果「犯人が弓矢を使ったってだけで海未ちゃんを疑うのは見当違いだよ!」

真姫「弓道は初心者では狙った場所になんて中てられない。それは穂乃果も分かってるでしょ?」

穂乃果「真姫ちゃん。花陽ちゃんがどんな体勢だったか思い出してみて!」

穂乃果「花陽ちゃんは寝転んだ状態で殺されてたんだ!」

穂乃果「死体は犯行時から動かされていない…
そうだよね?」

真姫「ええ、だから何だっていうのよ」
438: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:01:53.86 ID:714lrkd1.net
穂乃果「つまり、花陽ちゃんを眠らせた後、花陽ちゃんの真上から矢を射たら…」

希「それなら誰でも殺すことができる!」

真姫「っ!…」

真姫「…まあ、そういうことにしておくわ」

穂乃果「あはは、ありがと…」
439: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:02:24.43 ID:714lrkd1.net
真姫「…だとしたら、凶器はどこへ消えたの?」

穂乃果「そ、それは…」

真姫「もしその0距離射撃をしたのなら、返り血をモロに浴びる事になるわ!それはどうしたの?」

穂乃果「えっと…」

真姫「弓道場を探してみたけど、血の付いた弓矢は見つからなかったわ!」

穂乃果「?」

穂乃果(…気のせい、かな?)
440: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:02:55.21 ID:714lrkd1.net
希「焼却炉で燃やしたんやない?」

真姫「昨日は私がゴミ捨て当番だったから焼却炉は使えなかったのよ」

真姫「それに、日を跨いでから焼却炉を使おうとしても使えないはずよ」

希「え?何でなん?」

穂乃果「…焼却炉は、蓋を閉めなきゃ燃え出さないんだよ」

真姫「矢はとにかく、弓はあのスペースに入れる事は不可能だわ!」
441: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:03:27.18 ID:714lrkd1.net
穂乃果「今日の当番は誰なの?」

「……………」

真姫「何で自分の当番を覚えてないのよ!」

モノパカ「えー今日のゴミ捨て当番は…星空さんだね!」

真姫「…凛が犯人なんてことはないわね…」

穂乃果「!?海未ちゃんはすぐに疑ったくせに…贔屓だよ!!」

真姫「凛と花陽は幼馴染みなのよ?幼馴染みを殺すはずがないわ」

凛「…」
442: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:03:58.10 ID:714lrkd1.net
穂乃果「…真姫ちゃん、犯人は矢をどうやって処分したと思う?」

真姫「一本の矢くらい、隠す場所はいくらでもあるわ」

穂乃果「…やっぱりだ」

真姫「はぁ?ちゃんと説明しなさいよ穂乃果」

穂乃果「分かったよ、あの矢を刺した犯人が…!それは…真姫ちゃん。あなただね?」

真姫「…はぁぁ?!そんなわけないでしょ!!」

ー議論開始ー
443: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:07:45.79 ID:714lrkd1.net
真姫「私が犯人?笑えない冗談ね!」

希「そうか、うち分かったよ!」

希「真姫ちゃんは『超高校級の弓道部その2』やったんや!」

海未「ネーミングが安易ですね…」

真姫「私が犯人だって証拠は何?」

真姫「花陽は間違いなく、『矢を撃たれたから死んだ』のよ!!」

穂乃果「それは違うよ!!」ロンパ
444: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:08:24.24 ID:714lrkd1.net
穂乃果「真姫ちゃん。気付いてた?あの矢のこと」

真姫「だから何がよ!」

穂乃果「花陽ちゃんに刺さっていた矢は、矢尻に血が付いてなかったんだよ」

真姫「…だから?」

穂乃果「私は詳しいこと分からないけどさ」

穂乃果「普通、心臓を刺したらすごい血が出るよね?」

穂乃果「だったら、矢尻にも血が付いてるはずでしょ?」
445: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:09:28.16 ID:714lrkd1.net
真姫「つまり、あの矢は後から刺された物、って言いたいのね」

真姫「でも、それでどうして私が犯人になるの?」

穂乃果「花陽ちゃんはあの矢が刺さったから死んだ…って推理してるのに、真姫ちゃんは矢がどこへ消えたかを考えてたからさ…」

穂乃果「だから、真姫ちゃんが矢を刺したんじゃないかな~?って思ったんだ」

真姫「…そう、私としたことがそんなことを…」
446: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:10:01.71 ID:714lrkd1.net
真姫「ええ、矢を刺した犯人は私よ」

希「何で花陽ちゃんを殺したんや…!!」

穂乃果「ちょっと待って!真姫ちゃんは花陽ちゃんを殺した犯人じゃないはずだよ!」

真姫「…ええ、私が見た時、花陽はすでに殺された後だった」

真姫「胸に真っ直ぐ穴が開いていたから、間違いなく弓矢が使われたと推理したのよ」

真姫「でも、弓矢は見つからなかった…。だから、矢を持ってきて、花陽に刺したのよ…」
447: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:10:33.87 ID:714lrkd1.net
穂乃果「…それは、海未ちゃんを犯人にするため、だね?」

真姫「弓矢を使ったなら、犯人は海未以外にいないと思ったから…」

真姫「そうしたら、証拠が見つからなくてもどうにかなる…はずだったのよ…」

穂乃果「…もし海未ちゃんが犯人だったら、まず自分が疑われる弓矢を使うはずないよ」

真姫「…確かにそうね。誰かが海未を犯人だと思わせるために仕組んだのね!」

穂乃果「一体誰が…」
448: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:12:01.38 ID:714lrkd1.net
海未「あのー!」

穂乃果「ん、海未ちゃん?」

海未「凶器は本当に弓矢なのでしょうか?」

真姫「矢を射る以外にあんな穴を開ける方法なんてないでしょ」

穂乃果「……………」

穂乃果「例えば…『弾丸』とか?」

真姫「ここはアメリカじゃないのよ?」
449: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:12:36.65 ID:714lrkd1.net
穂乃果「矢以外で…うーん……」

真姫「どうやったって不可能よ」

海未「本当にそうでしょうか?」

穂乃果(…海未ちゃん?)

海未「用具室にあった鉄パイプなどはどうでしょう?」

真姫「鉄パイプで貫いたって言うの!?バカじゃない!」

真姫「それに、その血が付いた鉄パイプはどこに消えたのよ!」

穂乃果(血の付いた鉄パイプは何処へ……!)

穂乃果「そうか、分かったよ!!」
450: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:13:28.15 ID:714lrkd1.net
穂乃果「犯人は凶器に付いた血を、プールで洗い流したんだ!」

真姫「…そうね、でも証拠はあるの?プールに血が滲んでいても分からないでしょ」

穂乃果「実はね、用具室にあった鉄パイプの中で一つだけ、濡れた鉄パイプがあったんだよ!」

穂乃果「鉄パイプなら、花陽ちゃんの穴にたぶん入るし!」

真姫「…つまり、それが凶器ってこと?」

穂乃果「うーん…、でもやっぱり鉄パイプを人に刺すっていうのは無理があるよね…」
451: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:14:01.89 ID:714lrkd1.net
真姫「…矢と鉄パイプは同じ幅なのが気になるわね…」

穂乃果「鉄パイプの中を通して矢を刺したのかな…?」

真姫「落としたとしても磁力だとしてもそれは無理よ」

穂乃果「…だよね」

海未「あの!」

真姫「何よ!」

穂乃果「…」
452: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:14:36.70 ID:714lrkd1.net
海未「犯人は凶器に付いた血をプールで落としたのなら、自分に付いた返り血はどうしたのでしょうか?」

海未「血の付いたまま校舎を徘徊しているところを見られたら、すぐに犯人だと知られてしまいますし」

真姫「それは…犯人もプールに入って血を落としたんでしょ」

穂乃果「…ということは、犯人は水着で花陽ちゃんを殺害した…ってことになるね」

真姫「いえ、裸で殺した可能性もあるわ」

希「裸で弓を持ってる…、どこの民族や…」
453: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:15:13.66 ID:714lrkd1.net
穂乃果(犯人は犯行後、プールに入ったんだ…)

真姫「…結局凶器はどこに消えたのかしら?」

希「あ、分かった!犯人の部屋に隠してあるんや!」

真姫「海未の部屋は確認済みだし…」

穂乃果「これは実際に見てもらわないと証明できないよ…」

真姫「まずはここをはっきりさせましょう!」

ー議論開始ー
454: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:16:02.13 ID:714lrkd1.net
真姫「犯人はどこに凶器を隠したのか…」

穂乃果「食べちゃったのかな…?」

真姫「お腹壊すわよ…?」

海未「『木を隠すなら森の中』と言いますし」

海未「『弓道場に隠してある』のではないでしょうか?」

希「『四次元ポケット』に入れてるんやない?」

モノクマ「ぼくはモノクマだよ!!」

真姫「うわっ!!あなた誰よ!?」
456: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:16:49.81 ID:714lrkd1.net
穂乃果(凶器を隠せる場所…)

穂乃果(それってもしかして…)

希「『分解』して色んなところに置いてるんやない?」

海未「人の目がつかないところに隠したのでしょうか」

真姫「いえ、私たちの『視界に入ってた』はずよ」

穂乃果「それは違うよ!!」ロンパ
457: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:18:12.18 ID:714lrkd1.net
穂乃果「分かったよ…凶器の隠し場所…」

