【SS】二人で一人の探偵

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1: 名無しで叶える物語 2017/10/26(木) 19:44:41.27 ID:Vl24LM0e.net
善子「感じます…精霊結界の損壊により魔力構造が変化していくのが…
何だか良くない空気ね…」

プルルル…プルルル…ピッ

ルビィ「あ、善子ちゃんやっと出た!
ずっとかけてたのになんで出ないの!」

善子「み、耳に劈くから落ち着きなさい
仕方ないでしょ、カバンの中から携帯全然見つかんなくてやっとあったと思ったら石に躓いて草むらに飛んでいくわ探してる途中で犬に追いかけられるわでこっちも散々だったのよ
で、何の用?またドーパント?」

ルビィ『うん』

善子「また…今回のやつはこれで3件目ね
今度はどこで?」

ルビィ『浦の星の近くの海岸で生徒が3人
今回は未遂だったけど』

善子「未遂?」

ルビィ『ルビィがたまたま近くにいてリボルギャリー呼んだの』

善子「やるじゃない
さすが我がリトルデーモンね
詳しいことは後で聞くわ
被害者は3人とも事務所にいるの?」

ルビィ『うん』

善子「わかったわ、じゃあとりあえず今からそっち帰るから」ピッ

元スレ: 【SS】二人で一人の探偵

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2: 名無しで叶える物語 2017/10/26(木) 19:46:30.73 ID:Vl24LM0e.net
善子「喜びなさい我がリトルデーモンたち!堕天使ヨ…」

ルビィ「あ、おかえり善子ちゃん」

善子「だからヨハネよ!ていうか最後まで言わせなさい!」

花丸「のっぽパン食べるずら?」

善子「いらないわよ!てかずら丸また食べてんの!?
ったく、太るわよもう…
で、この子たちが例の被害者ね
私は堕天使ヨハネ、ここ黒澤探偵事務所の探偵よ
こっちは一応所長のルビィ」

ルビィ「善子ちゃん一応は余計だよ」

むつ「よ、よは…?」
3: 名無しで叶える物語 2017/10/26(木) 19:48:20.69 ID:Vl24LM0e.net
善子「いきなりでアレなんだけど、あなた達が襲われた時のことを教えてくれるかしら」

むつ「あ、はい、私達が学校帰りに歩いてたら私の携帯のストラップが切れちゃって、それを拾おうと屈んだ瞬間に突然海から頭のすぐ上を何かが飛んできたんです」

善子「運良いわね
あと一歩で殺されてたじゃないの」

いつき「それでビックリしてたら今度は海から怪物が飛んできて…」

よしみ「私達が襲われそうになっていたところにその人が来て助けてくれたんです」

善子「正に間一髪って感じね」

ルビィ「その時に飛ばしてきた銃の弾みたいなのはマルちゃんに渡しといたよ」

善子「で、ずら丸はそれが何かわかった?」

花丸「素材を調べたら古代生物の歯のようなものだったずら
いくつも歯を飛ばせるほど無数の歯を持っていて海に生息していた古代生物はアノマロカリスしかいないずら」

善子「あ、あのま…?何それ」

ルビィ「なんかこう…エビみたいなやつ?」

花丸「そうずら
アノマロカリスドーパントは喉に生えている無数の歯を飛ばして襲っていたずら」
4: 名無しで叶える物語 2017/10/26(木) 19:49:26.32 ID:Vl24LM0e.net
善子「なるほどねぇ、3人とも襲われた時に何か犯人の手がかりになりそうなもの見たり聞いたりしてない?」

いつき「うーん…あ、襲われる直前にピアノの音が聞こえたような…
ちょうどむっちゃんのストラップが落ちる前くらいだったと思います」

善子「ピアノ…浦女にピアノ弾ける子いたっけ?」

よしみ「あ、そう言えば怪物が近づいてきたときにみかんの匂いがしたような気がしたんですけど…あまり関係無いですかね…」

善子「この時期はまだみかんは熟ってないのに妙ね…
これだけ情報があれば結構絞りこめるんじゃない?
ずら丸、いつものやってちょうだい」

花丸「先にこれだけ食べちゃうからちょっと待つずら」モグモグ

善子「あんたまだ食べてたのね…」
5: 名無しで叶える物語 2017/10/26(木) 19:50:29.12 ID:Vl24LM0e.net
花丸「お待たせ、それでは検索を始めるずら」

