海未「SNSで知り合った女の子が穂乃果だった」

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海未-アイキャッチ1
放課後 部室-


凛「海未ちゃんもツイッターやろうよ!」

海未「ツイッター…ですか…?」

海未「すみません…凛…私はそういうのは苦手で…」

凛「大丈夫だよ!全然難しくないし、凛が教えてあげるから!それに、μ'sのみんなもやってるんだよ!」

海未「そうなんですか?」

凛「そうだよ、やってないの海未ちゃんだけだよ」

海未「私だけ!?それはちょっと嫌ですね…」

凛「でしょでしょ!やった方がいいよ!ツイッター!」

海未「はぁ…じゃあ、少しだけ…」

凛「ほんと!?やったにゃー!じゃあ、やり方教えるね」

pixiv: 海未「SNSで知り合った女の子が穂乃果だった」 by 凛太郎ゲリラ豪雨

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海未「あっ、ですが私、今日携帯忘れてしまって無いですよ?」

凛「大丈夫!大丈夫!簡単だから、家で一人でもできるよ!」

海未「そうなんですか…?」

凛「うん!えっとね…まずは………」


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海未「なるほど…分かりました。これなら、私一人でもできそうです」

凛「そう?じゃあ、アカウント登録できたら、連絡してね!凛とμ'sのみんなのアカウント教えるから!」

海未「分かりました。では、今日はもう遅いですし、帰りましょうか」

凛「そうだね!帰ろっか!」


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その日の夜 海未部屋-


海未(……)

海未(えっと…これでアカウント作成を押して…)

海未「…!」

海未(できました…)

海未(これがツイッター…)

海未(ついに始めてしまったのですね…)

海未(えっと…凛に連絡して…)

海未 プルルルルルルル…

海未 プルルルルルルル…

海未「…」

海未「出ませんね…」

海未「9時…遅い時間ですね…凛は寝てしまったのでしょうか…」

海未「私も眠くなってきましたし…明日聞く事にして今日はもう寝ましょう…」


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次の日 朝-


海未「うーん…良い朝です…」

海未「ん?凛から着信が…」

海未「寝ていなかったのですね…11時…凛は遅くまで起きていますね…」

海未「とりあえず昨日電話に出られなかった事を誤って、その後でμ'sのアカウントを教えて貰いましょう」


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放課後 部室-


海未「昨日は電話に出られなくてすみませんでした」

凛「あー、いいにゃいいにゃ、凛も出られなかったし」

凛「それより、早く海未ちゃんのツイッター教えて欲しいにゃ」

海未「そうですね、えっと……まずはログイン…」

海未「…」スッ…スッ…スッ…

凛「海未ちゃん、打つのおっそいにゃ…」

海未「すみません…慣れていなくて…」

海未「できました…!これでログインを押して…」

海未「…!?」

海未「メールアドレスが違う…!?」

凛「えぇ…海未ちゃん押し間違えたんじゃない?」

海未「いえ…そんなはずは…たしかに、これは私のメールアドレス…」

凛「あー…じゃあ、昨日の登録の時に打ち間違えたんじゃないの?」

海未「えっ…?自分のメールアドレスじゃなくても登録できるんですか?」

凛「うん、ツイッターは確認メールとかないからね」

海未「そうなんですか…じゃあ、昨日打ち間違えたのかもしれません…」

凛「じゃあ、もっかい本当のメールアドレスで登録しようよ、今度は凛がちゃんと隣で見ててあげるからさ」

海未「はい、お願いします。では…」


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海未「登録…っと…」

凛「できたにゃ」

海未「はい!今度こそ正真正銘私のツイッターです」

凛「じゃあ、μ'sのアカウント教えるから、検索のところに行って欲しいにゃ」

海未「検索…これですね…!」

凛「そうそう、えっと…まず凛は@〜〜〜…」


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海未「おぉ〜…これが凛のツイッター…」

凛「あとは、凛のフォロワーのところから、μ's全員のツイッターにいけるにゃ」

海未「ありがとうございます!凛!」

凛「お安い御用にゃ」

凛「あー、あと、アプリを使うと楽だよ。いちいちログインしなくて済むから」

海未「そうなんですか!?じゃあ、さっそく使ってみますね!」

凛「うん、じゃあ、今日はもう帰るにゃ。結構遅くなっちゃったし」

海未「そうですね、帰りましょうか」


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その日の夜 海未部屋-


海未(えっと…凛に教えてもらったアプリとやらは…)

海未(これですね…)

海未(インストール…っと…)

海未(……)

海未(なんだか、私がこういう事をするのは不思議な気分ですね…)

海未(あっ、インストールが終わりました…)

海未(アプリを開いて…)

海未(ここにメールアドレスとパスワードを打てばいいのですね…)

海未(えっと…)スッ…スッ…スッ…

海未(ログイン…っと…)

海未(ログインできました…!)

海未(えっと…そしたら…凛のアカウントから…)

海未(あれ…?フォローに凛のアカウントが無い…)

海未(あっ…!このアカウント…昨日打ち間違えた時の…)

海未(私…また打ち間違えたのですか…?)

海未(はぁ…スマホで文字を打つのも練習しなくてはいけませんね…)

海未(名前も、うみみ になっていますし…)

海未(……ん?フォロワーが一人…)

海未(誰でしょうか…)

海未(……ほのほの…?)

海未(ほのほのさん…なぜ私の この何も活動していないアカウントを…?)

海未(……)

海未(でも、どこか嬉しくありますね……フォロワーが付くというのは……)

海未(あっ…そうです!お礼の挨拶をしましょう!)

海未(たしか…個人個人でのやり取りは…)

海未(これですね…DM…)

海未(よしっ…!やってみましょう…!)

海未(えっと……)スッ…スッ…スッ…



うみみ : フォローありがとうございます。今後とも何卒よろしくお願いいたします。



海未(こんな感じですかね…)

海未(さて…では正しい方のアカウントを…)


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次の日 朝-


ことり「海未ちゃんがツイッター始めるなんて、驚いたよ〜」

穂乃果「ほんとだよ!何かあったの?」

海未「凛に勧められまして…」

ことり「へぇ〜、凛ちゃんが」

穂乃果「ナイスだね!凛ちゃん!」

ことり「うん!これで、またツイッターが楽しくなるよ〜」

海未「私は別にそんなに呟いたりしませんよ?」

穂乃果「えぇー!呟こうよ!面白くないじゃなん!」

海未「そう言われましても…」

凛「あっ!海未ちゃーん!おーい!」

海未「凛じゃないですか、それに、花陽と真姫も」

花陽「おはよう…!みんな!」

真姫「おはよ」

穂乃果「おっはよー!」

凛「海未ちゃん、昨日ちゃんとできた?」

海未「はい、凛のおかげでアプリも入れられましたし、上手く使って行けそうです」

凛「やったにゃー!これでμ's全員でツイッターで遊べるにゃー!」

真姫「私は、ほとんど活動してないけど…?」

凛「いいにゃいいにゃ、見てくれるだけで」

真姫「そうなの? ていうか、それより早く学校行きましょ。遅れるわよ?」

花陽「そうだね…!歩きながら話そっか…!」


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放課後 部室-


穂乃果「…」スマホ ポチポチ…

穂乃果(ん…?私の猫ちゃん画像RT垢にDMが…?)

穂乃果(……うみみ…?)

穂乃果(……誰だろ…これ…)

穂乃果(あれ…?私…この人の事、フォローしてるじゃん…!)

穂乃果(昨日、半分寝ながらツイッターやってた時に間違ってフォローしちゃったのかな…?)

穂乃果(それにしても…かったい挨拶だな…)

穂乃果(海未ちゃんみたい…)

穂乃果(とりあえず、せっかくDMしてくれたんだし、返しとくかな…)スッスッスッ



ほのほの : わざわざDMありがとうございます!こちらこそ、よろしくお願いします!(*^▽^*)/



穂乃果(こんな感じかな…)

ことり「穂乃果ちゃーん!帰ろー」

穂乃果「あっ、うん!今行くよー!」


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その日の夜 海未部屋-


海未「…!」

海未(私の間違えて作ったアカウントにDMが…!)

海未(ほのほのさん…昨日の返事でしょうか…)

海未(こちらこそよろしくお願いします…ですか…)

海未(……)

海未(ふふっ…知らない人と、こうして話すのは、なんだか不思議な気分ですね…)

海未(私も返事をしましょう…)

海未(えっと……)



うみみ : お返事ありがとうございます。ほのほのさんは、好きな食べ物はなんですか?



