Aqoursのなんでもない一日

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Aqours-アイキャッチ6



花丸「あれ、曜さんずら」

花丸「こんにちは、曜さん」

曜「あ、花丸ちゃん。珍しいね、沼津で会うなんて」

花丸「曜さんはお買い物?」

曜「ううん。これから部活に行こうと思って。そういう花丸ちゃんは?」

花丸「マルは……これずら!」

曜「これは、のっぽパン?」

花丸「ずら。期間限定みかん味ののっぽパン、これを買うために沼津まで来ました」

曜「花丸ちゃんはのっぽパンが好きだねー。そう言えばみかんも好きなんだよね」

花丸「うん。甘くて、ちょっぴりすっぱくて、とっても美味しいずら。曜さんも好きですよね?」

曜「あと千歌ちゃんもね。この辺の人は皆好きだよね。やっぱ産地だからかな」

花丸「善子ちゃんは嫌いですけどね。なんか、食べ過ぎて嫌になったのかも、とか言ってたずら」

pixiv: Aqoursのなんでもない一日 by あめのあいまに。

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曜「あはは。まあ確かに飽きるほど食べさせられるからねー」

花丸「そういえば、今度夏祭りに行こうってルビィちゃんたちと話してたんですけど、曜さんたちもどうですか?」

曜「えっ、いいの?」

花丸「もちろんずら! 多い方が楽しいと思うし。良かったら他の人も誘ってみてほしいずら」

曜「わかった! それじゃあ声かけてみるね。あっ、バスが来たからそろそろ行くね」

花丸「ばいばいずら」

曜「ヨーソロー!」



ダイヤ「ふう、疲れましたわ」

ダイヤ「ちょっと飲み物でも買いに行きますか」

曜「あれ、ダイヤさん」

ダイヤ「あら曜さん。今日は練習はお休みだと思いましたけど」

曜「ちょっと水泳部の活動に顔出そうかと」

ダイヤ「スクールアイドルと掛け持ちで凄いですわね。素晴らしいことですが、無理はしないでくださいね」

曜「もちろん! ダイヤさんこそ、生徒会ですか? 夏休みなのに大変ですね」

ダイヤ「ええ、まあ。人手不足でやることはいくらでもありますし、こういう時こそ捗って良いくらいですわ」

曜「手伝いますか?」

ダイヤ「あなたは部活があるでしょう。それにもうすぐ一段落つくところですから大丈夫です。気持ちだけいただいておきますわ」

曜「了解であります! あ、そういえば花丸ちゃんから夏祭りに行こうって話があったんですけど」

ダイヤ「ああ、その話ならルビィから聞きましたわ」

曜「ルビィちゃんから、まあそりゃそうですよね。ダイヤさんは来れそうですか?」

ダイヤ「ふふっ、そうですね。せっかくだし行きましょうか。夏休み、生徒会の仕事ばかりというのも勿体ないですし」

曜「よーし、ダイヤさんの浴衣姿、楽しみにしてます!」

ダイヤ「何も浴衣で行くとは言ってませんが」

曜「え、着ないんですか?」

ダイヤ「いえ、着ていくつもりではありましたけど」

曜「ですよねですよね! ダイヤさんの浴衣姿、似合うだろうなあ。待ち遠しヨーソロー」

ダイヤ(コスプレ好きなのは知ってましたけど、なんだかこの曜さん若干怖いですわ)

ダイヤ「それでは、私はそろそろ戻りますから。曜さんも部活頑張ってくださいね」

曜「はーい」

ダイヤ「ふう……」

ダイヤ「曜さんは元気ですわね。私も気合を入れてもう一仕事」

ダイヤ「……」

ダイヤ「飲み物買うの忘れてましたわ」



ダイヤ「さて、そろそろ帰りますか」

ダイヤ「その前に軽く校内の見回りでもして……」

ダイヤ「あら、屋上の鍵が開いてますわね」

善子「……フッ……ハッ……」

ダイヤ(あれは善子さん)

