真姫「音楽室で梨子と二人」

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真姫-アイキャッチ15
4月 放課後 音楽室-


真姫「…」ポローン…

真姫「…」

真姫「はぁ…」

真姫(暇ね…)

ガララ…

梨子「あっ…」ドキ!

真姫「え…!?だ、誰!?」ドキ!

梨子「ご…ごめんなさいっ!人がいたとは思わなくて…」

真姫「そ…そう…」

梨子「…」

真姫「…」

真姫(う…沈黙が辛い…)

pixiv: 真姫「音楽室で梨子と二人」 by 凛太郎ゲリラ豪雨

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梨子「…」

梨子「あ…あの…」

真姫「…!」

真姫「な…なに…?」

梨子「私…帰りますね…?すみませんでした…」トボトボ

真姫「え…」

真姫(ちょ…ちょっと…)

真姫「ま…」

真姫「…待ちなさいよ…!」

梨子「…え?」

真姫「…!」

真姫「い…いや…その…」ドキドキ

真姫(どうしよう…声に出ちゃった…)

梨子「…」

真姫「な…何か…用があったんじゃないの…?ここに…」

梨子「あっ…」

真姫「…」

梨子「い…いや…その…」

梨子「ただ…ピアノ弾きたいなぁ…って思っただけで…」

真姫(ピアノを…)

梨子「でも、使ってるみたいだし…」

真姫「…」

真姫「べ…別に…使っていいわよ…」

梨子「そ…そう…?」

真姫「えぇ…」

梨子「…」ドキドキ

真姫「…」ドキドキ

真姫「私は帰るわ…」

梨子「えぇ…!?でも、それだと私が追い出したみたいで…」

真姫「い…いや…いいのよ…別に…」

真姫「もう弾きたいものは弾いたから…」

梨子「弾いた…?」

梨子「も…もしかして…あなたもピアノ弾くの…?」

真姫「…!」

真姫「え…えぇ…少しね…」

梨子「そうなんだ…」

梨子「…」

梨子「じゃ…じゃあ…!少し聞かせて欲しい…なんて…」ドキドキ

真姫「えぇ…!?な…なんで…」

真姫(なんで…!?)

梨子「あっ…いや…その…」ドキドキ

梨子(何言ってんだ…私ー!)

梨子「聞いてみたくなった…じゃダメかな…?」

真姫「聞いてみたく…?」

梨子「う…うん…」

梨子「…」ドキドキ

真姫「…」ドキドキ

真姫「はぁ…じゃあ、まあ少しなら…」

梨子「ほんと…!?」

真姫「えぇ…」

真姫(少しだけ…)

真姫「…」スッ…

真姫 ♪〜♪♪〜♪〜♪♪♪〜

梨子「わぁ…綺麗な音…」

真姫「…ふぅ…」

梨子「上手ね…あなた…」

真姫「真姫よ」

梨子「え?」

真姫「真姫!名前よ!あなたは!?」

梨子「あ…そうね…言ってなかったわね…」

梨子「私は桜内梨子…この前転校してきたばかりなの…」

真姫「転校…」

梨子「うん…それで…その…上手く友達ができなくて…」

梨子「一人になりたくて音楽室に来たの…」

梨子(あれ…何言ってるんだろ…私…)

梨子(こんな知らない子に向かって…)

真姫「…」

真姫「…同じね」

梨子「…え?」

真姫「私もよ…友達が上手くできなくて…一人になりたくて…音楽室に来た…」

真姫(何言ってんだ…私…)

真姫(こんな知らない人に向かって…)

