絵里「七月二日は」亜里沙「タコの日?」

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亜里沙-アイキャッチ2
1: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/07/04(火) 23:21:00.92 ID:yTFYamIs.net
【6月27日】

パカッ

亜里沙「Хорошо」

絵里「亜里沙は苦手な物はないの?」

亜里沙「えーと…おでんって、どんな物が入ってるの?」

絵里「こんにゃく、大根、たまご、ちくわ、はんぺん…あと、タコが入ってたりもするみたい」

亜里沙「たこ…って、海の中にいる、あのタコ?」

絵里「そう」

亜里沙「でもタコって、すごく大きいよね?こんな缶詰に入るの?」

絵里「基本的にタコの足だけを切り取って使うんじゃないかしら?」

亜里沙「そ、そうなんだ…(ちょっとかわいそう)」

絵里「タコを使った料理といえば、たこ焼きのほうが有名だけどね」

亜里沙「タコヤキ!それなら聞いたことあるわ。クルクル回る機械を使ってツボとか作るの♪」

絵里「いや…それって、なんだかいろんな物が混ざってない?…ツボはタコを釣るときに使うのよ。それからクルクル回るのは陶器の焼き物を作る陶芸ね。その何とか焼きとは違って、たこ焼きは小麦粉を使って作る食べ物よ」

亜里沙「Хорошо…」

絵里「プチシューみたいに丸くて熱々で…中に小さく切ったタコが入ってるの♪とっても美味しいわよ」

亜里沙「タコヤキ…亜里沙も食べてみたいな♪」

絵里「そうね。じゃあ、今度お店に」
亜里沙「つぼ!」

絵里「えっ」

亜里沙「クルクル回る機械で、たこつぼをを作って…タコを釣るの♪」

絵里「そ、そこまでするの?」

亜里沙「楽しそう♪」

絵里「まあ、亜里沙がやりたいなら…行ってみましょうか」

亜里沙「うん♪」

元スレ: 絵里「七月二日は」亜里沙「タコの日?」

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2: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/07/04(火) 23:22:56.13 ID:yTFYamIs.net
【白砂漠】

亜里沙「暑いね…お姉ちゃん…」

絵里「まあ、砂漠だからね…でも亜里沙、砂漠の砂でツボを作るつもりなの?」

亜里沙「ううん。あのね、たこつぼ作りに使うクルクル回る機械はロックンロールでしょ?」

絵里「ロックンロールじゃなくて轆轤(ろくろ)よ」

亜里沙「それでね、この砂漠には珍しい岩があるって聞いて見に来たの!」

絵里「ロックって…岩?」

亜里沙「そうだよ。ほら、あれ!面白い形でしょ♪」

絵里「巨大なキノコ…みたいに見えるわね」

亜里沙「それから、隣に小さめの岩もあって…」

絵里「あれは…何に見えるのかしら?」

亜里沙「ヒヨコみたいに見えない!?」

絵里「言われてみれば…でもキノコのほうが大きいの?」

亜里沙「この二つの岩はセットで“マッシュルーム&チキンロック”って呼ばれてるんだって♪」

絵里「ふーん…たこ焼きとは全然関係ないような気もするけど…こんなの滅多に見られないし、写真撮っておきましょうか」

亜里沙「うん♪」

絵里「よくあれで崩れたりしないわね…」パシャ

亜里沙「Хорошо♪…近くに行くの、ちょっとドキドキするね」

【神田明神】

\デーデッデー♪/

希「お。エリちや…何これ?…キノコ…みたいな岩?」

『亜里沙と二人で、エジプトの砂漠にある珍しい岩を見てきたの!すごいでしょ?』

希「えぇ…なんで期末テストも間近なこの時期にエジプト旅行なんてしてるん…」
3: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/07/04(火) 23:24:07.69 ID:yTFYamIs.net
【バハレイヤ・オアシス】

