海未「タイムトラベルで、昔の穂乃果と会ってきました」

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穂乃果-アイキャッチ34
二年生教室-


穂乃果「あー!宿題やってないよー!!どーしよーー!!」

穂乃果「ことりちゃん、見せて…!」

ことり「えぇ…!?だ…だめだよぉ〜、自分でやらなきゃ力つかないよ?」

穂乃果「大丈夫!ちょっと参考にするだけだから!」

穂乃果「えー…っと……あれ……?」

穂乃果「あー!筆箱忘れたー!!どーしよーー!!」

穂乃果「ことりちゃん、貸して…!」

ことり「えぇ〜!?」


海未「……」

海未「……はぁ…」

pixiv: 海未「タイムトラベルで、昔の穂乃果と会ってきました」 by 凛太郎ゲリラ豪雨

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穂乃果「あー!海未ちゃん、今ため息ついたでしょ!ひどいよ!」

海未「ひどいのは、あなたでしょ…」

海未「なんで、そう毎日毎日、何か忘れてきたり…やってこなかったりするのですか、あなたは…」

穂乃果「うっ……」

海未「全く……どうして、こんなことになってしまったのか……」

ことり「あはは…でも、穂乃果ちゃんは昔から、こんな感じだったような…」

海未「それが、おかしいんです。なぜ、なにも成長しないのですか」

穂乃果「二人ともひどいよ!穂乃果だって、ちゃんと成長したよ!!」

海未「じゃあ、毎日必ず、なにか忘れ物をするのはやめてください」

穂乃果「い…いいよ…!忘れ物しないぐらい、どうってことないよ……!!」

海未「言いましたね、じゃあ、明日忘れ物したら、なんでも一つ言う事を聞いてもらいますからね!」

穂乃果「な…なんでも一つ…!?べ…別にいいよ…!忘れ物しないもん…!」

ことり「あはは…大丈夫かなぁ……」


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その日の夜 海未部屋-


海未(9時…ですか…)

海未(眠いですね……寝ましょうか…)

瓶 コロコロコロ……

海未(ん…?なんでしょう、この瓶……)

海未(クローバーのしおり…?)

海未(あっ、これ四つ葉ですね……それも4枚も……)

海未(なんでしょう…これ……)

海未(………)

海未(あぁ……思い出しました…小学校の時に穂乃果に貰ったものでしたね……)

海未(まだあったとは……)

海未(ふふっ…あの頃の穂乃果は、可愛かったんですがね……)

海未(それにしても、懐かしいですね…)

海未(ここはひとつ飾ってみましょうか)

海未(そうですね……ここに置きましょう)

海未(よしっ…なかなか良いですね……)

海未(今日はよく眠れそうです……)

海未(………)

海未(明日…穂乃果が本当に……忘れ物を……しなければ……良いの……です…が……zzz)

海未(zzz……)


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海未「ん……?あれ…?」

海未「ここは……?」

海未「……」キョロキョロ

海未「昔よく遊んだ公園……ですかね…?」

海未「いまは、夕方でしょうか…」

穂乃果「……」ブツブツ…

海未「……ん?」

穂乃果「んー…これは、ちょっと汚いなぁ…」ブツブツ…

穂乃果「もっと綺麗なやつ……」ブツブツ…

海未「あの後ろ姿……」

穂乃果 スクッ

海未(立った…)

穂乃果 クルッ

海未「…!!??」

海未「ほ……穂乃果!?」

穂乃果「えっ…?」

海未「あっ……」

海未(まずい……声に出てました……)

海未(というか、なんなんですか…これは…!)

海未(なんで、小さい頃の穂乃果が私の目の前にいるのですか…!?)

穂乃果「お…お姉さん誰……?」

穂乃果「なんで、穂乃果の名前知ってるの…?」

海未(うっ……怪しまれてる…そりゃそうですよね……)

海未「え…えっと……別に怪しい者じゃないんですよ?ただ、その……少し…あなたの事を知っていて……」

海未(なんですか!それ!余計怪しいじゃないですか!)

穂乃果「穂乃果の事を…?」

穂乃果「あ…怪しい……」

海未「あっ…怪しくないですよ?本当です!信じてください!」

穂乃果「ん〜……」

穂乃果「お姉さん、音ノ木坂の人?」

海未「え…えぇ…そうですが……なぜ分かったのですか?」

穂乃果「だって、音ノ木坂の制服着てるじゃん」

海未「あっ…あぁ…なるほど……」

穂乃果「音ノ木坂の人なら信用するよ!お母さんが音ノ木坂に悪い人は居ないって言ってたから!」

海未「本当ですか!?良かったです、誤解が解けたみたいで…」

海未(穂乃果のお母さん…!ありがとうございます…!)

穂乃果「じゃあ、穂乃果は四つ葉探しに戻るね!じゃあね!怪しいお姉さん!」

海未「え…?四つ葉探し…?」

穂乃果「うん…!今、友達が二人とも家族旅行に行っちゃってていないから、帰ってきた時のプレゼントでね!!」

穂乃果「素敵でしょ!」

海未(あっ……そうですね…そういえば、そんな事がありましたね……)

海未(それで、穂乃果が一人で遊んでいるのですね……)

穂乃果「ほら、見て!これ!いいでしょ!」

海未「わ〜…すごいですね!」

海未(これは、私が持ってるものですね…)

穂乃果「えへへ〜!そうでしょ!」ドヤァ

穂乃果「でも、まだこれしか見つかってなくて…本当はもっといっぱい欲しいんだけど…」

海未「そうなんですか……」

海未(穂乃果……私達がいない間、ひとりでこんな事をしてたんですね……)

穂乃果「もう、あと3日しかなくて…」

海未(よしっ……)

海未「じゃあ、お姉さんが手伝ってあげましょうか?」ニコッ

穂乃果「え!?いいの!?」

海未「えぇ…一人でやるより二人でやる方が楽しいですし、沢山見つけられるでしょう?」

穂乃果「うん…!!わーい!やったー!!怪しいお姉さん大好き!!」

海未「…!」

海未(…大好きですか……)ホクホク

穂乃果「じゃあ、早くやろうよ!そろそろ暗くなっちゃうよ!」

海未「そうですね、それと、私は怪しいお姉さんじゃありません。ちゃんと名前があります」

穂乃果「あっ!そうだよね!お名前なーに?」

海未「はい。名前は そのだう…」

海未(あっ……これ…本名言ったら、まずいような……)

穂乃果「そのだ?私の友達と同じ名前だね!下の名前は何?う?」

海未「う……」

海未「う……うみみ…です……///」

海未(なんですか…それ…!!)

