曜「私が花陽ちゃん!」花陽「私が曜さん?」

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花陽-アイキャッチ14
※ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルALL STARSの時空です。音ノ木坂学院と浦の星女学院が近くにある設定も足しました。


ー音ノ木坂学院アイドル研究部室ー

海未「花陽、最近たるみ過ぎですよ!」

花陽「そうかなぁ」モグモグ…

海未「どうして練習前に天むすなんか食べているんですか!」

花陽「そこにおにぎりがあったから……かな」

海未「没収です。あとで食べてください」ヒョイ

花陽「あぁ……」

海未「自分のお腹のたるみを見ても何も思わないんですか」

凛「う、海未ちゃん言い過ぎだよ」

海未「凛はこのままの花陽で良いと?」

凛「それは嫌だけど……」

花陽「私はこのままのかよちんも好きだなー」

海未「自分で言わないでください……わかりました。ダイエットです。登山です。富士山です」

花陽「い、いきなり!?」

海未「山に登れば穢れや脂肪なんて一瞬で消えますよ。私達と共に頂上へ!」

pixiv: 曜「私が花陽ちゃん!」花陽「私が曜さん?」 by 二三

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凛「ちょっと待って、凛も?」

海未「花陽の連帯責任です」

凛「何も連帯していないのに!?か、かよちん!早く痩せて!今食べた天むす全部出して!」

海未「そこまで登山が嫌ですか。では3日だけ猶予をあげます」

花陽「たったの3日……って来週の月曜日って事?」

海未「はい。第1月曜は恒例の身体測定がありますので、そこで皆にも発表して事の重大さを感じてもらいます」

花陽「うぅ……」

海未「それでは、そろそろ準備してくださいね。今日は例のダンス練習場での練習ですよ」スタスタ…

花陽「どうしよう……」

凛「かよちん」

花陽「凛ちゃん?」

凛「……眠ったら死ぬからね」トオイメ

花陽「諦めちゃったのぉ!?」


ー同時刻・浦の星女学院スクールアイドル部室ー

曜「うーん」

千歌「曜ちゃん、どうしたの?」

曜「ほら、3ヶ月後にスクールアイドル向けの小さいコンテストがあるでしょ?」

千歌「うん」

曜「前の衣装も使うから引っ張り出してみたんだけど、ボロボロでね。結構激しいダンスだったからこのまま使ったら途中で破けちゃうかも」

千歌「曜ちゃんがえっちな姿に……」ボソボソッ

曜「何か言った?」

千歌「な、何でもないよ」

曜「それで丈夫な衣装を作ろうと思うんだけど、アイディアが浮かばなくてね。そのせいで新衣装にも中々取りかかれないし……」

千歌「わ、私で力になれる事があったら言ってね。応援でも肩揉みでもお付き合いでも何でもするから!」

曜「ありがとう千歌ちゃん」

千歌「スルーかぁ……」ボソッ

曜「でも千歌ちゃんも作詞で忙しくなかったっけ」

千歌「作詞くらい大丈夫!また梨子ちゃんに手伝ってもらうから!」

梨子「千歌ちゃん?」ゴゴゴ…!

