鞠莉「超小型高性能ドローンが完成したわ」

シェアする

鞠莉-アイキャッチ5
1: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:18:18.62 ID:VYKAhD5i.net
鞠莉「さっそく試運転を兼ねて果南の家に飛ばすわよ」


 シャンシャンシャンシャンシャン…


鞠莉「駆動音どうにかなんなかったのかしら……」

鞠莉「ま、音は極小だし電波有効範囲も広いからわがまま言えないか」


 シャンシャンシャンシャンシャン…


 

元スレ: 鞠莉「超小型高性能ドローンが完成したわ」

スポンサーリンク
2: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:18:54.34 ID:VYKAhD5i.net
 -果南家


鞠莉「おっ果南はっけ~ん。日曜の朝早くからお店の手伝いなんてエライわねぇ」


鞠莉「お客さんと何楽しそうに話してるのかしら…」

 集音マイクON  ザザ…


『ねえあなた、仕事終わってからでいいからさ、この辺案内してくれない?』

果南『え、案内ですか?』


鞠莉「なっちょっ、ナンパされてる!?」
 
3: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:19:25.97 ID:VYKAhD5i.net
『私沼津って初めてなのよ、どこか遊べるところない?』

果南『んー…遊びの種類にもよりますけど……』


鞠莉「ちょ、近いわよあの女! 果南もなに普通にしてっ…」


果南『水族館とかまだならぜひ行ってみてください。楽しいですよ』

『水族館…ねぇ……』スッ


鞠莉「ちょ! 手、手!! 当たってる!!」
 
4: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:20:00.58 ID:VYKAhD5i.net
『じゃあ一緒に水族館、行きましょう?』

果南『うーん……』


鞠莉「行くわけないでしょう! 果南、さっさと断って!!」


果南『ここの後にも配達があるんで、無理かなぁ』

『んー、つれないわねぇ』


鞠莉「当然よ!」


『じゃあさ、どこか宿泊できるところでおすすめない?』

果南『泊まれるとこですか…』


鞠莉「おっ、これは果南の事だからホテルオハラを…」
 
6: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:20:30.92 ID:VYKAhD5i.net
果南『十千万旅館がおすすめですよー』

『へー、旅館ねぇ』


鞠莉「かぁぁなぁぁぁぁん!!」ドンドン


『じゃあそこへ行ってみるわ。今日はダイビングありがとう、楽しかったわ』

果南『ありがとうございました、また起こし下さ~い』ペコッ


鞠莉「むぅ……」
 
7: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:21:06.06 ID:VYKAhD5i.net
鞠莉「果南はまだしばらく仕事っぽいし、他のところ行きましょっ」


 シャンシャンシャンシャンシャン…


鞠莉「あら、あそこの海岸にいる二人って……」


 シャンシャンシャンシャン…


曜『ほーらっ、まだあと3往復!』

花丸『ほひぃ…ぜひぇ……はぁぅ……』


鞠莉「なにしてるのかしら?」
 
8: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:21:51.65 ID:VYKAhD5i.net
曜『今でだいたい3曲歌った後くらいだから、目標のスタミナまではまだ3曲あるよ』

花丸『む、無情ずらぁ……ぜひっ……』

曜『ルビィちゃんや善子ちゃんにおいつくにはこれくらいはがんばらないと!』

花丸『わ、わかったずらぁ~…はふっ、ひぃ……』

鞠莉「休み返上で特訓しているのね、偉いわぁ」


曜『終わったら松月に何か食べに行こっ』

花丸『うぅ、それはいい提案……がんばるずらぁ~みんなでライブやり遂げるずら~』


鞠莉「ふむ……」

 ピッピッピッ

鞠莉「私よ。これから言うものを松月に届けてくれる?」

鞠莉「ええそう、それと店主に伝言をお願い。そうよ、以前お世話になったAqoursメンバーがきたら……」
 
9: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:22:32.09 ID:VYKAhD5i.net
鞠莉「さて、次はどこに行こうカナ~」


 シャンシャンシャンシャン…


鞠莉「長距離運転を試すついでにちょっと遠くへ行きましょう」


 シャンシャンシャンシャン…


鞠莉「あら、あのマンションは確かヨハネの住んでるところよね」

鞠莉「あの子は休日なにしてるのかなー」


 シャンシャンシャンシャン…

 
10: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:23:05.28 ID:VYKAhD5i.net
鞠莉「ベランダが空いてるわ。まぁ今日暑いからね」