海未(よしっ…と…)

海未(やはり、好きな食べ物は、初対面の相手に対する常套句ですね…バッチリです)

海未(あー…なんだか、今からもう返事が楽しみです…!)

海未(ほのほのさん…どんな人なのでしょう…)


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同じ頃 穂乃果部屋-


スマホ ピロリン♪

穂乃果(ん?通知が…)

穂乃果(あっ…うみみさんからDMが返ってきてる…)

穂乃果(えっと…好きな食べ物…?)

穂乃果(……)

穂乃果(普通ツイッターでそんな事聞くかなぁ…変な人だな…)

穂乃果(まあ…とりあえず返信して…)スッスッスッ



ほのほの : いちごが大好きです!うみみさんは、何が好きですか?(*´꒳`*)



穂乃果(こんな感じかな…?)

穂乃果(よーし…今日はもう寝よっと…!)


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次の日 二年生教室-


ことり「海未ちゃん、ツイートしてよー!」

穂乃果「そうだよ!これじゃあ始めた意味ないよ!」

海未「で…ですが…何を呟けば…」

穂乃果「なんでもいいんだよ!ほんとに」

ことり「そうそう、天気の事とか、体調とか、今からどこどこ行くーとか、今日のご飯はーとか」

海未「そんな事呟いて需要ありますか?」

穂乃果「うっ…」

ことり「まー…それがツイッターだから…」

海未「はぁ…でも、たしかに何も呟かないのもおかしいですよね」

ことり「そうそう…!だから、今日は何か呟こうよ!」

海未「分かりました…考えておきます」

穂乃果「やったー!約束だよ!」

ことり「海未ちゃんが何を呟くのか、今から楽しみだよ!」

海未「そんな期待されても困ります…」

海未(そういえば、間違えて作った方も何も呟いていませんでしたね…)

海未(今日帰ったら、そちらの方も呟いておきましょうか…)


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その日の夜 海未部屋-


海未(さて…ツイッターを…)

海未(ん? ほのほのさんから返信が…)

海未(いちご…ですか…)

海未(穂乃果みたいですね…)

海未(それと、私の好きな食べ物…ですか…)

海未(それは、もちろん ほむまん ですが…言っても通じなさそうですね…)

海未(そうですね…)スッ…スッ…スッ…



うみみ : 幼馴染の家の和菓子屋で作っている おまんじゅう が好きです。



海未(これで良いでしょう)

海未(返信もした事ですし、呟いてみましょうかね…)

海未(まずは、こちらの間違えた方から…)スッ…スッ…スッ…



うみみ : 眠いので寝ます。



海未(本当にこんなのでいいんでしょうか…)

海未(でも、ことりは何でもいいと言っていましたし…)

海未(次は、本当の方で…)

海未(……)

海未(こちらは、μ'sのみんなが見るのですよね…)

海未(なんだか緊張します…)

海未(眠いなんてツイートしたら、明日からかわれそうですね…凛あたりに…)

海未(もっと高度なツイートにしなくては…)

海未(うーん…では…)スッ…スッ…スッ…



園田海未 : 今日の宿題は難しい問題が多かったですね



海未(なかなか良いですね…!)

スマホ ピロリン♪

海未(ん?通知…)

海未(穂乃果からですね…)



穂乃果♪ : @sonodaumi 海未ちゃん明日宿題教えて



海未(これは…リプライというやつですね…)

海未(全く…穂乃果は…)

海未(ダメに決まってます…)スッ…スッ…スッ…



園田海未 : @kosakahonoka 自分でやらなくては力がつきませんよ



海未(よしっ…と…)

スマホ ピロリン♪

海未(ん?また通知…)

海未(今度は間違えた方のアカウントからですね…)

海未(…!ほのほのさんが、私の眠いツイートをファボして…)

海未(おぉ…)

海未(これがファボが来るというものですか…)

海未(なんだか嬉しいですね…)

海未(そして、それと同時に、こんなツイートしかできなくて申し訳なさもあります…)

海未(次からはもっと面白いツイートを心がけましょう…)

スマホ ピロリン♪

海未(あっ…DMの方もきました…)

海未(えっと…なになに…)



ほのほの : 幼馴染が和菓子なんて素敵ですね!どんな方なんですか??(*´꒳`*)



海未(素敵…ですか…)

海未(ふふっ…あれは素敵とは程遠い存在ではありますがね…)

海未(そうですね…どんな方かと言われたら…)



うみみ : だらしなくてどうしようもない人です。私は何度も何度も迷惑をかけられてきましたし、もう一人の幼馴染もその子のせいで、たいへんな目にあってきました。
ですが、大切な人です。



海未(大切な人…)

海未(書いといてなんですが、恥ずかしいですね…)


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同じ頃 穂乃果家-


スマホ ピロリン♪

穂乃果「お! うみみさんから返信だ」

穂乃果「ふむふむ…」

穂乃果「すごい子だな…この和菓子屋の幼馴染…ここまで言われるって相当だよね…」

穂乃果「でも、大切な人なんだ…」

穂乃果「ふーん…なんかいい関係っぽいね」

穂乃果「私だったら、そんなだらしない幼馴染ヤダけどなぁ」

穂乃果「私の幼馴染は、海未ちゃんとことりちゃんで良かった!」

穂乃果「えーとっ…返信は…」スッスッスッ



ほのほの : なんだか、いい関係っぽいですね!私も二人幼馴染がいますが、二人とも良い子で大好きです!(*'▽'*)



穂乃果(うん、これでオッケーだね)

穂乃果「よーし!今日はもう疲れたから寝よーっと!」


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次の日 二年生教室-


穂乃果「うぅ…」

海未「昨日言ったでしょう!!宿題は自力でやれと!!」

穂乃果「でも…忘れちゃって…」

海未「だからといって、宿題を見せるわけではありません!!今からでも自力でやりなさい!!」

穂乃果「でも…間に合わない…」

海未「あなたが悪いじゃないですか!!本気でやれば間に合います!ほら!早く始めて!」

穂乃果「うぅ…海未ちゃん…鬼…」

海未「はい?」ギロリ…

穂乃果「なんでもないです…」

穂乃果(うぅ…やっぱりこんな幼馴染ヤダ…)


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その日の夜 穂乃果家-


穂乃果「あっ…うみみさんから返信来てる」

穂乃果「えっと…」



うみ : そうなんですか!お互い良い幼馴染を持ちましたね。



穂乃果「……」

穂乃果「良くないよ…」

穂乃果「よーし!海未ちゃんの事、うみみさんに愚痴っちゃおーっと!」スッスッスッ



ほのほの : でも、今日その幼馴染に怒られました…怖かったです…(´;ω;`)



穂乃果「ざまあみろだね!海未ちゃん!」

スマホ ピロリン♪

穂乃果「おぉ…!返信はやっ!」

穂乃果「なになに…?」



うみみ : そんな事があったのですか…ほのほのさんを怖がらせるなんて、その幼馴染さんはダメな人ですね。そんな人、私がやっつけてやりますよ!



穂乃果「おぉ…」

穂乃果「うみみさん…優しい…」

穂乃果「海未ちゃんとは、名前こそ似てるけど、大違いだね…」

穂乃果「はー…海未ちゃんじゃなくて、うみみさんが幼馴染だったら良かったのになぁ…」

穂乃果「よーし…その事書いちゃお!」スッスッスッ



ほのほの : 優しいんですね!私、うみみさんと幼馴染になりたかったなぁ〜(*≧∀≦*)



穂乃果「うん…ちょっと恥ずかしいけど、オッケーだよね…」

穂乃果「…」ソワソワ

穂乃果「うぅ…早く返信来ないかな…」ソワソワ


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同じ頃 海未部屋-


スマホ ピロリン♪

海未「…! 返信がきました!」

海未「ええっと…」

海未「…!!」

海未「おぉ……」

海未「私と幼馴染になりたい…ですか…」ニヤニヤ

海未「照れますね…」

海未「うーん…この場合、なんて返せば良いのでしょうか…」

海未「迷いますね…」


海未ママ「海未さーん!少し頼みたい事があるので、来てくれませんか?」

海未「あっ!はーい!今行きます」タッタッタッ…


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次の日 放課後 部室-


穂乃果(へ…返信が来ない…)

穂乃果(ずっと返信早かったのに…)

穂乃果(引かれた…?)

穂乃果(さすがに、グイグイいきすぎた…?)