千歌「げえっ、いつからそこに!?」

梨子「毎回毎回反省していないみたいね。今日こそは2人きりで作詞に専念しましょ」

千歌「そ、そんな、ダンス練習最終日なのに!?明日から果南ちゃんの筋トレメニューばっかりなんだよ?」

梨子「そ、れ、で、も!」

千歌「梨子ちゃんの鬼ぃ……」ウルウル…

梨子「そういう事だから曜ちゃん、ダンス練習場に行った皆にも伝えてもらえる?」

曜「う、うん。じゃあ千歌ちゃん頑張ってね」

千歌「やーだぁー」

梨子「やだじゃないの。ほら、作詞ノート開いてっ」

曜「(最近、2人とも仲良いなぁ。千歌ちゃん、やっぱり梨子ちゃんの事が好きなの?はぁ……やな事ばっかり)」スタスタ…


ー数時間後・ダンス練習場休憩所ー

曜「つっかれたー」グデー

曜「(広いダンス練習場だからって3時間ぶっ通しはキツいなぁ……ダイヤさんやり過ぎだよぉ)」

花陽「ぴょぇぇ」ヨロヨロ…

曜「あれ、花陽ちゃん?」

花陽「よ、曜さん、こんにちは」

曜「こんにちは。μ'sもここで練習しているの?」

花陽「そうなんです。人気のダンス練習場なので、予約が今日しか取れなくて」

曜「うちもそんな感じ。スクールアイドルが増えて、ここも賑わってきたねー」

花陽「良い事です」エッヘン

グゥ…

花陽「あっ///ご、ごめんなさい」

曜「練習したらお腹減るから仕方ないよ。もちろん、おにぎり持ってきているんでしょ?」

花陽「それがその……海未ちゃんに太り過ぎだって言われて、禁おにぎりしてるんです」

曜「き、禁おにぎり?」アセアセッ

花陽「しかも月曜日に体重測定で太っていたら、登山する事になっているんです……」

曜「今日が金曜日だから、実質2日か。果南ちゃんの激しい筋トレならどうにかなりそうだけど」

花陽「たしかに果南さんなら……でも、海未ちゃんと千歌さん仲が悪いから、2日だけ移籍っていうのも難しいですね」

曜「顔を見合わせるたびに穂乃果ちゃんと私、どっちが可愛いかなんて競い合ってるし。何やってんのって感じだよね。ある意味、お似合いなんだろうけど」

花陽「もう少し仲良くして、Aqoursの皆さんともお話したいのに……」

曜「スクールアイドル同士、もっと打ち解けて欲しいよね」

花陽「わ、私もそう思いますっ!ダイヤさんとルビィちゃんともっとアイドルについて話したいです!」

曜「2人も同じ事を言ってた。でもアイドルの世界は厳しいから仕方ないんだってさ」

花陽「それはそうですけど……」

絵里「はーなよっ」ガシッ

曜「え?」フリムキッ

絵里「そろそろ練習……って曜!?」

花陽「私はこっちだよ」

絵里「ご、ごめんなさい!2人ともそっくりで間違えちゃった///」

鞠莉「エリーったらおっちょこちょいねぇ」

絵里「み、見てたのマリー?」

鞠莉「サプライズして失敗……これは希にも伝えておかなきゃね!」タッタッタ…

絵里「ちょ、ちょっと待ちなさーい!」ダダダ…!

