絵里「六月十日は」ことり「夢の日?」希「ミルクキャラメルの日…」

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希-アイキャッチ22
1: 名無しで叶える物語 2017/06/10(土) 00:02:20.79 ID:HDzE/Man.net
【十二年前】

ジュー

希(きょうはことりちゃんちで、やきにく♪)

ことり(4歳)「おいしい♪」モグモグ

希(6歳)「これなに?」

理事長「椎茸を焼いたの。美味しいわよ♪」

希「へー」ハフハフ

希「キノコをたべてパワーアップや!」

\パラパララッ♪/

希(高3?)「おおっ、体も大きくなった!?」

理事長「上にあるブロックはジャンプしてパンチで破壊できるわよ」

希「よーし!ガンガン突き進んで、ことり姫を救出や!」ピョーン

ドカッ パラパラ…

希「でも片っ端からブロックを壊していくと…破片が散らかってアカンなぁ」

理事長「カリフラワーも焼いてみたわ」ジュー

希「いただきます」パク

希「花を食べて巫女さんに変身や!」キラキラ

サッサッ

希「竹ぼうきでお掃除…なんかブロックの破片にしては軽いなぁ?」

理事長「これも食べられるわよ」パク

希「え?…あ、よく見たら…これって、キャラメル!?」

理事長「そう。茶色で四角い、ブロックの形をしたキャラメルよ!」

希「こ、このブロック…全部!?」

理事長「キャラメルは食べればなくなるから、お掃除も簡単ね♪」

希「い、いや…ウチ、キャラメルはちょっと…」

理事長「ちょっとと言わず、たくさん食べて♪」ドサ

希「いや、そうじゃなくて…キャラメルは苦手…」

理事長「あら、どうして?甘くて美味しいでしょ?」

希「味は、まあ問題ないけど…あの食感が…歯にくっつく感じとか」

元スレ: 絵里「六月十日は」ことり「夢の日?」希「ミルクキャラメルの日…」

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2: 名無しで叶える物語 2017/06/10(土) 00:04:20.34 ID:HDzE/Man.net
理事長「噛まないで食べればいいんじゃないかしら?飴みたいに口の中に入れておけばそのうち溶けるでしょう?」

希「そ、そんなんしてたら虫歯になっちゃうやん?」

理事長「もしかして…それで虫歯になったことがあるの?」

希「ぎくっ」

真姫ママ「それはいけないわ。虫歯はすぐに治療しなくちゃ…」

希「い、いや今は虫歯じゃないです…」

理事長「虫歯になっても西木野先生が治療してくれるから安心ね♪…さあ、どんどんキャラメルを食べて」

希「い、いらない…」

真姫ママ「心配しないで。リジーのお友達だから、特別にタダで治療してあげる♪」

希「キャラメル食べないし、虫歯にならないから治療もいらないです!」ダッ

理事長「待って、希ちゃん!一個だけでもキャラメルを…」

希「い、嫌や。キャラメルは嫌や…」

「のぞみ…希ったら!」

希「はっ!?…あ、あれ?…キャラメルが…ない」

絵里「キャラメル?…食べたいの?」

希「い、いらないよ。ウチ、キャラメルは苦手やし…」

絵里「へー。お菓子が苦手なんて珍しいわね…希って何でも食べられると思ってたわ」

希「キャラメルだけは…あの食感と虫歯の痛みの記憶が…」

絵里「虫歯?」

希「い、いや何でもないよ…ハハハ」

絵里「?…それより、早く南さんのところへ行きましょ」

希「え。…み、南さんって…理事長?」

絵里「じゃなくて、娘のほう。二年生の南さんよ」

穂乃果「…」Zzz

希「っていうか、ウチはなんで保健室にいるん?」

絵里「知らないわよ。ケガもしてないみたいだし、熱も…」ペタ

希「わ」

絵里「ないわよね。…希、どこか悪いの?」

希「いや、いたって健康やし…」

絵里「ただサボって寝てただけ?」ジトー
3: 名無しで叶える物語 2017/06/10(土) 00:07:10.97 ID:HDzE/Man.net
希「あ、アハハ…あの子はなんで寝てるんかな?」

穂乃果「…」スヤスヤ

絵里「さあ?…具合が悪そうには見えないけど」

希「んー。とりあえず行こっか…」

絵里「ええ」

ガララ ピシャ

穂乃果「…はっ!?」ガバ

穂乃果「な、なーんだ。夢かぁ…」

【廊下】

希(キャラメルの夢を見るなんて…ウチにとっては廃校問題よりある意味悪夢やな)

絵里「…ここね」

希「え?…いや、ここは空き教室やろ。二年生は2クラスしかないやん?」

絵里「でも、ほら。看板があるわよ」

希「コトリの…アトリエ?」

コンコン

絵里「南さん。いる?」

シーン…

希「誰もいないんかな?」

絵里「もう。勝手に入るわよ?」

ことり「あっ…今、開けちゃダメ…!」

ガラッ ザァー

希「わぁ!?…な、何事!?」

絵里「いたた…なにこれ、まさか…キャラメル!?」

希(空き教室の扉を開けると、大量のキャラメルが溢れ出して…廊下までキャラメルで埋まってしまった)

ことり「だ、大丈夫ですか…?」

絵里「大丈夫じゃないわよ!何なの、この大量のキャラメルは…」

ことり「ちょっとだけ作るつもりだったんだけど、分量を間違えちゃって…エヘヘ」

希「何をどう間違えたら、こんな量になるん…しかも、これ一個ずつちゃんと包み紙に入ってるやん?」

ことり「キャラメルの材料の配合自体は普通のキャラメルと変わりません。ただ、時間が…」

絵里「…時間?」
4: 名無しで叶える物語 2017/06/10(土) 00:09:00.60 ID:HDzE/Man.net
ことり「はい。たとえば一時間前にキャラメルがひと粒あったとします」

