梨子「あれ?」真姫「え?」

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梨子-アイキャッチ7
梨子「真姫ちゃん…」

真姫「梨子…」

梨子「また会ったね」

真姫「ええ…できれば会いたくはなかったわ」

梨子「…どうしてそんなこと言うの?」

真姫「…」

梨子「わたしは、真姫ちゃんに会いたいと思ってたよ。ううん、会わなくちゃって思ってた」

真姫「そう…ならしょうがないわね」

梨子「やっと想いを伝えられるね…嬉しいよ」

真姫「ええ、わたしもよ。梨子」

pixiv: 梨子「あれ?」真姫「え?」 by しずく饅頭

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梨子「よっちゃんのほうが!」

真姫「にこちゃんのほうが!」

りこまき『可愛い!』

梨子「あのね…にこさんも可愛いよ?でも、どっちの方がって言われたらね…?」

真姫「あなたはまだそんな盲目的にしか物事を捉えられないのね。もっと視野を広くもちなさい。そうすればにこちゃんの可愛さがありありと見えてくるはずよ」

梨子「ふぅん…でも、これを聞いても?」

───
──


梨子「っくしゅん!」

善子「あら?リリー風邪?」

梨子「うーん…そうなのかな?」

善子「季節の変わり目だからね。体調を崩しやすいってよく聞くし」

梨子「あはは、自己管理がなってなかったかな?」

善子「窓開けて薄着で寝てたんじゃないの?」

梨子「そ、その通りです…」

善子「リトルデーモンのくせに自己管理もできないようじゃ失格よ!ほら!」パサッ

梨子「え?これは?」

善子「それはわたしの魔力を込めた霊衣…その名も…」

梨子「手編みのブランケット?」

善子「もう!言わせなさいよ!」

梨子「もしかして、よっちゃんが?」

善子「そ、そうよ…」

梨子「わたしのために…ありがとう」ニコッ

善子「…///」プイッ

梨子「えへへ…大事にするね?」

善子「ぶ、不恰好だし…少し間違えてるところもあるから暖かくないかもしれないけど」

梨子「そんなことないよ。すごく温かい」

善子「そう?やっぱりウール百パーセントなだけはあるわね」

梨子「違うよ。そうじゃない」

善子「は?」

梨子「よっちゃんの優しさがちゃんと込められてて、すごく温かい…嬉しいよ」

善子「あ…う…///」カアア

梨子「ふふっ♪」

───
──


梨子「最初は魔力とかいって誤魔化そうとするけど、こっちの想いを伝えると素直に受け止めてくれて、それでいてすぐに照れちゃうの」

真姫「ふ、ふぅん…」

梨子「もうそれが可愛くて…///」

真姫「確かにそれは可愛いわね。でもね、にこちゃんの可愛さはもっと違うベクトルから訴えかけてくるのよ」

───
──


真姫「…」ガチャ

にこ「あれ?真姫ちゃんだ…け…?」

真姫「…なによ」

にこ「…」ジー

真姫「ヴェェ///い、いきなり見つめてなんなのよ///」

にこ「…」ツンッ

真姫「ひゃんっ!」ビクン

にこ「ファンデーションで隠してるけど、隈が目立ってるわよ」

真姫「え?う、嘘…」

にこ「どうせ遅くまで勉強してたか、作曲してたんでしょ?」

真姫「え、ええ…よくわかったわね?」

にこ「真姫ちゃんのことなんてすぐわかるわよ」

真姫「えっ」

にこ「だって、いつも見てるもの」

真姫「///」

にこ「ほら、こっち来なさい」

真姫「なにする気?」

にこ「ほらいいから横になって」

真姫「横にって…ここで?」

にこ「ほらほら、今ならにこにーのひざ枕がついてくるにこ♡」ポンポン

真姫「…///」ポスッ

にこ「よしよし…みんなが来たら起こしてあげるから、少しだけでも寝ときなさい」

真姫「ん…」ウトウト

真姫「…」スヤスヤ

にこ「はぁ…頑張りやで見栄っ張りは、見てて心配するからもう少し自分から素直にならなきゃね」ナデナデ

真姫「にこ…ちゃん…」スヤスヤ

───
──


真姫「こんな感じよ。どう?」

梨子「う、うん…可愛いね」

梨子(甘やかされる真姫ちゃんが…)