梨子「そ…そうなんだ…」

真姫「…」ドキドキ

梨子「…」ドキドキ

梨子「私達…」ドキドキ

梨子「似た者同士…なのかもね…」ドキドキ

真姫「えぇ…!?」

梨子「あっ…いや…その…ごめんね…?変な事言っちゃって…」

梨子「ただ…その…少し嬉しかったから…」

真姫「嬉しい…?」

梨子「うん…私と同じ境遇の人がいて…この学校の人達…みんな明るくて楽しそうだから…」

真姫「…」

真姫「そうね…」

梨子「…」

真姫「…」

真姫「あ…あなたは弾かないの…?」

梨子「あっ…うん…それじゃあ…」

梨子 スッ…

梨子(なんか…緊張する…)

梨子♪♪♪〜♪〜♪〜♪〜

真姫「わあ…」

真姫(上手…)

梨子「っふぅ…」

真姫「上手ね…あなた…」

梨子「あなた?」

真姫「うっ…」

梨子「…」ドキドキ

真姫「…」ドキドキ

真姫「り…梨子…///」ドキドキ

真姫(恥ずかし…///)

梨子「うん…よろしい…///」ドキドキ

梨子(うわ〜…何言ってんだろ…私…///)ドキドキ

梨子(不思議…私…最近全然自分らしくいれなかったのに…)

梨子(今…すごく自然に自分らしくできた…)

真姫「…」

真姫(なんか…久しぶりに人と喋ったような…)

真姫「梨子…その…」

真姫(え…ちょっと…私…何を言おうと…)

梨子「…?」

真姫「私達…」

真姫「と…友達に…///」ドキドキ

真姫(うわ〜…!私が、こんな事言うなんて…)ドキドキ

梨子「…!!」

梨子「と、友達…」

梨子(転校してきてから一人もできなかった…友達…)

真姫「…」ドキドキ

梨子「う…うんっ!なろっか…友達!///」ドキドキ

真姫「…!!」ドキドキ

真姫「う…うん…///」ドキドキ

梨子「…」ドキドキ

真姫「…」ドキドキ

梨子「あ…あの…ま…真姫ちゃんは…いつもここに来てるの…?」

真姫「え…?わ、私?…いつも…そうね…だいたいいつも来てるわ…」

真姫(いつも暇だからね…)

梨子「そっか…」

梨子「じゃ….じゃあ…!私も、毎日ここに来てもいいかな…?」

真姫「毎日…!?」

梨子「あっ…ごめん…毎日じゃなくてもいいんだけど…」

真姫「あっ…い…いや…毎日でもいいわよ…別に…」

梨子「そ…そう…?じゃあ、毎日で…」

真姫「うん…」

梨子「…」ドキドキ

真姫「…」ドキドキ

梨子「じゃ…じゃあ…!私は帰るね…!また明日…!!」タッ

真姫「あっ…うん」

梨子「…」ガララ

梨子「…」

梨子「…」タッ!

梨子「…」タッタッタッタッ!

梨子(ああ〜…!!沈黙に耐えきれずに出てきちゃったぁ〜!)タッタッタッタッ!

梨子(うぅ〜…絶対変だったよー…どうしよー…)タッタッタッタッ!

梨子(…)タッタッタッタッ!

梨子(真姫ちゃん…か…)タッタッタッタッ!

梨子(…)タッタッタッタッ!

梨子(私…今日…頑張ったわよね…)タッタッタッタッ!



音楽室-


真姫(…)ポー…

真姫(梨子…か…)ポー…

真姫(…)

真姫(友達…)



次の日 放課後-


真姫「…」ガララ…

梨子「あっ…真姫ちゃん…」

真姫「梨子…先に来てたのね…」

梨子「うん…ホームルーム早く終わって…」

真姫「そう…私のところは長かったわ…」

梨子(わー!なんかこういう話できるの幸せ!)

真姫(ホームルームの話なんて…高校生みたいね…!)