絵里「ええ」

ことり「そのキャラメルは誰も食べたりしないかぎり一時間後の現在も、そこに存在します」

希「そやね」

ことり「そこへ一時間前のキャラメルを現在に転送すると、一時間前のキャラメルと現在のキャラメルがあるので二個食べられます♪」

絵里「いや、ちょっと待って。一時間前のキャラメルと現在のキャラメルは同じ物でしょう。一時間前に存在しなくなったら現在のキャラメルも無くなって、一個しか残らないわよね?」

ことり「転送するのはキャラメルそのもので、キャラメルが存在した事実は消えないから大丈夫ですよ♪」

絵里「そんなことが…本当にできるの?」

ことり「一秒前、二秒前、三秒前…細かく区切った時間のそれぞれに存在したキャラメルをすべて現在に集めた結果が」

希「…この大量のキャラメルなんやね」ゲンナリ

ことり「本当はキャラメルを食べちゃった後の時間にキャラメルが再び出現するようにしたかったんですけど…まだうまくコントロールできなくて」

絵里「どうするのよ。この大量のキャラメル…」パク

ことり「みんなで食べて減らすしかないですね。頑張りましょう!」パク

希「い、いや…ウチ、キャラメルはちょっと…」

絵里「ちょっとと言わず全部食べるのよ!」

希「む、無理!ウチはキャラメル苦手なんやって…」

ことり「大丈夫です!増やし方は失敗したけど、キャラメル自体は美味しくできてます♪」

希「いや、キャラメルはキャラメルやし…ウチはいらないよ」

絵里「食べないと動けないわよ。このままじゃ…せめて窓が開かないと校舎の外にも出られないわ」

ことり「さあ、希ちゃんも食べて♪」

希「いーやーだー!><」ジタバタ

希「うーん…キャラメル…キャラメルはアカン…」

「ちょっと、希!いつまで寝てるの!?」ペチペチ

希「はっ!?」ムギュ

希「えっ(…この柔らかい感触は…)」

絵里「もう。南さんに話があるから来たのに…どうして南さんのひざ枕で寝てるのよ?」

希「ああっ!?…い、いつの間に///」

ことり「ふふふ。ゆっくり休んでていいよ♪」ナデナデ

絵里「いや、そんなわけにはいかないわよ…中庭で寝てる余裕なんて」
5: 名無しで叶える物語 2017/06/10(土) 00:16:01.87 ID:HDzE/Man.net
ことり「何だったら穂乃果ちゃんのひざも貸します♪」

ほのうみ「えぇ!?」

穂乃果「じゃ、じゃあ…どうぞ。生徒会長さん」

絵里「私!?…いや、そう言われても…」

ことり「こういう時こそリラックスしたほうが、いい考えが浮かぶかもしれないし♪」

絵里「そうかしら?…じゃあ、ちょっとだけ…」

ムギュ

穂乃果「どうですか?」ナデナデ

絵里「気持ちいい…けど落ち着かないわ。ちょっと恥ずかしいし///」

海未(なんという羨ま…い、いえ。破廉恥ですっ///)

希(平和やなぁ…)ポー

穂乃果「というわけで、まずは音ノ木坂のいいところを探しましょう!」

ことのぞ「うん」
海未「はい」
絵里「ええ」

希「ん?…あれっ、この像ってこんな色やったっけ?」

海未「ああ、これですか…確かオリジナルは盗難に遭ったんですよ」

絵里「え?…あんな物を盗む人がいるの…?」

穂乃果「じゃあ、今のこの像は作り直した物なの?」

ことり「うん。…ほら、よく見て」

ザワザワ…

絵里「!?…あ、アリが群がってる…どうなってるの?」

希「この色、ほのかに甘い匂い…まさか」

穂乃果「ほのか?」

ことり「はい。私がキャラメルで作ったんです♪」

のぞほのえり「キャラメル!?」

穂乃果「こんなにアリだらけじゃ食べられないよ…もったいないなぁ」

希(食べなくて済むんやったらそれでいいけど…)

絵里「ど、どうしてキャラメルで作ったの…?」
7: 名無しで叶える物語 2017/06/10(土) 00:17:41.47 ID:HDzE/Man.net
ことり「こんなこともあろうかと…キャラメルで作った大きな像があったら、ちょっとは有名になると思いませんか?」

穂乃果「な、なるほど!じゃあ入学希望者を増やすため!?」

海未「いや、この像がキャラメルでできていても入学希望者は増えないと思いますが…」

絵里「そうね…食べられなければ意味がないわ」

希(そういう問題やないような気もするけど…)

【アルパカ小屋】

凛「わあー!この子なに?ラクダ!?」

花陽「ラクダじゃなくてアルパカさんだよ」

アルパカ「フガッ」

希「ラクダはアルパカやなくてキャメルやね」

凛「きゃ…らめる?」

希「い、いや…キャラメルやなくてキャメル!」

アルパカ「ウメ゙ェー♪」クッチャクッチャ

花陽「な、何を食べてるの…?」

海未「これは…もしかして」

凛「あー!キャラメルが山盛り置いてあるにゃ」

穂乃果「えぇ!?…アルパカさんってキャラメルを食べるの?」

花陽「い、いえ。普通は食べないと思います…けど」

希「変なもの食べさせたらアカンよ…」

絵里「どうするの?このキャラメル…」

ことり「はい。希ちゃん♪」

希「ウチはいらないよ!><」

【室内プール】

希「まったく…なんでみんなウチにキャラメル食べさせようとするん」ブツクサ

凛「この室内プールって、一年中泳げるんですよねー?」

穂乃果「そうだよ。早速泳いでみる?」

花陽「でも、水が入ってないんじゃ…?」

穂乃果「え?そんなはずは…あ、あれ?なにこれ?」

海未「プールが水ではない何かで満たされているようですが…」
8: 名無しで叶える物語 2017/06/10(土) 00:19:09.49 ID:HDzE/Man.net
絵里「これ…キャラメルだわ」