曜「……何だったのあの2人」

花陽「結構仲が良いみたいです。お互いハーフとクォーターで気が合うって言ってました」

曜「そうなんだ。でも私達、そんなに似てるかな」ジーッ

花陽「髪型は似てるってよく言われますよ」ジーッ

曜「私の毛先がパーマになっているくらいの違いで……あっ!」

花陽「曜さん?」

曜「花陽ちゃん、本気で痩せる気ある?」

花陽「ま、まぁ、方法があるなら頑張りたいです」

曜「……2日だけ、私と入れ替わらない?」

花陽「えぇっ!?」

曜「こ、声が大きいって。花陽ちゃんは私になりすましてAqoursの筋トレメニューをこなす。代わりに私は花陽ちゃんになりきるの」

花陽「そ、そんな事……曜さんはいいんですか?」

曜「実は私も衣装で悩んでてね。ことりちゃんとにこ先輩の衣装作りを見てみたいんだ」

花陽「なるほど……でも声や仕草でバレませんかね……」

曜「学校は休みで練習しかないから大丈夫だよ。それにうちは明日から、1週間筋トレメニューだけなんだ。μ'sはどう?」

花陽「最近の土日は新曲作り、衣装作り、セトリや振り付けで普通の練習はありませんが……バレたら大変ですよ」

曜「登山するか、海未ちゃんにバレて説教されるの、どっちがいい?」ニヤッ

花陽「説教ですけど、やっぱり……」

曜「風邪を引いたって言ってマスクすれば大丈夫大丈夫!ね、お願いっ!私を助けると思って協力してっ」ペコッ

花陽「あ、頭を上げてください!」

曜「じゃあいいの?」

花陽「……よ、よろしくお願いします」ペコッ

曜「やったっ。じゃあ明日からよろしくね!また後で連絡するからー!」タッタッタ…

花陽「……大丈夫かなぁ」


ー土曜日・音ノ木坂学院アイドル研究部室ー

花陽(曜)「(花陽ちゃんに練習着借りたけど……スリーサイズほとんど一緒なのか)」テクテク…

花陽(曜)「花陽ちゃんみたいに大人しく、優しい感じにしなきゃね。よしっ」ガチャ

凛「あ、かよち……ん?」

花陽(曜)「凛ちゃん。おはよう」

穂乃果「え?」

希「嘘やん」

真姫「ヴェェェッ!」

にこ「ちょ、え?」

花陽(曜)「どうしたの皆?」

絵里「どうって言われても」

ことり「あはは……」

凛「どう見ても曜さんだよね」

花陽(曜)「えぇっ!?ち、違うよ!かよちんだよ!」

凛「かよちんは自分の事をかよちんなんて言わないもん!」

花陽(曜)「え、えっと、かしこいかわいいハナヨーチカですっ」キリッ

絵里「それ私のー!」

花陽(曜)「に、にこちゃんは信じてくれるよね?」

にこ「全速前進?」

花陽(曜)「ヨー、あっ、ハーナヨー!」

希「誤魔化しきれてないって。曜ちゃん何してるん」

曜「ま、まさかこんな早くバレるとは」

絵里「気付かないわけないでしょ」

希「昨日間違えたくせに?」ニヤニヤ

絵里「何の事かしらー?」

にこ「それで何しに来たの?千歌に言われて、ライバルグループに密偵?」

凛「なりすますなんて……!もしもかよちんに酷い事してたら絶対許さないにゃー!」プンスカ

曜「ち、違うの!花陽ちゃんはうちの部室にいるから大丈夫!」

凛「どういう事?」

曜「実は、花陽ちゃんが痩せたいって言っていたから、Aqoursの筋トレを体験させてあげたくて。私もことりちゃんとにこ先輩に衣装の話を聞きたくて……それで2人で入れ替わろうって……ごめんなさいっ!」

