善子「え?わたしとリリーが?」

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善子-アイキャッチ26
善子「なによいきなり」

花丸「付き合ってるの?」

善子「リリーと?」

ルビィ「うん」

pixiv: 善子「え?わたしとリリーが?」 by しずく饅頭

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善子「付き合ってなんかいないわよ」

花丸「またまた~」

善子「え、なに?なんなのその微妙にイラつく反応」

ルビィ「えへへ、こっちには証拠があるんだよ!」

善子「証拠?」

花丸「この前、部室で抱き合ってたのを見たずら!」

善子「ああ、たぶんあのときね」

ルビィ「やっぱり心当たりが!」

善子「そのときわたしマント羽織ってたでしょ?」

花丸「え?…うん」

善子「あれね、いつもみたいに堕天してたらマントにつまづいて転びそうになったのをリリーが受け止めてくれたのよ」

ルビィ「そうなの?」

花丸「お、オラ気恥ずかしくてすぐ走っていっちゃったからそこまでは…」

善子「そういうことよ」

ルビィ「あ、でもでも!練習でストレッチするときいっつも梨子さんと組んでるよね!」

善子「いや、なんかすでに固定メンバーみたいになってるじゃない。ルビィだっていっつもずら丸と組んでるでしょ?今更変えるものでもないし」

ルビィ「た、たしかに…」

花丸「まだあるよ。たまに休憩中にお互いの耳元でぼそぼそ言ってるのはなにずら?愛の言葉でも囁いてるんでしょ?」

善子「普通のお喋りよ。そんなんじゃないわ。お互いに疲れて喉乾いてるから小声になってるだけ」

ルビィ「ときどきみんなでお弁当食べるときにあーんってしてるずら」

善子「それくらい曜と千歌だってしてるじゃない。気になるおかずがあったからもらってたの」

花丸「お昼休みにふらっといなくなったと思ったら中庭で梨子さんに膝枕されてるの見たことあるよ?」

善子「あまりにも眠くて中庭で昼寝しようとしたら偶然リリーがいたから、寝やすいように枕になってもらったのよ」

ルビィ「たしかおそろいのキーホルダーかばんにつけてるよね?」

善子「前に沼津で偶然会ったときに一緒に買ったのよ。その頃はまだリリーがこっちに越してきて間もなかったからね。緊張がほぐれますようにっていうヨハネ流の気遣いよ。深い意味はないわ」

ルビィ「え?つい最近までつけてなかったような…」

善子「気のせいよ」

ルビィ「で、でも…」

善子「気のせいよ」

花丸「この間梨子さんの家にお泊りしてたって千歌ちゃんが言ってたずら」

善子「別に仲悪いわけじゃないんだからそれくらいするわよ。あんたたちだってうちに泊まりに来たことあるでしょ?」

花丸「でも、同じベッドで寝てたって…」

善子「その日は丁度別のお客さんが来る事になったとかでわたしのぶんの布団がなかっただけよ。リリーが床で寝るって言い出したからさすがにそれはと思ってね?」

花丸「1週間に2回は善子ちゃんの姿を見るって千歌ちゃん言ってたずら。しかも毎回同じベッドって」

善子「毎回お客さんが来るのよ。あと、最近はギルキスの曲作りを詰めてるから、頻度が高いのはそれでよ」

ルビィ「行きのバスで隣に座ったときにかばんで隠しながら手繋いでるって曜さんが」

善子「…」

ルビィ「善子ちゃん?」

善子「なんか手を置くポジションが丁度リリーと同じ場所になって、それがたまたまかばんの陰になってるだけであってべつに手を繋いでるわけじゃないわ。ほら、楽な体勢ってあるじゃない?そうすると偶然手の位置が同じようなところに来るのよ」

花丸「ときどき梨子さんの髪に顔うずめてるのは?」

善子「ほら、リリーっていい匂いするから。疲れてるときにアロマセラピーがてらやるの。深い意味なんてないから」

ルビィ「ストレッチのときにやたら体密着させてるのは?」

善子「わたし体重軽いほうだから、リリーにはあれくらいして体重かけないとストレッチにならないのよ」

花丸「前に沼津で手繋いで歩いてるの見たって千歌ちゃんが」

善子「…」

花丸「…」

善子「ほら、わたし末端冷え性なんだけどあのときはとくに右手が冷たくて。仕方ないから暖めてもらってたのよ」

花丸「え?そうなの?善子ちゃん、ちょっと手出してほしいずら」

善子「今は完治してるわ」

ルビィ「練習が終わった後の部室に残ってキスしてたって果南さんが」

善子「角度の問題よ。ただ目にゴミが入って痛かったからリリーに見てもらってただけよ。そのときたまたま顔が近くてリリーが覗き込むようなかたちになってたから角度によってはそう見えるのもしかたないわね」