のぞほのうみりんぱな「えぇ!?」

ことり「あ…そうだった。廊下に大量にあふれたキャラメルを一時的に移したんだっけ」

希「あ、あれって夢やなかったん!?」

ことり「捨てちゃうのも勿体ないし…はい。希ちゃん♪」

希「だからウチは食べないって!><」

凛「凛はもらっていこーっと♪」ガサ

花陽「わ、私も…」ガサ

穂乃果「これだけあったら毎日キャラメルが食べられるね♪」ガサ

絵里「うーん。さすがに毎日は要らないけど…」ガサ

海未「ほとんど減ったように見えませんね…どうするんですか?これ…」

「食べて減らすしかないでしょ?」

ことほのうみのぞえりりんぱな「えっ」

「ほら!」ドン

希「わぁ!?」ドサッ

絵里「希!」

希「ちょっ…にこっち!いきなり何するん!?」

にこ「何って、あんたがキャラメルを食べやすいように背中を押してやったのよ」ドヤァ

希「背中を押すってそういう意味じゃ…ウチは食べないよ。キャラメルは苦手なん」

にこ「あ、そう。でも食べないと脱出できないわよ」

希「え!?…うわ、なにこれ!?」ズズズ

絵里「希!早くキャラメルを食べないとキャラメルに呑まれてしまうわ」

海未「キャラメルが…増え続けている!?」

ことり「早くキャラメルを食べて、希ちゃん!できるだけたくさん!」

希「そんなん言われても…ああっ!?」ザラザラ

凛「副会長さんが埋まっちゃうよー!?><」

花陽「キャラメルで生き埋めに…」

希「…だ」

\ダレカタスケテー!/

にこりんぱな「チョットマッテテー」
9: 名無しで叶える物語 2017/06/10(土) 00:25:21.48 ID:HDzE/Man.net
希「うーん…キャラメルが…増える…」

「希!もう、どうしてまた寝ちゃうのよ…希ったら!」ペチペチ

希「はっ!?…あれ、ここ…図書館?」

絵里「そうよ。南さんたちと音ノ木坂のいいところを探そうって…」

希「どこまで夢やったんやろ…」

海未「はあ。夢…ですか?」

凛「どんな夢を見てたんですかー?」

希「い、いや…よく覚えてないなぁ。ハハハ」

穂乃果「ことりちゃん。あったよ♪生キャラメルの作り方!」

希「うぐっ(…ま、またキャラメル…)」

ことり「ありがと、穂乃果ちゃん?」

花陽「生キャラメルって、普通のキャラメルとは違うんですか?」

ことり「一般的に生キャラメルって呼ばれてるのは、普通のキャラメルより生クリームなどの割合を増やして柔らかく仕上げたキャラメルなの。そもそも加熱しないとキャラメルにならないから本当は別に生じゃないんだけど…」

のぞほのえりうみりんぱな「へー」

絵里「ってことは、希の苦手なキャラメルであることに変わりはないのね…」

希「う、うーん…食感が少し違うから普通のキャラメルよりわずかにマシと言えなくもないけど、やっぱり好きじゃないなぁ」

花陽「キャラメル以外でアピールできそうなものといえば…」

凛「やっぱり部活動だよねー」

【弓道場】

ヒュッ ターン

絵里「音ノ木坂といえば、この古い弓道場ね」

穂乃果「海未ちゃん、かっこいいーっ♪」

海未「や、やめてください…集中できません///」

カツン コロコロ…

希「ん?…あ、あれ何?」

海未「矢は的に刺さらないこともあります。的の縁をかすめた場合や、完全に外れた場合など…」

凛「的の下ってどうなってるんですかー?」

海未「ああ、あれは…全部キャラメルです」

のぞほのえりりんぱな「キャラメル!?」
10: 名無しで叶える物語 2017/06/10(土) 00:27:19.90 ID:HDzE/Man.net
海未「ええ。命中しても、しなくても…矢を一本放つごとにキャラメルが増えていくんです」

希「えぇ…意味がわからんよ。なんでキャラメルが出てくるん?」

海未「弓道でもカロリーを消費するじゃないですか。すると糖質が矢に乗って運ばれていき…」

ターン コロコロ…

海未「的付近でキャラメルに変化するというわけです」

希「いや、糖質はまだわかるとしてなんでキャラメルなん?」

海未「そう言われても…実際にキャラメルが生成されているのですから」ドサ

凛「わー!キャラメルがいっぱいにゃ…」

穂乃果「せっかくカロリーを消費しても、こんなにあったらついキャラメル食べたくなっちゃうね」

希(ウチはならないけどね…)

【高坂家】

穂乃果「ただいまー」

雪穂「お姉ちゃんおかえりー」

穂乃果「副会長さん」

希「お邪魔します」

雪穂「いらっしゃいませ…チョコ食べます?」

希「和菓子屋さんやないの?」

雪穂「これは商品じゃないですから」

のぞほの「いただきます」パク

雪穂「…キャラメル入りだけど」

希「」ブッ

チュン(・8・)チュン

【秋葉原UTX】

希(昨日の…どこまで夢やったんやろ?ひと晩寝たらわからなくなった…)

穂乃果「おぉー!す、すごい」ベター

希「何がすごいん?…うわ」

希(あれは…キャラメル製造工場!?UTXって学校のはずじゃ…)

\♪キャラメルドゥーアイテーキベービ/

希「キャラメル!?」

ほのにこりんぱな「えっ」
11: 名無しで叶える物語 2017/06/10(土) 00:29:45.69 ID:HDzE/Man.net
希「い、いや(…空耳かな?)」