鞠莉「お、ヨハネ発見よ」


善子『えーっと……あと使うものは…』ゴソゴソ


鞠莉「なにしてるのかしら?」


善子『この水晶も汚れてきたわね…あとで綺麗にしなくちゃ』

善子『あっ、マントがほつれてる! 縫わないと…』


鞠莉「そういえば夜に生放送をやってるって言ってたっけ。その準備かしら」
 
11: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:23:46.00 ID:VYKAhD5i.net
善子『んーでもこの機会にマント新しく作リ直そうかな……』

鞠莉「手作りだったのね……」

善子『そろそろ放送もマンネリ化してきてるから、何か違う事も考えないと……』

鞠莉「よくわからないけど配信者も大変ねー」


善子『でも……この放送をきっかけにAqoursのファンになってくれた人もいるし…』


鞠莉「ん?」
 
12: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:24:25.91 ID:VYKAhD5i.net
善子『今日もがんばって、Aqoursをもっと知って欲しいな』

鞠莉「ヨハネったら……」


善子『来場者が増えてランキングもあがれば注目度も増えると思うんだけどなー…』


鞠莉「ふむ……(独り言すごいわ)」

 ピッピッピッ

鞠莉「私よ。今から言う今日の生配信番組に関して全従業員に通達」

鞠莉「ええ、それと関係者各位にも……可能ならその身内にも要請してちょうだい」
 
15: ミスったんな 2017/06/09(金) 11:26:01.86 ID:VYKAhD5i.net
鞠莉「次はどこに行こうかしら」


 シャンシャンシャンシャン…


鞠莉「あれ、あの書店の前にいるのって……?」



梨子『んぎぎぎぎぎ…っ!』グググ

ルビィ『ぴゅぎゅぃぃぃ…っ!』グググ


鞠莉「両手をがっつり合わせて……力比べかしら?」


ルビィ『んにぅ~~! り、梨子ちゃんはμ’sに興味ないんじゃなかったんですか!』ギリギリ

梨子『まったく無いってわけじゃないよ、少しくらいは…っ!』ギリギリ

ルビィ『少しなら譲ってくれてもいいじゃないですかーー…っ!』グググ…

梨子『そ、それとこれとは別なの~~!』ググ…


鞠莉「ケンカかしら?」
 
16: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:27:12.10 ID:VYKAhD5i.net
ルビィ『ルビィ、あの雑誌は毎月買ってるんです…だから……っ』グイグイ

梨子『わ、私だって欲しいのよ…っ!』グググ…

ルビィ『アイドル雑誌は買ってないって前に言ってたのに~~』ギリギリ…

梨子『買わないなんて言ってないわっ』ギリギリ…


鞠莉「なにかの雑誌をめぐって争っているのね。状況的に最後の一冊とかかな?」


梨子『だ、だいたい毎月買ってるんならちゃんと発売日に買わないと…!』

ルビィ『そ、それは……その時お金なかったんですぅ~~』

梨子『毎月買ってるならちゃんと前もって用意するべきよ』

ルビィ『うぅ……だって、今月は……っ』


鞠莉「なんだかこの前の意識調査からこの二人よくいがみ合うわね。仲のいいことだわ」
 
17: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:28:09.37 ID:VYKAhD5i.net
ルビィ『今月は鞠莉ちゃんの誕生日だから……だからっ…ぁぅっ』グググ

梨子『!?っ…………』ギリギリ

ルビィ『毎日まだ売れ残ってるか見て、次のお小遣いの日まで待ってたんです……ぅぅ』

梨子『………………』

鞠莉「まぁ、ルビィったら……」


梨子『…………』スッ…

ルビィ『えっ、わ、わあぁぁっ!』ヨロロ

鞠莉「おや、梨子から引いたわね」


梨子『ごめんなさい、事情も知らずに酷い事言っちゃった……』

ルビィ『梨子ちゃん……』
 
18: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:28:50.37 ID:VYKAhD5i.net
梨子『譲るわ…月刊G'sマガジン………』

