善子「リリーの普通のキスがほしい」

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善子-アイキャッチ19
善子「スクールアイドルを始めて、リア充街道まっしぐらなわたしの次の目標は恋人をつくること。部活の先輩のことを好きになって早2ヶ月…」

善子「振り向かせようといろいろやったけど目に見える効果としてはわたしのことをあだ名で呼んでくれるようになった程度」

善子「このままじゃダメよ!ちまちまと好感度アップを謀るだけじゃあのチート万能イケメン先輩やみかんの先輩に取られちゃう!ここは藁にもすがる想いで黒魔術に手を出すわ」

【気になるあの人をオトすおまじない☆】

善子「まさか古本屋にこんな素晴らしい魔導書が眠ってるなんてね…」

善子「見てなさい。すぐにわたしのものにしてみせるんだから!」

pixiv: 善子「リリーの普通のキスがほしい」 by しずく饅頭

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~次の日~

善子「いろいろ試してみたけど効果あるのかしら?えっと、たしか…」ゴソゴソ

ビュオオオオオオ

善子「きゃっ!あ、おまじないの効果発動条件を書いた紙がー!」

曜「あ、善子ちゃんおはヨーソロー!」ポン

善子「ひょわぁっ!?」

曜「わっ」

善子「な、なんだ曜さんか…びっくりさせないでよ!あとわたしはヨハネ!」

曜「あはは、驚かせたつもりはないんだけどね。ほら、もうバス来ちゃうよ?」

善子「え、ええ…」

善子(どうしよう…いろいろやりすぎて発動条件が思い出せない…)

曜「…でね、千歌ちゃんってばカーテンのシャーってするやつでスイカを…」

善子(まあ、記憶にわずかでも残ってるものをやってみればいいのよ。基本的にわたしにメロメロになるようなおまじないばっかりなんだから)

曜「そしたら梨子ちゃんが「マカロニだから!」っていい始めちゃって…」

善子(そして曜さんの話をちゃんと聞いてなかったことを後悔しているわ)


~教室~

善子(教室に入るまでに会えなかった…曜さんいわく日直だから今日は早く学校に来てるらしいわ)

花丸「善子ちゃん、朝っぱらから机に突っ伏してどうしたずら?」

ルビィ「善子ちゃん体調悪いの?保健室行く?」

善子「ヨハネよ…」

花丸「結構いつも通りずら」

善子(うーん…休み時間は周囲の目があるから、できればお昼一緒に食べようって誘って二人きりで…)

善子(無理無理無理!そんな勇気あったらとっくにやってるわよ!)ジタバタ

ルビィ「本当に大丈夫かなぁ?」

花丸「何があったんだろう…」


~二年教室~

曜「おはヨーソロー!」

千歌「あ、曜ちゃんおはよー!」

曜「千歌ちゃん、今日は梨子ちゃんと一緒だったんだね」

千歌「ううん。Aqoursの朝練あると思って早起きしちゃったの。だから梨子ちゃんより早かったよ」

曜「そうなんだ?」

千歌「うぅ…なんか損した気分…」

曜「まあまあ、早起きはいいことだよ?」

梨子「曜ちゃん、おはよう」

曜「あ、梨子ちゃん!おはヨーソロー!」ビシッ

梨子「っ!」ドクン

梨子「う…あっ…」ガクッ

曜「り、梨子ちゃん!?どうしたの!?」ガシッ

千歌「あ、えと、ど、どうしたら…」アワアワ

曜「と、とにかく保健室に連れていこう!もうすぐホームルーム始まっちゃうし、千歌ちゃんは残って先生に説明しといて!」

千歌「うん!わかった!」

曜「梨子ちゃん、歩ける?」

梨子「うん…大丈夫…」フラフラ

曜「うーん…梨子ちゃんごめんね」ヒョイッ

梨子「あ…///」

曜「しっかり捕まっててね」

梨子「う、うん…///」

千歌(お姫様だっこいいなぁ…って、そんなこといってる場合じゃないや)