ことり「たしかに花陽ちゃん悩んでたなぁ。でも付け焼き刃だよねぇ」

真姫「登山なんて言われて必死だったのよ、きっと」

絵里「それでもマズいんじゃない?こんなの海未に知られたら曜まで登山よ?」

曜「ですよね……ごめんなさい。花陽ちゃんに連絡してやめるよう伝えます……」ショボン

海未「すいません、遅れました」ガチャ

曜「っ!?」

凛「あっ、ヤバいにゃ」

海未「身支度に時間がかかって……ん?」ジーッ

曜「(あぁ、終わった、これで私も登山行き決定。千歌ちゃん、来世はしいたけになって会いに行くからね……)」

海未「花陽、少し痩せました?」

曜「えっ」

海未「やっと本気を出しましたか。花陽はやればできる子だと信じていましたよ」

にこ「う、海未?」

海未「はい」

にこ「何か気付かない?」

海未「……穂乃果がいつもより可愛いくらいしか」

穂乃果「っ///」

海未「早速、グループに分かれて作業に取り掛かりましょう。穂乃果と希は、私と作詞をしに図書館に行きますよ」

穂乃果「じゅ、準備するから先に行ってて!」

海未「わ、わかりました」スタスタスタ…

穂乃果「……なんでわかんなかったんだろ」

絵里「ぱっと見て容姿が違う事を、痩せたって思い込んで自己解決したんじゃない?」

希「海未ちゃんすごいなぁ」

曜「じゃあ私、学校に戻りますね……」トボトボ

凛「ま、待ってください!このまま交換お願いしますっ!」

真姫「凛、何言ってるの」

凛「だってこのまま曜さんとかよちんを交換していたら、かよちんが痩せて戻って来るんだよ?そしたら登山しなくて済むもん」

にこ「だからって……ねぇ」

穂乃果「バレたら私達も怒られちゃうよ」

希「君子危うきに近寄らず、ってやつやな」

凛「曜さんをこのまま帰すなら、皆も登山したがってたって海未ちゃんに教えるにゃ」

にこ「ようこそμ'sに!大歓迎よ!」アセアセッ

穂乃果「曜ちゃんよろしくねー!」アセアセッ

希「いやー!花陽ちゃんにそっくりやわー!」アセアセッ

絵里「そこまで登山嫌なの?」

真姫「翌日、筋肉痛でベッドから出られないそうよ」

穂乃果「で、でも本当に曜ちゃんが来てくれて嬉しいよ。海未ちゃんは厳しいけど、同じスクールアイドルとしてたくさんお話したかったんだっ。また後でお話聞かせてね!」

曜「うん……ありがとう穂乃果ちゃん!」

ことり「それじゃあにこちゃん、曜ちゃん。家庭科室に行こっか」

にこ「そうね。曜、μ'sの衣装製作の現場を見て腰抜かすんじゃないわよ?」

曜「はい!色々聞きたい事があるのでお願いします!」

にこ「いい返事ね!私について来なさい!」

曜「ヨーソロー!」

穂乃果「にこちゃん、まともな後輩が少ないから張り切ってるね」

真姫「まったくね」

希「特大ブーメランやな」

絵里「ところで花陽の方は大丈夫なのかしら。向こうもすぐにバレてそうだけど」


ー同時刻・浦の星女学院スクールアイドル部室ー

曜(花陽)「私は曜さん、私は曜さん……ヨーソローって言っておけば大丈夫だよね。頑張ろっ」ガチャ

梨子「曜ちゃん遅かっ……」

曜(花陽)「ぜ、全速前進、よ、ヨーソロー!」

ルビィ「( ゚д゚)ピギィ」

花丸「( ゚д゚)ズラァ」

果南「えっ」

鞠莉「oh」

ダイヤ「何がどうなってますの?」

善子「花陽、あんた何してんのよ」

曜(花陽)「ぴゃぁぁあっ!?ち、違うよ善子ちゃん!ヨーソローさんだよ!」

善子「ヨハネよっ!あと誰よヨーソローさんて!」

鞠莉「果南、やっちゃって」

果南「あいよー」ササッ

曜(花陽)「き、消えた?」

果南「ハグしよっ」ギュッ

曜(花陽)「背後から……っ!?」

果南「この忘れがたいモチモチ感……上から82、60、83。やっぱり花陽ちゃんだ」

ダイヤ「果南さん、誰彼構わずハグしてますのね」

花陽「うぅ……す、すみませんでした!」

梨子「どうしてこんな事したの?」

花陽「私は筋トレ目的、曜さんは衣装の勉強をしたいからって事で、この土日の2日間だけ入れ替わったんです……」

ルビィ「そういえば曜さん、衣装作る時にスランプだーって言ってたような」