穂乃果「ぃよーっし!キャラメル製造工場に突入だ♪」

希「ちょ、ちょっと。行ってどうするん?」

穂乃果「もちろん、作りたてのキャラメルを試食させてもらうんですよ♪」

希「ウチは食べたくないけど…」

凛「凛たちも行っくにゃー♪」

花陽「り、凛ちゃん…待って」

にこ「あっ、こらっ。あんたたち…待ちなさいよ!」

ドタバタ

希「うわぁ、めっちゃ甘い匂いがする…全部キャラメルなんやろなあ…」

穂乃果「おいしそう♪」

凛「早く食べたいにゃー♪」

にこ「あんまり騒ぐんじゃないわよ。希を見習いなさい」

希(ウチはキャラメル苦手やからテンション下がってるだけやけどね…)

ことり「ふふふふーん♪ふふーふーふふーん♪」マゼマゼ

のぞほのりんぱな「」ズザー

穂乃果「な、なんでことりちゃんがキャラメル作ってるの…?」

ことり「あ、穂乃果ちゃんに希ちゃん…いらっしゃい♪」

にこ「作りたてのキャラメルの試食ってできるの?」

ことり「いいですよ。これが生キャラメル、こっちが塩キャラメル。向こうにあるのが普通のキャラメルです」

ほのにこりんぱな「いただきます♪」パク

穂乃果「おいしーい♪」

凛「甘くてとろけるにゃー♪」

花陽「ほどよい塩分が甘さを引き立てて…」

にこ「キャラメルってこんなに美味しい物なのね…」

ことり「希ちゃんは食べないの?」

にこ「作りたては全然違うわよ。少しは食べてみたら?」

希「うーん…まあ、ほんのちょっとやったら…」

凛「じゃあ凛が、あーん♪ってしてあげるにゃ」

希「は、はあ。…いいけど」
13: 名無しで叶える物語 2017/06/10(土) 00:39:13.18 ID:HDzE/Man.net
凛「はい、副会長さん。あーん♪」

希「…///」パク

凛「どうですかー?おいしい?」ギュ

希「う、うん。なんか…思ったより美味しい、かも」

にこ「ほら、やっぱり食べられるんじゃない」

凛「ふふふ。じゃあ交代ねっ。次、かよちんの番♪」

花陽「わ、私も!?…じゃ、じゃあ…いいですか?」

希「うん…えっと、じゃあ次は塩キャラメル…かな」

花陽「は、はい。副会長さん…あーん」

希(なんでこんなことになってるんやろ///)パク

花陽「ど、どうですか…?」ギュ

希「おいしい…」

花陽「よかったぁ♪」ニコ

にこ「じゃあ、次は私の番ね」

希「あとは普通のキャラメルしかないけど…」

にこ「普通ったって作りたてを食べたことないでしょ。いいから食べなさい」

希「わ、わかったよ…わっ」グイ

にこ「今日だけ特別よ?口うつしで食べさせてあげる」パク

希「ちょっ…本気!?」

にこ「じっとしてなさい」ギュ

希(…にこっち///)ドキドキ

にこ「…ぷっ」

希「え」

にこ「あははっ!…冗談よ。やるわけないでしょ?」

希「えぇ…」ガクッ

にこ「最後はあんたに任せるわ」パシ

穂乃果「はーい。じゃあ、いきますよ!」

希(な、なんか遊ばれてる…?)

穂乃果「はい。副会長さん…あーん♪」

希(普通のキャラメル…)パク
14: 名無しで叶える物語 2017/06/10(土) 00:40:33.40 ID:HDzE/Man.net
穂乃果「どうですか?…おいしい?」ギュ

希(なんでみんな手を握ったり抱きついたりするん?///)

希「どれも美味しかった…作りたてってだけでこんなに違うんやね」

ことり「希ちゃんには女の子のサービスつきで食べてもらったほうがいいみたいだね♪」

希「そ、そこは関係ないんやない?」

にこ「じゃあ何もないほうがいい?」

希「…いや、あったほうがいいけど///」

ことぱな「ふふふ」
ほのりん「あははっ♪」

【音ノ木坂】

希「…ホンマに行くん?」

絵里「当たり前でしょう。希は行きたくないの?」

希「理事長といえばキャラメルのイメージが…」

絵里「なに言ってるの?…早く行きましょ」

希「ちょ、ちょっと待って。念のため──」

コンコン

絵里「失礼します」ガチャ

希「あ、あれ?…いない」

にこ「なにそれ。鍵もかけないで理事長が留守?」

花陽「な、何か急ぐ用事でもあったんでしょうか…?」

凛「わあーっ!すっごい大きいキャラメル♪」

絵里「え?キャラメルなんてどこに…まさか」

凛「ほら!これってキャラメルだよねー?」ペロッ

希「うそやろ!?」

凛「あまーい♪」

にこ「理事長の机がキャラメルの塊なんて…いったい何のために作ったのよ。こんなの」

花陽「あ、あの…後ろ」

のぞえりにこりん「えっ」

花陽「このドアも…たぶん」

希「こ、これ…全部キャラメル!?」
15: 名無しで叶える物語 2017/06/10(土) 00:44:04.82 ID:HDzE/Man.net
絵里「ま、待って。さっきから違和感があったのよ…足もと」

