梨子「恋人を甘やかさない対策会議」

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梨子-アイキャッチ13
梨子「というわけで、今日も現状把握からやっていこうと思います」

曜「はい」

花丸「はい」

梨子「じゃあ、まずはわたしから。これは昨日のことになっちゃうんだけど…」

pixiv: 梨子「恋人を甘やかさない対策会議」 by しずく饅頭

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善子「リリー♪」ダキッ

梨子「きゃっ!よっちゃん?どうしたの?」

善子「ね、リリー…今日うちに泊まりに来ない?…両親共に用事でいないの♡」

梨子「そ、それって…」ドキドキ

善子「明日休みの日だし、いいでしょ?」

梨子「だ、ダメだよ。昨日うちにお泊まりしたばかりだよ?それにお休みっていっても朝練はあるし…」

善子「別に2日連続でもいいじゃない。ね?ダメ?」スリスリ

梨子「あ、あぅ///」カアア

善子「それはいいってことよね!楽しみにしてるから♪」スタスタ

梨子「ま、また断れなかった…」

───
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梨子「というわけで…」

曜「今朝二人が眠そうに朝練してたのはやっぱりそういう…」

花丸「いや、梨子さん押しに弱すぎずら…」

梨子「お互いのことを考えて、そういうことの頻度は減らさなきゃって思ってるんだけど…」

曜「まあ、わたしも人のこと言えないんだけど…」

花丸「曜さんも?」

梨子「じゃあ、次は曜ちゃんだね」

曜「最近っていうか、今朝のことなんだけどね」


──
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曜「すぅ…すぅ…」

???「…」ゴソゴソ

曜「ん…?」パチリ

千歌「あ、よーちゃん起きちゃった?」

曜「千歌…ちゃん?なんで…」ウトウト

千歌「なんか会いたくなって来ちゃった♡」

曜「来ちゃったって…今何時…?」

千歌「朝の…四時くらい?」

曜「もぅ…常識で考えなよ…ありえないから…こんな…朝から…」ウトウト

千歌「よーちゃん眠い?」

曜「ん…」

千歌「…ごめんね?」

曜「ん…」ギュッ

千歌「あっ…」

曜「ここまで来るの遠いのに…千歌ちゃんの身になにかあったら…わたし…」ギュー

千歌「えへへ…ありがとう曜ちゃん♡」ギュッ

───
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曜「てなことがあったらしくて」

梨子「らしいってなに?」

曜「あはは…寝ぼけてて覚えてなくってさ。千歌ちゃんから話聞いたんだ」

花丸「朝起きたら千歌さんが隣で寝てたってことずら?」

曜「そうなの!もーびっくりしてさー」

梨子「夜中に沼津まで行くって…千歌ちゃんの愛もなかなかに重たいよね…」

曜「うん…危ないことしてほしくないんだけど、強く言えなくて…」

花丸「二人とも恋人に甘すぎるずら!」

曜「ふーん…じゃあ花丸ちゃんはルビィちゃんに厳しく接してると?」

花丸「厳しく、というよりちゃんと節度を守ったお付き合いをしてるずら。梨子さんみたいに誘惑に屈したりしないし、曜さんみたいにやりすぎなことを咎められないなんてこともないずら」ドヤァ