亜里沙「え!?…豚肉を食べたらいけないんじゃ…?」フルフル

絵里「子ブタじゃなくて、コフタっていう料理よ。お肉はラムのひき肉だから大丈夫」

亜里沙「そ、そうなんだ…ひつじさん…Приятного аппетита」

ハフハフ

亜里沙「おいしい♪」モグモグ

絵里「つくねの串焼きって感じかしら?でもスパイスが効いてて、やっぱり日本の料理とは全然違うわね」

亜里沙「この緑色のって、モロヘイヤ?」

絵里「そう。エジプトの野菜といえば、やっぱりこれが有名ね」

亜里沙「この真っ赤なジュース?は何?お花の香りがするけど…ローズヒップティー?」

絵里「カルカデっていうドライハーブを使った、いわゆるハイビスカスティーだと思うわ」

ゴクゴク

亜里沙「ふー。暑いから冷たい飲み物が美味しいね♪」

絵里「揚げたてのターメイヤが来たわよ♪熱々だから気をつけて」

亜里沙「おいしそう!中身は何?」ワクワク

絵里「確か、ひよこ豆のコロッケじゃなかったかしら…食べてみましょう」

えりあり「いただきます♪」

絵里「これもスパイスが効いてるわね」ハフハフ

亜里沙「すっごく美味しい♪」モグモグ

【高坂家】

雪穂「ん?…亜里沙だ」

『マッシュルーム&チキンロックの形に作ったラム肉のコフタ!それから、ひよこみたいなチキンロックがあるのでひよこ豆のコロッケも名物なんだって。すごく美味しかったよ♪』

穂乃果「え?…生徒会長さんと旅行?」

雪穂「そうみたい…エジプトの砂漠にいるんだって。…ほら、写真ついてる」

穂乃果「なにこれ…どこ!?」

雪穂「今はバハレイヤっていうオアシスの町?みたいなところにいるらしいけど…この岩があるのは白砂漠って呼ばれてる砂漠だってさ」

穂乃果「す、すごいところにいるんだなぁ…でもどうして急にエジプト旅行なんだろ?」

雪穂「さあ…?」
4: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/07/04(火) 23:28:09.45 ID:yTFYamIs.net
【ラダック地方・マーシミク峠】

亜里沙「はぁ、はぁ…疲れたぁ><」

絵里「ひと休みしましょうか。…それにしても、すごい眺めね…ここはどこ?」

亜里沙「世界一高いところにある峠といわれてる、マーシミク峠っていうところよ。標高5582メートルだって」

絵里「ふむふむ…マーシミク峠。北インドのジャンムー・カシミール州…インド!?」

亜里沙「そうだよ。ここまで来たら日本はもうすぐだね♪」

絵里「いや、日本へ帰るならエジプトから直接帰ればよかったんじゃ…」

亜里沙「でも、たこつぼを作るには峠が必要だって…」

絵里「峠じゃなくて陶芸よ。亜里沙…陶器を作る技術だから陶芸なの」

亜里沙「Хорошо…」

絵里「でも、こんな高いところ滅多に来られないし…せっかくだから、ゆっくり観光しましょうか」

亜里沙「うん♪」

絵里「でもここ、周りには何もないところね…道も、車が走るにはちょっと危なそう…」

亜里沙「北インドの料理も楽しみ♪карриもあるかな?」ワクワク

絵里「そうね。きっとあるわね♪」

【音ノ木坂】

モブ二年A「園田さん」

海未「あなたたちは生徒会の…私に何か?」

モブ二年B「会長から連絡があって…園田さんに見せてほしいって言われたから。これなんだけど…」

海未「北インドにある世界一高い峠…標高5582メートルのマーシミク峠」

モブ二年C「それと会長から伝言…あなたはここまで登ったことがあるの?素人にしか見えない。…だって」

海未「くっ。…う、うらやましい」プルプル

海未「ことり、穂乃果!」

ことほの「えっ」

海未「今から北インドへ行きましょう!山頂アタックです!」

ことり「今から!?」

穂乃果「北インドって…海外旅行?期末テストはどうするの?」

海未「そうでした…じゃあ凛でもいいです。行きますよ!」

凛「じゃあ凛でもって何!?凛だってテストがあるのは同じにゃ!><」
5: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/07/04(火) 23:30:09.26 ID:yTFYamIs.net
真姫「ちょっと落ち着きなさいよ。今行かなくても来月には夏休みがあるじゃない」