穂乃果(やばい…)

穂乃果(泣きそう…)

穂乃果(なんでだろ…)

穂乃果(たかがネット上での関係なのに…)

穂乃果(……)

穂乃果(もう一回、私の方から送ってみようかな…)

穂乃果(……)

穂乃果(いや…ダメだ…それじゃあ、私が返信待ってるみたいでダメだ…)

穂乃果(ていうか、まだ一日も経ってないじゃん)

穂乃果(そんな頻繁にスマホ見ないよね)

穂乃果(そうだよ、別に返信遅くはないよ)

穂乃果(引かれてもないよ)

穂乃果(うんうん、そうだ…絶対そうだ…!)

穂乃果(……)

穂乃果(……)

穂乃果(…うぅ…早く返信来て……)

海未「…穂乃果?」

穂乃果「へ!?な…なに?」

海未「どうかしたのですか?今日一日ずっとソワソワしてるようですが…」

穂乃果「え!?ソ…ソワソワしてた…?私…」

海未「はい、今日一日ずっと」

穂乃果「そ…そうかなぁ〜…?海未ちゃんの勘違いじゃないかなぁ〜…別にソワソワする事とかないし〜…」

海未「そうですか…」

海未(変な穂乃果ですね…)

スマホ ピロリン♪

穂乃果 ビクゥッッ!!

海未「どうしたのですか?私のスマホですよ?」

穂乃果「あっ…い…いや…別に…」

穂乃果(ぐぅー…私のじゃなかったかぁー…)

海未(本当の方のツイッターですね…)

海未(クラスの子からフォローされました…)

海未(あっ…!)

海未(そういえば、昨日、ほのほのさん の返信を考えている時に母に呼ばれて…)

海未(どうしましょう…!結構遅れてしまいました…!はやく返信しなくては…!)

海未(えぇっと……)スッ…スッ…スッ…



うみみ : そう言われてましても、困るぜ



海未(あっ…!急いだせいで、なんか語尾が…)

スマホ ピロリン♪

穂乃果 ビクゥッッ!!

穂乃果(わっ…私の…!!)

穂乃果(きた…!!)

穂乃果(えっと…)

穂乃果(…!!??)

穂乃果(困るぜ…??)

穂乃果(え…??)

穂乃果(待って…うみみさんって男の人…??)

穂乃果(今まで敬語だったから分かんなかったけど…)

穂乃果(でも、名前うみみ だし…一人称 私だし…)

穂乃果(……)

穂乃果(聞いてみようかな……)

穂乃果(……)スッスッスッ



ほのほの : 困るぜ?(笑)もしかして、うみみさんって男の人ですか??(・・?)



穂乃果(…よし…)

スマホ ピロリン♪

海未ビクゥッッ!!

海未(へ…返信が…!)

海未(お…男の人かどうか…!?)

海未(やはり変な勘違いをさせてしまいました)

海未(誤解を解かなくては…!!)

海未(いいえ…私は…お…)スッ…スッ…

凛「海未ちゃーん!なにしてるにゃー!」ガバッ!

海未「うわぁっ!」スッ…



うみみ : いいえ、私は男



海未(あああ…!!予測変換で、男に…!!)

海未(そして、送ってしまった……)

海未(やってしまいました……)

凛「にゃ?海未ちゃん、どうかしたの?」

海未「なんでもありません……」

スマホ ピロリン♪

穂乃果 ビクゥッッ!!

穂乃果(き…きた…!)ドキドキ

穂乃果(おおおお男…!!??)

穂乃果(ど…どうしよう…ほんとに男の人だった…)

穂乃果(穂乃果、男の人とこんなに喋ったの初めてだよ…)

穂乃果(どうしよう…やっぱりこういうのは危ないのかな…)

穂乃果(でも、うみみさんは優しいし…)

穂乃果(うーん……)

穂乃果(ちょっと…どんな人か聞いてみようかな…)

穂乃果(…)スッスッスッ



ほのほの : 男の人だったんですか!?びっくりです((((;゚Д゚)))))))
ちなみに、年はいくつぐらいなんですか?



穂乃果(よ…よしっと…)

穂乃果(だ…大丈夫だよね…年齢聞くのは…)

スマホ ピロリン♪

海未 ビクゥッッ!!

海未(ほのほのさんから…)

海未(ね…年齢…!)

海未(今度は間違いのないように…)スッ…スッ…スッ…



うみみ : 年齢は16です。ほのほのさんは何歳なんですか?



海未(よし…しっかり打てました…)

スマホ ピロリン♪

穂乃果 ビクゥッッ!!

穂乃果(うみみさんから…!返信早いな…)

穂乃果(えっと…16…一個下…)

穂乃果(年下かぁ…)

穂乃果(じゃあ、安心かなぁ…)

穂乃果(うん…大丈夫でしょ…これなら…)

穂乃果(よーし…!じゃあ、これからも絡んでいってオッケーだね…!)

穂乃果(うみみさんか…)

穂乃果(あっ…いや、年下だから…うみみくん…)

穂乃果(ふふっ…うみみくん…ふふふっ…)ニヤニヤ

海未「ちょっと…穂乃果?何ニヤニヤしてるんですか…」

穂乃果「へ!?ニヤニヤしてた!?」

海未「えぇ…すごいニヤニヤしてましたよ」

穂乃果「べべ別にいいでしょ!!海未ちゃんには関係ないんだから!!」

海未「はぁ…」

海未(なんか今日の穂乃果は変ですね…)

ことり「穂乃果ちゃーん、海未ちゃーん、帰ろー!」

穂乃果「あっ…うん!帰ろう帰ろう!」

海未「そうですね、帰りましょうか」


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帰り道-


穂乃果 「…」スッスッスッ

スマホ ピロリン♪

海未 ビクゥッッ!!

海未「…」

海未「おお…」

海未「…」スッ…スッ…スッ…

スマホ ピロリン♪

穂乃果 ビクゥッッ!!

穂乃果「…」

穂乃果「…」ニヤニヤ

穂乃果 「…」スッスッスッ

スマホ ピロリン♪

海未 ビクゥッッ!!

海未「…」

海未「…!!??」

海未「ふふっ…」ニヤニヤ

海未 「…」スッ…スッ…スッ…

ことり「……」

ことり「あー…あの…二人とも…?」

穂乃果「え?何?ことりちゃん」

海未「なんですか?ことり」

ことり「……い…いや…なんでもない…」

ことり(なんで二人とも、ずっとスマホ見てニヤニヤしてるの……)


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その日の夜 海未部屋-


海未(ほのほのさんからの返信が来ません…)

海未(私…何か変な事言ったでしょうか…)

海未(…)チラッ



うみみ : 秋葉原に住んでいるのですか?私も秋葉原ですよ。もしかしたら、私達、どこかで会っているのかもしれませんね。



海未(うーん…変ではないですよね…)

海未(あー…返信が待ち遠しいです…)


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同じ頃 穂乃果部屋-


穂乃果「〜っっ!///」ジタバタ!ジタバタ!

穂乃果(私達どこかで会っているかもしれませんって…!!///)ジタバタ!

穂乃果(会ってるかもって…!!!///)ジタバタ!

穂乃果「〜っっ!///」ジタバタ!

雪穂「ちょっと!おねーちゃん、うるさい!」

穂乃果「あっ、雪穂…ごめんごめん…」アハハ…

雪穂「もうっ!私はお姉ちゃんと違って勉強してるんだから、静かにしててよね!」バタンッ!