~保健室~

曜「先生は…まだ職員会議だっけ、この時間だと。じゃあ仕方ない。とりあえずベッドに…」ヨイショ

梨子「あ、ありがとう…曜ちゃん…」ハアハア

曜「息も粗いし、顔も赤いね…えっと、体温計くらいなら勝手に使ってもいいよね?」カチャカチャ

梨子「曜…ちゃん…」

曜「なに?」

梨子「お願いが…あるの…」

曜「お願い?いいよ、わたしにできることならなんでも言って!」

梨子「ほんとに…いいの?」

曜「うん!もちろん!」

梨子「じゃあ……ス…」

曜「え?」

梨子「キス…していい?」

曜「…」

曜「ふぇ!?///」ボンッ

梨子「曜ちゃん…」

曜「ま、待って待って!たしかになんでもするとは言ったけど、なんでキス!?」

梨子「わからない…でも、さっき教室で曜ちゃんに会った瞬間からキスしたくて仕方ないの…その感情が胸の中でぐるぐるして…押し潰されそうなくらい…おっきくなって…苦しい」

曜「っ!」

曜(理由はわからないけど、梨子ちゃん、すごく苦しそう…わたしがそれを和らげてあげられるなら…)

曜「…いいよ。梨子ちゃんがしたいならわたしは「曜ちゃん…!」ガバッ

曜「んむっ!?」

梨子「ちゅっ…ちゅぱ…」

曜「んぁ…梨子…ひゃ…」

梨子「はぁ…んっ…ちゅっ…」

曜(え、ええええええ!?こ、これって俗にいうディープキスってやつじゃ…!?子供の頃に千歌ちゃんとちゅーしたのとは全然違う…なんていうか、頭ぼーっとして…)トローン

梨子「ん…れろっ…ちゅっ…」

曜「んん…あっ…んちゅっ…」

曜(あ…これ…気持ちいい…)

梨子「…ぷはっ」

曜「はぁ…はぁ…梨子…ちゃん…?」

曜(あ…よだれが糸引いて…すごくえっちだ…)

梨子「あ…///やだ、わたし…!///」カアア

曜「へ?」

梨子「ご、ごめんなさ…///その…えと…///」

曜「えーと、梨子ちゃ…」

梨子「わあああああああ!」ダッ

「うおっ!?こら!廊下を走るな!それに授業中のはずだぞ?」

曜「あ、保健の先生だ…って、病人だったはずの梨子ちゃんがどっか行っちゃったんだけど…」

「ん?2年の渡辺だな。体温計持って…熱でもあるのか?」

曜「あ、えと…はい」

「ふむ、顔も赤いし、1限の間はベッド使ってもいいぞ。わたしはこのあと用事があるから、少し戻らないけど安静にしててくれ。もし体調が今より悪くなったらこのボタンを押せば職員室の誰かが気づくと思うから」

曜「はい」

「ということはさっきのは付き添いか?まったく、なにも走って教室に戻らなくても…」ブツブツ

曜(…先生行っちゃった)

曜(うぅ…梨子ちゃんのせいでちょっと変な気分になっちゃった…///)