穂乃果「うみみ?へー!可愛い名前だね!じゃあ、怪しいお姉さんは今から、うみみお姉さんだ!」

海未「え…えぇ……うみみお姉さんですよ」

穂乃果「えへへ…!新しいお友達ができて穂乃果嬉しいよ!!」

海未「友達ですか…ふふっ…そうですね。じゃあ、さっそく四つ葉探しを始めますか?」

穂乃果「うん…!」


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海未「穂乃果、これなんて、どうですか?」

穂乃果「ん〜……四つ葉だけど〜….」

穂乃果「ダメ!もっと綺麗なやつ!」

海未「厳しいですね…」

穂乃果「だって、二人とも大切な友達なんだもん!ちゃんとした物あげたいんだ!」

海未「ふふっ……そうですか…そういう事なら、私も頑張りますよ」

穂乃果「いい四つ葉見つけてね!うみみお姉さん!」

海未「はい!」

海未(ふふっ……不思議な気分ですね……これは夢でしょうか……)

海未(眠りについたところまでしか記憶がありませんし…夢でしょうね……)

海未(……まあ…なんでもいいですけどね……)

海未(今、こうして小さい穂乃果と遊んでいるのは、すごく楽しいですし…)

海未「……」チラッ

穂乃果「おっ…!これは…なかなか……」

海未(ふふっ……本当に小さいですね……こんなに小さかったでしょうか……穂乃果は…)

海未(小さい体でチョコチョコ動いて、面白いです……)

海未(まあ……あの頃の私から見た穂乃果と、今の私から見た穂乃果は違いますよね…)

海未(ん……?)

海未(体が…透けて……)

海未(あれ……?)

海未「ほ…ほの…」

穂乃果「ん?」チラッ

穂乃果「………」

穂乃果「……あれ?うみみお姉さん?」


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海未「はっ……」パチッ

海未「こ…ここは……私の部屋……」

海未「………」

海未「やっぱり…夢だったのですね…」

海未「………」

海未「ふふっ…良い夢を見ました……」


海未ママ「海未さーん!朝ごはんできましたよー」

海未「あっ…!はい!今行きます!」


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二年生教室-


穂乃果「あっ………」

海未「なんですか…その「あっ…」は……」

ことり「まさか…穂乃果ちゃん……」

穂乃果「た…体操着忘れた……」

海未「穂乃果?」

穂乃果「な…なに…?」ダラダラダラダラ…

海未「昨日、私言いましたよね?」

穂乃果「き…昨日…!?いやぁ〜…なんだろ…?穂乃果、分かんないや…!」

海未「忘れ物をしたら、なんでも一つ言う事を聞いてもらうと言いましたよね?」

穂乃果「うっ……」

海未「約束ですからね。守ってもらいますよ?」

穂乃果「っ…!まっ…待ってよ!体操着だよ!?宿題とかじゃないじゃん!なんかセーフだよ!体操着はなんかセーフだよ!!」

海未「意味が分かりません。忘れ物は忘れ物です」

穂乃果「うぐぅ…」

ことり「穂乃果ちゃん……諦めよう……」

穂乃果「そんなぁ…ことりちゃぁん…」

海未「ふふふっ…では、何をしてもらいましょうかねぇ〜…」

穂乃果「うっ……お…お手柔らかに……」

海未「そうですねぇ…一冊参考書でもやってもらいましょうかね……」

穂乃果「えぇ!!??や…ヤダ!!ヤダよ!!そんなの!!」

海未「では、一ヶ月お菓子禁止にしましょうかね……」

穂乃果「それもヤダよ!!」

海未「ヤダヤダって……別に穂乃果が嫌だからって関係ありませんよ?」

穂乃果「そ…そんな……」

穂乃果「で…でも、お菓子禁止とか勉強しろとかはヤダよー!!」

海未「ん〜……では…そうですね……」

海未「今は思いつかないので、保留でお願いします♪」

穂乃果「えぇー!!それが一番やだよー!!なんか、ずっと弱みを握られてるみたいでさー!!」

海未「忘れ物をした穂乃果が悪いんです。これを機に反省しなさい」

穂乃果「…はぁーい……」

海未「はぁ……全く……子どもの穂乃果は可愛かったんですけどね……」

穂乃果「………」

海未「………」

ことり「………」

穂乃果「えっ!?///」

海未「んんん!?///」

海未(私、今なんて言いました!?///)

ことり「海未ちゃん…急に何を……」

穂乃果「そ…そうだよ……!どうしたのさ…急に……///」

海未「あっ……いや……その…違くて……///」

海未「え…えっと……その……」

海未(夢で昔の穂乃果を見たなんて、恥ずかしくて言えませんよね…)

海未(なんか、それだと、私が夢に見るほど、穂乃果の事を考えてるみたいですし……)