凛「そういえば…なんか靴底がペタペタするにゃ」

にこ「まさか…床までキャラメルなの!?ど、どーなってんのよ!?この部屋!」

「…あなたたち」

希「あっ…り、理事長!?」

理事長「見てしまったのね。この部屋の秘密を…」

絵里「…なぜ、こんなキャラメルだらけの部屋を…いったい何のために?」

理事長「それは…東條さんならわかるわよね?」

希「え!?…い、いや…ウチはキャラメル苦手やし」

理事長「そう…だったら、あなたたちをこのまま帰すわけにはいかないわね」

バタン

凛「ドアが勝手に閉まったにゃ!?」

にこ「ちょっ…冗談でしょ!?」

花陽「イエニカエレナクナッチャッタノ!?」

理事長「いいえ…簡単なことよ。出入口のドアはすべてキャラメルでできている…これを食べてしまえば外へ出られるわ」

凛「な、なーんだ…よかったにゃ」

理事長「ただし…ドアのキャラメルは東條さんが食べるのよ」

希「い、いや…だからウチはキャラメルが苦手で…」

理事長「UTXのキャラメルは美味しかった?」クス

のぞにこりんぱな「!」
絵里「…UTX?」キョトン

希「ど、どうしてそれを…」

理事長「そう…あなたは本当はキャラメルを食べられるはず。そうよね?」

希「あれは作りたてのキャラメルだったんです。風味も食感も全然違いますよ」

理事長「いいえ。あなたに何より必要なのは、キャラメルが作りたてであることより…」

凛「女の子のサービスがあればいいんだよねー?」

希「そ、それは…」

理事長「いいでしょう…私が食べさせてあげます」

希「えぇ!?ちょっ…理事長!?」

花陽(ど、どうなるの…?///)ドキドキ
16: 名無しで叶える物語 2017/06/10(土) 00:49:54.18 ID:HDzE/Man.net
理事長「さあ…東條さん」ギュ

希「あ…あ」

にこ「あ?」

希「あかーん!!」

穂乃果「わぁ!?…だ、誰?」

ガチャ ギィ…

希「んぅ…そんな、アカンって…理事長…」ムニャムニャ

穂乃果「副会長さん?…ちょ、なんでこんなとこで寝てるんですか!?」

希「え?…高坂さんが食べさせてくれるん…?」ニヘー

穂乃果「寝ぼけてる…ちょっと、副会長さん!おーい。起きてくださーい!」ペチペチ

希「ふゎ…何するん…あ、あれ?…ここは」

穂乃果「屋上ですよ。…なんでそんなところで寝てたんですか?」

希(そっか。ドアの隙間から高坂さんを覗き見てて…ウチ、いつの間にか寝ちゃったんやな)

希(…でも、どこから夢やったんやろ…まず、ことりちゃんがUTXでキャラメル作ってたとこからおかしいよね。UTXがキャラメル工場なわけないし。理事長のキャラメル部屋も)

穂乃果「せっかくだから…お昼、ここで一緒に食べます?」

希「え?…あ、うん。そうしようか」

穂乃果「今日はお弁当作ってきたんですよ♪」

希「へー。お料理できるんやね?」

穂乃果「あ。それって私がお料理できないと思ってたってことですか!?」

希「い、いや…ほら、昨日中庭でランチパック食べてたし」

穂乃果「そっか。それもありかなぁ…」

希「ありって?」

穂乃果「お弁当を、あーん♪って食べさせるのもいいけど、ランチパックだったらひざ枕しながらでも食べられるじゃないですか」

希「そ、そこまで!?」

穂乃果「でも今日は、ひざ枕は後にしましょう。お弁当食べられないし…」

希「そやね(後で…してくれるんかな?///)」

穂乃果「結構うまくできたと思います!味見も、ちゃんとしたし…はい。あーん♪」

希「…///」パク

穂乃果「どうですか?」

希「おいしい」モグモグ
18: 名無しで叶える物語 2017/06/10(土) 00:53:08.30 ID:HDzE/Man.net
穂乃果「えへへ。どんどん食べてください♪」

希「いや、高坂さんの分がなくなっちゃうやん?」

穂乃果「そしたら副会長さんのお弁当を分けてもらいます♪」

希「そか」

のぞほの「ごちそうさま♪」

希「まだ時間あるよね?」

穂乃果「ありますね…ひざ枕、します?」

希「うん///」

穂乃果(なんか…二人きりだとドキドキするなぁ///)ムギュ

ナデナデ

希(気持ちいい…また寝ちゃいそうや)

希「…」ウトウト

絵里「希!」

希「え!?…あ、エリち」

希(ここは…生徒会室だよね)

絵里「…これは?」

穂乃果「手作り生キャラメルのレシピです!」

絵里「それは見ればわかります」

海未(それを渡すのに三人で来る必要があったのでしょうか…)

穂乃果「じゃあ、作ってあげてください!」

絵里「誰に…まさか、希?」

ことり「はい。作りたての生キャラメルなら、たぶん食べてくれますから…ね?」

希「!(…あれ、やっぱり夢じゃなかったんかな。UTXのキャラメル工場…)」

絵里「ふーん…でも作り方がわかれば希だって自分で作れるでしょう?」

穂乃果「副会長さんが自分でキャラメルを作ると思います?」

絵里「それは…まあ、苦手な物をわざわざ作らないわよね」

希「別に、そこまで気をつかってくれなくても…キャラメルなんて食べなくても困らないやん?」

ことり「困る困らないで決めてたら食べる物がなくなっちゃうよ」

穂乃果「そうですよ。お菓子を生産する者としてその言葉は聞き流せません!」

希「そういえばそうやったね…」
19: 名無しで叶える物語 2017/06/10(土) 00:54:47.86 ID:HDzE/Man.net
ことり「もし私がキャラメルさんだったら、希ちゃんに好きになってほしいなぁ♪」