───
──


千歌「曜ちゃんが戻ってこないから心配で体調が悪いってことにして抜けてきちゃった」

千歌「まさか梨子ちゃんがさらに体調悪くなって付き添ってるとかかな?まあ、行ってみれば分かるよね」

ガラッ

千歌「梨子ちゃーん…曜ちゃーん?」コソッ

ハァハァ

千歌「?」

千歌「梨子ちゃん?寝てるの?」ヒョコッ

曜「ち、千歌ちゃん!?///」

千歌「あれ?なんで曜ちゃんがベッドで寝てるの!?梨子ちゃんは!?」

曜「えっと、いろいろあって…」

千歌「いろいろってなに?…ていうか、曜ちゃん顔赤いよ?息も上がってるし…梨子ちゃんのがうつっちゃったの?」

曜「あー…うん、そうかも…」モゾモゾ

千歌「…怪しい」ジトー

曜「な、なにが!?」

千歌「布団の中、まさか梨子ちゃんが隠れてたりしないよね?」

曜「そ、そんなわけないじゃん!」

千歌「…ていっ!」バサッ

曜「ひゃあああああ!?///」

千歌「…」

千歌「!?」

曜「あっ…だ、ダメ…///」

千歌「曜ちゃん…なんでスカートもパンツも脱いでるの?」

曜「いや…違…///」ウルウル

千歌(曜ちゃん…脚綺麗…それに、なんだか少し濡れて…)ムラムラ

曜「やだぁ…見ないでぇ…」グスッ

千歌「ふふ…ふふふ…」

曜「うぅ…」

千歌「曜ちゃんが悪いんだからね」ボソッ

曜「へ?」

千歌「曜ちゃん♡」ガバッ

曜「千歌ちゃん!?」

───
──


~屋上~

梨子「はぁ…恥ずかしすぎて逃げてきちゃったけど…曜ちゃんには悪いことしちゃった…よね?」

梨子「あ、あんなふうに…キス…しちゃうなんて///」

梨子「絶対にわたしどうかしてたよ…なんで急にキスしたくなったんだろう。しかも、なにかに突き動かされるみたいにしたいっていう感情がどんどん溢れてきて、おかしくなりそうなほど頭がそのことでいっぱいになって…」

梨子「自分が怖い…」グスッ

「ハァ~イ♪」ワシッ

梨子「…へ?」

「ん~…果南とも曜とも違う感触が…」モミモミ

梨子「きゃああああああ!?」ドンッ

「アウチッ」

梨子「な、な、ななな…!///」

鞠莉「もう、いきなり突き飛ばすなんてひどいじゃない」

梨子「もう!鞠莉さん!」

鞠莉「チャオ~♪」ピッ

梨子「…っ!?」ドクン

梨子(なに…また、これっ…!)

鞠莉「職員会議が終わってわたしも教室に戻ろうとしてたときにあなたの姿が見えてね?一応理事長としてサボりはよくないって注意を…」

梨子「う…あっ…」ガクッ

鞠莉「…What?梨子!?どうしたの!?」

梨子「あっ…はぁっ…」

鞠莉「まさか何かの発作!?待ってて、すぐに救急車を…」ガシッ

鞠莉「へ?」

梨子「鞠莉…さん…♡」ポー

鞠莉「何を…んっ…!?」

梨子「ちゅっ…ちゅぱ…」

鞠莉「!?!?!?」

梨子「ん…ちゅ…れろっ…」

鞠莉「梨子…ちょ…んあっ…」

梨子「んー…」チュウウウウウ

鞠莉「~っ♡♡♡」ビクビクッ

梨子「…ぷは」

鞠莉「あ…♡」ドサッ

梨子「あ、あああああ…」サーッ

梨子「わたし…なんで…こんな…」ダッ

タッタッタッタッ

梨子「わたし…どうしちゃったんだろう…怖い…怖い怖い怖い!」グスッ

ドンッ

梨子「きゃっ」

果南「おっとっと」ダキッ

梨子「あ、ごめんなさい…」

果南「あれ?誰かと思ったら梨子じゃん。梨子も遅刻?…って泣いてるの?」

梨子「あ、えと…」

果南「どうしたの?なにかあった?」

梨子「果南…さん…うわああああ!」ギュッ

果南「…部室に行こっか」

───
──


果南「要するに、なぜか突然抗えないほど強く、キスしたいっていう衝動に支配されるってことだよね?」

梨子「信じてもらえないかもしれませんけど…」

果南「いや、実際に屋上で鞠莉が失神してたから、その話が本当なんだろうってことはわかったよ」

鞠莉「oh…///」グッタリ

梨子「昨日までなんともなかったのに、どうしてこうなったのかわからなくて…」

果南「んー…今はなんともないんだよね?」

梨子「はい」

果南「きっと何かしらのきっかけがあったと思うんだけど…二人の前でそうなったときに変わったこととかあった?」

梨子「二人ともいつも通りで…変わったことなんて…」ウーン

果南「手がかり無しかぁ…」

梨子「…あ」

果南「ん?なにか心当たりあった?」

梨子「そういえば、二人ともわたしに挨拶してくれました」

果南「挨拶?」

梨子「その直後に、わたしおかしくなって…」

果南「挨拶ね…試してみようか?」

梨子「へ!?」

果南「もし挨拶がおかしくなる条件だとしたら、そんな機会溢れまくりだよ?確かめておく必要があるし、原因がわからないままならそういった状況を避けることも必要になるし」