花丸「みんなで歩いてるときやたら梨子さんに体寄せて歩くのは?」

善子「あんまり道端で大声だしたくないからよ。隣に聞こえるレベルの声で話すとあれくらい近くなるのよ」

ルビィ「最近梨子さんが毎日お弁当作って善子ちゃんに渡しに来るのは?」

善子「最近はお母さんの都合でお弁当作ってもらえないし、自分で作るのも面倒って話したらついでだからってことでわたしの分も用意してくれるようになったのよ。深い意味はないわ」

ルビィ「たまにご飯の上に海苔で『I LOVE YOU』って書かれてるのは?」

善子「…」

ルビィ「…」

善子「…」

ルビィ「…善子ちゃ」

善子「リリーは、友情の意味で大好きって言うときでもI LOVE YOUって訳されるのよ。つまり親愛の印であって特別な意味が込められているわけじゃないわ。深読みしすぎよ」

ルビィ「あれ見てやたらニヤついてるよね」

善子「どんな形であれ好きって言われて嬉しくない人なんていないでしょ」

ルビィ「ふぅん…善子ちゃん!」

善子「い、いきなりなによ…あとヨハ」

ルビィ「大好きっ♡」

善子「ほえ?」

花丸「オラも、善子ちゃん大好きずら♡」

善子「あ、ありがと…///わたしも…好き…///」

ルビまる((可愛い…))