ことり「う…海未ちゃん…?」

海未「あっ…えっと……あっ、そうです!四つ葉です!昨日、穂乃果に貰った四つ葉のクローバーのしおりを見つけたんですよ!」

ことり「あー…!あの、小学校の時の!」

海未「そうです!そうです!それで、少し昔の穂乃果を思い出して……」

穂乃果「ふ…ふーん…/// そう……」

ことり「あの四つ葉のしおり、すっごく綺麗だから、私もまだ持ってるよ〜、穂乃果ちゃん よく見つけたよね」

穂乃果「えへへ…二人がいなくて暇だったからね〜」

海未「あの時はタイミングが悪かったですよね、そのせいで穂乃果を一人にしてしまいましたし……」

穂乃果「あっ…でも、私 別に一人で遊んでたわけじゃないよ?」

海未「えっ………?」

ことり「そうなの?クラスの子とか?」

穂乃果「あっ…いや、違くて……」

穂乃果「ん〜……私も昔の事だから、はっきりとは覚えてないんだけど、あの時は、なんか変なお姉さんが一緒に四つ葉探し手伝ってくれて……」

海未「……!!??」

ことり「変なお姉さん?」

穂乃果「うん……でも、本当にあんまり覚えてなくて……」

穂乃果「ていうか、今朝突然思い出したっていうか……」

ことり「今朝突然…?」

穂乃果「う…うん…なんか急に頭に浮かんできたっていうか……いや…前からあった記憶なんだろうけど……」

海未「ほ…穂乃果……!!」ガシッ

穂乃果「わっ…な…なに…?海未ちゃん…」

海未「そ……その方の名前は……」ゴゴゴゴゴ…

穂乃果「えっ…?名前…….?ん〜……なんだったかな〜……たしか…う…」

海未「あーーー!!!もういいです!!思い出さなくていいです!!今すぐ忘れなさい!!!はい!!忘れた!!」

穂乃果「えぇ……なに…海未ちゃん…どしたの…」

海未「な……なんでもありません!!!」

穂乃果「えぇ……絶対なんかあるじゃん……」

海未「ほ……本当になんでもありませんよ!!」

海未「だから、ちょっと一人にさせてください!!」タッタッタッ!

穂乃果「えぇ……意味が分からないよ……」

ことり「どっか行っちゃった……」


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屋上-


海未「はぁ…はぁ……」

海未「はぁ……」

海未「飛び出してきてしまいました……」

海未「流石に不審に思われたでしょうか……」

海未「いや……でも、それ以上に今は、心の整理をしないと落ち着きません……」

海未「え…えっと……」

海未「ま…まず…私が昨日、小さい頃の穂乃果と遊ぶ夢を見て……」

海未「そしたら、現実の穂乃果にその記憶があって……」

海未「………」

海未「………」

海未「いや、なんで私の夢が穂乃果の記憶にあるんですか…」

海未「……」

海未「たっ…たまたま穂乃果の記憶と私の夢が似てたのでしょうか……」

海未「そ…それとも……」

海未「夢じゃなくて……」

海未「も…もしかして……」

海未「タイムトラベル……?」

海未「………」

海未「………」

海未「い…いやいやいやいや……」

海未「流石に無いですよね……」

海未「そんな…非科学的な……」

海未「………」

海未「やっぱり穂乃果と記憶が一致したのも、偶々ですよね……」

海未「………」

海未「………」

海未「でも…突然思い出したとか言ってましたし……」

海未「………」

海未「いや…考えても無駄ですね……」

海未「今日の夜…眠った後に全部分かります」

海未「また、あの場所に行くのであれば、それは、なにか不思議な現象……そう…タイムトラベルのような……そういったことが起きていると認めましょう……」


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その日の夜 海未部屋-


スマホ ピロリン♪

海未「ん?穂乃果とことりのグループからですね」



穂乃果 : お母さんに遊園地のチケット3枚貰ったから、明日行こうよ!(*^▽^*)/

穂乃果 : 日曜日だから暇でしょ?二人とも



海未「遊園地ですか!いいですね、行くとなれば随分久しぶりです」

海未「えーっと…」スッ…スッ…スッ…



海未 : えぇ、暇ですよ。遊園地、楽しみです。



海未「よし……これでいいですね」

海未「ん?ことりですね」



ことり : ごめーん(>人<;)私、明日用事ある…! 二人で行ってきて〜!((o(^∇^)o))



海未「そうですか……ことりは行けませんか…残念です……」

海未「この絵文字は……なんか応援されてますね……打ち間違いでしょうか…」

海未「あっ…穂乃果から返事が来ましたね」



穂乃果 : そっかぁ〜…残念…(>_<)



海未「そうですね…残念です…」

海未「じゃあ、明日は穂乃果と二人ですか…」

海未「………」

海未「………」

海未「二人…ですか……」

海未「………」


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穂乃果部屋-


穂乃果「海未ちゃんと二人……」

穂乃果「……」

穂乃果「………」

穂乃果「二人…かぁ……」ドキドキドキ…


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海未部屋-


海未「………」

海未「はぁ…ことり無しで穂乃果を制御できるか心配ですね…」

海未「穂乃果はこういう時、バカみたいに はしゃぎますからね……」

海未「明日に備えて、早く寝ましょう…」

海未「それと……タイムトラベルの事も、ありますしね……」

海未「………」

海未「zzz……」

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海未「……!」

海未「こ…ここは……」

海未(やっぱり…戻ってきました……)

穂乃果「あー!!うみみお姉さんだ!!今日も来てくれたんだ!!」

海未「穂乃果…」

穂乃果「いや〜!昨日は急にいなくなっちゃって、びっくりしたよ〜!」

海未「き…昨日ですか?」

穂乃果「え?うん、そうだよ?うみみお姉さん、昨日の事も忘れちゃったの?」

海未「い…いえ…」

海未(こっちも同じだけ時間が進むのでしょうか……)

海未(でも、昨日より日が高い時間にきましたね……)

海未(なにか法則があるのでしょうか……)

穂乃果「うみみお姉さんは、今日も四つ葉探し手伝いに来てくれたの?」

海未「えっ…?あっ…はい、そうですよ」

穂乃果「ほんと!?わーい!嬉しいなぁ…!」ニコー

海未(また…そんなに可愛らしく笑って……)

穂乃果「じゃあ、うみみお姉さんは、あの辺探して!」

海未「はい、分かりましたよ」

穂乃果「穂乃果は、この辺探そーっと!」

海未(…………)

海未(戻って来たということは…)

海未(やっぱり、タイムトラベルしているんですよね…)

海未(び…びっくりです……まさか、こういう事が本当にあるとは……)

穂乃果「フンフンフーン♪」

海未(この穂乃果は、今の穂乃果に繋がる本当の穂乃果なんですよね……)

海未(あっ…!じゃあ、ここで上手い事、穂乃果を改心させる事ができれば、今の穂乃果が立派になるという事ですか…??)

穂乃果「フンフンフーン♪」

海未(鼻歌歌ってますね……可愛いです…)

海未(よし…….じゃあ、さっそく……)

海未「穂乃果ー!ちょっといいですか?」

穂乃果「んー?なに?うみみお姉さん」

海未「お姉さんと一緒に、お勉強しましょうか!」

穂乃果「えっ……」

海未「お勉強は楽しいんですよ!!さ!一緒にやりましょう!!」

穂乃果「ヤダ!」

海未「えっ……」

穂乃果「穂乃果、勉強嫌い!!四つ葉探すもん!!」タタターッ

海未「あぁ…!」

海未(う……まずい…しくじりました……私とした事が……こんな言い方じゃ穂乃果が勉強するわけありませんでした……)

海未(もっと趣向を凝らさなくては……)

海未「ほ…穂乃果ー?すみません、もう一度いいですか??」ニコニコ

穂乃果「えー!なに、もう!穂乃果、勉強はしないよ!!」

海未「勉強じゃありませんよ!ちょっとしたゲームです」

穂乃果「ゲーム!?わーい!穂乃果、ゲーム大好き!」タタターッ

海未(きた…!)