梨子「でも…もしおかしくなっちゃったら、わたし…」

果南「たしかすっごく苦しいんだよね?じゃあいいよ。そうなったら受け止めてあげる」

梨子「い、嫌じゃないんですか?」

果南「可愛い後輩からキスされるのが嫌なわけないじゃん」

梨子「でも…」

果南「物は試し。曜の挨拶っていうとおはよーソロー!かな?」

梨子「…なんとも、ないですね」

果南「じゃあ鞠莉は…チャオー☆…って感じで…///」カアア

梨子「なんともない…ってなんで照れてるんですか?」

果南「あはは、鞠莉の真似ってわたしのキャラと違いすぎるから結構気恥ずかしくてさ」

梨子「そうなんですね…あ、でもなんともありません」

果南「てことは本人たちの挨拶じゃないとダメとか?じゃあ、ご機嫌いかがかなん?」

梨子「ダイブいい感じー!」

果南「…なんで部室でコーレスやってんだろうね」

梨子「あはは…」

果南「んー…挨拶はトリガーじゃないってことかな?他に情報もなさそうだし、参ったなぁ…」←髪かきあげ

梨子「!?」ドクン

梨子「ぅ…かな…さ…」

果南「な、いきなり!?わたしなにも…」

梨子「あっ…はぁ…んっ…」

果南(うっ…なんかこの梨子色っぽい…///)

梨子「果南…さん…お願い…」ハァハァ

果南(本気で苦しそう…まさかここまでだなんて)

果南「う、うん!いいよ、覚悟はできてる」

梨子「んっ…」チュッ

果南「あ…ちゅっ…んん!?」

果南(ちょ!?なんかめちゃくちゃ上手いんだけど!?これは鞠莉が失神するのも分かるかも///)

梨子「はぁっ…ん…ちゅっ…果南…さん…♡」

果南「や、やば…ちゅる…んぁ…はぁ♡」

梨子「じゅる…ちゅっ…はむっ…ん♡」

果南(舌…吸われて…♡)トローン

梨子「…っはぁ」

果南「はぁ…♡あ…お、終わり…?」

梨子「あ、えと、ごめんなさい!///」ペコリ

果南「ううん。検証するって言った手前、受け止めるっていう約束を破るわけにも行かないからね」

果南(気持ち良かったし///)

梨子「あ、そういえば、今わたしなんで急に…?曜ちゃんと鞠莉さんとの共通点なんてどこに…」

果南「多分、なんだけどさ」

梨子「?」

果南「頭を触るっていうのがトリガーだったりするんじゃないかな?」

梨子「頭…あ!」

曜『おはヨーソロー!』ビシッ←敬礼

鞠莉『チャオ~♪』ピッ←額に手

果南「…ね?心当たりあるでしょ?」

梨子「言われてみれば…」

果南「本当なら実証するために何度か頭さわりたいところなんだけど、梨子のキスが上手すぎてわたしがもたないから…」アハハ

梨子「でも、可能性は高そうです!」

果南「うん。だから、他人が自分の頭をさわろうとしたら目をそらすか、さわるのを阻止するよう心がけてね」

梨子「はい。でも、見ないようにならともかく、阻止って変に思われませんか?」

果南「んー…まあ、いざというときの手段程度に考えとけばいいんじゃない?」

梨子「そうですね…じゃあ、できるだけ人と目を合わさないようにしないと…」

果南「ひとまずお昼休み、Aqoursのみんなに相談しよ?みんなで解決法を探せばきっと見つかるよ」

梨子「果南さん…」キュン

果南「さてと、わたしは鞠莉を起こしてから教室に戻るから。梨子ちゃんはひとまず千歌と曜にこのことを話して協力してもらいなよ」

梨子「はい!ありがとうございました!」

トテトテトテ…

果南「…行ったね」

ガチャリ

果南「…」チラッ

鞠莉「梨子…ダメよ…」スヤスヤ

果南「あんなキスされて平気なほど、わたしも大人しくないんだよね…」ムラムラ

鞠莉「かなぁん…」スヤスヤ

果南「」プツン

ガバッ

───
──


ガラッ

梨子「…ふぅ」

梨子(なんとか、何事もなく教室まで戻ってこれた…)

よしみ「あ、梨子ちゃん。もう大丈夫なの?」

梨子「うん。心配かけてごめんね」

むつき「あら?まだ曜と千歌が戻ってきてないけど、一緒に保健室にいたんじゃないの?」

梨子「え?」

梨子(曜ちゃんのこと忘れてた!)