穂乃果「あははー…勉強頑張ってねー」

穂乃果「……」

穂乃果「そうだね…一回落ち着ついて、現状を整理しよう…」

穂乃果「全く男の人と縁が無かったのが今まで」

穂乃果「そして、今現在、私は、ほぼ同い年の男の人とSNS上で、いい感じになっている…」

穂乃果「相手は、優しくてかっこいい人で、同じ秋葉原住み…」

穂乃果「これは…」

穂乃果「うん…キタね…」

穂乃果「ついに私に春がキタね…」

穂乃果「このまま、海未ちゃんとことりちゃんと共に、男の人との出会いもなく終わっていくと思われた私の人生に…」

穂乃果「女子校に入った時点で諦めてたし、さして興味も無かったけど…」

穂乃果「……」

穂乃果「ふふっ…うみみくん…か…」

穂乃果「どんな顔なんだろ…」

穂乃果「私の脳内イメージだと、名前の印象で、海未ちゃんみたいにキリッとした顔つきなんだけどなぁ…」

穂乃果「本当にそういう顔つきだといいなぁ…」

穂乃果「……」

穂乃果「…って私、何考えてんだ…」

穂乃果「うみみくんとは、SNS上での友達なだけであって、別に会うわけじゃないんだし…顔とか関係ない……」

穂乃果「……」

穂乃果「…でも、秋葉原住みなんだよね…」

穂乃果「会おうと思えば会えるよね…」

穂乃果「……」

穂乃果「なんか、会ってるかもって…言ってきたし……」

穂乃果「……」

穂乃果「これ、うみみくん も会いたがってるんじゃないの…?」

穂乃果「わざわざ、会ってるかも なんて言ってくるぐらいだし…」

穂乃果「……」

穂乃果「いや、私は別に会いたくないけどね?」

穂乃果「でも、うみみくんが会いたいなら…」

穂乃果「私、年上だし…ね?」

穂乃果「私から言ってあげるのが年上としての務めというか…ね?」

穂乃果「……」

穂乃果「よし……」

穂乃果「会うか……」

穂乃果「……」

穂乃果「…////」

穂乃果「会うのかぁ…///」

穂乃果「いや、いこう…いける…」

穂乃果「ちょっと確認だよ…うん…確認するだけ…」

穂乃果「これから、SNS上で仲良くさせてもらう上で、どんな人かの確認をね…?」

穂乃果「やっぱり、そういうの必要な事だと思うし…ね?」

穂乃果「……」

穂乃果「……」スッスッスッ…



ほのほの : うみみさんも秋葉原なんですか!?じゃあ、私達一度どこかで会いませんか?もし、よければですけど…( ´▽`)



穂乃果(よし……)

穂乃果(悪くない……)

穂乃果(この絵文字が、いい具合に「軽く会いませんか感」を出してくれてる…)

穂乃果(重すぎず、それでいて大胆…)

穂乃果(……)

穂乃果(……)ドキドキドキ

穂乃果(……)ドキドキドキ

穂乃果(やばい…どうしよう…)ドキドキドキ

穂乃果(今更になって、会うの怖い……)

穂乃果(なかったことにしたい…)

穂乃果(……)

穂乃果(会うのか……)

穂乃果(やばいな…私…男の人と喋れるのか…?)

穂乃果(お父さん以外の人と喋った覚えがない…)

穂乃果(というか、お父さんもほとんど喋らない…)

穂乃果(まずいなぁ…)

穂乃果(何やってんだ、私)

穂乃果(完全に調子のった…)

穂乃果(あー…こうなったら、断ってくれることを祈ろう…)

穂乃果(……)

穂乃果(…う……返信が気になりすぎて、何もする気がおきない……)

穂乃果(うぅ…早く……早く返信してくれ…)

穂乃果(うみみさん…!!)


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同じ頃 海未家-


海未「…!!??」

海未「会おうって……」ドキドキドキ

海未「……」ドキドキドキ

海未「いやいやいや……」

海未「………」ドキドキドキ

海未「ほのほのさんと…?」

海未「会う……?」

海未「……」

海未「くっ……」

海未(会いたい……)

海未(いや、すごく会いたい…!)

海未(最近、ほのほのさんの事ばかり考えてますし、どんな人か会って話してみたい…!!)

海未「でも……」

海未(私、男の人だと思われてる…!!!)

海未「……」

海未「……男装…」

海未「……」

海未「いやいやいやいや…」

海未「何考えてるんですか、私は…」

海未「それに、ほのほのさんが会ってみたら、全然イメージと違うなんて事もあるかもしれませんし…」

海未「私の中では、名前の印象から、穂乃果のような可愛らしい顔つきですが…」

海未「……」

海未「そうですね…」

海未「断りましょう…」

海未「そうです…!そうです…!私の事を男だと思ってる ほのほのさん にも失礼ですしね…!」

海未「えっと…」

海未「すみません…会うことはできま…」スッ…スッ…

海未「せん……」スッ…

海未「………」

海未「………」スッスッスッスッ

海未「……」スッ…スッ…スッ…スッ…



うみみ : もちろん大丈夫ですよ!私も会いたかったところです。時間の方はどうしましょうか?



海未「……」

海未(……送ってしまった……)

海未(何してるんですか…私は…)


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同じ頃 穂乃果部屋-


穂乃果「あわあわあわあわ……」

穂乃果「どどどどどうしよう……」

穂乃果「会えるの…….?」

穂乃果「うみみさんと…?」

穂乃果「会うのか……」ドサッ…

穂乃果「……」

穂乃果「……!」ガバッ!

穂乃果「服…何着てこう…」

穂乃果「……」ガサガサ…

穂乃果「……」

穂乃果「やばいな…子供っぽい服しかない…」

穂乃果「……」

穂乃果「お金あったかな……」

穂乃果「……」チャリン…

穂乃果「……152円しかない…」

穂乃果「どうしよう…」

穂乃果「これじゃあ、服も買えないし、デート代も…」

穂乃果「……///」

穂乃果「デデデデート!!??///」

穂乃果「デデデデートではないよね…?///」

穂乃果「うん…ただ男の人と会うだけ…///」

穂乃果「まあ…でも、どっちにしろ、お金は必要だよね…」

穂乃果「……」

穂乃果「よし…」

穂乃果「お母さんに話してみよう…」

穂乃果「事情を話せば、きっと分かってくれる…」

穂乃果「……」

穂乃果「…よし…」

穂乃果「……」ガチャ…タッタッタッタッ…

穂乃果「……」

穂乃果(げっ…雪穂もいる…)

穂乃果(まあ…しょーがない…)

穂乃果「……」

穂乃果「お…お母さん…!」

穂乃果ママ「ん?なに?どうしたの?穂乃果」

穂乃果「ちょ…ちょっと…話があるんだけど…」

穂乃果ママ「…?」

雪穂「…?」

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穂乃果ママ「えぇ…!?穂乃果が…!?」

雪穂「えぇ…!?お姉ちゃんが…!?」

穂乃果「そ…そんなに驚かなくても…普通だよ…高校生なんだし……」

雪穂「いや…普通じゃないよ…お姉ちゃんに限っては……」

穂乃果ママ「そうよ…私はてっきり、海未ちゃんかことりちゃんと結婚するのかと……」

穂乃果「へ…変な事言わないでよっ…!」

穂乃果「べ…別にいいでしょ…?私だって…女の子なんだから……」

雪穂「おぉ…」

穂乃果ママ「穂乃果が女の子……」

雪穂「考えた事もなかったね……」

穂乃果ママ「えぇ…」

穂乃果「いや、なんでさ!!私は生まれた時から女の子だよっ!!」

穂乃果ママ「あはは…それで?わざわざ、それを言いにきただけ?」

穂乃果「い…いや…その…」

雪穂「お金無いんでしょ?」

穂乃果「うっ…」ギクッ

穂乃果ママ「はぁ…そんな事…」

穂乃果「お…お願い…お母さん…このままじゃ服も買えないし、当日も何もできなくて……」

穂乃果ママ「いいわよ…」

穂乃果「えっ…!ほ…ほんと…!?」

穂乃果ママ「もちろんよ、娘の一大事ですもの。その代わり、バシッと決めなさいよ!」

穂乃果「お母さん……」

穂乃果「ありがとう…!私…頑張るね…!!」

雪穂「あー…服はことりちゃんに選んで貰いなよ?お姉ちゃんセンスないんだから」

穂乃果「うんっ…!そうするね!ありがとう!雪穂!」

雪穂「はいはい」

穂乃果「それじゃあ、私、ことりちゃんに連絡してくる…!」タッタッタッタッ…



穂乃果ママ「……」

雪穂「……」

穂乃果ママ「いやー…あの穂乃果がね……」

雪穂「あのお姉ちゃんがね……」

穂乃果ママ「雪でも降るんじゃない?」

雪穂「まだ10月なのに?」

穂乃果ママ「でも、そのぐらいの出来事よ…これは…」


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同じ頃 海未家-


海未「はい…ですから、男物の服を一緒に選んで欲しくて……」

海未「り…理由は…その……」

海未「すみません…それはまた会った時に…///」

海未「はい…えっ…?穂乃果も服を…?」

海未「いえ…一緒にはやめましょう…」

海未「穂乃果に男物の服を買う事を知られると、めんどくさそうです…」

海未「はい…じゃあ、明後日ですね…分かりました…ありがとうございます…ことり」

海未「……」ガチャ…

海未「はぁ…やってしまいました…」

海未「でも、これで、ほのほのさんに会えるんですよね……」

海未「……」ニヤニヤ

海未(会うのは3日後の日曜日…)

海未(楽しみですね…!)