真姫「!?それはどこなのよ!」

穂乃果「たぶん、なんだけどね?」

穂乃果「凶器はプールに沈められてるんじゃないかな?」

真姫「はあ?そんなとこ私が探しつくしたわよ!」

穂乃果「それは水上からでしょ?水中じゃないと分からないんだよ…たぶん」
458: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:20:01.08 ID:714lrkd1.net
真姫「それってもしかして…!」

穂乃果「うん!光の入射角が…」

海未「光の屈折ですね」

穂乃果「うん!そう、それだ!」

穂乃果「水上からだと光の屈折で、ちょうど弓が見えなかったんじゃないかな」

穂乃果「真姫ちゃんは水に入ってないでしょ?」

真姫「…そうよ、上から見ただけだわ」
459: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:20:09.49 ID:714lrkd1.net
真姫「でも、誰も見てないなら証拠にならないわよ?」

穂乃果「いや、一人だけ確実にそれを見れた人物がいるよ!」

海未「つまり、事件の後に犯人以外でプールに入った人ですか…」

穂乃果「それは………」

穂乃果「凛ちゃん!!あなただよ!」

凛「…」
460: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:20:58.62 ID:714lrkd1.net
真姫「そういえば、捜査時間の時にプールで泳いでたわね…!」

穂乃果「凛ちゃん!プールに何か沈んでなかった?!」

凛「…」

凛「…弓……」

凛「弓が、落ちてたよ」

「!!」

穂乃果「これで証明するよ!!」
461: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:22:57.26 ID:714lrkd1.net
穂乃果「まず犯人は、夜に泳ぎの練習をしていた花陽ちゃんをどうにかして気絶させた…」

穂乃果「そして犯人は服を脱ぎ、弓道場から持ってきていた弓矢を、寝かせた花陽ちゃんの上から放ったんだ!」

穂乃果「花陽ちゃんを殺害した後、プールに凶器を持って入り、返り血を流し落とした…」

穂乃果「その時に犯人は凶器の弓をプールの底に置き、上から見えないか確認してから立ち去ったんだ…!」
462: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:23:27.49 ID:714lrkd1.net
真姫「…そうね………」

穂乃果「ふふん」ドヤッ

真姫「…凶器の矢はどこに行ったのよ?」

穂乃果「…それは………」

真姫「凛は弓以外に何か見なかった?」

凛「…うん」
463: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:24:37.15 ID:714lrkd1.net
真姫「矢の消失…」

穂乃果「…ほら、3本だったら矢は折れないけど、1本なら楽勝!って言うじゃん…」

真姫「…部屋に隠されてたらどうしようもないわね……」

海未「あのー!」

「……………」

海未「何故犯人は、弓とともに矢を置いていかなかったのでしょうか?」

「!!」
464: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:25:42.22 ID:714lrkd1.net
穂乃果「確かにそうだよ!凶器をそれぞれ別のところに隠す必要なんてないもん!」

真姫「なのに犯人は矢だけ移動させた…、何故?」

穂乃果(…今までの証拠の中に何かヒントがあるはず…!)

海未「鉄パイプ…」

穂乃果(鉄パイプ…水…)

穂乃果「そうか、分かったよ!!」
465: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:26:18.68 ID:714lrkd1.net
真姫「何?まさか鉄パイプを弓で撃ったとか言わないわよね?」

穂乃果「いや、これなら証拠隠滅する必要がないんだよ!」

穂乃果「犯人は鉄パイプの中を水で一杯にし、冷蔵庫で凍らせたんだ!」

穂乃果「凍った後は中の氷だけ取り出し、それを矢として射れば…」

真姫「氷の矢!?…確かに体温で溶ければ証拠は残らないわね…」

希「また氷かいな…」
466: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:27:51.87 ID:714lrkd1.net
真姫「できなくはないわ…、でも普通はできないはずよ」

穂乃果「え、何で?」

真姫「いくら近くから撃つと言っても、矢とは違って氷なら相当の力が必要なのよ」

真姫「体を貫通するぐらいなら、普段から弓を触ってる海未以外に不可能だわ」

穂乃果「わ、私たちでもできるよ!」

真姫「そうかしら?穂乃果はそもそも弦を引っ張りきれていなかったっていうのに」

穂乃果「うぅ…」
467: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:29:43.74 ID:714lrkd1.net
真姫「凶器が消えた理由はそういうことだったのね!」

真姫「海未、あなたが犯人よ!」

穂乃果「違う!まだ何か見落として…」

海未「いいんですよ、穂乃果」

穂乃果「……え?………海未ちゃん?」

海未「全て見抜かれてしまいましたね…」

海未「そうです。私が花陽を殺した犯人です」

穂乃果「…嘘………」
469: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:30:26.38 ID:714lrkd1.net
海未「さあモノパカ。投票タイムに入りましょう」

真姫「………何で投票タイムを急いでるのよ?」

海未「早くしないと私の決断が鈍ってしまいますので」

穂乃果「海未ちゃん………」

モノパカ「それでは、お手元のパネルからクロだと思う人に投票してください!」

モノパカ「果たして、クロに選ばれるのは誰なのか…投票タイム~!」
470: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:31:09.03 ID:714lrkd1.net
『園田海未』

モノパカ「じゃじゃーん!投票の結果クロに選ばれたのは…超高校級の弓道部、園田海未さんです!」

穂乃果「うぅう…そんな………」

真姫「もしかして海未、あなたが花陽に泳ぎを教えてたの?」

海未「…はい」

希「なんかやけにあっさりと認めてもうたな~」

真姫「そうね…どうして花陽を殺したの?」
471: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:32:55.05 ID:714lrkd1.net
海未「………全ては、ここから出すためですよ」

穂乃果「…どういうこと…?」

海未「私は道具なんです…」

海未「私は穂乃果の道具…」

海未「穂乃果は私という名の道具を使って花陽を殺したのです」

海未「なので、本当のクロは穂乃果なのです!」

真姫「……………は?」
472: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:33:44.88 ID:714lrkd1.net
穂乃果「…海未、ちゃん……!?」

真姫「何……言ってんのよ………?」

希「つまり…投票間違えたってことぉ!?」

真姫「…もう手遅れじゃない………!!」

海未「ふふふ、ふふふふ………穂乃果以外死ぬんです…穂乃果は希望として外へ出るんです…」

真姫「モノパカ!!人を道具として使うなんて無しでしょ?!」

モノパカ「…………」
473: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:34:12.82 ID:714lrkd1.net
モノパカ「本人がそう言うのなら、そうなんだろうね」

真姫「はぁぁ?!あり得ないでしょ………」

希「うちら…処刑されるん…!?」

海未「ふふふふふふふふふふふふふ………」

パチンッ

海未「…!?」

凛「…」

穂乃果「凛ちゃん…」
474: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:34:38.51 ID:714lrkd1.net
凛「海未ちゃんは、凛の幼馴染みを殺した…」

凛「そして次は、自分の幼馴染みを助けるために皆を道連れにしようとしてる…」

凛「海未ちゃんにとって大事な幼馴染み…それは凛も同じ、なのに………どうしてかよちんを?!」

海未「…花陽を殺したのは1番殺しやすい人間だと知っていたからです」

凛「っ!!」

穂乃果「凛ちゃん!」
475: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:35:04.84 ID:714lrkd1.net
海未「もう皆さん気が済んだはずですよね?そろそろ決着をつけたいのですが…」

穂乃果「……………」

穂乃果「海未ちゃんは、道具なんかじゃないよ」

海未「ほの………か?」

穂乃果「ごめんね、海未ちゃん…私、皆を見捨ててまでここから出たくないよ」

海未「穂乃果!?何故…」

穂乃果「…………」

海未「………こういう時、穂乃果ならそう言うんでしたね……」

穂乃果「海未ちゃん………!!」
476: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:36:08.29 ID:714lrkd1.net
モノパカ「…というわけで、クロは高坂さんではなく園田さんなのでした~!!」

穂乃果「海未ちゃん……ごめん………」

海未「いいんです…穂乃果は自分を貫いただけなのですから…」

真姫「………助かった…?」

希「やったー!!これでまた占いできる!!」
478: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:37:23.44 ID:714lrkd1.net
真姫「…他人のために自分を犠牲にしようとするなんて…そんなこと…」

真姫「………私は、このゲームから降りるわ」

モノパカ「ほえ?」

真姫「これからはコロシアイなんてせずに、あんたの化けの皮剥いでやるわ!!」

モノパカ「きゃー!最近の子どもは物騒だよ!」

穂乃果(…あ!)
479: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:37:37.17 ID:714lrkd1.net
穂乃果「海未ちゃんは記憶を取り戻したんだよね…?」

海未「はい、それがどうかしましたか?」

真姫「そうよ!何を思い出したの?!私たちは何でこの学園に閉じ込められてるの!?」

海未「それは…」

海未「いずれ分かる時が来ますよ…」

真姫「何よそれ!意味わかんない!」

海未「言葉通りの意味です。それに、そんな些細なことどうでもいいではありませんか…?」

真姫「はぁぁ?!」
481: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:38:52.15 ID:714lrkd1.net
海未「モノパカ、おしおきを始めましょう」

