善子「わたしの名は…!」果南「だからヨハネよ!!」

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善子-アイキャッチ10
津島家

善子「クックック…!」

果南「うわぁ…」

善子「ついに…!ついに分かったわ!相手の性格を自分に反映させる儀式の方法が!」

果南「なんかうさんくさい…」

善子「うっ、うっさい!」

果南「というか、なんでわたし呼ばれたの?」

善子「そうね…。堕天使ヨハネのリトルデーモンである皆に少しはお返しをしてあげようと思ってね…」ギランッ

果南「へぇー」

pixiv: 善子「わたしの名は…!」果南「だからヨハネよ!!」 by 鷹南。

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善子「この肉体は器。と言えど私の分身であることに間違いはないわ。だから中身を変えて私自身の威厳は守り…」

果南「要するに、善子は元の自分じゃ恥ずかしくてお礼なんて何も出来そうにないからわたしの性格をコピーして任務を遂行しようってことか」

善子「は、恥ずかしいとかじゃないし!堕天使ヨハネである私がそんな行動をするなど愚の骨頂だから!あと、善子言うなッ!」

果南「えっ?ということはわたしの性格は愚の骨頂ってことなの…?」シュンッ

善子「あ、ああ!違います!そうじゃないです!果南さんはみんなに自然に話したりできるからむしろ憧れてて…」アセアセ

果南「……ふふっ。善子って素の時は先輩はさん付けだし、敬語だよね?」クスッ

善子「もーう!//」

果南「あはは!別に善子のままでみんなにお礼すればいいのに…」

善子「…て、照れ臭いのよ今さら//」プイッ

果南「(可愛いなぁ、もう…)」クスッ

果南「まあしょうがない!可愛い後輩の頼みだし協力したげるよ!」ニコッ

善子「ほんと!?」

果南「ドンと来いッ♪」

善子「あ、ありがとう!」パァァ

善子「じゃあ、そこに座って!」

果南「ま、魔方陣の真ん中に椅子って…」

善子「き、気にしないの!ほら!」

果南「ほいほいっと」

善子「で、私が呪文を…」

果南「へぇー!呪文とかあるんだ!本物っぽいね」

善子「ぽいっじゃないの!じっとしてなさい!」

果南「はーい♪」

善子「…ったく、行くわよ!」

善子『ダラーカ・ダラカ・ルワカレイ!!!』

果南「うわっ!?魔方陣が輝き出して…!」

善子「よしっ!せいこ……って、あれ?」

ピカーッ!!

かなよし「きゃあああああ!!?」

シューン…

果南「う、うぅ…」

善子「眩しかったぁ…」

果南「大丈夫?」ゴシゴシ

善子「うん、なんとか…」

果南?「あれ?なんで私座ってんの!?」

善子?「なんか身体が軽いような…」

かなよし「…」メアワセ

かなよし「…」

かなよし「………………あれ?」

果南?「な、なんで私がもう一人いるの?」

善子?「わたしが目の前に…えっ!?」

果南?「……ま、まさか!」

善子?「これってもしかして…!」

果南?「あ…」←鏡を見る

果南(善子)「私、果南になってるうううううう!!?」

善子(果南)「違うよ、善子」

果南(善子)「何が!?」クルッ

善子(果南)「そこは『私たち、入れ替わってる!?』って言わなきゃ!」

果南(善子)「君の前前前……ってアホかああああ!!!」

※以下、果南の中身は善子で善子の中身が果南となります。善子が果南で、果南が善子でとしっかり脳内変換お願いします。大事なことなので2度言いました。一応、一人称は表記入れ替えてるのでそこでも判断を。