海未「ぐぬぬぬぬ…今は我慢しますが、夏休みになったら絶対に生徒会長より高い山を制覇しますよ!」

穂乃果「それにしても生徒会長さん…昨日はエジプトにいたみたいなのに、今日はインド?ずいぶん無茶な旅行だよね」

にこ「生徒会長のくせに学校サボって海外旅行なんて…暑さで頭がおかしくなったんじゃない?」

花陽「でも、ちょっと楽しそう…ほら」

希「亜里沙ちゃんと二人で…めっちゃ笑顔やな」

モブ二年A「いいなぁ…」

【ラダック地方】

亜里沙「これがインド料理…?」

絵里「なんだか思ってたのと全然違うわね…うどんとペリメニ?」

えりあり「いただきます♪」

絵里「ハラショー♪」モグモグ

亜里沙「おいしい♪」trtr

絵里「なるほど…ラダック地方はチベット仏教の人たちが暮らしてるんですって。それでヒンドゥー教徒やイスラム教徒の多い北インドの他の地区とは全く違う料理を食べてるそうよ」

亜里沙「へー。このペリメニみたいなのは?」

絵里「それはモモっていうの。チベット餃子なんて呼ばれてるみたい。煮込みうどんのほうはトゥクパ」

亜里沙「あっさりした味付けなんだね」

絵里「そうね。北インドはこってりしたカレーが主流って聞いてたから、真逆ね…小麦が主食ってところは同じだけど」

絵里(本格的なインド料理は多彩なスパイスをふんだんに使って、ちょっと日本人には好き嫌いが分かれる感じだけど…ここの料理は仏教徒が作ってるせいか馴染みやすい味ね)

【音ノ木坂】

希「そのあとヒンドゥー教徒やイスラム教徒の料理も食べてみました…やって」

にこ「学校サボってインド料理の食べ歩きねえ…」

フミコ「へー。同じ北インドの料理でもこんなに違うんだ…」

ことり「これだったら私たちにも作れそうだね♪」

希「ヒマラヤの標高5000メートル以上のところでも食べられてるなんて、おうどんさんは世界的なソウルフードなんやなあ」

真姫「うどんじゃなくてトゥクパでしょ?」

凛「インド人ってみんなカレー食べてるんだと思ってたにゃ」

花陽「アハハ…私はインドへ行くとしたら、やっぱりお米が主食の南インドがいいなぁ…」
6: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/07/04(火) 23:37:59.39 ID:yTFYamIs.net
【レユニオン島】

絵里「ここって…フランス領の島なのね」

亜里沙「うん。マダガスカルの東にあるの。隣は有名なモーリシャス島だよ」

絵里「どうしてまたアフリカ方面に戻ってきたの?」

亜里沙「この島ではトーゲーが有名だって聞いたから…」

絵里「えーと…資料によると、世界遺産になってる国立公園があって…」

絵里「ほかには…島で生まれ育った人々の間では闘鶏が盛ん」

亜里沙「えっ。…トーケイ?」

絵里「ええ。陶芸じゃなくて闘鶏…ニワトリ同士を戦わせる見世物ね」

亜里沙「Хорошо…」

絵里「ま、まあ…せっかく来たんだし、観光していきましょ。世界遺産の島なんだから」

絵里(ちなみに闘鶏にお金を賭けることは違法だけど、実際には多額のお金が動いているという噂…)

【音ノ木坂】

モブ二年B「亜里沙とレユニオン島のピトン・デ・ネージュに登ったの。最高峰は3070メートルといわれているわ…だって」

海未「ぐぬぬぬぬ…またしても…」プルプル

ことり「そっか。レユニオン島はフランス領なんだよね」

穂乃果「海未ちゃん落ち着いて。富士山よりだいぶ低いし大したことn」
海未「山の価値は高さだけではありませんよ!世界遺産になるということは富士山に勝るとも劣らない美しさを誇るということなのです!」