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次の日 放課後 デパート-


ことり「うーん…これなんて、どうかな?穂乃果ちゃんに似合うと思うけど」

穂乃果「い…いや…その…いつもとは違って…もっと大人っぽいの…」

ことり「…大人っぽいの…?」

穂乃果「うん…」

ことり「どうかしたの…?」

穂乃果「えっ!?」

穂乃果「い…いや…その…」

穂乃果(どうしよう…ことりちゃんには言っていいかな……)

ことり「穂乃果ちゃん…?」

穂乃果(よし…言おう…ことりちゃんは、こういう時頼りになるからね…!)

穂乃果「実は……」

ことり「?」


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ことり「えええっ!?穂乃果ちゃんが!?」

穂乃果「う…うん…」

穂乃果(なんか、お母さんとか雪穂と同じ反応だ…)

ことり「そっか…ついに穂乃果ちゃんは大人になったんだね…」

穂乃果「うん…だから…」

ことり「分かったよ…!穂乃果ちゃん…!私が穂乃果ちゃんに一番似合う大人っぽくて、セクシーな服を選んであげるね…!!」フンスッ!

穂乃果「ことりちゃん…!」

穂乃果「ありがとう…!!」

ことり「お安い御用だよ!じゃあ、このお店じゃなくて、あっちの大人のお店に行こう!」

穂乃果「う…うん…!」

穂乃果(高そう…お金足りるかな…)


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次の日 放課後 デパート-


ことり「まずは、海未ちゃんがなんで、男物の服に興味を持ったか教えて欲しいなぁ〜」ニヤニヤ

海未「あっ…いえ…興味というわけではなく…」

海未「じ…実は……」

ことり「?」


--------------------


海未「…というわけなんです…」

ことり「…!?!?」

ことり(あれ…?待って……)

ことり(穂乃果ちゃんもツイッターで知り合ったって言ってたよね……)

ことり(それで、海未ちゃんは男の人だと思われてるんだよね……)

ことり(……あれ?)

ことり(……これって……)

海未「…ことり?」

ことり「あっ!ご…ごめんごめん…ちょっと考え事してて…」

ことり(たしか、穂乃果ちゃんが会うのは明日って言ってたよね…?)

ことり(……)

ことり(…確認してみるか……)

ことり「あー…海未ちゃん…?」

海未「な…なんですか?」

ことり「その…相手の女の子と会うのって……」

ことり「…いつ?」

海未「明日です…///」

ことり「………」

ことり(これは……)

ことり(面白い事になってるぞ……)

海未「こ…ことり…!それより早く服を…!」

ことり「あっ…うん…!そうだね!海未ちゃん、スラッとしててスタイルいいから、なんでも似合うと思うよ〜」

ことり「例えば〜…」

海未「ふむふむ…」

ことり(明日か……私…暇だな……)

ことり(行くか……)


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当日-


海未「……」ドキドキドキドキ

海未(待ちきれなくて、集合時間の1時間に来てしまいました……)

海未(……)

海未(私…ちゃんと男装できているでしょうか…)

海未(不安です……)

海未(ことりはバッチリと言っていましたが…)

海未(このポニーテールにした髪も女性っぽくありませんか…?)

海未(まあ、私の髪の長さでは、これが男の人っぽくなるために最善ではありましたが…)

海未(それにしても、10月なので、重ね着ができて良かったです…)

海未(夏だったら、体のラインが出てしまうので、一発でバレていました…)



通行人 チラッ

通行人 チラチラ

通行人 チラッチラッ



海未(………)

海未(…なんか先程から、視線を感じるのですが…)

海未(やはり…変だったのでしょうか……)



通行人(わー…あの人かっこいいー…)

通行人(素敵な男性だわ…)

通行人(逆ナンしてみようかな…)


海未(うぅ…緊張しますっ…!)ドキドキドキドキ

海未(ほのほのさん……)

海未(はやく来てください…!!)


穂乃果「……///」カチコチ… カチコチ…


海未(…ん?)

海未(あれは…穂乃果…!?)


穂乃果「…///」カチコチ… カチコチ…


海未(なんか、今日の穂乃果は、おめかししていますね…)

海未(そして、顔が真っ赤ですし、動きがおかしいです…)

海未(何してるんですか…あの人は…)


穂乃果「…///」ピタリッ…


海未(と…止まった…!?)

海未(いや…ちょっと…はやくどこか行ってくださいよ…!)

海未(今から、ここで ほのほのさん に合うんですから…!)


穂乃果「…///」ドキドキドキドキ


海未(あー!!もうっ!何してるんですか!あのバカは!!)

海未(早くどっか行ってください!!)


穂乃果(落ち着け…落ち着け…)

穂乃果(私は年上だぞ…)

穂乃果(今日は私がリードするんだ…)

穂乃果(そのために、念入りに予定を組んだんだから……)

穂乃果(それにしても、早く着きすぎた……)

穂乃果(まだ、45分前……)

穂乃果(ていうか、この服…スースーする…)

穂乃果(ワンピースなんて、久しぶりに着たよ…)

穂乃果(すごいスカート短いし…)

穂乃果(これ大丈夫かな……?)

穂乃果(狙いすぎとか思われないかな…!?)

穂乃果(やばい…やっぱり普段着で来れば良かった…)

穂乃果(これで、うみみさんが、普段着だったら、穂乃果恥ずかしすぎるよ……)

穂乃果(……)チラッ


海未「……」


穂乃果(あそこにいる、かっこいい人…うみみさん……かな…?)

穂乃果(……)

穂乃果(いやいやいや……)

穂乃果(それは高望みしすぎだよね……)

穂乃果(あれじゃあ、私のイメージそのまんまだもん……)

穂乃果(それに、こんな早くから来てるわけないよ……)

スマホ ピロリン♪

穂乃果(ん…?うみみさんから……)

穂乃果(なんだろ……)



うみみ : すみません。急で申し訳ないのですが、集合場所変えませんか?少し、厄介な事になりまして…



穂乃果(集合場所を…?)

穂乃果(なんでだろ…?)

穂乃果(まあ、全然大丈夫だけど…)スッスッスッ



ほのほの : 分かりました!それじゃあ、○○店じゃなくて△△△店前にしましょうか!(*'▽'*)



穂乃果(よし…)


スマホ ピロリン♪

海未(あ、返信きましたね…)

海未(えっと…△△△店前ですね…)

海未(よし…移動しましょう…)

海未(これで、穂乃果とはお別れできます…!)


穂乃果 スタスタスタ…


海未「…!?!?」

海未(ちょ…ちょっと穂乃果!?)

海未(なんで、そっちに行くのですか!?)


穂乃果 スタスタスタ…

穂乃果 ピタリッ


海未(あぁ…△△△店前で……)

海未(もう…これじゃあ、△△△店前にも行けないじゃないですか…)

海未(なんなんですか…!全く…!あのバカは…!)

海未(……)

海未(しょーがないです…ここで ほのほのさん らしき人が出てくるまで待ちましょう…)

海未(あまり、穂乃果の近くを うろうろしていると、私の正体がバレるかもしれませんからね…)


穂乃果(うーん…早く来ないかなぁー…)


--------------------





20分後 集合時間 15分前-


海未「来ないですね…」


穂乃果「……」


海未「穂乃果も動きませんし…」

海未「もう15分前ですし、連絡してみましょうかね…」

海未「……」スッ…スッ…スッ…



うみみ :今、集合場所に着きましたが、ほのほのさん はいつ頃着きそうですか?



海未「よし…」

海未(ほんとは1時間前から着いてましたが…)


スマホ ピロリン♪

穂乃果「お!うみみさんだ」

穂乃果「なになに…?」

穂乃果(えっ!うそ!もう居るの!?)

穂乃果(どこどこ!?やばい!緊張してきた…!)

穂乃果(どうしよう…!どうしよう…!)

穂乃果(うぅー…髪の毛変じゃないかな…?服おかしくないかな…?)


海未(なんか、穂乃果が急にソワソワし出しましたね……)

海未(なんなんですか…あの子は…)

スマホ ピロリン♪

海未(ん? ほのほのさん からです…)



ほのほの : 私も着いてます!うみみさん がどこにいるか分からないので、できれば服装とか教えて欲しいです!(>人<;)



海未(…!!もう来てるんですか…!?)