モノパカ「はいはーい!いつまで遺言残してやがんだ!と思ってたところだよ!」

モノパカ「今回も、超高校級の弓道部である園田さんのために、スペシャルなおしおきを用意しました~!」

海未「穂乃果…」

穂乃果「海未ちゃん……!」

モノパカ「それでは張り切っていきましょう~!」

海未「…大好きでしたよ」

モノパカ「おしおきタイム~!」

穂乃果「海未ちゃんっ!!!」
482: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:39:20.15 ID:714lrkd1.net
『ソノダさんがクロに決まりました。
おしおきをかいしします。』

巨大な木にゴムで縛り付けられ、頭の上にりんごが置かれる。そしてそれを、遠くから巨大ボウガンが狙う。

『ウィリアムテル序曲 ~finale~』

モノパカが矢をボウガンにセットし、的に撃ち始める。

海未の顔の横に刺さり、その後も海未にギリギリ当たらない矢が木に刺さり続ける。

暫くすると矢がゴムを切り、海未が自由に動けるようになった。

しかし、そこに木から巨大リンゴが落下してきて、海未は押し潰された。

それを見たモノパカは万有引力の法則を発見しましたとさ。
483: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:40:36.69 ID:714lrkd1.net
モノパカ「エクストリーム!!」

モノパカ「はふぅ~!一殺した後はドーパミンがドパドパだよ!!」

穂乃果「あ………」

希「うわ……!」

真姫「っ………!」

凛「…………」

穂乃果「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………
484: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/02(土) 13:42:50.04 ID:714lrkd1.net
ー穂乃果の部屋前

穂乃果「……………」

私は、そっと扉を閉ざした。


残りメンバー
4人

To be continued
495: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 17:09:27.20 ID:xth2dC2B.net
ドンドン

「…」


ドンドンドン

「……」


ドンドンドンドン…

「………?」


ガチャ

「!?」
496: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 17:11:22.19 ID:xth2dC2B.net
真姫「穂乃果!!」

穂乃果「真姫ちゃん…!?どうやって入ったの…」

真姫「それはモノパカに開けさせたのよ」

モノパカ「全く、モノパカ使いが荒くて困っちゃうな~」

真姫「…昨日から何も食べてないでしょ?今日は皆でご飯にしましょう?」

穂乃果「…」
497: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 17:11:54.21 ID:xth2dC2B.net
全てがどうでもよくなった。

部屋に引きこもり始めた私は、皆と関わることも無くなっていった。

穂乃果「…」

私は何のために生まれて、何のために生きてるんだろう…

ガチャ

穂乃果「?」

モノパカ「驚いた?モノパカが家庭訪問に来てあげたよ!」
498: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 17:13:02.71 ID:xth2dC2B.net
穂乃果「…」

モノパカ「高坂さんは何もない部屋にずっと引きこもってツマラナイ人生を送ってるんだね…」

穂乃果「…私の勝手だよ…」

モノパカ「…自殺なんてしないでね?」

穂乃果「…え?」

モノパカ「自殺だと学級裁判を開いてもおしおきする人間がいないからさ!」

穂乃果「…」
499: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 17:13:31.22 ID:xth2dC2B.net
モノパカ「とにかく、君はインドア趣味じゃないんでしょ!子どもは外で遊んできなさい!」

穂乃果「…それだけ?」

モノパカ「ほえ?」

穂乃果「それを言うために私の所に来たの?」

モノパカ「もちろん!もし引きこもり続けるつもりなら、強制的に立ち退いてもらうよ!」

穂乃果「…」
500: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 17:14:11.75 ID:xth2dC2B.net
私は久々に外へ出ることにした。

別にモノパカに言われたからじゃない。

このままだとダメな気がしたんだ…

ー3階

いつの間にか現れていた3階を、私は1人で探索していく。
501: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 17:14:40.10 ID:xth2dC2B.net
ー剣道場

穂乃果(ここは…剣道場…)

穂乃果(そういえばいつか、私は剣道をやっていた気がする。…気のせいかな?)

道場の隅には消火器が置いてあり、
壁には時計が掛けられていた。

穂乃果(今は8時なんだ…)

道場の奥には長刀などの真剣が飾ってある。

穂乃果(…怖いから触らないでおこう)
502: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 17:15:39.09 ID:xth2dC2B.net
ー放送室前

穂乃果(あれ?開かない…)

仕方ないので別の所を探索しに行きます。

ー娯楽室

穂乃果(あれ?ここも開かないや…)

扉に窓が付いてるわけでもなく、中の様子を伺うことはできませんでした。

穂乃果(…?気のせいかな…今、中から声が聞こえたような…)

探索を終え、私は図書室へと向かいました。
503: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 17:15:48.08 ID:xth2dC2B.net
ー図書室

パソコンを起動させ、またパスワードを試行錯誤で解く作業に入ろうと思っていると、既に全てのファイルが開かれていました。

穂乃果(これ、誰が………もしかして…)

海未ちゃんが遺したその手掛かりを、私はしっかりと握りしめます。

穂乃果(まずはこのファイルを開いてみよう)
504: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 17:17:51.01 ID:xth2dC2B.net
『希望……第二…園 報告書
南の…きにより…我………ヶ峰学園は………超え…早さで…長を……た。
彼女……望ヶ峰…新た…学園長……て迎え……もそう…………だろ…。
その…が……までに、彼……は音ノ木…の9人を実験……段………してもらい……の経過………報告し…もらえる……頼ん……こう』

穂乃果(相変わらず文字化けはあるんだ…)

穂乃果(学園長…、音ノ木…、9人…)

私は次のファイルを開きます。
505: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 17:18:21.37 ID:xth2dC2B.net
『南…り…様へ
この度、委…………議を取……結果、南様………とも本……学園長に就任してい………たい……ことで…連絡さ……いた………た。
南様の御……は前………こちら……把……てお………ノ木坂のスクー…アイル…グ……プ「μ's」………でも南様………た才能に……ものだと我……考えて……ます。
近々、新学園長…紹介とい………で学…の教師………ご挨………いただきた……で希………第一までお……ください
希望……学園委……代表 ……朧』

穂乃果(文字化けはしてるけど、段々薄くなってる…?)

穂乃果(μ's、新学園長…)

穂乃果(もしかして、ことりちゃんのお母さんが希望ヶ峰の学園長!?)
506: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 17:19:21.51 ID:xth2dC2B.net
私はまた次のファイルを開きます。

『×、お前の××は認められるものではない
×××をお前の××で××するなんてどうかしている
俺はもう××××とは無関係な人間だが、
その××にはお前を倒すための「希望」がいる
お前も××××だ、もう×××

××仁』

穂乃果(文字化け…じゃない!?)

意図的に伏せられたそれは、何かを隠そうとしていました。

穂乃果(希望…)
507: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 17:19:51.06 ID:xth2dC2B.net
そして、最後のファイルを開きます。

『音ノ木×が産み×した化×物は留×るとこ×を知ら×い!このま×だと世×は奴に×配され×しまう!
どう×この×常を×識で×る人×いる×らば×を止×てく×!
俺の信×てき×希望×取り×して×れ!』

穂乃果(何…これ………!?)

規則的に並べられた伏せ文字の間に見えるは、私なんかが関わってはいけないような恐ろしいものだった…

穂乃果(………………ん?)

『m09』

ファイルを閉じると謎の暗号が現れました。
508: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 17:20:23.98 ID:xth2dC2B.net
穂乃果(m09…)

それは、図書の管理ナンバーでした。

穂乃果(m09、m09…)

本の棚を潜り抜けるとその場所を見つけました。

穂乃果(あった!m09!)

私はその本を手に取ります。

『読めば絶対億万長者になれる本!』
509: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 17:21:13.66 ID:xth2dC2B.net
穂乃果(これって…!!)

その本があった場所に、手紙がありました。

穂乃果(一体誰のだろう…?)

私はその手紙を読んでみます。

『我が愛する娘へ
この手紙をあなたが読めないことが残念です。
あなたたちμ'sは私の学院を救い、そして私を新たなるステージへと送り出してくれました。
あなたたちを学院に監禁しなければならないような状態になったのは、全て私の責任です。
もし私のことを許してくれるのなら
また会うときは笑顔で迎えいれてください。』
510: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 17:22:21.00 ID:xth2dC2B.net
穂乃果(…これ、どういうことだろう…?)

この手紙を書いた人は、ここに隠してあることをパスワードを解いた人に伝えたかったのかな?

私がふと時計を見やると、部屋を出てから2時間程経過していました。

私は手紙を懐に収め、自分の部屋へと戻ります。
512: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 21:46:13.43 ID:xth2dC2B.net
ー穂乃果の部屋前

穂乃果(あれ?)