真姫「確かに景色はいいみたいね。こういう場所で写真撮りたい…私も行こうかしら?」

にこ「レユニオン島の名物はチキンカレー。…フランス領なのにカレー?」

希「レユニオン島では闘鶏が盛んで、ニワトリを飼ってる人が多いらしいよ」

花陽「インドとは違う欧風カレーのカレーライスだね。いいなぁ…」
7: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/07/04(火) 23:40:08.84 ID:yTFYamIs.net
【再びレユニオン島】

バシャバシャ

亜里沙「海、とってもキレイだよ。お姉ちゃん♪」

絵里「そうね…山も綺麗だったけど」

亜里沙「エヘヘ。お姉ちゃんと一緒に来られてよかった♪」ギュ

絵里「亜里沙…私もよ♪」ナデナデ

亜里沙「この辺りの海にもタコさんいるかなぁ?」

絵里「日本で食べられるタコは約6割がアフリカ産といわれてるみたい。マダガスカル産も有名だし、たぶんいるわよ」

亜里沙「どうしよう…たこつぼ、この島で手に入るかな?」

絵里「タコを買うんじゃダメなの?」

亜里沙「それが、お姉ちゃんのやりたいこと…?」

絵里「え」

亜里沙「できることは自分でやってみたいの。一人じゃ難しいかもしれないけど…亜里沙には、お姉ちゃんがいるから」ギュ

絵里「亜里沙…わかったわ。まずはタコつぼ作りね」

亜里沙「うん!…でも、もう少しだけ海で遊んでいこうよ♪」

絵里「そうね。ふふふ…」

【ブルガリア・ボテフ】

亜里沙「このへんでいいかなぁ?」

絵里「山に登るならレユニオン島でもよかったんじゃ…」

亜里沙「違うよ、お姉ちゃん。БългарияにはТроянがあるでしょ?」

絵里「とろやん?…って、陶器で有名な…」

亜里沙「そう!たこつぼにぴったりの、赤土で作るテラコッタよ」

絵里「なるほどね…トロヤンはバルカン山脈の山奥にあるから、良質の赤土が豊富ってこと?」

亜里沙「うん。だからБотевなら最高の赤土が採れると思って来たの!」

絵里「いや、山の高さと赤土の質はあまり関係ない気がするんだけど…」

亜里沙「でもБотевは標高2375メートルくらいだって聞いたし…マーシミク峠やピトン・デ・ネージュにも登った私たちなら大丈夫♪」

絵里「まあそうだけど…ここで赤土を採っていくの?…勝手に掘ったりして大丈夫かしら?」

亜里沙「私たちが持ちきれる量なら大丈夫だと思うよ。二人だけじゃそんなにたくさん運べないし…」

絵里「それもそうね…じゃあ早速、赤土を掘り出しましょうか」

ザッ ガシャ
9: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/07/04(火) 23:44:33.03 ID:yTFYamIs.net
【高坂家】

雪穂「今度はブルガリアだってさ」

穂乃果「ブルガリアって…ヨーグルトで有名な、あのブルガリア?」

雪穂「陶器も有名でしょ。亜里沙は赤土で作るトロヤン陶器に興味があるみたいだよ」

穂乃果「へー。陶器なら日本にもいろいろあるのに…」

雪穂「たぶん日本のことはまだあまり知らないんじゃないかな?…私たちだって全国の何とか焼きを半分も知らないでしょ」

穂乃果「そうだね…パッと思いつくのは十種類くらいかなぁ」

『見て見て!いい赤土がいっぱい採れたの♪』

穂乃果「…なにこれ?」

雪穂「土でしょ」

【ブルガリア・トロヤン】

絵里「普通の料理にことごとくヨーグルトが入ってるのね…このスープも」

亜里沙「Тараторだね。美味しい♪」

絵里「これはБаницаね。中身は何かしら?」サクッ

亜里沙「この匂い…キャベツ?」

絵里「キャベツパイ!?ハラショー!」キラキラ

亜里沙「お姉ちゃん、そんなにキャベツ好きなの?」

絵里「いや、個人的にキャベツパイには随分お世話になったのよ」シミジミ

亜里沙「ふーん?…キャベツとチーズって合うんだね♪」モグモグ

絵里(たこつぼが焼き上がるのを待つ間に食事して、観光もして…いよいよ!)