いつき「あ、あの…あの人は何を…」

ルビィ「しーっ、マルちゃんは昔から本を読むのが大好きでね、頭の中には地球のすべてと言っていいくらいの知識が詰まってるの」ボソッ

よいつむ「…?」

善子「ヤツが次に現れる場所が知りたいわ
1つ目のキーワードは『浦の星女学院』」

花丸「生徒数が少ないからいきなりかなり絞れたずらね」

善子「2つ目は『ピアノ』」

善子「そして3つ目、『みかんの匂い』
…どう?何かわかった?」

花丸「ふふっ、善子ちゃん大当たりずらよ」
6: 名無しで叶える物語 2017/10/26(木) 19:51:35.33 ID:Vl24LM0e.net
花丸「まず、今回の事件、3件ともある共通点があったずら」

善子「共通点って?」

花丸「それは、被害者は決まって浦女の生徒かつ、海岸線を歩いてる時に事件は起こっていたずら」

善子「ってことは次の標的は…」

花丸「犯人は海に隠れて相手に見つからないように自分の歯で狙撃してくるずら
まだ帰宅途中の生徒がいる時間
急いだ方がいいかもしれんずら」

善子「もう!かなりヤバいじゃないの!
そういうことは勿体ぶらすに早く言いなさいよね!
ルビィ、その子たち家に帰しといて
頼んだわよ」

ルビィ「うん、善子ちゃんも気を付けてね」

花丸「あ、善子ちゃん!相手は海の中で見えないからまずカタツムリさんで探すずら」ポイ

善子「ありがとずら丸!ってかヨハネ!あと壊れるから投げんな!」
7: 名無しで叶える物語 2017/10/26(木) 19:52:39.10 ID:Vl24LM0e.net
善子「ザッと見て回った感じ、今はあの2人以外はいないようね
よし、デンデンは海を見張っててちょうだい
頼んだわよ」

デンデン! ガシャーン

デンデン「にょーん」ピロピロピロ

善子「えっ、もう既にいるの!?
まずいわ、この距離で間に合うかしら…」
10: 名無しで叶える物語 2017/10/26(木) 19:55:24.19 ID:Vl24LM0e.net
アノマロカリス(くくく…今撃ち抜いてやるわ)ズバン!

善子「あんた達危ない!」

アノマロカリス(!?邪魔が…!くそっ…!)

善子「悪いわね急に押し倒して
怪我はない?」

生徒A「は、はい…今のは…?」

善子「あなた達狙われてたのよ
詳しく説明してる時間ないからとりあえず逃げて!」

ザバァ!!

アノマロカリス「何なのよあなた…
私の邪魔をしないで!」

善子「この内浦でこんなこと許さない
止めてあげるわ、私が
いや…私達が」

善子「いくわよ花丸!」ジョーカー!

花丸『任せるずら』サイクロン!

善子・花丸「変身!」サイクロン!ジョーカー!

善子「さあ、あんたの罪を数えなさい!」
花丸「さあ、あなたの罪を数えるずら!」
11: 名無しで叶える物語 2017/10/26(木) 19:57:21.22 ID:Vl24LM0e.net
アノマロカリス「ああもう鬱陶しい…
殺してやる!はぁっ!」ズバッ!ズバッ!ズバン!

善子「うわっ、飛んできた!」

花丸「この速さ…なるほど確かに弾丸ずら」

善子「まったく…歯はもっと大事にしなさい!入れ歯になっちゃうわよ!」トリガー!

花丸「善子ちゃん、ツッコむところそこじゃないずら…」

サイクロン!トリガー!
12: 名無しで叶える物語 2017/10/26(木) 19:59:33.11 ID:Vl24LM0e.net
善子「はっ!」バシュッバシュッ

アノマロカリス「ぐはっ…くっ、くそっ…!」ザブン

善子「あっ、海に逃げた!待ちなさ…」

ズバン!

善子「うわっ!危ないわねえ
あいつ意外にすばしっこくて当たんないし」バシュッバシュッ

花丸「海の中なら見えにくい上に速く動けるから一方的に攻撃できるとは考えたずらね
確かにこれが無かったらお手上げだったずら」ルナ!

ルナ!トリガー!

