にこ「生意気ツインテール」

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にこ-アイキャッチ21
帰り道

にこ「はぁー!つっかれた!まったく!海未ももう少し気使いなさいよね!」

にこ「ふー!μ´sも9人になって、それなりに経つわね~!第2回ラブライブも決まったことだし!」

にこ「にしても…ぷぷっ!あの堅物生徒会長の絵里が丸くなったもんよね!今じゃハラショー何回言ってんのよ、あいつ!」

にこ「まあ?これからμ´sのみんなと、この大銀河宇宙No.1アイドルのにこにーが優勝目指して突き進んじゃうだから!」

にこ「さて、さっさと帰ってチビたちにご飯作らなきゃ「はあ~~~~~」…ね?」

???「いやになっちゃうな~」

pixiv: にこ「生意気ツインテール」 by 鷹南。

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にこ「なにー?人がせっかく良い気分で帰宅してるってのにぃー!」

???「もぉ~~~~~」

にこ「んー?公園の方からかしら?」

???「あー、誰かわたしの理解者はいないのかなー?」

にこ「(ブランコに座ってんのは…。あ、小学生ね。ランドセル背負ってるし)」

???「っ!誰かいるの?」

にこ「あ、えっと…、ご、ごめんね~?驚かせちゃったかな~?」

???「そういうのやめてくれないです?わたし、そういう子どもだまし嫌いですから」シラー

にこ「な!?」

???「制服ってことは…中学生ですか?」

にこ「高校生よ!しかも18歳よ!」

???「18歳?見えない~!」

にこ「こ、この…!」イライラ

???「え?怒っちゃうんですか?大人げな~い!」

にこ「(こ、こんのガキ~!)」

にこ「ったく、あんた小学生でしょ?もう暗くなるし、さっさと帰んなさいよ!」

???「ほら!そうやってすぐに子ども扱いするしー!オトナってほんとめんどくさ~い!」

にこ「あー!はいはい!わかったわよ!勝手にしてればいいじゃない!わたしは帰るから!」クルッ

???「あ!待ってよ、ちっちゃいお姉ちゃん!ちょっとわたしの悩みを聞いてよ~!」

にこ「はぁ?」

???「このまま帰ってもまた練習だしつまんないの!」

にこ「練習?なにかは知らないけどわたしだって暇じゃないんだけど!」

???「いいでしょ!誰も来なかったところをお姉ちゃんがたまたま来てくれたんだしさ!いいひまつぶ…相談相手になってくれそうだし!」

にこ「あんた今暇潰しとか言わなかった?」

???「言ってませ~ん」

にこ「(わたしと同じツインテールな癖に生意気な小学生ね!ここで変に意地張って話聞かない方がそれこそ大人げないし、はぁ…)」

にこ「しょうがないわねぇ…。お姉ちゃんが話聞いてやるわよ、ったく」

???「やったー!お姉ちゃんやっさしー!」ギュー

にこ「あー!もう!うざったいわよ!」バッ

???「ちぇー」

にこ「はぁ…。あんた名前は?」

???「わたし?わたしは…」


梨子(11)「桜内梨子、小学6年生よ!」


にこ「梨子ね」

梨子「お姉ちゃんは?」

にこ「にこ、矢澤にこよ!」

梨子「わあ!名前も似てる~!」

梨子「運命かもね~!」ニコッ

にこ「そうね~」プイッ

梨子「ま、ブランコに座ってお話しましょ!」

にこ「へいへい」

◆ ━ ◆ ━ ◆

にこ「んで?あんたはこんな時間に何してるわけよ?」

梨子「それがさ聞いてよ、にこちゃん!」

にこ「(いきなりちゃん呼びですってぇ…?)」

梨子「わたし、ピアノ習ってるんだけどね?まあ、わたしそれなりに出来ちゃうからママや先生からも期待されててね?」

にこ「うんうん」

梨子「今度のコンクールでは1つの挑戦ってことで少し難しい曲弾いてみないかって言われてね?」

にこ「へー、すごいじゃない」

梨子「まあね!」フフン

にこ「(あれ?なんか既視感があるような?わたしの近くにこんなヤツがいたような気が…)」

梨子「それで最近はその曲の練習してるんだけどあんまり上手くいかなくてね」

梨子「先生やママには『乗り越えられない壁なんてないわ!頑張って!』なんか言っちゃってさ!理不尽だよねー?」

にこ「ふーん」