ルビィ『え、いいの?』

梨子『うん。よかったら今度見せてくれると嬉しいな』

ルビィ『そ、それは勿論! ありがとう!』

梨子『いいのよ……はやく買っておいで』

ルビィ『うんっ』タタタ…


鞠莉「梨子は急にどうしてG'sマガジンなんて欲しがったのかしら?」


梨子『保存用に欲しかったけど……まぁ、しょうがないか』

ルビィ『あーーぅ、梨子ちゃーん、売り切れちゃってた~~;』

梨子『ええぇ!?』
 
20: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:29:37.26 ID:VYKAhD5i.net
ルビィ『うゅっ…このあたりであれ残ってるのここだけだったのに…』

梨子『ご、ごめんね、私が我儘言わなければ…』

ルビィ『それは、ルビィも同じです……ぅぅ…』


鞠莉「あらら、残念ね……」


ルビィ『あの雑誌、μ’sの特集やりはじめてから毎月買ってたんです…』

梨子『念のため他の書店も見て回ろ?』

ルビィ『無理ですぅ…もうこの近辺のはチェックしてて……』

梨子『あっそうだ、バックナンバーでも注文すれば』

ルビィ『今月にはμ’sの特性トートバックがついてたんです……バックナンバーには付録はつかないので…』

梨子『あぁぅ……』

ルビィ『しょうがないです…次はちゃんとお小遣い用意するようにします…グシ…』

梨子『ルビィちゃん……』
 
22: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:30:25.44 ID:VYKAhD5i.net
鞠莉「ふむ……」

 ピッピッピッ

鞠莉「私よ。今から言う雑誌を支給手配して。店頭用の付録がついてるものでね」

鞠莉「ええそう、それでいいわ。んーと…じゃあ十冊ほどでいいわ」


鞠莉「私もあまり知らないけど、どういう雑誌なのかしら」カチカチ

鞠莉「って普通にネットでまだ買えるじゃないの…まぁいいけどっ」


鞠莉「壁ドン、壁クイ特集? よくわかんない企画やってるのねぇ…」
 
23: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:31:19.53 ID:VYKAhD5i.net
鞠莉「さて、次はどこ行こうかな…」


 シャンシャンシャンシャン…


鞠莉「おや、あの駅前にいるのって……」


ダイヤ『……………』


鞠莉「あらダイヤじゃな~い、一人で沼津にいるなんて珍しいわね」


 シャンシャンシャンシャン…


鞠莉「どこへ行くのかしら?」


ダイヤ『…………』キョロキョロ


鞠莉「周囲を確認……ん、違うわね…警戒している?」


ダイヤ『…………』サササ…


鞠莉「怪しいわね……これは尾行よっ!」


 シャンシャンシャンシャン…
 
24: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:32:10.39 ID:VYKAhD5i.net
ダイヤ『誰にも見られて……いませんわね?』キョロキョロ

鞠莉「上から見てるけどね♪」

ダイヤ『んふっ』ニッコニコ

鞠莉「わぁお、あんなに楽しそうにして…」カシャカシャ

ダイヤ『ここに来るのもひさしぶりですわぁ』カランカラン

鞠莉「喫茶店?っと、ドアが閉まる前に侵入よ」


ダイヤ『すいません、これ…お願いします』

『はーい』

鞠莉「ん、なになに?」


 -季節限定抹茶プリン 黒蜜とサクランボのハーモニー


鞠莉「これが食べたかったのかしら」
 
25: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:33:06.66 ID:VYKAhD5i.net
ダイヤ『ふふ、この至極の一品を、時間をきにせずゆっくり堪能できる幸せ…』

 prrrr

ダイヤ『あら、ルビィから?』ピッ


鞠莉「盗聴電波発信!」ビビビ


ルビィ『おねえちゃ~~~ん、Gマガ売り切れちゃってたよー;』

ダイヤ『な、なんですって!?……っと、コホン』

ダイヤ『だからあれほど言ったではありませんか…』

ルビィ『うゅ…ごめんなさい、素直にお姉ちゃんに借りればよかった……』

ダイヤ『仕方ないですわね、ちょっとアテがあるので聞いて見ますわ』

ルビィ『えっ、お姉ちゃんそんなアテがあるの?』

ダイヤ『わたくしを誰だと思っているの?』

ルビィ『ルビィのお姉ちゃん』

ダイヤ『そう、そのお姉ちゃんにまかせなさい』

ルビィ『ありがとうお姉ちゃん!』
 
26: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:33:49.67 ID:VYKAhD5i.net
鞠莉「こっちでもう用意はしたけど、ダイヤが用意できるのならそれでいいわね」

 prrrr

鞠莉「ん、電話……あれっダイヤ?」ピッ


ダイヤ『もしもし、黒澤ダイヤです。鞠莉さん?』

鞠莉「ハ~イダイヤ、どうしたの?」

ダイヤ『じつは折り入ってご相談があるのですが……』

鞠莉(アテって私のことだったのね…まぁいいけど)
 
