ことり「毎月十九日は」穂乃果「シュークリームの日!」海未「六月十九日は?」

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穂乃果-アイキャッチ17
1: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/06/19(月) 00:08:00.05 ID:YJ09Uk5h.net
【十年前】

穂乃果(小1)「はい、ゆきほ。はんぶんこ♪」

雪穂(4歳)「ありがと」

ほの母(シュークリームは昔から大好き。ケーキ屋さんのごつごつしたシュークリームも、コンビニで買える柔らかいシュークリームも、それぞれの良さがあると思う…けど)

雪穂「こぼれたー」ベター

穂乃果(あーあ。…しーらないっと)

雪穂「おかあさーん」パタパタ

ほの母「なあに?雪…穂」ヌチャー

雪穂「おねえちゃんがくれたの!」ニヘー

ほの母「」ベットリ

ほの母(どうして最近、必要以上にゆるいクリームのシュークリームが増えたのかしら…こんなの大人だってこぼさずに食べるのは難しいわよね)

【九年前】

真姫(小1)「なに?これ」

ことり(小2)「シュークリーム。おいしいよ♪」

真姫(これがシュークリーム?…ママがかってくるのとぜんぜんちがう。なんか小さいし)

ことり「いっぱい入ってるから、まきちゃんにもあげるね♪」

真姫「…ありがと」

真姫(やわらかくてフニャフニャで、へんなの…)パク

真姫「…」モグモグ

ことり「ね、おいしいでしょ?」

真姫「…おいしい」

真姫(ママが買ってくるケーキ屋のシュークリームも、もちろん美味しいけど…このとき初めて食べたプチシューにハマって、今でも時々買ってる)

元スレ: ことり「毎月十九日は」穂乃果「シュークリームの日!」海未「六月十九日は?」

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2: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/06/19(月) 00:12:48.05 ID:YJ09Uk5h.net
【八年前】

あんじゅ(小4)「アイス買いに行こ♪」

ツバサ(小4)「うん」

英玲奈(小4)「私は、まだいい」

あんツバ「えっ」

ツバサ「なんでよ?」

あんじゅ「アイス食べたくないの?」

英玲奈「いや、まだあるんだ」

あんツバ「ある?」

【統堂家】

ツバサ「たくさん入ってるシューアイス…」

英玲奈「ああ。私はこれが一番好きなんだ」パク

あんじゅ「ふーん…まあ、たしかに美味しいわよね」

英玲奈「これなら毎日でも食べられる」モグモグ

ツバサ「ふつうのシュークリームじゃダメなの?」

英玲奈「私は和菓子派なんだ。だがアイスは別だ」

あんじゅ「なるほどね…私はアイスならガリガリ君が一番かな♪」ガリガリ

ツバサ(何ていうか、二人とも意外な好みね)クス

【七年前】

にこ(小5)「絵里ちゃん。シュークリーム食べる?」

絵里(小5)「ううん。私、エクレアがあるから」

にこ「えっ。…エクレア!?」

絵里「うん。エクレアはチョコついてるもん♪」

にこ「チョコが好きなの?」

絵里「大好き♪」

にこ「…つまり、絵里ちゃんはシュークリームよりエクレアが好きってこと?」

絵里「そうよ」

にこ(エクレアですって?…ぐぬぬぬぬ)
3: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/06/19(月) 00:14:41.74 ID:YJ09Uk5h.net
『お菓子作りの本?』

『うん』

『ふふふ。絵里ちゃんに何か作ってあげるの?』

『シュークリーム♪』

【六年前・二月】

にこ「絵里ちゃん。はい、これあげる」

絵里「ありがと。…お菓子?」

にこ「そう。私の手作りよ!」ドヤァ

絵里「これって…シュークリーム」

にこ「絵里ちゃん、言ってたわよね?…チョコがついてるからエクレアのほうが好きって」

絵里「え、えーと…でもシュークリームも好きよ」アセアセ

にこ「いいから食べてみなさいって!」

絵里(にこちゃん、お料理上手だけど…なんか今日のはちょっとコゲてる?)

絵里「ありがと…いただきます」パク

絵里「!…これって」

にこ「どーよ?」

絵里「チョコ味のクリーム…」

にこ「それだけじゃないわよ。シュー生地にもココアを混ぜて作ったの」

絵里(コゲてるんじゃなかったのね)ホッ

絵里「ハラショー!おいしい♪」モグモグ

にこ「んで?…これでもエクレアのほうがいい?」

絵里「ううん。どっちも好き♪」

【五年前】

凛(小5)「え。…これ何!?」

凛ママ「何って、シュークリームよ。そう書いてあるでしょ?」

凛「なんか思ってたのとちがうにゃ…ざらざらしてる」ナデナデ

凛ママ「おいしいのよー。食べてみて♪」

凛「いただきます…」サクッ

凛(表面がサクサクで小さめのシュークリーム。凛は、ふわふわでやわらかいシュークリームが好きだったけど…)
4: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/06/19(月) 00:15:40.91 ID:YJ09Uk5h.net
凛「…おいしい」モグモグ

凛ママ「でっしょー。私も、この間初めて食べてハマっちゃった♪」

凛(このシュークリーム、かよちんのお母さんが教えてくれたんだって。なんか、これがシュークリームっていうのがまだちょっとわかんない感じだけど、これはこれで美味しいかもにゃ)