部屋の前には、真姫ちゃん、凛ちゃん、希ちゃんの3人がいました。

真姫「穂乃果!どこ行ってたのよ!」

穂乃果「それは…」

真姫「とにかく来なさい!」

穂乃果「うわっ!ちょっと!!」

ズルズル…
513: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 21:46:43.61 ID:xth2dC2B.net
ー体育館

穂乃果「!?これ………!」

広い体育館にぽつんとモノパカがいました。

体を解剖されているモノパカは、ぐったりとしたまま動きません。

希「いや~実はな?モノパカにうちだけでもここから出られへんか頼みに来たんやけどな」

希「モノパカが動かなくなってたから真姫ちゃんと凛ちゃん呼んで観察してたんよ」

凛「何で急に動かなくなったんだろう…?」
514: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 21:47:07.70 ID:xth2dC2B.net
真姫「解剖してみて分かったことは、モノパカはアルパカのサイボーグで、喉にスピーカー、脳に爆弾が埋め込まれてるってことぐらいかしら」

希「今まではモノパカにやられっぱなしばっかやったからな~!スカッとするわ!なはは!」

真姫「…もしかすると、モノパカを操っていた誰かに何かあったんじゃない?」

凛「誰かって…誰のこと?」

真姫「それは…」

真姫「私たちをここに閉じ込め、コロシアイを強要してきた『黒幕』よ!」
515: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 21:48:09.69 ID:xth2dC2B.net
穂乃果「じゃあ今、その黒幕はモノパカを操れる状態じゃないってこと?」

真姫「…そうね。これはチャンスみたいだわ…!!」

「?」

真姫「だから、黒幕の正体を掴んでここから出るためのチャンスよ!」

穂乃果「私たち、ここから出られるの!?」

希「よっしゃ!じゃあ早速、黒幕を倒しに行こうや!!」

「おーー!!」

数分後、私たちの結束を軽々と崩すそれが現れた。
516: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 21:48:42.86 ID:xth2dC2B.net
私たちは開かずの間となっている、3階の部屋に突入しようとしていた。

真姫「校則に鍵のかかった部屋の扉を壊すのは禁止って書いてあるから今までは大人しくしてたけど…」

凛「今は私たちのターンだよ!!」

バンッ!!!

希「んー流石に道具でも使わんと開かへんなー」

真姫「そうね…何かいいものはないかしら?」

穂乃果「あ!確か剣道場に扉を壊せそうなのがあったはずだよ!私ちょっと取ってくる!」
517: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 21:50:03.50 ID:xth2dC2B.net
ー剣道場

剣道場の扉を開くと、そこには覆面を付けた誰かが倒れていた。

そして、その人のお腹には穴が開いていた。

穂乃果「うわぁぁぁ!!」

真姫「穂乃果!どうしたの………!?」

希「うわ!死んでる!?」

凛「…あれ?この人…誰?」
518: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 21:50:13.64 ID:xth2dC2B.net
真姫「そんなの覆面を取れば分かるでしょ!」

そう言うと真姫ちゃんは、誰かの死体に近づき、覆面を剥がそうとします。

希「真姫ちゃん危ない!」

真姫「え?」

突如、死体が爆発し、真姫ちゃんは吹き飛ばされました。

希「うわぁぁ!火ぃ付いた!!早よ消さんと!」

穂乃果「!消火器があったはずだよ!!」

凛「いくよ!!」

プシャー
519: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 21:51:05.01 ID:xth2dC2B.net
シュー…

穂乃果「やった…消えた…!」

安心したのも束の間、すぐにあの悪夢の放送が鳴ります。

ピンポンパンポーン

モノパカ『死体が発見されました。
一定の操作時間の後、学級裁判を開きます』

「!?」

希「…やっぱり誰かに殺されたんや……!」

凛「一体誰が…!」

穂乃果「…って、この殺された人は誰!?」

「10人目の高校生よ」
520: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 21:51:37.66 ID:xth2dC2B.net
希「あ、真姫ちゃん。生きとったんや」

真姫「当然でしょ?私を誰だと思ってるのよ」

凛「真姫ちゃん」

モノパカ「やあやあ、デリバリーモノパカだよ!
モノパカファイルを届けに来ました~!」


被害者
知らない人

お腹を刀で刺された模様。
他に目立った外傷はない。
死亡時刻は午前9時頃。
521: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 21:52:56.96 ID:xth2dC2B.net
穂乃果「知らない人って…」

真姫「この学園には、私たち以外の『10人目』がいたのよ!」

希「それってもしかして…」

真姫「そう、娯楽室の幽霊よ!」

穂乃果「幽霊?」

凛「実はあの部屋には幽霊がいるんだよ…!」

希「うん…中から声がするんや…
恨めしいや~…ってな!」

真姫「でも幽霊じゃなかったのね…」
522: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 21:53:08.96 ID:xth2dC2B.net
ー捜査開始ー

穂乃果(今は10時…殺されてからまだ1時間しか経ってないんだ…!)

穂乃果「凶器は何なんだろう…?」

希「普通にモノパカファイルに書いてるけど…」

真姫「刀…ちょうどここにあるわね」

穂乃果(ん?気のせいかな…?刀が1本増えてるような…?)

真姫「血が付いてるわ…!この刀が凶器ね!」

希「なんやあっさり見つかったな~」
523: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 21:54:27.91 ID:xth2dC2B.net
真姫「死体は………」

焼けた死体は、もう元が誰なのか分からないくらいに焦げていました。

凛「…犯人は………」

穂乃果(犯人は…この中にいる…!)

「……………」

ピンポンパンポーン

モノパカ『もういいかな~?たいして調べることもないでしょ』

モノパカ『というわけで、赤い扉の部屋にお集まりください』
524: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 21:55:30.53 ID:xth2dC2B.net
ー裁判場

穂乃果(さっきから誰も喋らないけど…何かおかしい…)

穂乃果(どうして急に娯楽室にいた人が出てきたの…?)

モノパカ「はーい、席に着いたね~?」

穂乃果(とにかく、犯人を見つけ出さないと…!)

穂乃果「…」

穂乃果(始まる……未来への学級裁判が…!!)

ー学級裁判開廷ー
525: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 22:00:01.71 ID:xth2dC2B.net
モノパカ「もう3回目だし、ルールは覚えてるよね?」

モノパカ「じゃあ早速、議論スタート」

真姫「この事件の犯人は………」

真姫「穂乃果、あなたよ!」

穂乃果「………え?」

穂乃果「えええええ!!?」

希「うちらにはアリバイがあるんや…!」

凛「私たちはずっと一緒に行動してたんだよ」
526: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 22:00:31.22 ID:xth2dC2B.net
穂乃果「ちょっと待って!いきなり過ぎるよ!!」

真姫「穂乃果が犯人なのは、揺るぎない事実なのよ!」

穂乃果「ちゃんと説明してよ!」

真姫「…分かったわ」

真姫「私たちが体育館でモノパカの解剖を始めたのが7時頃」

希「アリバイが…って真姫ちゃんがうるさいからずっと一緒にいたんよ」

凛「解剖中も、休憩中も、お花摘中も」

真姫「つまり私たちには絶対的なアリバイがあるの」
527: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 22:00:56.55 ID:xth2dC2B.net
穂乃果「そんな…」

真姫「モノパカファイルに死亡時刻は9時って書いてあるわ。私たちはその時、モノパカの解剖中だった…」

凛「穂乃果ちゃんはその時、何してたの?」

穂乃果「その時は確か図書室で…」

真姫「それを証明する人は…いないわよね?」

穂乃果「で、でも…」

希「穂乃果ちゃんはうちらが部屋に行ってもずっとおらんかったよな?」

真姫「一体どこで何をしてたのかしら…?」
528: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 22:01:21.70 ID:xth2dC2B.net
穂乃果(何で…?何で私が犯人扱いされてるの…!?)

穂乃果「私は、犯人なんかじゃない!!」

真姫「…私も穂乃果が殺したなんて思いたくない…、でもあなたしかいないのよ…!」

穂乃果「何で…何で!?」

希「素直に認めた方が楽になれるよ?」

穂乃果「こんなの…絶対に認めない!!」

ー議論開始ー
529: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 22:03:57.66 ID:xth2dC2B.net
真姫「『犯人は穂乃果以外にいない』わ!」

穂乃果「それは違うよ!」

真姫「穂乃果が犯人じゃない証拠はあるの…?」

穂乃果「…」

凛「『私たちには犯行はできない』し」

穂乃果「それは違うよ!!」

凛「私たちはずっと一緒にいたから絶対に無理だよ!」

穂乃果「…」

希「『穂乃果ちゃんにはアリバイがない』から」

穂乃果「それは…違うよぉ!!!」

希「じゃあアリバイを証明できるん?」

穂乃果「…」
530: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 22:04:25.59 ID:xth2dC2B.net
穂乃果(…………………………何で…?)

穂乃果(何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で…)

穂乃果(何で……私が……犯人になるのぉ!!!)

BREAK
531: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 22:07:26.87 ID:xth2dC2B.net
穂乃果「こんなの…」

穂乃果「こんなのおかしいよ!!!」

モノパカ「うぷぷ…往生際の悪い子だね~」

穂乃果「嫌だよ…私は殺してない…」

穂乃果「私は犯人じゃない!!!」

モノパカ「………もう投票タイムいっちゃう?」

穂乃果「え………」

穂乃果「待ってよ………私は…」

モノパカ「投票タイム~」

穂乃果「やだよぉ………こんなの………」
532: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 22:07:50.83 ID:xth2dC2B.net
『高坂穂乃果』

モノパカ「投票の結果クロに選ばれたのは、高坂穂乃果さんです!」

モノパカ「そして大正解~クロは高坂さんなのでした」

穂乃果「………………………」

真姫「穂乃果…どうして……」

希「そんなに外へ出たい理由があったんやな…」

凛「穂乃果ちゃん…」

穂乃果「………」
533: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 22:08:41.45 ID:xth2dC2B.net
穂乃果(………え?)