穂乃果「それで、ゲームって何?」

海未「はい。簡単な対戦ゲームです」

穂乃果「対戦?」

海未「えぇ、まず、私と穂乃果は1〜8の数字を持っています」

穂乃果「1から8…」

海未「そして、+、−、×、÷、の四つの記号も持ってます」

穂乃果「えぇー!算数!?穂乃果苦手…」

海未「大丈夫です、これは簡単ですよ」

海未「私と穂乃果は、二つの数字と、一つの記号を合わせて使います」

穂乃果「ふーん…」

海未「そして、その二つの数字を、その記号で足したり、引いたり、かけたり、割ったりした後の数字の大きさで勝負します」

海未「分かりましたか?」

穂乃果「なんとなく……」

海未「ふふっ……まあ、とりあえずやってみましょうか…そしたら分かりますよ」

穂乃果「お…オッケー…」

海未「勝負は4回です。先に3勝した方が勝ちです」

穂乃果「うん」

海未「じゃあ、行きますよ」

海未「私は、5と2で−を使います」

海未「穂乃果はどうしますか?」

穂乃果「え…えっと……5ひく2だから……3で……それより大きいの……」

穂乃果「…!!」

穂乃果「じゃ…じゃあ!穂乃果はこれとこれとこれ!」

海未「8と7で+ですか…15ですね」

海未「私は3なので、穂乃果の勝ちです」

穂乃果「お!おぉー!!勝った!!」

海未「ふふっ…じゃあ次行きますよ」

穂乃果「うん!負けないよー!」


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穂乃果「あーー!!負けたーー!!」

海未「なんで負けたか分かりますか?」

穂乃果「えーっと…穂乃果が最初に8と7使っちゃったから…!?」

海未「正解です…!私が3なので、穂乃果はあの時4で勝てたんですよ?」

穂乃果「そっかー!よしっ!!じゃあ、もう一回!!」

海未「その意気です!私も負けませんよ!」


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穂乃果「やった…!!勝った…!!」

海未「完敗です…おめでとうございます、穂乃果」

穂乃果「う…うん…!!やったー!!」

海未(ふふっ…これで、少しは算数を好きになってくれれば良いのですが…)

穂乃果「いやー!楽しかったよ!うみみお姉さん!!ありがとう!」

海未「いいんですよ、私も楽しかったので」

穂乃果「ほんと!?わーい!嬉しいなぁ…!」

穂乃果「実はね、穂乃果ね、海未ちゃんとことりちゃんいなくて、寂しくてつまんないなーって思ってたんだ」

穂乃果「それで、遊び相手が欲しい!!って、この最初に見つけた四つ葉にお願いしたらね!うみみお姉さんが来たの!!」

海未「……!」

穂乃果「すごいよね!!穂乃果、魔法使いかも!!」

海未「ほ…ほんとですね……穂乃果は魔法使いかもしれません…」


海未(はは……なるほど……)

海未(…私がタイムトラベルしてる原因は、穂乃果だったのですね……)

海未(じゃあ、この時間の不規則性も、穂乃果が石探しを始める時間に呼応してるというわけですか……)

海未(昨日が夕方からだったのは、穂乃果が四つ葉探しを始めるたのが、その時間だったたという事ですね…)


穂乃果「じゃあ、四つ葉探し続けよ!!もう、あと明日の一日しかないからね!」

海未(明日、一日……)

海未(じゃあ、その日が終わったら……)

穂乃果「よーし!いい四つ葉見つけるぞー!」

海未(私は……もうここへは来れないのでしょうか……)


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穂乃果「あ!この四つ葉良いかも!!」

穂乃果「うみみお姉さーん!!」クルッ

穂乃果「……あれ…?」

穂乃果「またいなくなっちゃった……」


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海未「ん……」パチッ

海未「……」

海未「あ…あれ……穂乃果は…」

海未「……」

海未「あ……そうでした…タイムトラベルしてたんでしたね……私……」

海未「……」

海未「う〜ん…」ノビー……

海未「さて…!着替えますか…今日は高校生の穂乃果と遊園地ですね!楽しみです!」

海未「あっ…そういえば、私…算数教えてましたよね……あれで少し賢くなってたりするのでしょうか……」

海未「ふふっ……まあ、賢くなられても穂乃果らしくありませんけどね……」

スマホ ピロリン♪

海未「ん?ことり…?」



ことり : 今日は頑張ってね!((o(^∇^)o))



海未「頑張って…?」

海未「なんでしょう……楽しんで の間違いでしょうか……」

海未「えーっと…」スッ…スッ…スッ…



海未 : 楽しんでの間違いでしょうか?
          ことりの分まで、楽しんできますね



海未「よしっ…と…」


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ことり部屋-


スマホ ピロリン♪

ことり「ん?海未ちゃんから返事だ」

ことり「………」

ことり「あはは…海未ちゃんは相変わらずだなぁ…」

ことり「いつになったら自分の気持ちに気づくんだろ……」

ことり「はぁ……いつまでもこれじゃあ、穂乃果ちゃんが可愛そうだよ……」


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海未部屋-


海未「穂乃果が来るまで、まだ1時間ありますね……」

海未「本でも読みましょうか……」

海未ママ「海未さーん!穂乃果ちゃん来たわよー!」


海未「えぇ…!?もうですか!?」

穂乃果「海未ちゃーん!来たよー!!」


海未「はぁ…早すぎますよ……」

海未「今行くので待っていてくださーい!」


穂乃果「はーい!」


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海未「早すぎます……」

穂乃果「えへへ…楽しみすぎて早く来ちゃっ
た…!」ニコニコ

海未「はぁ…この様子じゃあ、何も変わってませんね……」

穂乃果「えっ…?何のこと?」

海未「なんでもありませんよ…」

海未(あれぐらいで、この子の考え方が変わるなら、もうとっくに私がなんとかしてますよね……)

穂乃果「そう?じゃあ、さっそく行こうか!!」

海未「そうですね、行きましょう」


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遊園地-


穂乃果「ん〜…!ソフトクリーム美味し〜!!」

海未「そうですね、美味しいです」

穂乃果「海未ちゃんのも、ちょっと、ちょーだい!」パクッ!