【四年前】

穂乃果(中1)「お茶!」

雪穂(小5)「牛乳!」

穂乃果「なんで牛乳なの。そもそもシュークリームのクリームって牛乳でできてるんだから牛乳いらないじゃん!」

雪穂「だから合うんだよ。お茶だったら和菓子でしょ。シュークリームってそこまで甘くないし」

穂乃果「えー?充分甘いよ!カロリーだって和菓子より高いでしょ?それで牛乳も飲んだら太るよ!」

雪穂「そんなにカロリーとか気にするんだったら甘い物食べなければいいじゃん」

海未(中1)「穂乃果。雪穂…いったい何を言い争ってるんです?」

穂乃果「海未ちゃんも何とか言ってやってよ!シュークリームにはお茶だよね?」

雪穂「牛乳でしょ!」

海未「私はシュークリームより饅頭が好きですけど…」

雪穂「えぇ…」

穂乃果「いや、そういう話じゃなくてさ…」

【三年前】

花陽(中1)「お母さん!おかえりなさい」

花陽ママ「ただいまー。はい、これ。おみやげだ♪」

花陽「(ケーキ屋さんの箱だ)ありがと。何買ってきたの?」

花陽ママ「うふふ。もらったの♪園児のお母さんから」

花陽「へー。…あ、シュークリーム♪」

花陽(ケーキ屋さんのシュークリームって、しっかりした生地で、上のほうをちょっと切ってクリームを詰めてあるんだよね)

花陽ママ「紅茶がいいわねー♪」

花陽「あ、うん。私やるよ」

シュシュシュ ピーッ

花陽(小4くらいまで、紅茶ってあんまり好きじゃなかったんだ。ごはんに合わないから…)

花陽(でもミルクや砂糖を入れないで飲むことを覚えたら、ちゃんとごはんにも合うってわかって…今は好き♪)

ママぱな「いただきます♪」

花陽(この粉砂糖まぶしてあるのもケーキ屋さんのシュークリームならではって感じだよね)
5: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/06/19(月) 00:18:26.71 ID:YJ09Uk5h.net
花陽ママ「生地だけじゃなく、クリームも全然違うわよねー」

花陽「そうだね。コンビニとかで売ってるシュークリームだと生クリームだけってまず見かけないし…」

花陽ママ「だいたいゆるめのカスタードクリームか、生クリームとカスタードの二層になってるか…」

花陽「あと、それ以外の味がついてるやつかな。モンブランっぽいのとか」

花陽ママ「ああ、栗のシュークリームもいいわねー♪」

【一昨年・秋】

希(一人暮らしには慣れたけど…やっぱりどうしても実家の頃より食卓が貧相になっちゃうよね)

希(一年)「そんなウチの密かな楽しみが…」ピンポーン

希(あ、あれ?…荷物でも来たかな?)

希「はーい。どちら様?」パタパタ

「お届けものでーす♪」

希「けもの?」

「いや、人間よ」

希「あんじゅ。どうしたん?」ガチャ

あんじゅ(一年)「もう。トドけものなんて言ったら私がものすごく太ってるみたいじゃない…」

希「いや、ウチは何も言ってないけど…とりあえず上がって」

バタン

あんじゅ「これ、おみやげだ♪」

希「え」

あんじゅ「あら、お気に召さなかった?普通のシュークリームのほうが良かったかしら?」

希「い、いや…実はウチも」

あんじゅ「え、同じの買ってたの?」

希「似てるけどちょっと違うね。ウチのは和栗やし」

あんじゅ「イタリア栗と和栗で…食べ比べできるわね♪」

希「アハハ。そやね…ありがと」
6: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/06/19(月) 00:24:40.22 ID:YJ09Uk5h.net
あんじゅ「この時期はいろんなメーカーが次々と秋冬限定商品を出してくるわよね」

希「うん。実家の頃と違って、自分で食べないかぎり冷蔵庫に入れといても無くなることはないし…」

あんじゅ「ふふふ。もしかして希ちゃんも、貴重な一個をお母さんに食べられちゃったりした経験が?」

希「だいたいお母さんが買ってきてたから、お父さんが食べちゃうことが多かったよ」

あんじゅ「なるほどね。いつでも好きなときに食べられるのは一人暮らしの特権かしら?」

希「うん。プチシューならまだしも、大きなシュークリーム一個のある無しの差は大きいよね」

あんじゅ「本当ね。自分で買っといたのを勝手に食べられたら、しばらく口をききたくないくらいよ」

希「ケーキより値が張らなくて、ケーキより低カロリー♪」

あんじゅ「それで、この贅沢感と満足度♪やっぱり秋冬のスイーツといえばシュークリームね!」

希「じゃあ夏は?」

あんじゅ「ガリガリ君♪」

希「あはは。相変わらずやなぁ…」

【昨年】

ツバサ(二年)「今日はこれを買ってきたわよ!」

あんじゅ(二年)「ああ、シューロールケーキね」

英玲奈(二年)「就労景気?」

ツバサ「わかりにくいボケやめなさい。これ食べたことない?」

英玲奈「無いな。ヤマザキなら和菓子派だ」

あんじゅ「ヤマザキの和菓子はひらがなで“やまざき”なのよね」

ツバサ「まあそれは置いといて。みんなで食べましょ♪」

シュシュシュ ピーッ

あんじゅ「やっぱり紅茶ね。今日はセイロン・キャンディにしようかしら」

ツバサ「へ?…いや、キャンディーじゃなくてシューロールケーキよ?」

あんじゅ「飴のキャンディーじゃないわよ。Kのほうのキャンディ。スリランカの紅茶を栽培してる地区の名前よ」

ツバサ「へー。スリランカ…」

あんじゅ「セイロン・キャンディは甘い香りと、ほのかな甘みが特徴なの。クセがなく何にでもよく合う紅茶よ」

えれあんツバ「いただきます♪」
7: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/06/19(月) 00:26:54.22 ID:YJ09Uk5h.net
英玲奈「これは…」モグモグ