穂乃果(何?この茶番は…)

穂乃果(私はクロじゃないよ…?)

穂乃果(スレタイ?そんなの知らないよ…)

穂乃果「誰か…助けてよ…」

「………」

穂乃果「うぅ……………」
534: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 22:09:12.40 ID:xth2dC2B.net
モノパカ「もうおしおきに移っちゃうね」

穂乃果「え…」

モノパカ「超高校級の和菓子屋である高坂さんのために、スペシャルなおしおきを用意しました~!」

穂乃果「………やだ…」

モノパカ「それでは張り切っていきましょう~。おしおきタイム~!」

穂乃果「やだよぉぉぉ!!!!!」
536: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 23:21:52.80 ID:xth2dC2B.net
『コウサカさんがクロにきまりました。
おしおきをかいしします。』

穂乃果(………ここは?)

穂乃果(………ガラスケース…?)

周りをガラスで囲まれた箱の中に私はいます。

箱の中にはガラスの丸い筒があり、そこを除くと、下に刃が回っていました。

気付くと私の半径500mmは影に纏われています。

そして、私の元に白い塊が降ってきました。

柔らかい感触のそれは、穂むら印のはいった饅頭でした。
537: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 23:22:19.31 ID:xth2dC2B.net
『わがしだいすき!』

箱の中にほむまんの雨が降り注ぎました。

足場がなくなり、饅頭の上で空襲を避けていましたが、ついに直撃してしまいます。

動けなくなり必死で抵抗していると、段々体にかかる負荷が和らいでいきます。

上を見上げると、私に乗ったほむまんを、クレーンゲームにあるようなクレーンが運び、丸い筒の中に落としていきます。

刃に喰われた饅頭は、赤色のあんこを飛び散らせ、飲まれていきます。
538: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 23:23:06.87 ID:xth2dC2B.net
クレーンは私を狙い、追いかけてきました。

私は必死で逃げますが、クレーンは何度でも方向転換して追いかけてきます。

そこで私は、壁で立ち止まります。

するとクレーンはガラスを割り、勢いよく外へ飛んで行きました。

穂乃果(た、助かった………)

と思っているのも束の間、新たに現れたクレーンが、私の足を捕まえました。
539: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 23:23:58.89 ID:xth2dC2B.net
私は足を釣り上げられ、丸い筒の中にある刃へ運ばれていきます。

抵抗すればするほどアームの力が強くなっていき、足が砕けそうです。

成す術なく、私は、このまま、刃に喰われて、死んでいく…

穂乃果(これで…全てお終い………)

「そんなの認められないわ!!!」
540: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 23:24:30.71 ID:xth2dC2B.net
突如クレーンが吹き飛ばされます。

私はほむまんをクッションに着地しました。

そして…

???「待たせたわね…!」

穂乃果「あ、あなたは………?」

???「私?私の名前は………」

絵里「絢瀬絵里よ!」
546: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 20:53:50.58 ID:ukXz+/W2.net
ー裁判場

真姫「穂乃果!!」

穂乃果「うぅ………真姫ちゃん~!!!」

凛「穂乃果ちゃん!!」

穂乃果「凛ちゃん~~!!!」

希「うちは穂乃果ちゃんなら絶対大丈夫やと信じとったで!」

穂乃果「…うん」

真姫「…で、その人は?」

絵里「私は超高校級のバレリーナ、絢瀬絵里よ」

「!!?」

絢瀬絵里
~超高校級のバレリーナ~
547: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 20:54:22.34 ID:ukXz+/W2.net
真姫「ちょっと待ちなさい!!絵里はもう死んだはずよ!!」

凛「もしかして、絵里ちゃんの幽霊!?」

希「この学校どんだけ幽霊おるんや!!」

真姫「…ていうより、面影はあるけどあなた絵里じゃないでしょ!」

絵里「皆、勘違いしてるわ」

穂乃果「勘違い?」

絵里「私は、本物の絢瀬絵里なのよ」

絵里「あなたたちが言う絢瀬絵里は、私の妹のことよ」

「!!?」
548: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 20:54:55.64 ID:ukXz+/W2.net
モノパカ「ねえ、そのネタばらしはいつまで続くのかな?」

絵里「…モノパカ!私たちはもう負けないわ!あなたを倒してここから出て行く!!」

モノパカ「うぷぷぷぷ~!それは楽しみだね!僕の上で踊らされてるとも知らずに…」

絵里「…何言ってるのよ」

モノパカ「君をあのタイミングでここに導いたのは僕なんだよ?」

モノパカ「君が高坂さんを助けるのは最初から決まってたことなんだよ…うぷぷぷぷ~!」

絵里「な、そんな………」
549: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 20:55:21.25 ID:ukXz+/W2.net
モノパカ「じゃあそろそろ始めちゃおうか!」

穂乃果「…何を?」

モノパカ「そんなの決まってるじゃないか」

モノパカ「最後の学級裁判だよ!!」

「!!」

穂乃果「………」

穂乃果(始まる…最後の学級裁判が…!)

ー学級裁判開廷ー
550: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 20:55:47.38 ID:ukXz+/W2.net
モノパカ「じゃあ最後の学級裁判特別ルールを説明するよ!」

モノパカ「まずは知らない人殺人事件の真相」

モノパカ「そして、この学園の謎を解き明かすことがお前らの勝利条件です!!」

穂乃果「学園の…謎…!」

絵里「ちょっと、知らない人なんて言い方ないんじゃない?」

絵里「彼女には『絢瀬亜里沙』というちゃんとした名前があるわ!」

穂乃果「…亜里沙ちゃん?」
551: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 20:56:48.33 ID:ukXz+/W2.net
真姫「…あの死体は絵里…じゃなくて、亜里沙だったのね…」

凛「あれ?じゃあ亜里沙ちゃんを殺した犯人は…」

「モノパカぁ!?」

モノパカ「きゃー!バレちゃった!」

モノパカ「そうです!僕が『超高校級のスパイ』、絢瀬亜里沙さんを殺しました!!」

絵里「超高校級のスパイ…」
552: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 20:56:57.81 ID:ukXz+/W2.net
穂乃果「…何で亜里沙ちゃんは絵里ちゃんのフリしてこの学園にいたんだろう…?」

絵里「私たち9人の、家族や大事な人はどこかに隔離されてるのよ…」

真姫「じゃあ何で絵里…じゃなくて亜里沙はここにいたの?」

絵里「それは恐らく…その隔離場所から脱出してきたのよ…」

モノパカ「その通り!彼女は他の仲間を見捨て、ここまでやって来たのです!」

絵里「亜里沙がそんなことするはずないわ!きっと助けを呼びに…」

モノパカ「ところがどっこい、これが現実なんだな~!」
553: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 20:58:18.53 ID:ukXz+/W2.net
絵里「………」

穂乃果「あれ?だとしてもどうして絵里ちゃんに成り代わってたの?」

希「そうやん。わざわざこんなコロシアイなんかに参加する必要なかったやろうに…」

絵里「…もしかして………モノパカ!!」

モノパカ「うぷぷ、亜里沙さんにはこのコロシアイ学園生活を手助けしてもらうために中へ招いたのです!」

凛「じゃあ亜里沙ちゃんは私たちのこと…」
554: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 20:58:46.09 ID:ukXz+/W2.net
モノパカ「いやーいい手駒として働いてくれたよ!」

穂乃果「なら何で亜里沙ちゃんを殺したの!!」

モノパカ「それは彼女が僕のことを裏切ったからだよ」

穂乃果「え…?」

モノパカ「彼女は君たちに記憶を戻させようと裏でコソコソしてたみたいだね」

モノパカ「でもモノパカは見ていました!その一部始終を!!」

穂乃果「それが理由………?」

モノパカ「はい!」
555: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 20:59:43.71 ID:ukXz+/W2.net
絵里「……亜里沙は騙されていたんじゃないかしら…」

絵里「例えば、コロシアイを手伝えば皆を無事ここから出す…とか言われて」

モノパカ「騙すなんて酷いな~!僕は本当に出してあげるつもりだったんだよ!…裏切りさえしなければね」

絵里「どうかしらね…、信用ならないわ」
556: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 20:59:51.04 ID:ukXz+/W2.net
真姫「隔離場所ってどこ…?
…私の家族もそこにいるの…?」

希「うそ…ママ生きてるの!!?」

凛「会いたいよ…!!」

モノパカ「うぷぷ…生きて会えるかどうか…」

絵里「っ……!!」

穂乃果「…」
557: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:07:24.89 ID:ukXz+/W2.net
穂乃果「ねえ、絵里ちゃんは記憶があるんだよね?」