27: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:34:45.01 ID:VYKAhD5i.net
ダイヤ『それではよろしくお願いします』

鞠莉「オッケーよ、ルビィには秘密にしといたほうがいい?」

ダイヤ『なぜですの?』

鞠莉「妹のためにがんばるお姉ちゃんの株が急上昇~! じゃない?」

ダイヤ『そのようなものは今さらですが…まぁ鞠莉さんがそれでもよいというのなら…』

鞠莉「んじゃーそのかわりお願い聞いてもらおうかな~」

ダイヤ『無理難題は遠慮したいところですが……なんですの?』

鞠莉「今度沼津にある喫茶店の抹茶プリン、食べにいかない~?」

ダイヤ『っ!? ま、抹茶プリン!!?』ガタッ

鞠莉「どうしたの?」

ダイヤ『いえ…なんでも……どうして急に?』

鞠莉「ダイヤってプリンが大好きでしょう? だから…」

ダイヤ『嫌いではありませんがわざわざ沼津に出向いてまで……』

鞠莉「えー…ダイヤなら二つ返事で喜びそうなのにな~…休日一人でウキウキしながら食べに行くくらい好きかと」

ダイヤ『な、なな、そ、そんなわけないでしょう!?』

鞠莉「はいはい、じゃあ今度予定開けといてね」
 
28: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:35:57.11 ID:VYKAhD5i.net
ダイヤ『まったく鞠莉さんたら……どこかで見ているのでしょうか?』キョロキョロ

鞠莉「残念、真上にいるんだなー」


『お待たせしました~』


ダイヤ『…………んっ…コホン』


ダイヤ『わぁ♡』パァ

鞠莉「うわおぅっ、なんちゅー笑顔じゃ!」カシャカシャ

ダイヤ『テレビでCMを見た時から思っていましたが、なんてすばらしいのでしょう』キラキラ

鞠莉「なるほど、こりゃー一人で来たがるのもわかるわぁ…」カシャカシャ
 
29: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:37:07.22 ID:VYKAhD5i.net
ダイヤ『ん~♪ おいしっ、おいし~~♪』プルプル

鞠莉「可愛いよダイヤ」カシャカシャ


 カランカラン <イラッシャイマセー


梨子『よかったわね、ダイヤさんがなんとかしてくれそうで』

ルビィ『うん、さすがお姉ちゃん!』


鞠莉「Oh-」


ダイヤ『この黒蜜の濃厚な甘さと抹茶の深み…そしてサクランボのかすかな酸味がまさにハーモニーですわぁ』キラキラキラ

梨子『ふふ、ホントに好きなのねダイヤさんのこ………っ?』

ルビィ『うん! カッコイイしルビィの自慢のお姉ちゃんなん………っ?』


ダイヤ『器の底で混ざり合う濃厚な蜜もまた格別ですわー』ペロペロ


鞠莉「オットドアガシマッチャウー」ピュー
 
30: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:38:03.62 ID:VYKAhD5i.net
鞠莉「目も当てられない状況みたいだから退散しましょう」


 シャンシャンシャン…


鞠莉「バッテリーが残り少ないわね。一度戻ろうかな…」


 シャンシャンシャンシャン…


鞠莉「おや、林道を歩くあの後ろ姿は……」


千歌『暑いー……疲れた……』


鞠莉「ちかっちね、こんなところで何してるのかしら?」


 シャンシャンシャン…カタカタ…シャンシャン…

 
31: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:38:51.12 ID:VYKAhD5i.net
千歌『うぅ、さっきまで涼しかったのになぁー…』

千歌『やっぱりおつかいを散歩がてら歩きでいくのはなしだねー……』


鞠莉「あら偉いわねー」


千歌『かえったらおやつ食べてしいたけの散歩にいって……』ブツブツ


 ブゥゥゥゥン…キィィィッ


鞠莉「ん、白いハイエースが急停車したわね……」

 バンッ

千歌『ほえ?』

『……………』バッ

千歌『っ……ん!?』


鞠莉「へ………?」

千歌『ん~~~ん~~~~!!』

 バンッ ブゥゥゥン……
 
32: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:40:32.80 ID:VYKAhD5i.net
鞠莉「ちかっちがいきなり車に押し込まれたわね……」