希「そ、その言い方はずるくない!?///」

穂乃果「だってー可能性感じたんだ♪」

【路上】

穂乃果「はっ」ヒラリ

真姫「…」パシャシャ

絵里「あら?…誰かが写真を撮ってるわね」

希「っていうか…ちょ、ちょっと待って!」

真姫「…何ですか?」

希「いや、あなたやなくて…今、高坂さんが華麗に避けてたのって」

絵里「車でしょ?」

真姫「ああ…あれ、キャラメルの箱みたいでしたね」

絵里「キャラメル!?」

真姫「ええ。ほら…(こっちはデジタル)」

希「やっぱり…自動車くらいのサイズのキャラメルの箱が道路を行き来してるんや」フルフル

絵里「そ、そんなバカな…どうしてキャラメルの箱が(推定)50km/h以上で動くのよ?」

真姫「普通に誰かが運転してるんじゃないですか?外側だけキャラメルの箱っぽくしたとか…」

希「でも写真を見たかぎりどこにも窓とかないよ。異常に大きい以外はどう見てもキャラメルの箱やんな」

絵里「どういうことなの…これ、全部…?」

真姫「まあ、普通の自動車が行き交う路上で踊ってたら危ないし。キャラメルでいいんじゃないですか?」

希「いや、キャラメルでも自動車と変わらない速度が出るなら危ないやろ?空き箱ならまだいいけど、中にキャラメルがぎっしり詰まってたら…」

絵里「もし事故を起こしたら、路上にキャラメルが散らばって大惨事になりかねないわね…」

真姫「中身は普通のキャラメルなのかしら?…箱がこんなに大きいなら、中のキャラメルもレンガくらいの大きさだったり…?」

希「それどころか、段ボールの箱くらいの大きさのキャラメルってこともあるんやない?」

凛「大丈夫にゃ!」ピョーン

のぞまきえり「えっ」

凛「中にキャラメルが入ってるかどうか、確かめてみればいいんだよねー?」

真姫「それは…でも、どうやって?」
20: 名無しで叶える物語 2017/06/10(土) 01:02:17.10 ID:HDzE/Man.net
花陽「もし自動車と同じルールに則って公道を走ってるなら…赤信号で止まるんじゃないかな?」

絵里「じゃ、じゃあ…赤信号で止まったキャラメルの箱をひとつ捕獲して開けてみれば…」

凛「中にキャラメルが入ってるかどうかわかるにゃ♪」

のぞえりまきりんぱな「…」ゴクリ

にこ「そういうことなら…早い者勝ちよ!」ダッ

希「にこっち!?」

\ゴゴットゥーモーロー♪/

にこ「いた。止まってるわ!」タタッ

絵里「一人じゃ無理よ。矢澤さん!」

真姫「急ぎましょ。信号が変わったら危ないわよ」

凛「みんなで運ぶにゃ!」

ズズズ…

希「ふーっ…やっぱり中身が入ってるんやろね。かなり重いし…」

花陽「こ、こうやって立てて置けば、急に走り出したりしないよね…?」

希「なんで縦にするん!?」

にこ「は、はぁ?…急にどうしたのよ?」

希「いや、何となく言ってみただけ」

真姫「イミワカンナイ」

絵里「じゃあ…早速、箱を開けてみましょう」

のぞえりにこまきりんぱな「…」

凛「これじゃ手が届かないよー!><」ピョン

真姫「箱を少し傾けて下から開ければいいじゃない」

花陽「そ、そうだね…じゃあ」

にこ「いくわよ。…せーのっ!」

希「ほ、ほら…早く開けて」

絵里「全員で持ってたら開ける人がいないわね…」

真姫(…この人たちダメかも)
21: 名無しで叶える物語 2017/06/10(土) 01:04:32.48 ID:HDzE/Man.net
ミカ「わー♪すっごい大きいキャラメル!」

ヒデコ「箱だけなんじゃない?」

絵里「あっ、ちょうどいいところに…あなたたち。この箱を下から開けてくれる?」

フミコ「は、はあ。わかりました…」

パカッ

のぞえりにこまきりんぱなヒフミ「…」

凛「なーんにも出てこないにゃ」

にこ「どーいうことよ?明らかにギッシリ詰まってる重さなのに…」

花陽「こ、これ…もしかして」

絵里「どうしたの?」

真姫「市販のバターみたいに、中身は一つの大きな四角い塊なんじゃない?」

のぞえりにこりんヒフミ「えぇ!?」

希「う、嘘やろ!?こんな巨大キャラメルなんて…」

絵里「いや、あり得ない話じゃないわ。理事長室の床みたいに…」

希「!(まさか…あれも夢やなかったってこと?)」

凛「このキャラメル、どうするのー?><」

ヒフミ「箱を剥がさないと取り出せない…かな?」

ヒデコ「箱を倒して開けばいいんじゃない?」

にこ「いや、こいつはさっきまで公道を走ってたのよ。横にしたらまた走り出すかもしれないでしょ」

希「まあ、ウチは別にキャラメルなんていらないけど…」

ミカ「取り出さなくちゃ食べられないし、箱を剥がしちゃおうよ♪」

絵里「そうね…やってみましょう」

バリッ

花陽「あ…大きくても、ちゃんと中の包み紙があるんだね…」

真姫「当たり前よ。この紙がなかったら箱の内側にキャラメルがくっついちゃうじゃない」

穂乃果「あれっ?…みんな集まって何してるの?」パタパタ

海未「これは…さっき公道を走っていた巨大キャラメルの箱ですね」

ことり「中のキャラメルも、すっごく大きいみたい♪」ワクワク

凛「これだけ大きかったら、みんなで分けてもおなかいっぱい食べられるよねー♪」

希(ウチはひと口でもいらないけどね…)
22: 名無しで叶える物語 2017/06/10(土) 01:06:39.00 ID:HDzE/Man.net
にこ「ほら、あんたたちも手伝いなさい!包み紙を剥がすのよ」