海未「あっ!ちょっと勝手に食べないでくださいよ!」

穂乃果「ん〜!こっちも美味しいね〜」

海未「もう…私のを食べたのですから、穂乃果のもくださいよ」

穂乃果「いいよ!はい!」

海未「ありがとうございます」パク…

海未「ん!これも美味しいですね!」

穂乃果「でしょ!穂乃果のオススメだよ!」

海未「次、来た時は、それを頼みましょうかね」

穂乃果「じゃあ、今度は穂乃果が海未ちゃんのやつ頼むね!」

海未「ふふっ…なんですか、それ」

穂乃果「あっ…もう食べ終わっちゃった」

海未「えぇ…!?早いですよ!」

穂乃果「いやぁ〜、あまりにも美味しくて」

穂乃果「あっ、海未ちゃんは別にゆっくり食べてていいよ、穂乃果は次どこ行くか考えるから」

海未「そうですか?じゃあ、そうさせていただきますね」

穂乃果「うん!えー…っと、じゃあ、どこ行こうかなぁ〜…」

海未「もう、ほとんど遊び尽くしましたよね」

穂乃果「そうだね〜…時間ももう遅くなってきたし……」

穂乃果「あっ…!そうだ!観覧車乗ろうよ!」

海未「観覧車ですか?」

穂乃果「うん!だって、疲れるようなのじゃないし、ゆっくりできるから最後にピッタリだよ!」

海未「おぉ…穂乃果にしては名案ですね」

穂乃果「でしょ!じゃあ、早く食べて行こ!」

海未「ちょ…さっきは、ゆっくり食べていいって言ったじゃないですか」

穂乃果「あっ…あははー…そういえばそうでした!」

海未「全く……少しは自分の発言に責任を持ってください…」

穂乃果「はーい!」


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観覧車前-


海未「観覧車なんて、すごく久しぶりですね…」

穂乃果「私もだよ、ていうか遊園地自体久しぶり」


係員「次の方、どうぞー」


穂乃果「あっ、呼ばれたよ!行こ!」

海未「はい」


観覧車 ガコンッ…ガコンッ…


穂乃果「よっと…」ピョンッ!

穂乃果「お!中は結構広いね〜」

海未「そうですね、椅子もフカフカで快適です」

穂乃果「そうだね〜」

海未「もう、結構高いですね」

穂乃果「え〜!まだ始まったばかりだよ?」

海未「ですが、今日遊んだ場所が全部見えますよ」

穂乃果「あ〜…この観覧車がある場所が、もう高いからかな〜」

海未「あっ!お化け屋敷がありますね」

海未「今日、穂乃果が泣き喚いていた所です」

穂乃果「いや、泣いてはないよ!!」

海未「ウルウルはしてましたね」

穂乃果「うぐっ……そ、そんな事言ったら、あのジェットコースターで海未ちゃんも泣き喚いてたよ!」

海未「泣いてはないですよ!それに、あんなの人間が乗る物じゃないです!」

海未「見てください…ここから見るとよく分かります…あんなにグルグルと渦を巻いて……」

穂乃果「え〜、それが楽しいんだけどなぁ〜」

海未「………」

穂乃果「………」

海未「今日…楽しかったですね」

穂乃果「そうだね〜…今度はことりちゃんも一緒に来れたらいいよね」

海未「あっ…そういえば、今朝ことりから、頑張ってね!ってLINEが来ましたよ」

穂乃果「あっ、それ、穂乃果にも来たよ!」

海未「そうなんですか?あれ…?じゃあ、頑張ってねって打ち間違いじゃなかったんでしょうか……」

穂乃果「あ…あははー……どうだろうね〜……」

海未「頑張るって……何を頑張るんでしょう…」

穂乃果「………」

海未「穂乃果は分かりますか?」

穂乃果「えっ…///」ドキ…!