梨子「あ、えと、それは…」

ガラッ

いつき「って、戻ってきたね」

千歌「あ、やっほー梨子ちゃん!先に戻ってたんだね?体調よくなったのなら連絡してよー!」ツヤツヤ

梨子「う、うん。ごめんね」

梨子(なんか千歌ちゃんテンション高いなぁ)

千歌「もー、保健室に行ったら曜ちゃんしかいなくてびっくりしたんだからね?」

梨子「ごめんなさい。いろいろあって…」

千歌「まあ、わたし的には結果オーライだったかなって思うけど。ね、曜ちゃん?」

曜「は、はひ…///」ガクガク

梨子「曜ちゃん、膝が笑ってるけど…」

千歌「あ、大丈夫大丈夫。こっちもいろいろあって曜ちゃんが腰抜かしちゃっただけだから」

梨子「?」

よいつむ「?」

曜「ようしょろ…///」

梨子「あ、そういえば二人に相談したいことがあって…」

千歌「相談したいこと?」

梨子「うん。曜ちゃんにも、そのことで謝らなきゃいけないし」

曜「謝る…って、あのこと?///」

千歌「むっ…なんか二人だけの秘密みたいなこと?」

梨子「そういうわけじゃないんだけど、その…あまり大勢の人には知られたくないことだから」ボソ

千歌「ふむふむ…わかったよ!じゃあ次の休み時間に空き教室でね」

梨子「うん」

曜「はぅ…///」

───
──


梨子「…というわけなの」

千歌「嘘みたいだけど、実際に曜ちゃんに対してそうなったんだよね?」

梨子「うん…」チラッ

曜「///」

千歌「じゃあ信じるよ!」

曜「わたしも」

梨子「ありがとう二人とも」

千歌「んー…でも確かめてみたくなるよね」

梨子「だ、ダメだよ!わたしだって恥ずかしいんだもん…」

千歌「でも、一回曜ちゃんとキスしたんでしょ?」

梨子「回数は関係ないの!」

千歌「てい」ペシ

曜「あう」

梨子「千歌ちゃん!?」

千歌「キスしたくなった?」

梨子「え?あ、なってない…」

千歌「てことは人が誰かの頭を触るのはセーフみたいだね」

曜「もしかしたら、同じ人にはならないとか?」

千歌「試してみる?」

梨子「ダメだってば!」

千歌「一応梨子ちゃんのためなんだよ?そんなに調べるのを嫌がってたらそれこそ先生とかにキスしちゃうかもしれないよ?」

梨子「それは…そうだけど…」

千歌「じゃあ早速。曜ちゃん!」

曜「ヨーソロー!」ビシッ

梨子「っ!」ドクン

千歌「…お?」

梨子「曜ちゃん!」ガバッ

曜「んむ~!?」

梨子「ちゅっ…じゅる…ちゅぱ…」

曜「んっ…ふぁ…♡」

千歌「おぉ…///」

梨子「…ふぅ」

曜「あふぅ…♡」トローン

千歌「同じ人でも頭さわったらなるんだね」

梨子「わああああ!曜ちゃんごめんね!///」

曜「梨子ちゃんキス上手すぎ…♡」

千歌「…ごくり」

梨子「千歌ちゃん!?今何考えてるの!?」

千歌「あ、梨子ちゃん、教室の向こうに立ってみて?」

梨子「え?うん…」テクテク

梨子「これでいい?」

千歌「曜ちゃん、もっかい」

曜「ヨーソロー」ビシッ

梨子「…あれ?平気だ」

千歌「近づいてきてー」

梨子「うん」テクテク

テクテク…ピタッ

梨子「あっ…」ドクン

千歌「あ」

梨子「曜ちゃん!」ダッシュ

曜「え、ちょ!?」

ガバッ

梨子「んー!」チュウウウウウ

曜「んー!?あっ♡♡♡」ビクッビクッ

千歌「大体二メートルくらいかな?そこまで近づけば効果ありってことだね」

梨子「曜ちゃーん!///」ユサユサ

曜「ふぁ…♡」ビクッビクッ

千歌「…」ムラムラ

───
──


曜「」ビクンビクン

千歌「曜ちゃんの尊い犠牲によって今の梨子ちゃんがおかしくなる条件?みたいなのがわかったね」ツヤツヤ

梨子「いきなり曜ちゃんを襲ってとどめさしたの千歌ちゃんだよね!?」

千歌「あんなエロい曜ちゃんを前にして我慢できるわけないじゃん!」

梨子「ここ学校だよ!?ていうか隣にわたしもいたのに、あ、あんなこと…///」カアア

千歌「曜ちゃんも見られて興奮してたみたいだから大丈夫!」

梨子「大丈夫じゃないよ!」