梨子「ふーん…」

花丸「な、なんで疑いの眼差しを…」

梨子「首のところ、気づいてないかもしれないけどキスマーク付いてるよ」

花丸「え!?昨日はルビィちゃんにつけないでって言ったはず…はっ!」

梨子「はいギルティー」

曜「さすが梨子ちゃん…」

花丸「してやられたずら…」ガクッ

曜「それで?昨日花丸ちゃんはどんなふうに誘惑に屈したのかな?」ジトー

花丸「え、えっと…」


──
───

ルビィ「マルちゃーん」

花丸「あ、ルビィちゃん」

ルビィ「図書委員のお仕事手伝いにきたよ」

花丸「ありがとう。でも、今日はやること終わっちゃったずら」

ルビィ「そうなんだ?」

花丸「うん。だから少し早いけど部室に…」

ルビィ「…」ガチャリ

花丸「へ?」

ルビィ「はーなまーるちゃん♡」ニコッ

花丸「えと、なんで入り口の鍵を…?」ダラダラ

ルビィ「そんなの…実はわかってるんだよね?」サワッ

花丸「ひゃっ!?」ビクッ

ルビィ「可愛い声…もっとルビィに聞かせて…?」

花丸「だ、ダメ…!ルビィ…ちゃ…!」

ルビィ「…じゃあ、やめよっか」ピタッ

花丸「え?」

ルビィ「ごめんねマルちゃん。部室行こ?」

花丸「あ、あの、ルビィ…ちゃん…」

ルビィ「なぁに?」

花丸「も、もっと…///」

ルビィ「…あはっ♡しょうがないなぁ♡」スルッ

花丸「んっ♡ルビィちゃ…」

ピロン

ルビィ「あ、善子ちゃんからだ。もうみんな集まってるんだって。行かなきゃね」

花丸「あ、う…」モジモジ

ルビィ「…マルちゃん」

ルビィ「続きは今夜…ね♡」ボソッ

花丸「~っ♡」ゾクゾクッ

花丸「はい…ずら♡」トローン

───
──


花丸「という感じで…」

梨子「それもはや押しに弱いってレベルじゃないよ!?」

花丸「ずらっ!?」

曜「練習なかったら図書室でおっぱじめる気だったよね!?やりすぎを咎めるどころか花丸ちゃんから懇願してたよね!?」

花丸「返す言葉もないずら…」

梨子「まあ、この3人は今更感もあるから…」

曜「それもそうだね」

花丸「元はといえば、そういった現状を打開するために集まったはずずら」

梨子「うん。この会議も今回で3回目だけど、依然わたしたちは恋人に甘いまま…そろそろテコ入れが必要だと思うんだよ」

ようまる『テコ入れ?』

梨子「というわけで、お越しいただきました。Aqours恋人に甘い代表、鞠莉さんです」

鞠莉「ちょっと、なによその紹介」

曜「わーわー」パチパチパチ

花丸「ひゅーひゅーずら」パチパチパチ

鞠莉「サンキュー、オウサンキュー」

梨子(ノリノリだ…)

鞠莉「まったく…梨子から恋愛相談だって聞いてきたのに…」

梨子「間違ったことは言ってないですから」シレッ

鞠莉「善子と付き合いだしてから梨子はだんだんとstrongになってきたわね…」

曜「それはいい傾向なのかな?」

花丸「ただ優しいだけより頼もしいずら」

梨子「そ、そうかな?」

曜「というか、完全に遠慮しなくなってきたって感じじゃない?」

鞠莉「なるほど…あの引っ込み思案な梨子がついに…」ホロリ

梨子「鞠莉さんはわたしの何なんですか…」

鞠莉「ま、それはそれとして」

曜「切り替えはやっ」

鞠莉「あなたたちは恋人に厳しくしたい…ってことでいいのね?」

梨子「厳しくしたいというか、なんでもかんでも受け入れるのをやめにしたいというか」

曜「ダメなことはダメって言えるようになりたい!」

鞠莉「なるほど…それならわたしに任せなさい。取って置きのtechniqueを伝授しましょう!」

花丸「さっき恋人に甘い代表って…」

鞠莉「ノンノン!それは昔の話。今では果南の誘いを断る術を身に付けているわ!」

梨子「おお…」

曜「その術って?」

鞠莉「ふふん♪実体験を元にお教えしましょう」


──
───

果南「ねえ鞠莉」

鞠莉「なあに?果南」

果南「なんでこっち向いてくれないのさ」

鞠莉「理由があるのよ」

果南「ねえ、寂しいよ…鞠莉…?」スッ

鞠莉「っ!」サッ

果南「なっ…」

鞠莉「近付かないで…それ以上近付いたら、わたし何をするか分からない…」

果南「鞠莉…」グスッ

───
──


梨子「いやいやいやいやいや」

曜「待て待て待て待て」

花丸「根本的になにかがおかしいずら」

鞠莉「What?」

梨子「果南さん泣いちゃってるじゃないですか!」

鞠莉「これも愛の鞭なのよ…」

曜「ていうかそれ傍から見たら突き放してるようにしか見えないよ!?」

鞠莉「近すぎると気付けないこともあるわ。お互いに少し距離をとったほうがいいこともあるの」

花丸「どういう思考回路してるずら」

鞠莉「でも、おかげで果南から求めてくる頻度は落ちたわよ?」

花丸「あ、そういえばこの間ルビィちゃんが…」

ルビィ『昨日の夜ね、お姉ちゃんの部屋から果南さんの声がしてなかなか寝付けなかったんだぁ』

花丸「って」

鞠莉「あんの鉱物!よくもわたしの果南を!」ガタッ

梨子(自業自得じゃないかなぁ…)