善子「すごーい♪この前見た映画みたーい!」

果南「なんでそんなに落ち着いてるのよ…」

善子「えー?だってわたしが善子で、善子がわたしなんだよ?面白いじゃん!」ニコニコ

果南「なんか自分の意識と関係なく自分の顔がそんなニコニコしてると違和感感じるわね…」

善子「まあ、そうだね」

果南「鏡の前で必死に笑顔の練習してたの思い出したわ、ふふふ…」

善子「よ、善子…」

善子「それよりこれってどうやったら元に戻るの?」

果南「結果が変わった以上なんとも言えないけど…。ちょっと待ってね」ペラッ

善子「(やっぱり不運なのかなぁ…)」

果南「んー。この本の通りなら効力は24時間、つまり1日ってことね」

善子「1日かぁ…」

果南「今はこれ以外手がかりがないし、気長に待つのが先決よ」

善子「そっかー…」クルクルッ

果南「どうしたのよ?私の身体を眺めて…」

善子「ん?あ、いや。動かしやすい身体だなって思ってさ」

果南「ば、バカにしてんのか!?」ポヨンッ

果南「(なっ!?)」

善子「え?バカにって……なんで?」キョトン

果南「もはや身体の一部って訳か。これだからアウトドア派は…」ボソッ

善子「ん?」

果南「ま、これからのことを決めましょ。どうせ1日だし、家族やAqoursのみんなには事情を説明して…」

善子「えー?それはつまんなくない?」

果南「なんで面白さ求めてんのよ」

善子「せっかくの機会だよ!楽しまなきゃ!」

果南「何を楽しむってのよ!?」

善子「だってわくわくしない?黙ってればある意味自分の知らない世界が見れるんだよ!」

果南「別に果南の日常とか知ってもなぁ…」

善子「わたしは知りたいなぁ、善子のこと。なんて…」ニガワライ

果南「私の日常なんてルビィと駄弁ったり、ずらまるにいじられたりするだけよ」

善子「他の人とは?」

果南「ま、まあ、ほらね?だから今回呼び出したのにこの結果だし」

善子「ということは…!」

果南「な、なによ?」

善子「じゃあさじゃあさ!性格じゃなくて中身が入れ替わっちゃった訳だし、わたしが『善子』としてみんなにお礼すればいいってことだよね!」

果南「……はぁ!?」

善子「だってもともとの目的はそれでしょ?器はどうのこうのって言ってたし、善子にとっては好都合でしょ?」ニヤッ

果南「そ、そうだけど!そうだけどぉ!!」

善子「じゃあけってーい!!よろしくね『果南』♪」

果南「この状況楽しみすぎでしょ…」

善子「だって楽しいし!まずは…」

善子「果南はお家に帰らなきゃ、ね?」

果南「……………………はぁ?」

善子「だってここが今は『わたし』の家だし♪」

果南「ん、んがあああああ!!?」

善子「ほれほれ、終バス行っちゃうぞ」

果南「こ、この…!覚えてなさいよバーカ!あと、えっと堕天使!!」

バタンッ

善子「…」

善子「…ふぅ」チラッ

善子「うわぁ~善子だ、わたし…」ツンツンッ

善子「鏡に違う自分がいると違和感がすごいよね」

善子「…」キョロキョロ

善子「善子の部屋……か」

善子「善子の身体だし、別にいい…よね?」



松浦家

果南「なんとか船にも間に合った…」

果南「あ、これ果南の携帯…。ま、しょうがないか」

果南「…にしても」

果南(なんもないわね…)

果南(普段なにして過ごしてるんだろ、果南)

果南「いやいや!これは別に果南さんをバカにしてるわけじゃなくて!!」

果南「………………ああ」

果南「ちょっと果南に電話しよっかな」

果南「あ!電話帳以外開かないので!」ススッ

果南「えーっと、津島、津島っと…」

果南「てか、自分の携帯に電話とか…」プルルル

果南「…」プルルル

果南「……」プルルル

果南「………」プルルル

果南「…………出ない」


津島家

善子「ヨハネ…堕天降臨!」ギランッ

善子「…」

善子「ん~!1度着てみたかったんだよね!善子の着てた堕天使衣装!」

善子「わたしじゃ似合わないだろうし…」

善子「というか千歌たちズルいし!この前千歌のお家行った時にこれに似た衣装あったし!」

善子「『イケると思ったから!』じゃないのよ!普段わたしはスカートと関わるのが制服と衣装がほとんどなのにぃ!」

善子「一応持ってるには持ってるけど…」

善子「…………あ!」

善子「電話……ってこれ善子のだ。取り替えるの忘れてた」

善子「人の携帯見ちゃうのはな~」

善子「…って通知来てる。夢中になってて気付かなかった」

善子「…」

善子「やっぱ見ちゃ…ひゃっ!?」プルルル!