千歌「まあ、それは一旦置いといて」

梨子「えぇ…」

千歌「とりあえず、梨子ちゃんから二メートル以内の位置で誰かが自分の頭をさわるのを見るとその人にキスしたくなるっていうことっぽいね」

梨子「結構限定的でよかった…遠くでもアウトだったらひどいことになってたかも…」

千歌「とにかく、お昼休みにAqoursのみんなを集めて相談しよっか?」

梨子「うん。っていうか、今も授業サボっちゃってるし…」

千歌「一大事だから怒られるのも仕方無いよ」

梨子(曜ちゃんを襲ってる時間がなかったら教室に戻れたんじゃないかなぁ…)

───
──


ダイヤ「して、緊急ミーティングの内容は梨子さんに関係すること…でいいのですね?」

善子(今日初めてのリリーだ♡)

果南「ダイヤにはわたしと鞠莉から大まかな概要は説明してあるよ」ギュッ

鞠莉「♡」スリスリ

花丸(…なんか鞠莉さんの様子がおかしいずら)

ルビィ「なにも知らないのはわたしたちだけってこと?」

梨子「それについて、今から説明するね」

~少女説明中~

花丸「そんなことが…」

ルビィ「き、キスしちゃうの…?///」

梨子「だけど、さっきの条件を満たさないとだめだからそこまで確率は高くないよ」

ダイヤ「わたくしも半信半疑でしたが、これだけ証人がいれば間違い無さそうですわね」

鞠莉「ダイヤったら、最初はわたしと果南のいたずらだと思ってたのよ?」

梨子「あはは…仕方ないとは思いますけど」

果南「とりあえず、梨子ちゃんを治す方法をみんなで探さないといけないかなって」

曜「とはいえ、梨子ちゃんがこうなった理由もわからないし、手がかりゼロなんだよね」

千歌「今日の朝からなのは間違いないよね」

梨子「うん。昨日の放課後に別れ際の曜ちゃんの敬礼を見てもなんともなかったし」

ルビィ「夜に普段と違うことをした…とか?」

梨子「宿題して、本を読んで音楽を聴いて…特に珍しいことはしてないつもりなんだけど」

花丸「あの…」

ダイヤ「どうかしましたか?」

花丸「オラ、心当たりあるずら」

果南「マル、それほんと!?」

梨子「それって、一体…?」

花丸「多分、オラの口から言うよりさっきから一言も発してない人に聞くといいずら」

7人『…』チラッ

善子「」ダラダラダラダラ

梨子「よ、よっちゃん?」

善子「うわああああああん!ごめんなさあああああい!」

───
──


ダイヤ「あなたという人は!」

善子「うぅ…」グスッ

千歌「いやー…まさか善子ちゃんがためしにやったおまじないの効果が本当に現れたとはね…」

曜「いやいや、おまじないって本来そういうものじゃないよね!?」

鞠莉「でも漢字でお呪いって書くとのろいとも読むわけだし、呪術的な意味合いなら間違ってないんじゃない?」

果南「呪いって…むしろたちが悪いよ」

花丸「不思議なこともあるものずら…」

ルビィ「善子ちゃん魔法使いになったんだね!すごい!」

ダイヤ「とにかく!あなたは今すぐに梨子さんに謝りなさい!」

善子「はい…」

梨子「…」

善子「あの、リリー…」

梨子「よっちゃん、ちょっとあっちでお話ししよ?」

善子「ひっ」ビクッ

千歌「どうしよう曜ちゃん…梨子ちゃんが怖いよ…」

曜「梨子ちゃんのことだからきっと悪いようにはしない…はず…」

花丸「善子ちゃんのお墓をたてるずら…」

ルビィ「縁起でもないこといわないでよ…」

───
──


梨子「…」

善子「あの…本当に、ごめんなさ…「よっちゃんは」

善子「え?」

梨子「よっちゃんは、どうしてわたしにおまじないをかけたの?」

善子「えと、それは…」

梨子「みんなに説明したときはなんとなくって言ってたけど、本当はちゃんとした理由があったんじゃないの?」

善子「…」

梨子「わたしには…言えないの?」

善子「違うの!違うけど…でも…」

梨子「わたしね、すごく怖かった。自分の体なのに言うこと聞かなくて、Aqoursのみんなだったから事情を知って受け入れてくれたけど、本当ならその人との関係が壊れかねないようなことだよ?」