ダイヤ「こんなところで何してますの」

善子「げっ」

善子「ふ、見つかっては仕方ないわ。これは悪魔降臨の儀式……クククッ、見たからにはただでは済まないわよ」

ダイヤ「素直に練習してたと言えば良いのに」

善子「なっ、練習なんかしてないわよ。儀式の舞を奉げてたの!」

ダイヤ「はいはい」

ダイヤ「そういえば、ルビィたちと夏祭りに行くんですよね?」

善子「え、なに、来るの?」

ダイヤ「私が来ては不都合でも?」

善子「冗談よ。皆も誘おうって流れになってたし」

ダイヤ「フツーに傷つきましたわ」

善子「ごめんって。今度プリン奢るから」

ダイヤ「仕方ありませんわね」

善子(ちょろい……)

善子「なんにしても、結局9人で行くことになるんじゃない」

善子「お祭りなんてあんまり行かないけど、皆で行った方が私も楽しいと思うし……」

ダイヤ「何か言いまして?」

善子「なんでもない!」

ダイヤ「本当素直じゃないですわね……あと、練習は結構ですけど、熱中症には気をつけて。こまめな水分補給と休憩を忘れずに」

善子「練習じゃないって何度言えば……というか聞こえてたんじゃない!」



善子「流石に疲れたわ……帰りましょ」

善子「屋上って照り返しが凄いのよね。さながら網の上で焼かれる魚の気分だったわ」

善子「バスは……もうちょっとかかりそうね」

鞠莉「ハァイ、善子」

善子「ヨハネよ! って、マリーじゃない」

鞠莉「こんなとこで何してたの?」

善子「新たなリトルデーモンを探しに来ただけよ」

鞠莉「夏休みだし人いないんじゃない?」

善子「そうでもないわ。部活で来てる人はそこそこ見かけたわ」

鞠莉「I See. 善子も自主練ってわけね」

善子「だからヨハネよ! 別に練習なんかしてないから」

鞠莉「本当かな~? うりうりぃ」

善子「ちょっ、汗かいてるんだから止めなさいよ! というか暑苦しいわよ」

鞠莉「フフーン、どうして善子ちゃんはそんなに汗だくでお疲れなのかしら?」

鞠莉「教えてくれるまで止めてあげないわよー」

善子「わ、わかった。練習してた。してました」

鞠莉「よく言えました。ご褒美に果南直伝のハグをさしあげまぁす」

善子「うぎゃー」

……

鞠莉「なんだか私まで汗かいちゃった」

善子「そりゃそうでしょうね……」

善子「というか、マリーはなんでここにいるのよ」

鞠莉「こないだ千歌っちのところから蜜柑をいただいたから、お礼がてら海辺を散歩でもしようかなって」

善子「ふーん」

善子(真っ白のワンピースにつば広帽でお嬢様って感じ。海岸を歩いてたら様になるでしょうね)