あんじゅ「おいしいけど、これってシュー生地とは違う気がしない?」

ツバサ「中は普通のロールケーキよね。この皮の部分は何て言ったらいいのかしら…」

英玲奈「確かにシュークリームの皮の部分とは違うな」

えれあんツバ「うーん…」

ツバサ「よし。シュークリームを買ってきて食べ比べましょう!」

あんじゅ「さすがにカロリーオーバーじゃない?」

英玲奈(できれば次は甘くない物が食べたい…)モグモグ

【今年四月】

穂乃果「いやー、今日もシュークリームがうまいっ♪」パク

海未「太りますよ」

穂乃果「えー?…でも、メロンパンとかよりカロリーはずっと低いよ?」

ことり「穂乃果ちゃん、それだけでおなかいっぱいになるの?」

穂乃果「んー。まあ、家に帰れば和菓子がいくらでもあるし…」

絵里「ねえ。ちょっといい?」

穂乃果「いいですよ。はい、どうぞ♪」

絵里「え?…いや、私は別に…」

穂乃果「このプチシューおいしいんですよ。いっぱい入ってるし…はい。もうひとりの先輩も」

希「ありがと」

のぞえり「…」モグモグ

穂乃果「プチシューってついついたくさん食べちゃうんですよね。だからみんなで食べるのが一番♪」

絵里「エクレアじゃダメなの?」

ことり「エクレア?」

希「エリち」

絵里「あ…い、いや。それより南さんに訊きたいことがあって」

海未「エクレアとシュークリームって同じ生地じゃないんですか?」

穂乃果「んー。どうなんだろ?たぶん形が違うだけだよね?」

ことり「今はシュー生地にもいろいろバリエーションができたけど、もともとは同じ生地で形を変えただけだよ。あの形と、チョコでコーティングするのがエクレアの特徴」

のぞほのえりうみ「へー」
9: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/06/19(月) 00:30:54.78 ID:YJ09Uk5h.net
希「エクレールのクレールって確か、稲妻って意味なんだよね」

穂乃果「稲妻でチョコだとブラックサンダーみたいだね!…でも、じゃあエクレアの“え”は何?」

希「それは…エリちの“え”やな」

絵里「え!?」

ことり「エクレアの“え”は、たぶん…おにぎりの“お”と同じ」

のぞほのえりうみ「なるほど」

絵里「プチシュー、ありがとう。ごちそうさま」

希「ほなー」

穂乃果「あのっ!」

のぞえり「?」

穂乃果「ほかに何か、用があったんじゃないんですか…?」

のぞえり「…あ」

穂乃果「歴史がある!」

海未「ほかには?」

穂乃果「ほかに!?えっと…伝統がある!」

海未「それは同じです」

穂乃果「ことりちゃーん!」

ことり「チョコがついてないから手が汚れにくいよ♪」

穂乃果「いや、シュークリームのいいところじゃなくて…」

絵里「でも最近のシュークリームって、クリームがゆるい物が多いでしょう?…さっきのプチシューみたいなのは一口で食べられるからいいけど、大きなシュークリームなら結果的にクリームが手についたり、最悪こぼしたりしてエクレアより汚れるんじゃないかしら?」

希「エクレアも最近はクリームがゆるいやつあるけどね」

穂乃果「確かに、クリームゆるい問題は意外と深刻かも…私がプチシュー好きなのって、クリームをこぼさずに食べたいっていうのもあるから」

海未「やっぱり饅頭がいいということですね!」

ことり「いや、おまんじゅうはエクレアやシュークリームとは全然違うし…」

希「おまんじゅうは小麦粉の生地やから、比較するならロールケーキとかやない?」

絵里「どんどん脱線していってどうするのよ…シュークリームとエクレアのそれぞれの良さの話だったはずでしょ?」

穂乃果「いや、音ノ木坂のいいところをアピールして入学希望者を増やそうって話だったんですけど…」
10: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/06/19(月) 00:37:16.40 ID:YJ09Uk5h.net
【高坂家】

ガララ

穂乃果「ただいまー」

雪穂「お姉ちゃんおかえ…り?」

ことのぞえりうみ「お邪魔します」

雪穂「な、何の集まり?」

穂乃果「ちょっとね。雪穂、お茶!」

雪穂「はいはい…」パタパタ

海未「和菓子屋に集まってシュークリームの話もどうかと思いますが…」

絵里「エクレアでしょ?」

ことり「シュークリームですよ」

希「両方やろ?」

穂乃果「違います!音ノ木坂の廃校を阻止しようって話!」

海未「シュークリームで本当に生徒が集まると思いますか?」

絵里「エクレアのほうが可能性はあるんじゃないかしら?」

ことり「どっちもそれぞれの良さがありますよ」

希「そやね。どちらかだけなんて言ってる余裕はないし、使えるものは何でも使っていかな」

穂乃果「もー!シュークリームとエクレアの話は後にしてください!」

絵里「あら?…ねえ、それ何?」

希「ん?…あ、UTXのパンフレットやね」ヒョイ

海未「どうしてそれがここに…まさか」

ことり「穂乃果ちゃんはUTXのスパイだったの!?」

穂乃果「えぇ!?…いや、そのなんとかエックスって何?スカパー?」

希「違うよ。秋葉原にある比較的新しい高校。ほら、ここに書いてあるやろ?」ペラ

絵里「希は詳しいの?」

希「んー?別にそこまで詳しくないけど…知り合いがUTXにいるん」

穂乃果「じゃあ…もしかして」

ことり「副会長さんがUTXのスパイ!?」

希「なんかデジャヴュを感じる話やな…スパイじゃないよ。その友達から聞いたことくらいしか知らないし」
11: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/06/19(月) 00:39:49.08 ID:YJ09Uk5h.net
穂乃果「ふーん…スクールアイドル。エーりせ?」