穂乃果「い…いやぁ〜……穂乃果にも分かんないぁ〜……」

海未「そうですか、なんでしょうね……頑張ってって……」

穂乃果「………」ドキドキ…

海未「やっぱり、打ち間違いでしょうかね」

穂乃果「………」ドキドキドキドキ…

穂乃果「う……海未ちゃんっ…!」

海未「はい?なんでしょうか?」

穂乃果「あ…あのさっ…えっと……その……」ドキドキドキドキ…

海未「?」

穂乃果「ううううう海未ちゃんって…すっ…好きな人とかいるの…!? ////」

海未「え?好きな人ですか…?」

穂乃果「う…うん……///」

海未「どうしたんですか?急に…」

海未「あと、なんか顔が赤いですよ?」

穂乃果「えっ…!? ////」

穂乃果「そ…そう…?あははー…いやぁ〜…密室だからかなぁ〜…なんか暑くて!!」

海未「冷房効いてますよ?」

穂乃果「う……」

穂乃果「って…!そういうのはいいから…!!ど…どうなの…!?す…好きな人いるの…!?」

海未「いや…それはいないですが…」

穂乃果「そ…そっか…!へぇ〜…!」

海未「当たり前じゃないですか、私、今までの交友関係なんて、ほぼ、あなた と ことり だけですよ?」

穂乃果「あ…そ…そうだよね…///」

海未「まあ…今はμ'sのみんながいますがね…」

穂乃果「そ…そうだね」

海未「そういう穂乃果はいるんですか?」

穂乃果「へっ…!? /// な…なにが!? ///」

海未「いや、好きな人ですよ…話の流れで分かるでしょう…」

穂乃果「あー……なるほどね……好きな人ね…好きな人……」

穂乃果「………」チラッ…

海未「?」

穂乃果「………」

穂乃果「い………」

穂乃果「いない……」

穂乃果「穂乃果もいないよ…」

海未「やっぱりそうですか、ですよね」

海未「昔から穂乃果は、そういう事に全く興味がありませんでしたしね」

穂乃果「う…うん……」

穂乃果「うん…そうだよ……私は昔から変わってない……」

海未「…? え…えぇ……そうですね」

穂乃果「………」

海未「………」

穂乃果「そろそろ観覧車終わりだね…」

海未「そうですね……楽しかったです」

穂乃果「私も…」

穂乃果「私も楽しかったよ…海未ちゃん」

海未「そうですか!それは良かったです!」

穂乃果「………」


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帰り道 電車内-


穂乃果「座れて良かったね〜」

海未「そうですね、一日遊んで疲れてましたから」

穂乃果「なんだか眠くなってきちゃったよ…」

海未「穂乃果もですか?私もです…」

穂乃果「じゃあ、少し寝ようか…秋葉原まで、まだ時間あるし」

海未「そうですね……」

穂乃果「おやすみ、海未ちゃん」

海未「おやすみなさい……」

穂乃果「zzz……」

海未「穂乃果は寝るのが早いですね……」

海未「まあ、散々 はしゃいでましたからね…」

海未「なぜか最後の観覧車は大人しかったですが……」

海未「いつもなら、高ーい!とか言って はしゃぎそうなんですがね…」

海未「急に 好きな人がいるか なんて聞いてきて……」

海未「好きな人なんているわけないじゃないですか…」

穂乃果「すぅ…すぅ……zzz」

海未「全く……幸せそうな顔して……」

海未「………」

海未「私も寝ますかね…疲れました……」

海未「………」

海未「zzz……」


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穂乃果「あ!うみみお姉さん!!」

海未「えっ…?」

海未「ほ…穂乃果!?」

海未(これ、私の部屋で寝なくても来るんですか!?)

穂乃果「今日も、四つ葉探し手伝いに来てくれたの?」

海未「えっ…は…はい、そうですよ、頑張りましょうね」

穂乃果「やったー!ありがとうっ!」ニコッ!

穂乃果「じゃあ、今日は、あの辺探そうよ!」

海未「はい、そうですね、行きましょうか」

穂乃果「うんっ!」タタッー!

海未(ふふっ……またチョコチョコと走って……)

海未(この穂乃果を見れるのも、今日が最後ですかね……)

海未(明日になれば、私とことりが帰ってきますし……)

穂乃果「うみみお姉さーん!なにやってるのー!?はやくーー!!」

海未「あっ、はーい!今行きますよ!」タッ!


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穂乃果「それでね、私とことりちゃんで かくれんぼ してたらね、海未ちゃんがね、あっ、海未ちゃんって言うのは…」

海未(私達の話をしてくれてますね……)

穂乃果「…それで、穂乃果が誘ったの!それから、海未ちゃんも一緒に遊ぶようになって…」

海未(懐かしい話です……)

穂乃果「…それで、その二人が今いなくて、それで、穂乃果がプレゼントをしようと思って、それで…」

海未(それは聞きましたよ……)

穂乃果「だからね!絶対、綺麗なクローバーあげたいの!!」

海未「ふふっ…分かりましたよ、頑張りましょう」

穂乃果「うん…!」

海未「………」

穂乃果「………」

穂乃果「ねー!ねー!うみみお姉さん!」

海未「なんですか?」

海未(話すの止まりませんね…この子は……)

穂乃果「うみみお姉さんは、れんあいけいけんほうふ?」

海未「れ…恋愛経験ですか…!? /// 」

海未「な…なぜ、そんな事を……」

穂乃果「ん〜……」

穂乃果「教えてあげてもいいけど、絶対言っちゃダメだよ!」

海未「え…えぇ…絶対言いません…」

穂乃果「じゃあ、教えてあげる」

穂乃果「えっとね…」

穂乃果「穂乃果、好きな人がいるの」

海未「ええぇ!!??」

海未「す…好きな人…?あなた、好きな人とかいたんですか……?」

穂乃果「うん……」

海未「だ……誰ですか……?」ゴクリ…

穂乃果「海未ちゃん」

海未「私!!??」

穂乃果「え……?いや、うみみお姉さんじゃなくて……」

海未「あっ……あー…あはは…そうですね……そうでした……すみません…」

穂乃果「あっ、いや うみみお姉さんも好きだよ?でも、海未ちゃんの好きとは違くて…」

海未「ち…違う……んですか……??」ドキドキドキ

穂乃果「うん…なんかドキドキするの…」

海未「そ…そうなんですか……」ドキドキドキ

穂乃果「それでね、うみみお姉さんに、どうしたらいいのか聞きたくって」

海未「ど…どうしたらいいか……?」

穂乃果「うん…穂乃果、まだそういうのよく分からなくて……」

穂乃果「うみみお姉さんなら分かるかなって思ったんだけど」

海未「えっ………」

海未「………」

海未「………」

海未「ど……どうしたらいいんでしょう……」

穂乃果「えー!?なにそれ!分かんないの!?」

海未「は…はい……なにぶん、恋愛経験が、無いので…」

穂乃果「高校生なのに!?」

海未「うっ……は…はい……」

穂乃果「でも、好きな人くらいはいるんでしょ?」

海未「す…好きな…人……」

海未(今日、高校生の穂乃果にも聞かれましたね……)

海未(………)

海未(って、あれ!? /// )

海未(ま…待ってくださいよ…? /// )

海未(ほ……穂乃果って…私の事……/// )

海未(………/// )

海未(いっ…いやいやいやいや……それは子供の頃の話で…今は……)

海未(で…でも……思い返してみると…)

海未(なんか、あの時顔が赤かったような……)

海未(じゃ…じゃあ……穂乃果は今も……)ドキドキドキ

海未(…………)ドキドキドキ…

穂乃果「どうかしたの?うみみお姉さん…なんか…お顔が赤いよ?」

海未「え!? ///」

海未「わ…私……顔赤いですか……?」

穂乃果「うん……真っ赤だよ?」

海未「あー…あはは…なんか暑くてですね…」

穂乃果「そろそろ冬だよ?」

海未「うっ……」

穂乃果「それで、うみみお姉さんはいるの?好きな人」

海未「えっ……」

海未「わ…私は……」

海未(私の好きな人は……)

海未(ほ……)

海未(って違うでしょ!なんで穂乃果が出てくるんですか!私が好きなんじゃなくて、穂乃果が私を好きなんでしょ…!)

海未(………)

海未(………)

海未(ほ…穂乃果は……)

海未(穂乃果は私の事が好きなんですか……?)