善子「ふふん、こっちは自動追尾できるのよ!」バシュッバシュッ

アノマロカリス「うっ、ぐあっ…あいつ一体何なの…こうなったら…!」

ウオオオオオオ…
13: 名無しで叶える物語 2017/10/26(木) 20:02:38.76 ID:Vl24LM0e.net
善子「な、何あれ!?あんなの初めて見たんだけど!?」

花丸「アノマロカリスそのものに変身したずらね」

善子「いい…」

花丸「え?」

善子「魔界の悪魔って感じで超カッコいいじゃない!
気に入ったわ!
ずら丸今度あれのガジェット作ってよ」

花丸「善子ちゃん今そんなこと言ってる場合じゃないずら…」

アノマロカリス「ウオオオオ」ドンッ

善子「うわっ、ちょ、痛い!痛いってば!噛み付いてんじゃないわよ!」

花丸「ほら…よそ見するからずら」

善子「ったく、海の中じゃ動きにくいわね…
ハードスプラッシャー呼ぶわよ!」

花丸「もう呼んでるずら」
15: 名無しで叶える物語 2017/10/26(木) 20:04:48.21 ID:Vl24LM0e.net
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
…ガコン

ルビィ「え、ルビィまだ中にいるんだけど…!?」

キキィーッ…ブーン

ルビィ「ぴ、ぴぎゃぁぁぁぁぁぁぁ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ルビィ「ぴぎゃぁぁぁぁぁぁぁ」

善子「えぇっ、ルビィ!?
あの子なんでリボルギャリーに乗ってんのよ」

ブーン…ドゴッ

アノマロカリス「グオォ…」

善子「ふう、ナイスタイミングよスプラッシャー!
ったく、痛いわね!なにすんのよ!
ずら丸!やっぱあれいらない!」

花丸「知らんずら…」

ルビィ「じゃ、じゃあ2人とも頑張ってねえええぴぎゃぁぁギャリーさん早く閉じてぇぇ…」

善子「あの子ほんと何しに来たのよ…」 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
16: 名無しで叶える物語 2017/10/26(木) 20:06:50.36 ID:Vl24LM0e.net
アノマロカリス「ウオオ…」

善子「うわっと」

善子「ふーん!スプラッシャーがあればあんたなんてノロマ同然なのよ!
ずら丸!いくわよ!」

ガシャーン
トリガー!マキシマムドライブ!

善子「これで決まりよ!」
花丸「これで決まりずら!」

善子・花丸「トリガーフルバースト!!」

アノマロカリス「グオオオオオ…」

ズゴーン
18: 名無しで叶える物語 2017/10/26(木) 20:11:29.06 ID:Vl24LM0e.net
善子「よいしょっと…ったく、なんで私が岸まで連れてかなきゃいけないのよ
ていうか女の子だったのね、何者なのこの子」

花丸「名前は桜内梨子
浦女の2年生で趣味はピアノ
いわゆるレズビアンで拗らせすぎた結果、全ての女性を自分の物にしたいという欲望に溺れ、そこに付け込まれてこうなったみたいずら
まあ全ての女性って言っても同年代にしか興味無かったみたいだけど」

善子「ふーん、ところでなんでこの子こんなにみかんの匂いすんのよ」

花丸「この子の2人の親友の好物がみかんで毎日2人から大量に分けられてるというか食べさせられてるらしいずら」

善子「えぇ…それもうみかんの布教じゃない…
私みかん嫌いだから想像しただけで最悪ね…
地獄の炎の方がまだマシよ
ま、何はともあれ一件落着ね
あとは警察に任せて帰りましょ」
19: 名無しで叶える物語 2017/10/26(木) 20:13:17.15 ID:Vl24LM0e.net
プルルル…プルルル…ピッ

千歌『もしもし果南ちゃん?』

果南「ああ、千歌、アレどうだった?」

千歌『ちゃんと本来の姿にも変身できててバッチリだったよ、ただ…』

果南「ただ?」

千歌『また例の半分このやつに…』

果南「あー、まあ実験は成功してるなら
大丈夫
むしろ処分してくれてラッキーだよ」

千歌『処分って…
ねえ、ドライバー無しでメモリ壊されても大丈夫なんだよね?
命令だから仕方なかったとは言え梨子ちゃんまで巻き込むなんて…』

果南「ああ、千歌の友達なんだっけ
何回も使ってたわけじゃないみたいだしそんなに酷い副作用は無いはずだよ
報告お疲れ様
千歌はそのまま私のマニュアル通りにメモリの進化の研究続けて
何かあったらまた連絡するから」