希「それはアライズって読むん」

ことり「はっかったっの↑しお↓」

希「それは粗塩」

穂乃果「しょきしょき…」

希「それは小豆洗い」

海未「一日に玄米四合と味噌と少しの野菜を食べ」

希「それは雨ニモ負ケズ」

絵里「UTXでは玄米を食べてるの?」

希「知らないよ。食べてる人もいるんやない?」

穂乃果「そんなにUTXとかが気になるんだったら…」

【翌朝・秋葉原】

穂乃果「みんなで行ってみよー!」

絵里「ここがUTX…」ゴクリ

にこ(絵里に希?…なんであいつらが…)

海未「UTXの人たちは本当に玄米を食べてるんですか?」

花陽「玄米?…さ、さあ…」

ことり「フォーメーション、エクレア!」

のぞほのえりうみ「了解!」ザッ

にこ(縦一列に並んだだけじゃない…)

凛「なになにー?面白そう♪」

絵里「あなたたちもついて来て!」

花陽「え。わ、私もですか…?」

凛「はーい♪」

にこ「ちょっ…どこ行くのよ?」

希「八人いれば二列のフォーメーションで、よりエクレア感が出るね」

にこ「意味がわからないし…」

ことり「こうですよ。イミワカンナイ」

にこ「いや、誰の真似よ…」
12: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/06/19(月) 00:41:09.42 ID:YJ09Uk5h.net
穂乃果「みんなエクレアエクレアって言ってるけど、今回の目的はシュークリームだからね?」

絵里「わかってるわ。私、シュークリームも好きだし」

希「ただしチョコ味の、やろ?」

絵里「まあ、普通のよりは…」

花陽「で、でも中に入ってどうするんですか?私たちはUTXの生徒じゃないのに…」

海未「そのUTXの生徒に用があって来たのです」

絵里「玄米を食べてるかどうか訊くの?」

穂乃果「じゃなくて、シュークリームの話!」

???(なんだ、あの団体は…修学旅行か?)

「おはよう。君たちは…音ノ木坂の生徒か」

にこぱな「!?」

凛「はい!あなたはUTX高校の人ですかー?」

にこぱな「英玲奈(さん)!」

英玲奈「ああ。私は統堂英玲奈…UTXの三年生だ」

穂乃果「とーどーさん?…あの、あなたはシュークリームって好きですか?」

英玲奈「シュークリームか…まあ甘い物は基本的に好きだが…」

ことり「コンビニとかで売ってるシュークリームのクリームがゆるい問題について、どう思います?」

英玲奈「ゆるい?…ああ、確かに市販のシュークリームではそういう傾向があるようだが…問題ない」

ことのぞほのえりうみにこりんぱな「えっ」

英玲奈「簡単なことだ。その問題は冷凍で解決する」

海未「冷凍!?…シュークリームを食べる前に冷凍するということですか?」

英玲奈「そう。何なら最初から冷凍になっているシューアイスが一番好きだ」

希「なるほど。冷凍…それは盲点やったなぁ」

にこ「確かにシューアイスも美味しいわよね。たくさん入ってるし…」

花陽(英玲奈さんはシューアイスが好き…)メモメモ

英玲奈「思い出したら食べたくなってしまった…すまないが私はこれで失礼する」

絵里「え、ええ。話を聞いてくれてありがとう」

英玲奈「いや、慌ただしくて申し訳ない。また機会があれば君たちとはゆっくり話したいものだ。…ではな」

スタスタ

にこぱな「…ん?」
13: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/06/19(月) 00:42:25.59 ID:YJ09Uk5h.net
にこ「ああっ!?一緒に写真撮ってって頼めばよかった…またとないチャンスなのにー!」ガクッ

花陽「メモ取ってる場合じゃなかった…」シクシク

穂乃果「ゆるいクリームのシュークリームは冷凍かぁ…なんか、新しい可能性が見えてきた気がするよ」

ことり「そうだね。シューアイスも美味しいし…忘れてたけど有力な選択肢の一つかも♪」

【音ノ木坂】

絵里「ゆるいクリームのシュークリームは、冷凍という決定をせざるを得ないと発表にはありました」

希「つまり最初からシューアイスを選べば…」

理事長「思いつきで行動しても、簡単に状況は変わりません。生徒会は今いる生徒の学校生活をより良くすることを考えるべきです」

絵里「でも!このまま何もしないわけには──」
希「エリち」

絵里「にこ!」

にこ「高坂?」

穂乃果「海未ちゃん!」

海未「星空さん?」

凛「かよちん!」

花陽「み、南先輩…」

ことり「お母さん!」

理事長「え?…えーと、東條さん」

希「よっしゃ、九人や!ウチを入れて♪」

にこ「いや、何の話よ…」

ことり「九人いると少なくとも3×3の配置で9個入りのシュークリームが必要だね」

穂乃果「フォーメーション・シュークリーム!?」

絵里「でも、それだと四角く配置することになるわよ。だったら七個で六角形の配置にしたほうが、まだシュークリームの形に近いんじゃないかしら?」

花陽「そ、それって…九人中、二人はシュークリームを食べられないことに…」

海未「私は和菓子派ですから、別にどうしてもシュークリームが食べたいというわけでは…」

ことり「なら、海未ちゃんとお母さんを除いた七人だね♪」

理事長「え。…ことり、私にはシュークリームくれないの…?」クスン

ことり「冗談だから、そんな顔しないで。お母さん…」
15: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/06/19(月) 00:44:12.58 ID:YJ09Uk5h.net
【二年教室】

穂乃果「これはイチゴ♪こっちは抹茶味のシュークリームなんだって!」

ことり「へー。どれも美味しそう♪」

穂乃果「人気のシュークリームがあるお店では開店から一時間以内に売り切れちゃって、行列もできるんだって!」

海未「シュークリーム一個のためにそこまで…」

穂乃果「だって、こんなに美味しそうだよ?こんなシュークリーム、そのへんのコンビニじゃ買えないよ?」

海未「その雑誌に載っているようなシュークリームを食べられるのは、プロと同じように努力し、真剣にやってきた人たちです!」

ことり「そ、そうかなぁ?…作ってる人はともかく、お客さんは普通の人だと思うけど…」

海未「はっきり言います。シュークリームは無しです!」

【屋上】

穂乃果「あーあ。いい考えだと思うんだけどな…」

希「…」ジーッ

希(屋上には高坂さんがいる…けど、こっちには気づいてないみたいや。ここで食べちゃお♪)

穂乃果「…ん?」クンクン

穂乃果(なんか、いい匂いが…この香り、いちご!?)