真姫「弾いてたの?」

梨子「あっ、うん!少しだけど…私の作った曲を…」

真姫「梨子が…?」

真姫「すごいわね…ちょっと聞かせてよ…」

梨子「え〜…!緊張しちゃうな〜…」

真姫「べ…別にいいでしょ!観客は私しかいないんだし…」

梨子「そ…そうだね…じゃあ…」

梨子♪〜♪♪♪〜♪〜♪♪♪〜♪♪〜

真姫(上手…それに…綺麗な曲ね…)

梨子♪♪♪〜♪〜♪♪〜

梨子(あっ…ちょっと間違えた…)

真姫(ちょっと間違えたわね…)

梨子♪〜♪♪♪〜♪〜♪♪…

梨子「…っと…」

梨子「えへへ…ど、どうかな…?///」

真姫「ちょっと間違えたわね」

梨子「えぇー!分かったの!?」

真姫「えぇ…でも、いい曲ね、私は好きよ」

梨子「…!」

梨子「そ…そっか…嬉しいな…」

梨子(聞かせる機会なんて無いと思ってた…)

梨子(この曲は、ただの私の自己満足…)

梨子(そう思ってたけど…)

梨子(…)

梨子(いい曲…かぁ…)

梨子(嬉しいなぁ…)ニヤニヤ

真姫「ちょっと…なにニヤニヤしてんのよ…」

梨子「え…!私ニヤニヤしてた…!?」

真姫「してたわ…思いっきりね」

梨子「そんな…!!」ガーン

真姫「ふふっ…梨子って意外と表情豊かよね」

梨子「えっ…そ、そうかなぁ〜」

真姫「そうよ…見てて飽きないわ」

梨子「うぅ…///」

梨子「そういう真姫ちゃんも、結構表情豊かよ?」

真姫「えっ…!?そ…そう…?」

梨子「そうだよー、真姫ちゃんも見てて飽きないよ」

真姫「そう…」

梨子「そうだ!真姫ちゃんも弾いてよ!」

真姫「私も?」

梨子「うん!私、真姫ちゃんのピアノ聞きたいな〜」

真姫「そう…まあ…いいけど」

梨子「あっ…真姫ちゃんは曲作ったりはしないの?」

真姫「…」

真姫「今…ひとつ作ってるわ…」

梨子「ほんと!?」

真姫「えぇ…でも、まだ完成してなくて…」

梨子「じゃあ、完成したら一番に聞かせてよ!」

真姫「一番ね…もちろんいいわよ、ていうか梨子しか聞かせる人いないわ」

梨子「あはは、そうでした♪」


------------------



一週間後 一年生教室-


凛「かよちん、その噂ほんとうなの!?」

花陽「うん…!何人もの人が聞いたって!」

花陽「放課後…遅くなった時間に誰もいないはずの音楽室から…ピアノの音と笑い声が…」

凛「ひぃ…こわいにゃ…」

花陽「私達も気をつけようね…!」



真姫「…」

真姫(はやく放課後にならないかな…)


------------------



午後7時 音楽室前-


花陽「り…凛ちゃん…!怖いよ…」

凛「うぅ…ごめんね…かよちん…」

凛「凛がノート忘れちゃったから…」

花陽「いいよいいよ…!それより早く音楽室の前通っちゃおう…?」

凛「ありがとう…かよちん…!」

凛「行こう…!」

♪〜…

凛「ひぃ…!い…今のって…」

花陽「ピ…ピアノの音…」ゾッ

クスクスクス…

花陽「それに…笑い声も…」ゾッ

花陽「り…凛ちゃん…!」ガクガクブルブル

凛「か…かよちん…!」ガクガクブルブル

♪♪〜

花陽「ひぃ…」

凛「は…走るにゃ…!走って通っちゃえば、きっと大丈夫にゃ…!」

花陽「凛ちゃん…!」

凛「行くにゃー!」ダッ!

花陽「うん…!」ダッ!

花陽「あっ…」コテッ

花陽「ぴやああ…!」ズサアァッ!

凛「あぁ…!かよちん…!」ダッ!