亜里沙「わあー!これが亜里沙の、たこつぼ!?」キラキラ

絵里「トロヤン陶器ってこんな感じなのね…これでタコが入ってくれるのかしら?」

亜里沙「タコがたくさんいるところに行けば…でも、どうせなら世界一のタコが欲しいなぁ」

絵里「そうね…たこつぼは完成したし、海へ行ってみましょう」
10: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/07/04(火) 23:46:16.18 ID:yTFYamIs.net
【再び高坂家】

穂乃果「バルカン山脈の山奥だって。景色も綺麗だよね♪」

海未「くっ。また良さそうなところに…行きたいところがどんどん増えるじゃないですか。どうしてくれるんです!?」

穂乃果「私に言われても…夏休みに一緒に行く?」

海未「穂乃果…ヨーグルトは好きですか?」

穂乃果「え?…うん。好きだけど…なんで?」

海未「ブルガリアでは多くの料理にヨーグルトが入っているか、ヨーグルトを添えて食べるのが普通だそうですよ。…ほら」

『ヨーグルトのスープと、お肉と野菜のヨーグルト煮込み!あとヨーグルトサラダと、それから…』

穂乃果「そ、そうなんだ…インド人がカレーを食べてる確率よりブルガリア人がヨーグルトを食べるほうが多いのかな?」

海未「多分そうだと思います。ブルガリアは小さな国ですから…インドほど極端に国内で食文化の違いは無さそうですし」

穂乃果「日本は東西に長いし北と南で気候の違いも大きいから、インド並みに食文化が違ってくるよね」

海未「そうですね。ただ宗教の力がそこまで強くないので他の地域の食べ物も積極的に食べることで混ざり合っていますが…」

穂乃果「あぁー、なんだかお腹が空いてきちゃったよ。海外の料理とか食べたいなぁ?」チラ

海未「海外?…ブルガリアやインドの料理ですか?」

穂乃果「ほかにもあるでしょ。お隣の国とか♪」

海未「なるほど…でも穂乃果は満腹になると眠くなるんじゃないですか?…今日の分の勉強が終わったら作ってあげます」ニコ

穂乃果「うぅ…数学のテストがない国へ行きたい」シクシク

【サル島】

ザザァ…

絵里「海きれいね…」

亜里沙「うん。きっとタコさんもたくさんいるよ♪」ワクワク

絵里「えーと…どうしてまたアフリカ方面へ戻ってきたの?…タコならヨーロッパでも釣れたんじゃない?」

亜里沙「あのね、モーリタニアの西海岸は日本と地形が似てて、タコが棲みやすい環境なんだって♪」

絵里「へー。…でもここ、モーリタニアより西の海の真ん中にあるバルラヴェント諸島よ?」

亜里沙「モーリタニアでは日本へ輸出するためにタコを獲りすぎて問題になってるって聞いたから…」

絵里「なるほど。そこで(見た目はともかく)日本人の私たちがタコを自由に獲れるかどうかはちょっと怪しいわね」
11: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/07/04(火) 23:52:59.38 ID:yTFYamIs.net
亜里沙「うん。だからモーリタニアの近くで、日本へあまりタコを輸出してなさそうなカーボ・ヴェルデ共和国に来たの」

絵里(モーリタニアは砂漠の国で、都市の住宅地が次々と砂漠に呑み込まれていく過酷な環境…それに比べてカーボ・ヴェルデは小さな島国だから平和な感じがするわね。こっちで正解かも…)

