千歌「最近激しくツッコミたいことがあるの」

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よしりこ-アイキャッチ2
曜「?」

千歌「あの二人、仲良すぎない?」

曜「あの二人って?」

千歌「そりゃもちろん…」

ガラッ

梨子「こんにちはー」

善子「今宵も狂乱の宴を始めましょう」

梨子「よっちゃん、今宵は夜に使わなきゃ」

善子「し、知ってたわよ?」アセアセ

千歌「あの二人」

曜「あー…」

千歌「この間ね、善子ちゃんが梨子ちゃんの家に泊まりに来てたらしいんだけど」

曜「うん」

pixiv: 千歌「最近激しくツッコミたいことがあるの」 by しずく饅頭

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──
───

チュンチュン

千歌「ふわぁ…眠たい…」

千歌「あ、梨子ちゃんの部屋カーテン開いてる。もう起きてるかな?」ノゾキッ

梨子「もう、よっちゃん、起きてー」ユサユサ

善子「うみゅ…堕天使に朝は似合わないのよー…」

梨子「でも学校行かなきゃ」ユサユサ

善子「あと5分…」モゾモゾ

梨子「もう、制服出して鞄おいておくからね?顔洗って着替えたら朝御飯できてるから食べに来るんだよ?」

善子「ふぁーい…」モゾモゾ

梨子「~♪」サッサッ

千歌(善子ちゃんの制服を整えてる…)

梨子「あ、千歌ちゃん。おはよう」

千歌「あ、うん!おはよう梨子ちゃん」

梨子「いい天気だね」

千歌「そうだね。ここ最近では一番かも!」

梨子「今日も一日頑張ろうね」

千歌「あ、うん」

───
──


千歌「新婚夫婦か!」クワッ

曜「夫を起こして身支度してご近所さんに挨拶して…いやー、梨子ちゃんすごく似合ってるね」

千歌「もうね、善子ちゃん起こしてるときの梨子ちゃんがわたしに向けてくれたことないすごい優しい顔でね?ていうかナチュラルに同じベッドで寝てたよ」

曜「これで善子ちゃんが服着てなかったらパーフェクトだったのにね」

千歌「万が一そうだったらわたしまともに二人の顔見れなくなってたよ」

曜「危なかったね」


梨子「二人とも何話してるのかな?」

善子「さあ?」


千歌「でね、この間花丸ちゃんとルビィちゃんに偶然会って、そのままご飯食べに行こうとしたんだけどね」


──
───

千歌「沼津で会うなんて奇遇だね~」

花丸「大きい本屋さんはこっちにしかないから、オラはよく来るずら」

ルビィ「ルビィはその付き添い!」

千歌「二人とも仲いいよね」

花丸「えへへ、ルビィちゃんは親友ずら」

ルビィ「うん!」

千歌(微笑ましい…ん?)

梨子「…」テクテク

千歌(梨子ちゃんだ。梨子ちゃんもお買い物かな?こっちに気付いてないな~)

花丸「千歌さん?」

千歌「あ、ごめんね。ほら、あそこに梨子ちゃんがいたから」ユビサシ

花丸「あ、ほんとだ…あれ?」

ルビィ「あれって、善子ちゃんじゃない?」

善子「ー!-!」

梨子「…!…!」

千歌「言い争いしてるみたい?」

花丸「あの二人が喧嘩するなんて…明日は雪が降るずら…」

ルビィ「大げさだよ…」

千歌「でも二人が喧嘩してるのは見逃せないよ!仲裁しに行こう!」

花丸「はいずら!」

ルビィ「はい!」

千歌「おーい、梨子ちゃーん、善子ちゃーん…」

梨子「…っていってるじゃない!」

善子「……でしょ!」

千歌「ん?」

梨子「なんでわかってくれないの!よっちゃんを待たせちゃったから明日はわたしが朝ごはん作るの!」

善子「待ったっていったって数分よ!明日は順番通りわたしが料理するの!リリーはゆっくり寝てればいいの!」

千歌(うわ、これ首つっこんだらだめなやつだったかも)

花丸「二人ともやめるずら!」

千歌「しまった」

善子「え?ずら丸?ルビィに、千歌さんまで…」

梨子「ど、どうしてここに?って、沼津にいるのはおかしいことでもないか…」

ルビィ「あ、あの!原因はわからないけど喧嘩はよくないよ!」

梨子「だ、だってよっちゃんが…」

善子「リリーが…」

よしりこ『わたしに甘えてくれないから!』

千歌(よーちゃん助けて…)