善子「っ!」ズキン

梨子「よっちゃんは、そんなことをわたしにしようとしたんだよ?どうして?」

善子「それ…は…」

梨子「…」

善子「好き…だったから…」

梨子「へ?」

善子「わたしが、リリーのこと好きだったから…!」ポロポロ

善子「チラシ配りのときに初めて会って、観に行ったライブで、一番輝いて見えた!あのときからずっと、リリーのことが気になってた!」

善子「でも、隣にはいつも千歌さんや曜さんがいて!叶わない想いだって、一回は諦めようとしたけど無理だった…!」

善子「あだ名で呼び会えるようになって、チャンスかもって思ってたけど関係はあんまり変わらなくて…焦ってたの…はやくしないとリリーが誰かのものになっちゃうって…」

善子「だから気休めになればいいと思って、軽い気持ちで変な本に書いてあったこと試して…そしたら、こんなことになっちゃって…」

善子「わたしが、リリーのこと好きにならなかったら…怖い思いさせることもなくて、こんなに焦ることもなくて…平和に過ごせてたのに…」グスッ

善子「ごめんなさい…!ごめん…なさい…」

ギュッ

梨子「言いたいことは、今ので全部?」

善子「…うん」グスッ

梨子「じゃあわたしからも言いたいこと、言わせてもらうね?」

善子「…」

梨子「どうして好きにならなかったらなんて、そんな悲しいこと言うの?」

善子「え…?」

梨子「初めてよっちゃんがAqoursに来たときね、わたしすごく怖かった。千歌ちゃんが誘ってくれて、曜ちゃんがいて、ルビィちゃん、花丸ちゃんが加わって…どんどんAqoursのメンバーが増えていくなかでわたしはいつも怖がってた」

梨子「パッとしない地味なわたしが輝ける場所。それがAqoursだったから。怖がってたというよりは怯えてたかな?わたしよりも強い輝きを放つ人たちがメンバーになっていく中で、わたしの光が霞んで消えちゃうんじゃないかって」