亜里沙「ちなみにサル島のサルはお塩のソルトで、お猿さんは関係ないよ」

絵里「へー。サルタラマッキアのサルなのね」

亜里沙「たこつぼに紐を結んで…」キュ

亜里沙「タコさんが入ってくれますように!」ポイッ

ドボン ブクブク…

亜里沙「たーこ、たーこ、あーがーれ♪」

絵里「そのタコは食べられないわよ。ふふふ…」

亜里沙「あぁーらよっちゃんのーぉ♪」

絵里「それはタコじゃなくてイカね」

亜里沙「お姉ちゃんも一緒に歌ってよー」

絵里「歌うのはいいけど、待っててもタコはすぐに入らないわよ」

亜里沙「そっか。…じゃあ、また海で遊ぼう♪」

絵里「ちょっと待って。…今日って何日だっけ?」

亜里沙「えっ」

【高坂家】

穂乃果「今は大西洋にあるサル島っていう島にいるんだって」

海未「アフリカの西にあるバルラヴェント諸島ですね」

ことり「…」

穂乃果「ことりちゃん?…どうかした?」

ことり「う、ううん。なんでもないよ…アハハ」

海未「でも国外からの旅行者が勝手にたこつぼ漁をしても大丈夫なんでしょうか…」

穂乃果「んー。大人が60個とか仕掛けるんだったら、日本ならダメって言われそうだけど…」

ことり「トロヤン陶器の可愛いたこつぼ一個で亜里沙ちゃんが釣るくらいなら大丈夫じゃないかな?タコを食べたり輸出とかしない国なら」

穂乃果「なんか、たこやき食べたくなっちゃうね♪」

海未「期末テストが終わったら、です」

穂乃果「はーい…」

ことり「みんなで作って食べるのもいいよね♪」
13: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/07/04(火) 23:57:01.57 ID:yTFYamIs.net
【サル島】

えりあり「…」ドキドキ

バシャ

亜里沙「タコさん…入ってるかなぁ?」

絵里「どうかしら…たこつぼにタコが入ってるのを直接見たことがないから、よくわからないけど」

亜里沙「タコさーん。いらっしゃいますかー?」トントン

ボタッ

絵里「…い」

たこ「…」ジタバタ

えりあり「いた!」

亜里沙「Хорошо」キラキラ

絵里「こ、これが生きたタコ…すごいわね」

亜里沙「触っても大丈夫かな…?」

絵里「つぼに入ったままなら運びやすかったような気もするけど…」

亜里沙「そ、そうだね…でも元気だから、閉じ込めておくのはかわいそうだし…」

絵里「でも料理して食べるんでしょ?」

亜里沙「…え?」

絵里「いや、たこ焼きが食べたくてタコを捕まえるために、たこつぼを作ったのよね?」

亜里沙「あ、うん。そうだったね…エヘヘ」

絵里「ほ、ほら。この中に入って…」ツンツン

ブシュー

絵里「Ой!?…た、タコがスミを吐いたわ!」

亜里沙「お、お姉ちゃん…」

ドタバタ キャー! ハラッセオ

絵里「ふー。…なんとか捕まえたわね」

亜里沙「タコさん…寒くないかな?」

絵里「冷やさないわけにもいかないし、しょうがないわ。…東京へ帰ったら美味しく料理してあげましょ」ナデナデ

亜里沙「うん♪」

「おーい!エリちー!」

えりあり「!」
14: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/07/04(火) 23:58:14.19 ID:yTFYamIs.net
希「サル島なんて名前しか知らんかったわ。…どこなん?ここ」