善子「びっくりした…。えと、松浦果南?」

善子「…」

善子「あ、善子か!」スッ

善子「もしm『出るのが遅い!!』…ひゃい!?」

果南『もーう!何かあったかと思ったわよ!こんなイレギュラー、何があるかわからないし…。心配させないでよ!』

善子「ごめん、善子…」

果南『ぐすっ…良かった』ボソッ

善子「善子、もしかして泣いて…」

果南『はあ?バッカじゃないの!泣くわけないし!』

果南『それより電話にも出ずに私の身体で何してたのよ!』

善子「えっ、まあ、うん」

果南『えっ?ほんとになんかしてたの?』

善子「い、いや!してない!なんにもしてないし!」

果南『明らかに何かしてる反応じゃないの!』

善子「ほ、ほんとだもん!別に悪いことはしてないもん!善子が普段していることしてただけだもん!」

果南『だもんって…』

果南『普段私のしてることって…生放送でもしたの?』

善子「す、するわけないじゃん!出来て善子が着ている堕天使の格好するくらいだよ!……………………あ」

果南『へ?』

善子「あ、いや、ちがう!ちがくて!//」

果南『へぇ~』

善子「むぅー!悪い!?」

果南『いやいや…。別に、ぃ、あ、ヤバ。おもしろ』

善子「善子ぉ!//」

果南『そかそか。ふふっ!果南ってそんな感じなのね!』

善子「だって善子可愛いし、こんな格好しても変じゃないし、羨ましいもん…」

果南『なっ…!//』

果南『こ、こほん!まあ堕天使ヨハネである私に憧れるのはしょうがないわね、リトルデーモン?』

善子「…………誰にも言わないでよ?」

果南『はいはい』

果南『それより明日はどう過ごせばいいの?私、3年生の授業とかわかんないだけど?』

善子「あ、わたしもあんまわかんないし大丈夫。適当に流してて」

果南『それで大丈夫なのか、受験生…』

善子「いーやーだー!聞きたくなーい!」

果南『果南…』

善子「わたしはどうすればいいの?」

果南『当初の予定では性格だけ借りてみんなにスキンシップを取るって計画だったけど』

善子「ふふっ、スキンシップねぇ?」

果南『うっさいわね!果南が私の身体なんだから…まあ任せるわよ』

善子「恥ずかしがり屋だもんね、善子♪」

果南『でも、私のイメージが崩れるようなことはしないでよね!ただでさえ、クラスからは…』

善子「何したのさ…。ていうか、わたしの方こそだよ!あんまり変なこと言わないでよ?」

果南『わかってるわよ!気取ってりゃいいんでしょ!』

善子「わたしにどんなイメージ持ってんのさ…」

果南『まあ!明日はお互いに気を付けましょ!』

善子「わかった……わかってるわよ!!」

果南『わっ!?わ、私怒らせるようなこと言いました?』

善子「あ、いや!善子の真似しようとしただけだから!ごめんね、びっくりさせて…」

果南『もう!それじゃ切るよ?じゃあね!』

善子「うん!」スッ

善子「…」

善子「よし!善子のためにも頑張らなきゃ!」


翌日

沼津・バス停

善子「この制服も懐かしいな~、えへへ♪」

善子「さ、頑張らなきゃ!」

曜「おーい!」

善子「あ!」

曜「とうちゃーく!おなよーしこー♪」

善子「おはよ♪」ニコッ

曜「えっ」

善子「ん?どうしたの、曜?」キョトン

曜「どうしたのはこっちだよ。『ヨハネ!』は?」

善子「……あ」

善子「そ、そうよ!ヨハネ!!」

曜「大丈夫?具合悪くない?よーそろ?」

善子「だ、大丈夫大丈夫!」

曜「ほんとに~?」

善子「あ!ほら!バス来たよ!乗ろ?」

曜「う、うん」

善子「(想像以上に難しいかも、これ…)」




淡島・港

果南「果南大丈夫かしら…」

???「グッドモーニング……」

果南「え?」

鞠莉「果南'sチェーーーック!!!」ワシィッ

果南「ひゃああ!!?//」

鞠莉「あれ?」モミモミ

果南「ま、まりぃ…//」