希「いただきま」ガチャ

穂乃果「わあー!それってイチゴのシュークリームですか!?」

希「」

穂乃果「いいなー。美味しそうだなー」

希「えーと…食べたい?」

穂乃果「えっ。…そ、それはまあ…食べたいか食べたくないかで言えば圧倒的に食べたいですけど。エヘヘ」

希「わかったよ。これを食べたいんやったら、音楽室までウチと競走しよ。高坂さんが勝ったら、このシュークリーム半分あげる」

穂乃果「生徒会の副会長さんが廊下を走ったりしていいんですか?」

希「用意スタート!」ダッ

穂乃果「あっ、ずるい!><」

ドタバタ
16: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/06/19(月) 00:50:56.28 ID:YJ09Uk5h.net
【音楽室】

希「ふーっ。ウチの勝ちやな。さーて、ゆっくり味わおっと♪」ガララ

真姫「前向いてー♪」

穂乃果「うぅ…ひどいよぉ」ガクッ

希「そんなん言うたって、これはもともとウチが一人で食べるつもりで買っておいた物やし…チャンスはあったんや。勝負なんやから負けることもあるよ」

真姫「(騒がしい…)何なんですか。あなたたち…」

希「むむっ…さては、またウチのシュークリームを狙う刺客やな?」

真姫「誰のこと言ってるのよ。ここは音楽室よ。おやつなら別の場所で食べてください」

希「まあ、まあ…大目にみてくれたらキミにも少し分けてあげるよ?」

穂乃果「ずるーい!><」

真姫「そんなに美味しいんですか?そのシュークリーム…」

希「これ自体はウチも初めて食べるよ。すごい人気で、すぐ売り切れちゃう話題のお店の春限定新商品なん。なかなか買えないんよ」

穂乃果「見るからに美味しそうだよ…」シクシク

真姫「まったく…いいけど、今回限りですよ。あと私からも一つ条件」

希「なに?」

真姫「そこで泣き崩れてる先輩にも少し分けてあげてください」

穂乃果「!」

希「ほい。半分」

真姫「ありがとうございます。…はい、半分の半分で悪いけど」

穂乃果「ありがとー!神様仏様大天使様」ウルウル

真姫「ヴェぇ…変な呼び方やめてください!真姫よ。西木野真姫」

穂乃果「ニシキノさん?私、高坂穂乃果!よろしくね♪」

のぞほのまき「いただきます♪」

真姫「…」パク

穂乃果「おいしーい♪」キラキラ

希「連日売り切れも納得の逸品やな」モグモグ

真姫「確かに美味しい…シュークリームでは普段味わえない甘酸っぱさが斬新ね」

希「イチゴを三種類使ってるんやって。この果実そのものが入ってるのがスカイベリー。イチゴソースは“とちおとめ”で…」

穂乃果「クリームに入ってるのは“さがほのか”!」

真姫「さがほのか?」
17: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/06/19(月) 00:52:45.90 ID:YJ09Uk5h.net
希「佐賀県のイチゴや。遠くから運ばれてくるとどうしても少し見た目が悪くなったりするやろ?それを防ごうとすると送料がものすごく割高になったり…」

穂乃果「このシュークリームを作った人が佐賀県出身で、なんとかして故郷のイチゴを使いたかったんだって!」

真姫「それで劣化の影響が少ない使い方を考えたのね」

穂乃果「はぁ…すごく美味しかったよ。また食べたいなぁ…」

真姫(レアな高級品もいいけど…私は普通に買えるプチシューなんかが好きだったりする。あれなら、いつでも食べられるし)

穂乃果「ありがとうございます!副会長さん♪」

希「いや、ウチは西木野さんに半分あげただけやし。屋上からここに着いたときまで一人で食べるつもりやったんやから…」

穂乃果「ホントにありがと、西木野さん♪」

真姫「別に…」

穂乃果「この恩は、きっとシュークリームで返すからね!」

真姫「シュークリーム?」

【弓道場】

海未「…」ギリギリ

『みんなのハートに甘~い誘惑!ラブアローシュー♪』

ヒュッ カラン

海未(な、何を考えてるんです私は…!)