海未「はあ。…剥がしてどうするんです?」

にこ「決まってるでしょ。中身はキャラメルなんだから、みんなで食べるのよ」

花陽「こんなに大きなキャラメルなんて…ちょっとわくわくするね♪」

凛「どんな味がするのかにゃー?」

真姫「いや、キャラメルでしょ?」

ペリペリ…ピシッ

ことほのうみのぞえりにこまきりんぱなヒフミ「…ん?」

絵里「な、なに?…今の音」

真姫「何かが割れる音みたいな…」

穂乃果「ああっ!?…た、大変だよ!みんな逃げて!」

パラパラ…

にこ「これって…崩れる!?」

花陽「ど、どうしてキャラメルが崩れるの…?」

海未「と、とにかくキャラメルから離れましょう!」

ドタバタ ザラザラ…

ことり「ふーっ…なんとかセーフ♪」

穂乃果「キャラメル…バラバラになっちゃった」

凛「あーっ!?みんな、見て見て!」

フミコ「どうしたの?」

希「これ…破片も全部キャラメルやんな」

真姫「包み紙は剥がしたはず…なのに」

絵里「破片の一つ一つが、包み紙がついたままの小さなキャラメルになってるわね…」

にこ「つまり、あのバカでかい塊は単なる普通のキャラメルの集合体だったってわけ?」

海未「なんだか拍子抜けですね…」

花陽「でも、こんなにたくさん…ちょっと貰っていこうかな♪」ガサ

凛「エヘヘ。凛も貰っちゃおーっと♪」ガサ

ヒデコ「でも、これが全部キャラメルってことは…」

ミカ「車みたいに走ってる大きな箱も、全部キャラメルが入ってるの!?」
24: 名無しで叶える物語 2017/06/10(土) 01:11:22.47 ID:HDzE/Man.net
真姫「よくわからないわね…ただキャラメルが詰まってるだけの箱が、どうして公道を走ってるのかしら…誰かが動かしてる様子もないし」

穂乃果「でも事故ったりしてないみたいだし…誰でも自由に食べていいんだったら、このままでいいんじゃないかな?」

海未「ちょ、ちょっと待ってください。これ…本当に食べても大丈夫なんですか?」

にこ「おいしいわよ」モグモグ

凛「あまーい♪」モグモグ

花陽「うん。美味しいね」モグモグ

真姫「…大丈夫みたいね」

ことり「はい。希ちゃんにもあげるね♪あーん」

希「い、いやウチはキャラメル苦手やし…いらないよ」

ことり「私じゃダメ?しょうがないな…西木野さん。代わって」

真姫「なんで私が…わかったわよ。貸して」

希「え!?」

真姫「ほ、ほら…食べさせてあげるから」ギュ

希(こ、こんなのあり!?)ドキドキ

真姫「まったく…キャラメルが苦手な人なんて聞いたことないわ。…あーん」

希「…///」パク

真姫「も、もういいでしょ?」ギュー

にこ「ちゃんとキャラメルを食べ終わるまで離しちゃダメよ。希が逃げるかもしれないし」

真姫「面倒な人…」ハァ

希(口の中のキャラメルがなくなるまで、このままってこと!?)

希「ああ…キャラメルは苦手やけど…幸せや…」ニヘー

「…み。希ったら!起きて!」

希「!?…ふゎ…あ、あれ?」ジュル

絵里「もう!よだれ垂らして寝ないでよ…」フキフキ

穂乃果「えーと…いいですか?」

絵里「朝から何?」

希(ここは、生徒会室…高坂さんたち来てたんや。恥ずかしい///)

海未「生徒は自由に講堂を借りられると書いてありましたので」

絵里「何をするつもり?」
25: 名無しで叶える物語 2017/06/10(土) 01:13:00.83 ID:HDzE/Man.net
穂乃果「キャラメルです!」

のぞえり「キャラメル!?」

穂乃果「三人でキャラメルを作って、みんなに食べてもらおうと思って…」

希「キャラメル…だけのために、新入生歓迎会の日を選んだん?」

穂乃果「ほら、あのキャラメルでできた像あるじゃないですか。あんな感じで、珍しいキャラメルを作れば受験生にも注目されるかなって…」

絵里「キャラメルで展示品も作るの?…またアリがたからないといいけど…」

希「そもそもどうしてキャラメルなん?珍しい物を作るんやったら別にキャラメルやなくても…」

穂乃果「何度やっても、そうしろっていうの…」

のぞえり「えっ」

ことり「はい♪」バタン←窓開けた

海未「はい」サッ←饅頭の箱

穂乃果「あんこが…っ」

ビュォォォ

穂乃果「あんこが私にそう告げるんです!」ドヤァ

絵里「…いや、あんことキャラメルは関係ないわよね?」

穂乃果「そう言うと思って…ほら、お饅頭の箱の底に」

絵里「!…これは、キャラメル…」

穂乃果「そうですよ。フフフ…」

絵里「穂むら屋…あなたもワルね」フッ

穂乃果「いえいえ。生徒会長さんにはかないません…」

ほのえり「フフフフ…」

希「何なん。この唐突な寸劇…」

ことり「はい。希ちゃんにもあげるね♪」

希「いや、だからいらないって…ウチはキャラメル苦手やし」

ことり「海未ちゃん。おねがぁい♪」

海未「わ、私ですか…では、膝まくらをしながらキャラメルを食べさせる…というのはいかがでしょう?」

希「えぇ!?…そ、そんなんあり?」

海未「はい。それで講堂を借りられるのでしたら…」
26: 名無しで叶える物語 2017/06/10(土) 01:19:57.63 ID:HDzE/Man.net
【中庭】