鞠莉「(揉めた?いつもなら軽く避けられるのに!にしても…)」

鞠莉「うーん…。やっぱり果南のここは安心するな~♪」

果南「もう!いい加減にしなさい!人の身体になにするのよ、まったく!」

鞠莉「え~?いつものスキンシップじゃな~い?」

果南「(果南毎日されてるんだ)」

鞠莉「にしても、今日は避けなかったわね?果南なりの優しさかしら?」

果南「ふふっ!情けをかけてあげただけよ?感謝なさい!」

鞠莉「え」

果南「…………はっ!」

果南「ど、どう?善子の真似!似てた?」

鞠莉「びっくりした…。え?ワカメと昆布間違えて食べてきた?」

果南「どんな変化よ!」

鞠莉「んー?」

果南「が、学校行くよ、まりぃ……鞠莉!」

鞠莉「あ!待ってよ、かなぁん!」

果南「(先行き不安すぎるわよぉ…)」



バス・高海家近く

千歌「おっはよー!」

梨子「おはよ、二人とも♪」

曜「おはよーそろー!」

善子「(いつもの善子いつもの善子いつもの善子…)」

千歌「あれ?善子ちゃんどうかしたの?」

善子「ふふっ!朝から元気ね、リトルデーモン?」ギラッ

千歌「おお!今日も堕天使だね!」

善子「あとヨハネよ!」

千歌「ごめんごめん!」

善子「もう!気を付けなさい!」

善子「(上手くできたかな?)」

曜「んー?」

梨子「んしょっと。あれ?どうかしたの曜ちゃん?」

曜「あ、梨子ちゃん。いや、なんでもないんだけど…うーん」

梨子「ん?」

千歌「今日は朝練なかったし放課後頑張るぞー!」

梨子「あ!千歌ちゃん!バス動くから落ち着いて!」

善子「ふふっ、千歌ってば…」クスッ

梨子「よ、よっちゃん?」

善子「あっ。千歌はほんと落ち着きがないんだから!」

善子「(気が抜けたら素が出ちゃう…)」

善子「(でも…)」

千歌「平気へい……ひゃっ!?」

梨子「もう!だから言ったじゃない!」

曜「あはは!千歌ちゃんらしいであります!」

善子「(わたしが普段見れない姿だよね、いいなぁ…)」ニコニコ





学校近くの坂道

ダイヤ「あら?」

ルビィ「果南さん、鞠莉さん!おはようございます!」

花丸「おはようずら~」

鞠莉「シャイニー♪」

ダイヤ「おはようございます、お二人とも」

果南「あ…」

果南「ルビィ、花丸~!」ギュッ

ルビまる「えっ!」ビクッ

果南「会いたかったよ~!」ギュー

ルビィ「か、果南さん?どうしたんですか!//」

花丸「えへへ♪嬉しいけど、ちょっと恥ずかしいな//」

ダイまり「…」

果南「(あ!2人の顔見て安心して抱きついちゃった。また変に思われたら…)」

ダイヤ「あらあら」クスッ

鞠莉「果南はほんっとハグ魔なんだから!マリー妬いちゃうわよー!」プクッ

果南「あははは!可愛い後輩だしね!ついつい…」

果南「(普段からハグ魔で助かったー!)」

千歌「おーい!みんなー!」

ダイヤ「全員集合のようですわね」

鞠莉「8時なだけに?」

ダイヤ「う、うるさいですわ!」

善子「おはよ、ダイヤ、鞠莉♪」ニコッ

鞠莉「鞠莉?マリーじゃなくて?」

果南「!」

善子「あ、ごめんごめん!マリー♪」ニコッ

鞠莉「あら?」

果南「!!」

果南「おはよ!よは……善子!ハグしよ!」

善子「え!?ちょっ…」

曜「今日も果南ちゃんは果南ちゃんだね!」

果南「あっはっはっは…」

ダイヤ「皆さん!こんなところで大勢がたむろしてては他の方の迷惑になりますから歩きますわよ!」

ダイヤ以外「はーい」

ガヤガヤ…

果南「ちょっと果南?」コソッ

善子「どしたの?」キョトン

果南「どしたじゃないわよ!昨日気を付けてって言ったじゃん!」

善子「どこかおかしいかな?」ニガワライ

果南「そういうとこ!なんかニコニコしてたり、優しい表情浮かべたりしてさ!私らしくないから!」

善子「あ!そっか!そうだね…」