千歌『うん…またね』ピッ

鞠莉「うまくいったみたいね」

果南「まーね、そっちはどう?
ダイヤが上手いことメモリ売ってくれないとメモリの進化も意味無いんだからね」カチッ

ダイヤ「ふふっ、私を誰だと思っていますの
あんなもの、欲望に呑まれている輩を見つけて力が手に入ると言えば入れ食いですわ」カチッ

鞠莉「順調ね…半分こヤローが唯一の不安因子だけどまあそれもメモリの進化でなんとかなるわ」カチッ

ナスカ!
クレイドール!
テラー!

鞠莉「フフフ…私達の理想の未来に…乾杯」

果南・ダイヤ「乾杯」
20: 名無しで叶える物語 2017/10/26(木) 20:15:56.81 ID:Vl24LM0e.net
???「やあ、君は渡辺曜ちゃん…で良かったかな?」

曜「はい…そうですけど…」

???「良かった、君にこれをプレゼントしに来たんだ」

曜「なんですかこれ?」

???「アクセルドライバーと言う
君は今、どうしても守りたいものはあるかい?」

曜「うーん、近頃友達2人の様子がおかしくて、最近の怪人騒ぎもあるので心配ではあります」

???「これはその友達を守れる力を手に入れることができる」

曜「力…?」

???「ああ、これで変身すればあの怪人たちから友達を守れる」

曜「は、はあ…
ところでどうして私にこれを?」

???「君がこれを使いこなせる人だったからだよ
これを使いこなすには君のように強い体と何かを守りたいという強い心が必要なんだ」

曜「もう一つ質問いいですか
あなた何者なんですか?」

???「うーん、個人的な都合であまり身分を明かせないんだけど…まあこのままじゃどう見ても不審者だし長い付き合いになるんだ、名前くらいはいいか
僕のことはシュラウド、もしくは…

Mr.オハラ、と呼んでくれ」
21: 名無しで叶える物語 2017/10/26(木) 20:19:24.04 ID:Vl24LM0e.net
[ひとまずこの街を襲う脅威は去ったわ
でも根本的な脅威が去ったわけじゃない
今にも新たな悪魔の軍勢が魔界から押し寄せるような、そんな得体の知れない不安が街を覆ってる気がするのよね]

ルビィ「善子ちゃんギャリーさん使うなら使うって言っといてよー!
ルビィすごく怖かったんだよ!」

善子「そもそもなんで乗ってたのよ」

ルビィ「い、いや、それは、その、ギャリーさんの上で寝てたマルちゃんが持ってたパンを少し…」

花丸「ずらっ!?起きたらなんか減ってる気がすると思ってたらルビィちゃん食べてたずらか!?」

[ずら丸とルビィはそんなのそっちのけで相変わらずだし]

善子「ずら丸はいつも食べてんだからちょっとくらいあげなさいよ
なんでそんなに食べてて太らないのよ」

花丸「新品ならいいけど、オラの食べかけなんて…恥ずかしいずら…」テレッ

善子「いや何で照れてんの」

花丸「それに善子ちゃんと違って頭にたくさんエネルギー使ってるから太らないずら」

善子「なっ、そ、その言い方だと私がアホみたいじゃない!」

ルビィ「でもあんまり頭良くないよね」ボソッ

善子「うっさい!ルビィに言われたくない!」ガタッ

ルビィ「ああっ善子ちゃん紅茶紅茶!カップ倒れてる!あわわタオルタオル…あっ」ガシャン

善子「ちょっとルビィ、あんたまでカップひっくり返してどうすんのよ!」

花丸「善子ちゃん、カーペットはちゃんとタオルで叩くずらよ
染みになったら困るずら
前にもちゃんと拭けてなくて染みになって後で…」

善子「あー、うるさいうるさい
わかってるわよ!」

[私は私でこの通り、運の悪さはいつも通りだし]

善子「もう、私達こんなんで大丈夫なのぉーーー!?」
22: 名無しで叶える物語 2017/10/26(木) 20:22:00.56 ID:Vl24LM0e.net
終わりです
読んでくれてありがとうございました
W好きだったのできんちゃんのツイートがきっかけで書いてみました
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