海未(どうしましょう…緊張してきました…)

海未(髪の毛変じゃないでしょうか…服はおかしくないでしょうか…)

海未(……)ササッ…サッ…

海未(よしっ…大丈夫ですね…)

海未(えっと…私の服装は…)

海未(……)スッ…スッ…スッ…



うみみ : 私の服装は、白の長袖シャツに黒のベスト、黒のネクタイです。



海未(よし……)

海未(あとは発見されるのを待つだけですね…)

海未(うぅ…緊張します…)ドキドキドキ…


スマホ ピロリン♪

穂乃果「うみみさんだ…!」

穂乃果「えっと……」

穂乃果「白のシャツで黒のベスト、黒のネクタイ……」

穂乃果「おぉ…これは…」

穂乃果(思いっきりかっこつけてるね……これなら、穂乃果も恥ずかしくないよ…)

穂乃果(さーて…探すか…)

穂乃果 キョロキョロ…


海未(なんか穂乃果がキョロキョロし出しましたね…)


穂乃果(んー…いないなぁー…)


海未「……」


穂乃果(……!!)


海未「……!?」

海未(なんですか…!?こっちを見て…)

海未(もしかして…バレた…??)


穂乃果(あ…あの人だ…!!)

穂乃果(嘘…じゃあ、本当に、あのかっこいい人だつたの…!?)

穂乃果(あれ…でも、さっき着いたって言ってたよね…)

穂乃果(あの人は穂乃果より早くいたし……)

穂乃果(でもでも、他にそれっぽい人もいないし……)

穂乃果(やっぱり、あの人…なのかな……)


海未(ずっと見てくる……)

海未(まずいです……)


穂乃果(早くに着いたのが恥ずかしくて、さっき着いたって言ったのかな…?)

穂乃果(ふふっ…恥ずかしがり屋さんなんだねぇ〜)

穂乃果(よーし…!じゃあ、お姉さんが、しっかりリードしてあげよう…!)スタスタスタスタ

穂乃果 スタスタスタスタ…


海未(うっ…こっちに来る…!)

海未(まずい…最悪のタイミングでバレました…)

海未(もう、ほのほのさん と会えるというのに…)


穂乃果 ピタッ

海未(うっ…私の前に…)

海未(知らん顔…知らん顔…)

穂乃果「ふふっ…本当に恥ずかしがり屋さんなんだね」

海未「…?」

穂乃果「初めまして!うみみくん!」ニコッ!

海未「……」

海未「……」

海未「……」

海未(……はい?)

穂乃果「もー!なにか言ってよ!面と向かって話すのは初めてだけど、今まで散々喋ってきたんだからさ!」

海未「……」

海未「……」

海未「……」

海未(……はい?)

海未(ちょ…ちょっと…待ってくださいよ?)

穂乃果「ほらー!いい加減喋らないと、私怒っちゃうよ!」

海未「ま…待ってください…」

穂乃果「ん?なにかな?」

海未「……」

海未「ほ……ほのほのさん ですか…??」

穂乃果「そうだよ!私が ほのほの!思ったより美人でびっくりしちゃった?」テヘッ

海未(………)ダラダラダラダラ…

穂乃果「ん?どうしたの?すごい汗だよ?」

海未「あっ…いや…なんでもないですよ…?」

穂乃果「そう?じゃあ、とりあえず◇◇カフェ入ろっか!立ち話もなんだしね!」

海未「そ…そうですね……」



ことり「…」コソコソ…

ことり「ぷくくくくっ…」

ことり「面白くなってきたぞ……」


--------------------


◇◇カフェ前-


穂乃果「ここだよ!よく学校帰りに来るんだ〜」

海未(いや…来たことないでしょ…)

穂乃果「ここのコーヒーが美味しいんだよ!さっ!入ろっ!」ニコッ

海未(いや、あなたコーヒー苦手でしょう…)


カランカラン…

店員「いらっしゃいませ」

穂乃果「えー…こほんっ…二人です…」ドキドキ

店員「はい、かしこまりました。こちらへどうぞ」

穂乃果(よし…上手くいった…!)

海未「……」

店員「こちらのお席でよろしいでしょうか?」

穂乃果「はい…!大丈夫です…!」ドキドキ

店員「では、注文が決まり次第、またお呼びください」

穂乃果「分かりました…」ドキドキ

穂乃果(おー…緊張したぁー…こういうお店慣れてないからなぁー…)

穂乃果(でも、入ってみると、なかなか良いよね…)

穂乃果(今度、海未ちゃん と ことりちゃん とも来てみるかな…)

海未「……」


隣の席-

ことり(あとで、希ちゃんに報告しよう…)



穂乃果「私は、コーヒーにするけど、うみみくんはどうする?」

海未「え…!?わ…私…ですか…?」

穂乃果「あははっ、どうしたの?うみみくん 緊張してるの?」ニヤニヤ

海未「い…いえ…緊張してるわけでは…」

海未(あなたといて緊張するわけないでしょ…!)

穂乃果「そう?じゃあ、はやく注文決めよっ!私のオススメは〜」

海未「あっ…いや、大丈夫です。私は、このココアにします」

穂乃果「えぇ〜!ココア!?子供だねぇ〜」ニヤニヤ

海未(あなたのためですよ……)

海未(どうせ、コーヒー飲めないんでしょう…?)

穂乃果「じゃあ、注文するね?」

穂乃果「あー…こほんっ…」

穂乃果「ちゅ…注文よろしいでしょうか…」

店員「はい、ただ今伺います」

穂乃果(おー…なんとかなった…)

穂乃果(いつもはボタンで呼ぶお店だから緊張したよ…)

店員「ご注文お伺いします」

穂乃果「コ…コーヒーで…」

海未「私はココアでお願いします」

店員「かしこまりました。すぐにお待ちいたします」

穂乃果(ふぅ…なんとか注文もできた…)

穂乃果(……)

海未「……」

穂乃果(うっ……まずい……会話が……)

穂乃果(そ…そうだ…!こんな時こそ、事前に調べておいた情報があるんだ…!!)

穂乃果「いや〜…どう?いいお店でしょう?」

海未「そうですね…」

穂乃果(う……元気ないなぁ……まだ緊張してるのかな……)

海未(なんなんですか…この状況は……)

海未(なにか……見てはいけない穂乃果を見てる気がします……)

穂乃果「このお店はね〜実は結構昔からあるんだよ〜…初代店長は○○○さんで〜…」

海未(なんですか…その情報は……)

海未(頑張って調べたんですか…?)

海未(男の人と会うからですか…?)

海未(穂乃果……あなたは、男の人の前では、そうやって自分を着飾るのですか…?)

海未「……」チクチク

海未(なんだか胸の奥がチクチクします……)

穂乃果「それでね?三代目店長が、なんと…」

海未(ずっと一緒にいましたが、そんなあなたは初めて見ましたよ?)

穂乃果「…っと、これがこのお店の歴史…」

穂乃果「どう?すごいでしょ!」

海未「はぁ……」

穂乃果(た…ため息…!?)

穂乃果(ま…まずい…退屈させちゃったかな…)アワアワ

穂乃果(ど…どうしよう…何か話題…)アワアワ

海未(なんかアワアワしてますね…)

海未(私が楽しそうじゃないので、焦ってるんですね……)

海未(…全く……そういうところは隠しきれていないですよ……?)

海未「ほのほのさん」

穂乃果「は…はいっ!」

穂乃果(な…なんだろ…うみみくんから…)ドキドキ

海未(話題を出してあげましょう)

海未「ほのほのさんは、学校楽しいですか?」

穂乃果「えっ…う…うんっ!もちろん…!!楽しいよ!」

海未「何が楽しいんですか?」

穂乃果「えっ…んー…そうだねぇー…」

穂乃果「前に私に幼馴染が二人いるって言ったじゃん?」

海未「はい」

海未(あなたの目の前にいますよ)


ことり(隣の席にいるよ)


穂乃果「その二人と一緒にいれるのが楽しいかな!」

海未「……!」


ことり(……!)


海未「で…ですが、この前…怒られたとか言ってたじゃありませんか……」

海未「その子はどうなんですか?」


ことり(海未ちゃん、それ聞いちゃうんだ…)


穂乃果「あはは…たしかに、いつも厳しいし、怒ったりするけど…」

穂乃果「でもね…私…分かるから……その人が本当に私の事を考えてくれてるから怒ってくれるって事……」

海未「……!」

穂乃果「だから、やっぱり大好きだよ!」

海未(…穂乃果……)


ことり(良かったね…海未ちゃん…)ホロリ…


穂乃果「あはは…ごめんね!なんか私の友達の話しちゃって…!つまんないよね…?」

海未「いいえ…そんな事はありませんよ?もっと聞かせてください……」

穂乃果「えっ…?いいの…?こんな話で…」

海未「えぇ…」

穂乃果「そ…そう?それなら、いくらでも話せるよ!」

穂乃果「えっとね…じゃあ、もう一人の幼馴染の事について話すね」


ことり(……!!)