花陽「うぅ…」

凛「かよちん!しっかりして!かよちん!」

花陽「うぅ…凛ちゃん…私の事はいいから…はやく…」



音楽室-


梨子「…」

真姫「…」

凛「かよちーん!」

花陽「凛ちゃん…!」

梨子「…」

梨子「なんか…廊下が騒がしいわね…」

真姫「そうね…何やってるんだか…」

凛「かよちん!待っててね…!凛が仇を討ってくるから…!!」

花陽「凛ちゃん…!そんな…危険…!」

凛「大丈夫!凛は幽霊なんか怖くないにゃ!」

凛「行ってくるにゃ!」

凛「にゃあああっっ!!」ガララ…!!

真姫「…」

梨子「…」

凛「にゃああああっ!?幽霊が二人!?」

真姫「いや…幽霊じゃないんだけど…」

凛「にゃ!?幽霊が喋ったにゃ!?」

梨子「い…いや…落ち着いて?私達、普通の人間よ…?」

凛「…!」

花陽「うわああっっ!!凛ちゃん、今、助けにー!!」

凛「かよちん…」

花陽「あっ!凛ちゃん!無事だったんだね!」

花陽「って…うわああっっ!!幽霊が二人っー!!」

梨子「…」

真姫「…」


------------------


花陽「すみませんでした…」

梨子「あっ、いいのよ?分かってくれたなら」

真姫「でも、そんな噂が流れてたとはね…」

凛「うん…結構有名で…」

真姫「そう…」

真姫(梨子しか友達いないから知らなかったわ…)

梨子(真姫ちゃんしか友達いないから知らなかった…)

花陽「あっ…あのさ…!!西木野さん…だよね?」

真姫「えっ…!そ…そうだけど…名乗ったかしら…?」

花陽「いや…私達同じクラスだし…」

真姫「…!」

真姫「そうだったのね…ごめんなさい…」

凛「西木野さん、いつも一人でいるもんね!」

花陽「凛ちゃん…!?」

真姫(えぇ…なにこの子…ズバズバくるわね…)

梨子(同じクラス…なんだ…)

凛「ねえねえ!ピアノの音って二人が弾いてたの!?」

真姫「え…えぇ…まあ、そうね」

凛「へぇー!ピアノ弾けるんだ!すごいね!」

真姫「そ…そう…?///」

梨子(うわー…真姫ちゃんチョロいなぁ…)

凛「凛、西木野さんのピアノ聞きたいにゃ!」

花陽「あっ…!私も…!」

真姫「えっ…」

真姫「でも…」チラッ

梨子(…!)

梨子(なんで私の方見るの…)

梨子(弾いてあげれば…?)スッ…

真姫(梨子…)

凛「ダメ…?」

真姫「あっ…いや…ダメじゃないけど…」

梨子(どうぞ…)スッ…

真姫「う…うん…じゃあ…少しだけ…」

凛「わーい!やったね!かよちん!」

花陽「うん!楽しみだね!」

真姫「ふぅ…」スッ

真姫♪♪〜♪〜♪♪♪〜♪♪〜

凛「わぁ〜…綺麗〜…」

花陽「素敵…」

梨子「…」

真姫「っと…まあ…こんなもんよ…」

凛「すごいにゃー!!!真姫ちゃん!!」

花陽「すごい!すごいよ!真姫ちゃん!」

真姫「ま…真姫ちゃん!?」

梨子「…」

凛「名前呼びしちゃダメかな…?」

真姫「い…いや…別にいいけど…」

凛「わーい!真姫ちゃん!真姫ちゃん!真姫ちゃーん!」ガバッ!

真姫「えぇ…!!ちょっ…ちょっと!」

凛「真姫ちゃん!かわいいにゃー!」

花陽「ふふふっ、良かったね!凛ちゃん!新しい友達ができて」

真姫「え…」

真姫(と…友達…?)