花丸「え?」

ルビィ「ピギ?」

梨子「いつもわたしのこと気にしてくれてるんだからお休みの日くらいゆっくりと朝を過ごして欲しいの!」

善子「こっちのセリフよ!」

よしりこ『むぅー!』

花丸「ルビィちゃん、あっちに美味しそうなケーキ屋さん見つけたずら」

ルビィ「わー!いいね!千歌ちゃんも行こう?」

千歌「そうだね」

よしりこ『…!…!』

───
──


千歌「休日にお互いを気遣う夫婦かよ!」バンッ

千歌「たまのお休みなんだからあなたはゆっくりしてね?」

千歌「なに言ってるんだ、おまえこそ普段から家事して疲れてるんだから俺がいるときくらいゆっくりしてろ」

千歌「ってことかよ!」バァンッ!

曜「うわぁ…言われてみればそうとしか感じられなくなってきたよ…」

千歌「最初は本気で心配してたんだよ?でもさ、ただの痴話喧嘩だったんだよ?悔しいじゃん!」ガッガッ

曜「千歌ちゃん落ち着こう!?もうなにがなんだかわからないよ!?」


梨子「…え、あれ千歌ちゃん大丈夫かな?」

善子「曜さんいるし、任せましょう…」


千歌「ごめん、取り乱してた」

曜「落ち着いてくれてなによりだよ」ゼエハア

千歌「でも実はまだあってね?」

曜「千歌ちゃん自身のためにももうやめない?」

千歌「じゃあ千歌が話すのやめる?」

曜「やめない!」

千歌「だよね!じゃあ続きなんだけど…」

曜「しまった」


──
───

千歌「あ、梨子ちゃんおはよー!」

梨子「おはよう」

千歌「あれ?今日はいつもの時間のバスじゃないんだね?」

梨子「うん。よっちゃんが日直らしいから、わたしも一本早いので行こうかなって」

千歌「うわー…自然に惚気てくるよねー」

梨子「だ、だから!よっちゃんとはそういうんじゃないんだってば!///」

千歌「隠さなくても一目瞭然なのに…」

梨子「うぅ…///そういう千歌ちゃんだってわざわざ曜ちゃんが朝練行くための時間のバスに合わせてるくせに…」

ブロロロロロ

千歌「あ、バスきた!」

梨子「ごまかしたね…」ジトー

プシュー

千歌「曜ちゃん、おはよ!」

曜「おはよーそろー!千歌ちゃん、梨子ちゃん!」

梨子「おはよう曜ちゃん」

善子「おはよ」

梨子「よっちゃん、おはよう」

善子「ん」ススッ

梨子「ありがと」ストン

千歌「昨日テレビでやってた映画見た?」

曜「あ、見たよ!かっこよかったよね、キングアノマロカリス!」

千歌「わたしはクイーンアンモナイト派!」

梨子「…」

善子「…」

曜「でね、このお菓子やさんが今度沼津にできるらしくて…」

千歌「あ、これ前に東京のデパ地下特集で絶賛されてたやつだ!」

梨子「…」

善子「…」

千歌「あれ?そのキーホルダー…」

曜「あ、気付いた?これ今朝の占いでラッキーアイテムだったからつけちゃった!」

千歌「ダイオウグソクムシのキーホルダーなんてよく持ってたね」

梨子「…」

善子「…」

───
──


千歌「沈黙が気まずくない!」ガタッ

よしりこ「」ビクッ

曜「あのときかー」

千歌「二人ともわたしたちの後ろの席だったけど、穏やかなオーラを背中にビンビン感じたよ!」

曜「たしかに。会話なんてしてないのにお互いに理解し合ってるみたいな雰囲気だったよね」

千歌「あれはもはや何年も苦楽を共に過ごしてきた熟年夫婦レベルだよ。なのに降りるときチラッと見たら手繋いでるし。初々しさ残した熟年夫婦とか最強かよ」

曜「一理ある」


梨子「千歌ちゃんがさっきから挙動不審なんだけど、どうしたらいいかな…」

善子「首突っ込んだら負けな気がする」


千歌「そんな感じであの二人が仲いいわけなんだけど、ついこの間なんかね?」

曜「まだあるんだね」

千歌「その日は曜ちゃんが掃除当番だったからわたし一人で部室にいたんだけど」


──
───

千歌「曜ちゃんいないと暇だなー…梨子ちゃんも用事があるって先に音楽室に行っちゃったし…誰か来ないかなー」グデー