鞠莉「こうしちゃいられないわ!二人とも手込めにしてくる!」ダッ

曜「…いっちゃった」

梨子「どう思う?」

花丸「多分明日二人に手込めにされた鞠莉さんが見られると思うずら」

曜「わたしもそう思う」

梨子「えっと、どうしよっか?」

曜「鞠莉ちゃんを参考にしようとしたのが間違いだったんじゃないかなぁ」

花丸「とりあえず、今日はこのあとどんなことがあっても恋人の誘惑に屈しないように心がけるずら!」

曜「そうだね、強い意思を持っていればきっと大丈夫だよね!」

3人(((毎回そう言ってるような…気のせいだよね)))

梨子「じゃあ、今日は解散にしようか?」

曜「うん。あ、次の会議いつにする?」

花丸「来週のお休みの日ならまたうちが使えるよ」

梨子「ならまた花丸ちゃんのお家に集合で…」

prrrrrrrr

3人「「「!?」」」

梨子「電話だ…」

曜「しかも…」

花丸「3人同時ずら…」

梨子「わたしはよっちゃんから」

曜「わたしは千歌ちゃん」

花丸「オラはルビィちゃんから…」

3人『…』ゴクリ

ピッ

梨子「も、もしもし、よっちゃん?」

善子『あ、リリーやっと出た!』

梨子「ごめんね、ちょっと立て込んでて…」

善子『そうなの?ならかけ直した方がいい?』

梨子「ううん、もう大丈夫だよ」

梨子(良かった…いつものよっちゃんだ)

善子『ところで、今まで何してたの?』

梨子「曜ちゃんと花丸ちゃんの家に遊びに来てたの。今から帰ろうかなって言ってたところで…」

善子『…会いたい』

梨子「へ?」

善子『今すぐ会いたいの。リリー…』グスッ

梨子「ど、どうしたの!?なにかあった!?」

善子『お願いリリー…』

梨子「わかった!すぐ行くね!よっちゃん今どこにいるの?」

善子『わたしの家にいるから』

梨子「待っててねよっちゃん!」


曜(梨子ちゃんがダッシュで出て行った…)

千歌『よーちゃん?聞いてる?』

曜「あ、うん!聞いてるよ」

千歌『ねえ、今日はどうして千歌のお誘い断ったの?』

曜「いや、だから説明したじゃん。今日は別の用事が…」

千歌『それは千歌よりも大事なことなの?』

曜(千歌ちゃんとわたしの今後のために大事なことというか…)

曜「そういうわけじゃないけど…」

千歌『ふぅん…曜ちゃんは千歌より大事じゃないことのために千歌をすっぽかしたんだ』

曜「あはは、そんなすっぽかしたなんて人聞きの悪い…」

千歌『間違ったことなんて言ってないでしょ!?』

曜「!?」

千歌『さっき梨子ちゃんの声が聞こえたよ…?曜ちゃんはもうわたしに飽きたの?だったらそう言ってよ…』

曜「むっ」カチン

千歌『ごめんね曜ちゃん…わたしに魅力がなかったから…』

曜「千歌ちゃん今どこ?」

千歌『へ?い、家だけど…』

曜「今日今から泊まりに行くから。待ってて」

千歌『え?よ、曜ちゃん?なんか声が怖…』プツッ

曜「はぁ…千歌ちゃんにはわたしがどれだけ愛してるか改めて教える必要があるね」ボソッ

曜「じゃ、花丸ちゃんまたね」スタスタ


花丸(あのカップル怖すぎるずら)