海未(こんな小さい頃からずっと……?)

海未(でも…そんな そぶりは……)

海未(………)

海未(………)

海未(………)

海未(いや……今思えば、あったような……)

海未(で…でも……ハッキリとは一度も……)

海未(………)

海未(なんでですか……?)

海未(私に断られると思ったからですか…?)

海未(私が鈍いから……何も気づいてくれないから……)

海未(私は……)

海未(私は…穂乃果を傷つけてしまっていたのですか……?)

海未(………)

穂乃果「うみみお姉さん…?」

海未「あっ……あぁ…すみません…少し考え事をしてしまっていました……」

穂乃果「いいよ、いいよ、それで?好きな人はいるの?」

海未「………」

海未「………分かりません…」

穂乃果「分からないの?」

海未「はい……すみません…ちょっと今…自分の気持ちが分からなくなって……」

穂乃果「自分の気持ちが?そんな事あるの?」

海未「えっ…?そ…そりゃあ…ありますよ?自分の気持ちが分からない時……」

穂乃果「えぇ〜!?そうかなぁ〜?だって、自分だよ?聞いてみれば分かるじゃん」

海未「き…聞く……?」

穂乃果「うん!こうやって胸に手を当ててね〜…自分に聞くの……お前は誰が好きなんだー!ってね…!簡単だよ!」

海未「胸に手を当てて……」

穂乃果「そう!やってみて?」

海未「は…はい……」

海未 スッ……

海未(………)

海未(私は……)

海未(いや…あなたは……)

海未(あなたは…誰が好きなんですか……?)

海未(………)

穂乃果「どう?分かった?」

海未「あはは…すみません……やっぱり、ちょっと分かりません……」

穂乃果「えぇ〜!?そうなの!?」

海未「はい……」

穂乃果「ん〜……うみみお姉さん、自分で心に鍵をかけちゃってない?」

海未「え……?」

穂乃果「自分で自分の気持ちが分からなくなる時はね、分からないんじゃなくてね、本当の気持ちに鍵をかけちゃってるだけなんだー…ってお母さんが言ってたよ!」

海未「本当の気持ちに…鍵を…?」

穂乃果「うん、だから鍵を開けてあげないといけないの」

海未「鍵を開ける……」

海未「それは……」

海未「どうすればいいんですか…?」

穂乃果「えっ……」

穂乃果「う…うーん…それはお母さん なんて言ってたっけなぁ……」

穂乃果「うーん…」

穂乃果「あっ!そうだ!うみみお姉さんは、なんで自分の気持ちが分からなくなったの?」

海未「えっ……」

穂乃果「お母さんがね、上手くいかない時は、ちゃんと その理由を見つけないとダメなんだって、そうじゃないと先に進めないって言ってたの!」

海未「…り…理由…ですか……」

海未(理由は……)

海未(理由は、穂乃果……ですよね…)

海未(あなたが私の事を好きだなんて言うから……)

穂乃果「どう?なにか分かった?」

海未「は…はい……理由は……」

海未(今の穂乃果に言っても分かりませんよね……)

海未「えっと……私の友達に…」

穂乃果「友達?」

海未「はい…友達に……好きだと言われて…」

穂乃果「えぇ!?告白されたの!?」

海未「あっ…いや…告白されたわけではなく……」

穂乃果「そうなの?」

海未「はい…少し複雑でして……」

穂乃果「ねーねー、じゃあさ、うみみお姉さんは、なんで 好きって言われて悩むの?」

海未「えっ……」

海未「そ…それは……」

穂乃果「うみみお姉さんが、その人の事好きじゃないなら、そのままでいいし、好きなら告白しちゃえばいいじゃん!簡単だよ!」

海未「い…いえ……そんな簡単な話ではなくてですね……」

穂乃果「え?じゃあ、なんなの?」

海未「そ…それは……」

海未「………」

海未「………」

海未「う…うーん……難しいですね……」

海未「やっぱり穂乃果の言ってる事が正しいのかもしれません…」

穂乃果「ほら!やっぱり、そうでしょ!」

穂乃果「それで?どうなの?うみみお姉さんは」

海未「えっ…?」

穂乃果「好きなの?その人のこと」

海未「え………」

海未(私が……)

海未(穂乃果を……?)

海未「わ…わかりませ…」

穂乃果「分かるよ!」

海未「え…」

穂乃果「今なら分かるよ!理由が分かった今なら、きっと全部分かるよ!」

海未「穂乃果……」

穂乃果「だから、もう一回自分に聞いてみて?」

海未「もう一回…」

海未(………)

海未(自分に……)

海未(聞く……)

海未(………)

海未(あなたは……)

海未(あなたは誰が好きなんですか…?)

海未(………)

海未(………

--------------------

穂乃果「次!あなた、鬼だよ!えへへ、一緒に遊ぼう!」

--------------------

海未 ……!)

海未(………)

海未(あぁ………)

海未(そうだったんですね………)

海未(私は……)

海未(私は…あの日からずっと………)


穂乃果「どうどう?分かった?」

海未「えぇ……分かりましたよ…」

海未「私の本当の気持ち……」


海未(なんで、こんな簡単な事が分からなかったのでしょう……)

海未(私はバカですね……そのせいで穂乃果には辛い思いをさせました……)

海未(後で、謝らないとですね………)


穂乃果「お!なになに〜?」

海未「私の好きな人は穂乃果です」

穂乃果「えっ…えええ!? ///」

穂乃果「ほ…穂乃果!? ///」

海未「はい、やっと分かりました…ありがとうございます…」

穂乃果「きゅ…急に、そんな事言われても……///」

穂乃果「こ…困るよ……///」

海未「ふふっ…困る必要はないのですよ?」

穂乃果「え……?でも、私が好きなのは海未ちゃんだし……」

海未「あっ、それから恋愛経験豊富なお姉さんから、ひとつアドバイスです」

穂乃果「え?うみみお姉さん、やっぱり、れんあいけいけんほうふ だったの!?」

海未「はい、だから最高のアドバイスをあげられます」

穂乃果「なになに!?」

海未「あなたは何も心配しなくていいです。ただ待っていれば、それでいいです」

穂乃果「え?待つの?」

海未「はい」

穂乃果「いつまで?」

海未「ん〜…そうですねぇ〜…今のあなたが、私ぐらいの年齢になる時までですかね」

穂乃果「えぇ〜!!長いよ〜!!」

海未「ごめんなさい…あなたの好きになった人は面倒な人なんです…我慢してください」

穂乃果「む〜…」

海未(あ……)