凛「うん!良かったにゃー!」

真姫(友達…か…)ホクホク

花陽「ふふっ♪」

凛「にゃー!」

真姫「もう…」


梨子「…」


------------------


次の日 放課後 音楽室-


音楽室前-


梨子(ホームルーム長引いちゃった…)タッタッタッ

梨子(真姫ちゃん、もう来てるかな…)タッタッタッ

梨子(あっ、音楽室電気付いてる)タッタッタッ

梨子(もう来てるんだ)

梨子「真姫ちゃー…」ガラ…

凛「真姫ちゃん!すごいにゃー!!」

梨子(え…)

花陽「本当だねー!聞いてて飽きないよ!」

真姫「そ…そう…?///」

梨子(…)

凛「他の曲も弾いて欲しいにゃー!」

花陽「私も聞きたい!」

真姫「しょーがないわね…」

凛「やったにゃー!」

梨子(…)

梨子(あはは…)

梨子(そう…だよね…)

梨子(あの子達は同じクラスで、元気いっぱいの 明るい子…)

梨子(私は学年も違うし、地味で暗い…)

真姫♪♪〜♪〜♪♪♪〜

梨子(真姫ちゃんも…あの子達といた方が幸せよね…)

凛「にゃん♪にゃ♪にゃ♪にゃん♪」

梨子(…)

梨子(はぁ…短い夢だったなぁ…)

梨子(…)

梨子(帰ろ…)

梨子(もうこれ以上…ここにいたら泣いちゃいそう…)

梨子(音楽室…)

梨子(私が見つけた唯一の楽しみの場…)

梨子(…)

梨子(楽しかったよ…真姫ちゃん…ありがとね…)クルッ…

曜「ねえ…やっぱりやめようよー…千歌ちゃん…」

千歌「いーや!私は噂の幽霊をやっつけるのだ!」

千歌「そのために、昼間から音楽室に隠れておくのだ!」ズイズイ

曜「ち…千歌ちゃーん」

梨子「…」トボトボ…

曜「ん?あれ…この前転校してきた桜内さん…?」

千歌「あっ!本当だ!おーい!桜内さーん!!」

梨子「…え?」

千歌「桜内さんも、幽霊退治にきたのー!?」

梨子「…え?」

梨子(幽霊って…)

曜「あはは…ごめんね…桜内さん…千歌ちゃんは気にしなくていいから」

千歌「えー!ちょっと、曜ちゃん、それどういう事ー!」

梨子「あ…あはは…」

梨子(この子達…たしか…同じクラスの…)

千歌「ところで、桜内さん、こんな所でなにしてたの?」

梨子「えっ…」

梨子(……)

千歌「ん〜…黙ってるって事は…」

千歌「やっぱり幽霊退治に来てたんだね!それで恥ずかしくて、言い出せないと!」

梨子「あっ…いや…」

千歌「だいじょーぶだよ!私も協力してあげるから!三人なら絶対倒せるよ!」

曜「私も入ってるのね…」

千歌「よーし!じゃあ、さっそく音楽室へレッツゴー!!」ガシッ グイッグイッ

梨子「えぇ…!?ちょ…ちょっと…!?」


------------------



音楽室-


真姫♪♪♪〜♪♪〜♪〜♪♪♪〜

凛「♪〜」

花陽「♪〜」

真姫(…)♪♪〜

真姫(梨子…来ないわね…)♪〜

真姫(どうしんだろ…)♪♪〜

梨子「おわっ…ちょちょ…高海さん…!?」

真姫(え?梨子の声…)

千歌「頼もーー!!」ガララ…!!