善子「…じゃないよ!善子可愛いんだから笑顔もっと見せなきゃ!」

果南「なっ…//」

果南「(平気でこんなこと言ってくれちゃってぇ…)」

果南「わ、わかったから気を付けなさいよ!」

善子「はーい♪」

果南「それ!」

善子「はい!」ビクッ

梨子「…」

曜「梨子ちゃん?」

梨子「あっ!ううん!朝曜ちゃんがよっちゃん気にしてたの考えてたの!」

曜「やっぱりそう思う?」

梨子「考えすぎかもしれないけど…」

曜「果南ちゃんも心配してるっぽいしさ、大丈夫だって!」

梨子「う、うん…」

善子「(確かに善子の身体だもんね!しっかり先輩として上手くやりきらなきゃ!)」



1時間目・休み時間

善子「(飽きてきました)」
↑果南さんは難しいことをするのが苦手な自由な人間です。

善子「(だいたいなりきるって言っても今日の夕方には元に戻っちゃうんだし)」

善子「(それに善子のしたかったことも代わりにちゃんとしてあげなきゃね♪)」

花丸「善子ちゃ~ん!次移動だよ~!」

善子「うん、分かった!ありがと♪」ニコッ

花丸「えっ」ドキッ

花丸「ど、どうしたずら?」

善子「べっつにぃ~♪ほら花丸行くよ!」ギュッ

花丸「花丸って…善子ちゃん!?//」

善子「こーら、ヨハネでしょ?」ウィンク

花丸「ずらぁ…」

花丸「(なんか良いことでもあったのかな?)」

花丸「(それよりも花丸って久しぶりに呼んでくれた!嬉しいな♪)」



家庭科室

花丸「えへへ♪」ポワァ

ルビィ「花丸ちゃん?」

善子「(裁縫か、まだ上手くやれるかな?)」

善子「よっ!ほっ!」スイスイ-ッ

ルビィ「うわぁ!善子ちゃん上手!」キラキラ

善子「えっへん!」

花丸「意外と器用だよね、善子ちゃん」

善子「むぅ!意外とは余計!」

花丸「ごめんずら」

ルビィ「よーっし、ルビィも……あたっ」

花丸「ルビィちゃん!?」

ルビィ「あはは、指に針が少し刺さっちゃった」ニガワライ

ルビィ「ちょっと手洗ってく…る」

善子「はむっ」

ルビィ「えっ//」

善子「んー」

ルビィ「よ、よよよ、善子ちゃん!?ばっちいよ?//」

善子「ん。バカね、大事な仲間が困ってるんだから助けるのは当然でしょ?」

善子「それにルビィの血が汚いなんてあるわけないでしょ?」

花丸「善子ちゃん、カッコいい…」

ルビィ「あ、ありがと//」



昼休み

善子「(もうあと少しだしせめて2年生とはスキンシップ取りたいな)」

善子「あ、千歌~!」

千歌「善子ちゃん!善子ちゃんも購買?」

善子「うん!千歌は何買うの?」

千歌「健康にも良い、我が校自慢のヘルシーサンド!でも競争率高くてさ…。梨子ちゃん、サンドイッチ好きだし一緒に食べよっかなって…」

善子「なるほど、あのサンドイッチか…」シュッ

千歌「ちょっと遅れたのが……ってあれ?善子ちゃん?」

善子「はい」スッ

千歌「ほぇ……って、えぇ!?ヘルシーサンド!しかも3つも!」

善子「堕天使の力を持ってすればってね」ニコッ

千歌「おー!あ、お金を…」

善子「あ、いいわよ。わたしも買いに来たついでだし」

千歌「いや、ダメだよ。それはダメだよ、善子ちゃん。わたしにも先輩としてのプライドってものが…!」

善子「ついでにミカンもらったからあげるわ」

千歌「わーい♪……じゃないよ!払うったら払う!」

善子「いいから!いつも千歌にはお世話になってるからそのお礼って意味で、ね?」

善子「(わたしと善子2人としてもね♪)」

千歌「良いの…?」

善子「まあせっかくだから一緒に食べましょ?それでチャラでいいわ」

千歌「全然OKだよ!じゃ行こ、善子ちゃん!」

善子「うん!」


中庭

曜「千歌ちゃ~んこっち~……って善子ちゃんもいる!おーい!」

千歌「じゃじゃーん!ほら!見てみてー!」

曜「買えたんだ!しかも3つも!」