ガチャッ

善子「あれ、千歌さんだけ?」

千歌「あー善子ちゃんだー」

善子「だからヨハネよ!」

千歌「ルビィちゃんと花丸ちゃんは一緒じゃないの?」

善子「あの二人は掃除当番よ」

千歌「曜ちゃんもだよー」

善子「そうなんだ」ゴソゴソ

千歌「あれ?梨子ちゃんは?って聞かないの?」

善子「音楽室でしょ?知ってるわ」

千歌(なんでだよ)

善子「そうだ千歌さん、これ食べてみてくれない?」

千歌「これ…クッキー?」

善子「作ってみたの」

千歌「おー、善子ちゃんの手づくり?じゃあ遠慮なくー」パクッ

善子「どう?」

千歌「美味しい!善子ちゃん天才だよ!」

善子「お、大袈裟よ///」

千歌「売ってるやつより美味しいかも!なにか作るコツとかあるの?」

千歌(曜ちゃんに作ったら喜んでくれるかな)

善子「コツなんて特にないわよ。でも、強いて言うなら…」

千歌「言うなら?」

善子「食べてほしい人に美味しいって言ってもらいたいっていう想い…かしら///」テレテレ

千歌「」

───
──


千歌「逆パターン!」ピョンッ

千歌「いつもは夫ポジションの善子ちゃんが一転して新妻みたいに!」スタッ

曜「隠し味は愛情ってやつだよね」

千歌「しかもそのあと来てクッキー食べた梨子ちゃんがやたらイケメンでね?善子ちゃんの手作りなら毎日でも食べたいなって言ってたの」

曜「プロポーズだね」

千歌「ね」

千歌「善子ちゃん顔真っ赤だったよ」

曜「俯いて小さな声ではいって言ってそう」

千歌「言ってたね」

曜「当たったかぁ」

千歌「婚約成立してたね」

曜「梨子ちゃんっていつも女の子らしくて可愛いけどたまにそういうとこあるからずるいよね」

千歌「様になってるしね」

曜「うん。わたしもたまにドキッとすることあるし」

千歌「ああ見えて天然たらしなとこあるもんね」


梨子「しゅんっ」

善子「リリー、風邪?」


千歌「でね、今日なんでこんな話したかっていうとね」

曜「こんな話」

千歌「これは昨日の話なんだけど」

曜「うん」

曜(ん?昨日?)


──
───

千歌「さっぱりした~」ホカホカ

千歌「あ、梨子ちゃんの部屋に二人ぶんの影が見える。また善子ちゃん来てるんだろうなぁ」

千歌「なに話してるのかな?聞こえないかなー」ミミスマシ

曜「ここをこう…」

梨子「んっ…痛っ…」

曜「初めてなんでしょ?無茶しないほうが…」

梨子「や、やだ!お願い…最後まで…」

曜「…わかった。なら手加減しないよ」

梨子「あ、で、でも優しくして…ね?」

曜「それは梨子ちゃん次第であります!」

梨子「うぅ…」

千歌「」ポカーン

───
──


曜「いや、あのね千歌ちゃん…」

千歌「浮気するなんて…しかもすでにあれだけラブラブな彼女持ちの子を寝盗るなんて…」ウルウル

曜「違う違う!誤解だよ!」

千歌「今日は用事で一緒に学校にいけないって、そういうことだったんだね…」グスッ

曜「いや、千歌ちゃん。だからね?」

千歌「信じられない!曜ちゃんなんて大嫌い!」

曜「そ、そんな…」ガクッ


梨子「そうだ、今日はよっちゃんにあげたいものがあるの」

善子「え、なになに?」ワクワク

梨子「じゃーん」

善子「これ、ハンカチ?」

梨子「うん。ここ見て」

善子「こ、これ…わたしとリリーのトレードマークじゃない!」

梨子「曜ちゃんに教えてもらって刺繍したの。結構難しかったけどうまくできてよかったよ」

善子「ありがとう…一生大事にするわね」

梨子「うん!」


千歌「…」

曜「…」

千歌「曜ちゃん」

曜「…なに?」

千歌「大好きだよ」

曜「千歌ちゃんなんて知らない」プイッ

千歌「うわーん!ごめん!許して曜ちゃーん!」



おわり
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