真姫「デッショー」ドヤ

梨子「で、でもよっちゃんだって…」

───
──


善子「リリー!リリー!」

梨子「ん…?どうしたのよっちゃん…?」

善子「儀式するって言ったのに!なんで寝ちゃうの!?」

梨子「ふぇ…?」ポワポワ

善子「もー!寝ぼけないでー!」ガクガク

梨子「ひゃあぁ!?やめてぇー!」グワングワン

善子「リリーの嘘つき…バカなしこ…」プイッ

梨子「…」

善子「今日のお買いもの一緒に行ってあげないもん」

梨子「よっちゃん」

善子「ふーんだ」

梨子「昨日日付の変わる瞬間に儀式するんだって言いながら寝落ちしたのは誰だったかな?」

善子「…へ?」

梨子「そのあと風邪引かないようにってベッドまで運んであげたのは誰だと思う?」

善子「…あっ」

梨子「今日のお買いもの、どうしても一緒に行くってきかないでわたしをお泊まりに誘ったのは誰だったかな?」

善子「あ、えと…」

梨子「よっちゃんはおこみたいだから、わたしは一人寂しくおうちに帰るね」

善子「あ、あう…」アセアセ

梨子「さよなら」

善子「わぁぁぁん!ごめんなさい!ちょっとふざけてみただけなの!リリーを困らせようと思って!」ガシッ

梨子「恋人を困らせようとする人なんて嫌いです。じゃあね」

善子「やだやだ!さよならしない!じゃあねダメ!」グイグイ

梨子「んー…でも傷付いたわたしの心はもうここにいたくないって言ってるよ?」

善子「そんなの、わたしが癒してあげるから!」

梨子「」キュン

善子「ね?」ウワメ

梨子「…しょうがないなぁ///」ドキドキ

善子「ちょろいわね」ボソッ

梨子「ん?」

善子「リリー大好き!」

梨子「待って、今なんて…」

チュッ

梨子「っ!?」

善子「ふふふ…癒された?」ニコッ

梨子「もー///」

───
──


梨子「みたいな///」テレテレ

真姫「や、やるじゃない…可愛いわね」

真姫(梨子も含めてね)

真姫「なら、あまり口外したくはなかったけどとっておきのエピソードを語るしかないわね」

───
──


真姫「はぁ…」

にこ「なーにため息なんてついてるのよ」

真姫「なんだ、にこちゃんか…」

にこ「超絶プリティーな恋人を前になんだは無いんじゃないの?」

真姫「はいはい、わたしの恋人は宇宙一可愛いわよ」

にこ「…随分と思い悩んでるのね」

真姫「ええ…」

にこ「話してみなさいよ。少しは楽になるかもしれないわよ?」

真姫「でも…」

にこ「いいから」グイッ

真姫「ひゃっ!」ポスン

にこ「…ね?」ナデナデ

真姫「…笑わない?」

にこ「内容によるわね」

真姫「もう!」

にこ「もー冗談に決まってるにこ~」

真姫「…」ムスッ

にこ「ごめんごめん。ほら、話してみなさい?」

真姫「あのね…歯医者が、怖いの…」

にこ「は?」

真姫「そう、歯の医者」

にこ「えっと、いや…」

真姫「親知らずが生えてきちゃって…抜かなきゃいけないのよ」

にこ「そう」

真姫「怖い…」ブルブル

にこ「いや、あんた医者の娘でしょ?」

真姫「うちは歯医者じゃないわ!」

にこ「それにしたって…」

真姫「ネットで調べたらペンチで引っこ抜かれるとか麻酔が切れたら地獄だとかいろいろ書かれてて…」

にこ(さてはへんなもん読んだわね)

真姫「どうしよう…パパに強力な麻酔用意してもらった方がいいのかしら」

にこ「あのねぇ…」

真姫「それともいっそのこと親知らずを消し去る薬品の開発を…」ブツブツ

にこ「きなさい!」グイッ

真姫「きゃっ!な、なにするのよ!」

にこ「歯医者いくわよ!」

真姫「ヴェェ!?」

にこ「うじうじしてたって仕方無いでしょうが。イヤなことはさっさと終わらせるに限るのよ」

真姫「い、嫌!行きたくないわ!」

にこ「安心しなさい。傍にいてあげるわよ」

真姫「え…」

にこ「治療中、手を握っててあげる。麻酔が切れて痛みがひどくなったら慰めてあげる」

真姫「にこちゃん…」

にこ「あんたが苦しむ姿なんてね、わたしだって見たくないのよ…」

真姫「にこちゃん、あの…」

にこ「ほら、わかったらさっさと…」

真姫「いや、さすがに高校生にもなって歯医者に着いてきてもらうのは恥ずかしいから…遠慮しとくわ」

にこ「ぬわぁんでよ!?」

───
──


真姫「って、可愛いだけじゃなくてすごく頼りになるのよ」

梨子「へ、へぇ…」

梨子(にこさんのイメージがどんどんカッコイイ方向に固定されていく…)

真姫「どう?魅力的でしょ?」

梨子「で、でも!」

真姫「まだ言うの!?」


ギャーギャー

ワーワー


にこ「…あいつらまたやってる」

善子「あ、にこさん!」

にこ「あ、ヨハネじゃない。偶然ね」

善子「リリーの魔力を辿ってたらここに…」

にこ「あぁ、わたしも似たようなものね」

善子「リリーと真姫、仲いいわね…」

にこ「なーに?嫉妬してるにこ?」

善子「だ、だって…」

にこ「恋人のことは黙って信じるのがいいオンナのあり方にこ♡」

善子「にこさん…!」

にこ「恋人に要らない心配をかけるなんて、梨子ちゃんもまだまだね」



梨子「よっちゃんのほうが!」

真姫「にこちゃんのほうが!」

りこまき『可愛い!』


おわり
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