絵里「…ええ、覚えているわよ」

絵里「私たち、9人のことも」

真姫「私たちは全員、音ノ木坂出身なのよね…」

絵里「ええ、私たちは音ノ木坂学院の生徒…」

絵里「そして、音ノ木坂スクールアイドルグループ『μ's』なのよ!」

「!!?」

穂乃果「μ's…」
558: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:18:44.05 ID:ukXz+/W2.net
真姫「スクールアイドル…?」

凛「私がアイドルだなんて…」

絵里「私たちμ'sはラブライブで優勝し、私たちの活動によって音ノ木坂の廃校は無くなったの」

モノパカ「いや~、μ's様様だよ!」

希「うちらは…ここに来る前から会っててんな…」

真姫「海未が戻した記憶もそういうことなのかしら…」

穂乃果「…」
559: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:19:16.32 ID:ukXz+/W2.net
穂乃果「絵里ちゃん」

絵里「ん?」

穂乃果「μ'sがそのラブライブ、とかいうのを優勝した後…、その次は?」

絵里「次って…その後はμ'sを解散して、私と希とにこ以外はまた別のグループとしてアイドル活動を続けて…」

モノパカ「うぷぷ…」

絵里「なによ、モノパカ」

穂乃果「………絵里ちゃんはさ…本当に記憶、奪われてないの?」

絵里「穂乃果…?どういうことよ…」
560: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:19:44.84 ID:ukXz+/W2.net
穂乃果「私たちも記憶を奪われたこと自体忘れてたから、まさか記憶がないなんて思わなかったんだよ…」

絵里「…つまり、私も記憶を無くしてるんじゃないか?ってこと…?」

モノパカ「うぷぷ、さっきも言ったけど君は僕の上で踊るバレリーナなんだよ…!」

絵里「な………そんな…!?」

モノパカ「まずお前らは大前提から間違えてるよ…」

モノパカ「お前らは、希望ヶ峰学園にスカウトなんてされてないんだ!!」

絵里「!?………そんなはず……」
561: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:20:28.30 ID:ukXz+/W2.net
モノパカ「お前らの記憶は僕に都合がいいように多少弄ってあるから、正確な記憶じゃないんだよ!」

真姫「私たちは希望ヶ峰にスカウトされてない…!?じゃあこの超高校級の肩書きも…嘘!?」

モノパカ「うぷぷ、まああながち間違いじゃないんだけどね」

穂乃果「…?」

モノパカ「さて、そろそろこの学園の謎も分かってきたとこかな」

穂乃果「………」
562: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:21:06.24 ID:ukXz+/W2.net
希「そうや、うちら何でこの学園に監禁されてるんや…!」

真姫「あの希望ヶ峰でコロシアイが起きてるのに警察も何も助けに来ないし…」

穂乃果(監禁…!確かあの手紙に…!!)

凛「黒幕は警視総監とか…?」

絵里「いえ、もっと厄介な人物のはずよ」

穂乃果「………分かったよ。黒幕が誰なのか…」

「!??」
563: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:21:37.11 ID:ukXz+/W2.net
真姫「誰なのよ!」

穂乃果「それは………ことりちゃんのお母さん…だよね」

絵里「ことりの母親…つまり、音ノ木坂の理事長!?」

モノパカ「うぷぷ、うぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷ…」

モノパカ「大正解~~~!!!」

モノパカの背中が割けると、中からことりちゃんのお母さん…理事長が現れました。
564: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:22:11.68 ID:ukXz+/W2.net
凛「モノパカから出てきたよ!?」

希「アルパカから生まれたから…ぱか太郎や!」

真姫「いいえ、ぱか子よ!!」

理事長「証拠も何もない中で、よく私だと見抜きましたね」

穂乃果「証拠ならあったよ…それも、理事長自身が用意してくれた証拠が…!」

理事長「あらあら、そうだったかしら?」

絵里「理事長…!何故…」
565: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:22:54.94 ID:ukXz+/W2.net
理事長「…これは全部、あなたたちのためなのよ…」

絵里「え…?」

穂乃果(絵里ちゃん…?)

理事長「あなたたちに外の世界を見せてあげるわ…!」

理事長「これが外の世界、現実よ!!!」

モニターに画像が映し出されました。

そこには、東京スカイツリー、マチュピチュ、ピラミッド、そして自由の女神像があります。

そしてその全てに、希望ヶ峰の校章が大きく描かれていました。
566: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:23:22.88 ID:ukXz+/W2.net
真姫「な、何よこれ………いたずらじゃ済まないわよ………!!」

理事長「悪戯ではありません。これらは全て『希望ヶ峰学園の校舎』よ!!」

希「あれ…?希望ヶ峰ってこんな形やったっけ…?」

絵里「な訳ないでしょ…!あれは…」

穂乃果「希望ヶ峰学園の…姉妹校!?」
567: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:24:09.24 ID:ukXz+/W2.net
理事長「その通り。我が希望ヶ峰は世界に約二万もの姉妹校を建設しているのよ!」

「………?」

真姫「二万?…桁を三つくらい間違えてるんじゃない?」

理事長「二千万校もありませんよ?」

真姫「そんなわけないでしょ………」

絵里「それより何故、理事長が希望ヶ峰をさも自分の物のように…」

理事長「何故と言われましても…実際に、私の希望ヶ峰ですから」

絵里「…理事長は音ノ木坂の理事長で………希望ヶ峰の学園長??」
568: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:25:26.11 ID:ukXz+/W2.net
穂乃果「…私たちが理事長を希望ヶ峰の学園長にした要因なんですよね…?」

理事長「ええ、あなたたちのお陰で、私は廃校を阻止し、優れた人材を育て上げた教育者として崇められるようになりました…!」

絵里「………理事長がすごい人になったとしても、それが希望ヶ峰の学園長になる理由にはならないはず…」

穂乃果「…音ノ木坂学院も、希望ヶ峰学園の姉妹校だったんだよ…!」

「!!?」
569: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:25:52.85 ID:ukXz+/W2.net
理事長「ふふ、流石ですね。高坂さん」

理事長「音ノ木坂学院は、希望ヶ峰学園創立者である神倉出流によって創設されたました。…つまり、希望ヶ峰第二学園なのです!」

絵里「な…!?そんな聞いたことないわ…?」

理事長「このことはごく限られた人間しか知らない極秘情報ですもの」
570: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:26:21.59 ID:ukXz+/W2.net
理事長「希望ヶ峰に相応しい人材を育てる…いえ、作り上げるのが音ノ木坂の使命だったのよ」

穂乃果「作り上げる…?」

理事長「生徒を実験に協力させ、新たなる希望を作り出す…、音ノ木坂は謂わば、実験施設だったのよ!」

理事長「そしてここは希望ヶ峰学園ではなく、音ノ木坂の地下にある実験場です!」

絵里「そんな……!?」
571: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:26:50.26 ID:ukXz+/W2.net
希「うち、そんな実験されてないよ…?」

穂乃果「…実験されたことも記憶から消されたんだよ…」

真姫「じゃあ私たちは既に実験された後…ってこと!?」

理事長「はい、そうですよ。」

理事長「絢瀬さんには指導力を、東條さんには予知能力を、矢澤さんにはアイドルの才能を」

理事長「高坂さんにはカリスマ性を、園田さんには作詞の才能を、ことりには服飾の才能を」

理事長「西木野さんには作曲の才能を、星空さんには超身体能力を、小泉さんには全てを喰らう才能を…」
572: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:27:27.17 ID:ukXz+/W2.net
理事長「あなたたちにも社会に出てもやっていけるように『希望』を与えたのですよ」

凛「私たち…知らない間に……!?」

理事長「私の前に音ノ木で理事長をしていた人は、命の危険があるにも関わらず、危険な実験に手を染めていった…」

理事長「そのせいで音ノ木坂は生徒数が激減していったのです…」

真姫「だから廃校なんて話が出てきたのね…」
573: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:27:58.04 ID:ukXz+/W2.net
穂乃果「でも今じゃ世界中に希望ヶ峰の学校が建ってる…」

理事長「私が学園長に就任してからは、さらなる才能を発掘、誕生させるために世界へと進出していき…」

理事長「今では希望ヶ峰を卒業していない人間は社会のゴミと認識されるようになりました!」

絵里「…幾ら何でもそこまで勢力を拡大するのは不可能よ!」

理事長「ふふふ…わたしにはそれができたのですよ」

穂乃果(理事長がここまでの力を持つようになった理由…それは………)
574: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:28:33.47 ID:ukXz+/W2.net
穂乃果「理事長の、超高校級の才能…」

理事長「もうこの歳で高校生だなんて流石に無理があるけど…そう、私の才能なら何でもできるのよ…!」

理事長「私がまだ、音ノ木坂の学生だった頃に授かった才能…それは…」

理事長「『超高校級の洗脳術師』よ!」

穂乃果「洗脳…!?」

理事長「ええ、私が蕩ける声で『お願い』すれば誰でも私の言うことを聞いてくれるの…!」
575: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:29:17.76 ID:ukXz+/W2.net
穂乃果「その才能で世界中の人を洗脳したの…!?」

理事長「はい、世界中の人全てが私の人形です♪」

真姫「…そんなのって…あるの……」

理事長「ふふふ…あなたたちもすぐ『私』にしてあげます…!」

理事長「お願い♪」

「~~~っ!!!」ビクッ

突如、体の中を電気が走ります。

穂乃果(あ…あれ…?……頭が……………)

穂乃果(………私たちは…このまま………飲まれてしまう………?)