ことり「海未ちゃーん」タタタ…

海未「穂乃果のせいです…全然練習に身が入りません」

ことり「もしかして海未ちゃん、食べるより作るほうに興味があるんじゃない?」

海未「シュークリームを作る?…私がですか?…考えたこともありませんが…」

ことり「今は和菓子のほうが好きかもしれないけど、今まで食べたシュークリームの中に海未ちゃんの好みのシュークリームがなかっただけかもしれないでしょ?」

海未「でも、売ってるシュークリームより美味しいシュークリームなんて、私には…」

ことり「甘いお菓子っていろんな種類があって、どれもそれぞれいいところがあるでしょ?美味しいって、優劣だけじゃないと思うけどなぁ」

海未「それは…まあ、和菓子もそうですけど…」

ことり「海未ちゃんだけのオリジナルシューを作って、それで海未ちゃんだけじゃなく、みんなが笑顔になれたら…素敵なことだと思わない?」

『ラブアローシュー♪』

海未「…」
18: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/06/19(月) 00:58:46.55 ID:YJ09Uk5h.net
【調理室】

チーン

穂乃果「な、なにこれ…全然シュー生地じゃないよ。スコーンみたいになっちゃった…やり直しだね」ガクッ

穂乃果「ホントに難しいや…みんなよくできるなぁ…」

穂乃果「捨てるのはもったいないし…このスコーンもどき、責任もって食べよう」シクシク

ガララ

ことり「わあ、美味しそうな匂い♪」

海未「何か作ったのですか?」

穂乃果「ことりちゃん、海未ちゃん…」

ことり「スコーンを焼いたの?」

穂乃果「あ、アハハ…シュークリームのはずだったんだけど…」

海未「一人で全部食べるつもりだったんですか?…太りますよ」

穂乃果「うぅ…だって」

海未「せっかく穂乃果が作ってくれたのですから…三人で食べましょう」ニコ

穂乃果「海未ちゃん…うん♪」

【生徒会室】

穂乃果「シュークリーム部設立の申請書です!」

絵里「だったら…たとえ五人集めてきても、認めるわけにはいかないわね」

穂乃果(エクレア部のほうがよかったのかなぁ…)

パタン

希「エリち…やっぱりシュークリームじゃ不満なん?」

絵里「…ここに二人いるわ」

希「え?」

絵里「反対されても、あの子たちが本気でやるつもりなら…いつでも協力できるってこと」

【絢瀬家】

亜里沙「おかえりなさい。お姉ちゃん♪」

絵里「ただいま。…あら、何か隠してるの?」

亜里沙「えへへ。…これ買ってきたの♪」

絵里「それは…シュークリームね」

亜里沙「うん。大きいから半分こして食べよう♪」
19: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/06/19(月) 01:00:25.77 ID:YJ09Uk5h.net
絵里(チョコ味じゃない、普通のシュークリーム…)

亜里沙「おいしいね。お姉ちゃん♪」モグモグ

絵里「ハラショー♪」モグモグ

絵里(亜里沙の笑顔と一緒なら、何でも美味しい♪)

【翌朝・生徒会室】

穂乃果「三人でシュークリームを作ったので、持ってきました!」

希「へー。手作りかぁ…」

絵里「私たちに試食しろっていうの?」

ことり「美味しくできてますから、安心してください♪」

絵里(お店のシュークリームとは違う…見た目でわかる手作り感)

希(できたてホヤホヤなんかな?いい匂いがする♪)

のぞえり「いただきます」パク

のぞえり「!」

絵里「何かしら…甘いだけじゃない、刺激的な味」

希「この香りは…シナモン?」

海未「はい。ほかにも幾つか香辛料が入ってます」

絵里「シンプルなシュークリームのようで、後からスパイスの刺激が…」

希「食べると体があたたまる感じがするね」

絵里「美味しいし、斬新なシュークリームだわ」

海未「ありがとうございます。これが私たちのシュークリーム…名付けて、ラブアローシュー!」

のぞえり「ラブアローシュー!?」

【中庭】

海未「でも問題は、このシュークリームでどうやって入学希望者を集めるかということですね…」

穂乃果「そうだねぇ」モグモグ

海未「って、どうしてまた別のシュークリームを食べてるんですか。太りますよ…」

穂乃果「シュークリームみたいになっちゃうかなぁ!?」

海未「嫌な表現はやめてください…シュークリームは脂肪で太った形ではなく、生地を膨らませているのですから」

穂乃果「そっか。シュー生地は気をつけないとすぐしぼんじゃうけど、私たちは太ったら簡単にしぼまないもんね…」

海未「私は穂乃果ほど日常的に高カロリーの洋菓子を食べませんし運動もしていますから太ったりしませんけどね」

穂乃果「あっ、海未ちゃんだけずるい!もっとシュークリーム食べて!」
21: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/06/19(月) 01:06:41.79 ID:YJ09Uk5h.net
ヒデコ「お二人さーん!」

穂乃果「あ。ヒデコ、フミコ、ミカ。シュークリームを狙って来たの?」

ミカ「へ?…いや、くれるならもらうけど…」

フミコ「私もシュークリームなら作れるよ♪穂乃果ちゃんたちも作るんでしょ?」

穂乃果「そうだけど…あれ?もうフミコたちに話したっけ?」

ヒデコ「いや、掲示板を見てきたんだよ。来月でしょ。頑張って♪」

海未「掲示板…まさか、穂乃果!?」

穂乃果「私は何もしてないよ。海未ちゃんじゃないの?」

海未「私でもありませんよ」

穂乃果「ってことは…」

【二年教室】

ことり「うん。キレイにできたでしょ?ポスター♪」

穂乃果「アハハ。やっぱり、ことりちゃんだったんだ…」

海未「まだ何も決まっていないのにどうして宣伝してしまうんですか…」

ことり「だって、せっかく美味しいシュークリームだから、みんなに食べてもらいたいし♪」

穂乃果「まだ何か描いてるの…?」

ことり「新しいシュークリームのデザインを考えてみたの♪エクレアもあるよ」

海未「私たちのシュークリームは完成しましたが…」

穂乃果「まだ新しく作るってこと?」

ことり「今回のは海未ちゃんのアイデアだったから、穂乃果ちゃんと私のシュークリームも作ってみようかなって」

穂乃果「三種類!?」

ことり「ほら、たとえば生徒会長さんはエクレアやチョコ味のシュークリームが好きでしょ。受験生の女の子たちにもそれぞれ好みがあると思わない?」

海未「なるほど…確かに、個性の強いオリジナルシューひとつだけでは人によっては口に合わないということも考えられますね…」

穂乃果「かといって、平凡なシュークリームだけで注目を集めるのは難しそうだし…」

ことり「うん。だから種類を増やせば、いろんな人の好みに合うシュークリームができるかなって」

穂乃果「そっか。…よーし、そうと決まれば…」

【廊下】

穂乃果「これでよし!」

海未「丸投げですか…」

穂乃果「どんなシュークリームを食べてみたいかリクエストを募集すれば、少なくとも回答してくれた人が食べたいシュークリームは確実に作れるでしょ?」
22: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/06/19(月) 01:14:39.13 ID:YJ09Uk5h.net
【高坂家】