梨子「…!」

梨子(あ…真姫ちゃん…)

真姫「…!」

真姫(梨子…)

凛「にゃ…?」

花陽「え…?」

千歌「あれ…?幽霊は…」

凛「…」

花陽「…」


------------------


千歌「申し訳ありませんでした…」

梨子「いや…別にいいのよ…?」

曜「でも、驚いたよ、桜内さんが、あんなに上手にピアノ弾けるだなんて」

梨子「あはは…」

千歌「そうだよ!教えてくれれば、毎日聞きに来たのに!」

真姫(毎日…)

梨子「毎日って…」

千歌「うん…!桜内さんはいつもここに来てるの?」

梨子「あっ…うん…だいたい、いつも…」

千歌「ほんと!?じゃあ、私も来ていいかな?」

曜「あっ、私も!桜内さんのピアノすごく綺麗だったから」

梨子「えぇ…で…でも…」チラッ

真姫「…!」

真姫(なんで私を見るのよ…)

真姫(いいんじゃない?私も梨子も同じクラスの友達を作るのは大事よ)

梨子「うぅ…」

梨子(私は…)

梨子(私は、真姫ちゃんと…)

千歌「ダメ…かな…?」ウルウル

梨子「うっ…」

梨子「だ…ダメじゃないけど…」

千歌「ほんと!?やったー!!」

曜「やったね!千歌ちゃん!」

千歌「うん!はぁ〜…!これで放課後が楽しみになるなぁ〜」

梨子「あはは…」


真姫「…」


------------------



次の日 休み時間 階段-


凛「それでねー、かよちんがねー」トコトコ

真姫「…」トコトコ

花陽「あー!凛ちゃん!それ言わないでよー!」トコトコ



曜「その時、千歌ちゃんがねー」トコトコ

梨子「…」トコトコ

千歌「あー!曜ちゃん!ダメー!」トコトコ



真姫「…」トコトコ



梨子「…」トコトコ



真姫「…」チラッ

真姫「あっ…!」

真姫(上から梨子が来る…)

花陽「ん?真姫ちゃん、どうしたの?」

真姫「あっ…いや…なんでもないわ」



千歌「どう思う?梨子ちゃん」トコトコ

梨子「いや〜…私は別に…」トコトコ



真姫(昨日の人達と一緒なのね…)



梨子「…」チラッ

梨子「あっ…!」

梨子(下から真姫ちゃんが…)

曜「ん?梨子ちゃん、どうしたの?」

梨子「えっ…い…いや…なんでもないわ」



凛「にゃーにゃー」トコトコ

真姫「はいはい…」トコトコ



梨子(あの子達といるのね…)トコトコ



真姫(梨子は、今、友達といるのよね…)トコトコ



梨子(私は話しかけていいのかな…)トコトコ


真姫(今…話しかけるのは迷惑かな…)トコトコ


梨子(あぁ…もう近い…)トコトコ

真姫(すれ違う…)トコトコ

梨子(…)スッ
真姫(…)スッ

梨子(…)

真姫(…)


梨子(何も…言えなかった…)


真姫(あぁ…もう…!何やってるのよ…私…)



梨子(真姫ちゃんも何も言ってくれなかった…)

千歌「…」


真姫(梨子はやっぱり私なんかより…あの人達の方がいいのかな…)

凛「…」


------------------


放課後 音楽室前-


真姫(凛と花陽…どうしたのかしら…)

真姫(急に用事ができただなんて…)

真姫(…)

真姫(これじゃあ、私…二年生の中に一人じゃない…)

真姫(まあ…梨子がいるけど…)

真姫(…)

真姫(いや…梨子はもう新しい幸せを掴んだのよね…)

真姫(…)

真姫(邪魔しちゃ悪い…かな…)

真姫(…)

真姫(…はぁ…)

真姫(…帰ろう…)クルッ

梨子「あっ…!あれ?真姫ちゃん…一人?」

真姫「あっ…梨子…」

真姫「え…えぇ…なんか急用があるとかで…」

梨子「そう…なんだ…」

梨子「私も…なんか急用があるって言われちゃって…一人なんだ」

真姫「えぇ!?梨子も?」

梨子「うん…」

真姫「そう…」

真姫「じゃあ…音楽室入ろっか…」

梨子「…うん」


------------------


音楽室-


梨子「…」

真姫「…」

梨子「なんか…二人でって言うのは久しぶりな気がするわね…」

真姫「そうね…」

真姫「でも、いいの?私と仲良くしてて…」

真姫(あれ…)

梨子「…え?」

真姫「梨子は、あの高海さんと渡辺さんと仲良くした方が幸せなんじゃないの?」

真姫(私…何言って…)

梨子「…」

真姫(なんでこんな事言っちゃったの…!私…!)