穂乃果(私じゃなくて…理事長の第二として……生きていく……の…………?)
576: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:29:51.09 ID:ukXz+/W2.net
ーーーーーーーーー
577: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:30:17.80 ID:ukXz+/W2.net
私立希望ヶ峰学園

廃校なんて言葉とは縁遠い、超が付くエリート校。
その学校に私は降り立った。

穂乃果(あ、自己紹介がまだだったね)

穂乃果(私は、高坂穂乃果!「超高校級の和菓子屋」なんて呼ばれてます!)

穂乃果(そこまで大層なものじゃないと思うんだけどな~)

穂乃果(「超高校級の和菓子屋」って何?と聞かれても穂乃果は答えられません。)

穂乃果(何故なら、穂乃果もよく分かってないからです!)
578: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:31:26.60 ID:ukXz+/W2.net
穂乃果(待ちに待ったこの日、ついに私はこの学園に足を踏み入れ、新たなるステージへと旅立ちます!)

穂乃果(…って言っても、ただライブしに来ただけなんだけどね)

担当の人に関係者の名札を貰い、私は控え室に向かいます。
579: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:31:38.54 ID:ukXz+/W2.net
控え室には衣装に身を包んだ皆がいました。

海未「穂乃果!」

にこ「久々に全員揃ったわね…」

絵里「はい、早速だけどあまり時間がないそうなのよ。だからすぐに着替えて頂戴!」

真姫「私たちのステージまで、まだ2時間くらいあるけど?」

絵里「え」

ことり「ちょっと…というより、かなり早く集まっちゃったみたいだね…」
580: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:32:06.67 ID:ukXz+/W2.net
花陽「あわわわわ……どうしよーーー!!!」

凛「かよちんが壊れたよぉ!!」

希「ついにうちらもプロの世界に羽ばたくんやね…!」

真姫「何バカなこと言ってんのよ。プロが出るライブに呼ばれただけでしょ?」

にこ「あんたこそ何言ってんのよ!それだけでも充分すごいことなのよ!」

穂乃果(いつもの皆だ…!)
581: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:32:33.90 ID:ukXz+/W2.net
コンコン

ガチャ

理事長「あら、もう全員揃ってるのね!」

「理事長、おはようございます!」

理事長「おはようございます。今日のライブ、頑張ってくださいね!」

「はい!!」

理事長「それと、前に出していた宿題は皆さんできていますか?」

穂乃果「はい!」
582: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:33:09.66 ID:ukXz+/W2.net
ことり「でもこれって必要なのかな…?」

理事長「ええ、あなたたちがこれから立つステージは、希望ヶ峰学園ですもの」

絵里「じゃあ皆それぞれ自分の『超高校級の才能』を発表していきましょう!」

穂乃果「最初は海未ちゃんから!」

海未「私ですか!?………私は、超高校級の弓道部です…」

穂乃果「もう!なんで恥ずかしがってるの?!ことりちゃんとあれだけ考えたのに…!」

海未「それでも自分で言うのは恥ずかしいのです!!」
583: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:33:32.23 ID:ukXz+/W2.net
ことり「次はことりね♪超高校級の保健委員、南ことりです!」

凛「わぁ~…ほんとに居そうだよ!そういう才能の人!」

穂乃果「じゃあ次は真姫ちゃん!」

真姫「私?…私は超高校級の脳外科医よ…」

にこ「うぷぷ、まだ医者の卵にもなってないくせに…!」

真姫「な、別にいいでしょ!言うだけなんだから!」
584: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:34:35.81 ID:ukXz+/W2.net
凛「次はかよちんだよ!」

花陽「えっと………私の才能は…超高校級の美食家です…!」

絵里「花陽らしい才能ね!」

希「ええやん!じゃあ次、凛ちゃん!」

凛「凛は超高校級のアスリートにしたよ!」

穂乃果「ほうほう…皆、ぴったりだね!」
585: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:35:03.22 ID:ukXz+/W2.net
絵里「次は私よ!私は超高校級のバレリーナ…よ!」

にこ「何よ、今の間は!」

絵里「やっぱり自分で言うのは抵抗があるのよ…」

希「絵里ちにはそれが一番やと思うよ!」

絵里「そう、ありがとね…。じゃあ次、希ね!」

希「うちはもちろん、超高校級の占い師や!」

海未「占い師…ですか?」

希「そうや!表の顔はスピリチュアルガール、でも裏の顔は凄腕占い師!」

にこ「うわ……寒すぎ…」
586: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:35:28.77 ID:ukXz+/W2.net
絵里「はい、次はにこよ!」

にこ「にこの才能はもちろん!超高校級のアイドルよ!」

「………」

にこ「何よその目は!」

真姫「皆それだけは避けてたのよ…」

希「何より本物がおるからなぁ…」

にこ「あ…」
587: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:36:06.65 ID:ukXz+/W2.net
絵里「…最後は穂乃果よ」

穂乃果「穂乃果の才能は………
超高校級の和菓子屋!」

凛「ストレートだ!」

海未「穂乃果にはこれで充分です」

ことり「穂乃果ちゃんにぴったりだと思うよ!」

穂乃果「えー!それどういうことー!?」

理事長「ふふふ、皆ちゃんと考えて来ていてよかったわ。ライブ、応援していますよ!」

「ありがとうございます!」
588: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:37:03.36 ID:ukXz+/W2.net
理事長が出て行ってから大体10分後くらいかな?
新たな来客者が楽屋を訪れました。

コンコン

ガチャ

舞園「失礼します!」

にこ・花陽「ふわぁ!!??!?」

舞園「初めまして、μ'sの皆さん!
今日はよろしくお願いします!」

穂乃果「初めまして……って、えええ!?」

舞園「!?」
589: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:37:52.91 ID:ukXz+/W2.net
穂乃果「わ~!皆、超高校級のアイドルだよ!」

海未「ま、まさかあの舞園さんが挨拶に来てくださるとは…!!」

舞園「海未さんとは同い年ですし、
さん付けしなくてもいいんですよ?」

絵里「流石に纏ってるオーラが違うわね…ハラショー…」

希「舞園さん♪サイン貰ってもええかな?」

舞園「はい、喜んで!」
590: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:38:28.84 ID:ukXz+/W2.net
花陽「ま、ままままさかままま舞園さんが私たちのところにぃ………!!?」

にこ「お、おお落ち着きなさい花陽!あんたもしかしてサヤカーなの??A-RISEはどうしたのよ!!」

花陽「A-RISEはスクールアイドル界でのトップでしたが、舞園さんはプロアイドルのトップですよぉ!!?それが普通でいられますか!?」

にこ「わ、分かってるわよ!!プロの…さらにトップの方が私たちなんかのこと知ってるわけ…」

舞園「あのー、にこさんに花陽さん!」

にこ・花陽「ひぎゃぁ!!??!?」
591: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:38:59.75 ID:ukXz+/W2.net
舞園「本日は遠路遥々希望ヶ峰学園までお越しいただき、ありがとうございます!」

穂乃果「いえいえ~!そんな大した距離じゃなかったですよ!」

にこ「あんたぁ!!舞園様になんで口の利き方をぉぉ!!」

舞園「いえいえ、大丈夫ですよ!
にこさんは私より年上なので、私のこと、さやかって呼んでください!」

にこ「……さ、さや…さやく………さやか、さん!!!」

舞園「呼び捨てにしていただいてもいいんですよ?」

にこ「ひぃぃ!?ぉふきゆぃとしてぇぇ!?」
592: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:40:40.41 ID:ukXz+/W2.net
絵里「…驚きました、まさかあの超高校級のアイドルが私たちのことを知ってるだなんて…!」

舞園「μ'sさんはラブライブを優勝したすごいグループじゃないですか!むしろ知らない人なんていませんよ!」

海未「いえ、私たちはスクールアイドルの頂点になりましたが、プロの世界で活躍されている舞園さんにはとても及びません…」

舞園「ありがとうございます♪μ'sの皆さんも、充分にプロとしてやっていく才能はありますよ!」

穂乃果「えへへ~そうかな~?」

ことり「穂乃果ちゃん…」
593: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:41:47.21 ID:ukXz+/W2.net
舞園「それでは今日のライブ、お互いに全力で頑張りましょう!」

穂乃果「うん!もちろんだよ!さやかちゃんも頑張ってね!」

花陽「しれっと舞園さんのことを名前呼びぃぃぃ!!?」

にこ「穂乃果のそういうとこだけは羨ましいわ…」

絵里「ほら、皆!プロのアイドルがいるからって怖気付かないの!私たちは私たちのステージを楽しみましょう!」

「おー!」
594: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:42:36.78 ID:ukXz+/W2.net
そして、ライブ直前ー

舞園「~~~♪」

にこ「私たちがまさかさやかさんの次で、このライブのトリだとは…!」

絵里「…お腹痛くなってきた………」

穂乃果「大丈夫だよ!皆は今日、思いっきり楽しめばいいんだよ!」

ことり「穂乃果ちゃん~!」

海未「そうですね!舞園さんに負けないくらい、精一杯盛り上げましょう!」
595: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:43:07.79 ID:ukXz+/W2.net
穂乃果「じゃあ今度こそ、μ'sラストライブ!全力で楽しんでいこ~!」

穂乃果「1!」

ことり「2!」

海未「3!」

真姫「4!」

凛「5!」

花陽「6!」

にこ「7!」

希「8!」

絵里「9!」

「μ's~!ミュージックスタート~!!!」

プツッ
597: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:43:54.75 ID:ukXz+/W2.net


穂乃果「…………?」

穂乃果「ここ…は?」

穂乃果「……そっか…私たち、負けたんだ……」

穂乃果「…………」

何だか、夢を見ていたような気がする…

懐かしい夢だ…、皆で笑いあって…

………皆って、誰…?