絵里「カーボ・ヴェルデ共和国よ。昔はポルトガルの植民地で、今でもポルトガル語圏なの」

希「ふーん…まあいいや。貨物輸送機に乗せてもらえるみたいやから急いで帰ろ」

亜里沙「お、お世話になります…」ペコ

絵里「ちょっと待って。…輸送機?」

希「すぐ出発しないと、もう期末テストに間に合わないやん?さっきまでエリちも大慌てだったし」クス

『どうしよう希!?日本は今何月何日!?』アタフタ

絵里「そ、それは…///」カァァ

亜里沙「ユソーキって、人が乗っても大丈夫なんですか?」

希「まあ、ドローンやなくて一応ちゃんとした飛行機やからね。必ず人が操縦してるし、それ以外にも乗ってる人はいるよ」

亜里沙「タコさんは乗せてもらえる…?」

希「冷凍の生ものやろ?それくらいやったらほかにも積んであると思うよ」

絵里「じゃあ行きましょうか…ちょっとだけ名残惜しいけど」

亜里沙「おみやげも買ったよ♪」

絵里「そうね♪」ナデナデ

【空港】

真姫「…やっと来たわね」

絵里「西木野さん?…どうして」
亜里沙「あぁー!?」

のぞまきえり「」ビクッ

真姫「ヴェぇ…な、なによ?いきなり大声」
亜里沙「西木野真姫さんですよね!?μ'sの!」

真姫「そ、そうだけど…今はそれどころじゃないし。早く乗って!」

ゴォー

希「西木野さんに相談して、この輸送機に乗せてもらえるように交渉してもらったん」

絵里「いったいどういう…」
真姫「秘密よ。聞かなかったことにして」

希「別にいいやん?西木野さんのお父さんが若い頃こっちで」
亜里沙「μ'sの次のライブっていつやるんですか!?」

真姫「い、いや…まだ予定はないわよ。(曲は準備してるけど)」

亜里沙「そうなんだ…あのっ、タコは好きですか!?」

真姫「たこ?」
15: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/07/05(水) 00:03:53.72 ID:oZwl9uXl.net
【七月三日】

穂乃果「はぁ…やっと終わった…」ゲンナリ

ことり「お疲れさま。穂乃果ちゃん」

海未「まだ結果が出たわけではありませんが…どうでした?」

穂乃果「うん…前のテストは見た瞬間に眠くなるくらい全然わかんなかったけど、今回は途中で眠くなった」

ことり「アハハ…問題は解けたの?」

穂乃果「うん。勉強したところが出てたから結構できたと思うよ!」

海未「それが当たり前なんですけどね…」ハァ

穂乃果「大丈夫だって!期待しててよ♪」

真姫「…」カミノケクルクル

穂乃果「あれ?…真姫ちゃん?」

ことり「どうしたの?」

真姫「いや…その、たこやき…」

海未「たこ焼き?」

【西木野邸】

希「たこ焼きを食べて赤点回避や!」

にこ「いや、たこ焼きとテストと何の関係があんのよ…」

希「マルがいっぱいやろ?たくさん食べれば100点!」

穂乃果「おぉー!?…た、確かに」

絵里「…お邪魔します」

ことほのうみにこりんぱな「えっ」

海未「生徒会長…」

にこ「な、何しに来たのよ?」

希「たこ焼きに使うタコは亜里沙ちゃんが釣ってきたんよ。サル島で」

亜里沙「はい。お姉ちゃんと一緒にタコさん、釣ってきました♪」

ことり「そういえば…トロヤン陶器のたこつぼで」

凛「タコを釣ったって言ってたにゃ」

絵里「たこ焼きは一度も作ったことがないから、お手本がないと…」

希「というわけで、まずはウチが作るよ♪」

亜里沙「よろしくお願いします♪」
16: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/07/05(水) 00:06:32.95 ID:oZwl9uXl.net
真姫「たこ焼きのためだけにアフリカまで行くなんて…」