千歌「いやぁ、実は買ってくれたのは善子ちゃんでさ」

梨子「よっちゃんが?」

善子「まあね」ドヤァ

千歌「スゴいんだよ!気づいたらサンドイッチを持った善子ちゃんが目の前にいたんだよ!」

善子「これ、梨子と分けるって言ってたからそれだけじゃお腹減っちゃうと思ってね。2つは2人で分けて!」

千歌「ありがたやー」

ようりこ「へぇー…」

曜「どう思う?」コソッ

梨子「うーん…。少し違うって感じはあるけど根は良い子だから変ではないのかも…」コソッ

曜「確かに…」

善子「どうかした?」ズイッ

梨子「いや!なんでもないの!ありがと、よっちゃん!」

曜「わたしもあんま食べたことないからもらおっかな!」

善子「いいわよ!1枚あげるわ!」

曜「え?善子ちゃんからもらってもいいの?」

善子「はい♪」

曜「じゃ、お返しにわたしのおにぎりを!」

善子「ありがと、頂くわ」ニコッ

曜「(今日はすごく素直だな…)」

善子「おにぎりの具材は……」ハムハムッ

善子「うっ!?」

梨子「よっちゃん!?」

善子「しゅ、しゅっぱい…」

曜「あれ?善子ちゃん梅干しダメだっけ?」

善子「なんで覚えてないの、曜~」

曜「えぇっ?善子ちゃん苦手なのはミカンじゃ…」

千歌「そういえばさっき善子ちゃんから普通にミカンもらったような…」

善子「あっ」

梨子「よっちゃん?ほんとにどうしたの?」

善子「えと…」

ようちかりこ「むむむ…!」ズイッ

善子「(ま、まずい~!)」



その頃、ほんとの善子ちゃんは…

生徒会室

ダイヤ「それでは…」

鞠莉「説明してもらおうかしら?」

果南「な、なにを…かな?」

ダイヤ「わたくしたちが気付かないとでも?明らかに今日のあなたは果南さんらしくないです」

鞠莉「伊達にちかっちほどじゃないけど幼なじみはしてないわよ?」

果南「……こんなあっさりバレるものなのね」

果南「そう、私は見た目は果南だけど中身は違うわ。私はヨハネよ」ギラッ

ダイまり「…」

果南「ふふっ!びっくりして声も出ないみたいね」

ダイまり「うわぁ…」

果南「うわぁって何よ!うわぁって!」

ダイヤ「中身が善子さんとは…」

鞠莉「アンビリーバボー!どうしてそんなことに?」

果南「実は…」

説明中…

ダイヤ「あなた、わたくしの妹になりませんか?いや、なりなさい」

鞠莉「ズルい!こんな可愛い善子は渡さないんだから!ギルキスの堕天使は渡さないわよ!」

果南「い、いきなり何言ってんのよ!//」

ダイヤ「決めました。身体が元に戻った瞬間、わたくしは善子さんをハグします」

鞠莉「だからマリーが先だってば!」

果南「本人を前にそんなこと言うな、バカぁ!//」

果南「だいたい怒らないの?今回は事故だけど果南の性格を使って偽りの自分でみんなにお礼をしようとかしてたのよ?」

果南「ただ恥ずかしくて、自分のありのままだと舞い上がって空回りしそうだったから…」

ダイヤ「バカですね」

鞠莉「だね♪」

果南「なっ!」

鞠莉「善子?なんでお礼なんかしようと思ったの?」

果南「それは…。Aqoursは私の居場所をくれたから。いてもいいよって認めてくれたから、だから…」

ダイヤ「それでお礼を?」

果南「わ、悪い?私にとってはとても大切なことなの!もう!恥ずかしいこと言わせないでよ!//」

ダイヤ「ふふっ。すみません。ですが、バレてしまった以上やり直しですわね?」

果南「え?」

鞠莉「無理してお礼をしようなんて考えなくていいの。ただ一言『ありがとう』って言えばいいの。それだけで私たちには伝わるからさ♪」

果南「マリー…」

ダイヤ「にしても、面白いですわね。果南さんがこんなに赤面したり、儚げな感じになったりと」クスッ

鞠莉「マリーって呼んでくれたりね♪」

果南「は、恥ずかしいんだから仕方ないじゃない…//」カァァ