梨子「そして、あなたに出会ったんだよ。わたしの目には桁違いに輝いて見えたよ。堕天使としての姿も、好きなことを好きだって言い切れる勇気も」

梨子「わたしは怖かった。その輝きに自分が消されそうで、どうしようもなく」

梨子「けど、それと同時にわたしの目は眩んじゃってたの。強い、強い光に」

梨子「どうしてああでいられるんだろう、どうしてあんなに強い輝きを放てるんだろう、どうして、どうして…」

梨子「要は、わたしはあなたに憧れたの。誰とも違う自分を持ってないと思っていたわたしは、それを持っているあなたに憧れた」

梨子「気がつくと目で追ってた。話しかけられたとき嬉しかった。あだ名で呼び合うようになったときは泣きそうだった」

善子「嘘…」

梨子「嘘じゃないよ」

善子「…っ」

梨子「よっちゃんとのいちいちが大切で、少しのことで満足してた。これ以上望むのは欲張りだって自分に言い聞かせながら」

梨子「それでよっちゃんを不安にさせてるなんて思わなかったから。でも、もう我慢しないよ。その先を望んでいいんだって知っちゃったから」

善子「う…あぁ…」ウルウル

梨子「わたしもあなたのことが好きです。お付き合いしてください、津島善子さん」

善子「は…い…!よ、喜んで…!」ポロポロ

梨子「よっちゃん!」ギュッ

善子「うああああああん!嬉しい…!嬉しいよおおおお!」

梨子「わたしもだよ…!」ポロポロ

善子「大好き!リリーのことが大好き!」ギュッ

梨子「わたしもだよ…!」ギュッ

───
──


善子「ふぅ…もう一滴も涙でないわ…」

梨子「あはは…よっちゃん目が真っ赤だよ」

善子「リリーだって…」

梨子「みんなの所に戻る前に、顔洗おうか」

善子「そうね」

梨子「えへへ…」

善子「なによ?」

梨子「両想いってこんなに嬉しいことなんだね」ニコニコ

善子「なっ…///」

梨子「あ、目だけじゃなくて顔まで真っ赤になった」クスクス

善子「も、もう!この堕天使ヨハネをからかうなんて!リトルデーモンとなったからにはそれ相応の態度ってものが…」ダテーン

梨子「あ」

善子「へ?」

ガシッ

梨子「おまじない…」ハァハァ

善子「はっ!いつもの癖で堕天使のポーズを!」

梨子「よっちゃんとの初めてがおまじないにさせられるなんて嫌…!お願い、よっちゃんから…」

善子「えええええ!?い、いきなり!?」

梨子「お願い…苦しいの…!」ハァハァ

善子「うぅ…えい!」

チュッ

善子(や、やっちゃったー!リリーとキスー!あぁ…唇柔らかかっ…)ソッ

ガシッ

善子「え?」

梨子「ちゅ…じゅる…ちゅっ…」

善子「んんんん!?」

梨子「よっちゃん…♡ちゅぱ…れろ…」

善子「あっ♡らめ…んちゅ…♡」

梨子「んっ♡…はっ…んん♡」

善子「ふぁ♡リリー…♡ちゅ…」

善子(なにこれぇ…キスだけなのに気持ちよすぎ…♡)

梨子「ちゅっ…はぁっ…ん♡」

善子「ん…あっ♡」ゾクッ

梨子「ぷぁっ…」

善子「あ…はっ…」

梨子「はぁ…はぁ…」

善子「あぅ…♡」トローン

梨子「よっちゃん…好き♡」ギュッ

善子「わらひも…♡リリーしゅきぃ…♡」クタッ

梨子「よっちゃん…?」

善子「ふわぁ…」グッタリ

梨子「あ、あれ?よっちゃん?おーい」ペチペチ

善子「幸せぇ…」ポワポワ

梨子「ふふっ…わたしもだよ♡」チュッ

善子「あっ♡」ビクンビクン

梨子「え」

───
──


~後日~

花丸「あれ?善子ちゃん、昨日いいことあった?」

善子「ヨハネ!まあ、あったといえばあったけど」

ルビィ「梨子さん関係でしょ?」

善子「さすがリトルデーモン4号ね。主のことをよくわかっているわ」

花丸「最近梨子さんとの惚気しか話さない人が何をいうずら」

ルビィ「聞いてるこっちまで恥ずかしくなっちゃうよぉ」

善子「ふふふ…あなたたちもそういった相手を見つけるといいわ!愛とはすばらしいものよ!」

花丸「愛に目覚めた堕天使って…」

善子「もはや光の象徴である愛をも手中に収めたヨハネに、向かうところ敵無しね」

ルビィ「それで、昨日はなにがあったの?」

善子「それを聞いちゃう?」

花丸「話したいオーラ全開で朝からニコニコだったのは誰?」

善子「それがね、ついにリリーがうちに泊まりに来ることになって…///」

ルビィ「ええええ!?まだお泊りしてなかったの!?」

善子「な、なによ…そんなに驚くこと?」

花丸「だって、隙あらばちゅーしてるような二人だし」

善子「甘いわねずら丸。リリーとはそんな生半可な覚悟じゃキスできないのよ」

ルビィ「?」

善子「いやね、ここだけの話…」ボソボソ

花丸「?」

善子「リリーのキスが上手すぎてキスする度に…その、ね///」

花丸「ずら…///」ボンッ

ルビィ「ピギィ///」

善子「だ、だから!あんたたちが思っているよりはそういうことしてないの!///」

花丸「いまのは不意打ちだったずら///」カアア

ルビィ「破廉恥だよぉ///」プシュー

善子「いや、でもね?わたし少しは思うのよ」

花丸「なにを?」

善子「たまにはそういう…の、濃厚なのじゃなくて…///」



善子「リリーの普通のキスがほしい」



おわり
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『善子「リリーの普通のキスがほしい」』へのコメント

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