海未「どうぞ」


穂乃果「えっとね、もう一人の子は、すごく優しくて可愛くて、でも、実はすごいしっかりしてて、器用で、とにかくすごい女の子なんだよ!」

穂乃果「私なんかじゃ、隣にいるのが申し訳ないぐらい素敵で…あっ、その厳しい幼馴染の子もなんだけどね?」

穂乃果「ほんと、二人とも素敵すぎて困るよ…あはは…」


ことり(…穂乃果ちゃん……)


海未「そうですね……これは私の勝手な想像なので、聞き流してもらって構わないのですが…」

穂乃果「?」

海未「きっと、その幼馴染の子二人も、あなたの事を素敵な女性だと思っていると思いますよ」ニコッ

穂乃果「…///!!」ドキッ!

穂乃果(お…おぉ…その笑顔は反則だよ…///)


ことり(海未ちゃん…それ、かっこよすぎ……!)


穂乃果(やばい…すごいドキドキする……)ドキドキ

穂乃果(ずるいよ…///)ドキドキドキ

穂乃果(これじゃあ、私がリードできないじゃん…///)ドキドキドキ…


店員「お待たせいたしました。こちら、コーヒーとココアでございます」スッ

穂乃果「あっ…ありがとうございます…」

海未「ありがとうございます」

穂乃果「……」

穂乃果(コーヒー……)

穂乃果(大丈夫…飲めるよね…)

穂乃果(ここのコーヒーは飲みやすいってクチコミにも書いてあったし……)

穂乃果(……)

穂乃果(よーし…!行くぞ!)

穂乃果 ズズズ…

穂乃果「ぶっ…!?」

穂乃果(に…苦い……)

穂乃果(無理……)


海未(……でしょうね……)ハァ…

海未「あの、ほのほのさん?」

穂乃果「えっ…!?な…なに…?」

海未「すみません…このココア少し私の口に合わなくて……よろしければ、ほのほのさんのコーヒーと交換させてもらえないでしょうか?」

穂乃果「えっ…!?」

穂乃果(交換!?ほんと!?)

穂乃果(やったー!!)

穂乃果「ん〜…コーヒー美味しかったんだけどなぁ〜」

穂乃果「まあ、うみみくん のためだからね、いいよ。交換してあげよう」

海未「ありがとうございます」スッ

穂乃果「いいのいいの、私は年上だからね」スッ

穂乃果 ズズズ…

穂乃果(お…おいしい……)

穂乃果「……」パアァァァ

海未(全く…幸せそうな顔して……それじゃあ、コーヒーが苦手だったのバレバレですよ?)

穂乃果(あ…あれ…?)

穂乃果(ちょっと待ってよ……?)

穂乃果(こ…これって…)

穂乃果(かかかかかか間接キスじゃ…!!??)

穂乃果(どどどどうしよう…穂乃果…男の人と間接キスを……///)アワアワ

海未(ん?また、なんかアワアワしてますね…)

海未(今度は何ででしょうか……)

海未「どうかしましたか?」

穂乃果「へ!?い…いや…別に……なんでもありません……///」フシューー……

穂乃果「そ…それよりっ…!この後の予定決めよ?ほら、どこか行きたい所とかある!?」

海未「行きたいところですか…?」

海未(家に帰りたいですが……)

海未「いえ、特には…。ほのほのさんで決めて貰って構いませんよ?」

穂乃果「ほんと!?ん〜…迷っちゃうなぁ〜…」

穂乃果(本当は、もう決めてあるけど……)

穂乃果「あっ、じゃあ、映画館行こうか!私、見たい映画があるんだよね!」

海未「はい、分かりました。それじゃあ、行きましょうか」

穂乃果「そ…そうだね…!飲み終わったらね!」

穂乃果(おー…順調…!順調…!)


ことり(映画館か…鉄板だね……穂乃果ちゃん…)


--------------------




映画館-


穂乃果「あっ!あれあれ!あの映画だよ!」

海未(恋愛映画じゃないですか……)

海未(また、かっこつけて……)

穂乃果「いや〜…ずっと見たかったんだよねぇ〜…私、この監督さんの映画好きでさ〜…」

海未(はぁ…しょーがない人ですね……)

海未「そうですか?私は、あのディズニーピクサーの新作が見たいですかね」

穂乃果「えっ…!?」

穂乃果(それ、穂乃果が本当に見たかったやつ…)

穂乃果「そ…そう?でも、子供っぽくない?」

海未「いえいえ、面白いですよ?」

穂乃果「ふーん…まー…うみみくん が見たいって言うなら、私は合わせるよ」

穂乃果「年上だからね…!」

海未「ありがとうございます」

穂乃果(やったー!正直、恋愛映画だと寝ないか心配だったんだよねー!)

穂乃果(それにしても、うみみくん といると、さっきのコーヒーといい、上手いこと事が進むなぁ)

穂乃果(私たち…相性いいのかも…///)

穂乃果「…」チラッ

海未「高校生ニ枚で」

穂乃果(うーん…横顔もかっこいいなぁ…///)



ことり「高校生一枚で」

店員「一枚…ですか…?」

ことり「一枚です」

店員「…はい」


--------------------


映画上映中-


ことり「あはは」

ことり(結構面白いな、これ)

ことり(さて…海未ちゃんと穂乃果ちゃんは…)

穂乃果「zzz…」

ことり(寝てるし……)

海未「……」

海未「……」スッ

ことり(ん?海未ちゃん…?)

ことり(荷物持って、どこ行くの?)

穂乃果「zzz…」

海未「……」スタスタ…

ことり(ちょ…ちょっと…!)スタッ

ことり「あっ…す…すみません…すみません…」イソイソイソ

穂乃果「zzz…」


--------------------


映画館外-


海未「……」スタスタ…

ことり「ちょ…ちょっと!!海未ちゃん!!」

海未「え…?」

海未「こ…ことり…!?」

海未「な…なぜここに……」

ことり「あっ……」

海未「まさか…見てたのですか!?いつからですか!どこからですか!」

ことり「えっ…えー…っと…映画館から……」

ことり(本当は最初から……)

海未「全く…あなたという人は…」

ことり「ごめん!後でちゃんと謝るから!」

ことり「とりあえず今、海未ちゃん何してるの!?そっちは出口しかないよ!?」

海未「……」

ことり「か…帰るの…?穂乃果ちゃんを置いて…」

海未「……」

海未「ことりも見たんでしょう?」

ことり「え…?」

海未「穂乃果ですよ…私の事を男の人だと勘違いして、よく見られようと振舞って…」

ことり「……」

海未「私は、もう、あんな穂乃果は見たくありません」

ことり「…海未ちゃん…」

ことり「海未ちゃん…それは……」

ことり「それは、なんで…?」

海未「…はい?」

ことり「なんで、男の人の前で良く見られようとする穂乃果ちゃんを見たくないの?」

海未「……!」

海未「そ…それは…」

ことり「別に普通の事だよ…?何もおかしくない…」

海未「……」

海未「わ…私は…ただ…」

ことり「海未ちゃん…」

ことり「海未ちゃんは…穂乃果ちゃんの事が…」

海未「違いますよ、ことり」

ことり「え…」

海未「全く…私は女の子ですよ?穂乃果の事を好きになるわけありません」

ことり「海未ちゃん…」

海未「穂乃果は…穂乃果は私の憧れなんです。昔からずっと…」

ことり「憧れ…」

海未「だから、あんな穂乃果は見たくなかったんです…」

ことり「そっか……」

ことり「……じゃあ、そういう事にしといてあげる」

海未「こ…ことり…!」

ことり「あははっ、嘘だよ♪海未ちゃんにとって穂乃果ちゃんは憧れなんだね…。でも、今帰るのはダメだよ?海未ちゃん」

海未「な…なぜですか…私は、この通り本当は女性ですから、ずっと一緒にいる事はできません」

海未「だったら、穂乃果のためにも姿を消したほうが…」

ことり「そうだね…。たしかに、これ以上一緒にいるのはお互いのためにならない…」

海未「そうでしょう?だから…」

ことり「でも、こんな別れ方はダメだよ」

海未「……」

ことり「ちゃんと別れなきゃ、穂乃果ちゃんはずっと、いないはずの人を想い続ける事になるよ?」

海未「そ…それは…」

ことり「だから、戻ってあげて?別れるのは、その後でいいから」

海未「うっ…」

海未「わ…分かりました……」

海未「ですが、映画が終わったら、もう終わりにしますよ」

ことり「うん…!頑張ってね!ことりも見てるから!」

海未「見ないでくださいよ!」

ことり「あははっ、冗談だよ♪ことりは、もう帰ります」

ことり「さ!はやく穂乃果ちゃんの所へ行ってあげて?うみみくん」

海未「っ…///」

海未「後でお説教ですからね…!ことり…!」

ことり「はーい♪」

海未「……」タッタッタッ

海未(全く……ことりは変な事を言って……)タッタッタッ

海未「……」ガチャ

海未「…すみません…前失礼します…」イソイソ

海未(私が穂乃果の事好きなわけないじゃないですか……)