穂乃果「あれっ、西木野さんも来たの?」

真姫「なによ。来ちゃいけなかった?」

穂乃果「ううん。来てくれてよかったけど…」

ことり「はい。プチシュー♪」

真姫「ありがと」

ことり「真姫ちゃん、昔からこれ好きだよね♪」

真姫「いや、先に食べてたのはあなたの方でしょ?」

穂乃果「ことりちゃんと西木野さんってそんな昔から友達なの?」

真姫「別に友達ってわけじゃ…」

ことり「…」フルフル

真姫「あ…い、いや何ていうか、ほら…親同士の縁よ」

穂乃果「そうなの?」

ことり「今はお母さんたちより私と真姫ちゃんのほうが仲良しだもん」

真姫「言うほど仲良しってわけじゃ…」

ことり「じゃあ仲良しになって♪」

真姫「そ、それより今日は何の集まりなんですか?」

穂乃果「シュークリーム会議だよ♪」

真姫「なにそれ?」

ことり「イミワカンナイ」

チョップ

ことり「ちゅん><」

にこ「来たわよ」

凛「こんにちはー♪」
花陽「お、お邪魔します…」

真姫「たかがシュークリームの話で六人も集めて話し合い?」

穂乃果「まだあと三人は来る予定だよ」

真姫「九人も?…和菓子屋でシュークリームの話ってだけでもよくわからないけど…」
23: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/06/19(月) 01:16:19.37 ID:YJ09Uk5h.net
ことり「ミカちゃんたちは呼ばないの?」

穂乃果「んー。あんまり増えすぎるとさすがに狭いし…」

ことり「それなら…」

真姫「…え?」

【西木野邸】

絵里「お邪魔しておいて何だけど、どうして急に場所を変えたの?」

海未「この人数ですからね…」

ことほのにこりんぱなヒフミ「お邪魔してます♪」

希「ごめん、また増えたわ…」

真姫「ヴェぇ…誰!?」

ツバサ「綺羅ツバサ」

あんじゅ「優木あんじゅ♪」

英玲奈「統堂英玲奈だ」

にこ「あ、A-RISEが三人そろって…」

花陽「来てよかったです…!」キラキラ

ゆきあり「お邪魔します」

絵里「全員そろったわね。それではシュークリーム会議を始めます!」

あんじゅ「シュークリームの何を話し合うの?」

希「えーと…もともとはUTXには関係ない話なんやけど」

穂乃果「音ノ木坂の廃校を阻止するためにシュークリームをどう使ってアピールしていこうかって話です」

ツバサ「シュークリームだったら食べる以外ないと思うけど…」

英玲奈「受験生にシュークリームを振る舞うのか?」

ことり「基本的にはその予定で考えてます。ただ、人が集まるかどうかは…」

凛「いっそのこと校舎とかぜーんぶシュークリームで作っちゃったり♪」

亜里沙「Хорошо!シュークリームの学校なんて素敵♪」

花陽「そ、それはちょっと難しいんじゃないかなぁ…」

雪穂「っていうか普通に無理でしょ。お菓子の家だってシュークリームだけじゃできないと思う…」

穂乃果「もっと頑丈な素材が必要だよね。ビスケットやクッキーとか…」

あんじゅ「ふふふ。夢があっていいわね♪」
24: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/06/19(月) 01:16:56.54 ID:YJ09Uk5h.net
ヒデコ「小さなシューを幾つも積み重ねて塔みたいに作るのは見たことがあるけど」

フミコ「クロカンブッシュだね」

ことり「それなら確かにインパクトはあるし、やってみようかな…?」

にこ「ちなみに、こんな感じよ」

海未「ああ、これですか…やるとなると問題は規模ですね」

ミカ「大きければ大きいほどいいんじゃない?」

希「でもやりすぎたら食べるときに困るんやないかな。せっかくのシュークリームも食べられなかったら楽しみも半減以下やん?」

絵里「確かに…室内でできないくらいのサイズになったら屋外でやる羽目になって、雨でも降ったら大惨事ね」

ことり「真姫ちゃんちなら可能な限り大きく作っても大丈夫そうだけど…」

真姫「うちでやってどうするのよ。音ノ木坂に生徒を集めるためのイベントでしょ!」

ことほのうみのぞえりにこまきりんぱなゆきありヒフミえれあんツバ「うーん…」

真姫ママ「まあ。真姫ちゃんのお友達がこんなにいるなんて…すごいわね♪」

真姫(半分くらい知らない人だけどね…)