…………………ミュー…

……………μ'sだ…!

私たちは、μ'sなんだ!
598: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:44:18.54 ID:ukXz+/W2.net
最初は、ことりちゃんと海未ちゃんの3人だけだった…

でも、仲間が集まり…私たちはμ'sになったんだ!

皆で廃校を阻止するためにライブをしてきた…!

私たちの物語は、まだ終わってない!!
まだまだ終わらない!!

私たちは進むんだ!!希望へ…!!
599: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:51:30.66 ID:ukXz+/W2.net
ー裁判場

穂乃果「まだ…だよ……!」

穂乃果「まだ、終わりじゃないよ!」

理事長「!?どうして洗脳にかからないの…!」

穂乃果「理事長の才能は不完全なんだ…!」

穂乃果「不完全だから亜里沙ちゃんに裏切られたんだ…!」

穂乃果「あなたの洗脳がかからない人はいるんだよ…!」

理事長「そんなはずないわ……!」
600: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:51:55.67 ID:ukXz+/W2.net
理事長「お願い♪」

穂乃果「効かないよ!」

理事長「お、お願い~♪」

穂乃果「私たちは…」

理事長「お願い~!!!」

穂乃果「前へ進むんだ!」

理事長「………な、そんなこと………」
601: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:52:22.14 ID:ukXz+/W2.net
穂乃果「私たちの勝ちだよ!!」

理事長「………ふふふ…」

穂乃果「!」

理事長「残念ね…あなたは勝ったかも知れないけれど、他の皆はどうかしら…?」

穂乃果「皆!!」

凛「…」

希「…」

真姫「…」

絵里「…」
602: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:52:53.62 ID:ukXz+/W2.net
理事長「ふふふふふふ………、彼女たちは私に屈したのよ!」

穂乃果「………」

穂乃果「大丈夫だよ…私たちなら……」

理事長「え…?」

穂乃果「希望は、負けないんだ!!」

ー議論開始ー
603: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:53:30.41 ID:ukXz+/W2.net
理事長「この世界は私の物なのよ!」

凛「『………』」

理事長「私に逆らう者は全て排除されるわ!」

希「『………』」

理事長「私と居れば幸せな未来が待ってる!」

真姫「『………』」

理事長「私とともに居ればいいのよ…永遠に」

絵里「『………』」

理事長「私はあなたたちのことを愛してるのだから…!!」

穂乃果(私たちは………)

穂乃果(μ'sなんだ!!)
604: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:54:01.85 ID:ukXz+/W2.net
穂乃果「凛ちゃん!」

凛「…」

穂乃果「幼馴染みの花陽ちゃんが殺されて、辛い気持ちは私にはよく分かるよ…」

穂乃果「でも、だからこそ逃げちゃダメなんだ!」

穂乃果「凛ちゃん!また昔みたいに、穂乃果とバカみたいに騒ごうよ…!」

凛「………穂乃果ちゃん…!」

凛「そうだね!逃げるなんて凛らしくないよ!」

凛「一緒に戦うよ!穂乃果ちゃん!」
605: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:54:31.16 ID:ukXz+/W2.net
穂乃果「希ちゃん!」

希「…」

穂乃果「希ちゃんはμ'sを結成するために頑張ってくれたんだよね」

穂乃果「穂乃果たちのことを助けてくれた…。だから今度は、穂乃果が助ける番だよ!」

穂乃果「希ちゃん!穂乃果も知らない間に成長したんだよ…?またわしわししてよ!」

希「………穂乃果ちゃん…!」

希「なんや、見っともない所見せちゃったな…」

希「穂乃果ちゃんのためなら何でも手伝うよ!」
606: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:54:59.05 ID:ukXz+/W2.net
穂乃果「真姫ちゃん!」

真姫「…」

穂乃果「真姫ちゃんは穂乃果よりも1年下なのに穂乃果より勉強できてさ…」

穂乃果「たまに素直じゃなかったりするけど、本当は優しいってこと、穂乃果知ってるよ!」

穂乃果「穂乃果、バカだからさ…今度、穂乃果に勉強教えてよ!」

真姫「………穂乃果…!」

真姫「ふふ、穂乃果はもっと先輩らしくしなさいよ!後輩が恥ずかしくないくらいに…」

真姫「…困ったことがあるならいつでも助けてあげるわ!穂乃果!」
607: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:55:39.55 ID:ukXz+/W2.net
穂乃果「絵里ちゃん!」

絵里「…」

穂乃果「絵里ちゃんはしっかり者の生徒会長…と思ったら結構天然さんだったよね…」

穂乃果「亜里沙ちゃんのことは残念だけど……それでも!私たちはこんな所で立ち止まってられないよ!」

穂乃果「また、穂乃果と一緒に踊ろうよ…!」

絵里「………穂乃果…!」

絵里「…そうね、私はまた逃げようとしてたのね…立ち向かわないといけないのに…!」

絵里「穂乃果!私は…私たちは、あなたの味方よ!だから全力で突き進みなさい!!」
608: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:56:24.61 ID:ukXz+/W2.net
理事長「どうして!?私の洗脳は完璧なはず…!!」

穂乃果「どんなことがあっても、例え思い違いで喧嘩しても、私たちは1つなんだ!」

穂乃果「私は、私たちは振り返ったりしないよ!信じてきた道をこれからも歩いていく…皆と一緒に…!!」

理事長「な、何で…私が……負けるなんて……」

理事長「……………もう、諦めるしかないみたい…ですね…」
609: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:56:59.53 ID:ukXz+/W2.net
絵里「理事長!何故こんなこと企んだのよ…!」

理事長「………私は、あなたたちのことが好きなのよ…」

穂乃果「…え?」

理事長「あなたたちに憧れていたのかもしれないし、嫉妬していたのかもしれない…」

理事長「私はあなたたちの全てを知りたくなった…あなたたちの裏の顔も、狂気に満ちた表情も…」

真姫「つまりとんでもない変態ってことじゃない…」
610: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:57:36.66 ID:ukXz+/W2.net
理事長「ふふ…私はどうやらあなたたちよりも幼かったみたいね………」

理事長「まだあなたたちのことを虐めたいなんて思ってるもの…」

絵里「まだ何か用意してるの…!?」

理事長「はい…私の最期を飾るに相応しい、最高のおしおきを用意しました!」

穂乃果「え…理事長?」

理事長「そこのエレベーターから音ノ木坂の校舎に出られるわ」

理事長「これからの人生、どれだけ辛いことがあっても、めげずに頑張ってください…!」
611: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:58:06.92 ID:ukXz+/W2.net
穂乃果「理事長…一体何を…!」

理事長「私はこれから、あの世にいるあの子たちに謝ってきます…」

理事長「あなたたちも…私の我儘に付き合わせてごめんなさい」

絵里「謝るなら、外に出て罪を…」

理事長「あの子たちが死んだこの場所じゃないと意味がないのよ!!」

穂乃果「理事長………?」

理事長「やっと私を止めてくれる人が現れたのだもの…ふふふ、ちゃんと死んで償わないと…!!」
612: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 21:58:56.51 ID:ukXz+/W2.net
穂乃果「ダメだよ!生きてるからこそ罪を償えるんだよ!」

理事長「何で止めるのよ。私の夢は愛する人に死の瞬間を看取られることなの。早く死なせなさい」

凛「な、何かこの人おかしいよ…!」

理事長「ふふふふふふふ…次は失敗しないようにしないとね……ふふふふふふふふふ」

希「この人もうあかんやろ…!」

理事長「ことり、待ってなさい!すぐにそこまで行くから…」

理事長「それでは張り切っていきましょう~!!おしおきタイム~~!!!」

ポチッ……………
613: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 22:00:15.68 ID:ukXz+/W2.net
理事長は死んだ。自ら命を絶ったのだ。

そして、エレベーターに乗り込んだ私たちを待っていたのは、既に滅んだ音ノ木の町だった。

理事長に洗脳されていた人たちが、主を失ったことで暴徒と化し、町は滅んでしまった。

絶望の町を彷徨っていると、1人の男性が私たちを待ち受けていた。

???「そうか…君たちが、次の『希望か』…」

穂乃果「………え?」
614: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 22:01:09.45 ID:ukXz+/W2.net
一応これで終わり…

続くわけがない
616: ◆aQrp5SsEyk (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/05/04(月) 22:51:31.78 ID:ukXz+/W2.net
収拾がつかなかったんや…

次からは気をつける
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『【ss】モノパカ「投票の結果クロに選ばれたのは、高坂穂乃果さんです!」』へのコメント

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