鞠莉「あー…家族のお迎えかなんか………」



鞠莉「ってそんなわけないでしょ! 拉致られてるじゃない!!」


 ブゥゥゥゥゥゥン…… シャンシャンシャンシャン……


鞠莉「まずいまずい、さすがの高性能ドローンでも追尾しきれない…!」

 シャンシャンシャン……カシャカシャ ピッピッピッ


鞠莉「私よ、緊急事態発生! これから送る画像に写ってる車を解析、ナンバーも照合して!」

鞠莉「目的はわからないけど女の子が拉致されたわ、〇〇方面に向かってる、担当者に連絡を急いで!」


 シャンシャンシャン…カタカタ……


鞠莉「やばっ、バッテリーがそろそろ限界だわ、このままだと……あ……」
 
33: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:41:37.76 ID:VYKAhD5i.net
果南『さてと、配達も終わったし軽くジョギングでもしようかなっ』

鞠莉「果南!いいところに!!」ピッピッピ


 prrrr


果南『ん、鞠莉からだ……はいっ、どうし』ピッ

鞠莉「果南!大変よ! ちかっちが拉致られたわ!!」

果南『はぁ、いきなり何言ってるの?』

鞠莉「ホントなのよ、果南の右手の奥! 白いハイエースが見えるでしょ?」

果南『ん、見えるけど……ホントなの?』

鞠莉「ホントよ!ついさっき見てたんだから!こっちで緊急事態として対策してるけどそれでも迅速には…」

果南『……………』

鞠莉「果南?」


果南『もし冗談だったらおしおきだからねっ』

鞠莉「ホントだってー…って果南?」
 
34: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:42:34.47 ID:VYKAhD5i.net
果南『あの道を進んでいったって事は〇〇方面…たぶんあっちの海岸沿いを通るはず…』

鞠莉「え、そっちは……」

果南『その車がどこへ向かってるのかわかんないけど、国道沿いの道は今工事中だから迂回するしかないんだよ』ダッ

鞠莉「か、果南はどうするの?」

果南『林をつっきって先回りする!』ダダダダ

鞠莉「で、出来るの!?」

果南『それより鞠莉は今どこ? 相手の車はもう確認できない?』

鞠莉「ち、ちょっとまってね、えっと……」


 シャンシャンシャンシャン……


鞠莉「もう長い距離は飛べないけど、上昇すれば町の様子も……あっ!」

果南『見つけたの?』ダダダ バッ
 
35: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:43:34.70 ID:VYKAhD5i.net
鞠莉「果南の言う通り、国道沿いに出ようとして工事で止められてるわ、おそらく海岸沿いに回るはずよ!」

果南『道路状況を把握してないってことは突発的な犯行かな?』ダダダダダ
 

鞠莉「私よ、目的の車両が〇〇方面の海岸沿いにでる可能性があるわ、まわせる?」


果南『よしっ先回り成功!』ダッ

鞠莉「はぁ?」

果南『到着したよ』

鞠莉「早すぎるにも程があるでしょう!」

果南『千歌が危険なんだったらいくらでも早いに越したことは無いよ』

鞠莉「ん、まぁ確かに…あ……」


 シャンシャンシャン……ピピ……モウムリ…モウムリ……
 
36: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:44:29.06 ID:VYKAhD5i.net
鞠莉「ごめん果南、もう周囲の状況が見えなくなるわ」

果南『一体なにしてるのかは後で追及するとして、こっちに応援くるんでしょ?』

鞠莉「ええ、数分で到着するはず」

果南『じゃあ強引にでも車を止めておくよっ!』

鞠莉「危ない事するつもり?」

果南『ううん、ただ…千歌を助けるつもり』


 ピピ……ピーーーー


鞠莉「きゃあああああ!!!」
 
37: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:45:23.64 ID:VYKAhD5i.net
果南『鞠莉!? どうしたの?』