ルビィ『もしもし?マルちゃん?』

花丸「は、はいっ!」

ルビィ『あはは、なんでそんなに緊張してるの?』

花丸「そうかな?えへへ、ルビィちゃんとお話するのが嬉しいからかもしれないずら」

ルビィ『わあ!嬉しいなぁ♡ねえマルちゃん、ルビィね、今からマルちゃんのおうちに行きたくなっちゃった』

花丸「い、今から?」

ルビィ『うん!…ダメ?』

花丸「ううん、大丈夫だよ。オラも楽しみずら♪」

ガラッ

ルビィ「よかったぁ♪」

花丸「ルビィちゃん!?」

ルビィ「来ちゃった♡」

花丸「い、いつから…?」

ルビィ「ついさっきだよ?」

花丸「もう、びっくりしたずら…」

ルビィ「ごめんねマルちゃん」ギュッ

花丸「ひゃっ///」

ルビィ「えへへ…」スリスリ

花丸「なんだか、今日のルビィちゃんは甘えたがりだね」ナデナデ

ルビィ「そういう日だってあるもん」

花丸「ふふっ…可愛いずら♪」

ルビィ「マルちゃん…大好き♡」ギューッ

花丸「オラも、ルビィちゃんが大好きずら♡」ギュッ

花丸(そうだ!いつもこうやって主導権を握れるようにしておけば…)

ルビィ「…えいっ」モニュン

花丸「ひぅっ///」ビクッ

ルビィ「ねえマルちゃん…」

花丸「んっ…///な、なぁに?ルビィちゃん…?」

ルビィ「いいよね?」

花丸「きょ、今日はダメ…あんっ!」

ルビィ「えー?どうして?」サワサワ

花丸(ま、まずいずら!このままじゃまた…!)

ルビィ「ルビィね、マルちゃんがほしいなぁ…♡」ウワメ

花丸「ふわぁ…は、はい…ずら♡」ポー

ルビィ「あはっ♡」

───
──


曜「おじゃましまーす」

千歌「あ、曜ちゃん…い、いらっしゃい…」

曜「ねえ千歌ちゃん」ズイッ

千歌「!?」

曜「千歌ちゃんは夜中にわたしに会いに来ちゃうくらいわたしのこと好きだよね?」

千歌「う、うん…///」

曜「じゃあさっきの電話は何?わたしがそう簡単に千歌ちゃんのこと手放すと思う?」グイッ

千歌「あ、う…曜ちゃ…♡」

曜「もう二度とあんなこと考えないように、わたしがどれだけ千歌ちゃんのこと愛してるか…」スル…

千歌「んっ…///」

曜「身体にわからせてあげる」ボソッ

千歌「はひ…♡喜んで…♡」

───
──


梨子「よっちゃん!」ガラッ

善子「リリー!」ダキッ

梨子「どうしたの?なにか辛いことあったの?」ギュッ

善子「…ごめんなさい」

梨子「よっちゃん?」

善子「なんか寂しくて電話したの…そしたらずら丸たちといるって聞いて、リリーが取られちゃったみたいに感じて…それで…」

梨子「…」ギュッ

善子「ん…」

梨子「馬鹿善子。謝る必要なんてないよ。よっちゃんがやきもちやいてくれた。わたしが他の子といるって知って嫉妬してくれた。こんなに嬉しいことはないよ」

善子「リリー…大好き」

梨子「わたしも…」

善子「…」

梨子「…」

チュッ

善子「んっ…リリー…」サワサワ

梨子「あっ///よ、よっちゃん…ダメ…!」

善子「なんで?」

梨子「だ、だって…昨日もしたし…その…」

善子「リリーはわたしとするの嫌?」ウルウル

梨子「」ズキューン

善子「ねえ、リリー…」

梨子「よっちゃん…きて♡」

善子「ふふっ♡」ガバッ

───
──


善子「というわけで、第五回恋人を堕としきる作戦会議はじめまーす」ダキヨセ

梨子「ん♡」トローン

曜「こんなことしてたんだね…」ギュッ

千歌「よーちゃん♡」

ルビィ「はい!今回も大成功だったよ!」

花丸「ずらぁ♡」スリスリ

果南「前回の会議で決まった一度ダイヤにすり寄る振りをするっていう作戦、効果抜群だったよ」ハグッ

鞠莉「かなぁん♡」

ダイヤ「果南さん…♡」

善子「大成功ね」

曜「それで、この会議はなにするの?」

ルビィ「全員恋人攻略しちゃったもんね」

果南「んー…じゃあ、今度は誰が一番最初に恋人からプロポーズされるか…にする?」

善子「いいわね!じゃあそれで!会議はじめまーす!」



おわり
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