希「…///」パク

海未「ど、どうでしょう?」ナデナデ

希(ことりちゃんや高坂さんより引き締まった感じがするなあ…でも、それもまた…)ドキドキ

希「ま、まあ…美味しい、かな」

海未「味は嫌いではないということですか?」

希「そやね。もともと苦手なんはキャラメルの食感やし…」

【二年教室】

カキカキ

ことり「…こんなもんかな?」

穂乃果「できたの?展示用キャラメルアートのデザイン」

ことり「うん。どうかなぁ?」

花陽「これって…」

にこ「高坂ね」

穂乃果「わ、私!?」

ことり「そう。キャラメルで等身大の穂乃果ちゃんを作るの♪」

ヒデコ「そっか。あの像が作れるんだから穂乃果もできるよね」

ことり「包み紙のかわりに可愛い衣装を着せてみようかなって♪」

凛「キャラメルのためだけに衣装も作るんですかー?」

ことり「サイズは穂乃果ちゃんと同じにする予定だから、展示が終わったら穂乃果ちゃんも着られるでしょ?」

穂乃果「で、でも私でいいのかな?…もっと個性的な人をモデルにしたほうが人気が出そうな気もするけど…」

フミコ「たとえば?」

穂乃果「アルパカさん…とか」

にこ「いや、アルパカのモフモフ感をキャラメルで再現するのは難しいんじゃない?」

花陽「確かに…つるんとしてたら何だかわからないかも」

ことり「穂乃果ちゃんに決めたの。やるったらやる!」

穂乃果「あ、アハハ…まあいいけど」

【五月】

ことほのうみ「」

希(まあ…今まで音ノ木坂ではいろんなところでキャラメル食べ放題やったし。今更珍しくないんだよね…)
27: 名無しで叶える物語 2017/06/10(土) 01:21:41.49 ID:HDzE/Man.net
絵里「どうするつもり?」

穂乃果「副会長さんに食べてもらいます!」

希「ちょっ…またウチ!?」

穂乃果「フミコ!」

フミコ「う、うん。どうぞ…副会長」

希「い、いやウチはキャラメル苦手」

にこ「つべこべ言わずにひざ枕されなさい!」

ムギュ

希(フミコちゃんも…なかなかの感触やな///)パク

凛「客席にほとんど人がいないから寝られるにゃー」

花陽「り、凛ちゃん…」

穂乃果「うぅ…」ガクッ

ことり「そして…今日の主役、等身大の穂乃果ちゃんキャラメル♪」

海未「略して…ほのキャ」

穂乃果「これは生徒会長さんに差し上げます!」

絵里「え?…私?」

穂乃果「はい。生徒会長さん…穂乃果をた・べ・て」キャ

絵里「(持って帰れば亜里沙が喜ぶかしら?)…ありがとう」

【高坂家】

雪穂「お姉ちゃんおかえりー」

ほの母「ど、どうだったの?ライブ…」

「…」

雪穂「まあ…次、頑張ればいいよ。お疲れさま」ナデナデ

ほの母「なんだか、今日の穂乃果は無口ね…あら、ちょっと日焼けした?」

ことり「え、えーと…」

ほのキャ「」
28: 名無しで叶える物語 2017/06/10(土) 01:23:42.73 ID:HDzE/Man.net
【絢瀬家】

亜里沙「わあー♪可愛い!ホントにキャラメル?…亜里沙が食べちゃっていいの?」

絵里「もちろんよ。亜里沙へのおみやげだから♪」

亜里沙「ありがと、お姉ちゃん♪エヘヘ…いただきます」ペロッ

穂乃果「わ///」

亜里沙「あれっ、あんまり甘くないよ…?」

絵里「そう?…砂糖の量が少ないのかしら?」カプ

穂乃果「ひゃぁ!?///…あ、あのぉ…私、キャラメルじゃなくて高坂穂乃果です…」

亜里沙「Хорошо」

絵里「え!?…や、やだ…間違えて本物を連れて帰っちゃった///」カァァ

亜里沙「でも亜里沙、嬉しいよ。大事にするね♪」ナデナデ

穂乃果「えーと…私はどうすれば?///」

【六月】

ことり「ふー。なんとか完成♪」

海未「こ、これが…キャラメルアイドル」

ことり「うん。関節ごとに別々のキャラメルを繋ぎ合わせて、衣装を着せて…糸で操り人形みたいに動かしてダンスをさせるの。歌は私たちが歌うことになるけど…」

穂乃果「こんなの作っちゃうなんて…すごいよ、ことりちゃん!」

希「…いや、それキャラメルで作る必要あるん?」

ことり「食べられるアイドル♪お口で溶けるキャラメルμ'sだよ♪」
30: 名無しで叶える物語 2017/06/10(土) 01:28:55.43 ID:HDzE/Man.net
\アイセー♪/

ほのキャ「」カクカク

キャラメル真姫「」フラフラ

絵里「…素人にしか見えない」

にこ「全然なってない!プロ意識が足りないわ!」

花陽「素人どころか、人でもないし…」

凛「キャラメルだから意識なんてないにゃ」

希(こんなんでホンマに廃校を防げるんかなぁ…)

にこ「ったく…ほら、希。キャラメル食べなさいよ」

希「う、うん」

希(キャラメルが特別好きってわけやないけど…毎回ごほうびつきやから食べられるようになったよ///)

にこ「あんたは甘々!あんたも、あんたも、あんたたちも!」

うメル「」

キャラメ凛「」

真姫「キャラメルだから甘いのは当たり前よ」

花陽「そ、そうだね…」

海未「しかしダンスの動きが…これでは素人みたいだって言う気持ちもわかるのです」

穂乃果「素人っていうか、キャラメルだし…」

ことり「んー。あ、そうだ。キャラメルの人形じゃなくて、本物の私たちをキャラメルでコーティングすれば…!」

希「キャラメルはもうええわ!」パコン



おわり
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『絵里「六月十日は」ことり「夢の日?」希「ミルクキャラメルの日…」』へのコメント

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