ダイまり「(こういうのもいいかもしれない…)」

ダイヤ「ともかく、放課後に2人に戻るのを待ちましょう。そしてわたくしとハグです」

鞠莉「だから私が…!」

果南「あはは…」

果南「(そっかそんなことで良かったんだ…)」

果南「(ありがとうマリー、ダイヤ)」


中庭に戻る…

善子「…ということでして」

梨子「不運というかなんというか…」

善子「果南だよ?」

梨子「あ。そういう訳じゃなくて!」アセアセ

曜「でも変な違和感にも納得だよ!果南ちゃんだったから違和感も変に安心したというか…あれ?」

千歌「すごいね!身体が入れ替わるなんて!」

善子「大変だったけどね…」ニガワライ

曜「今日の夕方らへんに戻るんだっけ?」

善子「書いてあった通りならね」

曜「そかそか…。果南ちゃん?」

善子「ん?なに?」

曜「ちょっと笑ってくれないかな?」

梨子「曜ちゃん!?」

善子「良いけど…。行くよ?」

善子「えへへ♪」ニコッ

ようりこ「はぅっ!///」ドキッ

千歌「おお。破壊力大」

善子「こんなんでいいの?」

ようりこ「ありがとう…」

善子「う、うん…」

ようりこ「(戻ってからも無理言って笑ってもらおっかな…)」



そして…

部室

善子「そろそろだね…」

果南「うん…」

ルビィ「状況が読めないよー」

花丸「うん」

ダイヤ「あとで説明、しますから!」グイーッ

鞠莉「そう、そう!」ググーッ

梨子「2人はなんでそんな気合い入れてるんですか?」

ダイまり「ハグするため」

梨子「はい?」

果南「う、うっさい//」

善子「お…!」

ピカーッ

千歌「2人から光が!」

曜「ま、眩しい!」

シューン…

かなよし「…」

善子「ふぅ…」

果南「なんとか戻ったみたいだね♪」

善子「疲れ…」

ダイまり「…」シュバッ

善子「ひゃっ!?」

果南「はいダメ~!」

ダイまり「なっ!」

果南「善子~、ハグ♪」ギュッ

善子「わわっ//」

果南「ありがとう、不思議な時間だったけど楽しかったよ」

善子「果南…」

善子「うん、私も知りたいことが知れた気がするわ。ありがとう」

果南「じゃあ、それを…みんなに!」トンッ

善子「おっとと…」

かなよし以外「…」ニコニコ

善子「え、えっとみんなには伝えたいことがありまして」

善子「堕天使の私を認めてくれて受け入れてくれて、ありがとう。ほんとにありがとう」

善子「大好き…//」ニコッ

かなよし以外「」ズキューン

果南「よしよし♪……あれ?」

かなよし以外「…」

ダイヤ「もういいですか?いいですわよね?」

鞠莉「いや我慢できないわよ、これは…!」

梨子「わ、わたしも…」

曜「全速前進準備」

千歌「やっぱり可愛い!善子ちゃん♪」

花丸「ま、マル、花丸ってまた呼んでほしい」

ルビィ「善子ちゃんの一番のリトルデーモンはルビィだもん!」

善子「え?ちょっとみんな?こ、怖いわよ?」

果南「みんな善子が好きなんだね!良かったね♪」

かなよし以外「善子ー(さーん)(ちゃーん)!!!」

善子「ちょっと待っ…」

善子「や、やめろバカぁぁぁあああ!!!////」


やっぱり善子は愛されてるってことかなん?


おまけ

ダイヤ「果南さん、少し恥じらっていただけます?」

鞠莉「うんうん」

果南「それってどういう…」

善子「…」ヒョコ

果南「あ、善子!2人が変なこと言い出して…」

善子「果南、私と身体入れ替わった時に最初にしたのは堕天使衣装着たことなのよね」

果南「ちょっ!//」

ダイヤ「んまあああああああ!!!」

鞠莉「善子!それ詳しく!」

善子「で、あのあと時々ウチに来ては…」

果南「い、言うなあああ!!////」

おわるかなん?
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