真姫ママ「シュークリーム、足りるかしら…?」

あんじゅ「シュークリームなら私たちも持って来ました♪」

真姫ママ「ありがとう♪じゃあ、紅茶ここに置いておくわね。カップ、もっと持ってこなくちゃ…」パタパタ

花陽「素敵なお母さんだね。優しそうで…」

凛「美人だよねー♪」

真姫「そんなことよりシュークリームでしょ」

ツバサ「とりあえず食べてから考えましょうか」

ことほのうみのぞえりにこまきりんぱなゆきありヒフミえれあんツバ「いただきます♪」

【翌朝・神田明神】

希「スピリチュアルな場所やからね」

ことり「そういえば、シュークリームのシューはキャベツとか球状に巻いた葉っぱの野菜のことなんだよね」

穂乃果「へー」

真姫「キャベツは古代ローマの時代からその“神話の薬効”が信じられていたのよ」

海未「野菜の成分の効能がそんなに昔から研究されていたのですか?」

真姫「時代が時代だからちゃんとした研究っていうより、実際にキャベツを食べて、関連性の証明はなくても結果的によかったことからキャベツは万能薬だといわれた、迷信じみたものだけど」

希「まあ、何となく不思議な野菜ではあるかな。キャベツに似せたシュークリームが作られるくらい人々に愛された野菜でもある」
25: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/06/19(月) 01:18:01.42 ID:YJ09Uk5h.net
穂乃果「一見無関係に見えるお野菜とシュークリームにそんな深い関係があったんだね…」

ことり「いっそ本当にキャベツを使ったシュークリームを作っちゃったら、名実ともに無関係じゃなくなるかなぁ?」

海未「そ、そこまでしなくても…クロカンブッシュで大量にシュークリームを作るのですから、変わり種はほどほどにしたほうがいいと思いますよ」

真姫「そうですね。不評で大量に残ったら目も当てられないし」

穂乃果「う、うまくいきますように…」

【生徒会室】

ミカ「うわぁ、この資料って全部シュークリーム関連なんですか!?」

絵里「ここからここまでね。直接シュークリームには関係なくても、材料に関するものとかいろいろよ」

フミコ「お料理が捗りそうな資料もたくさん…」

絵里「私一人では処理しきれなくて困ってたのよ。手伝ってくれてありがとう」

ヒデコ「いえいえ。私たちも音ノ木坂が好きですから」

凛「シュークリームも好きにゃ♪」

花陽「それに生徒会長さんも…」

絵里「え?」

花陽「い、いえ///」

【屋上】

絵里「簡単に考えてほしくないの」

海未「確かに…西木野さんも今朝言ってましたが、シュークリームが大量に残るような事態は避けたいですね」

穂乃果「クロカンブッシュって両刃の剣みたいな企画なのかなぁ…」

ことり「でも、一度は作ってみたいなぁ…魅力的なのは間違いないよ」

【廊下】

穂乃果「なんだろ?これ…μ'sって書かれた紙が入ってたけど」

ことり「シュークリームのリクエストと関係あるのかなぁ?」

海未「たぶん神話の女神の名前じゃないですか?」

真姫「神話ならシュークリームよりキャベツのほうね。ミューズとの繋がりが今ひとつわからないけど」

【音楽室】

真姫「しつこいですね」

穂乃果「思いきって濃厚なクリームにしてみたんだけど…ダメかなぁ?」

真姫「ちょっとならこれでもいいけど、たくさん作るクロカンブッシュ用のシュークリームはもっとあっさりしてるほうがいいんじゃない?」

穂乃果「そっか。じゃあ一点もののオリジナルシューの一部を濃厚クリームにしようかな」
27: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/06/19(月) 01:20:48.99 ID:YJ09Uk5h.net
【夕方・神田明神】

真姫「な、何するのよ!?」

希「まだプチシューといったところやなぁ♪」

チョップ

希「いたっ><」

真姫「顔がジャンボシュークリームみたいになるまでチョップして欲しい?」

希「も、もうしないからそんな怒らんといて…」

【翌朝・高坂家】

雪穂「μ'sって書いてあるけど?」

穂乃果「ま、また!?μ'sって何なの…?」

雪穂「シュークリームのリクエストに入ってたなら何かシュークリームに関することなんじゃない?新しいシュークリームの名前とか」

穂乃果「んー。ミューズ…石鹸…あ、もしかして」

雪穂「何か心当たりがあるの?」

穂乃果「シュークリームを食べる前には薬用石鹸で手を洗おうってこと!?」

雪穂「石鹸はともかく、言われなくても手は洗おうよ…」

穂乃果「ちゃんと洗ってるよー!」
28: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/06/19(月) 01:21:21.13 ID:YJ09Uk5h.net
【五月】

ガヤガヤ…

真姫「かなり入ったわね」

ことり「シュークリームの人気のおかげだね♪」

海未「クロカンブッシュのインパクトも貢献度は高いと思います」

穂乃果「私たちのオリジナルシューも好評だったし…」

希「やっぱり女の子はみんな甘いもの好きだよね♪」

絵里「あとは…これで音ノ木坂の評判が広まって入学希望者が増えればいいんだけど」

にこ「そこが一番難しいわね。シュークリームが美味しいから音ノ木坂に入学するかどうかっていうと…」

花陽「でも、みんなでクロカンブッシュを作ろうなんて…どこの学校でもできることじゃないと思います」

凛「なんか楽しそうだにゃーって思ってくれたら、きっとみんな来るよ♪」

【六月十九日】

凛「今日はベースボール記念日なんだって!」

海未「野球とシュークリームって何か関係あるんですか?」

穂乃果「えーと…ボールっぽい?」

にこ「適当すぎ!…それだったら、野球のボールみたいなシュークリームを作ればいいんじゃない?」

花陽「そ、それって難しそうですけど…」

ことり「グラブっぽいのなら作れるかも?やってみようか♪」

真姫(一つ一つは小さくて頼りないプチシューでも…)

ことり(たくさん集まれば豪華なクロカンブッシュができるように)

穂乃果(みんなで頑張れば、きっと廃校だって阻止できるはず!)



おわり
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『ことり「毎月十九日は」穂乃果「シュークリームの日!」海未「六月十九日は?」』へのコメント

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