鞠莉「ご、ごめん、カメラつけっぱなしで急降下したから驚いたわ……」

果南『まったく、また怪しい物作って遊んでたんだね…』

鞠莉「実用化のめどが立ったら社会貢献できる大変すばらしい実験よ?」

果南『それは後で聞くとして、とりあえず電話切るよ、そろそろくるから』

鞠莉「気を付けてね……」ピッ


 ピッピッピ

鞠莉「私よ、状況は?ええ……オッケー、ナンバーからの特定ができただけでも上出来よ」

鞠莉「目的の車両を止めようとしてる子がいるの、早く応援にまわってあげて!」ピッ



鞠莉「ま、果南の事だから大丈夫だと思うけどね……」
 
38: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:47:14.88 ID:VYKAhD5i.net
 -----

鞠莉「いらっしゃ~い」

果南「さて、色々聞きたい事があるけど」

鞠莉「それはこっちもよ、あれから連絡ないんだもの」

果南「鞠莉のトコの人からいってるでしょ?」

鞠莉「それはそうだけど……ちかっちは?」

果南「けっこうショックが大きいみたいだけど、とりあえず大丈夫だよ」

鞠莉「そう…それなら良かったわ」

果南「明日千歌にどうやって説明するつもり?」

鞠莉「え? 別に私から言う事は何もないよ?」

果南「鞠莉が見つけていなかったら大変な事になってたんだよ?」

鞠莉「無事だったんだからそれでいいのよ」

果南「私すっごい感謝されたけど……」

鞠莉「実際助けたのは果南だし、私の事はいいわ。余計に気を使わせちゃうだろうし」

果南「んー…鞠莉がそれでいいならいいんだけど、あんまり変なおもちゃで遊ばないでよ~?」



鞠莉(話の流れでドローンで盗撮しまくってたのがバレるのもヤだし…)
 
40: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:48:00.41 ID:VYKAhD5i.net
 -次の日 放課後


千歌「もうすごかったんだよ、ホントに!」

曜「千歌ちゃん朝からそればっかりだねぇ」

梨子「気持ちはわかるよ、大変な目にあってたんだから」

千歌「あぁ、今でも果南ちゃんの雄姿が目に浮かぶよ~」

梨子「でもさすがにちょっと大袈裟過ぎない? 走ってる車を横から蹴りつけてスピンさせるだなんて…」

曜「えっ?」

千歌「へ?」

梨子「ん? 私変な事言った?」


曜「だって…」

千歌「果南ちゃんだもん」

曜「ねぇ」

梨子「えー……」
 
41: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:48:44.48 ID:VYKAhD5i.net
善子「ふふ、ついに私が使役するリトルデーモン達の数がなんかすごい事になったわ」

花丸「朝から上機嫌だったのはそれのせいずら?」

善子「その影響もあって、見なさいこのランキング!」

花丸「人気配信者ランキング? おー堕天使ヨハネの名前があるずら」

善子「ついに時代が私においついたのよ……って、そういうアンタも朝から上機嫌じゃない?」

花丸「んふふ、実は昨日曜ちゃんと松月行ったんだけど」

善子「えっ…ふ、二人で?」

花丸「ちょっと用事があってね、で、その後松月にいったらなんと…」

善子「ふむ…」

花丸「以前PVのために撮影して松月を宣伝してくれたお礼にって、シャイ煮DXをごちそうしてくれたずら♪」

善子「デ、デラックスぅ!?」

花丸「至福の時だったずら」

善子「えーいいなぁ……」
 
42: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:49:29.05 ID:VYKAhD5i.net
果南「みんないるね、じゃあ練習はじめよっか」ガラ

鞠莉「ハーイみんな元気ぃ?」ヒョコ

千歌「あっ果南ちゃ~~~ん♪」

曜「あれ、ダイヤさんは?」

果南「ダイヤは今日休みなんだ」

花丸「ダイヤさんどうかしたずらか?」


ルビィ「姉は、しばらく自主休学するそうです……」

梨子「………………」
 
43: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:50:18.58 ID:VYKAhD5i.net
ルビィ「あっ梨子ちゃん、これみてください」ササッ

梨子「これは…G'sマガジン! どうしたの?」

ルビィ「今朝うちに届いたんです、昨日おね……姉が言っていたアテというやつだと思います」

梨子「ダイヤさん………ありがとう…」ホロリ

善子「なに、昨日あんた達何してたの?」

ルビィ「本屋さんで梨子ちゃんに会ったんで一緒に喫茶店いったりしてたんだよ」

千歌「えーいいなぁ」

曜「私と花丸ちゃんは松月でおいし~シャイ煮DX食べてたよ」

花丸「最高だったずら~」

千歌「えー…みんないいなぁ~」

果南「私はいつも通り、店の手伝いだったよ」

千歌「チカもだよ~」
 
44: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:51:10.54 ID:VYKAhD5i.net
千歌「あ、鞠莉ちゃんは?」