絵里「アフリカだけじゃないわよ。バルカン山脈や、北インドのマーシミク峠にも行ってきたんだから!」ドヤァ

真姫「わ、私だってブルガリアとインドくらい行ったことあるわよ(マーシミク峠はないけど)」

海未「私も夏休みにはヒマラヤを制覇する予定ですから!」

にこ「はいはい。対抗してどーすんのよ…」

花陽「山もいいけど、海もすごく綺麗だよね…レユニオン島やサル島とか…」

凛「かよちんはレユニオン島のチキンカレーが気になるんだよねー?」

花陽「そ、それもそうだけど…」

雪穂「っていうか、私もお邪魔してよかったのかな?」

真姫「いいんじゃない?穂乃果先輩の妹で、亜里沙ちゃんの友達なら」

亜里沙「雪穂は、タコ好き?」

雪穂「うん。まあ…たこ焼きは時々食べるし」

亜里沙「じゃあ、これあげる♪」

雪穂「…おみやげ?」

亜里沙「Ботевの赤土で作った、Троянの陶器♪」

雪穂「たこ…つぼ?」

亜里沙「うん。雪穂も穂乃果さんと海へ行ってタコ釣ってくるといいよ♪」

雪穂「…って言ってるけど」

穂乃果「アハハ…日本の海では使えるかどうか…可愛いツボだし、花瓶にでもしちゃう?」

海未「では私がピトン・デ・ネージュに登っている間に、穂乃果は雪穂と海でタコを釣ってきてください!」

穂乃果「ヒマラヤだけじゃなくレユニオン島にも行くの!?しかもなんで私たちまで」
海未「うぅ…夏休みまで待ちきれるかどうか。週末にでもまずはバルカン山脈に挑戦するべきでしょうか!?」

ことり「アハハ…もう気持ちは海外へ飛んじゃってるみたい」

凛「海未先輩なのに山が好きなんですかー?」

希「すりおろした山芋を入れるとふわっふわになるんよ♪」

亜里沙「へー」
17: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/07/05(水) 00:09:36.37 ID:oZwl9uXl.net
絵里「あ。忘れてた…これ、希の分よ」

希「おみやげ?…今触れないんやけど」

絵里「希の荷物に入れておくわ」

希「ありがと。ちなみにどこのおみやげ?」

絵里「サル島で買ったの。火山の石なんですって」

にこ「どういうチョイスよ…」

絵里「希が喜びそうだと思って…」

希「言われてみれば…火山島のスピリチュアルなパワーが伝わってくる気がする!?」

雪穂「たぶんそれ、たこやきプレートの熱だと思います」

希「あ、ホンマ」

ジュー

希「ここからが腕の見せどころや!」シャキン

シュバババッ

ことほのうみゆきありえりにこまきりんぱな「おぉー!」

にこ「なかなかやるわね」

穂乃果「形もきれいで…美味しそう♪」

亜里沙「Хорошо♪」

希「ほい、完成♪熱いうちにどうぞ」

ことほのうみのぞえりにこまきりんぱなゆきあり「いただきます♪」
18: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/ 2017/07/05(水) 00:10:08.97 ID:oZwl9uXl.net
真姫「…」ハフハフ

凛「あちち><」

花陽「すっごく美味しい!」

穂乃果「タコが大きい!ぷりっぷりだよ♪」モグモグ

絵里「サル島の海で亜里沙が釣ってきたタコよ!」ドヤァ

亜里沙「お姉ちゃんと二人で捕まえたんだよ。エヘヘ」

希「ちなみに大阪では、たこ焼きにキャベツは入れないのが普通なんやって」

ことほのうみゆきありえりりんまき「へー」

にこ「ああ、そういえば聞いたことあるかも…」

希「まあ、ウチらは都民やし気にせずキャベツも使っていこー♪」

花陽「そ、そうですね…お野菜も摂ったほうがいいし」

亜里沙「タコって美味しいけど、全然食べない国の人たちもいるんだよね」

絵里「そうね。あのモーリタニアでもタコはほぼ全部輸出してるっていうし…」

真姫「まあ…それでいいんじゃない?…世界中どこでもタコを食べるようになったら、世界の海からタコがいなくなっちゃうわよ」

雪穂「食べない人がいるおかげで、食べられる…」モグモグ

にこ「深いわね」

穂乃果「海だけに!?」



おわり
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『絵里「七月二日は」亜里沙「タコの日?」』へのコメント

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