善子「そう言えば話は変わるけど、今度皆で夏祭りに行かないかって話があるの。マリーも来るでしょ?」

鞠莉「Of cause! それじゃ、千歌っちにも話しておくわね」

善子「ええ、お願い」

善子「あ、バスが来たみたい」

鞠莉「チャオ~、善子」

善子「ヨ・ハ・ネ!」



鞠莉「千歌っちー」

千歌「あ、鞠莉ちゃん! どうしたの」

鞠莉「こないだ蜜柑いただいたでしょ。とっても美味しかったからお礼を言おうかと思って」

鞠莉「あと、これ。つまらないものだけど」

千歌「わわっ、そんなの良いのに。ありがとー」

鞠莉「ふふ、こちらこそ。千歌っちは犬の散歩?」

千歌「うん。しいたけったら暑いせいか全然進んでくれなくて困っちゃうよー」

鞠莉「まあ、この毛並みじゃねえ……おー、よしよし」

千歌「おおっ、鞠莉ちゃんしいたけの扱いが上手だね」

鞠莉「そう? この子がお利口さんなのよ。ねー?」

鞠莉「そうそう。一年生たちが夏祭りへ行かないかって。千歌っちもどう?」

千歌「本当? 行く行く! わぁ、楽しみだなあ」

鞠莉「千歌っちならそう言ってくれると思ったわ」

鞠莉「帰りは混むし遅くなるだろうから、そのままホテルオハラで二次会兼お泊りパーティしても良いかもね」

千歌「なにそれ凄い! 絶対楽しいよ!」

鞠莉「せっかくのフェスティバルですもの。楽しまなくちゃ」

千歌「んー、今から待ち遠しいなあ」

鞠莉(千歌っちったら、子供みたいにはしゃいじゃって可愛いわね)