ダイヤ「同意の上ですか……偶然にも千歌さんが来ていないから良かったものの、気付かれたらグループ間での戦争になっていましたわ」

花陽「千歌さんいないんですか?」

梨子「作詞が調子いいからって、今日はお家でそっちに専念してもらってるの」

鞠莉「果南の筋トレが嫌ってのもありそうだけど」

果南「まーりー?」ジトー

花陽「な、なるほど」

果南「それで花陽ちゃんはどうする?」

鞠莉「私はこのまま筋トレに参加させてもいいと思うヨ?」

善子「いいの?」

鞠莉「えぇ。向こうで曜が衣装製作の技を盗んできたら、Aqoursの質の向上にも繋がる。その代わりにキュートな花陽を預かるってだけでしょ?」

ルビィ「たしかに……ルビィ、もっともっと可愛い衣装着たいから賛成!」

花丸「おらも!花陽ちゃんと美味しい食べ物を語り合いたいズラ」

ダイヤ「ルビィ達まで……まぁいいでしょう」ソワソワ

梨子「本当はダイヤさんも、アイドルについて花陽ちゃんと話し合いたいのでは?」

ダイヤ「そ、そんな事……ありますけども///」

果南「それじゃ花陽ちゃん、よろしくね。うちの筋トレはそう甘くないよー?」ニヤリ

花陽「よ、よろしくお願いします」

善子「じゃあこのままでいいのね。花陽はリトルデーモン6号に決定よ!」

花陽「う、うんっ!頑張るっ!」

梨子「真面目な娘がいるって、なんだか安心しますね」

ダイヤ「えぇ。私1人では不安でしたし」

梨子「えっ」

ダイヤ「えっ」


ー日曜日・音ノ木坂学院家庭科室ー

曜「今日もお願いしますっ!」

ことり「頑張ろうねぇ」

にこ「今日で最後かぁ。ねぇ、曜。本当に音ノ木坂に転校してくる気ないの?」

曜「Aqoursなので……すいません」

にこ「そう……穂乃果と素直な花丸ちゃんトレードでもいいかも」ボソボソッ

ことり「にこちゃん?」

にこ「ひ、独り言よ。それでことり、今日のおやつは?」

ことり「じゃじゃーん。ことり特製のカップケーキでーす」スッ

にこ「今日も美味しそう。ほら、曜も食べちゃって」

曜「あ、ありがとうございます」

ことり「美味しいねぇ」

にこ「さすがことりねぇ」

曜「そ、そうですねぇ」

曜「(昨日もこんな感じでマカロン食べて、素材の事とアレンジ方法を少し聞いて終わっちゃったけど新作衣装の話はしないのかな)」

ことり「そういえば次の新しい衣装なんだけどね」

にこ「えぇ」

曜「(きたっ)」

ことり「なんかこう、キラキラしてふわふわしてる感じにしようと思ってるの」

にこ「曲はまだできていないけど、いいんじゃない?」

曜「きょ、曲を作ってから衣装じゃないの?」

ことり「先にベースだけ作っておいて、曲ができたらそれに合わせるようにしてるんだ」

にこ「合わなきゃ作り直すし」

曜「えぇ……私のやり方と全然違うんですね」

にこ「そりゃあμ'sとAqoursですもの。同じだったらつまんないわよ」

曜「……」ショボン

ことり「曜ちゃんはどうやって衣装作ってるの?」

曜「私は、梨子ちゃんが仕上げた曲を聞いて頭にパッと浮かんだものを、そのまま衣装にしている感じかな。でも色々考えて削っちゃって思い通りにならない事が多いね」

にこ「削る?」

曜「ちょっと派手だからやめておこうとか、動きにくそう、作れそうにない、そもそも似合うかわからないって感じでして」

にこ「あー、前のことり状態ね。自分が作った物に自信が持てなくて何度も作り直したり、手を加え過ぎて変な物作ったりしてたのよ」

ことり「な、なんだか恥ずかしいねぇ///」

曜「一緒だ……ど、どうやって克服したの?」

ことり「何もしてないよぉ」ニコニコ

曜「へ?」

ことり「皆がね、ことりの作ってくれた衣装が好きだって言ってくれたから可愛い、着てみたい、踊りたいって思うような衣装をことりが好きなように作ってみたの。そうしたらいつの間にか吹っ切れちゃった」

にこ「変な期待に応えようとするから空回りするの。まずは自分の好きな物を作る。それを誰かにおかしいって言われたんなら、その意見に納得したら直して、納得しなかったらそのままでいいじゃないの」