梨子「期待されるのは好きよ?わたしの実力を見込んでしてくれてるんだからね?」

にこ「(すげーな、この子)」

梨子「でも、勝手に目標作って勝手に壁作って『ほら頑張ってねー!』ってやるほうのことも考えてほしいなーって」

にこ「なるほどねー」

梨子「わたし、壁って嫌いなんだよねー。動かないし、魅力ないし、乗り越えようにもわたしの可愛い身体じゃ不可能だし」

にこ「まあわからんでもないわね」

梨子「でしょ?さっすがにこちゃん!」

にこ「ちっ」

梨子「今、なんか舌打ちした?」

にこ「してないにこー」

梨子「わあ、なにそれ!子どもっぽ~い!」

にこ「うっさいわね!小学生のクセに生意気なこと言ってんじゃないわよ!」

にこ「だいたいそんなのクラスのお友だちとかピアノ教室の仲間とかに話せばいーじゃない?」

梨子「やだよ!だってあの子たち、わたしと違って子どもだしー!」

にこ「(ん?)」

梨子「男子はヒーローごっこだの、スカートめくりだの。女子は女子でこの年になってまだプ○キュアだのなんだの、小学生ですか~?」

にこ「(小学生だよ)」

梨子「あ、小学生だったわ!わたしったら…」

にこ「(この子あれだわ。精神年齢が無駄に大人になっちゃって、『わたしあの子たちと違うし!すごいでしょー!』って調子乗っちゃってる典型的なタイプの子だわ)」

梨子「ふふん!こんなジョークも言えるわたしは立派なオトナな女性よねー!」

にこ「…」

梨子「ん?どうしたの?にこちゃん?」

にこ「あんたさ…」

にこ「友だち……いる?」

梨子「なっ!?」

にこ「さっきから自慢話やら周りは子どもっぽいやら色々言って霞んでたけど、友だちは?」

にこ「(まあわたしが言えたことじゃないけど)」

梨子「と、友だちならいるもん!」

にこ「たとえば?」

梨子「い、いるもん!」

にこ「だから、誰?」

梨子「もーう!にこちゃんには関係ないし!別にわたしに友だちがいてもいなくてもお話には関係ないでしょ?」

にこ「いないわけね?」

梨子「だ~か~ら~!」

にこ「(この変に頑固なとこも見覚えあんのよね)」

にこ「ま、頑張りなさいな?梨子ちゃん?」ニヤッ

梨子「むー!」

梨子「にこちゃん、18歳のクセにお胸ないし」

にこ「な!?」

梨子「あはは!壁だ壁だー!」

にこ「うっさいわね!わたしの胸はつまってた夢と希望が溢れだしたから無いだけなの!」

梨子「うわー、大人の言い訳だー」

にこ「こ、こいつッ!」

梨子「小学生に本気で怒るとかダサーい」

にこ「都合のいいときだけ小学生の立場を利用するわね!」

梨子「立場は上手く利用してこそオトナだもんねー!えっへん!」

にこ「くっ」

にこ「(この無理矢理会話を持っていく感じ……はっ!)」


真姫/梨子『まったく。にこちゃんはほんっとお子さまなんだから』クルクル


にこ「(真姫ちゃんかあああ!!!)」

にこ「(なに?ピアニストはキャラにテンプレでもあるの?そっくりじゃないのよ!)」

にこ「(まあ真姫ちゃんにせよこの子にせよ、わたしからしたら…)」

梨子「ふふん!言い返せな「はあ~~~!」…邪魔しないでよ、にこちゃん!」

にこ「ったく、近頃の小学生がここまで生意気だとは思わなかったわ!」

梨子「な、生意気じゃないもん!わたしはオトナな…」

にこ「黙りなさい!」

梨子「うっ」

にこ「今からこのにこにーがありがた~~~いお説教をしてあげるからしっかり聞きなさい!」

梨子「説教?もう聞き飽きたよ!どうせ、にこちゃんもママや先生みたいに頑張れーって言うだけでしょ?」

にこ「しないわ。わたしは応援なんかしない」

梨子「え?」

にこ「わたしは頑張ってるヤツには応援なんかしない。頑張ってるソイツに失礼だからね」

梨子「…」

にこ「話聞いててわたし思ったわ。梨子?あんたすごいじゃない?その歳で期待されてさ」

梨子「う、うん」

にこ「期待されるのは嫌いじゃないって言ったわね?」

梨子「言ったよ!わたしの実力が…」

にこ「じゃあ、あんたはその期待に応えようとしてる?」

梨子「え…」

にこ「話聞いてたらあんた、『わたしすごいでしょ?みんなと違ってこんなにできるの!でも、オトナの作った目標は高すぎて出来ませ~ん!しょうがないよね、小学生だから!』…それしか言ってない!」