ルビィ「でもあのときほどニヤけないね?」

善子「わたしのリアクション日替わりなのよ」

花丸「この前うちでお泊まり会したときに梨子さんから電話かかってきて、部屋の外で『愛してる』って言ってから電話切ってたよね?」

善子「…」

花丸「あれはいったい…」

善子「あれは愛してるって言ったんじゃないわ。アルシエルっていったのよ」

花丸「あ、あるしえる?」

ルビィ「?」

善子「地獄の最下層、虚無界に棲むとされる暗黒の神よ」

花丸「え、なんで梨子さんにそれを?」

善子「リリーが、最後に好きな暗黒の神は誰か教えてって言ったからよ」

ルビィ「たまに善子ちゃんの首筋に赤い痕
ついてるけど…」

善子「わたし暑くなってくると窓開けて寝るのよ。そしたら虫入ってくるじゃない?川近いし。わたし運悪く毎回目立つところ刺されるのよ」

ルビィ「え、でも善子ちゃんの家って結構上の方じゃ…」

善子「入ってくるのよ」

花丸「この前松月の前通ったら道側の席に座ってお互いに食べさせあってる二人を見かけたずら」

善子「お互いに頼んだものがたまたま食べたくなって、お皿交換するの忘れたまま食べてたのよ。うっかりしてただけよ」

ルビィ「あとね、部室でいるときとかに梨子さんが右手で前髪さわった後に耳さわりながら善子ちゃんに向けてウインクしてるのはなに?」

善子「…は?」

ルビィ「ちなみにね、だいたいは金曜日とかの次の日がお休みの日に見かけるよ」

善子「な、なんのこと?」

花丸「あ、そのあと善子ちゃんが堕天使のポーズとるときに梨子さん見ながら指を何回か動かすと梨子さんが赤くなってうつむくのと関係あるずら?」

善子「そ、そそそんなことしてないけど?」

ルビィ「えー?ルビィ三回は同じ場面見たよ?」

花丸「オラもずら」

善子「なっ…!」

ルビィ「ねぇねぇ善子ちゃーん」

善子「よ、ヨハネよ…」メソラシ

花丸「善子ちゃーん」

善子「う…あ…」タジタジ

ルビまる『梨子さんと付き合ってるの?』

善子「………はい」

ルビまる『やっぱりね』

───
──


善子「まさかあれに気付かれてるとは思わないわよ…」

花丸「まあ、多分サインに気付いてるのはオラとルビィちゃんだけだと思うずら」

ルビィ「偶然見つけちゃったんだよね」

花丸「うん。梨子さんとお話してるときに一瞬だけ梨子さんの視線が別の方向に向いたから、思わずそっちを振り向いたら善子ちゃんがいたずら」

ルビィ「マルちゃんから話を聞いたときにルビィのセンサーがピギッってきたの!」

善子「そこはビビッとじゃないのね」

花丸「ところで、あのサインはどんな意味なの?」

善子「そ、そんなこと教えるわけ無いでしょ。一応リリーとの二人だけの秘密のサインなんだもん。秘密は大事にしたいのよ」

ルビィ「ふふふ…善子ちゃんってば乙女だね~」ニヤニヤ

善子「その顔やめて!あとヨハネ!」

花丸「オラが読む恋愛小説をもとに考えると…梨子さんのほうが『今日うち来る?』で、善子ちゃんのが『今夜は寝かせないわよ』とかだったりして」アハハ

善子「」ガタッ

ルビィ「…まさか」

花丸「図星…ずら?」

善子「ぅ…///」カアア

ルビィ「うわー…うわー!ねえねえねえ!そ、それってどんな感じなの!?」

善子「ど、どんなってなによ!」

ルビィ「えー?それはモチロン…夜の二人の関係…♡」

花丸「ずらぁ!?る、ルビィちゃん!破廉恥ずらー!///」

ルビィ「でも、マルちゃんも気になるでしょ?」

花丸「それは…」チラッ

善子「な、なによ…」

花丸「気になるずら…///」ポッ

善子「もう!二人してからかわないで!なんで友達に恋人との性事情なんて話さなきゃいけないのよ!///」

ルビィ「後学のためにも聞いておきたいなって。ね、マルちゃん?」

花丸「こ、後学?」

ルビィ「…ね、マルちゃん♡」

花丸「ずらぁ…///」

善子「あんたたちなんて初めてで失敗して泣きそうになればいいのよ」

ルビィ「体験談?」

善子「し、失敗なんてしてないし!」

ルビィ「てことはシたんだ…」

善子「ハッ!謀ったわね!///」

花丸「大人ずらー…」

ルビィ「まあ、さっきのサインの話が本当なら攻めは善子ちゃんで間違いないよね」

善子「勝手に決め付けないでよ」

ルビィ「たまに逆転…と」メモメモ

善子「ぬああああ!メモるなあああ!」

ルビィ「それにしても梨子さんバリネコなんだぁ…似合うね」

善子「まあ、リリーが必死にしがみついてきながら声を殺してるのは正直ゾクゾクす…ってこら!また誘導して!」

花丸「今のは完全に勝手に話してたよ?」

ルビィ「とにかく、いままで善子ちゃんがごまかしたことを整理してみよっか」

花丸「正直ごまかせてたか怪しかったけど」

ルビィ「部室で抱き合ってたのは?」

善子「家まで我慢できなくて…」

花丸「ストレッチのときいつも一緒なのは?」

善子「自分の彼女が他の人とベタベタするのが嫌っていうか…」

ルビィ「休憩中にぼそぼそ喋ってるのは」

善子「大好きって言い合ってる」

花丸「お弁当あーんってしてるのは」

善子「わたしの趣味」

ルビィ「中庭で膝枕されてたのは」

善子「純粋に甘えたかったから」

花丸「おそろいのキーホルダーは」

善子「初デート記念に買ったわ」

ルビィ「週2でお泊りっていうのは」

善子「マジ」

花丸「バスでこっそり手繋いでるのは」

善子「パっと見ただの友達だけど裏では…っていう少しの背徳感がたまらなくて」

ルビィ「梨子さんの髪に顔うずめてるのは」

善子「練習中の汗の臭いが混じったリリースメルが癖になって…」

花丸「ストレッチで体密着させるのは」

善子「誘ってる」

ルビィ「前に沼津で手繋いでたっていうのは」

善子「人目もはばからずイチャイチャしてただけよ」

花丸「練習後に部室に残ってキスしてたっていうのは」

善子「家まで我慢できなくて…」

ルビィ「やたら梨子さんに体寄せて歩くのは」

善子「たとえ一ミリでも傍に寄りたいから」

花丸「梨子さんがお弁当持ってきて海苔でメッセージ書かれてるのは」

善子「リリーの手料理が食べたくてお願いしたの。メッセージ最初見たときは感動ですでにお腹いっぱいになってたわ」

ルビィ「電話越しに愛してるって言ってたのは」

善子「リリーが電話切るときにはそう言ってほしいって言うから…」

花丸「首筋の痕は」

善子「…察して」

ルビィ「とりあえず思ったんだけど、実は隠す気ないよね?」

花丸「目撃情報過多ずら」

善子「一応公にするのはやめよっかってリリーと話したんだけど…」

ルビィ「誰でも気付くよ」

花丸「あるときを境にして露骨にベタベタし始めたもんね」

善子「付き合う前とあんまり変わらないと思うんだけど…」

ルビィ「うん、自覚症状ない時点でもうダメだね」

花丸「もしかしたら、今頃梨子さんも同じような状況だったりして」

善子「リリーは恥ずかしがって誤魔化しそうだから、あの二人に絡まれてあたふたしてるかもしれないわね。可愛い」

ルビィ「妄想の梨子さんでも満足できるのがすごいね」

───
──


曜「梨子ちゃん梨子ちゃん」

千歌「ちょっと聞きたいことがあるのだ」

梨子「うん、なに?」

曜「梨子ちゃんってさ」

千歌「もしかして善子ちゃんと付き合ってる?」

梨子「あれ?言ってなかったっけ///」テレテレ

ようちか((誤魔化したらいじろうと思ったのに…))ショボン



おわり
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