曜「……私、ちょっと難しく考え過ぎていたみたい」

ことり「そうそう。衣装は可愛く作らなきゃ」

曜「ありがとうことりちゃん、にこ先輩。次のライブの衣装、何だか良いものが作れそう!」

にこ「まぁ頑張んなさい。さてと、カップケーキをもう1つ……」チラッ

曜「美味しいね」モグモグ…

ことり「ねー」モグモグ…

にこ「ちょっと!私のまで食べるんじゃないわよ!」


ー同時刻・浦の星女学院校庭ー

果南「皆お疲れ様。少し休憩しようか」

千歌「疲れたー!」バタンッ

果南「千歌もよく頑張ったね」

鞠莉「相変わらずキツいわ……ウォータープリーズ……」グデー

ダイヤ「お、同じく……」グデー

ルビィ「おねえたゃ、お水!」スッ

花丸「鞠莉さん、どうぞ」スッ

千歌「私も飲み物……あれ、忘れたみたい。ちょっと買ってくるねー!」タッタッタッタ…

梨子「行ってらっしゃーい。それにしても千歌ちゃん、気付かないものなのね」

善子「花陽をカラオケで喉を潰したって事にして、一言も話していないからじゃないの?それに元々似ているし、あと結構距離取ってるし」

梨子「このまま何事もなく1日が終わればいいけど。花陽ちゃんは?」キョロキョロ

花陽「」グデー

梨子「あらら」

善子「昨日の筋トレでも辛そうだったし大丈夫かしらね」

花陽「ぴょぉ……ぴゃぁ……ぴぁぇ……」ゼェゼェ

梨子「だ、大丈夫?」

花陽「昨日も大変だったけど今日もすごい……Aqoursの皆さんって、いつもこんなメニューしているんですか……?」

梨子「私も最初は辛かったけど慣れちゃったの。花陽ちゃんも慣れるまでは頑張って!」

善子「いや、今日で終わりよ」

梨子「よっちゃん冷たい」

善子「あ、いや、つい本音が……リトルデーモン6号!頑張りなさい!」

果南「うーん……でもこれ以上は厳しいかもね」スタスタ…

梨子「厳しい?」フリムキッ

果南「昨日も思ったけど花陽ちゃん、見ていて限界も近そうだし、このままやって倒れたら大変だなぁって」

ダイヤ「こういう時にだけ真面目になる果南さん、素敵ですわね」ボソボソッ

鞠莉「クール過ぎでキュンキュンするわね」ボソボソッ

果南「ふ、2人ともうるさいっ///花陽ちゃんがキツかったらすぐやめて休んでもいいからね」

花丸「休みたいです!」

ルビィ「ルビィも!」

果南「はいはい2人は追加で腹筋ね」

花陽「……ますっ」

果南「ん?」

花陽「まだ……やれますっ」ヨロヨロ

梨子「花陽ちゃん……」

花陽「向こうで曜さんが頑張っているから……私も迷惑をかけるわけには……それに……μ'sはこんなものじゃへこたれません!」

果南「……ごめんね。花陽ちゃんの事を心配し過ぎたみたい」ナデナデ

ルビィ「良い話……」ウルウル…

花丸「花陽ちゃん、一緒に頑張ろ!ほら、善子ちゃんもこっちで筋トレやるズラ!」

善子「はいはい」

梨子「いいですねぇ」ホッコリ

鞠莉「えぇ。大人しくて真面目な子と思ったら、結構ファイヤーな子ね」

ダイヤ「さすがμ'sですわ」






千歌「……かっこいい///」コソコソッ


ー数時間後・浦の星女学院スクールアイドル部室前ー

曜「(ことりちゃんとにこ先輩からアドバイス貰ったし、美味しいカップケーキも食べられたし最高だったなぁ)」

曜「(昨日、花陽ちゃんから皆にバレたって連絡きていたし挨拶してから帰ろっと)」テクテク…

曜「……ん?」

ちかりこ「」ワ-ワ-ギャ-ギャ-

曜「部室に千歌ちゃんと梨子ちゃん?どうしたんだろ」コソコソッ

千歌「だからもう我慢できないの!」

梨子「もう少し抑えて!明日なら大丈夫だから!」

千歌「やーだー!」

梨子「相手が喉痛めてるのにそんな事をする気?」

千歌「ちゃんと筋トレしていたから大丈夫だよ」

梨子「そういう問題じゃ、」

千歌「とにかくもう校舎裏に呼んじゃったもん。私……曜ちゃんに告白するから!」

曜「えー!?」ガタンッ

千歌「うわっ、って花陽ちゃん?何してるの?」

曜「い、今、私に告白するって……///」

千歌「曜ちゃんだよ」

曜「だから、あっ、ちが、私が曜なの!」

千歌「花陽ちゃん、もう遅いから帰った方がいいよ。私ちょっと用事があるからっ!」タッタッタッタ…!

梨子「ちょっと千歌ちゃんっ!」

曜「ど、どういう事?」

梨子「今日……花陽ちゃんが筋トレをすごく頑張っていたの。それを見た千歌ちゃんがいつもより曜ちゃんがかっこいいなんて言い出して、とうとう告白に踏み込んじゃったの」

曜「千歌ちゃんって梨子ちゃんの事が好きだと思っていたのに……?」オロオロ

梨子「私は善子ちゃんとお付き合いしているから……って今はどうでもいいわ。早く千歌ちゃんを追いかけてあげて!」

曜「う、うん!たしか校舎裏だよねっ!」ダダダ…!