海未(体が……)

穂乃果「あれ?うみみお姉さん…体が透けてるよ?」

海未「そうですね……お別れのようです…」

穂乃果「そうなの?じゃあ、また明日会おうね!」

海未「それはダメですよ」

穂乃果「え…!?な…なんで……?」

海未「あなたの人生に、私は いてはいけないんです…」

穂乃果「ど…どういう事……?」

海未「少し難しいですね……とにかく、私をもう呼んではいけませんよ?」

海未「あなたは、あなたの友達と共に成長するんです…」

穂乃果「そ…そんな……」

海未「うみみお姉さんからの最後のお願いです…守ってくれますか…?」

穂乃果「う……うん……」

穂乃果「本当は会いたいけど…穂乃果我慢する…!」

海未「いい子です」

穂乃果「あっ…!うみみお姉さん…!!」

海未「体が……」

穂乃果「ねえ!また会えるよね!これが最後じゃないよね!?」

海未「はい…また会えますよ…」

海未「だから……」

海未「だから、それまで……」

海未「私の事を好きでいてくれますか…?」

穂乃果「…!」

穂乃果「うん…!ずっと好きでいるよ!」

海未「ふふっ…そうですか…良かった…」

穂乃果「あ!うみみお姉さん!うみみお姉さん!!」

穂乃果「あ……」

穂乃果「いなくなっちゃった……」

穂乃果「ん……?」

穂乃果「あっ……」

穂乃果「うみみお姉さんがいた所に…」

穂乃果「……」

穂乃果「綺麗な四つ葉……」

穂乃果「やった…!これで二人分揃った…!」

穂乃果「ありがとう…!うみみお姉さん!」


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--------------
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------------------
--------------------










電車 ガタンゴトン…ガタンゴトン…


海未「ん……」パチッ

穂乃果「あっ…海未ちゃん起きた…」

海未「…穂乃果……」

穂乃果「おはよー…」

海未「………」ジーーー

穂乃果「え…?な…なに…?海未ちゃん…」

海未「穂乃果…」

穂乃果「なに?」

海未「私、なんでも一つ言う事を聞くっていうの、まだ使ってませんでしたよね?」

穂乃果「あっ……くっ…覚えてたか…」

海未「今、使います」

穂乃果「えっ!今!?ちょっと、やめてよ?宿題とかお菓子禁止はヤダからね?」

海未「わたしと付き合ってください」

穂乃果「えぇー!!やめてよー!!そんな、付き合…って……だ…なん…て…………」

穂乃果「……って、あれ…?」

穂乃果「い…いいい今…なんて??? ///」ドキドキドキ…

海未「えぇ、ですから付き合って欲しいと」

穂乃果「ほ…穂乃果と…? ///」ドキドキドキドキ…

海未「あなた以外に誰がいるんですか」

穂乃果「………! /////」

海未「なんですか…その笑ってるのか泣いてるのか よく分からない表情は」

穂乃果「い…いや…!だって……!! ///」ウルウル

穂乃果「私……ずっと……ずっと好きだったから……海未ちゃんの事…ずっと好きだったから……!」ウルウル

海未「私もですよ…ずっと好きでした……気づいてなかっただけで……」

穂乃果「遅いよ…!遅すぎるよ…!!///」ポロポロ

海未「ごめんなさい……でも、待っていてくれたじゃないですか、穂乃果は」

穂乃果「当たり前じゃんっ…!!私が…私が、どれだけ好きだと思ってるの…! ///」ポロポロ

海未「知ってますよ…直接あなたから聞きましたからね」

穂乃果「言ってないよ…! ///」

海未「あれ…?覚えてませんか?」

穂乃果「な…なにが…!? ///」

海未「ほら、私とことりが旅行でいなかった時」

穂乃果「え……?」

海未「一緒に四つ葉のクローバーを探しましたよね、あれは なかなか楽しかったですよ?」

穂乃果「え…?い…いや….ちょっと待って…?」

穂乃果「あれ……?」

海未「ふふっ…どうしたんですか?穂乃果」

穂乃果「あれあれ…??う…海未ちゃんって……」

海未「なんですか?」

穂乃果「う……うみみお姉さん…?」

海未「ふふっ…高校生の穂乃果から、その名前で呼ばれると変な気分ですね」

穂乃果「えええええ!!??」

海未「ちょ…電車の中ですよ?静かにしてください」

穂乃果「い…いや……だって……」


アナウンス「次は〜秋葉原〜秋葉原〜」


海未「あっ、次ですね」

穂乃果「いやいやいや…待って…待って……頭が混乱しすぎてて何が何だか……」

穂乃果「これは……夢?」

海未「なに言ってるんですか、現実ですよ」

穂乃果「で…でも、あまりにも幸せすぎるし…うみみお姉さんが海未ちゃんだとか言うし…」

海未「それは後で説明しますよ」

海未「だから、今は……」

穂乃果「?」

海未「今は…しばらく、余韻に浸らせてください……」

穂乃果「海未ちゃん…」

海未「そうだ…言い忘れたくないので、言っておきますね」

穂乃果「ん?なに?」

海未「私も幸せですよ、穂乃果」

穂乃果「…!! ///」

海未「ふふっ……また赤くなりましたね…」

穂乃果「もう……海未ちゃん….ずるいよ…///」


アナウンス「まもなく〜秋葉原〜秋葉原〜」


電車 ガタンゴトン……ガタンゴトン……

ガタンゴトン……ガタンゴトン……


穂乃果「…///」

海未「……」

海未(あぁ…幸せな時間ですね……)

海未(一生忘れないように、この胸に刻んでおきましょう……)

海未(………)

海未(大好きですよ…穂乃果……)

穂乃果「……///」


ガタンゴトン…ガタンゴトン…

ガタンゴトン……

ガタンゴトン…





完-




読んでくださった方ありがとうございました!

またまた「ほのうみ」を描かせていただきまました。次回作は、まだ未定ですが、また見ていただければ幸いです。
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『海未「タイムトラベルで、昔の穂乃果と会ってきました」』へのコメント

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