にこ「自分がこれだけ頑張ったってことひとこと言ってないのよ!」

にこ「それに、都合のいいときだけ立場を利用する?それが賢いオトナ?」

にこ「笑わせないでよッ!」

梨子「うぅ…」

にこ「それこそ言い訳じゃない!本当にスゴいヤツはどんな状況でも諦めずに失敗してでもぶつかって行くものよ!」

梨子「でも、失敗したら怒られるし!」

にこ「なんで怒られるのを怖がるのよ!完璧なんてないの!失敗したら怒られる!当たり前ことじゃない!」

にこ「そんな当たり前からも目をそらすようじゃオトナになんてなれやしないわよ!」

梨子「で、でも!大人が勝手に作った目標を…壁を!どうやって乗り越えろって言うの!」

にこ「はぁ…」

にこ「…」スゥ

梨子「にこちゃん?」


にこ「壁は Hi Hi Hi 壊せ~るも~のさ♪倒せ~るも~のさ♪自分からもっと力を出してよ~♪」


梨子「!?」

にこ「ふぅ…」

にこ「なーにバカ正直に乗り越えようと上ばっかり見てんのよ!んなもん乗り越えるなんて難しいに決まってんでしょ!」

にこ「高すぎる壁ほど案外、下のほうは脆くなってんのよ!そういうとこに気づいてかなきゃダメ!」

梨子「でも、どうやって倒したり壊したりしたらいーの?わかんないよ!」

にこ「それはわたしだってわかんないわよ!あんたが見つけ出すのよ!あんたのやり方でね?」

梨子「わたしの…やり方……?」

にこ「そ!悩め悩め!」

梨子「にこちゃんズルいー!」

にこ「なんとでも言いなさい!」

にこ「ま!わたしから言わせたらあんたはまだまだガキだってことよ!調子に乗りすぎよ、あんた!」

梨子「むー!お子さま体型なクセに!」

にこ「減らず口は相変わらずね…!」イラッ

梨子「でも…」

梨子「うん!わかったよ!にこちゃん!」

梨子「にこちゃんの言ったように、わたしのやり方を見つけて頑張ってみる!」

にこ「よっし!その意気よ!」

梨子「えへへ♪」ニヘラ

にこ「ふふっ!やっと笑ったわね!梨子!」ニッ

梨子「へ?わたし、話してる時笑ってたと思うけど…」

にこ「心からは笑ってないでしょ?あんたどっか余裕ない顔で必死な顔してたし、本当に小学生かーっての」

梨子「余裕なかったのかな?わたし…」

にこ「ま、余裕あるヤツは見ず知らずのお姉さんに自分の自慢話やらなんやらすることはないでしょーね?」ニヤッ

梨子「ぐぬっ」ムッ

にこ「そんな顔しないの!可愛い顔が台無しよ?」

梨子「そ、そうかな?//」

にこ「(年相応に照れた顔もするじゃない?)」クスッ

にこ「よしッ!にこにーの大サービスよ!『エガオノマホウ』も教えちゃうわ!」

梨子「笑顔の…魔法?」

にこ「よーく見てなさい!行くわよー!!!」

にこ「にっこにっこにー♪」ニコッ

梨子「…」

にこ「…なによ?」

梨子「ダサい」

にこ「ぬぅあんですってぇ!?」

にこ「いいからあんたもやりなさい!にっこにっこにー♪」

梨子「に、にっこにっこにー…」ヒキツリ

にこ「あー!ダメダメダメ!笑顔が足りな~い!名前も近いんだし自分の名前で言いなさい!」

梨子「えぇー!?」

にこ「ほら!」

梨子「り、りっこりっこりぃ…//」ボソッ

にこ「聞こえない!はい!わたしに続けて!にっこにっこにー♪」

梨子「り、りっこりっこりー!//」