ー浦の星女学院校舎裏ー

花陽「(筋トレ終わりに千歌ちゃんに手紙を渡されてここに来たけどなんだろ……)」

千歌「あー!曜ちゃーん!」タッタッタ…

花陽「千歌ちゃ……って声出したらマズいよね」ボソボソッ

千歌「お、遅れてごめんね。あのね、ずっと隠していたけど伝えたい事があるの……///」

花陽「(隠していた……まさか、私が誰だか気付かれたの!?)」

千歌「あのね……あのねっ!」

花陽「(と、とにかく謝らないと!)」

花陽「ごめんなさ、」

千歌「ずっと好きでしたっ!」

花陽「( ゚д゚)」

千歌「声が出なくて大変な時にごめんね……でも抑えられなくて……返事は今度でもいいから、ゆっくり考えて欲しいな///」

曜「ちーかちゃーん!待ってー!」タッタッタ…

千歌「またぁ?花陽ちゃんしつこいよ!」

曜「そうじゃなくて!私が曜なの!私が渡辺曜なの!」

千歌「そんな事言って、海未ちゃんにスパイして来なさいって言われたんじゃないのー?」

曜「違うのに……そうだ千歌ちゃん。昔ね、ふざけてキスしちゃった事を覚えてる?」

千歌「花陽ちゃんとはないけど、曜ちゃんとはキスした事あるよ。その時から意識し始めて……って何言わすのさ!」

曜「まだ……覚えてる?」ガシッ

千歌「えっ」

チュッ

千歌「……ぇぇええ///!?」

曜「お、思い出した?」

千歌「な、なんで花陽ちゃんの唇から曜ちゃんの味がするの!?」

曜「私が曜だってば!」

千歌「うっそ……」

花陽「ご、ごめんなさい千歌さん」

千歌「こっちが花陽ちゃん……そんな、告白したのに……あぅっ」バタンッ

曜「千歌ちゃん!?」

花陽「だ、ダレカタスケテー!」


ー翌日・音ノ木坂学院アイドル研究部室ー

曜「ごめんなさい」ショボン

花陽「ごめんなさい」ショボン

海未「まったく……入れ替わるなんて大胆な事をしましたね。私は最初から気付いていましたが」

千歌「さっき、えぇっ!?ってびっくりしてなかった?」

海未「してません」プイッ

千歌「ふーん」

海未「こ、こほんっ。本来であれば、ライバルであるAqoursの曜が忍び込んでいた事は許されない事……ですが皆に話を聞くと、ただ純粋に衣装について学びに来ただけだったみたいですね」

千歌「花陽ちゃんも、すっごく筋トレがんばっていたもんね。勘違いしちゃったけど///」

海未「そのおかげか、付け焼き刃と言えども痩せていましたし……千歌、ありがとうございました」

千歌「わ、私は何もしていないよ!こっちこそ、曜ちゃんを受け入れてくれてありがとうっ」

海未「いつもは喧嘩ばかりでしたが、これからは同じスクールアイドルとして共に上を目指していきませんか?」ニコッ

千歌「うんっ、よろしくね!」ニコニコ

海未「頂点はうちの穂乃果ですが」

千歌「いやいや曜ちゃんだよ」

うみちか「ワ-ワ-ギャ-ギャ-!」

曜「い、今の内に逃げよっか」ソローリ

花陽「は、はいっ」コソコソッ

曜「それにしても何とかなるもんだね。花陽ちゃんは無事に痩せたみたいだし」

花陽「曜さんは千歌さんとお付き合いして……初めは心配していたけど、入れ替わってよかったです。ありがとうございました」ペコッ

曜「こちらこそありがとう。このまま屋上に行っちゃおうか」

花陽「μ'sとAqoursの合同練習だなんてワクワクしちゃいますね!」

曜「うん!きっと皆待ってるよ!」

ようぱな「全速前進ハーナヨー!ふふっ!」タッタッタッタ...


ー数日後・ダンス練習場ー

絵里「マリー、私達も結構似てると思わない?」

鞠莉「そうかしら?」

絵里「ほら、髪を解いてハラショーって言ってみて」

鞠莉「……は、ハラショー///」

絵里「チャオ〜」キラキラッ

鞠莉「……今度からチャオって言うのやめるわ」

絵里「なんで!?」

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