千歌「私の顔に何かついてる?」

鞠莉「千歌っちみたいな妹がいたら素敵ねって思ってたの」

千歌「それは良いねー。私も鞠莉ちゃんみたいなお姉さんがいたらなあ」

千歌「志満ねえは優しいけど、美渡ねえはすぐ余計なこと言うし」

鞠莉「まあまあ。お姉さんたちもきっと千歌ちゃんのことを思ってのことよ」

千歌「そうなのかなー。まあ、そうなのかもしれないけど……」

千歌「って、もうこんな時間。そろそろ帰らないと」

鞠莉「呼び止めちゃってごめんね」

千歌「ううん。楽しかった! お返しもありがとう。鞠莉ちゃんはこの後どうするの?」

鞠莉「私はもうちょっとこの辺を散歩してるわ」

千歌「そっか。じゃあまたねー」

鞠莉「See you,千歌っち」



千歌「はあ。美渡ねえったら、帰ってきてから買い物行ってきてなんて」

千歌「やっぱり鞠莉ちゃんがお姉さんだったらなあ」

千歌「……」

千歌「やめやめ。考えても仕方ない」

千歌「あれ、ルビィちゃん! おーい!」

ルビィ「ピギィ……あ、千歌ちゃん」

千歌「ルビィちゃんもお買い物?」

ルビィ「うん。お姉ちゃんのプリンを食べちゃって……同じの買おうと思ったんだけど見つからなくて」

千歌「あー。それじゃ一緒に探そうか?」

ルビィ「でも」

千歌「良いから良いから」

……

千歌「あ、これじゃない?」

ルビィ「あ、そうです。ありがとうございます」

千歌「どういたしましてー」

千歌「あ、そういえば鞠莉ちゃんから聞いたんだけど夏祭り行くんだって。私たちも行って良いの?」

ルビィ「もちろん! 皆で行きましょう」

千歌「やった。そしたら、鞠莉ちゃんがホテルオハラで二次会兼お泊り会しないかって。どうかな」

ルビィ「やりたい、けどお姉ちゃん良いって言うかな」

千歌「そこはだいじょーぶ! 鞠莉ちゃんと果南ちゃんにかかれば、ダイヤさんも折れるって」

ルビィ「あはは、そうかも」

千歌「それじゃ決まりね! またね!」

ルビィ「うん。プリン探し手伝ってくれてありがとう」

ルビィ「そういえば千歌ちゃん、何も買わずに出てっちゃったけど大丈夫かな」



ルビィ「あ、梨子ちゃん」

梨子「あ、ルビィちゃん。こんな時間にお買い物?」

ルビィ「うん。ルビィが間違ってお姉ちゃんのプリン食べちゃったから、代わりをを買いに」

梨子「そっか」

ルビィ「千歌ちゃんにも探すの手伝ってもらったんだけど、千歌ちゃん何も買わずに帰っちゃったの」

梨子「あー。それでさっき帰ってくるなりまたすぐ慌てて出て行ったんだ」

ルビィ「梨子ちゃんはお散歩ですか?」

梨子「ええ。ちょっと夜の海を見に」

ルビィ「うわあ、素敵ですね」

梨子「そんな大したものじゃないけどね。新曲のイメージが湧かないから、気分転換に」

ルビィ「ルビィも何かお手伝いできれば良いんだけど……」

梨子「ルビィちゃんは衣装製作頑張ってるから、十分助けられてるよ」

梨子「でも、もし何かあったら相談するね」

ルビィ「うん!」

ルビィ「ところで梨子ちゃんは今度の週末空いてますか? 皆で夏祭りに行こうって思ってるんですけど」

梨子「空いてるよ。夏祭りかあ」

ルビィ「その後鞠莉さんの家でお泊り会をやろうって話もあって」

梨子「一気にスケールが大きく……でもわかった。楽しみにしてるね」

ルビィ「はい。ルビィも楽しみです」



梨子「ふう、夜風が気持ち良い」

梨子「今日は晴れてて月も綺麗……なんだか良い曲が思い浮かびそう」

梨子(って、なにあれ。何かが海からこっちに向かってくる)

梨子(まさか鮫……じゃないよね? でもここら辺で昔大きな鮫が捕獲されたって千歌ちゃんから聞いた気が)

ザパァン

梨子「ひいっ」

果南「あれ、梨子ちゃん?」

梨子「か、果南さん? どうしてここに」

果南「いやあ、良い夜だからちょっと潜ってみようかと」

梨子「まさか淡島からここまで?」

果南「えっ? いやいや、流石に夜は危ないからこっち来てから潜ったよ」

梨子(夜じゃなかったら泳いで渡るのかな……)

果南「梨子ちゃんこそ、どうしたの?」

梨子「新曲のイメージ何かつかめないかなあって。ここの海って、やっぱり特別なので」

梨子「今はなんだか、ジョーズのテーマみたいのが出てきそうですけど」

果南「あー、なんかごめんね」

梨子「いえ……果南さんが悪いわけじゃないので」

梨子「そういえば、今度の夏祭りに皆で行かないかってルビィちゃんから誘われたんですけど、果南さんも来ますよね?」

果南「うん、行くよ」

梨子「その後はホテルオハラでお泊り会だそうです」

果南「鞠莉ったら相変わらずだね」

梨子「ふふっ、でも私はそっちも楽しみです」

果南「うん。まあ私も楽しみかな」

果南「それじゃ私はもう一泳ぎしてくるけど……」

果南「そうだ、梨子ちゃんも一緒にどう? 夜はまた昼間とは違った景色が見えて面白いよ」

梨子「えぇ、でも」

果南「私がしっかりエスコートするからさ。何か曲のイメージも掴めるかもよ?」

梨子「そ、それなら少しだけ……」







果南「流石に凄い人だねー」

梨子「わわっ、はぐれちゃいそう」

ルビィ「善子ちゃーん? どこー?」

千歌「見て見て、みかん飴だって! すみません。これ一つください!」

鞠莉「ちょっとカナーン? 梨子と二人っっっきりでナイトダイビングしたって聞いたんだけど、どういうことなの?」

善子「今宵はサバト、リトルデーモンたちの饗宴……って待ちなさいよー」

ダイヤ「皆さん、はしゃぎすぎですわ。他の方の迷惑に」

曜「よーしこー! こっちこっち」

花丸「あ、花火ずら!」

ルビィ「うわあ、綺麗」

善子「ふっ、どうやら空も堕天使の降臨を祝福しているよね」

花丸「堕天使が祝福されてどうするずら」

果南「まあまあダイヤ。今日くらいは良いんじゃない? ちょっとくらい羽目を外したってさ」

ダイヤ「そうかもしれませんわね」

鞠莉「ちょっと! 無視するな! このバ果南!」

千歌「梨子ちゃん、曜ちゃん」

梨子「ん?」

曜「どうしたの?」

千歌「ううん。私たち、これからもずっとこうやって同じ空を見ていられるかなって」

梨子「どうだろうね」

曜「でも、もしそうだったら素敵だね」

千歌「うん!」


おしまい
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