にこ「もっと!にっこにっこにー♪」

梨子「りっこりっこりー!!」

◆ ━ ◆ ━ ◆

にこ「ふふっ!こんなもんね!」ニッ

梨子「つ、疲れた…」

にこ「いい?梨子?笑顔は元気の源なの!どんなに苦しいことも辛いことも笑顔で吹き飛ばしなさい!」

梨子「そしたら、にこちゃんみたいに強い女の子になれる?」

にこ「もっちろん!この大銀河宇宙No.1アイドルにこにーが保証するわ!」

梨子「大銀河宇宙って…」

にこ「なによ?」ムッ

梨子「ううん!にこちゃんならそれくらい言っても大丈夫だよね!」

にこ「ふふん!わたしのすごさに気づいたみたいね?じゃあ…」シュルル…

梨子「あ…」

にこ「このリボン、あなたにあげるわ!今回会えたのは偶然かもだけど、この出会いはあんたが言ったように運命かもしれないわ!だからその記念よ!」ニコッ

梨子「ほぇー…//」

にこ「なに?どうかした?」キョトン

梨子「う、ううん!なんにもない!」ブンブンッ

梨子「ありがとう!大切にするね!」ニコッ

にこ「うん!いい笑顔よ!」ニコッ

梨子「えへへ//」ニヘラ

にこ「じゃ、わたしはウチで帰りを待ってる妹たちがいるから、もう行くわね!」クルッ

梨子「に、にこちゃん!」

にこ「なーに?」

梨子「また、会えるかな?」

にこ「さあね?」

にこ「ま、次に会うときは…」クルッ


にこ「わたしに負けないくらい、キラキラ輝く笑顔を見せてきなさい!」


梨子「わぁ…!うん!」ニコッ

にこ「よしっ!」ニッ

にこ「じゃーね!」スタスタッ

梨子「ば、バイバーイ!」フリフリ

梨子「…」

梨子「か、カッコいい…!」

梨子「リボンもらったけど…」

梨子「にこちゃんみたいに髪を下ろしてみようかな?」

梨子「えへへ♪」ニコッ

◆ ━ ◆ ━ ◆

翌日

にこ「んー…」ジーッ

真姫「な、なによ!人の顔ジロジロ見てぇ!イミワカンナイ!」

にこ「いや、べっつにぃ~」

真姫「べ、別にってなによ!この真姫ちゃんに向かってぇ!」

にこ「はいはい!真姫ちゃんは可愛いわね~?よしよ~し!」ナデナデ

真姫「ヴぇぇ!!?ち、ちょっとぉ!//子ども扱いしないでよ、にこちゃん!///」

にこ「(ふふっ!真姫ちゃんのが可愛いげがあってやりやすいわね!)」

にこ「期待してるわよ…」ボソッ

真姫「ん?なんかにこちゃん言った?」

にこ「真姫ちゃん可愛い、かきくけこ!って言ったにこ♪」

真姫「に、にこちゃあああん!!?///」カァァ


この出会いは
にこにとっては真姫の接し方を
改めるきっかけになり

一方の梨子はというと…

梨子「にしても、わたしだけのやり方かぁ!そんな簡単なことじゃないってのはわかるけど…」

梨子「ってここどこ!?なんか、薄い本がいっぱいあるけど…これがオトナの世界!?」

梨子「でも、にこちゃんには立場を都合よく利用するのはダメって言われたしなー」

梨子「う、ううん!これは見学!オトナの女性になるための予行練習よ!」

梨子「じゃ、早速…ん?これは…」スッ

梨子「壁…ドン?」

今後の『壁』の認識を左右する結果に…
なったりして?

終わりよ!
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