穂乃果「むにゃむにゃ…zzz…」

海未「……」

海未(全く……幸せそうな顔して……)

穂乃果「…ん?…あ…あれ…寝ちゃった…?」

海未「……」チラッ

穂乃果「…!」チラッ

穂乃果「えへへ…」ニコッ

海未「…!」ドキッ

海未(……なんですか…その笑顔は…)

海未(もし……)

海未(もし、私が本当に男の子で……)

海未(こうして穂乃果と出会っていたら……)

穂乃果「……」

穂乃果(寝てたから全然話分からない……)

海未「……」チラ…

海未(いえ……そんな事考えるのはやめましょう…)

穂乃果「……」

海未(今…この瞬間だけ……)

海未(私は……穂乃果の恋人なのですから……)


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映画終了後-


雪 ホロ…ホロ…ホロ…

穂乃果「あっ……雪……」

海未「すみません、待たせてしまいました」タッタッ

穂乃果「いいよいいよ。トイレは行ける時に行っとかないとだからね」

穂乃果「それよりも……見て」

海未「はい……雪ですね…綺麗です……」

穂乃果「うん……」

穂乃果「……」

海未「……」

穂乃果(なにこれ!すごいいい雰囲気じゃない!?このタイミングで雪だなんて!ありがとう天気!)

穂乃果(うみみくん も最初に比べて、緊張も解けてきたみたいだし…順調じゃない…!?)

穂乃果(よーし…!こっから、まだまだ頑張っちゃうぞー!!)

穂乃果「じゃ…じゃあ、次はどこ行こっか!お昼ご飯まだだし、どこかお店入る?」

海未「……」

穂乃果「実は、この辺に私の行きつけの…」

海未「ほのほのさん」

穂乃果「ん?なに?」

海未「私は……」

海未「私は、もう帰りますね…」

穂乃果「え……?」

穂乃果「あ…あれ…?もしかして、この後予定があったとか……??ごめんごめん…あはは…今からでも間に合いそう…??」

海未「……」

穂乃果「うみみ…くん…?」

穂乃果「な…なにか…外せない用事があるんだよね……??」

海未「…用事は無いです……」

穂乃果「え……?じゃ…じゃあ…なんで……」

海未「……」

海未「ほのほ…」

穂乃果「あーー!!ごめんっ!!あれだよね?つまらなかった??ごめんね!?いやー、私バカだから…全然…うまく……いかな…くて………」

穂乃果「…あれ……」ポロポロ

穂乃果「なんだろ……これ……」ポロポロ

穂乃果「涙が……」ポロポロ

海未「………」

穂乃果「うぅ……ごめんね…?ちょっと……待ってて……今…泣き止むから……」ポロポロ

海未「………」

海未(穂乃果……)

海未(私はどうしたら……)

穂乃果「う…うぅ……」ポロポロ

穂乃果「ご…ごめん……」ポロポロ

海未(何故あなたが謝るのですか)

穂乃果「私…ほんと…全然ダメで……」ポロポロ

海未(ダメなんかじゃないですよ)

穂乃果「一人で舞い上がっちゃって……」ポロポロ

穂乃果「ご…ごめん…私……帰るね…?」ポロポロ

海未「……!」

穂乃果「う…うぅ……」クルッ

海未「あっ……」

海未「ほ……穂乃果っ!!」

穂乃果「え……?」クルッ

海未タッタッ……

海未 スッ…

穂乃果「え…わわ…前が見えないよ…」

穂乃果「な…なに…?」

海未「先程、映画館で買ったニット帽です」

穂乃果「…ニット帽…?」

穂乃果「な……なんで……そんな……」

海未「あなたに似合うと思ったからです」

穂乃果「私に…」

海未「ほのほのさん 私はとある事情で、もうあなたに会う事はできません…」

穂乃果「…!」

穂乃果「そ…そっか……」

海未「ですが……私は、今日という日を一生忘れません」

穂乃果「えっ……」

海未「あなたは誰よりも魅力的な女性ですよ?」

穂乃果「……!」

海未「だから、自分がダメだなんて、もう思わないでください。私はあなたに、もう会う事はできませんが、きっといつか、どこかで別の人と…」

穂乃果「わ…私は…!うみみくんと…」

海未「私は……私はダメなんですよ……」

穂乃果「なんで……」

海未「………」

海未(穂乃果……)

海未(ダメですね……)

海未(やっぱり、私はこんな穂乃果を見ているのは辛いです…)

海未(ことり…どうせ、どこかで見ているんでしょう?)


ことり(うぅ…穂乃果ちゃん…海未ちゃん…)ウルウル


海未(あとは頼みますよ…)

海未 クルッ

海未 タッタッ…

穂乃果「…へ…?」

ことり「…!」

穂乃果「あ…あれ…?うみみくん…?」

ニット帽 グイ…

穂乃果「い…いない……」

ことり「あれー!?穂乃果ちゃん!?こんな所で会うなんて偶然だねー!」

穂乃果「あ…こ…ことりちゃん…」

ことり「素敵なニット帽だね!それ!どうしたの?」

穂乃果「……!」

穂乃果(ニ…ニット帽……)

穂乃果「こ…ことりちゃん……」ウルウル

ことり「…なに?」

穂乃果 ガバッ!

ことり「わわっ…!」

穂乃果「う…うぅ…ことりちゃん…」ポロポロ

ことり「穂乃果ちゃん……」

穂乃果「うぅ…わたし…わたしね……」ポロポロ

ことり「うん…なに…?」

穂乃果「好きだったんだよ……すごく……最初は、ただドキドキしてただけだったのが…変わっていって…なんか…ずっと一緒にいたいっていうか……そういう気持ちになっていって……」ポロポロ

ことり「そっか……」

ことり「……頑張ったんだね…穂乃果ちゃん…」

穂乃果「う…うぅ……」



海未「……」

海未「大丈夫ですよ…穂乃果…」

海未「私は…ずっと一緒にいますから…」



穂乃果「う…うぅ…ことりちゃん……」ポロポロ

ことり「大丈夫だよ…穂乃果ちゃん…」

ことり「何があったか分からないけど、きっと今日は無駄にはならないから…」

穂乃果「う…うん…!…ありがとう…ことりちゃん……」ポロポロ



海未「……」


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一週間後 穂乃果家-


穂乃果「行ってきまーす!」

穂乃果ママ「あら、穂乃果、またそのニット帽被っていくの?」

穂乃果「うん!」

雪穂「やめなよ、ディズニーのニット帽なんて…恥ずかしいよ?」

穂乃果「いーの!私はこれで!」

穂乃果「じゃ、行ってきます!」ガララ…!


穂乃果「あっ!おっはよー!二人とも!」

ことり「おはよう!穂乃果ちゃん!」

海未「おはようございます、穂乃果」

ことり「今日も、そのニット帽被ってるんだね!」

穂乃果「うん!いいでしょ!」

海未「えぇ、子供っぽくて、穂乃果にピッタリですよ」

穂乃果「あー!ちょっと!なにそれ!からかってるでしょ!海未ちゃん!」

海未「からかってませんよ?本当に穂乃果に似合ってます」

穂乃果「そ…そう…?」

海未「はい、穂乃果らしくて素敵ですよ」ニコッ

穂乃果「…!」ドキッ

穂乃果(い…今の笑顔……)

穂乃果(………)

穂乃果(あはは…まさかね……)

海未「何してるんですか!置いてきますよ?」

穂乃果「あっ!うん!今いくよ!」タッタッ…!



完-




読んでくださった方ありがとうございました!

今回は「ほのうみ」を描かせていただきました。
次回は、せっかくaqours2期が放送中しているので、aqoursを描こうと思います。
また、読んでいただければ幸いです。





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『海未「SNSで知り合った女の子が穂乃果だった」』へのコメント

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