鞠莉「ん?」

千歌「休日なにしてたの?」

鞠莉「んー……そうねぇ」

果南「……………」


鞠莉「寝てたわっ」


千歌「お、仲間だ~」

鞠莉「もう一日グデーっとしてたわ」

梨子「理事長ってわりと暇なんですね」
 
45: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:51:57.08 ID:VYKAhD5i.net
ルビィ「ん…………ああっ!?」

花丸「どうしたずら?」

ルビィ「みゅみゅ、μ’sの人達が内浦にきてますぅ!!」クワッ

千歌「なんですとぉ!!」ガタッ

善子「へー」

曜「え、全員?」

ルビィ「いえ、来てるのは数人ですけど、このインスタにあがってる画像、千歌ちゃんとこの旅館ですよね?」

千歌「ん、おおホントだ! え、うちに泊まってるの?」

果南(あれ、昨日の少し似てるなーって思ってた人、本物だったのかな?)
 
46: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:52:51.63 ID:VYKAhD5i.net
千歌「こうしちゃいられないよっ、ルビィちゃん行こう!」

ルビィ「ガッテンです!」

梨子「え、千歌ちゃん練習は?」

千歌「どっちが大事かなんて愚問だよ?」

曜「こっちだよ?」

千歌「でもでも、こんなチャンス滅多にないんだよ?」

ルビィ「そうですよ! μ’sの人達って出現率超低いから、あれは集団催眠にかかってた幻だったんじゃないかって伝説もあるくらいなんです!」

善子「いや、普通にTVとかでてたじゃない」

千歌「ん~とーにかーくっ、今日は練習はやめてμ’sの人達に突撃だよ!」

果南「その情熱はわからなくもないけど、旅行に来てるんならお邪魔しちゃ悪いでしょ?」

ルビィ「のこのこと内浦に来たのが運の尽きです!」

花丸「ルビィちゃんがまたダークな事いってるずら」
 
47: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:53:54.83 ID:VYKAhD5i.net
千歌「ごめんねみんな、この溢れ出す情熱がおさえられないんだよ、ルビィちゃん行くよ!」ダッ

ルビィ「はい~~!!」シュバッ

曜「待ってよ千歌ちゃん、せっかくだから私も行くよ~」

梨子「はぁ…もうしょうがないなぁ……」

善子「μ’sを我がリトルデーモンに加えるというのもおもしろいわね」クク…

花丸「善子ちゃんじゃ逆に昇天させられるずらよ」


 ダダダダダダダ…


果南「まったく……」

鞠莉「果南はいかないの?」

果南「鞠莉のほうこそいいの?」
 
48: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:54:44.27 ID:VYKAhD5i.net
鞠莉「私は練習ないならないで少し理事の仕事でもしようかなって」

果南「手伝おうか?」

鞠莉「時間あったらやっとく程度のものだしいいわよ。果南も行って来たら?」

果南「んー……あの子達だけじゃ暴走してほんとに迷惑かけそうだし、行くよ」

鞠莉「そっちはおまかするわ」

果南「鞠莉も早めに片付いたらおいでよ」タッタッタ…

鞠莉「そうね、そうさせてもらうわ」
 
49: 名無しで叶える物語 2017/06/09(金) 11:55:30.51 ID:VYKAhD5i.net
鞠莉「……………………」


 ゴソゴソ


鞠莉「さて……と…」


 カチ ブゥゥン…


鞠莉「二号はっし~~~ん♪」


 シャンシャンシャンシャンシャンシャン


 
 おわり
 
スポンサーリンク

シェアする

フォローする

『鞠莉「超小型高性能ドローンが完成したわ」』へのコメント

当サイトはコメントシステムとしてDisqusを使用しています。
ゲストでの投稿も可能ですがアカウントの登録を推奨しています。詳しくはDisqusの登録、利用方法をご覧下さい。
表示の不具合、カテゴリーに関する事等はSS!ラブライブ!Disqusチャンネルにてご報告下さい。