梨子「そ…そんな事…」

真姫(取り消さなきゃ…!)

梨子「そんな事ないよっ!!」

真姫「え…梨子…」

梨子「わ…私は…!真姫ちゃんが初めて友達になってくれて、すごく嬉しかった!真姫ちゃんが初めての友達で良かったって思ってる…!」

真姫(梨子…)

梨子「だから…」

梨子「だから…そんな悲しい事…言わないで…?」

真姫「…!」

真姫(私…バカだ…)

真姫「ごめん…梨子…私も…私も梨子が一番大切…でも…怖くて…!私…梨子が離れていっちゃうんじゃないかって…怖くて…!」

真姫「酷い事を言っちゃったわ…ごめんなさい…」

梨子「真姫ちゃん…」

梨子(同じだ…私も怖かった…)

梨子「ふふっ…やっぱり私達…似た者同士なのかもね…♪」

真姫「え…?」

梨子「ううん…なんでもない…それよりも…」

梨子「ピアノ…弾きましょう?」

梨子「私…また練習してきたんだから!」

真姫「そうなの?実は私も練習してきたわ。それで…その…」

梨子「?」

真姫「曲もできたの…」

梨子「…!?」

梨子「ほんと!?」

梨子「聞かせて!聞かせて!」

真姫「わ…笑わないでよ?」

梨子「ん〜…どうかなぁ〜…私の時はダメ出しされたし…」

真姫「ちょ…ちょっと!梨子!」

梨子「あはは、ごめんごめん。笑わないよ、弾いてみて?」

真姫「もう…」

真姫「じゃあ…」スッ…

梨子「…」

真姫♪♪〜…

梨子(わぁ…綺麗な入り…)

真姫♪♪♪〜♪♪〜♪〜♪♪♪〜

梨子(素敵な曲…)

真姫(上手く弾けてるかしら…)♪♪♪〜

真姫(梨子はちゃんと聞いてる?)♪♪〜

真姫(…)♪♪♪〜

梨子「…」

真姫(あぁ…)♪♪♪〜

真姫♪♪♪〜♪♪〜♪〜♪♪♪〜

梨子(いいなぁ…)

真姫♪♪♪〜♪♪〜♪〜♪♪♪〜

真姫(この時間が…)♪♪〜

真姫♪♪♪♪♪〜♪〜♪♪♪〜

梨子(永遠に続けばいいのに…)

真姫(…)♪〜………

真姫「…っふぅ…」

真姫「ど…どう…?」

梨子「うん…!いい曲だったよ!」

真姫「…!」

真姫「そ…そう…」ホクホク

梨子「ふふふっ」

真姫「どうしたの?」

梨子「いや…真姫ちゃん嬉しそうだなぁ〜って…」

真姫「えぇ…!?そ、そう…?///」

梨子「あっ!赤くなった!」

真姫「ちょ…ちょっと!梨子!からかわないで!!」

ワイワイ


音楽室前-


千歌「ふふっ…梨子ちゃん楽しそう…」

凛「真姫ちゃんも楽しそうにゃ…」

曜「そうだね…まだ私達はあの中には入れないね…」

花陽「うん…でも…いつか…」


音楽室-


真姫「ちょっと!梨子ー!」

梨子「あははっ!ごめんね?真姫ちゃん」



fin〜





読んでくださった方ありがとうございました!

前作の「まきよし」に続き、「まきりこ」を書かせていただきました。
次回は3年生組でバレーボールを書きたいと思います。
また読んでいただければ幸いです。
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